JP2000109079A - 把手体および把手付プラスチックボトル - Google Patents

把手体および把手付プラスチックボトル

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JP2000109079A
JP2000109079A JP10281264A JP28126498A JP2000109079A JP 2000109079 A JP2000109079 A JP 2000109079A JP 10281264 A JP10281264 A JP 10281264A JP 28126498 A JP28126498 A JP 28126498A JP 2000109079 A JP2000109079 A JP 2000109079A
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JP
Japan
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handle
grip
plastic bottle
grip portion
outer plate
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JP10281264A
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English (en)
Inventor
Hidekatsu Okamoto
秀勝 岡本
Akira Takeda
明 武田
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Mitsubishi Plastics Inc
Original Assignee
Mitsubishi Plastics Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 握り心地が改善された把手体および把手付プ
ラスチックボトルを提供する。 【解決手段】 握り部31とその上下から横方向に延出
成形した取り付け腕32、33とを有する把手体3であ
って、該把手体3の握り部31を、内側板101と外側
板102とを中央リブ103により連結した横断面H型
構造とするとともに、前記内側板と外側板の一方または
双方の両側縁部付近のみに滑り止め用凹凸部11を形成
したことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、把手体および把手
付プラスチックボトルに関する。
【0002】
【従来の技術】プラスチックボトル本体の側面に把手取
り付け用凹部を形成し、該凹部に、握り部とその上下か
ら横方向に延出成形した取り付け腕とを有する把手体
を、前記取り付け腕の先部に前記凹部の奥部の壁を被せ
るようにして固定して取り付けてなる把手付プラスチッ
クボトルは知られている。
【0003】そしてまた、把手体の握り部を、内側板と
外側板とを中央リブにより連結した横断面H型構造とす
ることにより、握り心地の改善、軽量化および材料の節
約を図ることも提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の横断面H型構造の把手体および把手付プラスチック
ボトルはさらに、握り心地の改善を望まれている。
【0005】本発明は前記の要望をかなえた新規の把手
体および把手付プラスチックボトルを提供することを目
的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記の目的は以下の手段
によって達成される。
【0007】すなわち、本発明は握り部とその上下から
横方向に延出成形した取り付け腕とを有する把手体であ
って、該把手体の握り部を、内側板と外側板とを中央リ
ブにより連結した横断面H型構造とするとともに、前記
内側板と外側板の一方または双方の両側縁部付近のみに
滑り止め用凹凸部を形成したことを特徴とする把手体お
よびプラスチックボトル本体の側面に把手取り付け用凹
部を形成し、該凹部に、握り部とその上下から横方向に
延出成形した取り付け腕とを有する把手体を、前記取り
付け腕の先部に前記凹部の奥部の壁を被せるようにして
固定して取り付けてなる把手付プラスチックボトルにお
いて、該把手体の握り部を、内側板と外側板とを中央リ
ブにより連結した横断面H型構造とするとともに、前記
内側板と外側板の一方または双方の、両側縁部付近のみ
に滑り止め用凹凸部を形成したことを特徴とする把手付
プラスチックボトルを提案するものである。
【0008】本発明によれば、把手体の握り部を、内側
板と外側板とを中央リブにより連結した横断面H型構造
とするとともに、前記内側板と外側板の一方または双方
の、両側縁部付近のみに滑り止め用凹凸部を形成したこ
とを特徴とするので、横断面H型構造自体の撓みやすさ
に加えて、両側縁部付近のみに凹凸部を形成して微妙な
柔らかさを生み出し、中央部は滑らかに仕上げて全体の
感触を損なうことなく滑り止め効果を発揮するという効
果がある。
【0009】本発明のボトル本体はプラスチック、例え
ばポリエチレンテレフタレートで代表されるポリエステ
ル樹脂を用いて、まず、射出成形により中間製品である
管状素材(以下、プリフォームという。)を形成し、次
いで、該プリフォームを延伸温度、例えばポリエチレン
テレフタレートの場合は90〜120℃まで加熱した状
態でブロー成形型内にセットし、前記プリフォーム内に
高圧空気等を吹き込んで2軸延伸ブロー成形して得られ
る。本発明において、把手体はポリエチレンテレフタレ
ートで代表されるポリエステル樹脂、ポリプロピレン、
ポリエチレン等が使用できる。特に、把手体の材質とし
てボトル本体と同様のポリエステル樹脂を採用すると、
回収してリサイクルする際に、本体と一緒に処理するこ
とができ、また把手体として再生樹脂を使用することが
できるので好ましい。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面を参照して更
に詳細に説明する。
【0011】図1は、本発明の把手体の一例を示す側面
図、図2は図1のA−A拡大断面図、図3は把手付プラ
スチックボトルの一例を示す一部切欠いた側面部分断面
図である。
【0012】本発明は、図1〜3に基づいて説明する
に、握り部31とその上下から横方向に延出成形した取
り付け腕32、33とを有する把手体3であって、該把
手体3の握り部31を、内側板101と外側板102と
を中央リブ103により連結した横断面H型構造とする
とともに、前記内側板と外側板の一方または双方の両側
縁部付近のみに滑り止め用凹凸部11を形成した把手体
3およびプラスチックボトル本体1の側面に把手取り付
け用凹部2を形成し、該凹部2に、握り部31とその上
下から横方向に延出成形した取り付け腕32、33とを
有する把手体3を、前記取り付け腕の先部に前記凹部2
の奥部の壁201を被せるようにして固定して取り付け
てなる把手付プラスチックボトルにおいて、該把手体3
の握り部31を、内側板101と外側板102とを中央
リブ103により連結した横断面H型構造とするととも
に、前記内側板101と外側板102の一方または双方
の、両側縁部付近のみに滑り止め用凹凸部11を形成し
たことを特徴とする把手付プラスチックボトルである。
【0013】把手体3は、握り部31とその上下から横
方向に延出成形した取り付け腕32、33とを有する。
【0014】図1,2の例では、取付け腕32、33の
先端には係止突起321、331を形成してあるがこれ
に限らず、図示しないが、取付け腕の先端同士を内側か
ら橋渡しするように取付け板を形成して、該取付け板に
取付け孔を形成してボトル本体の壁と係合できるように
した形態も取り得る。
【0015】把手体3の握り部31を、内側板101と
外側板102とを中央リブ103により連結した横断面
H型構造とするとともに、図1乃至図2に示すように前
記内側板101の、両側縁部付近のみに滑り止め用凹凸
部11を形成したので、横断面H型構造自体の撓みやす
さに加えて、両側縁部付近のみに凹凸部を形成して内側
板101と外側板102などに微妙な柔らかさを生み出
し、一方両側縁部付近を除く、中央部の大部分は滑らか
に仕上げて全体の感触を損なうことなく、凹凸部11に
よる滑り止め効果を発揮する。
【0016】図示しないが、外側板102あるいは内側
板101と外側板102の双方の、両側縁部付近のみに
凹凸部11を形成してもよい。
【0017】把手体3を製造するためには、移動型と固
定型とから構成され、両型が把手体3の中央に対応する
部分から分割できる射出成形型を用いるが、その際に把
手体3の握り部31を、内側板101と外側板102と
を中央リブ103により連結した横断面H型構造とする
とともに、前記内側板101と外側板102の一方また
は双方の、両側縁部付近のみに滑り止め用凹凸部11を
形成したので、滑り止め用凹凸部11が分割および製品
の取り出し方向と一致し、アンダーカットになりにくい
ので、分割および製品の取り出しの際に抵抗となりにく
く好ましい。
【0018】図3に示すような本発明の把手付プラスチ
ックボトルは、ブロー成形用金型(図示せず)内に、把
手体の取り付け腕の先部が突出するようにセットしてお
き、その状態でブロー成形してプラスチックボトル本体
1を形成するとともに、取り付け腕の先部の係止突起3
21、331にプラスチックボトル本体の把手取り付け
用凹部2の奥部の壁201を巻き付けるようにして固定
する、いわゆるインサート成形法によって製造される。
【0019】
【発明の効果】本発明は、握り部とその上下から横方向
に延出成形した取り付け腕とを有する把手体であって、
該把手体の握り部を、内側板と外側板とを中央リブによ
り連結した横断面H型構造とするとともに、前記内側板
と外側板の一方または双方の両側縁部付近のみに滑り止
め用凹凸部を形成した把手体およびプラスチックボトル
本体の側面に把手取り付け用凹部を形成し、該凹部に、
握り部とその上下から横方向に延出成形した取り付け腕
とを有する把手体を、前記取り付け腕の先部に前記凹部
の奥部の壁を被せるようにして固定して取り付けてなる
把手付プラスチックボトルにおいて、該把手体の握り部
を、内側板と外側板とを中央リブにより連結した横断面
H型構造とするとともに、前記内側板と外側板の一方ま
たは双方の、両側縁部付近のみに滑り止め用凹凸部を形
成したことを特徴とする把手付プラスチックボトルであ
るので、横断面H型構造自体の撓みやすさに加えて、両
側縁部付近のみに凹凸部を形成して微妙な柔らかさを生
み出し、中央部は滑らかに仕上げて全体の感触を損なう
ことなく滑り止め効果を発揮するという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の把手体の一例を示す側面図である。
【図2】図1のA−A拡大断面図である。
【図3】本発明の把手付プラスチックボトルの一例を示
す一部切り欠いた側面部分断面図である。
【符号の説明】
1 ボトル本体 2 把手取付け用凹部 201 奥部の壁 3 把手体 31 握り部 32 上部取付け腕 33 下部取付け腕 11 凹凸部 101 内側板 102 外側板 103 中央リブ 321、331 係止突起

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 握り部とその上下から横方向に延出成形
    した取り付け腕とを有する把手体であって、該把手体の
    握り部を、内側板と外側板とを中央リブにより連結した
    横断面H型構造とするとともに、前記内側板と外側板の
    一方または双方の両側縁部付近のみに滑り止め用凹凸部
    を形成したことを特徴とする把手体。
  2. 【請求項2】 プラスチックボトル本体の側面に把手取
    り付け用凹部を形成し、該凹部に、握り部とその上下か
    ら横方向に延出成形した取り付け腕とを有する把手体
    を、前記取り付け腕の先部に前記凹部の奥部の壁を被せ
    るようにして固定して取り付けてなる把手付プラスチッ
    クボトルにおいて、該把手体の握り部を、内側板と外側
    板とを中央リブにより連結した横断面H型構造とすると
    ともに、前記内側板と外側板の一方または双方の、両側
    縁部付近のみに滑り止め用凹凸部を形成したことを特徴
    とする把手付プラスチックボトル。
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