JP2000118974A - リフトトラック - Google Patents

リフトトラック

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JP2000118974A
JP2000118974A JP10316849A JP31684998A JP2000118974A JP 2000118974 A JP2000118974 A JP 2000118974A JP 10316849 A JP10316849 A JP 10316849A JP 31684998 A JP31684998 A JP 31684998A JP 2000118974 A JP2000118974 A JP 2000118974A
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hydraulic cylinder
piston
hose
pressure hose
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Hitoshi Okuda
田 均 奥
Mitsuru Hamada
田 満 浜
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Okudaya Giken KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 操向ハンドル(12)によって操向輪
(9)を方向転換することにより、油圧シリンダ(8)
及びピストン(7)が回転されても、高圧ホース(1
8)が略一定姿勢に維持させる。 【解決手段】 荷物(A)を載せる荷台(1)に油圧ポ
ンプ(4)を設け、荷台(1)を昇降自在に支持させる
油圧シリンダ(8)に操向ハンドル(12)及び操向輪
(9)を取付けるリフトトラックにおいて、前記油圧ポ
ンプ(4)と油圧シリンダ(8)を油圧接続させる高圧
ホース(18)及びホース継手(17)を設け、前記荷
台(1)に連結させる油圧シリンダ(8)のピストン
(7)上端部でピストン(7)軸芯回りに回転自在に前
記ホース継手(17)を取付けたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は例えば荷物を積んだ
パレットをフォーク形荷台に載せて運搬するリフトトラ
ックに関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】従来、荷台を支える油
圧シリンダに高圧ホースを固定させて油圧ポンプを接続
させる場合、油圧シリンダ軸芯回りに後輪を方向転換さ
せることにより、高圧ホースが押引変形していたから、
前記高圧ホースの短尺化並びに損傷防止などを容易に行
い得ない等の問題がある。
【0003】
【課題を解決するための手段】然るに、本発明は、荷物
を載せる荷台に油圧ポンプを設け、荷台を昇降自在に支
持させる油圧シリンダに操向ハンドル及び操向輪を取付
けるリフトトラックにおいて、前記油圧ポンプと油圧シ
リンダを油圧接続させる高圧ホース及びホース継手を設
け、前記荷台に連結させる油圧シリンダのピストン上端
部でピストン軸芯回りに回転自在に前記ホース継手を取
付けたもので、操向ハンドルによって操向輪を方向転換
することにより、油圧シリンダ及びピストンが回転され
ても、高圧ホースが略一定姿勢に維持されるから、油圧
ポンプとピストン間の最短距離で高圧ホースを配置し
得、高圧ホースの短尺化による配管油圧抵抗の低減並び
に高圧ホースの機体内側格納による損傷防止などを容易
に行い得るものである。
【0004】また、ホース継手を荷台に固定座を介して
連結させたもので、荷台の略一定位置に略一定姿勢で高
圧ホースを支持し得、前記ホース継手と高圧ホース間の
接続部に引張り力などが作用して油漏れ等の不具合が生
じるのを容易に防止し得、耐久性向上並びにメンテナン
ス作業などの簡略化を容易に図り得るものである。
【0005】また、荷台の油圧シリンダ連結部上面に停
止操作具を設け、停止操作具を上方から加圧操作して電
源を切にするように構成したもので、電気配線の短絡な
どによって誤動作しても、作業者が停止操作具を上方か
ら叩くだけで緊急停止させ得、不測事態の発生に対して
作業者が機敏に対応して作業を速やかに中止させ得るも
のである。
【0006】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施例を図面に基づ
いて詳述する。図1は全体の側面図、図2は同平面図、
図3は油圧シリンダ部の断面図であり、荷物(A)を載
せるフォーク形荷台(1)のフォーク(1a)先端部に
左右前輪(2)を装設させると共に、電動上昇モータ
(3)によって駆動する油圧ポンプ(4)並びにバッテ
リ(5)などを荷台(1)後部の山形支持部(6)に内
設させる。
【0007】さらに、ピストン(7)を上方に出入させ
る単動型油圧シリンダ(8)を略垂直に立設させ、油圧
シリンダ(8)下部に操向輪(9)を取付け、また前輪
(2)を荷台(1)昇降と連動して下方に出入させるリ
ンク(10)を油圧シリンダ(8)に連結させると共
に、前記油圧シリンダ(8)に支点フレーム(11)を
介して操向ハンドル(12)を起伏自在に取付け、バネ
(13)によって操向ハンドル(12)を起立させる。
そして、操向ハンドル(12)を後方に倒して油圧シリ
ンダ(8)回りに左右に揺動させ、操向輪(9)を左右
に方向転換させるように構成している。
【0008】また、前記荷台(1)の山形支持部(6)
に受圧頭(14)を一体固定させ、受圧頭(14)に下
方側から半球体(15)を介してピストン(7)上端を
当接させ、ピストン(7)の出入によって山形支持部を
昇降させ、かつ前記リンク(10)によって前輪(2)
を出入させ、荷台(1)を略水平に保ち乍ら昇降させ
る。
【0009】また、前記ピストン(7)上端部外周に継
手ブラケット(16)を回転自在に嵌着させ、継手ブラ
ケット(16)にホース継手(17)を螺着固定させ、
ホース継手(17)に可撓性高圧ホース(18)の一端
側を接続固定させると共に、前記山形支持部(6)に一
体固定させた固定座(19)にホース継手(17)を連
結させ、前記ピストン(7)の軸芯回りの回転に対して
継手ブラケット(16)を遊転支持させるもので、前記
ピストン(7)内部に油路(20)を形成し、該油路
(20)を介して油圧シリンダ(8)内部のシリンダ室
(21)に高圧ホース(18)を油圧接続させている。
そして、操向ハンドル(12)によって操向輪(9)を
方向転換させることにより、油圧シリンダ(8)及びピ
ストン(7)が軸芯回りに回転したとき、継手ブラケッ
ト(16)に対してピストン(7)が空転し、ホース継
手(17)及び高圧ホース(18)が略一定位置に略一
定姿勢で支持されると共に、固定座(19)の連結によ
ってホース継手(17)及び高圧ホース(18)が山形
支持部(6)に対して相対位置及び相対姿勢が常に略一
定に保たれるように構成している。
【0010】上記から明らかなように、荷物(A)を載
せる荷台(1)に油圧ポンプ(4)を設け、荷台(1)
を昇降自在に支持させる油圧シリンダ(8)に操向ハン
ドル(12)及び操向輪(9)を取付けるリフトトラッ
クにおいて、前記油圧ポンプ(4)と油圧シリンダ
(8)を油圧接続させる高圧ホース(18)及びホース
継手(17)を設け、前記荷台(1)に連結させる油圧
シリンダ(8)のピストン(7)上端部でピストン
(7)軸芯回りに回転自在に前記ホース継手(17)を
取付けている。そして、操向ハンドル(12)によって
操向輪(9)を方向転換することにより、油圧シリンダ
(8)及びピストン(7)が回転されても、高圧ホース
(18)が略一定姿勢に維持され、油圧ポンプ(4)と
ピストン(7)間の最短距離で高圧ホース(18)を配
置し、高圧ホース(18)の短尺化による配管油圧抵抗
の低減並びに高圧ホース(18)の機体内側格納による
損傷防止などを行うと共に、ホース継手(17)を荷台
(1)に固定座(19)を介して連結させ、荷台(1)
の略一定位置に略一定姿勢で高圧ホース(18)を支持
し、前記ホース継手(17)と高圧ホース(18)間の
接続部に引張り力などが作用して油漏れ等の不具合が生
じるのを防止し、耐久性向上並びにメンテナンス作業な
どの簡略化を図るように構成している。
【0011】さらに、図4に示す如く、前記荷台(1)
を昇降させる上昇及び下降スイッチ(22)(23)
と、前記荷台(1)を前後走行移動させる前進及び後進
スイッチ(24)(25)と、緊急停止スイッチ(2
6)と、前記バッテリ(5)と、前記油圧ポンプ(4)
を作動させて油タンク(27)の作動油を油圧シリンダ
(8)に供給させる上昇モータ(3)と、電磁下降バル
ブ(28)を開動させて油圧シリンダ(8)の作動油を
油タンク(27)に戻す電磁下降ソレノイド(29)
と、前記操向輪(9)を正逆転させて荷台(1)を前後
進させる電動走行モータ(30)を、荷役コントローラ
(31)に電気接続させる。
【0012】また、前記の上昇及び下降スイッチ(2
2)(23)並びに前進及び後進スイッチ(24)(2
5)を操向ハンドル(12)上端部の操作ボックス(3
2)に設けると共に、荷台(1)の山形支持部(6)上
面に停止操作具(33)と前記緊急停止スイッチ(2
6)を設け、作業者が停止操作具(33)を上方から叩
いて緊急停止スイッチ(26)をオンにしたとき、図示
しないブレーカリレーを作動させ、前記各スイッチ(2
2)(23)(24)(25)操作に対して優先させて
前記各モータ(3)(30)及びソレノイド(29)を
オフ保持する。このように、荷台(1)の油圧シリンダ
(8)連結部上面に停止操作具(33)を設け、停止操
作具(33)を上方から加圧操作して電源を切にするも
ので、電気配線の短絡などによって誤動作しても、作業
者が停止操作具(33)を上方から叩くだけで緊急停止
させ、不測事態の発生に対して作業者が機敏に対応して
作業を速やかに中止させるように構成している。なお、
図4中において、(34)は油圧ポンプ(4)吐出側に
設けるリリーフ弁、(35)は走行モータ(30)のオ
フによって操向輪(9)を制動するブレーキであり、モ
ータ(30)オンによってブレーキ(35)が解除され
る。
【0013】本実施例は上記の如く構成するもので、作
業者が操向ハンドル(12)を握って後方に傾倒させ乍
ら、前進及び後進スイッチ(24)(25)の操作によ
って前後進させ、操向ハンドル(12)を左右に揺動さ
せて操向輪(9)を方向転換させ、走行進路を決定する
と共に、上昇及び下降スイッチ(22)(23)の操作
によって油圧シリンダ(8)を作動させて荷台(1)を
昇降させ、荷物(A)を荷台(1)に積み降す作業を行
【0014】
【発明の効果】以上実施例から明らかなように本発明
は、荷物(A)を載せる荷台(1)に油圧ポンプ(4)
を設け、荷台(1)を昇降自在に支持させる油圧シリン
ダ(8)に操向ハンドル(12)及び操向輪(9)を取
付けるリフトトラックにおいて、前記油圧ポンプ(4)
と油圧シリンダ(8)を油圧接続させる高圧ホース(1
8)及びホース継手(17)を設け、前記荷台(1)に
連結させる油圧シリンダ(8)のピストン(7)上端部
でピストン(7)軸芯回りに回転自在に前記ホース継手
(17)を取付けたもので、操向ハンドル(12)によ
って操向輪(9)を方向転換することにより、油圧シリ
ンダ(8)及びピストン(7)が回転されても、高圧ホ
ース(18)が略一定姿勢に維持されるから、油圧ポン
プ(4)とピストン(7)間の最短距離で高圧ホース
(18)を配置でき、高圧ホース(18)の短尺化によ
る配管油圧抵抗の低減並びに高圧ホース(18)の機体
内側格納による損傷防止などを容易に行うことができる
ものである。
【0015】また、ホース継手(17)を荷台(1)に
固定座(19)を介して連結させたもので、荷台(1)
の略一定位置に略一定姿勢で高圧ホース(18)を支持
でき、前記ホース継手(17)と高圧ホース(18)間
の接続部に引張り力などが作用して油漏れ等の不具合が
生じるのを容易に防止でき、耐久性向上並びにメンテナ
ンス作業などの簡略化を容易に図ることができるもので
ある。
【0016】また、荷台(1)の油圧シリンダ(8)連
結部上面に停止操作具(33)を設け、停止操作具(3
3)を上方から加圧操作して電源を切にするように構成
したもので、電気配線の短絡などによって誤動作して
も、作業者が停止操作具(33)を上方から叩くだけで
緊急停止させることができ、不測事態の発生に対して作
業者が機敏に対応して作業を速やかに中止させることが
できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】全体の側面図。
【図2】同平面図。
【図3】油圧シリンダ部の断面図。
【図4】制御回路図。
【符号の説明】
(1) 荷台 (4) 油圧ポンプ (7) ピストン (8) 油圧シリンダ (9) 操向輪 (12) 操向ハンドル (17) ホース継手 (18) 高圧ホース (19) 固定座 (33) 停止操作具 (A) 荷物
【手続補正書】
【提出日】平成11年10月4日(1999.10.
4)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明 細 書
【発明の名称】 リフトトラック
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は例えば荷物を積んだ
パレットをフォーク形荷台に載せて運搬するリフトトラ
ックに関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】従来、荷台を支える油
圧シリンダに高圧ホースを固定させて油圧ポンプを接続
させる場合、油圧シリンダ軸芯回りに後輪を方向転換さ
せることにより、高圧ホースが押引変形していたから、
前記高圧ホースの短尺化並びに損傷防止などを容易に行
い得ない等の問題がある。
【0003】
【課題を解決するための手段】然るに、本発明は、荷台
の支持部に内設する上昇用油圧ポンプと、操向輪を操向
ハンドルとに連結する荷台昇降用油圧シリンダと、これ
ら油圧ポンプ及びシリンダ間を油圧接続する高圧ホース
とを備え、前記油圧シリンダのピストン上端を半球体を
介し回動自在に支持部の受圧頭に当接支持させ、前記ピ
ストン上端部でピストン軸芯回りに回転自在に継手ブラ
ケットを取付け、前記高圧ホース一端側のホース継手を
継手ブラケットに接続させると共に、支持部の固定座に
ホース継手を連結させたもので、操向ハンドルによって
操向輪を方向転換することにより、油圧シリンダ及びピ
ストンが回転されても、高圧ホースが略一定姿勢に維持
されるから、油圧ポンプとピストン間の最短距離で高圧
ホースを配置し得、高圧ホースの短尺化による配管油圧
抵抗の低減並びに高圧ホースの機体内側格納による損傷
防止などを容易に行い得ると共に、ホース継手を荷台
支持部に固定座を介して連結させることにより、荷台の
略一定位置に略一定姿勢で高圧ホースを支持し得、前記
ホース継手と高圧ホース間の接続部に引張り力などが作
用して油漏れ等の不具合が生じるのを容易に防止し得、
耐久性向上並びにメンテナンス作業などの簡略化を容易
に図り得るものである。
【0004】また、荷台の支持部上面に停止操作具を設
け、停止操作具を上方から加圧操作して緊急停止スイッ
チをオンとさせるとき電源を切にするように構成したも
ので、電気配線の短絡などによって誤動作しても、作業
者が停止操作具を上方から叩くだけで緊急停止させ得、
不測事態の発生に対して作業者が機敏に対応して作業を
速やかに中止させ得るものである。
【0005】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施例を図面に基づ
いて詳述する。図1は全体の側面図、図2は同平面図、
図3は油圧シリンダ部の断面図であり、荷物(A)を載
せるフォーク形荷台(1)のフォーク(1a)先端部に
左右前輪(2)を装設させると共に、電動上昇モータ
(3)によって駆動する油圧ポンプ(4)並びにバッテ
リ(5)などを荷台(1)後部の山形支持部(6)に内
設させる。
【0006】さらに、ピストン(7)を上方に出入させ
る単動型油圧シリンダ(8)を略垂直に立設させ、油圧
シリンダ(8)下部に操向輪(9)を取付け、また前輪
(2)を荷台(1)昇降と連動して下方に出入させるリ
ンク(10)を油圧シリンダ(8)に連結させると共
に、前記油圧シリンダ(8)に支点フレーム(11)を
介して操向ハンドル(12)を起伏自在に取付け、バネ
(13)によって操向ハンドル(12)を起立させる。
そして、操向ハンドル(12)を後方に倒して油圧シリ
ンダ(8)回りに左右に揺動させ、操向輪(9)を左右
に方向転換させるように構成している。
【0007】また、前記荷台(1)の山形支持部(6)
に受圧頭(14)を一体固定させ、受圧頭(14)に下
方側から半球体(15)を介してピストン(7)上端を
当接させ、ピストン(7)の出入によって山形支持部を
昇降させ、かつ前記リンク(10)によって前輪(2)
を出入させ、荷台(1)を略水平に保ち乍ら昇降させ
る。
【0008】また、前記ピストン(7)上端部外周に継
手ブラケット(16)を回転自在に嵌着させ、継手ブラ
ケット(16)にホース継手(17)を螺着固定させ、
ホース継手(17)に可撓性高圧ホース(18)の一端
側を接続固定させると共に、前記山形支持部(6)に一
体固定させた固定座(19)にホース継手(17)を連
結させ、前記ピストン(7)の軸芯回りの回転に対して
継手ブラケット(16)を遊転支持させるもので、前記
ピストン(7)内部に油路(20)を形成し、該油路
(20)を介して油圧シリンダ(8)内部のシリンダ室
(21)に高圧ホース(18)を油圧接続させている。
そして、操向ハンドル(12)によって操向輪(9)を
方向転換させることにより、油圧シリンダ(8)及びピ
ストン(7)が軸芯回りに回転したとき、継手ブラケッ
ト(16)に対してピストン(7)が空転し、ホース継
手(17)及び高圧ホース(18)が略一定位置に略一
定姿勢で支持されると共に、固定座(19)の連結によ
ってホース継手(17)及び高圧ホース(18)が山形
支持部(6)に対して相対位置及び相対姿勢が常に略一
定に保たれるように構成している。
【0009】上記から明らかなように、荷物(A)を載
せる荷台(1)に油圧ポンプ(4)を設け、荷台(1)
を昇降自在に支持させる油圧シリンダ(8)に操向ハン
ドル(12)及び操向輪(9)を取付けるリフトトラッ
クにおいて、前記油圧ポンプ(4)と油圧シリンダ
(8)を油圧接続させる高圧ホース(18)及びホース
継手(17)を設け、前記荷台(1)に連結させる油圧
シリンダ(8)のピストン(7)上端部でピストン
(7)軸芯回りに回転自在に前記ホース継手(17)を
取付けている。そして、操向ハンドル(12)によって
操向輪(9)を方向転換することにより、油圧シリンダ
(8)及びピストン(7)が回転されても、高圧ホース
(18)が略一定姿勢に維持され、油圧ポンプ(4)と
ピストン(7)間の最短距離で高圧ホース(18)を配
置し、高圧ホース(18)の短尺化による配管油圧抵抗
の低減並びに高圧ホース(18)の機体内側格納による
損傷防止などを行うと共に、ホース継手(17)を荷台
(1)に固定座(19)を介して連結させ、荷台(1)
の略一定位置に略一定姿勢で高圧ホース(18)を支持
し、前記ホース継手(17)と高圧ホース(18)間の
接続部に引張り力などが作用して油漏れ等の不具合が生
じるのを防止し、耐久性向上並びにメンテナンス作業な
どの簡略化を図るように構成している。
【0010】さらに、図4に示す如く、前記荷台(1)
を昇降させる上昇及び下降スイッチ(22)(23)
と、前記荷台(1)を前後走行移動させる前進及び後進
スイッチ(24)(25)と、緊急停止スイッチ(2
6)と、前記バッテリ(5)と、前記油圧ポンプ(4)
を作動させて油タンク(27)の作動油を油圧シリンダ
(8)に供給させる上昇モータ(3)と、電磁下降バル
ブ(28)を開動させて油圧シリンダ(8)の作動油を
油タンク(27)に戻す電磁下降ソレノイド(29)
と、前記操向輪(9)を正逆転させて荷台(1)を前後
進させる電動走行モータ(30)を、荷役コントローラ
(31)に電気接続させる。
【0011】また、前記の上昇及び下降スイッチ(2
2)(23)並びに前進及び後進スイッチ(24)(2
5)を操向ハンドル(12)上端部の操作ボックス(3
2)に設けると共に、荷台(1)の山形支持部(6)上
面に停止操作具(33)と前記緊急停止スイッチ(2
6)を設け、作業者が停止操作具(33)を上方から叩
いて緊急停止スイッチ(26)をオンにしたとき、図示
しないブレーカリレーを作動させ、前記各スイッチ(2
2)(23)(24)(25)操作に対して優先させて
前記各モータ(3)(30)及びソレノイド(29)を
オフ保持する。このように、荷台(1)の油圧シリンダ
(8)連結部上面に停止操作具(33)を設け、停止操
作具(33)を上方から加圧操作して電源を切にするも
ので、電気配線の短絡などによって誤動作しても、作業
者が停止操作具(33)を上方から叩くだけで緊急停止
させ、不測事態の発生に対して作業者が機敏に対応して
作業を速やかに中止させるように構成している。なお、
図4中において、(34)は油圧ポンプ(4)吐出側に
設けるリリーフ弁、(35)は走行モータ(30)のオ
フによって操向輪(9)を制動するブレーキであり、モ
ータ(30)オンによってブレーキ(35)が解除され
る。
【0012】本実施例は上記の如く構成するもので、作
業者が操向ハンドル(12)を握って後方に傾倒させ乍
ら、前進及び後進スイッチ(24)(25)の操作によ
って前後進させ、操向ハンドル(12)を左右に揺動さ
せて操向輪(9)を方向転換させ、走行進路を決定する
と共に、上昇及び下降スイッチ(22)(23)の操作
によって油圧シリンダ(8)を作動させて荷台(1)を
昇降させ、荷物(A)を荷台(1)に積み降す作業を行
【0013】
【発明の効果】以上実施例から明らかなように本発明
は、荷台(12)の支持部(6)に内設する上昇用油圧
ポンプ(4)と、操向輪(9)を操向ハンドル(12)
とに連結する荷台昇降用油圧シリンダ(8)と、これら
油圧ポンプ(4)及びシリンダ(8)間を油圧接続する
高圧ホース(18)とを備え、前記油圧シリンダ(8)
のピストン(7)上端を半球体(15)を介し回動自在
に支持部(6)の受圧頭(14)に当接支持させ、前記
ピストン(7)上端部でピストン(7)軸芯回りに回転
自在に継手ブラケット(16)を取付け、前記高圧ホー
ス(18)一端側のホース継手(17)を継手ブラケッ
ト(16)に接続させると共に、支持部(6)の固定座
(19)にホース継手(17)を連結させたもので、操
向ハンドル(12)によって操向輪(9)を方向転換す
ることにより、油圧シリンダ(8)及びピストン(7)
が回転されても、高圧ホース(18)が略一定姿勢に維
持されるから、油圧ポンプ(4)とピストン(7)間の
最短距離で高圧ホース(18)を配置でき、高圧ホース
(18)の短尺化による配管油圧抵抗の低減並びに高圧
ホース(18)の機体内側格納による損傷防止などを容
易に行うことができると共に、ホース継手(17)を荷
(12)の支持部(6)に固定座(19)を介して連
結させることにより、荷台(1)の略一定位置に略一定
姿勢で高圧ホース(18)を支持でき、前記ホース継手
(17)と高圧ホース(18)間の接続部に引張り力な
どが作用して油漏れ等の不具合が生じるのを容易に防止
でき、耐久性向上並びにメンテナンス作業などの簡略化
を容易に図ることができるものである。
【0014】また、荷台(1)の支持部(6)上面に停
止操作具(33)を設け、停止操作具(33)を上方か
ら加圧操作して緊急停止スイッチ(26)をオンとさせ
るとき電源を切にするように構成したもので、電気配線
の短絡などによって誤動作しても、作業者が停止操作具
(33)を上方から叩くだけで緊急停止させることがで
き、不測事態の発生に対して作業者が機敏に対応して作
業を速やかに中止させることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】全体の側面図。
【図2】同平面図。
【図3】油圧シリンダ部の断面図。
【図4】制御回路図。
【符号の説明】 (1) 荷台 (4) 油圧ポンプ(6) 支持部 (7) ピストン (8) 油圧シリンダ (9) 操向輪 (12) 操向ハンドル(15) 半球体 (16) 継手ブラケット (17) ホース継手 (18) 高圧ホース (19) 固定座(26) 緊急停止スイッチ (33) 停止操作具

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 荷物を載せる荷台に油圧ポンプを設け、
    荷台を昇降自在に支持させる油圧シリンダに操向ハンド
    ル及び操向輪を取付けるリフトトラックにおいて、前記
    油圧ポンプと油圧シリンダを油圧接続させる高圧ホース
    及びホース継手を設け、前記荷台に連結させる油圧シリ
    ンダのピストン上端部でピストン軸芯回りに回転自在に
    前記ホース継手を取付けたことを特徴とするリフトトラ
    ック。
  2. 【請求項2】 ホース継手を荷台に固定座を介して連結
    させたことを特徴とする請求項1に記載のリフトトラッ
    ク。
  3. 【請求項3】 荷台の油圧シリンダ連結部上面に停止操
    作具を設け、停止操作具を上方から加圧操作して電源を
    切にするように構成したことを特徴とする請求項1に記
    載のリフトトラック。
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