JP2000120764A - 振動発生装置、消振装置、及び大型構造物 - Google Patents

振動発生装置、消振装置、及び大型構造物

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JP2000120764A
JP2000120764A JP10285747A JP28574798A JP2000120764A JP 2000120764 A JP2000120764 A JP 2000120764A JP 10285747 A JP10285747 A JP 10285747A JP 28574798 A JP28574798 A JP 28574798A JP 2000120764 A JP2000120764 A JP 2000120764A
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JP
Japan
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vibration
support base
rotating body
vibration generator
main
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JP10285747A
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English (en)
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Kazumasa Fujita
一誠 藤田
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 発生する振動の力を自由にかつ簡便に調整可
能とするような振動発生装置を提供する。 【解決手段】 振動発生装置WPは、床面10上に設置
される支持台P、当該支持台P上に回転自在に固定され
る二つの円盤状形態の主回転体1が備えられている。各
主回転体1には、それぞれウェイト4を含む副回転体3
が備えられており、これらは主回転体1、1面上で回転
自在とされている。主回転体1は中心Oを軸として回転
し、副回転体3は中心Qを軸として回転する。副回転体
3が回転することによって、ウェイト4の主回転体1に
おける相対位置が変化することで、当該主回転体1の重
心位置を自由にかつ簡便に移動できるようになってい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主に大型構造物に
おいて生じた振動に対してそれを相殺する方向の力を与
えて前記振動を減ずる消振装置又は当該大型構造物に対
して強制的に振動を与える起振装置として利用される振
動発生装置に関するものである。また、前記消振装置及
びこれを取り付けた大型構造物に関するものでもある。
【0002】
【従来の技術】従来、振動発生装置Wとしては、図9に
示すようなものが使用されていた。これは、大型構造物
上、適当な場所に設置される支持台P、当該支持台P上
に回転自在に固定される円盤状形態の二つの主回転体
1、1が備えられたものとなっている。各主回転体1に
は、それぞれ略半円形状のウェイト2が備えられてい
る。したがって、主回転体1の重心は、その中心Oにあ
るのではなく、ウェイト2が備えられている方向に移動
した状態となっている。
【0003】上記各種回転体1はその円盤の中心Oを軸
として、図9における矢印Aに示すように、回転するよ
うになっている。主回転体1が回転すると、ウェイト2
もそれにつれて回転する。ところで、主回転体1の重心
は、上述したように、ウェイト2によってその中心Oか
らずれた状態とされているので、当該主回転体1が回転
することによってそれには遠心力が働くことになる。こ
の遠心力は、すなわち、主回転体1の中心Oと前記ずれ
た重心とを結ぶ直線に平行で、その中心Oより外側を向
く方向に働く力である。振動発生装置Wにはこの主回転
体1が二つ備えられているので、これらの遠心力によっ
て、装置全体としてはその垂直方向に振動的な振る舞い
となって生じる力を得ることが可能となる(水平方向の
成分は二つの主回転体1の回転により相殺される)。
【0004】上記の振動発生装置Wは、主に船舶、高層
建築物等の大型構造物に発生する振動に対して、それと
反対方向の力を与えて制振作用を得る消振装置として利
用される。例えば、船舶等の大型構造物において発生し
た上方向の力に対しては、前記ウェイト2が鉛直下向き
を通過する回転を行うことによって、その上方向の力を
相殺することが可能となる。下方向の力に対しては、そ
の逆によって対応できる。これを繰り返せば、振動的に
振る舞う大型構造物の制振(すなわち、消振)が可能と
なる。
【0005】また、上記振動発生装置Wは、船舶等の大
型構造物に関する振動特性を明らかにするため、実験・
調査を目的として当該大型構造物に強制的に振動を与え
る起振装置としても利用される。すなわちこの場合は、
振動発生装置Wに発生している振動を、振動していない
大型構造物に直接的に伝達することになる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記振動発
生装置Wにおいては次のような問題点があった。すなわ
ち、主回転体1が回転することによって確かに振動発生
源としての作用を得ることが可能ではあるが、その振動
力の大きさを調整することが不可能なことである。ちな
みに、図9に示す振動発生装置Wにおいては、主回転体
1の回転速度を調整することによって、その振動に係る
位相は調整可能となっている。しかし、ウェイト2の取
付位置が図9に示すようであるので、発生する遠心力の
大きさとしては、これが常に一定に保たれることにな
る。
【0007】このことは、上述した消振装置又は起振装
置として振動発生装置Wを利用する際において、極めて
不都合である。つまり、消振装置として利用するのであ
れば、船舶等の大型構造物において発生する振動の強さ
が一般的には経時的に変化することは容易に想像がつく
ことであることを考慮すると、上記振動発生装置Wでは
きめ細かな、かつ適切な消振を実施することは基本的に
不可能である。
【0008】また、起振装置として利用するのであれ
ば、その試験・調査の目的にかなう力を適宜簡単に得ら
れるようなものでなければやはり不都合である。もちろ
ん、位相の変化による大型構造物の振動特性をみること
は、上記振動発生装置Wにおいても確認することはでき
るが、これだけでは不十分といわざるを得ない。
【0009】さらに、上記振動発生装置Wには、次に示
すような問題もあった。すなわち、従来の振動発生装置
Wにおいては、支持台Pを床面10に固定する手段とし
て、図9に示すように、ボルトBの締結等が適用されて
いた。これは主回転体1の回転により発生する振動力が
一般に大きなものであることから、支持台Pと床面10
とを確実に固定し安全性を確保するためである。
【0010】しかし、この振動発生装置Wを上記起振装
置として利用する場合には、その目的が、上述したよう
に通常、試験・調査が主なものとなる。つまり、試験の
対象となる複数の大型構造物等に対して一つの振動発生
装置Wを繰り返し利用するのが一般的である。しかる
に、上記のように支持台Pと床面10とをボルトBによ
り固定する手法を採っていては、その交換の度毎にボル
ト締結作業が必要となって非常に手間がかかっていた。
また、ボルトBに代えて溶接により固定する方法も従来
とられているが、これによっても、やはり手間がかかる
ことに変わりはない。
【0011】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、発生する振動の力を自由
にかつ簡便に調整可能とするような振動発生装置を提供
することにある。また、同作用効果を有する消振装置及
び当該振動発生装置若しくは当該消振装置を設置した大
型構造物をも提供する。さらには、本発明は、大型構造
物等に対して交換容易となる振動発生装置を提供するこ
とをもその目的とするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の課題を
解決するために以下の手段をとった。すなわち、請求項
1記載の振動発生装置は、支持台と、該支持台上に回転
自在に取り付けられる主回転体と、該主回転体に取り付
けられ当該主回転体の重心を移動させるウェイトと、前
記支持台を床面上に固定するとともに該支持台を前記床
面に対して着脱自在とする固定部材とを備えてなること
を特徴とするものである。
【0013】これによれば、支持台と床面とは互いに着
脱自在とされていることから、上述したように、振動発
生装置を起振装置として利用する場合など、複数の大型
構造物等に対して繰り返し利用する場合にも、その交換
が容易となる。
【0014】また、請求項2及び請求項3に記載の振動
発生装置は、前記固定部材は電磁石又はバキューム吸着
装置であることを特徴とするものである。
【0015】これによれば、固定部材が電磁石である場
合には、当該電磁石に通電すれば支持台と床面は固定さ
れ、通電を解除すれば支持台を床面から取り外すことが
可能となる。すなわち、これによっても振動発生装置の
大型構造物等に対する交換が容易となる。また、固定部
材がバキューム吸着装置である場合には、当該バキュー
ム吸着装置により支持台が真空吸着されていれば、当該
支持台と床面とが固定され、解除すれば支持台を床面か
ら取り外すことが可能となる。したがって、これによっ
ても上記同様な作用を得ることが可能なのは明らかであ
る。
【0016】続いて、請求項4記載の振動発生装置は、
支持台と、該支持台上に回転自在に取り付けられる主回
転体と、該主回転体に回転自在に取り付けられるウェイ
トを含む副回転体とを備えていることを特徴とするもの
である。
【0017】これによれば、主回転体に取り付けられて
いるウェイトを含む副回転体を回転させることによっ
て、振動発生装置全体から発生する振動の力が調整可能
となる。これはすなわち、副回転体を回転させることに
よって、主回転体におけるウェイトの相対的な位置を変
更することが可能、つまり当該主回転体の重心位置を変
更することが可能となっているためである。このことに
よって、主回転体の回転により発生する遠心力の大きさ
が調整可能となり、結果、上述したように振動発生装置
における振動力の大きさに関してその調整を実施するこ
とが可能となるものである。
【0018】また、請求項5記載の振動発生装置は、前
記支持台にかかる力を増幅させる弾性体が取り付けられ
ていることを特徴とするものである。
【0019】これによれば、前記振動発生装置において
発生する調整可能な振動力は、弾性体によって増幅され
ることになる。このことから、より大きな振動力を得る
ことが可能となる。
【0020】さらに、請求項6記載の消振装置は、支持
台と、該支持台上に回転自在に取り付けられる主回転体
と、該主回転体に回転自在に取り付けられるウェイトを
含む副回転体と、前記支持台と振動を自ら発生する構造
物との間に設けられる弾性体とを備えてなることを特徴
とするものである。
【0021】ここに示した消振装置の構成は、前記振動
発生装置と同一であることがわかる。したがってこの場
合、当該消振装置から、その大きさを調整可能な振動力
が発生する。また、この振動力は、振動を自ら発生する
構造物に対して働くことになる。このとき、構造物自ら
が発生する振動の方向とは反対方向の振動力を振動発生
装置によって与えることとすれば、当該振動発生装置は
消振装置としての作用を有することになる。ところで、
上記振動力は調整可能であるから、構造物の発する振動
に適した振動力による、より効果的な消振作用を期待す
ることができるとともに、消振装置と構造物との間には
弾性体が備えられていることから、消振装置から発する
振動力を増幅させて構造物に伝達することが可能となっ
ている。
【0022】加えて、請求項7記載の大型構造物は、支
持台と、該支持台上に回転自在に取り付けられる主回転
体と、該主回転体に回転自在に取り付けられるウェイト
を含む副回転体と、前記支持台に取り付けられる弾性体
とからなる振動発生装置が設置されていることを特徴と
するものである。
【0023】この大型構造物は、前記消振装置を備えた
ものであるということができる。すなわち例えば、大型
構造物が船舶である場合には、その消振装置の作用によ
り揺れの少ない安定性の高い船舶を提供することが可能
となる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下では、本発明の第一の実施の
形態について、図を参照して説明する。なお、ここで参
照する図面において、従来の技術の項で参照した図面に
付した符号であって、本第一実施形態においても同一の
対象を指示するものについては、同一の符号を付して説
明することとする。
【0025】振動発生装置WPは、床面10上に設置さ
れる支持台Pと、当該支持台P上に回転自在に取り付け
られる主回転体1とを備えている。本第一実施形態にお
いては、支持台Pとして、その材質、形状等を特に限定
することはしないが、主回転体1、及び後に述べる副回
転体3、ウェイト4等の総重量や、これらにより発生す
る振動力に耐え得るような強固かつ堅牢なものであるこ
とが最低限必要である。具体的には、振動発生装置WP
としてその重量が1t級(小型)のものから10t級
(大型)のものまでが一般的に想定されるから、支持台
Pはこれらに対応可能なものとする必要がある。
【0026】この支持台P下面と床面10との間には、
図1に示すように、弾性体P1が設置されている。この
弾性体P1は、支持台Pが主回転体1等の回転により発
生する振動力を床面10に対して増幅して伝達するため
のものである。この作用及び効果については後に述べる
こととする。
【0027】主回転体1は円盤状形態とされており、支
持台P上に二つ設置されている。各主回転体1は、その
中心Oにおいて図示しない軸によって支持されており、
これを軸として、図1に示す矢印Aのような回転を行え
るようになっている。すなわち、両主回転体1は、それ
ぞれ逆方向に回転することとなる。
【0028】一の主回転体1におけるある一本の半径線
上には、当該半径線上にある一点を中心Qとして、やは
り円盤状形態となる副回転体3が取り付けられている。
この副回転体3は、前記中心Qを軸として主回転体1面
上で回転自在(図1における矢印B参照)となってい
る。また、他の主回転体1にも同様に副回転体3が取り
付けられている。これら両副回転体3、3は、図1に示
すように、主回転体1、1におけるそれぞれの対称位置
となるように位置される。
【0029】上記各副回転体3には、ウェイト4が備え
られている。ウェイト4は略半円形状とされており、そ
の略半円を構成するところの弧が、副回転体3の弧と一
致するような形態で備えられているものである。すなわ
ち、この形態は蒸気機関車に使用されていた車輪のそれ
を想起していただくとよい。これによって、副回転体3
における重心位置が、本来中心Qにあるべきところ、ウ
ェイト4によってずらされた形となる。また、主回転体
1からみた場合には、副回転体3の回転によってウェイ
ト4の位置が変わると、それに伴って主回転体1の重心
位置も変更されることになるのがわかる。
【0030】このような振動発生装置WPは、図2に示
すように、船舶(大型構造物)S等の甲板面11上に載
置されることになる。この場合、つまり図1に示す床面
10と図2における甲板面11とは同義である。なお、
船舶Sは、その内部にエンジンS1、プロペラS2等、
また甲板面11上に船橋S3等を備えたごく一般的な形
態のものである。この船舶Sにおいては、これらエンジ
ンS1、プロペラS2が主に振動発生源となって、船舶
S全体を揺動させることになる。すなわち、船舶Sは、
振動を自ら発生させる構造物であるということができ
る。振動発生装置WPは、これら振動発生源であるとこ
ろのエンジンS1、プロペラS2の近くに載置されるよ
うになっている。なお、本発明においては船舶の種類を
特に限定するものではないことは明らかである。
【0031】以下では、上記構成となる振動発生装置W
P及び船舶Sにおける作用及び効果について説明する。
船舶SにおけるエンジンS1が始動し、プロペラS2が
回転すると、船舶S全体には大きな振動が発生すること
になる。またこのとき、振動発生装置WPにおける両主
回転体1を、図1矢印Aに示すように、それぞれ逆方向
に回転させる。すると、船舶Sの甲板面11にはこれを
境として、船舶Sに発生している振動力と振動発生装置
WPにより発生している振動力とが、重ね合わさって作
用することになる。
【0032】ところで、振動発生装置WPにおいては、
主回転体1におけるウェイト4の位置が適当なものとな
るように、予め副回転体3を回転させて調整しておく。
つまり、ウェイト4が、主回転体1の中心Oからみてよ
り遠い位置にあるのならば、当該主回転体1の回転によ
り発生する遠心力は大きくなり、また、より近い位置に
あるのならば、その逆に遠心力は小さくなる。なお、二
つの主回転体1において、それぞれに取り付けられてい
るウェイト4の位置は、互いに対称な位置となるよう設
定するのが一般的である。ウェイト4が対称な位置に設
定されているときには、水平方向に係る遠心力は両主回
転体1の回転中互いに相殺しあうことになる。したがっ
てこの場合、振動発生装置WP全体からみて水平方向の
力は見かけ上発生しない。
【0033】このような状況においては、船舶Sから上
方向の振動力が発生しているときに、ウェイト4が鉛直
下向きを通過するよう主回転体1が回転することによっ
て、当該船舶Sにおける上方向の振動力はうち消される
ことになる。また、船舶Sから下方向の振動力が発生し
ているときには、ウェイト4を逆に鉛直上向きを通過さ
せるようにすればよい。このときの振動振幅の様子を模
式的に表したのが図3である。つまり、船舶Sにおいて
発生する振動力(振幅)SWと主回転体1の回転によっ
て発生する振動力(振幅)WWとが互いに相殺されるこ
ととなり、当該船舶Sにおいて、特に甲板面11におい
て振動を感じることがなくなる(図3符号AT参照)。
すなわちこの場合の振動発生装置WPは、消振装置WP
としての作用及び効果を有していることがわかる。
【0034】なお、振動力WWには、支持台P下面に取
り付けられた弾性体P1により増幅された力も含まれて
いる。すなわち、主回転体1により発生した振動力は直
接には支持台Pに対して作用することとなるが、弾性体
P1はこの力をさらに増幅させて甲板面11に対して伝
達することになる。すなわち、この振動発生装置WPに
おいては、より大きな振動力を得ることが可能となって
いる。このことはまた、支持台P上に設置される装置全
体を小型化することを可能とする。なぜならば、主回転
体1により発生する振動力が小さくても、弾性体P1に
より大きな振動力を甲板面11に対して伝達することが
可能だからである。
【0035】ところで、船舶Sに発生する振動は、運航
開始時、運航中、停船時等でそれぞれ異なったものとな
るのが一般的である。また、エンジンS1の出力や、プ
ロペラS2の挙動によっても当然ながら振動の様子は異
なることになる。したがって、図3に示す船舶Sに発生
する振動は、一般に、図4に例示するようなものとな
る。このうち振動周期の変化(T1やT2)は、主回転
体1の回転速度を変更すれば容易に対応できる。また、
振幅(振動の大きさ)の変化(α1、α2、α3、…)
に対しては、本第一実施形態における振動発生装置WP
は以下のような対応をとる。
【0036】すなわち、主回転体1におけるウェイト4
の位置を変更させればよい。例えば、図4における振幅
α1をうち消すためには、より大きな振動力が必要であ
るから、ウェイト4は、図5(a)に示すように、主回
転体1の中心Oよりも遠いところに位置させる。また、
振幅α2においては、ウェイト4の位置をやや中心Oに
近い位置に移動させる。この移動はもちろん副回転体3
の回転によって行われる。そして、図4における定常振
動振幅α3に対しては、図5(c)に示すように、ウェ
イト4を中心Oにさらに近い位置に移動させるととも
に、そこで副回転体3の回転を固定するようにすればよ
い。
【0037】これらウェイト4に関する操作によって、
主回転体1における重心位置は変更されることになる。
したがって、主回転体1が回転することによって発生す
る遠心力の大きさが変化することで振動発生装置WPか
ら発生する振動力の大きさも変化することとなり、結
果、上記したように経時的に変化する船舶Sの振動に対
応してこれを消振するような作用を働かせることが可能
となる。
【0038】このように、本第一実施形態における振動
発生装置WPにおいては、船舶Sに関して発生する様々
な振動状況に対応して、消振作用を適切に作用させるこ
とが可能となる。したがって、船舶Sは常に安定した状
態での運航が可能となり、また、振動発生によって生じ
る機械強度上の弊害、例えば、疲労破壊等の不具合発生
を回避することが可能となる。また、本第一実施形態に
おける振動発生装置WPは、振動力を増幅させるための
弾性体P1を備えていることから、小さい振動力であっ
てもそれを所望の大きさの振動力に変換することが可能
となっており、装置本体を小型化することができる。
【0039】なお、上記実施形態においては、大型構造
物として船舶Sを例示して説明したが、本発明はこのこ
とに限定されるものではない。例えば、高層建築物等そ
の上層部において大きく揺動するような構造物において
も、本発明による振動発生装置WPを、その消振を目的
として適用することは可能である。また、振動発生装置
WPを消振装置として利用するのではなく、実験・調査
等を目的とした起振装置として利用することももちろん
可能である。
【0040】また、副回転体3は円盤状形態とされてい
たが、本発明はこのことに限定されるものではない。例
えば、短尺の棒状部材を副回転体としてそれにあてても
よい。この場合、当該棒状部材の中点あるいはその他の
点を中心Qとし、これを軸にその棒状部材を回転させる
ことになる。また、本発明は、ウェイト4の形状に関し
ても特に限定するものではない。例えば、ウェイトを副
回転体3における半分の面積を占めるような「完全な半
円形状」としてもよい。
【0041】以上のような構成によっても、上記作用及
び効果は同様に得られることは明らかである。また本発
明においては、ウェイトは副回転体に含まれているもの
との認識に立っているため、上記例示に限らず、副回転
体3全体がウェイトとして機能するものでも、主回転体
1における重心の移動を行えるのであればそれでもよ
い。要は、主回転体1の重心位置を変更可能とする副回
転体3及びウェイト4であれば、基本的にどのような形
態のものでも本発明の範囲内にあるものである。
【0042】以下では、本発明の第二の実施形態につい
て説明する。なお、主回転体1、支持台Pの構成、作用
等、上述した第一の実施形態と同様であるものは、その
説明を省略することとする。
【0043】図6において、主回転体1には、それぞれ
略半円形状のウェイト2が直接備えられている。より具
体的には、略半円形状となるウェイト2におけるその弧
が、主回転体1の弧に一致するような形態で備えられた
ものとなっている。このウェイト2によって、主回転体
1の重心はその中心Oではなく、ウェイト2が備えられ
ている方向に移動した状態となっている。ちなみに、そ
の移動した重心位置とは、ウェイト2の重心と主回転体
1の中心Oとを結ぶ半径上にある。
【0044】支持台P下面と床面10との間には、電磁
石(固定部材)Cが備えられている。この電磁石Cはコ
イルC1と軸芯C2とにより構成されており、そのうち
コイルC1には図示しない電源が接続されている。した
がって、当該コイルC1に通電が開始されると磁石とな
り、通電を解除すると単なるコイルC1となることにな
る。なお、前者の場合において、磁石となったときに発
生する吸引力の大きさは、前記した振動発生装置WPの
重量、発生する振動力の大きさ等を考慮して決定される
べきものである。つまり、本第二実施形態においては、
この吸引力について具体的に規定することはしないが、
前記事項を鑑みた上で、電磁石Cとしてのより具体的な
形態が決定されるべきものとする。
【0045】以下では、上記構成となる振動発生装置W
Pにおける作用及び効果について説明する。本第二実施
形態においては、この振動発生装置WPを試験・調査を
目的とする起振装置として利用する場合を考える。ま
ず、振動特性の試験を行おうとする船舶等の大型構造物
等に電磁石Cを予め備えておく。そして、この電磁石C
上に振動発生装置WPを載置した上で、図示しない電源
によってコイルC1に対して通電を開始する。このこと
によって、振動発生装置WPは電磁石Cによって床面1
0上に固定される。それから試験を開始することにな
る。
【0046】試験が終了したならば、前記図示しない電
源による通電を解除する。すると、電磁石Cは単なるコ
イルとなるから、振動発生装置WPと床面10とは容易
に離反させることが可能となる。さらに、また別の試験
を実施するのであれば、この電磁石Cを当該試験対象と
なる大型構造物等に備え、上記と同様な操作を行えばよ
い。
【0047】このように本第二実施形態における振動発
生装置WPは、その支持台Pと床面10との着脱が容易
に行われる。したがって、当該振動発生装置WPを試験
・調査等を目的とする起振装置として利用する場合な
ど、繰り返し利用しなければならないときは、その試験
対象となる複数の構造物に対して容易に着脱を実施する
ことが可能となり、従来ボルトや溶接に頼ることによっ
て発生していた手間を大幅に省くことができる。
【0048】ところで、上記第二実施形態においては、
支持台Pと床面10とを固定するのに、電磁石Cを利用
することとなっていたが、これを図7に示すような、バ
キューム吸着装置(固定部材)Vとしてもよい。このバ
キューム吸着装置Vには、図示しない真空ポンプ系が接
続されている。したがって、この真空ポンプ系が作動す
ることによって、バキューム吸着装置Vには吸引力が働
き、また、真空ポンプ系の作動を停止するとその吸引力
を消滅させることが可能となる。なお、吸引力の大きさ
に関する規定は、前記した電磁石Cにおける吸引力の規
定と同様である。
【0049】この場合においても、前記した電磁石Cと
同様、支持台Pと床面10とを容易に着脱することがで
きることは明白である。したがって、これによっても当
該着脱にかかる手間を大きく省くことが可能となる。
【0050】なお、本発明においては、主回転体1とウ
ェイト2との設置関係が図6に示すようなものであるこ
とには限られない。すなわち、図8に示すように、図1
にて説明した副回転体3を備えた振動発生装置WPにお
いても、上記電磁石C及びバキューム吸着装置V等の固
定部材を備えることが可能である。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の振
動発生装置は、支持台を床面上に固定するとともに該支
持台を該床面に対して着脱自在とする固定部材が備えら
れていることから、振動発生装置の大型構造物等に対す
る交換作業を容易に実施することが可能となる。すなわ
ち、従来、ボルト、溶接等に頼ることによって発生して
いた交換作業にかかる手間を大幅に省くことができる。
【0052】また、請求項2記載の振動発生装置は、支
持台と床面との間に電磁石を備えていることから、当該
電磁石に対する通電・非通電によって、支持台と床面と
の着脱が可能となる。したがって、これによっても交換
作業にかかる手間を大幅に省くことができる。
【0053】さらに、請求項3記載の振動発生装置は、
前記電磁石に代えてバキューム吸引装置を備えたものと
なっている。これによっても前記と同様な効果を享受す
ることができるのは明らかである。
【0054】加えて、請求項4記載の振動発生装置は、
支持台と、当該支持台上にウェイトを含む副回転体を回
転自在に取り付けた主回転体とを備えたものである。し
たがって、主回転体の重心位置は副回転体の回転により
変更可能となっており、これに伴い振動発生装置全体か
ら発生する振動力の大きさを自由にかつ簡便に調整する
ことが可能となる。したがって、この振動発生装置を消
振装置又は起振装置として用いる際には、様々な位相及
び振幅となる振動によって、各局面に適切に対応した作
用の発揮を期待できることになる。
【0055】また、請求項5記載の振動発生装置は、前
記支持台にかかる力を増幅させる弾性体を取り付けたも
のであることから、前記主回転体等からなる装置本体の
振動力が小さくてもこれを増幅した振動力を得ることが
可能となる。したがって、装置本体を小型化することが
できる。
【0056】また、請求項6記載の消振装置は、前記請
求項2における振動発生装置と同一の構成のものを、振
動を自ら発生する大型構造物に取り付けることによって
利用するものであることから、当該大型構造物に発生す
る様々な振動に対して常に適切な消振作用を発揮するこ
とができる。また、弾性体が構成要素となっていること
から消振装置本体は小型のものでよい。以上のことか
ら、この消振装置によれば揺れの少ない大型構造物の運
用が可能となる。
【0057】また、請求項7記載の大型構造物は、請求
項2に記載の振動発生装置と同一の構成のものが設置さ
れたものであることから、当該大型構造物が自ら振動を
発生する場合にあっては、前記した通り、この振動に対
して消振作用を効果的に作用させることが可能となる。
したがって、この大型構造物においては、揺れの少ない
安定した状態での運用が実施されうる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第一の実施形態に係る振動発生装置の構成を
示す側面図である。
【図2】 図1に示す振動発生装置を船舶上に設置した
様子を示す側面図である。
【図3】 消振作用を説明する説明図である。
【図4】 船舶においてみられる一般的な振動の態様の
一例を示す説明図である。
【図5】 様々な振動を発生させる際の振動発生装置に
おける動作を示す説明図である。
【図6】 第二の実施形態に係る振動発生装置の構成を
示す側面図である。
【図7】 図6とは異なる振動発生装置の構成を示す側
面図である。
【図8】 図6、図7とは異なる振動発生装置の構成を
示す側面図である。
【図9】 従来の振動発生装置の構成を示す側面図であ
る。
【符号の説明】
WP 振動発生装置 1 主回転体 2、4 ウェイト 3 副回転体 10 床面 P 支持台 P1 弾性体 S 船舶(大型構造物) C 電磁石(固定部材) V バキューム吸着装置(固定部材)
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年4月30日(1999.4.3
0)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記振動発
生装置Wにおいては次のような問題点があった。すなわ
ち、主回転体1が回転することによって確かに振動発生
源としての作用を得ることが可能ではあるが、その振動
力の大きさを調整することが不可能なことである。ちな
みに、図9に示す振動発生装置Wにおいては、主回転体
1の回転速度を調整することによって、その振動に係る
振動数と位相は調整可能となっている。しかし、ウェイ
ト2の取付位置が図9に示すようであるので、発生する
遠心力の大きさとしては、これが常に一定に保たれるこ
とになる。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】また、起振装置として利用するのであれ
ば、その試験・調査の目的にかなう力を適宜簡単に得ら
れるようなものでなければやはり不都合である。もちろ
ん、振動数の変化による大型構造物の振動特性をみるこ
とは、上記振動発生装置Wにおいても確認することはで
きるが、これだけでは不十分と言わざるを得ない。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0023
【補正方法】変更
【補正内容】
【0023】この大型構造物は、前記消振装置を備えた
ものであるということができる。すなわち例えば、大型
構造物が船舶である場合には、その消振装置の作用によ
振動の少ない安定性の高い船舶を提供することが可能
となる。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0030
【補正方法】変更
【補正内容】
【0030】このような振動発生装置WPは、図2に示
すように、船舶(大型構造物)S等の甲板面11上に載
置されることになる。この場合、つまり図1に示す床面
10と図2における甲板面11とは同義である。なお、
船舶Sは、その内部にエンジンS1、プロペラS2等、
また甲板面11上に船橋S3等を備えたごく一般的な形
態のものである。この船舶Sにおいては、これらエンジ
ンS1、プロペラS2が主に振動発生源となって、船舶
S全体を振動させることになる。すなわち、船舶Sは、
振動を自ら発生させる構造物であるということができ
る。振動発生装置WPは、これら振動発生源であるとこ
ろのエンジンS1、プロペラS2の近くに載置されるよ
うになっている。なお、本発明においては船舶の種類を
特に限定するものではないことは明らかである。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0039
【補正方法】変更
【補正内容】
【0039】なお、上記実施形態においては、大型構造
物として船舶Sを例示して説明したが、本発明はこのこ
とに限定されるものではない。例えば、高層建築物等そ
の上層部において大きく振動するような構造物において
も、本発明による振動発生装置WPを、その消振を目的
として適用することは可能である。また、振動発生装置
WPを消振装置として利用するのではなく、実験・調査
等を目的とした起振装置として利用することももちろん
可能である。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0057
【補正方法】変更
【補正内容】
【0057】また、請求項7記載の大型構造物は、請求
項2に記載の振動発生装置と同一の構成のものが設置さ
れたものであることから、当該大型構造物が自ら振動を
発生する場合にあっては、前記した通り、この振動に対
して消振作用を効果的に作用させることが可能となる。
したがって、この大型構造物においては、振動の少ない
安定した状態での運用が実施されうる。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持台と、該支持台上に回転自在に取り
    付けられる主回転体と、該主回転体に取り付けられ当該
    主回転体の重心を移動させるウェイトと、前記支持台を
    床面上に固定するとともに該支持台を前記床面に対して
    着脱自在とする固定部材とを備えてなることを特徴とす
    る振動発生装置。
  2. 【請求項2】 前記固定部材は電磁石であることを特徴
    とする請求項1記載の振動発生装置。
  3. 【請求項3】 前記固定部材はバキューム吸着装置であ
    ることを特徴とする請求項1記載の振動発生装置。
  4. 【請求項4】 支持台と、該支持台上に回転自在に取り
    付けられる主回転体と、該主回転体に回転自在に取り付
    けられるウェイトを含む副回転体とを備えていることを
    特徴とする振動発生装置。
  5. 【請求項5】 前記支持台には、当該支持台にかかる力
    を増幅させる弾性体が取り付けられていることを特徴と
    する請求項4記載の振動発生装置。
  6. 【請求項6】 支持台と、該支持台上に回転自在に取り
    付けられる主回転体と、該主回転体に回転自在に取り付
    けられるウェイトを含む副回転体と、前記支持台と振動
    を自ら発生する構造物との間に設けられる弾性体とを備
    えてなることを特徴とする消振装置。
  7. 【請求項7】 支持台と、該支持台上に回転自在に取り
    付けられる主回転体と、該主回転体に回転自在に取り付
    けられるウェイトを含む副回転体と、前記支持台に取り
    付けられる弾性体とからなる振動発生装置が設置されて
    いることを特徴とする大型構造物。
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