JP2000114019A - 希土類ボンド磁石及びその製造方法 - Google Patents

希土類ボンド磁石及びその製造方法

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JP2000114019A
JP2000114019A JP10277805A JP27780598A JP2000114019A JP 2000114019 A JP2000114019 A JP 2000114019A JP 10277805 A JP10277805 A JP 10277805A JP 27780598 A JP27780598 A JP 27780598A JP 2000114019 A JP2000114019 A JP 2000114019A
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resin
bonded magnet
earth bonded
alloy powder
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Takeshi Anpo
武志 安保
Yoshiyasu Koike
吉康 小池
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DAIDOO DENSHI KK
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    • H01F1/01Magnets or magnetic bodies characterised by the magnetic materials therefor; Selection of materials for their magnetic properties of inorganic materials
    • H01F1/03Magnets or magnetic bodies characterised by the magnetic materials therefor; Selection of materials for their magnetic properties of inorganic materials characterised by their coercivity
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Abstract

(57)【要約】 【課題】希土類ボンド磁石において、耐熱温度が180
℃以上の耐熱性に優れたものを提供する。 【解決手段】希土類磁石合金粉末にバインダ樹脂を加
え、合金粉末を所定形状に成形するとともに、バインダ
樹脂の硬化反応により固化させて成る希土類ボンド磁石
にあって、バインダ樹脂をエポキシ樹脂とビスマレイミ
ド・トリアジン樹脂にて構成し、大気中180℃×10
00hr保持の下での減磁率が5%以下の耐熱性を有す
るものとする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は耐熱性に優れた希
土類ボンド磁石及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】希土類
磁石は、優れた磁気特性を有することから近年急速に普
及し、またその改善のための研究、開発が進められてい
る。
【0003】この希土類磁石には、合金粉末を焼結して
成る焼結磁石と合金粉末をバインダ樹脂で固めて成るボ
ンド磁石とがあるが、後者のボンド磁石の場合、焼結磁
石に比べて成形形状の自由度が高いといった大きな利点
を有する反面、磁気特性が焼結磁石に比べて劣り、特に
含有するバインダ樹脂に起因して耐熱性が低いといった
問題がある。
【0004】希土類磁石の主力用途の1つとして自動車
用部品があるが、例えば自動車のエンジンルーム内で磁
石が高い温度に曝されたり或いは出力の大きい大型モー
タに用いられる磁石にあっては、モータが加熱され高温
化したときに磁石が十分に耐えられなくなってしまうと
いった問題がある。
【0005】従来の希土類ボンド磁石の場合、バインダ
樹脂としてエポキシ樹脂を用いているが、かかるエポキ
シ樹脂を用いたボンド磁石の場合、その耐熱性は120
〜130℃での短時間使用が限界とされており、それ以
上の長時間或いは高温度で使用されると熱による減磁が
大きくなり、また寸法変化が大きくなって実用上問題と
なることが多い。
【0006】希土類磁石の熱による減磁及び寸法変化
は、合金が酸化されることによって起こるものと考えら
れるが、エポキシ樹脂をバインダ樹脂として用いた希土
類ボンド磁石の場合、熱によって樹脂中に含有される酸
素と磁石合金とが反応(酸化反応)することによるもの
と考えられる。
【0007】
【課題を解決するための手段】本願の発明はこのような
課題を解決するためになされたものである。而して請求
項1は希土類ボンド磁石に係り、希土類磁石合金粉末に
バインダ樹脂を加え、該合金粉末を所定形状に成形する
とともに該バインダ樹脂の硬化反応により固化させて成
る希土類ボンド磁石であって、前記バインダ樹脂がエポ
キシ樹脂とビスマレイミド・トリアジン樹脂にて構成さ
れており、大気中180℃×1000hr保持の下での
減磁率が5%以下の耐熱性を有することを特徴とする。
【0008】請求項2の希土類ボンド磁石は、請求項1
に記載の希土類ボンド磁石において、前記トリアジン樹
脂がシアヌール酸若しくはメラミンを重合して成るもの
であることを特徴とする。
【0009】請求項3の希土類ボンド磁石は、請求項
1,2の何れかに記載の希土類ボンド磁石において、前
記エポキシ樹脂を重量%で1.5〜3.0%、ビスマレ
イミド・トリアジン樹脂を0.1〜2.0%含有してい
ることを特徴とする。
【0010】請求項4の希土類ボンド磁石は、請求項1
〜3の何れかに記載の希土類ボンド磁石において、前記
合金粉末がNd−Fe−B系磁石合金粉末であることを
特徴とする。
【0011】請求項5の希土類ボンド磁石は、請求項4
に記載の希土類ボンド磁石において、前記合金粉末が重
量%で、Ndを主成分とする希土類元素R:24〜33
%,B:0.8〜1.1%,残部Feの組成を有するこ
とを特徴とする。
【0012】請求項6の希土類ボンド磁石は、請求項
4,5の何れかに記載の希土類ボンド磁石において、前
記合金粉末が更にCoを重量%で10%以下の範囲で含
有していることを特徴とする。
【0013】請求項7の希土類ボンド磁石は、請求項4
〜6の何れかに記載の希土類ボンド磁石において、前記
合金粉末が更にNbを重量%で0.05〜5.0%の範
囲で含有していることを特徴とする。
【0014】請求項8は希土類ボンド磁石の製造方法に
係るもので、請求項1〜7の何れかに記載の希土類ボン
ド磁石の製造方法であって、前記合金粉末と、エポキシ
樹脂と、ビスマレイミド樹脂のモノマー又はプレポリマ
ー及びトリアジン樹脂のモノマー又はプレポリマーとを
加えて混合し、該混合材を所定形状に成形した後に加熱
処理して該エポキシ樹脂を硬化反応させるとともに該ビ
スマレイミド樹脂のモノマー又はプレポリマー及び該ト
リアジン樹脂のモノマー又はプレポリマーを重合反応さ
せることを特徴とする。
【0015】請求項9の製造方法は、請求項8に記載の
製造方法において、前記トリアジン樹脂のモノマー又は
プレポリマーがシアヌール酸若しくはメラミンモノマー
又はそのプレポリマーであることを特徴とする。
【0016】請求項10の製造方法は、請求項7〜9の
何れかに記載の製造方法において、前記加熱処理を、先
ず大気中60〜100℃×0.5〜5hrの条件で一次
加熱した上、次に150〜200℃×0.1〜3hrの
条件で二次加熱することにより行うことを特徴とする。
【0017】請求項11の製造方法は、請求項10に記
載の製造方法において、前記一次加熱と二次加熱との間
において、110〜130℃×0.5〜3hrの条件で
中間加熱を行うことを特徴とする。
【0018】
【作用及び発明の効果】以上のように本発明の希土類ボ
ンド磁石は、バインダ樹脂をエポキシ樹脂とビスマレイ
ミド・トリアジン樹脂にて構成したものである(請求項
1)。これにより希土類ボンド磁石における耐熱性を効
果的に高め得、大気中180℃×1000hr保持の条
件の下でも減磁率を5%以下に抑え得ることが確認され
ている。
【0019】尚、バインダ樹脂をビスマレイミド・トリ
アジン樹脂単独で構成することも考えられる。しかしな
がらバインダ樹脂をビスマレイミド・トリアジン樹脂単
独にて構成した場合、ボンド磁石の強度が低下してしま
い、実用に適していないものであった。
【0020】しかるに本発明に従ってバインダ樹脂をエ
ポキシ樹脂とビスマレイミド・トリアジン樹脂にて構成
した場合、ボンド磁石に対し十分な強度を付与すること
ができる。
【0021】ここでビスマレイミド成分としては以下の
[化1]式に示すように無水マレイン酸とジアミノジフ
ェニルメタンにより合成されるビスマレイミドが好適で
ある。
【0022】またトリアジン成分としては[化2]式に
示す2,2−ビス(シアネートフェニル)プロパンを用
いることができるが、[化3]式に示すトリアジン
(1,3,5−トリアジン(C))を好適に用
い得、とりわけ[化4]式のシアヌール酸(2,4,6−
トリオキシ−1,3,5−トリアジン(C
))若しくは[化5]式に示すメラミン(2,4,
6−トリアミノ−1,3,5−トリアジン(C
))が特に好適である。
【0023】
【化1】
【0024】
【化2】
【0025】
【化3】
【0026】
【化4】
【0027】
【化5】
【0028】特に後者のシアヌール酸若しくはメラミン
を用いた場合、耐熱性とともに強度を高めることができ
る(請求項2)。尚[化2]式に示す2,2−ビス(シ
アネートフェニル)プロパンの場合、シアネート基3個
が結合してトリアジン環を形成する。
【0029】本発明においては、エポキシ樹脂を重量%
で1.5〜3.0%,ビスマレイミド・トリアジン樹脂
を0.1〜2.0%の範囲で含有させておくことが良好
である(請求項3)。また本発明はNd−Fe−B系合
金粉末を用いたボンド磁石に対して特に好適であり(請
求項4)、この場合においてその合金粉末の組成は、重
量%でNdを主成分とする希土類元素R:24〜33
%,B:0.8〜1.1%,残部Feの組成を有するも
のとなすことができる(請求項5)。
【0030】但し場合によってCoを10%以下の範囲
で含有させておくことができ(請求項6)、また、更に
加えてNbを0.05〜5.0%の範囲で含有させてお
くことができる(請求項7)。
【0031】これらにおいてRを24〜33%としてい
るのは、その下限値を下回っても、また上限値を上回っ
ても磁気特性が低くなり好ましくないことによる。ここ
でRはその全部をNdとしておくことができるのは言う
までもないが、その一部としてSm,Pr等の他の希土
類元素を含ませておくことも可能である。
【0032】次にB量を0.8〜1.1重量%とするの
は、その範囲を外れると合金組成が金属間化合物R
14Bの組成から外れて磁気特性が低くなり、好まし
くないことによる。
【0033】Co量を10%以下とするのは、Coの添
加により残留磁束密度Br,(BH)MAXを高くする
効果があるが、この範囲を超えて多量に添加すると保持
が低くなることと高価になるためであり、通常
の場合には4〜7%が好適である。
【0034】Nbの添加は、磁石合金の酸化を抑制し得
て耐熱性を高める効果があるが、磁気特性への影響を考
えて0.05〜5.0%の範囲とするのが良い。
【0035】本発明の希土類ボンド磁石は、例えば次の
ようにして製造することができる。即ち所定組成の合金
を通常1200℃以上の温度で、例えば高周波加熱によ
り溶解し、その合金溶湯を高速で回転する銅製のロール
表面に注ぎ、薄帯化する。そしてその薄帯を不活性ガス
雰囲気中で粉砕し、微細な粒子状とする。
【0036】そのときの粒度範囲は30μm〜200μ
mの範囲とすることが望ましい。これより粒子が大き過
ぎると薄肉製品が成形できなくなるなど好ましくなく、
また粒子が30μmより細かくなると粒子が酸化され、
保持力等磁気特性が急激に低下してしまう。
【0037】その後、このようにして得た合金粉末に対
しバインダ樹脂を加えて混合し、これを所定成形圧力で
所定成形形状に成形した後、加熱処理を施してバインダ
樹脂を硬化反応させ磁石素材とする。そしてその磁石素
材を着磁することによって希土類ボンド磁石を得ること
ができる。
【0038】さて上記合金粉末をバインダ樹脂で固める
に際し、エポキシ樹脂と、エポキシ樹脂とは別に予め重
合させて成るビスマレイミド・トリアジン樹脂をバイン
ダ樹脂として用い、それらによって合金粉末を結合し固
めるということも可能であるが、請求項8の製造方法
は、エポキシ樹脂と、ビスマレイミド樹脂のモノマー又
はプレポリマー及びトリアジン樹脂のモノマー又はプレ
ポリマーを合金粉末に加えて混合し、これを所定形状に
成形した後に加熱処理して、エポキシ樹脂を硬化させる
とともに上記モノマー又はプレポリマーを重合(共重
合)させてビスマレイミド・トリアジン樹脂となすもの
で、このようにした場合において希土類ボンド磁石の耐
熱性を効果的に高め得ること、またトリアジン樹脂のモ
ノマーとして[化4]式のシアヌール酸又は[化5]式
のメラミンを用いた場合に、耐熱性とともに強度を効果
的に高め得ることが確認されている(請求項9)。
【0039】上記のように希土類ボンド磁石を製造する
に際しては通常合金粉末にバインダ樹脂を加えた上でこ
れを所定形状に成形後、加熱処理してバインダ樹脂を硬
化反応させる。而して従来にあってはそのバインダ樹脂
の硬化反応を、アルゴン(Ar)又は窒素(N)雰囲
気中で170〜180℃×0.5hrの条件で一挙(一
度)に加熱処理することにより行っていた。
【0040】これに対し請求項10の製造方法は、上記
加熱処理を行うに際し、先ず大気中60〜100℃×
0.5〜5hrの条件で一次加熱した上、次に150〜
200℃×0.1〜3hrの条件で二次加熱を行うもの
で、このようにすることにより耐熱性を効果的に高め得
ることが確認されている。
【0041】更に加えてその一次加熱と二次加熱との間
に110〜130℃×0.5〜3hrの条件での中間加
熱を行うとより望ましい結果の得られることが確認され
ている(請求項11)。
【0042】
【実施例】次に本発明の実施例を以下に詳述する。重量
%でNd:27.0%,B:1.0%,Co:5%,N
b:1.5%,残部Feから成る合金をAr雰囲気中で
高周波誘導加熱により溶解した後、高速で回転する銅製
のロール表面に合金溶湯を注いでこれを超急冷して薄帯
化し、その後600℃×10分の条件で時効処理を施し
た後これを粉砕し、平均サイズで大きさ150μmの平
板状粒子の粉末を得た。
【0043】この粉末に対し、重量%で2.0%のエポ
キシ樹脂と0.25%のビスマレイミド樹脂のモノマー
と0.25%の表1に示す各種トリアジン樹脂モノマー
とを添加し、更に溶剤(メチルエチルケトン)を添加し
た上でそれらを混合した。混合後に乾燥処理して溶剤を
飛ばし、成形用混合粉末を得た。尚ビスマレイミドモノ
マーとしては[化1]式に示すものを用いた。
【0044】
【表1】
【0045】その後微量の潤滑剤を加えた上で、成形用
混合粉末を金型を用いてφ18mm×φ15mm×φ1
0mm(厚み)のリング成形体に成形し、続いて大気中
で80℃×3hrの一次加熱を施した後、次に110℃
×1hrの条件で中間加熱を施し、最後に180℃×1
hrの二次加熱を行って、エポキシ樹脂を硬化反応させ
るとともにビスマレイミド樹脂モノマー及びトリアジン
樹脂モノマーをそれぞれ重合反応させた。
【0046】このようにして得られたリング状磁石素材
をその後着磁処理した上で、以下の耐熱試験、即ち磁石
を大気中で恒温槽にて180℃×1000hr保持する
条件の下での耐熱試験をしたところ、表1の結果が得ら
れた。
【0047】尚この耐熱試験では、バインダ樹脂として
エポキシ樹脂を単独で用いたもの(No.6),エポキシ
樹脂とともにビスマレイミド樹脂のモノマーを用いたも
の(No.7),エポキシ樹脂と併せてトリアジン樹脂の
モノマー(1,3,5−トリアジン)を用いたもの(No.
8),エポキシ樹脂と併せてシアヌール酸を用いたもの
(No.9)についても同様の方法で磁石製造し且つ同じ
条件の下で耐熱試験を行った。結果が併せて表1に示し
てある。
【0048】表1に示す結果から、本発明例のNo.1〜N
o.5は比較例のものに比べて不可逆減磁率が約1/4〜
1/5程度と小さくなっており、また酸化に基づく外径
寸法の膨張率も目標値である0.2%以下と大幅に抑制
されており、耐熱性に優れていることが明らかである。
【0049】特にトリアジンモノマーとしてシアヌール
酸を使用したNo.2,No.4,No.5の発明例のものは、ト
リアジンモノマーとして1,3,5トリアジンを用いたN
o.1と比較して圧環強度も高くなっており、特に好まし
いことが分かる。
【0050】以上本発明の実施例を詳述したがこれはあ
くまで一例示であり、本発明はその主旨を逸脱しない範
囲において種々変更を加えた態様で実施可能である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C22C 38/00 303 H01F 41/02 G H01F 41/02 B22F 3/00 C Fターム(参考) 4J002 CD00W CM02X DC006 FD206 GN00 4K018 AA27 BA18 BB04 BC01 CA09 CA12 KA46 5E040 AA04 AA19 BB05 CA01 HB05 HB11 NN01 NN04 NN15 NN17 NN18 5E062 CC02 CD05 CG03

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 希土類磁石合金粉末にバインダ樹脂を加
    え、該合金粉末を所定形状に成形するとともに該バイン
    ダ樹脂の硬化反応により固化させて成る希土類ボンド磁
    石であって、 前記バインダ樹脂がエポキシ樹脂とビスマレイミド・ト
    リアジン樹脂にて構成されており、大気中180℃×1
    000hr保持の下での減磁率が5%以下の耐熱性を有
    することを特徴とする希土類ボンド磁石。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の希土類ボンド磁石にお
    いて、前記トリアジン樹脂がシアヌール酸若しくはメラ
    ミンを重合して成るものであることを特徴とする希土類
    ボンド磁石。
  3. 【請求項3】 請求項1,2の何れかに記載の希土類ボ
    ンド磁石において、前記エポキシ樹脂を重量%で1.5
    〜3.0%、ビスマレイミド・トリアジン樹脂を0.1
    〜2.0%含有していることを特徴とする希土類ボンド
    磁石。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3の何れかに記載の希土類ボ
    ンド磁石において、前記合金粉末がNd−Fe−B系磁
    石合金粉末であることを特徴とする希土類ボンド磁石。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の希土類ボンド磁石にお
    いて、前記合金粉末が重量%で、Ndを主成分とする希
    土類元素R:24〜33%,B:0.8〜1.1%,残
    部Feの組成を有することを特徴とする希土類ボンド磁
    石。
  6. 【請求項6】 請求項4,5の何れかに記載の希土類ボ
    ンド磁石において、前記合金粉末が更にCoを重量%で
    10%以下の範囲で含有していることを特徴とする希土
    類ボンド磁石。
  7. 【請求項7】 請求項4〜6の何れかに記載の希土類ボ
    ンド磁石において、前記合金粉末が更にNbを重量%で
    0.05〜5.0%の範囲で含有していることを特徴と
    する希土類ボンド磁石。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7の何れかに記載の希土類ボ
    ンド磁石の製造方法であって、 前記合金粉末と、エポキシ樹脂と、ビスマレイミド樹脂
    のモノマー又はプレポリマー及びトリアジン樹脂のモノ
    マー又はプレポリマーとを加えて混合し、該混合材を所
    定形状に成形した後に加熱処理して該エポキシ樹脂を硬
    化反応させるとともに該ビスマレイミド樹脂のモノマー
    又はプレポリマー及び該トリアジン樹脂のモノマー又は
    プレポリマーを重合反応させることを特徴とする希土類
    ボンド磁石の製造方法。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載の製造方法において、前
    記トリアジン樹脂のモノマー又はプレポリマーがシアヌ
    ール酸若しくはメラミンモノマー又はそのプレポリマー
    であることを特徴とする希土類ボンド磁石の製造方法。
  10. 【請求項10】 請求項7〜9の何れかに記載の製造方
    法において、前記加熱処理を、先ず大気中60〜100
    ℃×0.5〜5hrの条件で一次加熱した上、次に15
    0〜200℃×0.1〜3hrの条件で二次加熱するこ
    とにより行うことを特徴とする希土類ボンド磁石の製造
    方法。
  11. 【請求項11】 請求項10に記載の製造方法におい
    て、前記一次加熱と二次加熱との間において、110〜
    130℃×0.5〜3hrの条件で中間加熱を行うこと
    を特徴とする希土類ボンド磁石の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005033844A (ja) * 2003-05-15 2005-02-03 Aichi Steel Works Ltd モータ装置及びその筐体

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2005033844A (ja) * 2003-05-15 2005-02-03 Aichi Steel Works Ltd モータ装置及びその筐体

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