JP2000112344A - 携帯端末装置及び情報処理システム - Google Patents

携帯端末装置及び情報処理システム

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JP2000112344A
JP2000112344A JP10278167A JP27816798A JP2000112344A JP 2000112344 A JP2000112344 A JP 2000112344A JP 10278167 A JP10278167 A JP 10278167A JP 27816798 A JP27816798 A JP 27816798A JP 2000112344 A JP2000112344 A JP 2000112344A
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JP10278167A
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English (en)
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Kazuyoshi Yamane
一快 山根
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Casio Computer Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】業務上の外出に伴なう旅費清算書等の書類を作
成するための携帯端末装置であって、第1に、乗下車駅
や運賃等の全ての項目の手入力を行なう必要はなく、非
常に簡単に交通運賃の清算書類を作成すること。 【解決手段】乗下車駅において、携帯端末装置(PD
A)の表示部に表示させた鉄道路線図を含む地図データ
に対しその乗下車位置に対応する駅をその都度タブッレ
トを介して指定すると、各乗下車駅それぞれの駅名が前
記地図データから読み出され時計回路により計時される
現在日時に対応付けられて順次RAM内のデータメモリ
に記憶され、この乗下車データに応じて記憶装置15にデ
ータベースとして記憶されている経路検索及び鉄道運賃
検索用のテーブルデータに基づき、各乗下車区間の鉄道
運賃及び合計(清算)金額が検索,計算され、所定の旅
費清算フォーマット上に自動的に項目入力され旅費清算
書として作成表示される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、業務上の外出に伴
なう旅費清算書や日報等の書類を作成するための携帯端
末装置及び情報処理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、業務上の外出に伴なう旅費の清算
書や日報等のビジネス書類の作成は、所定のフォーマッ
トに従い予め用意された専用の用紙の各項目に、それぞ
れ対応するデータを記入することにより行なわれてい
る。
【0003】また、前記ビジネス書類の作成が電子化さ
れている会社環境下においては、予め記憶されている各
書類所定のフォーマットデータを表示させ、そこに記述
されている出張先,時間,運賃等の項目をキー入力やタ
ブレットを使用して個々に入力することで、前記旅費清
算書や日報等のデータ作成が行なわれている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来のビジネス書類の作成の仕方では、予め定められた書
類フォーマットの各項目に対して、全て手入力により記
入あるいはデータ入力して行く必要があり、記入あるい
は入力操作の手数が多く面倒であるばかりか、乗下車し
た駅や運賃、訪問先等を記録しておかなければならな
い。
【0005】本発明は、前記のような問題に鑑みなされ
たもので、その第1の目的は、乗下車駅や運賃等の全て
の項目の手入力を行なう必要はなく、非常に簡単に交通
運賃の清算書類を作成することが可能になる携帯端末装
置及び情報処理システムを提供することにある。
【0006】また、本発明の第2の目的は、訪問先や訪
問相手等の全ての項目の入力を行なう必要はなく、非常
に簡単に日報等のビジネス書類を作成することが可能に
なる携帯端末装置及び情報処理システムを提供すること
にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明に係る
携帯端末装置又は第1の情報処理システムは、地図情報
を表示する地図表示手段と、この地図表示手段により表
示された地図上で位置を指定する位置指定手段と、この
位置指定手段により指定された複数の位置情報を記憶す
る位置記憶手段と、交通運賃情報を記憶する運賃情報記
憶手段と、前記位置記憶手段に記憶された複数の位置情
報と、この複数の位置情報に応じて前記運賃情報記憶手
段に記憶された交通運賃情報に基づき検索された交通運
賃とを(所定のフォーマットで)出力する出力手段とを
備えたことを特徴とする。
【0008】このような携帯端末装置又は第1の情報処
理システムでは、地図表示手段により表示された地図上
において位置を指定すると、この位置指定された複数の
位置情報は位置記憶手段に記憶され、この記憶された複
数の位置情報と、この複数の位置情報に応じて運賃情報
記憶手段に記憶された交通運賃情報に基づき検索された
交通運賃とが(所定のフォーマットで)出力されるの
で、例えば乗下車駅において地図上の位置を指定するだ
けで、交通運賃の清算データを生成できることになる。
【0009】また、本発明に係る第2の情報処理システ
ムは、地図情報を表示する地図表示手段と、この地図表
示手段により表示された地図上で位置を指定する位置指
定手段と、この位置指定手段により指定された位置情報
を記憶する位置記憶手段と、会社等の所在地の情報を記
憶する所在地情報記憶手段と、前記位置記憶手段に記憶
された位置情報に基づいて、前記所在地情報記憶手段か
ら、当該位置情報に対応する所在地にある会社等を訪問
先として取得する訪問先取得手段と、この訪問先取得手
段により取得された訪問先を所定のフォーマットで出力
する訪問履歴生成手段とを備えたことを特徴とする。
【0010】このような第2の情報処理システムでは、
地図表示手段により表示された地図上において位置を指
定すると、この位置指定された位置情報は位置記憶手段
に記憶され、この記憶された位置情報に基づいて、会社
等の所在地の情報を記憶する所在地情報記憶手段から、
当該位置情報に対応する所在地にある会社等が訪問先と
して取得され、この取得された訪問先が所定のフォーマ
ットで出力されるので、例えば各訪問先において地図上
の位置を指定するだけで、訪問履歴のデータを生成でき
ることになる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下図面により本発明の実施の形
態について説明する。
【0012】(第1実施形態)図1は本発明の第1実施
形態に係る携帯端末装置(PDA)10の構成を示すブ
ロック図である。
【0013】この携帯端末装置(PDA)10は、コン
ピュータからなる制御部(CPU)11を備えている。
【0014】制御部(CPU)11は、液晶表示部12
の表示画面に重ねて設けられた透明タブレット13から
の入力信号に基づき、記憶装置15に予め記憶されてい
るシステムプログラムや入出力制御部(I/O)14を
介して外部装置より読み込まれた種々のプログラムデー
タを起動させ、RAM16をワークメモリとして各部の
動作を制御するもので、この制御部(CPU)11に
は、前記液晶表示部12、タブレット13、入出力制御
部(I/O)14、記憶装置15、RAM16が接続さ
れる他、現在の日付・時刻を計時するための時計回路1
7が接続される。
【0015】前記記憶装置15は、ハードディスクや半
導体メモリのROM等を用いて構成されるもので、この
記憶装置15には、本携帯端末装置(PDA)10の全
体の処理を司るシステムプログラムが予め記憶される
他、メモやスケジュール,住所録,電話帳等の各種デー
タの管理処理プログラム、外部装置との通信処理プログ
ラム、旅費清算書の作成処理プログラム(図4参照)等
のサブプログラムも予め記憶され、さらに、全国の鉄道
の路線図が載っている地図データ15a(図2参照)、
経路検索及び鉄道運賃検索用のテーブルデータもデータ
ベースとして予め記憶される。
【0016】RAM16には、液晶表示部12に表示す
べき表示データがビットマップの形式で展開されて記憶
される表示データメモリ、メモやスケジュール,住所
録,電話帳等の各種データが記憶される手帳データメモ
リ、前記記憶装置15にデータベースとして記憶されて
いる地図データの表示に伴ないタブレット13を介して
指示された乗下車駅のデータが前記時計回路17により
計時される現在の日付・時刻と共に記憶される乗下車デ
ータメモリ16a(図3参照)、前記記憶装置15に記
憶されている旅費清算書の作成処理プログラムに従い自
動的に作成される旅費清算書の所定のフォーマットデー
タが記憶される旅費清算書データメモリ16b(図5参
照)、その他、各種プログラムの実行に応じて制御部
(CPU)11にて入出力される種々のデータが必要に
応じて一時的に記憶されるワークメモリ等のデータメモ
リが備えられる。
【0017】図2は前記携帯端末装置(PDA)10に
おける旅費清算書作成処理プログラムの実行に伴ない記
憶装置15から読み出されて液晶表示部12に表示され
た地図データ15aの表示状態を示す図である。
【0018】なお、図2に示す地図データ15aでは、
一部地域の路線図とその主要駅名のみ示されているが、
実際は、対応する地域に存在する全ての路線,駅名の
他、道路,主要地点の目印,名称等も示される。
【0019】図3は前記携帯端末装置(PDA)10に
おける旅費清算書作成処理プログラムの実行に伴ないの
RAM16内の乗下車データメモリ16aに記憶される
乗下車駅とその日時の対応記憶状態を示す図である。
【0020】次に、前記構成の携帯端末装置(PDA)
10による旅費清算書の作成動作について説明する。
【0021】図4は前記携帯端末装置(PDA)10に
おける旅費清算書作成処理を示すフローチャートであ
る。
【0022】図5は前記携帯端末装置(PDA)10に
おける旅費清算書作成処理に伴ない作成された旅費清算
書の表示状態を示す図である。
【0023】例えばユーザが業務上の外出に伴ない、青
梅線の「小作」と山手線の「浜松町」との間を往復する
場合における旅費清算書の作成動作について説明する。
【0024】まず、液晶表示部12に表示されている動
作メニューの選択画面において「旅費清算書の作成」を
示すアイコンが指定されて選択されると、記憶装置15
に予め記憶されている旅費清算書の作成処理プログラム
(図4参照)が起動され、同記憶装置15にデータベー
スとして記憶されている地図データ15aが、図2に示
すように、液晶表示部12に表示される。この図2で
は、全国の地図データ15aの中で、都心路線図のデー
タが選択されて表示された状態を示す。
【0025】例えば2月3日の10:00に青梅線の小
作駅で乗車する際に、前記液晶表示部12に表示されて
いる都心路線図における青梅線の小作駅がタブレット1
3にて指定されると、その指定位置に記述された駅名
「小作」が読み出され、時計回路17にて計時されてい
る現在の日時「2月3日10:00」に対応付けられ
て、図3に示すように、RAM16内の乗下車データメ
モリ16aに書き込まれる(ステップS1,S2)。
【0026】この後、山手線の浜松町駅で下車する際、
また、同駅で乗車する際、さらに、前記青梅線の小作駅
で下車する際のそれぞれにおいて、前記同様に液晶表示
部12に表示されている都心路線図における対応の駅が
タブレット13にて指定されると、その都度指定位置に
記述された駅名が読み出され、時計回路17にて計時さ
れている現在の日時に対応付けられて、例えば「2月3
日12:00/浜松町」「2月3日16:30/浜松
町」「2月3日17:30/小作」として、前記図3で
示したように、RAM16内の乗下車データメモリ16
aに順次書き込まれて記憶される(ステップS1,S
2)。
【0027】こうして、前記外出に伴なう鉄道の乗下車
データがRAM16内の乗下車データメモリ16aに記
憶された状態で、液晶表示部12に表示されている「旅
費清算書の作成実行」を示すアイコンが指定されると、
前記RAM16内の乗下車データメモリ16aに記憶さ
れた乗下車データに応じた乗下車駅間の経路検索及びそ
の運賃検索処理が、記憶装置15にデータベースとして
記憶されている経路検索及び鉄道運賃検索用のテーブル
データに基づき行なわれる(ステップS3)。
【0028】すると、RAM16内の旅費清算書データ
メモリ16bに記憶されている旅費清算書のフォーマッ
トデータが読み出されて液晶表示部12に表示され、図
5に示すように、前記乗下車データメモリ16a(図3
参照)に記憶された乗下車データに応じて検索された各
乗下車区間の鉄道運賃及び合計(清算)金額が、日時デ
ータと共に各該当する項目に入力されて表示され、旅費
清算書として作成表示される(ステップS4)。
【0029】そして、前記自動作成された旅費清算書デ
ータは、RAM16内の旅費清算書データメモリ16b
に書き込まれ、必要に応じて、入出力制御部(I/O)
14に接続されたプリンタに対し印刷データとして転送
され、旅費清算書として出力される。
【0030】したがって、前記構成の携帯端末装置(P
DA)10における旅費清算書の作成機能によれば、ユ
ーザは外出に際しての鉄道の乗下車駅において、液晶表
示部12に表示させた鉄道路線図を含む地図データ15
aに対し、その乗車位置に対応する駅や下車位置に対応
する駅を、その都度、タブッレト13を介して指定する
と、各乗車駅及び下車駅それぞれの駅名データが前記地
図データ15aから読み出され、時計回路17により計
時される現在の日時データに対応付けられて順次RAM
16内の乗下車データメモリ16aに記憶され、この乗
下車データに応じて、記憶装置15にデータベースとし
て記憶されている経路検索及び鉄道運賃検索用のテーブ
ルデータに基づき、各乗下車区間の鉄道運賃及び合計
(清算)金額が検索,計算され、旅費清算書データメモ
リ16bに記憶されている所定の旅費清算フォーマット
上に、自動的に項目入力され旅費清算書として作成表示
されるので、乗下車駅や運賃等の全ての項目の手入力を
行なう必要はなく、非常に簡単に交通運賃の清算書類を
作成することができる。
【0031】なお、前記第1実施形態では、旅費清算書
作成処理のデータベースとなる地図データ15a及び経
路検索・鉄道運賃検索用のテーブルデータを、何れも携
帯端末装置(PDA)10内の記憶装置15に記憶さ
せ、乗下車位置データの指定入力から経路検索及び鉄道
運賃検索、そして、旅費清算書データへの各項目入力ま
での全ての処理を、該携帯端末装置(PDA)10の単
体にて行なえる構成としたが、次の第2実施形態(図6
〜図16参照)において説明するように、大容量のメモ
リ確保を必要とする前記地図データ15a及び経路検索
・鉄道運賃検索用のテーブルデータからなるデータベー
スは、パーソナルコンピュータ(PC)20の記憶装置
24に記憶させておき、前記携帯端末装置(PDA)1
0には、全地球測位装置(GPS)19を備えさせてユ
ーザの外出に伴なう各移動位置を測定記録し、この移動
位置データをパーソナルコンピュータ(PC)20に接
続転送して、その記憶装置24に記憶された前記地図デ
ータ15a及び経路検索・鉄道運賃検索用のテーブルデ
ータに基づき、乗下車駅を割り出して経路検索・鉄道運
賃検索を行ない、このパーソナルコンピュータ(PC)
20側にて旅費清算書データの実質的な自動作成処理を
行なう構成としてもよい。
【0032】また、このパーソナルコンピュータ(P
C)20の記憶装置24やRAM25には、その大容量
のメモリを利用して、業務上の取引先である会社名や所
在位置、知人の住所録等のデータベース25a,25b
を記憶させておき、前記携帯端末装置(PDA)10側
の全地球測位装置(GPS)19にて記録されたユーザ
の外出に伴なう各移動位置データに応じて、訪問先の会
社名や面会者を割り出し、登録済みのスケジュールデー
タ等を参照して日報のデータ25cを自動作成する構成
としてもよい。
【0033】(第2実施形態)図6は本発明の第2実施
形態に係る情報処理システムにおける携帯端末装置(P
DA)10の構成を示すブロック図である。
【0034】この情報処理システムにおける携帯端末装
置(PDA)10には、ユーザが例えば外出に際しての
乗下車駅や訪問先で操作するための位置入力スイッチ1
8が新たに設けられると共に、この位置入力スイッチ1
8が操作された際に地球上での緯度・経度の位置を測定
するための全地球測位装置(GPS)19が新たに設け
られる。
【0035】一方、記憶装置15には、そのメモリ必要
量の削減のために、地図データ15a及び経路検索・鉄
道運賃検索用のテーブルデータからなるデータベースは
記憶されず、このデータベースは、後述するパーソナル
コンピュータ20(図7参照)の記憶装置24に記憶さ
れる。
【0036】また、RAM16には、乗下車駅の駅名デ
ータが記憶される乗下車データメモリ16a(図3参
照)に替えて前記位置入力スイッチ18が操作された際
に全地球測位装置(GPS)19により測定された緯度
・経度の位置データが、時計回路17により計時される
現在日時のデータと対応付けられて記憶される移動チェ
ックデータメモリ16c(図8参照)が新たに備えら
れ、一方、旅費清算書データのフォーマットが記憶され
る旅費清算書データメモリ16b(図5参照)は、この
携帯端末装置(PDA)10のRAM16には備えられ
ず、後述するパーソナルコンピュータ20(図7参照)
のRAM25に備えられる。
【0037】これ以外に、液晶表示部12、タブッレト
13、入出力制御部(I/O)14、時計回路17の構
成は、前記第1実施形態における携帯端末装置(PD
A)10のそれと同様の構成とされる。
【0038】図7は本発明の第2実施形態に係る情報処
理システムにおけるパーソナルコンピュータ(PC)2
0の構成を示すブロック図である。
【0039】このパーソナルコンピュータ(PC)20
は、CPUからなる制御部21を備えている。
【0040】制御部(CPU)21は、キーボード22
から入力されるキー操作信号や入出力制御部(I/O)
23を介して入力される外部入力信号に応じて、記憶装
置24に予め記憶されているシステムプログラムあるい
は該記憶装置24の外部記憶読み込み機能により読み込
まれたプログラムデータを起動させ、RAM25をワー
クメモリとして各部の動作を制御するもので、この制御
部(CPU)21には、前記キーボード22、入出力制
御部(I/O)23、記憶装置24、RAM25が接続
される他に、表示装置26及び印刷装置27が接続され
る。
【0041】前記記憶装置24は、ハードディスクや半
導体メモリのROM等を用いて構成されると共に、フロ
ッピディスクドライブ(FDD)等の外部記憶媒体の読
み込み機能を備えるもので、この記憶装置24のROM
部には、本パーソナルコンピュータ(PC)20の全体
の処理を司るシステムプログラムが予め記憶される他、
メモやスケジュール,住所録,電話帳等の各種データの
管理処理プログラム、外部装置との通信処理プログラ
ム、前記携帯端末装置(PDA)10から転送される移
動チェックデータ16c(図8参照)に応じた旅費清算
書の作成処理プログラム(図11参照)、及び日報の作
成処理プログラム(図12・図13参照)等のサブプロ
グラムも予め記憶され、さらに、全国の鉄道の路線図が
載っている緯度・経度付きの地図データ15a(図2参
照)、経路検索及び鉄道運賃検索用のテーブルデータも
データベースとして予め記憶される。
【0042】RAM25には、表示装置26に表示すべ
き表示データがビットマップの形式で展開されて記憶さ
れる表示データメモリ、メモやスケジュール,住所録,
電話帳等の各種データが記憶される手帳データメモリ、
前記記憶装置24に記憶されている旅費清算書の作成処
理プログラムに従い自動的に作成される旅費清算書の所
定のフォーマットデータが記憶される旅費清算書データ
メモリ16b(図5参照)、取引先の各会社名とその住
所,緯度・経度からなる所在位置の各データが対応付け
られて記憶される会社情報データメモリ25a(図9参
照)、取引先の各知人や担当者名とその会社名,住所,
電話番号等の各データが対応付けられて記憶される住所
録データメモリ25b(図10参照)、前記記憶装置2
6に記憶されている日報の作成処理プログラムに従い自
動的に作成される日報の所定のフォーマットデータが記
憶される日報データメモリ25c(図16参照)の他、
各種プログラムの実行に応じて制御部(CPU)21に
て入出力される種々のデータが必要に応じて一時的に記
憶されるワークメモリ等のデータメモリが備えられる。
【0043】図8は前記情報処理システムにおける携帯
端末装置(PDA)10のRAM16内の移動チェック
データメモリ16cに記憶される各移動チェックポイン
トの測位データ(緯度・経度)とその日時の対応記憶状
態を示す図である。
【0044】図9は前記情報処理システムにおけるパー
ソナルコンピュータ(PC)20のRAM25内の会社
情報データメモリ25aに記憶される取引先の各会社名
とその住所,緯度・経度からなる所在位置データの対応
記憶状態を示す図である。
【0045】図10は前記情報処理システムにおけるパ
ーソナルコンピュータ(PC)20のRAM25内の住
所録データメモリ25bに記憶される取引先の各知人や
担当者名とその会社名,住所,電話番号等の各データの
対応記憶状態を示す図である。
【0046】次に、前記構成の情報処理システムによる
旅費清算書の作成動作について説明する。
【0047】図11は前記情報処理システムの携帯端末
装置(PDA)10及びパーソナルコンピュータ(P
C)20における旅費清算書作成処理を示すフローチャ
ートである。
【0048】例えばユーザが業務上の外出に伴ない、青
梅線の「小作」と山手線の「浜松町」との間を往復する
場合における旅費清算書の作成動作について説明する。
【0049】まず、ユーザは前記携帯端末装置(PD
A)10を携帯して外出し、例えば2月3日の10:0
0に青梅線の小作駅で乗車する際に、ここをチェックポ
イントとして位置入力スイッチ18を操作すると、全地
球測位装置(GPS)19により測定されたこの小作駅
の緯度・経度からなる測位データが、時計回路17にて
計時されている現在の日時「2月3日10:00」に対
応付けられて、図8に示すように、RAM16内の移動
チェックデータメモリ16cに書き込まれる(ステップ
A1,A2)。
【0050】この後、山手線の浜松町駅で下車する際、
また、同駅で乗車する際、さらに、前記青梅線の小作駅
で下車する際のそれぞれのチェックポイントにおいて、
前記同様に位置入力スイッチ18を操作すると、各チェ
ックポイントにおける緯度・経度からなる測位データが
その都度、全地球測位装置(GPS)19により測定さ
れ、時計回路17にて計時されている現在の日時に対応
付けられて、前記図8で示したように、RAM16内の
移動チェックデータメモリ16cに順次書き込まれて記
憶される(ステップA1,A2)。
【0051】こうして、前記外出に伴なう各乗下車駅を
チェックポイントとするそれぞれの測位データ(緯度・
経度)が、携帯端末装置(PDA)10におけるRAM
16内の移動チェックデータメモリ16cに記憶された
状態で、この携帯端末装置(PDA)10をパーソナル
コンピュータ(PC)20に対してそのそれぞれの入出
力制御部(I/O)14,23を介して接続し、携帯端
末装置(PDA)10の液晶表示部12に表示されてい
る「旅費清算書の作成実行」を示すアイコンが指定され
ると、前記RAM16内の移動チェックデータメモリ1
6cに記憶された各乗下車駅をチェックポイントとする
測位データ(緯度・経度)が読み出されてパーソナルコ
ンピュータ(PC)20に対して転送される。
【0052】すると、パーソナルコンピュータ(PC)
20側では、まず、前記携帯端末装置(PDA)10側
から転送された各移動チェックポイントそれぞれの測位
データ(緯度・経度)に応じて、記憶装置24にデータ
ベースとして記憶されている鉄道路線図を載せた地図デ
ータ15a(図2参照)に基づき、各測位データに対応
する地点の駅名が検索されると共に、その乗下車駅間の
経路検索及びその運賃検索処理が、同記憶装置24にデ
ータベースとして記憶されている経路検索及び鉄道運賃
検索用のテーブルデータに基づき行なわれる(ステップ
A3)。
【0053】すると、RAM25内の旅費清算書データ
メモリ16bに記憶されている旅費清算書のフォーマッ
トデータが読み出されて表示装置26に表示され、前記
携帯端末装置(PDA)10から転送された各乗下車駅
をチェックポイントとする測位データ(緯度・経度)に
応じて検索された各乗下車駅区間の鉄道運賃及び合計
(清算)金額が、日時データと共に各該当する項目に入
力されて表示され、旅費清算書(図5参照)として作成
表示される(ステップA4)。
【0054】そして、前記自動作成された旅費清算書デ
ータは、RAM25内の旅費清算書データメモリ16b
に書き込まれ、必要に応じて、印刷装置27に対し印刷
データとして転送され、旅費清算書として印刷出力され
る。
【0055】したがって、前記構成の情報処理システム
による旅費清算書の作成機能によれば、ユーザは外出に
際しての鉄道の乗下車駅をチェックポイントとして、携
帯端末装置(PDA)10の位置入力スイッチ18を操
作すると、その都度各チェックポイントにおける緯度・
経度の測位データが全地球測位装置(GPS)19によ
り測定され、時計回路17により計時される現在の日時
データに対応付けられて順次RAM16内の移動チェッ
クデータメモリ16cに記憶される。そして、前記携帯
端末装置(PDA)10をパーソナルコンピュータ(P
C)20に接続して旅費清算書の作成を指示すると、前
記携帯端末装置(PDA)10の移動チェックデータメ
モリ16cに記憶された各チェックポイントの測位デー
タ(緯度・経度)がパーソナルコンピュータ(PC)2
0に転送され、記憶装置24にデータベースとして記憶
されている地図データ15aに基づき各測位データに対
応する地点の乗下車駅が検索されると共に、同記憶装置
24にデータベースとして記憶されている経路検索及び
鉄道運賃検索用のテーブルデータに基づき、各乗下車駅
区間の鉄道運賃及び合計(清算)金額が検索,計算さ
れ、旅費清算書データメモリ16bに記憶されている所
定の旅費清算フォーマット上に、自動的に項目入力され
旅費清算書として作成表示されるので、ユーザは、前記
各チェックポイントにおいて携帯端末装置(PDA)1
0の位置入力スイッチ18を操作するだけでよく、乗下
車駅や運賃等の全ての項目の手入力を行なう必要はな
く、非常に簡単に交通運賃の清算書類を作成することが
できる。
【0056】次に、前記構成の情報処理システムによる
日報の作成動作について説明する。
【0057】図12は前記情報処理システムの携帯端末
装置(PDA)10及びパーソナルコンピュータ(P
C)20における日報作成処理を示すフローチャートで
ある。
【0058】図13は前記情報処理システムの日報作成
処理に伴なうパーソナルコンピュータ(PC)20側で
の日報データ生成処理を示すフローチャートである。
【0059】図14は前記情報処理システムにおけるパ
ーソナルコンピュータ(PC)20側での日報データ生
成処理に伴なう日報フォーマット上での訪問先出席者の
選択表示状態を示す図である。
【0060】図15は前記情報処理システムにおけるパ
ーソナルコンピュータ(PC)20側での日報データ生
成処理に伴なう日報フォーマット上での営業内容の選択
表示状態を示す図である。
【0061】図16は前記情報処理システムの日報作成
処理に伴ないパーソナルコンピュータ(PC)20側で
作成された日報の表示状態を示す図である。
【0062】例えばユーザが営業業務に伴ない、その営
業スケジュールに応じて「AAA商事」「MAX
(株)」「野村コーポレーション」を順次訪問する場合
における日報の作成動作について説明する。
【0063】この場合、前記の営業スケジュール(日時
・場所・内容)は、基本的には、携帯端末装置(PD
A)10のRAM16及びパーソナルコンピュータ(P
C)20のRAM25それぞれの手帳データメモリにお
いて、スケジュールデータとして登録管理されている。
【0064】まず、ユーザは前記携帯端末装置(PD
A)10を携帯して外出し、例えば1997年9月5日
(金曜日)の9:24(スケジュール上は9:30)に
AAA商事に到着した際に、ここをチェックポイントと
して位置入力スイッチ18を操作すると、全地球測位装
置(GPS)19により測定されたこのAAA商事の所
在位置の緯度・経度からなる測位データが、時計回路1
7にて計時されている現在の日時「9月5日9:24」
に対応付けられて、RAM16内の移動チェックデータ
メモリ16c(図8参照)に書き込まれる(ステップB
1,B2)。
【0065】この後、前記AAA商事にて予定をこなし
た後、次の訪問先である「MAX(株)」に到着した
際、また、次の訪問先である「野村コーポレーション」
に到着した際のそれぞれのチェックポイントにおいて、
前記同様に位置入力スイッチ18を操作すると、各チェ
ックポイントにおける緯度・経度からなる測位データが
その都度、全地球測位装置(GPS)19により測定さ
れ、時計回路17にて計時されている現在の日時に対応
付けられて、RAM16内の移動チェックデータメモリ
16c(図8参照)に順次書き込まれて記憶される(ス
テップB1,B2)。
【0066】こうして、前記営業スケジュールに応じた
各訪問先の会社(場所)をチェックポイントとするそれ
ぞれの測位データ(緯度・経度)が、携帯端末装置(P
DA)10におけるRAM16内の移動チェックデータ
メモリ16cに記憶された状態で、この携帯端末装置
(PDA)10をパーソナルコンピュータ(PC)20
に対してそのそれぞれの入出力制御部(I/O)14,
23を介して接続し、携帯端末装置(PDA)10の液
晶表示部12に表示されている「日報の作成実行」を示
すアイコンが指定されると、前記RAM16内の移動チ
ェックデータメモリ16cに記憶された各営業訪問先の
会社(場所)をチェックポイントとする測位データ(緯
度・経度)が読み出されてパーソナルコンピュータ(P
C)20に対して転送される。
【0067】すると、パーソナルコンピュータ(PC)
20側では、図13に示す日報データ生成処理が起動さ
れる(ステップBC)。
【0068】この日報データ生成処理では、まず、前記
携帯端末装置(PDA)10側から転送された各移動チ
ェックポイントそれぞれの測位データ(緯度・経度)に
応じて、RAM25内の会社情報データメモリ25a
(図9参照)にデータベースとして記憶されている取引
先の各会社の所在位置データに基づき、第1の測位デー
タに対応する地点の会社名「AAA商事」が検索されて
取得される(ステップC1)。
【0069】また、これと共に、前記測位データから取
得された会社名「AAA商事」に応じて、同RAM25
内の住所録データメモリ25b(図10参照)にデータ
ベースとして記憶されている知人名や担当者名の所属す
る会社名に基づき、当該会社「AAA商事」に属する各
個人名「田中社長/野村部長/鈴木課長」が、営業業務
に伴なう訪問先出席者の候補として検索されて取得さ
れ、図14に示すように、RAM25内の日報データメ
モリ25cから読み出されて表示装置26に表示された
日報データの所定フォーマット上に、訪問先出席者の候
補選択画面W1としてウインドウ表示される(ステップ
C2,C3)。
【0070】この図14における訪問先出席者の候補選
択画面W1のウインドウ表示に従い、AAA商事で訪問
した出席者(例えば「野村部長」)を選択すると、前記
第1のチェックポイントの測位データに対応付けられた
日時データ「9月5日9:24」に略対応するスケジュ
ールデータが、RAM25内の手帳データメモリにて登
録管理されているスケジュールデータから検索され(ス
テップC4)、例えば前記「9月5日9:24」の前後
10分以内のスケジュールとして登録されているスケジ
ュールデータが有る場合には、各スケジュールデータの
内容データが読み出され、図15に示すように、RAM
25内の日報データメモリ25cから読み出されて表示
装置26に表示された日報データの所定フォーマット上
に、営業内容の候補選択画面W2としてウインドウ表示
される(ステップC5→C6)。
【0071】一方、前記第1のチェックポイントの測位
データに対応付けられた日時データ「9月5日9:2
4」に略対応するスケジュールデータが、RAM25内
の手帳データメモリにて登録管理されているスケジュー
ルデータに存在しない場合には、前記RAM25内の日
報データメモリ25cから読み出されて表示装置26に
表示された日報データの所定フォーマット上にて、キー
ボード22の操作により実施したスケジュール内容が新
規に入力される(ステップC5→C7)。
【0072】こうして図15における営業内容の候補選
択画面W2のウインドウ表示に従い、AAA商事の野村
部長を訪問して行なった営業内容(例えば「次機種打合
せ」)が選択されるか、又は、実施した営業内容が新規
入力されると、前記第1の測位データに応じて取得され
た訪問会社名「AAA商事」、該会社名に応じて候補選
択された訪問先出席者「野村部長」、日時データに応じ
て検索され候補選択又は新規入力されたスケジュール内
容「次機種打合せ」がそれぞれ、第1の訪問先に対応す
る日報データとして生成され、RAM25内のワークメ
モリに一時記憶される(ステップC8)。
【0073】そして、前記携帯端末装置(PDA)10
から転送された移動チェックデータ16cにおいて、次
のチェックポイントである第2の測位データが存在する
場合には、再び前記ステップC1〜C8における該第2
の測位データとその日時データに応じた、会社情報デー
タ25a、住所録データ25b、スケジュールデータを
データベースとする、訪問会社名「MAX(株)」、訪
問先出席者「長嶋係長」、及びそのスケジュール内容
「Z36クレーム処理」の検索処理が繰り返され、第2
の訪問先に対応する日報データとして生成され、RAM
25内のワークメモリに一時記憶される(ステップC9
→C1〜C8)。
【0074】こうして、前記携帯端末装置(PDA)1
0から転送された移動チェックデータ16cにおける各
測位データ毎の日報データの生成処理が、全てのチェッ
クポイントに対して順次繰り返され、次のチェックポイ
ントである測位データは存在しないと判断されると、こ
の一連の日報データ生成処理においてRAM25内のワ
ークメモリに生成記憶された各訪問先毎の訪問会社名、
訪問先出席者、及びそのスケジュール内容からなる各日
報データが読み出され、図16に示すように、RAM2
5内の日報データメモリ25cから読み出されて表示装
置26に表示された日報データの所定フォーマット上の
各該当する項目にそれぞれ入力されて表示され、営業日
報として作成表示される(ステップC9→B3)。
【0075】そして、前記自動作成された日報データ
は、RAM25内の日報データメモリ25cに書き込ま
れ、必要に応じて、印刷装置27に対し印刷データとし
て転送され、営業日報として印刷出力される。
【0076】したがって、前記構成の情報処理システム
による日報の作成機能によれば、ユーザは外出に際して
の訪問先の会社(場所)チェックポイントとして、携帯
端末装置(PDA)10の位置入力スイッチ18を操作
すると、その都度各チェックポイントにおける緯度・経
度の測位データが全地球測位装置(GPS)19により
測定され、時計回路17により計時される現在の日時デ
ータに対応付けられて順次RAM16内の移動チェック
データメモリ16cに記憶される。そして、前記携帯端
末装置(PDA)10をパーソナルコンピュータ(P
C)20に接続して日報の作成を指示すると、前記携帯
端末装置(PDA)10の移動チェックデータメモリ1
6cに記憶された各チェックポイントの測位データ(緯
度・経度)がパーソナルコンピュータ(PC)20に転
送され、RAM25にデータベースとして記憶されてい
る会社情報データ25a,住所録データ25b,スケジ
ュールデータに基づき、各測位データに対応する各訪問
会社名、訪問先出席者、及びそのスケジュール内容の検
索処理が繰り返され、日報データメモリ25cに記憶さ
れている所定の日報フォーマット上に、自動的に項目入
力され日報として作成表示されるので、ユーザは、前記
各チェックポイントにおいて携帯端末装置(PDA)1
0の位置入力スイッチ18を操作するだけでよく、訪問
先や出席者等の全ての項目の手入力を行なう必要はな
く、非常に簡単に営業日報等のビジネス書類を作成する
ことができる。
【0077】なお、前記第2実施形態では、携帯端末装
置(PDA)10には、位置入力スイッチ18,全地球
測位装置19,及び移動チェックデータメモリ16cに
よる乗下車駅や訪問先等をチェックポイントとする各移
動位置の測位・記録機能を持たせ、この携帯端末装置
(PDA)10に接続可能なパーソナルコンピュータ
(PC)20に対し、地図データ15a、経路検索・運
賃検索用のテーブルデータ、及び会社情報データ25
a、住所録データ、スケジュールデータ等からなるデー
タベースを持たせ、旅費清算書の作成、及び日報の作成
における各主要な処理部分は、このパーソナルコンピュ
ータ(PC)20側にて行なう構成としたが、前記携帯
端末装置(PDA)10の記憶装置15やRAM16に
おいて、前記パーソナルコンピュータ(PC)20にて
持たせた各種のデータベースを全て記憶させることで、
該携帯端末装置(PDA)10の単体で、前記旅費清算
書の作成処理、及び日報の作成処理を行なうことができ
る。
【0078】また、前記第2実施形態における携帯端末
装置(PDA)10において、全地球測位装置(GP
S)19により測定される各移動チェックポイントでの
測位データ(緯度・経度)に替えて、表示部12に表示
させた地図データ15a上のチェックポイントを直接指
定して得られる所在地データ(都道府県/市区町村/丁
目番地)を利用することでも、前記同様の旅費清算書の
作成処理、及び日報の作成処理を行なうことができる。
【0079】また、前記第1実施形態では地図データ1
5aに対する位置指定手段、前記第2実施形態では全地
球測位装置(GPS)19による位置検出手段とした各
チェックポイントでの位置情報の入力手段としては、例
えばPHSに搭載されている位置検出機能を利用しても
よい。
【0080】なお、前記実施形態において記載した手
法、すなわち、図4や図11のフローチャートに示す旅
費清算書作成処理、図12及び図13のフローチャート
に示す日報作成処理等の各手法は、コンピュータに実行
させることができるプログラムとして、メモリカード
(ROMカード、RAMカード等)、磁気ディスク(フ
ロッピーディスク、ハードディスク等)、光ディスク
(CD−ROM、DVD等)、半導体メモリ等の外部記
憶媒体に格納して配布することができる。そして、例え
ば前記携帯端末装置(PDA)10のコンピュータであ
る制御部(CPU)11は、この外部記憶媒体に記録さ
れたプログラムを、例えば入出力制御部(I/O)14
に接続されたフロッピディスクドライブ(FDD)やカ
ードインターフェイス(IF)等の記憶媒体読み取り装
置によって読み込み、この読み込んだプログラムによっ
て動作が制御されることにより、前記各実施形態におい
て説明した旅費清算書や日報の作成機能を実現し、前述
した手法による同様の処理を実行することができる。
【0081】
【発明の効果】以上のように、本発明に係る携帯端末装
置又は第1の情報処理システムによれば、地図表示手段
により表示された地図上において位置を指定すると、こ
の位置指定された複数の位置情報は位置記憶手段に記憶
され、この記憶された複数の位置情報と、この複数の位
置情報に応じて運賃情報記憶手段に記憶された交通運賃
情報に基づき検索された交通運賃とが(所定のフォーマ
ットで)出力されるので、例えば乗下車駅において地図
上の位置を指定するだけで、交通運賃の清算データを生
成できるようになる。
【0082】よって、乗下車駅や運賃等の全ての項目の
手入力を行なう必要はなく、非常に簡単に交通運賃の清
算書類を作成することが可能になる。
【0083】また、本発明に係る第2の情報処理システ
ムによれば、地図表示手段により表示された地図上にお
いて位置を指定すると、この位置指定された位置情報は
位置記憶手段に記憶され、この記憶された位置情報に基
づいて、会社等の所在地の情報を記憶する所在地情報記
憶手段から、当該位置情報に対応する所在地にある会社
等が訪問先として取得され、この取得された訪問先が所
定のフォーマットで出力されるので、例えば各訪問先に
おいて地図上の位置を指定するだけで、訪問履歴のデー
タを生成できるようになる。
【0084】よって、訪問先や訪問相手等の全ての項目
の入力を行なう必要はなく、非常に簡単に日報等のビジ
ネス書類を作成することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る携帯端末装置(P
DA)の構成を示すブロック図。
【図2】前記携帯端末装置(PDA)における旅費清算
書作成処理プログラムの実行に伴ない記憶装置から読み
出されて液晶表示部に表示された地図データの表示状態
を示す図。
【図3】前記携帯端末装置(PDA)における旅費清算
書作成処理プログラムの実行に伴ないのRAM内の乗下
車データメモリに記憶される乗下車駅とその日時の対応
記憶状態を示す図。
【図4】前記携帯端末装置(PDA)における旅費清算
書作成処理を示すフローチャート。
【図5】前記携帯端末装置(PDA)における旅費清算
書作成処理に伴ない作成された旅費清算書の表示状態を
示す図。
【図6】本発明の第2実施形態に係る情報処理システム
における携帯端末装置(PDA)の構成を示すブロック
図。
【図7】本発明の第2実施形態に係る情報処理システム
におけるパーソナルコンピュータ(PC)の構成を示す
ブロック図。
【図8】前記情報処理システムにおける携帯端末装置
(PDA)のRAM内の移動チェックデータメモリに記
憶される各移動チェックポイントの測位データ(緯度・
経度)とその日時の対応記憶状態を示す図。
【図9】前記情報処理システムにおけるパーソナルコン
ピュータ(PC)のRAM内の会社情報データメモリに
記憶される取引先の各会社名とその住所,緯度・経度か
らなる所在位置データの対応記憶状態を示す図。
【図10】前記情報処理システムにおけるパーソナルコ
ンピュータ(PC)のRAM内の住所録データメモリに
記憶される取引先の各知人や担当者名とその会社名,住
所,電話番号等の各データの対応記憶状態を示す図。
【図11】前記情報処理システムの携帯端末装置(PD
A)及びパーソナルコンピュータ(PC)における旅費
清算書作成処理を示すフローチャート。
【図12】前記情報処理システムの携帯端末装置(PD
A)及びパーソナルコンピュータ(PC)における日報
作成処理を示すフローチャート。
【図13】前記情報処理システムの日報作成処理に伴な
うパーソナルコンピュータ(PC)側での日報データ生
成処理を示すフローチャート。
【図14】前記情報処理システムにおけるパーソナルコ
ンピュータ(PC)側での日報データ生成処理に伴なう
日報フォーマット上での訪問先出席者の選択表示状態を
示す図。
【図15】前記情報処理システムにおけるパーソナルコ
ンピュータ(PC)側での日報データ生成処理に伴なう
日報フォーマット上での営業内容の選択表示状態を示す
図。
【図16】前記情報処理システムの日報作成処理に伴な
いパーソナルコンピュータ(PC)側で作成された日報
の表示状態を示す図。
【符号の説明】
10 …携帯端末装置(PDA)、 11 …PDA制御部(CPU)、 12 …表示部、 13 …タブレット、 14 …PDA入出力制御部(I/O)、 15 …PDA記憶装置、 15a…地図データメモリ、 16 …PDA・RAM、 16a…乗下車データメモリ、 16b…旅費清算書データメモリ、 16c…移動チェックデータメモリ、 17 …時計回路、 18 …位置入力スイッチ、 19 …全地球測位装置(GPS)、 20 …パーソナルコンピュータ(PC)、 21 …PC制御部(CPU)、 22 …キーボード、 23 …PC入出力制御部(I/O)、 24 …PC記憶装置、 25 …PC・RAM、 25a…会社情報データメモリ、 25b…住所録データメモリ、 25c…日報データメモリ、 26 …表示装置、 27 …印刷装置、 W1…訪問先出席者の候補選択画面、 W2…営業内容の候補選択画面。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 地図情報を表示する地図表示手段と、 この地図表示手段により表示された地図上で位置を指定
    する位置指定手段と、 この位置指定手段により指定された複数の位置情報を記
    憶する位置記憶手段と、 交通運賃情報を記憶する運賃情報記憶手段と、 前記位置記憶手段に記憶された複数の位置情報と、この
    複数の位置情報に応じて前記運賃情報記憶手段に記憶さ
    れた交通運賃情報に基づき検索された交通運賃とを出力
    する出力手段と、を備えたことを特徴とする携帯端末装
    置。
  2. 【請求項2】 携帯端末装置とこの携帯端末装置に接続
    可能な外部装置とからなる情報処理システムであって、 前記携帯端末装置は、 地図情報を表示する地図表示手段と、 この地図表示手段により表示された地図上で位置を指定
    する位置指定手段と、 この位置指定手段により指定された複数の位置情報を記
    憶する位置記憶手段とを備え、 前記外部装置は、 交通運賃情報を記憶する運賃情報記憶手段と、 前記携帯端末装置の位置記憶手段に記憶された複数の位
    置情報と、この複数の位置情報に応じて前記運賃情報記
    憶手段に記憶された交通運賃情報に基づき検索された交
    通運賃とを所定のフォーマットで出力する出力手段とを
    備えている、ことを特徴とする情報処理システム。
  3. 【請求項3】 前記携帯端末装置は、その地図表示手
    段、位置指定手段、位置記憶手段に替えて、 所定の操作により現在位置を検出する位置検出手段と、 この位置検出手段により検出された複数の位置を記憶す
    る位置記憶手段とを備えている、ことを特徴とする請求
    項1に記載の携帯端末装置、又は請求項2に記載の情報
    処理システム。
  4. 【請求項4】 携帯端末装置とこの携帯端末装置に接続
    可能な外部装置とからなる情報処理システムであって、 前記携帯端末装置は、 地図情報を表示する地図表示手段と、 この地図表示手段により表示された地図上で位置を指定
    する位置指定手段と、 この位置指定手段により指定された位置情報を記憶する
    位置記憶手段とを備え、 前記外部装置は、 会社等の所在地の情報を記憶する所在地情報記憶手段
    と、 前記携帯端末装置の位置記憶手段に記憶された位置情報
    に基づいて、前記所在地情報記憶手段から、当該位置情
    報に対応する所在地にある会社等を訪問先として取得す
    る訪問先取得手段と、 この訪問先取得手段により取得された訪問先を所定フォ
    ーマットで出力する訪問履歴生成手段とを備えている、
    ことを特徴とする情報処理システム。
  5. 【請求項5】 前記携帯端末装置は、その地図表示手
    段、位置指定手段、位置記憶手段に替えて、 所定の操作により現在位置を検出する位置検出手段と、 この位置検出手段により検出された複数の位置を記憶す
    る位置記憶手段とを備えている、ことを特徴とする請求
    項4に記載の情報処理システム。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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