JP2000115447A - インターネットファクシミリ通信システムの制御方法 - Google Patents

インターネットファクシミリ通信システムの制御方法

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JP2000115447A
JP2000115447A JP28090698A JP28090698A JP2000115447A JP 2000115447 A JP2000115447 A JP 2000115447A JP 28090698 A JP28090698 A JP 28090698A JP 28090698 A JP28090698 A JP 28090698A JP 2000115447 A JP2000115447 A JP 2000115447A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 通信料金の上昇を低減できるとともに、ユー
ザの意図に沿った画情報通信が可能になるインターネッ
トファクシミリ通信システムの制御方法を提供すること
を目的としている。 【解決手段】 送信側G3FAXから代行受信オンが設
定されている場合、受信側G3FAXがビジーであり、
発呼時にデータ通信エラーが生じた場合、あるいは、受
信側G3FAXの受信能力取得前に通信エラーが発生し
た場合には、リモート側GWでは、受信能力として標準
的な能力を設定した状態で、疑似リアルタイム処理を実
行して画情報を代行受信し、その代行受信した画情報を
受信側G3FAXへ送信するので、送信側G3FAXか
ら送信される画情報は、確実に受信側に画情報を配信す
ることができ、送信側G3FAXの発呼動作が無駄なる
ことはないという効果を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、公衆網を介してフ
ァクシミリ装置と画情報をやりとりする機能と、インタ
ーネットを介して情報をやりとりする機能を備えるリア
ルタイムインターネットゲートウェイ装置を複数設け、
インターネットを介して上記ファクシミリ装置間のファ
クシミリ通信をリアルタイムに実現するインターネット
ファクシミリ通信システムの制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、インターネット上でやりとりする
電子メールを用いて、ファクシミリ画情報を通信する通
信システム(以下、「メール型インターネットファクシ
ミリ通信システム」という。)が実用されるようになっ
てきている。このような通信システムについては、IE
TF(Internet Engineering T
ask Force)というインターネットに関する技
術内容をまとめている組織から発行されているRFC
(Request For Comments)230
1〜2306により、その技術内容が規定されている。
【0003】しかしながら、このメール型インターネッ
トファクシミリ通信システムでは、送信側ファクシミリ
装置と最終宛先ファクシミリ装置が直接通信するわけで
はないので、ファクシミリ装置相互間における通信能力
の確認が即時的に行えず、そのために、ファクシミリ装
置の種々の機能(解像度、画像処理能力など)を利用し
た画情報通信を行えないという事態を生じる。また、通
信結果の通知も即時的に行えないので、送信側ユーザに
通信結果が通知されるまで時間がかかり、再送信などの
必要性が生じた場合の対処が遅れるという事態も生じ
る。
【0004】そこで、インターネットを利用したファク
シミリ通信システムとして、公衆網を介してファクシミ
リ装置と画情報をやりとりする機能と、インターネット
を介して情報をやりとりする機能を備えるリアルタイム
インターネットゲートウェイ装置を複数設け、このリア
ルタイムインターネットゲートウェイ装置を2つ用い、
インターネットを介してファクシミリ装置間のファクシ
ミリ通信をリアルタイムに実現するリアルタイム型イン
ターネットファクシミリ通信システムが提案されつつあ
る。
【0005】このようなリアルタイム型インターネット
ファクシミリ通信システムでは、送信側ファクシミリ装
置は受付側リアルタイムインターネットゲートウェイ装
置へ発呼して、宛先電話番号を通知し、受付側リアルタ
イムインターネットゲートウェイ装置では、リモート側
リアルタイムインターネットゲートウェイ装置に対し、
送信側ファクシミリ装置より通知された宛先電話番号を
通知して、接続要求する。
【0006】リモート側リアルタイムインターネットゲ
ートウェイ装置は、通知された宛先電話番号へ発呼し、
回線が確立すると、受信側ファクシミリ装置との間で所
定のグループ3ファクシミリ伝送手順を開始するととも
に、所定のリアルタイム伝送手順を開始する。
【0007】それにより、受付側リアルタイムインター
ネットゲートウェイ装置は、送信側グループ3ファクシ
ミリ装置との間でグループ3ファクシミリ伝送手順を開
始するとともに、リモート側リアルタイムインターネッ
トゲートウェイ装置との間で所定のリアルタイム伝送手
順を実行する。
【0008】その結果、送信側ファクシミリ装置は、受
付側リアルタイムインターネットゲートウェイ装置、イ
ンターネット、および、リモート側リアルタイムインタ
ーネットゲートウェイ装置を介し、受信側ファクシミリ
装置との間でリアルタイムなファクシミリ通信が可能と
なり、リアルタイムに画情報を送信できる。
【0009】したがって、このリアルタイム型インター
ネットファクシミリ通信システムでは、ファクシミリ装
置相互間における通信能力の確認がリアルタイムに行え
るので、送信側ファクシミリ装置は、受信側ファクシミ
リ装置の通信能力に応じた画情報を送信できるととも
に、通信結果を即時に得るので、再送動作などを迅速に
行うことができる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなリアルタイム型インターネットファクシミリ通信シ
ステムには、次のような不都合がある。
【0011】すなわち、このリアルタイム型インターネ
ットファクシミリ通信システムでは、公衆電話網の回線
を、送信側ファクシミリ装置と受付側リアルタイムイン
ターネットゲートウェイ装置との間、および、リモート
側リアルタイムインターネットゲートウェイ装置と受信
側ファクシミリ装置との間に確立する必要がある。
【0012】したがって、送信側ファクシミリ装置が、
サービスを受けるために、受付側リアルタイムインター
ネットゲートウェイ装置へ発呼し、それにより、送信側
ファクシミリ装置と受信側リアルタイムインターネット
ゲートウェイ装置との間で回線が確立したとしても、例
えば、受信側ファクシミリ装置の回線がビジーであり、
リモート側リアルタイムインターネットゲートウェイ装
置と受信側ファクシミリ装置の間に回線が確立できない
場合には、送信側ファクシミリ装置と受信側ファクシミ
リ装置との間のファクシミリ通信が行えず、この場合、
送信側ファクシミリ装置は、再発呼する必要がある。
【0013】このとき、送信側ファクシミリ装置と受付
側リアルタイムインターネットゲートウェイ装置との間
には、回線が確立するので、送信側ファクシミリ装置に
は、課金が発生し、このような再発呼が頻発すると、通
信料金がかさむという不具合を生じる。
【0014】もともと、リアルタイム型インターネット
ファクシミリ通信システムは、通信料金を低減できると
いう効果も備えているが、このような再発呼が頻発する
と、この通信料金の低減効果が減殺されるという不具合
を生じる。
【0015】本発明は、かかる実情に鑑みてなされたも
のであり、通信料金の上昇を低減できるとともに、ユー
ザの意図に沿った画情報通信が可能になるインターネッ
トファクシミリ通信システムの制御方法を提供すること
を目的としている。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明は、公衆網を介し
てファクシミリ装置と画情報をやりとりする機能と、イ
ンターネットを介して情報をやりとりする機能を備える
リアルタイムインターネットゲートウェイ装置を複数設
け、インターネットを介して上記ファクシミリ装置間の
ファクシミリ通信をリアルタイムに実現するインターネ
ットファクシミリ通信システムの制御方法において、上
記第1のリアルタイムインターネットゲートウェイ装置
は、上記第1のファクシミリ装置より公衆網を介して画
情報通信の要求を受け付けると、その第1のファクシミ
リ装置から宛先となる第2のファクシミリ装置の宛先番
号を受信して、上記第2のリアルタイムインターネット
ゲートウェイ装置に対し、その宛先番号を指定して接続
要求し、上記第2のリアルタイムインターネットゲート
ウェイ装置は、上記第1のリアルタイムインターネット
ゲートウェイ装置より接続要求を受けると、通知された
宛先番号へ発呼し、その宛先番号の上記第2のファクシ
ミリ装置との間に回線が確立すると、上記第1のリアル
タイムインターネットゲートウェイ装置との間で、所定
のリアルタイム手順を開始し、それ以降は、上記第1の
ファクシミリ装置と上記第2のファクシミリ装置との間
のファクシミリ通信が、上記第1のリアルタイムインタ
ーネットゲートウェイ装置、インターネット、および、
上記第2のリアルタイムインターネットゲートウェイ装
置を介して行われる一方、上記第2のリアルタイムイン
ターネットゲートウェイ装置と上記第2のファクシミリ
装置との間に通信エラーを生じた場合には、上記第2の
リアルタイムインターネットゲートウェイ装置は、上記
第1のファクシミリ装置との間で所定のファクシミリ伝
送手順を実行して上記第2のファクシミリ装置へ送信す
る画情報を蓄積し、上記第2のファクシミリ装置へ再発
呼して、蓄積した画情報を送信するようにしたものであ
る。また、前記第2のリアルタイムインターネットゲー
トウェイ装置と前記第2のファクシミリ装置との間の通
信エラーが、上記第2のファクシミリ装置の受信能力の
確認後に発生した場合には、上記第2のリアルタイムイ
ンターネットゲートウェイ装置は、上記第2のファクシ
ミリ装置の受信能力を適用して画情報受信を行う。ま
た、前記第2のリアルタイムインターネットゲートウェ
イ装置と前記第2のファクシミリ装置との間の通信エラ
ーが、上記第2のファクシミリ装置の受信能力の確認前
に発生した場合には、上記第2のリアルタイムインター
ネットゲートウェイ装置は、標準的な受信能力を適用し
て所定のファクシミリ伝送手順を実行し、画情報を受信
する。また、前記第2のリアルタイムインターネットゲ
ートウェイ装置と前記第2のファクシミリ装置との間の
通信エラーが、上記第2のファクシミリ装置の受信能力
の確認前に発生した場合には、上記第2のリアルタイム
インターネットゲートウェイ装置は、前記第1のファク
シミリ装置および前記第1のリアルタイムインターネッ
トゲートウェイ装置との間で実行中の通信動作をエラー
終了させる。
【0017】また、公衆網を介してファクシミリ装置と
画情報をやりとりする機能と、インターネットを介して
情報をやりとりする機能を備えるリアルタイムインター
ネットゲートウェイ装置を複数設け、インターネットを
介して上記ファクシミリ装置間のファクシミリ通信をリ
アルタイムに実現するインターネットファクシミリ通信
システムの制御方法において、上記第1のリアルタイム
インターネットゲートウェイ装置は、上記第1のファク
シミリ装置より公衆網を介して画情報通信の要求および
代行受信オン/オフ設定情報を受け付けると、その第1
のファクシミリ装置から宛先となる第2のファクシミリ
装置の宛先番号を受信して、上記第2のリアルタイムイ
ンターネットゲートウェイ装置に対し、その宛先番号を
指定して接続要求し、上記第2のリアルタイムインター
ネットゲートウェイ装置は、上記第1のリアルタイムイ
ンターネットゲートウェイ装置より接続要求および代行
受信オン/オフ設定情報を受けると、通知された宛先番
号へ発呼し、その宛先番号の上記第2のファクシミリ装
置との間に回線が確立すると、上記第1のリアルタイム
インターネットゲートウェイ装置との間で、所定のリア
ルタイム手順を開始し、それ以降は、上記第1のファク
シミリ装置と上記第2のファクシミリ装置との間のファ
クシミリ通信が、上記第1のリアルタイムインターネッ
トゲートウェイ装置、インターネット、および、上記第
2のリアルタイムインターネットゲートウェイ装置を介
して行われる一方、上記第2のリアルタイムインターネ
ットゲートウェイ装置と上記第2のファクシミリ装置と
の間に通信エラーを生じた場合、上記第2のリアルタイ
ムインターネットゲートウェイ装置は、受信した代行受
信オン/オフ設定情報により代行受信オンが指定されて
いる場合には、上記第1のファクシミリ装置との間で所
定のファクシミリ伝送手順を実行して上記第2のファク
シミリ装置へ送信する画情報を蓄積し、上記第2のファ
クシミリ装置へ再発呼して、蓄積した画情報を送信する
とともに、上記代行受信オン/オフ設定情報により代行
受信オフが指定されている場合には、上記通信エラーが
発生した時点で、前記第1のファクシミリ装置および前
記第1のリアルタイムインターネットゲートウェイ装置
との間で実行中の通信動作をエラー終了させるようにし
たものである。
【0018】また、公衆網を介してファクシミリ装置と
画情報をやりとりする機能と、インターネットを介して
情報をやりとりする機能を備えるリアルタイムインター
ネットゲートウェイ装置を複数設け、インターネットを
介して上記ファクシミリ装置間のファクシミリ通信をリ
アルタイムに実現するインターネットファクシミリ通信
システムの制御方法において、上記第1のリアルタイム
インターネットゲートウェイ装置は、上記第1のファク
シミリ装置より公衆網を介して画情報通信の要求を受け
付けると、その第1のファクシミリ装置から宛先となる
第2のファクシミリ装置の宛先番号を受信して、上記第
2のリアルタイムインターネットゲートウェイ装置に対
し、その宛先番号を指定して接続要求し、上記第2のリ
アルタイムインターネットゲートウェイ装置は、上記第
1のリアルタイムインターネットゲートウェイ装置より
接続要求を受けると、通知された宛先番号へ発呼し、そ
の宛先番号の上記第2のファクシミリ装置との間に回線
が確立すると、上記第1のリアルタイムインターネット
ゲートウェイ装置との間で、所定のリアルタイム手順を
開始し、それ以降は、上記第1のファクシミリ装置と上
記第2のファクシミリ装置との間のファクシミリ通信
が、上記第1のリアルタイムインターネットゲートウェ
イ装置、インターネット、および、上記第2のリアルタ
イムインターネットゲートウェイ装置を介して行われる
一方、上記第2のリアルタイムインターネットゲートウ
ェイ装置と上記第2のファクシミリ装置との間に通信エ
ラーを生じた場合には、上記第2のリアルタイムインタ
ーネットゲートウェイ装置は、前記第1のファクシミリ
装置および前記第1のリアルタイムインターネットゲー
トウェイ装置との間で実行中の通信動作をエラー終了さ
せるようにしたものである。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しながら、
本発明の実施の形態を詳細に説明する。
【0020】図1は、本発明の一実施例にかかるリアル
タイム型インターネットファクシミリ通信システムの一
例を示している。
【0021】このリアルタイム型インターネットファク
シミリ通信システムは、公衆電話網PSTNに接続され
たグループ3ファクシミリ装置FG1,FG2、公衆電
話網PSTNに接続されてグループ3ファクシミリ装置
FG1,FG2との間でファクシミリ通信を行う機能
と、インターネットINETに接続されてインターネッ
トINETを介して所定のリアルタイム伝送手順を行う
機能を備えたリアルタイムインターネットゲートウェイ
装置GW1,GW2から構成される。
【0022】ここで、グループ3ファクシミリ装置FG
1とリアルタイムインターネットゲートウェイ装置GW
1が同一地域内に設置されるとともに、グループ3ファ
クシミリ装置FG2とリアルタイムインターネットゲー
トウェイ装置GW2が同一地域内に設置され、それらの
設置地域は、相互に遠隔地域である。
【0023】したがって、この場合、グループ3ファク
シミリ装置FG1については、リアルタイムインターネ
ットゲートウェイ装置GW1が通信サービスを提供し、
また、グループ3ファクシミリ装置FG2については、
リアルタイムインターネットゲートウェイ装置GW2が
通信サービスを提供する。
【0024】図2は、リアルタイムインターネットゲー
トウェイ装置GW(GW1,GW2)の構成例を示して
いる。
【0025】同図において、システム制御部1は、この
リアルタイムインターネットゲートウェイ装置の各部の
制御処理、ファクシミリ伝送制御手順処理、および、リ
アルタイム伝送制御手順処理などの各種制御処理を行う
ものであり、システムメモリ2は、システム制御部1が
実行する制御処理プログラム、および、処理プログラム
を実行するときに必要な各種データなどを記憶するとと
もに、システム制御部1のワークエリアを構成するもの
であり、パラメータメモリ3は、このリアルタイムイン
ターネットゲートウェイ装置に固有な各種の情報を記憶
するためのものであり、時計回路4は、現在時刻情報を
出力するものである。
【0026】符号化復号化部5は、画信号を符号化圧縮
するとともに、符号化圧縮されている画情報を元の画信
号に復号化するためのものであり、この場合には、画情
報受信時のエラー検出を主目的として用いられる。ま
た、画像蓄積装置6は、符号化圧縮された状態の画情報
を多数記憶するためのものである。
【0027】グループ3ファクシミリモデム8は、グル
ープ3ファクシミリのモデム機能を実現するためのもの
であり、伝送手順信号をやりとりするための低速モデム
機能(V.21モデム)、および、おもに画情報をやり
とりするための高速モデム機能(V.17モデム、V.
34モデム、V.29モデム、V.27terモデムな
ど)を備えている。
【0028】網制御装置7は、このリアルタイムインタ
ーネットゲートウェイ装置を公衆電話網PSTNに接続
するためのものであり、自動発着信機能を備えている。
【0029】インターネット通信制御部9は、このリア
ルタイムインターネットゲートウェイ装置をインターネ
ットINETへ接続し、インターネットINETを介し
て種々のデータをやりとりするためのものであり、TC
P/IPパケット解析部10は、インターネット通信制
御部9が受信したTCP/IPパケットを解析して受信
情報を取り出すためのものであり、グループ3プロトコ
ル情報生成部11は、リアルタイム伝送手順において、
TCP/IPパケット解析部10から出力される受信情
報を対応するグループ3伝送手順信号情報に変換するも
のであり、その出力信号は、インターネット通信制御部
9へ出力されている。
【0030】グループ3プロトコル情報取出部12は、
リアルタイム伝送手順において、送信するグループ3フ
ァクシミリ伝送手順情報を取り出すためのものであり、
TCP/IPパケット変換部13は、グループ3プロト
コル情報取出部12から出力されるグループ3ファクシ
ミリ伝送手順情報をTCP/IPパケットデータへ変換
するためのものである。
【0031】また、代行受信機能部14は、グループ3
プロトコル情報生成部11から出力されるデータのう
ち、代行受信のために、このリアルタイムインターネッ
トゲートウェイ装置から公衆電話網PSTNのグループ
3ファクシミリ装置へ送信する画情報を抽出して保存す
るためのものであり、その動作は、システム制御部1か
ら制御される。
【0032】これらの、システム制御部1、システムメ
モリ2、パラメータメモリ3、時計回路4、操作表示部
5、符号化復号化部6、画像蓄積装置7、グループ3フ
ァクシミリモデム8、網制御装置9、グループ3プロト
コル情報生成部11、および、グループ3プロトコル情
報取出部12は、内部バス15に接続されており、これ
らの各要素間でのデータのやりとりは、主としてこの内
部バス15を介して行われている。
【0033】また、網制御装置11とグループ3ファク
シミリモデム10との間のデータのやりとりは、直接行
なわれている。
【0034】さて、このリアルタイム型インターネット
ファクシミリ通信システムにおいて、例えば、グループ
3ファクシミリ装置FG1からグループ3ファクシミリ
装置FG2へ画情報を送信する場合(以下、図1を参照
のこと。)、まず、グループ3ファクシミリ装置FG1
は、リアルタイムインターネットゲートウェイ装置GW
1へ発呼する(S1)。
【0035】これにより、リアルタイムインターネット
ゲートウェイ装置GW1は、着信応答し、所定のトーン
信号をグループ3ファクシミリ装置FG1へ応答する
(S2)。
【0036】グループ3ファクシミリ装置FG1は、リ
アルタイムインターネットゲートウェイ装置GW1から
のトーン信号を検出すると、ユーザに対し、登録されて
いるユーザ番号と宛先ファクシミリ装置(この場合は、
グループ3ファクシミリ装置FG2)の電話番号と通信
エラー時の代行受信を要求するか否かの指定を入力要求
し、それにより、ユーザは、自分のユーザ番号、宛先フ
ァクシミリ装置の電話番号、および、代行受信の要求
(または要求しない)を操作入力する。
【0037】次に、グループ3ファクシミリ装置FG1
は、プッシュボタン信号PBにより、ユーザから操作入
力されたユーザ番号、宛先電話番号、および、代行受信
を要求するか否かをあらわす代行受信オン/オフ設定情
報をリアルタイムインターネットゲートウェイ装置GW
1に送信する(S3)。このときのプッシュボタン信号
PBで送信する情報の形式は、例えば、「(ユーザ番
号)#(宛先電話番号)#(代行受信オン/オフ設定情
報)」のようなものが採用される。
【0038】リアルタイムインターネットゲートウェイ
装置GW1は、グループ3ファクシミリ装置FG1より
プッシュボタン信号PBでユーザ番号、宛先電話番号、
および、代行受信オン/オフ設定情報を受信すると、リ
アルタイムインターネットゲートウェイ装置GW2に対
し、接続要求するとともに、宛先電話番号および代行受
信オン/オフ設定情報を通知する(S4)。
【0039】リアルタイムインターネットゲートウェイ
装置GW1より接続要求を受けたリアルタイムインター
ネットゲートウェイ装置GW2は、そのときに通知され
た宛先電話番号へ発呼する(S5)。
【0040】その発呼先のグループ3ファクシミリ装置
FG2は、着信検出すると、着信応答し(S6)、それ
により、リアルタイムインターネットゲートウェイ装置
GW2は、リアルタイムインターネットゲートウェイ装
置GW1に対して、所定のリアルタイム伝送手順を開始
する。
【0041】このようにして、公衆電話網PSTNを介
してグループ3ファクシミリ装置FG1とリアルタイム
インターネットゲートウェイ装置GW1との間に通信パ
スが形成され、インターネットINETを介してリアル
タイムインターネットゲートウェイ装置GW1とリアル
タイムインターネットゲートウェイ装置GW2の間に通
信パスが形成され、公衆電話網PSTNを介してリアル
タイムインターネットゲートウェイ装置GW1とグルー
プ3ファクシミリ装置FG1との間に通信パスが形成さ
れることで、グループ3ファクシミリ装置FG1とグル
ープ3ファクシミリ装置FG2の間にリアルタイム的な
通信パスが形成される。
【0042】これ以降は、図3に示すような伝送手順に
より、グループ3ファクシミリ装置FG1とグループ3
ファクシミリ装置FG2の間で画情報送信動作が行われ
る。なお、図3における送信側グループ3ファクシミリ
(G3FAX)、受付側ゲートウェイ(GW)、リモー
ト側ゲートウェイ、および、受信側グループ3ファクシ
ミリは、それぞれ、図1のグループ3ファクシミリ装置
FG1、リアルタイムインターネットゲートウェイ装置
GW1、リアルタイムインターネットゲートウェイ装置
GW2、および、グループ3ファクシミリ装置FG2に
それぞれ相当する。また、受付側GWとリモート側GW
との間でやりとりされる信号が、リアルタイム伝送手順
にかかる信号である。
【0043】まず、リモート側GWから発呼された受信
側G3FAXは、着信応答して、所定のトーン信号CE
D(被呼局識別信号)を送出し、リモート側GWは、こ
のトーン信号CEDを検出すると、信号CEDを検出し
た旨をあらわす信号(T30IND:CED)を受付側
GWへ送信し、それにより、受付側GWは、トーン信号
CEDを送信側G3FAXへ送出する。
【0044】次いで、受信側G3FAXは、フラグ(F
lags)信号に続き、グループ3ファクシミリ伝送手
順信号であり、自端末の識別信号を通知するための信号
CSI、および、自端末の伝送機能を通知するための信
号DISを順次送出する。リモート側GWは、フラグ信
号を検出すると、信号(T30 IND:Flags)
を受付側GWへ送信するとともに、信号CSI,DIS
を順次検出すると、信号CSIそのものをあらわす信号
(V.21:HDLC:CSI)、信号CSIのFCS
(フレームチェックシーケンス)をあらわす信号(V.
21:HDLC:CSI/FCS)、信号DISそのも
のをあらわす信号(V.21:HDLC:DIS)、お
よび、信号DISのFCSをあらわす信号(V.21:
HDLC:DIS/FCS)を、それぞれ受付側GWへ
送信する。
【0045】それにより、受付側GWは、フラグ信号を
受信した時点で送信側G3FAXへフラグ信号の送出を
開始し、信号(V.21:HDLC:CSI),(V.
21:HDLC:DIS)を受信すると、それぞれ対応
する信号CSI,DISを送信側G3FAXへと送信す
る。
【0046】それにより、送信側G3FAXは、受信側
G3FAXの識別信号および伝送機能を知るので、その
通知された伝送機能に基づき、そのときに使用する伝送
機能およびモデム速度などを設定する。次いで、送信側
G3FAXは、フラグ信号に続き、グループ3ファクシ
ミリ伝送手順信号であり、自端末の識別信号を通知する
ための信号TSI、および、使用する伝送機能を通知す
るための信号DCSを順次送出し、さらに、通知したモ
デム速度でモデムトレーニングを行うための信号TCF
を送出する。
【0047】それにより、受付側GWは、フラグ信号を
検出すると、信号(T30 IND:Flags)をリ
モート側GWへ送信するとともに、信号TSI,DC
S,TCFを順次検出すると、信号TSIそのものをあ
らわす信号(V.21:HDLC:TSI)、信号TS
IのFCSをあらわす信号(V.21:HDLC:TS
I/FCS)、信号DCSそのもの信号(V.21:H
DLC:DCS)、信号DCSのFCSをあらわす信号
(V.21:HDLC:DCS/FCS)、信号TCF
そのものをあらわす信号(V.21:HDLC:TC
F)、および、信号TCFをあらわす信号(V.21:
HDLC:TCF/FCS)を、それぞれリモート側G
Wへ送信する。
【0048】それにより、リモート側GWは、フラグ信
号を受信した時点で受信側G3FAXへのフラグ信号の
送出を開始し、信号(V.21:HDLC:TSI),
(V.21:HDLC:DCS),(V.21:HDL
C:TCF)を受信すると、それぞれ対応する信号TS
I,DCS,TCFを受信側G3FAXへと送信する。
【0049】受信側G3FAXは、信号TSIを受信す
ると、相手端末(送信側G3FAX)の識別情報を取得
し、信号DCSを受信すると使用する伝送機能を取得
し、それによって、モデム速度を設定し、信号TCFを
受信する。
【0050】そして、受信側G3FAXは、信号TCF
の受信結果が良好な場合には、フラグ信号に続き、グル
ープ3ファクシミリ伝送手順信号であり、受信準備が完
了した旨を通知するための信号CFR送出する。リモー
ト側GWは、フラグ信号を検出すると、信号(T30I
ND:Flags)を受付側GWへ送信するとともに、
信号CFRを検出すると、信号CFRそのものをあらわ
す信号(V.21:HDLC:CFR)、および、信号
CFRのFCSをあらわす信号(V.21:HDLC:
CFR/FCS)を、それぞれ送信側GWへ送信する。
【0051】それにより、送信側GWは、フラグ信号を
受信した時点で送信側G3FAXへフラグ信号の送出を
開始し、信号(V.21:HDLC:CFR)を受信す
ると、対応する信号CFRを送信側G3FAXへと送信
する。
【0052】このようにして、画情報の送信準備が整う
と、送信側G3FAXは、モデムのリトレーニングのた
めのトレーニング(Training)信号を送出した
後に、画情報(Image Data)を送出し、画情
報の送出を終了すると、フラグ信号に続いて、画情報送
信が終了した旨を通知する信号EOPを送出する。
【0053】また、受付側GWは、送信側G3FAXよ
りトレーニング信号を検出すると、信号(T30 IN
D:Speed)をリモート側GWへ送信し、続いて、
送信側G3FAXより受信した画情報を複数に分割し、
それぞれの分割された画情報をパケット((V.17:
non ECM:Image Data)〜(V.1
7:non ECM:Image Data))によ
り、リモート側GWへ送信する。そして、送信側G3F
AXよりフラグ信号を検出すると、信号(T30IN
D:Flags)をリモート側GWへ送信するととも
に、信号EOPを検出すると、信号EOPそのものをあ
らわす信号(V.21:HDLC:EOP)、信号EO
PのFCSをあらわす信号(V.21:HDLC:EO
P/FCS)を、リモート側GWへ送信する。
【0054】そして、リモート側GWは、信号(T30
IND:Speed)を受信すると、対応するトレー
ニング信号を受信側G3FAXへ送信し、画情報を運ぶ
パケットを受信すると、それに含まれている分割画情報
を順次取り出し、連結した画情報を作成し、その画情報
を、受信側G3FAXへ送信する。また、画報の送信を
終了した後に、受信側G3FAXへのフラグ信号の送出
を開始し、このときには、信号(V.21:HDLC:
EOP)を受信するので、対応する信号EOPを受信側
G3FAXへと送信する。
【0055】受信側G3FAXは、リモート側GWより
受信したトレーニング信号でモデムのリトレーニングを
行った後、画情報を受信し、次いで、フラグ信号に続い
て信号EOPを受信すると、画情報の受信が終了したこ
とを認識する。
【0056】そして、受信側G3FAXは、そのときの
画情報の受信結果が良好な場合には、フラグ信号に続い
て、その旨を通知する信号MCFをリモート側GWに送
信する。
【0057】リモート側GWは、フラグ信号を検出する
と、信号(T30 IND:Flags)を受付側GW
へ送信するとともに、信号MCFを検出すると、信号M
CFそのものをあらわす信号(V.21:HDLC:M
CF)、信号MCFのFCSをあらわす信号(V.2
1:HDLC:CSI/FCS)を、それぞれ受付側G
Wへ送信する。
【0058】それにより、受付側GWは、フラグ信号を
受信した時点で送信側G3FAXへフラグ信号の送出を
開始し、信号(V.21:HDLC:MCF)を受信す
ると、対応する信号MCFを送信側G3FAXへと送信
する。
【0059】それにより、送信側G3FAXは、受信側
G3FAXで画情報を正常に受信されたことを認識す
る。この後は、送信側G3FAXは、フラグ信号に続
き、回線復旧を指令するための信号DCNを受付側GW
へ送出した後に、回線を復旧する。
【0060】それにより、上述と同様の手順により、信
号(T30 IND:Flags)、信号(V.21:
HDLC:DCN),(V.21:HDLC:DCN/
FCS)が受付側GWからリモート側GWへと送信され
る。そして、受付側GWからは、フラグ信号および信号
DCNが受信側G3FAXへと順次送信され、受信側G
3FAXは、信号DCNを受信すると、回線を復旧す
る。
【0061】これにより、送信側G3FAXと受付側G
Wとの間の回線、および、受信側G3FAXとリモート
側GWとの間の回線が復旧され、送信側G3FAXと受
信側G3FAXの間に形成されていたリアルタイム的な
通信パスが切断される。
【0062】このようにして、送信側G3FAXと受信
側G3FAXとの間のファクシミリ伝送手順が、受付側
GWおよびリモート側GWのリアルタイム伝送手順によ
り、リアルタイム的に実行されて、送信側G3FAXか
ら受信側G3FAXへの画情報の送信がなされる。
【0063】ここで、図3における信号(T30 IN
D:「信号名」)は、ITU−T勧告T.30に従った
トーナル信号の検出を通知するための信号(データ)で
あり、信号(V.21:HDLC:「信号名」)は、I
TU−T勧告T.30に従ったバイナリ信号を運ぶため
の信号である。また、「V.21」は、ITU−T勧告
V.21モデムにより運ばれる信号であることをあらわ
し、「HDLC」は、HDLCフレーム化されている信
号であることをあらわす。
【0064】そして、このような信号をやりとりするこ
とで、受付側GWとリモート側GWとの間で、リアルタ
イム伝送手順が実現される。
【0065】ところで、リモート側GWと受信側G3F
AXとの間でのデータ通信がエラーした場合、本実施例
では、次のような処置をとる。
【0066】まず、送信側G3FAXから代行受信オフ
が設定されている場合には、リモート側GWと受信側G
3FAXとの間でデータ通信エラーが発生した場合に
は、即、その時点で通信を打ち切る。
【0067】この場合には、データ通信エラーは、即、
送信側G3FAXで検出できることとなり、送信側G3
FAXで、再送信などの処置を適切に行うことができ
る。
【0068】したがって、この場合、送信側G3FAX
は、ユーザが希望しないような態様(解像度、符号化方
式など)での画情報通信が実行されることがなく、ユー
ザの希望に添った送信動作を実現することができる。
【0069】一方、送信側G3FAXから代行受信オン
が設定されている場合、受信側G3FAXがビジーであ
り、発呼時にデータ通信エラーが生じた場合には、リモ
ート側GWでは、図3における伝送手順中、受信側G3
FAXとの間で送受信される信号を擬似的に処理すると
ともに、そのグループ3ファクシミリ伝送前手順では、
受信側G3FAXの能力として標準的な能力(例えば、
用紙サイズが「A4」、解像度が「標準」、符号化方式
が「HM」など。)を適用して、送信側G3FAXとの
間で伝送機能の交渉などを行う。
【0070】そして、受付側GWの処理を代行して実行
する所定の疑似リアルタイム型処理(疑似リアルタイム
伝送手順)を実行して、送信側G3FAXから送信され
る画情報を保存し、そのときの画情報通信動作を終了す
る。
【0071】また、この画情報通信動作を終了すると、
リモート側GWは、そのときに代行受信動作を行った旨
を、インターネットINETを介して受付側GWへ通知
する。それにより、受付側GWでは、代行受信動作によ
り画情報が送信される旨を通知するためのレポートを作
成し、公衆電話網PSTNを用いて送信側G3FAXへ
発呼し、そのレポート画像を送信する。
【0072】一方で、リモート側GWは、適宜な間隔で
受信側G3FAXへ発呼し、受信側G3FAXが着信応
答すると、所定のグループ3ファクシミリ伝送手順を実
行して、保存している画情報を受信側G3FAXへ送信
する。
【0073】したがって、この場合、送信側G3FAX
から送信される画情報は、標準的な受信能力に対応した
態様のものとなるが、確実に受信側に画情報を配信する
ことができ、送信側G3FAXの発呼動作が無駄なるこ
とはない。また、この場合、受付側GWからは、代行受
信により配信される旨のレポートが送信されてくるの
で、送信側G3FAXのユーザは、自分が指定した送信
動作の結果を適切に知ることができる。
【0074】また、受信側G3FAXの受信能力の応答
がある前、すなわち、受信側G3FAXの受信能力を確
認する前の段階で、データ通信エラーが発生したときに
は、その通信エラー発生時点において、リモート側GW
は、受信側G3FAXとの通信を打ち切るとともに、受
付側GWに対して上述した疑似リアルタイム型処理を開
始し、受信側G3FAXの能力として標準的な能力を適
用して、伝送前手順を実行し、続いて、それ以降の画情
報伝送手順を実行して、送信側G3FAXからの画情報
を受信して保存する。
【0075】また、この画情報通信動作を終了すると、
リモート側GWは、そのときに代行受信動作を行った旨
を、インターネットINETを介して受付側GWへ通知
する。それにより、受付側GWでは、代行受信動作によ
り画情報が送信される旨を通知するためのレポートを作
成し、公衆電話網PSTNを用いて送信側G3FAXへ
発呼し、そのレポート画像を送信する。
【0076】一方で、リモート側GWは、適宜な間隔で
受信側G3FAXへ発呼し、受信側G3FAXが着信応
答すると、所定のグループ3ファクシミリ伝送手順を実
行して、保存している画情報を受信側G3FAXへ送信
する。
【0077】また、受信側G3FAXの受信能力の応答
があった後、すなわち、受信側G3FAXの受信能力を
確認した後の段階で、データ通信エラーが発生したとき
には、その通信エラー発生時点において、リモート側G
Wは、受信側G3FAXとの通信を打ち切るとともに、
受付側GWに対して上述した疑似リアルタイム型処理を
開始し、受信側G3FAXの能力としてそのときに確認
できた能力値を適用して、伝送前手順を実行し、続い
て、それ以降の画情報伝送手順を実行して、送信側G3
FAXからの画情報を受信して保存する。
【0078】また、この画情報通信動作を終了すると、
リモート側GWは、そのときに代行受信動作を行った旨
を、インターネットINETを介して受付側GWへ通知
する。それにより、受付側GWでは、代行受信動作によ
り画情報が送信される旨を通知するためのレポートを作
成し、公衆電話網PSTNを用いて送信側G3FAXへ
発呼し、そのレポート画像を送信する。
【0079】一方で、リモート側GWは、適宜な間隔で
受信側G3FAXへ発呼し、受信側G3FAXが着信応
答すると、所定のグループ3ファクシミリ伝送手順を実
行して、保存している画情報を受信側G3FAXへ送信
する。
【0080】したがって、この場合、送信側G3FAX
から送信される画情報は、受信側G3FAXの受信能力
に対応した態様のものとなるので、受信側G3FAXで
受信される画情報は、送信側G3FAXで直接接続した
場合と同等な態様となり、確実に受信側に画情報を配信
することができ、送信側G3FAXの発呼動作が無駄な
ることはないとともに、送信側G3FAXのユーザが意
図した通りの画情報通信動作が実現する。また、この場
合、受付側GWからは、代行受信により配信される旨の
レポートが送信されてくるので、送信側G3FAXのユ
ーザは、自分が指定した送信動作の結果を適切に知るこ
とができる。
【0081】図4は、この場合の送信側G3FAXの処
理の一例を示している。
【0082】まず、受付側GWへ発呼し(処理10
1)、受付側GWより所定のトーン信号を、所定時間内
に検出することを監視する(判断102,104のNO
ループ)。所定時間内に受付側GWより所定のトーン信
号を受信できなかった場合で、判断104の結果がYE
Sになるときには、このときの送信動作をエラー終了す
る。
【0083】また、所定時間内に受付側GWより所定の
トーン信号を受信できた場合で、判断102の結果がY
ESになるときには、ユーザに対して、ユーザ番号と受
信側G3FAXの電話番号(宛先番号)を入力させる
(処理105)。続いて、代行受信を許可するか否かを
あらわす情報を入力させる(処理106)。
【0084】次いで、ユーザから操作入力されたユーザ
番号、宛先番号、および、代行受信オン/オフ設定情報
を、「(ユーザ番号)#(宛先電話番号)#(代行受信
オン/オフ設定情報)」なる信号形式のPB信号で送出
し(処理107)、そして、所定の伝送前手順を実行し
て、伝送機能やモデム速度などを設定し(処理10
8)、モデムトレーニング手順を実行して使用するモデ
ム速度を決定し(処理109)、所定の画情報送信手順
を実行してそのときの送信画情報を送信する(処理11
0)。
【0085】画情報送信を終了すると、所定の伝送後手
順を実行し(処理111)、回線を復旧して(処理11
2)、受付側GWに対するファクシミリ通信処理を終了
する。
【0086】図5は、受付側GWの処理の一例を示す。
【0087】着呼検出すると(処理201)、所定のト
ーン信号を応答し(処理202)、所定信号形式のPB
信号からなるユーザ番号、宛先番号、および、代行受信
オン/オフ設定情報を受信して保存する(処理20
3)。
【0088】次いで、受信したユーザ番号が適正な内容
であるかどうかを検査し(判断204)、判断204の
結果がYESになるときには、リモート側GWに対し、
宛先番号と代行受信オン/オフ設定情報を指定した状態
で接続要求し(処理205)、受信側G3FAXへの回
線接続ができたかどうかを調べる(判断206)。
【0089】リモート側GWからリアルタイム伝送手順
の信号を受信した場合で、判断206の結果がYESに
なるときには、図3で説明したようなリアルタイム型処
理(処理207)を実行する。
【0090】次いで、リモート側GWからそのときの通
信動作がエラーした旨が通知されたかどうかを調べる
(判断209)。そのときの通信動作が正常終了した場
合で、判断209の結果がNOになるときには、通信動
作を終了する。
【0091】また、リモート側GWからそのときの通信
動作がエラーした旨が通知された場合で、判断209の
結果がYESになるときには、エラー発生とそのエラー
内容を通知するための所定形式のエラー通知レポート
(図示略)を作成する(処理210)。
【0092】次いで、送信元G3FAXへ発呼し(処理
211)、所定の伝送前手順を実行して使用する伝送機
能やモデム速度を設定し(処理212)、モデムトレー
ニング手順を実行して使用するモデム速度を決定し(処
理213)、そのときに送信するエラー通知レポートの
画像を送信する(処理214)。なお、このレポート画
像は、作成したエラー通知レポートの表示画像ファクシ
ミリデータを作成し、その表示画像ファクシミリデータ
を符号化複号化部5で符号化圧縮することで作成され
る。
【0093】そして、レポート画像の送信を終了する
と、所定の伝送後手順を実行し(処理215)、送信側
G3FAXとの回線を復旧して(処理216)、この処
理を終了する。
【0094】図6〜9は、この場合のリモート側GWの
処理の一例を示している。
【0095】受付側GWより接続要求され、宛先番号お
よび代行受信オン/オフ設定情報が通知されると(処理
301)、宛先へ発呼し(処理302)、宛先が話中
(ビジー)であるかどうかを調べる(判断303)。
【0096】宛先に接続できた場合で、判断303の結
果がNOになるときには、代行受信オンが設定されてい
るかどうかを調べ(判断304)、判断304の結果が
YESになるときには、代行受信機能部14の動作をオ
ンする(処理305)。これにより、これ以降、画情報
を受信すると、全ての画情報が代行受信機能部14へ保
存される。
【0097】次に、上述したリアルタイム型処理の伝送
前手順を実行し(処理306)、この伝送前手順中に通
信エラーが発生したかどうかを調べる(判断307)。
通信エラーがなく、判断307の結果がNOになるとき
には、それ以降、通常のリアルタイム型のモデムトレー
ニング手順(処理308)、画情報送信手順(処理30
9)、伝送後手順(処理310)を順次実行し、画情報
通信を終了すると、受信側G3FAXとの間の回線を復
旧する(処理311)。
【0098】そして、そのときに全てのページを正常に
送信できたかどうかを調べ(判断312)、判断312
の結果がYESになるときには、このときの通信動作を
正常終了する。
【0099】また、判断312の結果がNOになるとき
には、そのときに再送すべきページ番号を再送信開始ペ
ージにセットし(処理313)、受付側GWに対し、イ
ンターネットINETを介して、通信エラーが発生した
旨とその内容を通知する(処理315)。
【0100】次いで、そのときの受信側G3FAXへ発
呼し(処理315)、ビジーであるかどうかを調べ(判
断317)、ビジーの場合で、判断317の結果がYE
Sになるときには、処理316へ戻り、適宜な間隔で、
再発呼を繰り返す。
【0101】また、受信側G3FAXが着信応答した場
合で、判断317の結果がNOになるときには、受信側
G3FAXとの間で所定の伝送前手順を実行して使用す
る伝送機能やモデム速度を設定し(処理318)、モデ
ムトレーニング手順を実行して使用するモデム速度を決
定し(処理319)、代行受信機能部14に保存してい
る画情報を、そのときにセットされた再送信開始ページ
から順次送信し(処理320)、代行受信した残りの画
情報を全て送信終了すると、所定の伝送後手順を実行し
(処理321)、受信側G3FAXとの間の回線を復旧
する(処理322)。
【0102】そして、そのときに代行受信機能部14に
保存した代行受信ファイルを消去して(処理323)、
この処理を終了する。
【0103】一方、リアルタイム型伝送前手順中で通信
エラーが発生し、判断307の結果がYESになるとき
には、リモート側GWは、まず、受信側G3FAXとの
間の回線を復旧する(処理324)。
【0104】次いで、そのときに受信側G3FAXから
受信能力を取得しているかどうかを調べる(判断32
5)。受信側G3FAXからデジタル識別信号DISや
非標準機能識別信号NSFを受信しており、受信側G3
FAXの受信能力を取得している場合で判断325の結
果がYESになるときには、そのときに中断しているリ
アルタイム型伝送前手順を、上述した疑似リアルタイム
型伝送前手順に切り換えて、その取得済みの受信能力を
適用して継続実行する(処理326)。
【0105】また、受信側G3FAXからデジタル識別
信号DISや非標準機能識別信号NSFを受信する前の
段階で通信エラーが発生した場合で、判断325の結果
がNOになるときには、そのときに中断しているリアル
タイム型伝送前手順を、上述した疑似リアルタイム型伝
送前手順に切り換えて、標準的な受信能力を適用して継
続実行する(処理327)。
【0106】このようにして、疑似リアルタイム型伝送
前手順を終了すると、それ以降、上述した疑似リアルタ
イム型のモデムトレーニング手順(処理328)、画情
報送信手順(処理329)、伝送後手順(処理330)
を順次実行する。
【0107】そして、そのときに受信側G3FAXへ再
送すべきページ番号(この場合は、「1」)を再送信開
始ページにセットし(処理331)、処理315へ移行
し、受付側GWに対し通信エラーが発生した旨とその内
容を通知した後に、受信側G3FAXへ発呼して、代行
受信機能部14に蓄積している受信画情報を送信し、送
信終了すると、代行受信機能部14に蓄積している代行
受信画情報を消去する。
【0108】また、宛先がビジーであった場合で、判断
303の結果がYESになるときには、代行受信オンが
設定されているかどうかを調べ(判断332)、代行受
信オフが設定されている場合で、判断332の結果がN
Oになるときには、受付側GWに対して接続不可を通知
し(処理333)、この処理を終了する。
【0109】また、代行受信オンが設定されている場合
で、判断332の結果がYESになるときには、まず、
標準能力を適用して上述した疑似リアルタイム型伝送前
手順を実行し(処理334)、続いて、上述した疑似リ
アルタイム型のモデムトレーニング手順(処理33
5)、画情報送信手順(処理336)、伝送後手順(処
理337)を順次実行する。
【0110】そして、そのときに受信側G3FAXへ再
送すべきページ番号(この場合は、「1」)を再送信開
始ページにセットし(処理338)、処理315へ移行
し、受付側GWに対し通信エラーが発生した旨とその内
容を通知した後に、受信側G3FAXへ発呼して、代行
受信機能部14に蓄積している受信画情報を送信し、送
信終了すると、代行受信機能部14に蓄積している代行
受信画情報を消去する。
【0111】一方、送信側G3FAXから代行受信オフ
が設定されている場合で、判断304の結果がNOにな
るときには、代行受信機能部14の動作をオフし(処理
340)、上述したリアルタイム型処理を実行し(処理
341)、そのリアルタイム型処理を終了すると、受信
側G3FAXとの間の回線を復旧する(処理342)。
【0112】ここで、通信エラーが発生したかどうかを
調べ(判断343)、判断343の結果がYESになる
ときには、受付側GWに対し通信エラーが発生した旨と
その内容を通知し(処理344)、この動作を終了す
る。また、通信エラーがない場合には、処理344を実
行せずにこの動作を終了する。
【0113】以上のように、本実施例では、送信側G3
FAXから代行受信オンが設定されている場合、受信側
G3FAXがビジーであり、発呼時にデータ通信エラー
が生じた場合、あるいは、受信側G3FAXの受信能力
取得前に通信エラーが発生した場合には、リモート側G
Wでは、受信能力として標準的な能力を設定した状態
で、疑似リアルタイム処理を実行して画情報を代行受信
し、その代行受信した画情報を受信側G3FAXへ送信
するので、送信側G3FAXから送信される画情報は、
確実に受信側に画情報を配信することができ、送信側G
3FAXの発呼動作が無駄なることはない。また、この
場合、受付側GWからは、代行受信により配信される旨
のレポートが送信されてくるので、送信側G3FAXの
ユーザは、自分が指定した送信動作の結果を適切に知る
ことができる。
【0114】また、送信側G3FAXから代行受信オン
が設定されている場合、受信側G3FAXの受信能力取
得後に通信エラーが発生した場合には、リモート側GW
では、受信能力として受信側G3FAXから取得した能
力を設定適用して、疑似リアルタイム処理を実行して画
情報を代行受信し、その代行受信した画情報を受信側G
3FAXへ送信するので、送信側G3FAXから送信さ
れる画情報は、送信側G3FAXのユーザが希望する態
様となり、また、確実に受信側に画情報を配信すること
ができ、送信側G3FAXの発呼動作が無駄なることは
ない。また、この場合、受付側GWからは、代行受信に
より配信される旨のレポートが送信されてくるので、送
信側G3FAXのユーザは、自分が指定した送信動作の
結果を適切に知ることができる。
【0115】ところで、上述した実施例では、受信側G
3FAXの受信能力取得前の段階で通信エラーを生じた
場合でも、送信側G3FAXから代行受信オンが設定さ
れていれば、代行受信するようにしているが、このとき
の代行受信では、受信側G3FAXの受信能力を標準的
なものと見なしているので、本来、受信側G3FAXが
適用できるであろう通信機能または画像機能を使用する
ことができず、不本意な画像通信となるおそれがある。
【0116】そこで、受信側G3FAXの受信能力取得
前の段階で通信エラーを生じた場合には、たとえ、送信
側G3FAXから代行受信オンが設定されていても、
(代行受信オフに強制的に変更して)代行受信を実行し
ないことで、上述した不具合を回避することができる。
【0117】その場合にリモート側GWが実行する処理
の一例を、図10〜12に示す。
【0118】受付側GWより接続要求され、宛先番号お
よび代行受信オン/オフ設定情報が通知されると(処理
401)、宛先へ発呼し(処理402)、宛先が話中
(ビジー)であるかどうかを調べる(判断403)。こ
こで、宛先がビジーの場合で、判断403の結果がYE
Sになるときには、受付側GWに対して接続不可を通知
し(処理404)、この処理を終了する。
【0119】宛先に接続できた場合で、判断403の結
果がNOになるときには、代行受信オンが設定されてい
るかどうかを調べ(判断405)、判断405の結果が
YESになるときには、代行受信機能部14の動作をオ
ンする(処理406)。これにより、これ以降、画情報
を受信すると、全ての画情報が代行受信機能部14へ保
存される。
【0120】次に、上述したリアルタイム型処理の伝送
前手順を実行し(処理407)、この伝送前手順中に通
信エラーが発生したかどうかを調べる(判断408)。
通信エラーがなく、判断408の結果がNOになるとき
には、それ以降、通常のリアルタイム型のモデムトレー
ニング手順(処理409)、画情報送信手順(処理41
0)、伝送後手順(処理411)を順次実行し、画情報
通信を終了すると、受信側G3FAXとの間の回線を復
旧する(処理412)。
【0121】そして、そのときに全てのページを正常に
送信できたかどうかを調べ(判断413)、判断413
の結果がYESになるときには、このときの通信動作を
正常終了する。
【0122】また、判断413の結果がNOになるとき
には、そのときに再送すべきページ番号を再送信開始ペ
ージにセットし(処理414)、受付側GWに対し、イ
ンターネットINETを介して、通信エラーが発生した
旨とその内容を通知する(処理415)。
【0123】次いで、そのときの受信側G3FAXへ発
呼し(処理416)、ビジーであるかどうかを調べ(判
断417)、ビジーの場合で、判断417の結果がYE
Sになるときには、処理416へ戻り、適宜な間隔で、
再発呼を繰り返す。
【0124】また、受信側G3FAXが着信応答した場
合で、判断417の結果がNOになるときには、受信側
G3FAXとの間で所定の伝送前手順を実行して使用す
る伝送機能やモデム速度を設定し(処理418)、モデ
ムトレーニング手順を実行して使用するモデム速度を決
定し(処理419)、代行受信機能部14に保存してい
る画情報を、そのときにセットされた再送信開始ページ
から順次送信し(処理420)、代行受信した残りの画
情報を全て送信終了すると、所定の伝送後手順を実行し
(処理421)、受信側G3FAXとの間の回線を復旧
する(処理422)。
【0125】そして、そのときに代行受信機能部14に
保存した代行受信ファイルを消去して(処理423)、
この処理を終了する。
【0126】一方、リアルタイム型伝送前手順中で通信
エラーが発生し、判断408の結果がYESになるとき
には、リモート側GWは、まず、受信側G3FAXとの
間の回線を復旧する(処理425)。
【0127】次いで、そのときに受信側G3FAXから
受信能力を取得しているかどうかを調べる(判断42
6)。受信側G3FAXからデジタル識別信号DISや
非標準機能識別信号NSFを受信しており、受信側G3
FAXの受信能力を取得している場合で判断426の結
果がYESになるときには、そのときに中断しているリ
アルタイム型伝送前手順を、上述した疑似リアルタイム
型伝送前手順に切り換えて、その取得済みの受信能力を
適用して継続実行する(処理427)。
【0128】このようにして、疑似リアルタイム型伝送
前手順を終了すると、それ以降、上述した疑似リアルタ
イム型のモデムトレーニング手順(処理428)、画情
報送信手順(処理429)、伝送後手順(処理430)
を順次実行する。
【0129】そして、そのときに受信側G3FAXへ再
送すべきページ番号(この場合は、「1」)を再送信開
始ページにセットし(処理431)、処理415へ移行
し、受付側GWに対し通信エラーが発生した旨とその内
容を通知した後に、受信側G3FAXへ発呼して、代行
受信機能部14に蓄積している受信画情報を送信し、送
信終了すると、代行受信機能部14に蓄積している代行
受信画情報を消去する。
【0130】また、受信側G3FAXからデジタル識別
信号DISや非標準機能識別信号NSFを受信する前の
段階で通信エラーが発生した場合で、判断426の結果
がNOになるときには、そのときに中断しているリアル
タイム型伝送前手順を打ち切り(処理432)、受付側
GWに対し、インターネットINETを介して、通信エ
ラーが発生した旨とその内容を通知して(処理43
3)、この処理を終了する。
【0131】一方、送信側G3FAXから代行受信オフ
が設定されている場合で、判断405の結果がNOにな
るときには、代行受信機能部14の動作をオフし(処理
435)、上述したリアルタイム型処理を実行し(処理
436)、そのリアルタイム型処理を終了すると、受信
側G3FAXとの間の回線を復旧する(処理437)。
【0132】ここで、通信エラーが発生したかどうかを
調べ(判断438)、判断438の結果がYESになる
ときには、受付側GWに対し通信エラーが発生した旨と
その内容を通知し(処理439)、この動作を終了す
る。また、通信エラーがない場合には、処理439を実
行せずにこの動作を終了する。
【0133】このようにして、本実施例では、受信側G
3FAXの受信能力取得前の段階で通信エラーを生じた
場合には、たとえ、送信側G3FAXから代行受信オン
が設定されていても、(代行受信オフに強制的に変更し
て)代行受信を実行しないことで、上述した不具合を回
避することができる。
【0134】なお、上述した実施例では、リモート側G
Wで代行受信をするか否かの設定を送信側G3FAXか
ら行えるようにしているが、この設定を、リモート側G
Wのみで行うようにすることもできる。また、基本的に
は、代行受信をするか否かは、リモート側GWの設定内
容を適用するが、送信側G3FAXから代行受信オン/
オフ設定情報が送られてきたときには、その受信した代
行受信オン/オフ設定情報の内容に従って代行受信を行
うか否かを設定するように構成することもできる。
【0135】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
送信側G3FAXから代行受信オンが設定されている場
合、受信側G3FAXがビジーであり、発呼時にデータ
通信エラーが生じた場合、あるいは、受信側G3FAX
の受信能力取得前に通信エラーが発生した場合には、リ
モート側GWでは、受信能力として標準的な能力を設定
した状態で、疑似リアルタイム処理を実行して画情報を
代行受信し、その代行受信した画情報を受信側G3FA
Xへ送信するので、送信側G3FAXから送信される画
情報は、確実に受信側に画情報を配信することができ、
送信側G3FAXの発呼動作が無駄なることはないとい
う効果を得る。また、この場合、受付側GWからは、代
行受信により配信される旨のレポートが送信されてくる
ので、送信側G3FAXのユーザは、自分が指定した送
信動作の結果を適切に知ることができるという効果も得
る。
【0136】また、送信側G3FAXから代行受信オン
が設定されている場合、受信側G3FAXの受信能力取
得後に通信エラーが発生した場合には、リモート側GW
では、受信能力として受信側G3FAXから取得した能
力を設定適用して、疑似リアルタイム処理を実行して画
情報を代行受信し、その代行受信した画情報を受信側G
3FAXへ送信するので、送信側G3FAXから送信さ
れる画情報は、送信側G3FAXのユーザが希望する態
様となり、また、確実に受信側に画情報を配信すること
ができ、送信側G3FAXの発呼動作が無駄なることは
ないという効果も得る。また、この場合、受付側GWか
らは、代行受信により配信される旨のレポートが送信さ
れてくるので、送信側G3FAXのユーザは、自分が指
定した送信動作の結果を適切に知ることができるという
効果も得る。
【0137】受信側G3FAXの受信能力取得前の段階
で通信エラーを生じた場合には、たとえ、送信側G3F
AXから代行受信オンが設定されていても、(代行受信
オフに強制的に変更して)代行受信を実行しないこと
で、本来、受信側G3FAXが適用できるであろう通信
機能または画像機能を使用することができず、不本意な
画像通信が行われるような事態を事前に回避することが
できるという効果も得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例にかかるリアルタイム型イン
ターネットファクシミリ通信システムの一例を示したブ
ロック図。
【図2】リアルタイムインターネットゲートウェイ装置
GW(GW1,GW2)の構成例を示したブロック図。
【図3】送信側G3FAX、受付側GW、リモート側G
W、受信側G3FAXの間で実行される伝送手順の一例
を示したタイムチャート。
【図4】送信側G3FAXの処理の一例を示したフロー
チャート。
【図5】受付側GWの処理の一例を示したフローチャー
ト。
【図6】リモート側GWの処理の一例の一部を示したフ
ローチャート。
【図7】リモート側GWの処理の一例の他の部分を示し
たフローチャート。
【図8】リモート側GWの処理の一例のさらに他の部分
を示したフローチャート。
【図9】リモート側GWの処理の一例の残りの部分を示
したフローチャート。
【図10】リモート側GWの処理の他の例の一部を示し
たフローチャート。
【図11】リモート側GWの処理の他の例の他の部分を
示したフローチャート。
【図12】リモート側GWの処理の他の例の残りの部分
を示したフローチャート。
【符号の説明】
GW1,GW2 リアルタイムインターネットゲートウ
ェイ装置 FG1,FG2 グループ3ファクシミリ装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 1/32 Fターム(参考) 5C062 AA02 AA13 AA27 AA30 AB38 AB42 AC22 AC34 AF02 AF03 BC04 5C075 BA13 CA90 CD21 CD90 CE01 CE08 CE09 5K030 GA12 HA07 HB04 HC01 HD03 JT05 MB05 5K101 KK01 NN03 NN06 NN18 NN21 NN48 PP03 RR14 TT06 VV04 VV05

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 公衆網を介してファクシミリ装置と画情
    報をやりとりする機能と、インターネットを介して情報
    をやりとりする機能を備えるリアルタイムインターネッ
    トゲートウェイ装置を複数設け、インターネットを介し
    て上記ファクシミリ装置間のファクシミリ通信をリアル
    タイムに実現するインターネットファクシミリ通信シス
    テムの制御方法において、 上記第1のリアルタイムインターネットゲートウェイ装
    置は、上記第1のファクシミリ装置より公衆網を介して
    画情報通信の要求を受け付けると、その第1のファクシ
    ミリ装置から宛先となる第2のファクシミリ装置の宛先
    番号を受信して、上記第2のリアルタイムインターネッ
    トゲートウェイ装置に対し、その宛先番号を指定して接
    続要求し、 上記第2のリアルタイムインターネットゲートウェイ装
    置は、上記第1のリアルタイムインターネットゲートウ
    ェイ装置より接続要求を受けると、通知された宛先番号
    へ発呼し、その宛先番号の上記第2のファクシミリ装置
    との間に回線が確立すると、上記第1のリアルタイムイ
    ンターネットゲートウェイ装置との間で、所定のリアル
    タイム手順を開始し、それ以降は、上記第1のファクシ
    ミリ装置と上記第2のファクシミリ装置との間のファク
    シミリ通信が、上記第1のリアルタイムインターネット
    ゲートウェイ装置、インターネット、および、上記第2
    のリアルタイムインターネットゲートウェイ装置を介し
    て行われる一方、 上記第2のリアルタイムインターネットゲートウェイ装
    置と上記第2のファクシミリ装置との間に通信エラーを
    生じた場合には、上記第2のリアルタイムインターネッ
    トゲートウェイ装置は、上記第1のファクシミリ装置と
    の間で所定のファクシミリ伝送手順を実行して上記第2
    のファクシミリ装置へ送信する画情報を蓄積し、上記第
    2のファクシミリ装置へ再発呼して、蓄積した画情報を
    送信することを特徴とするインターネットファクシミリ
    通信システムの制御方法。
  2. 【請求項2】 前記第2のリアルタイムインターネット
    ゲートウェイ装置と前記第2のファクシミリ装置との間
    の通信エラーが、上記第2のファクシミリ装置の受信能
    力の確認後に発生した場合には、上記第2のリアルタイ
    ムインターネットゲートウェイ装置は、上記第2のファ
    クシミリ装置の受信能力を適用して画情報受信を行うこ
    とを特徴とする請求項1記載のインターネットファクシ
    ミリ通信システムの制御方法。
  3. 【請求項3】 前記第2のリアルタイムインターネット
    ゲートウェイ装置と前記第2のファクシミリ装置との間
    の通信エラーが、上記第2のファクシミリ装置の受信能
    力の確認前に発生した場合には、上記第2のリアルタイ
    ムインターネットゲートウェイ装置は、標準的な受信能
    力を適用して所定のファクシミリ伝送手順を実行し、画
    情報を受信することを特徴とする請求項1記載のインタ
    ーネットファクシミリ通信システムの制御方法。
  4. 【請求項4】 前記第2のリアルタイムインターネット
    ゲートウェイ装置と前記第2のファクシミリ装置との間
    の通信エラーが、上記第2のファクシミリ装置の受信能
    力の確認前に発生した場合には、上記第2のリアルタイ
    ムインターネットゲートウェイ装置は、前記第1のファ
    クシミリ装置および前記第1のリアルタイムインターネ
    ットゲートウェイ装置との間で実行中の通信動作をエラ
    ー終了させることを特徴とする請求項1記載のインター
    ネットファクシミリ通信システムの制御方法。
  5. 【請求項5】 公衆網を介してファクシミリ装置と画情
    報をやりとりする機能と、インターネットを介して情報
    をやりとりする機能を備えるリアルタイムインターネッ
    トゲートウェイ装置を複数設け、インターネットを介し
    て上記ファクシミリ装置間のファクシミリ通信をリアル
    タイムに実現するインターネットファクシミリ通信シス
    テムの制御方法において、 上記第1のリアルタイムインターネットゲートウェイ装
    置は、上記第1のファクシミリ装置より公衆網を介して
    画情報通信の要求および代行受信オン/オフ設定情報を
    受け付けると、その第1のファクシミリ装置から宛先と
    なる第2のファクシミリ装置の宛先番号を受信して、上
    記第2のリアルタイムインターネットゲートウェイ装置
    に対し、その宛先番号を指定して接続要求し、 上記第2のリアルタイムインターネットゲートウェイ装
    置は、上記第1のリアルタイムインターネットゲートウ
    ェイ装置より接続要求および代行受信オン/オフ設定情
    報を受けると、通知された宛先番号へ発呼し、その宛先
    番号の上記第2のファクシミリ装置との間に回線が確立
    すると、上記第1のリアルタイムインターネットゲート
    ウェイ装置との間で、所定のリアルタイム手順を開始
    し、それ以降は、上記第1のファクシミリ装置と上記第
    2のファクシミリ装置との間のファクシミリ通信が、上
    記第1のリアルタイムインターネットゲートウェイ装
    置、インターネット、および、上記第2のリアルタイム
    インターネットゲートウェイ装置を介して行われる一
    方、 上記第2のリアルタイムインターネットゲートウェイ装
    置と上記第2のファクシミリ装置との間に通信エラーを
    生じた場合、上記第2のリアルタイムインターネットゲ
    ートウェイ装置は、受信した代行受信オン/オフ設定情
    報により代行受信オンが指定されている場合には、上記
    第1のファクシミリ装置との間で所定のファクシミリ伝
    送手順を実行して上記第2のファクシミリ装置へ送信す
    る画情報を蓄積し、上記第2のファクシミリ装置へ再発
    呼して、蓄積した画情報を送信するとともに、上記代行
    受信オン/オフ設定情報により代行受信オフが指定され
    ている場合には、上記通信エラーが発生した時点で、前
    記第1のファクシミリ装置および前記第1のリアルタイ
    ムインターネットゲートウェイ装置との間で実行中の通
    信動作をエラー終了させることを特徴とするインターネ
    ットファクシミリ通信システムの制御方法。
  6. 【請求項6】 公衆網を介してファクシミリ装置と画情
    報をやりとりする機能と、インターネットを介して情報
    をやりとりする機能を備えるリアルタイムインターネッ
    トゲートウェイ装置を複数設け、インターネットを介し
    て上記ファクシミリ装置間のファクシミリ通信をリアル
    タイムに実現するインターネットファクシミリ通信シス
    テムの制御方法において、 上記第1のリアルタイムインターネットゲートウェイ装
    置は、上記第1のファクシミリ装置より公衆網を介して
    画情報通信の要求を受け付けると、その第1のファクシ
    ミリ装置から宛先となる第2のファクシミリ装置の宛先
    番号を受信して、上記第2のリアルタイムインターネッ
    トゲートウェイ装置に対し、その宛先番号を指定して接
    続要求し、 上記第2のリアルタイムインターネットゲートウェイ装
    置は、上記第1のリアルタイムインターネットゲートウ
    ェイ装置より接続要求を受けると、通知された宛先番号
    へ発呼し、その宛先番号の上記第2のファクシミリ装置
    との間に回線が確立すると、上記第1のリアルタイムイ
    ンターネットゲートウェイ装置との間で、所定のリアル
    タイム手順を開始し、それ以降は、上記第1のファクシ
    ミリ装置と上記第2のファクシミリ装置との間のファク
    シミリ通信が、上記第1のリアルタイムインターネット
    ゲートウェイ装置、インターネット、および、上記第2
    のリアルタイムインターネットゲートウェイ装置を介し
    て行われる一方、 上記第2のリアルタイムインターネットゲートウェイ装
    置と上記第2のファクシミリ装置との間に通信エラーを
    生じた場合には、上記第2のリアルタイムインターネッ
    トゲートウェイ装置は、前記第1のファクシミリ装置お
    よび前記第1のリアルタイムインターネットゲートウェ
    イ装置との間で実行中の通信動作をエラー終了させるこ
    とを特徴とするインターネットファクシミリ通信システ
    ムの制御方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100433629B1 (ko) * 2001-12-27 2004-05-31 주식회사 케이티 인터넷 팩스 데이터의 오류 제어 방법

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