JP2000108964A - 二輪車用発光装置 - Google Patents

二輪車用発光装置

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JP2000108964A
JP2000108964A JP10278340A JP27834098A JP2000108964A JP 2000108964 A JP2000108964 A JP 2000108964A JP 10278340 A JP10278340 A JP 10278340A JP 27834098 A JP27834098 A JP 27834098A JP 2000108964 A JP2000108964 A JP 2000108964A
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JP
Japan
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light emitting
emitting device
axle
light
magnet
Prior art date
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Pending
Application number
JP10278340A
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English (en)
Inventor
Hiroyasu Yamada
裕康 山田
Hideo Watanabe
英雄 渡辺
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Pioneer Corp
Pioneer Precision Machinery Corp
Original Assignee
Pioneer Electronic Corp
Pioneer Precision Machinery Corp
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Publication date
Application filed by Pioneer Electronic Corp, Pioneer Precision Machinery Corp filed Critical Pioneer Electronic Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ホィールの回転数に拘わらず、点滅間隔を小
さくして側方への光の照射をより明確にわかりやすくで
きると共に転倒時においても破損しにくい構成を備えた
二輪車用発光装置を提供する 【解決手段】 スポーク14に取り付けられた磁石15
と、複数個の電磁コイル19と該電磁コイル19に接続
された発光手段20、20’とが収納されると共に、車
軸12上に対して固定されるケース体13とを有し、前
記ケース体13は、二輪車のフレーム11に対応した切
り欠き部13Aを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、二輪車用発光装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】自転車やオートバイなどの二輪車におい
ては、特に夜間の事故防止のために反射器の装着が義務
づけられている。
【0003】一般的な反射器には、開口を有する有底の
ケースにおける開口部に外周縁が超音波や熱によって溶
着された反射板を備えた構成がある。上記構成の反射器
は、反射板を後方に向けた状態でフレーム等にケースを
取り付けることで自転車やオートバイに装着される。こ
のような構成の反射器は、後方からの光を反射すること
で後続の車などに存在を認識させて事故防止が図れるよ
うになっている。
【0004】ところが、このような反射器では、車両の
ヘッドライト等のように外から照射される光があって初
めて機能するものであり、たとえば夜間に無灯火で車両
等が近づいた場合、運転者に対して自転車の存在の認識
が困難となってしまうおそれが極めて高くなってしまう
ばかりか、周囲に対しても同様に存在の認識が困難とな
ってしまうおそれがある。
【0005】そこで、外から照射される光を受けること
なしに、自ら発光する識別灯を組み込むことで安全性を
高めることができる安全装置が本出願人によって提案さ
れている(例えば、特開平8−133149号公報、特
開平9−11949号公報)。
【0006】上記公報に開示されている自己発光識別灯
は、スポークに磁石を取り付け、この磁石に対向する状
態で電磁コイルを倦装した鉄心等の磁性体をフレームに
取り付け、電磁コイルに発光源であるLEDを接続した
構成を備えている。この場合のLEDは、極性を反転し
たものが配列して設けられている。上記構成において
は、磁石がホィールの回転に伴い断続的に磁性体と対向
することにより磁性体に対して磁石が接近および離間し
て遠ざかることを繰り返すことで電磁コイルに正負両極
性の起電力が生起されるのを利用してLEDを断続的に
発光させるようになっている。このような構成では、自
己発光のための電源を要することなく、構造が簡単な自
己発光識別灯を得ることができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記構成の
自己発光識別灯は、磁石と磁性体とが1:1の関係で設
置されているので、ホィールの回転数によっては、LE
Dの点滅間隔が長大化してしまい、ホィールの速度感が
得にくいことで識別が行いにくくなる場合がある。
【0008】本発明の目的は、上記従来の自己発光識別
灯を備えた二輪車用発光装置における問題に鑑み、ホィ
ールの回転数に拘わらず、点滅間隔を小さくして側方へ
の光の照射をより明確にわかりやすくできると共に転倒
時においても破損しにくい構成を備えた二輪車用発光装
置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、スポークに取り付けられた
磁石と、複数個の電磁コイルと該電磁コイルに接続され
た発光手段とが収納されると共に、車軸上に対して固定
されるケース体とを有し、前記ケース体は、二輪車のフ
レームに対応した切り欠き部を有することを特徴として
いる。
【0010】請求項2記載の発明は、前記複数個の電磁
コイルは、前記車軸を中心とした円周方向に沿って配列
されていることを特徴としている。
【0011】請求項3記載の発明は、前記磁石は、前記
スポーク上で前記電磁コイルに対向させて設けられてい
ることを特徴としている。
【0012】請求項4記載の発明は、前記発光手段は、
前記電磁コイルの一つに対して、互いに逆極性のLED
が配列に接続されていることを特徴としている。
【0013】請求項5記載の発明は、前記発光手段は、
前記車軸に挿通されて固定される基板上で円周方向に沿
って配列されている複数個の電磁コイルのそれぞれに対
して接続され、前記磁石が前記車軸の回転に連動して前
記電磁石のそれぞれに接近および離間する際に順次点滅
することを特徴としている。
【0014】請求項6記載の発明は、前記基板は、前記
車軸に対して後付けにてフレームに組み込み可能であ
り、組み込み時には前記ケースが前記基板側に係止され
る構成とされていることを特徴としている。
【0015】
【作用】請求項1乃至5記載の発明では、スポークに取
り付けられた磁石に対して複数個の電磁コイルおよびこ
れに接続されているLEDからなる発光手段がケース体
に収容されており、特に、電磁コイルには逆極性のLE
Dが配列接続されているので、車軸の回転に連動して複
数個の電磁コイルに対して磁石が対向する毎に、LED
同士が順次発光する。これにより、発光と消灯との間隔
が短くされることになり、いわゆる、点滅間隔が小さく
なることで連続点灯に近似させることができる。しか
も、複数個の電磁コイルが車軸を中心とした円周方向に
配列されると共にこれら電磁コイルおよびこれに接続さ
れる発光手段を収容しているケース体がフレームとオー
バラップする切り欠き部を備えているので、フレームか
ら側方にはみ出る部分が少なくでき、これにより、転倒
時等において破損の危険が低減される。
【0016】請求項6記載の発明では、既製の二輪車に
対して基板を後付けすることができ、しかも組み込み時
にはケースが基板側にて係止されるだけで済むので、特
別な構造を要することなく、簡単に取り付けることがで
きる。
【0017】
【実施例】以下、本発明の実施例の詳細を図面に基づい
て説明する。図1は、本発明実施例による二輪車用発光
装置の原理を説明するための模式図である。同時におい
て、発光装置は、スポークなどの移動体側に取り付けら
れている磁石1と、この磁石1に対向する鉄心などの磁
性体2と、磁性体2に倦装されている電磁コイル3と、
電磁コイル3に対して逆極性の関係で配列接続された発
光手段に相当する一対のLED4、4’とを備えてい
る。磁石1が磁性体に接近および離間して遠ざかると
き、磁性体2の磁化状態に応じて電磁コイル3内で出入
りする関係となるので、レンツの法則により電磁コイル
3に起電力が発生する。起電力は磁石1が磁性体2に接
近する場合と遠ざかる場合とで逆極性となるので、逆極
性の関係になるように接続されているLED4、4’が
磁石1の移動に応じて順次発光する。
【0018】次に、本発明実施例による発光装置を自転
車などの二輪車に適用した例を説明する。図2は、本発
明実施例による発光装置が自転車のホィール支持部に取
り付けられた外観図であり、同図において、発光装置1
0は、前輪フレーム11によって軸方向両端が支持され
ている車軸12の軸端部に配置されたケース体13と、
このケース体13に対向してスポーク14に取り付けら
れている磁石15とを備えている。磁石15は、スポー
ク14を挟持可能なブラケット15Aに固定されてお
り、挟持位置を調整することで、後述するケース体13
内の磁性体との位置を整合できるようになっている。
【0019】ケース体13は、有底筒体からなる透明体
で構成され、円周方向の一部には、図2および図3に示
すように、前輪フレーム11に対応する位置に前輪フレ
ーム11の延長方向に沿って切り欠かれた切り欠き部1
3Aが形成されている。このため、ケース体13を車軸
12に取り付けると、前輪フレーム11が切り欠き部1
3A内に入り込むことができる。ケース体13は、底部
を外側に向けた状態で車軸12に挿通されるようになっ
ており、その中心部には車軸12に締結されるナット1
7と干渉しない大きさの孔が形成されている。また、ケ
ース体13の開口周縁部には、図4に示すように、中心
方向に折り曲げられた鈎状の係止部13Bが形成されて
いる。
【0020】ケース体13の内部には、図4に示すよう
にシャーシ基板16が配置されている。シャーシ基板1
6は、電気絶縁性で非磁性体からなる基板であり、車軸
12に中心部が挿通されてナット17によって締結保持
されている。つまり、図4において車軸12の軸方向で
前輪フレーム11をはさんでナット17が締結される側
と反対側には前輪フレーム11を挟持するための座板1
8が配置され、さらに座板18のスポーク14側には間
座19を介してシャーシ基板16に締結される支持板2
0が配置されており、車軸12のハブ12A側に配置さ
れた押さえ間座21により支持板20が押圧されること
によりシャーシ基板16が車軸12に対して堅固に保持
されるようになっている。
【0021】図3に示すように、シャーシ基板16に
は、車軸12を中心として、スポーク14に取り付けら
れている磁石15と対向する円周上に複数、本実施例で
は、6個の鉄芯を用いる磁性体22が等分位置で締結固
定されている。磁性体22には図3および図4に示すよ
うに、電磁コイル23が倦装されている。電磁コイル2
3は、磁性体22を内部に挿通可能なボビン23Aに倦
装されており、端末部が引き出されて発光手段である一
対のLED素子24、24’と半田付けなどによって配
線接続されている。LED素子24、24’は、図1お
よび図3に示すように、磁性体22の一つに対して互い
に逆極性となる関係で配列接続されている。なお、図3
では、磁性体22の一つを対象とし、他の磁性体22に
ついての配線が示されていないが、全ての磁性体22と
LED素子24、24’との間の配線は同じにされてい
る。図4において上記電磁コイル23が倦装されている
ボビン23Aは、磁性体22に有する鍔部を介して脱落
が防止されており、さらに軸方向で磁石15と対面する
端部に位置する鍔部(便宜上、符号23A1で示す)に
ケース体13の係止部13Bが掛け止められるようにな
っている。
【0022】本実施例は以上のような構成であるから、
シャーシ基板16に対してその円周上で磁性体22を締
結固定し、さらにこの磁性体22が内部に挿通された電
磁コイル23をシャーシ基板16に対して固定すると、
ケース体13は、ボビン23Aの鍔部23Aに開口周縁
の係止部13Bが係止された状態で車軸12に挿通が可
能となる。ケース体13が車軸12に挿通されると、切
り欠き部13A内に前輪フレーム11を入り込ませるこ
とができるので、図4において二点鎖線で示すように、
車軸12の軸方向で前輪フレーム11の一部がケース体
13とオーバラップした状態に配置される。これによ
り、ケース体13は、車軸12の軸方向で前輪フレーム
11の端部から殆どはみ出ない状態で配置されることに
なる。
【0023】ケース体13の中心部に位置する孔から突
出している車軸12に対してナット17を締結すること
でシャーシ基板16および前輪フレーム11が車軸12
に保持される。車軸12に有するハブ12Aが回転する
とこれに連動してスポーク14が回転する。これによ
り、スポーク14に取り付けられている磁石15が回転
する。磁石15が回転すると、その回転軌跡と対向する
位置に配置されている磁性体22に倦装されている電磁
コイル23には、磁石15が接近する場合と遠ざかる場
合とで正負方向の起電力が生起され、その極性に対応し
て配線されているLED素子24、24’が順次発光す
る。LED素子24、24’は、磁石15が回転してい
れば円周方向で連続的に点滅することになるので、点滅
間隔が短くなり、いわゆる、連続した点灯状態に近づけ
られる。これにより、走行時での速度感を外部に与える
ことができ、自転車の存在が識別しやすくできる。
【0024】一方、上述した構成の発光装置10は、既
製の自転車に対して後付することもできる。つまり、シ
ャーシ基板16に対して係止されることでケース体13
がシャーシ基板16と一体化されており、しかも、ケー
ス体13には、前輪フレーム11と干渉しない切り欠き
部13Aおよび中心部に車軸12を露出させる孔が形成
されているので、前輪フレーム11を切り欠き部13A
に入り込ませて填め込み、さらには、中心部の孔を車軸
12に填め込んでナット17により締結保持することで
車軸12への装着が行える。また、シャーシ基板16に
装備されている磁性体22に対向する磁石15が、ブラ
ケット15Aをスポーク14の延長方向で位置調整して
挟持されるようになっているので、後付であっても簡単
に磁性体22と磁石15との位置合わせが行われて電磁
コイル23での起電力を効率よく生起させてLED素子
24、24’の発光を効率よく促すことができる。
【0025】
【発明の効果】以上のような実施例からも明らかなよう
に、請求項1乃至5記載の発明によれば、スポークに取
り付けられた磁石に対して複数個の電磁コイルおよびこ
れに接続されているLEDからなる発光手段がケース体
に収容されており、特に、電磁コイルには逆極性のLE
Dが配列接続されているので、車軸の回転に連動して複
数個の電磁コイルに対して磁石が対向する毎に、LED
同士が順次発光できる。これにより、発光と消灯との間
隔が短くされることになり、換言すれば、点滅間隔が小
さくなることで連続した点灯状態に近似させて二輪車の
存在をアピールしやすくし、識別が容易となることで安
全を確保しやすくなる。しかも、複数個の電磁コイルが
車軸を中心とした円周方向に配列されると共にこれら電
磁コイルおよびこれに接続される発光手段を収容してい
るケース体がフレームとオーバラップする切り欠き部を
備えているので、フレームから側方にはみ出る部分が少
なくでき、これにより、転倒時等において破損の危険が
低減される。
【0026】請求項6記載の発明によれば、既製の二輪
車に対して基板を後付けすることができ、しかも組み込
み時にはケースが基板側にて係止されるだけで済むの
で、特別な構造や組み付け手順を要することなく、車軸
を締結保持する手順と同じ手順によって取り付けること
が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例による発光装置の発光原理を説明
するための模式図である。
【図2】図1において説明した発光原理に基づく構成を
備えた発光装置の一例を示す部分的な斜視図である。
【図3】図2に示した発光装置の側面図である。
【図4】図3中、符号(4)で示す方向の矢視断面図で
ある。
【符号の説明】
1、15 磁石 2、22 磁性体 3、23 電磁コイル 4、4’、24、24’ 発光手段に相当するLED 10 発光装置 11 前輪フレーム 12 車軸 13 ケース体 13A 切り欠き部 13B 係止部 14 スポーク 16 シャーシ基板 17 ナット 23A ボビン 23A1 鍔部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スポークに取り付けられた磁石と、複数
    個の電磁コイルと該電磁コイルに接続された発光手段と
    が収納されると共に、車軸上に対して固定されるケース
    体とを有し、前記ケース体は、二輪車のフレームに対応
    した切り欠き部を有することを特徴とする二輪車用発光
    装置。
  2. 【請求項2】 前記複数個の電磁コイルは、前記車軸を
    中心とした円周方向に沿って配列されていることを特徴
    とする請求項1記載の二輪車用発光装置。
  3. 【請求項3】 前記磁石は、前記スポーク上で前記電磁
    コイルに対向させて設けられていることを特徴とする請
    求項2記載の二輪車用発光装置。
  4. 【請求項4】 前記発光手段は、前記電磁コイルの一つ
    に対して、互いに逆極性のLEDが配列に接続されてい
    ることを特徴とする請求項1乃至3のうちの一つに記載
    の二輪車用発光装置。
  5. 【請求項5】 前記発光手段は、前記車軸に挿通されて
    固定される基板上で円周方向に沿って配列されている複
    数個の電磁コイルのそれぞれに対して接続され、前記磁
    石が前記車軸の回転に連動して前記電磁石のそれぞれに
    接近および離間する際に順次点滅することを特徴とする
    請求項1または4記載の二輪車用発光装置。
  6. 【請求項6】 前記基板は、前記車軸に対して後付けに
    てフレームに組み込み可能であり、組み込み時には前記
    ケースが前記基板側に係止される構成とされていること
    を特徴とする請求項5記載の二輪車用発光装置。
JP10278340A 1998-09-30 1998-09-30 二輪車用発光装置 Pending JP2000108964A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002225762A (ja) * 2001-01-30 2002-08-14 Rabo Sufia Kk バルク型レンズを用いた自転車用ライト
CN101284507B (zh) * 2007-04-13 2011-05-25 陈孝本 用于交通工具车轮上的发光装置

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JP2002225762A (ja) * 2001-01-30 2002-08-14 Rabo Sufia Kk バルク型レンズを用いた自転車用ライト
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