JP2000111067A - 温水床暖房システム用２経路ヘッダー - Google Patents
温水床暖房システム用２経路ヘッダーInfo
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- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16L—PIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16L39/00—Joints or fittings for double-walled or multi-channel pipes or pipe assemblies
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- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Quick-Acting Or Multi-Walled Pipe Joints (AREA)
- Steam Or Hot-Water Central Heating Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】床暖房用パネルにおいて、２経路の温水パイプ
１０５ａ，１０５ｂに夫々独立的に逆方向に温水を流す
温水床暖房システムを構築するための、従来の２経路ヘ
ッダーでは、必要な流量の確保と、小型化の両方の条件
を満たすのが困難であった。 【解決手段】そこで本発明では、方形板状ブロック１の
一方の向かい合った面ｔ，ｂの夫々に左右一対の開口部
２ｂ，３ｂ；２ｔ，３ｔを構成し、この向かい合った面
の夫々の開口部を連絡する一対の第１の通路４ｌ，４ｒ
を並設すると共に、他方の向かい合った面ｌ，ｒの夫々
には、一方の向かい合った面の夫々異なった面側に偏倚
した夫々一つの開口部５，６を構成して、これらの夫々
の開口部と、一方の向かい合った面の遠い側の開口部を
連絡する一対の第２の通路７ｂ，７ｔを、前記第１の通
路を跨いで並設し、前記一方の向かい合った面の一方側
の開口部間に前記第１の通路４ｌと並列な第３の通路８
を前記第２の通路を跨いで設けた２経路ヘッダーを提案
している。
１０５ａ，１０５ｂに夫々独立的に逆方向に温水を流す
温水床暖房システムを構築するための、従来の２経路ヘ
ッダーでは、必要な流量の確保と、小型化の両方の条件
を満たすのが困難であった。 【解決手段】そこで本発明では、方形板状ブロック１の
一方の向かい合った面ｔ，ｂの夫々に左右一対の開口部
２ｂ，３ｂ；２ｔ，３ｔを構成し、この向かい合った面
の夫々の開口部を連絡する一対の第１の通路４ｌ，４ｒ
を並設すると共に、他方の向かい合った面ｌ，ｒの夫々
には、一方の向かい合った面の夫々異なった面側に偏倚
した夫々一つの開口部５，６を構成して、これらの夫々
の開口部と、一方の向かい合った面の遠い側の開口部を
連絡する一対の第２の通路７ｂ，７ｔを、前記第１の通
路を跨いで並設し、前記一方の向かい合った面の一方側
の開口部間に前記第１の通路４ｌと並列な第３の通路８
を前記第２の通路を跨いで設けた２経路ヘッダーを提案
している。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、温水床暖房システ
ム用２経路ヘッダーに関するものである。
ム用２経路ヘッダーに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】温水床暖房システムにおいては、例えば
図９に示すように、床暖房用パネルに渡って温水を流す
ための蛇行した温水パイプを２経路並設して設け、それ
らの一方の端部を接続して直列経路としたものがある。
このような構成では、熱源機１０１の往きパイプ１０２
ａからヘッダー１０３ａを経て床暖房用パネル１０４の
一方側の温水パイプ１０５ａに流れる温水は、蛇行した
温水パイプ１０５ａを図中左から右方向に流れ、右端部
において他方側の温水パイプ１０５ｂに流入して、蛇行
した温水パイプ１０５ｂを図中右から左方向に流れる。
そしてヘッダー１０３ｂから還りパイプ１０２ｂを経て
熱源機１０１に還流する。
図９に示すように、床暖房用パネルに渡って温水を流す
ための蛇行した温水パイプを２経路並設して設け、それ
らの一方の端部を接続して直列経路としたものがある。
このような構成では、熱源機１０１の往きパイプ１０２
ａからヘッダー１０３ａを経て床暖房用パネル１０４の
一方側の温水パイプ１０５ａに流れる温水は、蛇行した
温水パイプ１０５ａを図中左から右方向に流れ、右端部
において他方側の温水パイプ１０５ｂに流入して、蛇行
した温水パイプ１０５ｂを図中右から左方向に流れる。
そしてヘッダー１０３ｂから還りパイプ１０２ｂを経て
熱源機１０１に還流する。
【０００３】このような温水パイプ１０５ａ，１０５ｂ
の構成では、一方側の温水パイプ１０５ａの上流側が他
方側の温水パイプ１０５ｂの下流側、温水パイプ１０５
ａの下流側が温水パイプ１０５ｂの上流側に近接するの
で、夫々の温水パイプ１０５ａ，１０５ｂから床暖房用
パネル１０４に供給される熱が平均化されるという利点
がある。
の構成では、一方側の温水パイプ１０５ａの上流側が他
方側の温水パイプ１０５ｂの下流側、温水パイプ１０５
ａの下流側が温水パイプ１０５ｂの上流側に近接するの
で、夫々の温水パイプ１０５ａ，１０５ｂから床暖房用
パネル１０４に供給される熱が平均化されるという利点
がある。
【０００４】しかしながら並設した２経路の温水パイプ
を直列に接続する構成では、温水パイプの断面積が限ら
れているため、そこに流す温水の流量を大きくして床暖
房用パネルに供給する熱量を大きくするのが比較的困難
である。そのため、近来、図１０に示すように前記２経
路の温水パイプ１０５ａ，１０５ｂを直列に接続しない
で、代りに２経路ヘッダー１０６を接続し、２経路の温
水パイプ１０５ａ，１０５ｂに夫々独立的に逆方向に温
水を流す構成のものが提案されている。
を直列に接続する構成では、温水パイプの断面積が限ら
れているため、そこに流す温水の流量を大きくして床暖
房用パネルに供給する熱量を大きくするのが比較的困難
である。そのため、近来、図１０に示すように前記２経
路の温水パイプ１０５ａ，１０５ｂを直列に接続しない
で、代りに２経路ヘッダー１０６を接続し、２経路の温
水パイプ１０５ａ，１０５ｂに夫々独立的に逆方向に温
水を流す構成のものが提案されている。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
２経路ヘッダーでは、必要な流量の確保と、小型化の両
方の条件を満たすのが困難であった。そこで本発明はこ
のような課題を解決することを目的とするものである。
２経路ヘッダーでは、必要な流量の確保と、小型化の両
方の条件を満たすのが困難であった。そこで本発明はこ
のような課題を解決することを目的とするものである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、本発明では、方形板状ブロックの一方の向かい
合った面の夫々に左右一対の開口部を構成し、この向か
い合った面の夫々の開口部を連絡する一対の第１の通路
を並設すると共に、他方の向かい合った面の夫々には、
一方の向かい合った面の夫々異なった面側に偏倚した夫
々一つの開口部を構成して、これらの夫々の開口部と、
一方の向かい合った面の遠い側の開口部を連絡する一対
の第２の通路を、前記第１の通路を跨いで並設し、前記
一方の向かい合った面の一方側の開口部間に前記第１の
通路と並列な第３の通路を前記第２の通路を跨いで設け
た構成の温水床暖房システム用２経路ヘッダーを提案す
る。
ために、本発明では、方形板状ブロックの一方の向かい
合った面の夫々に左右一対の開口部を構成し、この向か
い合った面の夫々の開口部を連絡する一対の第１の通路
を並設すると共に、他方の向かい合った面の夫々には、
一方の向かい合った面の夫々異なった面側に偏倚した夫
々一つの開口部を構成して、これらの夫々の開口部と、
一方の向かい合った面の遠い側の開口部を連絡する一対
の第２の通路を、前記第１の通路を跨いで並設し、前記
一方の向かい合った面の一方側の開口部間に前記第１の
通路と並列な第３の通路を前記第２の通路を跨いで設け
た構成の温水床暖房システム用２経路ヘッダーを提案す
る。
【０００７】そして本発明では、前記構成において、通
路は小径として方形板状ブロックの表裏面側に偏倚させ
て配置すると共に、開口部は大径に構成して偏倚させた
通路と連絡可能とすることにより、平面上で交差する通
路を夫々跨がせる構成とすることを提案する。
路は小径として方形板状ブロックの表裏面側に偏倚させ
て配置すると共に、開口部は大径に構成して偏倚させた
通路と連絡可能とすることにより、平面上で交差する通
路を夫々跨がせる構成とすることを提案する。
【０００８】そして本発明では、前記構成において、開
口部及び通路は方形板状金属ブロックを切削加工して構
成すること、又は鋳造やプラスチックの成形により構成
することを提案する。
口部及び通路は方形板状金属ブロックを切削加工して構
成すること、又は鋳造やプラスチックの成形により構成
することを提案する。
【０００９】また本発明では、前記構成において、夫々
の開口部に方形状ブロックから突出する温水パイプ接続
用の継手を設置することを提案する。
の開口部に方形状ブロックから突出する温水パイプ接続
用の継手を設置することを提案する。
【００１０】以上の本発明によれば、熱源機と２経路の
温水パイプとの間に接続し、この２経路の温水パイプに
互いに逆方向に温水を流して、温度の均一化を計るため
の２経路ヘッダーを方形板状ブロックにより容易に小型
に構成することができ、また十分な流量の確保が可能で
ある。そして方形状ブロック及び各開口部や通路は、鋳
造やプラスチックの成形により構成する他、金属ブロッ
クの切削加工により容易に構成することができる。
温水パイプとの間に接続し、この２経路の温水パイプに
互いに逆方向に温水を流して、温度の均一化を計るため
の２経路ヘッダーを方形板状ブロックにより容易に小型
に構成することができ、また十分な流量の確保が可能で
ある。そして方形状ブロック及び各開口部や通路は、鋳
造やプラスチックの成形により構成する他、金属ブロッ
クの切削加工により容易に構成することができる。
【００１１】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態を図を参
照して説明する。図１〜図６は本発明に係る２経路ヘッ
ダーの実施の形態を示すもので、図１は平面図、図２は
図１のＡ−Ａ線矢視図、図３〜図６は図１のＢ−Ｂ線，
Ｃ−Ｃ線，Ｄ−Ｄ線，Ｅ−Ｅ線断面図である。符号１は
方形板状ブロックで、一方の向かい合った面、この場
合、図中上下の面ｔ，ｂの夫々に左右一対の開口部２
ｔ，３ｔ；２ｂ，３ｂを構成すると共に、この向かい合
った面の夫々の開口部２ｔ−２ｂ；３ｔ−３ｂを連絡す
る一対の第１の通路４ｌ，４ｒを並設して構成する。ま
た、他方の向かい合った面、図中左右の面ｌ，ｒの夫々
には、前記一方の向かい合った面ｔ，ｂの夫々異なった
面側に偏倚した夫々一つの開口部５，６を構成してい
る。即ち、開口部５は面ｂ側に偏倚しており、また開口
部６は面ｔ側に偏倚している。そしてこれらの夫々の開
口部５，６と、前記一方の向かい合った面ｔ，ｒの遠い
側の開口部３ｂ，２ｔとを連絡する一対の第２の通路７
ｔ，ｔｂを、前記第１の通路４ｌ，４ｒを跨いで並設す
る。即ち、開口部５は開口部３ｂとの間に、第１の通路
４ｌを跨いで第２の通路７ｂを設けており、また開口部
６は開口部２ｔとの間に第１の通路４ｒを跨いで第２の
通路７ｔを設けている。更に、前記一方の向かい合った
面ｔ，ｒの一方側の開口部２ｔ，３ｂ間に前記第１の通
路４ｌと並列な第３の通路８を前記第２の通路７ｂを跨
いで設けている。
照して説明する。図１〜図６は本発明に係る２経路ヘッ
ダーの実施の形態を示すもので、図１は平面図、図２は
図１のＡ−Ａ線矢視図、図３〜図６は図１のＢ−Ｂ線，
Ｃ−Ｃ線，Ｄ−Ｄ線，Ｅ−Ｅ線断面図である。符号１は
方形板状ブロックで、一方の向かい合った面、この場
合、図中上下の面ｔ，ｂの夫々に左右一対の開口部２
ｔ，３ｔ；２ｂ，３ｂを構成すると共に、この向かい合
った面の夫々の開口部２ｔ−２ｂ；３ｔ−３ｂを連絡す
る一対の第１の通路４ｌ，４ｒを並設して構成する。ま
た、他方の向かい合った面、図中左右の面ｌ，ｒの夫々
には、前記一方の向かい合った面ｔ，ｂの夫々異なった
面側に偏倚した夫々一つの開口部５，６を構成してい
る。即ち、開口部５は面ｂ側に偏倚しており、また開口
部６は面ｔ側に偏倚している。そしてこれらの夫々の開
口部５，６と、前記一方の向かい合った面ｔ，ｒの遠い
側の開口部３ｂ，２ｔとを連絡する一対の第２の通路７
ｔ，ｔｂを、前記第１の通路４ｌ，４ｒを跨いで並設す
る。即ち、開口部５は開口部３ｂとの間に、第１の通路
４ｌを跨いで第２の通路７ｂを設けており、また開口部
６は開口部２ｔとの間に第１の通路４ｒを跨いで第２の
通路７ｔを設けている。更に、前記一方の向かい合った
面ｔ，ｒの一方側の開口部２ｔ，３ｂ間に前記第１の通
路４ｌと並列な第３の通路８を前記第２の通路７ｂを跨
いで設けている。
【００１２】ここで、前記開口部２ｔ，３ｔ；２ｂ，３
ｂ；５，６は大径に構成しているが、各通路４ｌ，４
ｒ；７ｔ，７ｂ；８は小径として方形板状ブロック１の
表裏面側に偏倚した配置としており、このことから上述
したように平面上では交差する通路を夫々跨がせること
ができ、また通路と開口部とが連絡できるようになって
いる。即ち、まず第１の通路４ｌと第３の通路８は図２
〜図４に示すように方形板状ブロック１の表面側に偏倚
して配置すると共に、第２の通路７ｂは裏面側に偏倚さ
せて配置することにより、第２の通路７ｂと第１の通路
４ｌ及び第３の通路８が夫々跨る構成としている。また
第１の通路４ｒは図２〜図６に示すように方形板状ブロ
ック１の裏面側に偏倚して配置すると共に、第２の通路
７ｔは図６に示すように方形板状ブロック１の表面側に
偏倚して配置することにより、第１の通路４ｒと第２の
通路７ｔが跨る構成としている。この際、夫々の開口部
２ｔ，３ｔ；２ｂ，３ｂ；５，６は、上述した通路を連
絡するために、図１に示すように、適宜その長さを設定
している。
ｂ；５，６は大径に構成しているが、各通路４ｌ，４
ｒ；７ｔ，７ｂ；８は小径として方形板状ブロック１の
表裏面側に偏倚した配置としており、このことから上述
したように平面上では交差する通路を夫々跨がせること
ができ、また通路と開口部とが連絡できるようになって
いる。即ち、まず第１の通路４ｌと第３の通路８は図２
〜図４に示すように方形板状ブロック１の表面側に偏倚
して配置すると共に、第２の通路７ｂは裏面側に偏倚さ
せて配置することにより、第２の通路７ｂと第１の通路
４ｌ及び第３の通路８が夫々跨る構成としている。また
第１の通路４ｒは図２〜図６に示すように方形板状ブロ
ック１の裏面側に偏倚して配置すると共に、第２の通路
７ｔは図６に示すように方形板状ブロック１の表面側に
偏倚して配置することにより、第１の通路４ｒと第２の
通路７ｔが跨る構成としている。この際、夫々の開口部
２ｔ，３ｔ；２ｂ，３ｂ；５，６は、上述した通路を連
絡するために、図１に示すように、適宜その長さを設定
している。
【００１３】この実施の形態では、方形板状ブロック１
は黄銅等の加工性の良い金属製のブロックとし、上述し
た構成及び配置の開口部２ｔ，３ｔ；２ｂ，３ｂ；５，
６と各通路４ｌ，４ｒ；７ｔ，７ｂ；８を切削加工によ
り形成している。この場合、第３の通路８を形成するた
めの切削穴で不要な部分はプラグ９により塞ぐ。またこ
の実施の形態では、上記夫々の開口部２ｔ，３ｔ；２
ｂ，３ｂ；５，６には、温水パイプ接続用の継手１０を
ロー付けにより設置して、方形板状ブロック１から突出
させている。そして、この継手１０は、温水パイプに嵌
入して水密的な接続を保持するための竹の子と称される
凹凸部を形成している。
は黄銅等の加工性の良い金属製のブロックとし、上述し
た構成及び配置の開口部２ｔ，３ｔ；２ｂ，３ｂ；５，
６と各通路４ｌ，４ｒ；７ｔ，７ｂ；８を切削加工によ
り形成している。この場合、第３の通路８を形成するた
めの切削穴で不要な部分はプラグ９により塞ぐ。またこ
の実施の形態では、上記夫々の開口部２ｔ，３ｔ；２
ｂ，３ｂ；５，６には、温水パイプ接続用の継手１０を
ロー付けにより設置して、方形板状ブロック１から突出
させている。そして、この継手１０は、温水パイプに嵌
入して水密的な接続を保持するための竹の子と称される
凹凸部を形成している。
【００１４】尚、以上の実施の形態では、各開口部や通
路を形成した方形板状ブロック１は金属ブロックの切削
加工により製作しているが、この他、鋳造やプラスチッ
クの成形により構成することもできる。
路を形成した方形板状ブロック１は金属ブロックの切削
加工により製作しているが、この他、鋳造やプラスチッ
クの成形により構成することもできる。
【００１５】次に本発明の２経路ヘッダーの使用例を説
明する。図７は本発明の２経路ヘッダーの第１の使用例
を示すもので、２経路ヘッダーを適用して構築した温水
床暖房システムの要部の構成を示している。このような
温水床暖房システムにおいては、床暖房用パネル１０４
や熱源機１０１等の構成は図１０のものと同様な構成と
することができる。即ち、熱源機１０１から、ヘッダー
１０３ａ，１０３ｂを介して床暖房用パネル１０４まで
延びる往きパイプ１０２ａと還りパイプ１０２ｂを備え
ており、これらの往きパイプ１０２ａ、還りパイプ１０
２ｂは、夫々開口部３ｂ、２ｂの継手１０に接続してい
る。一方、床暖房用パネル１０４には蛇行した構成の２
経路の温水パイプ１０５ａ，１０５ｂを備えており、開
口部２ｔ，３ｔの継手１０に、一方の経路の温水パイプ
１０５ａの夫々の端側を接続している。また開口部５，
６の継手１０に他方の経路の温水パイプ１０５ｂの夫々
の端側を接続している。この際、往きパイプ１０２ａを
接続した開口部３ｂに夫々通路４ｒ，７ｂを介して連絡
している開口部３ｔ，５は、床暖房用パネル１０４の逆
側において夫々温水パイプ１０５ａ，１０５ｂに上流側
として接続しており、また還りパイプ１０２ｂを接続し
た開口部２ｂに夫々通路４ｌ，７ｔを介して連絡してい
る開口部２ｔ，６は、床暖房用パネル１０４の逆側にお
いて夫々温水パイプ１０５ａ，１０５ｂの下流側として
接続している。
明する。図７は本発明の２経路ヘッダーの第１の使用例
を示すもので、２経路ヘッダーを適用して構築した温水
床暖房システムの要部の構成を示している。このような
温水床暖房システムにおいては、床暖房用パネル１０４
や熱源機１０１等の構成は図１０のものと同様な構成と
することができる。即ち、熱源機１０１から、ヘッダー
１０３ａ，１０３ｂを介して床暖房用パネル１０４まで
延びる往きパイプ１０２ａと還りパイプ１０２ｂを備え
ており、これらの往きパイプ１０２ａ、還りパイプ１０
２ｂは、夫々開口部３ｂ、２ｂの継手１０に接続してい
る。一方、床暖房用パネル１０４には蛇行した構成の２
経路の温水パイプ１０５ａ，１０５ｂを備えており、開
口部２ｔ，３ｔの継手１０に、一方の経路の温水パイプ
１０５ａの夫々の端側を接続している。また開口部５，
６の継手１０に他方の経路の温水パイプ１０５ｂの夫々
の端側を接続している。この際、往きパイプ１０２ａを
接続した開口部３ｂに夫々通路４ｒ，７ｂを介して連絡
している開口部３ｔ，５は、床暖房用パネル１０４の逆
側において夫々温水パイプ１０５ａ，１０５ｂに上流側
として接続しており、また還りパイプ１０２ｂを接続し
た開口部２ｂに夫々通路４ｌ，７ｔを介して連絡してい
る開口部２ｔ，６は、床暖房用パネル１０４の逆側にお
いて夫々温水パイプ１０５ａ，１０５ｂの下流側として
接続している。
【００１６】以上の構成において、往きパイプ１０２ａ
から継手１０を経て開口部３ｂ内に流入した温水の一部
は、通路４ｒ側に流れ、開口部３ｔから継手１０を経て
床暖房用パネル１０４の図中右側において温水パイプ１
０５ａに流入して、右側から左側に向かって流れる。ま
た開口部３ｂ内に流入した温水の他の一部は、通路７ｂ
側に流れ、開口部５から継手１０を経て床暖房用パネル
１０４の図中左側において温水パイプ１０５ｂに流入し
て、左側から右側に向かって流れる。こうして温水パイ
プ１０５ａを床暖房用パネル１０４の図中右側から左側
に流れた温水は、継手１０を経て開口部２ｔ内に流入す
る。同様に、温水パイプ１０５ｂを図中左側から右側に
流れた温水は継手１０から開口部６内に流入し、通路７
ｔを流れて開口部２ｔに流入する。このように開口部２
ｔ内には、両方の温水パイプ１０５ａ，１０５ｂから還
流してくる温水が流入して合流する。そして開口部２ｔ
内に合流した温水は、第１の通路４ｌと第３の通路８に
別れて流れ、再び開口部２ｂに合流して、継手１０から
還りパイプ１０２ｂに流入し、図１０のヘッダー１０３
ｂを経て熱源機１０１に還流する。
から継手１０を経て開口部３ｂ内に流入した温水の一部
は、通路４ｒ側に流れ、開口部３ｔから継手１０を経て
床暖房用パネル１０４の図中右側において温水パイプ１
０５ａに流入して、右側から左側に向かって流れる。ま
た開口部３ｂ内に流入した温水の他の一部は、通路７ｂ
側に流れ、開口部５から継手１０を経て床暖房用パネル
１０４の図中左側において温水パイプ１０５ｂに流入し
て、左側から右側に向かって流れる。こうして温水パイ
プ１０５ａを床暖房用パネル１０４の図中右側から左側
に流れた温水は、継手１０を経て開口部２ｔ内に流入す
る。同様に、温水パイプ１０５ｂを図中左側から右側に
流れた温水は継手１０から開口部６内に流入し、通路７
ｔを流れて開口部２ｔに流入する。このように開口部２
ｔ内には、両方の温水パイプ１０５ａ，１０５ｂから還
流してくる温水が流入して合流する。そして開口部２ｔ
内に合流した温水は、第１の通路４ｌと第３の通路８に
別れて流れ、再び開口部２ｂに合流して、継手１０から
還りパイプ１０２ｂに流入し、図１０のヘッダー１０３
ｂを経て熱源機１０１に還流する。
【００１７】このように本発明に係る２経路ヘッダー
は、方形板状ブロック１内に構成した開口部と通路によ
り、２経路ヘッダーの機能を非常に小型化できると共
に、第１、第２の通路に加えて第３の通路を設けたこと
により、ヘッダーの上流側と下流側のいずれの側におい
ても通路の断面積を十分に確保して流量の確保が可能で
ある。
は、方形板状ブロック１内に構成した開口部と通路によ
り、２経路ヘッダーの機能を非常に小型化できると共
に、第１、第２の通路に加えて第３の通路を設けたこと
により、ヘッダーの上流側と下流側のいずれの側におい
ても通路の断面積を十分に確保して流量の確保が可能で
ある。
【００１８】図８は本発明の２経路ヘッダーの第２の使
用例を示すもので、この使用例では、往きパイプ１０２
ａと還りパイプ１０２ｂは、第１の使用例とは逆に、夫
々開口部２ｂ、３ｂの継手１０に接続している他は、第
１の使用例と同様である。この様な使用例では、温水の
流れは第１の使用例と逆になるが、２経路ヘッダーとし
ての動作は、図中の矢印により自明であるため、説明は
省略する。この第２の使用例においても、本発明におい
ては、２経路ヘッダーの機能を非常に小型化できると共
にヘッダーの上流側と下流側のいずれの側においても通
路の断面積を十分に確保して流量の確保が可能であると
いうことが明らかである。
用例を示すもので、この使用例では、往きパイプ１０２
ａと還りパイプ１０２ｂは、第１の使用例とは逆に、夫
々開口部２ｂ、３ｂの継手１０に接続している他は、第
１の使用例と同様である。この様な使用例では、温水の
流れは第１の使用例と逆になるが、２経路ヘッダーとし
ての動作は、図中の矢印により自明であるため、説明は
省略する。この第２の使用例においても、本発明におい
ては、２経路ヘッダーの機能を非常に小型化できると共
にヘッダーの上流側と下流側のいずれの側においても通
路の断面積を十分に確保して流量の確保が可能であると
いうことが明らかである。
【００１９】
【発明の効果】本発明は以上のとおりであるので、次の
ような効果がある。 ａ．熱源機と２経路の温水パイプとの間に接続し、この
２経路の温水パイプに互いに逆方向に温水を流して、温
度の均一化を計るための２経路ヘッダーを方形板状ブロ
ックにより容易に小型に構成することができ、また十分
な流量の確保が可能である。 ｂ．そして方形状ブロック及び各開口部や通路は、例え
ば、金属ブロックの切削加工により容易に構成すること
ができる。 ｃ．また、方形状ブロック及び各開口部や通路は、この
他、鋳造やプラスチックの成形により構成することもで
きる。
ような効果がある。 ａ．熱源機と２経路の温水パイプとの間に接続し、この
２経路の温水パイプに互いに逆方向に温水を流して、温
度の均一化を計るための２経路ヘッダーを方形板状ブロ
ックにより容易に小型に構成することができ、また十分
な流量の確保が可能である。 ｂ．そして方形状ブロック及び各開口部や通路は、例え
ば、金属ブロックの切削加工により容易に構成すること
ができる。 ｃ．また、方形状ブロック及び各開口部や通路は、この
他、鋳造やプラスチックの成形により構成することもで
きる。
【図１】 本発明に係る２経路ヘッダーの実施の形態を
示す平面図である。
示す平面図である。
【図２】 図１のＡ−Ａ線矢視図である。
【図３】 図１のＢ−Ｂ線断面図である。
【図４】 図１のＣ−Ｃ線断面図である。
【図５】 図１のＤ−Ｄ線断面図である。
【図６】 図１のＥ−Ｅ線断面図である。
【図７】 本発明の２経路ヘッダーの第１の使用例を示
す要部の系統説明図である。
す要部の系統説明図である。
【図８】 本発明の２経路ヘッダーの第２の使用例を示
す要部の系統説明図である。
す要部の系統説明図である。
【図９】 温水床暖房システムの一例を示す系統図であ
る。
る。
【図１０】 温水床暖房システムの他の例を示す系統図
である。
である。
１ 方形板状ブロック ２ｔ，２ｂ 開口部 ３ｔ，３ｂ 開口部 ４ｌ，４ｒ 第１の通路 ５ 開口部 ６ 開口部 ７ｌ，７ｔ 第２の通路 ８ 第３の通路 ９ プラグ １０ 継手 １０１ 熱源機 １０２ａ 往きパイプ １０２ｂ 還りパイプ １０３ａ ヘッダー １０３ｂ ヘッダー １０４ 床暖房用パネル １０５ａ 温水パイプ １０５ｂ 温水パイプ １０６ ２経路ヘッダー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Ｆターム(参考） 3J106 AB01 BA01 BB03 BC09 BE18 BE19 BE31 CA03 3L070 BC16
Claims (5)
- 【請求項１】 方形板状ブロックの一方の向かい合った
面の夫々に左右一対の開口部を構成し、この向かい合っ
た面の夫々の開口部を連絡する一対の第１の通路を並設
すると共に、他方の向かい合った面の夫々には、一方の
向かい合った面の夫々異なった面側に偏倚した夫々一つ
の開口部を構成して、これらの夫々の開口部と、一方の
向かい合った面の遠い側の開口部を連絡する一対の第２
の通路を、前記第１の通路を跨いで並設し、前記一方の
向かい合った面の一方側の開口部間に前記第１の通路と
並列な第３の通路を前記第２の通路を跨いで設けたこと
を特徴とする温水床暖房システム用２経路ヘッダー - 【請求項２】 通路は小径として方形板状ブロックの表
裏面側に偏倚させて配置すると共に、開口部は大径に構
成して、偏倚させた通路と連絡可能とすることにより、
平面上で交差する通路を夫々跨がせる構成としたことを
特徴とする請求項１記載の温水床暖房システム用２経路
ヘッダー - 【請求項３】 開口部及び通路は方形板状金属ブロック
を切削加工して構成することを特徴とする請求項１又は
２記載の温水床暖房用２経路ヘッダー - 【請求項４】 方形板状ブロックにおける開口部や通路
は鋳造やプラスチックの成形により構成することを特徴
とする請求項１又は２記載の温水床暖房用２経路ヘッダ
ー - 【請求項５】 夫々の開口部に方形状ブロックから突出
する温水パイプ接続用の継手を設置したことを特徴とす
る請求項１記載の温水床暖房システム用２経路ヘッダー
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10284882A JP2000111067A (ja) | 1998-10-07 | 1998-10-07 | 温水床暖房システム用２経路ヘッダー |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10284882A JP2000111067A (ja) | 1998-10-07 | 1998-10-07 | 温水床暖房システム用２経路ヘッダー |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000111067A true JP2000111067A (ja) | 2000-04-18 |
Family
ID=17684267
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10284882A Pending JP2000111067A (ja) | 1998-10-07 | 1998-10-07 | 温水床暖房システム用２経路ヘッダー |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000111067A (ja) |
-
1998
- 1998-10-07 JP JP10284882A patent/JP2000111067A/ja active Pending
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