JP2000113626A - 密閉型光ディスク - Google Patents
密閉型光ディスクInfo
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- JP2000113626A JP2000113626A JP10299110A JP29911098A JP2000113626A JP 2000113626 A JP2000113626 A JP 2000113626A JP 10299110 A JP10299110 A JP 10299110A JP 29911098 A JP29911098 A JP 29911098A JP 2000113626 A JP2000113626 A JP 2000113626A
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Abstract
光ディスクに精度よくエンコーダを設けることが困難で
あった。 【解決手段】情報が記録される記録層と前記記録層上に
形成された反射膜とを備えた基板と、基板の円周方向に
N極とS極の領域が交互に形成された磁性体膜の回転子
と、基板の回転の中心となる回転軸と、回転軸を回転可
能に支持する軸受と、基板を回転可能に収納するケース
と、ケースに設けた記録層に照射するレーザ光を透過す
る照射窓と、記録層又は反射膜を用いて基板の回転数を
検出する回転検出パターンと、ケースに設けた回転検出
パターンに照射する検出光を透過する検出窓とを具備す
る。
Description
に収納され、情報の記録や再生が可能な密閉型光ディス
クに関する。
120mmのコンパクト・ディスク(CD:Compact Di
sk)等の光ディスクがある。このような光ディスクは、
透明な基板の片面に情報面が形成され、情報を記録又は
再生するためのレーザ光は、基板を介して情報面に照射
される。光ディスクは、基板が外部に露出しているた
め、傷や埃がつきやすく、基板に傷や埃がつくことによ
り情報を正確に読み出せなくなるという欠点がある。
に、シャッタを有するケースに光ディスクを収納した光
ディスクカートリッジがある。光ディスクカートリッジ
における光ディスクの記録再生を行う記録再生装置は、
光ディスクの中心孔に設置された金属製のクランパを、
モータの回転軸に備えられたターンテーブルのマグネッ
ト等で吸着させて光ディスクを回転させ、シャッタを開
いてレーザ光を光ディスクに照射し、情報の記録再生を
行う。
ィスクのクランパをターンテーブルのマグネットで吸着
するため、クランパがターンテーブルの設置部に対して
ずれやすく、光ディスクの回転に面振れが生じ、正確に
情報の記録再生が行えなくなるという欠点がある。ま
た、光ディスクカートリッジは、シャッタを備えている
ため、記録再生装置は、シャッタを開閉する機構が必要
となり、構成が複雑になるという欠点がある。
クを密閉型のケースに収納した光情報記録媒体(密閉型
光ディスク)が、例えば特開平4−137290号公報
に開示されている。
生装置を説明するための模式図である。図11に示す密
閉型光ディスク1において、光ディスク2は、回転の中
心に回転軸10が備えられ、ケース3に固定された軸受
11に係合し、密閉されたケース2内に回転可能な状態
で収納されている。光ディスク2は、基板4の一方の面
に情報が記録された記録層27が形成されており、光デ
ィスク2の内周側には、回転駆動力を得るためのロータ
28が形成されている。ロータ28は、密閉型光ディス
ク1の外部に配置された電機子29から供給される磁界
の影響を受けて、光ディスク2を回転させる。
り、光ディスク2の記録層27に記録されている信号が
読み取られる。回転速度検出器31が読み取られた信号
からビットクロックを検出する。周波数制御器32は、
そのビットクロックの周波数が所定の周波数となるよう
に、電機子29に供給する電流を制御し、光ディスク2
の回転数を制御している。
1を再生する再生装置においては、光ディスク2に記録
されている信号からビットクロックを検出して光ディス
ク2の回転を制御しているため、光ディスク2から信号
を検出していない場合に、光ディスク2を回転制御する
ことが困難であった。すなわち、トラックジャンプにお
いては、光ヘッド30におけるトラッキング制御を外し
てフォーカス制御のみを行っている状態のため、光ディ
スク2からの信号からビットクロックを検出することが
できないため、光ディスク2の回転を制御することがで
きなかった。
を再生していない場合においても光ディスク2の回転を
制御する方法としては、光ディスク2にエンコーダを備
え、エンコーダ等を用いて光ディスクの回転数を検出し
制御する方法がある。このエンコーダを用いる方法は、
上記公報に明示されていないが、光ディスク2に板状の
エンコーダを貼り付けたり、また、光ディスク2上にエ
ンコーダを印刷して、ケース3内の光ディスク2にエン
コーダを設け、そのエンコーダを用いて回転数を検出し
て光ディスク2の回転数を制御するものと考えられる。
たような板状のエンコーダを貼り付ける場合は、光ディ
スクに偏心が生じることのないように、板状のエンコー
ダを光ディスクに精度よく貼り付けなければならない。
このようなことは、密閉型光ディスクを製造するうえで
は、エンコーダを精度よく取り付けるための装置が必要
となり、また、製造工程においては、光ディスクにエン
コーダを設けるための工程が増えるため、製造コストが
高くなると共に、生産性が悪くなるという欠点があっ
た。
る場合、光ディスクにエンコーダを精度よく印刷するこ
とは可能であるが、製造工程において、光ディスクにエ
ンコーダを印刷する工程が増え、製造コストが高くなる
と共に、生産性が悪くなるという欠点がある。
置等を増やすことなく、生産することができるエンコー
ダを備えた密閉型光ディスクを提供することを目的とし
ている。
本発明は、微小な凹凸のピットが形成されたピット部と
レーザ光を反射する反射膜とを備えた基板と、基板の回
転の中心となる回転軸と、基板の円周方向にN極とS極
の領域が交互に形成された磁性体の回転子と、回転軸を
回転可能に支持する軸受と、基板を回転可能に収納する
ケースと、ケースに設けピット部に照射するレーザ光を
透過する照射窓と、基板の回転数を光学的に検出するた
めに、前記ピット部の有無により形成した回転検出パタ
ーンと、ケースに設け回転検出パターンに照射した検出
光を透過する検出窓とを具備したことを特徴としてい
る。
録される記録膜とレーザ光を反射する反射膜とを備えた
基板と、基板の回転の中心となる回転軸と、基板の円周
方向にN極とS極の領域が交互に形成された磁性体の回
転子と、回転軸を回転可能に支持する軸受と、基板を回
転可能に収納するケースと、ケースに設け記録膜に照射
するレーザ光を透過する照射窓と、基板の回転数を光学
的に検出するために、前記記録膜の有無により形成した
回転検出パターンと、ケースに設け回転検出パターンに
照射した検出光を透過する検出窓とを具備したことを特
徴としている。
又は情報が記録される記録膜とレーザ光を反射する反射
膜とを備えた基板と、基板の回転の中心となる回転軸
と、基板の円周方向にN極とS極の領域が交互に形成さ
れた磁性体の回転子と、回転軸を回転可能に支持する軸
受と、基板を回転可能に収納するケースと、ケースに設
けピット部又は記録膜に照射するレーザ光を透過する照
射窓と、基板の回転数を光学的に検出するために、反射
膜の有無により形成した回転検出パターンと、ケースに
設け回転検出パターンに照射した検出光を透過する検出
窓とを具備したことを特徴としている。
クの一実施例の概略構成を示す模式図である。図1にお
いて、密閉型光ディスク1は、情報が記録された光ディ
スク2を、密閉されたケース3内に収納している。光デ
ィスク2は、透明な基板4に微小な凹凸のピットが形成
されたピット部5が形成され、ピット部5上には反射膜
6が形成されている。本実施例においては、密閉型光デ
ィスクの光ディスクを再生専用の光ディスクとしている
が、これに限定されるものではなく、書き換えが可能な
書換型光ディスクであってもよく、また、追記が可能な
追記型光ディスクであってもよい。
の回転数を検出するための回転検出パターン7がピット
部5の有無により形成され、光ディスク2の外周部に
は、光ディスク2を回転させるための回転子8が備えら
れている。
て回転検出パターン7から光ディスク2の回転数を検出
するための検出窓9が備えられている。検出窓9は、光
ディスク2に対してケース3の上部と下部に設け、光デ
ィスク2の上部の検出窓9から回転検出パターン7にレ
ーザ光を照射し、回転検出パターン7を透過して、光デ
ィスク2の下部の検出窓9に到達するレーザ光を受光し
て、光ディスク2の回転数を検出する。
スク2に対してケース3の上部と下部に設けているがこ
れに限定されない。すなわち、検出窓9を光ディスク2
に対してケースの3の上部又は下部のどちらか一方に設
け、検出窓9から回転検出パターン7にレーザ光を照射
し、回転検出パターン7から反射した反射光が再度検出
窓9を透過したレーザ光を受光して、光ディスク2の回
転数を検出するようにしてもよい。
えられ、回転軸10は、ケース3に備えられた軸受11
に回転可能に支持されている。ケース3には、光ディス
ク2の記録膜5に照射させるレーザ光を透過するための
照射窓12が備えられている。
ける回転子及び回転検出パターンの概略構成を示す模式
図である。図2において、回転子8は、磁性体(磁性
膜)からなり、光ディスク2の円周方向に領域が分けら
れている。それらの領域は、後述する回転検出パターン
7の区別された領域に基づいて、光ディスク2の円周方
向に磁極「N」と磁極「S」が交互に形成されている。
回転子8は、マスク等を用いて、磁性体を塗布する、又
は、磁性体を蒸着する等により容易に形成することがで
きる。図2においては、回転子8を6つの領域に分割し
ており、このことにより、密閉型光ディスクの記録再生
装置では3相交流により回転駆動させることができる。
に形成されている回転検出パターン7は、ピット部5が
形成されていないために、検出光が透過する高透過部1
3と、ピット部5が形成されているために検出光が乱反
射して、検出光が殆ど透過しない低透過部14とが交互
に形成されている。高透過部13と低透過部14は、回
転子8の領域と同様の領域に分けられて形成されてい
る。この回転検出パターン7に、ケース3に形成された
検出窓9を介してレーザ光を照射し、回転検出パターン
7を透過した透過光を検出することによって、光ディス
ク2の回転を光学的に検出することができる。
パターン7について詳細に説明する。図3は、本実施例
の密閉型光ディスクにおける光ディスクの概略断面を示
す模式図である。図4は、本実施例の密閉型光ディスク
における光ディスクの製造工程の一部を説明する模式図
である。図3において、光ディスク2の内周側には、ピ
ット部5の有無により回転検出パターン7を形成し、回
転検出パターン7より外周部には、ピット部5を形成し
て情報を記録する。
な製造工程により製造され、回転検出パターン7は、こ
の製造工程中の情報を原盤に記録するカッティング工程
において形成する。すなわち、図3に示す回転検出パタ
ーン7は、光ディスク2の製造工程におけるカッティン
グ工程において、情報を記録すると共に、ピット部5の
有無により基板4上に形成することができるため、製造
工程や製造装置を増やすことなく、容易に回転検出パタ
ーン7を形成することができる。
盤15に対物レンズ16を用いてレーザ光17を照射
し、情報をカッティングすると共に、回転検出パターン
7が形成される部分に、高透過部13と低透過部14と
を形成して回転検出パターン7をカッティングする。こ
のとき、回転検出パターン7は、前述したように、原盤
15にピット部5を形成しない部分が高透過部13とな
り、ピット部5を形成した部分が低透過部14となる。
情報及び回転検出パターン7がカッティングされた原盤
15は現像され、前記情報及び回転検出パターン7に対
応する凹凸が形成される。
の凹凸が形成された面上に導電膜を形成し、メッキ工程
を経ることによりスタンパ18が得られる。このスタン
パ18には、ピット部5による情報と回転検出パターン
7が転写される。
18を用いてポリカーボネイト等の樹脂を射出成形する
ことにより基板4を形成する。この工程により、基板4
に情報と回転検出パターン7が形成される。
記録された領域のピット部5上に反射膜6を形成するこ
とにより、情報と回転検出パターン7とが形成された光
ディスク2を製造することができる。この後、光ディス
ク2に回転軸10を取り付け、ケース3に収納する。
おけるカッティング工程において、情報を記録すると共
に、CD等で用いられている、ピットにより文字等を形
成するピットアートと同様の方法を用いて基板4に回転
検出パターン7をカッティングすることができるため、
製造工程や製造装置を増やすことなく、光ディスク2に
回転検出パターン7を容易に形成することができる。
回転検出パターン7にレーザ光を照射して、回転検出パ
ターン7の高透過部13を透過したレーザ光から光ディ
スク2の回転数を検出する。すなわち、低透過部14
は、ピット部5が形成されているため、レーザ光が乱反
射して光ディスク2をほとんど透過せず、高透過部13
は、レーザ光がそのまま透過する。この透過光を検出す
ることにより光ディスク2の回転数を検出することがで
きる。
用いて形成してもよい。図5は、本実施例の密閉型光デ
ィスクにおける光ディスクの他の実施例の概略断面を示
す模式図である。図6は、本実施例の密閉型光ディスク
における光ディスクの他の実施例の製造工程の一部を説
明する模式図である。図5において、光ディスク2の内
周側には、反射膜6の有無により回転検出パターン7を
形成し、回転検出パターン7より外周部には、ピット部
5を形成して情報を記録する。
な製造工程により製造され、回転検出パターン7は、こ
の製造工程中の反射膜を形成する工程において形成す
る。すなわち、図5に示すように、光ディスク2の製造
工程における反射膜を形成する工程において、情報が記
録されたピット部5上に反射膜を形成すると共に、マス
ク19を用いて反射膜6の有無により回転検出パターン
7を形成することができるため、製造工程や製造装置を
増やすことなく、容易に回転検出パターン7を形成する
ことができる。
盤15に対物レンズ16を用いてレーザ光17を照射
し、情報が記録される部分にピット部5を形成し、ピッ
トにより情報を記録する。
程において原盤15からスタンパ18を得る。このスタ
ンパ18には、情報が記録されたピット部5が転写され
る。
18を用いて、ポリカーボネイト等の樹脂を射出成形す
ることにより基板4を形成する。この工程により、基板
4に情報がピット部5が形成される。
出パターン7を形成する部分に、高透過部13と低透過
部14とに対応したパターンが形成されたマスク19を
用いて、基板4上に高透過部13と低透過部14とを形
成すると共に、ピット部5上に反射膜6を形成する。こ
のことにより、情報が記録され、回転検出パターン7が
形成された光ディスク2を製造することができる。この
後、光ディスク2に回転軸を取り付け、ケース3に収納
する。
形成する場合に、マスク等を用いて、反射膜6の有無に
よる高透過部13と低透過部14を形成することによ
り、光ディスク2上に回転検出パターン7を容易に形成
することができる。
回転検出パターン7にレーザ光を照射して、光ディスク
2を透過したレーザ光から光ディスク2の回転数を検出
する。すなわち、低透過部14は、レーザ光を反射する
反射膜6が形成されているため、光ディスク2を透過せ
ず、高透過部13は、レーザ光がそのまま透過する。こ
の透過光を検出することにより光ディスク2の回転数を
検出することができる。また、回転検出パターン7にレ
ーザ光を照射して、光ディスクから反射したレーザ光か
ら光ディスク2の回転数を検出するようにしてもよい。
を用いて形成してもよい。図7は、本実施例の密閉型光
ディスクにおける光ディスクの他の実施例の概略断面を
示す模式図である。図8は、本実施例の密閉型光ディス
クにおける光ディスクの他の実施例の製造工程の一部を
説明する模式図である。図7において、光ディスク2の
内周側には、記録膜20の有無で回転検出パターン7を
形成し、回転検出パターン7より外周部には、記録膜2
0を形成する。
な製造工程により製造され、回転検出パターン7は、こ
の製造工程中の記録膜20を形成する工程において形成
される。すなわち、光ディスク2の製造工程における記
録膜20を形成する工程において、情報を記録する領域
に記録膜20を形成すると共に、マスク19を用いて記
録膜20の有無により、回転検出パターン7が基板4上
に形成されるため、製造工程や製造方法を増やすことな
く、回転検出パターン7を容易に形成することができ
る。
盤15に感光剤21を塗布し、レーザ光を照射してプリ
グルーブ22となる部分を形成する。
の感光剤21を現像液で現像することにより、原盤15
にプリグルーブ22が形成される。
程において原盤15からスタンパ18を得る。このスタ
ンパ18には、プリグルーブ22が転写される。
18を用いてポリカーボネイト等の樹脂を射出成形する
ことにより、基板4を形成する。
形された基板4には、プリグルーブ22が転写される。
に記録膜20を形成すると共に、マスク19を用いて、
記録膜20の有無により高透過部13と低透過部14と
からなる回転検出パターン7を形成する。このことによ
り、情報が記録され回転検出パターン7が形成された光
ディスク2を製造することができる。この後、光ディス
ク2に回転軸を取り付け、ケース3に収納する。
に、マスク等を用いて、記録膜20の有無により高透過
部13と低透過部14とを形成することによって、光デ
ィスク2上に回転検出パターン7を容易に形成すること
ができる。本実施例においては、記録膜20と反射膜6
とにより回転検出パターン7を形成してもよい。
回転検出パターン7にレーザ光を照射して、光ディスク
2を透過したレーザ光から光ディスク2の回転数を検出
する。すなわち、低透過部14は、レーザ光を反射する
記録膜23が形成されているため、光ディスク2を透過
せず、高透過部13は、レーザ光がそのまま透過する。
この透過光を検出することにより光ディスク2の回転数
を検出することができる。また、回転検出パターン7に
レーザ光を照射して、光ディスクから反射したレーザ光
から光ディスク2の回転数を検出するようにしてもよ
い。
するための回転検出パターン7を、ピット部5、反射膜
6又は記録膜20を用いて形成することができるため、
製造工程や製造装置を増やすことなく、また、エンコー
ダ等を光ディスク2に貼り付ける又は印刷する場合に比
べて、回転検出パターン7を容易に形成することができ
る。また、光ディスク2にエンコーダ等を貼り付けない
ため、光ディスク2の記録再生時に回転ムラ等が発生せ
ず、安定した回転を得ることができる。
せて、情報の記録再生を行う記録再生装置について説明
する。図9は、本実施例の密閉型光ディスクの記録再生
装置の概略構成を示す模式図である。図9において、密
閉型光ディスク1は、回転検出パターン7による光ディ
スク2の回転数を検出するための検出窓9を、光ディス
ク2の回転検出パターン7を挟むように、ケース3の上
部及び下部に設けている。ここで、本実施例では、光デ
ィスク2の回転数を回転検出パターン7を透過した透過
光を用いて検出しているが、回転検出パターン7から反
射した反射光を用いて検出するようにしてもよい。
備えている。また、記録再生装置23は、光ディスク2
の回転検出パターン7に検出光を照射する照射部25
と、回転検出パターン7の高透過部13を透過した検出
光を受光する受光部26とを備えている。コイル24に
電流を流して磁界を発生することにより、光ディスク2
に備えられた回転子8を、反発又は吸引して光ディスク
2を回転させる。コイル24に流す電流は、光ディスク
2の回転検出パターン7より検出した回転数に基づいて
変調され、光ディスク2が所定の回転数となるように制
御する。
スク2にレーザ光17を照射し、光ディスクの情報の記
録再生をしていない場合でも、光ディスク2の回転を制
御することができ、コイル24に流す電流量を変化させ
ることにより、容易に光ディスク2の回転数を変えるこ
とができる。また、光ディスク2と回転軸10のみが回
転するため、従来のモータを使用した場合より振動等が
少なく、対物レンズ14を備えた光ヘッドや他の回路等
に与える振動の悪影響が少ない。また、コイル24及び
回転子8により光ディスク2を回転させることができる
ため、従来のモータを用いた場合より、光ディスク2を
回転させる記録再生装置23の薄型化及び小型化ができ
る。
の記録再生について説明する。図10は、本実施例の密
閉型光ディスクにおける光ディスクと照射窓の関係を説
明するための模式図である。図10において、光ディス
ク2は、基板4の一方の面に記録膜5が形成され、ピッ
ト部5上には反射膜6が形成されている。回転子8は反
射膜6上に形成されている。ピット部5に記録された情
報を再生する場合、レーザ光17は、対物レンズ16に
より集光され、照射窓12と基板4を介してピット部5
上に収束する。照射窓12は、対物レンズ16と基板4
との間に配置されているため、照射窓12を透過するレ
ーザ光17が照射窓12の傷等により受ける影響が小さ
い。
6により除々に収束するため、照射窓12に入射するレ
ーザ光17の断面積は、対物レンズ16に入射したレー
ザ光16より、やや小さくなる程度である。換言すれ
ば、回折限界まで収束されたビームスポットに比べて大
きい面積である。そのため、照射窓12にピット部5の
ピット程度の大きさの傷が生じた場合でも、傷等により
レーザ光17の光量が変化する割合が少なく、レーザ光
17に全体の光量に対して悪影響を与えることが少な
い。したがって、照射窓12に傷等が生じた場合でも、
記録信号又は再生信号の劣化が少ない。
特性が同じ透明な樹脂を用いることが望ましい。基板4
と照射窓12との間の空隙は、空気であるため屈折率は
1である。例えば、カバーガラスの厚さが1.2mmで
光学設計された対物レンズ14を用いた場合、照射窓1
2の厚さを0.6mm、基板4の厚さを0.6mmとす
ることにより、対物レンズ14により集光されるレーザ
光13が、記録膜5上に設計どおりのビームスポットを
形成する。すなわち、照射窓12の厚さと基板4の厚さ
の合計が、対物レンズ14の設計におけるカバーガラス
の厚さとなるようにすればよい。
ディスクが密閉されたケース内に収納されているため、
基板又は記録面に傷がつき再生信号に悪影響を与えるこ
とがない。また、ケースを用いているため、密閉型光デ
ィスクとしての強度が高く破損することがない。
膜により容易に形成することができ、その回転検出パタ
ーンを用いることにより、光ディスクを再生していない
状態においても光ディスクを回転制御することができ
る。
いて、製造工程や装置等を増やさずに生産性がよく、光
ディスクに精度よくエンコーダを設けることができる。
成を示す模式図。
び回転検出パターンの概略構成を示す模式図。
クの概略断面を示す模式図。
クの製造工程の一部を説明する模式図。
クの他の実施例の概略断面を示す模式図。
クの他の実施例の製造工程の一部を説明する模式図。
クの他の実施例の概略断面を示す模式図。
クの他の実施例の製造工程の一部を説明する模式図。
概略構成を示す模式図。
スクと照射窓の関係を説明するための模式図。
するための模式図。
ース、4・・基板、5・・ピット部、6・・反射膜、7
・・回転検出パターン、8・・回転子、9・・検出窓、
10・・回転軸、11・・軸受、12・・照射窓、13
・・高透過部、14・・低透過部、15・・原盤、16
・・対物レンズ、17・・レーザ光、18・・スタン
パ、19・・マスク、20・・記録膜、21・・感光
剤、22・・プリグルーブ、23・・記録再生装置、2
4・・コイル、25・・照射部、26・・受光部、27
・・記録層、28・・ロータ、29・・電機子、30・
・光ヘッド、31・・回転速度検出器、32・・周波数
制御器。
Claims (3)
- 【請求項1】微小な凹凸のピットが形成されたピット部
とレーザ光を反射する反射膜とを備えた基板と、該基板
の回転の中心となる回転軸と、前記基板の円周方向にN
極とS極の領域が交互に形成された磁性体の回転子と、
前記回転軸を回転可能に支持する軸受と、前記基板を回
転可能に収納するケースと、該ケースに設け前記ピット
部に照射するレーザ光を透過する照射窓と、前記基板の
回転数を光学的に検出するために前記ピット部の有無に
より形成した回転検出パターンと、前記ケースに設け前
記回転検出パターンに照射した検出光を透過する検出窓
とを具備したことを特徴とする密閉型光ディスク。 - 【請求項2】情報が記録される記録膜とレーザ光を反射
する反射膜とを備えた基板と、該基板の回転の中心とな
る回転軸と、前記基板の円周方向にN極とS極の領域が
交互に形成された磁性体の回転子と、前記回転軸を回転
可能に支持する軸受と、前記基板を回転可能に収納する
ケースと、該ケースに設け前記記録膜に照射するレーザ
光を透過する照射窓と、前記基板の回転数を光学的に検
出するために前記記録膜の有無により形成した回転検出
パターンと、前記ケースに設け前記回転検出パターンに
照射した検出光を透過する検出窓とを具備したことを特
徴とする密閉型光ディスク。 - 【請求項3】微小な凹凸のピットが形成されたピット部
又は情報が記録される記録膜とレーザ光を反射する反射
膜とを備えた基板と、該基板の回転の中心となる回転軸
と、前記基板の円周方向にN極とS極の領域が交互に形
成された磁性体の回転子と、前記回転軸を回転可能に支
持する軸受と、前記基板を回転可能に収納するケース
と、該ケースに設け前記ピット部又は前記記録膜に照射
するレーザ光を透過する照射窓と、前記基板の回転数を
光学的に検出するために前記反射膜の有無により形成し
た回転検出パターンと、前記ケースに設け前記回転検出
パターンに照射した検出光を透過する検出窓とを具備し
たことを特徴とする密閉型光ディスク。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10299110A JP2000113626A (ja) | 1998-10-05 | 1998-10-05 | 密閉型光ディスク |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10299110A JP2000113626A (ja) | 1998-10-05 | 1998-10-05 | 密閉型光ディスク |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2000113626A true JP2000113626A (ja) | 2000-04-21 |
Family
ID=17868264
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10299110A Pending JP2000113626A (ja) | 1998-10-05 | 1998-10-05 | 密閉型光ディスク |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000113626A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100788647B1 (ko) * | 2001-09-12 | 2007-12-26 | 삼성전자주식회사 | 디스크 카트리지 |
-
1998
- 1998-10-05 JP JP10299110A patent/JP2000113626A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100788647B1 (ko) * | 2001-09-12 | 2007-12-26 | 삼성전자주식회사 | 디스크 카트리지 |
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