JP2000116569A - 温水洗浄便座装置 - Google Patents

温水洗浄便座装置

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JP2000116569A
JP2000116569A JP10296487A JP29648798A JP2000116569A JP 2000116569 A JP2000116569 A JP 2000116569A JP 10296487 A JP10296487 A JP 10296487A JP 29648798 A JP29648798 A JP 29648798A JP 2000116569 A JP2000116569 A JP 2000116569A
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JP
Japan
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hot air
unit
warm
air unit
temperature
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JP10296487A
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English (en)
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Kazumi Kasahara
和美 笠原
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Koito Industries Ltd
Original Assignee
Koito Industries Ltd
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Publication date
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  • Toilet Supplies (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】温風ユニットの待機時に温風ユニット内の温度
を検出するようにして、温風ユニットの空焚き状態を監
視して、温度ヒューズによらずに高温の温風の吹き出し
を防止することができ、温度ヒューズを頻繁に保守点検
する必要がなく、使い勝手を良くすることができるよう
にした温水洗浄便座装置を提供する。 【解決手段】温風ユニット50,70の待機時に、温度
センサ55,73の検出結果によって、制御部58は温
風ユニット50,70内が空焚き状態であるとした場合
に、温風ユニット50,70の使用時に温風ユニット5
0,70の作動開始命令がなされても、制御部58が温
風モータ52,71または温風ヒータ53,72のうち
少なくとも温風モータ52,71を作動不能に制御し
た。また、温度ヒューズによらないで、空焚きに起因す
る高温の温風の吹き出しを防止するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、便座に温風ユニッ
トを備えて成る温水洗浄便座装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の温水洗浄便座装置としては、例え
ば、温風スイッチが押されると、温風ヒータが温風ユニ
ット内の温度を上昇させ、温風モータが作動して、温風
を吹き出すようにしていた。
【0003】また、温風スイッチが押されると、温度セ
ンサが温風ユニット内の温度上昇を検出し、制御部は、
温度センサの検出値に基づいて、所望温度の温風を吹き
出すように、温風ヒータの制御をしている。
【0004】例えば、駆動回路のコネクタの接触不良な
どにより、温風モータが安定して作動しないで、温風ス
イッチが押されると、温風モータが作動しない一方で、
温風ヒータのみが作動し、温風ユニット内の温度が異常
に高くなる空焚き状態が発生する。この空焚き状態で、
温風モータが突然に作動すると、温風ユニット内の高温
の温風が吹き出され、利用者にとって好ましくない。
【0005】空焚き状態が発生すると、温度ヒューズが
駆動回路を断ち、温風ヒータを作動不能にして、温風ユ
ニット内の温度がそれ以上に上昇するのを防止し、高温
の温風が吹き出さないようにして、安全性を確保してい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の温水洗浄便座装置では、温風スイッチが押さ
れた時点で、温風ユニットが空焚き状態であると、温風
スイッチが押された後に、温度ヒータを制御して、温風
の温度を適正にしようとしても、高温の温風の吹き出し
は避けることができない。したがって、空焚き状態に起
因する高温の温風の吹き出しを防止するための温度ヒュ
ーズが必要になる。また、安全性を確保するには、温度
ヒューズを頻繁に保守点検する必要があり、保守管理が
煩わしく、使い勝手の点から改良の余地があるという問
題点があった。
【0007】本発明は、このような従来の問題点に着目
してなされたもので、温風ユニットの待機時に温風ユニ
ット内の温度を検出するようにして、温風ユニットの空
焚き状態を監視することにより、または、温風ユニット
の作動開始命令がなされた後に温風ユニット内の温度上
昇を検出し、温風ユニット内の空焚き状態を監視するこ
とにより、温度ヒューズによらずに高温の温風の吹き出
しを防止することができ、温度ヒューズを頻繁に保守点
検する必要がなく、使い勝手を良くすることができるよ
うにした温水洗浄便座装置を提供することを目的として
いる。
【0008】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めの本発明の要旨とするところは、次の各項の発明に存
する。 [1]便座に温風ユニット(50,70)を備えて成る
温水洗浄便座装置において、前記温風ユニット(50,
70)は、温風モータ(52,71)、温風ヒータ(5
3,72)、温度センサ(55,73)および、制御部
(58)を有し、前記温度センサ(55,73)は、温
風ユニット(50,70)の待機時に温風ユニット(5
0,70)内の温度を所定時間を経過する毎に検出して
おり、前記制御部(58)は、前記待機時に、温風ユニ
ット(50,70)内の温度が上昇した場合は、温風ユ
ニット(50,70)内が空焚き状態であるとし、温風
ユニット(50,70)の作動開始命令がなされた場合
に、前記温風モータ(52,71)を作動不能に制御
し、または、前記温風モータ(52,71)および前記
温風ヒータ(53,72)を作動不能に制御することを
特徴とする温水洗浄便座装置。
【0009】[2]便座に温風ユニット(50,70)
を備えて成る温水洗浄便座装置において、前記温風ユニ
ット(50,70)は、温風モータ(52,71)、温
風ヒータ(53,72)、温度センサ(55,73)お
よび、制御部(58)を有し、前記温度センサ(55,
73)は、温風ユニット(50,70)の作動開始命令
がなされた後に、温風ユニット(50,70)内の温度
上昇を検出しており、前記制御部(58)は、温風ユニ
ット(50,70)の作動開始命令がなされた後に、前
記温度センサ(55,73)が検出する温風ユニット
(50,70)内の温度変化が、許容範囲を超えた場合
は、温風ユニット(50,70)内が空焚き状態である
とし、温風ユニット(50,70)の作動開始命令がな
された場合でも、前記温風モータ(52,71)を作動
不能に制御し、または、前記温風モータ(52,71)
および前記温風ヒータ(53,72)を作動不能に制御
することを特徴とする温水洗浄便座装置。
【0010】[3]便座に温風ユニット(50,70)
を備えて成る温水洗浄便座装置において、前記温風ユニ
ット(50,70)は、温風モータ(52,71)、温
風ヒータ(53,72)、温度センサ(55,73)お
よび、制御部(58)を有し、前記温度センサ(55,
73)は、温風ユニット(50,70)内の温度を検出
しており、前記制御部(58)は、温風ユニット(5
0,70)の作動開始命令がなされた前後の温風ユニッ
ト(50,70)内の温度変化を、前記温度センサ(5
5,73)の検出結果に基づいて判断し、温風ユニット
(50,70)内が空焚き状態である場合に、温風ユニ
ット(50,70)の作動開始命令がなされた場合で
も、前記温風モータ(52,71)を作動不能に制御す
ることを特徴とする温水洗浄便座装置。
【0011】[4]便座に取り付けられ、ケーシング本
体内に温風ユニット(50,70)を備えて成る温水洗
浄便座装置において、前記温風ユニット(50,70)
は、利用空間を温風乾燥するためのものおよび、利用者
自身の局部を温風乾燥するためのものとの2種を有し、
前記各温風ユニット(50,70)は、温風モータ(5
2,71)、温風ヒータ(53,72)、温度センサ
(55,73)および、制御部(58)を有し、前記温
度センサ(55,73)は、温風ユニット(50,7
0)内の温度を検出しており、前記制御部(58)は、
温風ユニット(50,70)の作動開始命令がなされた
前後の温風ユニット(50,70)内の温度変化を、前
記温度センサ(55,73)の検出結果に基づいて判断
し、温風ユニット(50,70)内が空焚き状態である
場合に、温風ユニット(50,70)の作動開始命令が
なされた場合でも、前記温風モータ(52,71)を作
動不能に制御し、または前記温風モータ(52,71)
および温風ヒータ(53,72)を作動不能に制御する
ことを特徴とする温水洗浄便座装置。
【0012】次に、前記各項に記載された発明の作用に
ついて説明する。本発明の一つの構成では、温風ユニッ
ト(50,70)の待機時においては、温度センサ(5
5,73)が温風ユニット(50,70)内の温度を所
定時間を経過する毎に検出している。
【0013】温風ユニット(50,70)の待機時に、
温風ユニット(50,70)内の温度が上昇した場合
は、制御部(58)は温風ユニット(50,70)内が
空焚き状態であるとする。この場合に、温風ユニット
(50,70)の作動開始命令がなされた場合でも、制
御部(58)は温風モータ(52,71)を作動不能に
制御し、または、温風モータ(52,71)および温風
ヒータ(53,72)を作動不能に制御する。
【0014】したがって、温風ユニット(50,70)
の待機時に、温風ユニット(50,70)内が空焚き状
態になっていると、温風ユニット(50,70)の使用
時に、制御部(58)が温風モータ(52,71)を作
動不能に制御し、または温風モータ(52,71)およ
び温風ヒータ(53,72)のうち少なくとも温風モー
タ(52,71)を作動不能に制御するので、空焚き状
態に起因する高温の温風の吹き出しを防止することがで
きる。
【0015】また、本発明の別の構成では、温風ユニッ
ト(50,70)の作動開始命令がなされる温風ユニッ
ト(50,70)の使用時においては、温度センサ(5
5,73)が温風ユニット(50,70)内の温度変化
を検出する。
【0016】温風ユニット(50,70)の使用時に、
コネクタの接触不良などで温風モータ(52,71)が
作動しないで、温風ヒータ(53,72)のみが作動し
て、温風ユニット(50,70)内の温度変化が、許容
範囲を超えた場合は、制御部(58)が温風ユニット
(50,70)内が空焚き状態であるとし、温風ユニッ
ト(50,70)の作動開始命令がなされた場合でも、
温風モータ(52,71)を作動不能に制御し、また
は、温風モータ(52,71)および温風ヒータ(5
3,72)を作動不能に制御する。
【0017】したがって、温風ユニット(50,70)
の使用時に、温風ユニット(50,70)内が空焚き状
態であると、制御部(58)が温風モータ(52,7
1)および温風ヒータ(53,72)のうち少なくとも
温風モータ(52,71)を作動不能に制御するので、
空焚き状態に起因する高温の温風の吹き出しを防止する
ことができる。
【0018】さらに、本発明の別の構成では、温度セン
サ(55,73)が温風ユニット(50,70)内の温
度を検出し、その検出結果に基づいて、制御部(58)
が温風ユニット(50,70)内の温度変化を監視して
いる。したがって、温風ユニット(50,70)の作動
開始命令がなされた前後に、温風ユニット(50,7
0)内が空焚き状態であるか否かを判断することができ
る。
【0019】温風ユニット(50,70)内が空焚き状
態である場合に、温風ユニット(50,70)の作動開
始命令がなされた場合でも、前記温風モータ(52,7
1)を作動不能に制御し、または、温風モータ(52,
71)および温風ヒータ(53,72)を作動不能に制
御し、空焚き状態に起因する高温の温風の吹き出しを防
止することができる。
【0020】さらに、本発明の別の構成では、温風ユニ
ット(50,70)は、利用空間を暖めるものおよび、
利用者自身の局部を暖めるものとの2種を有している。
【0021】利用空間を暖める温風ユニット(50,7
0)は、温風ユニット(50,70)内が空焚き状態で
ある場合に、少なくとも温風モータ(52,71)の作
動が不能になるので、高温の温風の吹き出しが防止さ
れ、高熱による悪影響を周辺に与えないで済む。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本発明の一実
施の形態を説明する。各図は本発明の一実施の形態を示
している。図2は、本発明の一実施の形態に係る温水洗
浄便座装置の使用状態を示す斜視図である。図3は、同
じく温水洗浄便座装置の内部を示す平面図である。
【0023】図2および、図3に示すように、便器10
aには、便器側便座10が形成され、便器側便座10の
後部上面には温水洗浄便座装置20のケーシング本体3
0が着脱可能に取り付けられている。
【0024】ケーシング本体30の一側部には、ケーシ
ング袖部31が形成されている。ケーシング袖部31
は、便器10aの側方に張り出していて、主として給水
加熱装置および、利用室内を暖めるための室内暖房用の
温風ユニット50および、利用者の局部(臀部)を乾燥
するための温風ユニット70が内装されている。給水加
熱装置は、温水タンク、加熱器、温度制御手段等の関連
機器類から構成されている。
【0025】ケーシング袖部31の他側部には、利用者
自身の局部を温風乾燥するための温風ユニット70、脱
臭器、あるいは暖房便座等の関連機器類が内装されてい
る。さらに、ケーシング本体30には、便座41と弁蓋
42が開閉可能に枢着されている。
【0026】2つの温風ユニット50,70は、外観は
異なるものの、基本的に同じ動作を有しており、以下、
温風ユニット70について主に説明する。
【0027】温風ユニット70は、本体であるハウジン
グ51内に、温風モータ52、温風ヒータ53および、
制御部58を有して成る。ハウジング51の基端部に
は、温風モータ52および温風ヒータ53が配され、ハ
ウジング51の先端部は、吹出通路51aが形成され、
吹出通路51aの吹出口51bが利用者の臀部に向けて
開設されている。
【0028】ハウジング51には、吹出通路51a内に
突出した状態で、温風サーミスタである温度センサ55
が取り付けられている。温度センサ55は、温風ユニッ
ト70の待機時に定期的におよび、温風ユニット70の
使用時に所定時間毎に温風ユニット70内の温度を計測
するものである。
【0029】図1は、温風ユニット70の駆動回路のブ
ロック図を示している。図1に示すように、制御部58
内にCPU(central processing unit)が構成され、
CPUにはフォトトライアックカプラPCを介して温風
ヒータ53が接続され、トランジスタ回路を介して温風
モータ52が接続され、抵抗を介して温度センサ55が
接続されている。また、CPUには動作安定回路を介し
て温風スイッチSWが接続されている。
【0030】制御部58は、温風ユニット70の待機時
に所定時間を経過する毎に温度センサ55が検出する温
風ユニット70内の検出温度が入力される。制御部58
は、検出温度が正常状態温度(正常状態であれば製品内
温度を基準にして所定の許容範囲内に収まる温度)と比
較し、温風ユニット70が正常状態あるいは、空焚き状
態であるかを判断するものである。
【0031】また、温風ユニット70は、温風ユニット
の作動開始命令がなされた(温風スイッチが押された)
後に、温度センサ55が検出する温風ユニット内の温度
上昇が、正常状態での温度上昇カーブを基準にした所定
の許容範囲内に収まっているかを比較し、温風ユニット
70が正常状態あるいは、空焚き状態であるかを判断す
るものである。
【0032】制御部58は、温風ユニット70の作動開
始命令がなされる(温風スイッチが押される)前後に温
風ユニット70が空焚き状態である場合に、温風ユニッ
トの作動開始命令がなされた場合でも、温風モータ52
を作動不能に制御しまたは、温風モータ52および、温
風ヒータ53を作動不能に制御するものである。
【0033】次に、図4〜図6に基づいて本発明の実施
の形態の作用を説明する。図4は温風ユニットの駆動回
路のフロー図であり、図5および図6は同じく駆動回路
の作用説明図である。
【0034】図4に示すように、温風ユニット70の作
動開始命令がなされたか、すなわち、温風スイッチが押
されたかを判断し(ステップS801)、温風スイッチ
がおされていなければ、すなわち温風ユニット70の待
機時においては(ステップS801:N)、所定時間が
経過したかを繰り返し判断し(ステップS808)、所
定時間が経過すると(ステップS808:Y)、温度セ
ンサ55が温風ユニット70内の温度を検出する。
【0035】温風ユニット70の検出温度は、制御部5
8に送られる。図5に示すように、温風ユニット70の
待機時に、温風ユニット70内の温度が、正常状態に対
して許容範囲内であれば、正常状態とし、正常状態に対
して上昇した場合は、制御部58は温風ユニット70が
空焚き状態であるとする。
【0036】つぎに、温風スイッチが押されたかを判断
し(ステップS810)、温風スイッチが押されてなけ
れば、ステップS808に戻り、所定時間の経過を待
つ。
【0037】待機時に、温風スイッチが押されると(ス
テップS810:Y)、制御部58は、温風ユニット7
0が空焚き状態であるかを判断し(ステップS80
5)、制御部58は温風モータ52および温風ヒータ5
3を作動不能に制御する。
【0038】すなわち、温風ユニット70の待機時に温
風スイッチが押され、温風ユニット70の作動開始命令
がなされた場合でも、吹出口51bを通って、高温の温
風が吹き出さないようになる。本実施の形態では、温風
モータ52および温風ヒータ53を作動不能に制御した
が、少なくとも温風モータ52を作動不能に制御すれ
ば、高温の温風の吹き出しは防止される。
【0039】待機時に、制御部58は温風ユニット70
が空焚き状態でなく、正常状態であると判断すれば(ス
テップS805:N)、制御部58は温風モータ52お
よび温風ヒータ53を作動可能に制御する(ステップS
806)。
【0040】一方、温風スイッチが押され、温風ユニッ
ト70の作動開始命令がなされる温風ユニット70の使
用時においては(ステップS801:Y)、温風ヒータ
53を作動し(ステップS802)、温度センサ55が
温風ユニット70内の温度変化を検出する(ステップS
803)。温度センサ55の温度検出は、所定時間が経
過するまで繰り返し行われる(ステップS804:
N)。
【0041】この所定時間内の温度検出において、温風
ユニット70内の温度変化が、図6に示すように、正常
状態での温度上昇カーブに対しての許容範囲を超えた場
合は、制御部58が温風ユニット70が空焚き状態であ
るとする。
【0042】所定時間が経過すると(ステップS80
4:Y)、温風ユニット70が空焚き状態であるかを判
断し(ステップS805)、制御部58は温風モータ5
2および温風ヒータ53を作動不能に制御する。
【0043】すなわち、温風ユニット70の使用時に温
風スイッチが押され、温風ユニット70の作動開始命令
がなされた場合でも、空焚き状態であれば、吹出口51
bを通って、高温の温風が吹き出さないようになり、空
焚き状態に起因する高温の温風の吹き出しを防止するこ
とができる。
【0044】使用時に、制御部58は温風ユニット70
が空焚き状態でなく、正常状態であると判断すれば(ス
テップS805:N)、制御部58は温風モータ52お
よび温風ヒータ53を作動可能に制御する(ステップS
806)。
【0045】利用空間を暖める温風ユニット50におい
ては、温風ユニット50が空焚き状態である場合に、同
じく、温風モータ71および、温風ヒータ72の作動が
不能になるので、高温の温風の吹き出しが防止され、高
熱による悪影響を周辺の機器に与えないで済み、空焚き
に起因する、装置の故障も防止することができる。
【0046】なお、前記実施の形態においては、温風ユ
ニット50,70の待機時と使用時とで空焚き状態をそ
れぞれ別個に判断し、空焚き状態にそれぞれ対応する平
行的に処理するものを示したが、温風ユニット50,7
0の使用に際して、使用前および使用後で空焚き状態を
併せて判断するようにして、直列的に処理し、空焚き状
態をより確実に判断するようにしてもよい。
【0047】
【発明の効果】前述した発明の実施の形態から理解され
るように、本発明の一つの構成では、温風ユニットの待
機時に、温度センサの検出結果によって、制御部は温風
ユニットが空焚き状態であるとした場合に、温風ユニッ
トの使用時に温風ユニットの作動開始命令がなされて
も、制御部が温風モータまたは温風ヒータのうち少なく
とも温風モータを作動不能に制御するので、空焚き状態
に起因する高温の温風の吹き出しを防止することができ
る。また、温度ヒューズによらないで、空焚きに起因す
る高温の温風の吹き出しを防止することができるので、
温度ヒューズを頻繁に保守点検する必要がなく、使い勝
手がよくなる。
【0048】また、本発明の別の構成では、温風ユニッ
トの作動開始命令がなされる温風ユニットの使用時に、
温風ユニットが空焚き状態であると、制御部が温風モー
タまたは温風ヒータのうち少なくとも温風モータを作動
不能に制御するので、空焚き状態に起因する高温の温風
の吹き出しを防止することができる。また、同じく、温
度ヒューズを頻繁に保守点検する必要がなく、使い勝手
がよくなる。
【0049】さらに、本発明の別の構成では、温度セン
サが温風ユニット内の温度を検出し、その検出結果に基
づいて、制御部が温風ユニット内の温度変化を監視して
いるので、温風ユニットが空焚き状態である場合に、温
風ユニットの作動開始命令がなされた場合でも、前記温
風モータを作動不能に制御し、空焚き状態に起因する高
温の温風の吹き出しを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る温風ユニットの駆
動回路のブロック図である。
【図2】本発明の一実施の形態に係る温水洗浄便座装置
の使用状態斜視図である。
【図3】本発明の一実施の形態に係る温水洗浄便座装置
の内部を示す平面図である。
【図4】本発明の一実施の形態に係る温風ユニットの駆
動回路のフロー図である。
【図5】本発明の一実施の形態に係る温風ユニットの駆
動回路の作用説明図である。
【図6】本発明の一実施の形態に係る温風ユニットの駆
動回路の作用説明図である。
【符号の説明】
SW…温風スイッチ 10…便器側便座 10a…便器 20…温水洗浄便座装置 30…ケーシング本体 31…ケーシング袖部 41…便座 42…弁蓋 50,70…温風ユニット 51…ハウジング 51a…吹出通路 51b…吹出口 52,71…温風モータ 53,72…温風ヒータ 55,73…温度センサ 58…制御部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】便座に温風ユニットを備えて成る温水洗浄
    便座装置において、 前記温風ユニットは、温風モータ、温風ヒータ、温度セ
    ンサおよび、制御部を有し、 前記温度センサは、温風ユニットの待機時に温風ユニッ
    ト内の温度を所定時間を経過する毎に検出しており、 前記制御部は、前記待機時に、温風ユニット内の温度が
    上昇した場合は、温風ユニット内が空焚き状態であると
    し、温風ユニットの作動開始命令がなされた場合に、前
    記温風モータを作動不能に制御し、または、前記温風モ
    ータおよび前記温風ヒータを作動不能に制御することを
    特徴とする温水洗浄便座装置。
  2. 【請求項2】便座に温風ユニットを備えて成る温水洗浄
    便座装置において、 前記温風ユニットは、温風モータ、温風ヒータ、温度セ
    ンサおよび、制御部を有し、 前記温度センサは、温風ユニットの作動開始命令がなさ
    れた後に、温風ユニット内の温度上昇を検出しており、 前記制御部は、温風ユニットの作動開始命令がなされた
    後に、前記温度センサが検出する温風ユニット内の温度
    変化が、許容範囲を超えた場合は、温風ユニット内が空
    焚き状態であるとし、温風ユニットの作動開始命令がな
    された場合でも、前記温風モータを作動不能に制御し、
    または、前記温風モータおよび前記温風ヒータを作動不
    能に制御することを特徴とする温水洗浄便座装置。
  3. 【請求項3】便座に温風ユニットを備えて成る温水洗浄
    便座装置において、 前記温風ユニットは、温風モータ、温風ヒータ、温度セ
    ンサおよび、制御部を有し、 前記温度センサは、温風ユニット内の温度を検出してお
    り、 前記制御部は、温風ユニットの作動開始命令がなされた
    前後の温風ユニット内の温度変化を、前記温度センサの
    検出結果に基づいて判断し、温風ユニット内が空焚き状
    態である場合に、温風ユニットの作動開始命令がなされ
    た場合でも、前記温風モータを作動不能に制御すること
    を特徴とする温水洗浄便座装置。
  4. 【請求項4】便座に取り付けられ、ケーシング本体内に
    温風ユニットを備えて成る温水洗浄便座装置において、 前記温風ユニットは、利用空間を暖めるためのものおよ
    び、利用者自身の局部を温風乾燥するためのものとの2
    種を有し、 前記各温風ユニットは、温風モータ、温風ヒータ、温度
    センサおよび、制御部を有し、 前記温度センサは、温風ユニット内の温度を検出してお
    り、 前記制御部は、温風ユニットの作動開始命令がなされた
    前後の温風ユニット内の温度変化を、前記温度センサの
    検出結果に基づいて判断し、温風ユニット内が空焚き状
    態である場合に、温風ユニットの作動開始命令がなされ
    た場合でも、前記温風モータを作動不能に制御し、また
    は、前記温風モータおよび前記温風ヒータを作動不能に
    制御することを特徴とする温水洗浄便座装置。
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