JP2000118557A - 縫着部材を用いる物品の包装体および包装方法 - Google Patents

縫着部材を用いる物品の包装体および包装方法

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JP2000118557A
JP2000118557A JP10296726A JP29672698A JP2000118557A JP 2000118557 A JP2000118557 A JP 2000118557A JP 10296726 A JP10296726 A JP 10296726A JP 29672698 A JP29672698 A JP 29672698A JP 2000118557 A JP2000118557 A JP 2000118557A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 物品を縫着部材で包装する際、糸の締結力
の調整代を広くすることにより、包装する物品の形状の
設定を自由にし、また縫い目の色を一端部と他端部とで
それぞれ異なる色で統一可能とし、意匠の選択の自由度
を向上する。 【構成】 皮革1の第1端部5の針穴11のうち上方
の針穴11aに、皮革1の表面側1aから該皮革1の縁
部3をとおり裏面側1bから下方の針穴11bへ第1の
糸7を縫い針13で移動させることによりリング状の縫
い目9を設ける。さらに、第2の糸8を、上記縫い目9
の中間部分である係止部14を係止するように交差させ
て、第1の糸7と同様に第2端部6の針穴12のうち上
方の針穴12aに、表面側1aから該皮革1の縁部4を
とおり裏面側1bから下方の針穴12bへ第2の糸8を
縫い針13で移動させることにより縫い目10を設け
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、縫着可能な縫着部
材を用いて、物品を包装した包装体およびその包装方法
に関するものである
【0002】
【従来技術】従来より、例えば車両のステアリングホイ
ールあるいシフトレバーのノブ等を皮革で包装し、その
皮革の一端部と他端部とを突き合わせて、糸により縫着
することが行われている。例えば、特開平7−1329
08号に示されているものがある。
【0003】また、一般に縫着部分においては、縫着部
材の一端部と他端部とのそれぞれの縁部に沿って交互に
一本の糸を通して縫着することが行われている。すなわ
ち、縫着部材の一端部に糸を縫い針で通した後に、他端
部の対応する位置に糸を通し、また一端部の対応する位
置に糸を通すという工程を繰り返して、縫着部材を縫着
していくものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこのもの
によれば、糸を締めて縫着部材を物品に密着させる際
に、縫着部材の針穴に直接、糸の締結力が作用するた
め、締結力を大きくしていくとそれにしたがって針穴が
拡大してしまう。また、針穴が拡大することによって包
装後の包装体の見栄えが悪化する。特に3次元方向に複
雑な形状をした物品においては、糸の締結力で縫着部材
の物品への密着度を調節するため、この締結力の調整代
が広い方が被包装体である物品の形状を自由に設定でき
る。
【0005】また、異なる色で構成された複数の縫着部
材を用いて1つの物品の包装をする場合、1本の糸で異
なる色の縫着部材に交互に糸を通して縫っていくため、
複数の縫着部材とそれを縫着する糸との色をそれぞれに
おいて一致させることができず、見栄えが非常に悪かっ
た。また、縫い目の色を一端部と他端部とでそれぞれ異
なる色で統一することができず、意匠の選択の自由度を
著しく阻害していた。
【0006】本発明は、かかる点に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、縫着部材で物品を縫
着する際、糸の締結力の調整代を広くすることにより、
包装する物品の形状の設定を自由にすることができると
ともに、異色で構成された複数の縫着部材で1つの物品
を包装する際に、糸の色を対応する縫着部材と同色に構
成できるので、包装体の見栄えを向上させることがで
き、また縫い目の色を一端部と他端部とでそれぞれ異な
る色で統一することができるため、意匠の選択の自由度
を向上できる縫着部材を用いる物品の包装体および包装
方法を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
縫着可能な部材から構成され、かつ所定形状に裁断され
た縫着部材を被包装体である物品に被せて、該縫着部材
の第1端部と第2端部とを突き合わせて縫着することに
より物品の包装をするものにおいて、上記縫着部材の第
1端部に沿って設けられる相隣る針穴を結ぶように縫い
目を形成する第1の糸と、第2端部に沿って設けられる
相隣る針穴を結ぶように縫い目を形成する第2の糸とを
それぞれの対応する針穴間で互いに係止するように交差
させることを特徴とするものである。
【0008】請求項2に係る発明は、縫着可能な部材か
ら構成され、かつ所定形状に裁断された縫着部材を被包
装体である物品に被せて、該縫着部材の第1端部と第2
端部とを突き合わせて縫着することにより物品の包装を
する方法において、上記縫着部材の第1端部に沿って設
けられた相隣る針穴のうち一方の表面側から第1の糸が
第1端部の縁部をとおり該縫着部材の裏面側から他方の
針穴へ移動することにより係止部を形成する縫い目を設
ける工程と、第2の糸を上記係止部に係止するように交
差させて第2端部に縫い目を形成する工程とを備えるこ
とを特徴とする方法である。
【0009】請求項3に係る発明は、請求項2に記載の
縫着部材を用いる物品の包装方法において、上記第1お
よび第2の糸が非締結である状態で上記縫着部材を縫着
位置に移動させる工程と、上記縫着部材が縫着位置に配
置された状態で第1および第2の糸を締結する工程とを
備えることを特徴とするものである。
【0010】請求項4に係る発明は、請求項1に記載の
縫着部材を用いる物品の包装体において、上記第1端部
の縁部から所定距離離間させて該第1端部に沿って設け
られる相隣る針穴のうち一方は第1端部の裏面側から表
面側へ第1の糸を貫通させて、該第1の糸は表面をとお
り他方の針穴の裏面側へ貫通することにより縫い目を形
成する第1の糸と、上記第2端部の縁部から所定距離離
間させて該第2端部に沿って設けられる相隣る針穴のう
ち一方は第2部材の裏面側から表面側へ第2の糸を貫通
させて、該第2の糸は表面をとおり他方の針穴の裏面側
へ貫通することにより縫い目を形成する第2の糸とが、
対応する縫い目で互いに係止するように交差する係止部
を有するように第1端部と第2端部とを縫着した状態
で、該係止部が上記第1端部と第2端部とが突き合わさ
れて接触している接触部の表面側に位置するように上記
縫い目に所定長さの余裕部を設けたことを特徴とするも
のである。
【0011】請求項5に係る発明は、請求項1に記載の
縫着部材を用いる物品の包装体において、上記第1端部
の縁部から所定距離離間させて該第1端部に沿って設け
られる針穴に表面側から裏面側へ第1の糸を貫通させる
一方、上記第2端部の縁部から所定距離離間させて該第
2端部に沿って設けられる針穴に表面側から裏面側へ第
2の糸を貫通させて、第1および第2の糸を裏面で互い
に係止するように交差する係止部を設け、該第1および
第2の糸をそれぞれ上記表面側から裏面側へ貫通した針
穴と同じ針穴に裏面側からそれぞれ貫通させることによ
り第1端部と第2端部とを縫着し、上記第1端部と第2
端部とが突き合わされて接触している接触部が略平面と
なるように上記係止部を形成している第1あるいは第2
の糸に所定長さの余裕部を設けたことを特徴とするもの
である。
【0012】請求項6に係る発明は、請求項1に記載の
縫着部材を用いる物品の包装体において、上記第1端部
の縁部から所定距離離間させて該第1端部に沿って設け
られる相隣る針穴のうち一方は第1端部の表面側から裏
面側へ第1の糸を貫通させて、該第1の糸は裏面をとお
り他方の針穴の表面側へ貫通することにより縫い目を形
成する第1の糸と、上記第2端部の縁部から所定距離離
間させて該第2端部に沿って設けられる相隣る針穴のう
ち一方は第2端部の表面側から裏面側へ第2の糸を貫通
させて、該第2の糸は裏面側をとおり他方の針穴の表面
側へ貫通することにより縫い目を形成する第2の糸と、
上記第1の糸により形成された縫い目と、第2の糸によ
り形成された縫い目とを係止する第3の糸とを備えるこ
とを特徴とするものである。
【0013】請求項7に係る発明は、縫着可能な部材か
ら構成され、かつ所定形状に裁断された縫着部材を非包
装体である物品に被せて、該縫着部材の第1端部と第2
端部とを突き合わせて縫着することにより物品の包装を
するものにおいて、上記縫着部材の第1端部に縫い目を
形成する第1の糸と、第2端部に縫い目を形成する第2
の糸とがそれぞれの対応する縫い目で互いに係止するよ
うに交差させることを特徴とするものである。
【0014】請求項8に係る発明は、請求項7に記載の
縫着部材を用いる物品の包装体において、上記縫着部材
の第1端部あるいは第2端部と、第1あるいは第2の糸
とは異なる色で構成されることを特徴とするものであ
る。
【0015】請求項9に係る発明は、請求項7に記載の
縫着部材を用いる物品の包装体において、上記縫着部材
の第1端部あるいは第2端部と、第1あるいは第2の糸
とは略同色で構成されることを特徴とするものである。
【0016】請求項10に係る発明は、請求項7に記載
の縫着部材を用いる物品の包装体において、上記第1端
部と第2端部とは異なる色で構成されるとともに、第1
端部と略同色で構成された第1の糸と、第2端部と略同
色で構成された第2の糸とでそれぞれの縫い目を形成す
ることを特徴とするものである。
【0017】請求項11に係る発明は、請求項1〜10
に記載の縫着部材を用いる物品の包装体において、上記
第1端部および第2端部は曲線で構成されていることを
特徴とするものである。
【0018】請求項12に係る発明は、請求項1〜11
に記載の縫着部材を用いる物品の包装体において、上記
縫着部材は皮革で構成されていることを特徴とするもの
である。
【0019】
【発明の効果】請求項1によれば、縫着部材の第1端部
と第2端部とにそれぞれ第1および第2の糸で縫い目を
形成し、該第1および第2の糸を互いに係止するように
交差させたため、それぞれの糸を締めて縫着部材を物品
に密着させる際に、縫着部材の針穴に直接、糸の締結力
が作用することを防止できるので、締結力をより大きく
できる。
【0020】したがって、糸の締結力で縫着部材の物品
への密着度を調節する際の調節代を広く出きるので、3
次元方向に複雑な形状をした物品を縫着部材で見栄えよ
く包装できる。
【0021】請求項2によれば、縫着部材の第1端部に
第1の糸により形成されたリング状の係止部と、第2の
糸とを互いに係止するように交差させたため、それぞれ
の糸を締めて縫着部材を物品に密着させる際に、縫着部
材の針穴に直接、糸の締結力が作用することを防止でき
るので、締結力をより大きくできる。
【0022】したがって、糸の締結力で縫着部材の物品
への密着度を調節する際の調節代を広く出きるので、3
次元方向に複雑な形状をした物品を見栄えよく包装する
方法を提供できる。
【0023】請求項3によれば、請求項2記載の発明に
よる効果に加えて、第1および第2の糸が非締結である
状態で縫着部材を縫着位置に移動でき、その後、第1お
よび第2の糸を締結していくため、縫着前に縫着部材を
自由に移動できるので、縫着位置の位置決めを容易に行
うことができる。
【0024】請求項4によれば、請求項1記載の発明に
よる効果に加えて、第1および第2の糸が係止するよう
に交差する係止部を第1端部と第2端部との接触部の表
面に位置するように構成したので、例えば第1端部と第
2端部とが異なる色で構成されるとともに、第1および
第2の糸がそれぞれの端部と対応した略同色で縫着する
場合において、糸と端部との色を略同色にできるため、
物品を縫着部材で見栄えよく包装できる。
【0025】請求項5によれば、請求項1記載の発明に
よる効果に加えて、縫着部材の裏面側で第1および第2
の糸を係止するように交差させるため、例えば第1端部
と第2端部とが異なる色で構成されるとともに、第1お
よび第2の糸がそれぞれの端部と対応した略同色で縫着
する場合において、糸と端部との色を略同色にできるた
め、物品を縫着部材で見栄えよく包装できる。
【0026】また、第1端部と第2端部とが接触してい
る接触部を略平面にすることが出きるので包装体の見栄
えを向上できる。請求項6によれば、請求項1記載の発
明による効果に加えて、第1端部と第2端部とにそれぞ
れ第1および第2の糸とで裏面側に形成した縫い目を第
3の糸で係止するため、例えば第1端部と第2端部とが
異なる色で構成されるとともに、第1および第2の糸が
それぞれの端部と対応した略同色で縫着する場合におい
て、糸と端部との色を略同色にできるため、物品を縫着
部材で見栄えよく包装できる。
【0027】また、縫着部材を物品に縫着する時には、
第3の糸だけで縫着して行くため縫着時の作業性を向上
できる。請求項7によれば、縫着部材の第1端部と第2
端部とにそれぞれ第1および第2の糸で縫い目を形成
し、該第1および第2の糸を互いに係止するように交差
させたため、第1端部と第2端部とが常にそれぞれの端
部において統一した糸で縫着されるため、縫着部材と糸
との色を適宜に選択可能となり、意匠の選択の自由度を
向上させることができ、また任意の見栄えで物品の包装
ができる。
【0028】請求項8によれば、縫着部材の第1端部あ
るいは第2端部と、第1あるいは第2の糸とは異なる色
で構成するようにしたため、縫い目の色を第1端部と第
2端部とでそれぞれ異なる色で統一することができ、意
匠の選択の自由度を向上させることができる。
【0029】請求項9によれば、縫着部材の第1端部あ
るいは第2端部と、第1あるいは第2の糸とは略同色で
構成するようにしたため、縫い目の色を第1端部と第2
端部とでそれぞれ異なる色で統一することができ、意匠
の選択の自由度を向上させることができる。
【0030】請求項10によれば、第1端部と第2端部
とが異なる色で構成されるとともに、第1および第2の
糸をそれぞれの端部と対応した略同色に構成するように
したため、糸と端部との色を略同色にでき、物品を縫着
部材で見栄えよく包装できる。
【0031】請求項11によれば、第1端部と第2端部
とが曲線で構成されているものに対しても、請求項1〜
10に記載の効果を得ることができる。請求項12によ
れば、縫着部材を皮革で構成されているものに対して
も、請求項1〜11に記載の効果を得ることができる。
【0032】
【発明の実施形態】以下、本発明の実施形態を図面に基
づいて説明する。図1から図3において、1は所定形状
に裁断された皮革である。そしてその形状は物品の一例
として自動車のシフトレバーのシフトノブ2を包装する
のに適した形状に裁断されている。皮革1は、シフトノ
ブ2を包装するようにそのシフトノブ2の軸方向の対応
する縁部3,4を接触させて、第1端部5と第2端部6
とをそれぞれ第1の糸7および第2の糸8を用いて縫着
する。その際、第1の糸7は第1端部5に縫い目9を形
成し、その縫い目9を係止するように第2の糸8により
第2端部6に縫い目10を形成する。
【0033】第1実施形態 次に図4および図5を参照しつつ第1実施形態を説明す
る。なお、図4は第1実施形態におけるシフトノブ2の
包装後の部分拡大図である。図5は皮革1でシフトノブ
2を縫着する工程を示す図である。
【0034】皮革1の第1端部5と第2端部6とに縁部
3,4から所定距離離間させて、その第1端部5と第2
端部6とに沿ってそれぞれ第1の糸7と第2の糸8とを
貫通可能となるよう縫い針13を用いて針穴11,12
を開ける。その第1端部5に設けた相隣る針穴11a,
11bのうち上方の針穴11aに、皮革1の表面側1a
から該皮革1の縁部3をとおり裏面側1bから下方の針
穴11bへ第1の糸7を縫い針13で締結しないように
移動させることによりリング状の縫い目9をあらかじめ
設けておく。
【0035】その後、第2の糸8を、第1の糸7で形成
されたリング状の縫い目9の中間部分である係止部14
を係止するように交差させて、第1の糸7と同様に第2
端部6に設けた相隣る針穴12のうち上方の針穴12a
に、皮革1の表面側1aから該皮革1の縁部4をとおり
裏面側1bから上記相隣る針穴12のうち下方の針穴1
2bへ第2の糸8を縫い針13で締結しないように移動
させることにより縫い目10を設ける。
【0036】その後、シフトノブ2を包装するように皮
革1の位置を移動して縫着位置を調節する。次に、第1
の糸7と第2の糸8とを最初の縫い目9,10から最後
の縫い目9,10まで順次締結していくことにより、第
1の糸7と第2の糸8をそれぞれ対応する縫い目9,1
0において係止することによりシフトノブ2を包装す
る。
【0037】したがって、第1の糸7と第2の糸8と
が、係止部14で互いに係止することで皮革1を縫着で
きるため、それぞれの糸7,8の締結力が針穴11,1
2に直接作用しないので、針穴11,12が拡大するこ
とを防止できる。
【0038】第2実施形態 次に図6を参照しつつ第2実施形態を説明する。図6は
第2実施形態におけるシフトノブ2の包装後の部分拡大
図である。
【0039】皮革1の第1端部5の縁部3から所定距離
離間させてその第1端部5に沿って縫い針13によって
設けた相隣る針穴11のうち上方の針穴11aに、皮革
1の裏面側1bから表面側1aへ第1の糸7を貫通させ
て、その第1の糸7は皮革1の表面側1aを移動し、上
記相隣る針穴11のうち下方の針穴11bに、表面側1
aから裏面側1bへ貫通させることにより縫い目9を設
ける。一方、皮革1の第2端部6の縁部4から所定距離
離間させてその第2端部6に沿って縫い針13によって
設けた相隣る針穴12のうち上方の針穴12aに、皮革
1の裏面側1bから表面側1aへ第2の糸8を貫通させ
る。さらに、その第2の糸8は皮革1の表面側1aを移
動し、上記第1の糸7により形成された対応する縫い目
9,10の中間部分に係止するように交差させることで
係止部14を形成する。さらに、第2の糸8を第2端部
6に設けられた上記相隣る針穴12のうち下方の針穴1
2bに、表面側1aから裏面側1bへ貫通させることに
よりシフトノブ2を包装する。
【0040】また、皮革1の第1端部5と第2端部6と
の対応する縁部3,4が突き合わされて接触している接
触部15の表面側15aに上記係止部14を位置させる
ように、縫い目9,10を形成している第1の糸7と第
2の糸8とに設けられた余裕部16を調節する。例え
ば、係止部14が第2端部6の表面側1aに位置してい
る場合、第1の糸7を引張ることにより第1の糸7の余
裕部16aを減少させるとともに、他方の第2の糸8を
緩めることにより第2の糸8の余裕部16bを増加させ
る。
【0041】したがって、第1の糸7と第2の糸8と
が、係止部14で互いに係止することで皮革1を縫着で
きるため、それぞれの糸7,8の締結力が針穴11,1
2に直接作用しないので、針穴11,12が拡大するこ
とを防止できる。
【0042】第3実施形態 次に図7を参照しつつ第3実施形態を説明する。図7は
第3実施形態におけるシフトノブ2の包装後の部分拡大
図である。
【0043】皮革1の第1端部5の縁部3から所定距離
離間させてその第1端部5に沿って縫い針13によって
設けた針穴11に、皮革1の表面側1aから裏面側1b
へ第1の糸7を貫通させるとともに、第2端部6の縁部
4から所定距離離間させてその第2端部6に沿って縫い
針13によって設けた針穴12に、皮革1の表面側1a
から裏面側1bへ第2の糸8を貫通させる。さらに、第
1の糸7と第2の糸8とを皮革1の裏面側1bで係止す
るように交差させて、係止部14を設ける。さらに、第
1の糸7と第2の糸8とをそれぞれ上記表面側1aから
裏面側1bへ貫通した針穴と同じ針穴11,12に裏面
側1bから表面側1aへそれぞれ貫通させることにより
シフトノブ2を包装する。
【0044】また、皮革1の第1端部5と第2端部6と
の対応する縁部3,4が突き合わされて接触している接
触部15がシフトノブ2の形状に沿って略平面となるよ
うに縫い目9,10を形成している第1の糸7と第2の
糸8とに設けられた余裕部16を調節する。例えば、上
記接触部15が凸状に隆起している場合、少なくとも第
1の糸7あるいは第2の糸8を緩めることにより余裕部
16を増加させて、接触部15が略平面となるように調
節する。
【0045】したがって、第1の糸7と第2の糸8と
が、係止部14で互いに係止することで皮革1を縫着で
きるため、それぞれの糸7,8の締結力が針穴11,1
2に直接作用しないので、針穴11,12が拡大するこ
とを防止できる。
【0046】第4実施形態 次に図8を参照しつつ第4実施形態を説明する。図8は
第4実施形態におけるシフトノブ2の包装後の部分拡大
図である。
【0047】皮革1の第1端部5の縁部3から所定距離
離間させてその第1端部5に沿って縫い針13によって
設けた相隣る針穴11のうち上方の針穴11aに、皮革
1の表面側1aから裏面側1bへ第1の糸7を貫通させ
て、その第1の糸7は皮革1の裏面側1bを移動し、上
記相隣る針穴11のうち下方の針穴11bに、裏面側1
bから表面側1aへ貫通させることにより縫い目9を設
ける。一方、皮革1の第2端部6の縁部4から所定距離
離間させてその第2端部6に沿って縫い針13によって
設けた相隣る針穴12のうち上方の針穴12aに、皮革
1の表面側1aから裏面側1bへ第2の糸8を貫通させ
る。さらに、その第2の糸8は皮革1の裏面側1bを移
動し、第2の糸8を第2端部6に設けられた上記相隣る
針穴12のうち下方の針穴12bに、裏面側1bから表
面側1aへ貫通させる。さらに、上記第1の糸7と第2
の糸8とにより第1端部5と第2端部6のと裏面側1b
にそれぞれ形成されている対応する縫い目9,10を、
第3の糸17で交互に係止することによりシフトノブ2
を包装する。
【0048】また、皮革1の表面側1aに縫い目9,1
0を形成し、その表面側1aでさらに第3の糸17を用
いて交互に係止することにより縫着してもよい。したが
って、第1の糸7と第2の糸8とを、第3の糸17が互
いに係止することで皮革1を縫着できるため、それぞれ
の糸7,8の締結力が針穴11,12に直接作用しない
ので、針穴11,12が拡大することを防止できる。
【0049】第5実施形態 次に図9および図10を参照しつつ第5実施形態を説明
する。図9および図10は第5実施形態におけるシフト
ノブ2の包装後の部分拡大図である。
【0050】皮革1の第1端部5と第2端部6とに縁部
3,4から所定距離離間させて、その第1端部5と第2
端部6とに沿ってそれぞれ第1の糸7と第2の糸8とを
貫通可能となるよう針穴11,12を開ける。その第1
端部5に設けた相隣る針穴11のうち上方の針穴11a
に、皮革1の表面側1aから該皮革1の縁部3をとおり
裏面側1bから下方の針穴11bへ第1の糸7を縫い針
13で縫い目9を設ける。さらに、第2の糸8を、第1
の糸7で形成された縫い目9の中間部分を係止するよう
に交差させて、第1の糸7と同様に第2端部6に設けた
相隣る針穴12のうち上方の針穴12aに、皮革1の表
面側1aから該皮革1の縁部4をとおり裏面側1bから
上記相隣る針穴12のうち下方の針穴12bへ第2の糸
8を縫い針13で移動させることにより縫い目10を設
け、シフトノブ2を包装する。
【0051】また、図9に示すように、第1の糸7と第
2の糸8とを異なる色で構成することにより、第1端部
5と第2端部6とをそれぞれ統一した色の糸7,8で縫
い目9,10を形成できるため、意匠選択の自由度を向
上させることができ、また任意の見栄えでシフトノブ2
の包装ができる。さらに、第1端部5と第2端部6とが
異なる色で構成されている場合に、それぞれの端部5,
6に対応した略同色の糸7,8を用いて縫着できるた
め、意匠選択の自由度を向上させることができる。
【0052】また、図10に示すように、第1の糸7と
第2の糸8とを同色で構成することもできるため、意匠
選択の自由度を向上させることができる。このように、
皮革1と略同色に構成された糸7,8を用いてシフトノ
ブ2を包装することが可能となり、またそれぞれの端部
5,6において統一した色の糸7,8で縫い目9,10
を構成することができるため、意匠選択の自由度を向上
させることができ、また任意の見栄えでシフトノブ2の
包装ができる。また、皮革1の第1端部5と第2端部6
との対応する縁部3,4には接着剤を塗布して接触させ
ることにより、より縫着の強度を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態を示す図である。
【図2】図1に示す皮革の正面図である。
【図3】図1に示すシフトノブ2の非包装状態を示す図
である。
【図4】第1実施形態に示す皮革の部分拡大図である。
【図5】第1実施形態に示す工程を示す図である。
【図6】第2実施形態に示す皮革の部分拡大図である。
【図7】第3実施形態に示す皮革の部分拡大図である。
【図8】第4実施形態に示す皮革の部分拡大図である。
【図9】第5実施形態に示す両端部が異なる色の糸で縫
着されている皮革の部分拡大図である。
【図10】第5実施形態に示す両端部が同色の糸で縫着
されている皮革の部分拡大図である。
【符号の簡単な説明】
1…皮革 2…シフトノブ 3,4…縁部 5…第1端部 6…第2端部 7…第1の糸 8…第2の糸 9,10…縫い目 14…係止部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3E051 AA10 AB04 BA03 HA03 HE07 3E067 AA22 AB49 AC01 BA18A BC03A EA25 EA27 EE09 FA01 FC02 GD09 3E094 AA20 CA37 DA10 HA08 HA10

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 縫着可能な部材から構成され、かつ所
    定形状に裁断された縫着部材を被包装体である物品に被
    せて、該縫着部材の第1端部と第2端部とを突き合わせ
    て縫着することにより物品の包装をするものにおいて、 上記縫着部材の第1端部に沿って設けられる相隣る針穴
    を結ぶように縫い目を形成する第1の糸と、 第2端部に沿って設けられる相隣る針穴を結ぶように縫
    い目を形成する第2の糸とをそれぞれの対応する針穴間
    で互いに係止するように交差させることを特徴とする縫
    着部材を用いる物品の包装体。
  2. 【請求項2】 縫着可能な部材から構成され、かつ所
    定形状に裁断された縫着部材を被包装体である物品に被
    せて、該縫着部材の第1端部と第2端部とを突き合わせ
    て縫着することにより物品の包装をする方法において、 上記縫着部材の第1端部に沿って設けられた相隣る針穴
    のうち一方の表面側から第1の糸が第1端部の縁部をと
    おり該縫着部材の裏面側から他方の針穴へ移動すること
    により係止部を形成する縫い目を設ける工程と、第2の
    糸を上記係止部に係止するように交差させて第2端部に
    縫い目を形成する工程とを備えることを特徴とする縫着
    部材を用いる物品の包装方法。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の縫着部材を用いる物
    品の包装方法において、 上記第1および第2の糸が非締結である状態で上記縫着
    部材を縫着位置に移動させる工程と、 上記縫着部材が縫着位置に配置された状態で第1および
    第2の糸を締結する工程とを備えることを特徴とする縫
    着部材を用いる物品の包装方法。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の縫着部材を用いる物
    品の包装体において、 上記第1端部の縁部から所定距離離間させて該第1端部
    に沿って設けられる相隣る針穴のうち一方は第1端部の
    裏面側から表面側へ第1の糸を貫通させて、該第1の糸
    は表面をとおり他方の針穴の裏面側へ貫通することによ
    り縫い目を形成する第1の糸と、 上記第2端部の縁部から所定距離離間させて該第2端部
    に沿って設けられる相隣る針穴のうち一方は第2部材の
    裏面側から表面側へ第2の糸を貫通させて、該第2の糸
    は表面をとおり他方の針穴の裏面側へ貫通することによ
    り縫い目を形成する第2の糸とが、対応する縫い目で互
    いに係止するように交差する係止部を有するように第1
    端部と第2端部とを縫着した状態で、該係止部が上記第
    1端部と第2端部とが突き合わされて接触している接触
    部の表面側に位置するように上記縫い目に所定長さの余
    裕部を設けたことを特徴とする縫着部材を用いる物品の
    包装体。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載の縫着部材を用いる物
    品の包装体において、 上記第1端部の縁部から所定距離離間させて該第1端部
    に沿って設けられる針穴に表面側から裏面側へ第1の糸
    を貫通させる一方、上記第2端部の縁部から所定距離離
    間させて該第2端部に沿って設けられる針穴に表面側か
    ら裏面側へ第2の糸を貫通させて、第1および第2の糸
    を裏面で互いに係止するように交差する係止部を設け、
    該第1および第2の糸をそれぞれ上記表面側から裏面側
    へ貫通した針穴と同じ針穴に裏面側からそれぞれ貫通さ
    せることにより第1端部と第2端部とを縫着し、上記第
    1端部と第2端部とが突き合わされて接触している接触
    部が略平面となるように上記係止部を形成している第1
    あるいは第2の糸に所定長さの余裕部を設けたことを特
    徴とする縫着部材を用いる物品の包装体。
  6. 【請求項6】 請求項1に記載の縫着部材を用いる物
    品の包装体において、 上記第1端部の縁部から所定距離離間させて該第1端部
    に沿って設けられる相隣る針穴のうち一方は第1端部の
    表面側から裏面側へ第1の糸を貫通させて、該第1の糸
    は裏面をとおり他方の針穴の表面側へ貫通することによ
    り縫い目を形成する第1の糸と、 上記第2端部の縁部から所定距離離間させて該第2端部
    に沿って設けられる相隣る針穴のうち一方は第2端部の
    表面側から裏面側へ第2の糸を貫通させて、該第2の糸
    は裏面側をとおり他方の針穴の表面側へ貫通することに
    より縫い目を形成する第2の糸と、 上記第1の糸により形成された縫い目と、第2の糸によ
    り形成された縫い目とを係止する第3の糸とを備えるこ
    とを特徴とする縫着部材を用いる物品の包装体。
  7. 【請求項7】 縫着可能な部材から構成され、かつ所
    定形状に裁断された縫着部材を非包装体である物品に被
    せて、該縫着部材の第1端部と第2端部とを突き合わせ
    て縫着することにより物品の包装をするものにおいて、 上記縫着部材の第1端部に縫い目を形成する第1の糸
    と、 第2端部に縫い目を形成する第2の糸とがそれぞれの対
    応する縫い目で互いに係止するように交差させることを
    特徴とする縫着部材を用いる物品の包装体。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載の縫着部材を用いる物
    品の包装体において、 上記縫着部材の第1端部あるいは第2端部と、第1ある
    いは第2の糸とは異なる色で構成されることを特徴とす
    る縫着部材を用いる物品の包装体。
  9. 【請求項9】 請求項7に記載の縫着部材を用いる物
    品の包装体において、 上記縫着部材の第1端部あるいは第2端部と、第1ある
    いは第2の糸とは略同色で構成されることを特徴とする
    縫着部材を用いる物品の包装体。
  10. 【請求項10】 請求項7に記載の縫着部材を用いる
    物品の包装体において、 上記第1端部と第2端部とは異なる色で構成されるとと
    もに、 第1端部と略同色で構成された第1の糸と、第2端部と
    略同色で構成された第2の糸とでそれぞれの縫い目を形
    成することを特徴とする縫着部材を用いる物品の包装
    体。
  11. 【請求項11】 請求項1〜10に記載の縫着部材を
    用いる物品の包装体において、 上記第1端部および第2端部は曲線で構成されているこ
    とを特徴とする縫着部材を用いる物品の包装体。
  12. 【請求項12】 請求項1〜11に記載の縫着部材を
    用いる物品の包装体において、 上記縫着部材は皮革で構成されていることを特徴とする
    縫着部材を用いる物品の包装体。
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