JP2000114889A - オフセット電圧補償回路 - Google Patents

オフセット電圧補償回路

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JP2000114889A
JP2000114889A JP10282584A JP28258498A JP2000114889A JP 2000114889 A JP2000114889 A JP 2000114889A JP 10282584 A JP10282584 A JP 10282584A JP 28258498 A JP28258498 A JP 28258498A JP 2000114889 A JP2000114889 A JP 2000114889A
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隆一 橋戸
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隆浩 浦壁
Akihiro Suzuki
昭弘 鈴木
Akihiko Iwata
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 レイアウト面積が小さなオフセット電圧補償
回路を提供する。 【解決手段】 まずスイッチ2,4,32,33のみを
オンさせてキャパシタ5,35の電荷を消去する。次に
スイッチ2,4,32,34のみをオンさせてキャパシ
タ5,35を差動増幅器31のオフセット電圧Vofに充
電する。次にスイッチ3,33のみをオンさせて出力電
圧を2Vofだけ低下させる。キャパシタ36の容量値C
a をキャパシタ5,35の各々の容量値Cofの2倍にす
ればオフセット電圧Vofを完全にキャンセルできるの
で、キャパシタ36の電極面積を大きくする必要がな
い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はオフセット電圧補
償回路に関し、特に、入力電圧と同じ電圧を出力する電
圧フォロワとして使用され、第1の入力端子、第2の入
力端子および出力端子を含む差動増幅器のオフセット電
圧を補償するためのオフセット電圧補償回路に関する。
【0002】
【従来の技術】図26は、従来の差動増幅器20の構成
を示す回路図である。
【0003】図26を参照して、この差動増幅器20
は、定電流源21、PチャネルMOSトランジスタ2
2,23および抵抗素子24,25を含む。Pチャネル
MOSトランジスタ22と23は同じサイズであり、抵
抗素子24と25は同じ抵抗値を有する。
【0004】定電流源21は、第1電源電位VCCのラ
インとノードN21との間に接続される。PチャネルM
OSトランジスタ22は、ノードN21とノードN22
の間に接続され、そのゲートは反転入力端子20aに接
続される。PチャネルMOSトランジスタ23は、ノー
ドN21とN23の間に接続され、そのゲートは非反転
入力端子20bに接続される。抵抗素子24,25は、
それぞれノードN22,N23と第2電源電位VSSの
ラインとの間に接続される。
【0005】定電流源21の出力電流Ib は、Pチャネ
ルMOSトランジスタ22と23に分流される。入力端
子20aの電位VIN1 と入力端子20bの電位VIN2
が同一である場合は、PチャネルMOSトランジスタ2
2に流れる電流Ib1とPチャネルMOSトランジスタ2
3に流れる電流Ib2とが同一になってノードN22の電
位VOUT1とノードN23の電位VOUT2とは同一になる。
したがって、差動増幅器20の出力電圧VOUT =VOUT1
−VOUT2は0(V)となる。
【0006】また、入力電位VIN1 が入力電位VIN2
りも低い場合は、Ib1がIb2よりも大きくなり、VOUT1
がVOUT2よりも高くなる。したがって、出力電圧VOUT
は正の電圧となる。また、入力電位VIN1 が入力電位V
IN2 よりも高い場合は、Ib1がIb2よりも小さくなり、
OUT1がVOUT2よりも低くなる。したがって、出力電圧
OUT は負の電圧となる。この出力電圧VOUT は、入力
電位差VIN2 −VIN1を増幅した電圧となる。
【0007】しかし、このような差動増幅器20では、
PチャネルMOSトランジスタ22と23のサイズに差
があったり、抵抗素子24と25の抵抗値に差がある場
合は、入力電位VIN1 とVIN2 が等しいときでも出力電
圧VOUT は0(V)にならない。このときの出力電圧
は、オフセット電圧と呼ばれる。
【0008】図27は、差動増幅器のオフセット電圧を
補償するためのオフセット電圧補償機能を有する電圧フ
ォロワ30の構成を示す回路図である。このような電圧
フォロワ30は、たとえばEuro Display '96(p.247 〜
250 )に開示されている。
【0009】図27を参照して、この電圧フォロワ30
は、差動増幅器31、スイッチ32〜34およびキャパ
シタ35,36を含む。差動増幅器31以外の素子32
〜36はオフセット電圧補償回路を構成する。スイッチ
32は、差動増幅器31の出力端子31cと反転入力端
子31aとの間に接続される。スイッチ33,34は、
差動増幅器31の出力端子31cと非反転入力端子31
bとの間に直列接続される。
【0010】キャパシタ35は、スイッチ33と34の
間のノードと差動増幅器31の反転入力端子31aとの
間に接続される。キャパシタ35は、所定の容量値Cof
を有し、差動増幅器31のオフセット電圧Vofを電荷と
して保持する。キャパシタ36は、差動増幅器31の非
反転入力端子31bと第2電源電位VSSのラインとの
間に接続される。キャパシタ36は、所定の容量値Ca
を有し、入力電位VINを電荷として保持する入力回路を
構成する。差動増幅器31の非反転入力端子31bおよ
び出力端子31cは、それぞれ電圧フォロワ30の入力
端子および出力端子となる。
【0011】次に、この電圧フォロワ30の動作につい
て説明する。初期状態として、キャパシタ36には、入
力電圧VIN分の電荷Qa =Ca ・VINが蓄えられている
ものとする。ステップS1では、図28に示すように、
スイッチ32,33がオンし、キャパシタ35に蓄えら
れていた電荷が消去(リセット)される。ステップS2
では、図29に示すように、リセットが終了したのでス
イッチ33がオフする。
【0012】ステップS3では、図30に示すように、
スイッチ34がオンし、オフセット電圧Vofが検出され
る。すなわち、キャパシタ35にはオフセット電圧Vof
分の電荷ΔQが蓄えられ、キャパシタ36の電荷がΔQ
だけ増加してQa +ΔQとなり、キャパシタ36の端子
電圧がVINからVIN′に変化する。このとき、以下の式
が成り立つ。
【0013】
【数1】
【0014】ステップS4では、図31に示すように、
オフセット電圧Vofの検出が終了したので、スイッチ3
4がオフする。ステップS5では、図32に示すよう
に、スイッチ32がオフしてスタンバイ状態となる。ス
テップS6では、図33に示すように、スイッチ33が
オンし、検出したオフセット電圧Vofが差動増幅器31
の反転入力端子31aにフィードバックされ、電圧フォ
ロワ30の出力電圧VOU T がオフセット電圧Vof分だけ
低下する。このとき電圧フォロワ30の出力電圧VOUT
は次の式で表わされる。
【0015】
【数2】
【0016】したがって、この電圧フォロワ30では、
オフセット電圧はCof/Ca 倍に低減化される。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の電圧フ
ォロワ30では、CofにくらべてCa を十分に大きくす
る必要があったので、キャパシタ36の電極面積を十分
に大きくする必要があり、レイアウト面積が大きくなる
という問題があった。
【0018】また、オフセット電圧Vofを検出するとき
(ステップS3)、差動増幅器31の出力端子31cと
非反転入力端子31bがキャパシタ35を介して接続さ
れるので、差動増幅器31の周波数特性やオフセット電
圧Vofの大きさによっては発振状態が生じ、オフセット
電圧Vofを正確に検出できなくなる。図34は、従来の
電圧フォロワ30の矩形波応答を示す波形図である。こ
の図からステップ3において発振状態が生じ、電圧
IN,VOUT が大きく変化することがわかる。
【0019】また、オフセット電圧Vofを検出するとき
(ステップS3)、キャパシタ34と36が接続される
ので、電荷の移動によって入力電圧VINが大きく変化し
てしまうという問題があった。
【0020】これらの問題は、単結晶シリコントランジ
スタを用いずに、アモルファスシリコントランジスタや
ポリシリコントランジスタなどの性能の悪いトランジス
タを用いて差動増幅器31を構成した場合に特に顕著と
なる。
【0021】それゆえに、この発明の一の目的は、レイ
アウト面積が小さなオフセット電圧補償回路を提供する
ことである。
【0022】また、この発明の他の目的は、発振状態が
発生せず、入力電圧が変化しないオフセット電圧補償回
路を提供することである。
【0023】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
入力電圧と同じ電圧を出力する電圧フォロワとして使用
され、第1の入力端子、第2の入力端子および出力端子
を含む差動増幅器のオフセット電圧を補償するためのオ
フセット電圧補償回路であって、第1〜第N+1のキャ
パシタ、第1の切換手段、および第2の切換手段を備え
る。第1〜第Nのキャパシタの各々は、予め定められた
第1の容量値を有する。ただし、Nは2以上の整数であ
る。第N+1のキャパシタは、差動増幅器の第1の入力
端子と基準電位のラインとの間に接続されて入力電圧で
充電され、第1の容量値のN倍の第2の容量値を有す
る。第1の切換手段は、差動増幅器の出力端子と第2の
入力端子とを接続して入力電圧にオフセット電圧を加算
した電圧を差動増幅器に出力させるとともに、第1〜第
Nのキャパシタを差動増幅器の出力端子と第1の入力端
子との間に並列接続して充電させる。第2の切換手段
は、第1の切換手段を用いて充電された第1〜第Nのキ
ャパシタを差動増幅器の第2の入力端子と出力端子との
間に直列接続して、オフセット電圧を補償した電圧を差
動増幅器に出力させる。
【0024】請求項2に係る発明は、入力電圧と同じ電
圧を出力する電圧フォロワとして使用され、第1の入力
端子、第2の入力端子および出力端子を含む差動増幅器
のオフセット電圧を補償するためのオフセット電圧補償
回路であって、第1〜第N+1のキャパシタ、第1の切
換手段、および第2の切換手段を備える。第1〜第Nの
キャパシタの各々は、予め定められた第1の容量値を有
する。ただし、Nは2以上の整数である。第N+1のキ
ャパシタは、その一方電極が基準電位のラインに接続さ
れて入力電圧で充電され、第1の容量値のN倍の第2の
容量値を有する。第1の切換手段は、差動増幅器の出力
端子と第1の入力端子とを接続して差動増幅器の第2の
入力端子に与えられた入力電圧にオフセット電圧を加算
した電圧を差動増幅器に出力させるとともに、第1〜第
Nのキャパシタを差動増幅器の出力端子と第N+1のキ
ャパシタの他方電極との間に並列接続して充電させる。
第2の切換手段は、第1の切換手段を用いて充電された
第1〜第Nのキャパシタを差動増幅器の第1の入力端子
と出力端子との間に直列接続して、オフセット電圧を補
償した電圧を差動増幅器に出力させる。
【0025】請求項3に係る発明では、請求項1または
2に係る発明に、第1の切換手段を用いて第1〜第Nの
キャパシタを充電させる前に、第1〜第Nのキャパシタ
の各々の電極間を接続して放電させるための第3の切換
手段がさらに設けられる。
【0026】請求項4に係る発明は、入力電圧と同じ電
圧を出力する電圧フォロワとして使用され、第1の入力
端子、第2の入力端子および出力端子を含む差動増幅器
のオフセット電圧を補償するためのオフセット電圧補償
回路であって、第1のキャパシタ、第2のキャパシタ、
第1の切換手段、および第2の切換手段を備える。第1
のキャパシタは、予め定められた第1の容量値を有す
る。第2のキャパシタは、その一方電極が基準電位のラ
インに接続されて入力電圧で充電され、第1の容量値よ
りも大きな第2の容量値を有する。第1の切換手段は、
差動増幅器の出力端子と第1の入力端子とを接続して、
差動増幅器の第2の入力端子に与えられた入力電圧にオ
フセット電圧を加算した電圧を差動増幅器に出力させる
とともに、第1のキャパシタを差動増幅器の出力端子と
第2のキャパシタの他方電極との間に接続して充電させ
る。第2の切換手段は、第1の切換手段を用いて充電さ
れた第1のキャパシタを差動増幅器の第1の入力端子と
出力端子との間に接続して、オフセット電圧を補償した
電圧を差動増幅器に出力させる。
【0027】請求項5に係る発明では、請求項4に係る
発明に、第1の切換手段を用いて第1のキャパシタを充
電させる前に、第1のキャパシタの電極間を接続して放
電させるための第3の切換手段がさらに設けられる。
【0028】
【発明の実施の形態】[実施の形態1]図1は、この発
明の実施の形態1による電圧フォロワ1の構成を示す回
路図であって、図27と対比される図である。
【0029】図1を参照して、この電圧フォロワ1が図
27の電圧フォロワ30と異なる点は、スイッチ2〜4
およびキャパシタ5を含むオフセット電圧ラッチ回路6
が新たに設けられている点である。スイッチ2は、スイ
ッチ33のスイッチ34側の端子33aと、スイッチ3
4とキャパシタ35の間のノードN34との間に接続さ
れる。スイッチ3は、スイッチ32の反転入力端子31
a側の端子32aとノードN34との間に接続される。
スイッチ4は、スイッチ32の端子32aと反転入力端
子31aとの間に接続される。キャパシタ5は、スイッ
チ32の端子32aとスイッチ33の端子33aとの間
に接続される。キャパシタ5は、キャパシタ35と同じ
容量値Cofを有し、差動増幅器31のオフセット電圧V
ofを電荷として保持する。
【0030】次に、この電圧フォロワ1の動作について
説明する。初期状態として、キャパシタ36には、入力
電圧VIN分の電荷Qa =Ca ・VINが蓄えられているも
のとする。
【0031】ステップS1では、図2に示すように、ス
イッチ2,4,32,33がオンし、キャパシタ5,3
5の各々に蓄えられていた電荷が消去(リセット)され
る。ステップS2では、図3に示すように、リセットが
終了したのでスイッチ33がオフする。
【0032】ステップS3では、図4に示すように、ス
イッチ34がオンし、オフセット電圧Vofが検出され
る。すなわち、キャパシタ5,35の各々にはオフセッ
ト電圧Vof分の電荷ΔQが蓄えられ、キャパシタ36の
電荷が2ΔQだけ増加してQa+2ΔQとなり、キャパ
シタ36の端子電圧がVINからVIN′に変化する。この
とき、以下の式が成り立つ。
【0033】
【数3】
【0034】ステップS4では、図5に示すように、オ
フセット電圧Vofの検出が終了したので、スイッチ34
がオフする。ステップS5では、図6に示すように、ス
イッチ4,32がオフしてスタンバイ状態となる。ステ
ップS6では、図7に示すように、スイッチ3,33が
オンし、検出したオフセット電圧Vofが差動増幅器31
の反転入力端子31aにフィードバックされ、電圧フォ
ロワ1の出力電圧VOU T が2Vof分だけ低下する。この
とき電圧フォロワ1の出力電圧VOUT は次式で表わされ
る。
【0035】
【数4】
【0036】したがって、この電圧フォロワ1では、C
a =2Cofを満たすキャパシタ5,35,36を用いる
ことにより、理論的にはオフセット電圧Vofを完全にキ
ャンセルできる。
【0037】この実施の形態では、Ca =2Cofの条件
を満たせばオフセット電圧Vofを完全にキャンセルする
ことができるので、従来のようにキャパシタ36の電極
面積を大きくする必要はなく、回路のレイアウト面積が
小さくてすむ。
【0038】なお、この実施の形態では、オフセット電
圧ラッチ回路6を1段だけ付加したが、図8に示すよう
に、オフセット電圧ラッチ回路6とスイッチ32,33
との間にオフセット電圧ラッチ回路6′をもう1段もう
けてもよいし、2段以上設けてもよい。オフセット電圧
ラッチ回路6を複数段設ければ、製造プロセスで生じる
寸法誤差などが平均化され、製造された電圧フォロワ1
の出力電圧VOUT のばらつきが小さくなる。
【0039】[実施の形態2]図9は、この発明の実施
の形態2による電圧フォロワ10の構成を示す回路図で
あって、図27と対比される図である。
【0040】図9を参照して、この電圧フォロワ10が
図27の電圧フォロワ30と異なる点は、キャパシタ1
1が新たに設けられ、スイッチ34aの端子34aがキ
ャパシタ11を介して第2電源電位VSSのラインに接
続されている点である。キャパシタ11は、キャパシタ
36と同じ容量値Ca を有し、入力電圧VINを電荷とし
て保持する。
【0041】次に、この電圧フォロワ10の動作につい
て説明する。初期状態として、キャパシタ11,36の
各々には、入力電圧VIN分の電荷Qa =Ca ・VINが蓄
えられているものとする。
【0042】ステップS1では、図10に示すように、
スイッチ32,33がオンし、キャパシタ35に蓄えら
れていた電荷がリセットされる。ステップS2では、図
11に示すように、リセットが終了したのでスイッチ3
3がオフする。
【0043】ステップS3では、図12に示すように、
スイッチ34がオンし、オフセット電圧ΔVofが検出さ
れる。すなわち、キャパシタ35にはオフセット電圧Δ
of分の電荷ΔQが蓄えられ、キャパシタ11の電荷が
ΔQだけ増加してQa +ΔQとなり、キャパシタ11の
端子電圧がVINからVIN′に変化する。このとき、以下
の式が成り立つ。
【0044】
【数5】
【0045】ステップS4では、図13に示すように、
オフセット電圧ΔVofの検出が終了したので、スイッチ
34がオフする。ステップS5では、図14に示すよう
に、スイッチ32がオフしてスタンバイ状態となる。ス
テップS6では、図15に示すように、スイッチ33が
オンし、検出したオフセット電圧ΔVofが差動増幅器3
1の反転入力端子31aにフィードバックされ、電圧フ
ォロワ10の出力電圧VOUT がΔVof分だけ低下する。
このとき電圧フォロワ10の出力電圧VOUT は次式で表
わされる。
【0046】
【数6】
【0047】したがって、この電圧フォロワ10では、
オフセット電圧VofをCof/(Ca+Cof)倍に減少で
きる。
【0048】この実施の形態では、差動増幅器31の出
力端子30cと非反転入力端子31bとが接続されない
ので、従来のように発振状態が生じることはない。図1
6は、この電圧フォロワ10の矩形波応答を示す波形図
であって、図34と対比される図である。この図からス
テップS3においても発振状態が発生せず、電圧VIN
OUT が大きく変化しないことがわかる。すなわち、従
来の電圧フォロワ30では発振が生じて良好なオフセッ
トキャンセル効果が得られなかったが、この電圧フォロ
ワ10では発振状態が生じるのを防止することができ、
良好なオフセットキャンセル効果を得ることができる。
【0049】また、従来の電圧フォロワ30では、入力
電圧VINすなわちキャパシタ36の端子電圧が変化して
いたが、この電圧フォロワ10ではキャパシタ35と結
合されるキャパシタ11を別途設けたので、キャパシタ
36の端子電圧VINが変化することはない。
【0050】なお、このような電圧フォロワ30と10
の差は、特に、単結晶シリコントランジスタを用いず
に、アモルファスシリコントランジスタまたはポリシリ
コントランジスタなどの性能の悪いトランジスタを用い
て差動増幅器31を構成した場合に顕著に見られた。
【0051】[実施の形態3]図17は、この発明の実
施の形態3による電圧フォロワ15の構成を示す回路図
であって、図1と対比される図である。
【0052】図17を参照して、この電圧フォロワ15
が図1の電圧フォロワ1と異なる点は、キャパシタ16
が新たに設けられ、スイッチ34の端子34aがキャパ
シタ16を介して第2電源電位VSSのラインに接続さ
れている点である。キャパシタ16は、キャパシタ36
と同じ容量値Ca を有し、入力電位VINを電荷として保
持する。
【0053】次に、この電圧フォロワ15の動作につい
て説明する。初期状態として、キャパシタ16,36の
各々には、入力電圧VIN分の電荷Qa =Ca ・VINが蓄
えられているものとする。
【0054】ステップS1では、図18に示すように、
スイッチ2,4,32,33がオンし、キャパシタ5,
35に蓄えられていた電荷がリセットされる。ステップ
S2では、図19に示すように、リセットが終了したの
でスイッチ33がオフする。
【0055】ステップS3では、図20に示すように、
スイッチ34がオンし、オフセット電圧ΔVofが検出さ
れる。すなわち、キャパシタ5,35の各々にはオフセ
ット電圧をΔVof分の電荷ΔQが蓄えられ、キャパシタ
16の電荷が2ΔQだけ増加してQa +2ΔQとなり、
キャパシタ16の端子電圧がVINからVIN′に変化す
る。このとき、以下の式が成り立つ。
【0056】
【数7】
【0057】また、VIN′=VIN+Vof−ΔVofが成り
立つので、ΔVof=Vofa /(C a +2Cof)が得ら
れる。
【0058】ステップS4では、図21に示すように、
オフセット電圧ΔVofの検出が終了したので、スイッチ
34がオフする。ステップS5では、図22に示すよう
に、スイッチ4,32がオフしてスタンバイ状態とな
る。ステップS6では、図23に示すようにスイッチ
3,33がオンし、検出したオフセット電圧2ΔVof
差動増幅器31の反転入力端子31aにフィードバック
され、電圧フォロワ15の出力電圧VOUT が2ΔVof
け低下する。このとき電圧フォロワ15の出力電圧V
OUT は次式で表わされる。
【0059】
【数8】
【0060】したがって、Ca =2Cofを満たすキャパ
シタ5,16,35,36を用いれば、理論的にはオフ
セット電圧Vofを完全にキャンセルできる。
【0061】この実施の形態でも、実施の形態1,2と
同じ効果が得られる。図24は、差動増幅器31のオフ
セット電圧Vof(V)と、その差動増幅器31を用いた
電圧フォロワ10,15の出力誤差電圧VOUT −V
IN(V)との関係を示す図である。電圧フォロワ10で
は(VOUT −VIN)/Vofは0.35程度となり、電圧
フォロワ15では(VOUT −VIN)/Vofは0.1程度
となった。なお、電圧フォロワ15において理論どおり
(VOUT −VIN)/Vofが0にならなかったのは、スイ
ッチやキャパシタの抵抗値などのためである。
【0062】なお、この実施の形態では、オフセット電
圧ラッチ回路6を1段だけ設けたが、図25に示すよう
に、オフセット電圧ラッチ回路6とスイッチ32,33
との間にオフセット電圧ラッチ回路6′をもう1段もう
けてもよし、2段以上もうけてもよい。オフセット電圧
ラッチ回路を複数段設ければ、製造プロセスで生じる寸
法誤差などが平均化され、製造された電圧フォロワ15
の出力電圧VOUT のばらつきが小さくなる。
【0063】なお、今回開示された実施の形態はすべて
の点で例示であって制限的なものではないと考えられる
べきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特
許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の
意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意
図される。
【0064】
【発明の効果】以上のように、請求項1に係る発明で
は、それぞれが第1の容量値を有する第1〜第Nのキャ
パシタと、差動増幅器の第1の入力端子と基準電位のラ
インとの間に接続されて入力電圧で充電され、第1の容
量値のN倍の第2の容量値を有する第N+1のキャパシ
タとが設けられる。そして、第1の切換手段が差動増幅
器の出力端子と第2の入力端子とを接続して入力電圧に
オフセット電圧を加算した電圧を差動増幅器に出力させ
るとともに、第1〜第Nのキャパシタを差動増幅器の出
力端子と第1の入力端子との間に並列接続して充電さ
せ、第2の切換手段が充電された第1〜第Nのキャパシ
タを差動増幅器の第2の入力端子と出力端子との間に直
列接続して、オフセット電圧を補償した電圧を差動増幅
器に出力させる。これにより、理論的にはオフセット電
圧を完全にキャンセルできるので、第N+1のキャパシ
タの容量値すなわちその電極面積が小さくてすみ、レイ
アウト面積が小さくてすむ。
【0065】請求項2に係る発明では、それぞれが第1
の容量値を有する第1〜第Nのキャパシタと、その一方
電極が基準電位のラインに接続されて入力電圧で充電さ
れ、第1の容量値のN倍の第2の容量値を有する第N+
1のキャパシタとが設けられる。そして、第1の切換手
段が差動増幅器の出力端子と第1の入力端子とを接続し
て差動増幅器の第2の入力端子に与えられた入力電圧に
オフセット電圧を加算した電圧を差動増幅器に出力させ
るとともに、第1〜第Nのキャパシタを差動増幅器の出
力端子と第N+1のキャパシタの他方電極との間に並列
接続して充電させ、第2の切換手段が充電された第1〜
第Nのキャパシタを差動増幅器の第1の入力端子と出力
端子との間に直列接続して、オフセット電圧を補償した
電圧を差動増幅器に出力させる。これにより、理論的に
はオフセット電圧を完全にキャンセルできるので、第N
+1のキャパシタの容量値すなわちその電極面積が小さ
くてすみ、レイアウト面積が小さくてすむ。また、第1
〜第Nのキャパシタを充電させるときでも、差動増幅器
の出力端子と第2の入力端子とが結合されないので、発
振状態が生じることが防止されるとともに第2の入力端
子の入力電圧が変化することが防止される。
【0066】請求項3に係る発明では、請求項1または
2に係る発明に、第1〜第Nのキャパシタを充電させる
前に各々の電極間を接続して放電させるための第3の切
換手段がさらに設けられる。この場合は、オフセット電
圧を正確に検出できる。
【0067】請求項4に係る発明では、第1の容量値を
有する第1のキャパシタと、その一方電極が基準電位の
ラインに接続されて入力電圧で充電され、第1の容量値
よりも大きな第2の容量値を有する第2のキャパシタと
が設けられる。そして、第1の切換手段が差動増幅器の
出力端子と第1の入力端子とを接続して差動増幅器の第
2の入力端子に与えられた入力電圧にオフセット電圧を
加算した電圧を差動増幅器に出力させるとともに、第1
のキャパシタを差動増幅器の出力端子と第2のキャパシ
タの他方電極との間に接続して充電させ、第2の切換手
段が充電された第1のキャパシタを差動増幅器の第1の
入力端子と出力端子との間に接続して、オフセット電圧
を補償した電圧を差動増幅器に出力させる。したがっ
て、第1のキャパシタを充電させるときでも、差動増幅
器の出力端子と第2の入力端子とが結合されないので、
発振状態が生じることが防止されるとともに第2の入力
端子の入力電圧が変化することが防止される。
【0068】請求項5に係る発明では、請求項4に係る
発明に、第1の切換手段を用いて第1のキャパシタを充
電させる前に、第1のキャパシタの電極間を接続して放
電させるための第3の切換手段がさらに設けられる。こ
の場合は、オフセット電圧を正確に検出できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1による電圧フォロワ
の構成を示す回路図である。
【図2】 図1に示した電圧フォロワの動作を説明する
ための回路図である。
【図3】 図1に示した電圧フォロワの動作を説明する
ための他の回路図である。
【図4】 図1に示した電圧フォロワの動作を説明する
ためのさらに他の回路図である。
【図5】 図1に示した電圧フォロワの動作を説明する
ためのさらに他の回路図である。
【図6】 図1に示した電圧フォロワの動作を説明する
ためのさらに他の回路図である。
【図7】 図1に示した電圧フォロワの動作を説明する
ためのさらに他の回路図である。
【図8】 図1に示した電圧フォロワの変更例を示す回
路図である。
【図9】 この発明の実施の形態2による電圧フォロワ
の構成を示す回路図である。
【図10】 図9に示した電圧フォロワの動作を説明す
るための回路図である。
【図11】 図9に示した電圧フォロワの動作を説明す
るための他の回路図である。
【図12】 図9に示した電圧フォロワの動作を説明す
るためのさらに他の回路図である。
【図13】 図9に示した電圧フォロワの動作を説明す
るためのさらに他の回路図である。
【図14】 図9に示した電圧フォロワの動作を説明す
るためのさらに他の回路図である。
【図15】 図9に示した電圧フォロワの動作を説明す
るためのさらに他の回路図である。
【図16】 図9に示した電圧フォロワの効果を説明す
るための波形図である。
【図17】 この発明の実施の形態3による電圧フォロ
ワの構成を示す回路図である。
【図18】 図17に示した電圧フォロワの動作を説明
するための回路図である。
【図19】 図17に示した電圧フォロワの動作を説明
するための他の回路図である。
【図20】 図17に示した電圧フォロワの動作を説明
するためのさらに他の回路図である。
【図21】 図17に示した電圧フォロワの動作を説明
するためのさらに他の回路図である。
【図22】 図17に示した電圧フォロワの動作を説明
するためのさらに他の回路図である。
【図23】 図17に示した電圧フォロワの動作を説明
するためのさらに他の回路図である。
【図24】 図17に示した電圧フォロワの効果を説明
するための図である。
【図25】 図17に示した電圧フォロワの変更例を示
す回路図である。
【図26】 従来の差動増幅器の構成を示す回路図であ
る。
【図27】 従来の電圧フォロワの構成を示す回路図で
ある。
【図28】 図27に示した電圧フォロワの動作を説明
するための回路図である。
【図29】 図27に示した電圧フォロワの動作を説明
するための他の回路図である。
【図30】 図27に示した電圧フォロワの動作を説明
するためのさらに他の回路図である。
【図31】 図27に示した電圧フォロワの動作を説明
するためのさらに他の回路図である。
【図32】 図27に示した電圧フォロワの動作を説明
するためのさらに他の回路図である。
【図33】 図27に示した電圧フォロワの動作を説明
するためのさらに他の回路図である。
【図34】 図27に示した電圧フォロワの問題点を説
明するための図である。
【符号の説明】
1,1′,10,15,15′ 電圧フォロワ、2〜
4,32〜34 スイッチ、5,11,16,35,3
6 キャパシタ、6,6′ オフセット電圧ラッチ回
路、20,31 差動増幅器、21 定電流源、22,
23 PチャネルMOSトランジスタ、24,25 抵
抗素子。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 昭弘 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 岩田 明彦 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 Fターム(参考) 5J091 AA01 AA12 CA13 CA54 CA92 FA18 HA10 HA25 HA29 HA38 KA05 KA19 MA05 TA02 TA06

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力電圧と同じ電圧を出力する電圧フォ
    ロワとして使用され、第1の入力端子、第2の入力端子
    および出力端子を含む差動増幅器のオフセット電圧を補
    償するためのオフセット電圧補償回路であって、 それぞれが予め定められた第1の容量値を有する第1〜
    第N(ただし、Nは2以上の整数である)のキャパシ
    タ、 前記差動増幅器の前記第1の入力端子と基準電位のライ
    ンとの間に接続されて前記入力電圧で充電され、前記第
    1の容量値のN倍の第2の容量値を有する第N+1のキ
    ャパシタ、 前記差動増幅器の前記出力端子と前記第2の入力端子と
    を接続して前記入力電圧に前記オフセット電圧を加算し
    た電圧を前記差動増幅器に出力させるとともに、前記第
    1〜第Nのキャパシタを前記差動増幅器の前記出力端子
    と前記第1の入力端子との間に並列接続して充電させる
    ための第1の切換手段、および前記第1の切換手段を用
    いて充電された前記第1〜第Nのキャパシタを前記差動
    増幅器の前記第2の入力端子と前記出力端子との間に直
    列接続して、前記オフセット電圧を補償した電圧を前記
    差動増幅器に出力させるための第2の切換手段を備え
    る、オフセット電圧補償回路。
  2. 【請求項2】 入力電圧と同じ電圧を出力する電圧フォ
    ロワとして使用され、第1の入力端子、第2の入力端子
    および出力端子を含む差動増幅器のオフセット電圧を補
    償するためのオフセット電圧補償回路であって、 それぞれが予め定められた第1の容量値を有する第1〜
    第N(ただし、Nは2以上の整数である)のキャパシ
    タ、 その一方電極が基準電位のラインに接続されて前記入力
    電圧で充電され、前記第1の容量値のN倍の第2の容量
    値を有する第N+1のキャパシタ、 前記差動増幅器の前記出力端子と前記第1の入力端子と
    を接続して前記差動増幅器の前記第2の入力端子に与え
    られた前記入力電圧に前記オフセット電圧を加算した電
    圧を前記差動増幅器に出力させるとともに、前記第1〜
    第Nのキャパシタを前記差動増幅器の前記出力端子と前
    記第N+1のキャパシタの他方電極との間に並列接続し
    て充電させるための第1の切換手段、および前記第1の
    切換手段を用いて充電された前記第1〜第Nのキャパシ
    タを前記差動増幅器の前記第1の入力端子と前記出力端
    子との間に直列接続して、前記オフセット電圧を補償し
    た電圧を前記差動増幅器に出力させるための第2の切換
    手段を備える、オフセット電圧補償回路。
  3. 【請求項3】 さらに、前記第1の切換手段を用いて前
    記第1〜第Nのキャパシタを充電させる前に、前記第1
    〜第Nのキャパシタの各々の電極間を接続して放電させ
    るための第3の切換手段を備える、請求項1または請求
    項2に記載のオフセット電圧補償回路。
  4. 【請求項4】 入力電圧と同じ電圧を出力する電圧フォ
    ロワとして使用され、第1の入力端子、第2の入力端子
    および出力端子を含む差動増幅器のオフセット電圧を補
    償するためのオフセット電圧補償回路であって、 予め定められた第1の容量値を有する第1のキャパシ
    タ、 その一方電極が基準電位のラインに接続されて前記入力
    電圧で充電され、前記第1の容量値よりも大きな第2の
    容量値を有する第2のキャパシタ、 前記差動増幅器の前記出力端子と前記第1の入力端子と
    を接続して、前記差動増幅器の前記第2の入力端子に与
    えられた前記入力電圧に前記オフセット電圧を加算した
    電圧を前記差動増幅器に出力させるとともに、前記第1
    のキャパシタを前記差動増幅器の前記出力端子と前記第
    2のキャパシタの他方電極との間に接続して充電させる
    ための第1の切換手段、および前記第1の切換手段を用
    いて充電された前記第1のキャパシタを前記差動増幅器
    の前記第1の入力端子と前記出力端子との間に接続し
    て、前記オフセット電圧を補償した電圧を前記差動増幅
    器に出力させるための第2の切換手段を備える、オフセ
    ット電圧補償回路。
  5. 【請求項5】 さらに、前記第1の切換手段を用いて前
    記第1のキャパシタを充電させる前に、前記第1のキャ
    パシタの電極間を接続して放電させるための第3の切換
    手段を備える、請求項4に記載のオフセット電圧補償回
    路。
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