JP2000115043A - ダイバーシチ受信方法およびダイバーシチ受信機 - Google Patents

ダイバーシチ受信方法およびダイバーシチ受信機

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JP2000115043A
JP2000115043A JP10287134A JP28713498A JP2000115043A JP 2000115043 A JP2000115043 A JP 2000115043A JP 10287134 A JP10287134 A JP 10287134A JP 28713498 A JP28713498 A JP 28713498A JP 2000115043 A JP2000115043 A JP 2000115043A
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signal
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Hidenori Usuki
秀範 臼杵
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Hitachi Denshi KK
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Hitachi Denshi KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】複数の受信アンテナで受信したそれぞれの受信
電力に応じた重み付けを高速で行なうことができる最大
比合成によるダイバーシチ受信方法およびダイバーシチ
受信機を提供する。 【解決手段】複数の受信アンテナと、複数の周波数変換
手段と、複数のディジタル検波処理手段と、複数の受信
電力検出手段と、複数のディジタル重み付け手段と、デ
ィジタル復号処理手段とを有するダイバーシチ受信機に
使用するダイバーシチ受信方法であって、乗算係数によ
る重み付けをして合成を行なうダイバーシチ受信方法に
おいて、最大電力検出手段により複数の受信した無線周
波数帯信号中の受信電力の最大電力値と大小情報とを検
出し、差分計算手段により複数の無線周波数帯信号中の
最大電力値と他のそれぞれの電力値との差分電力値を算
出し、乗算係数計算手段によりテーブル参照し、差分電
力値に応じた乗算係数を算出し、乗算係数を、受信電力
の大小情報で係数出力切換手段により切換え、複数のデ
ィジタル重み付け手段へ出力し、乗算係数による重み付
けをして複数の受信電力の合成を行なう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、無線通信の受信に
おいて受信機に使用されるダイバーシチ受信方法および
ダイバーシチ受信機、特に、固定小数点DSP(ディジ
タル信号処理プロセッサ)を使用して所要の信号処理を
行ない最大比合成ダイバーシチ受信を行なうようにした
ダイバーシチ受信方法およびダイバーシチ受信機に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】周知のように、無線通信の受信において
は、周波数、天候、時刻などの違いによりフェージング
現象による受信品質劣化が発生する。特に、周波数の高
い移動無線局で行なわれる移動無線通信では、無線通信
を行なう場所によって、フェージング現象による受信品
質劣化が発生することがよく知られている。このフェー
ジング現象による受信品質劣化を回避するために、無線
通信受信機にダイバーシチ受信方法を使用しているもの
がある。ダイバーシチ受信方法にはさまざまな方法があ
るが、受信アンテナを複数設置して受信を行なうスペー
スダイバーシチ受信方法が広く使用されており、このス
ペースダイバーシチ受信方法の中でも、最大比合成ダイ
バーシチ受信方法は、高いダイバーシチ利得が得られる
受信方法として知られている。最大比合成ダイバーシチ
受信方法は、受信機に複数の受信アンテナが設置されて
おり、設置されている複数の受信アンテナのそれぞれが
受信した受信信号に対し、それぞれの受信電力の大きさ
にもとづいた重み付けを行ない、重み付けを行なった各
受信信号の加算合成を行ない合成信号を得る方法であ
り、この合成信号の搬送波対雑音の電力比が、複数の受
信アンテナのそれぞれが受信した各系統の搬送波対雑音
の電力比の和として得ることができる。
【0003】従来の最大比合成ダイバーシチ受信方法を
使用した、例えば2つのアンテナ(2ブランチ)を持つ
受信機の例を図2に示し(発明の説明に必要な部分のみ
記載)、従来の最大比合成ダイバーシチ受信方法の説明
をする。図2において、21aおよび21bは所定の間
隔で設置されている2つの受信アンテナ、22aおよび
22bは周波数変換回路、23aおよび23bはアナロ
グ/ディジタル(A/D)変換器、24aおよび24b
は直交検波処理部、25aおよび25bは識別点抽出処
理部、26aおよび26bは遅延検波処理部、27a、
27b、27c、27dは乗算器、28aおよび28b
は受信電力検出部、29aおよび29bはA/D変換
器、32aおよび32bは乗算係数計算部、34a、3
4b、34c、34dは加算器、35は復号処理部、3
6は真値変換処理部、37は低域通過フィルタ(LP
F)処理部、38は対数変換部を示す。また、図4は、
LPF処理部37の構成の一例で、41はデータ入力端
子、42および44は乗算器、43は加算器、45は遅
延器、46はデータ出力端子を示す。なお、受信アンテ
ナ21aで受信した信号を処理する系統を第1系統、受
信アンテナ21bで受信した信号を処理する系統を第2
系統と呼ぶことにする。また、この受信機は、A/D変
換器23a、29aおよび23b、29bからの各出力
は固定小数点DSP39に入力し、その後の各信号処理
は固定小数点DSP内のプログラム処理により行なわれ
る。
【0004】動作の説明をする。他の無線通信機から送
信される送信波は、図2に示す受信機の所要の間隔(例
えば、搬送波の半波長分の距離)で設置されている第1
系統の受信アンテナ21aおよび第2系統の受信アンテ
ナ21bで受信される。第1系統の受信アンテナ21a
は、受信した無線周波数帯の受信信号を周波数変換回路
22aと受信電力検出部28aとへ出力する。周波数変
換回路22aは、受信アンテナ21aから入力される無
線周波数帯信号を所要周波数の中間周波数帯信号に変換
し、変換した所要周波数の中間周波数帯信号をA/D変
換器23aへ出力する。A/D変換器23aは、周波数
変換回路22aから入力される中間周波数帯信号をディ
ジタル信号に変換し、ディジタル化された中間周波数帯
信号を直交検波処理部24aへ出力する。
【0005】直交検波処理部24aは、A/D変換器2
3aから入力されるディジタル化された中間周波数帯信
号を直交検波し、直交検波で得られた同相成分信号と直
交成分信号とを識別点抽出処理部25aへ出力する。識
別点抽出処理部25aは、直交検波処理部24aから入
力される同相成分信号と直交成分信号とを処理して識別
点に相当する同相成分信号と直交成分信号とを抽出し、
抽出した識別点に相当する同相成分信号と直交成分信号
とを遅延検波処理部26aへ出力する。遅延検波処理部
26aは、識別点抽出処理部25aから入力される同相
成分信号と直交成分信号とについて下記に示す式(1)
の演算を行ない、識別点の同相成分信号および直交成分
信号を求め、求めた識別点の同相成分信号I1を乗算器
27aへ、直交成分信号Q1を乗算器27bへ出力す
る。 Ii=Ii(n−1)×Ii(n)+Qi(n−1)×Qi(n) ・・・・・・・・・(1) Qi=Ii(n−1)×Qi(n)−Ii(n)×Qi(n−1) 但し、Ii(n)、Qi(n)は現在の入力値、Ii(n−1)、Qi(n−
1)は1つ前の識別点の値とし、添え字 iは系統の番号を
示す。
【0006】受信電力検出部28aは、受信アンテナ2
1aから入力される無線周波数帯信号の受信電力を、図
3に一例として示すように、対数値で表示する受信電力
Ptにもとづく出力電圧Pとして検出し、受信電力にも
とづく電圧PをA/D変換器29aへ出力する。A/D
変換器29aは、受信電力検出部28aから入力される
受信電力にもとづく電圧Pをディジタル値Paに変換
し、電圧Pを変換したディジタル値Paを真値変換処理
部36と加算器34cとへ出力する。真値変換処理部3
6は、A/D変換器29aから入力される電圧Pを変換
したディジタル値Pa、つまり、対数値で電圧に換算さ
れた受信電力値Paを真値に変換し、真値変換した受信
電力値Pa’をLPF処理部37へ出力する。LPF処
理部37は、真値変換処理部36から入力される真値変
換した受信電力値Pa’を、図4に構成の一例を示すL
PFでフィルタ処理を行なう。
【0007】ここで、LPF処理部37の動作を図4に
示す構成で説明する。データ入力端子41には、真値変
換処理部36から真値受信電力値Pa’が入力され、そ
のまま乗算器42へ入力される。乗算器42は、真値変
換処理部36から入力される真値受信電力値Pa’の他
に係数αが入力されており、真値受信電力値Pa’と係
数αとの乗算を行ない乗算結果42aを加算器43へ出
力する。加算器43は、乗算器42から入力される乗算
結果42aの他に、乗算器44から乗算結果44aが入
力されており、乗算器42からの乗算結果42aと乗算
器44からの乗算結果44aとが加算され、加算結果4
3aがデータ出力端子46と遅延器45とへ出力され
る。遅延器45は、加算器43から加算結果43a、つ
まりLPFとしてのデータ出力がフィードバックされ入
力されており、加算結果43aを所要時間遅延し、遅延
した加算結果43aが乗算器44へ出力されている。乗
算器44は、遅延器45から入力される所要時間遅延さ
れた加算結果43aの他に係数1−αが入力されてお
り、所要時間遅延された加算結果43aと係数1−αと
の乗算を行ない乗算結果44aを加算器43へ出力す
る。データ出力端子46からは、データ出力がLPF処
理部37の出力として対数変換部38へ出力される。
【0008】このLPF処理部37でのフィルタ処理
は、受信電力の瞬時変動に追従するのではなく、受信電
力の中央値変動に追従させるために、乗算させる係数α
を小さな値としている(但し、0<α<1)。対数変換
部38は、LPF処理部37で求めた受信電力中央値P
hを、A/D変換器29aおよび29bからの電圧Pを
変換したディジタル値Paとの演算のために対数変換を
行ない、対数変換を行なった受信電力中央値Phを加算
器34cおよび34dへ出力する。加算器34cは、A
/D変換器29aから入力される電圧Pを変換したディ
ジタル値Paと対数変換部38から入力される受信電力
中央値Phとの加算(加算した結果は減算となる)を行
ない、加算結果の差分値Padを乗算係数計算部32a
へ出力する。このように受信電力中央値に対する差分値
を算出しているのは、受信電力にもとづいた重み付けを
固定小数点DSPを使用して行なう場合、ダイナミック
レンジが十分に確保できないため、単純に瞬時受信電力
にもとづいた重み付けを行なうと、受信電力が小さい領
域での重み付け係数が非常に小さなものとなり、乗算後
の信号情報が欠落してしまうためである。
【0009】乗算係数計算部32aは、加算器34cか
ら入力される差分値Padによる、例えばテーブル参照
を行ない乗算係数Caを決定し、決定した乗算係数Ca
を乗算器27aと27bとへ出力する。乗算器27a
は、遅延検波処理部26aから入力される同相成分信号
I1と乗算係数計算部32aから入力される乗算係数C
aとの乗算を行ない、乗算結果を加算器34aへ出力す
る。同様に、乗算器27bは、遅延検波処理部26aか
ら入力される直交成分信号Q1と乗算係数計算部32a
から入力される乗算係数Caとの乗算を行ない、乗算結
果を加算器34bへ出力する。
【0010】第2系統の受信アンテナ21bは、受信し
た無線周波数帯信号の受信信号を周波数変換回路22b
と受信電力検出部28bとへ出力する。周波数変換回路
22bは、受信アンテナ21bから入力される無線周波
数帯信号を所要周波数の中間周波数帯信号に変換し、変
換した所要周波数の中間周波数帯信号をA/D変換器2
3bへ出力する。A/D変換器23bは、周波数変換回
路22bから入力される中間周波数帯信号をディジタル
信号に変換し、ディジタル化された中間周波数帯信号を
直交検波処理部24bへ出力する。
【0011】直交検波処理部24bは、A/D変換器2
3bから入力されるディジタル化された中間周波数帯信
号を直交検波し、直交検波で得られた同相成分信号と直
交成分信号とを識別点抽出処理部25bへ出力する。識
別点抽出処理部25bは、直交検波処理部24bから入
力される同相成分信号と直交成分信号とを処理して識別
点に相当する同相成分信号と直交成分信号とを抽出し、
抽出した識別点に相当する同相成分信号と直交成分信号
とを遅延検波処理部26bへ出力する。遅延検波処理部
26bは、識別点抽出処理部25bから入力される同相
成分信号と直交成分信号とについて上記式(1)の演算
を行ない、識別点の同相成分信号および直交成分信号を
求め、求めた識別点の同相成分信号I2を乗算器27c
へ、直交成分信号Q2を乗算器27dへ出力する。
【0012】受信電力検出部28bは、受信アンテナ2
1bから入力される無線周波数帯信号の受信電力を、図
3に一例として示すように対数値で表示する受信電力P
tにもとづく出力電圧Pとして検出し、受信電力にもと
づく電圧PをA/D変換器29bへ出力する。A/D変
換器29bは、受信電力検出部28bから入力される受
信電力にもとづく電圧Pをディジタル値Pbに変換し、
電圧Pを変換したディジタル値Pbを加算器34dへ出
力する。加算器34dは、A/D変換器29bから入力
される電圧Pを変換したディジタル値Pbと対数変換部
38から入力される受信電力中央値Phとの加算(加算
した結果は減算となる)を行ない、加算結果の差分値P
bdを乗算係数計算部32bへ出力する。
【0013】乗算係数計算部32bは、加算器34dか
ら入力される差分値Pbdによる、例えばテーブル参照
を行ない乗算係数Cbを決定し、決定した乗算係数Cb
を乗算器27cと27dとへ出力する。乗算器27c
は、遅延検波処理部26bから入力される同相成分信号
I2と乗算係数計算部32bから入力される乗算係数C
bとの乗算を行ない、乗算結果を加算器34aへ出力す
る。同様に、乗算器27dは、遅延検波処理部26bか
ら入力される直交成分信号Q2と乗算係数計算部32b
から入力される乗算係数Cbとの乗算を行ない、乗算結
果を加算器34bへ出力する。
【0014】加算器34aは、乗算器27aおよび乗算
器27cからそれぞれ入力される乗算結果を加算し、加
算した加算結果を復号処理部35へ出力する。加算器3
4bは、乗算器27bおよび乗算器27dからそれぞれ
入力される乗算結果を加算し、加算した加算結果を復号
処理部35へ出力する。復号処理部35は、加算器34
aから入力される加算結果を同相成分信号、加算器34
bから入力される加算結果を直交成分信号として符号判
定を行ない、復号し、復号した復号信号をつぎの回路、
例えば音声回路などへ出力する。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】従来技術によるダイバ
ーシチ受信方法およびダイバーシチ受信機においては、
受信電力にもとづいた重み付けを行う際に受信電力中央
値を求める処理が必要となるため、最大比合成ダイバー
シチを行なうまでに遅延が存在するという問題があっ
た。また、LPF処理による受信電力中央値の演算の際
に、真値変換や対数変換のための変換テーブルが必要と
なり、メモリ容量を圧迫し、精度低下を引き起こす原因
となるという問題があった。本発明は、前記問題点を解
決し、複数の受信アンテナで受信したそれぞれの受信電
力にもとづく重み付けを高速で行なうことができる最大
比合成によるダイバーシチ受信方法およびダイバーシチ
受信機を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明のダイバーシチ受信方法は、所定の間隔で配
置されている複数の受信アンテナと、該複数の受信アン
テナでそれぞれ受信した無線周波数帯信号を周波数変換
し、A/D変換してディジタルの中間周波数信号を出力
する複数の周波数変換手段と、該複数の周波数変換手段
からそれぞれ入力されるディジタルの中間周波数信号を
検波し、識別点を抽出し、所定の演算式により演算して
同相成分信号および直交成分信号を出力する複数のディ
ジタル検波処理手段と、前記複数の受信アンテナでそれ
ぞれ受信した無線周波数帯信号の受信電力にもとづく電
圧を検出し、A/D変換してディジタルの受信電力にも
とづく電圧を出力する複数の受信電力検出手段と、前記
複数のディジタル検波処理手段からそれぞれ入力される
同相成分信号および直交成分信号に前記ディジタルの受
信電力にもとづく電圧から算出された乗算係数をそれぞ
れ乗算して重み付けをし、重み付けされた同相成分信号
および直交成分信号をそれぞれ加算する複数のディジタ
ル重み付け手段と、該複数のディジタル重み付け手段か
らそれぞれ入力される重み付けされた同相成分信号およ
び直交成分信号を処理し、符号判定および復号を行な
い、復号信号を出力するディジタル復号処理手段とを有
するダイバーシチ受信機に使用するダイバーシチ受信方
法であって、前記複数の受信アンテナでそれぞれ受信し
た無線周波数帯信号のそれぞれの受信電力の大きさにも
とづいた乗算係数による重み付けをして合成を行なうダ
イバーシチ受信方法において、前記複数の受信電力検出
手段のそれぞれから入力されるディジタルの受信電力に
もとづく電圧から、最大電力検出手段により前記複数の
受信した無線周波数帯信号中の受信電力の最大電力値と
大小情報とを検出し、前記複数の受信電力検出手段のそ
れぞれから入力されるディジタルの受信電力にもとづく
電圧と、前記最大電力検出手段から入力される受信電力
の最大電力値と大小情報とから、差分計算手段により前
記複数の無線周波数帯信号中の前記最大電力値と他のそ
れぞれの電力値との差分電力値を算出し、前記差分計算
手段から入力される前記差分電力値を乗算係数計算手段
によりテーブル参照し、前記差分電力値に応じた乗算係
数を算出し、前記乗算係数計算手段から入力される前記
乗算係数を、前記最大電力検出手段から入力される受信
電力の大小情報で係数出力切換手段により切換え、前記
複数のディジタル重み付け手段へ出力し、前記乗算係数
による重み付けをして前記複数の受信電力の合成を行な
うものである。
【0017】さらに詳しくは、本発明のダイバーシチ受
信方法は、複数のディジタル検波処理手段と複数のディ
ジタル重み付け手段とディジタル復号処理手段とで行な
うそれぞれの検波、演算、重み付けおよび判定、復号処
理と、最大電力検出手段と差分検出手段と乗算係数計算
手段と係数出力切換手段とで行なうそれぞれの検出、算
出、切換とを、すべて固定小数点ディジタル信号処理プ
ロセッサにより行なうものである。また、本発明のダイ
バーシチ受信方法は、乗算係数計算手段により算出され
た乗算係数を、複数の受信アンテナでそれぞれ受信した
無線周波数帯信号の受信電力の最大電力値を検出した系
統以外の同相成分信号および直交成分信号に対して前記
乗算係数を乗算し合成を行なうものである。
【0018】また、本発明の受信機は、所定の間隔で配
置されている複数の受信アンテナと、該複数の受信アン
テナでそれぞれ受信した無線周波数帯信号を周波数変換
し、A/D変換してディジタルの中間周波数信号を出力
する複数の周波数変換手段と、該複数の周波数変換手段
からそれぞれ入力されるディジタルの中間周波数信号を
検波し、識別点を抽出し、所定の演算式により演算して
同相成分信号および直交成分信号を出力する複数のディ
ジタル検波処理手段と、前記複数の受信アンテナでそれ
ぞれ受信した無線周波数帯信号の受信電力にもとづく電
圧を検出し、A/D変換してディジタルの受信電力にも
とづく電圧を出力する複数の受信電力検出手段と、前記
複数のディジタル検波処理手段からそれぞれ入力される
同相成分信号および直交成分信号に前記ディジタルの受
信電力にもとづく電圧から算出された乗算係数をそれぞ
れ乗算して重み付けをし、重み付けされた同相成分信号
および直交成分信号をそれぞれ加算する複数のディジタ
ル重み付け手段と、該複数のディジタル重み付け手段か
らそれぞれ入力される重み付けされた同相成分信号およ
び直交成分信号を処理し、符号判定および復号を行な
い、復号信号を出力するディジタル復号処理手段とを有
し、前記複数の受信アンテナでそれぞれ受信した無線周
波数帯信号のそれぞれの受信電力の大きさにもとづいた
乗算係数による重み付けをして合成を行なうダイバーシ
チ受信機において、前記複数の受信電力検出手段のそれ
ぞれから入力されるディジタルの受信電力にもとづく電
圧から、前記複数の受信した無線周波数帯信号中の受信
電力の最大電力値と大小情報とを検出する最大電力検出
手段と、前記複数の受信電力検出手段のそれぞれから入
力されるディジタルの受信電力にもとづく電圧と、前記
最大電力検出手段から入力される受信電力の最大電力値
と大小情報とから、前記複数の無線周波数帯信号中の前
記最大電力値と他のそれぞれの電力値との差分電力値を
算出する差分計算手段と、該差分計算手段から入力され
る前記差分電力値をテーブル参照し、前記差分電力値に
応じた乗算係数を算出する乗算係数計算手段と、該乗算
係数計算手段から入力される前記乗算係数を、前記最大
電力検出手段から入力される受信電力の大小情報で切換
え、前記複数のディジタル重み付け手段へ出力する係数
出力切換手段とを有し、前記乗算係数による重み付けを
して前記複数の受信電力の合成を行なうものである。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明によるダイバーシチ受信方
法およびダイバーシチ受信機の実施の形態を説明する。
図1は、本発明によるダイバーシチ受信方法を使用し
た、例えば2つのアンテナ(2ブランチ)を持つ受信機
(発明の説明に必要な部分のみ記載)の一例を示す。図
1において、1aおよび1bは所定の間隔で設置されて
る2つの受信アンテナ、2aおよび2bは受信した無線
周波数帯信号を中間周波数帯信号に変換する周波数変換
回路、3aおよび3bは中間周波数帯信号をディジタル
化するアナログ/ディジタル(A/D)変換器、4aお
よび4bは中間周波数帯信号を同相成分信号と直交成分
信号とに直交検波する直交検波処理部、5aおよび5b
は識別点に相当する同相成分信号と直交成分信号とを抽
出する識別点抽出処理部、6aおよび6bは演算式によ
り識別点の同相成分信号と直交成分信号とを求める遅延
検波処理部、7a、7b、7c、7dは乗算器、8aお
よび8bは受信した無線周波数帯信号の受信電力を電圧
に変換し検出する受信電力検出部、9aおよび9bは受
信電力を表す電圧をディジタル化するA/D変換器、1
0は受信した無線周波数帯信号の最大受信電力を検出す
るとともに受信電力の大小情報を出力する最大電力検出
部、11は最大電力値と最小電力値との差分電力値を算
出する差分計算部、12は差分電力値でテーブル参照を
行ない乗算係数を決定する乗算係数計算部、13は受信
電力の大小情報にしたがい乗算係数を所要の系統へ出力
する係数出力切換部、14aおよび14bは加算器、1
5は同相成分信号と直交成分信号とで符号判定を行ない
復号処理をする復号処理部を示す。なお、受信アンテナ
1aで受信した信号を処理する系統を第1系統、受信ア
ンテナ1bで受信した信号を処理する系統を第2系統と
呼ぶことにする。また、この受信機は、A/D変換器3
a、9aおよび3b、9bからの各出力は固定小数点D
SP16に入力し、その後の各信号処理は固定小数点D
SP内のプログラム処理により行なわれる。
【0020】動作の説明をする。他の無線通信機から送
信される送信波は、図1に示す受信機の所要の間隔(例
えば、搬送波の半波長分の距離)で設置されている第1
系統の受信アンテナ1aおよび第2系統の受信アンテナ
1bで受信される。第1系統の受信アンテナ1aは、受
信した無線周波数帯の受信信号を周波数変換回路2aと
受信電力検出部8aとへ出力する。周波数変換回路2a
は、受信アンテナ1aから入力される無線周波数帯信号
を所要周波数の中間周波数帯信号に変換し、変換した所
要周波数の中間周波数帯信号をA/D変換器3aへ出力
する。A/D変換器3aは、周波数変換回路2aから入
力される中間周波数帯信号をディジタル信号に変換し、
ディジタル化された中間周波数帯信号を直交検波処理部
4aへ出力する。
【0021】直交検波処理部4aは、A/D変換器3a
から入力されるディジタル化された中間周波数帯信号を
直交検波し、直交検波で得られた同相成分信号と直交成
分信号とを識別点抽出処理部5aへ出力する。識別点抽
出処理部5aは、直交検波処理部4aから入力される同
相成分信号と直交成分信号とを処理して識別点に相当す
る同相成分信号および直交成分信号を抽出し、抽出した
識別点に相当する同相成分信号および直交成分信号を遅
延検波処理部6aへ出力する。遅延検波処理部6aは、
識別点抽出処理部5aから入力される同相成分信号およ
び直交成分信号について、従来技術の説明において使用
した式(1)の演算を行い、識別点の同相成分信号およ
び直交成分信号を求め、求めた識別点の同相成分信号I
1を乗算器7aへ、直交成分信号Q1を乗算器7bへ出
力する。
【0022】受信電力検出部8aは、受信アンテナ1a
から入力される無線周波数帯信号の受信電力を、図3に
一例として示すように、対数値で表示する受信電力Pt
にもとづく出力電圧Pとして検出し、受信電力にもとづ
く電圧PをA/D変換器9aへ出力する。A/D変換器
9aは、受信電力検出部8aから入力される受信電力に
もとづく電圧Pをディジタル値Paに変換し、電圧Pを
変換したディジタル値Paを最大電力検出部10および
差分計算部11へ出力する。
【0023】第2系統の受信アンテナ1bは、受信した
無線周波数帯信号の受信信号を周波数変換回路2bと受
信電力検出部8bとへ出力する。周波数変換回路2b
は、受信アンテナ1bから入力される無線周波数帯域信
号を所要周波数の中間周波数帯信号に変換し、変換した
所要周波数の中間周波数帯信号をA/D変換器3bへ出
力する。A/D変換器3bは、周波数変換回路2bから
入力される中間周波数帯信号をディジタル信号に変換
し、ディジタル化された中間周波数帯信号を直交検波処
理部4bへ出力する。
【0024】直交検波処理部4bは、A/D変換器3b
から入力されるディジタル化された中間周波数帯信号を
直交検波し、直交検波で得られた同相成分信号と直交成
分信号とを識別点抽出処理部5bへ出力する。識別点抽
出処理部5bは、直交検波処理部4bから入力される同
相成分信号と直交成分信号とを処理して識別点に相当す
る同相成分信号および直交成分信号を抽出し、抽出した
識別点に相当する同相成分信号および直交成分信号を遅
延検波処理部6bへ出力する。遅延検波処理部6bは、
識別点抽出処理部5bから入力される同相成分信号およ
び直交成分信号について、上記式(1)の演算を行な
い、識別点の同相成分信号および直交成分信号を求め、
求めた識別点の同相成分信号I2を乗算器7cへ、直交
成分信号Q2を乗算器7dへ出力する。
【0025】受信電力検出部8bは、受信アンテナ1b
から入力される無線周波数帯信号の受信電力を、図3に
一例として示すように、対数値で表示する受信電力Pt
にもとづく出力電圧Pとして検出し、受信電力にもとづ
く電圧PをA/D変換器9bへ出力する。A/D変換器
9bは、受信電力検出部8bから入力される受信電力に
もとづく電圧Pをディジタル値Pbに変換し、電圧Pを
変換したディジタル値Pbを最大電力検出部10および
差分計算部11へ出力する。
【0026】最大電力検出部10は、A/D変換器9a
から入力される電圧Pを変換したディジタル値PaとA
/D変換器9bから入力される電圧Pを変換したディジ
タル値Pbとを比較し、大きい方のディジタル値を受信
した無線周波数帯信号の最大電力値Pmとして差分計算
部11へ出力する。また、最大電力検出部10は、受信
電力の大小の情報を差分計算部11および係数出力切換
部13へ出力する。差分計算部11は、最大電力検出部
10から入力される大小の情報を参照し、ディジタル値
PaもしくはPbの小さい方の値を最大電力値Pmより
減算し、差分電力値Pdを算出し、算出した差分電力値
Pdを乗算係数計算部12へ出力する。乗算係数計算部
12は、差分計算部11から入力される差分電力値Pd
でテーブル参照と算出を行ない、乗算係数Cを決定し、
決定した乗算係数Cを係数出力切換部13へ出力する。
【0027】係数出力切換部13は、乗算係数計算部1
2から入力される乗算係数Cを、最大電力検出部10か
ら入力される大小情報に従い、受信電力値が小となって
いる系統の乗算器(乗算器7aおよび7bあるいは乗算
器7cおよび7d)へ乗算係数Cを出力する。そして、
受信電力値が大となっている系統の乗算器(乗算器7c
および7dあるいは乗算器7aおよび7b)へ乗算係数
1を出力する。乗算器7a、7bあるいは乗算器7c、
7dは、係数出力切換部12から係数Cおよび係数1が
入力されたならば、遅延検波処理部6aあるいは6bか
ら入力される同相成分信号および直交成分信号に乗算処
理を行なう。乗算器7aおよび7cは乗算結果を加算器
14aに、乗算器7bおよび7dは乗算結果を加算器1
4bにそれぞれ出力する。加算器14aは、第1系統お
よび第2系統の同相成分信号を加算し、加算器14b
は、第1系統および第2系統の直交成分信号を加算し、
加算結果を復号処理部15へ出力する。復号処理部15
は、加算器14aから入力される加算結果を同相成分信
号、加算器14bから入力される加算結果を直交成分信
号として符号判定を行ない、復号し、復号した復号信号
をつぎの回路、例えば音声回路などへ出力する。本発明
のダイバーシチ受信方法により、受信電力に重み付けを
行なう際に、受信電力中央値の計算を必要とせず、高速
で最大比合成ダイバーシチ受信をすることが可能とな
る。また、受信電力の相対的な差分電力を使用すること
により、振幅補正処理を行う際に、ダイナミックレンジ
を全域に渡って広げることが可能となる。上述の説明
は、2ブランチの場合について説明を行なったが、Nブ
ランチ(受信アンテナをN本)に拡張した場合でも同様
の処理により、最大比合成ダイバーシチ受信を実現でき
ることは明白である。
【0028】
【発明の効果】本発明によれば、複数の受信アンテナで
受信したそれぞれの受信電力にもとづく重み付けを高速
で行なうことができる最大比合成によるダイバーシチ受
信方法およびダイバーシチ受信機を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のダイバーシチ受信方法を使用した受信
機を示すブロック図。
【図2】従来のダイバーシチ受信方法を使用した受信機
を示すブロック図。
【図3】受信電力検出部変換テーブルの一例を示す図。
【図4】受信電力中央値を求めるLPF処理部の構成の
一例を示す図。
【符号の説明】
1a、1b、21a、21b…受信アンテナ、2a、2
b、22a、22b…周波数変換回路、3a、3b、9
a、9b、23a、23b、29a、29b…A/D変
換器、4a、4b、24a、24b…直交検波処理部、
5a、5b、25a、25b…識別点抽出処理部、6
a、6b、26a、26b…遅延検波処理部、7a、7
b、7c、7d、27a、27b、27c、27d、4
2、44…乗算器、8a、8b、28a、28b…受信
電力検出部、10…最大電力検出部、11…差分計算
部、12、32a、32b…乗算係数計算部、13…係
数出力切換部、14a、14b、34a、34b、43
…加算器、15、35…復号処理部、16、39…固定
小数点DSP、36…真値変換処理部、37…LPF処
理部、38…対数変換部、41…データ入力端子、45
…遅延器、46…データ出力端子。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 最大比合成型のダイバーシチ受信方法に
    おいて、 複数の受信アンテナのそれぞれが受信した受信信号の中
    から最大の受信電力値を有する最大受信信号を検出し、 該最大受信信号の最大受信電力値と、前記最大受信信号
    を除く他の受信信号の電力値との差分電力値をそれぞれ
    算出し、 該算出したそれぞれの差分電力値にもとづいて、それぞ
    れの受信信号に重み付けを行ない、該重み付けされた信
    号を合成したことを特徴とするダイバーシチ受信方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のダイバーシチ受信方法に
    おいて、 前記最大受信信号の重み付け係数を1としたことを特徴
    とするダイバーシチ受信方法。
  3. 【請求項3】 複数の受信アンテナでそれぞれ受信した
    受信信号から同相成分信号および直交成分信号と、最大
    受信電力値とを検出し、 該最大受信電力値を検出した前記受信信号を除く前記受
    信信号の電力値と前記最大受信電力値との差分電力値を
    算出し、 該差分電力値から重み付け係数を算出し、 該重み付け係数で前記それぞれの同相成分信号および直
    交成分信号に重み付けを行ない、 該重み付けされた前記それぞれの同相成分信号および直
    交成分信号を合成することを特徴とするダイバーシチ受
    信方法。
  4. 【請求項4】 所定の間隔で配置されている複数の受信
    アンテナと、 該複数の受信アンテナでそれぞれ受信した無線周波数帯
    信号を周波数変換し、A/D変換してディジタルの中間
    周波数信号を出力する複数の周波数変換手段と、 該複数の周波数変換手段からそれぞれ入力されるディジ
    タルの中間周波数信号を検波し、識別点を抽出し、所定
    の演算式により演算して同相成分信号および直交成分信
    号を出力する複数のディジタル検波処理手段と、 前記複数の受信アンテナでそれぞれ受信した無線周波数
    帯信号の受信電力にもとづく電圧を検出し、A/D変換
    してディジタルの受信電力にもとづく電圧を出力する複
    数の受信電力検出手段と、 前記複数のディジタル検波処理手段からそれぞれ入力さ
    れる同相成分信号および直交成分信号に前記ディジタル
    の受信電力にもとづく電圧から算出された乗算係数をそ
    れぞれ乗算して重み付けをし、重み付けされた同相成分
    信号および直交成分信号をそれぞれ加算する複数のディ
    ジタル重み付け手段と、 該複数のディジタル重み付け手段からそれぞれ入力され
    る重み付けされた同相成分信号および直交成分信号を処
    理し、符号判定および復号を行ない、復号信号を出力す
    るディジタル復号処理手段とを有するダイバーシチ受信
    機に使用するダイバーシチ受信方法であって、 前記複数の受信アンテナでそれぞれ受信した無線周波数
    帯信号のそれぞれの受信電力の大きさにもとづいた乗算
    係数による重み付けをして合成を行なうダイバーシチ受
    信方法において、 前記複数の受信電力検出手段のそれぞれから入力される
    ディジタルの受信電力にもとづく電圧から、最大電力検
    出手段により前記複数の受信した無線周波数帯信号中の
    受信電力の最大電力値と大小情報とを検出し、 前記複数の受信電力検出手段のそれぞれから入力される
    ディジタルの受信電力にもとづく電圧と、前記最大電力
    検出手段から入力される受信電力の最大電力値と大小情
    報とから、差分計算手段により前記複数の無線周波数帯
    信号中の前記最大電力値と他のそれぞれの電力値との差
    分電力値を算出し、 前記差分計算手段から入力される前記差分電力値を乗算
    係数計算手段によりテーブル参照し、前記差分電力値に
    応じた乗算係数を算出し、 前記乗算係数計算手段から入力される前記乗算係数を、
    前記最大電力検出手段から入力される受信電力の大小情
    報で係数出力切換手段により切換え、前記複数のディジ
    タル重み付け手段へ出力し、 前記乗算係数による重み付けをして前記複数の受信電力
    の合成を行なうことを特徴とするダイバーシチ受信方
    法。
  5. 【請求項5】 請求項4記載のダイバーシチ受信方法に
    おいて、 複数のディジタル検波処理手段と複数のディジタル重み
    付け手段とディジタル復号処理手段とで行なうそれぞれ
    の検波、演算、重み付けおよび判定、復号処理と、 最大電力検出手段と差分検出手段と乗算係数計算手段と
    係数出力切換手段とで行なうそれぞれの検出、算出、切
    換とを、すべて固定小数点ディジタル信号処理プロセッ
    サにより行なうことを特徴とするダイバーシチ受信方
    法。
  6. 【請求項6】 請求項4または請求項5記載のダイバー
    シチ受信方法において、 乗算係数計算手段により算出された乗算係数を、複数の
    受信アンテナでそれぞれ受信した無線周波数帯信号の受
    信電力の最大電力値を検出した系統以外の同相成分信号
    および直交成分信号に対して前記乗算係数を乗算し合成
    を行なうことを特徴とするダイバーシチ受信方法。
  7. 【請求項7】 所定の間隔で配置されている複数の受信
    アンテナと、 該複数の受信アンテナでそれぞれ受信した無線周波数帯
    信号を周波数変換し、A/D変換してディジタルの中間
    周波数信号を出力する複数の周波数変換手段と、 該複数の周波数変換手段からそれぞれ入力されるディジ
    タルの中間周波数信号を検波し、識別点を抽出し、所定
    の演算式により演算して同相成分信号および直交成分信
    号を出力する複数のディジタル検波処理手段と、 前記複数の受信アンテナでそれぞれ受信した無線周波数
    帯信号の受信電力にもとづく電圧を検出し、A/D変換
    してディジタルの受信電力にもとづく電圧を出力する複
    数の受信電力検出手段と、 前記複数のディジタル検波処理手段からそれぞれ入力さ
    れる同相成分信号および直交成分信号に前記ディジタル
    の受信電力にもとづく電圧から算出された乗算係数をそ
    れぞれ乗算して重み付けをし、重み付けされた同相成分
    信号および直交成分信号をそれぞれ加算する複数のディ
    ジタル重み付け手段と、 該複数のディジタル重み付け手段からそれぞれ入力され
    る重み付けされた同相成分信号および直交成分信号を処
    理し、符号判定および復号を行ない、復号信号を出力す
    るディジタル復号処理手段とを有し、 前記複数の受信アンテナでそれぞれ受信した無線周波数
    帯信号のそれぞれの受信電力の大きさにもとづいた乗算
    係数による重み付けをして合成を行なうダイバーシチ受
    信機において、 前記複数の受信電力検出手段のそれぞれから入力される
    ディジタルの受信電力にもとづく電圧から、前記複数の
    受信した無線周波数帯信号中の受信電力の最大電力値と
    大小情報とを検出する最大電力検出手段と、 前記複数の受信電力検出手段のそれぞれから入力される
    ディジタルの受信電力にもとづく電圧と、前記最大電力
    検出手段から入力される受信電力の最大電力値と大小情
    報とから、前記複数の無線周波数帯信号中の前記最大電
    力値と他のそれぞれの電力値との差分電力値を算出する
    差分計算手段と、 該差分計算手段から入力される前記差分電力値をテーブ
    ル参照し、前記差分電力値に応じた乗算係数を算出する
    乗算係数計算手段と、 該乗算係数計算手段から入力される前記乗算係数を、前
    記最大電力検出手段から入力される受信電力の大小情報
    で切換え、前記複数のディジタル重み付け手段へ出力す
    る係数出力切換手段とを有し、 前記乗算係数による重み付けをして前記複数の受信電力
    の合成を行なうことを特徴とするダイバーシチ受信機。
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