JP2000108457A - ロール紙プリンタ - Google Patents

ロール紙プリンタ

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JP2000108457A
JP2000108457A JP10281797A JP28179798A JP2000108457A JP 2000108457 A JP2000108457 A JP 2000108457A JP 10281797 A JP10281797 A JP 10281797A JP 28179798 A JP28179798 A JP 28179798A JP 2000108457 A JP2000108457 A JP 2000108457A
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roll paper
opening
frame
lid
lock lever
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JP10281797A
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Hiroyuki Nakayama
裕之 中山
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Seiko Epson Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ロール紙装填部の開閉蓋の開閉状態を正確に
検出可能なロール紙プリンタを提案すること。 【解決手段】 インクジェットプリンタ1のロール紙装
填機構2では、そのロール紙装着部22の開閉蓋30を
閉じてロックレバー280のフック28g、28hがロ
ックされると、ホトインタラプタ288により、開閉蓋
が閉じたことが検出される。ロックレバー280の位置
に基づき開閉蓋30の開閉状態を検出しているので、開
閉蓋自体の位置に基づき検出を行う場合よりも正確な検
出を行うことができる。ロックレバー280はロック位
置およびアンロック位置に旋回可能であり、開閉蓋30
を開けられない事態が発生しても、当該ロックレバー2
80をアンロック位置に旋回すると、ホトインタラプタ
288は開閉蓋が開いた旨の検出を行うので、ロール紙
送り用のモータを逆転駆動させるなどの異常回復動作
を、開閉蓋の実際の開閉状態に関わりなく起動させるこ
とができるので便利である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、POS端末等に搭
載されるロール紙プリンタに関するものである。更に詳
しくは、本発明は、ロール紙装填部の開閉蓋の開閉状態
を正確に検出可能なロール紙プリンタ
【0002】
【従来の技術】ロール紙プリンタにおいては、ロール紙
の交換あるいは装填作業を簡単に行うことができるよう
に、プリンタ本体に形成したロール紙装填部の開口をロ
ール紙交換時に全開状態にできるロール紙装填機構が提
案されている。例えば、特公平6−79855号公報に
はこのようなロール紙装填機構を備えた記録装置が提案
されている。
【0003】ここに開示された記録装置では、サーマル
ヘッドに押しつけられるプラテンローラ(ロール紙送り
ローラ)もロール紙装填部の開閉蓋として機能するカバ
ーの先端に取り付けられている。従って、カバーを全開
にすると、プラテンローラがサーマルヘッドから離れる
ので、プラテンローラとサーマルヘッドの間にロール紙
の巻き出し部分を簡単に配置できる。カバーを閉じる
と、サーマルヘッドとプラテンローラの間にロール紙が
挟まれた状態が自動的に形成される。
【0004】また、開閉蓋を閉じると、プラテンローラ
に取り付けられている従動歯車が、プリタン本体側の駆
動歯車に噛み合い状態になる。この結果、プリンタ本体
側の駆動モータからプラテンローラへの駆動力伝達経路
が形成される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この構成のロール紙装
填機構を備えたロール紙プリンタにおいては、一般に、
ロール紙装填部の開閉蓋をその閉じ位置に保持するため
のロック機構が備わっている。また、開閉蓋が完全に閉
じられないと、プラテンローラによるロール紙搬送を適
正に行うことができないので、一般には、開閉蓋の位置
に基づき、当該開閉蓋が閉じたことを検出するための検
出器がロール紙装填部の側に取り付けられている。
【0006】しかしながら、開閉蓋の位置に基づきその
開閉を検出する方法では、ロック機構により開閉蓋が閉
じ位置にロックされる前に、開閉蓋が閉じられたという
検出を行ってしまうおそれがある。従って、開閉蓋の開
閉状態を正確に検出できない場合がある。
【0007】また、ロール紙がジャムした場合等におい
ては、開閉蓋を開き、紙送り用のモータを逆回転させる
等の方法によりジャミング状態にあるロール紙を除去す
る回復動作が行われる。紙送り用のモータを逆転させる
等の動作は、所謂、異常回復用の動作であるので、一般
に、開閉蓋が開かない限り起動しない。換言すると、検
出器により開閉蓋が開いたことが検出されない限り起動
しない。
【0008】ロール紙がジャムした場合には、開閉蓋と
ロール紙装填部の間にロール紙が挟まり、開閉蓋が開か
なくなる場合がある。このような場合、開閉蓋が開かな
いので、検出器は開閉蓋が閉じ状態にある旨を検出して
いる。このため、ジャミング状態を除去するための回復
動作を起動できないという弊害がある。
【0009】本発明の課題は、このような点に鑑みて、
開閉蓋の開閉状態を正確に検出できると共に、ロール紙
のジャミング等により開閉蓋が開かなくなった場合にも
開閉蓋を開けた旨の検出信号を発生させることの可能な
ロール紙プリンタを提案することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明は、ロール紙装填部と、このロール紙装填
部の開閉蓋とを有するロール紙プリンタにおいて:前記
開閉蓋を閉じ状態に保持するロックレバーと、当該ロッ
クレバーによって前記開閉蓋が閉じ状態に保持されてい
ることを検出する検出手段とを有し;前記ロックレバー
は、ロック位置およびアンロック位置の間を移動可能な
状態で、前記開閉蓋に取り付けられていると共に、前記
ロック位置に移動すると、前記ロール紙装填部の側に掛
止可能な掛止部を備えており;前記検出手段は、前記掛
止部が前記ロール紙装填部の側に掛止されたことを検出
するものであることを特徴としている。
【0011】この構成のロール紙プリンタの検出手段
は、開閉蓋の位置を検出するのではなく、それを閉じ位
置にロックするためのロックレバーの掛止部がロール紙
装填部の側に掛止されたことを検出することにより、開
閉蓋が閉じた旨の検出信号を出力する。従って、ロック
レバーが確実にロックされない状態で開閉蓋が閉じた旨
の検出信号が出力されることはない。よって、正確に開
閉蓋の開閉状態を検出できる。
【0012】また、ロックレバーは開閉蓋に対してロッ
ク位置およびアンロック位置の間を移動可能である。従
って、例えば、ロール紙がジャミングして開閉蓋が開か
なくなった場合においても、ロックレバーのみをアンロ
ック位置に移動すれば、検出手段は、開閉蓋が開いたも
のと判断して、その旨の検出信号を出力する。この結
果、開閉蓋が開かなくとも、ロール紙搬送用のモータの
逆転動作等を起動できる。
【0013】なお、本明細書において「印字」という用
語は、「印刷」および「記録」と同義の用語として使用
している。また、「ロール紙プリンタ」という用語は、
ロール紙に印字を行う機能を備えたプリンタを意味して
おり、例えば、ロール紙および単票紙の双方に印字を行
う形式のプリンタも含む用語として使用している。
【0014】
【発明の実施の形態】以下に、図面を参照して本発明を
適用したインクジェットプリンタの実施例を説明する。
本例のインクジェットプリンタは、ロール紙および単票
紙の双方に印字を行うことのできる形式のものである。
【0015】(インクジェットプリンタの全体構成)図
1は本発明を適用したインクジェットプリンタの斜視図
であり、図2はその紙搬送経路を示す説明図てある。こ
れらの図に示すように、インクジェットプリンタ1は、
ロール紙装填機構2と、A4サイズ等の単票紙を挿入す
る単票紙挿入口3とを有し、ロール紙装填機構2から供
給されるロール紙4および単票紙挿入口3から挿入され
る単票紙5が、それぞれ共通の印字位置11(図におけ
る一点鎖線で囲まれた領域)を通って搬送されるように
搬送経路が構成されている。
【0016】ロール紙4は、ロール紙装填機構2に装填
されているロール体4Aから巻き出されて、紙案内27
と押しつけローラ15の間を通り、印字位置11を経由
して、プラテンローラ(ロール紙送りローラ)26と押
さえローラ16の間を通って搬送される。このロール紙
4の搬送はプラテンローラ26の回転により行われる。
【0017】これに対して、単票紙4は、単票紙挿入口
3から挿入され、紙送りローラ51と従動ローラ52の
間を通り、紙送りローラ53と従動ローラ54の間を通
り、印字位置11を通過して、紙送りローラ55を経由
して搬送される。
【0018】共通の印字位置11には、平行にガイドシ
ャフト6が配置されており、このガイドシャフト6に沿
って、インクジェットヘッド8が搭載されたキャリッジ
7が往復移動可能となっている。従って、共通の印字位
置11を通過するロール紙4および単票紙5の表面に
は、インクジェットヘッド8によって所望の印字が行わ
れる。
【0019】インクジェットヘッド8には、インクチュ
ーブ(図示せず)を経由して、ロール紙装填機構2と隣
合った位置に搭載されているインク供給部10からイン
クが供給される。
【0020】(ロール紙装填機構)次に、本例における
ロール紙装填機構2の構造を詳細に説明する。
【0021】図3はインクジェットプリンタ1からロー
ル紙装填機構2を取り出して示す斜視図である。図4は
本例のインクジェットプリンタの特徴をなす開閉蓋の開
閉を検出するための検出機構を説明するための説明図で
ある。図5〜図8はそのロール紙装填部の開閉動作を示
す説明図であり、図9はその部分的構成を示す説明図で
ある。
【0022】(ロール紙装填機構の全体構成)これらの
図を参照して説明すると、ロール紙装填機構2は、プリ
ンタ本体フレーム12に取り付けた取付け用フレーム2
1を有し、この取付け用フレーム21には、ロール紙4
が装填されるロール紙装填部22が構成されている。こ
のロール紙装填部22は、一定の幅の半円形湾曲部分2
2aと、この上方に形成された長方形の開口22bとを
備え、当該開口22bからロール紙4の交換、あるいは
補充が行われる。
【0023】このロール紙装填用の開口22bは、蓋フ
レーム23、スライドフレーム25およびカバーフレー
ム28から構成される開閉蓋30によって開閉可能とな
っている。
【0024】(開閉蓋の構造)開閉蓋30の構成要素で
ある蓋フレーム23は、開口22bとほぼ同一の長方形
をした天板部分23aと、この天板部分23aの左右か
ら直角に下方に折れ曲がった一定の高さの側板部分23
b、23cとを備えている。側板部分23b、23cの
後端部分は下方に向けて折れ曲がっており、その下端2
3d、23e(図においては下端23dのみを示す。)
は、旋回中心を規定するシャフト24によって回転自在
に支持されている。シャフト24の両端は、取付け用フ
レーム21によって支持されている。従って、蓋フレー
ム23は、シャフト24を中心として、ロール紙装填部
22のロール紙装填用の開口22bを閉鎖した閉鎖位置
(図5に示す状態)と、当該開口22bを全開状態にし
た開放位置(図8に示す状態)との間を旋回可能となっ
ている。
【0025】この構成の蓋フレーム23にはスライドフ
レーム25が取付けられている。このスライドフレーム
25は、当該蓋フレーム23と一体となって旋回すると
共に、当該蓋フレーム23に対してスライド可能となっ
ており、その先端には、プラテンローラ26および当該
プラテンローラ26にロール紙4を導く紙案内27が取
付けられている。
【0026】まず、図9を参照して、スライドフレーム
25が蓋フレーム23に対してスライド可能に取り付け
られている構成を説明する。スライドフレーム25は、
蓋フレーム23の天板部分23aの裏面側に接触してい
る長方形の天板部分25aと、この天板部分25aの両
側から直角に下方に折れ曲がっている一定の高さの側板
部分25b、25cとを備えている。天板部分25aに
は、その前後方向に向けて案内用スリット25d、25
fが形成され、これらのスリットには、蓋フレーム23
の表面板部分23aに固定したガイドピン23q、23
rが貫通している。各ガイドピン23q、23rの下端
側には止め輪23h、23iが取付けられ、これによっ
て、スライドフレーム25は蓋フレーム23の裏面にス
ライド可能な状態に取付けられている。
【0027】また、後方側のガイドピン23rと、スラ
イドフレーム25の前方側の部分に形成したばね掛け2
5gとの間には、コイルばね23gが架け渡されてお
り、このコイルばね23gのばね力によって、スライド
フレーム25は常に後方に向けて付勢されている。
【0028】次に、図3から分かるように、スライドフ
レーム25の側板部分25b、25cの前端25h、2
5iの間には、プラテンローラ26が架け渡されてお
り、このプラテンローラ26の支軸両端部分が前端25
h、25iによって回転自在に軸支されている。このプ
ラテンローラ26の下側には、当該プラテンローラ26
の外周面から接線方向に向けて凸円弧状の表面形状をし
た紙案内27が取付けられている。
【0029】ここで、蓋フレーム23が閉鎖状態(図5
参照)になると、スライドフレーム25の先端に支持さ
れているプラテンローラ26がその動作位置に位置決め
される。この結果、プラテンローラ26の外周面に、プ
リンタ本体側に取り付けられている押さえローラ16が
一定の弾性力を伴って押しつけられた状態が形成され
る。
【0030】すなわち、押さえローラ16は、その回転
中心軸16aがブラテンローラ26に対して接近および
離れる方向に僅かに移動可能となっていると共に、ばね
力によって常時プラテンローラ26の側に付勢されてい
る。従って、プラテンローラ26がばね力に抗してその
動作位置に位置決めされると、一定のばね力によって、
プラテンローラ26の外周面は、ロール紙4を挟み、押
さえローラ16により押しつけれた状態となる。この結
果、プラテンローラ26が回転すると、これらのローラ
の間に挟まれているロール紙4が搬送される。
【0031】同様に、プラテンローラ26と共にスライ
ドフレーム25の先端に取り付けられている紙案内27
の表面27aも、プラテンローラ26が動作位置に到る
と、プリンタ本体側に取り付けられている押しつけロー
ラ15を弾性力に抗して移動させる。この結果、紙案内
27の表面27aも、ロール紙4を挟み、一定の弾性力
で、押しつけローラ15によって押しつけられた状態に
なる。
【0032】次に、蓋フレーム23の上側には、一回り
大きな寸法のカバーフレーム28が配置されている。こ
のカバーフレーム28は、天板部分28aと、その両側
から下方に向けて直角に折れ曲がっている側板部分28
b、28cとを備えており、側板部分28b,28cの
後端部分は下方に延びて、シャフト24によって回転自
在に支持されている。このカバーフレーム28を旋回さ
せると、スライドフレーム25が取付けられている蓋フ
レーム23が連動して旋回するように構成されている。
また、蓋フレーム23がロール装填用の開口22bを封
鎖した状態(図6に示す状態)に至った後は、当該カバ
ーフレーム28は、単独で旋回可能となっている。この
カバーフレーム28の単独旋回運動によって、スライド
フレーム25は蓋フレーム23に対して前後方向にスラ
イド運動を行う。
【0033】カバーフレーム28の単独旋回運動をスラ
イドフレーム25のスライド運動に変換するリンク機構
29は、カバーフレーム28の側板部分28b、28c
の後側上端部分の間に架け渡した連結シャフト28d
と、この連結シャフト28dが貫通しているスライドフ
レーム25の後端部分の3箇所に形成した連結孔25j
とを備えている。この連結孔25jはカバーフレーム2
8の単独旋回運動を阻害しないように、縦に長い長孔形
状をしている。従って、図6に示すように蓋フレーム2
3がロール紙装填用の開口22bを封鎖した状態での連
結シャフト28dの位置は、更にカバーフレーム28を
旋回させて図5に示すように水平状態まで旋回させたと
きには、旋回中心を規定するシャフト24を中心として
前方および下方に移動した位置となる。
【0034】連結シャフト28dは、上下に長い連結孔
25jに沿って下方に向けて自由に移動すると共に、当
該連結孔25jを前方に押して移動させる。この結果、
この連結孔25jが形成されているスライドフレーム2
5は全体として前方に押し出される。すなわち、蓋フレ
ーム23に対して前方にスライドして、その前端に支持
されているプラテンローラ26および紙案内27が前方
に突出して、インクジェットヘッド8による印刷位置1
1に現れ、インクジェットヘッド8に対して一定のギャ
ップを保って対峙した状態(動作位置)になる。
【0035】逆に、カバーフレーム28を図5に示す水
平位置から図6に示す位置まで上方に旋回させると、上
記とは逆に、スライドフレーム25が全体として後方に
スライドして、その先端のプラテンローラ26および紙
案内27は、動作位置から後退した後退位置まで移動す
る。
【0036】ここで、前述したように、スライドフレー
ム25はコイルばね23gによって、後退する方向に弾
性力によって付勢されている。従って、図5に示すよう
にカバーフレーム28を水平となるまで閉じた後にカバ
ーフレーム28の押しつけ力を解除すると、コイルばね
23gの引っ張り力によって、スライドフレーム25は
その後退位置まで戻る。このスライド運動に連動してカ
バーフレーム28も開く方向に旋回して図6に示す状態
に戻ってしまう。
【0037】カバーフレーム28を図5に示す閉じ位置
にロックするために、カバーフレーム28の前端部分に
はロックレバー0が取付けられている。カバーフレーム
28を閉じた状態において、このロックレバー280の
両端に形成されたフック28g、28hが対峙する取付
け用フレーム21の前側部分には、当該フックが下側か
ら旋回して係合可能な被係合部21g、21hが形成さ
れている。ロックレバー280は、ねじりばね(図示せ
ず)によってフックが上方に旋回する方向に向けて常に
付勢されている。
【0038】次に、本例のロール紙装填機構2において
は、上記のようにカバーフレーム28を閉じた状態にお
いて、スライドフレーム25の先端のプラテンローラ2
5の位置(動作位置)を精度良く位置決めするための機
構が備わっている。すなわち、スライドフレーム25の
側板部分25b、25cの前端部分には、左右に向けて
水平に突出した位置規定用の位置決めピン25k、25
lが取付けられている。これに対して、スライドフレー
ム25を閉じた状態において、これらの位置決めピン2
5k、25lに対峙する取付けフレーム21の部分に
は、これらの位置決めピン25k、25lが横方向から
丁度嵌まり込む半円形の溝21k、21lが形成されて
いる。
【0039】これらの溝21k、21lは固定した位置
に形成されているので、スライドフレーム25の位置決
めピン25k、25lがこれらの溝21k、21lに嵌
まることにより、スライドフレーム25の先端のプラテ
ンローラ26の位置(動作位置)が常に正確に規定され
る。従って、このプラテンローラ25の外周面が位置し
ている印刷面11に対して所定のギャップを保って左右
に往復移動するインクジェットヘッド8のインクノズル
面と、プラテンローラ26との間に常に一定のギャップ
が形成される。
【0040】なお、取付け用フレーム21の両側壁21
b、21c(図3においては21bのみを示す。)と、
蓋フレーム23の両側の側板部分23b、23cとの間
には、それぞれ、コイルばね23j、23k(図におい
てはばね23jのみを示す。)が架け渡されている。シ
ャフト24を中心としてカバーフレーム28、スライド
フレーム25および蓋フレーム23を開閉する場合に、
これらの重心位置がシャフト24の直上に至った図7に
示す旋回位置を通過した後は、これらのコイルばね23
j、23kの両端のばね掛け部分の旋回軌跡が広がるよ
うに、これらのコイルばね23j、23kが配置されて
いる。
【0041】従って、図7に示す旋回位置を超えて更に
カバーフレーム28を開く場合には、これらのコイルば
ね23j,23kが伸長するので、カバーフレーム28
を閉じる方向に付勢する引っ張り力が作用する。この結
果、カバーフレーム28等が勢いよく開いて、他の部分
に衝突してしまうという弊害を回避できる。
【0042】逆に、図7に示す旋回位置を超えてカバー
フレーム28を閉じる場合にも、これらのコイルばね2
3j、23kのばね力によって、カバーフレーム28が
勢いよく閉じて、ロール紙装填部の開口22bに衝突し
てしまうという弊害を回避できる。
【0043】(開閉蓋のロック検出機構)ここで、本例
のプリンタ1は、開閉蓋30が閉じたことを検出するた
めの開閉蓋のロック検出機構が備わっている。図4
(A)、(B)を主に参照して、この機構を説明する。
【0044】この機構は、ロックレバー280の一方の
フック28hが取り付けフレーム21の側にロックされ
たことを検出するものであり、図4に示すように、ロッ
クレバー28hに押されて旋回するくの字状の旋回レバ
ー285と、この旋回レバー285を検出するホトイン
タラプタ288とを備えており、これらの部材は、取り
付け用フレーム21の側に取り付けられている。
【0045】旋回レバー285は、その折れ曲がり部分
を中心として旋回可能に保持されている。また、常時、
不図示にばね部材によって、図4(B)に示す矢印28
5Aとは反対の方向に付勢されている。この旋回レバー
285の上端には係合ピン286が取り付けられてい
る。開閉蓋30を閉じたときに、旋回レバー285の係
合ピン286は、一方のロックレバーのフック28hの
前面に当たる。当該前面に係合ピン286が当たった後
は、旋回レバー285は矢印285Aの方向に旋回し
て、図4(A)で示す位置となる。
【0046】ここで、前述のように、カバーフレーム2
8を完全に閉じると、ロックレバーのフック28g、2
8hがフレーム21の側の被係合部21g、21hにロ
ックされ、開閉蓋30が閉じ状態に保持される。図4
(A)はこの状態を示してある。
【0047】図4(A)に示す開閉蓋30のロック状態
においては、旋回レバー285の他端287は、ホトイ
ンタラプタ288による検出位置に進入した状態にな
る。このために、ロックレバー28hのフック282が
ロックされると、ホトインタラプタ288からは、ロッ
ク状態を示す検出信号が出力される。
【0048】開閉蓋30を開けるために、ロックレバー
280の上端部分28iを図4(A)に示すロック位置
から矢印28Aで示す方向に持ち上げると、ロックレバ
ー280は、その旋回中心28Bを中心として旋回し
て、その下端のフック28g、28hがフレーム21の
側の被係合部21g、21hから外れる。図4(B)に
は、ロックが外れてアンロック位置まで旋回したロック
レバー280を示してある。
【0049】ロックが解除されると、旋回レバー285
はばね力によってその初期位置(図4(B)で示す位
置)に戻り、その下端部分はホトインタラプタ288の
検出領域から外れる。この結果、ホトインタラプタの出
力に基づき、ロックが解除されたことが検出される。
【0050】なお、開閉蓋30が閉じられてロックレバ
ー280によってその閉じ位置にロックされた状態で
は、図4、図5に示すように、プラテンローラ26の一
端に連結されている従動歯車31が、取付けフレーム2
1の側に配置されている駆動歯車32にかみ合った状態
になる。駆動歯車32は、減速歯車列33を介して、駆
動モータMに連結されている。減速歯車列33は、モー
タ出力軸に取り付けたピニオン歯車34と、これに噛み
合っている伝達歯車35と、これに噛み合っている伝達
歯車36と、これに同軸状態で一体化されているピニオ
ン歯車37とを含み、このピニオン歯車37が駆動歯車
32に噛み合っている。
【0051】(ロール紙装填機構の動作)図4〜図8を
参照して、ロール紙装填機構2におけるロール紙装填部
22の開閉動作を纏めて説明する。まず、図5に示すよ
うにロール紙装填部22が閉じている状態においてロッ
クレバー280の上端部分28iを上方に引くと、当該
ロックレバーのフック28g、28hがフレーム21の
側の被係合部21g、21hから外れてロックが解除さ
れる。
【0052】この結果、ホトインタラプタ288の検出
領域から旋回レバー285が外れるので、ロックが解除
され、開閉蓋30が開いたことが検出される。カバーフ
レーム28、スライドフレーム25および蓋フレーム2
3は一体となって図6に示す位置まで旋回して開く。こ
の旋回動作は、主としてスライドフレーム25と蓋フレ
ーム23の間に架け渡してあるコイルばね23gのばね
力によって行われる。
【0053】この後は、カバーフレーム28を、コイル
ばね23j、23kのばね力に抗して後方に旋回させる
と、図7の状態を経て、図8に示すように、ロール紙装
填部22の開口22bが全開状態になる。すなわち、開
口22bの上方から、カバーフレーム28、スライドフ
レーム25、蓋フレーム23のいずれもが退避した状態
になる。
【0054】この全開状態となった後に、ロール紙装填
部22aに装填されているロール紙4の交換作業を行
う。開口22bは全開状態なので、ロール紙4の交換作
業は簡単である。また、プラテンローラ26、紙案内2
7もスライドフレーム25と共に退避しているので、ロ
ール紙4の巻き出し部分4aを配置する作業も簡単に行
うことができる。
【0055】ロール紙4を装填した後は、カバーフレー
ム28を閉じる方向に旋回させる。この操作によって、
カバーフレーム28、スライドフレーム25および蓋フ
レーム23は一体となって旋回して、図7の状態を経
て、図6に示すように、蓋フレーム23が開口22bを
封鎖した状態になる。この後は、蓋フレーム23は開口
22bの縁に係合して、それ以上は旋回しない。従っ
て、この蓋フレーム23にスライド可能に取付けられて
いるスライドフレーム25もそれ以上は旋回しない。よ
って、この後は、カバーフレーム28のみが単独で旋回
することになる。
【0056】カバーフレーム28を押して図5に示す位
置まで旋回させると、この旋回運動が、リンク機構29
を介して、スライドフレーム25のスライド運動に変換
される。すなわち、スライドフレーム25は蓋フレーム
23に対して前方にスライドして、その前端に支持され
ているプラテンローラ26、紙案内27がインクジェッ
トヘッド8に対して一定のギャップを保って対峙した位
置(動作位置)に到る。
【0057】スライドフレーム25が前方にスライドす
ると、スライドフレーム25の両端の位置決めピン25
k、25lが取付けフレーム21の側の溝21k、21
lに嵌まり、そのスライド位置が固定される。換言する
と、プラテンローラ26および紙案内27が予め設定さ
れている対峙位置に保持され、インクジェットヘッド8
との間に一定のギャップが形成された状態になる。
【0058】スライドフレーム25が前方にスライドす
ると、その前端に取り付けられているプラテンローラ2
6の一端の従動側歯車32も一体となって前方に水平に
移動して、フレーム21の側の駆動側歯車32に対し
て、横方向から直上位置に移動する間に、当該駆動側歯
車32に完全に噛み合った状態になる。
【0059】これと同時に、ロックレバーのフック28
g、28hがフレーム側の被係合部21g、21hにロ
ックされる。また、ロックレバー280のフック28h
の前面によって旋回レバー285が旋回して、その下端
部分287がホトインタラプタ288の検出領域に進入
する。この結果、開閉蓋30が閉じられて、その状態に
ロックされたことが検出される。
【0060】(その他の実施の形態)上記の説明は、イ
ンクジェットプリンタに対して本発明を適用した実施の
形態に関するものである。本発明は印字ヘッドとしてイ
ンクジェットヘッド以外の形式の印字ヘッド、例えば、
ワイヤードットヘッドを備えたプリンタに対しても同様
に適用できる。
【0061】また、上記のインクジェットプリンタで
は、ロール紙と共に単票紙に対しても印字を行う構成と
なっているが、一般的に使用されているロール紙のみに
印字を行うPOS端末等に搭載されるプリンタに対して
も本発明を同様に適用できることは勿論である。
【0062】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のロール紙
プリンタは、開閉蓋に移動可能に取り付けたロックレバ
ーの位置に基づき、開閉蓋の開閉状態を検出している。
従って、開閉蓋の位置に基づき検出する場合に比べて、
正確に開閉蓋の開閉状態を検出できる。
【0063】また、ロックレバーはロック位置およびア
ンロック位置に移動可能であり、開閉蓋の開閉に関係な
くこれをアンロック位置に移動すれば、開閉蓋が開いた
旨の検出信号を出力できる。よって、ロール紙がジャミ
ングして開閉蓋が開かなくなってしまった場合等には、
ロックレバーを移動させて開閉蓋が閉じている旨の検出
をキャンセルできる。この結果、開閉蓋を開けることが
できない状態でも、ロール紙搬送用のモータを逆転させ
てジャミング状態にあるロール紙を除去する回復動作を
起動させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したインクジェトプリンタを示す
斜視図である。
【図2】図1のインクジェットプリンタにおける紙搬送
経路を示す説明図である。
【図3】図1のインクジェットプリンタにおけるロール
紙装填機構を取り出して示す部分斜視図である。
【図4】ロール紙装填部の開閉蓋の開閉を検出するため
の検出機構を示す説明図である。
【図5】図3のロール紙装填機構のロール紙装填部が閉
じた状態を示す説明図である。
【図6】図3のロール紙装填機構のロール紙装填部を閉
じているカバーフレームのロックが解除された後の状態
を示す説明図である。
【図7】図3のロール紙装填機構のカバーフレームがほ
ぼ垂直になるまで開いた状態を示す説明図である。
【図8】図3のロール紙装填機構のロール紙装填部を全
開にした状態を示す説明図である。
【図9】図3のロール紙装填機構における蓋フレームに
対するスライドフレームの取付け状態を示す説明図であ
る。
【符号の説明】
1 インクジェットプリンタ 2 ロール紙装填機構 3 単票紙挿入口 4 ロール紙 4a ロール紙の巻き出し部分 4A ロール体 4B ロール紙の印字面部分 5 単票紙 6 ガイドシャフト 7 キャリッジ 8 インクジェットヘッド 10 インク供給部 11 印字位置 12 プリンタ本体フレーム 13、14 ロール体支持ローラ 15 押しつけローラ(押しつけ部材) 15a 回転中心軸 15b ローラ本体 15c ばね部材 16 押さえローラ 16a 回転中心軸 16b ローラ本体 16c ばね部材 21 取付けフレーム 21g、21h ロックレバーの被係合部 22 ロール紙装填部 22b ロール紙装填部の開口 23 蓋フレーム 24 旋回中心を規定するシャフト 25 スライドフレーム 25j 連結孔 26 プラテンロール 27 紙案内 27a 紙案内の表面 28 カバーフレーム 28d 連結シャフト 280 ロックレバー 28B ロックレバーの旋回中心 28g、28h フック(掛止部) 28i ロックレバーの上端部分 285 旋回レバー 286 係合ピン 287 下端 288 ホトインタラプタ 29 リンク機構 30 開閉蓋

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロール紙装填部と、このロール紙装填部
    の開閉蓋とを有するロール紙プリンタにおいて、 前記開閉蓋を閉じ状態に保持するロックレバーと、当該
    ロックレバーによって前記開閉蓋が閉じ状態に保持され
    ていることを検出する検出手段とを有し、 前記ロックレバーは、ロック位置およびアンロック位置
    の間を移動可能な状態で、前記開閉蓋に取り付けられて
    いると共に、前記ロック位置に移動すると、前記ロール
    紙装填部の側に掛止可能な掛止部を備えており、 前記検出手段は、前記掛止部が前記ロール紙装填部の側
    に掛止されたことを検出するものであることを特徴とす
    るロール紙プリンタ。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006159525A (ja) * 2004-12-03 2006-06-22 Seiko Epson Corp 情報処理装置
JP2009028977A (ja) * 2007-07-26 2009-02-12 Brother Ind Ltd テープ印刷装置

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