JP2000110595A - デュアルフューエルエンジン及びその制御方法 - Google Patents

デュアルフューエルエンジン及びその制御方法

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JP2000110595A
JP2000110595A JP10287515A JP28751598A JP2000110595A JP 2000110595 A JP2000110595 A JP 2000110595A JP 10287515 A JP10287515 A JP 10287515A JP 28751598 A JP28751598 A JP 28751598A JP 2000110595 A JP2000110595 A JP 2000110595A
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JP
Japan
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fuel engine
compression ratio
dual fuel
effective compression
engine
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JP10287515A
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English (en)
Inventor
Teruhiro Sakurai
井 輝 浩 桜
Kenji Nakagawa
川 健 司 中
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Tokyo Gas Co Ltd
Original Assignee
Tokyo Gas Co Ltd
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Publication date
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    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/12Improving ICE efficiencies

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  • Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 2次燃料の消費量を増加させる事無く、そし
て、複雑なシーケンスを必要とする事無く、始動性を向
上し且つ低NOx化を実現する事が出来るようなデュア
ルフューエルエンジン及びその制御方法の提供。 【解決手段】 主燃料として気体燃料が供給され、2次
燃料として液体燃料が供給されるデュアルフューエルエ
ンジン(20)において、センサ手段(42、44、4
6、48)により当該エンジン(20)の運転状態を検
出し、前記センサ手段(42、44、46、48)の出
力信号に応答して、エンジン(20)の有効圧縮比を制
御する有効圧縮比調節手段(60)を、制御手段(5
0)によって制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主燃料として気体
燃料が供給され、2次燃料として液体燃料が供給される
デュアルフューエルエンジン及びその制御方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】主燃料として気体燃料が供給され、2次
燃料として液体燃料が供給されるデュアルフューエルエ
ンジンの従来例が、図7で示されている。
【0003】図7において、2次燃料として液体燃料が
供給されるデュアルフューエルエンジン(ガスエンジ
ン)1は負荷装置2と連結されている。そして、エンジ
ン1は2次燃料噴射ノズル3を備え、ノズル3は2次燃
料供給高圧ライン4を介して2次燃料圧送装置5(2次
燃料圧送装置制御装置6により制御されている)に連通
している。そして2次燃料圧送装置5は、2次燃料供給
低圧ライン7を介して2次燃料タンク8に連通してい
る。ここで、図7において、2次燃料は符号F2で示さ
れている。
【0004】一方、主燃料であるガス(図1では符号F
1で示されている)と空気(図1では符号Aで示されて
いる)との混合気は、スロットルバルブ9(スロットル
バルブ開度制御装置10によってその開度が制御されて
いる)を介してミキサ11から供給される。そして空気
Aの供給に関しては、ミキサ11は、インタークーラ1
3或いは加熱ヒータ14、三方弁15、コンプレッサ1
7を介して図示しない空気取入口に連通している。
【0005】図7で示すようなデュアルフューエルエン
ジンにおいては、窒素酸化物(NOx)濃度を低くする
事(低NOx)と高効率とを両立させるために、主燃料
(1次燃料)を気体燃料とし、微量の液体燃料(2次燃
料)によって安定した着火源を作る必要がある。しかし
ながら、この様なデュアルフューエルエンジンにおいて
は始動性に問題が有る事が知られている。
【0006】従来技術における上述の様な問題に対処す
るため、(1) 2次燃料の供給量を増量する、(2)
スロットルバルブが全開の状態(WOT状態)として
ブーストを上げる、(3) 吸入混合気の温度を上昇す
る、等の手法が考えられる。
【0007】しかし、上記(1)−(3)の手法には以
下の様な問題点が存在する。すなわち、上記(1)の手
法により始動時に2次燃料の供給量を増量する事は有効
であるが、省エネルギ或いは低NOx化の要請のため、
その増加量は可能な限り低減させる必要性が存在し、そ
の様な必要性に応答するための構造的な工夫が必須とな
る。
【0008】また、上記(2)の手法を採用して、始動
時にWOT状態にする制御を行う場合には、始動時から
通常運転モードに切り換える際のシーケンスが複雑にな
ってしまう、という問題が存在する。
【0009】さらに上記(3)の手法を採用した場合、
すなわち吸入混合気の温度を上昇する方式を採用した場
合には、吸入混合気の温度上昇用の附帯設備が必要にな
ると共に、始動時モードから通常運転モードに切り換え
るシーケンスが複雑になってしまう。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述した従
来技術の問題点に鑑みて提案されたものであり、上述し
たようなデュアルフューエルエンジンを運転するに際し
て、2次燃料の消費量を増加させる事無く、そして、複
雑なシーケンスを必要とする事無く、始動性を向上し且
つ低NOx化を実現する事が出来るようなデュアルフュ
ーエルエンジン及びその制御方法を提供する事を目的と
している。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明のデュアルフュー
エルエンジンは、主燃料として気体燃料が供給され、2
次燃料として液体燃料が供給されるデュアルフューエル
エンジンにおいて、当該エンジンの運転状態を検出する
ためのセンサ手段と、エンジンの有効圧縮比を制御する
有効圧縮比調節手段と、前記センサ手段の出力信号に応
答して前記有効圧縮比調節手段を制御する制御手段、と
を備えた事を特徴としている。
【0012】本発明のデュアルフューエルエンジンの実
施に際して、前記センサ手段はデュアルフューエルエン
ジンの水温を検出する水温センサであり、前記制御手段
は当該デュアルフューエルエンジンの始動時制御を行う
べく有効圧縮比調節手段を制御するのが好ましい。
【0013】また、前記センサ手段はデュアルフューエ
ルエンジンのノッキングを検出するノックセンサであ
り、前記制御手段は当該デュアルフューエルエンジンの
ノッキングの発生を抑制するべく有効圧縮比調節手段を
制御するのが好ましい。
【0014】或いは、前記センサ手段はデュアルフュー
エルエンジンの失火の発生を検出する失火検知センサで
あり、前記制御手段は当該デュアルフューエルエンジン
の失火を抑制するべく有効圧縮比調節手段を制御するの
が好ましい。
【0015】それに加えて、前記センサ手段はデュアル
フューエルエンジンの排気中の窒素酸化物濃度を検出す
る窒素酸化物センサ(NOxセンサ)であり、前記制御
手段は当該デュアルフューエルエンジンの排気中の窒素
酸化物濃度(NOx濃度)を抑制するべく有効圧縮比調
節手段を制御するのが好ましい。
【0016】本発明のデュアルフューエルエンジンの制
御方法は、主燃料として気体燃料が供給され、2次燃料
として液体燃料が供給されるデュアルフューエルエンジ
ンの制御方法において、センサ手段により当該エンジン
の運転状態を検出する検出工程と、エンジンの有効圧縮
比を制御する有効圧縮比調節手段を前記センサ手段の出
力信号に応答して制御手段により制御する有効圧縮比制
御工程、とを有する事を特徴としている。
【0017】本発明によるデュアルフューエルエンジン
の制御方法の実施に際しては、前記検出工程では水温セ
ンサによりデュアルフューエルエンジンの水温を検出
し、前記有効圧縮比制御工程では有効圧縮比調節手段を
制御して当該デュアルフューエルエンジンの始動時制御
を行うのが好ましい。
【0018】また、前記検出工程ではノックセンサによ
りデュアルフューエルエンジンのノッキングを検出し、
前記有効圧縮比制御工程では有効圧縮比調節手段を制御
して当該デュアルフューエルエンジンのノッキングの発
生を抑制するのが好ましい。或いは、前記検出工程では
失火検知センサによりデュアルフューエルエンジンの失
火の発生を検出し、前記有効圧縮比制御工程では有効圧
縮比調節手段を制御して当該デュアルフューエルエンジ
ンの失火を抑制するのが好ましい。
【0019】それに加えて、前記検出工程では窒素酸化
物センサ(NOxセンサ)によりデュアルフューエルエ
ンジンの排気中の窒素酸化物濃度(NOx濃度)を検出
し、前記有効圧縮比制御工程では有効圧縮比調節手段を
制御して当該デュアルフューエルエンジンの排気中のN
Ox濃度を抑制するのが好ましい。
【0020】かかる構成を具備する本発明によれば、セ
ンサ手段によりデュアルフューエルエンジンの運転状態
を検出して、エンジンの有効圧縮比を各時点の運転状態
に対して最適に制御する。そのため、始動時或いは通常
運転時の何れにおいても、特別な附帯設備を使用する事
無く、最適な運転が達成できる。
【0021】ここで、有効圧縮比を制御するに際して
は、前記制御手段は、前記センサ手段で検出された各種
数値と運転に最適な有効圧縮比との関係を表したマッ
プ、特性図、或いは演算式を記憶しており、該マップ、
特性図、演算式を用いてセンサ手段の検出値に対応する
有効圧縮比を決定するのが好ましい。この様に構成すれ
ば、有効圧縮比の決定が極めて容易になると共に、始動
時モードと通常運転モードとの切換に際しても、有効圧
縮比を変化させる事でモード切換を実行できるので、モ
ード切換用の複雑なシーケンスを必要としないからであ
る。
【0022】例えば、センサ手段としてデュアルフュー
エルエンジンの水温を検出する水温センサを使用して、
デュアルフューエルエンジンの水温に応答して有効圧縮
比を制御すれば、デュアルフューエルエンジンの始動時
制御が好適に行われて、始動性が向上する。また、始動
モードから通常運転モードに切り換える時期について
は、デュアルフューエルエンジンの水温を基準とすれば
良い。そして、モード切換そのものについては、始動時
モードに比較して通常運転モードにおいては有効圧縮比
を下げれば良い。
【0023】また、センサ手段としてデュアルフューエ
ルエンジンのノッキングを検出するノックセンサを使用
して、デュアルフューエルエンジンのノッキングの有無
により有効圧縮比を制御すれば、通常運転モードにおけ
るノッキングの発生が極めて好適に抑制される。
【0024】或いは、センサ手段としてデュアルフュー
エルエンジンの失火の発生を検出する失火検知センサを
使用し、デュアルフューエルエンジンの失火の有無によ
り有効圧縮比を制御すれば、通常運転モードにおける失
火の発生が極めて好適に抑制される。
【0025】さらに、センサ手段としてデュアルフュー
エルエンジンの排気中のNOx濃度を検出するNOxセ
ンサを使用し、デュアルフューエルエンジンの排気中の
NOx濃度に応答して有効圧縮比を制御すれば、デュア
ルフューエルエンジンの排気中のNOx濃度が極めて容
易に抑制される。
【0026】すなわち本発明によれば、始動性が向上す
るのみならず、通常運転時において、ノッキングの発生
が抑制され、失火の発生が抑制されると共に、排気中の
NOx濃度が極めて好適に抑制される。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、添付図面の図1−図6を参
照しつつ、本発明の実施形態を説明する。図1におい
て、デュアルフューエルエンジン20には、例えば発電
機の様な負荷装置21が連結されている。このエンジン
20の主燃料或いは1次燃料であるガス(例えば天然ガ
ス:図1では矢印F1で示す)と空気(図1では矢印A
で示す)との混合気は、主燃料供給系22を介して供給
される。
【0028】より詳細には、空気Aはコンプレッサ23
を介して、加熱ヒータ24或いはインタークーラ25の
いずれか一方を経由して、ミキサ26でガスF1と混合
される。そして、ガスF1と空気Aとの混合気は、スロ
ットルバルブ27を介装した主燃料供給系22を介し
て、デュアルフューエルエンジン20に供給される。こ
こで、スロットルバルブ27の開度は、スロットルバル
ブ開度制御装置28により制御される。なお、符号29
は三方弁を示している。
【0029】デュアルフューエルエンジン20には、2
次燃料である液体燃料を供給するための噴射ノズル30
が設けられている。図1において、符号F2で示す液体
燃料は、2次燃料タンク32に貯蔵されている。そして
液体燃料(2次燃料)は、2次燃料供給低圧ライン33
を経由して、2次燃料圧送装置制御装置34で制御され
ている2次燃料圧送装置35により供給圧を昇圧し、2
次燃料供給高圧ライン36を介して噴射ノズル32に供
給されるのである。図1において、符号EXで示すのは
デュアルフューエルエンジン20の排気系である。以上
の構成については、図7で示す従来のデュアルフューエ
ルエンジンと同様である。
【0030】しかしながら、図1で示すデュアルフュー
エルエンジン20には、水温センサ42、ノックセンサ
44、失火検知センサ(失火検知手段:失火検知装置)
46が設けられている。そして、排気系EXには、NO
x(窒素酸化物)センサ48が設けられている。これ等
の各センサ42、44、46、48は、それぞれ信号伝
達ラインCL−1、CL−2、CL−3、CL−4を介
して、コントロールユニット(制御手段)50に検出信
号を出力する。
【0031】さらにデュアルフューエルエンジン20に
は有効圧縮比調節手段60が設けられており、有効圧縮
比調節手段60は、各センサ42、44、46、48の
検出信号に基づいて(換言すればエンジン水温、ノッキ
ングの有無、失火の有無、NOx濃度に基づいて)、コ
ントロールユニット50から信号伝達ラインCL−5を
介して送られる制御信号により作動する。
【0032】図2には、有効圧縮比調節手段60の1例
が示されている。図2で示す例において、有効圧縮比調
節手段60は主燃料供給系22に設けられたロータリー
バルブ機構として構成されている。すなわち、図2で示
す有効圧縮比調節手段60では、インタークーラ62、
ロータリーバルブ64、吸気バルブ66、吸気バルブ6
6の開閉タイミングを調節するための吸気バルブ用のカ
ム68、カム68により吸気バルブを上下動するための
伝達機構69とを有している。そして、ロータリーバル
ブ64とカム68との相対回転を適宜調節する事によ
り、ミラーサイクルエンジンの(公知の)作動原理に基
づいて、図1のデュアルフューエルエンジン20の有効
圧縮比を制御出来るのである。
【0033】次に、図3をも参照して、デュアルフュー
エルエンジン20の始動時の制御について説明する。デ
ュアルフューエルエンジン20を始動して(ステップS
1)、水温センサ42が作動を開始(ステップS2)し
たならば、水温センサ42で検出されたエンジン水温
(計測された水温)が所定値よりも高いか低いかを判断
する(ステップS3)。エンジン始動時においては水温
が上昇していないので、エンジン水温は所定値よりも低
温となり、ステップS3は「No」となり、ステップS
4で「始動時」と判断される。そして、ステップS5に
おいて、有効圧縮比調節手段60(図1、図2)によ
り、マップや特性図、演算式に基づく演算等で決定され
た数値となるように、有効圧縮比を制御する。
【0034】ステップS5において、マップや特性図、
演算式に基づく演算等で決定された有効圧縮比は、通常
運転状態の有効圧縮比よりも大きい数値に設定されてい
る。また、明確には図示されてはいないが、マップや特
性図、演算式は、コントロールユニット50に記憶され
ている。
【0035】ステップS5で有効圧縮比が新たな数値に
制御されたならば、再びステップS3において、検出さ
れたエンジン水温と所定値とを比較する。エンジン始動
(ステップS1)から相当時間が経過して、エンジン水
温が十分に上昇したならば、ステップS3は「Yes」
となり、ステップS6で「通常運転」であると判断され
る。
【0036】そして、ステップS7において、有効圧縮
比調節手段60(図1、図2)により、マップや特性
図、演算式に基づく演算等で決定された有効圧縮比とな
るように、有効圧縮比を制御する。ステップS7におい
て、マップや特性図、演算式に基づく演算等で決定され
た新たな有効圧縮比は、それ以前の有効圧縮比、すなわ
ち始動時における有効圧縮比よりも小さい数値に制御さ
れている。ステップS7において、始動時の有効圧縮比
よりも少ない圧縮比に制御された後、通常運転における
制御が行われる。
【0037】図示の実施形態においては、通常運転にお
ける制御として、ノックセンサ44の検出信号に基づく
制御、失火検知センサ46の検出信号に基づく制御、N
Oxセンサ48の検出信号に基づく制御が行われてい
る。各々の制御について、図4−図6を参照して、以下
に説明する。
【0038】図4は、ノックセンサ44(図1)の検出
信号に基づく制御を示している。ノックセンサ44(図
1)が作動(ステップS10)したならば、デュアルフ
ューエルエンジン20(図1)がノッキングを発生した
か否かを(ノックセンサ44により)検出する(ステッ
プS11)。ノッキングが発生しなければ、ステップS
11がNoのループを繰り返す。一方、ノッキングが発
生したならば(ステップS11がYes)、有効圧縮比
調節手段60(図1)により、マップや特性図、演算式
に基づいて、有効圧縮比が下がるように制御する(ステ
ップS12)。そして、再びステップS11に戻る。
【0039】図5は、失火検知センサ46の検出信号に
基づく制御を示している。失火検知センサ46(図1)
が作動した(ステップS20)後、デュアルフューエル
エンジン20(図1)に失火が生じたか否かを(失火検
知センサ46により)検出する(ステップS21)。失
火が生じない場合にはステップS21がNoのループを
繰り返す。失火が生じたならば(ステップS21がYe
s)、有効圧縮比調節手段60(図1)により、マップ
や特性図、演算式に基づいて、有効圧縮比を上げるよう
に制御する(ステップS22)。以下、ステップS21
或いはステップS22の制御を繰り返す。
【0040】図6は、NOxセンサ48の検出信号に基
づく制御を示している。先ず、排気系EXに介装された
NOxセンサ48を作動して(ステップS30)、排気
中のNOx濃度が許容値よりも濃いか否かを判断する
(ステップS31)。排気中のNOx濃度が許容値より
も薄ければ、ステップS31がNoのループを繰り返
す。一方、排気中のNOx濃度が許容値よりも濃い場合
(ステップS31がYes)には、有効圧縮比調節手段
60(図1)により、マップや特性図、演算式に基づい
て、有効圧縮比を下げるように制御する(ステップS3
2)。以下、ステップS31或いはステップS32の制
御を繰り返す。
【0041】図示の実施形態はあくまでも例示であり、
本発明の記述的範囲を限定する趣旨ではない。例えば、
図示の実施形態においては、図3−図6で示す制御を全
て実行するように構成されているが、センサ42、4
4、46、48の何れかを省略する事により、対応する
制御を行わないように構成する事も可能である。
【0042】
【発明の効果】以上説明した本発明によれば、デュアル
フューエルエンジンの始動性を向上する事が出来ると共
に、通常運転に際しては、常に、ノッキング或いは失火
を回避して、低NOx運転を実現する事が出来るのであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示すブロック図。
【図2】図1の実施形態における有効圧縮比調節手段の
詳細を示す部分拡大断面図。
【図3】始動時の制御フローチャートを示す図。
【図4】通常運転における制御の1態様のフローチャー
トを示す図。
【図5】通常運転における図4とは異なる制御のフロー
チャートを示す図。
【図6】通常運転における図4、図5とは異なる制御の
フローチャートを示す図。
【図7】従来のデュアルフューエルエンジンを示すブロ
ック図。
【符号の説明】
1、20…デュアルフューエルエンジン 2、21…負荷装置 3、30…噴射ノズル 4、36…2次燃料供給高圧ライン 5、35…2次燃料圧送装置 6、34…2次燃料圧送装置制御装置 7、33…2次燃料供給低圧ライン 8、32…液体燃料タンク 9、27…スロットルバルブ 10、28…スロットルバルブ開度制御装置 11、26…ミキサ 13、25…インタークーラ 14、24…加熱ヒータ 15、29…三方弁 17、23…コンプレッサ 22…主燃料供給系 A…空気 F1…ガス(主燃料) F2…液体燃料(2次燃料) EX…排気系 42…水温センサ 44…ノックセンサ 46…失火検知センサ 48…NOxセンサ CL−1、CL−2、CL−3、CL−4、CL−5…
信号伝達ライン 50…コントロールユニット 60…有効圧縮比調節手段 62…インタークーラ 64…ロータリーバルブ 66…吸気バルブ 68…吸気バルブ用のカム 69…伝達機構
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F02D 45/00 368 F02D 45/00 368Z Fターム(参考) 3G084 AA05 BA05 BA22 CA01 DA09 DA10 DA38 EB13 FA07 FA10 FA20 FA24 FA25 FA29 3G092 AA18 AB01 AB06 AB12 DC03 DD03 DE04S EA10 EA25 FA00 FA16 FA17 FA31 FA50 GA01 HA14X HC05Z HC06Z HD05Z HE08Z

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主燃料として気体燃料が供給され、2次
    燃料として液体燃料が供給されるデュアルフューエルエ
    ンジンにおいて、当該エンジンの運転状態を検出するた
    めのセンサ手段と、エンジンの有効圧縮比を制御する有
    効圧縮比調節手段と、前記センサ手段の出力信号に応答
    して前記有効圧縮比調節手段を制御する制御手段、とを
    備えた事を特徴とするデュアルフューエルエンジン。
  2. 【請求項2】 前記センサ手段はデュアルフューエルエ
    ンジンの水温を検出する水温センサであり、前記制御手
    段は当該デュアルフューエルエンジンの始動時制御を行
    うべく有効圧縮比調節手段を制御する請求項1のデュア
    ルフューエルエンジン。
  3. 【請求項3】 前記センサ手段はデュアルフューエルエ
    ンジンのノッキングを検出するノックセンサであり、前
    記制御手段は当該デュアルフューエルエンジンのノッキ
    ングの発生を抑制するべく有効圧縮比調節手段を制御す
    る請求項1のデュアルフューエルエンジン。
  4. 【請求項4】 前記センサ手段はデュアルフューエルエ
    ンジンの失火の発生を検出する失火検知センサであり、
    前記制御手段は当該デュアルフューエルエンジンの失火
    を抑制するべく有効圧縮比調節手段を制御する請求項1
    のデュアルフューエルエンジン。
  5. 【請求項5】 前記センサ手段はデュアルフューエルエ
    ンジンの排気中の窒素酸化物濃度を検出する窒素酸化物
    センサであり、前記制御手段は当該デュアルフューエル
    エンジンの排気中の窒素酸化物濃度を抑制するべく有効
    圧縮比調節手段を制御する請求項1のデュアルフューエ
    ルエンジン。
  6. 【請求項6】 主燃料として気体燃料が供給され、2次
    燃料として液体燃料が供給されるデュアルフューエルエ
    ンジンの制御方法において、センサ手段により当該エン
    ジンの運転状態を検出する検出工程と、エンジンの有効
    圧縮比を制御する有効圧縮比調節手段を前記センサ手段
    の出力信号に応答して制御手段により制御する有効圧縮
    比制御工程、とを有する事を特徴とするデュアルフュー
    エルエンジンの制御方法。
  7. 【請求項7】 前記検出工程では水温センサによりデュ
    アルフューエルエンジンの水温を検出し、前記有効圧縮
    比制御工程では有効圧縮比調節手段を制御して当該デュ
    アルフューエルエンジンの始動時制御を行う請求項6の
    デュアルフューエルエンジンの制御方法。
  8. 【請求項8】 前記検出工程ではノックセンサによりデ
    ュアルフューエルエンジンのノッキングを検出し、前記
    有効圧縮比制御工程では有効圧縮比調節手段を制御して
    当該デュアルフューエルエンジンのノッキングの発生を
    抑制する請求項6のデュアルフューエルエンジンの制御
    方法。
  9. 【請求項9】 前記検出工程では失火検知センサにより
    デュアルフューエルエンジンの失火の発生を検出し、前
    記有効圧縮比制御工程では有効圧縮比調節手段を制御し
    て当該デュアルフューエルエンジンの失火を抑制する請
    求項6のデュアルフューエルエンジンの制御方法。
  10. 【請求項10】 前記検出工程では窒素酸化物センサに
    よりデュアルフューエルエンジンの排気中の窒素酸化物
    濃度を検出し、前記有効圧縮比制御工程では有効圧縮比
    調節手段を制御して当該デュアルフューエルエンジンの
    排気中の窒素酸化物濃度を抑制する請求項6のデュアル
    フューエルエンジンの制御方法。
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