JP2000109011A - 包装装置におけるシール閉塞前のフィルム包装袋の脱気装置 - Google Patents

包装装置におけるシール閉塞前のフィルム包装袋の脱気装置

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JP2000109011A
JP2000109011A JP10279079A JP27907998A JP2000109011A JP 2000109011 A JP2000109011 A JP 2000109011A JP 10279079 A JP10279079 A JP 10279079A JP 27907998 A JP27907998 A JP 27907998A JP 2000109011 A JP2000109011 A JP 2000109011A
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packaging
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Toru Hirasawa
徹 平沢
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 きれいに丸みを帯びるように整形することが
可能な包装装置におけるシール閉塞前のフィルム包装袋
の脱気装置を提供する。 【解決手段】 左右一対に配設したシリンダ装置16を包
装装置の支点部16Bを基点として揺動可能に設け、この
左右に配設したシリンダ装置16のロッド16Aの内方側へ
の突出可動によって前記フィルム包装袋12を左右方向か
ら押さえ付ける左右一対の脱気部15を、上方に配設した
支点部17を支点として略円弧上の軌道で夫々内方側へ移
動するように構成し、前記左右の脱気部15の押圧面の形
状を湾曲状若しくは屈曲状として、前記フィルム包装袋
12内の被包装物3の左右部を抱持又は左右部の下部を被
包装物3の中心方向へ向けて上方へ押し上げつつ押さえ
つけるように構成したことを特徴とする包装装置におけ
るシール閉塞前のフィルム包装袋の脱気装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばロール状フ
ィルムから引き出し搬送するフィルムを筒状に製袋しつ
つ、このフィルム内に被包装物を順次投入し、上部を横
シールし、被包装物間を縦シールした後切断して、次々
と連続的に包装する包装装置に設けられ、前記縦シール
する前のフィルム包装袋を外方から押さえ付けて脱気す
る包装装置におけるシール閉塞前のフィルム包装袋の脱
気装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、フィルム包装袋の脱気装置を備え
た包装装置として、例えば特開平10−86902号公
報が提案されている。これは、供給部に回転自在に設け
たロール状フィルム、即ち連続的にロール状に巻かれた
フィルム原反から引き出されるヒートシール可能な帯状
フィルムを、搬送ガイド部を介して上部を開口状態とし
て二つ折り状態に折り返して前方へ間欠的に搬送する搬
送装置を備えると共に、搬送ガイド部に二つ折り状態の
フィルムの左右上縁を所定長さ開口保持した状態で搬送
ガイドする開放案内部を投入部として設け、この投入部
からフィルム内に所定間隔をおいて被包装物を投入し、
この被包装物を収納したフィルムの上部開口部を重合し
ヒートシールして筒状フィルムとする横シール装置を設
け、前記搬送装置により間欠搬送される筒状フィルムの
被包装物同志の間の部分をヒートシールする縦シール装
置と、この縦シール部分の中程部を切断して後続の筒状
フィルムと搬送側の被包装物入りフィルム包装袋を切り
離す切断装置とを前記搬送装置の搬送終端に設けた構成
としている。
【0003】また、前記投入部の開放案内部上に順次手
で被包装物を載置したり、或いは、コンベア装置などの
供給装置の排出端をこの開放案内部の上方に臨ませて、
開放案内部上に被包装物を順次自動落下載置したりして
投入する構成とし、このように投入した(開放案内部上
に載置した)被包装物が、二つ折り状態のフィルムと共
に搬送され、前記各処理が施され製袋されるように構成
している。
【0004】また、筒状フィルムの被包装物と被包装物
との間の部分をヒートシールする前の搬入側が未閉塞状
態の被包装物入りのフィルム包装袋を、上方並びに左右
方向から押さえ付け脱気する脱気装置を設け、この脱気
装置によりフィルム包装袋内の不要な空気を脱気すると
共に、この押さえ付けによって包装形態を整形した後
に、前記縦シール閉塞し、この縦シール部分の中程部を
切断して後続の筒状フィルムとシール閉塞を完了した被
包装物入りのフィルム包装袋を搬出するように構成して
いる。
【0005】従来、このような包装装置における脱気装
置は、排出用の搬送装置の搬送面上にフィルム包装袋を
載置支承した状態で、シリンダ装置で可動する脱気部に
よって上方並びに左右方向の三方から押し付け脱気並び
に整形を行うものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この従
来の脱気装置の左右方向から押し付ける脱気部は、単に
左右にシリンダ装置を横設し、このシリンダ装置を内方
へ向かって水平に突出可動するロッドに脱気部を設けた
構成であり、この左右一対の脱気部に加え、上方から押
さえ付ける上側の脱気部の押圧力によって前記左右の脱
気部に押圧負荷がかかると直接シリンダ装置のロッドに
横方向から負荷が加わりやすく、このためシリンダ装置
の駆動に支障を来すおそれがある。
【0007】一方、単に左右の平板状の脱気部で横圧し
ただけでは、包装形態は方形状となってしまうが、市場
において被包装物の種類によっては断面が丸くなるよう
に整形したい要望も多く、その為には、単に真横から横
圧する従来構成においては、丸く整形することは難し
く、また脱気部の下端をできるだけフィルム包装袋の底
部付近を横圧するように構成しようとすると、支承面に
当接するおそれがあり、これがロッドへの負荷荷重とし
て直接加わるおそれがある。
【0008】また、フィルム包装袋をしわを片寄らせず
にきれいに丸く整形するためには、放射方向から均一に
押圧することが望ましいが、上から押圧しつつ従来のよ
うに単に左右の水平方向から横圧する構成では、たとえ
脱気部の押圧面の形状をR面に形成してもあくまで左右
の押圧方向は水平方向であるために、包装袋の底面側に
しわが片寄りきれいに丸く整形することはできないこと
がある。この場合、一般的にフィルムのシール部分と反
対側である筒状のフィルムの底部には、被包装物の内容
物を示す印刷などによる表示部が施されているため、こ
の底部側が皺によってフィルムが片寄ってしまうと、表
示部の内容が読みとれなくなってしまい、結果的にその
包装物の包装形態を良好に保てなくなってしまうという
不具合を招くことがある。
【0009】本発明はこのような問題点を見い出し、シ
リンダ装置のロッドに加わるおそれのある負荷荷重を軽
減でき、またきれいに丸みを帯びるように整形すること
が可能となる画期的な包装装置におけるシール閉塞前の
フィルム包装袋の脱気装置を提供することを目的として
いる。
【0010】
【課題を解決するための手段】添付図面を参照して本発
明の要旨を説明する。
【0011】搬送装置2によって上部を開口状態として
折り返したフィルム1を包装部Hへ搬送供給し、このフ
ィルム1により被包装物3を包装する包装装置に設けら
れ、前記被包装物3を包装したシール閉塞前のフィルム
包装袋12を上方並びに左右方向から押さえ付けて脱気す
るように構成した包装装置におけるシール閉塞前のフィ
ルム包装袋の脱気装置において、左右一対に配設したシ
リンダ装置16を包装装置の支点部16Bを基点として揺動
可能に設け、この左右に配設したシリンダ装置16のロッ
ド16Aの内方側への突出可動によって前記フィルム包装
袋12を左右方向から押さえ付ける左右一対の脱気部15
を、上方に配設した支点部17を支点として略円弧上の軌
道で夫々内方側へ移動するように構成し、前記左右の脱
気部15の押圧面の形状を湾曲状若しくは屈曲状として、
前記フィルム包装袋12内の被包装物3の左右部を抱持又
は左右部の下部を被包装物3の中心方向へ向けて上方へ
押し上げつつ押さえつけるように構成したことを特徴と
する包装装置におけるシール閉塞前のフィルム包装袋の
脱気装置に係るものである。
【0012】また、前記左右の脱気部15を、下方が夫々
内方側へ湾曲若しくは屈曲した抱持状板で構成し、この
左右の脱気部15が夫々略円弧上の軌道で内方側へ移動す
ることで、この脱気部15の下部が前記フィルム包装袋12
の底部をすくい上げつつ左右部を押さえ付けて脱気する
と共に丸みを帯びた包装形態に整形するように構成した
ことを特徴とする請求項1記載の包装装置におけるシー
ル閉塞前のフィルム包装袋の脱気装置に係るものであ
る。
【0013】また、前記シール閉塞前のフィルム包装袋
12を搬送面11Aに載置支承した状態で前記左右の脱気部
15、並びに上部に配設したシリンダ装置19のロッド19A
の下方への突出可動によって下降移動する上部の脱気部
20とにより三方から押さえ付けて、前記シール閉塞前の
フィルム包装袋12を脱気すると共に少なくとも下部が丸
みを帯びた包装形態に整形するように構成したことを特
徴とする請求項1,2のいずれか1項に記載の包装装置
におけるシール閉塞前のフィルム包装袋の脱気装置に係
るものである。
【0014】また、前記上方に配設した支点部17を支点
として回動する左右の回動アーム部18の下部に夫々前記
左右の脱気部15を設け、前記左右に配設したシリンダ装
置16の先端側のロッド16Aを前記左右の脱気部15若しく
は前記アーム部18の下部に夫々枢着し、このシリンダ装
置16の基端側を機体に枢着して回動自在に配設して、前
記左右のシリンダ装置16のロッド16Aの内方側への突出
可動によって、前記左右の脱気部15は夫々略円弧上の軌
道で内方側へ移動して前記フィルム包装袋12を左右方向
から押さえ付けるように構成したことを特徴とする請求
項1〜3のいずれか1項に記載の包装装置におけるシー
ル閉塞前のフィルム包装袋の脱気装置に係るものであ
る。
【0015】また、前記ロール状フィルムRからフィル
ム1を引き出しながら上部を開口状態として二つ折り状
態に折り返したフィルム1を連続的に搬送する搬送装置
2の搬入側に設けられ、このフィルム1内に被包装物3
を所定間隔を置いて投入し得る投入部4と、前記搬送装
置2の途中に設けられ、被包装物3が投入されたフィル
ム1の上部開口部を閉塞しフィルム1を筒状に形成する
横シール装置5と、前記搬送装置2の搬送終端若しくは
前記横シール装置5よりも搬送側の搬送途中に設けら
れ、搬送される筒状のフィルム1の被包装物3と被包装
物3との間を閉塞する縦シール装置6と、この縦シール
装置6により閉塞されたフィルム1のシール部分の中程
部を切断して後続の筒状のフィルム1と搬送側の被包装
物入り包装袋12とを切り離す切断装置7とを備えた包装
装置に適用し、包装装置の前記切断装置7の搬送側に配
設したことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に
記載の包装装置におけるシール閉塞前のフィルム包装袋
の脱気装置に係るものである。
【0016】
【発明の実施の形態】最も最良と考える本発明の実施の
形態(発明をどのように実施するか)を、図面に基づい
てその作用効果を示して簡単に説明する。
【0017】左右一対に配設したシリンダ装置16を包装
装置の支点部16Bを基点として揺動可能に設け、この左
右に配設したシリンダ装置16を作動させてロッド16Aが
内方側へ突出可動すると、このロッド16Aに設けた脱気
部15は夫々内方側へ移動するが、このときこの左右の脱
気部15は夫々上方に設けた支点部17を支点として、例え
ばアーム部18による振り子回動による規制によって略円
弧上の軌道で移動して被包装物3入りフィルム包装袋12
を左右方向から押圧し、脱気する。
【0018】このとき、前記脱気部15の略円弧上の軌道
の動きに連れてシリンダ装置16も支点部16Bを基点とし
て揺動移動して追従作動する。
【0019】従って、左右の脱気部15は、円弧軌道に規
制されて内方側へ移動すると共に、脱気部15の押圧面の
形状は湾曲状若しくは屈曲状に形成されているため、脱
気部15の下部はフィルム包装袋12内の被包装物3の左右
部を抱持又は左右部の下部を被包装物3の中心方向へ向
けて上方へ押し上げつつ押圧することになり、たとえフ
ィルム包装袋12が支承面に載置状態であっても、しわが
片寄らずに少なくともフィルム包装袋12の下部が丸くな
るように体裁良く良好に整形することが可能となる。
【0020】また、前記左右の脱気部15に加え、上方か
ら押さえ付ける上側の脱気部20によって三方から包装袋
12を押さえ付けることにより、丸みを持たせた包装形態
にて包装袋12内の脱気を良好に行うことができる。この
際、前記上方側から押し圧される脱気部20の押し圧力
は、前記シリンダ装置16のロッド16Aに直接加わること
なく、左右の脱気部15を取り付けるアーム部18及びその
支持部側である支点部17側に加わることとなり、これに
より前記シリンダ装置16のロッド16Aの横方向の往復移
動による駆動に支障を来すおそれもない。
【0021】
【実施例】本発明の具体的な実施例について図面に基づ
いて説明する。
【0022】本発明に係る脱気装置を備えた(本発明を
適用する)本実施例の包装装置の概略構成・作動につい
て図1〜図3に基づいて説明する。
【0023】供給部Sに回転自在に設けたロール状フィ
ルムR、即ち連続的にロール状に巻かれたフィルム原反
Rからブレーキ装置Bのブレーキ解除(当接部22の離反
動作)によって引き出されるヒートシール可能な帯状フ
ィルム1を、搬送ガイド部Gを介して上部を開口状態と
して二つ折り状態に折り返して前方へ間欠的に搬送する
搬送装置2を備えると共に、この搬送ガイド部Gに二つ
折り状態のフィルム1の左右上縁を所定長さ開口保持し
た状態で搬送ガイドする開放案内部を投入部4として設
け、この投入部4からフィルム1内に所定間隔をおいて
例えばきのこなどの被包装物3を投入し、この被包装物
3を収納したフィルム1の上部開口部を重合しヒートシ
ールして筒状フィルム1とする横シール装置5を設け、
前記搬送装置2により間欠搬送される筒状フィルム1の
被包装物3と被包装物3との間の部分を挾着しヒートシ
ールする縦シール装置6と、この縦シール部分の中程部
を切断して後続の筒状フィルム1と搬送側の被包装物3
入りフィルム包装袋12を切り離す切断装置7とを前記搬
送装置2の搬送終端に設け、この切断装置7よりも更に
搬送側に乗り移り搬送装置11を設け、この乗り移り搬送
装置11の搬送面11A上に被包装物3入りの搬入側が未だ
シール閉塞される前のフィルム包装袋12が載置支承され
るが、このフィルム包装袋12の上方にこの包装袋12を押
さえ付けて整形すると共に脱気する脱気装置Dを設け、
脱気した後に前記縦シール装置6と切断装置7とを作動
させ、脱気した被包装物3入りフィルム包装袋12をこの
乗り移り搬送装置11により搬送排出する構成としてい
る。
【0024】即ち、搬送装置2により折り返し状態のフ
ィルム1が前記投入部4に載置投入された被包装物3と
共に間欠搬送され、横シール装置5によって筒状に製袋
された後、脱気装置Dにより左右方向並びに上下方向か
ら筒状フィルム1を押さえ付け整形しつつ脱気した後、
縦シール装置6により後方の被包装物3と前方の被包装
物3とが区画状態にフィルム1内に封入されると共に切
断装置7により切断され、搬送側においては封入された
被包装物3入りフィルム包装袋12が排出され、後続の被
包装物3入りの筒状フィルム1はその先端が閉塞され
る。
【0025】そして、再び間欠搬送され、この動作が繰
り返されることにより、次々と被包装物3が所定量づつ
自動包装されて行くことになる構成である。
【0026】本発明はこのような包装装置に本発明を適
用したものである。
【0027】次に本発明の要旨となる本実施例の前記脱
気装置Dについて、図3〜図4に基づいて説明する。
【0028】筒状フィルム1の被包装物3と被包装物3
との間の部分をヒートシール(縦シール)する前の搬入
側が未閉塞状態の被包装物3入りのフィルム包装袋12
を、上方並びに左右方向から押さえ付け脱気すると共に
整形する脱気装置Dに構成するが、本実施例では、左右
一対に配設したシリンダ装置16の支点部16Bを基点とし
て揺動可能に設け、この左右に配設したシリンダ装置16
のロッド16Aの内方側への突出可動によって前記フィル
ム包装袋12を左右方向から押さえ付ける左右一対の脱気
部15を、上方に配設した支点部17を支点として略円弧上
の軌道で夫々内方側へ移動するように構成している。
【0029】具体的には、前記上方に水平状態に架設し
た機体の取付架設部21の中央に支点部17を設け、本実施
例は互いにこの支点部17を共通の軸芯として振り子回動
するコ字形の回動アーム部18を左右に夫々並設状態に垂
下し、この回動する左右の回動アーム部18の下端部間に
夫々前記左右の脱気部15を設け、前記左右に配設したシ
リンダ装置16の先端側のロッド16Aを本実施例では脱気
部15に直接枢着せず、前記回動アーム部18の下部に夫々
枢着し、このシリンダ装置16の基端側を上部に水平架設
した前記機体の取付架設部21の左右の支点部16Bに枢着
して、このシリンダ装置16を内方側へ向かって傾斜垂下
した状態で前記支点部16Bを基点として揺動可能に配設
して、左右のシリンダ装置16のロッド16Aの内方側への
突出可動によって、左右の脱気部15は夫々略円弧上の軌
道で内方側へ移動して前記フィルム包装袋12を左右方向
から押さえ付けるように構成している。
【0030】従って、左右に配設したシリンダ装置16を
作動させてロッド16Aが内方側へ突出可動すると、この
ロッド16Aに設けた脱気部15は夫々内方側へ移動する
が、このときこの左右の脱気部15は夫々上方に設けた共
通の支点部17を支点として、アーム部18による振り子回
動による規制によって略円弧上の軌道で移動して被包装
物3入りフィルム包装袋12を左右方向から押圧し、脱気
する。
【0031】この際、前記脱気部15の略円弧上の軌道の
動きに連れてシリンダ装置16も支点部16Bを基点として
揺動移動して追従作動する。
【0032】また、本実施例では左右の脱気部15の押圧
面の形状を湾曲状若しくは屈曲状として、前記フィルム
包装袋12内の被包装物3の左右部を抱持又は左右部の下
部を被包装物3の中心方向へ向けて上方へ押し上げつつ
押さえつけるように構成している。
【0033】具体的には、左右の脱気部15を、下方が夫
々内方側へ湾曲若しくは屈曲した抱持状板で構成し、こ
の左右の脱気部15が夫々略円弧上の軌道で内方側へ移動
することで脱気部15の下部が前記フィルム包装袋12の底
部をすくい上げつつ左右部を押さえ付けて脱気すると共
に丸みを帯びた包装形態に整形するように構成してい
る。
【0034】更に本実施例では、前述のように前記シー
ル閉塞前のフィルム包装袋12を搬送面11Aに載置支承し
た状態で左右の脱気部15並びに上部に配設したシリンダ
装置19のロッド19Aの下方への突出可動によって下降移
動する上部の脱気部20とにより三方から押さえ付けて、
前記シール閉塞前のフィルム包装袋12を脱気すると共に
少なくとも下部分が丸みを帯びた包装形態に整形するよ
うに構成している。
【0035】従って、左右の脱気部15は、円弧軌道に規
制されて内方側へ移動すると共に、脱気部15の押圧面の
形状は湾曲状若しくは屈曲状に形成されているため、脱
気部15の下部はフィルム包装袋12の底部をすくい上げる
ようにして、この包装袋12内の被包装物3を抱持若しく
は底部を被包装物3の中心方向へ向けてやや上方へ持ち
上げるように押圧することになり、フィルム包装袋12が
支承面に載置状態であっても、しわが底面側に片寄らず
にフィルム包装袋12をほぼ丸く整形することが可能とな
る。
【0036】即ち、本実施例では、抱持板状の左右の脱
気部15で下方をやや持ち上げながら、しわを片寄らさせ
ずに横圧しつつ、この左右の脱気部15を整形保持板とし
て機能させながら、上方からは被包装物3を傷めないよ
うに押圧面にスポンジなどのクッション材20Aを付設し
た上方の脱気部20で押圧し、この上方の脱気部20の押圧
面形状も抱持形状とすれば、しわをさほど片寄らさせず
にきれいにほぼ完全に丸く整形でき、また、本実施例の
ように上方の脱気部20のクッション材20Aの押圧面が平
坦でもほぼ半円形となるように押圧されてほぼ丸く整形
することができる。
【0037】また、上述したように前記左右の脱気部15
に加え、上方から押さえ付ける上側の脱気部20によって
三方から包装袋12を押さえ付けることにより、丸みを持
たせた包装物形態にて包装袋12内の脱気を良好に行うこ
とができるという効果がある。この際、前記上方側から
押し圧される脱気部20の押し圧力は前記シリンダ装置16
のロッド16Aに直接加わることなく、左右の脱気部15を
取り付けるアーム部18及びその支持部側である支点部17
側に加わることとなり、これにより前記シリンダ装置16
のロッド16Aの横方向の往復移動により駆動に支障を来
すおそれもない。
【0038】
【発明の効果】本発明は上述のように構成したから、包
装形態がきれいに丸みを帯びるように整形することが可
能となる画期的な包装装置におけるシール閉塞前のフィ
ルム包装袋の脱気装置となる。
【0039】また、請求項2記載の発明においても、一
層良好にきれいな丸みを帯びた包装形態に整形できる極
めて画期的な包装装置におけるシール閉塞前のフィルム
包装袋の脱気装置となる。
【0040】また、請求項3記載の発明及び請求項4記
載の発明においては、左右の脱気部は、円弧軌道に規制
されて内方側へ移動すると共に、脱気部の押圧面の形状
は湾曲状若しくは屈曲状に形成されているため、脱気部
の下部はフィルム包装袋の底部をすくい上げるようにし
て、この包装袋内の被包装物を抱持若しくは底部を被包
装物の中心へ向けて上方へ持ち上げるように押圧するこ
とになり、たとえフィルム包装袋が支承面に載置状態で
あっても、しわが片寄らずに少なくともフィルム包装袋
の下部を丸く整形することが可能となる。
【0041】また、できるだけフィルム包装袋の底部か
ら入り込んで抱持するように設計して、たとえ脱気部の
下端が支承面に接触しても、円弧軌道であるため大きな
摩擦負荷が生じにくく、またこの負荷はロッドに対して
軽減されて伝達されることになる。
【0042】また、上部の脱気部により下側への負荷が
左右の脱気部側へ加わろうとするが、その負荷が左右の
脱気部を取り付けるアーム部及びその支持部側である支
点部側に直接加わることとなり、これにより前記シリン
ダ装置のロッドの横方向の往復移動による駆動に支障を
来すおそれもない。
【0043】また、請求項5記載の発明においては、本
発明の作用・効果が極めて有効となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の概略構成側面図である。
【図2】本実施例の概略構成平面図である。
【図3】本実施例の要部の概略構成斜視図である。
【図4】本実施例の脱気・整形状態での要部の拡大説明
断面図である。
【符号の説明】
1 フィルム 2 搬送装置 3 被包装物 4 投入部 5 横シール装置 6 縦シール装置 7 切断装置 11A 搬送面 12 包装袋 15,20 脱気部 16,19 シリンダ装置 16A,19A ロッド 17 支点部 18 回動アーム部 H 包装部 R ロール状フィルム

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 搬送装置によって上部を開口状態として
    折り返したフィルムを包装部へ搬送供給し、このフィル
    ムにより被包装物を包装する包装装置に設けられ、前記
    被包装物を包装したシール閉塞前のフィルム包装袋を上
    方並びに左右方向から押さえ付けて脱気するように構成
    した包装装置におけるシール閉塞前のフィルム包装袋の
    脱気装置において、左右一対に配設したシリンダ装置を
    包装装置の支点部を基点として揺動可能に設け、この左
    右に配設したシリンダ装置のロッドの内方側への突出可
    動によって前記フィルム包装袋を左右方向から押さえ付
    ける左右一対の脱気部を、上方に配設した支点部を支点
    として略円弧上の軌道で夫々内方側へ移動するように構
    成し、前記左右の脱気部の押圧面の形状を湾曲状若しく
    は屈曲状として、前記フィルム包装袋内の被包装物の左
    右部を抱持又は左右部の下部を被包装物の中心方向へ向
    けて上方へ押し上げつつ押さえつけるように構成したこ
    とを特徴とする包装装置におけるシール閉塞前のフィル
    ム包装袋の脱気装置。
  2. 【請求項2】 前記左右の脱気部を、下方が夫々内方側
    へ湾曲若しくは屈曲した抱持状板で構成し、この左右の
    脱気部が夫々略円弧上の軌道で内方側へ移動すること
    で、この脱気部の下部が前記フィルム包装袋の底部をす
    くい上げつつ左右部を押さえ付けて脱気すると共に丸み
    を帯びた包装形態に整形するように構成したことを特徴
    とする請求項1記載の包装装置におけるシール閉塞前の
    フィルム包装袋の脱気装置。
  3. 【請求項3】 前記シール閉塞前のフィルム包装袋を搬
    送面に載置支承した状態で前記左右の脱気部、並びに上
    部に配設したシリンダ装置のロッドの下方への突出可動
    によって下降移動する上部の脱気部とにより三方から押
    さえ付けて、前記シール閉塞前のフィルム包装袋を脱気
    すると共に少なくとも下部が丸みを帯びた包装形態に整
    形するように構成したことを特徴とする請求項1,2の
    いずれか1項に記載の包装装置におけるシール閉塞前の
    フィルム包装袋の脱気装置。
  4. 【請求項4】 前記上方に配設した支点部を支点として
    回動する左右の回動アーム部の下部に夫々前記左右の脱
    気部を設け、前記左右に配設したシリンダ装置の先端側
    のロッドを前記左右の脱気部若しくは前記アーム部の下
    部に夫々枢着し、このシリンダ装置の基端側を機体に枢
    着して回動自在に配設して、前記左右のシリンダ装置の
    ロッドの内方側への突出可動によって、前記左右の脱気
    部は夫々略円弧上の軌道で内方側へ移動して前記フィル
    ム包装袋を左右方向から押さえ付けるように構成したこ
    とを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の包
    装装置におけるシール閉塞前のフィルム包装袋の脱気装
    置。
  5. 【請求項5】 前記ロール状フィルムからフィルムを引
    き出しながら上部を開口状態として二つ折り状態に折り
    返したフィルムを連続的に搬送する搬送装置の搬入側に
    設けられ、このフィルム内に被包装物を所定間隔を置い
    て投入し得る投入部と、前記搬送装置の途中に設けら
    れ、被包装物が投入されたフィルムの上部開口部を閉塞
    しフィルムを筒状に形成する横シール装置と、前記搬送
    装置の搬送終端若しくは前記横シール装置よりも搬送側
    の搬送途中に設けられ、搬送される筒状のフィルムの被
    包装物と被包装物との間を閉塞する縦シール装置と、こ
    の縦シール装置により閉塞されたフィルムのシール部分
    の中程部を切断して後続の筒状のフィルムと搬送側の被
    包装物入り包装袋とを切り離す切断装置とを備えた包装
    装置に適用し、包装装置の前記切断装置の搬送側に配設
    したことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記
    載の包装装置におけるシール閉塞前のフィルム包装袋の
    脱気装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN116552875A (zh) * 2023-07-06 2023-08-08 广东泛茶茶业有限公司 一种普洱茶饼包装设备
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