JP2000119245A - ニトロメチルスルホンアミド誘導体、その製造方法および糖尿病合併症予防・治療剤 - Google Patents

ニトロメチルスルホンアミド誘導体、その製造方法および糖尿病合併症予防・治療剤

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JP2000119245A
JP2000119245A JP10289810A JP28981098A JP2000119245A JP 2000119245 A JP2000119245 A JP 2000119245A JP 10289810 A JP10289810 A JP 10289810A JP 28981098 A JP28981098 A JP 28981098A JP 2000119245 A JP2000119245 A JP 2000119245A
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Japan
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diabetic
nitromethylsulfonamide
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JP10289810A
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English (en)
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Oushiyou Sai
応渉 崔
Osamu Sakai
修 酒井
Atsushi Inoue
淳 井上
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Senju Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Senju Pharmaceutical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】糖尿病合併症の予防および治療に有効な、アル
ドース還元酵素阻害作用を有するニトロメチルスルホン
アミド誘導体を提供する。 【解決手段】一般式(1) 【化1】 [式中、Aは置換基を有してもよいアリール基または複
素環基を示し、R1は水素またはアルキル基を示す。]
で表されるニトロメチルスルホンアミド誘導体およびそ
の製薬学的に許容し得る塩。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ニトロメチルスル
ホンアミド誘導体およびその製薬学的に許容し得る塩、
これら化合物の製造法ならびにこれら化合物を有効成分
とするアルドース還元酵素阻害剤および糖尿病合併症の
予防・治療剤に関する。
【0002】
【従来の技術】細胞内の過剰なグルコースは、通常、細
胞内で解糖系により代謝される。しかし、糖尿病に罹患
し長期間グルコース濃度の高い状態が続くと、解糖系の
みでは代謝しきれなくなり、ソルビトール経路が働き出
す。ソルビトール経路が活性化されると、アルドース還
元酵素の活性が高まり、ソルビトールの産生量が増大
し、過剰のソルビトールの細胞内への蓄積が起こる。そ
の結果、細胞内の浸透圧が上昇して細胞外から水が侵入
し、細胞の膨潤、細胞膜の破綻が起こり、種々の疾患を
引き起こすに至ると考えられている。誘発される疾患と
しては、例えば、糖尿病白内障、糖尿病網膜症、糖尿病
性角膜障害、糖尿病性神経障害、糖尿病性腎症、その他
種々の糖尿病合併症が知られている。
【0003】現在まで、世界中の多くの研究者によっ
て、数々のアルドース還元酵素阻害剤が合成され、例え
ば、キネダック(Kinedak:登録商標、一般名エパルレ
スタット:Epalrestat)が糖尿病性神経症の治療薬とし
て用いられている。しかし、アルドース還元酵素阻害剤
の多くは、組織移行性が悪く、また、毒性を有すること
などから、そのほとんどは開発中止になっている。
【0004】また、スルホニルニトロメタン誘導体の合
成法およびそのアルドース還元酵素阻害作用について、
いくつか報告されているものの(例えば、複素環式スル
ホニルニトロメタン(特表平3−503900)、ベン
ジルアミノスルホニルニトロメタン(Research Disclos
ure,331巻,888頁,1991年)、ニトロメチルスルホニ
ルアセタミド(EP 0469887 A1)等)、未だ臨床応用さ
れていないのが実状である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、優れ
たアルドース還元酵素阻害作用および糖尿病合併症の予
防・治療効果を有する新規ニトロメチルスルホンアミド
誘導体およびその製薬学的に許容し得る塩を提供するこ
とである。
【0006】
【課題を解決するための手段】このような事情の下に研
究を行った結果、本発明者らは、ある種のニトロメチル
スルホンアミド誘導体に強力なアルドース還元酵素阻害
作用が存在することを見出し、さらに研究を重ね、本発
明を完成させた。
【0007】すなわち、本発明は、一般式(I)
【0008】
【化3】
【0009】[式中、Aは置換基を有してもよいアリー
ル基または複素環基を示し、R1は水素またはアルキル
基を示す。]で表されるニトロメチルスルホンアミド誘
導体またはその製薬学的に許容し得る塩、(2)一般式
(I)中のAで示されるアリール基が置換基を有しても
よいフェニル基である上記(1)の誘導体またはその製
薬学的に許容し得る塩、(3)一般式(I)中のAで示
される複素環基が置換基を有してもよいチアゾリル基で
ある上記(1)の誘導体またはその製薬学的に許容し得
る塩、(4)一般式(I)中のAで示されるアリール基
または複素環基が低級アルキル基、ハロゲン原子、ヒド
ロキシル基、低級アルコキシ基、アミノ基または/およ
びニトロ基で置換されている上記(1)〜(3)のいず
れかに記載の誘導体またはその製薬学的に許容し得る
塩、(5)一般式(II)
【0010】
【化4】
【0011】[式(II)中、AおよびR1は前記と同義
である。]で示されるメチルスルホンアミド誘導体に、
強塩基存在下、硝酸アルキルを反応させ、所望により、
さらに塩基または酸と反応させることを特徴とする、上
記(1)の化合物またはその製薬学的に許容し得る塩の
製造法、(6)上記(1)の化合物またはその製薬学的
に許容し得る塩を有効成分とするアルドース還元酵素阻
害剤、(7)上記(1)の化合物またはその製薬学的に
許容し得る塩を有効成分とする糖尿病合併性症の予防・
治療剤、に関する。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明のニトロメチルスルホンア
ミド(I)において、Aで示されるアリール基は、フェ
ニル基、ナフチル基、フェナントリル基、アントラセニ
ル基、ナフタセニル基等をいう。特に好ましいのはフェ
ニル基である。
【0013】Aで示される複素環基は、フラニル基、チ
オフェニール基、ピロリル基、オキサゾリル基、イソオ
キサゾリル基、チアゾリル基、イソチアゾリル基、イミ
ダゾリル基、ピラゾリル基、フラザニル基、ピラニル
基、ピリジニル基、ピリダジニル基、ピリミジニル基、
ピラジニル基、インドリル基、キノキサリニル基、キノ
リル基、トリアジニル基、オキサジアジニル基、ジチア
ジニル基、チアゾリジニル基等をいう。特に好ましいの
は、チアゾリル基である。
【0014】Aで示されるアリール基または複素環基の
置換基である低級アルキル基は、炭素数1〜3のメチル
基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基をいう。特
に好ましいのはメチル基である。これらの低級アルキル
基は置換されていてもよく、置換基としては、例えば、
フェニル基、ヒドロキシル基、アミノ基、ニトロ基、ハ
ロゲン等が挙げられる。
【0015】Aで示されるアリール基または複素環基の
置換基であるハロゲン原子としては、フッ素、塩素、臭
素、ヨウ素が挙げられる。特に好ましいのは、フッ素、
塩素である。
【0016】Aで示されるアリール基または複素環基の
置換基である低級アルコキシ基は、メトキシ基、エトキ
シ基、プロポキシ基、イソプロポキシ基をいい、特に好
ましいのはメトキシ基である。これらの低級アルコキシ
基は置換されていてもよく、置換基としては、例えば、
フェニル基、ヒドロキシル基、アミノ基、ニトロ基、ハ
ロゲン等が挙げられる。
【0017】Aで示されるアリール基または複素環基の
置換基であるアミノ基は、例えば、炭素数1〜3の低級
アルキル基、アセチル基、ベンゾイル基、フェニルアセ
チル基、トリルアセチル基、メチルスルホニル基、エチ
ルスルホニル基、ベンゼンスルホニル基、トシル基等で
置換されていてもよい。
【0018】R1で示されるアルキル基は、メチル基、
エチル基、プロピル基、イソプロピル基等の炭素数1〜
3のものが好ましい。特に好ましいのは、メチル基であ
る。
【0019】本発明のニトロメチルスルホンアミド誘導
体(I)は、例えば、次の合成経路により、またはこれ
に準じて適宜合成することができる。
【0020】
【化5】
【0021】一般式(III)
【化6】
【0022】[式(III)中、AおよびR1は前記と同義
である。]で表されるアミン誘導体を有機塩基存在下、
塩化メタンスルホニルと反応させることにより、一般式
(II)
【0023】
【化7】 [式(II)中、AおよびR1は前記と同義である。]で
表されるメチルスルホンアミド誘導体を合成する。有機
塩基としては、トリエチルアミン、ジイソプロピルエチ
ルアミン等のトリアルキルアミン、ピリジン、ルチジ
ン、ピコリン、4−ジメチルアミノピリジン等が挙げら
れるが、好ましくは、トリエチルアミンである。反応溶
媒としては、塩化メチレン、クロロホルム、N,N−ジ
メチルホルムアミド、テトラヒドロフラン等のような反
応に悪影響をおよぼさない慣用の溶媒またはそれらの混
合溶媒が挙げられるが、好ましくは、塩化メチレンある
いは塩化メチレンとN,N−ジメチルホルムアミドの混
合溶媒である。反応温度は、通常、冷却下から加温下の
範囲であり、好ましくは、0℃〜30℃の範囲である。
【0024】次に、一般式(II)で表される化合物を、
強塩基存在下、硝酸アルキルと反応させ、再結晶または
カラムクロマトグラフィーで精製することにより、一般
式(I)
【0025】
【化8】 [式(I)中、AおよびR1は前記と同義である。]で
表されるニトロメチルスルホンアミド誘導体を合成す
る。強塩基としては、メチルリチウム、t−ブチルリチ
ウム、n−ブチルリチウム、リチウムジイソプロピルア
ミド、リチウムアミド、ナトリウムアミド、ナトリウム
メトキシド、ナトリウムエトキシド、水素化ナトリウム
等が挙げられるが、好ましくは、n−ブチルリチウムで
ある。硝酸アルキルとしては、硝酸ブチル、硝酸シクロ
ヘキシル、硝酸イソプロピル、硝酸イソアミル等が好適
に用いられる。反応溶媒としては、例えば、無水テトラ
ヒドロフラン、ベンゼン、トルエン、エチルベンゼン、
シクロヘキサン、ヘキサン、ヘプタン、ジエチルエーテ
ル等の反応に悪影響をおよぼさない慣用の溶媒またはそ
れらの混合溶媒が挙げられるが、好ましくは、無水テト
ラヒドフランである。反応は、通常、低温で行われ、好
ましい反応温度は−5℃〜−50℃の範囲である。
【0026】このようにして得られる本化合物(I)の
製薬学的に許容し得る塩としては、例えば、ナトリウム
塩、カリウム塩などのアルカリ金属塩、カルシウム塩、
マグネシウム塩などのアルカリ土類金属塩、塩酸塩、臭
化水素酸塩、硫酸塩、硝酸塩、リン酸塩等の無機酸との
塩、および、酢酸塩、クエン酸塩、トルエンスルホン酸
塩等の有機酸との塩が挙げられるが、これらに限定され
ない。
【0027】さらに、本発明は、本発明化合物(I)お
よびその塩の各種の溶媒和や結晶多形の物質も包含す
る。
【0028】本発明のアルドース還元酵素阻害剤および
糖尿病合併症予防・治療剤は、経口的にあるいは非経口
的に適宜に使用できる。製剤の形態としては、例えば、
錠剤、顆粒、散剤、カプセル剤、軟膏剤などの固形製剤
または注射剤、点眼剤などの液剤が挙げられる。いずれ
の製剤も、公知の方法により適宜調製することができ
る。これら製剤には、通常用いられる賦形剤、結合剤、
崩壊剤、分散剤、吸収促進剤、緩衝剤、界面活性剤、溶
解補助剤、保存剤、乳化剤、等張化剤、安定化剤、pH
調整剤などの各種添加剤を適宜使用してもよい。
【0029】本化合物をアルドース還元酵素阻害剤およ
び糖尿病合併症予防・治療剤として使用する場合、その
用量は、対象とする疾患の種類、使用する化合物の種
類、患者の年齢、体重、症状およびその剤形などによっ
ても異なるが、例えば、内服剤の場合は、成人1日数
回、1回量約1mg〜100mg程度投与するのがよい。ま
た、注射剤の場合は、成人1日1回、約0.1mg〜30mg程
度投与するのがよい。さらに、点眼剤の場合は、本化合
物を約0.01w/v%〜1.0w/v%、好ましくは約0.05w/v%〜
0.5w/v%含有する点眼剤を、1回1〜数滴、1日1〜6
回程度点眼するのがよい。
【0030】本発明の製剤には、目的と必要に応じて、
本発明化合物のうち1種または2種以上を適宜組合わせ
て含有させることもできる。
【0031】本発明の製剤によって予防、治療されうる
糖尿病合併症としては、例えば、糖尿病白内障、糖尿病
網膜症、糖尿病性角膜障害、糖尿病性腎症、糖尿病性神
経症等が挙げられる。
【0032】本発明の製剤には、本発明の目的に反しな
い限り、その他のアルドース還元酵素阻害成分、糖尿病
合併症予防・治療成分および/または別種の薬効成分を
適宜含有させてもよい。
【0033】
【実施例】本発明を、以下の製造例、実施例および試験
例により、さらに詳細に説明するが、本発明はこれらに
より何ら限定されるものではない。
【0034】なお、製造例および実施例に述べる化合物
の物性値において、プロトン核磁気共鳴スペクトル(N
MR)はVarian Gemini 2000(300MHz)を、融点はヤナ
コ微量融点測定装置MP 500V、元素分析はPerkin Elmer
CHNS/02400、マススペクトル(HRMS)はJEOL JMS−
AX505Wを用いて測定したものである。
【0035】(製造例1) メチルスルホンアニリド アニリン(0.09mmol)とトリエチルアミン(0.127mmo
l)の塩化メチレン溶液(50mL)に、塩化メタンスルホ
ニル(0.109mmol)を氷冷下滴下した。室温で一晩攪拌
後、水(50mL)を加え、塩化メチレンで抽出した。有機
相を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し
た。無機塩をろ去後、減圧下、溶媒を留去することによ
り、無色固体の目的化合物を得た。収率85%.1H−N
MR(CDCl3):δ3.01(3H,s),6.97(1H,brs),
7.16−7.38(5H,m).
【0036】(製造例2) N−メチルメチルスルホンアニリド N−メチルアニリンを出発原料とし、製造例1と同様に
操作して、無色固体の目的化合物を得た。収率90%.1
H−NMR(CDCl3):δ2.83(3H,s),3.32(3H,
s),7.25−7.42(5H,m).
【0037】(製造例3) N−エチルメチルスルホンアニリド N−エチルアニリンを出発原料とし、製造例1と同様に
操作して、黄色固体の目的化合物を得た。収率97%.1
H−NMR(CDCl3):δ1.15(3H,t,J=7.2Hz),2.
89(3H,s),3.75(2H,q,J=7.2Hz),7.33−7.45
(5H,m).
【0038】(製造例4) 4−クロロメチルスルホンアニリド 4−クロロアニリンを出発原料とし、製造例1と同様に
操作して、黄色固体の目的化合物を得た。収率52%.1
H−NMR(CDCl3):δ3.00(3H,s),6.83(1H,br
s),7.17(2H,d,J=8.7Hz),7.32(2H,d,J=8.7H
z).
【0039】(製造例5) 4−クロロ−N−メチルメチルスルホンアニリド 4−クロロ−N−メチルアニリンを出発原料とし、製造
例1と同様に操作して、黄色固体の目的化合物を得た。
収率96%.1H−NMR(CDCl3):δ2.84(3H,s),
3.31(3H,s),7.31−7.38(4H,m).
【0040】(製造例6) 2,4−ジメトキシメチルスルホンアニリド 2,4−ジメトキシアニリンを出発原料とし、製造例1
と同様に操作して、黄色固体の目的化合物を得た。収率
98%.1H−NMR(CDCl3):δ2.88(3H,s),3.81
(3H,s),3.86(3H,s),6.44(1H,brs),6.47−
6.52(2H,m),7.42(1H,d,J=8.4Hz).
【0041】(製造例7) 2,4−ジメトキシ−N−メチルメチルスルホンアニリ
ド 2,4−ジメトキシ−N−メチルアニリンを出発原料と
し、製造例1と同様に操作して、黄色固体の目的化合物
を得た。収率89%.1H−NMR(CDCl3):δ2.90(3
H,s),3.22(3H,s),3.80(3H,s),3.85(3H,
s),6.46−6.50(2H,m),7.28(1H,d,J=8.4H
z).
【0042】(製造例8) 2,6−ジメチルメチルスルホンアニリド 2,6−ジメチルアニリンを出発原料とし、製造例1と
同様に操作して、黄色固体の目的化合物を得た。収率92
%.1H−NMR(CDCl3):δ2.43(6H,s),3.09(3
H,s),5.93(1H,brs),7.10−7.17(3H,m).
【0043】(製造例9) 2−フルオロ−5−メチルメチルスルホンアニリド 2−フルオロ−5−メチルアニリンを出発原料とし、製
造例1と同様に操作して、黄色固体の目的化合物を得
た。収率93%.1H−NMR(CDCl3):δ2.35(3H,
s),3.02(3H,s),6.53(1H,brs),6.92−7.05(2
H,m),7.36(1H,m).
【0044】(製造例10) 2−フルオロ−5−メチル−N−メチルメチルスルホン
アニリド 2−フルオロ−5−メチル−N−メチルアニリンを出発
原料とし、製造例1と同様に操作して、黄色固体の目的
化合物を得た。収率99%.1H−NMR(CDCl3):δ2.
32(3H,s),2.95(3H,s),3.29(3H,s),7.02(1
H,dd,J=10.5,8.4Hz),7.11(1H,m),7.23(1H,
m).
【0045】(製造例11) 5−メトキシ−2−メチルメチルスルホンアニリド 5−メトキシ−2−メチルアニリンを出発原料とし、製
造例1と同様に操作して、黄色固体の目的化合物を得
た。収率94%.1H−NMR(CDCl3):δ2.36(3H,
s),3.01(3H,s),3.80(3H,s),6.41(1H,br
s),6.68(1H,dd,J=8.4,2.4Hz),7.08(1H,d,J
=2.4Hz),7.12(1H,d,J=8.4Hz).
【0046】(製造例12) 5−メトキシ−2−メチル−N−メチルメチルスルホン
アニリド 5−メトキシ−2−メチル−N−メチルアニリンを出発
原料とし、製造例1と同様に操作して、黄色固体の目的
化合物を得た。収率91%.1H−NMR(CDCl3):δ2.
32(3H,s),2.97(3H,s),3.21(3H,s),3.79(3
H,s),6.80(1H,d,J=2.7Hz),6.82(1H,dd,J=
8.1,2.7Hz),7.20(1H,d,J=8.1Hz).
【0047】(製造例13) 2,6−ジイソプロピルメチルスルホンアニリド 2,6−ジイソプロピルアニリンを出発原料とし、製造
例1と同様に操作して、黄色固体の目的化合物を得た。
収率97%.1H−NMR(CDCl3):δ1.24(12H,d,J
=6.9Hz),2.94(1H,m),3.07(3H,s),6.14(1
H,brs),7.04(1H,d,J=8.1Hz),7.18−7.23(2
H,m).
【0048】(製造例14) 4,5−ジメチル−2−メチルスルホニルアミノチアゾ
ール 4,5−ジメチル−2−アミノチアゾールを出発原料と
し、製造例1と同様に操作して、黄色固体の目的化合物
を得た。収率76%.1H−NMR(CDCl3):δ2.15(3
H,s),2.22(3H,s),2.98(3H,s).
【0049】(実施例1) ニトロメチルスルホンアニリド 製造例1で合成したメチルスルホンアニリド(0.089mmo
l)の無水テトラヒドロフラン溶液(100mL)に、窒素雰
囲気下、−5℃〜−10℃で、n−ブチリリチウムの15%
ヘキサン溶液(0.107mmol,60mL)を滴下した。約10分
間攪拌した後、−50℃に冷却し、硝酸イソアミル(0.10
7mmol)を滴下した。−30℃〜−50℃で4〜5時間攪拌
後、水(10mL)を加え、減圧下、溶媒を留去した。得ら
れた残渣を1N水酸化ナトリウム(10mL)で処理し、エ
ーテルで洗浄した。氷浴下、水相に酢酸を加え、pH5
に調整した後、塩化メチレンで抽出した。有機相を飽和
食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。無機
塩をろ去し、減圧下、溶媒を留去した。得られた残渣を
シリカゲルクロマトグラフィー(溶離液,酢酸エチル:
ヘキサン=1:10)で精製後、エタノール−水(1:
1,v/v)から再結晶することにより、無色結晶の目
的物を得た。収率7%.融点91−92℃.1H−NMR(C
DCl3):δ5.43(2H,s),7.12(1H,brs),7.30−7.
46(5H,m).元素分析(C7824S)理論値:C,
38.89;H,3.73;N,12.96,実測値:C,39.11;
H,3.69;N,12.81.
【0050】(実施例2) N−メチルニトロメチルスルホンアニリド 製造例2で合成したN−メチルメチルスルホンアニリド
を実施例1と同様に操作し、エタノールから再結晶する
ことにより、無色結晶の目的物を得た。収率17%.融点
50−51℃.1H−NMR(CDCl3):δ3.47(3H,s),
5.45(2H,s),7.37−7.54(5H,m).元素分析(C8
1024S)理論値:C,41.73;H,4.38;N,12.1
7,実測値:C,41.79;H,4.36;N,12.22.
【0051】(実施例3) N−エチルニトロメチルスルホンアニリド 製造例3で合成したN−エチルメチルスルホンアニリド
を実施例1と同様に操作し、シリカゲルカラムクロマト
グラフィーで精製することにより、無色油状物の目的物
を得た。収率13%. 1H−NMR(CDCl3):δ1.14(3
H,t,J=7.2Hz),3.84(2H,q,J=7.2Hz),5.44(2
H,s),7.39−7.49(5H,m).元素分析(C9122
4S)理論値:C,44.26;H,4.95;N,11.47,実測
値:C,44.30;H,4.95;N,11.52.
【0052】(実施例4) 4−クロロニトロメチルスルホンアニリド 製造例4で合成した4−クロロメチルスルホンアニリド
を実施例1と同様に操作し、エタノール−水(5:1,
v/v)から再結晶することにより、無色結晶の目的物
を得た。収率4%.融点117−118℃.1H−NMR(CDC
l3):δ5.43(2H,s),7.11(1H,brs),7.33(2H,
d,J=9.0Hz),7.41(2H,d,J=9.0Hz).元素分析
(C77ClN24S)理論値:C,33.54;H,2.8
1;N,11.18,実測値:C,33.68;H,2.77;N,11.
13.
【0053】(実施例5) 4−クロロ−N−メチルニトロメチルスルホンアニリド 製造例5で合成した4−クロロ−N−メチルメチルスル
ホンアニリドを実施例1と同様に操作し、エタノール−
塩化メチレン(3:1,v/v)から再結晶することに
より、無色結晶の目的物を得た。収率17%.融点106−1
07℃.1H−NMR(CDCl3):δ3.44(3H,s),5.44
(2H,s),7.18(2H,d,J=8.1Hz),7.46(2H,d,J
=8.1Hz).元素分析(C89ClN24S)理論値:
C,36.30;H,3.43;N,10.58,実測値:C,36.3
7;H,3.36;N,10.54.
【00054】(実施例6) 2,4−ジメトキシニトロメチルスルホンアニリド 製造例6で合成した2,4−ジメトキシメチルスルホン
アニリドを実施例1と同様に操作し、エタノールから再
結晶することにより、無色結晶の目的物を得た。収率8
%.融点91−92℃.1H−NMR(CDCl3):δ3.81(3
H,s),3.85(3H,s),5.44(2H,s),6.49(1H,d
d,J=8.4,2.7Hz),6.50(1H,d,J=2.7Hz),7.02
(1H,brs),7.39(1H,d,J=8.4Hz).元素分析(C
91226S)理論値:C,39.13;H,4.38;N,1
0.14,実測値:C,39.45;H,4.39;N,10.09.
【0055】(実施例7) 2,4−ジメトキシ−N−メチルニトロメチルスルホン
アニリド 製造例7で合成した2,4−ジメトキシ−N−メチルメ
チルスルホンアニリドを実施例1と同様に操作し、エタ
ノールから再結晶することにより、無色結晶の目的物を
得た。収率8%.融点115−116℃.1H−NMR(CDC
l3):δ3.33(3H,s),3.82(3H,s),3.86(3H,
s),5.54(2H,s),6.51(1H,dd,J=8.7,2.7Hz),
6.52(1H,d,J=2.7Hz),7.28(1H,d,J=8.7Hz).
元素分析(C101426S)理論値:C,41.37;
H,4.86;N,9.65,実測値:C,41.72;H,4.98;
N,9.88.
【0056】(実施例8) 2,6−ジメチルニトロメチルスルホンアニリド 製造例8で合成した2,6−ジメチルメチルスルホンア
ニリドを実施例1と同様に操作し、エタノールから再結
晶することにより、無色結晶の目的物を得た。収率5
%.融点126−127℃.1H−NMR(CDCl3):δ2.42
(6H,s),5.61(2H,s),6.50(1H,brs),7.12−7.
22(3H,m).元素分析(C91224S)理論値:
C,44.26;H,4.95;N,11.47,実測値:C,44.6
1;H,4.99;N,11.39.
【0057】(実施例9) 2−フルオロ−5−メチルニトロメチルスルホンアニリ
ド 製造例9で合成した2−フルオロ−5−メチルメチルス
ルホンアニリドを実施例1と同様に操作し、エタノール
−水(10:1,v/v)から再結晶することにより、無
色結晶の目的物を得た。収率5%.融点93−94℃.1
−NMR(CDCl3):δ2.35(3H,s),5.54(2H,
s),7.05−7.08(2H,m),7.35(1H,m).元素分析
(C89FN24S)理論値:C,38.71;H,3.65;
N,11.29,実測値:C,38.95;H,3.62;N,11.2
2.
【0058】(実施例10) 2−フルオロ−5−メチル−N−メチルニトロメチルス
ルホンアニリド 製造例10で合成した2−フルオロ−5−メチル−N−
メチルメチルスルホンアニリドを実施例1と同様に操作
し、エタノールから再結晶することにより、無色結晶の
目的物を得た。収率13%.融点76−77℃.1H−NMR
(CDCl3):δ2.35(3H,s),3.41(3H,s),5.56(2
H,s),7.08(1H,dd,J=10.2,8.7Hz),7.19(1H,
m),7.26(1H,m).元素分析(C911FN24S)
理論値:C,41.22;H,4.23;N,10.68,実測値:
C,41.24;H,4.11;N,10.47.
【0059】(実施例11) 5−メトキシ−2−メチルニトロメチルスルホンアニリ
ド 製造例11で合成した5−メトキシ−2−メチルメチル
スルホンアニリドを実施例1と同様に操作し、エタノー
ルから再結晶することにより、無色結晶の目的物を得
た。収率6%.融点90−91℃.1H−NMR(CDCl3):
δ2.33(3H,s),3.80(3H,s),5.54(2H,s),6.78
(1H,dd,J=8.4,2.7Hz),6.83(1H,brs),7.09
(1H,d,J=2.7Hz),7.19(1H,d,J=8.4Hz).元素
分析(C9 1225S)理論値:C,41.53;H,4.6
5;N,10.76,実測値:C,41.87;H,4.74;N,10.
41.
【0060】(実施例12) 5−メトキシ−2−メチル−N−メチルニトロメチルス
ルホンアニリド 製造例12で合成した5−メトキシ−2−メチル−N−
メチルメチルスルホンアニリドを実施例1と同様に操作
し、シリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製するこ
とにより、無色油状物の目的物を得た。収率4%.1
−NMR(CDCl3):δ2.33(3H,s),3.34(3H,
s),3.81(3H,s),5.57(2H,brs),6.89(1H,dd,
J=8.4,2.7Hz),7.05(1H,d,J=2.7Hz),7.24(1
H,d,J=8.4Hz).HRMS:C101425
(M+)理論値:274.0623,実測値:274.0604.
【0061】(実施例13) 2,6−ジイソプロピルニトロメチルスルホンアニリド 製造例13で合成した2,6−ジイソプロピルメチルス
ルホンアニリドを実施例1と同様に操作し、シリカゲル
カラムクロマトグラフィーで精製することにより、無色
結晶の目的物を得た。収率11%.融点165−166℃.1
−NMR(CDCl3):δ1.26(12H,d,J=6.9Hz),3.4
0(1H,m),5.63(2H,s),6.48(1H,brs),7.22(1
H,d,J=8.1Hz),7.25(1H,d,J=7.5Hz),7.38(1
H,dd,J=8.1,7.5Hz).元素分析(C13202
4S)理論値:C,51.98;H,6.71;N,9.33,実測
値:C,52.95;H,6.80;N,9.69.
【0062】(実施例14) 4,5−ジメチル−2−ニトロメチルスルホニルアミノ
チアゾール 製造例14で合成した4,5−ジメチル−2−メチルス
ルホニルアミノチアゾールを実施例1と同様に操作し、
シリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製することに
より、無色結晶の目的物を得た。収率3%.融点183−1
84℃.1H−NMR(CDCl3):δ2.18(3H,s),2.20
(3H,s),5.54(2H,s).元素分析(C693
42)理論値:C,28.68;H,3.61;N,16.72,実測
値:C,29.19;H,3.59;N,16.55.
【0063】試験例1.アルドース還元酵素(AR)阻
害活性 上記実施例に掲げた化合物につき、試験管内におけるラ
ット水晶体のアルドース還元酵素(AR)阻害活性の測
定を行った。AR阻害活性の測定は、実施例化合物の存
在下/不存在下におけるAR活性の差を測定することに
より行った。AR活性の測定は、公知の方法(Kador,
P.and Sharpless,N.E.,BiophysicalChemistry,8
巻,81頁,1978年)に従い、基質としてDL−グリセルア
ルデヒド、補酵素としてNADPHを用い、ARの還元
作用によりDL−グリセルアルデヒドがDL−グリセルアル
コールになるときに共役して起こるNADPHの減少速
度を340nmの吸光度(A340)の減少速度として測定
することにより求めた。
【0064】(測定法)表1および表2に示した反応液
を順に加え、総液量250μLを96穴マイクロプレートに加
え、25℃で5分間反応させ、NADPHの340nmにおけ
る吸光度の減少を測定した。まず、対照値として被験薬
物を含まない反応系(表1)におけるAR活性を測定
し、次に、実験値として被験薬物を含む反応系(表2)
におけるAR活性を測定した。
【0065】
【表1】
【0066】
【表2】
【0067】実施例化合物のAR活性は、まず、次の
式:AR阻害率={1−(実験値(初期5分間のA34
0の減少速度)/対照値(初期5分間のA340の減少
速度))}×100(%)、により種々の濃度における
阻害率(%)を算出し、次いで、複数の濃度における阻
害率からIC50(50%阻害濃度,μM)を求めた。
【0068】(測定結果)本発明の化合物につき、この
方法で求めたAR阻害活性(IC50)を表3に示す。本
結果は、本発明のニトロメチルスルホンアミド誘導体は
AR活性を有することを示す。
【0069】
【表3】
【0070】試験例2.ラット水晶体培養系における水
晶体混濁度および水晶体含水率の測定 (実験方法)4週齢雄性S.D.ラットを屠殺後、眼球
を摘出し、実体顕微鏡下で眼球から水晶体を分離した。
眼球をイーグルMEM培地(日水製薬製)に牛胎児血清
を10%となるように加えた基本培養液、基本培養液に30
mMキシロースを添加した培養液および基本培養液に30mM
キシロースと実施例10の化合物(10-5M)を添加した
培養液に移し、37℃、5%CO2下で2日間培養した。
培養後、実体顕微鏡下でビデオカメラを用いて水晶体の
画像をコンピューターに取り込み、画像解析ソフトウェ
ア(Image 1.31 software,twilight clone BBC,Silve
r Springs,MD)により水晶体全体の混濁度を測定し
た。また、培養直後の水晶体の湿重量(Ww)と100℃
で16時間乾燥後の水晶体重量(Wd)を測定し、水晶体
含水率(%)を、次の式:水晶体含水率(%)={(W
w−Wd)/Ww}×100、により求めた。
【0071】(実験結果) (1)培養後の水晶体混濁度を図1に示す。キシリトー
ルを添加した培養液で培養した水晶体は約80ピクセルの
混濁度を示したが、実施例10の化合物を添加した培養
液で培養した水晶体は、基本培養液で培養した水晶体と
同様に混濁は認められなかった。 (2)培養後の水晶体含水率を図2に示す。実施例10
の化合物を添加した培養液で培養した水晶体の含水率は
基本培養液で培養した水晶体の含水率と同程度であり、
実施例10の化合物は水晶体含水率の上昇を抑制した。
これらの結果は、本発明のニトロメチルスルホンアミド
誘導体は、水晶体内のARを阻害することによりキシリ
トールの蓄積を阻害し、水晶体混濁および水晶体含水量
を抑制したことを示すものである。
【0072】
【発明の効果】本発明のニトロメチルスルホンアミド誘
導体は、アルドース還元酵素阻害活性を示し、糖尿病合
併症の予防・治療薬として有利に用いることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】試験例2における、培養後の水晶体混濁度を示
すグラフである。横軸は被験群を、縦軸は画像解析ソフ
トウェアから求めた水晶体混濁度(ピクセル)を表す。
各値は、平均値±標準偏差(例数5)を表す。**はス
チューデント−t検定によるキシリトール添加培養液群
に対する有意差p<0.01を、++はスチューデント
−t検定による基本培養液群に対する有意差p<0.0
1を表す。
【図2】試験例2における、培養後の水晶体含水率を示
すグラフである。横軸は被験群を、縦軸は水晶体含水率
(%)を表す。各値は、平均値±標準偏差(例数5)を
表す。**はスチューデント−t検定によるキシリトー
ル添加培養液群に対する有意差p<0.01を、++は
スチューデント−t検定による基本培養液群に対する有
意差p<0.01を表す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C07C 303/40 C07C 303/40 C07D 277/52 C07D 277/52 C12N 9/99 C12N 9/99 Fターム(参考) 4C086 AA01 AA02 AA03 AA04 BC82 MA01 MA04 NA14 ZA08 ZA33 ZA81 ZC20 ZC35 4C206 AA01 AA02 AA03 AA04 JA11 MA01 MA04 NA14 ZA08 ZA33 ZA81 ZC20 ZC35 4H006 AA01 AA02 AA03 AB27 AC51

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式(I) 【化1】 [式中、Aは置換基を有してもよいアリール基または複
    素環基を示し、R1は水素またはアルキル基を示す。]
    で表されるニトロメチルスルホンアミド誘導体またはそ
    の製薬学的に許容し得る塩。
  2. 【請求項2】 一般式(I)中のAで示されるアリール
    基が置換基を有してもよいフェニル基である、請求項1
    記載の誘導体またはその製薬学的に許容し得る塩。
  3. 【請求項3】 一般式(I)中のAで示される複素環基
    が置換基を有してもよいチアゾリル基である、請求項1
    記載の誘導体またはその製薬学的に許容し得る塩。
  4. 【請求項4】 一般式(I)中のAで示されるアリール
    基または複素環基が低級アルキル基、ハロゲン原子、ヒ
    ドロキシル基、低級アルコキシ基、アミノ基または/お
    よびニトロ基で置換されている請求項1ないし3のいず
    れかに記載の誘導体またはその製薬学的に許容し得る
    塩。
  5. 【請求項5】 一般式(II) 【化2】 [式(II)中、AおよびR1は前記と同義である。]で
    示されるメチルスルホンアミド誘導体に、強塩基存在
    下、硝酸アルキルを反応させ、所望により、さらに塩基
    または酸と反応させることを特徴とする、請求項1記載
    の化合物またはその製薬学的に許容し得る塩の製造法。
  6. 【請求項6】 請求項1記載の化合物またはその製薬学
    的に許容し得る塩を有効成分とする、アルドース還元酵
    素阻害剤。
  7. 【請求項7】 請求項1記載の化合物またはその製薬学
    的に許容し得る塩を有効成分とする、糖尿病合併症の予
    防・治療剤。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015124377A (ja) * 2013-12-27 2015-07-06 富士フイルム株式会社 染料化合物及びその製造方法、着色硬化性組成物、カラーフィルタ及びその製造方法、画像表示装置、並びに固体撮像素子

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