JP2000115481A - 原稿画像をスキャナで読み取って拡大印刷するデジタル画像処理方法 - Google Patents
原稿画像をスキャナで読み取って拡大印刷するデジタル画像処理方法Info
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- JP2000115481A JP2000115481A JP10281448A JP28144898A JP2000115481A JP 2000115481 A JP2000115481 A JP 2000115481A JP 10281448 A JP10281448 A JP 10281448A JP 28144898 A JP28144898 A JP 28144898A JP 2000115481 A JP2000115481 A JP 2000115481A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 単純なデータ処理によって原稿画像を高画質
で拡大印刷するためのデジタル画像処理方法を提供す
る。 【解決手段】 原稿の寸法Ｘを取得する工程と、印刷用
紙の寸法Ｙを取得する工程と、原稿寸法Ｘと印刷用紙寸
法Ｙの比から拡大率Ｚを計算する工程と、印刷装置の解
像度を適宜な値Ｐに決定する工程と、拡大率Ｚと印刷解
像度Ｐとを取得してスキャナの読取解像度Ｓ＝Ｐ×Ｚを
計算する工程と、読取解像度をほぼＳ＝Ｐ×Ｚに設定し
たスキャナにより寸法Ｘの原稿の画像を読み取ってその
デジタル画像データをメモリに一時記憶する工程と、印
刷解像度をほぼＰに設定した印刷装置により寸法Ｙの印
刷用紙に前記メモリに格納されているデジタル画像デー
タを印刷する工程とを含んでいるデジタル画像処理方法
とした。
で拡大印刷するためのデジタル画像処理方法を提供す
る。 【解決手段】 原稿の寸法Ｘを取得する工程と、印刷用
紙の寸法Ｙを取得する工程と、原稿寸法Ｘと印刷用紙寸
法Ｙの比から拡大率Ｚを計算する工程と、印刷装置の解
像度を適宜な値Ｐに決定する工程と、拡大率Ｚと印刷解
像度Ｐとを取得してスキャナの読取解像度Ｓ＝Ｐ×Ｚを
計算する工程と、読取解像度をほぼＳ＝Ｐ×Ｚに設定し
たスキャナにより寸法Ｘの原稿の画像を読み取ってその
デジタル画像データをメモリに一時記憶する工程と、印
刷解像度をほぼＰに設定した印刷装置により寸法Ｙの印
刷用紙に前記メモリに格納されているデジタル画像デー
タを印刷する工程とを含んでいるデジタル画像処理方法
とした。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、デジタル画像処理
方法に関し、特に、原稿画像をスキャナで読み取って拡
大印刷するデジタル画像処理方法に関する。
方法に関し、特に、原稿画像をスキャナで読み取って拡
大印刷するデジタル画像処理方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】カラーの原稿画像をカラー印刷する場合
のシステム例としては、画像処理用プログラム（一般に
「フォトレタッチソフト」と呼ばれる。）がセットアッ
プされたパーソナルコンピュータと、ＣＣＤラインセン
サを備えたＲＧＢ３回走査型のフラットスキャナと、カ
ラーインクジェットプリンタあるいはカラーレーザープ
リンタなどが使用される。
のシステム例としては、画像処理用プログラム（一般に
「フォトレタッチソフト」と呼ばれる。）がセットアッ
プされたパーソナルコンピュータと、ＣＣＤラインセン
サを備えたＲＧＢ３回走査型のフラットスキャナと、カ
ラーインクジェットプリンタあるいはカラーレーザープ
リンタなどが使用される。
【０００３】上記画像処理プログラムによる原稿画像の
読み取りから印刷までのプロセスにおけるデータ処理
は、概ねつぎの流れに従う。パソコンがスキャナを制御
して、原稿画像を読み取らせる。スキャナから転送され
る画像データをビデオＲＡＭにビットマップ画像データ
として展開する。さらに、その画像データを印刷データ
に変換する。そして、この印刷データに基づいてプリン
タを制御し印刷出力させる。なお、原稿画像をインクジ
ェットプリンタなどの面積階調型のカラープリンタに高
画質で拡大印刷させる場合、原稿画像の読み取り条件や
印刷条件は、原稿画像をできるだけ高解像度で読み取
り、選択し得る最大の印刷解像度で印刷出力させるよう
に設定される。
読み取りから印刷までのプロセスにおけるデータ処理
は、概ねつぎの流れに従う。パソコンがスキャナを制御
して、原稿画像を読み取らせる。スキャナから転送され
る画像データをビデオＲＡＭにビットマップ画像データ
として展開する。さらに、その画像データを印刷データ
に変換する。そして、この印刷データに基づいてプリン
タを制御し印刷出力させる。なお、原稿画像をインクジ
ェットプリンタなどの面積階調型のカラープリンタに高
画質で拡大印刷させる場合、原稿画像の読み取り条件や
印刷条件は、原稿画像をできるだけ高解像度で読み取
り、選択し得る最大の印刷解像度で印刷出力させるよう
に設定される。
【０００４】パソコンは、画像データを印刷データに変
換するさい、解像度変換処理や２値化処理など複雑な処
理を行う。解像度変換は、原稿画像の読み取り解像度と
印刷解像度との差に整合性をもたせるために、画像デー
タが含む画素数を適宜に増減させて原稿画像のある画素
を印刷画像のある画素に対応させる処理である。この解
像度変換処理にさいし、最近隣補間法、線形補間法、ラ
グランジュ補間法、スプライン補間法など複雑なアルゴ
リズムに基づいたデータ処理が行われる。
換するさい、解像度変換処理や２値化処理など複雑な処
理を行う。解像度変換は、原稿画像の読み取り解像度と
印刷解像度との差に整合性をもたせるために、画像デー
タが含む画素数を適宜に増減させて原稿画像のある画素
を印刷画像のある画素に対応させる処理である。この解
像度変換処理にさいし、最近隣補間法、線形補間法、ラ
グランジュ補間法、スプライン補間法など複雑なアルゴ
リズムに基づいたデータ処理が行われる。
【０００５】２値化処理は、印刷されるドットそのもの
に階調がないインクジェットプリンタや光学式カラープ
リンタなどに対応して、３原色（通常はＹＭＣ系）の微
少ドットを単位面積中にどのように分散させて階調を表
現するかを決定するための処理である。この面積階調に
よる擬似的な階調表現法としては、濃度パターン法や誤
差拡散法などがよく知られている。
に階調がないインクジェットプリンタや光学式カラープ
リンタなどに対応して、３原色（通常はＹＭＣ系）の微
少ドットを単位面積中にどのように分散させて階調を表
現するかを決定するための処理である。この面積階調に
よる擬似的な階調表現法としては、濃度パターン法や誤
差拡散法などがよく知られている。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】従来の原稿画像を読み
取って拡大印刷するためのデジタル画像処理は、拡大率
や印刷解像度がどのようなものであっても、「とりあえ
ず」高解像度で読み取ることとしていた。そのためにの
上述の高度な解像度変換法を駆使して高解像度で読み取
った大容量の原稿画像データを高解像度の印刷データに
変換していた。そのため、データ処理に掛かる時間が長
くなるという問題点を有していた。
取って拡大印刷するためのデジタル画像処理は、拡大率
や印刷解像度がどのようなものであっても、「とりあえ
ず」高解像度で読み取ることとしていた。そのためにの
上述の高度な解像度変換法を駆使して高解像度で読み取
った大容量の原稿画像データを高解像度の印刷データに
変換していた。そのため、データ処理に掛かる時間が長
くなるという問題点を有していた。
【０００７】そこで、本発明者は発想を変え、印刷出力
結果としてある拡大率や印刷解像度を設定し、そこから
逆に適正な読み取り解像度を導くことを考えた。その結
果、印刷拡大率と印刷解像度に応じて原稿の読取解像度
をある条件にしたがって設定すると、複雑なデータ処理
をすることなく高画質で拡大印刷することができること
がわかった。
結果としてある拡大率や印刷解像度を設定し、そこから
逆に適正な読み取り解像度を導くことを考えた。その結
果、印刷拡大率と印刷解像度に応じて原稿の読取解像度
をある条件にしたがって設定すると、複雑なデータ処理
をすることなく高画質で拡大印刷することができること
がわかった。
【０００８】本発明は、この知見に基づきなされたもの
で、単純なデータ処理によって原稿画像を高画質で拡大
印刷するためのデジタル画像処理方法を提供することを
目的としている。
で、単純なデータ処理によって原稿画像を高画質で拡大
印刷するためのデジタル画像処理方法を提供することを
目的としている。
【０００９】
【課題を解決するための手段】本発明の原稿画像をスキ
ャナで読み取って拡大印刷するデジタル画像処理方法
は、読み取ろうとする原稿の寸法Ｘを取得する工程と、
拡大印刷しようとする印刷用紙の寸法Ｙを取得する工程
と、原稿寸法Ｘと印刷用紙寸法Ｙの比から拡大率Ｚを計
算する工程と、印刷装置の解像度を適宜な値Ｐに決定す
る工程と、拡大率Ｚと印刷解像度Ｐとを取得してスキャ
ナの読取解像度Ｓ＝Ｐ×Ｚを計算する工程と、読取解像
度をほぼＳ＝Ｐ×Ｚに設定したスキャナにより寸法Ｘの
原稿の画像を読み取ってそのデジタル画像データをメモ
リに一時記憶する工程と、印刷解像度をほぼＰに設定し
た印刷装置により寸法Ｙの印刷用紙に前記メモリに格納
されているデジタル画像データを印刷する工程とを含ん
でいる。より好ましくは、前記印刷解像度Ｐを約７２ｄ
ｐｉとすることである。
ャナで読み取って拡大印刷するデジタル画像処理方法
は、読み取ろうとする原稿の寸法Ｘを取得する工程と、
拡大印刷しようとする印刷用紙の寸法Ｙを取得する工程
と、原稿寸法Ｘと印刷用紙寸法Ｙの比から拡大率Ｚを計
算する工程と、印刷装置の解像度を適宜な値Ｐに決定す
る工程と、拡大率Ｚと印刷解像度Ｐとを取得してスキャ
ナの読取解像度Ｓ＝Ｐ×Ｚを計算する工程と、読取解像
度をほぼＳ＝Ｐ×Ｚに設定したスキャナにより寸法Ｘの
原稿の画像を読み取ってそのデジタル画像データをメモ
リに一時記憶する工程と、印刷解像度をほぼＰに設定し
た印刷装置により寸法Ｙの印刷用紙に前記メモリに格納
されているデジタル画像データを印刷する工程とを含ん
でいる。より好ましくは、前記印刷解像度Ｐを約７２ｄ
ｐｉとすることである。
【００１０】
【発明の実施の形態】図１は、本発明のデジタル画像処
理方法を適用した画像処理システムの実施例における構
成を示している。通常のパソコン１に周辺画像処理装置
として、スキャナ２とカラープリンタ３とが接続されて
いる。パソコン１にセットアップされている画像データ
処理用プログラムは本発明のデジタル画像処理アルゴリ
ズムに基づいて周辺画像処理装置を制御するための各種
データを生成する。
理方法を適用した画像処理システムの実施例における構
成を示している。通常のパソコン１に周辺画像処理装置
として、スキャナ２とカラープリンタ３とが接続されて
いる。パソコン１にセットアップされている画像データ
処理用プログラムは本発明のデジタル画像処理アルゴリ
ズムに基づいて周辺画像処理装置を制御するための各種
データを生成する。
【００１１】スキャナ２は６００ｄｐｉ程度のＣＣＤア
レイを備え、原稿画像をＲＧＢ各色について走査し、１
画素について各色８ビットの中間調（２４ビットカラ
ー）で読み取るフラットスキャナである。カラープリン
タ３は、ＹＭＣ３原色カラートナーを使用したレーザー
光線書き込み型の光学式カラープリンタ３である。最大
印刷解像度は６００ｄｐｉである。なお、「画素」とは
２４ビットのカラーデータを含む微少表示単位であり、
「ドット」はプリンタが印刷できる最小単位であり、単
色の「点」である。したがって、複数の「ドット」によ
って１つの画素を表現することになる。つぎに、このシ
ステムによる本発明のデジタル画像処理方法について、
具体的なユーザインタフェース環境を示しながら説明す
る。
レイを備え、原稿画像をＲＧＢ各色について走査し、１
画素について各色８ビットの中間調（２４ビットカラ
ー）で読み取るフラットスキャナである。カラープリン
タ３は、ＹＭＣ３原色カラートナーを使用したレーザー
光線書き込み型の光学式カラープリンタ３である。最大
印刷解像度は６００ｄｐｉである。なお、「画素」とは
２４ビットのカラーデータを含む微少表示単位であり、
「ドット」はプリンタが印刷できる最小単位であり、単
色の「点」である。したがって、複数の「ドット」によ
って１つの画素を表現することになる。つぎに、このシ
ステムによる本発明のデジタル画像処理方法について、
具体的なユーザインタフェース環境を示しながら説明す
る。
【００１２】まず、原稿画像の寸法を取得する。そのた
めにスキャナに原稿をセットして読み取り領域を指定す
る。本実施例では、原稿用紙の全領域をパソコン１のデ
ィスプレイにプレビュー表示させ、マウスポインタをド
ラッグしながら移動させて、矩形の領域を原稿として指
定する。ここでは１インチ四方の領域を指定したとす
る。この操作によって原稿寸法として縦横のサイズと面
積とが取得される。
めにスキャナに原稿をセットして読み取り領域を指定す
る。本実施例では、原稿用紙の全領域をパソコン１のデ
ィスプレイにプレビュー表示させ、マウスポインタをド
ラッグしながら移動させて、矩形の領域を原稿として指
定する。ここでは１インチ四方の領域を指定したとす
る。この操作によって原稿寸法として縦横のサイズと面
積とが取得される。
【００１３】つぎに、拡大印刷しようとする印刷用紙の
寸法を取得するために、印刷用紙を指定する。ここで
は、「Ａ４」などの使用する用紙サイズと、印刷領域の
縦横の寸法とを入力する。本実施例では、縦横のどちら
かの寸法を入力すると、原稿の縦横比に従って他方のサ
イズが自動的に算出されるようになっている。この入力
操作に従って、印刷用紙の寸法が取得される。なお、こ
こで言う印刷用紙は「Ａ４」などの用紙サイズではな
く、原稿を拡大印刷したときの印刷領域である。この印
刷用紙（領域）の横寸法を、例えば５インチとすれば、
原稿画像の縦横比（１：１）に従って縦の寸法が５イン
チとなる。この５インチ×５インチの印刷領域と原稿寸
法１インチ×１インチより拡大率を計算し面積比２５倍
を得る。もちろん、拡大率２５倍を入力すると、自動的
に印刷領域の縦横寸法が５インチ×５インチとなるよう
なユーザインタフェース環境としてもよい。つぎに、印
刷解像度を入力する。ここでは設定可能な最低解像度で
ある７２（ドット／ｉｎｃｈ：ｄｐｉ）を指定したとす
る。
寸法を取得するために、印刷用紙を指定する。ここで
は、「Ａ４」などの使用する用紙サイズと、印刷領域の
縦横の寸法とを入力する。本実施例では、縦横のどちら
かの寸法を入力すると、原稿の縦横比に従って他方のサ
イズが自動的に算出されるようになっている。この入力
操作に従って、印刷用紙の寸法が取得される。なお、こ
こで言う印刷用紙は「Ａ４」などの用紙サイズではな
く、原稿を拡大印刷したときの印刷領域である。この印
刷用紙（領域）の横寸法を、例えば５インチとすれば、
原稿画像の縦横比（１：１）に従って縦の寸法が５イン
チとなる。この５インチ×５インチの印刷領域と原稿寸
法１インチ×１インチより拡大率を計算し面積比２５倍
を得る。もちろん、拡大率２５倍を入力すると、自動的
に印刷領域の縦横寸法が５インチ×５インチとなるよう
なユーザインタフェース環境としてもよい。つぎに、印
刷解像度を入力する。ここでは設定可能な最低解像度で
ある７２（ドット／ｉｎｃｈ：ｄｐｉ）を指定したとす
る。
【００１４】以上の操作や数値入力などによって、 原稿寸法Ｘ＝１×１＝１（ｉｎｃｈ2 ） 印刷用紙寸法Ｙ＝５×５＝２５（ｉｎｃｈ2 ） 拡大率Ｚ＝２５÷１＝２５（倍） 印刷解像度Ｐ＝７２×７２＝５１８４（ｄｏｔ／ｉｎｃ
ｈ2 ） が取得されたことになる。
ｈ2 ） が取得されたことになる。
【００１５】画像処理プログラムはこれらの数値に基づ
いて、読取解像度Ｓ＝Ｐ×Ｚの関係式に基づいて算出す
る。したがって、Ｓ＝５１８４×２５＝１２９６００
（ｄｏｔ／ｉｎｃｈ2 ）を取得する。なお、通常の解像
度表現はｄｐｉなので、１２９６００の平方根を取って
３６０ｄｐｉとなる。これが、読取解像度となる。画像
処理プログラムは、これらの設定条件に従ってスキャナ
とプリンタを制御する。以下にその制御の概略を説明す
る。
いて、読取解像度Ｓ＝Ｐ×Ｚの関係式に基づいて算出す
る。したがって、Ｓ＝５１８４×２５＝１２９６００
（ｄｏｔ／ｉｎｃｈ2 ）を取得する。なお、通常の解像
度表現はｄｐｉなので、１２９６００の平方根を取って
３６０ｄｐｉとなる。これが、読取解像度となる。画像
処理プログラムは、これらの設定条件に従ってスキャナ
とプリンタを制御する。以下にその制御の概略を説明す
る。
【００１６】スキャナの読取解像度を３６０ｄｐｉとし
て原稿画像を読み取る。読み取ったデータは、３６０×
３６０×２４（ビット）＝３８８．８（ＫＢ）のデジタ
ル画像データとなる。パソコンはこのデータをビデオＲ
ＡＭにビットマップ展開して、ディスプレイに表示させ
る。
て原稿画像を読み取る。読み取ったデータは、３６０×
３６０×２４（ビット）＝３８８．８（ＫＢ）のデジタ
ル画像データとなる。パソコンはこのデータをビデオＲ
ＡＭにビットマップ展開して、ディスプレイに表示させ
る。
【００１７】つぎに、このビットマップデータを７２ｄ
ｐｉの縦横各５倍拡大の印刷データに変換する。プリン
タの１ドットは最大印刷解像度の逆数であり１／６００
インチの幅を持つ微少ドットである。したがって、横
（縦）方向に微少ドットを８．３３３・・・ドット分並
べて大きな拡大ドットを１つ形成することになる。しか
し、微少ドットはそれ以上分割できないため、拡大ドッ
トが微少ドットの整数倍となるように微少ドット８ドッ
ト分を１つの拡大ドットとして割り当て、実際の印刷解
像度を７５ｄｐｉとしたり、ある拡大ドットについては
ライン方向に８個の微少ドットを割り当て、ある拡大ド
ットには９個の微少ドットを割り当てるなどして、横
（縦）方向の画素数を一致させるような処理を行ったり
する。このようにして、適宜に解像度変換処理を行い、
ほぼ解像度Ｐに近い解像度で印刷出力する。さらに、上
述の画像処理プログラムは、原稿画像における各画素の
色を拡大ドットを適宜に２値化処理することで表現す
る。
ｐｉの縦横各５倍拡大の印刷データに変換する。プリン
タの１ドットは最大印刷解像度の逆数であり１／６００
インチの幅を持つ微少ドットである。したがって、横
（縦）方向に微少ドットを８．３３３・・・ドット分並
べて大きな拡大ドットを１つ形成することになる。しか
し、微少ドットはそれ以上分割できないため、拡大ドッ
トが微少ドットの整数倍となるように微少ドット８ドッ
ト分を１つの拡大ドットとして割り当て、実際の印刷解
像度を７５ｄｐｉとしたり、ある拡大ドットについては
ライン方向に８個の微少ドットを割り当て、ある拡大ド
ットには９個の微少ドットを割り当てるなどして、横
（縦）方向の画素数を一致させるような処理を行ったり
する。このようにして、適宜に解像度変換処理を行い、
ほぼ解像度Ｐに近い解像度で印刷出力する。さらに、上
述の画像処理プログラムは、原稿画像における各画素の
色を拡大ドットを適宜に２値化処理することで表現す
る。
【００１８】なお、上述のデジタル画像データ処理のシ
ステムは上記実施例に限らず、スキャナと制御部（実施
例のパソコンに相当する）とプリンタとを全て、あるい
は一部を一体化した装置であってもよい。また、パソコ
ンなどの画像データ処理部からプリンタへの経路は通信
回線を介して行ってもよい。すなわち、印刷データに変
換した後のデータをインターネットに代表されるネット
ワークを介して他のパソコンなどに転送し、そのパソコ
ンに接続されたプリンタで原稿画像を拡大印刷すること
としてもよい。
ステムは上記実施例に限らず、スキャナと制御部（実施
例のパソコンに相当する）とプリンタとを全て、あるい
は一部を一体化した装置であってもよい。また、パソコ
ンなどの画像データ処理部からプリンタへの経路は通信
回線を介して行ってもよい。すなわち、印刷データに変
換した後のデータをインターネットに代表されるネット
ワークを介して他のパソコンなどに転送し、そのパソコ
ンに接続されたプリンタで原稿画像を拡大印刷すること
としてもよい。
【００１９】さらに、本発明におけるデジタル画像処理
方法の重要な要件は、原稿の寸法Ｘと読取解像度Ｓおよ
びプリンタによる拡大率Ｚと印刷解像度Ｐとが上記関係
式、Ｓ＝Ｐ×Ｚ＝Ｐ×Ｙ／Ｘを満たすことである。した
がって、例えば原稿がデジタルカメラによって撮影され
た画像データなど、ある画素数Ｎを有する画像データで
あってもよい。この場合、Ｘ×Ｓ＝Ｎなので、Ｎ＝Ｐ×
Ｙとなり、印刷解像度Ｐ＝Ｎ／Ｙ、または印刷用紙寸法
Ｙ＝Ｎ／Ｐの条件で印刷することとしてもよい。
方法の重要な要件は、原稿の寸法Ｘと読取解像度Ｓおよ
びプリンタによる拡大率Ｚと印刷解像度Ｐとが上記関係
式、Ｓ＝Ｐ×Ｚ＝Ｐ×Ｙ／Ｘを満たすことである。した
がって、例えば原稿がデジタルカメラによって撮影され
た画像データなど、ある画素数Ｎを有する画像データで
あってもよい。この場合、Ｘ×Ｓ＝Ｎなので、Ｎ＝Ｐ×
Ｙとなり、印刷解像度Ｐ＝Ｎ／Ｙ、または印刷用紙寸法
Ｙ＝Ｎ／Ｐの条件で印刷することとしてもよい。
【００２０】
【発明の効果】複雑な解像度変換処理を必要とすること
なく、原稿を高画質で拡大印刷することができる。ま
た、最大印刷解像度による印刷出力を必用とせず、デー
タ量を大幅に削減できる。したがって、データ処理に掛
かる時間や転送時間を顕著に減少させることができる。
なく、原稿を高画質で拡大印刷することができる。ま
た、最大印刷解像度による印刷出力を必用とせず、デー
タ量を大幅に削減できる。したがって、データ処理に掛
かる時間や転送時間を顕著に減少させることができる。
【００２１】さらに、印刷データやあるいは印刷条件の
みを転送することで、ネットワークを介して高画質、大
面積の画像データを配信できる。しかも、印刷解像度を
約７２ｄｐｉとすれば、画質を落とすことなく、さらに
高速な転送や印刷が可能となる。
みを転送することで、ネットワークを介して高画質、大
面積の画像データを配信できる。しかも、印刷解像度を
約７２ｄｐｉとすれば、画質を落とすことなく、さらに
高速な転送や印刷が可能となる。
【図１】本発明のデジタル画像データ処理方法によって
原稿を拡大印刷するための画像データ処理システムの実
施形態としてパソコンを中心としたシステム例を示し
た。
原稿を拡大印刷するための画像データ処理システムの実
施形態としてパソコンを中心としたシステム例を示し
た。
１ パソコン ２ スキャナ ３ カラープリンタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Ｆターム(参考） 5B021 BB02 CC08 DD07 KK02 LB07 QQ01 5C072 AA01 AA03 AA05 BA16 EA05 TA05 UA11 UA13 XA04 5C076 AA21 BA01 BA02 BA03 BA04 CB01
Claims (2)
- 【請求項１】 原稿画像をスキャナで読み取って拡大印
刷するデジタル画像処理方法であって、読み取ろうとす
る原稿の寸法Ｘを取得する工程と、拡大印刷しようとす
る印刷用紙の寸法Ｙを取得する工程と、原稿寸法Ｘと印
刷用紙寸法Ｙの比から拡大率Ｚを計算する工程と、印刷
装置の解像度を適宜な値Ｐに決定する工程と、拡大率Ｚ
と印刷解像度Ｐとを取得してスキャナの読取解像度Ｓ＝
Ｐ×Ｚを計算する工程と、読取解像度をほぼＳ＝Ｐ×Ｚ
に設定したスキャナにより寸法Ｘの原稿の画像を読み取
ってそのデジタル画像データをメモリに一時記憶する工
程と、印刷解像度をほぼＰに設定した印刷装置により寸
法Ｙの印刷用紙に前記メモリに格納されているデジタル
画像データを印刷する工程とを含んだことを特徴とす
る。 - 【請求項２】 請求項１において、前記印刷解像度Ｐは
ほぼ７２ｄｐｉに相当する解像度であることを特徴とす
るデジタルが像処理方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10281448A JP3087845B2 (ja) | 1998-10-02 | 1998-10-02 | 原稿画像をスキャナで読み取って拡大印刷するデジタル画像処理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10281448A JP3087845B2 (ja) | 1998-10-02 | 1998-10-02 | 原稿画像をスキャナで読み取って拡大印刷するデジタル画像処理方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000115481A true JP2000115481A (ja) | 2000-04-21 |
| JP3087845B2 JP3087845B2 (ja) | 2000-09-11 |
Family
ID=17639327
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10281448A Expired - Fee Related JP3087845B2 (ja) | 1998-10-02 | 1998-10-02 | 原稿画像をスキャナで読み取って拡大印刷するデジタル画像処理方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3087845B2 (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008282411A (ja) * | 2001-04-05 | 2008-11-20 | Anoto Ab | 情報を処理する方法 |
| JP2009194490A (ja) * | 2008-02-13 | 2009-08-27 | Seiko Epson Corp | 画像処理装置 |
| US8107092B2 (en) | 2001-04-05 | 2012-01-31 | Anoto Ab | Method and device for preparing a printout of a position-coding pattern |
-
1998
- 1998-10-02 JP JP10281448A patent/JP3087845B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008282411A (ja) * | 2001-04-05 | 2008-11-20 | Anoto Ab | 情報を処理する方法 |
| US8107092B2 (en) | 2001-04-05 | 2012-01-31 | Anoto Ab | Method and device for preparing a printout of a position-coding pattern |
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