JP2000115069A - Tdmaディジタル無線通信による一斉通報システム - Google Patents

Tdmaディジタル無線通信による一斉通報システム

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JP2000115069A
JP2000115069A JP27833598A JP27833598A JP2000115069A JP 2000115069 A JP2000115069 A JP 2000115069A JP 27833598 A JP27833598 A JP 27833598A JP 27833598 A JP27833598 A JP 27833598A JP 2000115069 A JP2000115069 A JP 2000115069A
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reception confirmation
base station
mobile station
reception
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JP27833598A
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English (en)
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Yoichi Hijikata
洋一 土方
Takashi Hamada
孝 浜田
Toru Sekiya
亨 関谷
Yasumasa Kamei
恭正 亀井
Kazumi Tsujimoto
和己 辻本
Naohiro Yamamoto
尚宏 山本
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Original Assignee
Japan Radio Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 一斉通報の開催者等がその一斉通報の受信状
況を後に確認することのできる一斉通報システムを提供
する。 【解決手段】 移動局18では、一斉通報の内容を受信
した後にオンフックボタンが押下されると、所定時間経
過後に基地局16に対して受信確認信号を送信する。こ
の際、移動局18から基地局16への受信確認信号の送
信はできるだけ異なるタイミングでなされる。その後、
受信確認信号は交換装置12に接続されたデータベース
に登録され、指令卓14や移動局18からの問い合わせ
に応じて読み出される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は一斉通報システムに
関し、特に一斉通報の受信状況を確認することのできる
一斉通報システムに関する。
【0002】
【従来の技術】PHS(パーソナル・ハンディホン・シ
ステム)はマルチキャリア4−TDMA/TDD方式を
採用するディジタルコードレス電話システムである。か
かるシステムを利用して各基地局の管轄エリア内にいる
多数の移動局に対して一斉通報(放送型サービス)を行
う技術は、例えば特開平8−237193号公報に開示
されている。
【0003】同公報に開示された携帯電話システムで
は、タイムスロットの一部を放送用スロットと定義し、
多数の移動局にてその放送用スロットを受信することに
より、一斉通報を行うようにしている。この技術によれ
ば、多数の移動局が同一チャンネルを用いて一斉通報を
受信するため、チャンネル資源を有効活用することがで
きるとともに、システムのコストダウンを図ることがで
きる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述のよう
な従来のシステムでは、一斉通報は送信装置から受信装
置たる移動局に一方的に一斉通報の内容を送りつける形
態の通信であるため、一斉通報の開催者は自分が発信し
た情報がどの程度移動局のユーザに受信されたかを知る
ことは困難である。
【0005】ところが、重要な情報を一斉通報する開催
者にとっては、その情報がどの程度移動局のユーザに知
れ渡ったかを確認することは重大な意味をもつ。このた
め、一斉通報の開催者等が一斉通報の受信状況を後刻確
認する技術は、この種の一斉通報システムの利用価値を
高める上で非常に重要である。
【0006】本発明は上記課題に鑑みてなされたもので
あって、その目的は、一斉通報の受信状況を確認するこ
とのできる一斉通報システムを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明に係る一斉通報システムは、一斉通報の内容
を送信する送信装置と、該送信装置に通信接続された基
地局と、該基地局と複数のキャリアのいずれかにより無
線通信可能な複数の受信装置と、を含む一斉通報システ
ムにおいて、前記受信装置は、前記基地局から一斉通報
の内容を受信した場合に、一斉通報を受信したことを確
認する受信確認信号を所定タイミングで前記基地局に送
信する受信確認信号送信手段を含むことを特徴とする。
【0008】本発明によれば、前記受信装置から所定タ
イミングで受信確認信号が前記基地局に送信されるた
め、前記基地局にて一斉通報の受信状況を確認すること
ができる。
【0009】また、本発明の一態様では、前記所定タイ
ミングは、前記複数の受信装置毎に定められることを特
徴とする。こうすれば、受信確認信号が前記基地局に送
信されるタイミングが多数の受信装置で同時期に重なっ
て、基地局が輻輳状態に陥ることを防止することができ
る。
【0010】また、本発明の一態様では、前記所定タイ
ミングは、前記受信装置のユーザが一斉通報の内容の音
声出力を停止する操作を行った後、各受信装置に定めら
れる待ち時間が経過するタイミングである。こうすれ
ば、前記基地局に受信確認信号が届くタイミングを容易
にずらすことができる。
【0011】また、本発明の一態様では、前記送信装置
は、一斉通報に対する受信確認を要求する受信確認要求
手段を含み、前記基地局は、前記送信装置から受信確認
が要求されている場合に、一斉通報の受信確認を返信す
べき旨の受信確認要求信号を前記複数の受信装置に送信
する送信手段を含み、前記受信装置の前記受信確認信号
送信手段は、前記基地局から前記受信確認要求信号を受
信した場合に、前記受信確認信号を送信することを特徴
とする。こうすれば、送信装置から受信確認要求がなさ
れた場合だけ受信装置から受信確認信号を送信するだけ
で済む。このため、受信装置の消費電力を抑えることが
できる。
【0012】また、本発明の一態様では、前記受信確認
信号は、前記複数の受信装置を識別する情報を含む。こ
うすれば、基地局側でどの受信装置が一斉通報を受信し
たかの情報を収集することができ、さらに詳細な受信状
況を一斉通報の開催者等が知ることができる。
【0013】また、本発明の一態様では、前記基地局
は、前記受信装置から受信する受信確認信号に基づいて
一斉通報毎の受信確認情報を生成する受信確認情報生成
手段と、該受信確認情報を記憶する受信確認情報記憶手
段と、を含む。こうすれば、受信確認情報記憶手段に記
憶された情報を読み出すことにより、所望のタイミング
で一斉通報の受信状況を確認することができる。
【0014】また、本発明の一態様では、前記基地局
は、前記送信装置から一斉通報を開始する旨の情報を受
信した場合に、該送信装置に対して一斉通報を識別する
一斉通報識別情報を返信する一斉通報識別情報返信手段
を含み、前記基地局の前記受信確認情報記憶手段は、前
記受信確認情報を前記一斉通報識別情報と対応づけて記
憶し、前記基地局はさらに、一斉通報識別情報を与えら
れた場合に、該一斉通報識別情報と対応づけて記憶され
た前記受信確認情報を出力する受信確認情報選択出力手
段を含むことを特徴とする。
【0015】本態様では、前記送信装置を利用する一斉
通報の開催者は、一斉通報時等に、自分が発信する一斉
通報を識別する一斉通報識別情報を知ることができる。
一方、前記受信確認情報記憶手段には、その一斉通報識
別情報と、対応する一斉通報の受信確認情報と、が対応
づけられて記憶されている。このため、一斉通報の開催
者等は、一斉通報識別情報をキーとして、必要な受信確
認情報を後刻読み出すことができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
について図面に基づき詳細に説明する。
【0017】1.構成 図1は本発明の実施の形態に係る一斉通報システムの全
体構成を示す図である。同図(a)に示す一斉通報シス
テム10では、指令卓14が交換装置12にISDN基
本インターフェースを用いて通信接続されており、一
方、交換装置12は有線網を介して複数の基地局16−
1,…,16−nに通信接続されている。また、基地局
16は自エリア内の複数の移動局18と無線通信可能と
なっている。ここで、基地局16と移動局18とは無線
アクセス方式としてマルチキャリア4−TDMA(時分
割多重アクセス)方式が採用され、伝送方式としてTD
D(時分割双方向通信)方式が採用されている。
【0018】また、交換装置12は図示しない公衆網を
介して一般電話機からの呼を受けることができるように
なっており、基地局16を介して移動局18と外部の一
般電話機との間の通話が中継されるようになっている。
また、指令卓14は一般の電話機と同様の機能を有する
とともに、一斉通報の管理機能も有する。
【0019】以上の構成を有する一斉通報システム10
では、移動局18が図示しない外部の電話機と個別通話
が可能であるとともに、移動局18同士での個別通話も
可能である。さらに、指令卓14からの一斉通報を複数
の移動局18で受信することができる。また、移動局1
8は指令卓14と同様の機能を有し、他の複数の移動局
18に対して一斉通報を発することができる。
【0020】以下の説明は、主として図1(a)に示す
上記一斉通報システム10を対象とするが、以下での説
明は同図(b)に示すように基地局16を1つだけ含む
一斉通報システム10aについても同様に妥当する。ま
た、基地局16と交換装置12とが一体的に構成された
システムについても同様に本発明を適用できる。
【0021】2.個別通話手順 ここで、本一斉通報システム10,10aでの個別通話
について説明する。
【0022】上述したように、本一斉通報システム1
0,10aでは、移動局18と基地局16とがマルチキ
ャリア4−TDMA/TDD方式により無線接続されて
いる。図2は、基地局16から送信される通信フレーム
の構成を示す図である。同図に示すように、基地局16
から送信される電波キャリア上の5ms当たりのデータ
が1フレームとして用いられ、各フレームは8スロット
に分割されて用いられる。そして、前半の4スロットは
基地局16から移動局18へ向かう下りスロットとして
用いられ、後半4スロットは移動局18から基地局16
へ向かう上りスロットとして用いられる。さらに、それ
ら連続する4スロットのうち、先頭スロットが制御用ス
ロットとして用いられ、後続3スロットが通話用スロッ
トとして用いられる。なお、制御用スロットは所定の制
御用キャリアにて送信され、通話用スロットは通話用キ
ャリアで送信される。かかる通信方式では、1つの基地
局16について3つの移動局18が同時に個別通話でき
る。
【0023】制御用スロットではチャンネル情報やシス
テム情報を送信するための報知チャンネル(BCCH:
Broadcast Control Channel)と、自エリア内の移動局
18を呼び出すための着呼情報を送信するページングチ
ャンネル(PCH:Paging Channel)と、基地局16と
移動局18との間の通信路設定のために用いる制御情報
を送信する個別セルチャンネル(SCCH:Signal Con
trol Channel)と、を時間的にとびとびに送信するよう
になっている。なお、これらBCCH、PCH、SCC
Hを総称して論理制御チャンネル(LCCH)という。
【0024】具体的には、制御用スロットはスーパーフ
レームと呼ばれる形態で用いられ、他の基地局16と制
御用のキャリアが共用される。図3は、かかるスーパー
フレームの構成を説明する図である。同図において「B
C」はBCCHを表し、「Pi」はPCHを表す。ま
た、「SC」はSCCHを表している。同図に示すよう
に、スーパーフレームではn個のフレーム毎の先頭スロ
ットのみが一つの基地局16で用いられ、その他のフレ
ームの先頭スロット(符号Sで示す)は、その他の基地
局16で用いられる。こうすれば、複数の基地局16で
同一の制御用キャリアを用いて、報知情報を干渉なく好
適に送信することができる。
【0025】また、図2の通話用スロットでは通話情報
の送受信が行われるが、各通話用スロットは音声情報の
みならず、その他の制御情報等も送受信される。図4
は、通話用スロットの構成を示す図である。同図に示す
ように、通話用スロットは音声チャンネル(TCH)と
付随制御チャンネル(SACCH)と誤り検出用コード
(CRC)とを含んでおり、音声情報以外にも、個別通
話中に必要となる制御情報を基地局16と移動局18と
の間で送受信することができる。
【0026】ここで、移動局18に個別通話が着呼した
場合における、基地局16と移動局18との接続手順に
ついて説明する。図5は、移動局18への呼を交換装置
12が受けた場合における、交換装置12、基地局16
及び移動局18の接続処理を説明する通信シーケンス図
である。同図に示すように、基地局16は交換装置12
から着信信号を受信するとPCHに着信先の移動局18
の電話番号を格納する。一方、移動局18はPCHを常
時受信しており、自機の電話番号をPCHの中から検知
すれば、無線リンクの確立要求を上りSCCHを利用し
て基地局16に送信する。これに対し、基地局16は下
りSCCHで通話用キャリア及びタイムスロットを移動
局18に指定する。その後、基地局16と移動局18で
は同期バーストを交換し、指定チャンネルに同期をと
る。そして、指定チャンネルにて同期が確立すれば、呼
の設定手順を経て通話を開始する。
【0027】以上の手順により、本一斉通報システム1
0,10aでは移動局18同士、或いは移動局18と外
部の電話機との間で個別通話を行うことができる。
【0028】3.一斉通報 次に、本一斉通報システム10,10aでの一斉通報に
ついて説明する。
【0029】図6は、一斉通報中の基地局16から送信
されるフレームを示す図である。同図に示すように一斉
通報中の基地局16は、制御用スロットにてPCH等の
報知情報を送信するとともに、通話用スロットの一つを
用いて一斉通報内容を自エリア内の複数の移動局18に
送信している。
【0030】図7は、一斉通報時のPCH(以下、「一
斉PCH」という)の構成を示す図である。同図に示す
ように一斉PCHは、当該呼出が一斉通報であることを
示す呼出サービス種別と、当該一斉通報を受けるべきグ
ループを指定するグループビットフィールドと、一斉通
報を行うキャリアを特定するキャリア番号と、一斉通報
を行うスロットを特定するスロット番号と、一斉通報を
識別する通報番号と、を含んで構成されている。
【0031】グループビットフィールドは全16ビット
から構成され、各ビットに各グループが割り当てられ
る。そして、ビットがオンになっているグループに対し
て一斉通報の受信が許可される。すなわち、移動局18
には図示しない内部メモリに上記グループビットフィー
ルドと同様の16ビットのグループデータが記憶されて
おり、予め自機が所属するグループに対応する1以上の
ビットがオンに設定されている。そして一斉PCHを受
信した移動局18は、一斉PCHの内部に格納されてい
るグループビットフィールドと内部メモリに記憶されて
いるグループデータとを比較し、グループビットフィー
ルド内で自機が所属するグループのビットが一つでもオ
ンになっていれば、一斉通報内容を受信する。
【0032】また、一斉PCHに含まれるキャリア番号
及びスロット番号は基地局16毎に設定される。この
際、基地局16同士の電波干渉を避けるため、キャリア
番号及びスロット番号は予め定められたチャンネルリス
トの中から選択される。基地局毎に定められるチャンネ
ルリストは、隣り合う基地局にて同じチャンネルを含ま
ないよう構成されており、一斉通報の監視時にそのチャ
ンネルリストに含まれるチャンネルについて空きチャン
ネルのサーチを行い、そこで使用されていないチャンネ
ルのキャリア及びスロットを特定するキャリア番号及び
スロット番号を一斉PCHに格納する。
【0033】図8は、基地局16が近接して配置され、
サービスエリアに重なりが生じている様子を示す図であ
る。同図において、基地局16−1〜16−4の周りに
描かれた楕円は各基地局16−1〜16−4のサービス
エリアを表している。そして、同図に示すように基地局
16−1〜16−4が配置された場合、各基地局16−
1〜16−4には、例えば図9に示すようにしてチャン
ネルリストが与えられる。すなわち、同図に一例を示す
ように本一斉通報システム10では、すべての基地局1
6にて同一のタイムスロット(同図では一例として第4
スロットS4)を一斉通報に用いるようにしており、サ
ービスエリアが重なる基地局16同士では同じキャリア
で一斉通報が行われないようになっている。こうして、
基地局16同士で電波干渉を避けて一斉通報を行うこと
ができる。
【0034】図7に示す一斉PCHにより一斉通報の開
始が各基地局16のエリア内の移動局18に報知される
と、後述する着信手順(図12参照)を経て一斉通報が
開始される。この際、制御用スロットを用いて送信され
るスーパーフレームには、図10に示すように従来通り
の個別通話の着信を報知するスーパーフレーム(以下、
「通常スーパーフレーム」という)と、一斉通報用のス
ーパーフレーム(以下、「一斉スーパーフレーム」とい
う)とが交互に含まれることになる。こうすれば、一斉
通報の実施中にも個別通話の着信が通常スーパーフレー
ムにより報知されるため、一斉通報中であっても個別通
話の着信を移動局18に知らせることができる。また一
斉通報中に一斉スーパーフレームを放送し続けるように
したので、移動局18の電源が一斉通報中に投入された
場合にも、一斉通報の途中から受信を開始することがで
きる。また、移動局18が一斉通報中に他の基地局16
のエリアに移動した場合にハンドオーバを行うことがで
きる。すなわち、移動局18では受信電波のレベル劣化
を検出すると、隣接する基地局16から送信される一斉
スーパーフレームを受信する。そして、そこに含まれる
一斉PCHから一斉通報用のチャンネルを読み出し、そ
のチャンネルに受信ウィンドウを開いて一斉通報の内容
の受信を継続する。こうして、本一斉通報システム10
では基地局16に処理負担を課すことなくハンドオーバ
を実現することができる。
【0035】なお、以上のようにしてハンドオーバを行
うようにすると、移動局18は一斉通報を二重受信する
可能性がある。すなわち、ある基地局16のエリア内で
一斉通報を受信した移動局18のユーザが、一斉通報の
途中で既知の内容であるとしてオンフックボタンを押下
し、その後隣接するエリアに移動した場合には、その移
動局18は新たに一斉PCHを受信して既に聞き終わっ
たはずの一斉通報を再び受信してしまう可能性がある。
その他、移動局18のユーザが一斉通報の途中で既知の
内容であるとしてオンフックボタンを押下した場合に
は、他のエリアに当該移動局18が移動しなくとも、一
斉スーパーフレームを再び受信して移動局18が再度同
じ一斉通報に反応してしまうおそれがある。
【0036】このため、本実施の形態に係る一斉通報シ
ステム10,10aでは一斉通報毎にその内容を識別す
る通報番号が与えられている。この通報番号は一斉通報
の内容を識別する、例えば1から63までの通し番号で
あって、一斉通報が発生するたびに順次新しい番号が付
与されるものである。そして、順次付与する通報番号が
所定数(上記例では63)に達すると、再び1が通報番
号として付与される。この一斉通報番号は、指令卓14
から一斉通報の開始が要求された場合に、交換装置12
にて生成される。そして、生成された通報番号は各基地
局16に呼設定の際に送信され、一斉PCHに含めて移
動局18に送信される。一方、移動局18では既に受信
した一斉PCHに含まれている最新の一斉通報番号を内
蔵メモリに保持しており、新たに受信した一斉PCHに
含まれる通報番号とその記憶している通報番号とを比較
し、両者が異なる場合にのみ一斉通報受信のための処理
を開始する。これに対し、移動局18にて記憶する通報
番号と新たに受信した一斉通報番号とが一致する場合に
は当該一斉通報の受信を行わない等、その受信を制限す
る。こうすれば、同一内容の一斉通報の二重受信を回避
することができる。
【0037】なお、本一斉通報システム10,10aで
は、移動局18において一斉通報の待ち受け状態が中断
される場合、移動局18で保持する通報番号を上記1か
ら63以外の数字、例えば0に所定タイミングにて更新
(リセット)するようになっている。この所定タイミン
グとは、具体的には1)移動局18が圏外に移動した場
合、2)移動局18の電源スイッチが投入された場合、
などである。こうすれば、移動局18が待ち受け状態に
ない間に通報番号が一巡し、新たな内容の一斉通報がな
されているにも拘わらず、既に内蔵メモリに保持してい
る通報番号と一致するとして受信を制限してしまうとい
う事態を回避することができる。なお、その他にも意図
的に二重受信をさせるよう、3)一斉通報の待ち受け中
にオンフックボタン等の所定リセットボタンが押下され
た場合や、4)一斉呼び出しエリアが変更された場合、
にも移動局18の内蔵メモリに保持される通報番号をリ
セットしてもよい。こうすれば、各自新たに受信する一
斉PCHに含まれる通報番号が既に保持している通報番
号と必ず異なるため、一斉通報を確実に受信することが
できる。
【0038】4.同期確立 本一斉通報システム10,10aの基地局16では、図
11に示すように、スーパーフレームを構成する制御用
スロットの送信を行っていない時間に残りの制御用スロ
ットを用いて同期符号を送信している。この同期符号を
送信する制御用スロットは制御用キャリアでなく一斉通
報を行っている通話用キャリアを用いて送信される。す
なわち、基地局16からはLCCH送信周期(5×n
[ms])毎にPCH等のLCCHが送信され、その間
の制御用スロットでは一斉通報用に用いている通話用キ
ャリアにより同期符号が送信される。このように一斉通
報を行っている通話用キャリアで同期符号を送信すれ
ば、移動局18が一斉通報用のキャリアに受信ウィンド
ウを開いた後に基地局16との同期を確立することがで
きる。仮に制御用キャリアで一旦同期を確立した後に一
斉通報用のキャリアに移動局18の受信ウィンドウを開
くとすると、キャリアの移行に伴い基地局16と移動局
18との同期にずれが生じやすい。これに対して、本一
斉通報システム10,10aでは、一斉通報用のキャリ
アで同期符号を送信し、その同期符号を用いて移動局1
8と基地局16との同期確立を行うようにしたので、そ
のような同期ずれが生じることを避けることができる。
【0039】5.一斉通報手順 図12は、本実施の形態に係る一斉通報システム10,
10aの一斉通報手順を示す通信シーケンス図である。
同図に示すように、一斉通報は指令卓14(移動局18
でも同様である)から特番によって開始される。この
際、一斉通報を着信すべきグループがダイアル番号によ
って指定される。すなわち、一斉通報の送信者は特番に
続けて1つ以上のグループ番号をダイアルした後オフフ
ックボタンを押下することにより、一斉通報を開始すべ
き旨を交換装置12及び基地局16に知らせることがで
きるとともに、その一斉通報を受信して欲しいグループ
を指定することができる。たとえば、一斉通報の特番を
#8とすれば、グループ2及び3に対して一斉通報を行
う場合には、例えば「#80203」のように指令卓1
4のプッシュボタンを押下すればよい。なお、全グルー
プを指定する場合には、グループの指定のための番号入
力が煩雑となるため、特番に続いて全グループ番号を順
に指定することに代えて、例えば#9のような別の特番
を全グループを指定した特番として定義してもよい。
【0040】指令卓14にて一斉通報のための操作がな
されると、その特番とグループ番号の情報は交換装置1
2に送信される。その後、交換装置12からは全ての基
地局16に対して呼設定の指示がなされる。そして、各
基地局16から図7に示す一斉PCHを含む一斉スーパ
ーフレームが送信される。この一斉スーパーフレームは
個別通話をその時点で行っていない待ち受け状態の移動
局18aにより受信される。また、本一斉通報システム
10,10aでは各基地局16から移動局18に対して
一斉マーカ信号が送信される。この一斉マーカ信号は、
基地局16から送信される一斉通報の内容が外来波では
なく確かに一斉通報の内容であることを受信中の移動局
18に知らせるための信号であり、下りSACCHによ
り送信される。
【0041】交換装置12では、指令卓14からの呼設
定に対して受付を終えるとタイマを起動するとともに呼
出信号を指令卓14に送信する。その後、交換装置12
は基地局16を介して待ち受け状態の移動局18aに、
例えば「一斉通報です。」等の音声を送信する。一方、
交換装置12は指令卓14に対して「接続中です。」等
の音声を送信する。その際も、基地局16からは定期的
に一斉マーカ信号が移動局18aに送信される。また、
一斉PCHを含む一斉スーパーフレームも継続して基地
局16から移動局18に向けて送信される。その後、交
換装置12は前に起動したタイマがタイムアウトするの
を待って、指令卓14に応答し、例えば「一斉通報の内
容をお話下さい。」等の音声を送信する。
【0042】指令卓14から音声入力された一斉通報の
アナウンスは、交換装置12及び基地局16を介して移
動局18aに送信される。そして、指令卓14にオンフ
ック等の一斉通報を終了すべき旨の操作がなされると、
その操作情報は交換装置12に送信され、そこから全て
の基地局16に対して一斉通報からの解放を完了すべき
旨が指示される。これにより、一斉通報の際に定期的に
送信されていた一斉マーカ信号や一斉スーパーフレーム
の送信が停止される。その後、各基地局16は無線チャ
ンネルを切断する。
【0043】なお、本一斉通報システム10,10aで
は個別通話中の移動局18bも一斉通報の開始を検知す
ることができるようになっている。すなわち、一斉通報
の開始が指令卓14や移動局18から指示されると、基
地局16から通話中の移動局18bに対して一斉SAC
CHが送信される。この一斉SACCHは、通話用スロ
ットに含まれる制御信号であって、これから一斉通報が
開始され、或いは一斉通報が現在開催中であることを知
らせるためのものである。そして、この一斉SACCH
には一斉通報のキャリア番号、スロット番号及び通報番
号が含められる。こうすれば、個別通話中の移動局18
bに対して、該移動局18bにスロットスキャン等をさ
せることなく一斉通報の開催を知らせることができる。
このため、個別通話中の移動局18bも一斉通報の受信
に途中参加することができる。
【0044】以上の通信手順では、移動局18が一斉通
報の開催を示す一斉PCHや一斉SACCHを検知する
と、個別通話の接続時に要求される無線リンク確立ネゴ
シエーションや呼設定手順を全て省略し、それらの一斉
PCHや一斉SACCHで指定された一斉通報用のチャ
ンネル(指定キャリア及びスロット)に受信ウィンドウ
を自発的に開いている。こうすれば、基地局16の処理
負担を大幅に軽減することができる。すなわち、一斉通
報の開催に際し、個別通話の接続時のような無線リンク
確立ネゴシエーションを行っていたのでは、基地局16
が輻輳状態に陥って呼設定処理を進めることができない
おそれがあるが、本一斉通報システム10,10aでは
そうした処理を省略して、確実に一斉通報を開催するこ
とができる。また、全ての移動局18が同一スロットの
下り音声を傍受する形態となるので、チャンネル数を問
わず無制限の数の移動局18を受命端末とすることがで
きる。このため、少ないチャンネル資源を用いて多数の
移動局18に対して同一の内容を一斉送信することがで
きる。
【0045】さらに、本一斉通報システム10,10a
では一斉通報の開催中に定期的に一斉マーカ信号がSA
CCHに格納されているため、これを受信した移動局1
8は現在受信している電波が確かに基地局16から送信
されている一斉通報であるとの確証を得ることができ
る。すなわち、上述したように本一斉通報システム1
0,10aでは呼設定手順を省略しているため、無線区
間の制御信号リンクは未確立である。そして移動局18
は音声信号のみを受信しており、制御ソフトウェアは移
動局18が一斉通報を受信中であることを通常は知り得
ないはずである。しかしながら、本一斉通報システム1
0,10aでは上記一斉マーカ信号を基地局16から移
動局18に送信するようにしたので、移動局18にて一
斉通報の受信の確証を得ることができる。このため、移
動局18では例えば外来電波と一斉通報を送信するため
の電波とを区別することができる。
【0046】6.個別通話中の移動局への一斉通報の着
信 図12を用いて既に説明したように、移動局18が通話
中であっても、通話用スロットのSACCHにて一斉通
報が開始される旨が当該通話中の移動局18に通知され
るようになっている。
【0047】図13は、通話中の移動局が通話を中断し
て一斉通報を受信する際の手順を説明する通信シーケン
ス図である。同図において、一般電話機と通話中の移動
局18bとが個別通話をしている場合、指令卓14から
呼設定がなされれば交換装置12は基地局16を介して
待ち受け状態の移動局18aには「一斉中です。」等の
音声を送信するが、これに対して既に個別通話中の移動
局18bに対しては、通話用スロットに含まれるSAC
CHに一斉PCHと同内容のデータを格納するようにし
ている(この場合のSACCHを以下では「一斉SAC
CH」という)。この一斉SACCHを受信した個別通
話中の移動局18bは一斉通報が開催される旨をユーザ
に知らせるべく、「プッ、プッ」等の予告音を鳴動させ
る。その後、個別通話中の移動局18bにてユーザが通
話を打ち切りオンフックボタンを押下すれば、一斉SA
CCHに含まれる通報番号が内蔵メモリに格納されると
ともに、個別通話の終了手順が行われる。続いて、個別
通話から解放された移動局18bは一斉SACCHに含
まれていた情報に基づき一斉通報用のチャンネルに受信
ウィンドウを開き、一斉通報の受信を開始する。そし
て、指令卓14で一斉通報のアナウンスを入力すると、
そのアナウンス音声は交換装置12及び基地局16を介
して移動局18aと同様、移動局18bにも送信され
る。以上のようにすれば、既に個別通話を行っている移
動局18bであっても、通話を終了して一斉通報の受信
を行うことができる。
【0048】次に、以上とは逆に個別通話中の移動局1
8に一斉通報開催の旨が知らされた場合にその一斉通報
を無視する場合の手順について説明する。図14は、個
別通話中の移動局18cが一斉通報を無視して個別通話
を継続させるための手順を説明する通信シーケンス図で
ある。同図において、個別通話中の移動局18cは、指
令卓14から一斉通報の呼が設定されると、通話用スロ
ットにて一斉SACCHを受信する。この一斉SACC
Hの受信の際、一斉SACCHに含まれる通報番号が移
動局18cの内部メモリに格納される。また、一斉SA
CCHの受信とともに、移動局18cでは一斉通報開催
の予告音が鳴動される。その後、移動局18cのユーザ
が例えばオフフックボタンを押下すれば予告音の鳴動が
停止され、個別通話を継続することができる。その後、
基地局16からは個別通話中の移動局18cに対して定
期的に一斉SACCHが送信されるが、移動局18cは
一斉SACCHを無視して、個別通話を継続する。以上
のようにすれば、個別通話中の移動局18cに一斉通報
の開始が通知された場合であっても、一斉通報の受信を
せずに個別通話を続けることができる。
【0049】7.受信確認 以上説明した一斉通報システム10,10aには受信確
認機能を付加することができる。この受信確認機能と
は、一斉通報を受信した移動局18が交換装置12に対
して確かに一斉通報を受信したことを報告し、交換装置
12にて一斉通報の受信確認状況を集計する機能であ
る。これにより、後に一斉通報の開催者が受信確認状況
を交換装置12から読み出すことができる。一斉通報は
一方向の通信であるために、通信相手が確実に一斉通報
を聞いたか否かを確認することができないが、本システ
ムによればそのような不具合を解消することができる。
【0050】本受信確認機能を実現するため、一斉通報
の開催者は特番とグループ番号とをダイアルする際に、
さらにダイアル末尾に「*」等の特定ダイアルを付加す
る。この特定ダイアルは交換装置12により受信確認要
求信号として認識される。
【0051】図15は、指令卓14のユーザが受信確認
を要求してから交換装置12のデータベースに受信確認
テーブルが格納されるまでの手順を説明する図である。
同図に示すように、指令卓14で「*」等の特定ダイア
ルを付加した呼設定がなされると、交換装置12が全て
の基地局16に転送する。そして、基地局16は一斉P
CHに受信確認要求がされている旨の情報を含めて移動
局18に送信する。すなわち、この一斉PCHでは図8
に既に示した一斉PCHに加えて図16に示すように受
信確認要求フラグが付加されている。そして、移動局1
8では受信した一斉PCHの受信確認要求フラグがオン
になっている場合に、交換装置12に対して受信確認通
知を返信する。
【0052】具体的には、受信確認要求フラグを受信し
た移動局18では、一斉通報アナウンスを聞き終えてユ
ーザがオンフックボタンを押下すると、そのタイミング
で受信確認タイマが起動される。そして、受信確認タイ
マが満了すれば、移動局18では受信確認通知を上りS
CCHにて基地局16に自動発呼する。この際、受信確
認タイマの満了時間としては、例えば移動局18のID
の下1桁に200msを乗算したもの等を採用すること
ができる。こうすれば、複数の移動局18にて受信確認
タイマの満了時間は0から1800msまでの幅を持つ
ことになり、受信確認通知が基地局16に届くタイミン
グを分散させることができる。このため、基地局16で
は受信確認通知の受信処理を確実に行うことができる。
【0053】なお、受信確認通知の際の上りSCCHに
は移動局18のIDとともに受信済みの一斉通報の通報
番号が格納される。基地局16では移動局18から受信
したSCCHから移動局18のIDと通報番号とを取り
出し、それを交換装置12に転送する。交換装置12で
は移動局18のIDを元に移動局18の電話番号を検索
し、その電話番号を用いて受信確認情報テーブルを生成
する。このテーブルの各レコードには、例えば「年月日
/時刻/通報番号/受信確認移動局数/電話番号1,・
・・,電話番号N」のような情報が含められる。そし
て、この受信確認情報テーブルは交換装置12に備えら
れたデータベース30に登録される。このデータベース
30は指令卓14に備えられている表示器32に接続さ
れており、所定操作によりデータベース30の内容を表
示器32に表示させることができるようになっている。
【0054】以上の受信確認処理において、指令卓14
では一斉通報を開催する際にその一斉通報の通報番号が
交換装置12から返信される。この通報番号は指令卓1
4や移動局18のディスプレイに表示される。そして、
一斉通報の開催者はディスプレイに表示された通報番号
をもとに、後刻データベース30に格納された受信確認
情報テーブルにアクセスすることができるようになって
いる。
【0055】図17は、以上のようにして交換装置12
のデータベース30に格納された受信確認情報を一斉通
報の開催者が読み出す際の一斉通報システム10,10
aの動作を説明する通信シーケンス図である。同図に示
すように、移動局18にて特番と通報番号とをダイアル
してオフフックボタンを押下すれば、その情報は基地局
16を介して交換装置12に伝えられる。なお、ここで
の通報番号は一斉通報の開催の際に交換装置12から返
信され、移動局18等のディスプレイに表示されたもの
である。その後、交換装置12と基地局16とはファシ
リティ(認証)処理を行う。一方、移動局18と基地局
16も、移動局18のユーザがデータベース30の読み
出しを認められた者であるかを確認する処理を行う。
【0056】その後、交換装置12ではデータベース3
0に格納された受信確認テーブルから、移動局18から
受信した通報番号に対応して記録されている「受信確認
移動局数」を読み出し、それを通報番号とともに移動局
18に返信する。これを受けて、移動局18ではその付
属のディスプレイに「通報番号:受信確認数」の形式の
表示を行う。その後、移動局18、基地局16及び交換
装置12はそれぞれ接続解放のための処理を行う。
【0057】以上のようにすれば、一斉通報の開催者等
が、一斉通報の後にどの程度移動局のユーザにその一斉
通報の内容が知れ渡ったかを確認することができる。こ
の結果、この種の一斉通報システムの利用価値を大きく
高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態に係る一斉通報システム
の全体構成を示す図である。
【図2】 基地局と移動局との間で送受信されるフレー
ムの構成を示す図である。
【図3】 スーパーフレームの構成を説明する図であ
る。
【図4】 通話用スロットの構成を示す図である。
【図5】 個別通信の着信時の処理を説明する図であ
る。
【図6】 一斉通報の際に基地局と移動局とで送受信さ
れるフレームの構成を示す図である。
【図7】 一斉通報時のページングチャンネルの構成を
説明する図である。
【図8】 一斉通報用のチャンネル割り当てを説明する
図である。
【図9】 一斉通報用のチャンネル割り当てを説明する
図である。
【図10】 一斉スーパーフレームと通常スーパーフレ
ームとが交互に送信される様子を説明する図である。
【図11】 基地局から移動局へ送信される同期信号を
説明する図である。
【図12】 本実施の形態に係る一斉通報システムの一
斉通報の開始から終了までの動作を説明する図である。
【図13】 本実施の形態に係る一斉通報システムにお
いて、個別通話中の移動局が個別通話の受信に代えて一
斉通報を受信する場合の動作を説明する図である。
【図14】 本実施の形態に係る一斉通報システムにお
いて、個別通話中の移動局にて一斉通報の受信を無視し
て個別通話を継続する際の動作を説明する図である。
【図15】 受信確認テーブルが交換装置のデータベー
スに登録されるまでの動作を説明する図である。
【図16】 受信確認機能を実現する場合の一斉通報用
ページングチャンネルの構成を示す図である。
【図17】 交換装置のデータベースから受信確認テー
ブルが読み出される際の動作を説明する図である。
【符号の説明】
10,10a 一斉通報システム、12 交換装置、1
4 指令卓、16 基地局、18 移動局、30 デー
タベース、32 表示器。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04Q 7/26 7/30 (72)発明者 関谷 亨 東京都三鷹市下連雀五丁目1番1号 日本 無線株式会社内 (72)発明者 亀井 恭正 東京都三鷹市下連雀五丁目1番1号 日本 無線株式会社内 (72)発明者 辻本 和己 東京都三鷹市下連雀五丁目1番1号 日本 無線株式会社内 (72)発明者 山本 尚宏 東京都三鷹市下連雀五丁目1番1号 日本 無線株式会社内 Fターム(参考) 5K028 BB06 CC05 DD01 DD02 HH00 5K067 BB04 CC04 CC14 DD17 DD24 EE02 EE10 EE71 GG01 GG11

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一斉通報の内容を送信する送信装置と、
    該送信装置に通信接続された基地局と、該基地局と複数
    のキャリアのいずれかにより無線通信可能な複数の受信
    装置と、を含む一斉通報システムにおいて、 前記受信装置は、前記基地局から一斉通報の内容を受信
    した場合に、一斉通報を受信したことを確認する受信確
    認信号を所定タイミングで前記基地局に送信する受信確
    認信号送信手段を含むことを特徴とする一斉通報システ
    ム。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の一斉通報システムにお
    いて、 前記所定タイミングは、前記複数の受信装置毎に定めら
    れることを特徴とする一斉通報システム。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の一斉通報システムにお
    いて、 前記所定タイミングは、前記受信装置のユーザが一斉通
    報の内容の音声出力を停止する操作を行った後、各受信
    装置に定められる待ち時間が経過するタイミングである
    ことを特徴とする一斉通報システム。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれかに記載の一斉
    通報システムにおいて、 前記送信装置は、一斉通報に対する受信確認を要求する
    受信確認要求手段を含み、 前記基地局は、前記送信装置から受信確認が要求されて
    いる場合に、一斉通報の受信確認を返信すべき旨の受信
    確認要求信号を前記複数の受信装置に送信する送信手段
    を含み、 前記受信装置の前記受信確認信号送信手段は、前記基地
    局から前記受信確認要求信号を受信した場合に、前記受
    信確認信号を送信することを特徴とする一斉通報システ
    ム。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4のいずれかに記載の一斉
    通報システムにおいて、 前記受信確認信号は、前記複数の受信装置を識別する情
    報を含むことを特徴とする一斉通報システム。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至5のいずれかに記載の一斉
    通報システムにおいて、 前記基地局は、前記受信装置から受信する受信確認信号
    に基づいて一斉通報毎の受信確認情報を生成する受信確
    認情報生成手段と、 該受信確認情報を記憶する受信確認情報記憶手段と、 を含むことを特徴とする一斉通報システム。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の一斉通報システムにお
    いて、 前記基地局は、前記送信装置から一斉通報を開始する旨
    の情報を受信した場合に、該送信装置に対して一斉通報
    を識別する一斉通報識別情報を返信する一斉通報識別情
    報返信手段を含み、 前記基地局の前記受信確認情報記憶手段は、前記受信確
    認情報を前記一斉通報識別情報と対応づけて記憶し、 前記基地局はさらに、一斉通報識別情報を与えられた場
    合に、該一斉通報識別情報と対応づけて記憶された前記
    受信確認情報を出力する受信確認情報選択出力手段を含
    むことを特徴とする一斉通報システム。
JP27833598A 1998-09-30 1998-09-30 Tdmaディジタル無線通信による一斉通報システム Pending JP2000115069A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002035737A1 (fr) * 2000-10-27 2002-05-02 Temco Japan Co., Ltd. Systeme de communications radio a effectuer pour des groupes specifiques correspondants

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002035737A1 (fr) * 2000-10-27 2002-05-02 Temco Japan Co., Ltd. Systeme de communications radio a effectuer pour des groupes specifiques correspondants

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