JP2000119603A - スズ化合物を用いた接着性組成物 - Google Patents

スズ化合物を用いた接着性組成物

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JP2000119603A JP10296852A JP29685298A JP2000119603A JP 2000119603 A JP2000119603 A JP 2000119603A JP 10296852 A JP10296852 A JP 10296852A JP 29685298 A JP29685298 A JP 29685298A JP 2000119603 A JP2000119603 A JP 2000119603A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 歯科の分野における金属材料と樹脂材料間の
接着において、長期接着耐久性と接着操作の簡易性に優
れた接着性組成物を提供する。 【解決手段】 (a)重合性単量体、(b)カルボキシ
ル基含有重合性単量体、(c)光重合開始剤及び(d)
一般式(1)(R1)nSn(XR2)m〔nおよびmは1、
2または3の整数で、n+m=4を表す〕、一般式
(2)([R3]3Sn)2Xまたは一般式(3)−([R4]
2SnXR5X)p−〔pは平均値が2〜4の大きさの数値
を表す〕〔上記式中、;R1、R3およびR4はそれぞれ
炭素原子数1〜18個の直鎖状または分岐状のアルキ
ル、アルケニルまたはアリール基、R5は同様のアルキ
レンまたはアルケニレン基であり、XはOまたはS原子
を表す〕で表される特定の錫化合物、を含んでなる接着
性組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は金属、樹脂、セラミ
ックスまたは人体硬組織に対する接着性組成物である。
特に歯科の分野における金属材料と樹脂材料間の接着に
好適に用いられる接着性組成物に関する発明である。
【0002】
【従来の技術】歯科治療において接着の対象となる被着
体は金属、樹脂、セラミックス、人体硬組織(歯牙)と
多岐に及んでおり、症例によってこれらの被着体同士を
接着させる必要がある。金属材料と樹脂材料を接着させ
るケースとしては、(1)義歯金属床に義歯樹脂床を接
着する。(2)金属歯冠に樹脂歯冠を接着する。(3)
金属歯冠にセラミックス歯冠を樹脂製接着剤を用いて接
着する。(4)歯牙に金属製矯正材料を接着する。以
上、挙げたケースの他にも状況に応じて金属用の接着剤
が使用される。この様に、歯科においては金属接着の分
野は非常に重要であり、接着剤自体には優れた長期接着
耐久性と接着操作の簡易さが求められている。
【0003】特開昭60−173073号公報には、
酸、塩などの極性有機組成物、多官能性ビニル架橋組成
物、溶剤組成物、重合開始剤からなるアクリル系材料と
金属の接着剤が開示されている。この発明において好適
に使用される重合開始剤はカンホロキノン(カンファー
キノン)であり、促進剤は有機アミンである。特開平2
−110178号公報には、リン酸エステル、エチレン
系不飽和モノマー、無機充填剤、可視光線活性触媒(樟
脳キノン+還元剤としての錫化合物)、よりなる身体の
硬組織(骨、歯)、矯正用ブラケットのための接着剤を
開示している。本発明によると歯面への接着にはリン酸
エステルが有効に作用することが示唆されている。特開
平3−182240号公報には重合性モノマー、有機溶
剤、触媒系よりなる歯科矯正用ブラケット接着用ライナ
ーが開示されている。特開平6−56618号公報に
は、軟質ポリマー、酸性基を含有する重合性単量体、溶
媒よりなる金属製義歯床に対するプライマー組成物が開
示されている。特開平7−97306号公報には、酸性
基含有重合性単量体、水酸基含有重合性単量体、重合開
始剤よりなる硬化性組成物並びに重合性単量体と有機溶
媒を含有するプライマー組成物を開示している。この発
明によると歯牙に対して簡便な接着操作で表面処理がで
きる。特開平7−277913号公報にはシランカップ
リング剤、リン酸モノエステルよりなる歯科用接着性組
成物が開示されている。この発明によると酸化硅素を含
む歯科用セラミックスと歯科用レジン、歯科用合金等を
接着するのに適している。特開平7−278499号公
報にはチオリン酸クロリド基を有する重合性モノマー、
リン酸エステル基を有する重合性モノマー、有機溶剤よ
りなる金属表面処理剤が開示されている。この発明によ
ると貴金属、非貴金属のいずれの金属に対しても強い接
着力を示す。
【0004】歯科材料としての接着剤に求められる性質
としては、優れた接着強度、長期接着耐久性と耐水性、
使用前の長期保存安定性、接着操作の簡易さなどであ
る。しかし、従来の技術ではこれらの条件を同時に且つ
十分に満たすものはなかった。すなわち接着強度の高い
接着剤は使用前の保存安定性に劣ったり、保存安定性の
良い接着剤は長期にわたる接着耐久性に劣るという場合
がある。例えば、酸性基含有重合性単量体と重合開始剤
と還元剤としてアミン化合物を用いた接着剤が知られて
いる。これらの接着剤は保存安定性が極端に悪くなり安
定した接着力は望めない。この様な場合は接着剤の組成
を2分割するなどの措置が必要となり、接着操作が複雑
になってくる。また別の問題としては、従来用いられて
いる接着剤にはリン酸エステル化合物等の強酸が使用さ
れているものがあるが、これらの化合物は樹脂の重合性
を抑制する作用があることが知られている。更に強酸を
含有する組成物は、それを取り扱う歯科医、歯科技工士
への酸による刺激を及ぼす可能性があり、口腔内で使用
される患者にとっては歯髄刺激等のより直接的な危険性
が発生する。そのためリン酸エステル等の強酸の作用を
できるだけ避けることが望ましい。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、金属、樹
脂、セラミックスまたは人体硬組織に対し優れた接着性
を有する、特に歯科の分野における金属材料と樹脂材料
間の接着において、保存安定性に優れ、且つ長期接着耐
久性と接着操作の簡易性に優れた接着性組成物を提供す
ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、(a)重合性
単量体、(b)カルボキシル基含有重合性単量体、
(c)光重合開始剤および(d)一般式(1) (R1)nSn(XR2)m (1) 〔式中、nおよびmは1、2または3の整数で、n+m
=4であり;R1は炭素原子数1〜18個の直鎖状また
は分岐状のアルキルまたはアルケニルもしくはアリール
基であり、R1は置換基を有してもよく置換基中には−
C(=O)O―、―C(=O)―、―O―、―NH−を含ん
でもよく、R2はR1またはR1C(=O)−であり、各R1
および各R2は同じであっても異なっていてもよく;X
はOまたはS原子を表す〕; 一般式(2) ([R3]3Sn)2X (2) 〔式中、R3は炭素原子数1〜18個の直鎖状または分
岐状のアルキルまたはアルケニルもしくはアリール基で
あり、R3は置換基を有してもよく置換基中には−C(=
O)O―、―C(=O)―、―O―、―NH−を含んでも
よく、各R3は同じであっても異なっていてもよく;X
はOまたはS原子を表す〕;または一般式(3) −([R4]2SnXR5X)p− (3) 〔式中、pは平均値が1〜20の大きさの数値;R4
炭素原子数1〜18個の直鎖状または分岐状のアルキル
またはアルケニルもしくはアリール基であり、置換基を
有してもよく置換基中には−C(=O)O―、―C(=O)
―、―O―、―NH−を含んでもよく、R5は炭素原子
数1〜18個の直鎖状または分岐状のアルキレンまたは
アルケニレン基であり、置換基を有してもよく置換基中
には−C(=O)O―、―C(=O)―、―O―、―NH−
を含んでもよく;XはOまたはS原子を表し、各Xは同
じであっても異なっていてもよい〕で表される特定の錫
化合物、を含んでなる接着性組成物に関する。また、本
発明は、上記組成物に(e)充填材および/または
(f)有機溶媒および/または水、を更に含む上記接着
性組成物に関する。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明における(a)重合性単量
体は一般に歯科用組成物として用いられている公知の単
官能および多官能の重合性単量体のうちから使用するこ
とができる。これらのうち単官能重合性単量体として
は、例えば、メチル(メタ)アクリレート、エチル(メ
タ)アクリレート、ブチル(メタ)アクリレート、ヘキ
シル(メタ)アクリレート等の(メタ)アクリル酸のア
ルキルエステル類;および
【0008】γ−(メタ)アクリロキシプロピルトリメ
トキシシラン、γ−(メタ)アクリロキシプロピルトリ
エトキシシラン等の(メタ)アクリロキシアルキル基を
有するシラン化合物類を例示することができる。特に好
ましい単官能重合性単量体はメチルメタクリレート、γ
−メタクリロキシプロピルトリメトキシシランである。
【0009】また多官能性重合性単量体としては、例え
ば、エチレングリコールジ(メタ)アクリレート、プロ
ピレングリコールジ(メタ)アクリレート、ネオペンチ
ルグリコールジ(メタ)アクリレート、トリメチロール
プロパントリ(メタ)アクリレート、ペンタエリストー
ルテトラ(メタ)アクリレート等のアルカンポリオール
のポリ(メタ)アクリレート類;
【0010】ジエチレングリコールジ(メタ)アクリレ
ート、トリエチレングリコールジ(メタ)アクリレー
ト、ジプロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、
ジペンタエリストールヘキサ(メタ)アクリレート等の
ポリオキシアルカンポリオールポリ(メタ)アクリレー
ト類;
【0011】2,2-ビス(4-(2-ヒドロキシ-3-(メ
タ)アクリロキシプロポキシ)フェニル)プロパン(以
降、bis−GMAとも略記する)、2,2-ビス-(4-
(メタ)アクリロイルオキシフェニル)プロパン、2,
2-ビス-(4-(メタ)アクリロイルオキシポリエトキ
シフェニル)プロパン(以降、D−2.6Eとも略記す
る)、2,2-ビス(4−(メタ)アクリロイルオキシジ
エトキシフェニル)プロパン、2,2-ビス(4−(メ
タ)アクリロイルオキシテトラエトキシフェニル)プロ
パン、2,2-ビス(4-(メタ)アクリロイルオキシペ
ンタエトキシフェニル)プロパン、2,2-ビス(4-
(メタ)アクリロイルオキシジプロポキシフェニル)プ
ロパン等;
【0012】または、分子中にイソシアネート基を2つ
以上有する化合物と2-ヒドロキシエチル2-ヒドロキシ
エチル(メタ)アクリレート等の水酸基含有(メタ)ア
クリレートとの付加反応によって得られる分子中にウレ
タン結合を有し、両末端部にアクリロキシ基を有する多
官能(メタ)アクリレート等が使用できる。例えば、
7,7,9-トリメチル-4,13-ジオキソ-3,14-ジオ
キサ-5,12-ジアザ-ヘキサデカン-1,16-ジオール-
ジ(メタ)アクリレート(以降、UDMAとも略記す
る)、1,6ビス〔(2-フェノキシ-2'-(メタ)アクリロ
キシ)イソプロピル-オキシ-カルボニルアミノ〕ヘキサ
ン(以降UDAとも略記する)、1,1,1-トリ〔6
〔(1-(メタ)アクリロキシ-3-フェノキシ)イソプロピ
ルオキシカルバニルアミノ〕-ヘキシルカルバモイロキ
シメチル〕プロパン(以降UROとも略記する)等を例
示できる。
【0013】特に好ましい多官能重合性単量体はエチレ
ングリコールジメタクリレート、トリエチレングリコー
ルジメタクリレート、2,2-ビス(4-(2-ヒドロキシ
-3-(メタ)アクリロキシプロポキシ)フェニル)プロ
パン(bis−GMA)およびUDMAである。これら
の単官能および多官能重合性単量体は単独でもしくは2
種以上を組み合わせて使用することができる。
【0014】また、(a)重合性単量体の一部または全
部として水酸基を含有する重合性単量体を使用すること
は、接着性組成物のヌレ性を改善する点において特に望
ましい。このような水酸基を含有する重合性単量体とし
ては、例えば、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレ
ート、2または3−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリ
レート、4−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート、
ジエチレングリコールモノ(メタ)アクリレート、ジプ
ロピレングリコールモノ(メタ)アクリレート等が挙げ
られる。好ましくは2−ヒドロキシエチルメタクリレー
トが用いられる。
【0015】更に、(a)重合性単量体の1部として貴
金属との接着性を向上させる効果のある硫黄原子を含有
する単量体を使用することも、本発明にとって有効であ
る。これら硫黄原子を含有する重合性単量体としては、
例えば、トリアジンチオール基を有する(メタ)アクリ
レート、メルカプト基を有する(メタ)アクリレート、
ポリスルフィド基を有する(メタ)アクリレート、チオ
リン酸基を有する(メタ)アクリレート、ジスルフィド
環式基を有する(メタ)アクリレート、メルカプトジア
チアゾール基を有する(メタ)アクリレート、チオウラ
シル基を有する(メタ)アクリレート、チイラン基を有
する(メタ)アクリレート等が挙げられる。特に好まし
いものはトリアジンチオール基を有する(メタ)アクリ
レート、ジスルフィド環式基を有する(メタ)アクリレ
ートである。
【0016】本発明における(b)カルボキシル基含有
重合性単量体としては、例えば、(メタ)アクリル酸お
よびその無水物、1,4-ジ(メタ)アクリロキシエチル
ピロメリット酸、6-(メタ)アクリロキシナフタレン-
1,2,6-トリカルボン酸、N-(メタ)アクリロイル-
p-アミノ安息香酸、N-(メタ)アクリロイル-5-アミ
ノサリチル酸、4-(メタ)アクリロキシエチルトリメ
リット酸及びその無水物、4-(メタ)アクリロキシブ
チルトリメリット酸及びその無水物、2-(メタ)アク
リロイルオキシ安息香酸、β-(メタ)アクリロイルオ
キシエチルハイドロジェンサクシネート、β-(メタ)
アクリロイルオキシエチルハイドロジェンマレエート、
11-(メタ)アクリロイルオキシ-1,1-ウンデカンジ
カルボン酸、p-ビニル安息香酸等が挙げられる。好ま
しくは4-(メタ)アクリロキシエチルトリメリット酸
及びその無水物である。これらカルボキシル基含有重合
性単量体は、分子内に親水性基(カルボキシル基)と疎
水性基が共存しているため、被着体面に適度の濡れ性を
与える。また、カルボキシル基と被着体表面上の水酸基
との間に水素結合などの相互作用が働くことにより接着
に寄与すると考えられる。しかもこれらのカルボキシル
基含有重合性単量体は、リン酸エステル等の強酸に比べ
て、より穏やかであることが特徴として挙げられる。
【0017】本発明における(c)光重合開始剤として
は、当該分野では公知の種々のケトン化合物が用いら
れ、特に好適には例えば、ベンジル、カンファーキノ
ン、α-ナフトキノン、9,10-フェナントレンキノ
ン、ビアセチル等のα-ジケトン化合物またはその誘導
体が例示される。が挙げられる。好ましくはカンファー
キノンが用いられる。
【0018】本発明における(d)一般式(1) (R1)nSn(XR2)m (1) 〔式中、nおよびmは1、2または3の整数で、n+m
=4であり;R1は炭素原子数1〜18個の直鎖状また
は分岐状のアルキルまたはアルケニルもしくはアリール
基であり、R1は置換基を有してもよく置換基中には−
C(=O)O―、―C(=O)―、―O―、―NH−を含ん
でもよく、R2はR1またはR1C(=O)−であり、各R1
および各R2は同じであっても異なっていてもよく;X
はOまたはS原子を表す〕; 一般式(2) ([R3]3Sn)2X (2) 〔式中、R3は炭素原子数1〜18個の直鎖状または分
岐状のアルキルまたはアルケニルもしくはアリール基で
あり、R3は置換基を有してもよく置換基中には−C(=
O)O―、―C(=O)―、―O―、―NH−を含んでも
よく、各R3は同じであっても異なっていてもよく;X
はOまたはS原子を表す〕;または一般式(3) −([R4]2SnXR5X)p− (3) 〔式中、pは平均値が1〜20の大きさの数値;R4
炭素原子数1〜18個の直鎖状または分岐状のアルキル
またはアルケニルもしくはアリール基であり、置換基を
有してもよく置換基中には−C(=O)O―、―C(=O)
―、―O―、―NH−を含んでもよく、R5は炭素原子
数1〜18個の直鎖状または分岐状のアルキレンまたは
アルケニレン基であり、置換基を有してもよく置換基中
には−C(=O)O―、―C(=O)―、―O―、―NH−
を含んでもよく;XはOまたはS原子を表し、各Xは同
じであっても異なっていてもよい〕で表される錫化合物
が用いられる。
【0019】これらの錫化合物としては、例えば、ジブ
チルスズジアセテート(C49)2Sn(OOCCH3)2、ジ
ブチルスズジラウレート(C49)2Sn(OOCC1123)
2、ジオクチルスズジラウレート(C817)2Sn(OOC
1123)2、ジオクチルスズジバーサテート(C817)2
Sn(OOCC919)2、ジオクチルスズビス(メルカプ
ト酢酸イソオクチルエステル)塩(C817)2Sn(SCH
2COOC817)2、テトラメチル-1,3-ジアセトキシ
ジスタノキサンCH3COO(CH3)2SnOSn(CH3)
2OOCCH3、ビス(トリエチルスズ)オキサイド(C2
5)3SnOSn(C25)3、テトラメチル-1,3-ジフ
ェノキシジスタノキサンC65O(CH3)2SnOSn
(CH3)2OC65、ビス(トリプロピルスズ)オキサイ
ド(C37)3SnOSn(C37)3、ビス(トリブチルス
ズ)オキサイド(C49)3SnOSn(C49)3、ビス
(トリフェニルスズ)オキサイド(C65)3SnOSn
(C65)3、ポリ(マレイン酸ジブチルスズ)−〔(C4
9)2SnOOCCH=CHCOO〕p−、ポリ(マレイ
ン酸ジオクチルスズ)−〔(C817)2SnOOCCH=
CHCOO〕p−等が用いられる。
【0020】本発明の接着性組成物はこれら(a)〜
(d)の成分を基本組成とする接着性組成物であるが、
その使用目的によっては必要に応じて、(e)充填材お
よび/または(f)有機溶剤および/または水を含有す
るのが好ましい。(e)充填材としては、当業者で利用
されている公知の無機充填材、有機充填材、有機質複合
充填材等をそれぞれ単独であるいは2種以上の充填材を
組み合わせて用いることができる。
【0021】無機充填材としては、例えば、シリカ、ア
ルミニウムシリケート、アルミナ、チタニア、ジルコニ
ア、種々のガラス類(フッ素ガラス、ホウケイ酸ガラ
ス、ソーダガラス、バリウムガラス、バリウムアルミニ
ウムシリカガラス、ストロンチウムやジルコニウムを含
むガラス、ガラスセラミックス、フルオロアルミノシリ
ケートガラス、また、ゾルゲル法による合成ガラスなど
を含む)、アエロジル(登録商標)、フッ化カルシウ
ム、フッ化ストロンチウム、炭酸カルシウム、カオリ
ン、クレー、雲母、硫酸アルミニウム、硫酸カルシウ
ム、硫酸バリウム、酸化チタン、リン酸カルシウム、水
酸化カルシウム、水酸化ストロンチウム、ゼオライト、
等が挙げられる。好ましくはシリカ、アルミニウムシリ
ケート、アルミナ、バリウムガラス、バリウムアルミニ
ウムシリカガラス、ゾルゲル法によるシリカガラス、ア
エロジル(登録商標)が用いられる。
【0022】有機充填材としては、例えば、ポリメタク
リル酸メチル(PMMA)、ポリメタクリル酸エチル、
ポリメタクリル酸プロピル、ポリメタクリル酸ブチル、
ポリ酢酸ビニル、ポリエチレングリコール、ポリプロピ
レングリコール、ポリビニルアルコール等の粉粒体が挙
げられる。好ましくはポリメタクリル酸メチル、ポリメ
タクリル酸ブチルが用いられる。
【0023】有機質複合充填材としては、先の無機充填
材の表面を(a)重合性単量体として例示したような化
合物で重合被覆した後に適当な粒子径に粉砕したもの、
あるいは、予め重合性単量体に無機充填材を含有させて
おいた後に、乳化重合または懸濁重合などの操作により
得られる粒子等が挙げられる。
【0024】これらの充填材は、適当なシランカップリ
ング剤により表面処理されることが好ましい。シランカ
ップリング剤としては、例えば、γ−(メタ)−アクリ
ロキシプロピルトリメトキシシラン、γ−(メタ)アク
リロキシプロピルトリエトキシシラン等が挙げられ、好
ましくはγ−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラ
ンが用いられる。
【0025】本発明の接着性組成物中に用いられる
(f)有機溶剤としては、当業者で利用されている各種
の有機溶剤を単独であるいは2種以上を組み合わせて用
いることができる。代表的な有機溶剤としては、例え
ば、メタノール、エタノール、プロパノール、ブタノー
ル、アセトン、メチルエチルケトン、メチル(イソ)ブ
チルケトン、ジクロルメタン、クロロホルム、四塩化炭
素、1,1,2,2−テトラクロルエチレン、ベンゼ
ン、トルエン、キシレン、ペンタン、ヘキサン、オクタ
ン、ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、テト
ラヒドロフラン、ジオキサン等が挙げられる。好ましく
はエタノール、プロパノール、アセトン、四塩化炭素、
ヘキサンが用いられる。
【0026】本発明の接着性組成物を構成する(a)重
合性単量体、(b)カルボキシル基含有重合性単量体、
(c)光重合開始剤、(d)還元剤として特定の錫化合
物の配合割合は、(a)が1〜99重量部、(b)が9
9〜1重量部、(c)が0.01〜30重量部、(d)
が0.01〜30重量部であることが好ましい。更に好
ましくは(a)が5〜95重量部、(b)が95〜5重
量部、(c)が0.1〜25重量部、(d)が0.1〜2
5重量部である。本発明の接着性組成物として(a)+
(b)+(c)+(d)に更に(e)充填材を配合する
場合は、(a)+(b)+(c)+(d)の組成を
(P)としたとき(P)と(e)の割合は、(P)が1
0〜99.9重量部、(e)が90〜0.1重量部である
ことが好ましい。本発明の接着性組成物(a)+(b)
+(c)+(d)または(a)+(b)+(c)+
(d)+(e)に更に(f)有機溶媒および/または水
を配合する場合は、(a)+(b)+(c)+(d)の
組成を(P)、または(a)+(b)+(c)+(d)
+(e)の組成を(Q)としたとき、(P)または
(Q)と(f)の割合は、(P)または(Q)が1〜9
9.9重量部、(f)が99〜0.1重量部であることが
好ましい。
【0027】本発明の接着性組成物には(a)〜(f)
の化合物の他に、必要に応じて着色剤、蛍光剤、重合禁
止剤、紫外線吸収剤等の化合物を使用することができ
る。
【0028】
【実施例】以下に、本発明を実施例によって説明するが
本発明はこれら実施例に限定されるものではない。実施例 1 12mm×12mm×2.5mmの歯科用ニッケル−ク
ロム合金板((株)松風製ユニメタル)を#600の耐
水研磨紙で研磨して平滑な面を形成した。ついで、その
表面をサンドブラスター((株)松風製)を用いて平均
粒径50μmのアルミナ粉末でサンドブラストした。更
にこの金属板を超音波洗浄器を用い精製水中で10分間
超音波洗浄し被着体とした。
【0029】次に、アセトン88.1重量部、4-アクリ
ロキシエチルトリメリット酸8.8重量部、2-ヒドロキ
シエチルメタクリレート0.9重量部、ジオクチルスズ
ジラウレート0.9重量部、カンファーキノン1.3重量
部、重合禁止剤ヒドロキノンモノメチルエーテル微量と
を混合して接着性組成物とした。
【0030】ニッケル−クロム合金板表面に上記接着性
組成物を塗布し、自然乾燥でアセトンを蒸散させた。そ
の表面に内径5mm高さ2mmの穴が開いた固定治具を
置き、接着面積を規定した。ついで、光重合型コンポジ
ットレジンライトフィルIIA・A2色((株)松風製)
を固定治具の穴に充填し、技工用光重合器ソリディライ
ト((株)松風製)を用いて3分間光重合し、30分間
放置後、37℃水中に16時間浸漬させ接着試験用サン
プルとした。
【0031】接着試験用サンプルを万能試験機オートグ
ラフAG−5000B(島津製作所(株)製)を用いて
1mm/minの引っ張り速度でニッケル−クロム合金
板とコンポジットレジンとの間の引っ張り接着強さを測
定した。接着強さを表1に記す。
【0032】また、この接着性組成物を50℃恒温器中
に2週間及び4週間保存したものを、上記と同様にして
合金板とコンポジットレジンの接着に使用し、上記と同
様の方法で引っ張り接着強さを測定して、接着性組成物
の保存性を評価した。接着強さを表1に記す。
【0033】比較例 1、2、3 実施例1の接着性組成物組成中、ジオクチルスズジラウ
レートをそれぞれメタクリル酸ジメチルアミノエチル、
N,N-ジ-(ヒドロキシエチル)-p-トルイジンおよび
P-ジメチルアミノ安息香酸エチルに代えた以外は同一
組成とし、実施例1と同様の方法で引っ張り接着強さを
測定した。接着強さを表1に記す。
【0034】また、これらの接着性組成物を50℃恒温
器中に2週間及び4週間保存した後、上記と同様にして
合金板とコンポジットレジンの接着に使用し、上記と同
様の方法で引っ張り接着強さを測定した。接着強さを表
1に記す。
【0035】実施例 2 7,7,9-トリメチル-4,13-ジオキソ-3,14-ジオ
キサ-5,12-ジアザ-ヘキサデカン-1,16-ジオール-
ジ(メタ)アクリレート(UDMA)33.65重量部、
ネオペンチルグリコールジメタクリレート4.35重量
部、2-ヒドロキシエチルメタクリレート5.45重量
部、4-アクリロキシエチルトリメリット酸4.8重量
部、カンファーキノン0.35重量部、ジオクチルスズ
ジラウレート1.4重量部、γ-メタクリロキシプロピル
トリメトキシシランで表面をシランカップリング処理し
た平均粒子径10μmのガラスフィラー(ユニオン
(株)製)を43重量部、γ−メタクリロキシプロピル
トリメトキシシラン(信越化学工業(株)製)で表面を
シランカップリング処理した微粒子けい酸(デグサ社
(株)製)7重量部、重合禁止剤ブチル化ヒドロキシト
ルエン微量とを混合して接着性組成物とした。
【0036】実施例1のニッケル−クロム合金板表面に
上記接着性組成物を直径5mmで一層塗布し、技工用光
重合器ソリディライト((株)松風製)を用いて1分間
光重合する。その重合面に内径5mm高さ2mmの穴が
開いた固定治具を置き、接着面積を規定した。ついで、
光重合型コンポジットレジンライトフィルIIA・A2色
((株)松風製)を固定治具の穴に充填し、技工用光重
合器ソリディライト((株)松風製)を用いて3分間光
重合し、30分間放置後、37℃水中に16時間浸漬さ
せ接着試験用サンプルとした。
【0037】接着試験用サンプルを万能試験機オートグ
ラフAG−5000B(島津製作所(株)製)を用いて
1mm/minの引っ張り速度でニッケル−クロム合金
板とコンポジットレジンと引っ張り接着強さを測定し
た。接着強さを表1に記す。
【0038】また、この接着性組成物を50℃恒温器中
に2週間及び4週間保存したものを、上記と同様にして
合金板とコンポジットレジンの接着に使用し、上記と同
様の方法で引っ張り接着強さを測定した。接着強さを表
1に記す。
【0039】実施例 3、4 実施例2の接着性組成物組成中、ジオクチルスズジラウ
レートをそれぞれジブチルスズジラウレートおよびポリ
(マレイン酸ジオクチルスズ)−〔(C817)2SnOO
CCH=CHCOO〕p−(重合度を表すpは2から4
のものの混合物)に代えた以外は同一組成とし、実施例
2と同様の方法で引っ張り接着強さを測定した。接着強
さを表1に記す。
【0040】これらの接着性組成物を50℃恒温器中に
2週間及び4週間保存した後、上記と同様にして合金板
とコンポジットレジンの接着に使用し、上記と同様の方
法で引っ張り接着強さを測定した。接着強さを表1に記
す。
【0041】比較例 4、5、6 実施例2の接着性組成物組成中、ジオクチルスズジラウ
レートをそれぞれ、メタクリル酸ジメチルアミノエチ
ル、N,N-ジ-(ドロキシエチル)-p-トルイジンおよび
p-ジメチルアミノ安息香酸エチルに代えた以外は同一
組成とし、実施例2と同様の方法で引っ張り接着強さを
測定した。接着強さを表1に記す。
【0042】これらの接着性組成物を50℃恒温器中に
2週間及び4週間保存した後、上記と同様にして合金板
とコンポジットレジンの接着に使用し、上記と同様の方
法で引っ張り接着強さを測定した。接着強さを表1に記
す。
【0043】
【表1】
【0044】
【発明の効果】本発明の接着性組成物は、金属、樹脂、
セラミックス、人体硬組織に対して優れた接着強度を示
す。特に歯科用合金に対する接着剤として有用である。
また、接着後の耐久性、耐水性が優れている。更には接
着性組成物自体の硬化前の保存安定性に優れている。特
に歯科治療の分野で好適に用いられる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 寺前 充司 京都府京都市東山区福稲上高松町11番地 株式会社松風内 Fターム(参考) 4C089 AA10 BC02 BC07 BC10 BC20 BD01 BD02 BD03 BD05 BD07 CA09 CA10 4H049 VN03 VP01 VP02 VP10 VQ51 VQ82 VR20 VR40 VR50 VR60 VU23 VW02 4J040 FA091 FA141 FA151 FA201 FA291 GA23 HD42 JA05 JB08 KA13 MA02 MA04 MA10 MA15 NA02 NA03

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)重合性単量体、(b)カルボキシ
    ル基含有重合性単量体、(c)光重合開始剤、(d)一
    般式(1) (R1)nSn(XR2)m (1) 〔式中、nおよびmは1、2または3の整数で、n+m
    =4であり;R1は炭素原子数1〜18個の直鎖状また
    は分岐状のアルキルまたはアルケニルもしくはアリール
    基であり、R1は置換基を有してもよく置換基中には−
    C(=O)O―、―C(=O)―、―O―、―NH−を含ん
    でもよく、R2はR1またはR1C(=O)−であり、各R1
    および各R2は同じであっても異なっていてもよく;X
    はOまたはS原子を表す〕; 一般式(2) ([R3]3Sn)2X (2) 〔式中、R3は炭素原子数1〜18個の直鎖状または分
    岐状のアルキルまたはアルケニルもしくはアリール基で
    あり、R3は置換基を有してもよく置換基中には−C(=
    O)O―、―C(=O)―、―O―、―NH−を含んでも
    よく、各R3は同じであっても異なっていてもよく;X
    はOまたはS原子を表す〕;または一般式(3) −([R4]2SnXR5X)p− (3) 〔式中、pは平均値が1〜20の大きさの数値;R4
    炭素原子数1〜18個の直鎖状または分岐状のアルキル
    またはアルケニルもしくはアリール基であり、置換基を
    有してもよく置換基中には−C(=O)O―、―C(=O)
    ―、―O―、―NH−を含んでもよく、R5は炭素原子
    数1〜18個の直鎖状または分岐状のアルキレンまたは
    アルケニレン基であり、置換基を有してもよく置換基中
    には−C(=O)O―、―C(=O)―、―O―、―NH−
    を含んでもよく;XはOまたはS原子を表し、各Xは同
    じであっても異なっていてもよい〕で表される特定の錫
    化合物、を含んでなる接着性組成物。
  2. 【請求項2】 (a)を1〜99重量部、(b)を99
    〜1重量部、(c)を0.01〜30重量部、および
    (d)を0.01〜30重量部含む請求項1に記載の接
    着性組成物。
  3. 【請求項3】 (e)充填材を更に含む請求項1または
    2に記載の接着性組成物。
  4. 【請求項4】 (a)+(b)+(c)+(d)の組成
    を(P)としたとき、(P)と(e)の割合が、(P)
    が10〜99.9重量部(e)が90〜0.1重量部であ
    る請求項3に記載の接着性組成物。
  5. 【請求項5】 (f)有機溶媒および/または水を更に
    含む請求項1〜4のいずれかに記載の接着性組成物。
  6. 【請求項6】 (a)+(b)+(c)+(d)の組成
    を(P)または(a)+(b)+(c)+(d)+
    (e)の組成を(Q)としたとき、(P)または(Q)
    と(f)の割合が、(P)または(Q)が1〜99.9
    重量部(f)が99〜0.1重量部である請求項5の接
    着性組成物。
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EP2626057A1 (de) * 2012-02-09 2013-08-14 Justus-Liebig-Universität Gießen Système adhésif enrichi en étain pour la liaison de matériaux de remplissage à l'aide des tissus durs de la dent et pour le revêtement des tissus durs de la dent

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