JP2000114626A - パルスレーザ装置 - Google Patents

パルスレーザ装置

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JP2000114626A JP28118498A JP28118498A JP2000114626A JP 2000114626 A JP2000114626 A JP 2000114626A JP 28118498 A JP28118498 A JP 28118498A JP 28118498 A JP28118498 A JP 28118498A JP 2000114626 A JP2000114626 A JP 2000114626A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高出力かつ高指向性なパルスレーザ装置を得
る。 【解決手段】 基準信号発生装置21により発生される
基準信号22を設定部19に入力し、この基準信号22
を基準にして、レーザ発振制御装置18によりレーザ発
振開始時刻を指令する制御信号20を発生し、設定部1
9の設定を変えることにより、制御信号20を調整し、
この制御信号20を各励起レーザ装置1に出力する。各
励起レーザ装置1は、この制御信号20により設定され
た所定の時刻にレーザ発振を起こす。レーザ光16の強
度が最大になるように、設定部19により各励起レーザ
装置1(A〜E)のレーザ発振開始時刻を調整する。こ
の際、設定を行う光ファイバ7の番号(A〜E)をその
設定部19の近くに表示すると、視覚的に設定部19と
光ファイバ7の対応が分かるので、設定部19の操作の
ミスを防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば、光増幅
を利用して高出力かつ高指向性なレーザ光を得るパルス
レーザ装置に関するもので、詳しくは、レーザ多段増幅
装置を構成する各増幅器に入射する光ビームのレーザ発
振開始時刻およびパルス幅を制御する手段に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】(1)従来技術の構成 発振器と複数個の増幅器により構成されるレーザ多段増
幅装置は、発振器により発生された指向性の良いレーザ
光を光増幅により高出力のレーザ光にできるため、穴あ
け、溶接、切断等の加工や同位体分離等の光化学反応に
用いることができる。特に、パルス発振を行う銅蒸気レ
ーザを励起源とした色素レーザ多段増幅装置は、kW級
の高出力かつ高指向性レーザ光を得ることができ、レー
ザ同位体分離等に適用されている。
【0003】図12は、例えば、特開平8−97493
号公報に記載された従来の色素レーザ多段増幅システム
の構成を簡略化して示すものである。図12において、
1はパルス発振を行う銅蒸気レーザ装置等の励起レーザ
装置であり、最大100mm程度の大口径ビームを発生
する。2はレーザから出射された励起レーザ光、3は励
起レーザ光2を複数のビームに分割かつ集光するレンズ
アレイ等により構成した光分割器、4は分割かつ集光さ
れた光ビーム、5は光ビーム4を光ファイバ入射口に入
れる光結合装置、6は光ビーム4を入射する光ファイバ
入射口、7は光ファイバ入射口6に入射した光ビームを
色素レーザ多段増幅装置8まで伝送する複数の光ファイ
バ、9は指向性の良いレーザ光を発生する発振器、10
〜13は発振器から出射されるレーザ光を光増幅する4
個の増幅器である。10は第1段目の増幅器、11は第
2段目の増幅器、12は第3段目の増幅器、13は第4
段目の増幅器である。14は光ファイバから出射される
光ビーム、15は光ビーム14を発振器9ないしは増幅
器10〜13に照射する1枚ないしは複数の光学部品で
構成した転写光学系、16は光増幅された色素レーザ光
である。 図13は、光結合装置に用いた分割器の一例
としての矩形状のレンズアレイの構成図であり、矩形の
集光レンズをX方向に5個、Y方向に5個並べて構成し
た場合を示している。17はレンズアレイを構成するエ
レメントであり、エレメントの1辺の長さは20mm程
度で、1つのエレメントを通過したビームが1本の光フ
ァイバに入射される。
【0004】(2)従来技術の動作 次に上記従来例の動作について説明する。励起レーザ装
置1から出射された励起レーザ光2を光分割器3により
複数の光ビーム4に分割して集光する。この光ビーム4
を光結合装置5により光ファイバ入射口6から複数の光
ファイバ7に入射する。光ファイバ7から出射された光
ビーム14を転写光学系15により縮小し、増幅器10
〜13の色素溶液が流れている領域に照射する。このレ
ーザ光は色素溶液中の色素分子にエネルギーを与えて上
記色素分子を励起する。この際、発振器9で発生した高
指向性なレーザ光を順次増幅器10〜13に通過させる
と、上記色素分子のエネルギーを吸収しながら光増幅が
起こり、パルス発振を行う高指向性な色素レーザ光16
を発生することができる。
【0005】ここで、レーザ出力が数100W〜kW級
の色素レーザ多段増幅装置において最大のレーザ出力を
得るためには、1段目から4段目の増幅器10〜13に
入射する光ビームの強度を、図14で示す強度割合に設
定する必要がある。第1段目の増幅器10に入射するレ
ーザ出力を1とおくと、第2段目の増幅器11により3
倍、第3段目の増幅器12により6倍、第4段目の増幅
器13により10倍となり、増幅器10〜13で用いる
全レーザ強度は20倍(=1+3+6+10)となる。
よって、光分割器3により分割するビーム数は20本の
倍数となる。なお、ビーム分割数を多くすると高価な光
ファイバ等の部品コストが高くなるので、最適なビーム
分割数は20本程度となる。例えば、円形ビームに対し
て図13に示すレンズアレイを用いて、かつ、レンズア
レイの角に当たる上下端部の4カ所のエレメントを使用
しない場合、全エレメントの個数は21個となり、上記
の最適なビーム分割数に近い条件を得ることできる。
【0006】また、パルス的に発振しているレーザ光を
効率よく光増幅するために、各増幅器へ照射する光ビー
ムのパルス波形(パルス幅)をほぼ等しく、かつ、色素
レーザ光16が増幅器を通過する同じ時刻に光ビームを
その増幅器に入射する必要がある。通常は、光ファイバ
の長さを調整することにより、各増幅器の光ビームのパ
ルス幅および光ビームと色素レーザ光のパルスタイミン
グを合わせている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】(1)従来技術の問題
点 以上のような従来のパルスレーザ装置においては、励起
レーザ装置として銅蒸気レーザ装置を用いた場合、ヘリ
ウムやネオン等の気体を用いて放電によりレーザ発振を
起こす。特に、縦放電型の銅蒸気レーザ装置では、放電
管の周辺部から中央部に向かって放電が発生するため、
光ビームの強度、レーザ発振開始時刻およびレーザ発振
時間(パルス幅)が空間的分布を有する。ここで、気体
のガス圧力や銅蒸気量等のレーザ媒質の条件が変わる
と、上記のレーザ特性が変化する。例えば、銅蒸気レー
ザ装置の場合、ガス圧力が数10Torr変化するとレ
ーザ発振開始時刻ないしはパルス幅は数10ns変化す
る。また、複数の銅蒸気レーザ装置で構成したレーザ多
段増幅装置を励起レーザ装置1として用いた場合、各増
幅器を通過するレーザ光の位置が変わると、最終段の増
幅器から出射されるレーザ特性が変化する。よって、レ
ンズアレイの各エレメントを通過し、色素レーザ多段増
幅装置を構成する各増幅器へ照射される光ビームのパル
ス立ち上がり時刻とパルス幅が変化する。この際、各増
幅器に入射される光ビームと光増幅される色素レーザ光
のパルスタイミングがずれ、全ての増幅器のパルス幅が
等しくならなくなる。このため、色素レーザ多段増幅装
置により高効率的に光増幅を行うことができないという
問題点があった。
【0008】また、光ファイバの切断により光ファイバ
長(ファイバ内のレーザ光の伝播時間:約20cm/n
s)を変えて、各増幅器に入射される光ビームのパルス
立ち上がり時刻を調整することができるが、切断した光
ファイバ端面を研磨する必要があり、切断および取り付
けに過大の時間を要するという問題点があった。
【0009】また、別の1個の光ファイバを継ぎ足すこ
とにより増幅器への光ビーム14の伝送時間を長くでき
るが、この際、2つの光ファイバの接続部により光ビー
ム14が効率良く伝送することが難しいため、レーザ強
度が低下するという問題があった。
【0010】(2)発明の目的 この発明は、上記のような問題点を解消するためになさ
れたもので、励起レーザ装置を複数のレーザ装置により
構成し、各励起レーザ装置のレーザ発振開始時刻を設定
するレーザ発振制御装置を設けることにより、レーザ多
段増幅装置を構成する各増幅器へ照射される光ビームと
光増幅される色素レーザ光のパルスタイミングを合わせ
て、各増幅器に入射される光ビームのパルス幅を等しく
して、高出力かつ安定なパルスレーザ装置を得ることを
目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係るパ
ルスレーザ装置は、励起レーザ光を出射する複数の励起
レーザ装置と、前記励起レーザ光を光ファイバ入射口に
入射する光結合装置と、前記光ファイバ入射口に入射さ
れた励起レーザ光を伝送する複数の光ファイバと、発振
器と複数の増幅器により構成されたレーザ多段増幅装置
と、前記光ファイバから出射された光ビームを前記増幅
器に照射する1つ以上の光学部品で構成される転写光学
系15とを備えるものである。
【0012】請求項2の発明に係るパルスレーザ装置
は、基準信号発生装置により発生された基準信号に基づ
き、前記各励起レーザ装置のレーザ発振開始時刻を指令
する制御信号の発生時間を調整する設定部を有するレー
ザ発振制御装置を備えるものである。
【0013】請求項3の発明に係るパルスレーザ装置
は、前記設定部の近くに、光ファイバの番号ないしは励
起レーザ装置の番号を表示したものである。
【0014】請求項4の発明に係るパルスレーザ装置
は、前記設定部の近くに、増幅器の番号を表示したもの
である。
【0015】請求項5の発明に係るパルスレーザ装置
は、前記設定部の近くに、光ファイバの番号と増幅器の
番号を同時に表示したものである。
【0016】請求項6の発明に係るパルスレーザ装置
は、前記励起レーザ装置を、複数の固体レーザ装置によ
り構成したものである。
【0017】請求項7の発明に係るパルスレーザ装置
は、前記固体レーザ装置のレーザ媒質にYAGを用いた
ものである。
【0018】請求項8の発明に係るパルスレーザ装置
は、前記固体レーザ装置の励起レーザ媒質にYAGを用
いて、前記励起レーザ装置により発生されたレーザ発振
波長を波長変換するための波長変換素子を設けたもので
ある。
【0019】請求項9の発明に係るパルスレーザ装置
は、前記光結合装置が、前記励起レーザ装置の所定配列
に対応した配列からなる単一集光光学系から構成され、
前記各光ファイバ入射口が前記集光光学系の集光点に配
置されるものである。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を添
付図面について説明する。
【0021】実施の形態1.図1は、この発明の実施の
形態1に係るパルスレーザ装置の構成図である。このパ
ルスレーザ装置は5台の励起レーザ装置1を使用し、縦
方向に配置した場合であり、各増幅器に用いる光ファイ
バ7の本数を、増幅器(AMP1)10で1本、増幅器
(AMP2)11で1本、増幅器(AMP3)12で1
本、増幅器(AMP4)13で2本とした。18はレー
ザ発振制御装置、19は設定部、20は制御信号、21
は基準信号発生装置、22は基準信号、23は例えばA
〜Eの記号で表した光ファイバの番号である。図1で
は、これらの番号を複数の設定部19の下側に記号を配
置した場合を示すが、上側ないしは左右側に配置しても
よい。
【0022】なお、上述の説明では、光ファイバ7に番
号を付ける場合を述べたが、励起レーザ装置1と光ファ
イバ7は1対1に対応しているので、図1に示すように
励起レーザ装置1に番号を付けてもよい。
【0023】次に、この実施の形態1の動作について説
明する。図1により、基準信号発生装置21により発生
される基準信号22を設定部19に入力する。この基準
信号22を基準にして、レーザ発振制御装置18により
レーザ発振開始時刻を指令する制御信号20を発生し、
設定部19の設定を変えることにより、制御信号20を
調整し、この制御信号20を各励起レーザ装置1に出力
する。各励起レーザ装置1はこの制御信号20により設
定された所定の時刻にレーザ発振を起こす。設定部19
は、電気的ないしは光学的な回路により構成される。
【0024】ここで、各増幅器10〜13へ照射される
光ビームのパルスタイミングがずれた場合、レーザ光1
6の強度が低下するので、レーザ光16の強度が最大に
なるように、設定部19により各励起レーザ装置1(A
〜E)のレーザ発振開始時刻を調整する。
【0025】以下に、この手順を述べる。まず、レーザ
光16を測定するため、図示しないパワーメータ等のレ
ーザ強度検出器をレーザ多段増幅装置8の最終段の増幅
器13の出射口に配置し、これにレーザ多段増幅装置8
から出射されるレーザ光16を入射する。次に、前段の
増幅器から順次後段の増幅器の設定部19の調整を行
う。増幅器10の調整時に、増幅器11、増幅器12と
増幅器13に光ビームを供給する励起レーザ装置の運転
を停止して各増幅器に入射する光ビームを遮断する。設
定部19(E)によりAMP1に対応する励起レーザ装
置1(E)のレーザ発振開始時刻を前後に変化させて、
レーザ光16の強度が最大になるように調整する。その
後、以下の手順を繰り返す。増幅器11の調整時に、上
記と同様に、増幅器12と増幅器13に入射する光ビー
ムを遮断する。設定部19(D)により増幅器11に対
応する励起レーザ装置1(D)のレーザ発振開始時刻を
前後に変化させて、レーザ光16の強度が最大になるよ
うに調整する。増幅器12の調整時に、増幅器13に入
射する光ビームを遮断する。設定部19(C)により増
幅器12に対応する励起レーザ装置1(C)のレーザ発
振開始時刻を前後に変化させて、レーザ光16の強度が
最大になるように調整する。最後に、増幅器13の調整
時に、設定部19(BとA)により増幅器13に対応す
る励起レーザ装置1(BとA)のレーザ発振開始時刻を
前後に変化させて、レーザ光16の強度が最大になるよ
うに調整する。例えば、設定部19(B)により、レー
ザ光の強度が最大となるように設定した後、設定部19
(A)により、レーザ光の強度が最大となるように調整
する。
【0026】同型の励起レーザ装置を用いた場合、各励
起レーザ光2のパルス幅は等しい。よって、レーザ発振
制御装置18の設定部19の調整を行い、各励起レーザ
光2が所定の増幅器まで伝送される時間を一致させるこ
とにより、各増幅器のパルス波形(パルス幅)を等しく
することができる。また、同型の励起レーザ装置を用い
た場合、保守の点で部品の交換が容易になる。
【0027】また、図1に示すように、設定を行う光フ
ァイバ7の番号(A〜E)をその設定部の近くに表示す
ると、視覚的に、設定部19と光ファイバ7の対応が分
かるので、設定部の操作のミスを防止できる。
【0028】以上のように、本実施の形態1によれば、
励起レーザ装置1を複数のレーザ装置1(A〜E)によ
り構成し、各励起レーザ装置1(A〜E)のレーザ発振
開始時刻を設定するレーザ発振制御装置を設けることに
より、レーザ多段増幅装置を構成する各増幅器10〜1
3へ照射される光ビーム14と光増幅される色素レーザ
光16のパルスタイミングを合わせて、各増幅器10〜
13に入射される光ビーム14のパルス幅を等しくする
ことができるので、高出力かつ高指向性なパルスレーザ
装置を得ることができる。
【0029】また、設定を行う光ファイバ7の番号をそ
の設定部19の近くに表示すると、視覚的に、設定部1
9と光ファイバ7の対応が分かるので、設定部19の操
作ミスを防止できる。
【0030】なお、上記実施の形態1では、パルスレー
ザ装置として、色素レーザ多段増幅装置に対して説明し
たが、例えば、複数の光ファイバ7を用いたレーザ加工
装置やレーザ医療装置であってもよく、上記と同様の効
果を奏する。
【0031】また、上記実施の形態1では、光ビーム1
4を各増幅器の片側から照射した場合に対して説明した
が、光ビーム14を各増幅器10〜13の両側から照射
した場合でも、上記と同様の効果を奏する。
【0032】実施の形態2.図2は、この発明の実施の
形態2によるパルスレーザ装置の構成図である。図2で
は、レーザ発振制御装置18、基準信号発生装置21お
よび励起レーザ装置1以外の部分は図1と同様であるた
め省略した。24は、例えば、AMP1〜AMP4の記
号で示した各増幅器の番号である。図24では、これら
の番号を複数の設定部19の下側に記号を配置した場合
を示しているが、上側ないしは左右に配置してもよい。
【0033】次に、この実施の形態2の動作について説
明する。各励起レーザ装置に対するレーザ発振制御装置
18の設定の手順は、上記実施の形態1と同様であるの
で、説明を省略する。図1で述べた光ファイバ7の番号
23と同様に、設定を行う増幅器10〜13の番号24
をその設定部19の近くに表示すると、これらの番号に
より設定部19と増幅器10〜13の対応が分かるの
で、設定部19の操作のミスを防止できる。なお、設定
する光ファイバ7の番号および増幅器10〜13の番号
を設定部19の近くに表示してもよい。
【0034】以上のように、この実施の形態2によれ
ば、設定を行う増幅器10〜13の番号をその設定部1
9の近くに表示することにより、視覚的に、設定部19
と光ファイバ7の対応が分かるので、設定部19の操作
ミスを防止できる。
【0035】実施の形態3.図3は、この発明の実施の
形態3によるパルスレーザ装置の構成図である。この実
施の形態3は、例えば25台の励起レーザ装置1を用い
て、縦方向に5台、横方向に5台配置した場合である。
図3では、レーザ発振制御装置18、基準信号発生装置
21および励起レーザ装置1以外の部分は図1と同様で
あるので省略した。23は、A〜Eおよび1〜5の記号
の組み合わせ(例えば、A1〜A5、B1〜B5、C1
〜C5、E1〜E5)で示す光ファイバの番号である。
図3では、これらの番号を複数の設定部19の左側およ
び下側に記号を配置した場合を示すが、上側ないしは左
右に配置してもよい。
【0036】なお、上記説明では、光ファイバに番号を
付ける場合を述べたが、励起レーザ装置1と光ファイバ
は1対1に対応しているので、図3に示すように、励起
レーザ装置1に番号を付けてもよい。
【0037】次に、この実施の形態3の動作について説
明する。各励起レーザ装置1に対するレーザ発振制御装
置18の設定の手順は、上記実施の形態1と同様である
ので、説明を省略する。
【0038】図3では、2次元的に配置した励起レーザ
装置1から出射される各励起レーザ光2を伝送する光フ
ァイバの番号23を、設定を行う設定部19の左側と下
側に表示する。この際、設定部19に表示する光ファイ
バの番号23と光ファイバの配置(A1〜E5)を対応
して表示する。
【0039】以上のように、この実施の形態3によれ
ば、励起レーザ装置1を2次元的に配置した場合、設定
を行う光ファイバの番号をその設定部19の近くに2次
元的に表示することにより、視覚的に、設定部19と光
ファイバの対応が分かるので、設定部19の操作ミスを
防止できる。
【0040】実施の形態4.図4は、この発明の実施の
形態4によるパルスレーザ装置の構成図である。この実
施の形態4では、励起レーザ装置1の台数が20台で、
図4に示したように、20本の光ファイバを用いた場合
であり、各増幅器に用いる光ファイバ本数をAMP1で
2本、AMP2で4本、AMP3で6本、AMP4で1
0本とした場合である。24は、例えば、AMP1〜A
MP4の記号で示す増幅器の番号である。図4では、こ
れらの番号を複数の設定部19の上側に記号を配置した
場合を示すが、下側に配置してもよい。
【0041】図5は、この実施の形態4の他のパルスレ
ーザ装置の構成図である。図4により述べたように、2
0本の光ファイバを用いる場合であり、設定部19を1
列ないしは複数列に配置し、その設定部19の左側に、
1個のAMP1からAMP4の記号を表示した。図4で
は、これらの番号を複数の設定部19の左側に記号を配
置した場合を示すが、右側ないしは上下側に配置しても
よい。
【0042】図4では、2次元的に配置した励起レーザ
装置1から出射される励起レーザ光2を入射する増幅器
の番号24を、設定を行う設定部19の上側に表示す
る。この際、各増幅器に対応する設定部19を1列に配
置し、各々の設定部19に1個の増幅器の番号を表示す
る。
【0043】図5では、2次元的に配置した励起レーザ
装置1から出射される励起レーザ光2を入射する増幅器
の番号24を、設定を行う設定部19の右側に表示す
る。この際、各増幅器に対応する設定部19を1群(1
列ないしは複数の列)に配置し、1群の設定部19に1
個の増幅器の番号を表示する。
【0044】以上のように、この実施の形態4によれ
ば、励起レーザ装置を2次元的に配置した場合、設定を
行う増幅器の番号をその設定部19の近くに2次元的に
表示することにより、視覚的に、設定部19と光ファイ
バの対応が分かるので、設定部の操作ミスを防止でき
る。
【0045】実施の形態5.図6は、この発明の実施の
形態5によるパルスレーザ装置の構成図である。この実
施の形態5は、図5により示した設定部19に表示する
増幅器の番号24に加えて、図4に示した光ファイバの
番号23(A1〜E2)を各設定部19の上側に表示し
た場合である。図6では、これらの番号を複数の設定部
19の上側に記号を配置した場合を示すが、下側ないし
は左右側に配置してもよい。
【0046】図6では、2次元的に配置した励起レーザ
装置1から出射される励起レーザ光2を入射する増幅器
の番号24を、設定を行う設定部19の右側に表示す
る。同時に、励起レーザ光2を伝送する光ファイバの番
号23を、設定を行う設定部19の上側に表示する。こ
の際、増幅器の番号24は、図5と同様に表示し、各々
の設定部19に1個の光ファイバの番号23を表示す
る。
【0047】実施の形態6.図7は、この発明の実施の
形態6によるレーザ装置の構成図である。この実施の形
態6では、励起レーザ装置1として用いる固体レーザ装
置以外の部分は図1と同様であるので、1個の励起レー
ザ装置1以外の部分は省略した。図7では、例えば、レ
ーザ媒質の側面から半導体レーザ光を照射する半導体励
起固体レーザ装置を示す。25は固体レーザ装置、26
はYAG(構造式:Yl512)、リサフ(Li
SrAiF)、チタンサファイヤ等の結晶を用いたレ
ーザ媒質、27は半導体レーザ、28は半導体レーザを
駆動する電源、29および30はレーザ光をレーザ媒質
26内に閉じ込める共振器ミラーであり、29は発振波
長に対して全反射するミラー、30は発振波長に対して
部分透過するミラーである。
【0048】図8と図9は、本実施の形態6による他の
レーザ装置の構成図であり、励起レーザ装置1の以外の
部分は省略した。これらの図8および9において、レー
ザ装置の構成要素25〜30は図7とほぼ同様のもので
あり、31は固体レーザ装置により発生されたレーザ光
の波長を変換する波長変換素子である。例えば、1/2
倍の波長を得る際には、KTP(構造式:KTiOPO
)、BBO(BaB)、KN(KNbO)等
のSHG(Second HarmonicGener
ation)結晶が用いられる。図8は、波長変換素子
31を共振器ミラー30の外部に置いた場合であり、図
9は、波長変換素子31を共振器ミラー30の内部に置
いた場合である。図9において、32は固体レーザ装置
25から出射されたレーザ光である。
【0049】次に、この実施の形態6の動作について説
明する。図7において、図示しない基準信号発生装置2
1とレーザ発振制御装置18(図1参照)の動作は上記
実施の形態1と同様であるので、説明を省略する。ま
ず、レーザ発振制御装置18により発生されたレーザ発
振開始時刻を指令する制御信号20を半導体レーザ駆動
電源28に入力する。この信号に従い、半導体レーザ駆
動電源28から半導体レーザ27に電力が供給され、半
導体レーザ光が発生する。次に、このレーザ光をYAG
等により構成したレーザ媒質26の側面に入射する。こ
のレーザ光はレーザ媒質26に吸収され、レーザ媒質2
6は吸収したエネルギーを半導体レーザ光とは異なる波
長のレーザ光として放出する。この放出されたレーザ光
を共振器ミラー29および30によりレーザ媒質26内
に閉じ込めて光増幅を行うと同時に、このレーザ光を部
分透過ミラーよりなる共振器ミラー30側から一部を取
り出すことにより励起レーザ光2を得る。
【0050】図7では、レーザ媒質26の側面から半導
体レーザ光を照射する場合について示したが、レーザ媒
質26の片端に配置した共振器ミラー29の外側に半導
体レーザ27を配置し、共振器ミラー29を通して半導
体レーザ光をレーザ媒質26に照射してもよい。但し、
この場合、半導体レーザ光が通過するように、半導体レ
ーザ光に対する共振器ミラー29の透過率を設定する。
【0051】また、図8および図9において、固体レー
ザ装置25から出射されたレーザ光32を波長変換素子
31に入射する。この際、SHGを効率よく発生するた
めに、レーザ入射角と波長変換素子31の温度を調整
し、固体レーザ装置25から出射されたレーザ光32の
入射角を波長変換素子31の位相整合角に合うように設
定する。
【0052】最近、固体レーザ装置25と波長変換素子
31を組み合わせた固体レーザ装置の研究が盛んに行わ
れている。銅蒸気レーザ装置の場合、発振波長は510
nmと578nmであり、レーザ装置の長さが約300
0cmの場合に出力500W程度のレーザ光が得られる
が、径方向にレーザビーム強度分布を有する欠点があ
る。これに対して、YAGを用いた固体レーザ装置で
は、発振波長は1060nmであり、レーザ媒質長が約
30cmの場合に、出力100W程度の一様なビーム強
度を有するレーザ光を得ることができる。ここで、SH
GにKTPを用いてYAGレーザ光を2倍波変換する場
合の変換効率はほぼ50%以下であるので、YAGレー
ザ装置とSHGを組み合わせることにより、発振波長5
32nmにて50Wのレーザ出力が得られる。従って、
上記の銅蒸気レーザの約500W程度までのレーザ出力
を得るには、10個の半導体励起固体レーザ装置が必要
であるが、装置長さは1/100となるので、全装置寸
法は1/10となり、レーザ装置がコンパクトになる。
この際、10個の半導体励起固体レーザ装置を2次元的
に配置すれば、さらなるコンパクト化を図ることができ
る。
【0053】なお、可視レーザ光の場合、1本の光ファ
イバに入射できるレーザ出力の最大値は200W程度で
あるので、上述した50W以下の出力を1個の光ファイ
バに入射することは問題ない。
【0054】ここで、各増幅器へ照射される光ビームの
パルスタイミングがずれた場合、レーザ光16の強度が
低下するので、レーザ光16の強度が最大になるよう
に、設定部19により各励起レーザ装置1(A〜E)の
レーザ発振開始時刻を調整する。但し、各増幅器に入射
される光ビームのパルス幅の調整手順は上記実施の形態
1と同様であるので、説明は省略する。同型の固体レー
ザ装置を用いた場合、励起レーザ光2のパルス幅は等し
い。従って、各励起レーザ装置のレーザ発振開始時刻を
レーザ発振制御装置18により設定し、レーザ多段増幅
装置8を構成する各増幅器へ照射される光ビームと光増
幅される色素レーザ光のパルスタイミングを合わせるこ
とにより、各増幅器に入射される光ビームのパルス幅を
等しくできる。
【0055】以上のように、この実施の形態6によれ
ば、励起レーザ装置を複数の固体レーザ装置により構成
し、各励起レーザ装置のレーザ発振開始時刻を設定する
レーザ発振制御装置を設けることにより、レーザ多段増
幅装置を構成する各増幅器へ照射される光ビームと光増
幅される色素レーザ光のパルスタイミングを合わせて、
各増幅器に入射される光ビームのパルス幅を等しくし、
コンパクトでかつ高出力かつ安定なパルスレーザ装置を
得ることができる。
【0056】実施の形態7.図10は、この発明の実施
の形態7によるパルスーザ装置に用いる光結合装置の構
成図であり、励起レーザ装置1と光結合装置5以外の部
分は省略した。33は全反射ミラーであり、これ以外の
構成は上図1の上記実施の形態1と同様である。
【0057】図11は、この実施の形態7の光結合装置
5に用いる集光光学系の構成図である。本実施の形態7
の集光光学系は、図3に示した2次元的に配置した励起
レーザ装置の配列に対応して、集光レンズを縦方向に5
個、横方向に5個配置して一体化した場合である。37
はレンズアレイ、34は1個の凸レンズ等により構成し
た集光レンズであるが、複数のレンズを組み合わせてる
ことにより集光レンズを構成してもよい。図11におい
て、35は集光レンズ34の固定板、36は固定板35
を保持する支持枠である。レーザ多段増幅装置8(図1
参照)を構成する全ての増幅器に必要な光ファイバの本
数により、集光光学系の集光レンズ34の個数と配置を
決める。
【0058】なお、図11には、支持枠36により集光
レンズ34を一体化する場合を示したが、上述した図1
3の光分割器3の1例として示したレンズアレイを用い
てもよい。
【0059】次に、この実施の形態7の動作について説
明する。図10では、1次元的に5個の集光レンズを一
体化した光結合装置5を用いて、5本の励起レーザ光2
を光ファイバ7に入射する場合を示し、また、各レーザ
装置1(A〜E)が集光光学系37より大きい場合を示
す。この際、集光光学系37の各集光レンズ34に励起
レーザ光2を直接入射できないので、複数のレーザ装置
1から出射された各励起レーザ光2を1枚ないしは複数
の全反射ミラー33により集光光学系37まで伝送す
る。全反射ミラー33はアルミ蒸着ないしは誘電体蒸着
により製作される。なお、各レーザ装置1(A〜E)が
集光光学系37より小さい場合は、集光光学系37の入
口に複数のレーザ装置1(A〜E)を配置することがで
き、全反射ミラー33が不要となる。
【0060】図11では、円形の集光レンズ34を固定
板35に取り付け、次に、この固定板35を支持枠36
に取り付けた場合を示す。集光光学系37に入射した各
々の励起レーザ光2を集光レンズ34により集光する。
この集光レンズ34により集光されたレーザ光4の集光
点に光ファイバ7の入射口6を配置することにより、1
本のレーザ光4を1個の光ファイバ7に入射させる。
【0061】以上のように、この実施の形態7によれ
ば、複数の集光レンズ34を一体化した集光光学系37
を用いて光結合装置5を構成することにより、光結合装
置5がコンパクトになり、コンパクトなパルスレーザ装
置を得ることができる。
【0062】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、励起
レーザ装置を複数のレーザ装置により構成し、各励起レ
ーザ装置のレーザ発振開始時刻を設定するレーザ発振制
御装置を設けることにより、レーザ多段増幅装置を構成
する各増幅器へ照射される光ビームと光増幅される色素
レーザ光のパルスタイミングを合わせて、各増幅器に入
射される光ビームのパルス幅を等しくして、高出力かつ
安定なパルスレーザ装置を得ることができるものであ
る。
【0063】また、設定を行う光ファイバの番号ないし
は励起レーザ装置の番号をその設定部の近くに表示する
と、視覚的に、設定部と光ファイバの対応が分かるの
で、設定部の操作ミスを防止することができる。
【0064】さらに、設定を行う増幅器の番号をその設
定部の近くに表示することにより、視覚的に、設定部と
増幅器に対応する光ファイバの対応が分かるので、設定
部の操作ミスを防止することができる。
【0065】また、設定を行う光ファイバの番号と増幅
器の番号を設定部の近くに同時に表示することにより、
設定部の操作ミスを確実に防止できる。
【0066】さらに、励起レーザ装置を複数の固体レー
ザ装置により構成し、各励起レーザ装置のレーザ発振開
始時刻をレーザ発振制御装置により設定することによ
り、レーザ多段増幅装置を構成する各増幅器へ照射され
る光ビームと光増幅される色素レーザ光のパルスタイミ
ングを合わせて、各増幅器に入射される光ビームのパル
ス幅を等しくし、コンパクトでかつ高出力かつ安定なパ
ルスレーザ装置を得ることができる。
【0067】また、固体レーザ装置の励起レーザ媒質に
YAGを用いて、励起レーザ装置により発生されたレー
ザ発振波長を波長変換するための波長変換素子を設けた
ので、一様なビーム強度を有するレーザ光を得ることが
でき、装置全体をコンパクトに構成することができる。
【0068】さらに、光結合装置を、励起レーザ装置の
所定配列に対応した配列からなる単一集光光学系(すな
わち複数の集光レンズを一体化した集光光学系)から構
成することにより、光結合装置がコンパクトになり、コ
ンパクトなパルスレーザ装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1のパルスレーザ装置
の構成図である。
【図2】 この発明の実施の形態2のパルスレーザ装置
の構成図である。
【図3】 この発明の実施の形態3のパルスレーザ装置
の構成図である。
【図4】 この発明の実施の形態4パルスレーザ装置の
構成図である。
【図5】 この発明の実施の形態4の他のパルスレーザ
装置の構成図である。
【図6】 この発明の実施の形態5のパルスレーザ装置
の構成図である。
【図7】 この発明の実施の形態6のパルスレーザ装置
の構成図である。
【図8】 この発明の実施の形態6の他のパルスレーザ
装置の構成図である。
【図9】 この発明の実施の形態6の他のパルスレーザ
装置の構成図である。
【図10】 この発明の実施の形態7のパルスーザ装置
に用いる光結合装置の構成図である。
【図11】 この発明の実施の形態7の光結合装置に用
いる集光光学系の構造図である。
【図12】 従来の色素パルスレーザ装置の構成を簡略
化して示す図である。
【図13】 光分割器の1例としてのレンズアレイの構
造図である。
【図14】 1段目から4段目の増幅器に入射する光ビ
ームの強度割合を示す図である。
【符号の説明】
1 励起レーザ装置、2 励起レーザ光、3 光分割
器、4 レーザ光、5光結合装置、6 光ファイバ入射
口、7 光ファイバ、8 レーザ多段増幅装置、9 発
振器、10 増幅器、11 増幅器、12 増幅器、1
3 増幅器、14 光ビーム、15 転写光学系、16
レーザ光、18 レーザ発振制御装置、19 設定
部、20 制御信号、21 基準信号発生装置、22
基準信号、23 光ファイバの番号、25 固体レーザ
装置、26 レーザ媒質、27 半導体レーザ、28
半導体レーザ駆動電源、29、 30 共振器ミラー、
31波長変換素子、32 固体レーザ装置から出射され
たレーザ光、33 全反射ミラー、34 集光レンズ、
35 固定板、36 支持枠、37 集光光学系。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 美濃和 芳文 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 多田 稔 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 Fターム(参考) 2H037 AA02 AA04 BA06 CA21 5F072 AA03 AB01 AB13 AB20 AC02 HH07 HH08 KK05 KK12 KK24 KK30 PP10 QQ02 SS06 TT12 YY01 YY06

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 励起レーザ光を出射する複数の励起レー
    ザ装置と、 前記励起レーザ光を光ファイバ入射口に入射する光結合
    装置と、 前記光ファイバ入射口に入射された励起レーザ光を伝送
    する複数の光ファイバと、 発振器と複数の増幅器により構成されたレーザ多段増幅
    装置と、 前記光ファイバから出射された光ビームを前記増幅器に
    照射する1つ以上の光学部品で構成される転写光学系
    と、 を備えることを特徴とするパルスレーザ装置。
  2. 【請求項2】 基準信号発生装置により発生された基準
    信号に基づき、前記各励起レーザ装置のレーザ発振開始
    時刻を指令する制御信号の発生時間を調整する設定部を
    有するレーザ発振制御装置を備えることを特徴とする請
    求項1に記載のパルスレーザ装置。
  3. 【請求項3】 前記設定部の近くに、光ファイバの番号
    ないしは励起レーザ装置の番号を表示したことを特徴と
    する請求項2に記載のパルスレーザ装置。
  4. 【請求項4】 前記設定部の近くに、増幅器の番号を表
    示したことを特徴とする請求項2に記載のパルスレーザ
    装置。
  5. 【請求項5】 前記設定部の近くに、光ファイバの番号
    と増幅器の番号を同時に表示したことを特徴とする請求
    項2に記載のパルスレーザ装置。
  6. 【請求項6】 前記励起レーザ装置は、複数の固体レー
    ザ装置により構成したことを特徴とする請求項1乃至請
    求項4の何れかに記載のレーザ加工装置。
  7. 【請求項7】 前記固体レーザ装置は、レーザ媒質にY
    AGを用いたことを特徴とする請求項5に記載のパルス
    レーザ装置。
  8. 【請求項8】 前記固体レーザ装置は、励起レーザ媒質
    にYAGを用いて、前記励起レーザ装置により発生され
    たレーザ発振波長を波長変換するための波長変換素子を
    設けたことを特徴とする請求項5に記載のパルスレーザ
    装置。
  9. 【請求項9】 前記光結合装置は、前記励起レーザ装置
    の所定配列に対応した配列からなる単一集光光学系から
    構成され、前記各光ファイバ入射口は前記集光光学系の
    集光点に配置されたことを特徴とする請求項1乃至請求
    項7の何れかに記載のパルスレーザ装置。
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