JP2000120385A - トンネル掘削機及び掘削工法 - Google Patents

トンネル掘削機及び掘削工法

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JP2000120385A JP29772198A JP29772198A JP2000120385A JP 2000120385 A JP2000120385 A JP 2000120385A JP 29772198 A JP29772198 A JP 29772198A JP 29772198 A JP29772198 A JP 29772198A JP 2000120385 A JP2000120385 A JP 2000120385A
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雅彦 杉山
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達郎 玉井
Takeshi Nakagawa
毅 中川
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  • Excavating Of Shafts Or Tunnels (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 トンネル掘削機において、構造及び掘削制御
の簡素化を図ると共に掘削作業の円滑化及び効率化を図
る。 【解決手段】 主掘削機本体11の前端部に主カッタ機
構12を装着し、この主掘削機本体11の側方に前胴1
3a,14a及び後胴13b,14bからなる副掘削機
本体13,14を配設し、前胴13a,14aの前端部
に副カッタ機構15,16を装着し、前胴13a,14
a及び後胴13b,14bを主掘削機本体11に対して
支持部17a,17b,18a,18b及び拡幅ジャッ
キ19a,19b,20a,20bによりそれぞれ独立
して側方移動可能で且つ側方旋回可能に支持し、主掘削
機本体11及び後胴13b,14bのシールドジャッキ
21,22,23を装着する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、地下自動車道路や
地下鉄道などに使用するトンネルを掘削形成するトンネ
ル掘削機及び掘削工法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般的なシールド掘削機は、筒状の掘削
機本体の前部にカッタヘッドが回転自在に装着されると
共に、この掘削機本体の後部にシールドジャッキ及びセ
グメントエレクタが装着されて構成されている。従っ
て、このカッタヘッドを駆動モータによって旋回させな
がら、シールドジャッキによって掘削機本体を前進させ
ることで、前方の地盤を掘削してトンネルを掘削形成
し、セグメントエレクタによってこの掘削形成されたト
ンネルの内壁面にセグメントを組付けてトンネルを構築
することができる。
【0003】ところで、掘削形成するトンネルとして、
例えば、地下を通る自動車用高速道路に利用されるもの
がある。この自動車用高速道路は分岐路や出口のために
途中で車線が増加したり、減少したりしている。そのた
め、このような自動車用高速道路に使用するトンネルを
掘削する場合、トンネル掘削断面形状を掘削途中で幅方
向に広くしたり、狭くしたりする必要がある。
【0004】このようなトンネル掘削断面形状を掘削途
中で幅方向に変更する、所謂、拡幅式のシールド掘削機
としては、従来から例えば、特開平7−279579号
公報に記載されたものがある。この公報に記載されたシ
ールド掘削機は、シールド本体を固定部と一対の移動部
によって構成すると共に、移動部を前胴部と後胴部によ
って構成し、固定部と前胴部及び後胴部との間に移動ジ
ャッキを架設し、また、固定部の前端部に余掘り用カッ
タを有するカッタヘッドが駆動回転可能に装着されてい
る。従って、移動ジャッキの収縮状態では移動部が固定
部側に位置しており、カッタヘッドによって通常断面の
トンネルを掘削する一方、移動ジャッキの伸長状態では
移動部が固定部から離間しており、カッタヘッドによっ
て拡幅断面のトンネルを掘削することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述したように従来の
シールド掘削機にあっては、シールド本体が固定部と移
動部によって構成され、且つ、この移動部が前胴部と後
胴部とによって構成され、固定部に対してこの前胴部と
後胴部が移動ジャッキによって別々に移動して拡幅可能
となっている。そのため、構造が複雑となってその拡幅
制御が困難となってしまうという問題がある。
【0006】また、この従来のシールド掘削機を用いて
掘削途中で拡幅する場合には、移動部が固定部側に位置
した状態で、カッタヘッドを回転駆動しながら固定部及
び移動部を前進することで前方の地盤を掘削すると同時
に、余掘カッタによって側方の地盤を掘削し、余掘され
た空洞部の全長が前胴部の全長となったときに移動ジャ
ッキを伸長してこの前胴部を外方に移動する。そして、
余掘された空洞部の全長が前胴部及び後胴部の全長とな
ったときに移動ジャッキを伸長してこの後胴部を外方に
移動する。この繰り返しによって段階的に拡幅したトン
ネルを掘削することとなる。
【0007】そのため、途中で拡幅したトンネルは壁部
に長手方向に複数の段差が形成されることとなり、これ
を平滑にする後加工が必要となってしまう。また、余掘
された空洞部は前胴部あるいは後胴部が外方に移動する
まで空間部となって地盤の崩落を招く虞があり、空洞部
の全長が前胴部の全長となっても崩落した土砂などによ
って前胴部を外方に移動することができない場合があ
る。
【0008】本発明はこのような問題点を解決するもの
であって、構造及び掘削制御の簡素化を図ると共に掘削
作業の円滑化及び効率化を図ったトンネル掘削機を提供
することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めの請求項1の発明のトンネル掘削機は、主掘削機本体
と、該主掘削機本体の前端部に装着されて前方の地盤を
掘削する主カッタ機構と、前記主掘削機本体の掘進方向
側方に配設されて該主掘削機本体と共に筒形状をなす前
胴及び後胴からなる副掘削機本体と、該副掘削機本体の
前胴の前端部に装着されて前記主カッタ機構と共に前方
の地盤を掘削する副カッタ機構と、前記副掘削機本体の
前胴及び後胴を前記主掘削機本体に対してそれぞれ独立
して側方移動可能で且つ側方旋回可能とする副掘削機本
体支持機構と、前記主掘削機本体及び前記副掘削機本体
を前進させる推進機構とを具えたことを特徴とするもの
である。
【0010】また、請求項2の発明のトンネル掘削機で
は、前記副掘削機本体支持機構は、前記主掘削機本体と
前記前胴及び後胴との間に架設された複数の拡幅ジャッ
キであることを特徴としている。
【0011】また、請求項3の発明のトンネル掘削機で
は、前記複数の拡幅ジャッキは、1組の拡幅ジャッキが
トラス状をなして複数組配設されたパラレルリンク機構
であることを特徴としている。
【0012】また、請求項4の発明のトンネル掘削機で
は、前記副掘削機本体支持機構は、前記主掘削機本体と
前記前胴及び後胴のいずれか一方に設けられた幅方向に
沿った長孔と、前記他方に設けられて該長孔に移動自在
に係合する支持軸と、前記主掘削機本体と前記前胴及び
後胴との間に架設された拡幅ジャッキとを有することを
特徴としている。
【0013】更に、請求項5の発明のトンネル掘削工法
において、主掘削機本体の前端部に装着された主カッタ
と該主掘削機本体の掘進方向側方に配設された前胴及び
後胴からなる副掘削機本体の前端部に装着された副カッ
タとを駆動回転しながら、前記主掘削機本体及び副掘削
機本体を前進することで前方の地盤を掘削してトンネル
を形成し、所定の掘進位置にて、前記主掘削機本体に対
して、まず、前記前胴を外方旋回移動させながら前方及
び側方の地盤を所定長さ掘削した後、前記後胴を外方旋
回移動させながら前記前胴に追従させて所定長さの拡幅
トンネルを掘削形成することを特徴とするものである。
【0014】また、請求項6の発明のトンネル掘削工法
では、前記前胴の外方旋回角度を前記後胴の外方旋回角
度よりも大きく維持しながら所定長さの拡幅トンネルを
掘削形成することを特徴としている。
【0015】また、請求項7の発明のトンネル掘削工法
において、主掘削機本体の前端部に装着された主カッタ
と該主掘削機本体の掘進方向側方に配設された前胴及び
後胴からなる副掘削機本体の前端部に装着された副カッ
タとを駆動回転し、前記主掘削機本体に対して、前記前
胴を掘進方向左方あるいは右方の何れか一方へ外方旋回
移動させると共に、前記後胴を前記他方へ外方旋回移動
させながら、前記主掘削機本体及び副掘削機本体を前進
することで前方及び側方の地盤を掘削して曲線トンネル
を掘削形成することを特徴とするものである。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施の形態を詳細に説明する。
【0017】図1に本発明の一実施形態に係るトンネル
掘削機としてのシールド掘削機の一部切欠平面視、図2
に本実施形態のシールド掘削機の正面視、図3に図1の
III−III断面、図4に図1のIV−IV断面、図5に図1の
V−V断面、図6に本実施形態のシールド掘削機の斜
視、図7乃至図9に本実施形態のシールド掘削機による
拡幅トンネル掘削時の作用を表す概略、図10に本実施
形態のシールド掘削機による縮幅トンネル掘削時の作用
を表す概略、図11に本実施形態のシールド掘削機によ
る曲線トンネル掘削時の作用を表す概略、図12に通常
トンネルの掘削断面、図13に拡幅トンネルの掘削断面
を示す。
【0018】本実施形態のシールド掘削機10は、図6
に示すように、箱型をなす主掘削機本体11と、この主
掘削機本体11の前端部に装着されて前方の地盤を掘削
する主カッタ機構12と、主掘削機本体11の掘進方向
側方に配設されてコ字形状をなす前胴13a,14a及
び後胴13b,14bからなる副掘削機本体13,14
と、この副掘削機本体13,14の各前胴13a,14
aの前端部に装着されて前方の地盤を掘削する副カッタ
機構15,16と、主掘削機本体11に対して左右の副
掘削機本体13,14の前胴13a,14a及び後胴1
3b,14bをそれぞれ独立して側方移動可能で、且
つ、側方旋回可能とする副掘削機本体支持機構としての
支持部17a,17b,18a,18b及び拡幅ジャッ
キ19a,19b,20a,20bと、主掘削機本体1
1及び副掘削機本体13,14を前進させる推進機構と
して主掘削機本体11と後胴13b,14bに装着され
たシールドジャッキ21,22,23とから構成されて
いる。
【0019】即ち、本実施形態のシールド掘削機10に
おいて、図1乃至図5に示すように、主掘削機本体11
は上下が弧状をなす矩形筒形状部11aの両側に上下一
対の水平部11b,11cが一体に形成されてなり、こ
の主掘削機本体11の前部には掘削土砂や泥水等のずり
の内部浸入を防止するバルクヘッド31が形成されてい
る。この主掘削機本体11の前端部にはバルクヘッド3
1を貫通するように上下一対の回転軸32が配設され、
軸受33によって回転自在に支持されている。そして、
この各回転軸32の先端部に主カッタ機構12を構成す
る主カッタヘッド34がそれぞれ固定されている。この
主カッタヘッド34は2本のスポーク34aが交差して
端部が連結部34bによって連結されてなり、スポーク
34aの前面には多数のカッタビット35が取付けられ
ると共に、移動ジャッキ36によって伸縮可能なコピー
カッタ37が装着されている。また、各回転軸32の後
端部にはリングギヤ38がそれぞれ固定されており、主
掘削機本体11に設けられた複数の駆動モータ(油圧モ
ータまたは電気モータ)39の駆動ギヤ40がこのリン
グギヤ37に噛み合っている。従って、駆動モータ39
を駆動すると、駆動ギヤ40の駆動力がリングギヤ38
を介して回転軸32に伝達され、この回転軸32と一体
の主カッタヘッド34を回転駆動することができる。
【0020】一方、各副掘削機本体13,14はそれぞ
れ一側部が主掘削機本体11の水平部11b,11cに
嵌合することで、この主掘削機本体11と共に筒形状を
なしており、この副掘削機本体13,14の各前胴13
a,14aの前部には主掘削機本体11のバルクヘッド
31に係合するバルクヘッド41,42が形成されてい
る。この各前胴13a,14aの前端部にはバルクヘッ
ド41,42を貫通するようにそれぞれ回転軸43,4
4が配設され、軸受45,46によって回転自在に支持
されている。そして、この回転軸43,44の先端部に
副カッタ機構15,16を構成する副カッタヘッド4
7,48が固定されている。この副カッタヘッド47,
48は2本のスポーク47a,48aが交差して端部が
連結リング47b,48bによって連結されてなり、ス
ポーク47a,48aの前面には多数のカッタビット4
9,50が取付けられると共に、移動ジャッキ51,5
2によって伸縮可能なコピーカッタ53,54が装着さ
れている。また、各回転軸43,44の後端部にはリン
グギヤ55,56がそれぞれ固定されており、副掘削機
本体13,14に設けられた複数の駆動モータ57,5
8の駆動ギヤ59,60がこのリングギヤ55,56に
噛み合っている。
【0021】また、各前胴13a,14aの前端部外側
に位置して副カッタ機構15,16を構成する上下一対
のコーナーカッタ61,62がそれぞれ回転軸63,6
4によって回転自在に支持されており、各副掘削機本体
13,14に設けられた駆動モータ65,66によって
回転駆動可能となっている。このコーナーカッタ61,
62はスポーク61a,62aを有しており、このスポ
ーク61a,62aの前面には多数のカッタビット6
7,68が取付けられると共に、移動ジャッキ69,7
0によって伸縮可能な余掘カッタ71,72が装着され
ている。なお、左右の副掘削機本体13,14における
各コーナーカッタ61,62の装着位置が相違するが、
これは後述する枠状トンネルTa ,Tb の隅部を適正の
掘削するためである。即ち、図3に示すように、一方の
副掘削機本体13の側部にスペーサ13cを介してコー
ナーカッタ59の支持部分13dを形成しているが、左
右同様の構成にしてもよい。
【0022】従って、駆動モータ57,58を駆動する
と、駆動ギヤ59,60の駆動力がリングギヤ55,5
6を介して回転軸43,44に伝達され、この回転軸4
3,44と一体の副カッタヘッド47,48を回転駆動
することができる。また、各駆動モータ65,66を駆
動すると、回転軸63,64と共にコーナーカッタ6
1,62を回転駆動するすることができる。
【0023】ところで、この主掘削機本体11と各副掘
削機本体13,14の前後胴13a,13b,14a,
14bとの間にはそれぞれ支持部17a,17b,18
a,18bが介在し、主掘削機本体11に対して前後胴
13a,13b,14a,14bが接近離間するように
水平移動自在で、且つ、垂直軸回りに水平旋回自在に支
持されている。即ち、主掘削機本体11の左右の水平部
11bの前部には支持軸73a,74aがそれぞれ前後
に固定されている。一方、前胴13a,14aには幅方
向に沿って長孔75a,76aが形成され、各支持軸7
3a,74aが長孔75a,76aに移動自在に嵌合し
ている。また、主掘削機本体11の左右の水平部11b
の後部には支持軸73b,74bがそれぞれ前後に固定
されている。一方、後胴13b,14bには幅方向に沿
って長孔75b,76bが形成され、各支持軸73b,
74bが長孔75b,76bに移動自在に係合してい
る。この場合、前側に位置する各支持軸73a,73
b,74a,74bと長孔75a,75b,76a,7
6bとはほとんど隙間のない嵌合状態であるが、後側に
位置する各支持軸73a,73b,74a,74bと長
孔75a,75b,76a,76bとは隙間Sをもった
遊嵌状態となっている。
【0024】更に、主掘削機本体11と各前胴13a,
14a及び後胴13b,14bとの間にはそれぞれ各2
本の拡幅ジャッキ19a,19b,20a,20bが架
設されており、この主掘削機本体11及び各前胴13
a,14a及び後胴13b,14bにおける拡幅ジャッ
キ19a,19b,20a,20bの各端部は玉軸受に
より上下左右に揺動自在に連結されている。
【0025】従って、各拡幅ジャッキ19a,20aを
伸縮することで、主掘削機本体11に対して両側の各前
胴13a,14aを側方に移動させることができ、各拡
幅ジャッキ19a,20a,20a,20bを伸縮する
ことで、主掘削機本体11に対して両側の各後胴13
b,14bを側方に移動させることができる。このと
き、各拡幅ジャッキ19a,20aの前後の伸縮量を同
じにすると、支持軸73a,74aが長孔75a,76
a内を移動し、前胴13a,14aは主掘削機本体11
に対してその角度姿勢を維持したままで側方に平行移動
することとなる。また、拡幅ジャッキ19a,20aの
前後の伸縮量を変えると、支持軸73a,74aが長孔
75a,76a内を移動しながら隙間Sの範囲内で回動
し、前胴13a,14aは主掘削機本体11に対してそ
の角度を変化させるように側方に旋回することとなる。
同様に、各拡幅ジャッキ19b,20bの前後の伸縮量
を同じにすると、後胴13b,14bは主掘削機本体1
1に対して側方に平行移動し、拡幅ジャッキ19b,2
0bの前後の伸縮量を変えると、隙間Sの範囲内で後胴
13b,14bは主掘削機本体11に対してその角度を
変化させるように側方に旋回することとなる。
【0026】つまり、図7に示すように、主掘削機本体
11に対して両側の前胴13a,14aのみを外方へ水
平旋回し、副カッタ機構15,16を外方に向けて前進
することで、トンネルの掘削幅を拡大させたり、図8に
示すように、主掘削機本体11に対して両側の前胴13
a,14aに続いて後胴13b,14bを前胴13a,
14aに追従して外方へ水平旋回し、トンネルの掘削幅
を更に拡大させたりすることができる。また、図9に示
すように、トンネルの最大拡幅位置で、両側の前胴13
a,14aを内方へ水平旋回することで、前胴13a,
14aを主掘削機本体11と平行にしてトンネルの拡幅
幅を一定にしたりすることができる。更に、図10に示
すように、両側の前胴13a,14aを内方へ水平旋回
し、副カッタ機構15,16を内方に向けて前進するこ
とで、トンネルの掘削幅を縮小することができる。
【0027】また、各カッタヘッド34,47,48と
バルクヘッド31,41,42との間にはチャンバ77
が形成され、各副掘削機本体13,14の前胴13a,
14aにはスクリューコンベヤ78,79が装着され、
前端部がこのチャンバ77に位置しており、後端部は配
管80に連結され、この配管80は主掘削機本体11内
を通って後方に延設されている。なお、拡幅ジャッキ1
9a,20aを伸縮して主掘削機本体11に対して各前
胴13a,14aが水平旋回すると、バルクヘッド31
と41,42の係合関係がずれる虞があるが、この場
合、例えば、バルクヘッド31と41,42とが常時密
着するように拡幅ジャッキ19a,20aの伸縮量を制
御したり、バルクヘッド31,41,42を弾性体とし
たり、両者の間に別のシール部材を設けることで、各掘
削機本体11,13,14内への掘削土砂の浸入を防止
できる。更に、拡幅ジャッキ19a,20a及び19
b,20bを伸縮して各前胴13a,14a及び後胴1
3b,14bが水平旋回すると、各掘削機本体11,1
3,14の隔壁部13e,13fと前胴13a,14a
の後端部及び後胴13b,14bの前端部との係合関係
がずれる虞があるが、この場合でも、例えば、前胴13
a,14aの後端部及び後胴13b,14bの前端部と
隔壁部13e,13fとが常時密着するように拡幅ジャ
ッキ19a,20a及び19b,20bの伸縮量を制御
したり、両者の間に別のシール部材を設けることで、各
掘削機本体11,13,14内への掘削土砂の浸入を防
止できる。
【0028】更に、主掘削機本体11及び各副掘削機本
体13,14の後部には周方向に沿ってそれぞれ複数の
シールドジャッキ21,22,23が並設されており、
その後方に伸びる駆動ロッドの先端部にはそれぞれスプ
レッダ21a,22a,23aが取付けられている。従
って、このシールドジャッキ21,22,23を作動し
て掘進方向後方に駆動ロッドを伸長させると、掘削した
トンネル内周面に組み立てられた鋼殻Sにスプレッダ2
1a,22a,23aが押しつけられ、その反力により
主掘削機本体11及び副掘削機本体13,14を前進さ
せることができる。
【0029】また、主掘削機本体11及び各副掘削機本
体13,14の後部には既設トンネルの内壁面に鋼殻S
を組付けるエレクタ装置81,82,83が装備されて
いる。この各エレクタ装置81,82,83はほぼ同様
の構造となっているが、主掘削機本体11に装着された
エレクタ装置81は矩形断面トンネルの中央部の上下壁
面に鋼殻Sを組付けるものであり、各副掘削機本体1
3,14に装着されたエレクタ装置82,83は矩形断
面トンネルの両側部の上下壁面及び側壁面に鋼殻Sを組
付けるものである。
【0030】即ち、エレクタ装置81,82,83にお
いて、各掘削機本体11,13,14には幅方向に沿っ
て水平レール84が固定され、水平移動体85が移動自
在となっており、この水平移動体85には垂直方向に沿
って垂直レール86が固定され、垂直移動体87が移動
自在となっている。そして、この垂直移動体87には旋
回体88が旋回自在に支持されており、この旋回体88
に鋼殻把持部材89が装着されている。従って、既設ト
ンネル内に搬入された鋼殻Sを鋼殻把持部材89が把持
した状態で、水平移動、垂直移動、旋回することで、把
持した鋼殻Sを所定の組付位置に移動することができ
る。
【0031】なお、主掘削機本体11及び各副掘削機本
体13,14の後部内周面には既設の鋼殻Sの外周面に
密着して内部への掘削土砂等の浸入を防止するテールシ
ール91,92,93が装着されている。
【0032】ここで、上述した本実施形態のシールド掘
削機による矩形断面トンネルの掘削作業について説明す
る。
【0033】本実施形態では、上述したシールド掘削機
10を用いて、図12及び図13に示すように、正方形
に近い枠状のトンネルTを掘削形成し、その後、内部の
土砂を排出することで、この内部を自動車用高速道路の
ためのトンネルとして使用する。このトンネルTは所定
距離をもった2つの立坑を連通するように掘削するもの
であり、ここでは、横長トンネル用のシールド掘削機1
0と縦長トンネル用のシールド掘削機10aの2種類の
シールド掘削機を図示しない2つの立坑間で往復移動し
て枠状のトンネルTを掘削する。この場合、掘削当初は
図12に示す正方形に近い枠状のトンネルTa を掘削す
るが、分岐路や出口路を同一工程にて掘削するために、
掘削途中でシールド掘削機を拡幅し、図13に示すよう
に、トンネル幅が拡大した矩形の枠状のトンネルTb
連続して掘削する。
【0034】即ち、掘削当初は図12に示す正方形に近
い枠状のトンネルTa を掘削する必要があることから、
前後の拡幅ジャッキ19a,19b,20a,20bを
収縮して副掘削機本体13,14(前胴13a,14a
及び後胴13b,14b)を主掘削機本体11側に移動
して平行状態とし、主掘削機本体11と2つの副掘削機
本体13,14で構成する掘削機本体の幅を狭くする。
【0035】そして、両側の副掘削機本体13,14を
主掘削機本体11側に移動した縮幅状態で、図1に示す
ように、複数の駆動モータ39を駆動して主カッタヘッ
ド34を回転駆動し、また、複数の駆動モータ57,5
8を駆動して各副カッタヘッド47,48を回転駆動す
ると共に、駆動モータ65,66を駆動してコーナーカ
ッタ61,62を回転駆動する。そして、各カッタヘッ
ド34,47,48及びコーナーカッタ61,62を回
転しながら、複数のシールドジャッキ21,22,23
を伸長させると、主掘削機本体11及び副掘削機本体1
3,14は既設の鋼殻Sからの反力により一体となって
前進し、多数のカッタビット35,49,50,67,
68が前方の地盤を掘削することでトンネルを掘削す
る。このとき、主カッタヘッド34と副カッタヘッド4
7,48との回転角度に応じて、移動ジャッキ36,5
1,52によってコピーカッタ37,53,54を伸縮
することで、主カッタヘッド34と副カッタヘッド4
7,48との間の上下領域を掘削して矩形のトンネルと
することができる。
【0036】そして、シールドジャッキ21,22,2
3が所定ストローク伸長して主掘削機本体11及び副掘
削機本体13,14が所定距離掘進して矩形トンネルを
掘削すると、シールドジャッキ21,22,23の何れ
か一つを縮み方向に作動し、スプレッダ21a,22
a,23aと既設の鋼殻Sとの間に空所を形成し、この
空所にエレクタ装置81,82,83によって新しい鋼
殻Sを装着し、隣接する既設の鋼殻Sと連結固定する。
この作動の繰り返しによって縮幅WS の矩形トンネルT
1 を掘削形成する。
【0037】このように縮幅の矩形トンネルT1 を所定
距離掘削し、分岐路や出口路のためにトンネル幅を拡大
した拡幅の矩形トンネルを掘削する位置までくると、図
7に示すように、前側の拡幅ジャッキ19a,20aを
伸長することで、主掘削機本体11に対する各副掘削機
本体13,14の前胴13a,14aの外方旋回を開始
する。この場合、拡幅トンネルの掘削開始位置の手前か
ら、コーナーカッタ61,62の回転角度に応じて移動
ジャッキ69,70によって余掘カッタ71,72を伸
縮し、各カッタヘッド34,47,48、コーナーカッ
タ61,62、コピーカッタ37,53,54による主
掘削機本体11及び副掘削機本体13,14の前方地盤
掘削と共に、余掘カッタ71,72によって副掘削機本
体13,14の外側方の地盤の掘削を行う。そして、余
掘カッタ71,72によって形成された余掘空間部を利
用し、主掘削機本体11に対して副掘削機本体13,1
4の前胴13a,14aを外方旋回させる。
【0038】この前胴13a,14aの外方旋回は、当
初、小さい旋回角度で行い、前側の拡幅ジャッキ19
a,20aを徐々に伸長することで前胴13a,14a
の旋回角度を徐々に大きくしていく。そして、図8に示
すように、主掘削機本体11及び副掘削機本体13,1
4が前胴13a,14aの長さだけ掘進すると、続いて
後側の拡幅ジャッキ19b,20bを伸長することで、
主掘削機本体11に対する後胴13b,14bの外方旋
回を開始し、後胴13b,14bを前胴13a,14a
に追従させる。この場合、前胴13a,14aの外方旋
回角度は後胴13b,14bの外方旋回角度よりも大き
く設定されるものである。
【0039】なお、この主掘削機本体11及び副掘削機
本体13,14の掘進動作に伴い、各エレクタ装置8
1,82,83は既設トンネルの内壁面に鋼殻Sを組み
付けていく。
【0040】そして、主掘削機本体11に対して副掘削
機本体13,14が外方移動しながら掘進することで、
一定角度で幅の拡大したトンネルを掘削していき、この
副掘削機本体13,14の前胴13a,14aが所定の
拡幅位置まで地盤を掘削すると、前側の拡幅ジャッキ1
9a,20aを収縮し、主掘削機本体11に対して前胴
13a,14aを内方旋回し、主掘削機本体11と前胴
13a,14aとを平行な状態とする。そして、この状
態で、移動ジャッキ69,70による余掘カッタ71,
72の伸縮動作を停止し、各カッタヘッド34,47,
48、コーナーカッタ61,62、コピーカッタ37,
53,54により、主掘削機本体11及び副掘削機本体
13,14(前胴13a,14a)の前方の地盤を掘削
し、その後、後側の拡幅ジャッキ19b,20bも収縮
して後胴13b,14bを内方旋回し、主掘削機本体1
1とこの後胴13b,14bとを平行な状態とすること
で、幅WL に拡幅した矩形トンネルを連続して掘削する
ことができる。
【0041】その後、拡幅WL の矩形トンネルを所定距
離掘削すると、図10に示すように、前側の拡幅ジャッ
キ19a,20aを収縮して前胴13a,14aを主掘
削機本体11に対して内方に旋回させ、各カッタヘッド
34,47,48、コーナーカッタ61,62、コピー
カッタ37,53,54により、主掘削機本体11及び
副掘削機本体13,14の前方の地盤を掘削していく。
そして、主掘削機本体11及び副掘削機本体13,14
が前胴13a,14aの長さだけ掘進すると、続いて後
側の拡幅ジャッキ19b,20bを伸長することで、主
掘削機本体11に対する後胴13b,14bの外方旋回
を開始し、後胴13b,14bを前胴13a,14aに
追従させる。この場合、前胴13a,14aの内方旋回
角度は後胴13b,14bの内方旋回角度よりも大きく
設定されるものである。その後、主掘削機本体11及び
副掘削機本体13,14が所定距離掘進すると、拡幅ジ
ャッキ19a,20aを伸縮して前胴13a,14aを
主掘削機本体11と平行とした後、拡幅ジャッキ19
b,20bを伸縮して後胴13b,14bを主掘削機本
体11と平行とし、再び、幅WS に縮幅した矩形トンネ
ルを掘削する。
【0042】このようにして本実施形態のシールド掘削
機10を2つの立坑間で往復移動することで、図12に
示すように、まず、幅WS を有する矩形トンネルT1
水平に隣接して3本形成し、続いて、同様にして別のシ
ールド掘削機10aにより、この隣接する矩形トンネル
1 の両側に矩形トンネルT2 を垂直に隣接してそれぞ
れ3本形成する。そして、再び、シールド掘削機10に
より、左右の矩形トンネルT2 の上部に水平に隣接する
矩形トンネルT1 を水平に隣接して3本形成する。この
場合、前述したように、シールド掘削機10によって掘
削する矩形トンネルT1 は、図13に示すように、途中
で幅WL に拡幅した矩形トンネルT3 となっている。そ
して、図12及び図13に示すように、多数の矩形トン
ネルT1,T2 ,T3 を枠状に掘削形成し、互いに隣接
する各トンネルT1 ,T2 ,T3同志をコンクリートま
たはモルタル等によって連結して枠状のトンネルTa
b とを形成し、内部の土砂を排出することでここを自
動車用高速道路のためのトンネルとして使用することが
できる。なお、各トンネルT1 ,T2 ,T3 の内部は電
気ケーブルや通信ケーブルなどを配設する共同溝として
使用したり、コンクリートを充填して強度部材として使
用することもできる。
【0043】また、上述した各トンネルT1 ,T3 を掘
削する場合、トンネル自体が曲線となる区間がある。こ
の場合、図11に示すように、前側の拡幅ジャッキ19
aを収縮する一方、拡幅ジャッキ20aを伸長すること
で、主掘削機本体11に対して左側の前胴13aを内方
に旋回し、右側の前胴14aを外方に旋回する。また、
後側の拡幅ジャッキ19bを伸長する一方、拡幅ジャッ
キ20bを収縮することで、主掘削機本体11に対して
左側の後胴13bを外方に旋回し、右側の後胴14bを
内方に旋回する。この場合、主掘削機本体11に対して
各胴19a,19b,20a,20bが右方を向くこと
となり、主掘削機本体11から左側の副掘削機本体13
のシールドジャッキ22の推進力を大きくすると、各カ
ッタヘッド34,47,48、コーナーカッタ61,6
2、コピーカッタ37,53,54によって主掘削機本
体11及び副掘削機本体13,14の前方地盤を掘削す
ると共に、右側の余掘カッタ72によって副掘削機本体
14の右側方の地盤の掘削を行う。従って、主掘削機本
体11及び副掘削機本体13,14は右方に急旋回する
ように推進し、曲線状のトンネルを掘削することができ
る。
【0044】なお、上述の実施形態では、副掘削機本体
支持機構として、支持部17a,17b,18a,18
b及び拡幅ジャッキ19a,19b,20a,20bと
したが、その代わりに、主掘削機本体11と副掘削機本
体13,14の前胴13a,14a及び後胴13b,1
4bとの間に架設された複数の拡幅ジャッキからなるパ
ラレルリンク機構を用いてもよい。このパラレルリンク
機構は、例えば、2本の拡幅ジャッキをトラス状に複数
組配設してなるものであり、具体的には主掘削機本体1
1と各前胴13a,14aとの間にそれぞれ2組、後胴
13b,14bとの間にそれぞれ2組のパラレルリンク
機構を配設する必要がある。
【0045】また、上述の実施形態において、拡幅の矩
形トンネルを掘削するときに、副掘削機本体13,14
を主掘削機本体11に対して旋回すると共に、移動ジャ
ッキ69,70によって余掘カッタ71,72を伸縮
し、この余掘カッタ71,72により副掘削機本体1
3,14の外側方の地盤を掘削したが、副掘削機本体1
3,14が外方に旋回すると副カッタヘッド47,48
及びコーナーカッタ61,62が外方を向くため、余掘
カッタ71,72を用いなくともトンネルの側方を掘削
できる。
【0046】更に、上述の実施形態にて、枠状のトンネ
ルTa ,Tb を2つのシールド掘削機10,10aによ
って掘削したが、これはトンネルT1 ,T3 の内部を共
同溝として使用するために掘削断面の大きなシールド掘
削機を使用したからであり、1つのシールド掘削機10
によって掘削することもできる。また、本実施形態で
は、鋼殻Sによって矩形トンネルT1 ,T2 ,T3 を形
成したが、セグメントを用いて矩形トンネルT1
2 ,T3 を形成してもよい。そして、本発明のトンネ
ル掘削機をシールド掘削機以外に、岩盤を掘削してトン
ネルを形成するトンネルボーリングマシンとして用いる
こともできる。
【0047】また、本実施形態では、主掘削機本体11
の左右両側に副掘削機本体13,14を配設して横方向
に拡幅可能としたが、主掘削機本体11の上下両側に副
掘削機本体13,14を配設して縦方向に拡幅可能とし
てもよく、あるいは、主掘削機本体12に対して左側だ
け、あるいは、上側だけに副掘削機本体13,14を配
設して片方だけ拡幅可能としてもよい。更に、主掘削機
本体11の外側に副掘削機本体13,14を嵌合した
が、主掘削機本体11の内側に副掘削機本体13,14
を嵌合してもよい。
【0048】
【発明の効果】以上、実施形態において詳細に説明した
ように請求項1の発明のトンネル掘削機によれば、主掘
削機本体の前端部に主カッタ機構を装着し、この主掘削
機本体の側方に前胴及び後胴からなる副掘削機本体を配
設してその前端部に副カッタ機構を装着し、副掘削機本
体支持機構によって副掘削機本体の前胴及び後胴を主掘
削機本体に対してそれぞれ独立して側方移動可能で且つ
側方旋回可能とし、主掘削機本体及び副掘削機本体を前
進させる推進機構を設けたので、掘削途中でトンネル幅
を変更する場合、前胴及び後胴を主掘削機本体に対して
順に旋回しながら掘削することとなるため、トンネルの
壁部は長手方向に沿って段差ができずに平滑面となって
後加工が不要となると共に、余掘による空洞部が発生す
ることはほとんどなく、掘削トンネルの崩落を阻止する
ことができ、その結果、構造及び掘削制御の簡素化を図
ると共に、容易に拡幅トンネルを掘削することで掘削作
業の円滑化及び効率化を図ることができる。
【0049】また、請求項2の発明のトンネル掘削機に
よれば、副掘削機本体支持機構を、主掘削機本体と前胴
及び後胴との間に架設された複数の拡幅ジャッキとした
ので、簡単な構成で前胴及び後胴を主掘削機本体に対し
て独立して旋回移動させることができ、容易に拡幅トン
ネルを掘削することができる。
【0050】また、請求項3の発明のトンネル掘削機に
よれば、複数の拡幅ジャッキを、1組の拡幅ジャッキが
トラス状をなして複数組配設されたパラレルリンク機構
としたので、拡幅ジャッキのみで副掘削機本体を主掘削
機本体に対して旋回移動させることができ、構造の簡素
化を図ることができる。
【0051】また、請求項4の発明のトンネル掘削機に
よれば、副掘削機本体支持機構を、主掘削機本体と副掘
削機本体のいずれか一方に設けられた幅方向に沿った長
孔と、他方に設けられて長孔に移動自在に嵌合する支持
軸と、主掘削機本体と副掘削機本体との間に架設された
拡幅ジャッキとで構成したので、簡単な構造で且つ少な
い拡幅ジャッキで副掘削機本体を主掘削機本体に対して
旋回移動させることができ、容易に拡幅トンネルを掘削
することができる。
【0052】更に、請求項5の発明のトンネル掘削工法
によれば、主掘削機本体の前端部に装着された主カッタ
と主掘削機本体の掘進方向側方に配設された前胴及び後
胴からなる副掘削機本体の前端部に装着された副カッタ
とを駆動回転しながら、主掘削機本体及び副掘削機本体
を前進することで前方の地盤を掘削してトンネルを形成
し、所定の掘進位置にて、主掘削機本体に対して、ま
ず、前胴を外方旋回移動させながら前方及び側方の地盤
を所定長さ掘削した後、後胴を外方旋回移動させながら
前胴に追従させて所定長さの拡幅トンネルを掘削形成す
るようにしたので、掘削途中でトンネル幅を変更する場
合、主掘削機本体に対して前胴と後胴を順に旋回しなが
ら掘削することで、トンネルの壁部は長手方向に沿って
段差ができずに平滑面となって後加工が不要となると共
に、余掘による空洞部が発生することはほとんどなく、
掘削トンネルの崩落を阻止することができ、その結果、
容易に拡幅トンネルを掘削することで掘削作業の円滑化
及び効率化を図ることができる。
【0053】また、請求項6の発明のトンネル掘削工法
によれば、前胴の外方旋回角度を後胴の外方旋回角度よ
りも大きく維持しながら所定長さの拡幅トンネルを掘削
形成するようにしたので、トンネル幅を変更する場合、
主掘削機本体に対して前胴を旋回してから、後胴を旋回
して掘削することとなり、このとき、前胴の外方旋回角
度を後胴の外方旋回角度よりも大きくすることで、徐々
にトンネル幅が広くなったり、狭くなったりするトンネ
ルが形成され、滑らかに壁面が連続するトンネルを掘削
することができる。
【0054】また、請求項7の発明のトンネル掘削工法
によれば、主掘削機本体の前端部に装着された主カッタ
と主掘削機本体の掘進方向側方に配設された前胴及び後
胴からなる副掘削機本体の前端部に装着された副カッタ
とを駆動回転し、主掘削機本体に対して、前胴を掘進方
向左方あるいは右方の何れか一方へ外方旋回移動させる
と共に、後胴を前記他方へ外方旋回移動させながら、主
掘削機本体及び副掘削機本体を前進することで前方及び
側方の地盤を掘削して曲線トンネルを掘削形成するよう
にしたので、曲線トンネルを掘削施工するとき、主掘削
機本体に対して前胴と後胴の旋回方向を逆にすること
で、急旋回が可能となり、計画線に適合した適正なトン
ネルを掘削することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るトンネル掘削機とし
てのシールド掘削機の一部切欠平面図である。
【図2】本実施形態のシールド掘削機の正面図である。
【図3】図1のIII−III断面図である。
【図4】図1のIV−IV断面図である。
【図5】図1のV−V断面図である。
【図6】本実施形態のシールド掘削機の斜視図である。
【図7】本実施形態のシールド掘削機による拡幅トンネ
ル掘削時の作用を表す概略図である。
【図8】本実施形態のシールド掘削機による拡幅トンネ
ル掘削時の作用を表す概略図である。
【図9】本実施形態のシールド掘削機による拡幅トンネ
ル掘削時の作用を表す概略図である。
【図10】本実施形態のシールド掘削機による縮幅トン
ネル掘削時の作用を表す概略図である。
【図11】本実施形態のシールド掘削機による曲線トン
ネル掘削時の作用を表す概略図である。
【図12】通常トンネルの掘削断面図である。
【図13】拡幅トンネルの掘削断面図である。
【符号の説明】
11 主掘削機本体 12 主カッタ機構 13,14 副掘削機本体 13a,14a 前胴 13b,14b 後胴 15,16 副カッタ機構 17a,17b,18a,18b 支持部(副掘削機本
体支持機構) 19a,19b,20a,20b 拡幅ジャッキ(副掘
削機本体支持機構) 21,22,23 シールドジャッキ(推進機構) 34 主カッタヘッド 37 コピーカッタ 39 駆動モータ 47,48 副カッタヘッド 53,54 コピーカッタ 57,58 駆動モータ 61,62 コーナーカッタ 65,66 駆動モータ 71,72 余掘カッタ 73a,73b,74a,74b 支持軸 75a,75b,76a,76b 長孔 81,82,83 エレクタ装置 S 鋼殻 T,Ta ,Tb 枠状トンネル T1 ,T2 ,T3 矩形トンネル
【手続補正書】
【提出日】平成11年8月30日(1999.8.3
0)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項1
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項5
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項7
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めの請求項1の発明のトンネル掘削機は、主掘削機本体
と、該主掘削機本体の前端部に装着されて前方の地盤を
掘削する主カッタ機構と、前記主掘削機本体の掘進方向
側方に配設されて該主掘削機本体と共に筒形状をなす前
胴及び後胴からなる副掘削機本体と、該副掘削機本体の
前胴の前端部に装着されて前記主カッタ機構と共に前方
の地盤を掘削する副カッタ機構と、前記副掘削機本体を
前記主掘削機本体に対して独立して側方旋回して角度を
変更可能とする副掘削機本体支持機構と、前記主掘削機
本体及び前記副掘削機本体を前進させる推進機構とを具
えたことを特徴とするものである。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正内容】
【0013】更に、請求項5の発明のトンネル掘削工法
において、主掘削機本体の前端部に装着された主カッタ
と該主掘削機本体の掘進方向側方に配設された前胴及び
後胴からなる副掘削機本体の前端部に装着された副カッ
タとを駆動回転しながら、前記主掘削機本体及び副掘削
機本体を前進することで前方の地盤を掘削してトンネル
を形成し、所定の掘進位置にて、前記主掘削機本体に対
して、まず、前記前胴を外方旋回して掘削角度を拡大さ
ながら前方及び側方の地盤を所定長さ掘削した後、前
記後胴を外方旋回させながら前記前胴に追従させて所定
長さの拡幅トンネルを掘削形成することを特徴とするも
のである。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正内容】
【0015】また、請求項7の発明のトンネル掘削工法
において、主掘削機本体の前端部に装着された主カッタ
と該主掘削機本体の掘進方向側方に配設された前胴及び
後胴からなる副掘削機本体の前端部に装着された副カッ
タとを駆動回転し、前記主掘削機本体に対して、前記前
胴を掘進方向左方あるいは右方の何れか一方へ外方旋回
して角度を変更させると共に、前記後胴を前記他方へ外
旋回させながら、前記主掘削機本体及び副掘削機本体
を前進することで前方及び側方の地盤を掘削して曲線ト
ンネルを掘削形成することを特徴とするものである。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0048
【補正方法】変更
【補正内容】
【0048】
【発明の効果】以上、実施形態において詳細に説明した
ように請求項1の発明のトンネル掘削機によれば、主掘
削機本体の前端部に主カッタ機構を装着し、この主掘削
機本体の側方に前胴及び後胴からなる副掘削機本体を配
設してその前端部に副カッタ機構を装着し、副掘削機本
体支持機構によって副掘削機本体を主掘削機本体に対し
て独立して側方旋回して角度を変更可能とし、主掘削機
本体及び副掘削機本体を前進させる推進機構を設けたの
で、掘削途中でトンネル幅を変更する場合、前胴及び後
胴を主掘削機本体に対して順に旋回しながら掘削するこ
ととなるため、トンネルの壁部は長手方向に沿って段差
ができずに平滑面となって後加工が不要となると共に、
余掘による空洞部が発生することはほとんどなく、掘削
トンネルの崩落を阻止することができ、その結果、構造
及び掘削制御の簡素化を図ると共に、容易に拡幅トンネ
ルを掘削することで掘削作業の円滑化及び効率化を図る
ことができる。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0052
【補正方法】変更
【補正内容】
【0052】更に、請求項5の発明のトンネル掘削工法
によれば、主掘削機本体の前端部に装着された主カッタ
と主掘削機本体の掘進方向側方に配設された前胴及び後
胴からなる副掘削機本体の前端部に装着された副カッタ
とを駆動回転しながら、主掘削機本体及び副掘削機本体
を前進することで前方の地盤を掘削してトンネルを形成
し、所定の掘進位置にて、主掘削機本体に対して、ま
ず、前胴を外方旋回して掘削角度を拡大させながら前方
及び側方の地盤を所定長さ掘削した後、後胴を外方旋回
させながら前胴に追従させて所定長さの拡幅トンネルを
掘削形成するようにしたので、掘削途中でトンネル幅を
変更する場合、主掘削機本体に対して前胴と後胴を順に
旋回しながら掘削することで、トンネルの壁部は長手方
向に沿って段差ができずに平滑面となって後加工が不要
となると共に、余掘による空洞部が発生することはほと
んどなく、掘削トンネルの崩落を阻止することができ、
その結果、容易に拡幅トンネルを掘削することで掘削作
業の円滑化及び効率化を図ることができる。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0054
【補正方法】変更
【補正内容】
【0054】また、請求項7の発明のトンネル掘削工法
によれば、主掘削機本体の前端部に装着された主カッタ
と主掘削機本体の掘進方向側方に配設された前胴及び後
胴からなる副掘削機本体の前端部に装着された副カッタ
とを駆動回転し、主掘削機本体に対して、前胴を掘進方
向左方あるいは右方の何れか一方へ外方旋回して角度を
変更させると共に、後胴を前記他方へ外方旋回させさせ
ながら、主掘削機本体及び副掘削機本体を前進すること
で前方及び側方の地盤を掘削して曲線トンネルを掘削形
成するようにしたので、曲線トンネルを掘削施工すると
き、主掘削機本体に対して前胴と後胴の旋回方向を逆に
することで、急旋回が可能となり、計画線に適合した適
正なトンネルを掘削することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 杉山 雅彦 兵庫県神戸市兵庫区和田崎町一丁目1番1 号 三菱重工業株式会社神戸造船所内 (72)発明者 玉井 達郎 東京都港区元赤坂一丁目2番7号 鹿島建 設株式会社内 (72)発明者 中川 毅 東京都港区元赤坂一丁目2番7号 鹿島建 設株式会社内 Fターム(参考) 2D054 AA05 AB05 AD02 BA25

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主掘削機本体と、該主掘削機本体の前端
    部に装着されて前方の地盤を掘削する主カッタ機構と、
    前記主掘削機本体の掘進方向側方に配設されて該主掘削
    機本体と共に筒形状をなす前胴及び後胴からなる副掘削
    機本体と、該副掘削機本体の前胴の前端部に装着されて
    前記主カッタ機構と共に前方の地盤を掘削する副カッタ
    機構と、前記副掘削機本体の前胴及び後胴を前記主掘削
    機本体に対してそれぞれ独立して側方移動可能で且つ側
    方旋回可能とする副掘削機本体支持機構と、前記主掘削
    機本体及び前記副掘削機本体を前進させる推進機構とを
    具えたことを特徴とするトンネル掘削機。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のトンネル掘削機におい
    て、前記副掘削機本体支持機構は、前記主掘削機本体と
    前記前胴及び後胴との間に架設された複数の拡幅ジャッ
    キであることを特徴とするトンネル掘削機。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のトンネル掘削機におい
    て、前記複数の拡幅ジャッキは、1組の拡幅ジャッキが
    トラス状をなして複数組配設されたパラレルリンク機構
    であることを特徴とするトンネル掘削機。
  4. 【請求項4】 請求項1記載のトンネル掘削機におい
    て、前記副掘削機本体支持機構は、前記主掘削機本体と
    前記前胴及び後胴のいずれか一方に設けられた幅方向に
    沿った長孔と、前記他方に設けられて該長孔に移動自在
    に係合する支持軸と、前記主掘削機本体と前記前胴及び
    後胴との間に架設された拡幅ジャッキとを有することを
    特徴とするトンネル掘削機。
  5. 【請求項5】 主掘削機本体の前端部に装着された主カ
    ッタと該主掘削機本体の掘進方向側方に配設された前胴
    及び後胴からなる副掘削機本体の前端部に装着された副
    カッタとを駆動回転しながら、前記主掘削機本体及び副
    掘削機本体を前進することで前方の地盤を掘削してトン
    ネルを形成し、所定の掘進位置にて、前記主掘削機本体
    に対して、まず、前記前胴を外方旋回移動させながら前
    方及び側方の地盤を所定長さ掘削した後、前記後胴を外
    方旋回移動させながら前記前胴に追従させて所定長さの
    拡幅トンネルを掘削形成することを特徴とするトンネル
    掘削工法。
  6. 【請求項6】 請求項5記載のトンネル掘削工法におい
    て、前記前胴の外方旋回角度を前記後胴の外方旋回角度
    よりも大きく維持しながら所定長さの拡幅トンネルを掘
    削形成することを特徴とするトンネル掘削工法。
  7. 【請求項7】 主掘削機本体の前端部に装着された主カ
    ッタと該主掘削機本体の掘進方向側方に配設された前胴
    及び後胴からなる副掘削機本体の前端部に装着された副
    カッタとを駆動回転し、前記主掘削機本体に対して、前
    記前胴を掘進方向左方あるいは右方の何れか一方へ外方
    旋回移動させると共に、前記後胴を前記他方へ外方旋回
    移動させながら、前記主掘削機本体及び副掘削機本体を
    前進することで前方及び側方の地盤を掘削して曲線トン
    ネルを掘削形成することを特徴とするトンネル掘削工
    法。
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