JP2000109863A - アンモニア冷媒を使用する冷凍機用潤滑剤 - Google Patents

アンモニア冷媒を使用する冷凍機用潤滑剤

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JP2000109863A JP17264999A JP17264999A JP2000109863A JP 2000109863 A JP2000109863 A JP 2000109863A JP 17264999 A JP17264999 A JP 17264999A JP 17264999 A JP17264999 A JP 17264999A JP 2000109863 A JP2000109863 A JP 2000109863A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明の目的は、アンモニア冷媒との相溶性
に優れ、且つ、潤滑性及び安定性に優れたアンモニアを
冷媒として使用する冷凍機用の冷凍機油を提供すること
にある。 【解決手段】 本発明のアンモニア冷媒を使用する冷凍
機用潤滑剤は、下記の一般式(1) 【化1】X{−O−(AO)n−R}p (1) [式中、Xはモノオール又はポリオールから水酸基を除
いた残基を表わし、(AO)nはエチレンオキサイド及
び炭素数3以上のアルキレンオキサイドの共重合によっ
て構成されたポリオキシアルキレン基を表わし、Rは水
素原子又は炭素数1〜4のアルキル基を表わし、nは2
以上の数を表わし、pはXの価数を表わす。]で表わさ
れる少なくとも1種のポリエーテルであって、不飽和度
が0.05meq/g以下であることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アンモニアを冷媒
とする冷凍機用の潤滑剤に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、圧縮式冷凍機は、圧縮機、凝縮
器、膨張機構(膨張弁等)及び蒸発器からなり、その冷
媒としてトリクロロフルオロメタン(R11)、ジクロ
ロジフルオロメタン(R12)やクロロジフルオロメタ
ン(R22)等の塩素を含有するフッ化炭化水素(フロ
ン化合物)が長い間使用されてきた。これらのフロン化
合物は、オゾン層破壊という国際的な環境問題を引き起
こし、その使用が規制され、塩素を含有しないジフルオ
ロメタン(R32)、テトラフルオロエタン(R134
又はR134a)、ジフルオロエタン(R152又はR
152a)等のフロン化合物に転換されてきている。と
ころが、これら塩素を含有しないフロン化合物において
も、地球温暖化能が非常に高いため、長期的な面から見
ると環境問題を引き起こす恐れが指摘されている。
【0003】そこで、近年ではこのような環境問題を起
こさない冷媒として、炭化水素やアンモニア等が注目さ
れてきている。これらの冷媒は、フロン化合物と比較す
ると地球環境や人体に対する環境安全性という観点で遥
かに優れている。また、これらの化合物は冷媒としては
これまで主流ではなかったものの、古くから使用されて
きた実績もある。
【0004】これまで、アンモニアは、冷凍機油である
鉱油やアルキルベンゼン等と相溶しないために、圧縮機
出口側に油を分離回収して再び圧縮機入口側に戻す油循
環設備を装備する冷凍機のみに使用が制限されてきた。
また、このような油循環設備の機能が十分でないと、冷
凍機油が冷凍サイクル内に持ち出され、圧縮機の潤滑油
不足を招き、その結果摺動部において潤滑不良から焼き
付き等を引き起こし、装置寿命を著しく短縮してしまう
ことがある。また、蒸発器は低温であるために、冷凍サ
イクル内に持ち出された粘度の高い冷凍機油が蒸発器に
留まり、熱交換効率を低下させることもある。このため
アンモニアを使用する冷凍機は比較的大型で、定期的に
メンテナンスができる産業用の装置に限られていた。
【0005】しかし、前記のような環境問題を考慮し
て、アンモニア冷媒も見直されてきている。それに伴
い、アンモニア冷媒との相溶性を有し、フロン冷媒と同
様に油循環設備を必要としない冷凍機油が提案されてい
る。例えばEP0490810には、エチレンオキサイ
ド(EO)及びプロピレンオキサイド(PO)の共重合
体であり、EO/PO=4/1であるポリアルキレング
リコールからなる潤滑剤が開示されている。また、EP
585934には、EO/PO=2/1〜1/2である
1又は2官能性のポリアルキレングリコールからなる潤
滑剤が開示されている。更に、DE4404804で
は、一般式
【化2】RO―(EO)x−(PO)y−H (RはC1〜C8のアルキル基、x=y=5〜55)で表
わされるポリエーテル系潤滑剤が開示されている。ま
た、EP699737では、一般式
【化3】Z((CH2CH(R1)O)n−(CH2CH
(R1)O)mp−H (Zはアリール基の場合C6以上、アルキル基の場合C
10以上、R1は水素原子、メチル基又はエチル基、n=
0又は正数、m=正数、p=Zの価数)で表わされる潤
滑剤が開示されている。
【0006】また、特開平5−9483号公報及びWO
95/12594号公報には、ポリアルキレングリコー
ルジエーテルからなる、アンモニアとの相溶性及び安定
性に優れた冷凍機油が開示されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】アンモニア冷媒冷凍機
の冷凍機油として、上記のようなポリアルキレングリコ
ール系化合物を使用する場合、水酸基を2個有する2官
能性のポリアルキレングリコールは、安定性及び吸湿性
に問題があるという問題が指摘されている。また、上記
のようなポリアルキレングリコールジエーテルは、水酸
基を含有するポリアルキレングリコールよりもアンモニ
アとの相溶性が低く、構造によっては相溶しないという
問題を抱えている。また、ポリアルキレングリコールジ
エーテルは分子の末端をアルキル基で封鎖しているが、
末端封鎖を行うため製造工程が複雑になるという欠点を
有していた。
【0008】従って、本発明の目的は、アンモニア冷媒
との相溶性に優れ、且つ、潤滑性及び安定性に優れたア
ンモニアを冷媒として使用する冷凍機用の冷凍機油を提
供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明は、下記の
一般式(1)
【化4】X{−O−(AO)n−R}p (1) [式中、Xはモノオール又はポリオールから水酸基を除
いた残基を表わし、(AO)nはエチレンオキサイド及
び炭素数3以上のアルキレンオキサイドの共重合によっ
て構成されたポリオキシアルキレン基を表わし、Rは水
素原子又は炭素数1〜4のアルキル基を表わし、nは2
以上の数を表わし、pはXの価数を表わす。]で表わさ
れる少なくともポリエーテルであって、不飽和度が0.
05meq/g以下である、アンモニア冷媒を使用する
冷凍機用潤滑剤である。
【0010】
【発明の実施の形態】一般式(1)において、Xはモノ
オール又はポリオールから水酸基を除いた残基を表わ
す。モノオールとしては、例えば、メタノール、エタノ
ール、プロパノール、2−プロパノール、ブタノール、
2−ブタノール、ペンタノール、2−ペンタノール、3
−ペンタノール、イソペンチルアルコール、2−メチル
−4−ペンタノール、ヘキサノール、2級ヘキサノー
ル、イソヘキサノール、ヘプタノール、2級ヘプタノー
ル、オクタノール、2−エチルヘキサノール、2級オク
タノール、イソオクタノール、ノナノール、2級ノナノ
ール、1−デカノール、イソデシルアルコール、2級デ
カノール、ウンデカノール、2級ウンデカノール、2―
メチルデカノール、ラウリルアルコール、2級ドデカノ
ール、1−トリデカノール、イソトリデシルアルコー
ル、2級トリデカノール、ミリスチルアルコール、2級
テトラデカノール、ペンタデカノール、2級ペンタデカ
ノール、セチルアルコール、パルミチルアルコール、2
級ヘキサデカノール、ヘプタデカノール、2級ヘプタデ
カノール、ステアリルアルコール、イソステアリルアル
コール、2級オクタデシルアルコール、オレイルアルコ
ール、ベヘニルアルコール、エイコサノール、ドコサノ
ール、テトラコサノール、ヘキサコサノール、オクタコ
サノール、ミリシルアルコール、ラッセロール、テトラ
トリアコンタノール、アリルアルコール、シクロペンタ
ノール、シクロヘキサノール、2−ブチルオクタノー
ル、2−ブチルデカノール、2−ヘキシルオクタノー
ル、2−ヘキシルデカノール、2−ヘキシルドデカノー
ル、2−オクチルデカノール、2−オクチルドデカノー
ル、2−オクチルテトラデカノール、2−デシルドデカ
ノール、2−デシルテトラデカノール、2−デシルヘキ
サデカノール、2−ドデシルテトラデカノール、2−ド
デシルヘキサデカノール、2−ドデシルオクタデカノー
ル、2−テトラデシルオクタデカノール、2−テトラデ
シルイコサノール、2−ヘキサデシルオクタデカノー
ル、2−ヘキサデシルイコサノール等のアルコール;フ
ェノール、クレゾール、エチルフェノール、ターシャル
ブチルフェノール、ヘキシルフェノール、オクチルフェ
ノール、ノニルフェノール、デシルフェノール、ウンデ
シルフェノール、ドデシルフェノール、トリデシルフェ
ノール、テトラデシルフェノール、フェニルフェノー
ル、ベンジルフェノール、スチレン化フェノール、p−
クミルフェノール等のフェノールが挙げられる。
【0011】ポリオールとしては例えば、エチレングリ
コール、プロピレングリコール、1,4−ブタンジオー
ル、1,2−ブタンジオール、ネオペンチルグリコー
ル、1,6−ヘキサンジオール、1,2−オクタンジオ
ール、1,8−オクタンジオール、イソプレングリコー
ル、3−メチル−1,5−ペンタンジオール、ソルバイ
ト、カテコール、レゾルシン、ヒドロキノン、ビスフェ
ノールA、ビスフェノールF、水添ビスフェノールA、
水添ビスフェノールF、ダイマージオール等のジオー
ル;グリセリン、トリオキシイソブタン、1,2,3−
ブタントリオール、1,2,3−ペンタントリオール、
2−メチル−1,2,3−プロパントリオール、2−メ
チル−2,3,4−ブタントリオール、2−エチル−
1,2,3−ブタントリオール、2,3,4−ペンタン
トリオール、2,3,4−ヘキサントリオール、4−プ
ロピル−3,4,5−ヘプタントリオール、2,4−ジ
メチル−2,3,4−ペンタントリオール、ペンタメチ
ルグリセリン、ペンタグリセリン、1,2,4−ブタン
トリオール、1,2,4−ペンタントリオール、トリメ
チロールエタン、トリメチロールプロパン等の3価アル
コール;ペンタエリスリトール、エリスリトール、1,
2,3,4−ペンタンテトロール、2,3,4,5−ヘ
キサンテトロール、1,2,4,5−ペンタンテトロー
ル、1,3,4,5−ヘキサンテトロール、ジグリセリ
ン、ソルビタン等の4価アルコール;アドニトール、ア
ラビトール、キシリトール、トリグリセリン等の5価ア
ルコール;ジペンタエリスリトール、ソルビトール、マ
ンニトール、イジトール、イノシトール、ダルシトー
ル、タロース、アロース等の6価アルコール;蔗糖等の
8価アルコール、ポリグリセリン又はこれらの脱水縮合
物等が挙げられる。pはXの価数であり、1〜8の数が
好ましい。
【0012】また、Xは上記モノオール又はポリオール
から誘導された化合物の残基であってもよい。このよう
な化合物としては、上記モノオール又はポリオールのナ
トリウムアルコラート、カリウムアルコラート等が挙げ
られる。
【0013】これらの中でも、あまりXの価数pが大き
くなると、得られるポリエーテルの分子量が大きくなり
過ぎて粘度が高くなり過ぎたり、アンモニア冷媒との相
溶性が低下するので、Xの価数pは1〜3がより好まし
い。特に、pが1、即ち、Xはモノオールから水酸基を
除いた残基であることが最も好ましい。モノオールであ
っても、あまり炭素数が多くなるとアンモニア冷媒との
相溶性が低下する場合があるので、Xの炭素数は好まし
くは1〜8であり、より好ましくは1〜4であり、最も
好ましくはXはメチル基である。
【0014】また、一般式(1)において、(AO)n
は、エチレンオキサイド及び炭素数3以上のアルキレン
オキサイドの共重合によって構成されたポリオキシアル
キレン基を表わす。炭素数3以上のアルキレンオキサイ
ドとしては、プロピレンオキサイド、ブチレンオキサイ
ド、α−オレフィンオキサイド、スチレンオキサイド等
が挙げられる。エチレンオキサイド及び炭素数3以上の
アルキレンオキサイドの重合比は特に限定されないが、
重合生成物であるポリエーテルに、アンモニアとの優れ
た相溶性を付与するためには、少なくともエチレンオキ
サイドを必要とする。しかし、あまりエチレンオキサイ
ドの割合が増加すると、吸湿性や、流動点等の低温特性
が悪化したり、粉末状の固形物が析出、或いは沈殿する
場合があるので、(AO)nに占めるオキシエチレン基
の割合は50重量%以下が好ましく、50〜10重量%
がより好ましく、30〜10重量%が最も好ましい。ま
た、同様の理由により、本発明で用いる一般式(1)で
表わされるポリエーテルの分子中に占めるオキシエチレ
ン基の数の割合は、オキシアルキレン基全体の数に対し
て40%以下であることが好ましく、30%以下である
ことがより好ましく、20%以下であることが最も好ま
しい。
【0015】共重合の形態はブロック状重合、ランダム
状重合又はブロック状重合とランダム状重合の混合でも
よいが、(AO)nの部分が全てブロック状重合により
構成されたポリオキシアルキレン鎖であると、低温にお
ける流動性が悪化する場合があるため、(AO)nはラ
ンダム状重合により構成されたポリオキシアルキレン鎖
又は一部にランダム状重合を含むポリオキシアルキレン
鎖であることが好ましい。nは2以上の数を表わし、好
ましくは2〜150、より好ましくは5〜100であ
る。
【0016】また、一般式(1)において、Rは水素原
子又は炭素数1〜4のアルキル基を表わす。Rとしては
水素原子又はメチル基が好ましい。Rがアルキル基であ
る場合、一般式(1)で表わされるポリエーテルのアン
モニアとの相溶性は、一般的にRが水酸基であるものよ
り若干劣るが、安定性には優れる。
【0017】本発明で用いる一般式(1)で表わされる
ポリエーテルは、不飽和度が0.05meq/g以下で
なければならない。更に、0.04meq/g以下であ
ることが好ましく、0.03meq/g以下であること
がより好ましく、0.02meq/g以下であることが
最も好ましい。これは、オキシプロピレン基を含有する
本発明で用いる一般式(1)で表わされるポリエーテル
を製造する際に、プロピレンオキサイドが副反応を起こ
してアリル基を生成することがあるが、アリル基が生成
すると、まず潤滑剤自体の熱安定性が低下する。その
他、重合物を生成してスラッジの原因になったり、酸化
されやすいために過酸化物を生成する原因となる。過酸
化物が生成すると、分解してカルボニル基を生成し、こ
れがアンモニア冷媒と反応して酸アミドを生成し、やは
りキャピラリー詰まりの原因となるためである。
【0018】また、過酸化物価は10.0meq/kg
以下であることが好ましく、5.0meq/kg以下で
あることがより好ましく、1.0meq/kg以下であ
ることが最も好ましい。カルボニル価は、100重量p
pm以下であることが好ましく、50重量ppm以下で
あることがより好ましく、20重量ppm以下であるこ
とが最も好ましい。
【0019】このような不飽和度の低い一般式(1)で
表わされるポリエーテルを製造するためには、プロピレ
ンオキサイドを反応させる際の反応温度を、好ましくは
120℃以下、より好ましくは110℃以下とすること
が良い。また、製造に際してアルカリ触媒を使用するこ
とがあれば、これを除去するために無機系の吸着剤、例
えば、活性炭、活性白土、ベントナイト、ドロマイト、
アルミノシリケート等を使用すると、不飽和度を減ずる
ことができる。また、本発明の潤滑剤を製造する際に、
又は使用する際に酸素との接触を極力避けたり、酸化防
止剤を併用することも過酸化物価又はカルボニル価の上
昇を防ぐことができる。
【0020】尚、不飽和度、過酸化物価及びカルボニル
価は、日本油化学会制定の基準油脂分析試験法により測
定した値である。以下にその測定方法の概略を示す。 <不飽和度(meq/g)の測定方法>試料にウィス液
(ICl−酢酸溶液)を反応させ、暗所に放置し、その
後、過剰のIClをヨウ素に還元し、ヨウ素分をチオ硫
酸ナトリウムで滴定してヨウ素価を算出し、このヨウ素
価をビニル当量に換算し、それを不飽和度とした。 <過酸化物価(meq/kg)の測定方法>試料にヨウ
化カリウムを加え、生じた遊離のヨウ素をチオ硫酸ナト
リウムで滴定し、この遊離のヨウ素を試料1kgに対す
るミリ当量数に換算し、過酸化物価とした。 <カルボニル価(重量ppm)の測定方法>試料に2,
4−ジニトロフェニルヒドラジンを作用させ、発色性あ
るキノイドイオンを生ぜしめ、この試料の480nmに
おける吸光度を測定し、予めシンナムアルデヒドを標準
物質として求めた検量線を基に、カルボニル量に換算し
た。
【0021】本発明の潤滑剤は、上記条件を満たす一般
式(1)で表わされるポリエーテルであって、Rが水素
原子の場合は、Xの反対側の構造末端が水酸基である化
合物となる。本発明に使用する一般式(1)で表わされ
るポリエーテルにおいて、この構造末端に位置する水酸
基について、2級水酸基の数が、全水酸基の数の50%
以上であることが好ましく、70%以上であることがよ
り好ましく、80%以上であることが最も好ましい。こ
れは、構造末端に位置する水酸基のうち、50%以上が
2級水酸基であると、アンモニア冷媒に対して優れた安
定性を示すためである。
【0022】即ち、一般に、1級炭素原子に結合した水
酸基は、酸化を受けるとアルデヒドを経てカルボン酸に
変化するが、カルボン酸はアンモニア存在下では酸アミ
ドを生成しこれが析出してくる恐れがある。それに比べ
て2級炭素原子に結合した水酸基は酸化を受けてもケト
ンに変化するのみであり、アンモニア存在下ではケトン
はカルボン酸に比べて安定であるためである。尚、2級
水酸基とは、2級の炭素原子に結合した水酸基である。
【0023】本発明で用いる一般式(1)で表わされる
ポリエーテルの分子量は特に限定されないが、分子量と
粘度は比例する傾向があるので、粘度を以下に述べる好
適な粘度範囲にするためには、分子量は300〜3,0
00程度が好ましい。
【0024】本発明で用いる一般式(1)で表わされる
ポリエーテルの動粘度は特に限定されないが、あまり粘
度が低いとシール性が悪く、潤滑性能も低下する場合が
あり、あまり粘度が高いとアンモニアとの相溶性が低下
し、エネルギー効率も悪くなる。従って、40℃におけ
る動粘度は好ましくは15〜200cSt、より好まし
くは20〜150cStがよい。
【0025】冷媒であるアンモニアと、本発明の潤滑剤
は、冷媒の冷却能力及び潤滑剤のシール性の面から、重
量比で99/1〜1/99の範囲で使用することが好ま
しく、95/5〜30/70の範囲で使用することがよ
り好ましい。
【0026】本発明で用いる一般式(1)で表わされる
ポリエーテルは、アンモニア冷媒の冷凍機に使用する潤
滑剤であるため、水分、塩素等の不純物はできるだけ少
ないほうが好ましい。水分は潤滑剤や添加剤等の劣化を
促進するので、少ないほど良く、500ppm以下が好
ましく、300ppm以下がより好ましく、100pp
m以下が最も好ましい。一般的にポリエーテルは吸湿性
があるので、保管中や冷凍機に充填する際に注意を要す
るが、減圧下での蒸留や乾燥剤を充填したドライヤーを
通すことによって除去することができる。
【0027】また、本発明で用いる一般式(1)で表わ
されるポリエーテルのうち、Rが炭素数1〜4のアルキ
ル基であるものを製造する場合、塩化メチル等の塩素を
含む化合物を原料として使用する場合があるが、塩素は
アンモニア存在下ではアンモニウム塩を形成し、キャピ
ラリー詰まりの原因になるので、塩素含量は少ないほど
良く、100ppm以下が好ましく、50ppm以下が
より好ましい。
【0028】本発明で用いられる一般式(1)で表わさ
れるポリエーテル製造方法は特に限定されず、通常のポ
リエーテルの製造方法によればよい。例えば、出発物質
であるメタノール等のアルコールに、水酸化ナトリウ
ム、水酸化カリウム等のアルカリ触媒の存在下、エチレ
ンオキサイドと炭素数3以上のアルキレンオキサイド
(例えばプロピレンオキサイド)との混合アルキレンオ
キサイドを、温度100〜150℃、圧力0〜10kg
/cm2程度で反応させればよい。
【0029】本発明の潤滑剤には、必要に応じて他の成
分を添加することができる。例えば、鉱油、アルキルベ
ンゼン、ポリアルキレングリコールジエーテル、ポリア
ルキレングリコール、ポリオールエステル等の周知の冷
凍機用潤滑剤や、トリクレジルホスフェート、トリフェ
ニルホスフェート等の極圧剤;2,6−ジ−ターシャリ
ブチル−4−メチルフェノール、4,4’−メチレンビ
ス−2,6−ジ−ターシャリブチルフェノール、ジオク
チルジフェニルアミン、ジオクチル−p−フェニレンジ
アミン等の酸化防止剤;フェニルグリシジルエーテル等
の安定剤;グリセリンモノオレイルエーテル、グリセリ
ンモノラウリルエーテル等の油性剤;ベンゾトリアゾー
ル等の金属不活性化剤;ポリジメチルシロキサン等の制
泡剤等の添加剤を適宜配合することができる。更に、清
浄分散剤、粘度指数向上剤、防錆剤、腐食防止剤、流動
点降下剤等の添加剤も必要に応じて配合することができ
る。これらの添加剤は、通常、本発明の潤滑剤に対して
0.01〜10重量%程度配合される。
【0030】
【実施例】以下、実施例により本発明を更に具体的に説
明する。尚、以下の実施例中、「部」及び「%」は特に
記載が無い限り重量基準である。また、EOはオキシエ
チレン基、POはオキシプロピレン基の略基であり、両
者の間にある記号「−」はブロック状共重合を表わし、
「/」はランダム状共重合を表わす。各実施例及び比較
例について、以下の試験を行い、アンモニア冷媒を使用
する冷凍機用の潤滑剤としての評価を行った。
【0031】(製造例)3リットル容のオートクレーブ
に、メタノール64gと触媒として水酸化カリウム8g
を仕込んだ。触媒溶解後、反応温度100〜150℃、
圧力0〜10kg/cm2で、プロピレンオキサイド
1,548gとエチレンオキサイド388g(重量比8
/2)の混合アルキレンオキサイドを反応させた。熟成
後、反応温度100〜150℃、圧力0〜10kg/c
2で、プロピレンオキサイドを200g反応させ、実
施例1の潤滑剤を得た。その他の実施例及び比較例の潤
滑剤も同様の方法で製造した。各試料の不飽和度は、前
述の方法により測定した。
【0032】<アンモニアとの相溶性>各試料5mlと
アンモニア1mlをガラスチューブに封入した後、室温
から毎分1℃の速度で冷却していき、2層分離を起こす
温度を測定した。 <ファレックス焼付荷重>各試料の潤滑性を評価するた
めに、ASTM−D−3233−73に準拠してファレ
ックス焼付荷重を測定した。 <ボンベテスト>アンモニア雰囲気下における各試料の
安定性を評価するために、以下の試験を行った。即ち、
触媒として直径1.6mmφの鉄線を装填した300m
lのボンベに各試料を50gずつ入れ、アンモニアで
0.6kg/cm2Gまで加圧し、更に窒素ガスで5.
7kg/cm2Gまで加圧した。その後、150℃まで
加熱して同温度で7日間保持した。その後、室温まで放
冷し、気体を除いて圧力を下げた後、更に減圧にして試
料からアンモニアを除去した。こうして得られた試料の
全酸価及び色相を測定した。また、更にテスト後の試料
を100mlのビーカーに移して室温で5時間放置後、
外観の変化を目視にて観察し、以下の評点にて評価し
た。得られた結果を表1に記載する。 0:異常無し(テスト前と同じ状態)。 1:ビーカーの底に粉末状の沈殿物が僅かに見られる。 2:評点1と3の中間の状態。 3:ビーカーの底全面に、粉末状の沈殿物が見られる。 4:固化、又は、室温での流動性が無くなった。
【0033】
【表1】
【0034】表1中、{(PO)/(EO)}は、プロ
ピレンオキサイドとエチレンオキサイドのランダム共重
合を表わす。Gは、グリセリンから水酸基を除いた残基
を表わす。尚、各試料の水分含量をカールフィッシャー
水分測定機を使用して測定したところ、何れも300p
pm以下であった。また、各試料の過酸化物価及びカル
ボニル価を前記の方法により測定したところ、過酸化物
価は2.5meq/kg〜3.2meq/kg、カルボ
ニル価は10重量ppm〜15重量ppmであった。ま
た、*印は{(PO)/(EO)}の部分の重量比を表
わす。但し、実施例7及び比較例5については全体につ
いての(PO)/(EO)比を表わす。
【0035】
【発明の効果】本発明の効果は、アンモニア冷媒との相
溶性に優れ、且つ、潤滑性及び安定性に優れたアンモニ
アを冷媒として使用する冷凍機用の冷凍機油を提供した
ことにある。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C10N 40:30 (72)発明者 山本 五郎 東京都荒川区東尾久7丁目2番35号 旭電 化工業株式会社内 (72)発明者 開米 貴 埼玉県戸田市新曽南三丁目17番35号 株式 会社ジャパンエナジー内 (72)発明者 高橋 仁 埼玉県戸田市新曽南三丁目17番35号 株式 会社ジャパンエナジー内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記の一般式(1) 【化1】X{−O−(AO)n−R}p (1) [式中、Xはモノオール又はポリオールから水酸基を除
    いた残基を表わし、(AO)nはエチレンオキサイド及
    び炭素数3以上のアルキレンオキサイドの共重合によっ
    て構成されたポリオキシアルキレン基を表わし、Rは水
    素原子又は炭素数1〜4のアルキル基を表わし、nは2
    以上の数を表わし、pはXの価数を表わす。]で表わさ
    れる少なくとも1種のポリエーテルであって、不飽和度
    が0.05meq/g以下である、アンモニア冷媒を使
    用する冷凍機用潤滑剤。
  2. 【請求項2】 (AO)nが、エチレンオキサイド及
    び、プロピレンオキサイド及び/又はブチレンオキサイ
    ドのランダム状共重合によって構成されたポリオキシア
    ルキレン基又は一部にランダム状共重合を含むポリオキ
    シアルキレン基である、請求項1に記載の冷凍機用潤滑
    剤。
  3. 【請求項3】 一般式(1)で表わされるポリエーテル
    の40℃における動粘度が、15〜200cStであ
    る、請求項1又は2に記載の冷凍機用潤滑剤。
  4. 【請求項4】 (AO)n中に占めるオキシエチレン基
    の割合が、50〜10重量%である、請求項1乃至3の
    何れか1項に記載の冷凍機用潤滑剤。
  5. 【請求項5】 Rが水素原子であって、一般式(1)で
    表わされるポリエーテルの構造末端に位置する水酸基の
    うち、2級水酸基の数が、全水酸基の数の50%以上で
    ある、請求項1乃至4の何れか1項に記載の冷凍機用潤
    滑剤。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001051594A1 (fr) * 2000-01-12 2001-07-19 Japan Energy Corporation Appareil de refrigeration fonctionnant a l'ammoniac
WO2001053440A1 (fr) * 2000-01-21 2001-07-26 Japan Energy Corporation Lubrifiant pour machine de refrigeration utilisant un frigorigene a l'ammoniac
JP2002212578A (ja) * 2001-01-22 2002-07-31 Asahi Denka Kogyo Kk ポリアルキレングリコール系潤滑剤
CN102679604A (zh) * 2011-03-10 2012-09-19 三菱电机株式会社 冷冻循环装置

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