JP2000120688A - 焼結含油軸受 - Google Patents

焼結含油軸受

Info

Publication number
JP2000120688A
JP2000120688A JP10297169A JP29716998A JP2000120688A JP 2000120688 A JP2000120688 A JP 2000120688A JP 10297169 A JP10297169 A JP 10297169A JP 29716998 A JP29716998 A JP 29716998A JP 2000120688 A JP2000120688 A JP 2000120688A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bearing
groove
oil
rotating shaft
grooves
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP10297169A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3620817B2 (ja
Inventor
Makoto Kondo
近藤  誠
Hidekazu Tokushima
秀和 徳島
Motohiro Miyasaka
元博 宮坂
Shunichi Togashi
俊一 富樫
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Resonac Corp
Original Assignee
Hitachi Powdered Metals Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Powdered Metals Co Ltd filed Critical Hitachi Powdered Metals Co Ltd
Priority to JP29716998A priority Critical patent/JP3620817B2/ja
Publication of JP2000120688A publication Critical patent/JP2000120688A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3620817B2 publication Critical patent/JP3620817B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Sliding-Contact Bearings (AREA)
  • Powder Metallurgy (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 支持する回転軸が比較的高速で回転し、かつ
その回転軸から受ける負荷が軸方向に偏っている場合で
あっても、含油による潤滑作用が十分に行われて高い軸
受性能を発揮する軸受を提供する。 【解決手段】 軸孔10の内周面の軸方向両端部に回転
軸5が摺動する軸受部12を形成し、これら軸受部12
の間に回転軸5と接触しない中膨らみ部13を形成す
る。軸受部12から中膨らみ部13にわたる複数の溝1
4を、周方向に配列する。中膨らみ部13から溝14を
経て軸受部12に潤滑油を多く供給させ、合わせて動圧
発生を図る。溝14の軸受部12に形成された部分の長
さを軸受部12の長さの10〜80%として溝14から
の潤滑油の漏出を防ぐ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スピンドルモータ
用軸受等の比較的高速で回転する軸を高精度で支持する
際に用いて好適な焼結含油軸受に関する。
【0002】
【従来の技術】焼結含油軸受は、含有された潤滑油が回
転軸との摺動面である軸孔の内周面にしみ出して油膜が
形成されることにより、摩擦抵抗が低減して騒音や振動
が抑えられるといった特性を有する。また、振動や騒音
の抑制効果をさらに高めた焼結含油軸受として、軸孔の
内周面の軸方向中央に、回転軸が接触しない逃げの隙間
(以下、中膨らみ部と称する)を形成して回転軸が摺動
する部分を両端部に限定し、摩擦抵抗の低減を向上させ
たものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、CD−RO
Mドライバ用等の、回転軸が立つ状態とされるスピンド
ルモータの軸受においては、通常、回転軸の荷重が、回
転軸を横向きにした場合と異なり周方向1個所に偏らな
いので、潤滑油の圧力上昇によって発生する動圧効果は
期待されず、しかも、10000/rpm程度の高速回
転なので、上記のような中膨らみ部を有する軸受であっ
ても、十分な潤滑作用を得ることは困難であった。例え
ば、運転時間の経過に伴って摩擦抵抗が増加したり回転
数が変動したりする現象が起こり、そのような軸受の中
膨らみ部には、特に負荷が大きい軸方向一端側に、スラ
ッジ状の物質が観察される場合があった。これは、摺動
面への潤滑油の供給が不十分であったり、軸受の発熱に
より潤滑油が変質したりすることが原因と想定された。
【0004】したがって本発明は、支持する回転軸が比
較的高速で回転し、かつその回転軸から受ける負荷が軸
方向に偏っている場合であっても、含油による潤滑作用
が十分に行われて高い軸受性能を発揮する焼結含油軸受
を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、軸孔の内周面
の軸方向両端部に、回転軸が摺動する軸受部が形成さ
れ、これら軸受部の間に、回転軸と接触しない中膨らみ
部が形成された焼結含油軸受において、少なくとも一方
の軸受部から中膨らみ部にわたって、複数の溝が周方向
に配列されていることを特徴としている。
【0006】本発明によれば、軸受中の潤滑油が、回転
軸と中膨らみ部との間の隙間から溝を経て軸受部に多く
流入し、さらに軸受部における溝と溝の間に動圧効果が
惹起されることにより、軸受性能が向上する。
【0007】上記溝が軸受部を貫通して端面に開口して
いると、潤滑油が漏出して潤滑油の循環作用が確保され
ない。したがって本発明では、軸受部に形成する溝の長
さを軸受部の長さの10〜80%とすることを好ましい
態様としている。また、軸方向両端部の軸受部にかかる
回転軸の負荷に差異がある場合、すなわち負荷が軸方向
に偏っている場合は、負荷が大きい方の軸受部側に溝を
形成して対処すればよい。しかしながら、これは本発明
の最も簡素な構成であり、軸方向両端部の軸受部から中
膨らみ部にわたって溝をそれぞれ形成することが望まし
い。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の一
実施形態を説明する。(1)一実施形態 図1は、本発明の一実施形態に係る円柱状の焼結含油軸
受(以下、軸受と略記する)10が適用されたCD−R
OMドライバ用のスピンドルモータ1を示している。こ
のモータ1は、ハウジング2、駆動コイル3およびマグ
ネットロータ4を備えたアウタロータ型であり、マグネ
ットロータ4は、10000/rpm程度で高速回転す
る。軸受10はハウジング2の芯2aに圧入され、この
軸受10に回転軸5が回転自在に挿入されている。モー
タ1は、マグネットロータ4が上側に配され、回転軸5
が立つ状態で機器に組み込まれる。回転軸5のスラスト
荷重は、ハウジング2の底部に固定された受け板6によ
り支持され、ラジアル荷重が軸受10により支持され
る。回転軸5は軸受10から上方に突出し、その突出端
がマグネットロータ4のボス4aに圧入されている。マ
グネットロータ4のボス4aには、図示せぬCD−RO
Mをマグネットロータ4に着脱させるディスクチャック
7が装着されている。軸受10は、金属粉を圧縮成形し
て焼結した多孔質焼結体で、潤滑油への浸漬を経て含油
焼結軸受とされたものである。
【0009】軸受10は、図2(a)に示すように、軸
芯に、回転軸5が回転自在に挿入される軸孔11が形成
されているが、この軸孔11の内径は全長にわたって均
一ではない。すなわち、その内周面の軸方向両端部に、
回転軸5を実質的に支持する軸受部12が形成され、こ
れら軸受部12の間に、軸受部12よりも大径で回転軸
5が接触しない中膨らみ部13が、軸受部12と同軸的
に形成されている。各軸受部12の開口端縁および軸受
部12から中膨らみ部13に移行する各段部12a,1
3aは、面取り加工されてテーパ状に形成されている。
【0010】軸孔11の内周面には、一方(図2(a)
で上側)の軸受部12から中膨らみ部13にわたって、
複数(例えば3つ)の溝14が、周方向に等間隔に配列
されている。これら溝14は、図2(b)に示すように
半楕円状であって、中膨らみ部13の端縁から軸受部1
2にわたって形成されており、その底面は、段部13a
よりもなだらかなテーパ面となっている。溝14の軸受
部12に形成された部分の長さは、軸受部12の長さの
10〜80%の範囲である。この軸受12は、図1で示
したモータ1のハウジング2に、溝14が形成された方
の軸受部12が上側に配されて圧入されている。
【0011】次に、上記軸受10の製造方法の一例を説
明する。まず、図3(a)に示すように、ダイ20の型
孔に下パンチ21bおよびコアロッド22を挿入し、こ
れらによって形成されるキャビティ23に原料粉末Pを
充填する。コアロッド22は、図4に示すように、軸受
部12を形成するロッド22aの途中に、中膨らみ部1
3および溝14を形成するための大径部22bおよび突
起22cが形成されたものを用いる。次いで、図3
(b)に示すように、上下のパンチ21a,21bによ
り粉末Pを圧縮成形し、この後、図3(c)に示すよう
に、コアロッド22と下パンチ21bを上方に移動させ
て圧粉体P1をダイ20から抜き出し、圧粉体P1にス
プリングバッグを生じせしめてコアロッド22から取り
出す。次いで、圧粉体P1を焼結し、その焼結体を、図
5(a)に示すように、軸孔に円柱状のコアロッド32
を通してダイ30内にセットし、上下のパンチ31a,
31bにより焼結体を圧縮してサイジングを施し、中膨
らみ部13および溝14を拡張させ、軸受10を成形す
る。このサイジングでは、図5(b)に示すように、段
差形状の型孔を有する上下のダイ30a,30bを用い
て焼結体の中央部を膨出させ、中膨らみ部13および溝
14が拡張しやすくなる手段を採ることもできる。
【0012】上記軸受10にあっては、モータ1の運転
時に、含浸された潤滑油が回転軸5と中膨らみ部13と
の間の隙間から溝14に流入することにより、上側の軸
受部12への潤滑油の供給量が特に増加する。また、上
側の軸受部12においては、周方向に隣り合う溝14と
溝14との間に潤滑油による動圧効果が発生する。ここ
で、回転軸5から軸受10にかかる負荷(ラジアル荷
重)は、マグネットロータ4側である上側の軸受部12
に大きくかかるので、この上側の軸受部12への潤滑油
の供給ならびに軸支持のための剛性が重要となってくる
が、本実施形態では、上記溝14の作用によって上側の
軸受部12の潤滑性と動圧発生による軸支持のための剛
性が向上し、よって軸受性能が大幅に向上する。また、
溝14は軸受部12を貫通して端面に開口しておらず、
軸受部12における長さが軸受部12の10〜80%の
範囲とされているので、溝14からの潤滑油の漏出が防
止され、潤滑油の循環作用が確保される。
【0013】(2)軸受の形態 次いで、軸受の様々な形態について例示する。 図6に示すように、両端部の軸受部12から中膨らみ
部13にわたって、上記一実施形態に示した溝14が、
上下対称の状態に形成されている。 図7に示すように、一端側に軸受部12が、また他端
側に軸受部12よりも大径の膨らみ部13Aが形成され
た軸受分割体10Aが、膨らみ部13Aどうしを向かい
合わせてハウジング15内に圧入され、各膨らみ部13
Aの合体により中膨らみ部13が形成されている。各軸
受分割体10Aには、軸受部12から膨らみ部13Aに
わたって、複数の溝14が形成されている。 図8(a)、(b)に示すように、軸方向に並ぶ一対
の溝14をつなぐ直線状の溝14aが、中膨らみ部13
の内周面に形成されている。 図9に示すように、溝14と、軸受部12および中膨
らみ部13との境界が面取り加工されて画然としていな
い。図9における軸方向に延びる多数の線Lは、溝14
の形状を明らかにするための等幅線であり、実際には存
在しない。
【0014】(3)溝の形状の形態 次いで、軸受部12と中膨らみ部13との間に形成され
る溝14の形状の様々な形態について例示する。 図10(a)に示すように、半楕円状であって、底面
に段差がある。 図10(b)に示すように、矩形状である。 図10(c)に示すように、直角三角形状である。 図10(d)に示すように、二等辺三角形状である。
【0015】(4)溝の側面視形状の形態 次いで、軸受部12と中膨らみ部13との間に形成され
る溝14の側面視形状の様々な形態について例示する。 図11(a)に示すように、三角形状である。 図11(b)に示すように、平行四辺形状である。 図11(c)に示すように、底面がなだらかな三角形
状である。
【0016】(5)軸受の製造方法の形態 次に、軸受10の製造方法の様々な形態について例示す
る。 図12(a)に示すように、ダイ20、上下のパンチ
21a,21bおよびコアロッド40により粉末Pを圧
縮する。軸孔を形成するコアロッド40は、図12
(b)に示すように、三角柱状である。粉末Pが圧縮成
形された圧粉体の軸孔は、コアロッドに応じた断面三角
形状となり、3つの角部がそれぞれ溝となる。圧粉体を
成形、焼結後、焼結体を軸方向に圧縮してサイジングを
行い、このサイジングにより、溝の中央部を拡張させて
中膨らみ部を形成するとともに、溝の端面側の開口端を
閉塞する。
【0017】軸孔形成用のコアロッドを円柱状として
圧粉体を単純な円筒状とし、この圧粉体を焼結後、図3
(b)に示したように、中膨らみ部13および溝14を
形成するコアロッド22を用いてサイジングし、スプリ
ングバックにより取り出す。圧粉体の軸孔は、コアロッ
ド22の大径部22bが挿入可能な径とする。
【0018】単純な円筒状の焼結体の軸孔に、図12
(b)で示した三角柱状のコアロッド40を圧入し、軸
孔の内周面に3つの溝をコイニングにより形成する。次
いで、図5(a)に示した方法で焼結体をサイジングす
る。
【0019】図13(a)に示すように、ダイ20、
上下のパンチ21a,21bおよびコアロッド50によ
り粉末Pを圧縮成形する。軸孔を形成するコアロッド5
0は、中膨らみ部13を形成する大径部50aの一端
に、軸受部12を形成する小径部50bが形成された円
柱状のもので、大径部50aおよび大径部50aから小
径部50bにわたる部分の外周面には、突条51が形成
されている。粉末Pが圧縮成形された圧粉体の軸孔の内
周面には、突条51に応じた溝14が形成される。圧粉
体を成形、焼結後、図13(b)に示すように、段差形
状の型孔を有するダイ60、上下のパンチ61a,61
bおよびコアロッド50よりも細い円柱状のコアロッド
62により、焼結体を軸方向に圧縮してサイジングを行
い、このサイジングにより、中央部を拡張させて中膨ら
み部13を拡張形成するとともに、溝14の両端を閉塞
して軸受10を成形する。図13(a)は粉末を圧縮成
形する圧粉体の成形工程として示したが、円筒状の焼結
体の軸孔にコアロッド50を圧入して溝14をコイニン
グにより形成し、図13(b)のサイジングに移行して
もよい。
【0020】図14(a)に示すように、ダイ20、
上下のパンチ21a,21bおよびコアロッド70によ
り、粉末Pを圧縮成形する。軸孔を形成するコアロッド
70は、中膨らみ部13を形成する大径部70aの一端
に軸受部12を形成する小径部70bが形成された円柱
状のもので、大径部70aから小径部70bにわたる部
分の外周面に、溝14を形成するための複数の突起70
cが形成されている。粉末Pが圧縮成形された圧粉体の
軸孔の内周面には、突起70cに応じた溝14が形成さ
れる。圧粉体を成形、焼結後、図13(b)と同様のダ
イ60、上下のパンチ61a,61bおよび円柱状のコ
アロッド62により、焼結体を軸方向に圧縮してサイジ
ングを行い、このサイジングにより、中膨らみ部13お
よび溝14を拡張形成して軸受10を成形する。図14
(a)は粉末を圧縮成形する圧粉体の成形工程として示
したが、円筒状の焼結体の軸孔にコアロッド70を圧入
して溝14をコイニングにより形成し、図14(b)の
サイジングに移行してもよい。
【0021】図15(a)に示すように、一端側に軸
受部12、他端側に膨らみ部13Aを有する焼結体を得
た後、この焼結体を、図15(b)に示すように、ダイ
60、上下のパンチ61a,61bおよび溝14を形成
するための複数の突起80を備えたコアロッド81によ
りサイジングして溝14を有する軸受分割体10Aを得
る。この軸受分割体10Aを、図7に示すようにハウジ
ング15内に2つ組み込んで、軸受を構成する。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
含浸された潤滑油が回転軸と中膨らみ部との間の隙間か
ら溝に流入することにより、軸受部への潤滑油の供給量
が増加するとともに、周方向に隣り合う溝と溝との間に
潤滑油による動圧効果が発生するので、軸受部の潤滑性
ならびに軸支持のための剛性が向上し、軸受性能が大幅
に向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態に係る軸受が適用された
スピンドルモータの断面図である。
【図2】 本発明の一実施形態に係る軸受の(a)縦断
面図、(b)内周面の一部斜視図である。
【図3】 本発明の一実施形態に係る軸受の製造方法の
一例を示す図であって、粉末圧縮工程を(a)〜(c)
の順に示す断面図である。
【図4】 同工程で用いるコアロッドの一部斜視図であ
る。
【図5】 本発明の一実施形態に係る軸受の製造方法の
一例であって、焼結体のサイジング工程を(a),
(b)の順に示す断面図である。
【図6】 本発明に係る軸受の形態例を示す縦断面図で
ある。
【図7】 本発明に係る軸受の形態例を示す縦断面図で
ある。
【図8】 本発明に係る軸受の形態例を示す(a)縦断
面図、(b)内周面の一部斜視図である。
【図9】 本発明に係る軸受の形態例を示す内周面の一
部斜視図である。
【図10】 (a)〜(d)は本発明に係る軸受の形状
の形態例を示す正面図である。
【図11】 (a)〜(c)は本発明に係る軸受の側面
視形状の形態例を示す断面図である。
【図12】 本発明に係る軸受の製造方法の形態例を示
す図であって、(a)は粉末圧縮工程の断面図、(b)
は同工程で用いるコアロッドの一部斜視図である。
【図13】 本発明に係る軸受の製造方法の形態例を示
す図であって、(a)は粉末圧縮工程の断面図、(b)
は焼結体のサイジング工程の断面図である。
【図14】 本発明に係る軸受の製造方法の形態例を示
す図であって、(a)は粉末圧縮工程の断面図、(b)
は焼結体のサイジング工程の断面図である。
【図15】 本発明に係る軸受の製造方法の形態例を示
す図であって、(a)は粉末圧縮工程の断面図、(b)
は焼結体のサイジング工程の断面図である。
【符号の説明】
5…回転軸、10…焼結含油軸受、11…軸孔、12…
軸受部、13…中膨らみ部、14…溝。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宮坂 元博 千葉県松戸市稔台520番地 日立粉末冶金 株式会社内 (72)発明者 富樫 俊一 千葉県松戸市稔台520番地 日立粉末冶金 株式会社内 Fターム(参考) 3J011 AA04 AA07 BA02 BA10 CA01 CA02 DA02 JA02 KA02 KA03 LA01 MA03 4K018 HA01 KA03

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸孔の内周面の軸方向両端部に、回転軸
    が摺動する軸受部が形成され、これら軸受部の間に、回
    転軸と接触しない中膨らみ部が形成された焼結含油軸受
    において、 少なくとも一方の前記軸受部から前記中膨らみ部にわた
    って、複数の溝が周方向に配列されていることを特徴と
    する焼結含油軸受。
  2. 【請求項2】 前記溝の前記軸受部に形成された部分の
    長さが、該軸受部の長さの10〜80%であることを特
    徴とする請求項1に記載の焼結含油軸受。
  3. 【請求項3】 前記各軸受部にかかる前記回転軸の負荷
    に差異があり、負荷が大きい軸受部側に、前記溝が形成
    されていることを特徴とする請求項1または2に記載の
    焼結含油軸受。
JP29716998A 1998-10-19 1998-10-19 焼結含油軸受 Expired - Fee Related JP3620817B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29716998A JP3620817B2 (ja) 1998-10-19 1998-10-19 焼結含油軸受

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29716998A JP3620817B2 (ja) 1998-10-19 1998-10-19 焼結含油軸受

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000120688A true JP2000120688A (ja) 2000-04-25
JP3620817B2 JP3620817B2 (ja) 2005-02-16

Family

ID=17843086

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP29716998A Expired - Fee Related JP3620817B2 (ja) 1998-10-19 1998-10-19 焼結含油軸受

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3620817B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006214452A (ja) * 2005-02-01 2006-08-17 Shicoh Eng Co Ltd モータの軸受け及びモータ

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006214452A (ja) * 2005-02-01 2006-08-17 Shicoh Eng Co Ltd モータの軸受け及びモータ
JP4654379B2 (ja) * 2005-02-01 2011-03-16 シコー株式会社 モータの軸受け及びモータ

Also Published As

Publication number Publication date
JP3620817B2 (ja) 2005-02-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5282688A (en) Sintered oil impregnated bearing and its manufacturing method
JP6347929B2 (ja) 焼結金属軸受
US6049983A (en) Method for producing a sintered porous bearing and the sintered porous bearing
JPH11236604A (ja) 焼結含油軸受およびその製造方法
JP2006118594A (ja) 動圧軸受およびその製造方法
JP2000120688A (ja) 焼結含油軸受
JP2006038185A (ja) 複合焼結軸受
JP7076266B2 (ja) 焼結含油軸受の製造方法
JPH11182551A (ja) 動圧型多孔質含油軸受
JP3585693B2 (ja) 焼結含油軸受
JP4172944B2 (ja) 動圧軸受装置およびその製造方法
JP3818626B2 (ja) 焼結含油軸受の製造方法
CN100374744C (zh) 流体轴承装置及主轴电机
JP4420339B2 (ja) 動圧軸受の製造方法
WO2023189389A1 (ja) 焼結含油軸受とこの軸受を備えた流体動圧軸受装置
JP7094118B2 (ja) 焼結金属製動圧軸受
JP6981900B2 (ja) 流体動圧軸受装置およびこれを備えるモータ
JP4188288B2 (ja) 動圧型多孔質含油軸受の製造方法
JP3698352B2 (ja) 軸受の製造方法
JP3734130B2 (ja) 焼結含油軸受の製造方法
JP2001059106A (ja) 軸受の製造方法
WO2019065719A1 (ja) 流体動圧軸受装置およびこれを備えるモータ
JP2001020956A (ja) 軸受の製造方法
CN116888373A (zh) 烧结含油轴承及具备该烧结含油轴承的流体动压轴承装置
JP2001056028A (ja) 軸受の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040901

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040909

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20041020

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20041112

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20041115

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071126

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081126

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081126

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091126

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101126

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111126

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111126

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121126

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131126

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees