JP2000119937A - 収束性に優れた緯入れノズル - Google Patents

収束性に優れた緯入れノズル

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JP2000119937A
JP2000119937A JP10287798A JP28779898A JP2000119937A JP 2000119937 A JP2000119937 A JP 2000119937A JP 10287798 A JP10287798 A JP 10287798A JP 28779898 A JP28779898 A JP 28779898A JP 2000119937 A JP2000119937 A JP 2000119937A
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Masahiro Okesaku
正広 桶作
Kentaro Yamamoto
健太郎 山本
Koyo Inoue
幸洋 井上
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 収束性に優れた、且つ高速のジェット水流
が得られるウォータージェットノズルの提供。 【解決手段】ノズル本体1の周壁に複数の注水孔2を備
え、ノズル本体1の内部に緯糸導入用のニードル3を同
軸配置し、ニードル3の先端部のヘッド5周りにオリフ
ィス9を形成し、更にオリフィス9の上流側に放射状に
複数のスリットを流路として形成する翼を軸線方向のほ
ぼ全長に設けた整流用のスタビライザー8とを備えたウ
ォータージェットノズルにおいて、注水孔2と注水孔2
との間に軸線方向に隔壁10を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、織機において緯入
れに使用する、ウォータージェットルーム用の緯入れノ
ズルに係り、特に収束性の優れたウォータージェットが
得られるようにした緯入れノズルに関する。
【0002】
【従来の技術】織機のウォータージェットルームには、
ポンプからの圧力水を高速のジェット水流に変換して放
出することにより、経糸が開口した瞬間に緯糸をジェッ
ト水流で搬送するための緯入れノズルを備えている。こ
の緯入れノズルは、緯糸を緯入れするための圧力水を、
スロートとニードルとの間隙からジェット水流として放
出して緯糸を所定の方向に走行させる機能を持つ。
【0003】緯入れノズルにおいては、外部からの高圧
の給水の流れが整流されて常に一様に安定したジェット
水流を放出することが重要とされている。このため、例
えば、実開昭62−88779号公報や特開平4−11
048号公報に記載された緯入れノズルのように、緯入
れノズルの内部流路には、供給された高圧水をでき得る
限り整流状態にしてオリフィス部へ送るためのスタビラ
イザーを設けたものが利用されている。
【0004】図6(a)は従来の緯入れノズル本体の縦
断面図、(b)はスタビライザー部分を示す(a)のb
−b断面図、(c)は注水孔を示す(a)のc−c断面
図、図7は図6にニードルを配置した状態を示す縦断面
図で、ノズル本体1内に設けられたスタビライザー8
は、金属、超硬質合金、サーメットまたはセラミックス
等を素材としたものであり、円周方向に一定のピッチで
配列した複数の翼8aを軸線方向の全長に形成した環状
断面を持つ。これらの翼8aどうしの間には、全て流路
形状が等しく流路断面も一様なスリット8bが形成され
ている。そして、スリット8bの底部までの深さは、ノ
ズル本体1の周壁に間隔をおいて設けられた注水孔2側
のノズル本体1の内周に近づけることにより、高圧水の
流れに対する抵抗がないようにしている。
【0005】このスタビライザー8は、たとえば内部流
路を複数に放射状に分割する断面形状のスリットを形成
したものであり、外部から供給した圧力水をこれらのス
リットに通すことによって整流を図るというものであ
る。
【0006】また、図7に示すように、ノズル本体1の
内側に組み込むニードル3は、軸線方向に緯糸の導入孔
4を貫通させたものであり、ノズル本体1に組み込んだ
ときには、注水孔2よりも後方に相当する位置からテー
パー角θに沿って先細りするプロフィルを持つヘッド5
を形成している。このヘッド5は、先端側にいくにつれ
て外径が次第に縮小していき、その先端がスロート7a
の末端よりわずかに突出した状態で組込まれている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】緯入れノズルにより緯
入を効率的に行うには、緯入れするために必要な水の消
費量を低減すること、織機スピードを更に高速化するこ
と、ウォータージェット水流の飛散による経糸の干渉を
なくすこと等が要求されていた。
【0008】しかしながら、前記公知の緯入れノズルに
おいては、図6(c)に示す、8個の注水孔2からノズ
ル内に注水した高圧の水は、集合室内のニードル3の外
周部でお互に衝突し合って乱流を起こすために、圧力ロ
スを生じ、また、撹乱した乱流状態でスタビライザー部
8へ流れるため、スタビライザー部8による整流作用に
は限界があった。従って、スロート7aとニードル3と
の間隙から放出されるジェット水流の収束性には限界が
あり、且つ高速のジェット水流を得ることができず、上
記の要求を満たすことができなかった。
【0009】また、ニードル形状に関しては、図7に示
すニードル3のヘッド5の先端外径部分には、循環使用
される供給水に分散した繊維のモノマーや水アカが付着
堆積する。その結果、スロート7aとニードル3との間
隙から放出されたジェット水流は、ニードル3のヘッド
5の先端部の付着堆積物により、外側に拡散する作用を
受けることとなり、ジェット水流(緯糸)の飛走方向や
飛走角度が変化したりジェット水流の収束性が悪くなる
原因となっていた。そこで、本発明は、収束性に優れ
た、且つ高速のジェット水流が得られる緯入れノズルを
提供するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明における第一の発
明は、ノズル本体の周壁に複数の注水孔を備え、ノズル
本体の内部に緯糸導入用のニードルを同軸配置し、前記
ニードルの先端部のヘッド周りにオリフィスを形成し、
更に前記オリフィスの上流側に整流用のスタビライザー
とを備えた緯入れノズルにおいて、注水孔と注水孔との
間に軸線方向に隔壁を設けたことを特徴とする。
【0011】また、本発明における第二の発明は、ノズ
ル本体の周壁に複数の注水孔を備え、ノズル本体の内部
に緯糸導入用のニードルを同軸配置し前記ニードルの先
端部のヘッド周りにオリフィスを形成し、更に前記オリ
フィスの上流側に整流用のスタビライザーとを備えた緯
入れノズルにおいて、ニードル先端部の外径をニードル
テーパー角で形成された寸法よりも縮径させたことを特
徴とする。なお、この構成において、注水孔と注水孔と
の間に軸線方向に隔壁を設けてもよい。
【0012】更に、本発明における第三の発明は、ノズ
ル本体の周壁に複数の注水孔を備え、ノズル本体の内部
に緯糸導入用のニードルを同軸配置し、前記ニードルの
先端部のヘッド周りにオリフィスを形成し、更に前記オ
リフィスの上流側に整流用のスタビライザーとを備えた
緯入れノズルにおいて、少なくとも2個のスタビライザ
ーを複数段に配設したことを特徴とする。なお、この第
三の発明は、第一の発明または第二の発明あるいは第一
と第二の発明と組み合わせた構成とすることもできる。
【0013】
【発明の実施の形態】図1は本発明の緯入れノズルの要
部を示す縦断面図で、織機の動作に連動してプランジャ
ーポンプからの圧力水が供給されるノズル本体1の中に
ニードル3が同軸上で組み込まれている。
【0014】中空のノズル本体1は、その軸線方向のほ
ぼ中間部分の周壁に適切な数の注水孔2を円周方向に一
定のピッチで開け、これらの注水孔2から一様な圧力水
の流入を可能とする。
【0015】ノズル本体1の内側に組み込むニードル3
は、軸線方向に緯糸の導入孔4を貫通させたものであ
り、ノズル本体1に組み込んだときには、注水孔2より
も後方に相当する位置からテーパー角θ(図4)に沿っ
て先細りするプロフィルを持つヘッド5を形成してい
る。このヘッド5は、先端側にいくに連れて外径が次第
に縮小していき、その先端がスロート7aの末端よりわ
ずかに突出した状態で組込まれる。
【0016】ノズル本体1の中にはスロートブロック7
及び図6(b)に示すスタビライザー8をそれぞれ同軸
配置として組み込む。そして、スロートブロック7がニ
ードル3のヘッド5部分に対応するように組立てること
により、スロートブロック7のスロート7aとヘッド5
との間は環状の流路断面となり圧力水を増速してウォー
タージェット化するためのオリフィス9が形成される。
【0017】従来技術の項で述べたように、注水孔2か
ら流入した高圧の水は、集合室内(図1の隔壁10を撤
去した空間)のニードル3の外周部でお互に衝突し合う
ため圧力ロスを生じ、また撹乱した乱流状態でスタビラ
イザー部8へと流れるため、スタビライザー8による整
流作用には限界があり、その結果収束性に優れた、且つ
高速のジェット水流を得ることができず、緯入れノズル
に要求される諸特性を完全に満たすことができなかっ
た。
【0018】そこで、本発明は、注水孔2と注水孔2と
の間にノズル本体1の軸線方向に隔壁10を設けること
により、ニードル外周部で圧力水がお互いに衝突し合う
現象がなくなり、またスタビライザー8へ流れ込む前に
あらかじめ整流された状態にすることにより、ほとんど
完全に整流化されてオリフィス9を通過して収束性に優
れた高速のジェット水流を発生させるものである。
【0019】図2は本発明のノズル本体の縦断面図、図
3は図2のa−a断面図である。なお、図2のb−b断
面図は図6(b)に示すスタビライザー部分の断面図と
同じであるので、その説明は省略する。
【0020】図3において、注水孔2と注水孔2との
間、即ち注水孔出口2aの両側には、隔壁10が形成さ
れる。隔壁10の先端は、ニードル3のテーパー部分に
接触しない位置まで近接させるのが好ましい。
【0021】なお、隔壁10の断面形状は、図3に示す
ような先端が3角形状のものが好ましいが、先端が長方
形状のもの、あるいは同一肉厚の先端が円弧状のもので
もよい。本発明の緯入れノズルは、注水孔2と注水孔2
との間に隔壁10を配置することによって注水後の水の
方向性を定め、集合室で整流性が高められる。その結
果、従来の緯入れノズルで生じていた乱流が大幅に減少
し、次に配置してあるスタビライザー8にあらかじめ整
流された水が供給されるため、格段に優れた整流作用が
発揮される。したがって、緯入れノズルから噴射された
ジェット水流は、従来達成できなかった収束性のより優
れた、且つ高速のジェット水流が得られる。
【0022】その結果、緯入れノズル使用時に起こる、
ジェット水流の飛散による縦糸(経糸)の干渉をほとん
ど取り除くことができる。従来の緯入れノズルと同じポ
ンプ、同水量、同圧力、同ノズルサイズとした本発明の
隔壁付き緯入れノズルのジェット水流は、2m進んだ位
置でのジェット水流の飛散度(直径)は、従来比の約6
0%であり、出だしの水が従来の緯入れノズルよりも細
く、密度が高いので、緯糸の搬送力が強く、糸の到達が
早いので、高速で安定した緯入れを実現することができ
た。
【0023】次に、ニードルの外径=2.0mm、スロ
ート内径=2.7mmと2.8mmの寸法を有する本発
明の隔壁を設けた緯入れノズルを用いて、150デニー
ル/48フィラメントで2240ツイスト/mの緯糸を
織機スピード700rpmとオサスローク70mmの条
件で緯入れを行った結果、ジェット水と緯糸とのスリッ
プが従来の緯入れノズルよりもカム回転角度で10゜早
くなった。このことは、ジェット水の収束性が良くしか
も緯入れ終了が早いことを示すものであり、緯糸到達検
知用センサー部(1900mmの位置)におけるジェッ
ト水流は水しぶきの飛散もなく非常にきれいで、なおか
つ安定した緯糸の搬送が達成された。
【0024】なお、本発明の図1に示した緯入れノズル
と、図6のノズル本体を有する従来の緯入れノズルによ
るジェット水流の収束性を下記の実験で比較を行った。
【0025】まず、織桟の運転速度を1000rpm、
シリンダーの内径が12.5mmでストロークが11m
mのプランジャーポンプで発生した圧力水を緯入れノズ
ルに供給した。
【0026】また、ジェット水流の収束性の度合いを調
査するために、厚みが15mmの石膏ボードを緯入れノ
ズルから2m離れた所にセットして緯入れテストを行
い、ジェット水流による石膏ボードの浸食の状態を比較
した結果は次のとおりであった。
【0027】(1)従来の緯入れノズル ・石膏ボード表面の浸食された直径=約45mm 注)水しぶきによって僅かに浸食された直径は約55m
m ・石膏ボード裏面の浸食により生じた貫通穴の直径=2
0mm (2)本発明の緯入れノズル ・石膏ボード表面の浸食された直径=22.5mm 注)水しぶきによって僅かに浸食された直径は約25m
m ・石膏ボード裏面の浸食により生じた貫通穴の直径=1
0mm 以上のテスト結果は、本発明の緯入れノズルによれば、
ジェット水流の末端部における直径が従来ノズルの1/
2に収束しており、かつ収束性が良くしかも密度が高い
ために緯糸の搬送力が強いことを示すものである。一
方、ニードルの先端を、図4に示すように、ニードルテ
ーパー角θで形成される外径寸法よりも縮径させたニー
ドルを、従来のノズル本体に組付けて緯入れテストを行
なった結果は次のとおりであった。まず、水垢やモノマ
ーの付着推積が非常に少なくなった。また、長期間の緯
入れによって若干の水垢やモノマーの付着推積が生じた
場合でもニードル先端部が縮径されているのでジェット
水流が外側に拡散する現象は全く発生しなかった。さら
には、ニードル先端部が縮径されているので、放出され
たジェット水流はニードル先端の縮径部分で強力に収束
する作用効果が発揮され、非常に優れた収束性のよいジ
ェット水流が得られた。なお、本発明のニードル先端部
を縮径させたニードルは、従来の実開昭62−8877
9号公報のノズルボディや、公知のスタビライザーを組
込んだ従来のノズルボディに装着した場合でも、優れた
収束性のよいジェット水流を発生させることができる。
【0028】さらには、注水孔と注水孔との間に隔壁を
設けたノズル本体に、本発明のニードル先端部を縮径さ
せたニードルを装着した場合には、驚異的な収束性を示
すジェット水流が得られた。ここでニードル先端部を縮
径させた形状としては、図4に示しているように縮径部
分の外径が全長にわたって同一寸法のストレートタイプ
の他に、縮径部分の外径を先細り形状としたテーパータ
イプや、更には、段付き状に縮径せずにテーパー角θよ
りも大きな角度に連続させた急角度タイプとすることが
できる。
【0029】図5は、本発明の緯入れノズルにおいて、
スタビライザー8を2段に配設した緯入れノズルの縦断
面図で、図1と同一部材には同一符号を付し、その説明
は省略する。
【0030】図5には、便宜上、注水孔2と注水孔2と
の間の隔壁10も併記しているが、図6に示す従来のノ
ズル本体1のスタビライザー8の部分にスタビライザー
8c,8dを複数段に配設することにより、従来の緯入
れノズルよりも非常に優れた収束性の良いジェット水流
を発生させることができる。
【0031】ここで、複数段にスタビライザー8を配設
する軸線方向の長さ寸法は、従来の緯入れノズル(図
6)の寸法より若干長くするのが好ましい。
【0032】なお、スタビライザー8の翼8aの数は最
小8枚から30枚程度まで増加させることができる。
【0033】また、整流効果の面では、スタビライザー
の翼8aの数が多い程効果を発揮する傾向があるので、
翼数の異なるスタビライザーを適宜組合わせて配設する
のが好ましい。スタビライザー8を複数個配設すること
により、従来1個のスタビライザーでは、整流化が不充
分であった水流を2段目あるいは3段目のスタビライザ
ーで整流化の達成が行われることになる。
【0034】図6に示した従来のノズル本体1のスタビ
ライザー8の部分に、翼8aの数が16枚のスタビライ
ザーを上流側に配置し、下流側に翼8aの数が18枚の
スタビライザーを配設して、緯入れテストを行った結
果、非常に収束性の良いジェット水流が得られ安定した
緯入れを行うことができた。
【0035】また更には、図5に示した本発明の緯入れ
ノズルによる緯入れテスト結果は、単に複数個のスタビ
ライザー8を配設した場合よりも更に優れた高速の安定
した緯入れが達成できた。なお、注水孔の両側に配置す
る隔壁の配置は、従来のスタビライザーと分離して配置
してもよいし、2つを一体化して配置してもよい。ま
た、円筒状の内径に隔壁を形成した部材をノズル本体内
部に嵌合装着してもよい。
【0036】
【発明の効果】本発明は、注水孔と注水孔との間に隔壁
を設けることにより、ニードル外周部でお互いに衝突し
合う現象がなくなり、また、スタビライザーへ流れ込む
前にあらかじめ整流された状態になるため、緯入れノズ
ル内での圧力ロスが少なくなるので、収束性に優れた、
かつ高速のジェット水流が得られる。その結果、ジェッ
ト水流の飛散による経糸の干渉をほとんど取り除くこと
ができ、また、緯糸の搬送力が強く得られることで、安
定した緯入れを実現することができる。
【0037】また、本発明のニードル先端部を縮径した
ニードルを、従来のノズル本体または本発明の注水孔と
注水孔との間に隔壁を設けたノズル本体に組込むことに
より、更に優れた収束性のよい高速のジェット水流が得
られるので、経糸の干渉がほとんどなくなり、かつ織機
の高速運転が可能となり、さらにニードル先端部の付着
蓄積物を除去するためのメンテナンス工数が大巾に削減
できる。
【0038】また更に、本発明の少なくとも2個のスタ
ビライザーを複数段に配設することによりノズル本体が
従来品とほとんど同じ形状にもかかわらず非常に優れた
収束性の良いジェット水流が得られ、経糸の干渉がほと
んどない安定した緯入れが達成できる。さらには、本発
明における第一、第二及び第三の発明をそれぞれ組み合
わせることにより、相乗効果が発揮され、理想的な緯入
れノズルを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の緯入れノズルの要部を示す縦断面図
である。
【図2】 本発明のノズル本体の縦断面図である。
【図3】 注水孔と注水孔との間の隔壁を示す、図2の
a−a断面図である。
【図4】 本発明のニードル先端部を縮経させた要部を
示す縦断面図である。
【図5】 本発明の注水孔と注水孔との間の隔壁とスタ
ビライザーを2段に配設した緯入れノズルの要部を示す
縦断面図である。
【図6】 従来の緯入れノズル本体の縦断面図、(b)
はスタビライザー部分を示す(a)のb−b断面図、
(c)は注水孔を示す(a)のc−c断面図である。
【図7】 従来のニードルを装着した要部を示す縦断面
図である。
【符号の説明】
1 ノズル本体1 2 注水孔 3 ニードル 4 緯糸の導入孔 5 ヘッド 6 保持座 7 スロートブロック 7a スロート 8 スタビライザー 8a 翼 8b スリット 8c,8d スタビライザー 9 オリフィス 10 隔壁

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ノズル本体の周壁に複数の注水孔を備
    え、ノズル本体の内部に緯糸導入用のニードルを同軸に
    装着し、前記ニードルの先端部のヘッド周りにオリフィ
    スを形成し、更に前記オリフィスの上流側に整流用のス
    タビライザーを備えた緯入れノズルにおいて、注水孔と
    注水孔との間に軸線方向に隔壁を設けたことを特徴とす
    る緯入れノズル。
  2. 【請求項2】 ノズル本体の周壁に複数の注水孔を備
    え、ノズル本体の内部に緯糸導入用のニードルを同軸に
    装着し、前記ニードルの先端部のヘッド周りにオリフィ
    スを形成し、更に前記オリフィスの上流側に整流用のス
    タビライザーを備えた緯入れノズルにおいて、ニードル
    先端部の外径をニードルテーパー角で形成された寸法よ
    りも縮径させたことを特徴とする緯入れノズル。
  3. 【請求項3】 ノズル本体の周壁に複数の注水孔を備
    え、ノズル本体の内部に緯糸導入用のニードルを同軸配
    置し、前記ニードルの先端部のヘッド周りにオリフィス
    を形成し、更に前記オリフィスの上流側に整流用のスタ
    ビライザーとを備えた緯入れノズルにおいて、少なくと
    も2個のスタビライザーを複数段に配設したことを特徴
    とする緯入れノズル。
  4. 【請求項4】 注水孔と注水孔との間に軸線方向に隔壁
    を設けたことを特徴とする請求項2又は3記載の緯入れ
    ノズル。
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