JP2000119234A - 3−アミノ−4−フルオロ−2−不飽和カルボン酸エステル及びその製法 - Google Patents
3−アミノ−4−フルオロ−2−不飽和カルボン酸エステル及びその製法Info
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Abstract
ンチュウ剤として有用なアミノピリミジン誘導体の合成
中間体として有用な新規化合物である3−アミノ−4−
フルオロ−2−不飽和カルボン酸エステルを提供するこ
とを課題とする。 【解決手段】 本発明の3−アミノ−4−フルオロ−2
−不飽和カルボン酸エステルは、次式(1) 【化1】 (式中、R1はアルキル基を表し、R2は水素原子又はア
ルキル基を表し、R3はアルキル基を表す。)で示され
る。
Description
剤、殺菌剤、殺センチュウ剤として有用なアミノピリミ
ジン誘導体(特開平5−230036号公報、特開平6
−25187号公報、特開平6−116247号公報、
特開平6−247939号公報、特開平7−25822
3号公報に記載)の合成中間体として重要な、新規な3
−アミノ−4−フルオロ−2−不飽和カルボン酸エステ
ル及びその製法に関するものである。
よってその製法も知られていない。
成中間体として重要な、新規な3−アミノ−4−フルオ
ロ−2−不飽和カルボン酸エステル及びその製法を提供
するものである。
題を解決するために検討した結果、新規な化合物である
3−アミノ−4−フルオロ−2−不飽和カルボン酸エス
テルが前記の有用なアミノピリミジン誘導体の重要な中
間体となることを見い出し、さらに製法を確立して、本
発明を完成した。 即ち、第1の発明は、次式(1):
素原子又はアルキル基を表し、R3はアルキル基を表
す。)で示される3−アミノ−4−フルオロ−2−不飽
和カルボン酸エステルに関するものである。 第2の発明は、次式(2):
である。)で示される4−フルオロ−3−オキソカルボ
ン酸エステルを触媒存在下で、アンモニアと反応するこ
とを特徴とする前記の式(1)で示される3−アミノ−
4−フルオロ−2−不飽和カルボン酸エステルの製法に
関するものである。
する。目的化合物である前記の式(1)で示される3−
アミノ−4−フルオロ−2−不飽和カルボン酸エステル
〔化合物(1)〕及び、その製造原料である式(2)で
示される4−フルオロ−3−オキソカルボン酸エステル
〔化合物(2)〕における、R1〜R3は次の通りであ
る。R1としては、直鎖状又は分岐状のアルキル基を挙
げることができる。R1におけるアルキル基としては、
炭素原子数が1〜10個、好ましくは1〜4個のもので
ある。R2としては、水素原子、直鎖状又は分岐状のア
ルキル基を挙げることができる。R2におけるアルキル
基としては、炭素原子数が1〜10個、好ましくは1〜
4個のものであり、さらに好ましくはメチル基である。
R3としては、直鎖状又は分岐状のアルキル基を挙げる
ことができる。R3におけるアルキル基としては、炭素
原子数が1〜10個のものであり、好ましくは1〜4個
のものである。
−アミノ−4−フルオロ−2−ペンテン酸メチルエステ
ル、3−アミノ−4−フルオロ−2−ヘキセン酸メチル
エステル、3−アミノ−4−フルオロ−2−ヘプテン酸
メチルエステル、3−アミノ−4−フルオロ−2−オク
テン酸メチルエステル、3−アミノ−4−フルオロ−4
−メチル−2−ペンテン酸メチルエステル、3−アミノ
−4−フルオロ−4−メチル−2−ヘキセン酸メチルエ
ステル、3−アミノ−4−フルオロ−4−メチル−2−
ヘプテン酸メチルエステル、3−アミノ−4−フルオロ
−4−メチル−2−オクテン酸メチルエステル、3−ア
ミノ−4−フルオロ−2−ペンテン酸エチルエステル、
3−アミノ−4−フルオロ−2−ヘキセン酸エチルエス
テル、3−アミノ−4−フルオロ−2−ヘプテン酸エチ
ルエステル、3−アミノ−4−フルオロ−2−オクテン
酸エチルエステル、3−アミノ−4−フルオロ−4−メ
チル−2−ペンテン酸エチルエステル、3−アミノ−4
−フルオロ−4−メチル−2−ヘキセン酸エチルエステ
ル、3−アミノ−4−フルオロ−4−メチル−2−ヘプ
テン酸エチルエステル、3−アミノ−4−フルオロ−4
−メチル−2−オクテン酸エチルエステル、3−アミノ
−4−フルオロ−2−ペンテン酸−n−プロピルエステ
ル、3−アミノ−4−フルオロ−2−ヘキセン酸−n−
プロピルエステル、3−アミノ−4−フルオロ−2−ヘ
プテン酸−n−プロピルエステル、
酸−n−プロピルエステル、3−アミノ−4−フルオロ
−4−メチル−2−ペンテン酸−n−プロピルエステ
ル、3−アミノ−4−フルオロ−4−メチル−2−ヘキ
セン酸−n−プロピルエステル、3−アミノ−4−フル
オロ−4−メチル−2−ヘプテン酸−n−プロピルエス
テル、3−アミノ−4−フルオロ−4−メチル−2−オ
クテン酸−n−プロピルエステル、3−アミノ−4−フ
ルオロ−2−ペンテン酸イソプロピルエステル、3−ア
ミノ−4−フルオロ−2−ヘキセン酸イソプロピルエス
テル、3−アミノ−4−フルオロ−2−ヘプテン酸イソ
プロピルエステル、3−アミノ−4−フルオロ−2−オ
クテン酸イソプロピルエステル、3−アミノ−4−フル
オロ−4−メチル−2−ペンテン酸イソプロピルエステ
ル、3−アミノ−4−フルオロ−4−メチル−2−ヘキ
セン酸イソプロピルエステル、3−アミノ−4−フルオ
ロ−4−メチル−2−ヘプテン酸イソプロピルエステ
ル、3−アミノ−4−フルオロ−4−メチル−2−オク
テン酸イソプロピルエステル、3−アミノ−4−フルオ
ロ−2−ペンテン酸−n−ブチルエステル、
酸−n−ブチルエステル、3−アミノ−4−フルオロ−
2−ヘプテン酸−n−ブチルエステル、3−アミノ−4
−フルオロ−2−オクテン酸−n−ブチルエステル、3
−アミノ−4−フルオロ−4−メチル−2−ペンテン酸
−n−ブチルエステル、3−アミノ−4−フルオロ−4
−メチル−2−ヘキセン酸−n−ブチルエステル、3−
アミノ−4−フルオロ−4−メチル−2−ヘプテン酸−
n−ブチルエステル、3−アミノ−4−フルオロ−4−
メチル−2−オクテン酸−n−ブチルエステル、3−ア
ミノ−4−フルオロ−2−ペンテン酸イソブチルエステ
ル、3−アミノ−4−フルオロ−2−ヘキセン酸イソブ
チルエステル、3−アミノ−4−フルオロ−2−ヘプテ
ン酸イソブチルエステル、3−アミノ−4−フルオロ−
2−オクテン酸イソブチルエステル、3−アミノ−4−
フルオロ−4−メチル−2−ペンテン酸イソブチルエス
テル、3−アミノ−4−フルオロ−4−メチル−2−ヘ
キセン酸イソブチルエステル、3−アミノ−4−フルオ
ロ−4−メチル−2−ヘプテン酸イソブチルエステル、
3−アミノ−4−フルオロ−4−メチル−2−オクテン
酸イソブチルエステルが挙げられる。
例えば、次に示すように、2−フルオロカルボン酸エス
テル(Tetrahedron Lett.,199
3,293、Tetrahedron;Asymmet
ry,1994,981)とカルボン酸エステルから容
易に得ることができる(特願平9−342342号公
報)。
合物(2)に対して1倍モル以上であるが、好ましくは
1〜10倍モルである。本発明に使用される触媒として
は、例えばリンモリブデン酸、リンタングステン酸等の
ヘテロポリ酸類、モリブデン酸アンモン、タングステン
酸アンモン等のイソポリ酸塩類、モリブデン酸ナトリウ
ム、タングステン酸ナトリウム等のオルト酸塩類等が挙
げられる。 触媒の使用量は化合物(2)に対して0.
01重量%以上であるが、好ましくは0.01〜5重量
%である。本発明の化合物(1)の合成において、溶媒
は使用しても使用しなくても良いが、溶媒を使用する場
合は、本反応に関与しないものであれば特に限定され
ず、例えばメタノール、エタノール、1−プロパノー
ル、2−プロパノール、1−ブタノール等のアルコール
類、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチル
アセトアミド等のアミド類、テトラヒドロフラン、ジメ
トキシエタン等のエーテル類、ベンゼン、トルエン、キ
シレン等の芳香族炭化水素類等を挙げることができる。
また、これらの溶媒は単独又は混合して使用することが
できる。
〜50倍容量であるのが良く、更に好ましくは1〜30
倍量である。本発明の化合物(1)の合成において、使
用される反応温度は0〜70℃、好ましくは10〜50
℃が良い。本発明の化合物(1)の合成における反応時
間は濃度、温度、使用量によって変化するが、通常0.
5〜20時間で終了する。以上のようにして製造された
目的化合物(1)は、反応終了後、洗浄,抽出,濃縮等
の通常の後処理を行い、必要に応じて蒸留、再結晶や各
種クロマトグラフィー等の公知の手段で精製することが
できる。このようにして得られた化合物(1)から、殺
虫剤、殺ダニ剤、殺菌剤、殺センチュウ剤として有用な
アミノピリミジン誘導体を得ることができる。例えば、
次に示すように、化合物(1)の一つである3−アミノ
−4−フルオロ−2−ペンテン酸メチルエステルをホル
ムアミドで環化し、さらに5位,4位をクロル化するこ
とによって、有用なアミノピリミジン誘導体の重要な合
成中間体である4,5−ジクロロ−6−(1−フルオロ
エチル)ピリミジンを得ることができる。
する。なお、これらの実施例は、本発明の範囲を限定す
るものでない。 実施例1〔3−アミノ−4−フルオロ−2−ペンテン酸
メチルエステルの合成〕 6.7重量%アンモニア−メタノール溶液35.0gに
4−フルオロ−3−オキソペンタン酸メチルエステル1
0.2gとリンモリブデン酸0.01gを加え、25〜
27℃で1時間撹拌後、反応液を減圧下に濃縮した。濃
縮液をトルエン30mlに溶解し、水10mlで2回洗
浄後、有機層を硫酸マグネシウムで乾燥し濾過した。濾
液をガスクロマトグラフィー内部標準法で定量すると3
−アミノ−4−フルオロ−2−ペンテン酸メチルエステ
ルが9.93g生成していた(収率98.1%)。濾液
を減圧下に濃縮し、さらに減圧下に蒸留すると3−アミ
ノ−4−フルオロ−2−ペンテン酸メチルエステルが
9.03g得られた。
s)、4.54(1H,s)、4.95〜5.19(1
H,dq)、5.7〜6.7(2H,bs)
−ペンテン酸エチルエステルの合成〕 トルエン590mlに4−フルオロ−3−オキソペンタ
ン酸エチルエステル140.5gとメタノール290m
lとリンモリブデン酸0.14gを加え、アンモニアガ
スを29.5g吹き込み、24〜26℃で3時間撹拌し
た後、反応液を水200mlで洗浄し、有機層を硫酸マ
グネシウムで乾燥し濾過した。濾液をガスクロマトグラ
フィー内部標準法で定量すると3−アミノ−4−フルオ
ロ−2−ペンテン酸エチルエステルが135.6g生成
していた(収率97.1%)。濾液を減圧下に濃縮し、
さらに減圧下に蒸留すると3−アミノ−4−フルオロ−
2−ペンテン酸エチルエステルが126.3g得られ
た。
g ・質量分析値:CI−MS m/e=162(m+1) ・1H−NMR(CDCl3) δ(ppm) 1.26(3H,t)、1.48〜1.62(3H,d
d)、4.13(2H,q)、4.53(1H,s)、
4.93〜5.20(1H,dq)、5.7〜6.7
(2H,bs)
−ペンテン酸ブチルエステルの合成〕 6.7重量%アンモニア−メタノール溶液14.5gに
メタノール5mlと4−フルオロ−3−オキソペンタン
酸ブチルエステル7.20gとリンモリブデン酸0.0
3gを加え、25〜30℃で3時間撹拌後、反応液を減
圧下に濃縮した。濃縮液をトルエン20mlに溶解し、
水10mlで2回洗浄後、有機層を硫酸マグネシウムで
乾燥し濾過した。濾液を減圧下に濃縮し、さらに減圧下
に蒸留すると3−アミノ−4−フルオロ−2−ペンテン
酸ブチルエステルが6.30g得られた(収率87.9
%)。
m)、1.50〜1.61(3H,dd)、1.57〜
1.67(2H,m)、4.07(2H,t)、4.5
4(1H,s)、4.95〜5.18(1H,dq)、
5.7〜6.7(2H,bs)
−メチル−2−ペンテン酸エチルエステルの合成〕 エタノール50mlにアンモニアガスを2.0g吹き込
み、4−フルオロ−4−メチル−3−オキソペンタン酸
エチルエステル10.3gとリンモリブデン酸0.01
gを加え、27〜30℃で5時間撹拌した後、反応液を
減圧下に濃縮した。濃縮液をトルエン50mlに溶解
し、水10mlで2回洗浄後、有機層を硫酸マグネシウ
ムで乾燥し濾過した。濾液を減圧下に濃縮し、さらに減
圧下に蒸留すると3−アミノ−4−フルオロ−4−メチ
ル−2−ペンテン酸エチルエステルが8.74g得られ
た(収率85.3%)。
3(2H,q)、4.50(1H,s)、5.7〜6.
7(2H,bs)
−オクテン酸エチルエステルの合成〕 メタノール40mlにアンモニアガスを1.7g吹き込
み、4−フルオロ−3−オキソオクタン酸エチルエステ
ル10.2gとリンモリブデン酸0.01gを加え、2
5〜30℃で1時間撹拌した後、反応液を減圧下に濃縮
した。濃縮液をトルエン30mlに溶解し、水20ml
で2回洗浄後、有機層を硫酸マグネシウムで乾燥し濾過
した。濾液を減圧下に濃縮し、さらに減圧下に蒸留する
と3−アミノ−4−フルオロ−2−オクテン酸エチルエ
ステルが8.20g得られた(収率80.6%)。
0〜1.56(2H,m)、1.70〜1.90(2
H,m)、4.13(2H,q)、4.50(1H,
s)、4.76〜4.98(1H,dq)、5.7〜
6.7(2H,bs)
タン酸メチルエステルの合成〕 62.8%水素化ナトリウム1.31gをテトラヒドロ
フラン10mlに懸濁させた溶液に2−フルオロプロピ
オン酸メチル2.00gと酢酸メチル2.10gの混合
溶液を10分で滴下した後、30〜35℃で4時間加熱
した。反応終了後室温に冷却し、1N−塩酸で中和し
て、分液し、有機層をガスクロマトグラフィー内部標準
法で定量すると4−フルオロ−3−オキソペンタン酸メ
チルエステルが2.57g生成していた(収率92
%)。この有機層を減圧下に濃縮後、減圧下に蒸留する
と4−フルオロ−3−オキソペンタン酸メチルエステル
が2.03g得られた。
g ・質量分析値:CI−MS m/e=149(m+1) ・1H−NMR(CDCl3) δ(ppm) 1.47〜1.60(3H,m)、3.66〜3.67
(1.7H,d)、3.76〜3.77(3H,d)、
4.87〜5.12(1H,m)、5.33(0.15
H,s)、11.80〜12.00(0.15H,b
s)1H−NMR分析ではケト−エノールフォームが存
在する。
4−ピリミドンの合成〕 28%ナトリウムメチラート−メタノール溶液28.9
gに3−アミノ−4−フルオロ−2−ペンテン酸メチル
エステル7.36gとホルムアミド15.8gを加えて
加熱し、内温が70℃になるまで溶媒を留去した後、6
8〜70℃で10時間撹拌した。反応液を10℃以下に
冷却し、メタノール80mlを加え、濃硫酸7.5gと
水5.4gの混合物を添加し、50℃で30分撹拌後、
不溶物を濾別し、濾液を液体クロマトグラフィー内部標
準法で定量すると6−(1−フルオロエチル)−4−ピ
リミドンが6.78g生成していた(収率95.4
%)。濾液を減圧下に濃縮後、濃縮液を30mlの2−
プロパノールで再結晶し、6−(1−フルオロエチル)
−4−ピリミドンを5.75g得た。
7(1H,dq)、6.62〜6.63(1H,t)、
8.13(1H,s)、13.3(1H,bs)
ロエチル)−4−ピリミドンの合成〕 6−(1−フルオロエチル)−4−ピリミドン16.0
gをジクロロエタン160mlに懸濁した溶液を60℃
に加熱し、塩素8.76gを20分で吹き込んだ後、さ
らに60℃で1時間撹拌した。反応液を5℃に冷却し、
析出した結晶を濾別したところ、粗結晶25.6gを得
た。液体クロマトグラフィー内部標準法で定量すると、
5−クロロ−6−(1−フルオロエチル)−4−ピリミ
ドンが17.6g含まれていた(収率88.6%)。こ
の粗結晶を70mlの水で洗浄後、70mlのイソプロ
パノールで再結晶し、5−クロロ−6−(1−フルオロ
エチル)−4−ピリミドンの精結晶15.4gを得た。
0(1H,dq)、8.27(1H,s)、13.15
(1H,bs)
フルオロエチル)ピリミジンの合成〕 5−クロロ−6−(1−フルオロエチル)−4−ピリミ
ドン1.00gを1,2−ジクロロエタン10mlに懸
濁した溶液にN,N−ジメチルホルムアミド1滴と塩化
チオニル0.81gを添加し、2時間加熱還流を行っ
た。反応液を10mlの水で洗浄した後、有機層を液体
クロマトグラフィー内部標準法で定量すると、4,5−
ジクロロ−6−(1−フルオロエチル)ピリミジンが
1.09g生成していた(収率98%)。有機層を減圧
下に濃縮後、減圧下に蒸留すると、4,5−ジクロロ−
6−(1−フルオロエチル)ピリミジンが0.76g得
られた。
4(1H,dq)、8.92(1H,s)
ロ−2−不飽和カルボン酸エステルは、殺虫剤、殺ダニ
剤、殺菌剤、殺センチュウ剤として有用なアミノピリミ
ジン誘導体の合成中間体として有用である。
Claims (2)
- 【請求項1】 次式(1): 【化1】 (式中、R1はアルキル基を表し、R2は水素原子又はア
ルキル基を表し、R3はアルキル基を表す。)で示され
る3−アミノ−4−フルオロ−2−不飽和カルボン酸エ
ステル。 - 【請求項2】 次式(2): 【化2】 (式中、R1,R2及びR3は、請求項1に記載と同義で
ある。)で示される4−フルオロ−3−オキソカルボン
酸エステルを触媒存在下で、アンモニアと反応すること
を特徴とする請求項1記載の式(1)で示される3−ア
ミノ−4−フルオロ−2−不飽和カルボン酸エステルの
製法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28903698A JP4110633B2 (ja) | 1998-10-12 | 1998-10-12 | 3−アミノ−4−フルオロ−2−不飽和カルボン酸エステル及びその製法 |
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Publications (2)
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---|---|
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010539200A (ja) * | 2007-09-18 | 2010-12-16 | バイエル・クロツプサイエンス・アクチエンゲゼルシヤフト | 4−アミノブタ−2−エノリド類を調製する方法 |
-
1998
- 1998-10-12 JP JP28903698A patent/JP4110633B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP2010539200A (ja) * | 2007-09-18 | 2010-12-16 | バイエル・クロツプサイエンス・アクチエンゲゼルシヤフト | 4−アミノブタ−2−エノリド類を調製する方法 |
KR101544023B1 (ko) | 2007-09-18 | 2015-08-12 | 바이엘 크롭사이언스 아게 | 4-아미노부트-2-에놀라이드의 제조방법 |
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