JP2000116403A - 靴底の防滑構造 - Google Patents

靴底の防滑構造

Info

Publication number
JP2000116403A
JP2000116403A JP10309484A JP30948498A JP2000116403A JP 2000116403 A JP2000116403 A JP 2000116403A JP 10309484 A JP10309484 A JP 10309484A JP 30948498 A JP30948498 A JP 30948498A JP 2000116403 A JP2000116403 A JP 2000116403A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
slip
tip
slip structure
width
projection
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP10309484A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3924385B2 (ja
Inventor
Yasunori Kaneko
靖仙 金子
Masao Ogawa
雅央 小川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mizuno Corp
Original Assignee
Mizuno Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mizuno Corp filed Critical Mizuno Corp
Priority to JP30948498A priority Critical patent/JP3924385B2/ja
Publication of JP2000116403A publication Critical patent/JP2000116403A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3924385B2 publication Critical patent/JP3924385B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、主に防滑性を向上させることを目
的としたスポーツシューズのアウトソール構造に関する
ものであり、防滑突起又は防滑突条の断面形状をその基
部から先端部に向かって先広がり状に形成することによ
り、突起等の先端面の路面との拘束の解除を遅らせて防
滑性を高めることを目的とする。 【解決手段】 本発明に係わる靴底の防滑構造は、靴底
の接地面側に設けられた防滑構造の断面形状における該
防滑構造の基部の幅をh1 とし、先端部の幅をh0 とし
た場合にテーパーrが、 r=h0 /h1 >1 となるように基部から先端部に向かって先広がり状(逆
テーパー状)に形成されたことを特徴とする靴底の防滑
構造である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主に防滑性を向上
させることを目的としたスポーツシューズのアウトソー
ル構造に関するものであり、防滑突起又は防滑突条の断
面形状をその基部から先端部に向かって先広がり状に形
成することにより、突起等の先端面の路面との拘束の解
除を遅らせて防滑性を高める技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、靴底には防滑性を向上させ、
歩きやすくするために様々な突起や、突条あるいは溝と
いった防滑構造が設けられてきた。例えば、実開平5−
285005号には、薄板状の柔軟性ゴム基盤の片表面
に柔軟性を有するイボ状の柱状突起体をはぼ片側前面一
様に密植状態で多数体一体突出形成し、全体形状を履物
底に止着し得る形状に形成した履物底止着用滑り止め板
が開示されている。
【0003】また、実開平5−7106号には、ソール
部材のソール面のほぼ全面に、逆四角錘台を成す多数の
同一形状の突起を練設し、それぞれの突起の周囲に隣接
形成される断面台形状の辺方向の溝を靴本体の長手方向
及び幅方向に対し斜めに交差させて一連に連続して配列
したことを特徴とする運動靴が開示されている。
【0004】さらに、実開平8−1256号には、ジグ
ザグに蛇行し高低を繰り返す複数の突条をあたかも網目
状を呈するように形成し、隣り合う突条の山部と谷部が
並びあうように形成した履物底が開示されている。
【0005】しかし、これらの履物底に形成されて防滑
構造は、例えば、突起構造または突条構造の場合には、
その断面形状において両側壁面ががいずれも靴底底面か
ら突条の先端部に向かって平行に形成されているか、ま
たは先細り状に形成されているものであった。
【0006】また、実公昭27−7066号には、靴底
底面に倒杯形隆起部を形成し、歩行時には倒杯形隆起部
が恰も吸盤のように作用してスリップを防止することが
できる、との技術が開示されている。
【0007】しかし、靴底底面に設けられた倒杯形隆起
部も、実際問題として完全に平滑な床面でもない限り吸
盤のように作用することはなく、効果的な防滑性は期待
できない。仮に倒杯形隆起部が吸盤のごとく作用して、
床面に吸着したとしても、逆に離地時に吸着作用が抵抗
となり却って歩き辛いといった問題を呈する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来から
用いられていた靴底構造においては、以下の問題があっ
た。すなわち、特開平5−285005号に示された防
滑構造は、柔軟なゴム素材よりなる円柱状の突起体であ
り、突起体の先端部にせん断力が作用した場合、路面と
先端部との界面に回転変形が生じ、この回転変形がきっ
かけとなってスリップを起こしてしまうことがある。
【0009】また、実開平8−1256号に示されてい
る防滑構造においても、突条体にせん断力が作用した場
合、該突条体は容易に変形してしまい、先端部における
摩擦力を失ってスリップしてしまうといった問題があっ
た。
【0010】また、実公昭27−7066号に開示され
た倒杯形隆起部においては、実際問題として完全に平滑
な床面でもない限り吸盤のように作用することはなく、
効果的な防滑性は期待できない。仮に倒杯形隆起部が吸
盤のごとく作用して、床面に吸着したとしても、逆に離
地時に吸着作用が抵抗となり却って歩きづらいといった
問題を呈する。
【0011】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明に係る靴
底の防滑構造は、防滑突起のテーパーr、すなわち、靴
底底面に設けられる突条や突起等防滑構造の断面形状に
おける基部の幅をh1とし、先端部の幅をh0 とした場
合のh1 に対するh0 の比(r=h0 /h1 )の値を変
化させた際、防滑リブ先端部に作用する最大せん断応力
と最大曲げ応力の変化から、グリップ性への影響を検討
し、高い防滑性能を有する断面形状を規定したものであ
る。
【0012】すなわち、本発明に係わる靴底の防滑構造
は、靴底の接地面側に設けられた防滑構造の断面形状に
おける該防滑構造の基部の幅をh1 とし、先端部の幅を
0とした場合にテーパーrが、 r=h0 /h1 >1 となるように基部から先端部に向かって先広がり状に形
成されたことを特徴とする靴底の防滑構造である。
【0013】本発明に係わる防滑構造が靴底の接地面側
に設けられた連続のあるいは不連続の突条(リブ構造)
である場合には、該突条と略直行方向の断面形状におけ
る該防滑構造の基部の幅をh1 とし、先端部の幅をh0
とした場合にテーパーrが、 r=h0 /h1 >1 となるように基部から先端部に向かって先広がり状に形
成されたことを特徴とする靴底の防滑構造である。
【0014】また、本発明に係る靴底の防滑構造が突起
である場合において、該突起の断面形状における該防滑
構造の基部の幅をh1 とし、先端部の幅をh0 とした場
合にテーパーrが、 r=h0 /h1 >1 となるように基部から先端部に向かって先広がり状に形
成されたことを特徴とする靴底の防滑構造である。
【0015】さらに、本発明に係る前記防滑構造が、突
起によって形成されている場合において、該防滑突起の
先端面形状が円形、楕円形若しくは三角形、四角形ある
いはその他の多角形状のいずれか一からなり又は、これ
らを組み合わせて形成することも可能である。
【0016】また、靴底の接地面側に設けられた防滑構
造の断面形状における該防滑構造の基部の幅をh1
し、先端部の幅をh0 とした場合にテーパーrが、r=
0 /h1 >1となる領域、r=1となる領域及びr<
1となる領域とが組み合わされて形成することも可能で
ある。
【0017】本発明に係わる防滑構造の側壁面は、平面
状または曲面状に形成されるが、平面状に形成された部
分と曲面状に形成された部分とが組み合わされて形成す
ることも可能である。
【0018】このように、靴底の接地面側に設けられた
防滑構造の断面形状のテーパーrを r=h0 /h1 >1 となるように基部から先端部に向かって先広がり状に形
成することにより、以下のように作用する。たとえば、
本発明に係る防滑構造を突起に応用した場合について説
明する。
【0019】防滑突起の断面形状を図6に示すような不
静定はりモデルとして考える。防滑突起の先端部には、
せん断力F0 が作用していると仮定する。このせん断力
0 により、防滑突起先端部はせん断方向にδyの変形
が生じる。ここで、F0 とδyの比は防滑突起のせん断
方向の柔軟性を表すが、以下、このF0 とδyの比を一
定としてテーパーrの防滑効果に与える影響を考える。
【0020】ここで、防滑突起を構成する材料の縦弾性
率をE、突起の厚みをb、防滑突起の基部の巾をh1
先端部の巾をh0 、突起の高さをLとすると、防滑突起
の先端からの距離xにおける突起の巾h( x) は、Δh
=h1 −h0 =(1−r)h1 とおいて、
【0021】
【式1】
【0022】となる。この場合のxにおける断面二次モ
ーメントI( x) は、
【0023】
【式2】
【0024】となる。特別な条件としてr=1の場合、
すなわち、突起の幅が一定の場合の突起の巾をh0 =h
1 =h1 *とすると、突起の先端部が滑っていない状態で
のh1 *とδyとの関係は、
【0025】
【式3】
【0026】とならなければならない。又、r=1の場
合、先端部に作用する曲げモーメントM0 *は、
【0027】
【式4】
【0028】となる。
【0029】一方r≠1の場合のh1 、δyおよびh1 *
との関係は、
【0030】
【式5】
【0031】となる。ここで、θはδyの変形があった
ときに、突起先端部が滑らないために必要とされる基部
の巾を得るための無次元の係数である。また、θはテー
パーrのみの関数であって、
【0032】
【式6】
【0033】の関係が成り立つ。同様に先端部に作用す
る曲げモーメントM0 とM0 *との関係は、
【0034】
【式7】
【0035】となる。ここで、λはδyの変形があった
ときの突起先端部に作用する曲げモーメントM0 を得る
ための無次元の係数である。また、λはテーパーrのみ
の関数であって、
【0036】
【式8】
【0037】の関係が成り立つ。
【0038】つぎに、防滑突起先端断面における最大せ
ん断応力τMAX と最大曲げ応力σMAX はそれぞれ、
【0039】
【式9】
【0040】
【式10】
【0041】となるので、r≠1の場合のτMAX とσ
MAX はそれぞれ、
【0042】
【式11】
【0043】
【式12】
【0044】となる。
【0045】ここで、「滑り」という現象が起こる機構
を示すと、まず、最大せん断応力τMAX が突起と路面と
の間で取り得る値を超えてしまい、突起先端で発生し得
るせん断力がF0 を下回ってしまった場合、突起先端部
と路面とのせん断方向の拘束が解かれる結果、滑りが発
生する。また、突起先端部の引っ張り方向の最大曲げ応
力σMAX が、突起先端部で耐えうる値を超えてしまった
時、突起先端部は回転変形を起こしてしまい、突起先端
部と路面との垂直方向の拘束が解かれる結果、滑りが誘
発される。従って、最大せん断応力の逆数1/τMAX
よび最大曲げ応力の逆数1/σMAX の大きさが、防滑性
の高さを表す指標となる。
【0046】ここでr=1の場合の最大せん断応力τ
MAX と最大曲げ応力σMAX をそれぞれτMAX *とσMAX *
すると、
【0047】
【式13】
【0048】
【式14】
【0049】となる。したがって、r=1の場合に対す
るr≠1の場合の相対的な防滑性能は、せん断応力、曲
げ応力それぞれで評価すれば、
【0050】
【式15】
【0051】
【式16】
【0052】となり、rのみ関数として表すことができ
る。
【0053】ここで、防滑突起のテーパーrのr=1に
対する相対値と先端部曲げモーメントMとの関係を図7
に示す。また、防滑突起のテーパーrのr=1に対する
相対値と、防滑突起の先端部の最大せん断応力の逆数1
/τMAX 及び最大曲げ応力の逆数1/σMAX との関係を
図8に示す。
【0054】これらの図から分かるように、防滑突起の
テーパーを逆テーパー(r>1) とすることにより、突
起先端の最大せん断応力及び最大曲げ応力はともに低減
し、該防滑突起のグリップ性は向上することが分かる。
【0055】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について、以
下に説明する。本発明に係わる靴底の防滑構造は、従来
から用いられてきたポリウレタン、発泡ラバー、ソリッ
ドラバー等の靴底用素材を用いることができる。これら
素材を用いて靴底を形成する際、硬度はASKER A
硬度で55〜65度程度が適当である。
【0056】本発明に係わる防滑構造は、金型を用いた
射出成型法や、注形成型法により形成される。本発明に
係わる防滑突起や突条は、逆テーパー状に形成されてい
るため、金型構造のキャビティー部分がいわゆるアンダ
ーカット状になるが、素材自身が十分な柔軟性を有して
おり、冷却条件等を調整することにより所定の初期硬度
を確保できれば、いわゆる無理抜きで脱型することがで
きる。
【0057】具体的には、本発明に係わる靴底の防滑構
造は、図1に示すように靴底2の接地面側3に設けられ
た防滑構造1の断面形状における該防滑構造の基部4の
幅をh1 とし、先端部5の幅をh0 とした場合にテーパ
ーrが、 r=h0 /h1 >1 となるように基部4から先端部5に向かって先広がり状
に形成されたことを特徴とする靴底の防滑構造である。
この際、テーパーrの上限は特に限定されるものではな
いが、実用的な範囲で、たとえば、3>r>1程度が適
当である。
【0058】本発明に係わる防滑構造は、図1または図
2に示すように連続のあるいは不連続の突条(リブ構
造)6や、突起7で形成される。これらの場合、該突条
6と略直行方向の断面形状、あるいは該突起の断面形状
における該防滑構造の基部4の幅をh1 とし、先端部5
の幅をh0 とするとテーパーrが、 r=h0 /h1 >1 となるように基部4から先端部5に向かって先広がり状
に形成される。この際、前記突条6または突起7の高さ
は特に限定されるものではないが、実用的な範囲で、1
〜3mm程度が好適である。
【0059】さらに、図3に示すように、本発明に係る
前記防滑構造が突起によって形成されている場合におい
て、該防滑突起の先端面形状が( イ)円形、(ロ)楕円
形若しくは(ハ)四角形、(ニ)三角形あるいはその他
の多角形状のいずれか一からなり又は、これらを組み合
わせて形成することも可能である。この際、多角形状の
エッジの向きを摩擦応力の係る方向と直交させることに
より、防滑性能を向上させることができる。
【0060】また、靴底の接地面側に設けられた防滑構
造の断面形状における該防滑構造の基部の幅をh1
し、先端部の幅をh0 とした場合にテーパーrが、r=
0 /h1 >1となる領域、r=1となる領域及びr<
1となる領域とが組み合わされて形成することも可能で
ある。図5に示すように、靴底接地面をいくつかの領域
に分け、前記防滑構造のテーパーrを各領域の機能にあ
わせて変化させる。たとえば、図5の領域Aは踏みつけ
部及び踵中心部に該当するが、この領域は最もグリップ
性が要求されるため、防滑構造のテーパーrA をrA
1とする。一方、図5の領域Bは靴底接地面の周縁部に
該当し、この領域はグリップ性が高すぎるといわゆる
「突っかかり(引っかかり)」が生じ、つまずいたり足
首部に傷害を生じたりするおそれがあるため、防滑構造
のテーパーrB をrB <1とし、適度にグリップ性を低
減してやることができる。更に、図5の領域Cは上記領
域Aと領域Bの中間的な防滑性が要求されるため、防滑
構造のテーパーrC をrC =1あるいは、rA >rC
B の範囲で適宜調整することができる。
【0061】また、図4に示すように、本発明に係わる
防滑構造1の側壁面8は、曲面状に形成されることも可
能であるが、平面状に形成された部分と曲面状に形成さ
れた部分とが組み合わされて形成することも可能であ
る。この場合、図4の(イ)に示すように、側壁面が凹
曲面状に形成されることにより、防滑構造の基部に作用
する応力集中を低減することができ、その結果、防滑突
起のちぎれが軽減される。一方、図4の(ロ)に示すよ
うに、側壁面が凸曲面状に形成されることにより、突起
先端部の変形抑制効果が高まり、防滑性を更に向上させ
ることができる。
【0062】本発明に係わる靴底の防滑構造には、従来
から用いられているラバー素材、ポリウレタン素材、E
VA(エチレン酢酸ビニル共重合体)素材等、柔軟で耐
摩耗性に優れた素材が用いられる。
【0063】
【発明の効果】本発明に係わる靴底の防滑構造は、従来
と同質の素材を用いて防滑性を格段に向上させることが
できる。また、本発明に係わる防滑構造は、突条や突起
の形状を領域ごとに変化させることにより、グリップ性
をコントロールすることができるため、均一素材を用い
ながら機能的な靴底を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる防滑構造を突条状に設けた実施
例である。
【図2】本発明に係わる防滑突起を突起状に設けた実施
例である。
【図3】本発明に係わる防滑構造を突起状に設けた場合
のその他の実施例である。
【図4】本発明に係わる防滑構造の側壁面を凹曲面状ま
たは凸曲面状に設けた実施例である。
【図5】本発明に係わる靴底構造の実施例である。
【図6】本発明に係わる防滑構造を不静定はりモデルと
した場合の概略図である。
【図7】防滑構造のテーパーrのr=1に対する相対値
と防滑構造の先端部曲げモーメントM 0 との関係を
表したグラフである。
【図8】防滑構造のテーパーrのr=1に対する相対値
と防滑構造の先端部の最大せん断応力の逆数1/τMAX
及び最大曲げ応力の逆数1/σMAX との関係を示したグ
ラフである。
【符号の説明】
1 防滑構造 2 靴底 3 接地面側 4 基部 5 先端部 6 突条 7 突起 8 側壁面 h0 先端部の巾 h1 基部の巾 l 突条(突起)の高さ x 突起先端からの距離

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 靴底の接地面側に設けられた防滑構造の
    断面形状における該防滑構造の基部の幅をh1 し、先端
    部の幅をh0 とした場合にテーパーrが、 r=h0 /h1 >1 となるように基部から先端部に向かって先広がり状に形
    成されたことを特徴とする靴底の防滑構造。
  2. 【請求項2】 靴底の接地面側に設けられた防滑構造が
    連続のあるいは不連続の突条であって、該突条と略直行
    方向の断面形状における該防滑構造の基部の幅をh1
    し、先端部の幅をh0 とした場合にテーパーrが、 r=h0 /h1 >1 となるように基部から先端部に向かって先広がり状に形
    成されたことを特徴とする靴底の防滑構造。
  3. 【請求項3】 靴底の接地面側に設けられた防滑構造が
    突起であって、該突起の断面形状における該防滑構造の
    基部の幅をh1 とし、先端部の幅をh0 とした場合にテ
    ーパーrが、 r=h0 /h1 >1 となるように基部から先端部に向かって先広がり状に形
    成されたことを特徴とする靴底の防滑構造。
  4. 【請求項4】 前記防滑構造が突起によって形成されて
    いる場合において、該防滑突起の先端面形状が円形、楕
    円形若しくは多角形状のいずれか一からなり又は、これ
    らを組み合わせてなることを特徴とする請求項3記載の
    靴底の防滑構造。
  5. 【請求項5】 靴底の接地面側に設けられた防滑構造の
    断面形状における該防滑構造の基部の幅をh1 とし、先
    端部の幅をh0 とした場合にテーパーrが、r=h0
    1 >1となる領域、r=1となる領域及びr<1とな
    る領域とが組み合わされてなる事を特徴とする靴底の防
    滑突起。
  6. 【請求項6】 前記防滑構造の側壁面が平面状に形成さ
    れたことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一に記
    載された靴底の防滑構造。
  7. 【請求項7】 前記防滑構造の側壁面が曲面状に形成さ
    れたことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一に記
    載された靴底の防滑構造。
  8. 【請求項8】 前記防滑構造の側壁面が平面状に形成さ
    れた部分と曲面状に形成された部分とが組み合わされて
    なることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一に記
    載された靴底の防滑構造。
JP30948498A 1998-10-14 1998-10-14 靴底の防滑構造 Expired - Fee Related JP3924385B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30948498A JP3924385B2 (ja) 1998-10-14 1998-10-14 靴底の防滑構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30948498A JP3924385B2 (ja) 1998-10-14 1998-10-14 靴底の防滑構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000116403A true JP2000116403A (ja) 2000-04-25
JP3924385B2 JP3924385B2 (ja) 2007-06-06

Family

ID=17993552

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP30948498A Expired - Fee Related JP3924385B2 (ja) 1998-10-14 1998-10-14 靴底の防滑構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3924385B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006006680A (ja) * 2004-06-28 2006-01-12 Achilles Corp 靴底の製造方法及び成形型
CN100415134C (zh) * 2003-08-29 2008-09-03 住胶体育用品株式会社 网球鞋
EP2862464A1 (en) 2004-07-01 2015-04-22 Nisshin Rubber Co., Ltd. Slip-resistant shoe sole

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100415134C (zh) * 2003-08-29 2008-09-03 住胶体育用品株式会社 网球鞋
JP2006006680A (ja) * 2004-06-28 2006-01-12 Achilles Corp 靴底の製造方法及び成形型
JP4588372B2 (ja) * 2004-06-28 2010-12-01 アキレス株式会社 靴底の製造方法
EP2862464A1 (en) 2004-07-01 2015-04-22 Nisshin Rubber Co., Ltd. Slip-resistant shoe sole

Also Published As

Publication number Publication date
JP3924385B2 (ja) 2007-06-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3959648B2 (ja) 耐滑性靴底
US4607440A (en) Outsole for athletic shoe
US10448705B2 (en) Shoe sole with improved grip capacity
US20020029495A1 (en) Resilient, all-surface soles for footwear
JPH09505489A (ja) スノーシューズ
JP5747218B2 (ja) 耐滑靴底及びその靴底成形金型
JP2003009905A (ja) ゴルフシューズ用スパイク鋲
CN1886074A (zh) 为了娱乐用途的地毯滑板
KR101838296B1 (ko) 낚시용 신발
JP2000116403A (ja) 靴底の防滑構造
JP2000106903A (ja) 耐滑靴底
JP6881759B2 (ja) 靴底及び靴並びに滑り止め部材
JP3553041B2 (ja) 耐滑靴底
US7454849B2 (en) Anti-slipping and shock-absorbing element for shoe soles and shoe sole incorporating such element
JPH11346801A (ja) スポーツシューズ
JP4255698B2 (ja) テニスシューズ
JP2005087639A (ja) 耐滑靴底
JPH0591903A (ja) 防滑性靴底を有する靴
CN211129907U (zh) 一种耐磨鞋底和鞋
JP2003052403A (ja) 滑り防止表面構造
JP2002282008A (ja) アウトソール及びこれを備えた靴
JP2002085106A (ja) 防滑性の靴底及びこの靴底を装着した防滑性の靴
US20210161683A1 (en) Sole of athletic prosthetic leg
JP2002125705A (ja) 靴 底
JP2540750Y2 (ja) 滑り止め付靴底

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060301

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060518

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060630

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070208

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070226

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130302

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160302

Year of fee payment: 9

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees