JP2003009905A - ゴルフシューズ用スパイク鋲 - Google Patents
ゴルフシューズ用スパイク鋲Info
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Abstract
面に対する十分なグリップ力を確保しつつ、パッティン
ググリーンのようなデリケートな芝生面を損傷すること
のないゴルフシューズ用スパイク鋲を提供すること。 【解決手段】鋲本体1から下方に延設された複数本の脚
部2と、前記脚部2の先端部に設けられた丸みを帯びた
膨出部Bと、を備え、当該膨出部Bの摩耗によっても膨
出部Bに鋭利な部分が生じないようにしたゴルフシュー
ズ用スパイク鋲。
Description
プ力を確保しつつ、ゴルフコースの芝生面(特にデリケ
ートなパッティンググリーン)又はクラブハウスの床面
の損傷を防止することができ、しかも、硬いアスファル
ト面等を歩行しても摩耗、損傷が少なく、耐久性及び衝
撃吸収性に優れたゴルフシューズ用スパイク鋲及びその
製造方法に関する。
に一体成形されるものと、ゴルフシューズの底部に対し
てねじなどを用いて着脱自在とするものとの両者を含む
ものである。特に、上記のスパイク鋲は、合成樹脂にて
好適に製造することができる。
ては、針状の鋲からなる金属製のものが広く利用されて
おり、この金属製のスパイク鋲によれば、例えば、濡れ
た芝斜面においても強力なグリップ力を発揮する。
は、芝生が生えている土の層にまで刺さることによりグ
リップ力を確保しているため、この金属製のスパイク鋲
を装着して歩行した後の芝生面は軽く掘り起こされた状
態となってしまう。特に、パッティンググリーンにおい
ては、後のプレーに支障が生ずることもある。従来の金
属製のスパイク鋲にてクラブハウス内のカーペット上を
歩行する際にも、カーペットを損傷させることがあり、
問題となっている。
路などの硬い地面を歩行すると、スパイク鋲部分に突き
上げ感があり、なおかつ、体重を支える支点が少ないこ
とによる歩行時の不安定感があり、履き心地が好ましく
ないという問題がある。さらに、地面からの衝撃が直接
身体に加わるため、この衝撃を負担する足・膝・腰に疲
労感が発生するなどの問題もある。
スパイク」と呼ばれる、主に合成樹脂により成形したゴ
ルフシューズスパイクが用いられることとなった。この
樹脂製スパイク鋲によれば、硬い路面においても突き上
げ感がなく、体重を支える支点が多いことにより歩行時
にも安定感がある。
アメリカ合衆国特許出願第60/070735号と対応
する特開平11−262401号公報にて開示されてい
る合成樹脂製のスパイク鋲とか、本件出願人によって既
に出願済みの特願2000−14944号にて開示され
ている合成樹脂製のスパイク鋲が提案されている。
合成樹脂製のスパイク鋲は、金属製のスパイク鋲よりも
身体への衝撃が少なく、芝生面やカーペットの損傷も比
較的少ないとはいえ、複数本の脚が芝生面に刺さりやす
いように鋭利に(特に脚の基端部から先端部にかけて順
次細くなるように)形成されており、パッティンググリ
ーン上のように短く刈り込まれたデリケートな芝生面を
損傷することがやはり生じてしまうという問題がある。
るように、そのほとんどの脚が先細りであるか、鋭利な
エッジを有する多角柱状に形成されており、歩き方に注
意を払わないとデリケートな芝生面を損傷することが避
けられないものであった。
ト面又はクラブハウス内の床面を歩行する際にも安定性
があり、芝生面に対する十分なグリップ力を確保しつ
つ、パッティンググリーン上のように短く刈り込まれた
デリケートな芝生面をも損傷することがないスパイク鋲
を提供することにある。
ァルト面やコンクリートの上などを歩行することでスパ
イク鋲に摩耗が生じても、芝生やクラブハウス内の床面
を傷つけるような鋭利な部分(エッジ)を生じることが
ないゴルフシューズ用スパイク鋲を提供することにあ
る。
め、本発明に係るゴルフシューズ用スパイク鋲は、鋲本
体から下方に延設され、鋭利な角部を有さない複数本の
脚部2と、前記脚部2の先端部に設けられた膨出部B
と、を備えたことを特徴としている(請求項1に記載の
スパイク鋲)。
は、その脚部2に鋭利な角部が無いため、パッティング
グリーンのようなデリケートな芝生面を損傷することが
極めて少ないものとなる。
何れの実施形態においても、特に脚部2の下方又は側方
に、或いは、下方及び側方に膨出させることが望まし
い。脚部2の膨出部Bを下方へ膨出させれば、脚部2の
対摩耗性及び耐久性を向上させることができる。脚部2
の膨出部Bを脚部2の側方へ膨出させれば、芝生面への
絡み付きが発生し、芝生面に対するグリップ力が向上す
る。
るため、膨出部Bが芝生に絡んで引っかかるため、芝生
面に対して強力なグリップ力を発揮する。
端部に丸みを帯びた膨出部Bを設けた場合、膨出部Bに
角(鋭利な部分)がないため、芝生を傷つけることが極
めて少ない。さらに、当該膨出部Bの摩耗によっても膨
出部Bに鋭利な部分が生じないようになる(請求項2に
記載のスパイク鋲)。
から下方に延設された複数本の可撓性脚部と、前記可撓
性脚部の先端部に設けられた球状又は楕円球状の膨出部
と、を備え、当該膨出部の摩耗によっても膨出部に鋭利
な部分が生じないようにしてもよい(請求項3に記載の
スパイク鋲)。
いては、ゴルフシューズ着用者の体重によりスパイク鋲
の可動性脚部2がほとんどそのままの状態で芝に食い込
んでグリップする。一方、舗装路等の硬質な地面上にお
いては、可撓性脚部2が撓んでクッション効果を奏し、
膝・腰等の負担を軽減することができるとともに、安定
性が高く、非常に使いやすいものとすることができる。
に、鋲本体に、複数本の可撓性脚部より若干突出量の少
ない支持突部3,7を設け、前記可撓性脚部2による体
重の支持を補助するようにしてもよい(請求項4に記載
のスパイク鋲)。
地面上においては、可撓性脚部2が撓んだ後、下方への
突出量の少ない支持突部3,7が地面に当接する。従っ
て、ゴルフシューズ着用者の体重を支持突部3が支持す
ることとなり、可撓性脚部2が急激に摩耗してしまうこ
とが効率よく防止される。
記支持突部3、7の下面に突条L又は溝(凹凸部)Rを
設け、地面又は芝生面との摩擦力を向上させるようにし
てもよい(請求項5に記載のスパイク鋲)。ここで、突
条又は溝(凹凸部)とは、スパイク鋲が地面又は芝生面
に接する部分に設けられた摩擦力を増すための「突起」
又は「窪み」であればどのような形状であってもよい。
記脚部2を、鋲本体1の周縁部から下方に向かって放射
状に延設することが大きなグリップ力を得るとともに、
脚部の摩擦に対する耐久性を向上させるために好ましい
(請求項6に記載のスパイク鋲)。
記鋲本体1が、ゴルフシューズの裏面に対する着脱自在
な係合部4を有していてもよい(請求項7に記載のスパ
イク鋲)。このような構成とすることで、ゴルフシュー
ズの裏面に対して着脱自在となり、スパイク鋲の交換が
必要な場合には、容易に交換できるようになる。
イク鋲は、脚部2の先端部の膨出部Bが芝生に絡み付い
て引っかかり、抜け止めの作用を奏するため、合成樹脂
にてスパイク鋲の全体を製造した場合にも、グリップ力
が金属製のスパイク鋲と同等のものとなる。
スパイク鋲においては、前記膨出部Bが常に先に地面と
接するため、脚部2の胴部又は基部の摩耗を膨出部Bが
防ぐ作用を奏するためである。
部Bの形状が丸みを帯びた形状(好ましくは球状又は楕
円球状)であるため、鋭利な部分が生じることがなく、
摩耗後においても本件発明によるスパイク鋲においては
芝生面を損傷することを極めて少ないものとすることが
できる。
例1)について図1から図5に従って以下、説明する。
本発明に係るスパイク鋲10は、略円盤状(円錐台形
状)の基台部分を為す鋲本体1と、鋲本体1の裏面の周
縁部から下方に向かって放射状に所定間隔にて延設され
た6本の可撓性脚部2と、当該可撓性脚部2の間に配置
され可撓性脚部2よりも下方への突出量が若干少ない3
本の支持突部3とを有している。
可撓性脚部2として、互いに約40度離間した2本1組
の可撓性脚部2を3対等間隔に配設し、約80度離間し
た可撓性脚部2の間に支持突部3を配設している。
延設され、芝生を損傷するような鋭利な角部を有さない
ように胴部がほぼ円柱状となっている。
トの舗装路等の硬い地面上では、ゴルフシューズ着用者
の体重によって若干撓む程度の強度となるような太さ
で、上記した鋲本体1の基台部分から下方に向かって放
射状に成形されている。
おおよそ「鋲本体の裏面から下方に向かって鋲本体の周
縁部(又は中央部)から外方へ若干拡開するように」な
っていることを意味する。かかる構成により、可撓性脚
部2は、ゴルフシューズの着用者の体重によってさらに
外方へ拡がるように若干変形する。
を帯びた楕円球状の膨出部Bが設けられており、図5に
示すように、当該膨出部Bの摩耗によっても膨出部Bに
鋭利な部分が生じないようになっている。本実施例の膨
出部Bは、主にスパイク鋲の下方及び側方(隣接する他
の脚部の方向)に膨出するように形成されている。
Bの摩耗によっても膨出部Bに鋭利な部分が生じないよ
うに、図6及び図7に示すスパイク鋲20のような丸み
を帯びた球状としてもよい。
生面上で使用した場合にはほとんど撓むことがなく、こ
の脚部2の先端部が芝生面に絡み付くように食い込み、
先端部の膨出部Bが抜け止めの作用を奏するため、芝生
面に対する強力なグリップ力を発揮する。これは、複数
の脚部2の胴部の間に挟まった芝生が、そこから抜け出
す際に、狭くなっている膨出部Bの間を通過する必要が
あるためにグリップ力が増大するものと考えられる。
撓むことにより、地面と当接するようになって、ゴルフ
シューズ着用者の体重を支えるものである。即ち、この
支持突部3は、芝生或いはカーペット上においては芝生
面等に接してグリップ力を発揮し、一方、アスファルト
の舗装路等の硬い地面上においては、ゴルフシューズ着
用者の体重を主に支持して、可撓性脚部2が必要以上に
撓んでしまうことからの急激な摩耗(過度の摩耗)を防
止するものである。従って、支持突部3としては、この
ような作用を奏するものであれば如何なる形状としても
よいが、具体的には、前記可撓性脚部2の間部分に、そ
れよりも突出量を少なく形成し、太さはやや太めに形成
することによって、ゴルフシューズ着用者の体重を確実
に支えるものとすることが望ましい。
複数本の突条Lを有し、地面又は芝生面との摩擦力を向
上させている。この突条Lとしては、図1に示すように
スパイク鋲10の中心と同心円方向に設ける場合と、図
8に示すようにスパイク鋲30の中心から放射状に設け
る場合と、図9のスパイク鋲40に示すように斜め方向
(渦巻き状)に設ける場合と、図10のスパイク鋲50
に示すように格子状に設ける場合などが考えられる。
すスパイク鋲20のように、複数本の溝(凹凸部)Rを
支持突部3の下面に設けて実施してもよい。
突条L又は溝(凹凸部)Rの本数、向き、形状は、スパ
イク鋲の地面に対する摩擦力に影響するため、スパイク
鋲にとって必要な性能及び特徴に応じて適宜変更すれば
よい。
イク鋲の中心と同心円方向に設ける場合には、スパイク
鋲の前後・左右・斜め方向といった直線的な方向の摩擦
力を高めることができ、突条L又は溝(凹凸部)Rをス
パイク鋲の中心から放射状に設ける場合には、スパイク
鋲の中心を中心とする回転方向の摩擦力を高めることが
できる。
は、ポリウレタン、合成ゴム、ABS、ポリカーボネー
ト、ナイロンなどの合成樹脂の他、金属、セラミックス
又はこれらの材料の複合材料など、如何なるものを用い
てもよい。
レタン、合成ゴム、ABS、ポリカーボネート、ナイロ
ンなどの合成樹脂の他、柔軟な金属又は柔軟な金属と合
成樹脂の複合材料など、使用者の体重によって撓むもの
であれば、如何なるものを用いてもよい。
場合において、硬度の異なる合成樹脂を複合して一体成
形した場合、例えば可撓性脚部2には硬度の低い材料を
用いて十分な可撓性を担保しつつ、一方、支持突部3に
は硬度の高い材料を用いて成形して耐摩耗性を高め、樹
脂製スパイク鋲全体の耐久性を向上させることが考えら
れる。
を設けるための基台となり、なおかつ、ゴルフシューズ
の裏面(ソール)Sに装着するためのものであり、これ
らが可能であれば如何なる形状でもよいが、具体的に
は、ゴルフシューズの裏面Sに装着するための係合部4
を上端面に備えた円盤状とすることが考えられる。
めの係合部4は、図2から図4に示すように、ゴルフシ
ューズの裏面Sに設けた係合穴と係合してロックするた
めの所定形状の係合突部5を備えている。前記係合部4
には、その中心に金属製の補強ピン6を埋設し、この係
合部4自体の強度を向上させることが望ましい。
0,30,40,50は、金型により全体を、即ち、鋲
本体1、可撓性脚部2、支持突部3、係合部4及び係合
突部5とを射出成形により一体的に成形する。しかしな
がら、可撓性脚部2の先端部には膨出部Bが形成されて
いるため、複数本の脚部を単一の型から抜いて全体を製
造することは困難であり、通常は割型を使用する。
脂製スパイク鋲10,20,30,40,50は、複数
本の可撓性脚部2に設けた膨出部Bにより、芝生面又は
床面を損傷することが少なく、摩耗に対する耐久性も高
い。さらには、脚部2の先端部に設けた膨出部Bが芝生
に絡み付き、脚部2の抜け止めの作用を奏するため、芝
生に対するグリップ力に優れたものとすることができ
る。
10,20,30,40,50は、複数本の可撓性脚部
2を合成樹脂にて製造しているため、アスファルト面又
は床面などの硬い路面上を歩行する際に、脚部2が撓ん
で偏向するため、地面からの衝撃を吸収して膝・腰等の
負担が軽減されることから、衝撃吸収性及び安定性が高
く、非常に使いやすいものとすることができる。
シューズの裏面Sとの係合部4に互いに120度離隔し
た係合突起5を備えており、鋲本体1の下面に180度
離間して設けた2つの凹部を専用ハンドルにて操作する
ことにより、ゴルフシューズの裏面に設けた係合穴とス
パイク鋲10との脱着を容易なものとしている。
の実施例(実施例2)について、図11及び図12に従
って説明する。本実施例のスパイク鋲60は、図11及
び図12に示すように、鋲本体1と、鋲本体1の裏面の
周縁部から下方に向かって放射状に所定間隔にて延設さ
れた8本の可撓性脚部2とを有している。即ち、本実施
例のスパイク鋲60は、その可撓性脚部2として、互い
に約40度離間した可撓性脚部2を等間隔に配設してい
る。
路等の硬い地面上では、ゴルフシューズ着用者の体重に
よって若干撓む程度の強度となるような太さで、上記し
た鋲本体1の基台部分から下方に向かって前記実施例と
同様に放射状に成形されている。
生面上で使用した場合にはほとんど撓むことがなく、こ
の脚部2の先端部分が芝生面に絡みつくように食い込ん
で強力なグリップ力を発揮する。
実施例と同様に、丸みを帯びた楕円球状の膨出部Bが設
けられており、図11及び図12に示すように、当該膨
出部Bの摩耗によっても膨出部Bに鋭利な部分が生じな
いようになっている。
可撓性脚部2とともに、鋲本体1の裏面中央部を肉厚と
して支持突部7を設けている。従って、この支持突部7
により、ゴルフシューズ着用者の体重を支持させること
ができ、使用時においてさらに安定感が増すので有効で
ある。この支持突部7は、可撓性脚部2がゴルフシュー
ズ着用者の体重によって撓んだ状態で、同程度の寸法
(突出量)に形成するのが好適と考えられるが、特段こ
れに限定されるものではない。
脚部2の湾曲後の突出量と同程度としておけば、支持突
部7が地面と当接して可撓性突部2が過度に摩耗するこ
とを防ぐことができ、スパイク鋲60の各脚部2の摩耗
によるグリップ力の急激な低下を効率的に防止すること
が可能となる。
ズに装着するための雄ネジ部8が突設されており、この
雄ネジ部8は、ゴルフシューズの裏面Sに設けた雌ネジ
穴と螺合する。この雄ネジ部8としては、単に、ゴルフ
シューズに螺合するための雄ネジを埋設して固定した
り、樹脂に螺刻面を形成したものとしてもよい。
部分を合成樹脂にて一体成形することにより作成するこ
とができるものであるが、全体を金属又はセラミックス
といった硬い材料にて製造してもよい。但し、この場
合、脚部2の可撓性は失われることとなる。
ではなく、ゴルフシューズの裏面Sとスパイク鋲本体1
を一体的に同時成形し、スパイク鋲本体1を交換できな
いようにしたものも、本発明の範囲に属するものであ
る。
等間隔で設ける場合の他、間隔を30度程度から120
度程度の間で適宜選択し、不等間隔にて配置して設けて
もよい。また、支持突部3を全ての可撓性脚部2の間に
設けたり、可撓性脚部2の本数又は設置間隔に応じて支
持突部3の設置位置を適宜変更してもよい。
3,4,5,6,7,8等から選択でき、支持突部3の
数も2,3,4,5,6,7,8等から選択できる。
は金属といった材料の強度、各脚部の太さ及び長さなど
に応じて適宜変更すればよく、これらの要素を考慮して
変更することで、スパイク鋲のグリップ力、グリップ力
の方向性、耐久性、装着感などを適宜変更できるもので
ある。
クスなどの硬い材料にて製造した場合のように、全ての
脚部2に可撓性が無い場合においても、支持突部3又は
支持突部7を設けて実施してもよい。
Bの向きを横長から縦長に変更したり、その形状をより
細長くしたり太くして実施してもよい。また、膨出部B
の形状を球状としてもよく、球状のものと楕円球状のも
のを組み合わせて実施してもよい。
を特に側方へ太くするものであれば芝生面に対する絡み
付き作用が生じて芝生面に対するグリップ力が増大し、
脚部の先端部を下方へ太くするようなものであれば脚
部の対摩耗性及び耐久性を向上させるものとなり、丸
みを帯びたものとすれば芝生面に対する損傷を極力防止
できるものとなるが、具体的な形状としては、これらの
特性を考慮して適宜選択すればよく、特に限定されるも
のではない。
先端部を下方又は側方の何れかの方向へ球状又は楕円球
状に膨出させれば摩耗による鋭利な部分の発生を防ぐこ
とができ、芝生に対するグリップ力を高めることができ
るが、脚部の下方及び側方に膨出させた膨出部Bによっ
ても所定の効果を得ることができる。さらに、膨出部B
としては、脚の下方、側方及び上方へも球状又は楕円球
状に膨出させて実施してもよい。
とすれば、脚部の胴部は、ある程度多角柱状の角部を有
するものとしても、芝生面を損傷することを効果的に防
止でき、かかる実施形態も本発明の範囲に属するもので
ある。
を有さない複数本の脚部を備えた本発明のスパイク鋲に
おいては、その脚部に鋭利な角部が無いため、パッティ
ンググリーンのようなデリケートな芝生面を損傷するこ
とが極めて少ないという優れた効果を奏する。
た膨出部により、特に膨出部を丸みを帯びた形状とする
ことで、特に芝生面又は床面を損傷することが少なく、
摩耗に対する耐久性に優れるという独自の効果を奏す
る。即ち、本発明のスパイク鋲においては、前記膨出部
Bが常に先に地面と接するため、脚部の胴部又は基部の
摩耗を膨出部が防ぐことができる。
端部に設けた膨出部が芝に絡み付いて脚部の抜け止めの
作用を奏するため、芝生に対するグリップ力に優れたも
のとすることができる。
形状を丸みを帯びたものとしておくことで、使用開始の
際は勿論のこと、使用を継続してある程度膨出部に摩耗
が生じても、膨出部の形状は丸みを帯びたものとなるた
め、芝生面又は床面を損傷することが少なく、耐久性及
びグリップ力に優れたものとすることができる。
アスファルト面又は床面などの硬い路面上を歩行する際
には、複数本の脚部が撓んで偏向するために、地面から
の衝撃を吸収して膝・腰等の負担を軽減することができ
るとともに、安定性が高く、非常に使いやすいものとす
ることができるという優れた独自の効果を奏する。
パイク鋲の底面図である。
の断面図である。
の断面図である。
り、摩耗の際の状態を仮想線にて示す拡大図である。
る。
り、摩耗の際の状態を仮想線にて示す拡大図である。
る。
る。
ある。
スパイク鋲の底面図である。
Claims (7)
- 【請求項1】 鋲本体から下方に延設され、鋭利な角部
を有さない複数本の脚部と、 前記脚部の先端部に設けられた膨出部と、を備えたこと
を特徴とするゴルフシューズ用スパイク鋲。 - 【請求項2】 鋲本体から下方に延設された複数本の脚
部と、 前記脚部の先端部に設けられた丸みを帯びた膨出部と、
を備え、当該膨出部の摩耗によっても膨出部に鋭利な部
分が生じないようにしたことを特徴とするゴルフシュー
ズ用スパイク鋲。 - 【請求項3】 鋲本体から下方に延設された複数本の可
撓性脚部と、 前記可撓性脚部の先端部に設けられた球状又は楕円球状
の膨出部と、を備え、当該膨出部の摩耗によっても膨出
部に鋭利な部分が生じないようにしたことを特徴とする
ゴルフシューズ用スパイク鋲。 - 【請求項4】 鋲本体は、複数本の可撓性脚部より若干
突出量の少ない支持突部を有し、前記可撓性脚部による
体重の支持を補助するようになっていることを特徴とす
る請求項3に記載のゴルフシューズ用スパイク鋲。 - 【請求項5】 支持突部は、その下面に突条又は溝(凹
凸部)を有し、地面又は芝生面との摩擦力を向上させて
いることを特徴とする請求項4に記載のゴルフシューズ
用スパイク鋲。 - 【請求項6】 脚部は、鋲本体の周縁部から下方に向か
って放射状に延設されていることを特徴とする請求項1
から5のいずれかに記載のゴルフシューズ用スパイク
鋲。 - 【請求項7】 鋲本体は、ゴルフシューズの裏面に対す
る着脱自在な係合部を有していることを特徴とする請求
項1から6のいずれかに記載のゴルフシューズ用スパイ
ク鋲。
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