JP2000110500A - トンネル内車両走行制御方法及びその装置 - Google Patents
トンネル内車両走行制御方法及びその装置Info
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Abstract
走行させることにより、高精度で安定した換気制御を可
能としたトンネル内車両走行制御方法及びその装置を提
供すること。 【解決手段】 トンネル11内を走行する車両13に対
し、トンネル11内の空気汚染状態計測値(VI値及び
CO値)や、トンネル内の風速計測値(AV値)、さら
には、これらVI値及びCO値及びAV値に応じて、車
速設定手段によって決定した車両速度指令値を車両制御
手段25により路線側から与え、前記車両13を指令速
度で自動走行させているので、交通換気力に影響され
ず、逆にその交通換気力を利用することができ、安定し
た換気機の運転制御を行うことができる。
Description
汚染濃度を許容範囲内に維持するために、トンネル内を
走行する車両の走行状態を制御するトンネル内車両走行
制御方法及びその装置に関する。
る車両の排気ガスに含まれる煤煙や一酸化炭素(CO)
等の汚染物質による空気汚染状態を許容範囲内に維持す
るために、トンネル内に設置された換気機を用いて換気
制御を行っている。従来、このようなトンネル換気制御
には、さまざまな方法が提案されているが、代表的な方
法を以下に説明する。
クカウンタが設置されており、先ず、その計測値に基づ
いて、統計手法を用いた交通量予測手段により、交通量
を一定周期毎に予測する。次に、この交通量予測値に基
づいて換気計画手段によって換気機運転量の計画値を算
出する。この換気機運転量計画値が次の周期の換気機運
転量のベースになる。
測するセンサーとして煙霧透過率計(以下、VI(Visi
bility Index) 計)、一酸化炭素濃度計(以下、CO
計)が設けられており、また、トンネル内の風速を測定
する風速計(以下AV(Air Velocity)計)が設けられて
いる。これらVI計、CO計、AV計の計測値に基づい
て、換気フィードバック手段により、換気機運転量の修
正値を計算する。そして、最後に協調手段によって換気
機運転量の計画値と修正値との協調をとり、換気機に対
する運転指令を決定するように制御を行っている。
汚染物質の発生源であると共に、その走行によりトンネ
ル内の風速に影響を及ぼす。この影響は交通換気力と呼
ばれている。通常、トンネル内を走行する車両の速度
は、各ドライバの意思に依存するため各車まちまちであ
り、かつ時々刻々と変動する。その結果、交通換気力が
大きく変動し、トンネル内における風速及び汚染濃度の
変動を激しいものとしている。
される汚染物質は、車両速度やアクセル開度に依存する
ことが知られている。このため、車両速度と同様に、汚
染物質発生量の変動も大きく、トンネル内汚染濃度の変
動を激しくする一因となっている。
動/停止の制約があるうえ、トンネルの換気プロセスは
無駄時間が大きいため(すなわち、換気機の運転量変更
が汚染濃度の改善に至るまでの時間が長いため、)換気
機をこのような激しい変動に追従して制御することは難
しかった。
影響により、トンネル内における風速や汚染濃度の変動
が激しいため、現状では、安全上、余裕をとって汚染濃
度の制御目標値を高めに設定している。このため、換気
機の消費電力が増大し、省エネルギー上好ましくない。
内を走行する車両の走行速度がまちまちで、しかも時々
刻々変化するため、交通換気力を活用することができな
い。また、汚染発生濃度も激しく変動するため、換気機
の運転制御が難しく、消費電力の増大を招いていた。
両を所定速度で自動走行させることにより、高精度で安
定した換気制御を可能としたトンネル内車両走行制御方
法及びその装置を提供することにある。
車両走行制御方法は、トンネル内を走行する車両に対
し、路線側から走行速度指令を与え、前記車両を指令速
度で自動走行させることを特徴とする。
汚染状態計測値や、トンネル内の風速計測値、さらに
は、これらトンネル内の空気汚染状態計測値及びトンネ
ル内の風速計測値に応じて決定すればよい。
御装置は、トンネル内に生じる物理現象を測定するセン
サーと、このセンサーによる計測値に基づきトンネル内
を走行する車両速度を決定する車速設定手段と、この車
速設定手段によって決定された車両速度をトンネル内を
走行する自動運転可能な車両に対して走行速度指令とし
て与える車両制御手段とを備えたことを特徴とする。
汚染状態を計測するものや、トンネル内の風速を計測す
るものを用いればよい。これらの発明では、トンネル内
を走行する車両に対し、トンネル内の空気汚染状態計測
値や、トンネル内の風速計測値、さらには、これらトン
ネル内の空気汚染状態計測値及びトンネル内の風速計測
値に応じて決定した車両速度指令値を路線側から与え、
前記車両を指令速度で自動走行させているので、交通換
気力に影響されず、逆にその交通換気力を利用すること
ができ、安定した換気機の運転制御を行うことができ
る。
を図面を参照して説明する。図1は本発明が対象とする
道路用トンネル、及びそのトンネル内を走行する車両の
走行制御を行うことにより、トンネル内の換気を行う装
置の一実施形態を表している。
ンネルで、内部に設けられたジェットファン12による
縦流換気式を採用している。ここで、対面交通とは、ト
ンネル内の上り方向と下り方向との両方向に車両13が
走行する場合を言う。これに対して、一方方向のみに車
両が走行する場合は一方通行と呼ばれるが、ここでは、
前述のように対面交通の場合を例示している。
ンネル11内に設けられたジェットファンと呼ばれる送
風機12を用いてトンネル11内の汚染空気を、トンネ
ル11の長さ方向に送風して外部に排出する方式であ
り、日本では最も一般的に用いられている。また、図1
には示されていないが、トンネル11が長い場合には、
集塵機や走・排風機などが組合わされる場合もある。
られているが、以下これらについて説明する。これらセ
ンサーを大別すると、交通量の測定に用いられるもの
と、トンネル内に生じる物理現象を測定するセンサーと
に別れる。
クカウンター(以下、TC)14が用いられている。こ
のTC14はトンネル11内を走行する車両の台数及び
速度を計測するもので、上り方向/下り方向、大型車/
小型車別にそれぞれ測定可能に構成されている。
を測定するセンサーとしては、トンネル内の空気汚染状
態を計測するものと、トンネル内の風速を計測するもの
とがある。空気汚染状態を計測するセンサーとしては、
従来と同様にVI計15やCO計16が用いられ、トン
ネル11内の風速を計測するものとしてはAV計17が
用いられている。なおVI計15は、トンネル11内の
VI値を計測するものであり、VI値とはトンネル内の
視界の良さを表す指標である。すなわち、100%は完
全にクリアな状態に、0%は真っ暗な状態にそれぞれ対
応する。
の信号は、従来と同様に、図示上部に表示されたトンネ
ル換気制御装置に出力される。すなわち、トンネル換気
制御装置を構成する交通量予測手段19にはTC14の
計測値信号が入力される。交通量予測手段19は、トン
ネル11内を通る交通量を一定周期毎に予測する。この
交通量予測値は換気計画手段20に入力され、後述する
車速設定値と共に換気機運転量計画値の計算に用いられ
る。また、VI計15によるVI測定値、CO計16に
よるCO測定値、AV計17による風速測定値は換気フ
ィードバック制御手段21に入力され、換気機運転量の
修正量演算に用いられる。
計画値と修正量は協調手段22に入力され、この協調手
段によって協調を取られ、換気機であるジェットファン
12に対する運転指令値として出力される。
1内を走行する車両13の走行制御を行う各手段を説明
する。24は車速設定手段で、各センサー15,16,
17による計測値、すなわち、トンネル11内の空気汚
染状態計測値(VI値やCO値)及びトンネル11内の
風速計測値(AV値)を入力し、これらの値に応じてト
ンネル11内を走行する車両13の走行速度を決定し、
車両速度指令値を出力する。
路システムにて使用される車両制御手段25に出力さ
れ、この車両制御手段25によってトンネル11内を走
行する自動運転可能な車両13に走行速度指令として与
えられる。また、この車両速度指令値は、換気計画手段
20にも出力され、前述したように交通量予測値と共に
換気機運転量計画値の算出に用いられる。
通信により道路を走行する車両の速度や車間距離などを
自動制御するシステムであり、テストコースや開通前の
高速道路において実験走行が行われ、技術的には確立さ
れており、近い将来実用化される技術である。
両13の車速を制御するだけで良いので、具体的には道
路側に漏洩同軸ケーブル(以下、LCXケーブル)を設
置し、車両13側にLCXコントローラとスロットルア
クチュエータ及びブレーキアクチュエータを設置する。
そして、図1で示した車両制御手段25によりLCXケ
ーブルを介して路車間通信を行い、車両13の走行速度
を、車速設定手段24によって決定された車両速度指令
値に自動制御する。
15、CO計16、AV計17の計測値に基づいて車速
設定手段24により、トンネル11内を走行する車両1
3の走行速度を設定する方法を説明する。
の一つであるトンネル換気制御では、トンネル11内の
VI値及びCO濃度が定められた許容範囲内に収まるよ
うに換気機であるジェットファン12を制御する必要が
ある。対面通行トンネルでは、交通換気力の変動によ
り、風速の急激な低下や風向の逆転が発生しやすく、そ
の際には汚染濃度が急激に悪化する。これを防ぐために
は最低風速管理機能を設け、汚染濃度の良し悪しに関わ
らず、常に一定レベル以上の風速を維持するようにして
いる。この場合の汚染濃度及び風速の管理値を以下の記
号で表す。
がこの下限値を下回らないように運転制御される。 COmax :CO上限値。換気機は、CO濃度がこの上限
値を上回らないように運転制御される。
この下限値を下回らないように運転制御される。 また、トンネル11内を走行する車両13の速度は次の
ように表現する。
行する車両の速度。 Vt- :逆方向(換気方向と逆方向)に走行する車両の
速度。 速度Vt+、Vt-は、通常時は法定速度程度に設定してお
く。この際、速度Vt+をVt-に比べ高めに設定しておけ
ば、順方向の交通換気力(換気を助ける方向)が強ま
り、逆方向の交通換気力(換気を妨げる方向)が弱まる
ため、換気運転量が削減され、省エネ効果が生じる。こ
こで、速度Vt+、Vt-の通常時の設定値をそれぞれVts
et+ 、Vtset- とする。
CO計及びAV計の計測値に基づいて速度Vt+及びVt-
の設定値を変更する。この変更方法の一例を図2を用い
て説明する。
て車速の設定値を変更する方法を示している。すなわ
ち、VI値が、VImin +ΔVIより高い場合は、車速
Vt+及びVt-は、図示のように、通常時の設定値である
Vtset+ ,Vtset- とする。なお、ΔVIは、図2にお
けるヒステリシス部を形成するためのパラメータであ
る。これに対し、トンネル11内の汚染濃度が悪化しV
I値がVImin +ΔVIを下回った場合は、図2で示す
ように、順方向の車速Vt+をΔVtVI+だけ増加させ、逆
方向の車速Vt-をΔVtVI-だけ減少させる。
制御手段は、トンネル11内のVI値が目標値以内とな
るようにジェットファン12の運転制御を行うが、上述
のように車速設定値を変更することにより、順方向の交
通換気力(換気を助ける)が強まり、逆方向の交通換気
力(換気を妨げる)が弱まるので、ジェットファン12
による換気力を補助することになる。
操作、及び換気機であるジェットファン12の運転によ
りトンネル11内のVI値が回復し、下限値であるVI
minを上回った場合には、車速Vt+及びVt-を元に戻
す。ここで、図2で説明したヒステリシス部は、上述し
た車速変更の際における、頻繁な変更動作を防止するた
めのものである。
VImin を上回った場合に車速Vt+及びVt-を元に戻す
ようにしているが、より安全サイドとするため、VI値
がその下限値を若干上回るVImin +ΔVI´(但し、
ΔVI´<ΔVIとする)で車速Vt+及びVt-を元に戻
すようにしても良い。
の計測値により車速の設定値変化させる図3及び図4に
示す。これらの方法は、基本的に上述したVI計の計測
値に応じて車速の設定値を変化させる場合と同様であ
る。
速を変化させる場合は、図3(a)(b)で示すよう
に、CO濃度が、COmax −ΔCOより低い場合は、車
速Vt+及びVt-は、図示のように、通常時の設定値であ
るVtset+ ,Vtset- とする。なお、ΔCOは、図3に
おけるヒステリシス部を形成するためのパラメータであ
る。これに対し、トンネル11内の汚染状態が悪化しC
O濃度がCOmAX −ΔCOを上回った場合は、図3で示
すように、順方向の車速Vt+をΔVtCO+だけ増加させ、
逆方向の車速Vt-をΔVtCO-だけ減少させる。
内のCO濃度が目標範囲内となるようにジェットファン
12の運転制御を行うが、上述のように車速設定値を変
更することにより、順方向の交通換気力(換気を助け
る)が強まり、逆方向の交通換気力(換気を妨げる)が
弱まるので、ジェットファン12による換気力を補助す
ることになる。
操作、及び換気機であるジェットファン12の運転によ
りトンネル11内のCO濃度が回復し、上限値である。
COmax を下回った場合には、車速Vt+及びVt-を元に
戻す。
+ΔAVより高い場合は、車速Vt+及びVt−は、図
示のように、通常時の設定値であるVtset+ ,Vtset-
とする。なお、ΔAVは、図42におけるヒステリシス
部を形成するためのパラメータである。これに対し、ト
ンネル11内の風速が低下し、AV値がAVmin +ΔA
Vを下回った場合は、図4で示すように、順方向の車速
Vt+をΔVtAV+だけ増加させ、逆方向の車速Vt-をΔtA
V-だけ減少させる。
ン12の運転制御を行うが、上述のように車速設定値を
変更することにより、順方向の交通換気力(換気を助け
る)が強まり、逆方向の交通換気力(換気を妨げる)が
弱まるので、ジェットファン12による換気力を補助す
ることになる。
操作、及び換気機であるジェットファン12の運転によ
りトンネル11内のAV値が回復し、下限値であるAV
minを上回った場合には、車速Vt+及びVt-を元に戻
す。
CO濃度及び風速の計測値のチェックを行い、車速の設
定値を決定する。その際に、複数の項目について車速設
定値の変更が必要になった場合は、より速い変更が必要
になるため、それぞれの変更量を考慮する。例えば、V
I値がVImin +ΔVIを下回り、かつ風速がAVmin
+ΔAVを下回った場合は、車速を次のように変更す
る。 Vt+=Vtset+ +ΔVtVI++ΔVtAV+ Vt-=Vtset- −ΔVtVI-−ΔVtAV−
ミットVtmin, Vtmaxを設けるものとする。このように
して決定した車速Vt+及びVt-を図1で示した車両制御
手段25に渡し、前述のように、LCXケーブルなどを
用いてトンネル11内を走行する車両13との間で路車
間通信を行い、これら車両の速度制御を行う。なお、本
手段の制御周期はTV 分とし、設定可能とする。
t+及びVt-は、図1で示すように、換気計画手段20に
も出力され換気機運転計画値の算出に用いられる。ここ
で、換気機計画手段20での換気機計画値の算出に、車
速設定手段24で決定した車速Vt+及びVt-を用いる理
由を以下に説明する。
は車速として実測値や設計速度を用いていたが、これら
による車速の値は変動が激しいため、これらに基づいて
算出される換気機運転量計画値は誤差が大きかった。こ
れに対し、車速設定手段24で決定した車速Vt+及びV
t-を用いることにより正確な車速を把握できるため、換
気機運転計画量の計画精度が著しく向上する。さらに計
画時に用いられる煤煙発生量やCO発生量は車速に依存
することが知られているため、これらの値についてもよ
り正確な値を設定することが可能になり、計画精度が向
上する。
両13の速度を一定値に制御することが可能になるた
め、交通換気力の変動が著しく減少し、風速及び汚染濃
度の変動幅が小さくなる。その結果、換気機を運転する
際のマージンが少なくて済み、運転量を低減することに
より省エネルギーを図ることができる。
ことから、車両13からの汚染物質発生量(速度に依存
する)の変動が少なくなり、汚染濃度の変動幅が小さく
なる。その結果、換気機を運転する際のマージンが少な
くて済み、運転量を低減できることにより省エネを図る
ことができる。
た場合は、車速の設定値を変更して順方向の交通換気力
(換気を助ける)を強め、逆方向の交通換気力(換気を
妨げる)を弱めることにより、換気機の運転を助けるこ
とができる。その結果、換気機の運転量が減少し、省エ
ネを図ることができる。
13の走行速度を制御することが可能になるため、トン
ネル11内での事故を著しく低減でき、大惨事の発生を
未然に防ぐことができる。同じく、トンネル11内、走
行車両13の走行速度を制御できるので、ドライバの視
野は最低限に確保できればよく、VI目標値を低めに設
定できることにより、換気機の消費電力を著しく低減で
きると共に、トンネル内の照明設備の能力やその消費電
力を低減させることができる。
内を走行する車両の走行速度のみを制御する場合につい
て説明したが、車間距離の制御なども可能であり、トン
ネル内の車両の車間距離や台数を制御し、交通換気力を
よりきめ細かく制御することにより、上述した各種効果
を一層高めることができる。
内を走行する車両に対し、トンネル内の各種条件に応じ
て決定した車両速度指令値を路線側から与え、前記車両
を指令速度で自動走行させているので、交通換気力を容
易に利用できるなど、換気機の運転制御を安定して行う
ことができ、省エネルギー効果も増大する。
実施の形態を示すブロック図である。
定値を変更する方法を説明する特性図である。
値を変更する方法を説明する特性図である。
値を変更する方法を説明する特性図である。
率計(VI計) 16…空気汚染状態を計測するセンサーである一酸化炭
素濃度計(CO計) 17…風速を計測するAV計 24…車速設定手段 25…車両制御手段。
Claims (7)
- 【請求項1】 トンネル内を走行する車両に対し、路線
側から走行速度指令を与え、前記車両を指令速度で自動
走行させることを特徴とするトンネル内車両走行制御方
法。 - 【請求項2】 トンネル内の空気汚染状態計測値に応じ
て車両速度指令値を決定することを特徴とする請求項1
に記載のトンネル内車両走行制御方法。 - 【請求項3】 トンネル内の風速計測値に応じて車両速
度指令値を決定することを特徴とする請求項1に記載の
トンネル内車両走行制御方法。 - 【請求項4】 トンネル内の空気汚染状態計測値及びト
ンネル内の風速計測値に応じて車両速度指令値を決定す
ることを特徴とする請求項1に記載のトンネル内車両走
行制御方法。 - 【請求項5】 トンネル内に生じる物理現象を測定する
センサーと、 このセンサーによる計測値に基づきトンネル内を走行す
る車両速度を決定する車速設定手段と、 この車速設定手段によって決定された車両速度をトンネ
ル内を走行する自動運転可能な車両に対して走行速度指
令として与える車両制御手段と、を備えたことを特徴と
するトンネル内車両走行制御装置。 - 【請求項6】 センサーは、トンネル内の空気汚染状態
を計測するものであることを特徴とする請求項5に記載
のトンネル内車両走行制御装置。 - 【請求項7】 センサーは、トンネル内の風速を計測す
るものであることを特徴とする請求項5に記載のトンネ
ル内車両走行制御装置。
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US (1) | US6186888B1 (ja) |
JP (1) | JP3778539B2 (ja) |
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