JP2000110055A - 編機用選針装置 - Google Patents

編機用選針装置

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JP2000110055A
JP2000110055A JP10279725A JP27972598A JP2000110055A JP 2000110055 A JP2000110055 A JP 2000110055A JP 10279725 A JP10279725 A JP 10279725A JP 27972598 A JP27972598 A JP 27972598A JP 2000110055 A JP2000110055 A JP 2000110055A
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JP
Japan
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piezoelectric
connector
lead
holder
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JP10279725A
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English (en)
Inventor
Tsutomu Kotani
勉 小谷
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Original Assignee
TDK Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は編機用選針装置に関し、圧電体からの
電極引き出しにリード線や該リード線の半田付けを不要
とし、振動に対して安定した動作が行えるようにすると
共に、小型化、コストダウンを実現し、信頼性及び組み
立て作業性を向上させる。 【解決手段】圧電体24の片端部に、複数の圧電体電極
部74を設けると共に、該片端部を支持する片端部支持
体23を設け、片端部支持体23の長手方向に沿って複
数のガイド溝72を設け、各ガイド溝72に電極取り出
し用のリード端子73の湾曲部75を係合させて接着剤
等で固着すると共に、各ガイド溝72に係合させ固着し
た各リード端子73の一方の端部を、各圧電体電極部7
4に接続した。また、各リード端子73を板状体により
構成し、該リード端子73の他方の端部を制御部を有す
るプリント基板に接続した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は丸編機、ジャガード
編機等の編機において、編成針の選針を行う編機用選針
装置に関する。特に本発明は、制御部からの制御信号を
圧電体に印加することで、該圧電体を湾曲させ、その時
の変位を利用して縦糸を通している針の動きを制御する
編機用選針装置に関する。
【0002】
【従来の技術】以下、従来例を説明する。
【0003】§1:従来例1{特許第2683982号
公報(登録日:平成9年8月15日)参照}の説明・・
・図16参照 図16は従来例1の説明図であり、図は選針素子の平
面図、図は動作状態1、図は動作状態2を示す。以
下、図16に基づいて従来例1を説明する。
【0004】従来、圧電現象による彎曲運動を利用して
編機の編成針の選針動作を行わせる圧電式選針装置が知
られていた。図16の図に示したように、この装置に
は選針素子1が設けてあり、該選針素子1は、プレート
(振動板)2に圧電素子3、4を貼着し、該プレート2
の一方の端部に編成針の選針を行わせるためのフィンガ
5を取り付け、他方の端部に支持体への取り付け部6を
延在させて、該取り付け部6を支持体の側壁に片持ち形
態で固定している。そして、圧電素子3、4に柄出しコ
ントロール装置からリード線7、8を介して電圧を印加
し、片持ち形態で運動させる。
【0005】前記圧電素子3、4に電圧を印加しない時
には、図16の図に示したようにプレート2が彎曲せ
ず、従って、選針ジャック9のバット10をプレスし、
そのため、選針ジャック9の上げカム用バット11が上
げカム12に係合せず、選針ジャック9の上方に当接し
た編成針に編成作動を与えないようになっている。
【0006】一方、圧電素子3、4に電圧を印加した時
には、図16の図に示したように、プレート2を彎曲
させ、選針ジャック9のバット10をプレスせずに、選
針ジャック9を垂直方向に保持させ、選針ジャック9の
上げカム用バット11が上げカム12に係合した状態と
する。そのため、選針ジャック9を上方に押し上げ、前
記選針ジャック9の上方に当接した編成針に編成作動を
与える。このような動作状態の変化を利用して選針動作
を行わせる。
【0007】§2:従来例2{特許第2683982号
公報、実願平2−22608号(実開平3−11569
2号)の明細書及び図面を撮影したマイクロフィルム、
特公平6−94619号公報参照}の説明・・・図17
参照 図17は従来例2の説明図であり、図は圧電アクチュ
エータの斜視図、図は図のX−Y線断面図(支持本
体に取り付けた状態)、図は選針装置の平面図であ
る。以下、図17に基づいて従来例2を説明する。
【0008】従来例2は、バイモルフ型圧電素子を使用
し、選針装置に利用される圧電アクチュエータの例であ
る。この圧電アクチュエータでは、図17の図、図
に示したように、支持本体20の溝部21に、片端部支
持体23を取り付けた圧電体24の後端部(片端部)を
嵌挿している。
【0009】前記片端部支持体23の端部には溝部が設
けてあり、この溝部に圧電体24の後端部(片端部)を
挿入し固定する。このようにすると、片端部支持体23
が支持本体20の溝部21内で回動できるので、圧電体
24の後端部(片端部)は、上向き、或いは下向きに可
動し得るようになる。
【0010】また、圧電体24の負荷取り付け側の端部
にも前記と同様の負荷側支持体25を取り付け、該負荷
側支持体25をフィンガ26の後端部27側の開放端部
により挟持連結する。更に、片端部支持体23と負荷側
支持体25との間の略中間位置には中間部支持体37が
設けてある。
【0011】前記負荷側支持体25はフィンガ26の後
端部27内で回動でき、圧電体24の先端部は上向き、
或いは下向きに可動し得るようになっている。また、圧
電体24の後端部28と先端部29との中途位置を、支
持本体20の途中支点部30に回転可能に固定する。
【0012】前記圧電体24は、金属プレート(振動
板)32の両面に圧電体(セラミック圧電体)24を有
し、該圧電体24の各面には電極板が貼着してある。そ
して前記電極板には、各面に絶縁性コーティング膜がコ
ーティングしてある。また、両面の電極板は、それぞれ
銀電極等により構成し、圧電体24の全面に貼着してあ
る。
【0013】更に、リード線33、34を前記両側の電
極板に半田付けで接続し、リード線押さえワイヤ35に
より押さえる。そして、リード線33、34をコネクタ
36に接続する。図17の図に示した選針装置は、前
記圧電アクチュエータを筐体40内に複数段にわたり、
適宜間隔をおいてセットしたものである。また、前記筐
体40の外側には、プリント基板39が取り付けてあ
り、このプリント基板39上のコネクタに前記コネクタ
36を結合させる。
【0014】§3:従来例3の説明・・・図18参照 図18は従来例3の説明図であり、図は圧電アクチュ
エータの要部底面図、図は圧電アクチュエータの要部
平面図、図はリングの断面図である。以下、図18に
基づいて従来例3を説明する。この例は、前記従来例2
と同じ選針装置に利用される圧電アクチュエータの電極
取り出し構造の例である。
【0015】従来例2で説明した圧電アクチュエータを
構成する圧電体24は、金属プレート(振動板)32の
両面に圧電素子46を有する。この圧電素子46の各面
には電極板が貼着され、該電極板の各面には絶縁性コー
ティング膜がコーティングしてある。そして、図18の
図に示すようなコ字状断面のリング42の開放側を、
圧電体24の後端部の側端側において、圧電体24の両
面電極板に挟む形で、かつ、リング42の末端を半田4
3により接続してリング42を圧電体24に取り付け
る。このようにして、両面電極板間をリング42により
電気的に接続し、導通をとる。
【0016】前記両面電極板はそれぞれ銀電極により構
成し、圧電素子46の全面に貼着してある。そして、極
性の異なる一方のリード線33を片面の電極板に半田4
3により接続し、他方のリード線34を金属プレート3
2の突き出した半円形の突出部44に半田43により接
続する。
【0017】これらリード線33、34を圧電体24の
一方の電極板表面に当接し、接着剤により圧電体24の
一方の電極板表面に固定する。この場合、リード線3
3、34はリング42のリード線挿通孔45内を挿通さ
せ、リング42内で接着剤により固定する。また、前記
圧電体24の両側には樹脂等をコーティングして絶縁性
コーティング膜により被覆する。そして、リード線3
3、34はコネクタ36に接続し、このコネクタ36は
駆動回路側の別のコネクタに接続する。
【0018】§4:従来例4(特開平9−191135
号公報参照)の説明・・・図19参照 図19は従来例4の説明図であり、図はバイモルフ型
素子、図は積層型素子、図のa、b、cはそれぞれ
異なった圧電アクチュエータの要部断面図を示す。以
下、図19に基づいて従来例4を説明する。
【0019】前記従来例1〜3はバイモルフ構造の圧電
体を使用していたが、従来例4は積層構造の圧電アクチ
ュエータを使用した例である。圧電アクチュエータにお
いて、電気的エネルギーと機械的エネルギー相互の変換
を行う変換素子には、主に、バイモルフ型素子(前記従
来例1〜3参照)と、積層型素子(従来例4)とがあ
る。
【0020】一般に、例えば、図19の図に示したよ
うに、バイモルフ型素子52は、金属のシム材50に伸
縮特性の異なる2枚の圧電セラミックス51を接着剤に
より接着したものであり、当該バイモルフ型素子52
に、電源54から電極を介して電圧を印加すると、一方
の圧電セラミックス51(図の上側)が伸び、他方の圧
電セラミックス51(図の下側)が縮み、全体として屈
曲変位を起こす。なお、図示の符号53は分極の方向を
示す。
【0021】前記のようなバイモルフ型素子52は、変
位量が大きいという利点がある一方で、電界に対する分
極の関係から材料固有の履歴特性、発生力、機械的強
度、疲労特性に問題があり、また、共振周波数を高くで
きない等の欠点がある。
【0022】一方、図19の図に示したような積層型
素子56は、一般に、圧電セラミックス51の薄板を数
10枚〜数100枚積層したもので、一枚一枚は厚み方
向の分極方向53が逆になるように交互に積層固定した
ものである。なお、57は内部電極、58は外部電極
(端子)である。
【0023】当該積層型素子56における電極の引き出
しは分極方向53のプラス極同士、マイナス極同士を並
列接続する。これにより、印加電圧の向きに対し、全圧
電セラミックスの分極の向きが同じになり、積層方向に
変位するようになっている。積層型素子56は、前記バ
イモルフ型素子に比較して変位量が小さいが応答速度が
格段に速く、発生力、変換効率、共振周波数が高いとい
う利点がある。
【0024】前記のような積層型素子56を使用した積
層型の圧電アクチュエータ63は、図19の図に示し
たa、b、cのように構成されている。これらの図にお
いて、圧電アクチュエータ63を構成するコア材60の
片面側に複数の圧電セラミックスの層61・・・を積層
し、当該コア材60のもう片方の片面側に複数の圧電セ
ラミックスの層61・・・を積層し、コア材60は無分
極の圧電不活性の層とした屈曲変位が可能なものであ
る。なお、分極方向53はそれぞれ図示のようになって
いる。
【0025】
【発明が解決しようとする課題】前記のような従来のも
のにおいては、次のような課題があった。
【0026】(1) :従来例1の圧電アクチュエータは片
持ち形態であり、しかも、その先端に負荷(選針を行わ
せるためのフィンガ)を取り付けるので、圧電体を彎曲
運動させた場合、選針動作が不安定になる。また、負荷
が衝突する際の衝撃が圧電体に伝わり、衝突歪みを生じ
て圧電体を破損することもあった。
【0027】(2) :従来例2は、前記従来例1の欠点を
改善した例であり、金属プレートの両側を圧電体で挟み
込んだバイモルフ構造の圧電体を使用している。この圧
電アクチュエータは、圧電体を両端部と中央部の3点で
支持している3点支持構造の圧電アクチュエータであ
り、外部から直流電圧を印加することにより彎曲させ、
縦糸を制御するものである。
【0028】このような従来例2の圧電アクチュエータ
は、圧電体の上面、及び下面に電極取り出し用のランド
を形成し、その部分に導電接着剤、又は半田付けにより
リード線を継線し、圧電アクチュエータの駆動ユニット
にコネクタを中継して接続させていた。
【0029】このような構造の場合、リード線接続部の
圧電体上下面は静止している部分がないために常に振動
がリード線に加わることとなり、やがて、リード線が切
断するか、振動応力ストレスにより半田等の固着点の剥
がれが発生していた。また、リード線の重量は出来るだ
け小さくすることが圧電アクチュエータの効率を上げる
ことになるが、ゼロにはできず、継線のポイントで半田
量、接着剤量のばらつきも発生しており、圧電アクチュ
エータの信頼性低下の原因ともなっていた。
【0030】(3) :従来例3は従来例2の電極取り出し
構造を改善したものであるが、圧電体からの電極取り出
しはリード線で行われていた。また、前記リード線の断
線を防止するため、リード線を挿通させるためのリング
を必要としたり、リード線を接着剤で固定するなどの対
策を必要としていた。
【0031】すなわち、リード線を圧電体の一方の電極
板表面に当接し、接着剤等により、圧電体の一方の電極
板表面に固定させると共に、リングのリード線挿通孔内
を挿通させ、リング内で接着剤により固定している。こ
のように、面倒な作業を必要とするため、製作工程にお
いて作業性に問題がある。また、製品のコストアップの
原因ともなっていた。
【0032】(4) :従来例4は、積層型の圧電体を使用
した圧電アクチュエータの例であり、前記従来例1、2
のようなバイモルフ型圧電アクチュエータに比べて変位
量は小さいが、応答速度が格段に速く、発生力、変換効
率、共振周波数が高いという利点を有している。しか
し、従来例4では、外部電極(端子)の構造については
具体的に示されていない。
【0033】(5) :前記従来例のような圧電アクチュエ
ータは、圧電体の完成状態で端子が形成されるため、一
般的に多数枚の圧電体を有するユニットにおいては、1
つの圧電体から、2乃至3本のリード線をプリント基板
に半田付けしなければならず、作業性が著しく悪かっ
た。
【0034】そのため、圧電体からの電極取り出しにコ
ネクタを使用したものが知られていたが、この場合、1
つの圧電体に1つのコネクタが必要であり、高価な装置
となってしまう。
【0035】本発明は、このような従来の課題を解決
し、圧電体からの電極引き出しにリード線や、該リード
線の半田付けを不要とし、振動に対して安定した動作が
行えるようにすると共に、小型化、コストダウンを実現
し、信頼性及び組み立て作業性を向上させることを目的
とする。
【0036】
【課題を解決するための手段】本発明は前記の目的を達
成するため、次のように構成した。
【0037】(1) :複数の圧電アクチュエータを備え、
前記圧電アクチュエータを構成する圧電体の彎曲運動に
より、該圧電アクチュエータの負荷側に設けたフィンガ
を作動させて、編機の編成針の選針を行う編機用選針装
置において、前記圧電体の負荷側と反対側の片端部に、
該片端部を支持した片端部支持体を設けると共に、複数
の圧電体電極部を設け、前記片端部支持体に複数のガイ
ド溝を設け、前記各ガイド溝に、電極取り出し用のリー
ド端子の一部を係合させて固着し、前記各ガイド溝に係
合させた各リード端子の一方の端部を、前記各圧電体電
極部に接続した。
【0038】(2) :前記(1) の編機用選針装置におい
て、配線パターンを形成したプリント基板を備え、前記
プリント基板に、前記リード端子の他方の端部を接続し
た。
【0039】(3) :複数の圧電アクチュエータを備え、
前記圧電アクチュエータを構成する圧電体の彎曲運動に
より、該圧電アクチュエータの負荷側に設けたフィンガ
を作動させて、編機の編成針の選針を行う編機用選針装
置において、前記圧電体の負荷側と反対側の片端部に、
該片端部を支持した片端部支持体を設けると共に、複数
の圧電体電極部を設け、前記片端部支持体に、電極取り
出し用のリード端子を係合させる複数のガイド溝を設
け、前記ガイド溝を、前記リード端子をテーパー面に沿
ってガイドするテーパー状ガイド部と、前記リード端子
の移動を規制して位置決めを行う位置規制部とで構成
し、前記各ガイド溝のテーパー状ガイド部と位置規制部
に、前記リード端子の一部を係合させて固着し、前記各
ガイド溝に係合させた各リード端子の一方の端部を、前
記各圧電体電極部に接続した。
【0040】(4) :前記(3) の編機用選針装置におい
て、前記圧電アクチュエータの片端部支持体を保持する
保持部と、前記リード端子をテーパー面に沿ってガイド
し、該リード端子の曲がりを補正するリード端子補正溝
を有するホルダを設けた。
【0041】(5) :前記(4) の編機用選針装置におい
て、前記ホルダの一面に、プリント基板を位置決めして
取り付けるためのガイド突起を設けた。
【0042】(6) :前記(1) 又は(3) の編機用選針装置
において、前記圧電アクチュエータの片端部支持体を保
持する保持部、及び前記リード端子をテーパー面に沿っ
てガイドし、該リード端子の曲がりを補正するリード端
子補正溝を有するホルダと、前記リード端子と接続する
コネクタ端子を有するコネクタを備え、前記ホルダとコ
ネクタを係合手段により係合させて結合した。
【0043】(7) :前記(1) 又は(3) の編機用選針装置
において、前記圧電アクチュエータの片端部支持体を保
持する保持部、及び前記リード端子をテーパー面に沿っ
てガイドし、該リード端子の曲がりを補正するリード端
子補正溝を有するホルダ部と、前記リード端子補正溝の
出口側に突き出たリード端子と接続するコネクタ端子を
有するコネクタ部とを一体化したコネクタ付ホルダを備
えている。
【0044】(8) :複数の圧電アクチュエータを備え、
前記圧電アクチュエータを構成する圧電体の彎曲運動に
より、該圧電アクチュエータの負荷側に設けたフィンガ
を作動させて、編機の編成針の選針を行う編機用選針装
置において、前記圧電体の負荷側と反対側の片端部に、
該片端部を支持した片端部支持体を設けると共に、複数
の圧電体電極部を設け、前記片端部支持体に延長部を設
けて該延長部に突起を設けると共に、前記突起と係合可
能な孔を有する電極取り出し用のリード端子を設け、更
に、前記片端部支持体に複数のガイド溝を設け、前記各
ガイド溝で前記リード端子をガイドして前記片端部支持
体の突起とリード端子の孔を係合させた状態で両者を固
着し、前記各リード端子の一方の端部を、前記各圧電体
電極部に接続した。
【0045】(作用)前記構成に基づく本発明の作用を
説明する。
【0046】(a) :前記(1) の作用 片端部支持体の各ガイド溝にリード端子の一部を係合さ
せて固着すると共に、各ガイド溝に係合させて固着した
各リード端子の一方の端部を各圧電体電極部に接続して
いる。従って、選針装置の動作時には、リード端子を介
して圧電体に制御信号(直流電圧)を印加し、該圧電体
を湾曲させる。この動作により、圧電アクチュエータの
負荷側に設けたフィンガを駆動して、選針動作を行わせ
る。
【0047】このようにすれば、圧電体からの電極取り
出しにリード線や該リード線の半田付けを不要にできる
ので、リード線の断線や、リード線の半田付け部分の剥
がれが無くなり、振動に対して安定した動作が行える。
また、リード線の断線防止のための接着剤塗布等の手間
もいらず、リングのような部品も不必要となり、製作時
の作業性を改善し、製品の信頼性向上やコストダウンが
図れる。
【0048】(b) :前記(2) の作用 選針装置の組み立てを行う場合、リード端子の先端部を
プリント基板に接続することで、該プリント基板上の所
定の配線パターンと接続することができる。
【0049】ところで、従来は、圧電体の完成状態で端
子が形成されているため、一般的に多段でセットされる
ユニットにおいては、一つの圧電体から2か所、乃至は
3か所のリード線の半田付けが必要であった。そのた
め、作業が煩雑であった。また、前記リード線の半田付
けの代わりにコネクタを設けたものもあるが、この場合
は、圧電アクチュエータのセット毎にコネクタが必要で
あり、その分、製品がコスト高となっている。
【0050】しかし、本発明は、リード端子の端部をプ
リント基板上に直接接続できるから、作業性が改善でき
ると共に、従来のようなコネクタも必要なく、製品のコ
ストダウンが図れる。
【0051】(c) :前記(3) の作用 片端部支持体に設けた各ガイド溝のテーパー状ガイド部
と位置規制部に、リード端子の一部を係合させて固着す
ると共に、各ガイド溝に係合させて固着した各リード端
子の一方の端部を各圧電体電極部に接続している。従っ
て、選針装置の動作時には、リード端子を介して圧電体
に制御信号(直流電圧)を印加し、該圧電体を湾曲させ
る。この動作により、圧電アクチュエータの負荷側に設
けたフィンガを駆動して、選針動作を行わせる。
【0052】このようにすれば、圧電体からの電極取り
出しにリード線や該リード線の半田付けを不要にできる
ので、リード線の断線や、リード線の半田付け部分の剥
がれが無くなり、振動に対して安定した動作が行える。
また、リード線の断線防止のための接着剤塗布等の手間
もいらず、リングのような部品も不必要となり、製作時
の作業性を改善し、製品の信頼性向上やコストダウンが
図れる。
【0053】更に、片端部支持体に設けた各ガイド溝
に、テーパー状ガイド部と位置規制部とを設けたので、
リード端子をテーパー状ガイド部に沿って挿入し、位置
規制部で位置決めを行えば、リード端子を高精度で位置
決めすることができると共に、組み立ても簡単になる。
【0054】(d) :前記(4) の作用 選針装置には、片端部支持体を保持する保持部と、リー
ド端子をテーパー面に沿ってガイドし、該リード端子の
曲がりを補正するリード端子補正溝を有するホルダが設
けてあるので、このホルダを利用して圧電アクチュエー
タの組み込みを行えば、リード端子の曲がりを自動的に
補正しながら組み立てることができる。従って、リード
端子を高精度で位置決めすることができると共に、組み
立ても簡単になる。
【0055】(e) :前記(5) の作用 ホルダの一面に、プリント基板を位置決めして取り付け
るためのガイド突起を設けたので、このガイド突起を利
用してプリント基板を取り付けることにより、プリント
基板を高精度で位置決めして取り付けることができる。
従って、プリント基板の位置決めと取り付けが簡単、か
つ高精度にできる。
【0056】(f) :前記(6) の作用 圧電アクチュエータの片端部支持体を保持する保持部、
及びリード端子をテーパー面に沿ってガイドし、該リー
ド端子の曲がりを補正するリード端子補正溝を有するホ
ルダと、リード端子と接続するコネクタ端子を有するコ
ネクタを備え、前記ホルダとコネクタを係合手段により
係合させて結合している。
【0057】このように、リード端子をコネクタに接続
しているので、その取り外しが自在にできる。従って、
圧電アクチュエータに障害が発生した場合には、リード
端子をコネクタから抜くだけの簡単な作業で圧電アクチ
ュエータを交換することができ、交換作業が極めて簡単
になる。
【0058】また、複数のリード端子を1個のコネクタ
に接続することができるので、複数の圧電アクチュエー
タに対して1個のコネクタで済み、その分コストダウン
が可能になる。更に、ホルダにリード端子補正溝を設け
たので、リード端子をコネクタに接続する際、リード端
子の位置バラツキを直すことができ、精度の高い端子接
続を行うことが可能になる。また、ホルダにコネクタが
結合されているので、リード端子のスムーズな挿嵌が可
能になる。
【0059】(g) :前記(7) の作用 圧電アクチュエータの片端部支持体を保持する保持部、
及びリード端子をテーパー面に沿ってガイドし、該リー
ド端子の曲がりを補正するリード端子補正溝を有するホ
ルダ部と、リード端子補正溝の出口側に突き出たリード
端子と接続するコネクタ端子を有するコネクタ部とを一
体化したコネクタ付ホルダを備えている。
【0060】このように、ホルダとコネクタを一体化し
たので、その分部品点数が減り、コストダウンが可能に
なる。また、ホルダとコネクタとの位置合わせが不要で
あり、組み立て工数も減少する。また、リード端子をコ
ネクタに接続しているので、その取り外しが自在にでき
る。従って、圧電アクチュエータに障害が発生した場合
には、リード端子をコネクタから抜くだけの簡単な作業
で圧電アクチュエータを交換することができ、交換作業
が極めて簡単になる。
【0061】また、複数のリード端子を1個のコネクタ
付ホルダに接続できるので、複数の圧電アクチュエータ
に対して1個のコネクタ付ホルダで済み、その分コスト
ダウンが可能になる。更に、ホルダ部にリード端子補正
溝を設けたので、リード端子をコネクタに接続する際、
リード端子の位置バラツキを直すことができ、精度の高
い端子接続を行うことが可能になる。更に、ホルダ部と
コネクタ部が一体化されているので、リード端子のスム
ーズな挿嵌が可能になる。
【0062】(h) :前記(8) の作用 片端部支持体に延長部を設けて該延長部に突起を設ける
と共に、前記突起と係合可能な孔を有する電極取り出し
用のリード端子を設け、片端部支持体に複数のガイド溝
を設け、各ガイド溝でリード端子をガイドして片端部支
持体の突起とリード端子の孔を係合させた状態で両者を
固着する。
【0063】このようにすれば、片端部支持体にリード
端子を固着する場合、接着剤等を使用しなくても、簡単
かつ確実に固着することができ、作業効率が向上する。
また、前記突起と孔とを合わせるだけで両者の位置合わ
せが簡単にできる。従って、この面でも作業効率が改善
される。
【0064】更に、圧電体からの電極取り出しにリード
線や該リード線の半田付けを不要にできるので、リード
線の断線や、リード線の半田付け部分の剥がれが無くな
り、振動に対して安定した動作が行える。また、リード
線の断線防止のための接着剤塗布等の手間もいらず、リ
ングのような部品も不必要となり、製作時の作業性を改
善し、製品の信頼性向上やコストダウンが図れる。
【0065】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。
【0066】(例1の説明) §1:圧電アクチュエータの説明・・・図1参照 図1は圧電アクチュエータの説明図であり、図は圧電
アクチュエータの一部拡大斜視図、図はリード端子の
斜視図、図はリード端子取付図、図はリード端子取
付部分の分解斜視図である。
【0067】図1に示した例1の圧電アクチュエータ
は、丸編機、ジャガード編機等の編機を構成する選針装
置の選針用アクチュエータとして使用されるものであ
り、セラミック圧電体(以下、単に「圧電体」とも記
す)の湾曲運動により、前記圧電体の負荷側に設けられ
たフィンガを作動させて、編機の柄を選択させるもので
ある。
【0068】例1は、従来例2で説明した圧電アクチュ
エータと同じ3点支持構造の圧電体、すなわち、片端部
支持体と、負荷側支持体と、中間部支持体の3点で支持
した構造の圧電体を使用し、この圧電体の電極取り出し
構造を改善した例であり、以下、詳細に説明する。
【0069】この圧電アクチュエータは、矩形状でセラ
ミック製の圧電体24を用い、この矩形状の圧電体24
の一方の短辺側を負荷側(フィンガを取り付ける側)と
し、他方の短辺側を電源供給側としている。そして、負
荷側の端部に負荷側支持体を設け、電源供給側の片端部
に片端部支持体23を設けると共に、中間部付近に中間
部支持体を設けたものである。なお、図1では負荷側支
持体と中間部支持体を図示省略してあるが、これらは前
記従来例2と同じである。
【0070】圧電体24は、金属製プレート(振動板)
の両側に、矩形シート状セラミック圧電素子を貼着した
バイモルフ構造の圧電体(従来例2参照)でも良いし、
また、積層セラミック圧電体(従来例4参照)を使用し
ても良い。片端部支持体23は、外形が略円柱状で、そ
の胴体部の上下にはそれぞれ回転軸71が一体的に設け
てあり、この回転軸71により圧電アクチュエータが回
転できるように支持する。
【0071】また、片端部支持体23には、その胴体部
の長手方向に沿い、所定距離を隔てて3個のガイド溝7
2を形成する。この場合、3個のガイド溝72はリード
端子73が係合できる幅(リード端子73より少し広い
幅)に形成され、該リード端子73により圧電体24の
電極取り出しが行えるようにする。
【0072】また、圧電体24の電源供給側の片端部に
は、前記3個のガイド溝72に対応した位置に、所定距
離だけ離して3個の圧電体電極部74を設ける。圧電体
電極部74は、圧電体24からの電極引き出しを行うた
めの電極パターン(端子)であり、導体の厚膜パターン
により、圧電体24の表裏両面に形成する。
【0073】例えば、圧電体24の短辺の端部に沿っ
て、中央部に位置する圧電体電極部74を一方の面(例
えば、裏面)に形成し、この中央部の圧電体電極部74
の両側に位置する他の2つの圧電体電極部74を他方の
面(例えば、表面)に形成する。この場合、前記中央部
に位置する圧電体電極部74をGND電極(接地電極)
として使用し、他の2つの圧電体電極部74を制御信号
(直流電圧)印加用の電極として使用する。
【0074】前記リード端子73は、金属、例えば、
銅、銅合金、或いは真鍮等の良導体で構成し、金属板を
加工することで製作する。そして、リード端子73の一
部には、半円形状に湾曲させた彎曲部75を形成し、前
記彎曲部75に対し一方側の端部には、圧電体電極部7
4に接続する平坦部76を形成し、他方側には直線状平
坦部86と、該直線状平坦部86に続く開放端側端子部
78を形成し、該開放端側端子部78の先端部に先の尖
った尖端部77を形成してある。
【0075】そして、前記直線状平坦部86と尖端部7
7との間の開放端側端子部78は、他の部分に比べて幅
を狭くすることで曲がり易くしてある。なお、開放端側
端子部78は、幅を狭くする代わりに、他の部分に比べ
て板厚を薄くしても良い。このようにすれば、リード端
子73を圧電体24に取り付けた状態で該圧電体24に
反り(或いは振動)が発生してリード端子73に曲げ応
力が加わった場合でも、開放端側端子部78が他の部分
に比べて曲がり易い。
【0076】その結果、圧電体電極部74に接続した前
記平坦部76付近の曲げ応力が少なくなり、その部分の
衝撃を減少させることができるので、平坦部76と圧電
体電極部74との接続部分の剥がれ(半田付けや導電性
接着剤の剥がれ)や接続不良等を防止することができ
る。
【0077】前記のようにして、圧電体24の片端部に
3個の圧電体電極部74を設けると共に、3個のガイド
溝72を有する片端部支持体23を設け、更に、別に製
作したリード端子73を用意し、これらの組み立てを行
う。この場合、先ず、リード端子73の彎曲部75の内
側に形成した凹部をガイド溝72に係合させ、両者の間
に接着剤80を塗布して湾曲部75をガイド溝72に固
着する。
【0078】このようにして、3個のリード端子73を
片端部支持体23のガイド溝72に係合させ、接着剤8
0により固着するが、この場合、中央部のリード端子7
3と、その両側の2個のリード端子73は、ガイド溝7
2に対し対向するようにして係合させ固着する。すなわ
ち、中央部のリード端子73の湾曲部75と、他の2つ
のリード端子73の湾曲部75は、ガイド溝72の反対
側から係合させ、対向するようにして接着剤80により
固着する。
【0079】また、各リード端子73の平坦部76を、
圧電体24に設けた圧電体電極部74に半田付けし、半
田付け部79により両者を接続する。なお、平坦部76
を圧電体電極部74に接続する手段として、前記半田付
け部79によらず、導電性接着剤により接着しても良
い。
【0080】前記のようにして、リード端子73の彎曲
部75の内側に形成した凹部をガイド溝72に係合さ
せ、接着剤80で固着する。そして、該リード端子73
の一方の端部を圧電体電極部74に固着することで、圧
電体24とリード端子73の組み立てを行う。
【0081】圧電アクチュエータを前記のように構成す
ることで、圧電体からの電極取り出しにリード線や該リ
ード線の半田付けを不要にできる。その結果、リード線
の断線や、半田付け部分の剥がれを無くし、振動に対し
て安定した動作が行える。
【0082】§2:圧電体とプリント基板との接続の説
明・・・図1、図2参照 図2はプリント基板の説明図であり、図は例1のプリ
ント基板の平面図、図は例2のプリント基板の斜視図
である。
【0083】図2の図に示したように、前記圧電アク
チュエータをセットする筐体には、配線パターン82を
形成したプリント基板81が設けてある。この場合、圧
電アクチュエータを制御するための制御部等を構成する
部品は、前記プリント基板81とは別のプリント基板
(図示省略)に搭載し、前記プリント基板81の配線パ
ターン82と接続する。
【0084】そこで、前記プリント基板81上の所定の
配線パターン82と、圧電アクチュエータに設けたリー
ド端子73とを接続し、前記制御部からの制御信号(直
流電極)を圧電体24に印加することで該圧電体24を
駆動して湾曲させ、その時の変位を利用して縦糸を通し
ている針の動きを制御できるようにする。
【0085】すなわち、プリント基板81には、多数の
配線パターン82が設けてあり、短辺側の略中央部分に
はGNDパターン(接地パターン)83が設けてある。
また、プリント基板81には多数の端子挿入孔84が設
けてあり、これらの各端子挿入孔84に、前記リード端
子73の尖端部77を挿入できるようになっている。そ
して、該端子挿入孔84には、圧電体電極部74に制御
信号を印加するための配線パターン82が接続してあ
る。
【0086】また、図2の図に示した例2では、プリ
ント基板81上の配線パターンの構成は図2の図に示
した例1と同じであるが、プリント基板81の短辺側の
両端部に、制御装置(選針装置の外に設けた装置)と接
続するためのコネクタ85が設けてあり、前記コネクタ
85には必要な配線パターン82が接続してある。
【0087】前記プリント基板81を取り付けた選針装
置を前記制御装置に接続する場合、前記図2の図に示
した例1のプリント基板では、プリント基板81の端部
に設けた電極部(電極パターン)にリード線を接続し、
該リード線を介して接続するが、図2の図に示した例
2のプリント基板では、コネクタ85を利用し、コネク
タ結合により前記制御装置に接続する。
【0088】なお、前記プリント基板81は、配線パタ
ーン82のみを形成した例であるが、このような例に限
らず、圧電アクチュエータを制御するための制御部等を
構成する部品を搭載し、必要な配線パターンを形成した
プリント基板81を使用しても良い。
【0089】§3:選針装置の説明・・・図3参照 図3は選針装置の説明図(その1)であり、図は主要
部の分解斜視図、図は一部断面図である。この選針装
置は、筐体内に多数の圧電アクチュエータ63をセット
すると共に、各圧電アクチュエータ63に設けたリード
端子73を、筐体に取り付けたプリント基板81に接続
したものである。
【0090】この選針装置には、圧電アクチュエータ6
3のリード端子73をガイドするための多数のガイド孔
89を有するフレーム88が設けてあり、前記フレーム
88の外側にプリント基板81が取り付けてある。すな
わち、フレーム88とプリント基板81の両端部にネジ
孔90が設けてあり、これらのネジ孔90にネジ91を
挿入してフレーム88とプリント基板81を筐体に固着
する。
【0091】そして、フレーム88に設けた多数のガイ
ド孔89を通して圧電アクチュエータ63に取り付けた
リード端子73を挿入し、該リード端子73の尖端部7
7をプリント基板81の端子挿入孔84に挿入する。そ
の後、リード端子73の尖端部77をプリント基板81
の裏側で半田付けし、半田付け部79でプリント基板8
1の所定の配線パターンと電気的に接続する。
【0092】前記のように、多数の圧電アクチュエータ
63をフレーム88のガイド孔89に挿入すると共に、
リード端子73の尖端部77をプリント基板81の端子
挿入孔84に挿入し、該プリント基板81の裏側で前記
尖端部77を半田付けして固着する。
【0093】そして、全ての圧電アクチュエータ63を
セットしたら、圧電アクチュエータ63の上下両側か
ら、多数の軸受用孔93を設けた片端部軸受板92を載
せ、片端部支持体23の上下に設けた回転軸71を、片
端部軸受板92の軸受用孔93に回転可能な状態で係合
させる。この状態で回転軸71は軸受用孔93内で回転
可能に支持する。
【0094】次に、片端部軸受板92の両端部に設けた
ネジ孔90と、フレーム88の両端部に設けたネジ孔9
0にネジ91を挿入して、片端部軸受板92を筐体に固
着する。このようにして選針装置を組み立てる。
【0095】(例2の説明) §1:選針装置説明・・・図4、図5参照 図4は選針装置の説明図(その2)である。また、図5
は図4に示した選針装置の組み立て順序説明図であり、
図は工程1、図は工程2、図は工程3、図は別
の例である。
【0096】例2の選針装置は、片端部軸受板92をバ
ネ材により構成した例であり、他の構成は図3に示した
例1の選針装置と同じである。なお、図4に示した選針
装置においても、図3に示したプリント基板81やフレ
ーム88を必要とするが、図を簡潔にするため、図4で
は図示省略してある。
【0097】図4に示したように、筐体40内に多数の
圧電アクチュエータ63をセットすると共に、各圧電ア
クチュエータ63に取り付けたリード端子73の尖端部
77をプリント基板81(図3参照)に接続する。そし
て、筐体40の片端部の上下両面に、金属製のバネ材で
構成した片端部軸受板92を設け、他端部(負荷側)の
上下両面にガイド板97を設けると共に、中間部付近の
上下両面には中間部軸受板96を設ける。
【0098】片端部軸受板92は、圧電アクチュエータ
63の片端部に設けた片端部支持体23の回転軸71の
軸受けを行うものであり、該片端部軸受板92には、多
数の軸受用孔93が設けてあり、この軸受用孔93に、
片端部支持体の回転軸71が回転可能な状態で係合でき
るように構成されている。
【0099】この場合、片端部軸受板92は矩形状でバ
ネ性のある金属板で構成され、該片端部軸受板92には
所定間隔で切欠部101を多数形成し、該切欠部101
により、多数のバネ片102を形成する。このバネ片1
02は、先端部が開放端となっており、根元部が細くな
っていて、該根元部側で多数のバネ片102が連結され
た構造になっている。このようにすれば、バネ片102
のバネ性を高めることができる。
【0100】そして、各バネ片102にそれぞれ軸受用
孔93を形成する。また、片端部軸受板92の両端部に
はネジ孔90が設けてあり、このネジ孔90にネジ91
を挿入することで、片端部軸受板92を筐体40に固着
する。中間部軸受板96は、圧電アクチュエータ63の
中間部に設けた中間部支持体の回転軸の軸受けとなり、
かつ、該中間部支持体の位置決めを行うものである。こ
のため、上下面の中間部軸受板96には多数の軸受用孔
93が設けてあり、この軸受用孔93に、圧電アクチュ
エータ63の中間部支持体の上下面に設けた回転軸を回
転可能な状態で係合する。
【0101】前記ガイド板97は、圧電アクチュエータ
63の負荷側に設けたフィンガ26のフィンガ回転軸9
8の軸受けとなり、かつ、フィンガ26のガイドを行う
ものである。このガイド板97には多数の軸受用孔93
が設けてあり、この軸受用孔93に、フィンガ回転軸9
8を回転可能な状態で係合させる。
【0102】前記構成の選針装置は、図5に示した工程
により組み立てられる。筐体40の一端部に、上下両面
の片端部軸受板92を固着した状態で、圧電アクチュエ
ータの組み込みを行う。この場合、圧電アクチュエータ
63の片端部支持体23の回転軸71を片端部軸受板9
2の軸受用孔93に挿入するが、先ず、図5の図のよ
うに、上下の片端部軸受板92の方向へ圧電アクチュエ
ータ63を移動させ、次に、図5の図に示したよう
に、片端部支持体23を、上下面の片端部支持体23の
間に挿入する。
【0103】そして、図5の図に示したように、片端
部支持体23を更に挿入しながら、回転軸71を片端部
軸受板92に設けた軸受用孔93に挿入させる。この
時、バネ片102は上下方向へ曲がり、片端部支持体2
3の挿入が簡単にできる。このようにして、図5の図
に示したように、回転軸71を片端部軸受板92に設け
た軸受用孔93に挿入することで、両者を係合させるこ
とができる。
【0104】前記のように、圧電アクチュエータ63を
上下両側の片端部軸受板92の間に挿入させるだけで、
圧電アクチュエータの取り付けができ、組み立て工程が
簡単になる。なお、前記片端部軸受板92に設けた軸受
用孔93の代わりに、図5の図に示したように、片端
部軸受板92の各バネ片102に、それぞれ凹部100
を設けても実施可能である。この場合は、上下両側の片
端部軸受板92の間に片端部支持体23を挿入しなが
ら、回転軸71を片端部軸受板92に設けた凹部100
に挿入させれば良く、前記組み立て工程と同じようにし
て組み立てることができる。
【0105】(例3の説明) §1:選針装置の説明・・・図6〜図8参照 図6は選針装置の説明図(その3)である。また、図7
は図6の一部詳細図(その1)であり、A図は片端部支
持体の斜視図、B図、C図は組み立て工程説明図であ
る。図8は図6の一部詳細図(その2)であり、A図は
ホルダの平面図、B図はA図のM方向側面図、C図はA
図のN方向側面図である。
【0106】例3の選針装置は、図6に示したように、
コ字状の筐体40と、片端部にリード端子73を取り付
けた複数の圧電アクチュエータ63と、ホルダ107
と、プリント基板81と、前記筐体40の上下面に被せ
る上カバー105及び下カバー106と、中間部軸受板
96と、フィンガ(図示省略)等で構成する。なお、前
記リード端子73、中間部軸受板96、フィンガは、図
1〜図5に示した例と同じである。
【0107】そして、筐体40の開放端側にホルダ10
7とプリント基板81を取り付け、筐体40内に多数の
圧電アクチュエータ63をセットして、前記圧電アクチ
ュエータ63に取り付けたリード端子73を前記ホルダ
107を介してプリント基板81に接続する。
【0108】また、圧電アクチュエータ63の中間部付
近の上下両面には中間部軸受板96を取り付け、該圧電
アクチュエータ63の中間部に取り付けた中間部支持体
37を回転可能な状態で支持する。更に、筐体40の上
面には上面カバー105を取り付け、下面には下面カバ
ー106を取り付ける。以下、前記各部について、更に
詳細に説明する。
【0109】(1) :筐体と上下カバーの説明 筐体40は、機械的強度の面から、例えば、アルミニュ
ーム等の金属体で製作する。この場合、筐体40はコ字
状に形成し、部品取り付け用のネジ孔90を複数カ所に
設けておく。そして、コ字状の筐体40の開放端側に、
ホルダ107とプリント基板81を取り付け、該筐体4
0の内部に複数の圧電アクチュエータ63をセットし、
上下面側から上カバー105と下カバー106を被せて
固着できるようにしておく。
【0110】上カバー105及び下カバー106も筐体
40と同じ金属体で製作する。そして、上カバー105
と下カバー106の短辺側の両端部はL字状に折り曲
げ、一方側のL字状に折り曲げた部分の近くに、それぞ
れプリント基板81のコネクタ接続用突片115を突出
させるための長孔部112を設ける。また、下カバー1
06のL字状に折り曲げた部分の他方側には、フィンガ
ーの動作制御用の溝111を多数設ける。
【0111】(2) :ホルダの説明 ホルダ107は、圧電アクチュエータ63の片端部に取
り付けた片端部支持体23を保持して圧電体24の湾曲
を制御するU字状溝からなる保持部118と、前記リー
ド端子73をテーパー面に沿ってガイドし、該リード端
子73の曲がりを補正するリード端子補正溝122とを
有すると共に、該ホルダ107の一面には、プリント基
板81を位置決めして取り付けるためのガイド突起10
8を設け、樹脂により一体的に製作したものである。
【0112】すなわち、このホルダ107には、圧電ア
クチュエータ63に取り付けた片端部支持体23を収納
して保持するためのU字状溝からなる保持部118が設
けてあり、該保持部118は、前記片端部支持体23の
外径と略同じ幅に形成してある。そして、前記保持部1
18からは、幅が徐々にテーパー状に狭まり、リード端
子73の曲がりを直線状に補正するためのリード端子補
正溝122へと滑らかに繋がっている。
【0113】また、ホルダ107の出口側(プリント基
板81側)には、リード端子73の板厚より少し広い幅
のスリット孔117が、前記リード端子補正溝122と
滑らかに繋がるように形成してある。なお、このスリッ
ト孔117は、1つのスリット孔117に3つのリード
端子73が、上下方向(縦方向)に並べて挿入できる孔
であるが、1つのスリット孔117を上下方向に3つに
分割し、リード端子73の数に合わせた3つの孔で形成
しても良い。
【0114】更に、前記スリット孔117を設けた出口
側の両端部に、プリント基板81をガイドして位置決め
を行うためのガイド突起108と、取り付け用のネジ孔
90が設けてある。
【0115】(3) :プリント基板の説明 プリント基板81には、多数の配線パターンや端子挿入
孔84が形成してあり、図2の図に示した例と実質的
に同じであるが、プリント基板81の取り付け構造や、
外部に設けた制御装置等との接続構造が異なっている。
すなわち、図6に示した例では、プリント基板81に多
数の配線パターンや端子挿入孔84を設けると共に、長
辺側の両側(上下方向)に、コネクタ接続用のコネクタ
接続用突片115が設けてある。
【0116】そして、このコネクタ接続用突片115に
設けたコネクタ(図示省略)を介して、プリント基板8
1上の所定の配線パターンと、外部に設けた制御装置
(或いは制御部)とを接続できるようにしてある。ま
た、プリント基板81の短辺側の両端部に、該プリント
基板81を筐体40に取り付けるためのネジ孔90を設
けると共に、その周辺部に、前記ホルダ107のガイド
突起108に挿入可能なガイド突起挿入孔113が設け
てある。
【0117】なお、前記プリント基板81は、圧電アク
チュエータを制御するための制御部等を構成する部品は
搭載せず、配線パターン82のみを形成したものでも良
いが、圧電アクチュエータを制御するための制御部等を
構成する部品を搭載し、必要な配線パターンを形成した
プリント基板81を使用しても良い。
【0118】(4) :圧電アクチュエータと片端部支持体
の説明 圧電アクチュエータ63は、矩形状でセラミック製の圧
電体24を用い、この圧電体24の一方の短辺側を負荷
側(フィンガを取り付ける側)とし、他方の短辺側を電
源供給側としている。そして、負荷側の端部に負荷側支
持体25を設け、電源供給側の片端部に片端部支持体2
3を設けると共に、中間部付近に中間部支持体37を設
けたものである。
【0119】圧電体24は、金属製プレート(振動板)
の両側に、矩形シート状セラミック圧電素子を貼着した
バイモルフ構造の圧電体(従来例2参照)でも良いし、
また、積層セラミック圧電体(従来例4参照)を使用し
ても良い。なお、この例の圧電アクチュエータ63は、
片端部支持体23を除いて図1〜図5に示した例と同じ
である。
【0120】片端部支持体23は、図7に詳細図を示す
ように、外形が略円柱状の胴体部と、略三角柱状の先端
部とを樹脂により一体的に製作した形状のものであり、
前記先端部は、胴体部から離れるに従って先細り形状と
なっている。そして、前記胴体部には、圧電体24の片
端部を挿入して保持固定するための縦長の圧電体挿入溝
116を設けると共に、前記片端部支持体23の長手方
向(上下方向)に沿って、電極取り出し用のリード端子
73を係合させるための複数(この例では3個)のガイ
ド溝71が設けてある。
【0121】前記各ガイド溝71は、リード端子73を
テーパー面に沿ってガイドするテーパー状ガイド部12
1と、リード端子73の移動を規制して位置決めを行う
位置規制部120とで構成し、位置規制部120とテー
パー状ガイド部121とが滑らかに繋がるように形成し
てある。
【0122】位置規制部120とテーパー状ガイド部1
21は、前記胴体部の長手方向(上下方向)に沿って、
所定距離を隔てて3個形成するが、それぞれリード端子
73が係合できる幅(リード端子73より少し広い幅)
に形成し、該リード端子73により圧電体24の電極取
り出しが行えるようにする。
【0123】また、片端部支持体23の先端部側から見
ると、位置規制部120は、上段は右側、中段は左側、
下段は右側と、交互に形成し、リード端子73の短絡防
止構造にしてある。なお、位置規制部120は、リード
端子73の湾曲部75の形状に合わせて、半円形状に形
成する。
【0124】また、圧電体24の電源供給側の片端部に
は、前記3個の位置規制部120と対応した位置に、所
定距離だけ離して3個の圧電体電極部74を設ける。圧
電体電極部74は、圧電体24からの電極引き出しを行
うための電極パターン(端子)であり、導体の厚膜パタ
ーンにより、圧電体24の表裏両面に形成する。なお、
圧電体電極部74の構成は図1に示した例と同じなの
で、詳細な説明は省略する。
【0125】§2:圧電アクチュエータの組み立て時の
説明 以下、図6〜図8を参照しながら、圧電アクチュエータ
の組み立て工程について説明する。先ず、3個の圧電体
電極部74を設けた圧電体24の片端部を、片端部支持
体23に設けた圧電体挿入溝116に挿入して固着す
る。この場合、片端部支持体23と圧電体24との固着
は、接着剤による固着でも良いし、圧入による固着でも
良い。
【0126】このようにして圧電体24の片端部に片端
部支持体23を固着した後、別に製作したリード端子7
3を片端部支持体23に取り付ける。この場合、先ず、
リード端子73の彎曲部75の内側に形成した凹部を片
端部支持体23の位置規制部120に係合させると共
に、リード端子73の直線状平坦部86を片端部支持体
23のテーパー状ガイド部121に係合させ、それぞれ
両者の間に接着剤を塗布して固着する。
【0127】このようにして、3個のリード端子73を
片端部支持体23に係合させ、接着剤により固着する
が、この場合、前記胴体部の長手方向中央部に設けたリ
ード端子73と、その両側(上側、及び下側)の2個の
リード端子73は、ガイド溝71に対し、対向するよう
にして係合させ固着する。すなわち、前記胴体部長手方
向の中央部に設けたリード端子73の湾曲部75と、そ
の両側に設けた他の2つのリード端子73の湾曲部75
は、位置規制部120の反対側から係合させ、対向する
ようにして接着剤により固着する。
【0128】また、各リード端子73の平坦部76を、
圧電体24に設けた圧電体電極部74に半田付け部79
で半田付けし、両者を接続する。なお、平坦部76を圧
電体電極部74に接続する手段として、前記半田付け部
79によらず、導電性接着剤により接着しても良い。前
記のようにして、圧電体24とリード端子73の組み立
てを行う。
【0129】圧電アクチュエータを前記のように構成す
ることで、圧電体からの電極取り出しにリード線や該リ
ード線の半田付けを不要にできる。その結果、リード線
の断線や、リード線の半田付け部分の剥がれを無くし、
振動に対して安定した動作が行える。
【0130】更に、リード端子73は、片端部支持体2
3のテーパー状ガイド部121に沿って挿入し、両者を
係合し固着するので、仮にリード端子73が曲がってい
ても、該リード端子73を自動的に目的の位置に整列さ
せることができる。そのため、組み立て工程が簡単にな
り、かつ、リード端子73が高精度で位置決めできる。
【0131】§3:選針装置の組み立て時の説明 以下、図6〜図8を参照しながら、選針装置の組み立て
工程について説明する。前記のようにして組み立てられ
た圧電アクチュエータ63を筐体40にセットし、選針
装置を組み立てるが、例えば、次のようにして組み立て
を行う。
【0132】先ず、ホルダ107と、プリント基板81
と、筐体40に設けたそれぞれのネジ孔90にネジ91
を挿入して、コ字状の筐体40の開放端側に、ホルダ1
07とプリント基板81を固着する。この場合、ホルダ
107を固着するネジ91の頭部には、別のネジを取り
付けるためのネジ孔が設けてある(ダブルネジになって
いる)ので、このネジ孔を利用して、プリント基板81
をネジ91により固着する。
【0133】この時、ホルダ107に設けたガイド突起
108をプリント基板81に設けたガイド突起挿入孔1
13に挿入することで、プリント基板81の位置決めが
自動的に行える。従って、ホルダ107とプリント基板
81の取り付け工程が簡単かつ、容易になる。
【0134】次に、圧電アクチュエータ63の組み込み
を行う。この場合、圧電アクチュエータ63に取り付け
たリード端子73の尖端部77側から、ホルダ107の
保持部118内へ挿入する。そして、リード端子73の
挿入動作を進めながら、前記リード端子73の尖端部7
7からリード端子補正溝122を通過させ、出口側に設
けたスリット孔117へ突き出す。
【0135】この時、リード端子補正溝122を通過さ
せることでリード端子73の曲がりが直線状に補正さ
れ、その補正された状態で、リード端子73をスリット
孔117の出口側へ突き出すことができる。このように
してリード端子73の尖端部77側をスリット孔117
の出口側へ突き出した状態で、片端部支持体23を保持
部118内に収納して保持する。
【0136】前記のようにして、リード端子73を尖端
部77側からスリット孔117の出口側へ突き出すと、
ホルダ107の外側には、プリント基板81が位置決め
して取り付けてあるので、前記リード端子73の尖端部
77が、プリント基板81に設けた端子挿入孔84に挿
入される。その後、リード端子73の尖端部77をプリ
ント基板81の裏側で半田付けし、半田付け部79でプ
リント基板81の所定の配線パターンと電気的に接続す
る。
【0137】そして、全ての圧電アクチュエータ63を
セットしたら、圧電アクチュエータ63の上下両側か
ら、多数の軸受用孔93を設けた中間部軸受板96を載
せ、中間部支持体37の上下に設けた回転軸を、中間部
軸受板96の軸受用孔93に回転可能な状態で係合させ
る。そして、ネジ91をネジ孔90に挿入して、中間部
軸受板96を筐体40に固着する。この状態で、中間部
支持体37の上下に設けた回転軸を前記軸受用孔93内
で回転可能に支持する。
【0138】その後、上カバー105と下カバー106
を筐体40の上下面側から被せ、ネジ91をネジ孔90
に挿入して、上カバー105と下カバー106を筐体4
0に固着する。この場合、上カバー105と下カバー1
06に設けた長孔部112に、プリント基板81のコネ
クタ接続用突片115を挿入して、外部に突出させ、コ
ネクタにより外部の制御部等と接続する。
【0139】(例4の説明) §1:選針装置の説明・・・図9〜図12参照 図9は選針装置の説明図(その4)である。図10は図
9の一部詳細図(その1)であり、A図はホルダの平面
図、B図はM方向側面図(A図のM方向から見た図)、
C図はN方向側面図(A図のN方向から見た図)であ
る。図11は図9の一部詳細図(その2)であり、A図
はコネクタの斜視部、B図はコネクタの断面図(コネク
タ端子取付状態)、C図はホルダの斜視図である。図1
2は図9の一部詳細図(その3)であり、A図はホルダ
とコネクタの結合状態を示した図、B図、C図、D図は
それぞれ各部の寸法を示した図である。
【0140】例4の選針装置(図9〜図12参照)は、
例3の選針装置(図6〜図8参照)において、リード端
子73とプリント基板81との間をコネクタ130を介
して接続した例である。すなわち、例4の選針装置は、
圧電アクチュエータ63の片端部支持体23を保持する
保持部118、及びリード端子73をテーパー面に沿っ
てガイドし、該リード端子73の曲がりを補正するリー
ド端子補正溝122を有するホルダ107と、リード端
子73と接続するためのコネクタ端子138を有するコ
ネクタ130を備え、前記ホルダ107とコネクタ13
0を係合手段により係合させて結合した例である。
【0141】図9に示したように、例4の選針装置は、
コ字状の筐体40と、片端部に片端部支持体23を備
え、該片端部支持体23にリード端子73を取り付けた
複数の圧電アクチュエータ63と、ホルダ107と、該
ホルダ107に結合するコネクタ130と、配線パター
ンを形成したフレキシブルプリント基板(以下「FP
C」と記す)131と、制御部を構成する部品を搭載し
たプリント基板132と、前記筐体40に被せる上カバ
ー(上カバーは図6と同じなので図示省略)及び下カバ
ー106と、中間部軸受板96と、後端部軸受板99
と、フィンガ5等で構成する。なお、コネクタ130、
ホルダ107、FPC131、プリント基板132以外
の構成は、前記例3と実質的に同じである。
【0142】そして、筐体40の開放端側に、コネクタ
130を結合させたホルダ107と、プリント基板13
2を取り付け、コネクタ130にはFPC131の一端
側の配線パターンを接続し、前記プリント基板132に
は前記FPC131の他端側の配線パターンを接続す
る。更に、筐体40内には多数の圧電アクチュエータ6
3をセットして、各圧電アクチュエータ63に取り付け
たリード端子73を、前記ホルダ107に結合させたコ
ネクタ130に接続する。
【0143】また、圧電アクチュエータ63の中間部付
近の上下両面には中間部軸受板96を取り付け、該圧電
アクチュエータ63の中間部に取り付けた中間部支持体
37を回転可能な状態で支持すると共に、圧電アクチュ
エータ63の後端部付近の上下両面には後端部軸受板9
9を取り付け、フィンガ5の軸を回転可能な状態で支持
する。更に、筐体40の上面には上面カバー(図示省
略)を取り付け、下面には下カバー106を取り付け
る。以下、前記各部について、更に詳細に説明する。
【0144】(1) :ホルダの説明 ホルダ107は、圧電アクチュエータ63の片端部に取
り付けた片端部支持体23を保持して圧電体24の湾曲
を制御するU字状溝からなる保持部118と、前記リー
ド端子73をテーパー面に沿ってガイドし、該リード端
子73の曲がりを補正するリード端子補正溝122とを
備えると共に、前記保持部118と反対側には、コネク
タ130を係合させるための凹部134と、コネクタ1
30と係合させるための係合孔133(この例では、凹
部134の上下に2個づつ、計4個)を設け、これらを
一体的に製作(例えば、樹脂の一体成形により製作)し
たものである。
【0145】前記のように、ホルダ107には、圧電ア
クチュエータ63に取り付けた片端部支持体23を収納
して保持するためのU字状溝からなる保持部118が設
けてあり、該保持部118は、前記片端部支持体23の
外径と略同じ幅に形成してある。そして、保持部118
からは、幅が徐々にテーパー状に狭まり、リード端子7
3の曲がりを直線状に補正するためのリード端子補正溝
122へと滑らかに繋がっている。
【0146】また、リード端子補正溝122の出口側
(コネクタ130を結合する側)には、リード端子73
の板厚より少し広い幅のスリット孔117が、前記リー
ド端子補正溝122と滑らかに繋がるように形成してあ
る。なお、このスリット孔117は、1つのスリット孔
117に3つのリード端子73が、上下方向(縦方向)
に並べて挿入できる孔であるが、1つのスリット孔11
7を上下方向に3つに分割し、リード端子73の数に合
わせた3つの孔で形成しても良い。
【0147】また、図12のC図に示したように、スリ
ット孔117内には、該スリット孔117内で両側から
半円形状に突出するようにリード端子押え部143が設
けてある。このリード端子押え部143は、スリット孔
117の上下方向(縦方向)に、リード端子73の間隔
に合わせて、3か所に所定間隔で設けてある(詳細は後
述する)。
【0148】(2) :コネクタの説明 コネクタ130は、外観が略角柱状の樹脂ブロックによ
り形成され、該樹脂ブロックには、コネクタ端子138
を圧入するための多数の端子圧入孔139が設けてあ
り、外側には、ホルダ107の係合孔133と係合させ
るための係合凸部136が設けてある。
【0149】この場合、端子圧入孔139は、リード端
子の配置に併せて、上下方向(縦方向)に3個づつ設け
ると共に、幅方向(横方向)には圧電アクチュエータの
数だけ、該圧電アクチュエータの取り付け位置に合わ
せ、所定間隔で設けてある。
【0150】そして、前記コネクタ130を構成する樹
脂ブロックの各端子圧入孔139にコネクタ端子138
を圧入し、該コネクタ端子138の後端部を前記樹脂ブ
ロックから突出させる。この場合、コネクタ端子138
の一端側は、リード端子と結合させるリード端子受部1
40であり、他端側は、FPC131と接続するための
外部接続部141となる。なお、図示の凹部149は、
樹脂加工時のひきにげ穴であり、コネクタの機能には関
係ないものである。
【0151】(3) :ホルダとコネクタとの接続状態の説
明 前記のようにして、コネクタ130の端子圧入孔139
にコネクタ端子138を圧入した状態で、該コネクタ1
30をホルダ107の凹部134に挿入して、コネクタ
130の係合凸部136とホルダ107の係合孔133
とを係合させることで、ホルダ107にコネクタ130
を結合する。この状態で、ホルダ107のスリット孔1
17の出口側と、コネクタ130に圧入したコネクタ端
子138のリード端子受部140とが対向した位置に位
置決めされる(図12参照)。
【0152】この場合、図12に示したように、ホルダ
107のスリット孔117内には、該スリット孔117
内に両側から半円形状に突出するように、リード端子押
え部143が設けてある。このリード端子押え部143
は、スリット孔117の上下方向に、リード端子73の
間隔に合わせて所定間隔で設けてある。
【0153】この場合、リード端子73の板厚をt、前
記スリット孔117に設けたリード端子押え部143の
内側の幅をT、スリット孔117の幅をV、コネクタ端
子138のリード端子受部140の入り口の幅をWとし
た場合、次のような関係に設定してある。
【0154】すなわち、前記幅Tは、リード端子73の
板厚tと同じか、少し大きめ(T≧t)に設定する。ま
た、スリット孔117の幅Vは、リード端子受部140
の入り口の幅Wより狭く(W>V)設定する。このよう
にすれば、スリット孔117を通ったリード端子73
は、必ず、コネクタ端子138に挿嵌されるようにな
る。なお、前記スリット孔117の幅Vを、予めリード
端子押え部143の内側の幅Tと同じにしないのは、ホ
ルダやコネクタ等の製造上の歩留りや、金型の寿命を考
慮したためである。
【0155】(4) :コネクタとFPC及びプリント基板
との接続の説明 前記FPC131には、多数の配線パターンや端子挿入
孔が形成してある。そのため、前記FPC131の端子
挿入孔に、前記コネクタ端子138の外部接続部141
を挿入し、半田付けにより接続する。このようにして、
FPC131の一端部側に、コネクタ端子138を接続
する。なお、この場合、FPC131には、回路部品
(例えば、トランジスタ、抵抗、コンデンサ等)は搭載
されていない。
【0156】また、前記FPC131の他端部側に設け
た配線パターンを、プリント基板132の所定のパター
ンと接続する。このようにして、コネクタ端子138と
プリント基板132とを、FPC131を介して電気的
に接続する。この場合、プリント基板132には、制御
部を構成する回路部品が搭載され、所定の配線パターン
が形成されている。
【0157】§2:選針装置の組み立て時の説明 以下、図9〜図12を参照しながら、例4の選針装置の
組み立て工程について説明する。例4でも、前記例3と
同じようにして組み立てられた圧電アクチュエータ63
を筐体40にセットし、選針装置を組み立てるが、例え
ば、次のようにして組み立てを行う。
【0158】先ず、ホルダ107の凹部134にコネク
タ130を挿入して、コネクタ130の係合凸部136
をホルダ107の係合孔133に係合させることによ
り、ホルダ107にコネクタ130を結合する。この場
合、コネクタ130には、予めコネクタ端子138を圧
入しておく。
【0159】そして、コネクタ130を結合させたホル
ダ107と、FPC131と、プリント基板132と、
筐体40に設けたそれぞれのネジ孔にネジを挿入して、
コ字状の筐体40の開放端側に、前記ホルダ107とプ
リント基板132を固着し、FPC131を前記コネク
タ端子138とプリント基板132に接続する。
【0160】次に、圧電アクチュエータ63の組み込み
を行う。この場合、圧電アクチュエータ63に取り付け
たリード端子73の尖端部77側から、ホルダ107の
保持部118内へ挿入する。そして、リード端子73の
挿入動作を進めながら、前記リード端子73の尖端部7
7からリード端子補正溝122を通過させ、出口側に設
けたスリット孔117へ突き出す。
【0161】この時、リード端子補正溝122を通過さ
せることでリード端子73の曲がりを直線状に補正し、
更に、リード端子押え部143でリード端子を押さえな
がら、リード端子73をスリット孔117の出口側へ突
き出す。この時、スリット孔117の出口側には、コネ
クタ端子138のリード端子受部140があるので、リ
ード端子73の尖端部77は、リード端子受部140へ
挿入され、コネクタ端子138と接続される。
【0162】そして、全ての圧電アクチュエータ63を
セットしたら、圧電アクチュエータ63の上下両側か
ら、多数の軸受用孔を設けた中間部軸受板96と、後端
部軸受板99を載せ筐体40に固着する。その後、上カ
バー(図示省略)と下カバー106を筐体40の上下面
側から被せ、ネジをネジ孔に挿入して筐体40に固着す
る。
【0163】前記のように、例4では、リード端子73
をコネクタ130に接続しているので、その取り外しが
自在にできる。従って、圧電アクチュエータ63を故障
等により交換する場合、リード端子73をコネクタ13
0から抜くだけで簡単に交換することができ、交換作業
が極めて簡単になる。
【0164】このようにする理由は次の通りである。す
なわち、前記選針装置は、前記プリント基板132を介
して上位の制御装置(例えば、制御用コンピュータ)に
接続されている。そして、上位の制御装置で圧電アクチ
ュエータ63の状態を監視しており、圧電アクチュエー
タ63に故障等の障害が発生すると、この状態を直ちに
検出し、その状態をディスプレイ装置の画面に表示した
り、或いはエラーランプを点灯するなどして、障害が発
生したことを保守員等に通知する。
【0165】前記通知により、保守員等は、障害の発生
した圧電アクチュエータ63を選針装置から抜き取り、
その後に正常な圧電アクチュエータ63をセットする。
このような作業を行う場合、前記例1ではリード端子7
3がプリント基板に直接半田付けされていたため、半田
ごてや特殊な工具を必要としていた。
【0166】しかし、例4では前記半田ごてや特殊な工
具を必要とせず、前記のように障害の発生した圧電アク
チュエータ63のリード端子73をコネクタ130から
抜き取り、再び正常な圧電アクチュエータ63のリード
端子73をコネクタ130に挿入するだけの簡単な作業
により、短時間で圧電アクチュエータ63を交換するこ
とができる。
【0167】また、複数のリード端子73を1個のコネ
クタ130に接続することができるので、その分コスト
ダウンが可能になる。更に、ホルダ107にリード端子
補正溝122とリード端子押え部143を設けたので、
リード端子73をコネクタ30に接続する際、リード端
子73の位置バラツキを直すことができ、精度の高い端
子接続を行うことが可能になる。また、ホルダ107に
コネクタ130が結合されているので、リード端子73
のスムーズな挿嵌が可能になる。
【0168】(例5の説明) §1:選針装置の説明・・・図13参照 図13は選針装置の説明図(その5)であり、A図はコ
ネクタ付ホルダの平面図、B図は一部拡大図(A図の一
部拡大図)、C図はX方向側面図(A図のX方向からみ
た図)である。例5の選針装置は、前記例4に示した選
針装置(図9〜図12参照)において、ホルダとコネク
タを一体的に製作した例であり、他の構成は前記例4と
実質的に同じである。
【0169】すなわち、例5では、圧電アクチュエータ
63の片端部支持体23を保持する保持部118、及び
リード端子73をテーパー面に沿ってガイドし、該リー
ド端子の曲がりを補正するリード端子補正溝122を有
するホルダ部107Aと、前記リード端子補正溝122
の出口側に突き出たリード端子73と接続するコネクタ
端子138を有するコネクタ部130Aとを一体化(例
えば、樹脂の一体成形により製作)したコネクタ付ホル
ダ145を使用する。
【0170】このコネクタ付ホルダ145は、一方側が
ホルダ部107Aで、他方側がコネクタ部130Aとな
っており、これらホルダ部107Aとコネクタ部130
Aは前記例4のホルダ107及びコネクタ130と同じ
機能を果たすものである。
【0171】前記ホルダ部107Aは、圧電アクチュエ
ータ63の片端部に取り付けた片端部支持体23を保持
して圧電体24の湾曲を制御する保持部118と、前記
リード端子73をテーパー面に沿ってガイドし、該リー
ド端子73の曲がりを補正するリード端子補正溝122
とを有する。
【0172】この場合、保持部118は、前記片端部支
持体23の外径と略同じ幅に形成してある。そして、保
持部118からは幅が徐々にテーパー状に狭まり、リー
ド端子73の曲がりを直線状に補正するためのリード端
子補正溝122へと滑らかに繋がっており、リード端子
補正溝122の出口側は、コネクタ部130Aへと繋が
っている。
【0173】一方、コネクタ部130Aには、コネクタ
端子138を圧入するための多数の端子圧入孔139が
設けてある。この場合、端子圧入孔139は、リード端
子73の配置に併せて、上下方向(縦方向)に3個ずつ
設けると共に、幅方向(横方向)には圧電アクチュエー
タ63の数だけ、該圧電アクチュエータ63の取り付け
位置に合わせ、所定間隔で設けてある。
【0174】そして、コネクタ部130Aの各端子圧入
孔139に、コネクタ端子138を圧入し、該コネクタ
端子138の後端部を突出させる。この場合、コネクタ
端子138の一端側は、リード端子と結合させるリード
端子受部140である。なお、前記コネクタ付ホルダ1
45以外の構成は、前記例4と同じなので説明は省略す
る。
【0175】(例6の説明) §1:選針装置の説明・・・図14、図15参照 図14は選針装置の説明図(その6)であり、A図はリ
ード端子の平面図、B図はA図のY方向から見た図、C
図は片端部支持体の平面図、D図はC図の一部拡大図、
E図はC図のZ方向から見た一部拡大図である。図15
は圧電アクチュエータの組立説明図であり、A図はリー
ド端子取付時の説明図、B図は一部拡大図(A図の一部
拡大図)、C図はQ方向から見た図である。
【0176】例6の選針装置(図14、図15参照)
は、前記例1〜例4の選針装置において、片端部支持体
23とリード端子73の構造を変えた例であり、他の構
成は前記例1〜例4と同じである。すなわち、例6は、
片端部支持体23に延長部150を設けて該延長部15
0に突起147を設けると共に、前記突起147と係合
可能な孔148を有する電極取り出し用のリード端子7
3を用いる。
【0177】そして、片端部支持体23に複数のガイド
溝72を設け、前記各ガイド溝72でリード端子73を
ガイドして片端部支持体23の突起147と、リード端
子73の孔148を係合させた状態で両者を固着し、各
リード端子73の一方の端部を、各圧電体電極部に接続
するものである。以下、更に詳細に説明する。
【0178】(1) :片端部支持体とリード端子の説明 片端部支持体23は、外形が略円柱状の胴体部と、平板
状の延長部150と、該延長部150上に設けた突起1
47を樹脂(例えば、熱可塑性樹脂)により一体的に製
作したものである。そして前記胴体部には、圧電体24
の片端部を挿入して保持固定するための縦長の圧電体挿
入溝(図7の例と同じ)を設けると共に、片端部支持体
23の長手方向(上下方向)に沿って、電極取り出し用
のリード端子73を係合させるための複数(この例では
3個)のガイド溝72が設けてある。また、平板状の延
長部150に設けた突起147は、前記胴体部の長手方
向(上下方向)に沿い、所定距離だけ離して3個形成す
る。
【0179】一方、リード端子73は、金属、例えば、
銅、銅合金、或いは真鍮等の良導体で構成し、金属板を
加工することで製作する。この場合、リード端子73の
一部には、凹状に湾曲させた彎曲部75を形成し、前記
彎曲部75に対し一方側の端部には、圧電体電極部(図
7参照)に接続する平坦部76を形成し、他方側には直
線状平坦部86を形成する。
【0180】そして、直線状平坦部86の一部には、リ
ード端子73を片端部支持体23の突起147と係合さ
せるための孔148を設ける。このリード端子73は1
枚の金属板から複数(図では3個)のリード端子73を
打ち抜き加工により形成し、図示の点線の位置で切り
落とすことにより、各リード端子73とするものであ
る。
【0181】§2:圧電アクチュエータの組み立て時の
説明 前記のようにして、圧電体24の片端部に3個の圧電体
電極部(図示省略)を設けると共に、3個のガイド溝7
2及び突起147を有する片端部支持体23を設け、別
に製作したリード端子73を用意し、これらの組み立て
を行う。
【0182】この場合、先ず、リード端子73の彎曲部
75の内側に形成した凹部をガイド溝72にガイドさせ
て、リード端子73の孔148に、片端部支持体23の
突起147を係合させる。そして、該突起147を加熱
して溶融させることにより片端部支持体23にリード端
子73を固着する。
【0183】そして、リード端子73の平坦部76を圧
電体電極部に半田付け等により固着する。最後に、図示
点線の位置でリード端子73を切断することにより、
3個のリード端子73が独立したリード端子となり、圧
電アクチュエータの組み立てが完了する。
【0184】圧電アクチュエータ63を前記のように構
成することで、圧電体24からの電極取り出しにリード
線や該リード線の半田付けを不要にできる。その結果、
リード線の断線や、半田付け部分の剥がれを無くし、振
動に対して安定した動作が行える。
【0185】また、前記例1や例3のように、リード端
子73を片端部支持体23に取り付ける際、両者の間に
接着剤を使用することなく、前記突起147を加熱する
だけの簡単な工程で組み立てを行うことができる。
【0186】(その他の例) (1) :前記例1、例2の片端部支持体23は、外形が略
円柱状であるが、このような例に限らず、例えば、角柱
形状などでも実施可能である。
【0187】(2) :例3の片端部支持体23は、胴体部
が円柱状であるが、このような形状に限らず、例えば、
胴体部を角柱形状などにしても実施可能である。
【0188】(3) :前記リード端子73には、半円形状
に湾曲させた湾曲部75を設けたが、このような例に限
らず、前記湾曲部75を、例えば、角形にしても実施可
能である。但し、この場合には、片端部支持体23の形
状を、リード端子73の形状に合わせて変える必要があ
る。
【0189】(4) :前記例4(図9〜図12参照)、例
5(図13参照)の圧電アクチュエータは、前記例1
(図1〜図3参照)の圧電アクチュエータに置き換えて
も実施可能である。
【0190】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば次
のような効果がある。
【0191】(1) :片端部支持体の各ガイド溝にリード
端子の一部を係合させて固着すると共に、各ガイド溝に
係合させ固着した各リード端子の一方の端部を各圧電体
電極部に接続している。このため、選針装置の動作時に
は、リード端子を介して圧電体に制御信号を印加し、該
圧電体を湾曲させる。この動作により、圧電アクチュエ
ータの負荷側に設けたフィンガを駆動して、選針動作を
行わせることができる。
【0192】このようにすれば、圧電体からの電極取り
出しに、リード線や該リード線の半田付けを不要にでき
るので、リード線の断線や、該リード線の半田付け部分
の剥がれが無くなり、振動に対して安定した動作が行え
る。また、リード線の断線防止のための接着剤塗布等の
手間もいらず、従来例のリングのような部品も不必要と
なる。そのため、製作時の作業性を改善し、製品の信頼
性向上やコストダウンが図れる。
【0193】(2) :選針装置の組み立てを行う場合、リ
ード端子の先端部をプリント基板に挿入することで、該
プリント基板上の所定の配線パターンと接続することが
できる。
【0194】ところで、従来は、圧電体の完成状態で端
子が形成されているため、一般的に多段でセットされる
ユニットにおいては、一つの圧電体から2か所、乃至は
3か所のリード線の半田付けが必要であった。そのた
め、作業が煩雑であった。また、リード線の半田付けの
代わりにコネクタを設けたものもあるが、この場合は、
圧電アクチュエータのセット毎にコネクタが必要であ
り、その分、製品がコスト高となっていた。
【0195】しかし、本発明は、リード端子をプリント
基板上に直接接続できるから、作業性が改善できると共
に、従来のようなコネクタも必要なく、製品のコストダ
ウンが図れる。
【0196】(3) :片端部支持体に設けた各ガイド溝の
テーパー状ガイド部と位置規制部にリード端子の一部を
係合させて固着すると共に、各ガイド溝に係合させ固着
した各リード端子の一方の端部を各圧電体電極部に接続
している。
【0197】このようにすれば、圧電体からの電極取り
出しにリード線や該リード線の半田付けを不要にできる
ので、リード線の断線や、該リード線の半田付け部分の
剥がれが無くなり、振動に対して安定した動作が行え
る。また、リード線の断線防止のための接着剤塗布等の
手間もいらず、リングのような部品も不必要となり、製
作時の作業性を改善し、製品の信頼性向上やコストダウ
ンが図れる。
【0198】更に、片端部支持体に設けた各ガイド溝
に、テーパー状ガイド部と位置規制部とを設けたので、
リード端子をテーパー状ガイド部に沿って挿入し、位置
規制部で位置決めを行えば、リード端子を高精度で位置
決めすることができると共に、組み立ても簡単になる。
【0199】(4) :選針装置には、片端部支持体を保持
する保持部と、リード端子をテーパー面に沿ってガイド
し、該リード端子の曲がりを補正するリード端子補正溝
を有するホルダを設けたので、このホルダを利用して圧
電アクチュエータの組み込みを行えば、リード端子の曲
がりを自動的に補正しながら組み立てることができる。
従って、リード端子を高精度で位置決めすることができ
ると共に、組み立ても簡単になる。
【0200】(5) :ホルダの一面に、プリント基板を位
置決めして取り付けるためのガイド突起を設けたので、
このガイド突起を利用してプリント基板を取り付けるこ
とにより、プリント基板を高精度で位置決めして取り付
けることができる。従って、プリント基板の位置決めと
取り付けが簡単、かつ高精度にできる。また、製品のコ
ストダウンも可能になる。
【0201】(6) :圧電アクチュエータの片端部支持体
を保持する保持部、及びリード端子をテーパー面に沿っ
てガイドし、該リード端子の曲がりを補正するリード端
子補正溝を有するホルダと、リード端子と接続するコネ
クタ端子を有するコネクタを備え、前記ホルダとコネク
タを係合手段により係合させて結合している。
【0202】このように、リード端子をコネクタに接続
しているので、その取り外しが自在にできる。従って、
圧電アクチュエータに障害が発生した場合には、リード
端子をコネクタが抜くだけの簡単な作業で圧電アクチュ
エータを交換することができ、交換作業が極めて簡単に
なる。
【0203】また、複数のリード端子を1個のコネクタ
に接続することができるので、複数の圧電アクチュエー
タに対して1個のコネクタで済み、その分コストダウン
が可能になる。更に、ホルダにリード端子補正溝を設け
たので、リード端子をコネクタに接続する際、リード端
子の位置バラツキを直すことができ、精度の高い端子接
続を行うことが可能になる。更に、ホルダにコネクタが
結合されているので、リード端子のスムーズな挿嵌が可
能になる。
【0204】(7) :圧電アクチュエータの片端部支持体
を保持する保持部、及びリード端子をテーパー面に沿っ
てガイドし、該リード端子の曲がりを補正するリード端
子補正溝を有するホルダ部と、リード端子補正溝の出口
側に突き出たリード端子と接続するコネクタ端子を有す
るコネクタ部とを一体化したコネクタ付ホルダを備えて
いる。
【0205】このように、ホルダとコネクタを一体化し
たので、その分部品点数が減り、コストダウンが可能に
なる。また、ホルダとコネクタとの位置合わせが不要で
あり、組み立て工数も減少する。また、リード端子をコ
ネクタに接続しているので、その取り外しが自在にでき
る。従って、圧電アクチュエータに障害が発生した場合
には、リード端子をコネクタが抜くだけの簡単な作業で
圧電アクチュエータを交換することができ、交換作業が
極めて簡単になる。
【0206】また、複数のリード端子を1個のコネクタ
付ホルダに接続できるので、複数の圧電アクチュエータ
に対して1個のコネクタ付ホルダで済み、その分コスト
ダウンが可能になる。更に、ホルダ部にリード端子補正
溝を設けたので、リード端子をコネクタに接続する際、
リード端子の位置バラツキを直すことができ、精度の高
い端子接続を行うことが可能になる。更に、ホルダ部と
コネクタ部が一体化されているので、リード端子のスム
ーズな挿嵌が可能になる。
【0207】(8) :片端部支持体に延長部を設けて該延
長部に突起を設けると共に、前記突起と係合可能な孔を
有する電極取り出し用のリード端子を設け、片端部支持
体に複数のガイド溝を設け、各ガイド溝でリード端子を
ガイドして片端部支持体の突起とリード端子の孔を係合
させた状態で両者を固着する。
【0208】このようにすれば、片端部支持体にリード
端子を固着する場合、接着剤等を使用しなくても、簡単
かつ確実に固着することができ、作業効率が向上する。
また、前記突起と孔とを合わせるだけで両者の位置合わ
せが簡単にできる。従って、この面でも作業効率が改善
される。
【0209】また、圧電体からの電極取り出しにリード
線や該リード線の半田付けを不要にできるので、リード
線の断線や、リード線の半田付け部分の剥がれが無くな
り、振動に対して安定した動作が行える。また、リード
線の断線防止のための接着剤塗布等の手間もいらず、リ
ングのような部品も不必要となり、製作時の作業性を改
善し、製品の信頼性向上やコストダウンが図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における圧電アクチュエー
タの説明図である。
【図2】本発明の実施の形態におけるプリント基板の説
明図である。
【図3】本発明の実施の形態における選針装置の説明図
(その1)である。
【図4】本発明の実施の形態における選針装置の説明図
(その2)である。
【図5】本発明の実施の形態における組み立て順序説明
図である。
【図6】本発明の実施の形態における選針装置の説明図
(その3)である。
【図7】図6の一部詳細図(その1)である。
【図8】図6の一部詳細図(その2)である。
【図9】本発明の実施の形態における選針装置の説明図
(その4)である。
【図10】図9の一部詳細図(その1)である。
【図11】図9の一部詳細図(その2)である。
【図12】図9の一部詳細図(その3)である。
【図13】本発明の実施の形態における選針装置の説明
図(その5)である。
【図14】本発明の実施の形態における選針装置の説明
図(その6)である。
【図15】本発明の実施の形態における圧電アクチュエ
ータの組立説明図である。
【図16】従来例1の説明図である。
【図17】従来例2の説明図である。
【図18】従来例3の説明図である。
【図19】従来例4の説明図である。
【符号の説明】
1 選針素子 2 プレート 3、4 圧電素子 5、26 フィンガ 6 取り付け部 7、8、33、34 リード線 9 選針ジャック 10 バット 11 上げカム用バット 12 上げカム 20 支持本体 21 溝部 23 片端部支持体 24 圧電体 25 負荷側支持体 27 フィンガの後端部 28 圧電体の後端部 29 圧電体の先端部 30 途中支点部 32 金属プレート 35 リード線押えワイヤ 36 コネクタ 37 中間部支持体 39 プリント基板 40 筐体 42 リング 43 半田 44 突出部 45 リード線挿通孔 46 圧電素子 50 シム材 51 圧電セラミックス 52 バイモルフ型素子 53 分極方向 54 電源 56 積層型素子 57 内部電極 58 外部電極 60 コア材 61 圧電セラミックスの層 63 圧電アクチュエータ 71 回転軸 72 ガイド溝 73 リード端子 74 圧電体電極部 75 湾曲部 76 平坦部 77 尖端部 78 開放端側端子部 79 半田付け部 80 接着剤 81 プリント基板 82 配線パターン 83 GNDパターン 84 端子挿入孔 85 コネクタ 88 フレーム 89 ガイド孔 90 ネジ孔 91 ネジ 92 片端部軸受板 93 軸受用孔 96 中間部軸受板 97 ガイド板 98 フィンガ回転軸 100 凹部 101 切欠部 102 バネ片 105 上カバー 106 下カバー 107 ホルダ 108 ガイド突起 111 溝 112 長孔部 113 ガイド突起挿入孔 115 コネクタ接続用突片 116 圧電体挿入溝 117 スリット孔 118 保持部 119 案内突片 120 位置規制部 121 テーパー状ガイド溝 122 リード端子補正溝 130 コネクタ 131 FPC(フレキリブルプリント基板) 132 プリント基板 133 係合孔 134 凹部 136 係合凸部 137 端子金具 138 コネクタ端子 139 端子圧入孔 140 リード端子受部 141 外部接続部 143 リード端子押え部 145 コネクタ付ホルダ 147 突起 148 孔 150 延長部

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の圧電アクチュエータを備え、前記圧
    電アクチュエータを構成する圧電体の彎曲運動により、
    該圧電アクチュエータの負荷側に設けたフィンガを作動
    させて、編機の編成針の選針を行う編機用選針装置にお
    いて、 前記圧電体の負荷側と反対側の片端部に、該片端部を支
    持した片端部支持体を設けると共に、複数の圧電体電極
    部を設け、 前記片端部支持体に複数のガイド溝を設け、前記各ガイ
    ド溝に、電極取り出し用のリード端子の一部を係合させ
    て固着し、 前記各ガイド溝に係合させた各リード端子の一方の端部
    を、前記各圧電体電極部に接続したことを特徴とする編
    機用選針装置。
  2. 【請求項2】配線パターンを形成したプリント基板を備
    え、 前記プリント基板に、前記リード端子の他方の端部を接
    続したことを特徴とする請求項1記載の編機用選針装
    置。
  3. 【請求項3】複数の圧電アクチュエータを備え、前記圧
    電アクチュエータを構成する圧電体の彎曲運動により、
    該圧電アクチュエータの負荷側に設けたフィンガを作動
    させて、編機の編成針の選針を行う編機用選針装置にお
    いて、 前記圧電体の負荷側と反対側の片端部に、該片端部を支
    持した片端部支持体を設けると共に、複数の圧電体電極
    部を設け、 前記片端部支持体に、電極取り出し用のリード端子を係
    合させる複数のガイド溝を設け、 前記ガイド溝を、前記リード端子をテーパー面に沿って
    ガイドするテーパー状ガイド部と、前記リード端子の移
    動を規制して位置決めを行う位置規制部とで構成し、 前記各ガイド溝のテーパー状ガイド部と位置規制部に、
    前記リード端子の一部を係合させて固着し、前記各ガイ
    ド溝に係合させた各リード端子の一方の端部を、前記各
    圧電体電極部に接続したことを特徴とする編機用選針装
    置。
  4. 【請求項4】前記圧電アクチュエータの片端部支持体を
    保持する保持部と、 前記リード端子をテーパー面に沿ってガイドし、該リー
    ド端子の曲がりを補正するリード端子補正溝を有するホ
    ルダを設けたことを特徴とする請求項3記載の編機用選
    針装置。
  5. 【請求項5】前記ホルダの一面に、プリント基板を位置
    決めして取り付けるためのガイド突起を設けたことを特
    徴とする請求項4記載の編機用選針装置。
  6. 【請求項6】前記圧電アクチュエータの片端部支持体を
    保持する保持部、及び前記リード端子をテーパー面に沿
    ってガイドし、該リード端子の曲がりを補正するリード
    端子補正溝を有するホルダと、 前記リード端子と接続するコネクタ端子を有するコネク
    タを備え、 前記ホルダとコネクタを係合手段により係合させて結合
    したことを特徴とする請求項1又は3記載の編機用選針
    装置。
  7. 【請求項7】前記圧電アクチュエータの片端部支持体を
    保持する保持部、及び前記リード端子をテーパー面に沿
    ってガイドし、該リード端子の曲がりを補正するリード
    端子補正溝を有するホルダ部と、 前記リード端子補正溝の出口側に突き出たリード端子と
    接続するコネクタ端子を有するコネクタ部とを一体化し
    たコネクタ付ホルダを備えていることを特徴とする請求
    項1又は3記載の編機用選針装置。
  8. 【請求項8】複数の圧電アクチュエータを備え、前記圧
    電アクチュエータを構成する圧電体の彎曲運動により、
    該圧電アクチュエータの負荷側に設けたフィンガを作動
    させて、編機の編成針の選針を行う編機用選針装置にお
    いて、 前記圧電体の負荷側と反対側の片端部に、該片端部を支
    持した片端部支持体を設けると共に、複数の圧電体電極
    部を設け、 前記片端部支持体に延長部を設けて該延長部に突起を設
    けると共に、前記突起と係合可能な孔を有する電極取り
    出し用のリード端子を設け、 更に、前記片端部支持体に複数のガイド溝を設け、前記
    各ガイド溝で前記リード端子をガイドして前記片端部支
    持体の突起とリード端子の孔を係合させた状態で両者を
    固着し、 前記各リード端子の一方の端部を、前記各圧電体電極部
    に接続したことを特徴とする編機用選針装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003101093A (ja) * 2001-09-25 2003-04-04 Taiheiyo Cement Corp 圧電アクチュエータ
JP2010538593A (ja) * 2007-09-03 2010-12-09 アルギロン ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 曲げ変換器要素ならびに曲げ変換器モジュール
CN102677385A (zh) * 2012-05-24 2012-09-19 芮国林 一种可更换压电陶瓷驱动片的压电陶瓷选针器
CN103590182A (zh) * 2013-11-18 2014-02-19 芮国林 压电陶瓷驱动片接地电极引出的压电陶瓷选针器

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