JP2000114704A - 微細ボール搭載装置 - Google Patents

微細ボール搭載装置

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JP2000114704A
JP2000114704A JP10294573A JP29457398A JP2000114704A JP 2000114704 A JP2000114704 A JP 2000114704A JP 10294573 A JP10294573 A JP 10294573A JP 29457398 A JP29457398 A JP 29457398A JP 2000114704 A JP2000114704 A JP 2000114704A
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ball
fine
suction
balls
jig
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JP10294573A
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Naoyuki Fujimura
直之 藤村
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Ando Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 作業者への負担を増大させたり、作業効率を
低下させることなく、微細ボールを搭載させる治具へ、
微細ボールを効率よくかつばらつきなく保持させる。 【解決手段】 複数の吸着孔が形成された吸着治具2を
有し、吸引装置B21によって吸着孔に微細ボールを吸
着させて移動させるボール吸着装置10と、吸着治具2
へ微細ボールを受け渡すボール供給装置14と、ボール
供給装置14へ所定量の微細ボールを送り出すボール送
出装置25と、ボール吸着装置10、ボール供給装置1
4及びボール送出装置25の駆動をそれぞれ制御する制
御部とを具備させる。制御部によって、ボール吸着装置
10に吸着させた微細ボールをワークWへ移動させて微
細ボールをワークWに搭載させる搭載工程中に、ボール
送出装置25からボール供給装置14へ所定量の微細ボ
ールを送り出させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、バンプとなる微
細ボールを吸着して、基板やチップ等のワーク上へ搭載
させる微細ボール搭載装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、バンプとなる微細ボールを吸
着して、基板やチップ等のワークへ搭載させる微細ボー
ル搭載装置として、ワーク上の電極パッドと同一位置と
なるように吸着孔が設けられた板状の吸着治具のそれぞ
れの吸着孔に、ワークの少なくとも1回分の微細ボール
群を吸着させ、この吸着治具に吸着させた微細ボールを
ワークの電極パッドに接合するものが、特開平7−15
3765号公報、特開平7−153766号公報により
開示されている。
【0003】この種の吸着装置には、図12に示すよう
に、昇降機構(図示略)によって昇降される吸着ヘッド
11が設けられており、この吸着ヘッド11は、流動化
して浮遊させた微細ボールBを真空吸着するための複数
の吸着孔2aが形成された板状の吸着治具2を有してい
る。そして、図13に示すように、上記吸着ヘッド11
を昇降機構によって下降させて、下方に設けられた金属
製のストック皿3内に入れられた微細ボールBに近づけ
た状態にて、図示しない吸引装置により吸引すると、吸
着治具2の吸着孔2aに微細ボールBが真空吸着される
ようになっている。また、この種の吸着装置の吸着治具
2に形成された吸着孔2aは、極めて小径であるため、
吸着孔2aから離れると空気の流動が少なく、このた
め、微細ボールBが入れられたストック皿3をパーツフ
ィーダ等の振動発生器4によって振動させ、その振動に
よってストック皿3内の微細ボールBを吸着孔2a付近
まで飛ばして、その吸着性を高めるようになっている。
つまり、振動発生器4が設けられたストック皿3が、微
細ボールBを吸着孔2aへ供給させるボール供給手段と
なっている。
【0004】また、本発明者は、他のボール供給手段を
備えた微細ボール搭載装置として、吸着治具2の吸着孔
2aと略同一箇所に微細ボールBが吸着可能な配列孔が
形成された配列治具を有するボール供給装置に、超音波
振動子の先端に取り付けられて、超音波振動子によって
超音波振動を付与されることにより内部にて微細ボール
Bを集束させるリングを有するボール分配装置を設け、
配列治具上にて、リングを水平移動させ、配列治具の配
列孔へ微細ボールBを配列させ、この配列治具の微細ボ
ールを吸着治具2へ受け渡す装置を開発した。そして、
この装置によれば、吸着治具2の吸着孔2aへ微細ボー
ルBを効率良く一つずつ吸着させることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記微細ボ
ール搭載装置では、いずれもストック皿3あるいはボー
ル供給装置の微細ボールBの量が少なくなった際に、そ
の都度、装置を停止させて作業者が適量の微細ボールB
を供給していた。しかしながら、上記のように、ストッ
ク皿3あるいはボール供給装置へ微細ボールBを供給す
る場合、微細ボールBの供給作動毎に、ストック皿3あ
るいはボール供給装置にストックされている微細ボール
Bの量が次第に減少して変化するため、吸着治具2への
微細ボールBの供給にばらつきが生じてしまう。特に、
微細ボールBのストック量が多い場合には、図14に示
すように、吸着治具2の吸着孔2a以外にて余剰の微細
ボールBが付着しやすくなり、逆に微細ボールBのスト
ック量が少ない場合には、図15に示すように、吸着治
具2の吸着孔2aへの吸着確率が低くなり、いずれの場
合も、搭載作業に不具合を生じてしまうという問題があ
った。
【0006】この場合、ストック皿3あるいはボール供
給装置への微細ボールBの供給をこまめに行ってストッ
ク量の変化を抑えれば比較的安定して吸着させることが
可能であるが、装置をその都度停止させて供給作業を行
わなければならないので、作業者への負担が増大してし
まうとともに、作業効率が著しく低下してしまうという
問題があった。
【0007】この発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、作業者への負担を増大させたり、作業効率を低下さ
せることなく、微細ボールを搭載させる治具の吸着孔
へ、微細ボールを効率よくかつばらつきなく保持させる
ことができる微細ボール搭載装置を提供することを目的
としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、請求項1記載の微細ボール搭載装置は、バンプとな
る微細ボールを吸着し、吸着した微細ボールをワークへ
搭載させる微細ボール搭載装置であって、複数の吸着孔
が形成された吸着治具を有し、吸引手段によって前記吸
着孔に前記微細ボールを吸着させて移動させるボール吸
着手段と、該吸着治具へ前記微細ボールを受け渡すボー
ル供給手段と、該ボール供給手段へ所定量の前記微細ボ
ールを送り出すボール送出手段と、前記ボール吸着手
段、ボール供給手段及びボール送出手段の駆動をそれぞ
れ制御する制御手段とを具備してなり、前記制御手段
は、前記ボール吸着手段に吸着させた微細ボールを前記
ワークへ移動させて前記微細ボールを前記ワークに搭載
させる搭載工程中に、前記ボール送出手段から前記ボー
ル供給手段へ所定量の前記微細ボールを送り出させるこ
とを特徴としている。
【0009】このように、ボール吸着手段に吸着させた
微細ボールをワークへ移動させて搭載させる搭載工程中
に、ボール送出手段からボール供給手段へ所定量の微細
ボールを送り出すので、従来技術のように、微細ボール
の量がある程度少なくなった際に、その都度、装置を停
止させて作業者が適量の微細ボールを供給する場合と比
較して、ボール供給手段における微細ボールのストック
量を安定させることができる。これにより、ボール吸着
手段への微細ボールの供給にばらつきを生じさせること
がなく、余剰な微細ボールの吸着を防止しかつ吸着確率
を大幅に高めることができる。また、ボール供給手段へ
の微細ボールの供給が自動的に行われるので、作業者へ
の負担を大幅に減少させることができるとともに、装置
を停止させる必要がないので、作業効率を高めることが
できる。
【0010】請求項2記載の微細ボール搭載装置は、請
求項1記載の微細ボール搭載装置において、前記ボール
供給手段が、前記微細ボールが保持される複数の配列孔
が形成された配列治具を有し、該配列治具の配列孔に保
持させた前記微細ボールを前記吸着治具の前記吸着孔へ
供給することを特徴としている。つまり、ボール供給手
段における微細ボールのストック量を安定させることが
できるので、配列治具の配列孔へ過不足なく微細ボール
を供給することができ、これにより、この配列治具から
吸着治具への微細ボールの受け渡しを確実にかつ過不足
無く行うことができる。
【0011】請求項3記載の微細ボール搭載装置は、整
列させたバンプとなる微細ボールへ上方からワークを被
せることにより、前記ワークに設けられた接着剤によっ
て前記微細ボールを付着させて搭載させる微細ボール搭
載装置であって、前記ワークを把持して移動させるワー
ク把持手段と、複数の配列孔が形成された配列治具を有
し、前記ワークに付着させる微細ボールを吸引手段によ
って前記配列孔に吸着させて配列させるボール供給手段
と、該ボール供給手段へ所定量の前記微細ボールを送り
出すボール送出手段と、前記ワーク把持手段、ボール供
給手段及びボール送出手段の駆動をそれぞれ制御する制
御手段とを具備してなり、前記制御手段は、前記微細ボ
ールを搭載させる前記ワークを前記ワーク把持手段によ
って把持させる把持工程中に、前記ボール送出手段から
前記ボール供給手段へ所定量の前記微細ボールを送り出
させることを特徴としている。
【0012】このように、ワーク把持手段にワークを把
持させる把持工程中に、ボール送出手段からボール供給
手段へ所定量の微細ボールを送り出すので、従来技術の
ように、微細ボールの量がある程度少なくなった際に、
その都度、装置を停止させて作業者が適量の微細ボール
を供給する場合と比較して、ボール供給手段における微
細ボールのストック量を安定させることができる。これ
により、配列治具への微細ボールの供給にばらつきを生
じさせることがなく、配列治具への余剰な微細ボールの
吸着を防止しかつ吸着確率を大幅に高めることができ
る。また、ボール供給手段への微細ボールの供給が自動
的に行われるので、作業者への負担を大幅に減少させる
ことができるとともに、装置を停止させる必要がないの
で、作業効率を高めることができる。
【0013】請求項4記載の微細ボール搭載装置は、請
求項2または請求項3記載の微細ボール搭載装置におい
て、超音波振動を発生させる超音波振動体と、該超音波
振動体に連結されて前記配列治具に沿ってその上方に支
持され、前記超音波振動体の振動が伝達されるリングと
を有し、前記超音波振動体の振動により前記リング内に
同心円状に節を有する定在波を発生させ、この定在波に
より前記微細ボールをリング内にて同心円状に集束させ
た状態にて、前記配列治具上を相対移動して、前記配列
治具の前記配列孔へ前記微細ボールを分配して保持させ
るボール分配手段が設けられていることを特徴としてい
る。つまり、ボール送出手段によって所定量の微細ボー
ルが送り出されるボール供給手段の配列治具に、超音波
振動体に連結されたリングに超音波振動体の振動が伝達
されてその内部に定在波が発生し、リング内にて微細ボ
ールが同心円状に集束され、このリングが配列治具上に
て相対移動されて微細ボールが分配されるので、配列治
具の配列孔へ確実にかつ過不足なく微細ボールを保持さ
せることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照してこの発明の
実施の形態例を説明する。なお、ここでは、ボール分配
手段を有する装置を例にとって説明する。図1は、本発
明による微細ボール搭載装置の実施の形態を示す斜視組
立図である。図1中符号10はボール吸着装置(ボール
吸着手段)、14はボール供給装置(ボール供給手
段)、16は吸引装置A(吸引手段)、21は吸引装置
B(吸引手段)、22は配列治具、24はボール分配装
置(ボール分配手段)、25はボール送出装置(ボール
送出手段)、26はワーク保持装置である。
【0015】図1において、ボール吸着装置10を構成
する吸着ヘッド11は、昇降機構12を介して移動機構
13に支持されている。この移動機構13は、ベースに
固定された支持部13aと、この支持部13aに対して
一方向へ移動可能に支持されたアーム13bを有してお
り、このアーム13bに、前記昇降機構12を有する吸
着ヘッド11がアーム13bの移動方向と直交する一方
向に移動可能に支持されている。即ち、この移動機構1
3によって吸着ヘッド11が互いに直交する2方向へ移
動されるようになっている。前記吸着ヘッド11にはチ
ューブ21aを介して吸引装置B(吸引手段)21が接
続されており、吸着ヘッド11の吸着治具2に形成され
た吸着孔2aから空気を吸引することが可能となってい
る。
【0016】ベース上にはボール供給装置(ボール供給
手段)14が設けられており、このボール供給装置14
を構成するケース23には、チューブ17aを介して圧
縮空気源15と吸引装置A(吸引手段)16が切換弁1
7によって選択可能に接続されている。また、ケース2
3には、図2に示すように、その上面側に、チューブ1
7aと連通する凹部23aが形成されており、また、そ
の上面側には、配列治具22が設けられている。
【0017】この配列治具22には、表裏に貫通して配
列治具22と凹部23aとによって囲われた空間S内と
連通する複数の配列孔22aが形成されている。この配
列治具22に形成された配列孔22aは、その上方側
が、微細ボールBよりも僅かに大径に形成されたボール
保持孔部22a′とされ、下方側が、微細ボールBより
も小径に形成された通気孔部22a″とされている。ボ
ール保持孔部22a′は、その深さ寸法が微細ボールB
の直径以上、直径の2倍未満とされている。つまり、こ
のボール保持孔部22a′は、微細ボールBを一つだけ
保持することができる大きさとされている。また、この
配列治具22には、その周囲に、上方へ立設する壁部2
2bが形成されており、この壁部22bによって配列治
具22上の微細ボールBが外へ脱落しないようになって
いる。
【0018】そして、前記切換弁17によって、ケース
23に圧縮空気源15が接続されると、配列治具22に
て空気が噴出され、ケース23に吸引装置A16が接続
されると、配列治具22にて空気が吸引されるようにな
っている。
【0019】さらに、ベース上には、ボール供給装置1
4の側部近傍に、ボール分配装置(ボール分配手段)2
4が設けられている。このボール分配装置24は、超音
波発振装置18と、この超音波発振装置18によって超
音波振動される超音波振動体18aと、この超音波振動
体18aに連結されて前記配列治具22に沿ってその上
方に支持されたリング19とを有するもので、移動機構
20によってリング19が、ボール供給装置14の配列
治具22の上方近傍を直交する二方向に平行移動される
ようになっている。移動機構20は、互いに直交する方
向へ移動する設置フレーム20a及び支持フレーム20
bから構成されており、この移動機構20の設置フレー
ム20a上に、前記超音波発振装置18が支持されてい
る。
【0020】ここで、図3により、リング19内の超音
波振動の状態を説明する。図3はリング19の平面とリ
ング19の中心断面における超音波の振幅を表してい
る。超音波振動体18aを超音波振動させると、その超
音波はリング19の円周方向へ伝搬して、リング19は
半径方向に伸び縮みする。リング19の内径を振動周波
数と音速により決まる波長λの整数倍となるように設定
すると、リング19内に定在波が発生し、振動の節19
aが同心円状に現れる。一番外側の同心円の位置はリン
グ19の内面から1/4波長の位置であり、そこから1
/2波長の間隔で同心円が現れ、一番内側の円直径は1
/2波長となる。
【0021】そして、このようにリング19内に定在波
を発生させると、この発生した定在波の節19aの部分
に微細ボールBが集束するようになっている。つまり、
リング19内には、超音波振動によって微細ボールBが
隙間なく同心円状に集束するようになっている。なお、
図2に示すように、微細ボールBは、配列治具22上の
複数の配列孔22aの形成箇所以外の場所に置かれてい
る。
【0022】ボール送出装置25は、微細ボールBが投
入されるボール投入ケース27と、このボール投入ケー
ス27に設けられ、このボール投入ケース27の重さを
検出する重量検出センサ28と、ボール投入ケース27
の下端部に接続された送出管29と、この送出管29に
超音波振動を付与させることにより、送出管29を楕円
振動させ、この送出管29の先端部から微細ボールBを
送出させる超音波モータ30とを有しており、この構造
のボール送出装置25は、移動機構31によってベース
に支持されている。
【0023】移動機構31は、ベースに固定された支持
部31aと、この支持部31aに対して直交方向へ移動
可能に支持されたアーム31bとを有しており、このア
ーム31bに、ボール送出装置25が設けられている。
即ち、この移動機構31によってボール送出装置25が
互いに直交する2方向へ移動されるようになっており、
この移動機構31によってボール送出装置25を移動さ
せることにより、ボール送出装置25の送出管29の先
端部が、配列治具22の上部位置へ配置されるようにな
っている。
【0024】つまり、このボール送出装置25の送出管
29の先端部を配列治具22の上部位置へ配置させた状
態にて、超音波モータ30を駆動させて送出管29に楕
円振動を付与させて送出管29の先端部から微細ボール
Bを送出させることにより、微細ボールBが配列治具2
2上へ供給されるようになっている。ワーク保持装置2
6は、その上部にワークWを保持させるもので、このワ
ーク保持装置26上に保持されたワークWに微細ボール
Bが搭載されるようになっている。
【0025】ここで、上記構成の微細ボール搭載装置の
制御系について説明する。図4において、符号41は、
微細ボール搭載装置の駆動を制御する制御部である。こ
の制御部(制御手段)41には、前述した、ボール吸着
装置10、ボール供給装置14、ボール分配装置24、
ボール送出装置25が接続されており、これらの駆動が
制御部41によってそれぞれ制御されるようになってい
る。
【0026】次に本発明による微細ボール搭載装置の動
作を図により説明する。まず、切換弁17によって吸引
装置A16をケース23に接続させ、この吸引装置A1
6によって配列治具22の配列孔22aから空気を吸引
させた状態とする。
【0027】この状態において、超音波発振装置18に
よって超音波振動体18aを超音波振動させると、リン
グ19内に定在波が発生し、この定在波の節19aの部
分に微細ボールBが隙間なく同心円状に集束する。
【0028】次いで、図5に示すように、移動機構20
によりリング19を移動させると、微細ボールBは、リ
ング19内に集束した状態で配列孔22a上を移動す
る。このとき配列治具22の配列孔22aでは、空気吸
引されていることにより、配列孔22aのボール保持孔
部22a′に微細ボールBが入り込む。ここで、前述し
たように、配列孔22aの形状は1つの孔に微細ボール
Bが2個以上入らない寸法のボール保持孔部22a′を
有する段付き形状になっているため、1つの配列孔22
aに複数の微細ボールBが入りかけても超音波によるボ
ール移動により運び去られる。
【0029】上述のように、リング19を配列治具22
の上で平行移動させると、図6に示すように、配列治具
22の配列孔22aには、それぞれ一つずつ微細ボール
Bが保持される。なお、図2、図5及び図6では、定在
波による同心円の節19aが一つの場合を示している。
そして、このように、節19aが一つの場合、この節1
9aは一回の直進動作で、一つの配列孔22a上を2回
通過するため、微細ボールBが吸着されていない抜け孔
の予防に効果的である。さらに、節19aの数を複数個
に設定すれば、抜け孔の予防により有効である。
【0030】微細ボールBが配列治具22の複数の配列
孔22aに配列された後、リング19を配列治具22上
から外し、移動機構13によってボール供給装置14の
真上に配置させた吸着ヘッド11を、図7に示すよう
に、昇降機構12により下降させ、配列治具22の近傍
に配置させる。この状態において、吸引装置B21によ
って吸着ヘッド11の吸着治具2に形成された吸着孔2
aにて吸引させるとともに、切換弁17により圧縮空気
源15をケース23に接続し、配列治具22の配列孔2
2aから空気を噴射させる。
【0031】このようにすると、配列孔22aから噴射
された空気によって、配列孔22aのボール保持孔部2
2a′に保持されていた微細ボールBが浮上し、吸着治
具2の吸着孔2a付近に移動する。
【0032】一方、吸着ヘッド11は吸引装置B21と
接続されて、吸着治具2の吸着孔2aから空気を吸引し
ているので、吸着孔2a付近の微細ボールBが、吸着治
具2の吸着孔2aに吸着される。
【0033】ここで、本発明による微細ボール搭載装置
のボール吸着装置10及びボール送出装置25の駆動の
制御について、図8に示すフローチャート図に基づいて
説明する。なお、図において、ステップS2′〜ステッ
プS5′がボール吸着装置10の駆動を示し、ステップ
S2″〜ステップS5″がボール送出装置25の駆動を
示す。
【0034】ワークWへの微細ボールBの搭載動作が開
始されると(ステップS1)、ボール吸着装置10で
は、配列治具22に配列された微細ボールBを吸着ヘッ
ド11へ吸着させるべく、吸着ヘッド11がボール供給
装置14の上部へ移動される(ステップS2′)。この
とき、ボール送出装置25は、ボール供給装置14から
離れた退避位置に移動される(ステップS2″)。
【0035】次いで、ボール吸着装置10では、吸着ヘ
ッド11に、ボール供給装置14の配列治具22に配列
された微細ボールBが供給されて、各吸着孔2aに吸着
される(ステップS3′)。このとき、ボール送出装置
25では、ボール供給装置14から離れた退避位置に配
置された状態が維持される(ステップS3″)。その
後、ボール吸着装置10では、吸着ヘッド11が、ワー
ク保持装置26に保持されたワークWの上部に移動され
る(ステップS4′)。このとき、ボール送出装置25
は、ボール供給装置14へ向かって移動され、送出管2
9の先端部がボール供給装置14の配列治具22上へ配
置される(ステップS4″)。
【0036】次に、ボール吸着装置10では、吸着ヘッ
ド11が下降され、吸着ヘッド11に吸着されていた微
細ボールBが、ワークW上に搭載される(ステップS
5′)。このとき、ボール送出装置25では、超音波モ
ータ30によって送出管29の先端部近傍に楕円振動が
付与され、これにより、この送出管29から微細ボール
Bが配列治具22の上部に送出される(ステップS
5″)。
【0037】ここで、ボール送出装置25によって微細
ボールBが送出される場合、制御部41は、ボール送出
装置25の重量検出センサ28からの信号に基づいて、
投入ケース27の重量の変化を随時求め、その変化量に
基づいて、送出管29からの微細ボールBの送出量を求
め、その送出量が、約一度の搭載動作に必要となる量
(所定量)となった際に、超音波モータ30の駆動を停
止させ、送出管29からの微細ボールBの送出を停止さ
せる。
【0038】このように、上記構造の微細ボール搭載装
置によれば、ボール吸着装置10の吸着ヘッド11に吸
着させた微細ボールBをワーク保持装置26のワークW
へ移動させて搭載させる搭載工程中に、ボール送出装置
25からボール供給装置14へ所定量の微細ボールBを
送り出す送出工程を行うので、従来技術のように、微細
ボールBの量がある程度少なくなった際に、作業者が、
その都度装置を停止させて適量の微細ボールBを供給す
る場合と比較して、ボール供給装置14における微細ボ
ールBのストック量を安定させることができる。これに
より、ボール吸着装置10への微細ボールBの供給にば
らつきを生じさせることがなく、余剰な微細ボールBの
吸着を防止しかつ吸着確率を大幅に高めることができ
る。また、ボール供給装置14への微細ボールBの供給
が自動的に行われるので、作業者への負担を大幅に減少
させることができるとともに、装置を停止させる必要が
ないので、作業効率を高めることができる。
【0039】また、上記構造の微細ボール搭載装置によ
れば、吸着治具2の吸着孔2aへ微細ボールBを供給す
るボール供給装置14の配列治具22に、超音波振動体
18aの先端に保持されたリング19内に定在波を発生
させて微細ボールBを集束させながら配列治具22上を
移動するボール分配装置24によって微細ボールBを分
配させるものであるので、配列治具22の配列孔22a
へ過不足なく確実に微細ボールBを保持させることがで
きる。
【0040】また、吸着治具2の吸着孔2aと略同一位
置に配列孔22aが形成された配列治具22の配列孔2
2aに微細ボールBを保持させて吸着治具2へ供給し
て、吸着治具2の吸着孔2aへ吸着させるものであるの
で、微細ボールBを最小限の供給量にて吸着治具2へ供
給させることができる。
【0041】しかも、ボール分配装置24による微細ボ
ールBの分配時に、吸引装置A16によって配列治具2
2の配列孔22aが微細ボールBを吸引するものである
ので、配列孔22aへ微細ボールBを確実に保持させる
ことができる。また、吸着治具2の吸着孔2aへの微細
ボールBの供給時に、圧縮空気源15によって配列治具
22の配列孔22aに保持された微細ボールBを浮上さ
せて吸着治具2に受け渡すものであるので、吸着治具2
の吸着孔2aへ微細ボールBを確実に供給して吸着させ
ることができる。
【0042】また、配列治具22の配列孔22aの上方
側が、一つの微細ボールBだけが保持されるボール保持
孔部22a′とされているので、配列治具22の配列孔
22aへ一つずつ微細ボールBを保持させることがで
き、吸着治具2へ微細ボールBを効率良く供給すること
ができる。
【0043】なお、上記の実施の形態では、超音波振動
体18aに連結されたリング19を配列治具22の上で
移動させる構造としたが、リング19を固定してケース
23を移動させることにより、配列治具22に微細ボー
ルBを搭載させるようにしても良いことは勿論である。
また、上記の実施形態例では、ボール供給装置14を、
配列治具22にボール分配装置24によって微細ボール
Bを分配させて配列してボール吸着装置10の吸着ヘッ
ド11へ受け渡す構造としたが、従来のように、ストッ
ク皿3内に入れた微細ボールBを、振動発生器4によっ
て振動させ、その振動によってストック皿3内の微細ボ
ールBをボール吸着装置10の吸着ヘッド11へ受け渡
すようにしても良い。
【0044】次に、他の実施の形態例の微細ボール搭載
装置について説明する。図9に示すように、この実施の
形態では、ボール吸着装置10が、ワーク把持装置51
とされ、図10に示すように、吸着ヘッド11だけが設
けられている。そして、この吸着ヘッド11には、ワー
ク保持装置26のワークWが直接吸着されて把持される
ようになっている。また、ボール供給装置14の配列治
具22の配列孔22aは、吸着治具2と同様の、単に表
裏に連通するストレートに形成されている。したがっ
て、このボール供給装置14では、吸引装置A16によ
って吸引することにより、配列治具22の配列孔22a
に微細ボールBが吸引されて、配列治具22の表面に配
列された状態に保持されるようになっている。
【0045】また、ワークWは、微細ボールBの搭載面
が下方へ向けられて吸着ヘッド11に吸着されるように
なっており、配列治具22上に微細ボールBを配列させ
た状態にて、これら微細ボールBの上部にワークWの下
面側の搭載面を載せることにより、このワークWの搭載
面の所定位置に設けられた接着剤Sに、整列された微細
ボールBが付着するようになっている。
【0046】つまり、上記構成の微細ボール搭載装置
は、ワーク把持装置51の吸着ヘッド11にワークWを
吸着させ、この吸着させたワークWを、微細ボールBが
整列状態に吸着された配列治具22の上部に下降させる
ことにより、このワークWに微細ボールBを接着剤Sに
よって付着させて搭載させ、その後、次工程のラインへ
移動させ、吸着を解除するようになっている。
【0047】次に、上記他の実施の形態例の微細ボール
搭載装置のワーク把持装置51及びボール送出装置25
の駆動の制御について、図11に示すフローチャート図
に基づいて説明する。なお、図において、ステップS1
2′〜ステップS15′がワーク把持装置51の駆動を
示し、ステップS12″〜ステップS15″がボール送
出装置25の駆動を示す。
【0048】ワークWへの微細ボールBの搭載動作が開
始されると(ステップS11)、ワーク把持装置51で
は、ワーク保持装置26に保持されたワークWを吸着さ
せるべく、吸着ヘッド11がワーク保持装置26の上部
へ移動される(ステップS12′)。このとき、ボール
送出装置25は、ボール供給装置14へ向かって移動さ
れ、送出管29の先端部がボール供給装置14の配列治
具22上へ配置される(ステップS12″)。
【0049】次いで、ボール送出装置25では、超音波
モータ30によって送出管29の先端部近傍に楕円振動
が付与され、これにより、この送出管29から微細ボー
ルBが配列治具22の上部に送出される(ステップS1
3″)。また、ボール送出装置25によって微細ボール
Bが送出される場合、制御部41は、ボール送出装置2
5の重量検出センサ28からの信号に基づいて、投入ケ
ース27の重量の変化を随時求め、その変化量に基づい
て、送出管29からの微細ボールBの送出量を求め、そ
の送出量が、約一度の搭載動作に必要となる量(所定
量)となった際に、超音波モータ30の駆動を停止さ
せ、送出管29からの微細ボールBの送出を停止させ
る。
【0050】その後、ワーク把持装置51では、吸着ヘ
ッド11に、ワークWが吸着される(ステップS1
3′)。このときボール送出装置25は、ボール供給装
置14から離れた退避位置に移動される(ステップS1
4″)。そして、ワーク把持装置51では、配列治具2
2に配列された微細ボールBを吸着ヘッド11に吸着さ
せたワークWへ付着させるべく、吸着ヘッド11に吸着
されたワークWをボール供給装置14の上部へ移動させ
る(ステップS14′)。このとき、ボール送出装置2
5では、ボール供給装置14から離れた退避位置に配置
された状態が維持される(ステップS15″)。
【0051】次に、ワーク把持装置51では、吸着ヘッ
ド11が下降され、これにより、吸着ヘッド11に吸着
されているワークWの下面側の搭載面に、配列治具22
に配列された微細ボールBが接着剤Sによって付着され
て搭載され(ステップS15′)、その後、次工程のラ
インの所定位置に、微細ボールBが搭載されたワークW
が載置される。このときも、ボール送出装置25では、
ボール供給装置14から離れた退避位置に配置された状
態が維持される(ステップS15″)。
【0052】そして、この他の実施の形態の微細ボール
搭載装置においても、ワーク把持装置10にワークWを
把持させる把持工程中に、ボール送出装置25からボー
ル供給装置14へ所定量の微細ボールBを送り出す送出
工程を行うので、従来技術のように、微細ボールBの量
がある程度少なくなった際に、作業者が、その都度装置
を停止させて適量の微細ボールBを供給する場合と比較
して、ボール供給装置14における微細ボールBのスト
ック量を安定させることができる。
【0053】これにより、配列治具22への微細ボール
Bの供給にばらつきを生じさせることがなく、配列治具
22への余剰な微細ボールBの吸着を防止しかつ吸着確
率を大幅に高めることができる。また、ボール供給装置
14への微細ボールBの供給が自動的に行われるので、
作業者への負担を大幅に減少させることができるととも
に、装置を停止させる必要がないので、作業効率を高め
ることができる。
【0054】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の微細ボー
ル搭載装置によれば、下記の効果を得ることができる。
請求項1記載の微細ボール搭載装置によれば、ボール吸
着手段に吸着させた微細ボールをワークへ移動させて搭
載させる搭載工程中に、ボール送出手段からボール供給
手段へ所定量の微細ボールを送り出すので、従来技術の
ように、微細ボールの量がある程度少なくなった際に、
作業者が、その都度装置を停止させて適量の微細ボール
を供給する場合と比較して、ボール供給手段における微
細ボールのストック量を安定させることができる。これ
により、ボール吸着手段への微細ボールの供給にばらつ
きを生じさせることがなく、余剰な微細ボールの吸着を
防止しかつ吸着確率を大幅に高めることができる。ま
た、ボール供給手段への微細ボールの供給が自動的に行
われるので、作業者への負担を大幅に減少させることが
できるとともに、装置を停止させる必要がないので、作
業効率を高めることができる。
【0055】請求項2記載の微細ボール搭載装置によれ
ば、ボール供給手段における微細ボールのストック量を
安定させることができるので、配列治具の配列孔へ過不
足なく微細ボールを供給することができ、これにより、
この配列治具から吸着治具への微細ボールの受け渡しを
確実にかつ過不足無く行うことができる。
【0056】請求項3記載の微細ボール搭載装置によれ
ば、ワーク把持手段にワークを把持させる把持工程中
に、ボール送出手段からボール供給手段へ所定量の微細
ボールを送り出すので、従来技術のように、微細ボール
の量がある程度少なくなった際に、作業者が、その都度
装置を停止させて適量の微細ボールを供給する場合と比
較して、ボール供給手段における微細ボールのストック
量を安定させることができる。これにより、配列治具へ
の微細ボールの供給にばらつきを生じさせることがな
く、配列治具への余剰な微細ボールの吸着を防止しかつ
吸着確率を大幅に高めることができる。また、ボール供
給手段への微細ボールの供給が自動的に行われるので、
作業者への負担を大幅に減少させることができるととも
に、装置を停止させる必要がないので、作業効率を高め
ることができる。
【0057】請求項4記載の微細ボール搭載装置によれ
ば、ボール送出手段によって所定量の微細ボールが送り
出されるボール供給手段の配列治具に、超音波振動体に
連結されたリングに超音波振動体の振動が伝達されてそ
の内部に定在波が発生し、リング内にて微細ボールが同
心円状に集束され、このリングが配列治具上にて相対移
動されて微細ボールが分配されるので、配列治具の配列
孔へ確実にかつ過不足なく微細ボールを保持させること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態の微細ボール搭載装置の
構成及び構造を説明する微細ボール搭載装置の斜視図で
ある。
【図2】 本発明の実施の形態の微細ボール搭載装置を
構成するボール供給装置及びボール分配装置を説明する
ボール分配装置及びボール供給装置の断面図である。
【図3】 本発明の実施の形態の微細ボール搭載装置を
構成するボール分配装置にて発生される定在波の状態を
説明する定在波の状態説明図である。
【図4】 本発明の実施の形態の微細ボール搭載装置の
機能を説明する機能ブロック図である。
【図5】 本発明の実施の形態の微細ボール搭載装置を
構成するボール供給装置へのボール分配装置による微細
ボールの分配動作を説明するボール分配装置及びボール
供給装置の断面図である。
【図6】 本発明の実施の形態の微細ボール搭載装置を
構成するボール供給装置へのボール分配装置による微細
ボールの分配動作を説明するボール分配装置及びボール
供給装置の断面図である。
【図7】 本発明の実施の形態の微細ボール搭載装置を
構成する吸着ヘッドへのボール供給装置による微細ボー
ルの供給動作を説明するボール供給装置及び吸着ヘッド
の断面図である。
【図8】 本発明の実施の形態の微細ボール搭載装置の
動作を説明するフローチャート図である。
【図9】 本発明の他の実施の形態の微細ボール搭載装
置の構成及び構造を説明する微細ボール搭載装置の斜視
図である。
【図10】 本発明の他の実施の形態の微細ボール搭載
装置を構成するボール供給装置、ボール分配装置及びワ
ーク把持装置を説明するボール供給装置、ボール分配装
置及びワーク把持装置の断面図である。
【図11】 本発明の他の実施の形態の微細ボール搭載
装置の動作を説明するフローチャート図である。
【図12】 従来の微細ボール搭載装置による吸着ヘッ
ドへの微細ボールの供給動作を説明する断面図である。
【図13】 従来の微細ボール搭載装置による吸着ヘッ
ドへの微細ボールの供給動作を説明する断面図である。
【図14】 従来の微細ボール搭載装置における吸着ヘ
ッドへの微細ボールの吸着状態を説明する吸着ヘッドの
断面図である。
【図15】 従来の微細ボール搭載装置における吸着ヘ
ッドへの微細ボールの吸着状態を説明する吸着ヘッドの
断面図である。
【符号の説明】
2 吸着治具 2a 吸着孔 10 ボール吸着装置(ボール吸着手段) 14 ボール供給装置(ボール供給手段) 16 吸引装置A(吸引手段) 18a 超音波振動体 19 リング 19a 定在波の振動の節 21 吸引装置B(吸引手段) 22 配列治具 22a 配列孔 24 ボール分配装置(ボール分配手段) 25 ボール送出装置(ボール送出手段) 41 制御部(制御手段) 51 ワーク把持装置(ワーク把持手段) B 微細ボール S 接着剤 W ワーク

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バンプとなる微細ボールを吸着し、吸着
    した微細ボールをワークへ搭載させる微細ボール搭載装
    置であって、 複数の吸着孔が形成された吸着治具を有し、吸引手段に
    よって前記吸着孔に前記微細ボールを吸着させて移動さ
    せるボール吸着手段と、 該吸着治具へ前記微細ボールを受け渡すボール供給手段
    と、 該ボール供給手段へ所定量の前記微細ボールを送り出す
    ボール送出手段と、 前記ボール吸着手段、ボール供給手段及びボール送出手
    段の駆動をそれぞれ制御する制御手段とを具備してな
    り、 前記制御手段は、前記ボール吸着手段に吸着させた微細
    ボールを前記ワークへ移動させて前記微細ボールを前記
    ワークに搭載させる搭載工程中に、前記ボール送出手段
    から前記ボール供給手段へ所定量の前記微細ボールを送
    り出させることを特徴とする微細ボール搭載装置。
  2. 【請求項2】 前記ボール供給手段は、前記微細ボール
    が保持される複数の配列孔が形成された配列治具を有
    し、該配列治具の配列孔に保持させた前記微細ボールを
    前記吸着治具の前記吸着孔へ供給することを特徴とする
    請求項1記載の微細ボール搭載装置。
  3. 【請求項3】 整列させたバンプとなる微細ボールへ上
    方からワークを被せることにより、前記ワークに設けら
    れた接着剤によって前記微細ボールを付着させて搭載さ
    せる微細ボール搭載装置であって、 前記ワークを把持して移動させるワーク把持手段と、 複数の配列孔が形成された配列治具を有し、前記ワーク
    へ付着させる微細ボールを吸引手段によって前記配列孔
    に吸着させて配列させるボール供給手段と、 該ボール供給手段へ所定量の前記微細ボールを送り出す
    ボール送出手段と、 前記ワーク把持手段、ボール供給手段及びボール送出手
    段の駆動をそれぞれ制御する制御手段とを具備してな
    り、 前記制御手段は、前記微細ボールを搭載させる前記ワー
    クを前記ワーク把持手段によって把持させる把持工程中
    に、前記ボール送出手段から前記ボール供給手段へ所定
    量の前記微細ボールを送り出させることを特徴とする微
    細ボール搭載装置。
  4. 【請求項4】 超音波振動を発生させる超音波振動体
    と、該超音波振動体に連結されて前記配列治具に沿って
    その上方に支持され、前記超音波振動体の振動が伝達さ
    れるリングとを有し、前記超音波振動体の振動により前
    記リング内に同心円状に節を有する定在波を発生させ、
    この定在波により前記微細ボールをリング内にて同心円
    状に集束させた状態にて、前記配列治具上を相対移動し
    て、前記配列治具の前記配列孔へ前記微細ボールを分配
    して保持させるボール分配手段が設けられていることを
    特徴とする請求項2または請求項3記載の微細ボール搭
    載装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009141174A (ja) * 2007-12-07 2009-06-25 Athlete Fa Kk ボール搭載方法およびボール搭載装置
JP2009283697A (ja) * 2008-05-22 2009-12-03 Shibuya Kogyo Co Ltd 微小ボール配列装置
CN108362257A (zh) * 2018-05-17 2018-08-03 上海市计量测试技术研究院 一种微球旋转夹持装置

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