JPH07240843A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH07240843A
JPH07240843A JP6052810A JP5281094A JPH07240843A JP H07240843 A JPH07240843 A JP H07240843A JP 6052810 A JP6052810 A JP 6052810A JP 5281094 A JP5281094 A JP 5281094A JP H07240843 A JPH07240843 A JP H07240843A
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JP
Japan
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data
image
pixel
image processing
forming apparatus
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JP6052810A
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English (en)
Inventor
Shinichiro Wada
真一郎 和田
Takahiro Yagishita
高弘 柳下
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH07240843A publication Critical patent/JPH07240843A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 2値画像における白黒の境界線をスムーズに
し,かつ,縦線・横線の幅を均一にし,また,多値画像
においては孤立ドットを排除しドット集中型とすること
により安定した高画質中間調画像を形成し,さらに,ハ
イライト部においても階調データと画像の面積値がリニ
アな正しい階調性を実現させ,画像品質の向上を図る。 【構成】 2値画像データと多値画像データが混在する
入力画像データを処理して画像形成を実行する画像形成
装置において,2値画像データの画像処理を実行する2
値画像処理部204と,注目画素の隣接画素の濃度デー
タを各方向毎に和をとり,その合計値を演算し,該合計
値の最大値を検索し該最大値の方向を注目画素の方向デ
ータとして出力する多値画像処理部205とを具備す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,プリンタ,複写機,フ
ァクシミリ装置等の画像形成装置に関し,より詳細に
は,2値画像データと多値画像データが混在する入力画
像データを処理して階調性や縦・横線の線幅を均一化す
る等の良好な画像形成を実行する画像形成装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】近年,コンピュータの出力装置として,
レーザビームプリンタ等の電子写真方式を用いたプリン
タが広く使用されてきている。これらのプリンタは,高
画質,静粛性等において特に優れており,例えば,デス
ク・トップ・パブリシング(DTP)分野を急速に拡大
している。同時に,ホストコンピュータや上記プリンタ
における画像の制御処理を実行するコントローラの高メ
モリ容量化,ディザ法や濃度パターン法により多値画像
データを2値画像データに変換し,その変換した印字デ
ータを出力する方法が広く用いられてきている。
【0003】一方,近年では解像度と中間調再現性をよ
り高いレベルで両立する技術としてパルス幅制御方式が
提案され,実用化されている。このパルス幅制御方式に
おいて,画像形成装置は画像情報として,多値信号を受
け,そのレベルに応じたパルス幅でレーザ出力装置を駆
動して,1ドットに階調を持たせていた。しかし,電子
写真プロセスの特性上において良好な中間調画像を得る
ためには,数ドットまとめてパルス幅制御処理を実行す
る必要があるが,該処理を実行すると文字や線画等を印
字する場合の解像度も低下させることになる。そこで最
近では,写真等の中間調画像を印字する場合と,文字線
画等のテキスト(2値)画像を印字する場合とで解像度
が異なるプリンタが提案されている。
【0004】また,従来の画像データの解像度と画像形
成装置の解像度が等しい場合は,図18に示すように,
2ドット段差の斜め線(0:白,1:黒),45°の2
ドットライン線があるときには,斜め線に段差のある画
像が出力される。
【0005】また,基本マトリクスサイズが8の場合や
2値で階調を表現する場合は,図19に示すように9階
調しか表現できないが,パルス幅変調方式を用いること
により,例えば,1画素当たりのパルス幅を4つに分割
する場合は,図20に示すように33階調の中間調を表
現することができる。なお,図19および図20におけ
る数値は,階調数がN値のとき1からNの数値までをド
ットで形成すればよいことを示す。図21に階調数が,
3,9,22,29値の場合におけるドット形成の方法
を示す。
【0006】従来の方法では,パルス幅変調によりマト
リクスを形成する場合,そのドットの成長の方法は,な
るべくドットが集中されるように予めそのマトリクスの
位置において設定されていた。すなわち,図20におい
て,階調数が1〜12,21〜32値までは,ドットは
左方向より成長し,13〜20値までは右方向から成長
するようにすればよい。
【0007】また,図20に示すように1画素当たりの
パルス幅を4つに分割する場合,1画素当たりのパルス
幅を均等に4分割する。図22(a)に1画素当たりの
パルス幅を1とした場合,1/4,2/4,4/4,5
/4のレーザビームの光出力波形を示す。図22(b)
はレーザビームの強度分布を示す。また,図22(c)
は画像の形成結果である。実際の画像に形成されるドッ
ト面積は,レーザのパルス幅には比例しない。この現象
は,1ドットパルス以下の微小パルス幅のとき顕著に発
生する。これは,微小パルスほど画像のエッジ部の不安
定な中間濃度部分の比率が大きいためである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら,上記に
示されるような従来の画像形成装置にあっては,図23
に示すような画像パターンの場合は,矢印Aで示される
ドットは,ほぼ孤立ドットとなり,非常に不安定になり
階調通りのドット面積とならないという問題点があっ
た。
【0009】また,2値の線画像において例えば,1ド
ットラインの横線と縦線を描いた場合,その線幅の比率
を一致させることが難しく,図24に示すようにその線
幅の比率は一致しないという問題点があった。
【0010】本発明は,上記に鑑みてなされたものであ
って,2値画像における白黒の境界線をスムーズにし,
かつ,縦線・横線の幅を均一にし,また,多値画像にお
いては孤立ドットを排除しドット集中型とすることによ
り安定した高画質中間調画像を形成し,さらに,ハイラ
イト部においても階調データと画像の面積値がリニアな
正しい階調性を実現させ,画像品質の向上を図ることを
目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに,請求項1に係る画像形成装置にあっては,2値画
像データと多値画像データが混在する入力画像データを
処理して画像形成を実行する画像形成装置において,2
値画像データの画像処理を実行する2値画像処理手段
と,注目画素の隣接画素の濃度データを各方向毎に和を
とり,その合計値を演算し,該合計値の最大値を検索し
該最大値の方向を注目画素の方向データとして出力する
多値画像処理手段とを具備するものである。
【0012】また,請求項2に係る画像形成装置の前記
多値画像処理手段にあっては,注目画素が孤立ドットで
あるか否かを判断し,注目画素が孤立ドットの場合と注
目画素が孤立ドットではない場合とで濃度データの制御
を切り換えるものである。
【0013】また,請求項3に係る画像形成装置の前記
2値画像処理手段にあっては,注目画素とその周囲の画
素に対して,白黒の境界を判別する判別パターンを有
し,前記注目画素が前記判別パターンと合致した場合
に,該合致したパターンに対応した注目画素に対する方
向データと濃度データを出力してスムージング処理を実
行するものである。
【0014】また,請求項4に係る画像形成装置の前記
2値画像処理手段にあっては,画像パターンが縦線であ
るか否かを判別する判別パターンを有し,注目画素が前
記判別パターンと合致した場合に,該合致したパターン
に対応した注目画素に対する方向データと濃度データを
出力してスムージング処理を実行するものである。
【0015】また,請求項5に係る画像形成装置の前記
多値画像処理手段にあっては,注目画素が孤立ドットの
場合と注目画素が孤立ドットではない場合とで濃度デー
タの制御を切り換える制御を有効か無効かが選択された
ときに,前記2値画像処理手段における画像パターンが
縦線であることを判別パターンにより判別し,注目画素
が前記判別パターンに合致した場合に,該合致したパタ
ーンに対応した注目画素に対する方向データと濃度デー
タを出力してスムージング処理を実行するものである。
【0016】
【作用】本発明に係る画像形成装置(請求項1)は,入
力される多値画像データにおいて,注目画素の隣接画素
濃度データに基づいて,注目画素のドットが最もドット
集中型となるような方向データを出力し,ドット集中型
の安定した高画質画像を形成する。
【0017】また,本発明に係る画像形成装置(請求項
2)は,入力される多値画像データにおいて,ハイライ
ト部の微小パルス幅においても階調データと面積がリニ
アな関係を保持する。
【0018】また,本発明に係る画像形成装置(請求項
3)は,入力される2値画像データに対して,注目画素
をスムージング処理した方向データと濃度データを出力
し,文字・線画のスムージングし高画質の画像を形成す
る。
【0019】また,本発明に係る画像形成装置(請求項
4)は,入力される2値画像データに対して,画像が縦
線である場合に,横線と同じ線幅になるように縦線の線
幅を制御する。
【0020】また,本発明に係る画像形成装置(請求項
5)は,上記請求項2と請求項4の処理を有効とするか
無効とするかをユーザの設定により選択可能にし,ユー
ザの選択範囲を拡張させる。
【0021】
【実施例】以下,本発明の一実施例を添付図面を参照し
て説明する。図1は,本発明に係る画像形成装置のシス
テム構成を示すブロック図であり,本システムは,大き
く分けて,レーザ書込方式を用いたプリンタ101と,
該プリンタ101に画像信号等を出力するホストマシン
102で構成されている。さらに,プリンタ101は,
記録紙に画像を形成するエンジン部103と画像処理等
を実行するコントローラ104とから構成されている。
【0022】また,エンジン部103は,例えば,電子
写真プロセス(帯電・露光・現像・転写・クリーニン
グ)に基づいて感光体上に画像を形成する作像部105
と,記録紙の給紙搬送や定着・排紙等を実行する給紙搬
送部106と,作像部105および給紙搬送部106を
構成する各機能部分をコントローラ104の指示に基づ
いて所定の制御プログラムで制御するシーケンス制御部
107とから構成されている。
【0023】さらに,コントローラ104は,ホストマ
シン102とのインターフェイスとなるI/Oバッファ
108と,フォント情報が格納されているフォントRO
M109と,プリンタランゲージプロセッサ110と,
ユーザI/F111と,操作パネル112と,フレーム
メモリ113と,エンジンI/F114とから構成され
ている。
【0024】次に,以上のように構成された画像形成装
置の基本的な動作について説明する。コントローラ10
4は,エンジン部103に対する起動要求とエンジン部
103の状態のチェック,表示,およびプリント処理す
べき画像データの生成および供給を実行する。なお,コ
ントローラ104が扱う画像データは,ラスタスキャン
データである。
【0025】また,コントローラ104は,ホストマシ
ン102から受信した文字コードおよび制御コードをI
/Oバッファ108に蓄え,コントローラ104の処理
能力に応じて入力データ速度を調整する。そして,文字
コードおよび制御コードに基づいて,印刷情報をページ
単位でレイアウト処理を実行する。文字コードに対応す
る文字パターンは,ビットマップフォントの場合,フォ
ントROM109に格納されている内容をそのままの状
態でコピーすればよい。また,アウトラインフォントの
場合は,フォントROM109の内容は,文字フォント
を生成する演算情報のみが格納されており,描画のとき
に演算情報に基づいて,一旦,ビットマップフォントに
変換する。イメージデータは,スクリーン角,線数等の
指定情報に基づいて描画処理し,フレームメモリ113
に書き込む等の描画処理を実行する。
【0026】なお,ポストスクリプトに代表されるPD
L(Page Discription Langua
ge)は,ページを記述する言語であり,フレームメモ
リ113はフルページバッファを基本としている。ラス
タイメージデータをエンジン部103に同期させて,フ
レームメモリ113より出力する。そして,この処理を
ページ単位で繰り返し実行する。
【0027】図2は,本実施例に係る画像処理部の概略
構成を示すブロック図である。図において,201はフ
レームメモリ113にビットマップデータを書き込むポ
ストスクリプトインタープリタ,202はハーフトーン
セルを形成するハーフトーンレンダリング部,203は
ラインメモリおよびシフトレジスタにより構成されるウ
ィンドウ,204は2値画像処理部,205は多値画像
処理部,206はγ補正変換テーブル,207は注目画
素に対するドットの位置と面積に変換するドット形成
部,208はドット形成部207の出力情報に基づいて
LD(レーザダイオード)209を変調するLDドライ
バである。
【0028】次に,以上のように構成された画像処理部
の動作について説明する。なお,本実施例では,PDL
として多値情報を扱っているポストスプリクトを前提と
して説明する。ポストスプリクトインタープリタ201
は,2値画像に対しては,上記図1で説明したような描
画処理により,フレームメモリ113にビットマップデ
ータを書き込む。また,多値画像データに対しては,指
定された線数,角度に基づいてハーフトーンレンダリン
グ部202によりハーフトーンセルを形成し,多値画像
データを上記ハーフトーンセルに展開して,そのビット
マップデータをフレームメモリ113に書き込む。
【0029】その後,フレームメモリ113よりウィン
ドウ203に画像データが入力され,さらに,注目画素
とその周囲の画素が2値画像処理部204および多値画
像処理部205に入力される。ドット形成部207は,
注目画素が2値画像データである場合には,ウィンドウ
203で注目画素の周囲の画素が2値データのみである
ときに,2値画像処理部204から出力される濃度デー
タと方向データに基づいてγ補正変換テーブル206を
参照して,注目画素に対するドットの位置と面積に変換
する。一方,多値データが混在していたときは,注目画
素の濃度データに基づいて注目画素が多値画像データで
ある場合には,多値画像処理部205の方向データと注
目画素のデータに基づき,γ補正変換テーブル206を
参照して,注目画素に対するドットの位置と面積に変換
し,LDドライバ208に出力する。LDドライバ20
8は,上記ドット形成部207による出力情報に基づい
て,LD209を変調する。そして,作像部105はこ
の光学変調により,光学画像を形成する。
【0030】なお,以下の説明では便宜上,300dp
iの画像データに対してエンジン画素密度を600dp
iとし,1ドット当たりのパルス幅変調を16とし,1
画素当たりのデータ数を4ビットとする。
【0031】図3は,フレームメモリの画素構成を示す
説明図である。フレームメモリ113は,1画素当たり
4ビットであるため,0〜15の16値をもつ。下位1
ビットの2値の0と1は,2値画像の白黒を表し,2〜
15は,多値画像の濃度を表す。多値画像データは,1
画素当たり0/13〜13/13の14値の画像濃度が
割り当てられる。
【0032】〔実施例1〕図4は,実施例1に係る画像
データを示す説明図である。この場合,多値画像処理部
205にウィンドウ203より注目画素b2を中心とし
た3×3の画像データが入力される。
【0033】いま,注目画素の方向を図5に示すよう
に,8方向を例にとって考える。ここで各画素は,4ビ
ットの濃度データを有して,2(0/13)〜15(1
3/13)までの1ドット当たりの多値画像濃度を表現
することができる。なお,この実施例におけるa1は, a1={a1−3,a1−2,a1−1,a1−0} ただし,a1−nは,a1のnビット目を表す の4ビットを意味する。
【0034】また,多値画像処理部205は,以下のよ
うな制御を実行し,方向データを出力する。すなわち,
各方向に3個の画素を割当て,その合計値を計算する。
例えば,図6に示す場合には, UL=b1+a1+a2=43 UP=a1+a2+a3=42 UR=a2+a3+b3=37 RI=a3+b3+c3=32 LR=b3+c3+c2=30 LW=c3+c2+c1=32 LL=c2+c1+b2=37 LE=c1+b1+a1=41 となる。
【0035】次に,各合計値の最大値を検索し,最大値
の方向データを出力する。したがって,この場合は,最
大値43のUL(左上の方向データ)が多値画像処理部
205の方向データとして,また,注目画素の濃度デー
タ3〜15の14値から0〜15の濃度データに変換さ
れ出力される。
【0036】また,1ドット当たりのパルス幅変調数が
16で,画像データの300dpiに対して,副走査方
向に倍の600dpiの解像度を有するため,図7に示
すように1ドットの分割数は,16×2=32となる。
したがって,1ドット当たりの面積は,0〜32の33
通り表現することができる。
【0037】次に,ドット形成部207では,入力され
る濃度データと方向データに基づいて,1〜32までの
ドットを形成する場所を演算する。図8に代表的な例に
ついて示す。ここで,濃度データ2,7,14がγ変換
され,面積値がそれぞれ7,14,25に変換される。
【0038】〔実施例2〕本実施例に係る2値画像処理
部204は,白黒の境界線を判別する判別回路(図示せ
ず)を有しており,この判別回路により境界線が検知さ
れたとき,各判別パターンにより,境界線をスムーズに
処理する注目画素に対する濃度データと方向データが予
め決まっており,そのデータが出力される。
【0039】上記処理について図9および図10を用い
て説明すると,図9(a)に示すような2ドット段差の
斜め線である場合,判別回路にある図10(a),
(b)のパターンにより,2ドット段差の斜め線である
と判別される。すなわち,図10(a)のパターンによ
り判別された場合,注目画素に対して濃度データ:4,
方向データ:LWが出力される。また,図10(b)の
パターンにより判別された場合,注目画素に対して濃度
データ:11,方向データ:LWが出力される。なお,
この場合における方向データは前述の図5と同一であ
る。また,濃度データは0から15の16値の範囲で出
力される。
【0040】また,図9(b)に示すように,45°の
斜め線が2ドットラインの場合は,判別回路における図
10(c),(d),(e),(f)に示す判別パター
ンにより,各パターン毎に注目画素の濃度データと方向
データが出力される。さらに,図9(a),(b)の網
点の画素が注目画素としてスムージング処理が実行され
る。このように,判別回路の判別パターンが多く,参照
画素が多いほど,正確なスムージング処理を実行するこ
とができる。この上記処理による出力結果を,図11
(a),(b)に示す。
【0041】また,ここで注目画素が2値画像データで
あり,かつ,周囲画素が2値画像データだけであると判
別された場合は,2値画像処理部204より出力される
濃度データと方向データに基づいてドットが形成され
る。また,注目画素が多値画像データである場合は,多
値画像処理部205より出力される方向データと注目画
素の濃度データに基づいてドットが形成される。さら
に,注目画素が2値データで,周囲画素に多値画像デー
タが混在している場合,注目画素が0(白)であるとき
には,濃度データを0,注目画素が1(黒)であるとき
には,濃度データを15としてドットが形成される。
【0042】〔実施例3〕本実施例では説明の便宜上,
1ドット当たりのパルス幅変調数を8とする。そのとき
の濃度データとレーザのパルス幅の関係を図12
(a),(b)に示す。多値画像処理部205は,注目
画素の周囲の8画素を検索し,周囲8画素の濃度データ
が全部0か否かを判断する。このとき,周囲8画素のデ
ータが全部0であると判断したときには,γ補正データ
として図12(a)を選択する。反対に,周囲8画素の
データが全部0ではないと判断した場合は,γ補正デー
タとして図12(b)を選択する。
【0043】また,入力画像データが図13(a)に示
すような場合,濃度データは図13(b)のように変換
される。このとき,注目画素の周囲に濃度データ15の
画素があるので,γ補正データは図12(a)を選択す
る。この結果,図13(c)に示すような画像が出力さ
れる。このとき,注目画素の方向データは左が出力され
る。また,入力画像データが図14(a)に示すような
場合,濃度データは図14(b)に示すように変換され
る。このとき,注目画素の周囲は濃度が0であるため,
γ補正データは図12(b)を選択する。この結果,図
14(c)に示すような画像が出力され,単独の微小パ
ルスも濃度データに比例した画像が形成される。
【0044】〔実施例4〕2値画像処理部204におい
て,図15に示すような1ドットラインの縦線・横線の
画像が入力した場合,縦線は,図16に示す縦線判別パ
ターンに合致し,図17に示すような画像出力結果が得
られ,縦線と横線幅が均一な1ドットラインを得ること
ができる。また,他のドット幅に対しても同様な制御処
理を実行する。
【0045】なお,実施例2,実施例4に示す実施例に
おける制御は,操作パネル112,ホストマシン102
からユーザが有効とするか無効とするかを選択する手段
を用意しておくことにより実行される。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように,本発明に係る画像
形成装置(請求項1)によれば,入力される多値画像デ
ータにおいて,注目画素の隣接画素濃度データに基づい
て,注目画素のドットが最もドット集中型となるような
方向データを出力するため,ドット集中型の安定した高
画質画像を形成することができる。
【0047】また,本発明に係る画像形成装置(請求項
2)によれば,入力される多値画像データにおいて,ハ
イライト部の微小パルス幅においても階調データと面積
がリニアな関係を保持するため,1ドット多値画像のハ
イラト部においても良好な中間調画像を得ることができ
る。
【0048】また,本発明に係る画像形成装置(請求項
3)によれば,入力される2値画像データに対して,注
目画素をスムージング処理した方向データと濃度データ
を出力し,文字・線画のスムージングして画像を形成す
るため,2値画像における白黒の境界線をスムーズにす
ることができる。
【0049】また,本発明に係る画像形成装置(請求項
4)によれば,入力される2値画像データに対して,画
像が縦線である場合に,横線と同じ線幅になるように縦
線の線幅を制御するため,縦線と横線の幅が均一な画像
を得ることができる。
【0050】また,本発明に係る画像形成装置(請求項
5)によれば,上記請求項2と請求項4の処理を有効と
するか無効とするかをユーザの設定により選択可能にし
たため,ユーザの選択範囲を拡張することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像形成装置のシステム構成を示
すブロック図である。
【図2】本実施例に係る画像処理部の概略構成を示すブ
ロック図である。
【図3】本実施例に係るフレームメモリの画素構成を示
す説明図である。
【図4】実施例1に係る画像データを示す説明図であ
る。
【図5】実施例1に係る注目画素の方向を示す説明図で
ある。
【図6】実施例1に係る方向データの出力例を示す説明
図である。
【図7】実施例1に係る1ドットの分割数を示す説明図
である。
【図8】実施例1に係るドット形成部による演算例を示
す説明図である。
【図9】実施例2に係る画像データ例を示す説明図であ
る。
【図10】実施例2に係る判別パターンを示す説明図で
ある。
【図11】実施例2に係る画像出力例を示す説明図であ
る。
【図12】実施例3に係る濃度データとレーザのパルス
幅の関係を示す説明図である。
【図13】実施例3に係る入力画像データおよび画像出
力例を示す説明図である。
【図14】実施例3に係る入力画像データおよび画像出
力例を示す説明図である。
【図15】実施例4に係る1ドットラインの縦線・横線
の画像入力データ例を示す説明図である。
【図16】実施例4に係る縦線判別パターンを示す説明
図である。
【図17】実施例4に係る画像出力結果を示す説明図で
ある。
【図18】従来例に係る入力画像データ例とその画像出
力例を示す説明図である。
【図19】従来例に係る階調表現マトリクスを示す説明
図である。
【図20】従来例に係るパルス幅分割による中間調表現
例を示す説明図である。
【図21】従来例に係るドット形成方法を示す説明図で
ある。
【図22】従来例に係るレーザの光出力波形例を示す説
明図である。
【図23】従来例に係る画像パターンを示す説明図であ
る。
【図24】従来例に係る縦・横幅の画像出力例を示す説
明図である。
【符号の説明】
101 プリンタ 102 ホストマシン 103 エンジン部 104 コントローラ 204 2値画像処理部 205 多値画像処理部 207 ドット形成部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 1/40 101 D 3,4 104

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2値画像データと多値画像データが混在
    する入力画像データを処理して画像形成を実行する画像
    形成装置において,2値画像データの画像処理を実行す
    る2値画像処理手段と,注目画素の隣接画素の濃度デー
    タを各方向毎に和をとり,その合計値を演算し,該合計
    値の最大値を検索し該最大値の方向を注目画素の方向デ
    ータとして出力する多値画像処理手段とを具備すること
    を特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記多値画像処理手段は,注目画素が孤
    立ドットであるか否かを判断し,注目画素が孤立ドット
    の場合と注目画素が孤立ドットではない場合とで濃度デ
    ータの制御を切り換えることを特徴とする請求項1記載
    の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記2値画像処理手段は,注目画素とそ
    の周囲の画素に対して,白黒の境界を判別する判別パタ
    ーンを有し,前記注目画素が前記判別パターンと合致し
    た場合に,該合致したパターンに対応した注目画素に対
    する方向データと濃度データを出力してスムージング処
    理を実行することを特徴とする請求項1または2記載の
    画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記2値画像処理手段は,画像パターン
    が縦線であるか否かを判別する判別パターンを有し,注
    目画素が前記判別パターンと合致した場合に,該合致し
    たパターンに対応した注目画素に対する方向データと濃
    度データを出力してスムージング処理を実行することを
    特徴とする請求項1,2または3記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記多値画像処理手段は,注目画素が孤
    立ドットの場合と注目画素が孤立ドットではない場合と
    で濃度データの制御を切り換える制御を有効か無効かが
    選択されたときに,前記2値画像処理手段における画像
    パターンが縦線であることを判別パターンにより判別
    し,注目画素が前記判別パターンに合致した場合に,該
    合致したパターンに対応した注目画素に対する方向デー
    タと濃度データを出力してスムージング処理を実行する
    ことを特徴とする請求項1,2,3または4記載の画像
    形成装置。
JP6052810A 1994-02-25 1994-02-25 画像形成装置 Pending JPH07240843A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015098115A (ja) * 2013-11-19 2015-05-28 Necプラットフォームズ株式会社 ドットプリンタおよびフォントパターン編集方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015098115A (ja) * 2013-11-19 2015-05-28 Necプラットフォームズ株式会社 ドットプリンタおよびフォントパターン編集方法

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