JP2000115764A - 無線画像伝送装置 - Google Patents

無線画像伝送装置

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JP2000115764A
JP2000115764A JP27885098A JP27885098A JP2000115764A JP 2000115764 A JP2000115764 A JP 2000115764A JP 27885098 A JP27885098 A JP 27885098A JP 27885098 A JP27885098 A JP 27885098A JP 2000115764 A JP2000115764 A JP 2000115764A
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JP
Japan
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signal
unit
transmission
transmitter
video data
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JP27885098A
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English (en)
Inventor
Takamaro Nakayama
隆麿 中山
Toshito Tanaka
敏人 田中
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Fujitsu General Ltd
Original Assignee
Fujitsu General Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 同一搬送周波数帯を使用して中継しても干渉
せず安定に伝送することができ、障害物があっても、伝
送距離がある程度長くても使用可能な無線画像伝送装置
を提供すること。 【解決手段】 無線画像伝送装置の使用できる搬送周波
数(f0)の使用可能帯域幅(Δf)内を複数のサブ周
波数帯(f1,f2,..)に分割し、送信機2および中継機3
の受信部と、中継機の送信部および受信機4とに、それ
ぞれ異なるサブ周波数帯を割当てて搬送周波数帯として
使用するようにしたので、中継機の受信部は送信機から
送信される信号だけを受信し、中継機の送信部より送信
される信号は受信しないので、相互干渉することがな
く、障害物6がある場合は中継機を送信機と受信機を見
通せる場所に設置することにより、伝送可能となり、ま
た、見通しの良い場所であれば、中継機を送信機と受信
機の中間に複数設置することにより伝送距離を数倍に増
やせる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、無線画像伝送装置
に係わり、とくに、中継機を設けて伝送距離を延ばした
ものに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、無線画像伝送装置は、図6に示す
ように、カメラ1からの映像信号をA/D変換部2aで
A/D変換した映像データを変調部2bでスペクトラム
拡散変調し、周波数変換部2c’で所定の搬送周波信号
に変換し、送信アンテナ21を介して送信する送信機2
と、同送信機2より送信される搬送周波信号を受信アン
テナ22を介して受信部4aで受信して復調部4bで前
記映像データを復調し、D/A変換部4cでD/A変換
して前記映像信号を出力する受信機4とで構成してい
た。しかし、この構成では、図7に示すように、送信機
2と受信機4の間にビル等の電波を通過しない障害物6
が介在する場合は使用できないという問題があった。ま
た、2.4GHz帯を使用する無線画像伝送装置におい
ては、空中線電力10mw/MHz以下という電波法の
制約から到達距離が1〜2Kmと短く、これを超える距
離には使用できないという問題があった。そこで、図1
に示すように、前記送信機2と、受信機4の間に、同送
信機2から送信される搬送周波信号を受信アンテナ21
を介して受信して前記映像データを復調し、同復調した
映像データを再度スペクトラム拡散変調し、搬送周波信
号に変換して送信アンテナ23を介して送信する中継機
3を介装することが考えられるが、これに使用される搬
送周波数帯が同一の場合、前記中継機から送信される搬
送周波信号が、送信機からの搬送周波信号と干渉してし
まうという問題がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は以上述べた問
題点を解決し、同一搬送周波数帯を使用して中継しても
干渉せず安定に伝送することができ、障害物があって
も、伝送距離がある程度長くても使用可能な無線画像伝
送装置を提供することを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上述の課題を解
決するため、カメラからの映像信号をA/D変換して映
像データを出力するA/D変換部と、同映像データをス
ペクトラム拡散変調する変調部と、同変調信号を所定の
搬送周波信号に変換し、送信アンテナを介して送信する
送信部とでなる送信機と、同送信機から送信される搬送
周波信号を受信アンテナを介して受信して中間周波信号
に変換する受信部と、同中間周波信号より前記映像デー
タを復調する復調部と、同復調した映像データをスペク
トラム拡散変調する変調部と、同変調された信号を所定
の搬送周波信号に変換して送信アンテナを介して送信す
る送信部とでなる中継機と、同中継機より送信される搬
送周波信号を受信アンテナを介して受信して中間周波信
号に変換する受信部と、同中間周波信号より前記映像デ
ータを復調する復調部と、同映像データをD/A変換し
て前記映像信号を出力するD/A変換部とでなる受信機
とで構成される無線画像伝送装置であって、前記搬送周
波信号を形成し、無線画像伝送装置に使用する搬送周波
帯の使用可能帯域内を複数のサブ周波帯に分割し、前記
送信機の送信部および中継機の受信部と、前記中継機の
送信部および受信機の受信部とに、それぞれ異なる周波
数のサブ周波帯を割当てて使用するようにした無線画像
伝送装置としている。
【0005】前記搬送周波数に、2.4GHz帯を使用
した無線画像伝送装置としている。
【0006】前記搬送周波帯の使用可能帯域幅を、4分
割して使用するようにした無線画像伝送装置としてい
る。
【0007】前記送信機の送信部が前記変調信号を第1
のサブ周波帯に変換する周波数変換部と、同第1のサブ
周波帯を通過する第1帯域通過フィルタとでなり、受信
機が第2のサブ周波帯を受信してなる一方、前記中継機
の受信部が前記第1のサブ周波帯を受信し、同送信部が
前記変調信号を第2のサブ周波帯に変換する周波数変換
部と、同第2のサブ周波帯を通過する第2帯域通過フィ
ルタとでなる無線画像伝送装置としている。
【0008】カメラからの映像信号をA/D変換して映
像データを出力するA/D変換部と、同映像データをス
ペクトラム拡散変調する変調部と、同変調信号を所定の
搬送周波信号に変換し、送信アンテナを介して送信する
送信部とでなる送信機と、同送信機から送信される搬送
周波信号を受信アンテナを介して受信して中間周波信号
に変換する受信部と、同中間周波信号より前記映像デー
タを復調する復調部と、同復調した映像データをスペク
トラム拡散変調する変調部と、同変調された信号を所定
の搬送周波信号に変換して送信アンテナを介して送信す
る送信部とでなる中継機と、同中継機より送信される搬
送周波信号を受信アンテナを介して受信して中間周波信
号に変換する受信部と、同中間周波信号より前記映像デ
ータを復調する復調部と、同映像データをD/A変換し
て前記映像信号を出力するD/A変換部とでなる受信機
とで構成される無線画像伝送装置であって、前記中継機
にポーリング制御信号を発生するポーリング制御信号発
生部と、同ポーリング制御信号に基づいて、前記送信機
と、中継機の送信タイミングを制御するタイミング制御
部と、同タイミング制御部により制御され、前記送信機
に前記送信タイミング信号を送信するポーリング送信部
と、前記タイミング制御部により制御され送信出力を断
続するスイッチとを設ける一方、前記送信機に前記ポー
リング送信部より送信される送信タイミング信号を受信
するポーリング受信部と、同受信した送信タイミング信
号により送信機の送信を制御する送信制御部と、同送信
制御部により送信出力を断続するスイッチとを設けた無
線画像伝送装置としている。
【0009】前記中継機に、復調部で復調した映像デー
タの垂直ブランキング信号に同期した同期信号を発生す
る同期信号発生部を設け、前記ポーリング制御信号発生
部が同同期信号に基づいてポーリング制御信号を発生す
るようにしてなる無線画像伝送装置としている。
【0010】前記ポーリング制御信号発生部が、1〜数
フレーム間隔で送信機と中継機の送信部との送信タイミ
ングを切り替えるポーリング制御信号を発生するように
してなる無線画像伝送装置としている。
【0011】前記受信機に、前記送信部より間欠に送ら
れてくる搬送周波信号を受信部で受信して復調部で復調
される間欠映像データを一旦記憶するフレームメモリを
設け、同フレームメモリに記憶される映像データを連続
して読み出すことにより連続して映像データを出力する
ようにした無線画像伝送装置としている。
【0012】前記中継機が、前記送信機から送信される
搬送周波信号を受信アンテナを介して受信して中間周波
信号に変換する受信部と、同中間周波信号を所定の搬送
周波信号に変換し、同搬送周波信号をスイッチにより断
続制御して送信アンテナを介して送信する送信部と、ポ
ーリング制御信号を発生するポーリング制御信号発生部
と、同ポーリング制御信号に基づいて、前記送信機と中
継機の送信タイミングを制御するタイミング制御部と、
同タイミング制御部により制御され、前記送信機に送信
タイミング信号を送信するポーリング送信部とでなる無
線画像伝送装置としている。
【0013】前記中継機に、前記受信部にて受信して変
換した中間周波信号から映像データを復調する復調部
と、同映像データの垂直ブランキング信号に同期した同
期信号を発生する同期信号発生部とを設け、前記ポーリ
ング制御信号発生部が同同期信号に基づいてポーリング
制御信号を発生するようにしてなる無線画像伝送装置と
している。
【0014】
【発明の実施の形態】以上のように、本発明の無線画像
伝送装置においては、第1の発明は、搬送周波信号を形
成し、無線画像伝送装置に使用する搬送周波帯の使用可
能帯域内を複数のサブ周波帯に分割し、前記送信機の送
信部および中継機の受信部と、前記中継機の送信部およ
び受信機の受信部とに、それぞれ異なる周波数のサブ周
波帯を割当てて使用するようにした無線画像伝送装置と
しているので、中継機の受信部は送信機から送信される
信号だけを受信し、中継機の送信部より送信される信号
は受信しないので、相互干渉することがなく、障害物が
ある場合は中継機を送信機と受信機を見通せる場所に設
置することにより、伝送可能となり、また、見通しの良
い場所であれば、中継機を送信機と受信機の中間に設置
することにより伝送距離を2倍に増やすことができる。
また、2.4GHz帯を使用し、その使用可能帯域幅内
を4分割して使用することにより、中継機を3台まで接
続できるので、伝送距離を4倍にすることが可能とな
る。また、例えば、使用可能帯域幅内を第1の搬送周波
数帯と第2の搬送周波数帯とに2分割して使用する場
合、前記送信機の送信部が前記変調信号を第1のサブ周
波帯に変換する周波数変換部と、同第1のサブ周波帯を
通過する第1帯域通過フィルタとでなり、受信機が第2
のサブ周波帯を受信してなる一方、前記中継機の受信部
が前記第1のサブ周波帯を受信し、同送信部が前記変調
信号を第2のサブ周波帯に変換する周波数変換部と、同
第2のサブ周波帯を通過する第2帯域通過フィルタとで
なる無線画像伝送装置としているので、簡単な構成で実
現可能である。
【0015】また、第2の発明は、中継機にポーリング
制御信号を発生するポーリング制御信号発生部と、同ポ
ーリング制御信号に基づいて、前記送信機と、中継機の
送信タイミングを制御するタイミング制御部と、同タイ
ミング制御部により制御され、前記送信機に前記送信タ
イミング信号を送信するポーリング送信部と、前記タイ
ミング制御部により制御され送信出力を断続するスイッ
チとを設ける一方、前記送信機に前記ポーリング送信部
より送信される送信タイミング信号を受信するポーリン
グ受信部と、同受信した送信タイミング信号により送信
機の送信を制御する送信制御部と、同送信制御部により
送信出力を断続するスイッチとを設けた無線画像伝送装
置としているので、送信機から送信するタイミングと中
継機の送信部から送信するタイミングを例えば1フレー
ム間隔で交互に行うことができるので、中継機の受信部
が同時に送信機と中継機の送信部からの搬送周波信号を
受信することがなく、干渉することがない。また、前記
受信機に、前記送信部より間欠に送られてくる搬送周波
信号を受信部で受信して復調部で復調される間欠映像デ
ータを一旦記憶するフレームメモリを設け、同フレーム
メモリに記憶される映像データを連続して読み出すこと
により連続して映像データを出力するので、フレーム間
隔で途切れてフリッカーを発生することがなく連続した
映像を出力することができる。
【0016】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明による無線画像
伝送装置を詳細に説明する。図1は本発明による無線画
像伝送装置の構成を示す概略ブロック図、図2は本発明
による無線画像伝送装置の一実施例を示す図で、(A)
は送信機、(B)は中継機、(C)は受信機の要部ブロ
ック図である。図において、1は監視用のカメラで映像
信号を出力している。2は前記カメラ1よりの映像信号
を映像データに変換し、スペクトラム拡散変調し、所定
の搬送周波信号に変換し、アンテナ21を介して送信す
る送信機である。3は前記送信機2からの信号をアンテ
ナ22を介して受信して復調し、再度スペクトラム拡散
変調して所定の搬送周波信号に変換し、アンテナ23を
介して送信する中継機である。4は前記中継機3からの
搬送周波信号をアンテナ24を介して受信して映像デー
タを復調し、D/A変換して元の映像信号を出力する受
信機である。5は前記受信機からの映像信号を映出する
モニタである。
【0017】前記送信機1は図2−(A)に示すよう
に、カメラ1よりの映像信号を映像データに変換するA
/D変換部2aと、この映像データに誤り訂正符号を付
加して、PSK(位相シフトキーイング)することによ
りスペクトラム拡散変調するスペクトラム拡散変調部2
bと、同スペクトラム拡散変調部2bからの変調信号を
所定の第1の搬送周波数(f1)に変換する周波数変換
部2cと、同周波数変換部2cからの搬送周波信号を所
定の周波数帯域(Δf1)の送信信号(f1:Δf1)
にしてアンテナ21を介して送信する第1の帯域通過フ
ィルタ2dとで構成している。
【0018】前記中継機3は図2−(B)に示すよう
に、前記送信機2からの送信信号(f1:Δf1)をア
ンテナ22を介して受信して中間周波信号に変換する受
信部3aと、同中間周波信号をSAWマッチドフィルタ
等を介して拡散復調した後、映像データを再生する復調
部3bと、同映像データを再びスペクトラム変調する変
調部3cと、同変調信号を所定の第2の搬送周波数(f
2)に変換する周波数変換部3dと、同周波数変換部3
dからの搬送周波信号を所定の周波数帯域(Δf2)の
送信信号(f2:Δf2)にしてアンテナ23を介して
送信する第2の帯域通過フィルタ3eとで構成してい
る。
【0019】前記受信機4は図2−(C)に示すよう
に、前記中継機3より送信される送信信号(f2:Δf
2)をアンテナ24を介して受信して中間周波信号に変
換する受信部4aと、同中間周波信号をSAWマッチド
フィルタ等を介して拡散復調した後、映像データを再生
する復調部4bと、同映像データをD/A変換して元の
映像信号を出力するD/A変換部4cとで構成してい
る。
【0020】図3は本発明による無線画像伝送装置の他
の実施例を示す図で、(A)は送信機、(B1)、(B
2)は中継機、(C)は受信機の要部ブロック図であ
る。本実施例の場合、送信機1は、図3−(A)に示す
ように、カメラ1よりの映像信号を映像データに変換す
るA/D変換部2aと、この映像データに誤り訂正符号
を付加して、PSK(位相シフトキーイング)すること
によりスペクトラム拡散変調するスペクトラム拡散変調
部2bと、同スペクトラム拡散変調部2bからの変調信
号を所定の搬送周波数(f0=2,4GHz)に変換
し、所定の周波数帯域(Δf0=26MHz)の送信信
号(f0:Δf0)にしてアンテナ21を介して送信す
る周波数変換部2c’と、同周波数変換部2c’とアン
テナ21との間に介装して出力を断続するスイッチ2s
と、前記中継機3より送信される送信タイミング信号を
受信する送信タイミング信号受信部2eと、同送信タイ
ミング信号に基づいて前記スイッチ2sの断続を制御す
る送信制御部2fとで構成している。
【0021】中継機3は、図3−(B1)に示すよう
に、前記送信機2からの送信信号(f0:Δf0)をア
ンテナ22を介して受信して中間周波信号に変換する受
信部3a’と、同中間周波信号をSAWマッチドフィル
タ等を介して拡散復調した後、映像データを再生する復
調部3bと、同映像データを再びスペクトラム変調する
変調部3cと、同変調信号を所定の搬送周波数(f0=
2,4GHz)に変換し、所定の周波数帯域(Δf0=
26MHz)の送信信号(f0:Δf0)にしてアンテ
ナ23を介して送信する周波数変換部3d’と、同周波
数変換部3d’とアンテナ23との間に介装して出力を
断続するスイッチ3sと、前記復調部3bよりの映像デ
ータの垂直同期信号に同期した同期信号を発生する同期
信号発生部3fと、同同期信号に同期して、1〜数フレ
ーム間隔にオン、オフするポーリング制御信号を発生す
るポーリング制御信号発生部3gと、同ポーリング制御
信号を基に送信タイミング信号を発生して前記送信機2
および同中継機3の送信タイミングを制御するタイミン
グ制御部3hと、同送信タイミング信号を送信する送信
タイミング信号送信部3iとで構成している。
【0022】また、図3−(B2)に示すように、前記
送信機2からの送信信号(f0:Δf0)をアンテナ2
2を介して受信して中間周波信号に変換する受信部3
a’と、同中間周波信号をSAWマッチドフィルタ等を
介して拡散復調した後、映像データを再生する復調部3
bと、前記受信部3a’よりの中間周波信号を搬送周波
信号(f0:Δf0)に変換する周波数変換部3d’
と、同周波数変換部3d’とアンテナ23との間に介装
して出力を断続するスイッチ3sと、前記復調部3bよ
りの映像データの垂直同期信号に同期した同期信号を発
生する同期信号発生部3fと、同同期信号に同期して、
1〜数フレーム間隔にオン、オフするポーリング制御信
号を発生するポーリング制御信号発生部3gと、同ポー
リング制御信号を基に送信タイミング信号を発生して前
記送信機2および同中継機3の送信タイミングを制御す
るタイミング制御部3hと、同送信タイミング信号を送
信する送信タイミング信号送信部3iとで構成すること
により、変調部3cを省略することが可能となる。
【0023】前記受信機4は図3−(C)に示すよう
に、前記中継機3より送信される送信信号(f0:Δf
0)をアンテナ24を介して受信して中間周波信号に変
換する受信部4aと、同中間周波信号をSAWマッチド
フィルタ等を介して拡散復調した後、映像データを再生
する復調部4bと、同映像データを一旦、1フレーム分
記憶するフレームメモリ4dと、同フレームメモリ4d
からデジタル映像データを読み出し、D/A変換して元
の映像信号を出力するD/A変換部4cとで構成してい
る。
【0024】以上の構成において、つぎにその動作を説
明するが、まず、図2の実施例について説明する。図4
は図2に示す実施例の動作を説明するための説明図で、
搬送周波数に2484MHz±13MHzの周波数帯
(2.4GHz帯と略称する)を使用し、この2.4G
Hz帯に許される周波数帯域幅26MHz内を4つのサ
ブ周波数帯に分割して、その中間のサブ周波数(f1=
2.4GHz−9.8MHz、f2=2.4GHz−
3.3MHz、f3=2.4GHz+3,3MHz、f
4=2.4GHz+9.8MHz)としてこれを、前記
送信機2の送信、中継機3の受信、中継機3の送信、受
信機4の受信用の搬送周波数に割当てて使用する。例え
ば、送信機2の送信用および中継機3の受信用には前記
サブ周波数f1を、中継機3の送信用および受信機4の
受信用にはサブ周波数f2を搬送周波数として割り当て
るようにしている。同図に示すように、サブ周波数f1
〜f4の帯域幅Δf1〜Δf4は、それぞれ、同じ6.
5MHzとしている。
【0025】監視用のカメラ1にて撮影した映像は、送
信機2に入力され、映像データに変換された後、スペク
トラム拡散変調され、搬送周波数(f1)に変換され、
6.5MHzの帯域に制限された送信信号(f1:Δf
1)としてアンテナ21を介して送信される。この送信
信号(f1:Δf1)は中継機3でアンテナ22を介し
て受信され、映像データが復調され、この復調された映
像データは再度スペクトラム拡散変調され搬送周波数
(f2)に変換され、6.5MHzの帯域に制限された
送信信号(f2:Δf2)としてアンテナ23を介して
送信される。この送信信号(f2:Δf2)は受信機4
でアンテナ24を介して受信され、映像データが復調さ
れる、この映像データはD/A変換されてもとの映像信
号として出力され、モニタ5に映出される。以上説明し
たように、送信機2の送信周波数と中継機3の受信周波
数を周波数(f1)とし、中継機3の送信周波数と受信
機の受信周波数を送信機2の送信周波数と中継機3の受
信周波数(f1)とは別の周波数(f2)を使用したの
で、中継機3が周波数(f1)と(f2)を同時に受信
して干渉されることがなく、安定した伝送が可能とな
る。
【0026】つぎに、図3の実施例の動作について説明
する。本実施例の場合、図4に示す2.4GHz帯(帯
域幅26MHz)をそのまま使用している。そして、中
継機3のタイミング制御部が、送信機2の送信タイミン
グと中継機3の送信タイミングを制御して、中継機3が
同時に2か所から、同一周波数の送信信号(f0:Δf
0)を受信しないように制御している。また、その切り
替えタイミングをブランキング期間に行うことにより、
映像信号内の情報の欠落を防止している。
【0027】監視用のカメラ1にて撮影した映像は、送
信機2に入力され、映像データに変換された後、スペク
トラム拡散変調され、搬送周波数(f0)に変換され、
26MHzの帯域に制限された送信信号(f0:Δf
0)としてアンテナ21を介して送信される。この送信
信号(f0:Δf0)は中継機3でアンテナ22を介し
て受信され、映像データが復調され、この復調された映
像データは一旦ビデオメモリに記憶された後、所定のタ
イミングで読み出されて再度スペクトラム拡散変調され
搬送周波数(f0)に変換され、26MHzの帯域に制
限された送信信号(f0:Δf0)としてアンテナ23
を介して送信される。この読み出しタイミングは、例え
ば、1フレーム間隔としている。一方、前記映像データ
のブランキング期間に同期した同期信号に同期してポー
リング制御信号が発生され、このポーリング制御信号に
基づいてタイミング制御部3hが、前記送信機2と中継
機3の送信タイミングを制御している。送信機2の送信
制御は、中継機3のタイミング制御部3hからの送信タ
イミング信号を双方向通信をなす送信タイミング信号送
信部3iより送信され、送信タイミング信号受信部2e
で受信した後、送信制御部2fによりスイッチ2sを断
続制御することにより行われる。また、中継機3の送信
制御は、前記タイミング制御部3hがスイッチ3sを断
続制御している。以上説明したように、中継機3からの
送信は例えば1フレーム間隔で断続的に行われ、この断
続する送信信号(f0:Δf0)は受信機4でアンテナ
24を介して受信され、映像データが復調され、この映
像データは一旦フレームメモリ4dに記憶された後、連
続して読み出され、D/A変換されてもとの映像信号と
して出力される。この映像信号はモニタ5に映出され
る。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、本発明による無線
画像伝送装置によれば、第1の発明は、搬送周波信号を
形成し、無線画像伝送装置に使用する搬送周波帯の使用
可能帯域内を複数のサブ周波帯に分割し、前記送信機の
送信部および中継機の受信部と、前記中継機の送信部お
よび受信機の受信部とに、それぞれ異なる周波数のサブ
周波帯を割当てて使用するようにした無線画像伝送装置
としているので、中継機の受信部は送信機から送信され
る信号だけを受信し、中継機の送信部より送信される信
号は受信しないので、相互干渉することがなく、障害物
がある場合は中継機を送信機と受信機を見通せる場所に
設置することにより、伝送可能となり、また、見通しの
良い場所であれば、中継機を送信機と受信機の中間に設
置することにより伝送距離を2倍に増やすことができ
る。また、2.4GHz帯を使用し、その使用可能帯域
幅内を4分割して使用することにより、中継機を3台ま
で接続できるので、伝送距離を4倍にすることが可能と
なる。また、例えば、使用可能帯域幅内を第1の搬送周
波数帯と第2の搬送周波数帯とに2分割して使用する場
合、前記送信機の送信部が前記変調信号を第1のサブ周
波帯に変換する周波数変換部と、同第1のサブ周波帯を
通過する第1帯域通過フィルタとでなり、受信機が第2
のサブ周波帯を受信してなる一方、前記中継機の受信部
が前記第1のサブ周波帯を受信し、同送信部が前記変調
信号を第2のサブ周波帯に変換する周波数変換部と、同
第2のサブ周波帯を通過する第2帯域通過フィルタとで
なる無線画像伝送装置としているので、簡単な構成で実
現可能である。
【0029】また、第2の発明は、中継機にポーリング
制御信号を発生するポーリング制御信号発生部と、同ポ
ーリング制御信号に基づいて、前記送信機と、中継機の
送信タイミングを制御するタイミング制御部と、同タイ
ミング制御部により制御され、前記送信機に前記送信タ
イミング信号を送信するポーリング送信部と、前記タイ
ミング制御部により制御され送信出力を断続するスイッ
チとを設ける一方、前記送信機に前記ポーリング送信部
より送信される送信タイミング信号を受信するポーリン
グ受信部と、同受信した送信タイミング信号により送信
機の送信を制御する送信制御部と、同送信制御部により
送信出力を断続するスイッチとを設けた無線画像伝送装
置としているので、送信機から送信するタイミングと中
継機の送信部から送信するタイミングを例えば1フレー
ム間隔で交互に行うことができるので、中継機の受信部
が同時に送信機と中継機の送信部からの搬送周波信号を
受信することがなく、干渉することがない。また、前記
受信機に、前記送信部より間欠に送られてくる搬送周波
信号を受信部で受信して復調部で復調される間欠映像デ
ータを一旦記憶するフレームメモリを設け、同フレーム
メモリに記憶される映像データを連続して読み出すこと
により連続して映像データを出力するので、フレーム間
隔で途切れてフリッカーを発生することがなく連続した
映像を出力することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による無線画像伝送装置の構成を示す概
略ブロック図である。
【図2】本発明による無線画像伝送装置の一実施例を示
す図で、(A)は送信機、(B)は中継機、(C)は受
信機の要部ブロック図である。
【図3】本発明による無線画像伝送装置の他の実施例を
示す図で、(A)は送信機、(B)は中継機、(C)は
受信機の要部ブロック図である。
【図4】本発明による無線画像伝送装置の他の実施例を
示す図で、中継機の要部ブロック図である。
【図5】本発明による無線画像伝送装置の動作の説明図
である。
【図6】従来の無線画像伝送装置を示す図で、(A)は
送信機、(B)は受信機の要部ブロック図である。
【図7】従来の無線画像伝送装置の課題を説明するため
の説明図である。
【符号の説明】
1 監視用のカメラ 2 送信機 2a A/D変換部 2b スペクトラム拡散変調部 2c,2c’ 周波数変換部 2d 帯域通過フィルタ 2e 送信タイミング信号受信部 2f 送信制御部 2s スイッチ 3 中継機 3a 受信部 3b 復調部 3c 変調部 3d,3d’ 周波数変換部 3e 帯域通過フィルタ 3f 同期信号発生部 3g ポーリング制御信号発生部 3h タイミング制御部 3i 送信タイミング信号送信部 3s スイッチ 4 受信機 4a 受信部 4b 復調部 4c D/A変換部 4d フレームメモリ 5 モニタ

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カメラからの映像信号をA/D変換して
    映像データを出力するA/D変換部と、同映像データを
    スペクトラム拡散変調する変調部と、同変調信号を所定
    の搬送周波信号に変換し、送信アンテナを介して送信す
    る送信部とでなる送信機と、同送信機から送信される搬
    送周波信号を受信アンテナを介して受信して中間周波信
    号に変換する受信部と、同中間周波信号より前記映像デ
    ータを復調する復調部と、同復調した映像データをスペ
    クトラム拡散変調する変調部と、同変調された信号を所
    定の搬送周波信号に変換して送信アンテナを介して送信
    する送信部とでなる中継機と、同中継機より送信される
    搬送周波信号を受信アンテナを介して受信して中間周波
    信号に変換する受信部と、同中間周波信号より前記映像
    データを復調する復調部と、同映像データをD/A変換
    して前記映像信号を出力するD/A変換部とでなる受信
    機とで構成される無線画像伝送装置であって、 前記搬送周波信号を形成し、無線画像伝送装置に使用す
    る搬送周波帯の使用可能帯域内を複数のサブ周波帯に分
    割し、前記送信機の送信部および中継機の受信部と、前
    記中継機の送信部および受信機の受信部とに、それぞれ
    異なる周波数のサブ周波帯を割当ててこれを搬送周波数
    帯として使用するようにしたこと特徴とする無線画像伝
    送装置。
  2. 【請求項2】 前記搬送周波帯に、2.4GHz帯を使
    用したことを特徴とする請求項1記載の無線画像伝送装
    置。
  3. 【請求項3】 前記搬送周波帯の使用可能帯域幅を、4
    分割して使用するようにしたことを特徴とする請求項2
    記載の無線画像伝送装置。
  4. 【請求項4】 前記送信機の送信部が前記変調信号を第
    1のサブ周波帯に変換する周波数変換部と、同第1のサ
    ブ周波帯を通過する第1帯域通過フィルタとでなり、受
    信機が第2のサブ周波帯を受信してなる一方、前記中継
    機の受信部が前記第1のサブ周波帯を受信し、同送信部
    が前記変調信号を第2のサブ周波帯に変換する周波数変
    換部と、同第2のサブ周波帯を通過する第2帯域通過フ
    ィルタとでなることを特徴とする請求項1記載の無線画
    像伝送装置。
  5. 【請求項5】 カメラからの映像信号をA/D変換して
    映像データを出力するA/D変換部と、同映像データを
    スペクトラム拡散変調する変調部と、同変調信号を所定
    の搬送周波信号に変換し、送信アンテナを介して送信す
    る送信部とでなる送信機と、同送信機から送信される搬
    送周波信号を受信アンテナを介して受信して中間周波信
    号に変換する受信部と、同中間周波信号より前記映像デ
    ータを復調する復調部と、同復調した映像データをスペ
    クトラム拡散変調する変調部と、同変調された信号を所
    定の搬送周波信号に変換して送信アンテナを介して送信
    する送信部とでなる中継機と、同中継機より送信される
    搬送周波信号を受信アンテナを介して受信して中間周波
    信号に変換する受信部と、同中間周波信号より前記映像
    データを復調する復調部と、同映像データをD/A変換
    して前記映像信号を出力するD/A変換部とでなる受信
    機とで構成される無線画像伝送装置であって、 前記中継機にポーリング制御信号を発生するポーリング
    制御信号発生部と、同ポーリング制御信号に基づいて、
    前記送信機と、中継機の送信タイミングを制御するタイ
    ミング制御部と、同タイミング制御部により制御され、
    前記送信機に前記送信タイミング信号を送信するポーリ
    ング送信部と、前記タイミング制御部により制御され送
    信出力を断続するスイッチとを設ける一方、前記送信機
    に前記ポーリング送信部より送信される送信タイミング
    信号を受信するポーリング受信部と、同受信した送信タ
    イミング信号により送信機の送信を制御する送信制御部
    と、同送信制御部により送信出力を断続するスイッチと
    を設けたことを特徴とする無線画像伝送装置。
  6. 【請求項6】 前記中継機に、復調部で復調した映像デ
    ータの垂直ブランキング信号に同期した同期信号を発生
    する同期信号発生部を設け、前記ポーリング制御信号発
    生部が同同期信号に基づいてポーリング制御信号を発生
    するようにしてなることを特徴とする請求項5記載の無
    線画像伝送装置。
  7. 【請求項7】 前記ポーリング制御信号発生部が、1〜
    数フレーム間隔で送信機と中継機の送信部との送信タイ
    ミングを切り替えるポーリング制御信号を発生するよう
    にしてなることを特徴とする請求項6記載の無線画像伝
    送装置。
  8. 【請求項8】 前記受信機に、前記送信部より間欠に送
    られてくる搬送周波信号を受信部で受信して復調部で復
    調される間欠映像データを一旦記憶するフレームメモリ
    を設け、同フレームメモリに記憶される映像データを連
    続して読み出すことにより連続して映像データを出力す
    るようにしたことを特徴とする請求項6または請求項7
    記載の無線画像伝送装置。
  9. 【請求項9】 前記中継機が、前記送信機から送信され
    る搬送周波信号を受信アンテナを介して受信して中間周
    波信号に変換する受信部と、同中間周波信号を所定の搬
    送周波信号に変換し、同搬送周波信号をスイッチにより
    断続制御して送信アンテナを介して送信する送信部と、
    ポーリング制御信号を発生するポーリング制御信号発生
    部と、同ポーリング制御信号に基づいて、前記送信機と
    中継機の送信タイミングを制御するタイミング制御部
    と、同タイミング制御部により制御され、前記送信機に
    送信タイミング信号を送信するポーリング送信部とでな
    ることを特徴とする請求項5記載の無線画像伝送装置。
  10. 【請求項10】 前記中継機に、前記受信部にて受信し
    て変換した中間周波信号から映像データを復調する復調
    部と、同映像データの垂直ブランキング信号に同期した
    同期信号を発生する同期信号発生部とを設け、前記ポー
    リング制御信号発生部が同同期信号に基づいてポーリン
    グ制御信号を発生するようにしてなることを特徴とする
    請求項9記載の無線画像伝送装置。
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