JP2000114338A - 半導体装置の特性変動評価方法、特性変動評価装置および特性変動評価プログラムを記憶した記録媒体 - Google Patents

半導体装置の特性変動評価方法、特性変動評価装置および特性変動評価プログラムを記憶した記録媒体

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JP2000114338A
JP2000114338A JP10277415A JP27741598A JP2000114338A JP 2000114338 A JP2000114338 A JP 2000114338A JP 10277415 A JP10277415 A JP 10277415A JP 27741598 A JP27741598 A JP 27741598A JP 2000114338 A JP2000114338 A JP 2000114338A
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Kenji Yasuda
健志 安田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ワーストケースパラメータの計算に用いる特
定パラメータの選択を容易にする。 【解決手段】 主要なパラメータの内の幾つかのパラメ
ータで特性値を表現するのに適していないパラメータを
除去する(ステップST31)。モデル式を抽出する
(ステップST32)。同一チップから抽出したパラメ
ータの値をモデル式に代入して特性値を計算する(ステ
ップST32)。モデル式を用いて計算された特性値と
測定された特性値との相関係数を求める(ステップST
33)。相関係数に基づいて特定パラメータを選択する
(ステップST34)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、半導体装置の特
性変動を評価するためにワーストケースパラメータを生
成する半導体装置の特性変動評価方法、特性変動評価装
置および特性変動評価プログラムを記憶した記録媒体に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】半導体プロセスにおいて工程の条件が変
動することに伴い、そのプロセスを利用した回路の性能
は確率的に変動する。デバイスの微細化に伴い、この種
の性能のバラツキは相対的に大きくなりつつあり、デバ
イス開発の段階から標準の性能と共に性能のバラツキを
見積もることが必要になってきている。
【0003】例えば、因子分析や主成分分析を用いて互
いに独立なモデルパラメータを探し出し、そのパラメー
タで全てのパラメータのバラツキを表現する方法、パラ
メータの相関を考慮してパラメータを分類し、分類した
パラメータ毎に回路性能に対して感度解析を行い、その
感度とパラメータのバラツキで回路の性能のバラツキを
表現する方法等がある。
【0004】これら手法はいずれもパラメータのバラツ
キから特性値のバラツキを表現する方法であり、解法に
シミュレーションを用いているため多くの労力を必要と
する。そこで、例えば電子情報通信学会技術研究報告S
DM96‐122(1996‐11)には、工程条件の
変動に起因する基本回路の性能のバラツキを主成分分析
と重回帰分析により回路のモデルパラメータで表現し、
基本回路の性能がある一定の値であるパラメータの内で
確率の最も高いパラメータを、ワーストケースを表現す
るパラメータとして決定する手法(以下基本手法とい
う。)が示されている。
【0005】この従来の基本手法の特徴としては、次の
4点があげられる。 (1)パラメータ間の相関を考慮して、ワーストケース
に対応するパラメータの値を決定している。 (2)コーナーモデルより、基本手法のワーストケース
決定法の方が確率の見積もりが正確である。 (3)回路性能ワーストケースに対応する値を指定して
パラメータの値を決定できる。 (4)シミュレーションによるパラメータの検証に必要
な回数が削減できる。
【0006】(基本手法の概要)基本手法全体の流れと
しては、図13のように、まず(ドレイン電流や回路遅
延のような)性能を多くのチップから測定する(ステッ
プST1)。そして、回路シミュレーションのモデルパ
ラメータの内、少数の主要なパラメータ(実効チャネル
長、しきい値電圧など)を複数のチップから抽出する
(ステップST1)。次に、異常な値の除去を行い(ス
テップST2)、各パラメータに分布を当てはめる(ス
テップST3)。続いて、標準の性能をもった典型的チ
ップ(典型的な半導体装置)の選択(ステップST4)
する。そして、その典型的チップの主要なパラメータを
典型的パラメータとして抽出する(ステップST5)。
一方、特性値のワーストケースのバラツキを表現するの
に必要なパラメータを偏回帰分析(ステップST6)お
よび重回帰分析(ステップST7)を用いて選択する。
そのパラメータにワーストケースパラメータ決定手法を
適応することにより、ワーストケースに対応するパラメ
ータの値を決定し、最後に典型的チップから抽出した典
型パラメータの内、特性値のバラツキを表現するパラメ
ータのみ入れ換えてシミュレーションを行い、ワースト
ケースパラメータの検証を行う。
【0007】次に図13のフローチャートの各ステップ
についてさらに詳しく説明する。ステップST1におい
て行う、パラメータの抽出について説明する。ステップ
ST1において、抽出するパラメータは、例えば、実効
チャネル長Leff、実効チャネル幅Weff、外部抵抗RSH、
酸化膜厚Tox、しきい値電圧Vth、接合容量面成分Cj、接
合容量線成分Cjswである。回路シミュレーションのモデ
ルパラメータの内、上記のパラメータは物理的にも意味
を持ち回路の性能、例えば回路遅延Tpdやドレイン電流I
dmaxに影響を与える主要なパラメータであると考えられ
る。
【0008】次に、ステップST2で行う、異常値の除
去について説明する。ステップST2では、複数のチッ
プから抽出した回路シミュレーションの主要なパラメー
タの内、一つでも異常な値があるチップから抽出したパ
ラメータセットを取り除く。現状では、異常値を含む各
パラメータのデータを主成分分析を用いて独立な変数に
変換し、その変換した変数のデータが無相関になるまで
異常な値を取り除く手法と各パラメータの変換と分布を
みて異常な値を取り除く手法がある。
【0009】前者の主成分分析を用いる方法の例とし
て、図14に縦軸を第1主成分、横軸を第2主成分とし
たものを示す。図14では最初は異常値が混じり主成分
同士が無相関になっていない。異常値を取り除くことに
より図15のように図に示されているプロットの分布が
丸くなり、主成分同士が無相関になる。ある主成分につ
いてこのような操作をパラメータの数だけ行い、この操
作を繰り返すことにより異常値が取り除ける。
【0010】次に、ステップST3で行う、分布の当て
はめについて説明する。ステップST3では、特性値お
よび各パラメータに適当な確率分布を当てはめる。一般
的に種々の不特定要因が関与する確率変数は近似的に正
規分布するとして、特性値には正規分布を、パラメータ
には多変量正規分布を当てはめる。図16は、特性値と
主要なパラメータに正規分布を当てはめた結果である。
図16のように各パラメータと特性値はほぼ正規分布し
ており、各パラメータには図17のように相関がある。
【0011】次に、ステップST4で行う、典型パラメ
ータ抽出用チップの選択について説明する。まず、特性
値がその分布の平均値近くであるチップに絞り込み、主
要なモデルパラメータのとる確率密度が最も高いものを
典型的な値に対応する回路シミュレーションモデルの全
てのモデルパラメータを抽出するチップとする。必要に
応じてパラメータも絞り込みに使用する。ステップ5で
は、この抽出された典型的なチップ(典型的な半導体装
置)の所定のパラメータLeff,Vth等が典型パラメータと
なる。
【0012】次に、ステップST6で行う、偏回帰分析
によるパラメータの選択について説明する。ステップS
T6では、特性値のバラツキに寄与すると考えられる、
ある一つのパラメータがその他のパラメータ特性値を説
明する成分以外の成分を持つかどうかを調べる。つま
り、偏回帰分析により、あるパラメータの特性値に対す
る寄与を分析することができる。
【0013】次に、ステップST7で行う、回帰分析に
よる特性値に対するパラメータセットの寄与の確認につ
いて説明する。ステップST7では、偏回帰分析の結果
より選択されたパラメータセットから算出した線形の回
帰式の値とと実測値の間に、どの程度相関があるか調べ
る。相関を調べることによって、特性値のバラツキが選
択されたパラメータによりどの程度表現できるかを確認
する。
【0014】次に、ステップST8で、ワーストケース
MOSFETモデルパラメータの決定手法について説明
する。回路の遅延時間や電流駆動能力などの特性値pが
バラツキを持つ場合、その特性値pは、ある確率分布に
従う確率変数とみなせる。一般的に特性値pのバラツキ
は、特性値pのバラツキに対して寄与の大きい回路シミ
ュレーションのモデルパラメータxで、p=F(x)+
eと表される。ここで、pは特性値の確率変数ベクト
ル、xはパラメータの確率変数ベクトル、eは誤差ベク
トルである。なお、この明細書では、定数も要素が一つ
のベクトルして、ベクトルの概念に含めて取り扱い、定
数である場合の説明は省略する。
【0015】図18は特性値pを電流駆動能力とした場
合、実効チャネル長Leff、実効チャネル幅Weff、外部抵
抗RSH、酸化膜厚Tox、しきい値電圧Vthで電流駆動能力
を十分表せることを示している。図18(a)はパラメ
ータDL,Vth,Toxと特性値Idmaxの相関を、図18(b)
はパラメータToxと特性値Idmaxの相関を、図18(c)
はパラメータDL,DW,RSH,Vth,Toxと特性値Idmaxの相関
を、図18(d)はパラメータDW,Vth,Toxと特性値Idma
xの相関を示している。特性値のバラツキが微小である
と仮定すると、特性値pは、 p=βtx+β0+e …(1) のような線形結合で表すことができる。この式(1)で
は、βを重回帰分析における偏回帰係数ベクトルまたは
行列とする。また、tは転置記号を示す。
【0016】図19は特性値pを電流駆動能力Idmaxと
した場合、実効チャネル長Leff、実効チャネル幅Weff、
外部抵抗RSH、酸化膜厚Tox、しきい値電圧Vthの線形結
合で電流駆動能力を十分表せることを示している。特性
値のバラツキをよく説明できる回路シミュレーションの
モデルパラメータはある多次元の確率分布に従うとす
る。ここでは、x≒N(μx,Σx)という多変量正規分
布を仮定する。この時、確率密度関数は以下のように表
される。ただし、数1において、μxはXの平均値ベク
トル、ΣxはXの分散共分散行列である。
【0017】
【数11】
【0018】前述のようにパラメータ間に相関があるこ
とが分かっているので、多変量正規分布を当てはめる。
多変量正規分布はパラメータ間の線形の相関を考慮でき
る。一般的に、正規分布に従う確率変数の線形結合は正
規分布となる。従って、p≒N(μp,Σp)となる。x
に適当な正規直行行列Aを施すことにより、Zは互いに
独立な正規分布に従うようにすることができる。つま
り、 Z=AtX …(2) となる。特性値pをZの線形結合で表すと式(1)を参
考に、 C=btZ+b0+e …(3) となる。また、Zの確率密度関数は、式(4)のように
なる。
【0019】
【数12】
【0020】式(3)は誤差項eを無視し、cを特性値
のワースト/ベストケースに対応する一定の値と考えれ
ば、Zに対する次の制約式となる。すなわち、 bt・Z=C−b0 …(5) となる。式(5)を満たし、式(4)の対数確率密度関
数を最大にする主成分Zは、式(7)で与えられる。さ
らに式(2)より、ワーストケースパラメータxWは式
(8)のようになる。
【0021】
【数13】
【0022】
【数14】
【0023】式(8)に所望の歩留まりを示す特性値の
値を代入すれば、特性値のワースト/ベストケースに対
応する回路シミュレーションモデルのパラメータを一意
に求めることができる。
【0024】次に、ステップST9におけるワーストケ
ースパラメータ検証の検証結果について説明する。0.
35μmCMOSプロセスにおいて、基本手法の検証が
行われている。パラメータの求め方としては、先に、イ
ンバータチェーンの遅延時間Tpdを特性値としてNMO
SとPMOSの両チャネルの電流駆動能力Idmax、結合
容量面成分Cj、結合容量線成分Cjswに対して基本手法を
適用し、各々のワースト/ベストケースの値を求める。
次いでその電流駆動能力Idmaxの値を特性値として他の
パラメータの値を求める。NMOSとPMOSの両チャ
ネルの電流駆動能力Idmax、結合容量面成分Cj、結合容
量線成分Cjswをパラメータの組として、基本的な回路を
特性値として偏回帰分析を行った結果、PMOSの結合
容量面成分Cjの偏回帰係数の値は微小になった。しか
し、両チャネルのパラメータのバランスをとるためワー
スト/ベストケースを表現するパラメータとして残し
た。その結果、PチャネルMOSトランジスタの結合容
量面成分Cjの値は平均値近くの値となった。
【0025】図20は、インバータチェーンの遅延時間
を特性値、NMOSとPMOSの両チャネルの電流駆動
能力Idmax,結合容量面成分Cj,結合容量線成分Cjswを
説明変数とし、重回帰分析を行った結果を示す。基本的
な回路の内、インバータチェーンで相関係数が0.90
であり、他の回路でも相関係数が0.87以上あること
が分かった。これより、基本的な回路のバラツキは、N
MOSとPMOSの両チャネルの電流駆動能力Idmax,
結合容量面成分Cj,結合容量線成分Cjswの線形式で表現
可能であることが分かった。ついで、実効チャネル長Le
ff、実効チャネル幅Weff、酸化膜厚Tox、外部抵抗RSH、
しきい値電圧Vthをパラメータの組としてNMOSとP
MOSの両チャンネルの電流駆動能力Idmax、L=0.
35、W=10μmをそれぞれ特性値として偏回帰分析
を行った。実効チャネル幅Weffについては、偏回帰係数
が微小であり、ワースト/ベストケースを表現するパラ
メータから除いた。酸化膜厚Toxについては、バラツキ
が小さく、しきい値電圧Vthとも相関があるので、ワー
スト/ベストケースを表現するパラメータから除いた。
他のパラメータは電流駆動能力Idmaxについて高い偏回
帰係数を持っていた。
【0026】図21は、NMOSの電流駆動能力Idmax
を特性値、実効チャネル長Leff、外部抵抗RSH、しきい
値電圧Vthを説明変数として、重回帰分析を行った結果
である。上記の結果、電流駆動能力Idmaxのワースト/
ベストケースを表すパラメータとしてNMOS、PMO
S共に実効チャネル長Leff、RSH、Vthを用いることにし
た。
【0027】図22は、基本手法を用いて計算したパラ
メータの値でシミュレーションした電流駆動能力Idmax
のワースト/ベストケース(−3σ、−2σ、−σ、
σ、2σ、3σ)に対応する値と実測値の比較である。
回路の性能のワースト/ベストケースを表すパラメータ
としてはNMOS、PMOSともに実効チャネル長Lef
f、外部抵抗RSH、しきい値電圧Vth、結合容量面成分C
j、結合容量線成分Cjwsを用いた。また、その他のパラ
メータにはステップST5で抽出した典型パラメータを
用いた。図23は、基本的な回路の実測値とシミュレー
ション値とのバラツキの誤差を表している。上記のパラ
メータかシミュレーションにより求めた値のバラツキ
は、実測のバラツキとほぼ一致している。
【0028】ここで、従来の問題点を分かり易くするた
めに、図13のステップST10に続く、ワーストケー
スパラメータを計算するためのステップST8について
まとめる。このステップST8は、図24に示すように
感度の計算ステップST11とワーストケースパラメー
タの計算ステップST12を含むと略述すことができ
る。上記の説明では、主成分分析によって感度Bが求め
られており、式(8)を用いてワーストケースパラメー
タxWが求められている。なお、次のようにして感度を
計算することもできる。まず、パラメータxおよび特性
値pから標準特性(平均値)を示す製品単体を決定し、
特性を示す構造式に従い、その製品単体の特性を示すパ
ラメータ抽出する。そして、パラメータの特性値に対す
る感度解析を行い、偏微分係数B[∂pi/∂xj]
(i=1,2,…,k、j=1,2,…,n)を計算す
る。ステップST8でワーストケースパラメータの生成
に用いられるパラメータの選択は、ステップST10に
おいて、偏回帰分析のステップST6や重回帰分析のス
テップST7を経て、経験的に決定される。
【0029】
【発明が解決しようとする課題】従来の半導体装置の特
性変動評価方法は以上のように構成されており、ワース
トケースパラメータの生成に用いられるパラメータの選
択が経験に基づいて試行錯誤を繰り返して行われるの
で、ワーストケースパラメータ生成の手順が複雑にな
り、また時間がかかるという問題がある。
【0030】また、ワーストケースパラメータを生成す
るときに用いる感度の計算が、主成分分析を行わなけれ
ばならないなど、計算が困難であるという問題がある。
【0031】また、生成されたワーストケースパラメー
タの正確さをさらに高くすることが要求されたときに、
その要求に応えられないという問題がある。
【0032】また、ワーストケースパラメータを生成す
るパラメータと特性値の要素の数が互いに異なると計算
が困難になるという問題がある。
【0033】また、ワーストケースパラメータを生成す
るための計算が複雑で時間がかかるという問題がある。
【0034】本願発明は上記の問題点のいずれかを解消
するためになされたものであり、ワーストケースパラメ
ータの生成に用いられるパラメータの選択を機械的に行
うことによって容易にすることを目的とする。あるい
は、ワーストケースパラメータを生成するときの感度の
計算を容易にすることを目的とする。あるいは、ワース
トケースパラメータの計算を従来よりも正確に行えるよ
うにすることを目的とする。あるいは、パラメータと特
性値の要素の数が異なる場合に、ワーストケースパラメ
ータの計算を容易にすることを目的とする。あるいは、
ワーストケースパラメータの計算を簡単化して計算時間
を短くすることを目的とする。
【0035】
【課題を解決するための手段】第1の発明に係る半導体
装置の特性変動評価方法は、半導体装置の特性値に係わ
る所定のパラメータを抽出するとともに前記特性値を測
定する抽出・測定ステップと、前記抽出・測定ステップ
で測定されたデータの中から異常値を除去する異常値除
去ステップと、前記異常値が除去されたデータの中の典
型的なデータを持つ典型的な半導体装置を前記抽出・測
定ステップで測定の対象となった半導体装置の中から選
択して、前記典型的な半導体装置の前記所定のパラメー
タを典型パラメータとして抽出するステップと、前記所
定のパラメータの中からワーストケースパラメータの生
成に用いる特定パラメータの選択を行う選択ステップ
と、前記異常値が除かれたデータに基づき、前記特定パ
ラメータについてワーストケースパラメータの生成を行
うワーストケースパラメータ生成ステップと、前記ワー
ストケースパラメータ生成ステップで生成された前記ワ
ーストケースパラメータおよび、当該ワーストケースパ
ラメータ以外の前記所定のパラメータとして前記典型パ
ラメータの内の対応するパラメータを用いて計算された
前記特性値に基づいてワーストケースパラメータの検証
を行うワーストケースパラメータ検証ステップとを備
え、前記選択ステップは、前記所定のパラメータの内の
幾つかのパラメータで前記特性値を表現する式を決定す
るステップと、前記式を用いて計算された特性値と測定
された前記特性値との相関係数を求めるステップと、前
記相関係数に基づいて前記特定パラメータを選択するス
テップとを含むことを特徴とする。
【0036】第2の発明に係る半導体装置の特性変動評
価装置は、前記選択ステップとして、第1の発明の各ス
テップに代えて、前記所定のパラメータの内の幾つかの
パラメータを用いて感度を求めるステップと、前記幾つ
かのパラメータと前記感度との内積を求めるとともに、
当該内積と測定された前記特性値との相関係数を求める
ステップと、前記相関係数に基づいて前記特定パラメー
タを選択するステップとを含むことを特徴とする。
【0037】第3の発明に係る半導体装置の特性変動評
価装置は、前記選択ステップとして、第1の発明の各ス
テップに代えて、前記所定のパラメータの内の幾つかの
パラメータを用いて感度を求めるステップと、前記感度
を用いて前記幾つかのパラメータについて標準化偏回帰
係数を求めるステップと、前記標準化偏回帰係数に基づ
いて前記特定パラメータを選択するステップとを含むこ
とを特徴とする。
【0038】第4の発明に係る半導体装置の特性変動評
価装置は、前記選択ステップとして、第1の発明の各ス
テップに代えて、前記所定のパラメータの内の幾つかの
パラメータについて変動係数を求めるステップと、前記
変動係数に基づいて前記特定パラメータを選択するステ
ップとを含むことを特徴とする。
【0039】第5の発明に係る半導体装置の特性変動評
価方法は、半導体装置の特性値に係わる所定のパラメー
タを抽出するとともに前記特性値を測定する抽出・測定
ステップと、前記抽出・測定ステップで測定されたデー
タの中から異常値を除去する異常値除去ステップと、前
記異常値が除去されたデータの中の典型的なデータを持
つ典型的な半導体装置を前記抽出・測定ステップで測定
の対象となった半導体装置の中から選択して、前記典型
的な半導体装置の前記所定のパラメータを典型パラメー
タとして抽出するステップと、前記所定のパラメータの
中からワーストケースパラメータの生成に用いる特定パ
ラメータの選択を行う選択ステップと、前記異常値が除
かれたデータに基づき、前記特定パラメータについてワ
ーストケースパラメータの生成を行うワーストケースパ
ラメータ生成ステップと、前記ワーストケースパラメー
タ生成ステップで生成された前記ワーストケースパラメ
ータおよび、当該ワーストケースパラメータ以外の前記
所定のパラメータとして前記典型パラメータの内の対応
するパラメータを用いて計算された前記特性値に基づい
てワーストケースパラメータの検証を行うワーストケー
スパラメータ検証ステップとを備え、前記ワーストケー
スパラメータ生成ステップは、前記異常値が除かれたデ
ータに基づき、
【0040】
【数15】
【0041】という関係式から感度を計算するステップ
と、前記感度を用いてワーストケースパラメータを計算
するステップとを含むことを特徴とする。
【0042】第6の発明に係る半導体装置の特性変動評
価方法は、前記ワーストケースパラメータ生成ステップ
として、第5の発明の各ステップに代えて、前記異常値
が除かれたデータに基づき、
【0043】
【数16】
【0044】という関係式から感度を計算するステップ
と、前記感度を用いてワーストケースパラメータを計算
するステップとを含むことを特徴とする。
【0045】第7の発明に係る半導体装置の特性変動評
価方法は、前記ワーストケースパラメータ生成ステップ
として、第5の発明の各ステップに代えて、前記異常値
が除かれたデータに基づいて感度を計算するステップ
と、前記感度の計算結果を用い、
【0046】
【数17】
【0047】という関係式からワーストケースパラメー
タを計算するステップとを含むことを特徴とする。
【0048】第8の発明に係る半導体装置の特性変動評
価方法は、前記ワーストケースパラメータ生成ステップ
として、第5の発明の各ステップに代えて、前記異常値
が除かれたデータに基づいて感度を計算するステップ
と、前記感度の計算結果を用い、
【0049】
【数18】
【0050】という関係式からワーストケースパラメー
タを計算するステップとを含むことを特徴とする。
【0051】第9の発明に係る半導体装置の特性変動評
価方法は、前記ワーストケースパラメータ生成ステップ
として、第5の発明の各ステップに代えて、前記感度と
前記特定パラメータの関係を示すテーブルを準備するス
テップと、前記テーブルを用い、
【0052】
【数19】
【0053】という関係式からワーストケースパラメー
タを計算するステップとを含むことを特徴とする。
【0054】第10の発明に係る半導体装置の特性変動
評価装置は、半導体装置の特性値の測定データ中から異
常値を除去する異常値除去装置と、前記異常値が除去さ
れた測定データの中の典型的なデータを持つ典型的な半
導体装置を測定対象の半導体装置の中から選択して、前
記典型的な半導体装置の特性値に係わる所定のパラメー
タを典型パラメータとして抽出する典型パラメータ抽出
装置と、前記所定のパラメータの中からワーストケース
パラメータの生成に用いる特定パラメータを選択する選
択装置と、前記異常値が除かれた測定データに基づき、
前記特定パラメータについてワーストケースパラメータ
の生成を行うワーストケースパラメータ生成装置と、前
記ワーストケースパラメータ生成装置で生成された前記
ワーストケースパラメータおよび、当該ワーストケース
パラメータ以外のパラメータの値に前記典型パラメータ
を用いてワーストケースパラメータの検証を行うワース
トケースパラメータ検証装置とを備え、前記パラメータ
選択装置は、前記所定のパラメータの内の幾つかのパラ
メータで前記特性値を表現する式を抽出する手段と、前
記式を用いて計算された値と測定された前記特性値との
相関係数を求める手段と、前記相関係数を用いて前記幾
つかのパラメータの中から特定パラメータを選択する手
段とを含むことを特徴とする。
【0055】第11の発明に係る半導体装置の特性変動
評価装置は、前記パラメータ選択装置として、第10の
発明の各手段に代えて、前記所定のパラメータの内の幾
つかのパラメータを用いて感度を求める手段と、前記幾
つかのパラメータと前記感度との内積を求め、当該内積
と測定された前記特性値との相関係数を求める手段と、
前記相関係数を用いて前記特定パラメータを選択する手
段とを含むことを特徴とする。
【0056】第12の発明に係る半導体装置の特性変動
評価装置は、前記パラメータ選択装置として、第10の
発明の各手段に代えて、前記所定のパラメータの内の幾
つかのパラメータを用いて感度を求める手段と、前記感
度を用いて前記幾つかのパラメータについて標準化偏回
帰係数を求める手段と、前記標準化偏回帰係数を用いて
前記特定パラメータを選択する手段とを含むことを特徴
とする。
【0057】第13の発明に係る半導体装置の特性変動
評価装置は、前記パラメータ選択装置として、第10の
発明の各手段に代えて、前記所定のパラメータの内の幾
つかのパラメータの変動係数を求める手段と、前記変動
係数を用いて前記特定パラメータを選択する手段とを含
むことを特徴とする。
【0058】第14の発明に係る半導体装置の特性変動
評価装置は、半導体装置の特性値の測定データ中から異
常値を除去する異常値除去装置と、前記異常値が除去さ
れた測定データの中の典型的なデータを持つ典型的な半
導体装置を測定対象の半導体装置の中から選択して、前
記典型的な半導体装置の特性値に係わる所定のパラメー
タを典型パラメータとして抽出する典型パラメータ抽出
装置と、前記所定のパラメータの中からワーストケース
パラメータの生成に用いる特定パラメータを選択する選
択装置と、前記異常値が除かれた測定データに基づき、
前記特定パラメータについてワーストケースパラメータ
の生成を行うワーストケースパラメータ生成装置と、前
記ワーストケースパラメータ生成装置で生成された前記
ワーストケースパラメータおよび、当該ワーストケース
パラメータ以外のパラメータの値に前記典型パラメータ
を用いてワーストケースパラメータの検証を行うワース
トケースパラメータ検証装置とを備え、前記ワーストケ
ースパラメータ生成装置は、前記異常値が除かれたデー
タに基づき、
【0059】
【数20】
【0060】という関係式から感度を計算する手段と、
前記感度を用いてワーストケースパラメータを計算する
手段とを含むことを特徴とする。
【0061】第15の発明に係る半導体装置の特性変動
評価装置は、前記ワーストケースパラメータ生成装置と
して、第14の発明の各手段に代えて、前記異常値が除
かれたデータに基づき、
【0062】
【数21】
【0063】という関係式から感度を計算する手段と、
前記感度を用いてワーストケースパラメータを計算する
手段とを含むことを特徴とする。
【0064】第16の発明に係る半導体装置の特性変動
評価装置は、前記ワーストケースパラメータ生成装置と
して、第14の発明の各手段に代えて、前記異常値が除
かれたデータに基づいて感度を計算する手段と、前記感
度の計算結果を用い、
【0065】
【数22】
【0066】という関係式からワーストケースパラメー
タを計算する手段とを含むことを特徴とする。
【0067】第17の発明に係る半導体装置の特性変動
評価装置は、前記ワーストケースパラメータ生成装置と
して、第14の発明の各手段に代えて、前記異常値が除
かれたデータに基づいて感度を計算する手段と、前記感
度の計算結果を用い、
【0068】
【数23】
【0069】という関係式からワーストケースパラメー
タを計算する手段とを含むことを特徴とする。
【0070】第18の発明に係る半導体装置の特性変動
評価装置は、前記ワーストケースパラメータ生成装置と
して、第14の発明の各手段に代えて、前記感度と前記
特定パラメータの関係を示すテーブルを記憶する手段
と、前記テーブルを用い、
【0071】
【数24】
【0072】という関係式からワーストケースパラメー
タを計算する手段とを含むことを特徴とする。
【0073】第19の発明に係る記録媒体は、第1から
第9の発明のいずれかに記載の特性変動評価方法のステ
ップのうち、抽出・測定ステップ以外のステップを少な
くともコンピュータに実行させるためのプログラムを記
録している。
【0074】第20の発明に係る記録媒体は、第10か
ら第18の発明のいずれかに記載の特性変動評価装置と
してコンピュータを機能させるためのプログラムを記録
している。
【0075】
【発明の実施の形態】実施の形態1.この発明の実施の
形態1による半導体装置の特性変動評価方法および評価
装置は、従来の基本手法のパラメータ選択を改良して得
られるものである。つまり、図1に示すように、図13
のステップST10に対応するステップST20が従来
とは異なる。図2は、実施の形態1による特性変動評価
方法をの一例を示す図1のステップST20を示すフロ
ーチャートである。まず、ステップST31で、ワース
トケースパラメータとなる可能性がないものを主要なパ
ラメータからを抽出する。この主要なパラメータは、ス
テップST1で抽出されたもので、所定のパラメータで
ある。図3は複数の集積回路が形成されているウェーハ
の概念図である。例えば、図3のウェーハ100の各チ
ップ101から回路の遅延時間Tpdや電流駆動能力Idmax
等の特性値を測定する。これらの特性値は、ステップS
T31で除去されなかったパラメータを用いて測定され
るが、主要なパラメータ全てを対象にして測定を行うこ
とも可能である。測定は自由度の調整が必要ない程度に
十分な測定点数について行われる。集積回路が形成され
ているチップ101毎にパラメータの値が異なり、その
ため特性値の測定結果がチップ101毎に異なるのが一
般的である。図4は特性値(インバータチェーンの遅延
時間)の測定結果の一例を示すヒストグラムである。図
4に示すように、通常、特性値の分布は正規分布にな
る。
【0076】次に、ステップST32で、次式に示すよ
うに、モデル式を抽出するか、または線形の式を計算す
る。
【0077】
【数25】
【0078】ここで、上記の式に示すように、モデル式
あるいは線形の式において、様々なパラメータの組合せ
を設定する。次に、ステップST33で、特性値を測定
したチップと同一チップから抽出したパラメータの値を
上記の式に代入して特性値を計算する。続いて、ステッ
プST34で、モデル式または線形の式の、各パラメー
タの組合せ毎に、特性値の測定値と計算値の相関係数を
求める。例えば、モデル式Idmax=f(Leff,Vth,RS
H)の相関係数が0.958のように、相関係数の値を
個別に求める。この相関係数の最も高いパラメータの組
合せを特定パラメータとして選択する(ステップST3
5)。この選択した特定パラメータの組合せで、例えば
図1のステップST8のワーストケースパラメータ生成
が行われる。図1のステップST20以外のステップ
は、同じ符号で示される図13のステップと同様の処理
が行われる。
【0079】このように種々の組合せについて相関係数
を求めるので、ワーストケースパラメータの生成に適し
た特定パラメータの組合せを機械的に一意に求めること
ができ、パラメータの選択が容易になる。
【0080】次に、実施の形態1による半導体装置の特
性変動評価装置について説明する。図5は実施の形態1
の特性変動評価装置の構成を示すブロック図である。特
性変動評価装置1は、測定装置2から半導体装置、例え
ばウェーハ100上に形成されているチップの特性を測
定する。この測定すべき特性やそのための主要なパラメ
ータは、例えば入力装置10から入力される。入力装置
10から与えられた情報はデータ記憶装置11に記憶さ
れ、例えばデータ記憶装置11を介して他の装置に与え
られる。パラメータ抽出装置12は、データ記憶装置1
1に記憶されている測定データから半導体装置の性能に
影響を与える主要なパラメータを抽出する。異常値除去
装置13は、データ記憶装置11に記憶されている測定
データを用いて図1のステップST2で行われるような
異常値の除去を行う装置である。フィッティング装置1
4は、データ記憶装置11に記憶されている測定データ
を用いて図1のステップST3で行われるような分布の
当てはめを行う装置である。パラメータ選択装置15
は、パラメータ抽出装置12が抽出したパラメータの内
の幾つかのパラメータの中からワーストケースパラメー
タの生成に用いられる特定パラメータの選択を行う。そ
の選択の前に、パラメータ選択装置15は、異常値除去
装置13が示す異常値を除く。なお、パラメータ選択装
置15は、フィッティング装置14が分布の当てはめを
うまく行えない場合に、パラメータ選択を中止するよう
に構成されてもよい。分布の当てはめがうまく行えない
場合には、測定に不備があり、そのため、このようなデ
ータを用いてワーストケースパラメータの生成を行って
も正しい結果を示さない可能性が大きいからである。従
って、このフィッティング装置14がなくてもワースト
ケースパラメータの生成は可能である。ワーストケース
パラメータ生成装置16は、データ記憶装置11に記憶
されている測定データおよびパラメータ選択装置15か
ら与えられる特定パラメータを用いてワーストケースパ
ラメータの生成を行う。ワーストケースパラメータ生成
装置16が行うワーストケースパラメータの生成は、図
1のステップST8で説明したように行われる。一方、
典型パラメータ抽出装置18は、データ記憶装置11に
記憶されている測定データを用いて、図1のステップS
T4,ST5の処理と同じ処理を行って典型パラメータ
を抽出する。ワーストケースパラメータ検証装置17
は、ワーストケースパラメータ生成装置16が生成した
ワーストケースパラメータと典型パラメータ抽出装置1
8が抽出した典型パラメータおよびデータ記憶装置11
に記憶されている測定データを用いてワーストケースパ
ラメータの検証を行う。
【0081】実施の形態2.この発明の実施の形態2に
よる半導体装置の特性変動評価方法および評価装置は、
従来の基本手法のパラメータ選択を改良して得られるも
のである。つまり、図1に示すように、図13のステッ
プST10に対応するステップST20が従来とは異な
る。図6は、実施の形態2による図1のステップST2
0の一例を示すフローチャートである。図6のステップ
ST41では、図2のステップST31と同じ処理がな
される。つまり、ステップST41では、ワーストケー
スパラメータ生成に用いる特定パラメータの候補が、主
要パラメータの中の幾つかのパラメータに絞り込まれ
る。ステップST42で、主要パラメータの中の幾つか
のパラメータを用いて感度を求める。感度Bは、例えば
従来と同様に、式(8)、つまり、B=A・bから求め
られる。
【0082】次に、ステップST43で、感度Bと幾つ
かのパラメータの内積を求め、この内積と測定値との相
関係数を計算する。この幾つかのパラメータの中から、
ステップST43で計算された相関係数の値が大きいも
のから所定の数だけを特定パラメータとして選択する
(ステップST44)。あるいは、この幾つかのパラメ
ータの中から、ステップST43で計算された相関係数
が所定の値以上になるパラメータを特定パラメータとし
て選択する(ステップST44)。この選択された特定
パラメータの組合せで、図1のステップST20以降の
処理が行われる。ステップST20において、上記のよ
うに特定パラメータを選択することで、計算が容易にな
り、計算時間も短縮される。なお、ステップST42で
計算される感度Bは、ステップST41で除去されなか
った幾つかのパラメータについて計算されるため、通
常、ステップST8で計算される感度とは異なる。
【0083】実施の形態2による半導体装置の特性変動
評価装置は、実施の形態1による半導体装置の特性変動
評価装置とは、図5のパラメータ選択装置15の機能が
異なるだけであり、その他は実施の形態1の特性変動評
価装置と同様である。実施の形態2のパラメータ選択装
置15は、図6に示す処理を行う機能を含んでいる。
【0084】実施の形態3.この発明の実施の形態3に
よる半導体装置の特性変動評価方法および評価装置は、
従来の基本手法のパラメータ選択を改良して得られるも
のである。つまり、図1に示すように、図13のステッ
プST10に対応するステップST20が従来とは異な
る。図7は、実施の形態3による図1のステップST2
0の一例を示すフローチャートである。図7のステップ
ST51,ST52では、図6のステップST41,S
T42と同じ処理がなされる。ステップST51では、
ワーストケースパラメータ生成に用いる特定パラメータ
の候補が、主要パラメータの中の幾つかのパラメータに
絞り込まれる。これらステップST51,ST52を経
て、ステップST52で得られた感度Bを用いて、主要
なパラメータの中の幾つかのパラメータについて標準化
回帰係数を計算する(ステップST53)。標準化回帰
係数は、{(パラメータの標準偏差)/(特性値の標準
偏差)×感度B}から求められる。ステップST54
で、この幾つかのパラメータの中から、標準化偏回帰係
数が大きいものから順に所定の数のパラメータが特定パ
ラメータとして選択される。または、ステップST54
で、この幾つかのパラメータの中から、標準化偏回帰係
数が所定の値以上になるパラメータが特定パラメータと
して選択される。この選択され特定パラメータの組合せ
で、図1のステップST20以降の処理が行われる。ス
テップST20において、上記のように特定パラメータ
を選択することで、各パラメータについて計算が容易に
なる。なお、ステップST52で計算される感度Bは、
ステップST51で除去されなかった幾つかのパラメー
タについて計算されるため、通常、ステップST8で計
算される感度とは異なる。
【0085】実施の形態3による半導体装置の特性変動
評価装置は、実施の形態1による半導体装置の特性変動
評価装置とは、図5のパラメータ選択装置15の機能が
異なるだけであり、その他は実施の形態1の特性変動評
価装置と同様である。この実施の形態3のパラメータ選
択装置15は、図7に示す処理を行う機能を含んでい
る。
【0086】実施の形態4.この発明の実施の形態4に
よる半導体装置の特性変動評価方法および評価装置は、
従来の基本手法のパラメータ選択を改良して得られるも
のである。つまり、図1に示すように、図13のステッ
プST10に対応するステップST20が従来とは異な
る。図8は、実施の形態4による図1のステップST2
0の一例を示すフローチャートである。図8のステップ
ST61では、図2のステップST31と同じ処理がな
される。ステップST61では、ワーストケースパラメ
ータ生成に用いる特定パラメータの候補が、主要パラメ
ータの中の幾つかのパラメータに絞り込まれる。このス
テップST51を経て、ステップST62で、幾つかの
パラメータの各変動係数を求める。変動係数は、パラメ
ータの標準偏差をパラメータの平均値で割って得られ
る。この変動係数が大きいものから順に所定の数のパラ
メータを特定パラメータとして選択する(ステップST
63)。または、変動係数が所定の値以上になるパラメ
ータを特定パラメータとして選択する(ステップST6
3)。一般的に、変動係数が大きいものほど特性の変動
に大きな影響を与えるので、このような選択をする。こ
のように選択された特定パラメータの組合せで、例えば
図1のステップST20以降の処理が行われる。
【0087】ステップST20において、上記のように
特定パラメータを選択することで、各パラメータについ
て計算が容易になる。実施の形態4による半導体装置の
特性変動評価装置は、実施の形態1による半導体装置の
特性変動評価装置とは、図5のパラメータ選択装置15
の機能が異なるだけであり、その他は実施の形態1の特
性変動評価装置と同様である。この実施の形態4のパラ
メータ選択装置15は、図8に示す処理を行う機能を含
んでいる。
【0088】実施の形態5.この発明の実施の形態5に
よる半導体装置の特性変動評価方法および評価装置は、
従来の基本手法の感度を求めるステップあるいは手段を
改良して得られるものである。つまり、図9に示すよう
に、図13のステップST8に対応するステップST2
1が従来とは異なる。さらに詳しくいえば、図24に示
す従来の感度の計算ステップST11を、図10に示す
実施の形態5の感度の計算ステップST70に置き換え
ることによって、実施の形態5による半導体装置の特性
変動評価方法および評価装置が得られる。従来は、主成
分分析を行い、特性値に対する回帰分析を行って式
(9)から感度Bを求めている。それに対し、実施の形
態5においては、ステップST70で次式を用いて感度
Bが求められる。
【0089】
【数26】
【0090】上記の式において、μx,μpはそれぞれ
パラメータXの平均値および特性値pの平均値、Σxは
パラメータXの分散共分散行列、−1は逆行列、Bは感
度ベクトルまたは感度マトリクス、Σpは特性値pの分
散共分散行列である。なお、μx,μpとして、平均値
の代わりに平均値の近傍の実測値を用いてもよい。ま
た、分散共分散行列Σx,Σpにおいて、分散の代わり
に分散の値に近い実測値を用いてもよく、共分散の代わ
りに共分散の値に近い実測値を用いてもよい。例えばパ
ラメータXの分散S2の値に近い実測値とは、(xi−
μx)2の集合の中の分散S2に近い一つの値である。こ
こで、xiはパラメータxの値についての集合の中の一
要素である。例えば、パラメータXの共分散Sx1,x2
値に近い実測値とは、(x1i−μx1)(x2i−μx2
の集合の中の共分散Sx1,x2の値に近い一つの値であ
る。ここで、パラメータXはベクトル、x1i,2iはそ
のベクトルの要素の集合の一つ、μx1,μx2は各要素
の平均値である。
【0091】例えば、パラメータとして実効チャネル長
Leff,しきい値電圧Vth,外部抵抗RSHが与えられている
ときの数6の計算について説明する。ここでは、数6に
おけるベクトルpとして、特性値p1,p2を要素とす
る1行2列のベクトルを用い、ベクトルXとしてパラメ
ータLeff,Vth,RSHを要素とする3行1列のベクトルを
用いる。この場合、式(10)は次式のように書き換え
ることができる。以下、δは平均値からの距離を表し、
例えばδLeff=Leff−μLeffである。また、Siはiの
標準偏差、Si,jはiとjの共分散、∂p/∂iはiに
対するpの感度である。
【0092】
【数27】
【0093】実施の形態5のステップST21における
感度Bを求めるための式(10)のような計算では、平
均値や分散から感度が求められるので、計算が容易にな
る。なお、実施の形態1〜実施の形態4のステップST
20では従来の方法により感度を求めたが、実施の形態
1〜実施の形態4の感度を求めるための計算に実施の形
態5のステップST21の方法を用いてもよい。
【0094】図11に示す実施の形態5による半導体装
置の特性変動評価装置は、図5に示す実施の形態1〜4
による半導体装置の特性変動評価装置と、ワーストケー
スパラメータ生成装置20の機能が異なるだけであり、
その他は実施の形態1〜4の特性変動評価装置と同様で
ある。この実施の形態5のワーストケースパラメータ生
成装置20は、上記した図9のステップST21の処理
を行う機能を含んでいる。
【0095】実施の形態6.この発明の実施の形態6に
よる半導体装置の特性変動評価方法および評価装置は、
従来の基本手法の感度を求めるステップあるいは手段を
改良して得られるものである。つまり、図9に示すよう
に、図13のステップST8に対応するステップST2
1が従来とは異なる。さらに詳しくいえば、図24に示
す従来の感度の計算ステップST11を、図10に示す
実施の形態6の感度の計算ステップST70に置き換え
ることによって、実施の形態6による半導体装置の特性
変動評価方法および評価装置が得られる。従来は、主成
分分析を行い、特性値に対する回帰分析を行って式
(9)から感度Bを求めている。それに対し、実施の形
態6においては、ステップST70で次式を用いて感度
Bが求められる。
【0096】
【数28】
【0097】例えば、複数のチップC1〜Cnについて
期待値を求める場合には、まず、各チップC1〜Cnに
ついて(p−μp)/(x−μx)tを計算する。つま
り、式(11)の計算をするには、まず、各チップC1
〜Cn毎に特性値pおよびパラメータxを抽出して計算
する。そして、期待値EXP〔(p−μp)/(x−μ
x)t〕は、チップC1〜Cnの(p−μp)/(x−
μx)tを平均することによって得られる。
【0098】実施の形態6のステップST21における
感度Bを求めるための式(11)のような計算では、平
均値や分散から感度が求められるので、計算が容易にな
る。なお、実施の形態1〜実施の形態4のステップST
20では従来の方法により感度を求めたが、実施の形態
1〜実施の形態4の感度を求めるための計算に実施の形
態6のステップST21の方法を用いてもよい。
【0099】図11に示す実施の形態6による半導体装
置の特性変動評価装置は、図5に示す実施の形態1〜4
による半導体装置の特性変動評価装置と、ワーストケー
スパラメータ生成装置20の機能が異なるだけであり、
その他は実施の形態1〜4の特性変動評価装置と同様で
ある。この実施の形態6のワーストケースパラメータ生
成装置20は、実施の形態6の図9のステップST21
の処理を行う機能を含んでいる。
【0100】実施の形態7.この発明の実施の形態7に
よる半導体装置の特性変動評価方法および評価装置は、
従来の基本手法のワーストケースパラメータの作成ステ
ップあるいは作成手段を改良して得られるものである。
つまり、図12に示すように、図24のステップST1
2に対応するステップST80が従来とは異なる。従来
は、式(8)を用いてワーストケースパラメータXw
生成している。それに対し、実施の形態7においては、
次式(12)を用いてワーストケースパラメータXw
求める。次式(12)において特性値pにはワーストケ
ースに対応する値を用いる。次式を用いてワーストケー
スパラメータXwを生成することにより、特性値pの変
動を従来に較べて正確に計算できる。
【0101】
【数29】
【0102】例えば、パラメータXとして実効チャネル
長Leff,しきい値電圧Vth,外部抵抗RSHが与えられてい
るときの数9の計算について説明する。ここでは、式
(12)における特性値pを定数とし、ベクトルXとし
てパラメータLeff,Vth,RSHを要素とする3行1列のベ
クトルを用いる。この場合、式(12)は次のように書
き換えることができる。
【0103】
【数30】
【0104】また、式(12)におけるベクトルpとし
て特性値p1,p2からなる2行1列のベクトルを用
い、ベクトルXとしてパラメータLeff,Vth,RSHを要素
とする3行1列のベクトルを用いる。この場合、式(1
2)は次式のように書き換えることができる。
【0105】
【数31】
【0106】図11に示す実施の形態7による半導体装
置の特性変動評価装置は、図5に示す実施の形態1〜4
による半導体装置の特性変動評価装置と、ワーストケー
スパラメータ生成装置20の機能が異なるだけであり、
その他は実施の形態1〜4の特性変動評価装置と同様で
ある。この実施の形態7のワーストケースパラメータ生
成装置20は、実施の形態7の図12のステップST2
1の処理を行う機能を含んでいる。
【0107】実施の形態8.この発明の実施の形態8に
よる半導体装置の特性変動評価方法および評価装置は、
従来の基本手法のワーストケースパラメータの作成ステ
ップあるいは作成手段を改良して得られるものである。
つまり、図12に示すように、図24のステップST1
2に対応するステップST80が従来とは異なる。従来
は、式(8)を用いてワーストケースパラメータXw
生成している。それに対し、実施の形態8においては、
式(13)を用いてワーストケースパラメータXwを求
める。式(13)において特性値pにはワーストケース
に対応する値を用いる。式(13)を用いてワーストケ
ースパラメータXwを生成することにより、特性値pの
変動を正確に計算できる。なお、式(13)において、
(Bt+はBtの一般化逆行列を示す。
【0108】
【数32】
【0109】例えば、パラメータXとして実効チャネル
長Leff,しきい値電圧Vth,外部抵抗RSHが与えられてい
るときの数12の計算について説明する。ここでは、式
(13)におけるベクトルpとして特性値p1,p2か
らなる2行1列のベクトルを用い、ベクトルXとしてパ
ラメータLeff,Vth,RSHを要素とする3行1列のベクト
ルを用いる。この場合、式(13)は次式のように書き
換えることができる。
【0110】
【数33】
【0111】図11に示す特性変動評価装置は実施の形
態8による半導体装置の特性変動評価装置をも表してお
り、図5に示す実施の形態1〜4による半導体装置の特
性変動評価装置と、ワーストケースパラメータ生成装置
20の機能が異なるだけであり、その他は実施の形態1
〜4の特性変動評価装置と同様である。この実施の形態
8のワーストケースパラメータ生成装置20は、実施の
形態8の図12のステップST21の処理を行う機能を
含んでいる。
【0112】実施の形態9.この発明の実施の形態9に
よる半導体装置の特性変動評価方法および評価装置は、
従来の基本手法のワーストケースパラメータの作成ステ
ップあるいは作成手段を改良して得られるものである。
つまり、図12に示すように、図24のステップST1
2に対応するステップST80が従来とは異なる。実施
の形態9においては式(14)を用いてワーストケース
パラメータを抽出する。すなわち、実施の形態9による
半導体装置の特性変動評価方法および評価装置は、式
(8)や式(12)や式(13)を用いて一度計算した
ワーストケースパラメータと各パラメータの標準偏差と
の関係をテーブル化する。表1は式(14)のBTable
の一例を示す表である。
【0113】
【数34】
【0114】
【表1】
【0115】式(14)と表1のようなテーブルとを用
いることによって、平均値と標準偏差のみからワースト
ケースパラメータを計算できるようになる。
【0116】図11に示す特性変動評価装置は実施の形
態9による半導体装置の特性変動評価装置をも表してお
り、図5に示す実施の形態1〜4による半導体装置の特
性変動評価装置と、ワーストケースパラメータ生成装置
20の機能が異なるだけであり、その他は実施の形態1
〜4の特性変動評価装置と同様である。この実施の形態
9のワーストケースパラメータ生成装置20は、実施の
形態9の図12のステップST21の処理を行う機能を
含んでいる。
【0117】なお、上記実施の形態1〜実施の形態9の
説明に用いられた、本願発明に係るフローチャートは、
コンピュータの記憶装置に記憶されているプログラムに
基づいてコンピュータが各機能を果たすことによっても
実現されるが、フレキシブルディスクなどの記録媒体に
記録されたプログラムがフレキシブルディスクドライバ
を介してコンピュータに読み込まれ、コンピュータが各
機能を果たすことによって実現されてもよい。さらに、
記録媒体に記録されたプログラムは、上記フローチャー
トの全てをコンピュータに実現させるものではなく、そ
の一部を実現させるプログラムであってもよい。既にコ
ンピュータに読み込まれたプログラムと連係して動作し
ても上記フローチャートは実現できるからである。半導
体装置の特性変動評価方法を実現するためのプログラム
については、図1のステップST1をプログラムの中に
記載してコンピュータに測定装置を制御させてデータの
抽出をさせてもよく、また既に測定して抽出されたデー
タを用いることとしてステップST1をコンピュータに
行わせる部分はプログラム中に記載しなくてもよい。
【0118】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の半
導体装置の特性変動評価方法、請求項10記載の半導体
装置の特性変動評価装置またはそれらに従属する請求項
19あるいは請求項20記載の記録媒体によれば、ワー
ストケースパラメータを生成するための特定パラメータ
の選択において、計算された特性値と測定された特性値
の相関係数から特定パラメータを決定するので、試行錯
誤をすることなく一意に決定でき、特定パラメータの選
択が容易になる。
【0119】請求項2記載の半導体装置の特性変動評価
方法、請求項11記載の半導体装置の特性変動評価装置
またはそれらに従属する請求項19あるいは請求項20
記載の記録媒体によれば、ワーストケースパラメータを
生成するための特定パラメータの選択において、幾つか
のパラメータおよび感度を用いて計算した内積と特性値
との相関係数から特定パラメータを決定するので、試行
錯誤をすることなく一意に決定でき、特定パラメータの
選択が容易になり、また計算時間が短縮される。
【0120】請求項3記載の半導体装置の特性変動評価
方法、請求項12記載の半導体装置の特性変動評価装置
またはそれらに従属する請求項19あるいは請求項20
記載の記録媒体によれば、ワーストケースパラメータを
生成するための特性パラメータの選択において、幾つか
のパラメータの標準化偏回帰係数から特定パラメータを
決定するので、試行錯誤をすることなく一意に決定で
き、各パラメータについての計算も容易になり、特定パ
ラメータの選択が容易になる。
【0121】請求項4記載の半導体装置の特性変動評価
方法、請求項13記載の半導体装置の特性変動評価装置
またはそれらに従属する請求項19あるいは請求項20
記載の記録媒体によれば、ワーストケースパラメータを
生成するための特定パラメータの選択において、幾つか
のパラメータの変動係数から特定パラメータを決定する
ので、試行錯誤をすることなく一意に決定でき、各パラ
メータについての計算も容易になり、特定パラメータの
選択が容易になる。
【0122】請求項5記載の半導体装置の特性変動評価
方法、請求項14記載の半導体装置の特性変動評価装置
またはそれらに従属する請求項19あるいは請求項20
記載の記録媒体によれば、ワーストケースパラメータの
生成において、平均値や分散から感度が求められるので
計算が容易になるという効果がある。
【0123】請求項6記載の半導体装置の特性変動評価
方法、請求項15記載の半導体装置の特性変動評価装置
またはそれらに従属する請求項19あるいは請求項20
記載の記録媒体によれば、ワーストケースパラメータの
生成において、容易に統計的感度が計算できるという効
果がある。
【0124】請求項7記載の半導体装置の特性変動評価
方法、請求項16記載の半導体装置の特性変動評価装置
またはそれらに従属する請求項19あるいは請求項20
記載の記録媒体によれば、ワーストケースパラメータの
生成において、特性値の変動を従来よりも正確に計算で
きるという効果がある。
【0125】請求項8記載の半導体装置の特性変動評価
方法、請求項17記載の半導体装置の特性変動評価装置
またはそれらに従属する請求項19あるいは請求項20
記載の記録媒体によれば、ワーストケースパラメータの
生成において、パラメータと特性値の数が異なる場合も
計算が可能になるという効果がある。
【0126】請求項9記載の半導体装置の特性変動評価
方法、請求項18記載の半導体装置の特性変動評価装置
またはそれらに従属する請求項19あるいは請求項20
記載の記録媒体によれば、ワーストケースパラメータの
生成において、平均値と標準偏差のみからワーストケー
スパラメータを計算できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態1〜4の特性変動評価方法を説明
するためのフローチャートである。
【図2】 実施の形態1の選択ステップの一例を示すフ
ローチャートである。
【図3】 パラメータの選択を説明するためのウェーハ
の概念図である。
【図4】 パラメータの選択を説明するための遅延時間
のヒストグラムの図である。
【図5】 実施の形態1〜4の特性変動評価装置を説明
するためのブロック図である。
【図6】 実施の形態2の選択ステップの一例を示すフ
ローチャートである。
【図7】 実施の形態3の選択ステップの一例を示すフ
ローチャートである。
【図8】 実施の形態4の選択ステップの一例を示すフ
ローチャートである。
【図9】 実施の形態5〜9の特性変動評価方法を説明
するためのフローチャートである。
【図10】 実施の形態5,6のワーストケースパラメ
ータ生成ステップを説明するためのフローチャートであ
る。
【図11】 実施の形態5〜9の特性変動評価装置を説
明するためのブロック図である。
【図12】 実施の形態7〜9のワーストケースパラメ
ータ生成ステップを説明するためのフローチャートであ
る。
【図13】 従来の特性変動評価方法を説明するための
フローチャートである。
【図14】 異常値除去前の相関図の一例の図である。
【図15】 異常値除去後の相関図の一例の図である。
【図16】 特性値と主要なパラメータに正規分布を当
てはめた結果を示すグラフである。
【図17】 主要なパラメータ間の相関を示す図であ
る。
【図18】 パラメータの組合せと測定値の相関を示す
図である。
【図19】 電流駆動能力の測定値と計算値の一相関図
である。
【図20】 線形モデルによるインバータチェーンの遅
延時間と実測値の比較を示す相関図である。
【図21】 線形モデルによるトランジスタの電流駆動
能力と実測値の比較を示す相関図である。
【図22】 電流駆動能力の実測値とシミュレーション
値の比較を示すグラフである。
【図23】 基本的な回路のワースト/ベストケースに
おける実測値とシミュレーション値の比較を示すグラフ
である。
【図24】 従来のワーストケースパラメータ生成ステ
ップを説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
1 変動特性評価装置、2 測定装置、10 入力装
置、11 データ記憶装置、12 パラメータ抽出装
置、13 異常値除去装置、14 フィッティング装
置、15パラメータ選択装置、16 ワーストケースパ
ラメータ生成装置、17 ワーストケースパラメータ検
証装置、18 典型パラメータ抽出装置。

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体装置の特性値に係わる所定のパラ
    メータを抽出するとともに前記特性値を測定する抽出・
    測定ステップと、 前記抽出・測定ステップで測定されたデータの中から異
    常値を除去する異常値除去ステップと、 前記異常値が除去されたデータの中の典型的なデータを
    持つ典型的な半導体装置を前記抽出・測定ステップで測
    定の対象となった半導体装置の中から選択して、前記典
    型的な半導体装置の前記所定のパラメータを典型パラメ
    ータとして抽出するステップと、 前記所定のパラメータの中からワーストケースパラメー
    タの生成に用いる特定パラメータの選択を行う選択ステ
    ップと、 前記異常値が除かれたデータに基づき、前記特定パラメ
    ータについてワーストケースパラメータの生成を行うワ
    ーストケースパラメータ生成ステップと、 前記ワーストケースパラメータ生成ステップで生成され
    た前記ワーストケースパラメータおよび、当該ワースト
    ケースパラメータ以外の前記所定のパラメータとして前
    記典型パラメータの内の対応するパラメータを用いて計
    算された前記特性値に基づいてワーストケースパラメー
    タの検証を行うワーストケースパラメータ検証ステップ
    とを備え、 前記選択ステップは、 前記所定のパラメータの内の幾つかのパラメータで前記
    特性値を表現する式を決定するステップと、 前記式を用いて計算された特性値と測定された前記特性
    値との相関係数を求めるステップと、 前記相関係数に基づいて前記特定パラメータを選択する
    ステップとを含むことを特徴とする半導体装置の特性変
    動評価方法。
  2. 【請求項2】 前記選択ステップとして、請求項1記載
    の各ステップに代えて、 前記所定のパラメータの内の幾つかのパラメータを用い
    て感度を求めるステップと、 前記幾つかのパラメータと前記感度との内積を求めると
    ともに、当該内積と測定された前記特性値との相関係数
    を求めるステップと、 前記相関係数に基づいて前記特定パラメータを選択する
    ステップとを含むことを特徴とする半導体装置の特性変
    動評価方法。
  3. 【請求項3】 前記選択ステップとして、請求項1記載
    の各ステップに代えて、 前記所定のパラメータの内の幾つかのパラメータを用い
    て感度を求めるステップと、 前記感度を用いて前記幾つかのパラメータについて標準
    化偏回帰係数を求めるステップと、 前記標準化偏回帰係数に基づいて前記特定パラメータを
    選択するステップとを含むことを特徴とする半導体装置
    の特性変動評価方法。
  4. 【請求項4】 前記選択ステップとして、請求項1記載
    の各ステップに代えて、 前記所定のパラメータの内の幾つかのパラメータについ
    て変動係数を求めるステップと、 前記変動係数に基づいて前記特定パラメータを選択する
    ステップとを含むことを特徴とする半導体装置の特性変
    動評価方法。
  5. 【請求項5】 半導体装置の特性値に係わる所定のパラ
    メータを抽出するとともに前記特性値を測定する抽出・
    測定ステップと、 前記抽出・測定ステップで測定されたデータの中から異
    常値を除去する異常値除去ステップと、 前記異常値が除去されたデータの中の典型的なデータを
    持つ典型的な半導体装置を前記抽出・測定ステップで測
    定の対象となった半導体装置の中から選択して、前記典
    型的な半導体装置の前記所定のパラメータを典型パラメ
    ータとして抽出するステップと、 前記所定のパラメータの中からワーストケースパラメー
    タの生成に用いる特定パラメータの選択を行う選択ステ
    ップと、 前記異常値が除かれたデータに基づき、前記特定パラメ
    ータについてワーストケースパラメータの生成を行うワ
    ーストケースパラメータ生成ステップと、 前記ワーストケースパラメータ生成ステップで生成され
    た前記ワーストケースパラメータおよび、当該ワースト
    ケースパラメータ以外の前記所定のパラメータとして前
    記典型パラメータの内の対応するパラメータを用いて計
    算された前記特性値に基づいてワーストケースパラメー
    タの検証を行うワーストケースパラメータ検証ステップ
    とを備え、 前記ワーストケースパラメータ生成ステップは、 前記異常値が除かれたデータに基づき、 【数1】 という関係式から感度を計算するステップと、 前記感度を用いてワーストケースパラメータを計算する
    ステップとを含むことを特徴とする半導体装置の特性変
    動評価方法。
  6. 【請求項6】 前記ワーストケースパラメータ生成ステ
    ップとして、請求項5記載の各ステップに代えて、 前記異常値が除かれたデータに基づき、 【数2】 という関係式から感度を計算するステップと、 前記感度を用いてワーストケースパラメータを計算する
    ステップとを含むことを特徴とする半導体装置の特性変
    動評価方法。
  7. 【請求項7】 前記ワーストケースパラメータ生成ステ
    ップとして、請求項5記載の各ステップに代えて、 前記異常値が除かれたデータに基づいて感度を計算する
    ステップと、前記感度の計算結果を用い、 【数3】 という関係式からワーストケースパラメータを計算する
    ステップとを含むことを特徴とする半導体装置の特性変
    動評価方法。
  8. 【請求項8】 前記ワーストケースパラメータ生成ステ
    ップとして、請求項5記載の各ステップに代えて、 前記異常値が除かれたデータに基づいて感度を計算する
    ステップと、 前記感度の計算結果を用い、 【数4】 という関係式からワーストケースパラメータを計算する
    ステップとを含むことを特徴とする半導体装置の特性変
    動評価方法。
  9. 【請求項9】 前記ワーストケースパラメータ生成ステ
    ップとして、請求項5記載の各ステップに代えて、 前記感度と前記特定パラメータの関係を示すテーブルを
    準備するステップと、 前記テーブルを用い、 【数5】 という関係式からワーストケースパラメータを計算する
    ステップとを含むことを特徴とする半導体装置の特性変
    動評価方法。
  10. 【請求項10】 半導体装置の特性値の測定データ中か
    ら異常値を除去する異常値除去装置と、 前記異常値が除去された測定データの中の典型的なデー
    タを持つ典型的な半導体装置を測定対象の半導体装置の
    中から選択して、前記典型的な半導体装置の特性値に係
    わる所定のパラメータを典型パラメータとして抽出する
    典型パラメータ抽出装置と、 前記所定のパラメータの中からワーストケースパラメー
    タの生成に用いる特定パラメータを選択する選択装置
    と、 前記異常値が除かれた測定データに基づき、前記特定パ
    ラメータについてワーストケースパラメータの生成を行
    うワーストケースパラメータ生成装置と、 前記ワーストケースパラメータ生成装置で生成された前
    記ワーストケースパラメータおよび、当該ワーストケー
    スパラメータ以外のパラメータの値に前記典型パラメー
    タを用いてワーストケースパラメータの検証を行うワー
    ストケースパラメータ検証装置とを備え、 前記パラメータ選択装置は、 前記所定のパラメータの内の幾つかのパラメータで前記
    特性値を表現する式を抽出する手段と、 前記式を用いて計算された値と測定された前記特性値と
    の相関係数を求める手段と、 前記相関係数を用いて前記幾つかのパラメータの中から
    特定パラメータを選択する手段とを含むことを特徴とす
    る半導体装置の特性変動評価装置。
  11. 【請求項11】 前記パラメータ選択装置として請求項
    10記載の各手段に代えて、 前記所定のパラメータの内の幾つかのパラメータを用い
    て感度を求める手段と、 前記幾つかのパラメータと前記感度との内積を求め、当
    該内積と測定された前記特性値との相関係数を求める手
    段と、 前記相関係数を用いて前記特定パラメータを選択する手
    段とを含むことを特徴とする半導体装置の特性変動評価
    装置。
  12. 【請求項12】 前記パラメータ選択装置として請求項
    10記載の各手段に代えて、 前記所定のパラメータの内の幾つかのパラメータを用い
    て感度を求める手段と、 前記感度を用いて前記幾つかのパラメータについて標準
    化偏回帰係数を求める手段と、 前記標準化偏回帰係数を用いて前記特定パラメータを選
    択する手段とを含むことを特徴とする半導体装置の特性
    変動評価装置。
  13. 【請求項13】 前記パラメータ選択装置として請求項
    10記載の各手段に代えて、 前記所定のパラメータの内の幾つかのパラメータの変動
    係数を求める手段と、前記変動係数を用いて前記特定パ
    ラメータを選択する手段とを含むことを特徴とする半導
    体装置の特性変動評価装置。
  14. 【請求項14】 半導体装置の特性値の測定データ中か
    ら異常値を除去する異常値除去装置と、 前記異常値が除去された測定データの中の典型的なデー
    タを持つ典型的な半導体装置を測定対象の半導体装置の
    中から選択して、前記典型的な半導体装置の特性値に係
    わる所定のパラメータを典型パラメータとして抽出する
    典型パラメータ抽出装置と、 前記所定のパラメータの中からワーストケースパラメー
    タの生成に用いる特定パラメータを選択する選択装置
    と、 前記異常値が除かれた測定データに基づき、前記特定パ
    ラメータについてワーストケースパラメータの生成を行
    うワーストケースパラメータ生成装置と、 前記ワーストケースパラメータ生成装置で生成された前
    記ワーストケースパラメータおよび、当該ワーストケー
    スパラメータ以外のパラメータの値に前記典型パラメー
    タを用いてワーストケースパラメータの検証を行うワー
    ストケースパラメータ検証装置とを備え、 前記ワーストケースパラメータ生成装置は、 前記異常値が除かれたデータに基づき、 【数6】 という関係式から感度を計算する手段と、 前記感度を用いてワーストケースパラメータを計算する
    手段とを含むことを特徴とする半導体装置の特性変動評
    価装置。
  15. 【請求項15】 前記ワーストケースパラメータ生成装
    置として、請求項14記載の各手段に代えて、 前記異常値が除かれたデータに基づき、 【数7】 という関係式から感度を計算する手段と、 前記感度を用いてワーストケースパラメータを計算する
    手段とを含むことを特徴とする半導体装置の特性変動評
    価装置。
  16. 【請求項16】 前記ワーストケースパラメータ生成装
    置として、請求項14記載の各手段に代えて、 前記異常値が除かれたデータに基づいて感度を計算する
    手段と、 前記感度の計算結果を用い、 【数8】 という関係式からワーストケースパラメータを計算する
    手段とを含むことを特徴とする半導体装置の特性変動評
    価装置。
  17. 【請求項17】 前記ワーストケースパラメータ生成装
    置として、請求項14記載の各手段に代えて、 前記異常値が除かれたデータに基づいて感度を計算する
    手段と、 前記感度の計算結果を用い、 【数9】 という関係式からワーストケースパラメータを計算する
    手段とを含むことを特徴とする半導体装置の特性変動評
    価装置。
  18. 【請求項18】 前記ワーストケースパラメータ生成装
    置として、請求項14記載の各手段に代えて、 前記感度と前記特定パラメータの関係を示すテーブルを
    記憶する手段と、 前記テーブルを用い、 【数10】 という関係式からワーストケースパラメータを計算する
    手段とを含むことを特徴とする半導体装置の特性変動評
    価装置。
  19. 【請求項19】 請求項1から請求項9のいずれかに記
    載の特性変動評価方法のステップのうち、抽出・測定ス
    テップ以外のステップを少なくともコンピュータに実行
    させるためのプログラムを記録した記録媒体。
  20. 【請求項20】 請求項10から請求項18のいずれか
    に記載の特性変動評価装置としてコンピュータを機能さ
    せるためのプログラムを記録した記録媒体。
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