JP2000115511A - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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JP2000115511A
JP2000115511A JP10277510A JP27751098A JP2000115511A JP 2000115511 A JP2000115511 A JP 2000115511A JP 10277510 A JP10277510 A JP 10277510A JP 27751098 A JP27751098 A JP 27751098A JP 2000115511 A JP2000115511 A JP 2000115511A
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JP
Japan
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subject
image data
value
processing apparatus
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JP10277510A
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English (en)
Inventor
Satoru Okada
悟 岡田
Osao Katsuta
長生 勝田
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Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 好ましいと思われる被写体入力画像を表示画
面に表示することにより、撮影のやり直しの頻度を低減
できる画像処理装置を提供する。 【解決手段】 被写体を連続的に撮影して、それぞれ上
記被写体を表す複数枚分の画像データを得る画像入力手
段101を備える。記憶手段107に記憶された上記被
写体を表す複数枚分の画像データを編集して、上記被写
体を表す1枚分の画像データを得る編集手段106を備
える。上記編集手段によって得られた1枚分の画像デー
タが表す画像を表示画面に表示する表示手段104と、
上記表示画面に表示された画像を容認するか否かをユー
ザが入力するための選択手段103を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、被写体を撮影し
て得られた画像データを出力する画像処理装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】最近市場に溢れている一般的な写真シー
ルプリント装置は、図9に示すように、まずユーザから
の撮影指示に応じてCCDカメラ等によって被写体(ユ
ーザ自身である場合もある)を撮影して、被写体を表す
画像データを得る(S201)。次に、得られた画像デ
ータが表す画像(これを「被写体入力画像」と呼ぶ。)
を表示画面に表示して、その被写体入力画像を印刷して
良いか否かをユーザに問う(S202)。ユーザが印刷
に同意して「OK」を入力すると、被写体入力画像を確
定して印刷部へ出力する(S203)。そして、確定し
た被写体入力画像を印刷部が受像シート(画像が印刷さ
れる受像層を有する粘着シートと、剥離剤が施された剥
離ライナーとが貼り合わされたもので、「シール」と呼
ばれる。)に印刷する。なお、上記被写体入力画像がユ
ーザの気に入らない場合は、ステップS202でユーザ
が「やり直し」を入力する。「やり直し」が入力された
場合、再びステップS201に戻って被写体の撮影をや
り直す。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の方式では、撮影して得られた被写体入力画像をその
まま表示画面に表示しているだけであるため、被写体と
なった人物が瞬きをしたため目を閉じて写っていたり、
被写体が素早い動作をしたためブレていたりして、ユー
ザが被写体入力画像を気に入らない場合が多いという問
題がある。このため、被写体の撮影をやり直す頻度が多
くなり、ユーザが操作の煩わしさを感ずることになる。
【0004】そこで、この発明の目的は、好ましいと思
われる被写体入力画像を表示画面に表示することによ
り、撮影のやり直しの頻度を低減できる画像処理装置を
提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載の画像処理装置は、ユーザからの指
示に応じて被写体を連続的に撮影して、それぞれ上記被
写体を表す複数枚分の画像データを得る画像入力手段
と、上記画像入力手段によって得られた画像データを記
憶し得る記憶手段と、上記記憶手段に記憶された上記被
写体を表す複数枚分の画像データを編集して、上記被写
体を表す1枚分の画像データを得る編集手段と、上記編
集手段によって得られた1枚分の画像データが表す画像
を表示画面に表示する表示手段と、上記表示画面に表示
された画像を容認するか否かをユーザが入力するための
選択手段を備えたことを特徴とする。
【0006】この請求項1の画像処理装置では、まず、
ユーザからの指示に応じて画像入力手段が被写体を連続
的に撮影して、それぞれ上記被写体を表す複数枚分の画
像データを得る。得られた複数枚分の画像データは、記
憶手段によって記憶される。次に、編集手段が上記記憶
手段に記憶された上記被写体を表す複数枚分の画像デー
タを編集して、上記被写体を表す1枚分の画像データを
得る。表示手段は、上記編集手段によって得られた1枚
分の画像データが表す画像(被写体入力画像)を表示画
面に表示する。ユーザは、上記表示画面に表示された被
写体入力画像を容認するか否かを選択手段を介して入力
する。ここで、上記表示画面には、上記編集手段による
編集後の好ましいと思われる被写体入力画像が表示され
ているので、ユーザが被写体入力画像を容認する確率が
従来に比して高められている。そして、ユーザが上記表
示画面に表示された被写体入力画像を容認する旨を入力
したときは、被写体入力画像が確定される。一方、ユー
ザが上記表示画面に表示された被写体入力画像を容認し
ない旨を入力したときは、従来と同様に、ユーザの撮影
指示を待って被写体の撮影をやり直す。ただし、ユーザ
が被写体入力画像を容認する確率が従来に比して高めら
ているので、被写体の撮影をやり直す頻度は従来に比し
て少なくなり、ユーザが操作の煩わしさを感ずることは
少ない。
【0007】請求項2に記載の画像処理装置は、請求項
1に記載の画像処理装置において、上記編集手段は、上
記複数枚分の画像データのうち画像座標上で同じ位置に
ある画素の階調値から修正トンプソン−τ法によって異
常値を排除し、残った階調値の平均値をその画素の階調
値として用いて上記1枚分の画像データを得ることを特
徴とする。
【0008】この請求項2の画像処理装置では、上記表
示手段に表示された被写体入力画像の各画素の階調値
は、画像座標上で同じ位置にある画素の階調値のうち出
現頻度の高い階調値を平均した値からなるので、上記被
写体入力画像は被写体の微小変動(瞬きやブレ)が排除
された好ましいものとなる。したがって、ユーザが上記
被写体入力画像を容認する確率が従来に比して高められ
る。
【0009】請求項3に記載の画像処理装置は、請求項
1に記載の画像処理装置において、上記編集手段は、上
記複数枚分の画像データのうち画像座標上で同じ位置に
ある画素の階調値を用いて度数分布表を作成し、度数の
最も多い階級に属する階調値の平均値をその画素の階調
値として用いて上記1枚分の画像データを得ることを特
徴とする。
【0010】この請求項3の画像処理装置では、上記表
示手段に表示された被写体入力画像の各画素の階調値
は、画像座標上で同じ位置にある画素の階調値のうち度
数の最も多い階級に属する階調値を平均した値からなる
ので、上記被写体入力画像は被写体の微小変動(瞬きや
ブレ)が排除された好ましいものとなる。したがって、
ユーザが上記被写体入力画像を容認する確率が従来に比
して高められる。
【0011】請求項4に記載の画像処理装置は、請求項
1に記載の画像処理装置において、上記編集手段は、上
記複数枚分の画像データのうち画像座標上で同じ位置に
ある画素の階調値を算術平均し、得られた平均値をその
画素の階調値として用いて上記1枚分の画像データを得
ることを特徴とする。
【0012】この請求項4の画像処理装置では、上記表
示手段に表示された被写体入力画像の各画素の階調値
は、画像座標上で同じ位置にある画素の階調値を算術平
均した値からなるので、全階調値の中での異常値の寄与
が相対的に低下し、上記被写体入力画像は被写体の微小
変動(瞬きやブレ)が目立たない好ましいものとなる。
したがって、ユーザが上記被写体入力画像を容認する確
率が従来に比して高められる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、この発明の画像処理装置を
図示の実施の形態により詳細に説明する。
【0014】図1は、この発明の画像処理装置を適用し
た一実施形態の写真シールプリント装置の概略ブロック
構成を示している。この写真シールプリント装置は、こ
の装置全体の動作を制御するCPU(中央演算処理装
置)からなる制御装置106を備えている。この例で
は、制御装置106に、熱転写プリンタからなる画像出
力手段101と、ビデオカメラからなる画像入力手段1
02と、ユーザが入力を行うためのタッチパネルからな
る選択手段103と、LCD(液晶表示素子)からなる
表示手段104と、被写体を照明するための蛍光灯から
なる照明手段105と、入力画像を記憶する記憶手段と
して働く記憶装置107と、回線を通して外部との通信
を行うためのインターフェイスからなる通信手段108
とが接続されている。記憶装置107には、入力画像と
組み合わせて印刷すべき背景画像や属性データが予め記
憶されている。
【0015】この写真シールプリント装置は図2に示す
動作フローに従って次のように動作する(第1の動作
例)。
【0016】 ユーザが選択手段103を操作して
「撮影」を選択すると、照明手段105によって被写体
(ユーザ自身である場合もある)を照明しつつ、画像入
力手段102が被写体を連続的に撮影して、それぞれ上
記被写体を表す複数枚分の画像データを得る(S1
1)。この例では、10〜100msecの範囲内の一
定のサンプリング周期で連続的に5枚分の画像データを
得る。なお、上記5枚分の画像データが表す画像を便宜
上「画像1」「画像2」「画像3」「画像4」「画像
5」と呼ぶ。1枚分の画像は、3原色R(赤)G(緑)
B(青)についてそれぞれ256階調値のデータを持つ
画素の集合である。得られた5枚分の画像データは、入
力画像として順次記憶装置107に格納される。
【0017】 次に、制御装置106が編集手段とし
て働き、上記被写体を表す複数枚分の画像データを編集
して、上記被写体を表す1枚分の画像データを得る。
【0018】i)詳しくは、まず上記5枚分の画像デー
タが表す画像(「画像1」「画像2」「画像3」「画像
4」「画像5」)について、画像座標上で同じ位置にあ
る画素ごとにRGB階調値の表を作成する(S12)。
図3は、画像座標上で特定の位置にある画素についての
RGB階調値の表を例示している。この画素は、「画像
1」ではR階調値が10、G階調値が35、B階調値が
201となっており、「画像2」では同様の傾向でR階
調値が15、G階調値が39、B階調値が209となっ
ている。「画像3」では傾向が異なり、R階調値が21
0と大きく、G階調値が78、B階調値が112となっ
ている。「画像4」では元の傾向に戻ってR階調値が
8、G階調値が31、B階調値が195となっており、
「画像5」でも同様にR階調値が12、G階調値が3
3、B階調値が199となっている。
【0019】ii)次に、上記RGB階調値から修正トン
プソン−τ法によって異常値を排除する(S13)。具
体的にR階調を例に挙げて説明すると、図4に示すよう
に、上記画素のR階調値Uj(jは画像番号でj=1,
2,…,5)は、U1=10、U2=15、U3=21
0、U4=8、U5=12である。まず、これらの平均
値Uを求め、各R階調値Ujと平均値Uとの差(Uj−
U)をそれぞれ求める。この例ではU=51.00とな
り、(U1−U)=41.0、(U2−U)=36.
0、(U3−U)=159.0、(U4−U)=43.
0、(U5−U)=39.0となる。続いて、精密度
S、τ値、τ×Sを求める。この例ではS=88.9
2、τ=1.57、τ×S=139.78となる。この
結果、「画像3」のR階調値U3が異常値であると判明
したので、これを排除する。
【0020】iii)次に、残った出現頻度の高いR階調
値Uj(j=1,2,4,5)の平均値Uを求め(S1
4)、各R階調値Uj(j=1,2,4,5)と平均値
Uとの差(Uj−U)をそれぞれ求める。この例ではU
=11.25となり、(U1−U)=1.3、(U2−
U)=3.8、(U4−U)=3.3、(U5−U)=
0.8となる。続いて、再び精密度S、τ値、τ×Sを
求める。このとき、S=2.99、τ=1.57、τ×
S=4.69となる。この結果、異常値が既に存在しな
いことが判明した。そこで、2回目に求めた平均値U=
11.25≒11を上記画素の採用すべきR階調値とし
て決定する(S15)。上記画素のG階調値、B階調値
についても同様な処理を実行して、採用すべきG階調
値、B階調値を決定する。
【0021】iv)そして、上記i)〜iii)の処理を画像
座標上の全ての画素について繰り返し実行して、被写体
を表す1枚分の画像データを得る(S16)。この画像
データが表す画像(これを「被写体入力画像」と呼
ぶ。)を構成する各画素の階調値は、画像座標上で同じ
位置にある画素の階調値のうち出現頻度の高い階調値を
平均した値からなるので、上記被写体入力画像は被写体
の微小変動(瞬きやブレ)が排除された好ましいものと
なる。
【0022】 次に、表示手段104が上記1枚分の
画像データが表す被写体入力画像を表示画面に表示し
て、その被写体入力画像を印刷して良いか否かをユーザ
に問う(S17)。ここで、上記表示画面には、上記編
集処理後の好ましいと思われる被写体入力画像が表示さ
れているので、ユーザが被写体入力画像を容認する確率
が従来に比して高められている。ユーザが上記表示画面
に表示された被写体入力画像を容認し、印刷に同意して
選択手段103を介して「OK」を入力すると、被写体
入力画像を確定して画像出力手段101へ出力する(S
18)。
【0023】一方、ユーザが上記表示画面に表示され
た被写体入力画像を気に入らず、「やり直し」を入力し
たときは、従来と同様に、ユーザからの撮影指示を待っ
て被写体の撮影をやり直す。ただし、ユーザが被写体入
力画像を容認する確率が従来に比して高めらているの
で、被写体の撮影をやり直す頻度は従来に比して少なく
なり、ユーザが操作の煩わしさを感ずることは少ない。
【0024】 最終的に被写体入力画像が確定される
と(S18)、確定した被写体入力画像を画像出力手段
101が受像シート(画像が印刷される受像層を有する
粘着シートと、剥離剤が施された剥離ライナーとが貼り
合わされたもので、「シール」と呼ばれる。)に印刷す
る。このとき、被写体入力画像を印刷するのに併せて、
予め選択された背景画像を印刷しても良い。
【0025】図5は上記写真シールプリント装置の第2
の動作例を示している。
【0026】 ユーザが選択手段103を操作して
「撮影」を選択すると、照明手段105によって被写体
(ユーザ自身である場合もある)を照明しつつ、画像入
力手段102が被写体を連続的に撮影して、それぞれ上
記被写体を表す複数枚分の画像データを得る(S2
1)。この例では、第1の動作例と同様に、10〜10
0msecの範囲内の一定のサンプリング周期で連続的
に5枚分の画像データを得る。なお、第1の動作例と同
じデータ(図3参照)が得られたものとする。得られた
5枚分の画像データは、入力画像として順次記憶装置1
07に格納される。
【0027】 次に、制御装置106が編集手段とし
て働き、上記被写体を表す複数枚分の画像データを編集
して、上記被写体を表す1枚分の画像データを得る。
【0028】i)詳しくは、まず上記5枚分の画像デー
タが表す画像(「画像1」「画像2」「画像3」「画像
4」「画像5」)について、画像座標上で同じ位置にあ
る画素ごとにRGB階調値の度数分布表を作成する(S
22)。図6は、画像座標上で特定の位置にある画素に
ついてのR階調値の度数分布表を例示している。この度
数分布表では、256階調を0〜25(代表値12.
5)、25〜50(代表値37.5)、…、225〜2
50(代表値237.5)というように10個の階級に
分けている。分かるように、第1の階級0〜25(代表
値12.5)の度数が4、第9の階級200〜225
(代表値212.5)の度数が1となっている。
【0029】ii)次に、上記度数分布表において度数の
最も多い階級を選択する(S23)。この例では第1の
階級0〜25(代表値12.5)を選択する。
【0030】iii)次に、選択した階級、つまり第1の
階級に属するR階調値の平均値Uを計算する(S2
4)。この例ではU=11.25となる。そして、この
平均値U=11.25≒11を上記画素の採用すべきR
階調値として決定する(S25)。上記画素のG階調
値、B階調値についても同様な処理を実行して、採用す
べきG階調値、B階調値を決定する。
【0031】iv)そして、上記i)〜iii)の処理を画像
座標上の全ての画素について繰り返し実行して、被写体
を表す1枚分の画像データを得る(S26)。この画像
データが表す画像(これを「被写体入力画像」と呼
ぶ。)を構成する各画素の階調値は、画像座標上で同じ
位置にある画素の階調値のうち度数の最も多い階級に属
する階調値を平均した値からなるので、上記被写体入力
画像は被写体の微小変動(瞬きやブレ)が排除された好
ましいものとなる。
【0032】 次に、表示手段104が上記1枚分の
画像データが表す被写体入力画像を表示画面に表示し
て、その被写体入力画像を印刷して良いか否かをユーザ
に問う(S27)。ここで、上記表示画面には、上記編
集処理後の好ましいと思われる被写体入力画像が表示さ
れているので、ユーザが被写体入力画像を容認する確率
が従来に比して高められている。ユーザが上記表示画面
に表示された被写体入力画像を容認し、印刷に同意して
選択手段103を介して「OK」を入力すると、被写体
入力画像を確定して画像出力手段101へ出力する(S
28)。
【0033】一方、ユーザが上記表示画面に表示され
た被写体入力画像を気に入らず、「やり直し」を入力し
たときは、従来と同様に、ユーザからの撮影指示を待っ
て被写体の撮影をやり直す。ただし、ユーザが被写体入
力画像を容認する確率が従来に比して高めらているの
で、被写体の撮影をやり直す頻度は従来に比して少なく
なり、ユーザが操作の煩わしさを感ずることは少ない。
【0034】 最終的に被写体入力画像が確定される
と(S28)、確定した被写体入力画像を画像出力手段
101が受像シートに印刷する。このとき、被写体入力
画像を印刷するのに併せて、予め選択された背景画像を
印刷しても良い。
【0035】図6は上記写真シールプリント装置の第3
の動作例を示している。
【0036】 ユーザが選択手段103を操作して
「撮影」を選択すると、照明手段105によって被写体
(ユーザ自身である場合もある)を照明しつつ、画像入
力手段102が被写体を連続的に撮影して、それぞれ上
記被写体を表す複数枚分の画像データを得る(S3
1)。この例では、第1及び第2の動作例と同様に、1
0〜100msecの範囲内の一定のサンプリング周期
で連続的に5枚分の画像データを得る。なお、第1の動
作例と同じデータ(図3参照)が得られたものとする。
得られた5枚分の画像データは、入力画像として順次記
憶装置107に格納される。
【0037】 次に、制御装置106が編集手段とし
て働き、上記被写体を表す複数枚分の画像データを編集
して、上記被写体を表す1枚分の画像データを得る。
【0038】i)詳しくは、まず上記5枚分の画像デー
タが表す画像(「画像1」「画像2」「画像3」「画像
4」「画像5」)について、画像座標上で同じ位置にあ
る画素ごとにRGB階調値の平均値を計算する(S3
2)。図8は、画像座標上で特定の位置にある画素につ
いてのR階調値、G階調値、B階調値をそれぞれ算術平
均して得られた平均値を示している。この例では、R階
調値、G階調値、B階調値の平均値はそれぞれ51、4
3、183となっている。
【0039】ii)次に、これらの平均値51、43、1
83を上記画素の採用すべきR階調値、G階調値、B階
調値として決定する(S33)。
【0040】iii)そして、上記i)〜ii)の処理を画像座
標上の全ての画素について繰り返し実行して、被写体を
表す1枚分の画像データを得る(S34)。この画像デ
ータが表す画像(これを「被写体入力画像」と呼ぶ。)
を構成する各画素の階調値は、画像座標上で同じ位置に
ある画素の階調値の算術平均した値からなるので、全階
調値の中での異常値の寄与が相対的に低下し、上記被写
体入力画像は被写体の微小変動(瞬きやブレ)が目立た
ない好ましいものとなる。
【0041】 次に、表示手段104が上記1枚分の
画像データが表す被写体入力画像を表示画面に表示し
て、その被写体入力画像を印刷して良いか否かをユーザ
に問う(S35)。ここで、上記表示画面には、上記編
集処理後の好ましいと思われる被写体入力画像が表示さ
れているので、ユーザが被写体入力画像を容認する確率
が従来に比して高められている。ユーザが上記表示画面
に表示された被写体入力画像を容認し、印刷に同意して
選択手段103を介して「OK」を入力すると、被写体
入力画像を確定して画像出力手段101へ出力する(S
36)。
【0042】一方、ユーザが上記表示画面に表示され
た被写体入力画像を気に入らず、「やり直し」を入力し
たときは、従来と同様に、ユーザからの撮影指示を待っ
て被写体の撮影をやり直す。ただし、ユーザが被写体入
力画像を容認する確率が従来に比して高めらているの
で、被写体の撮影をやり直す頻度は従来に比して少なく
なり、ユーザが操作の煩わしさを感ずることは少ない。
【0043】 最終的に被写体入力画像が確定される
と(S36)、確定した被写体入力画像を画像出力手段
101が受像シートに印刷する。このとき、被写体入力
画像を印刷するのに併せて、予め選択された背景画像を
印刷しても良い。
【0044】なお、この第3の動作例ではサンプリング
周期を容易に可変することができる。非常に短いサンプ
リング周期で撮影を行えば、1回の撮影で得られた被写
体入力画像と略同様なものが得られる。一方、サンプリ
ング周期を長くして被写体が動作の速い動きをすれば、
ストロボ写真のように被写体の連続的な変化の様子を捉
えた1枚分の被写体入力画像が得られる。
【0045】この実施形態では、この発明の画像処理装
置を写真シールプリント装置に適用したが、これに限ら
れるものではない。この発明は、被写体を撮影して得ら
れた画像を取り扱う様々な機器に広く適用することがで
きる。その場合、制御装置106は画像IC(集積回
路)であっても良い。また、画像入力手段102はFD
(フロッピーディスク)ドライブ、PCカードドライブ
その他のデータ読込装置であっても良い。選択手段10
3は、ユーザが必要な入力を行えれば良く、例えば押し
ボタンスイッチやレバースイッチであっても良い。ま
た、表示手段104はCRT(陰極線管)であっても良
い。
【0046】
【発明の効果】以上より明らかなように、請求項1の画
像処理装置は、ユーザからの指示に応じて画像入力手段
が被写体を連続的に撮影して、それぞれ上記被写体を表
す複数枚分の画像データを得て、編集手段によって上記
被写体を表す複数枚分の画像データを編集して、上記被
写体を表す1枚分の画像データを得て、表示手段によっ
て上記1枚分の画像データが表す画像を表示画面に表示
するので、好ましいと思われる被写体入力画像を表示画
面に表示でき、撮影のやり直しの頻度を低減できる。
【0047】請求項2の画像処理装置では、上記表示手
段に表示された被写体入力画像の各画素の階調値は、画
像座標上で同じ位置にある画素の階調値のうち出現頻度
の高い階調値を平均した値からなるので、上記被写体入
力画像は被写体の微小変動(瞬きやブレ)が排除された
好ましいものとなる。したがって、ユーザが上記被写体
入力画像を容認する確率を従来に比して高めることがで
きる。
【0048】請求項3の画像処理装置では、上記表示手
段に表示された被写体入力画像の各画素の階調値は、画
像座標上で同じ位置にある画素の階調値のうち度数の最
も多い階級に属する階調値を平均した値からなるので、
上記被写体入力画像は被写体の微小変動(瞬きやブレ)
が排除された好ましいものとなる。したがって、ユーザ
が上記被写体入力画像を容認する確率を従来に比して高
めることができる。
【0049】請求項4の画像処理装置では、上記表示手
段に表示された被写体入力画像の各画素の階調値は、画
像座標上で同じ位置にある画素の階調値を算術平均した
値からなるので、全階調値の中での異常値の寄与が相対
的に低下し、上記被写体入力画像は被写体の微小変動
(瞬きやブレ)が目立たない好ましいものとなる。した
がって、ユーザが上記被写体入力画像を容認する確率を
従来に比して高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の画像処理装置を適用した一実施形
態の写真シールプリント装置の概略ブロック構成を示す
図である。
【図2】 上記写真シールプリント装置の第1の動作例
のフロー図である。
【図3】 画像座標上で同じ位置にある画素についての
RGB階調値の表を例示する図である。
【図4】 修正トンプソン−τ法による編集処理を説明
する図である。
【図5】 上記写真シールプリント装置の第2の動作例
のフロー図である。
【図6】 画像座標上で同じ位置にある画素についての
R階調値の度数分布表を例示する図である。
【図7】 上記写真シールプリント装置の第3の動作例
のフロー図である。
【図8】 画像座標上で同じ位置にある画素についての
RGB階調値の平均値を例示する図である。
【図9】 従来の写真シールプリント装置の動作フロー
を示す図である。
【符号の説明】
101 画像出力手段 102 画像入力手段 103 選択手段 104 表示手段 106 制御装置 107 記憶装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H104 AA19 BC48 5B050 AA09 BA06 BA11 BA12 DA07 EA09 EA11 FA02 FA05 GA04 5C076 AA11 AA27 BA02 BA04 BA09 CA02 CA08

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ユーザからの指示に応じて被写体を連続
    的に撮影して、それぞれ上記被写体を表す複数枚分の画
    像データを得る画像入力手段と、 上記画像入力手段によって得られた画像データを記憶し
    得る記憶手段と、 上記記憶手段に記憶された上記被写体を表す複数枚分の
    画像データを編集して、上記被写体を表す1枚分の画像
    データを得る編集手段と、 上記編集手段によって得られた1枚分の画像データが表
    す画像を表示画面に表示する表示手段と、 上記表示画面に表示された画像を容認するか否かをユー
    ザが入力するための選択手段を備えたことを特徴とする
    画像処理装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の画像処理装置におい
    て、 上記編集手段は、上記複数枚分の画像データのうち画像
    座標上で同じ位置にある画素の階調値から修正トンプソ
    ン−τ法によって異常値を排除し、残った階調値の平均
    値をその画素の階調値として用いて上記1枚分の画像デ
    ータを得ることを特徴とする画像処理装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の画像処理装置におい
    て、 上記編集手段は、上記複数枚分の画像データのうち画像
    座標上で同じ位置にある画素の階調値を用いて度数分布
    表を作成し、度数の最も多い階級に属する階調値の平均
    値をその画素の階調値として用いて上記1枚分の画像デ
    ータを得ることを特徴とする画像処理装置。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の画像処理装置におい
    て、 上記編集手段は、上記複数枚分の画像データのうち画像
    座標上で同じ位置にある画素の階調値を算術平均し、得
    られた平均値をその画素の階調値として用いて上記1枚
    分の画像データを得ることを特徴とする画像処理装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7826730B2 (en) 2006-09-20 2010-11-02 Fujitsu Limited Image capturing device having a hand shake correction function, hand shake correction method, and storage medium storing a hand shake correction process program
CN111311523A (zh) * 2020-03-26 2020-06-19 北京迈格威科技有限公司 图像处理方法、装置、系统和电子设备

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