JP2000115757A - テレビドアホン装置 - Google Patents

テレビドアホン装置

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JP2000115757A
JP2000115757A JP10278983A JP27898398A JP2000115757A JP 2000115757 A JP2000115757 A JP 2000115757A JP 10278983 A JP10278983 A JP 10278983A JP 27898398 A JP27898398 A JP 27898398A JP 2000115757 A JP2000115757 A JP 2000115757A
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JP10278983A
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Masahiro Ono
眞裕 大野
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Aiphone Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】出画時呼出中において良好な画像を確保する。 【解決手段】訪問者による子機1の呼出ボタン10の操
作(初回呼出操作)により、親機2の拡声スピーカ35
にて呼出音が鳴動され、かつ、モニタユニット36にて
初回呼出操作時の訪問者の画像が出画される初回呼出検
出時において、居住者による呼出応答前に呼出ボタン1
0が再度操作(出画時呼出操作)されると、出画時呼出
信号と垂直同期信号を受けた子機CPU15の制御によ
り、カメラ12から出力される映像信号は、直流電圧重
畳回路13を介して映像信号のブランキング期間のみ映
像信号のホワイトピークよりも高い正の電圧が重畳され
変調されて親機2に伝送され、復調回路32を介して復
調され出画時呼出検出回路31にて映像信号と正の電圧
の出画時呼出信号とに分離・検出されて親機CPU33
に入力される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はテレビドアホン装置
に係わり、特に出画時呼出中において良好な画像を確保
することができるテレビドアホン装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、この種のテレビドアホン装置
として、図2のブロック図に示す構成のテレビドアホン
装置が提案されている。同図に示すテレビドアホン装置
は、呼出ボタン60、子機初回呼出検出回路61、カメ
ラ62、変調回路63、子機CPU64、通話回路6
5、子機スピーカ66、子機マイク67、電源供給回路
68、多重回路69が備えられ、通常、住戸の玄関(住
戸玄関)に設置される子機51と、親機初回呼出検出回
路70、出画時呼出検出回路71、復調回路72、親機
CPU73、拡声アンプ74、拡声スピーカ75、モニ
タユニット76、通話回路77、親機マイク78aとレ
シーバ78bからなるハンドセット78、子機電源供給
回路79、多重回路80が備えられ、通常、住戸内に設
置される親機52とで構成されており、子機51と親機
52とは、信号伝送ライン、電源供給ラインの2線から
なる伝送路L51を介して接続されている。
【0003】このように構成されたテレビドアホン装置
において、訪問者が住戸内の居住者を呼び出すために、
住戸玄関に設置された子機51の呼出ボタン60を操作
する(以下、この操作を初回呼出操作と称す)と、子機
初回呼出検出回路61がこの初回呼出操作を検出し、多
重回路69を介して伝送路L51の直流電圧レベルを電圧
降下させる。呼び出された住戸内に設置された親機52
の親機初回呼出検出回路70は、前述の伝送路L51の直
流電圧レベルの電圧降下による初回呼出操作を検出した
初回呼出検出信号S51を親機CPU73に出力する。親
機CPU73は、入力された初回呼出検出信号S51から
訪問者による初回呼出操作を検出し、モニタユニット7
6および子機電源供給回路79をそれぞれ能動にすると
ともに、拡声スピーカ75を鳴動させるための初回呼出
音信号S52を拡声アンプ74に出力する。この初回呼出
音信号S52は拡声アンプ74を介して増幅され拡声スピ
ーカ75にて居住者に訪問者による初回呼出操作を報知
するための呼出音として鳴動される。また、能動にされ
た子機電源供給回路79から子機51内の各回路(各
部)を動作開始させるための子機電源が供給され、この
子機電源は、多重回路80、伝送路L51、子機51の多
重回路69を介して電源供給回路68より子機51内の
各回路(各部)に適宜に供給される。
【0004】能動にされた子機51のカメラ62は、訪
問者の画像を撮像した映像信号S61を変調回路63に出
力すると同時に垂直同期信号S71を子機CPU64に出
力する。この映像信号S61は変調回路63を介して変調
(FM変調)された映像変調信号S62として、多重回路
69、伝送路L51、親機52の多重回路80を介して復
調回路72に伝送され、復調回路72を介して復調(F
M復調)された映像復調信号(映像信号)S63としてモ
ニタユニット76に入力される。モニタユニット76は
入力された映像復調信号S63から子機51のカメラ62
にて撮像された初回呼出操作時の訪問者の画像を出画す
る。
【0005】また、親機52のモニタユニット76にて
訪問者の画像が出画中で、かつ、居住者がハンドセット
78を取り上げる呼出応答前において、訪問者が子機5
1の呼出ボタン60を再度操作する(以下、この操作を
出画時呼出操作と称す)と、子機CPU64がこの出画
時呼出操作と上述のカメラ62からの垂直同期信号S71
とを検出し、カメラ62から出力される該映像信号のブ
ランキング期間のみ変調回路63からのキャリア出力を
オフにするための制御信号S72と出画時呼出信号S73と
を変調回路63にそれぞれ出力する。よって、変調回路
63に入力された出画時呼出信号S73はキャリア出力が
断続された出画時呼出信号S74として、多重回路69、
伝送路L51、親機52の多重回路80を介して出画時呼
出検出回路71に伝送され、出画時呼出検出回路71に
て出画時呼出検出された出画時呼出検出信号S75として
親機CPU73に入力される。親機CPU73は入力さ
れた出画時呼出検出信号S75から訪問者による出画時呼
出操作を検出し、上述の初回呼出操作時と同様なパター
ンで拡声スピーカ75を鳴動させるための出画時呼出音
信号S53を拡声アンプ74に出力する。この出画時呼出
音信号S53は拡声アンプ74を介して増幅され拡声スピ
ーカ75にて居住者に訪問者による出画時呼出操作を報
知するための呼出音として鳴動される。
【0006】更に、上述の出画時呼出中において、子機
51のカメラ62から出力される映像信号S81は、呼出
ボタン60が断続して操作されない限り、子機CPU6
4の制御により変調回路63を介するキャリア出力が保
持され変調(FM変調)された映像変調信号S82として
初回呼出操作時に伝送された映像変調信号S62と同様な
経路および信号処理(映像復調信号S83)を介して親機
52のモニタユニット76にて出画される。
【0007】尚、ここでは、上述の初回呼出操作時およ
び出画時呼出中において、住戸内の居住者の呼出応答
(親機52のハンドセット78の取り上げ)により成立
する通話動作の説明については省略する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
テレビドアホン装置は上述のように構成されているの
で、出画時呼出中において子機のカメラから出力される
映像信号は、映像信号のブランキング期間以外には変調
回路を介するキャリア出力がオフとなる。よって、直流
電位上で動作される親機の復調回路からモニタユニット
への復調出力についても「0」となる。これは、復調回
路からの復調出力が映像信号の同期信号のレベル(ベー
スレベル)よりも大きなパルスでマスクしていることに
起因し、このパルスをモニタユニットが同期(垂直同
期、水平同期)信号と間違えてしまうことから、モニタ
ユニットの垂直同期が乱れ画面全体が上下にぶれる、ま
たは、水平同期が乱れ画面上部が左右にぶれるといった
出画時呼出中において良好な画像を確保することが困難
である難点があった。
【0009】本発明は上述の難点を解消するためになさ
れたもので、出画時において子機の呼出ボタンの操作
(呼出操作)により出力される呼出信号をキャリアの断
続された信号ではなく、出画時呼出中に子機のカメラか
ら出力される映像信号のブランキング期間内に映像信号
のホワイトピークよりも高い正の電圧を重畳させること
で親機に伝送させ、出画時呼出中における復調回路から
の復調出力を正の電圧にすることでモニタユニットの画
面(画面全体、画面上部)のぶれを解消し良好な画像を
確保できるテレビドアホン装置を提供することを目的と
する。
【0010】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るため、本発明によるテレビドアホン装置は、子機の呼
出ボタンが操作されたとき子機初回呼出検出回路により
伝送路の直流電圧を下げ、これを親機の親機初回呼出検
出回路が検出し、親機CPUで親機初回呼出検出回路か
らの検出信号を受け呼出ボタンが操作されたことを認識
し初回呼出音信号を発生させ、拡声スピーカから呼出音
を鳴動させ、子機電源供給回路により子機に電源を供給
し、カメラで訪問者を撮像した映像信号を変調回路で変
調し、親機の復調回路で復調し、復調された映像信号を
モニタユニットで出画し、ハンドセットを取り上げるこ
とにより子機の子機スピーカ、子機マイクと親機のハン
ドセットの間で通話を可能とし、ハンドセットを取り上
げる前の出画時に呼出ボタンが再度操作されたとき出画
時呼出信号から出画時呼出検出し、かつ、カメラからの
垂直同期信号を子機CPUに入力し、拡声スピーカから
呼出音を鳴動させるテレビドアホン装置であって、子機
は、出画時呼出信号と垂直同期信号を受けた子機CPU
により映像信号のブランキング期間のみ映像信号に映像
信号のホワイトピークよりも高い正の電圧を重畳する直
流電圧重畳回路を備え、親機は、正の電圧が重畳され変
調回路で変調され復調回路で復調された映像信号が入力
され、出画時呼出信号を分離・検出して親機CPUに入
力させる出画時呼出検出回路を備えたものである。
【0011】このようなテレビドアホン装置によれば、
出画時において子機の呼出ボタンの操作(呼出操作)に
より出力される呼出信号は、キャリアの断続された信号
ではなく映像信号のブランキング期間内のみ映像信号の
ホワイトピークよりも高い正の電圧として重畳されて親
機の復調回路に伝送される。また、親機の復調回路では
出画時呼出中の復調出力を正の電圧から検出し、出画時
呼出中において子機のカメラにて撮像された画像は、親
機のモニタユニットにて画面(画面全体、画面上部)の
ぶれを生じずに良好な画像として出画される。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明によるテレビドアホ
ン装置を適用した好ましい形態の一実施例について、図
面を参照して説明する。図1は本発明によるテレビドア
ホン装置の一実施例の構成を示すブロック図である。同
図に示すテレビドアホン装置は、通常、住戸の玄関(住
戸玄関)に設置され、訪問者による呼出操作機能、訪問
者の画像を撮像する画像撮像機能、後述する呼び出した
住戸内の居住者との通話機能をそれぞれ備えた子機1
と、通常、住戸内に設置され、前述の呼出操作時におけ
る呼出報知機能、子機1にて撮像された画像を出画する
画像再生機能、呼び出した訪問者との通話機能をそれぞ
れ備えた親機2とで構成されており、子機1と親機2と
は、信号伝送ライン、電源供給ラインの2線からなる伝
送路L1を介して接続されている。
【0013】子機1には、訪問者が住戸内の居住者を呼
び出すために操作する呼出ボタン10と、訪問者による
初回呼出時における呼出ボタン10の操作(以下、この
操作を初回呼出操作と称す)を検出する子機初回呼出検
出回路11と、訪問者の画像を撮像し順次各フレームで
映像信号を出力すると同時に後述する子機CPU15に
垂直同期信号を出力するカメラ12と、子機CPU15
の制御によりカメラ12から出力される映像信号のブラ
ンキング期間のみ映像信号のホワイトピークよりも高い
正の電圧を重畳する直流電圧重畳回路13と、直流電圧
重畳回路13を介した映像信号および映像正電圧重畳信
号を変調(FM変調)する変調回路14と、訪問者によ
る出画時における呼出ボタン10の操作(以下、この操
作を出画時呼出操作)の検出とカメラ12から出力され
る垂直同期信号により直流電圧重畳回路13を制御する
子機CPU15と、訪問者が住戸内の居住者との通話を
成立させるために用いる子機スピーカ17、子機マイク
18が接続され通話路を形成する通話回路16と、後述
する親機2の子機電源供給回路39から供給され伝送路
L1を介した子機電源を子機1内の各回路(各部)に適
宜に供給する電源供給回路19と、上述の子機1内の各
回路(各部)と伝送路L1間で送受信される諸信号を重
畳させる多重回路20とが備えられている。
【0014】親機2には、訪問者による上述の初回呼出
操作、出画時呼出操作をそれぞれ検出する親機初回呼出
検出回路30、出画時呼出検出回路31と、子機1から
伝送路L1を介した映像変調信号、映像正電圧重畳変調
信号をそれぞれ復調(FM復調)する復調回路32と、
親機初回呼出検出回路30および出画時呼出検出回路3
1から出力される検出信号(初回呼出検出信号、出画時
呼出検出信号)により後述するモニタユニット36、子
機電源供給回路39を能動にするとともに拡声スピーカ
35を鳴動させるための呼出音信号(初回呼出音信号、
出画時呼出音信号)を出力する親機CPU33と、親機
CPU33から出力される呼出音信号を増幅する拡声ア
ンプ34と、拡声アンプ34を介した呼出音信号を呼出
音として鳴動する拡声スピーカ35と、子機1のカメラ
12にて撮像された初回呼出操作後からの訪問者の画像
を出画するモニタユニット36と、住戸内の居住者が訪
問者との通話を成立させるために用いる親機マイク38
a、レシーバ38bからなるハンドセット38が接続さ
れ通話路を形成する通話回路37と、親機CPU33の
制御により能動にされ子機1の各回路(各部)を動作開
始させるための子機電源を供給する子機電源供給回路3
9と、上述の親機2内の各回路(各部)と伝送路L1間
で送受信される諸信号を重畳させる多重回路40とが備
えられている。
【0015】子機1の子機CPU15の第1の入力端子
P1には、一端に基準電位点が接続された呼出ボタン1
0の他端と出力側が多重回路20に接続された子機初回
呼出検出回路11の入力側との接続点が、第2の入力端
子P2には、映像出力側が直流電圧重畳回路13、変調
回路14を介して多重回路20に接続されたカメラ12
の垂直同期出力側が、出力端子P3には、直流電圧重畳
回路13の制御入力側がそれぞれ接続されている。ま
た、多重回路20には、一端に子機スピーカ17、子機
マイク18が接続された通話回路16の他端、電源供給
回路19がそれぞれ接続されているとともに、伝送路L
1を介して親機2のライン接続端子T2が接続されたライ
ン接続端子T1が接続されている。
【0016】親機2の親機CPU33の第1の入力端子
P11には、入力側が多重回路40に接続された親機初回
呼出検出回路30の出力側が、第2の入力端子P12に
は、入力側が復調回路32の(呼出)出力側に接続され
た出画時呼出検出回路31の出力側が、第1の出力端子
P13には、出力側が拡声スピーカ35に接続された拡声
アンプ34の入力側が、第2の出力端子P14には、映像
入力側が復調回路32を介して多重回路40に接続され
たモニタユニット36の制御入力側が、第3の出力端子
P15には、出力側が多重回路40に接続された子機電源
供給回路39の制御入力側がそれぞれ接続されている。
また、多重回路40には、一端にハンドセット38が接
続された通話回路37の他端、ライン接続端子T2がそ
れぞれ接続されている。
【0017】このように構成されたテレビドアホン装置
において、以下、その動作について説明する。訪問者が
住戸内の居住者を呼び出すために、住戸玄関に設置され
た子機1の呼出ボタン10を操作(初回呼出操作)する
と、子機初回呼出検出回路11がこの初回呼出操作を検
出し、多重回路20を介して伝送路L1が接続されたラ
イン接続端子T1、親機2のライン接続端子T2間の直流
電圧レベルを電圧降下させる。呼び出された住戸内に設
置された親機2の親機初回呼出検出回路30は、前述の
伝送路L1の直流電圧レベルの電圧降下による初回呼出
操作を検出した初回呼出検出信号S1を親機CPU33
に出力する。第1の入力端子P11を介して入力された初
回呼出検出信号S1から訪問者による初回呼出操作を検
出した親機CPU33は、第2、第3の出力端子P14、
P15からの制御(詳述せず)によりモニタユニット3
6、子機電源供給回路39をそれぞれ能動にするととも
に、第1の出力端子P13から拡声スピーカ35を鳴動さ
せるための初回呼出音信号S2を拡声アンプ34に出力
する。この初回呼出音信号S2は拡声アンプ34を介し
て増幅され拡声スピーカ35にて居住者に訪問者による
初回呼出操作を報知するための呼出音として鳴動され
る。また、能動にされた子機電源供給回路39から子機
1内の各回路(各部)を動作開始させるための子機電源
が供給され、この子機電源は、多重回路40、ライン接
続端子T2、伝送路L1、子機1のライン接続端子T1、
多重回路20を介して電源供給回路19より子機1内の
各回路(各部)に適宜に供給される。
【0018】能動にされた子機1のカメラ12は、訪問
者の画像を撮像した映像信号S11を直流電圧重畳回路1
3を介して変調回路14に出力すると同時に垂直同期信
号S21を子機CPU15に出力する。この映像信号S11
は変調回路14を介して変調(FM変調)された映像変
調信号S12として、多重回路20、ライン接続端子T
1、伝送路L1、親機2のライン接続端子T2、多重回路
40を介して復調回路32に伝送され、復調回路32を
介して復調(FM復調)された映像復調信号(映像信
号)S13としてモニタユニット36に入力される。モニ
タユニット36は入力された映像復調信号S13から子機
1のカメラ12にて撮像された初回呼出操作時の訪問者
の画像を出画する。
【0019】親機2の拡声スピーカ35にて鳴動された
呼出音、およびモニタユニット36にて出画された訪問
者の画像により、音声と画像双方で訪問者による初回呼
出操作を確認した居住者が、呼出応答のためにハンドセ
ット38を取り上げると、通話回路37から多重回路4
0、ライン接続端子T2、伝送路L1、子機1のライン接
続端子T1、多重回路20を介して通話回路16間の通
話路が形成され、この形成された通話路を介して居住者
が用いる親機2のハンドセット38をなす親機マイク3
8a、レシーバ38bと、訪問者が用いる子機1の子機
スピーカ17、子機マイク18とで音声(音声信号)の
送受信が可能となり通話が成立する。
【0020】また、親機2のモニタユニット36にて訪
問者の画像が出画中で、かつ、居住者がハンドセット3
8を取り上げる呼出応答前において、訪問者が子機1の
呼出ボタン10を再度操作(出画時呼出操作)すると、
子機CPU15は、第1の入力端子P1から出画時呼出
信号S22を入力しこの出画時呼出操作を検出するととも
に、第2の入力端子P2から上述のカメラ12からの垂
直同期信号S21を入力検出する。よって、子機CPU1
5の制御により、出画時呼出中にカメラ12から出力さ
れる映像信号に映像信号のブランキング期間のみ映像信
号のホワイトピークよりも高い正の電圧を出画時の呼出
信号成分(出画時呼出信号)として重畳させるための制
御信号S23が出力端子P3から直流電圧重畳回路13に
出力される。
【0021】よって、カメラ12にて撮像された出画時
呼出中の訪問者の画像である映像信号S31は、子機CP
U15からの制御信号S23により直流電圧重畳回路13
を介して映像信号のブランキング期間のみ映像信号のホ
ワイトピークよりも高い正の電圧が重畳された映像正電
圧重畳信号S32として変調回路14に伝送され、変調回
路14を介して変調(FM変調)された映像正電圧重畳
変調信号S33として、多重回路20、ライン接続端子T
1、伝送路L1、親機2のライン接続端子T2、多重回路
40を介して復調回路32に伝送され、復調回路32を
介して復調(FM復調)された映像正電圧重畳復調信号
S34として出画時呼出検出回路31に入力される。
【0022】出画時呼出検出回路31に入力された映像
正電圧重畳復調信号S34は、子機1のカメラ12にて撮
像された出画時呼出中の訪問者の画像成分である映像復
調信号S34aと、出画時の呼出信号成分(出画時呼出信
号)である正の電圧S34bとに分離・検出され親機CP
U33に出力される。第2の入力端子P12を介して入力
された映像復調信号S34aと正の電圧S34bにより訪問者
による出画時呼出操作を検出した親機CPU33は、第
1の出力端子P13から上述の初回呼出操作時と同様なパ
ターンで拡声スピーカ35を鳴動させるための出画時呼
出音信号S3を拡声アンプ34に出力するとともに、第
2の出力端子P14から映像復調信号S34aをモニタユニ
ット36に出力する。この出画時呼出音信号S3は拡声
アンプ34を介して増幅され拡声スピーカ35にて居住
者に訪問者による出画時呼出操作を報知するための呼出
音として鳴動される。また、モニタユニット36は入力
された映像復調信号S34aから子機1のカメラ12にて
撮像された出画時呼出中の訪問者の画像を出画する。
【0023】更に、親機2の拡声スピーカ35にて鳴動
された呼出音、およびモニタユニット36にて出画され
た訪問者の画像により、音声と画像双方で訪問者による
出画時呼出操作を確認した居住者が、呼出応答のために
ハンドセット38を取り上げると、上述の訪問者による
初回呼出操作の呼出応答時と同様に訪問者と居住者との
通話が成立する(詳述せず)。
【0024】尚、上記実施例では出画時における呼び出
しの場合について説明したが、これに限定されず、例え
ば住戸玄関先の明るさ等の検出情報を子機から親機へ伝
送させる場合でも上記実施例と同様な効果を奏する。
【0025】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
のテレビドアホン装置によれば、出画時において子機の
呼出ボタンの操作(呼出操作)により出力される呼出信
号を、キャリアの断続された信号ではなく映像信号のブ
ランキング期間内のみ映像信号のホワイトピークよりも
高い正の電圧として重畳させて親機の復調回路に伝送さ
せることにより、親機の復調回路からの出画時呼出中の
復調出力は正の電圧より検出されることから、出画時の
呼出信号が原因となり発生するモニタユニットの垂直同
期の乱れによる画面全体の上下のぶれ、また、水平同期
の乱れによる画面上部の左右のぶれがなくなり、出画時
呼出中も良好な画像を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるテレビドアホン装置の一実施例の
構成を示すブロック図。
【図2】従来のテレビドアホン装置の構成を示すブロッ
ク図。
【符号の説明】 1・・・・・子機 2・・・・・親機 10・・・・・呼出ボタン 11・・・・・子機初回呼出検出回路 12・・・・・カメラ 13・・・・・直流電圧重畳回路 14・・・・・変調回路 15・・・・・子機CPU 17・・・・・子機スピーカ 18・・・・・子機マイク 30・・・・・親機初回呼出検出回路 31・・・・・出画時呼出検出回路 32・・・・・復調回路 33・・・・・親機CPU 35・・・・・拡声スピーカ 36・・・・・モニタユニット 38・・・・・ハンドセット 39・・・・・子機電源供給回路 L1・・・・・伝送路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】子機(1)の呼出ボタン(10)が操作さ
    れたとき子機初回呼出検出回路(11)により伝送路
    (L1)の直流電圧を下げ、これを親機(2)の親機初
    回呼出検出回路(30)が検出し、親機CPU(33)
    で前記親機初回呼出検出回路からの検出信号を受け前記
    呼出ボタンが操作されたことを認識し初回呼出音信号を
    発生させ、拡声スピーカ(35)から呼出音を鳴動さ
    せ、子機電源供給回路(39)により前記子機に電源を
    供給し、カメラ(12)で訪問者を撮像した映像信号を
    変調回路(14)で変調し、前記親機の復調回路(3
    2)で復調し、復調された前記映像信号をモニタユニッ
    ト(36)で出画し、ハンドセット(38)を取り上げ
    ることにより前記子機の子機スピーカ(17)、子機マ
    イク(18)と前記親機の前記ハンドセットの間で通話
    を可能とし、前記ハンドセットを取り上げる前の出画時
    に前記呼出ボタンが再度操作されたとき出画時呼出信号
    から出画時呼出検出し、かつ、前記カメラからの垂直同
    期信号を子機CPU(15)に入力し、前記拡声スピー
    カから呼出音を鳴動させるテレビドアホン装置であっ
    て、 前記子機は、前記出画時呼出信号と前記垂直同期信号を
    受けた前記子機CPUにより映像信号のブランキング期
    間のみ前記映像信号に映像信号のホワイトピークよりも
    高い正の電圧を重畳する直流電圧重畳回路(13)を備
    え、 前記親機は、正の電圧が重畳され前記変調回路で変調さ
    れ前記復調回路で復調された前記映像信号が入力され、
    前記出画時呼出信号を分離・検出して前記親機CPUに
    入力させる出画時呼出検出回路(31)を備えたことを
    特徴とするテレビドアホン装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003110893A (ja) * 2001-09-27 2003-04-11 Hitachi Kokusai Electric Inc 通信方法及び電源供給方法並びにそれを用いたテレビジョンカメラ装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2003110893A (ja) * 2001-09-27 2003-04-11 Hitachi Kokusai Electric Inc 通信方法及び電源供給方法並びにそれを用いたテレビジョンカメラ装置

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