JP2000112248A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

Info

Publication number
JP2000112248A
JP2000112248A JP10278296A JP27829698A JP2000112248A JP 2000112248 A JP2000112248 A JP 2000112248A JP 10278296 A JP10278296 A JP 10278296A JP 27829698 A JP27829698 A JP 27829698A JP 2000112248 A JP2000112248 A JP 2000112248A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
intermediate transfer
transfer belt
cleaning member
image forming
forming apparatus
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10278296A
Other languages
English (en)
Inventor
Tatsuro Hayakawa
辰郎 早川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP10278296A priority Critical patent/JP2000112248A/ja
Publication of JP2000112248A publication Critical patent/JP2000112248A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 中間転写ベルトの円滑な回転を妨げることな
く、TOP位置検出孔の清掃を良好に行うことができ、
しかも清掃部材の寿命を延長することができる。 【解決手段】 中間転写ベルト5aの端部に設けられた
TOP位置検出孔をフォトセンサによって検出すること
により、TOP位置を検出する。TOP位置検出孔に貼
り付けたリーク防止用のパッチに飛散トナー等の異物5
nが付着してフォトセンサの光路を遮断するので、この
異物5nを清掃部材5kによって払拭する。清掃部材5
kは、モルトプレーンやフェルトブレードやファーブラ
シによって形成し、さらに駆動手段によって矢印K方向
に回転させる。これにより、中間転写ベルト5a表面と
清掃部材5k表面との接触部における両表面の移動方向
が同じになり、さらに、両表面の移動速度差を小さくす
る。これにより、中間転写ベルト5aの回転を妨げず、
良好な清掃が行え、清掃部材の寿命が延びる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真方式の、
中間転写ベルトを使用したカラーの画像形成装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】中間転写ベルトを用いた4色フルカラー
の画像形成装置において、中間転写ベルトは、複数のロ
ーラに張架されて、画像形成装置本体に装着されてい
る。感光ドラム等の像担持体上に順次に形成したイエロ
ー、マゼンタ、シアン、ブラックのトナー像を、中間転
写ベルト上に順次に一次転写して中間転写ベルト上で4
色のトナー像を重ね合わせ、その後、これら4色のトナ
ー像を中間転写ベルト上から転写材(例えば、紙)上へ
一括して二次転写するものである。
【0003】この中間転写ベルトには、その端部に、T
OP位置検出部として孔や反射材が設けてある。ところ
が、現状のカラーの画像形成装置の内部には、現像器か
ら漏れた未現像のトナーや廃トナーなどの異物が冷却フ
ァンの風により飛散している。そしてこの異物が中間転
写ベルトのTOP位置検出部に付着すると、TOP位置
の検出が不可能となるため、上述の一次転写、二次転写
ができなくなってしまうという不具合が発生する。
【0004】このような不具合を防止する方法として、
モルトプレーンやフェルトブレードやファーブラシなど
を清掃部材として用い、これを中間転写体ユニットに固
定して、中間転写ベルトのTOP位置検出部を常に拭く
方法がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
清掃部材を使用するものは、清掃部材の摩耗やへたりが
早期に発生して、中間転写ベルトのTOP位置検出部を
清掃する能力が低下するため、上述の不具合の再発を防
ぐには、清掃部材の頻繁な点検、交換が必要であった。
【0006】さらに、モルトプレーンやフェルトブレー
ドやファーブラシなどの清掃部材が中間転写ベルトに接
触する圧力がばらつくことによる不具合の発生が予想さ
れる。接触圧力が低すぎると十分な清掃が行えず、逆に
高すぎると中間転写ベルトが円滑に駆動されないことに
起因する各色のトナー像重ね時の色ずれ発生、必要駆動
トルクの増大が発生するという問題がある。
【0007】本発明は、上述事情に鑑みてなされたもの
であり、中間転写ベルトの円滑な回転を妨げることな
く、TOP位置検出部の清掃を良好に行うことができ、
しかも清掃部材の寿命を延ばすようにした画像形成装置
を提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めの請求項1の発明は、像担持体上に形成したトナー像
を回転自在な中間転写ベルト上に転写する工程を複数色
のトナー像について繰り返して前記中間転写ベルト上で
複数色のトナー像を重ね合わせ、その後、これら中間転
写ベルト上のトナー像を転写材上に一括して転写する画
像形成装置において、回転自在な前記中間転写ベルトに
設けられた、先端位置を検知するためのTOP位置検出
部と、該TOP位置検出部を光によって検知する検知手
段と、前記中間転写ベルト表面に接触配置されて前記T
OP位置検出部に付着した異物を払拭する清掃部材と、
該清掃部材を回転駆動する駆動手段と、を備えた、こと
を特徴とする。
【0009】請求項2の発明は、請求項1の画像形成装
置において、前記駆動手段が、前記中間転写ベルトの寿
命検知手段を構成するギヤ列である、ことを特徴とす
る。
【0010】請求項3の発明は、請求項1又は請求項2
の画像形成装置において、前記中間転写ベルト表面と前
記清掃部材表面との接触部における前記中間転写ベルト
表面の移動方向と前記清掃部材表面の移動方向とが同じ
である、ことを特徴とする。
【0011】請求項4の発明は、請求項3の画像形成装
置において、前記中間転写ベルト表面の移動速度と、前
記清掃部材表面の移動速度との間に速度差を設ける、こ
とを特徴とする。
【0012】請求項5の発明は、請求項1、2、3、又
は4の画像形成装置において、前記中間転写ベルトを有
するとともに画像形成装置本体に対して着脱自在に装着
される中間転写体ユニットを備え、前記清掃部材を前記
中間転写体ユニット側に設ける、ことを特徴とする。
【0013】請求項6の発明は、請求項1、2、3、
4、又は5の画像形成装置において、前記清掃部材が払
拭した異物を回収する回収容器を備える、ことを特徴と
する。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面に沿って、本発明の実
施の形態について説明する。
【0015】〈実施の形態1〉図1に、本発明に係る画
像形成装置の一例を示す。同図に示す画像形成装置は、
電子写真方式の4色フルカラーのレーザビームプリンタ
であり、中間転写体として中間転写ベルトを使用してい
る。また、同図は、その概略構成を示す縦断面図であ
る。
【0016】まず、図1を参照して、画像形成装置Aの
全体について概略を説明する。
【0017】同図に示す画像形成装置Aは、像担持体と
してドラム型の電子写真感光体(以下「感光ドラム」と
いう)1を備えている。感光ドラム1は、駆動手段(不
図示)によって、矢印R1方向に回転駆動される。感光
ドラム1の周囲には、その回転方向に沿ってほぼ順に、
感光ドラム1表面を均一に帯電する帯電装置2、画像情
報に基づいてレーザビームを照射し感光ドラム1上に静
電潜像を形成する露光手段3、静電潜像にトナーを付着
させてトナー像として現像する現像装置4、感光ドラム
1上のトナー像が一次転写される中間転写体としての中
間転写ベルト5aを有する中間転写体ユニット5、一次
転写後の感光ドラム1表面に残ったトナー(転写残トナ
ー)を除去するクリーニング装置6等が配設されてい
る。ここで、上述の感光ドラム1と帯電装置2とクリー
ニング装置6とは一体的にカートリッジ化されてプロセ
スカートリッジBを構成しており、このプロセスカート
リッジBは画像形成装置Aの装置本体14に着脱可能な
ものとなっている。
【0018】その他に、紙等の転写材(記録媒体)Sを
中間転写体ユニット5に向けて給送するとともに、転写
材Sを搬送する給搬送手段7、二次転写後の転写材Sに
トナー像を定着させる定着装置8が配設されている。
【0019】以下、感光ドラム1から順に詳述する。
【0020】感光ドラム1は、例えば直径47mmのアル
ミニウムシリンダの外周面に、有機光導伝体層(OPC
感光層)を塗布して構成したものである。感光ドラム1
は、その両端部を支持部材(不図示)によって回転自在
に支持されており、一方の端部に駆動モータ(不図示)
からの駆動力が伝達されることにより、矢印R1方向に
回転駆動される。
【0021】帯電装置2としては、例えば、特開昭63
−149669号公報に示すようないわゆる接触帯電方
式のものを使用することができる。帯電部材は、ローラ
状に形成された導電性ローラであり、このローラを感光
ドラム1表面に当接させるとともに、このローラに電源
(不図示)によって帯電バイアス電圧を印加することに
より、感光ドラム1表面を一所定の極性、所定の電位に
均一に帯電させるものである。
【0022】露光手段3は、ポリゴンミラー3aを有
し、このポリゴンミラー3aには、レーザダイオード
(不図示)によって画像信号に対応する画像光が照射さ
れる。ポリゴンミラー3aはスキャナモータ(不図示)
によって高速で回転され、反射した画像光を結像レンズ
3b、反射ミラー3c等を介して、帯電済みの感光ドラ
ム1表面を選択的に露光して静電潜像を形成するように
構成している。
【0023】現像装置4は、軸4dを中心に割出回転可
能な回転体4Aと、これに搭載された4個の現像器、す
なわちイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色の
トナーをそれぞれ収納した現像器4Y、4M、4C、4
Bkを備えている。
【0024】感光ドラム1上の静電潜像の現像時には、
その静電潜像に付着すべき色の所定の現像器が現像位置
に配置される。すなわち、所定の現像器が回転体4Aの
割り出し回転によって感光ドラム1に対向した現像位置
に止まり、さらにその現像器の現像スリーブ4bが感光
ドラム1に対して微小間隙(300μm程度)をもって
対向するように位置決めされた後、感光ドラム1上の静
電潜像を現像する。
【0025】この現像は次のようにして行う。現像する
色に対応する現像器の容器のトナーを送り機構によって
塗布ローラ4aに送り込み、回転する塗布ローラ4a及
びトナー規制ブレード4cによって、回転する現像スリ
ーブ4bの外周にトナーを薄層塗布し、かつトナーへ電
荷を付与(摩擦帯電)する。
【0026】この現像スリーブ4bと、静電潜像が形成
された感光ドラム1との間に現像バイアスを印加するこ
とにより、静電潜像にトナーを付着させてトナー像とし
て現像するものである。また、各現像器4Y、4M、4
C、4Bkの現像スリーブ4bには、各現像器が現像位
置に配置されたときに、装置本体14に設けられた各色
現像用高圧電源と接続されるようになっており、各色の
現像毎に選択的に電圧が印加される。なお、各現像器4
Y、4M、4C、4Bkは、回転体4Aに対して個別に
着脱可能に構成されている。
【0027】中間転写体ユニット5は、感光ドラム1か
ら順次に一次転写されて重ねられた複数のトナー像を、
一括して転写材Sに二次転写するものである。中間転写
体ユニット5は、矢印R5方向に回転(走行)する中間
転写ベルト5aを備えている。本実施の形態の中間転写
ベルト5aは周長約440mmの無端状のベルトであり、
駆動ローラ5b、二次転写対向ローラ5c、従動ローラ
5dの3本のローラに掛け渡されている。さらに、従動
ローラ5dに近接して中間転写ベルト5aを感光ドラム
1に押圧する位置と中間転写ベルト5aが感光ドラム1
から離れる位置を取るように後退する一次転写ローラ
(押さえローラ)5gを備えている。
【0028】中間転写ベルト5aは、駆動ローラ5bの
回転によって矢印R5方向に走行する。さらに、中間転
写ベルト5aの外側の所定の位置には、中間転写ベルト
5aの表面に接離可能なクリーニングユニット5eが設
けてあり、二次転写時に転写材Sに転写されないで中間
転写ベルト5a上に残ったトナー(二次転写残トナー)
を除去する。
【0029】このクリーニングユニット5eは帯電ロー
ラ5fを中間転写ベルト5aに当接させてトナーに転写
時と逆の電荷を与える。逆の電荷を付与された中間転写
ベルト5a上のトナーは、感光ドラム1に静電的に逆転
写され、その後、感光ドラム1上の後述のクリーニング
装置6によって回収されるものである。なお、中間転写
ベルト5aのクリーニング方法としては、上述の静電ク
リーニングに限らず、ブレードやファーブラシなどの機
械的方法や、これらを併用したもの等でもよい。
【0030】クリーニング装置6は、現像装置4によっ
て感光ドラム1上に現像されたトナーが中間転写ベルト
5aに一次転写された後、一次転写されないで感光ドラ
ム表面に残ったトナー(一次転写残トナー)、及び上述
の中間転写ベルト5a上から感光ドラム1表面に逆転写
された二次転写残トナーを除去するものである。
【0031】同図のクリーニング装置6では、一次転写
残トナー及び二次転写残トナーは、クリーニング容器1
1aの中に蓄積されていく。
【0032】給搬送手段7は、画像形成部に転写材Sを
給送するものであり、複数枚の転写材Sが収納された給
紙カセット7aを備えている。画像形成時にはピックア
ップローラ7e(半月ローラ)、フィードローラ7f、
リタードローラ7gが画像形成動作に応じて駆動回転
し、給紙カセット7a内の転写材Sを1枚ずつ分離給送
するとともに、搬送ローラ対7bによってガイド板7c
に沿って搬送する。転写材S先端はレジストローラ対7
dに突き当たり一旦停止し、ループを形成した後中間転
写ベルト5aの回転と画像書き出し位置の同期を取っ
て、レジストローラ対7dによって中間転写ベルト5a
に給紙されていく。
【0033】定着装置8は、転写材Sに二次転写された
複数のトナー画像を定着させるものであり、図1に示す
ように駆動回転する定着ローラ(加熱ローラ)8bと、
これに圧接して転写材Sに熱及び圧力を印加する加圧ロ
ーラ8aとからなる。
【0034】すなわち、中間転写ベルト5a上のトナー
を一括転写させる二次転写ローラ11を通過した転写材
Sは搬送ベルトユニット12上を搬送され、定着装置8
を通過する際に定着ローラ8b、加圧ローラ8aで搬送
されるとともに、加熱、加圧される。これによって複数
色のトナー像が転写材S表面に定着される。
【0035】次に、上述構成の画像形成装置の画像形成
動作について説明する。
【0036】中間転写ベルト5aの回転と同期して感光
ドラム1を図1の矢印R1方向に回転させ、この感光ド
ラム1表面を帯電装置2によって均一に帯電するととも
に、露光手段3によってイエロー画像の光照射を行い、
感光ドラム1上にイエローの静電潜像を形成する。この
静電潜像形成と同時に現像装置4を駆動してイエローの
現像器4Yを現像位置に配置し、感光ドラム1上の静電
潜像にイエロートナーが付着するように感光ドラム1の
帯電極性と同極性でほぼ同電位の現像バイアスを印加し
て静電潜像にイエロートナーを付着させて現像する。そ
の後、中間転写体5の一次転写ローラ5gにトナーと逆
極性の一次転写バイアスを印加して感光ドラム1上のイ
エローのトナー像を中間転写ベルト5a上に一次転写す
る。
【0037】上述のようにしてイエロートナー像の一次
転写が終了すると、次の現像器が回転移動してきて、感
光ドラム1に対向する現像位置に位置決めされ、イエロ
ーの場合と同様にしてマゼンタ、シアン、そしてブラッ
クの各色について、静電潜像の形成、現像、一次転写を
順次行い、中間転写ベルト5a上に4色のトナー像を重
ね合わせる。
【0038】この間、二次転写ローラ11は、中間転写
ベルト5aとは非接触状態にある。このとき、クリーニ
ングユニット5eの帯電ローラ5fも中間転写ベルト5
aとは非接触状態にある。
【0039】そして、中間転写ベルト5a上に4色のト
ナー像形成完了後、二次転写ローラ11が中間転写ベル
ト5aに圧接され(図1の状態)、さらに中間転写ベル
ト5aの回転と同期して、レジストローラ対7dによっ
て待機されていた転写材Sがレジストローラ対7dによ
って中間転写ベルト5aと二次転写ローラ11との間の
二次転写ニップ部に送り出される。
【0040】ここで、二次転写ローラ11にはトナーと
逆極性の二次転写バイアスが印加されており、中間転写
ベルト5a上のトナー像は、搬送されきた転写材Sの表
面に一括で二次転写される。
【0041】このようにして、二次転写された転写材S
は搬送ベルトユニット12を経由して定着装置8に至
り、ここでトナー像の定着が行われた後、排紙ローラ対
13、16によって排紙ガイド15に沿って搬送され、
排出ローラ対9によって装置本体14上部の排紙トレイ
10に排出され、画像形成を完了する。
【0042】次に、本発明の特徴部分である、中間転写
ベルトの清掃手段について詳述する。なお、この清掃手
段は、中間転写ベルト5aの表面のほぼ全体をクリーニ
ングする、上述のクリーニングユニット5eとは別のも
のである。
【0043】図2は、中間転写体ユニット5の斜視図で
ある。また、図3は、中間転写ベルト5と清掃手段との
位置関係を示す図であり、図4(a)、(b)は、清掃
手段と中間転写体ユニット5の寿命検知手段との位置関
係を示す図である。
【0044】図2に示すように、本実施の形態の中間転
写ベルト5aの端部には、中間転写ベルト5aの先端位
置を検知するためのTOP位置検出孔(TOP位置検出
部)5hが設けてある。このTOP位置検出孔5hに
は、中間転写ベルト5aが感光ドラム1に接触したとき
の電流リークを防止するために透明なパッチ5iが貼り
付けてある。中間転写ベルト5aをその表裏から挟む形
でフォトインタラプタ(検知手段)5jが配設されてお
り、上述のTOP位置検出孔5hがフォトインタラプタ
5jを通過すると中間転写ベルト5a先端、ひいてはト
ナー像先端が検知ができるようになっている。
【0045】ところが、画像形成装置Aの内部には、現
像器群4Y、4M、4C、4Bkから漏れる未現像の現
像剤(トナー)や廃トナーなどの異物が冷却ファン(不
図示)の風により飛散している。この中間転写ベルト5
aのTOP位置検出孔5hに貼ってあるパッチ5iに上
述の異物5nが付着すると、フォトインタラプタ5jの
光路が遮られてしまうので、TOP位置の検出が不可能
になり、上述の一次転写及び二次転写ができなくなって
しまう。
【0046】このような不具合を防止するため、図3に
示すように、清掃部材5kとその駆動手段とを有する清
掃手段を設けている。清掃部材5kとしてモルトプレー
ンやフェルトブレードやファーブラシなどを、中間転写
ベルト5aのTOP位置検出孔5hに貼ってあるパッチ
5iに回転させながら接触させることにより、付着した
異物5nを拭いとるようにしている。払拭された異物5
nは、清掃部材5kの近傍に設けられた回収容器5mに
その全量が捕捉される。回収容器5mは、中間転写体ユ
ニット5に設けてもよいし、画像形成装置Aの装置本体
14側に設けてもよい。
【0047】上述の清掃部材5kに対する駆動力は、図
4に示すように、清掃部材5kに連結されている寿命検
知手段5p中のギヤ列のうちの1個のギヤから供給され
る。すなわち、清掃手段の駆動手段として、特別なもの
を設けるのではなく、寿命検知手段5pのギヤ列を利用
するのである。この寿命検知手段5pは、図4に示すよ
うに、複数のギヤを含んでいて、中間転写ベルト5aの
駆動ローラ5bと同軸にある寿命検知駆動ギヤ5qによ
って駆動される。中間転写ベルト5aが規定寿命に達す
るとスイッチ5rが寿命検知手段5p中のギヤによって
押し出され、装置本体14に設けられたセンサ(不図
示)が作動するようになっている。
【0048】回転中の清掃部材5kの表面速度は、中間
転写ベルト5aの表面速度に対し、速くてもよいし、遅
くてもよい。すなわち、清掃部材5kと中間転写ベルト
5aとの間に相対的な速度差を設ければ、清掃部材5k
によって異物5nを払拭することができる。しかし、清
掃部材5kの摩耗を低減したり、へたりを遅らせたりす
るためには、両者の速度差を、清掃部材5kを固定配置
した場合の両者の速度差よりも、小さくするようにする
とよい。これにより、清掃部材5kの摩耗やへたりが低
減されるのはもちろん、清掃中の騒音(こすれる音)が
低くなるというメリットもある。
【0049】図3に示すように、中間転写ベルト5aの
表面と清掃部材5kの表面との接触部における、中間転
写ベルト5a表面の移動方向(矢印R5方向)と清掃部
材5k表面の移動方向(矢印K5方向)とを同じにする
とよい。これにより、中間転写ベルト5a表面の移動速
度と清掃部材5k表面の移動速度との速度差を小さくす
ることができる。これに対し、両表面の移動方向を逆に
した場合は、従来の固定式の清掃部材よりも相対的な速
度差が大きくなってしまい、清掃部材5kによって中間
転写ベルト5aが振動させられる。この影響で、転写時
にバンディングや色ずれが発生するおそれがあり、ま
た、清掃部材5kの寿命や、騒音の面でも不利である。
なお、中間転写ベルト5aと清掃部材5kの回転方向を
逆にするということは、両者の表面の接触部分における
両表面の速度差を小さくすることを意味するものであ
る。したがって、回転を逆にした場合でも、一方の回転
速度を他方よりも極端に速くすると速度差が大きくなっ
てしまうため、このような場合は除くものとする。
【0050】また、清掃部材5kとしてモルトプレーン
やフェルトブレードやファーブラシなどを用い、中間転
写ベルト5aを拭く方法を取った場合は、これらの清掃
部材5kが中間転写ベルト5aに接触する圧力がばらつ
くことによる不具合の発生が予想される。接触圧力が低
すぎると清掃ができなかったり、高すぎると中間転写ベ
ルト5aが円滑に駆動されないことに起因する各色のト
ナー像重ね時の色ずれ発生、必要駆動トルクの増大が起
きがちである。
【0051】そこで、これら清掃部材5kを、装置本体
14側でなく、中間転写体ユニット5側に装着すること
で、中間転写ベルト5aに対する清掃部材5kの位置決
め精度を向上させるようにした。これにより、清掃部材
5kの面圧のばらつきによる不具合を低減することがで
きる。さらに、本発明においては、清掃部材5kを回転
させているので、このことによっても面圧のばらつきが
少なくなる。
【0052】なお、上述では、中間転写ベルト5aに設
けたTOP位置検出部として、孔状のTOP位置検出孔
5hの場合について説明したが、これに代えて、TOP
位置検出用の反射材を設けた場合も、本発明は同様に適
用することができる。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によると、
中間転写ベルト表面に接触配置されてTOP位置検出部
に付着した異物を払拭する清掃部材と、この清掃部材を
回転駆動する駆動手段とを備えているので、中間転写ベ
ルトの円滑な回転を妨げることなく、TOP位置検出部
の清掃を良好に行うことができ、しかも清掃部材の寿命
を延長することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像形成装置の概略構成を示す縦
断面図。
【図2】TOP位置検出孔とフォトインタラプタとの位
置関係を示す中間転写体ユニットの斜視図。
【図3】中間転写ベルトと清掃部材との位置関係を示す
中間転写体ユニットの側面断面図。
【図4】(a)は寿命検知手段と清掃部材との位置関係
を示す中間転写体ユニットの側面断面図。(b)は
(a)のX線矢視図。
【符号の説明】
1 像担持体(感光ドラム) 5 中間転写体ユニット 5a 中間転写ベルト 5h TOP位置検出部(TOP位置検出孔) 5j 検知手段(フォトセンサ) 5k 清掃部材 5n 異物 5p 駆動手段(寿命検知手段) 14 画像形成装置本体 A 画像形成装置 S 転写材

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 像担持体上に形成したトナー像を回転自
    在な中間転写ベルト上に転写する工程を複数色のトナー
    像について繰り返して前記中間転写ベルト上で複数色の
    トナー像を重ね合わせ、その後、これら中間転写ベルト
    上のトナー像を転写材上に一括して転写する画像形成装
    置において、 回転自在な前記中間転写ベルトに設けられた、先端位置
    を検知するためのTOP位置検出部と、 該TOP位置検出部を光によって検知する検知手段と、 前記中間転写ベルト表面に接触配置されて前記TOP位
    置検出部に付着した異物を払拭する清掃部材と、 該清掃部材を回転駆動する駆動手段と、を備えた、 ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記駆動手段が、前記中間転写ベルトの
    寿命検知手段を構成するギヤ列である、 ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記中間転写ベルト表面と前記清掃部材
    表面との接触部における前記中間転写ベルト表面の移動
    方向と前記清掃部材表面の移動方向とが同じである、 ことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装
    置。
  4. 【請求項4】 前記中間転写ベルト表面の移動速度と、
    前記清掃部材表面の移動速度との間に速度差を設ける、 ことを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記中間転写ベルトを有するとともに画
    像形成装置本体に対して着脱自在に装着される中間転写
    体ユニットを備え、 前記清掃部材を前記中間転写体ユニット側に設ける、 ことを特徴とする請求項1、2、3、又は4に記載の画
    像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記清掃部材が払拭した異物を回収する
    回収容器を備える、 ことを特徴とする請求項1、2、3、4、又は5に記載
    の画像形成装置。
JP10278296A 1998-09-30 1998-09-30 画像形成装置 Pending JP2000112248A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10278296A JP2000112248A (ja) 1998-09-30 1998-09-30 画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10278296A JP2000112248A (ja) 1998-09-30 1998-09-30 画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000112248A true JP2000112248A (ja) 2000-04-21

Family

ID=17595382

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10278296A Pending JP2000112248A (ja) 1998-09-30 1998-09-30 画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000112248A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2004061888A (ja) 画像形成装置
JP2000075764A (ja) プロセスカートリッジ及び画像形成装置
US20060083538A1 (en) Image forming apparatus
JP3772032B2 (ja) 画像形成装置
JP4850335B2 (ja) 画像形成装置
JP4161246B2 (ja) 画像形成装置
JP2000109241A (ja) シート検知装置及びこれを備えた画像形成装置
JP2000072282A (ja) 画像形成装置
JPH11143335A (ja) 画像形成装置
JP2000112248A (ja) 画像形成装置
JP4677083B2 (ja) 画像形成装置
JP3936825B2 (ja) 画像形成装置
JP2001201993A (ja) 画像形成装置
JPH11344875A (ja) 画像形成装置
JP2000098765A (ja) カラー画像形成装置
JPH11338264A (ja) 画像形成装置
JP2004325657A (ja) 画像形成装置
JP2001194921A (ja) ベルト装置及び画像形成装置
JP2000221800A (ja) 画像形成装置
JPH11161047A (ja) 画像形成装置
JPH10133438A (ja) 電子写真画像形成装置
JP2004317994A (ja) 画像形成装置
JPH11161118A (ja) 画像形成装置
JP2001255750A (ja) 画像形成装置
JPH11338270A (ja) 画像形成装置