JP2000108141A - 金型の残渣除去方法及び残渣除去装置 - Google Patents

金型の残渣除去方法及び残渣除去装置

Info

Publication number
JP2000108141A
JP2000108141A JP10300394A JP30039498A JP2000108141A JP 2000108141 A JP2000108141 A JP 2000108141A JP 10300394 A JP10300394 A JP 10300394A JP 30039498 A JP30039498 A JP 30039498A JP 2000108141 A JP2000108141 A JP 2000108141A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mold
laser
residue
laser beam
mold surface
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10300394A
Other languages
English (en)
Inventor
Takayuki Miki
貴之 三木
Kyoji Koda
京司 国府田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SHINOZAKI SEISAKUSHO KK
Original Assignee
SHINOZAKI SEISAKUSHO KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by SHINOZAKI SEISAKUSHO KK filed Critical SHINOZAKI SEISAKUSHO KK
Priority to JP10300394A priority Critical patent/JP2000108141A/ja
Publication of JP2000108141A publication Critical patent/JP2000108141A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 金型の型面に付着・堆積した樹脂残渣を、手
作業に頼ることなく効率的かつ安全に除去可能な技術を
確立する。 【解決手段】 金型の型面に付着した異物を除去する残
渣除去装置10であって、レーザ発振機12,14から出力さ
れたレーザ光L1,L2を、線状化して金型の型面18に照
射するレーザ照射部20と、金型16を移動させることによ
り、線状化レーザ光による型面18の走査を実現させる可
動テーブル22を備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、合成樹脂の射出
成形に用いる金型のメンテナンス技術に係り、特に、金
型の型面に付着した樹脂残渣等の異物を効率的に除去す
る技術に関する。
【0002】
【従来の技術】一対の金型の型面を対向配置させて型締
めし、両者間に形成される空間に溶融した樹脂材料を圧
入して任意の形状に成形する射出成形法の実施にあたっ
ては、定期的に型面の清掃が行われている。すなわち、
数ショットの成形処理を行うと、型面にはどうしても樹
脂の残り滓等の異物が付着・堆積することとなり、これ
を放置すると成形品の外観不良や寸法不良を来すことと
なる。また、樹脂材料が熱硬化性の場合には、硬化した
樹脂残渣によって金型の型面が損傷を受ける危険性もあ
る。特に、半導体チップの樹脂封止に用いる金型の場
合、型面に微細で複雑な凹部パターンが形成されている
ため、樹脂残渣が発生し易く、かつ樹脂残渣による被害
を受け易い。型面の鏡面度を高めることで、樹脂残渣の
発生をある程度抑えることはできるが、完全に無くすこ
とは困難である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような樹脂残渣に
対して、現在では専用のブラシやヘラによって一つ一つ
手作業で除去処理が行われている。これに先立ち、高圧
エアを吹き付けたり、接着性の強い清掃用の樹脂材を用
いたダミーの成形処理を行い、金型面に付着した樹脂残
渣を大雑把に取り除くことによって、ある程度の省力化
を図ることはできる。しかしながら、細かい凹部内に詰
まった樹脂を完全に取り除くことは困難であり、最終的
には手作業による除去作業に頼らざるを得ないのが現状
である。しかも、樹脂残渣を力任せに除去しようとすれ
ば、型面の凹部パターンを損なうおそれがあり、また高
温に加熱された金型に触れて作業者が火傷を負う危険性
もあるため、除去作業には細心の注意を払う必要があ
る。このため、樹脂残渣の除去に莫大な労力や時間が定
期的に費やされ、これが生産性向上の阻害要因となって
いる。
【0004】この発明は、従来の上記問題点に鑑みて案
出されたものであり、その目的とするところは、金型の
型面に付着・堆積した樹脂残渣を、手作業に頼ることな
く、効率的かつ安全に除去可能な技術を確立することに
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、この発明に係る金型の残渣除去方法は、金型の型面
に形成された凹部内に付着・堆積した樹脂滓等の異物を
除去するについて、レーザ発振機から出力されたレーザ
光を線状化する工程と、この線状化レーザ光によって金
型の型面を走査し、上記異物を消失させる工程とを備え
たことを特徴としている。レーザ光の線状化は、例えば
以下のようにして実現される。まず、レーザ発振機から
出力されたレーザ光を、複数の全反射ミラー及び半透過
ミラーの組合せよりなる光学系を介して複数本のレーザ
光に分岐させ、つぎに各分岐レーザ光を、凹レンズを透
過させることで拡大した後、シリンドリカルレンズ又は
多面体プリズム型レンズを透過させて細長い長方形状に
整形する。もちろん、他の方法を用いてレーザ光の線状
化を実現させてもよい。上記レーザ光による型面の走査
に際し、一方向から気体を吹き付けて残渣の飛沫を吹き
飛ばすと共に、反対方向においてこれを吸引し、以て残
渣の二次付着を防止することが望ましい。
【0006】また、この発明に係る金型の残渣除去装置
は、金型の型面に形成された凹部内に付着・堆積した樹
脂滓等の異物を除去する金型の残渣除去装置であって、
レーザ発振機から出力されたレーザ光を、線状化して金
型の型面に照射するレーザ照射部と、該レーザ照射部及
び上記金型の少なくとも一方を移動させることにより、
線状化レーザ光による型面の走査を実現させる移動手段
とを備えたことを特徴としている。上記レーザ照射部
は、例えば、レーザ発振機から出力されたレーザ光を、
複数の全反射ミラー及び半透過ミラーの組合せよりなる
光学系を介して複数本のレーザ光に分岐させるレーザ光
分光機構と、各分岐レーザ光を、凹レンズを透過させる
ことで拡大した後、シリンドリカルレンズ又は多面体プ
リズム型レンズを透過させて細長い長方形状に整形する
レーザ光線状化機構とを備えたものより構成される。も
ちろん、他の機構を用いてレーザ光の線状化を実現させ
ることも可能である。金型の型面に一方向から気体を吹
き付けて残渣の飛沫を吹き飛ばす気体吹付機構と、反対
方向においてこれを吸引する集塵吸引機構とを備えるよ
う構成してもよい。
【0007】レーザ光は、その出力を電気的に容易に制
御できるため、金型の型面を損なうことなく、表面に付
着・堆積した樹脂残渣等の異物のみを除去することが可
能となる。しかも、ミクロン単位の極めて微細な凹部内
にも到達可能であるため、取りこぼしが発生するおそれ
がなく、人手に頼る後工程を設ける必要もない。さら
に、レーザ光を線状化させた状態で型面の走査を行う方
式であるため、レーザ光を残渣にピンポイントで照射す
る場合に比べ、作業効率を飛躍的に高めることができ
る。線状化レーザ光の横幅が型面の横幅よりも大きくな
るように設定しておけば、一回の片道走査あるいは往復
走査によって除去作業を完了させることができる。レー
ザ光には、CO2レーザ、エキシマレーザ、YAGレー
ザ等、様々な種類が存在しており、金型の材質や樹脂の
種類に応じて最適のレーザ光を選択することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に基づき、この発
明の実施の形態について説明する。図1に示すように、
この発明に係る金型の残渣除去装置10は、第1のレーザ
発振機12及び第2のレーザ発振機14と、両レーザ発振機
から出力されたレーザ光L1,L2を線状化して金型16の
型面18に照射するレーザ照射部20とを備えている。金型
16は、移動手段としての可動テーブル22上に載置されて
いる。また、金型16の一側面側には気体吹付機構24が配
置されると共に、反対側には集塵吸引機構26が配置され
ている。上記レーザ発振機12,14から出力されるレーザ
光としては、例えば10.6μm波長のCO2レーザが該
当する。上記気体吹付機構24は、金型の型面18に対して
横方向から圧縮空気を供給する機能を果たし、上記集塵
吸引機構26は、型面18上の空気を吸引する機能を果た
す。
【0009】上記レーザ照射部20は、図2に示すよう
に、それぞれ6個の半透過ミラー28a〜28f及び全反射
ミラー30a〜30fの組み合わせからなる分光機構32と、
それぞれ8個の凹レンズ34a〜34h及びシリンドリカル
レンズ36a〜36hからなる線状化機構38とを備えてい
る。
【0010】まず、第1のレーザ発振機12から出力され
たレーザ光L1は、第1の半透過ミラー28aに導かれ、
その中約50%の成分は反射されて第1の全反射ミラー30
aに到達し、残りの約50%は透過して第2の半透過ミラ
ー28bに到達する。第2の半透過ミラー28bに入射した
レーザ光の中、約50%はそのまま透過して第1の凹レン
ズ34aに到達し、残りの約50%は第2の全反射ミラー30
bで反射されて第2の凹レンズ34bに到達する。第1の
全反射ミラー30aに入射したレーザ光は、そこで反射さ
れて第3の半透過ミラー28cに導かれる。この第3の半
透過ミラー28cに入射したレーザ光の中、約50%はその
まま透過して第3の凹レンズ34cに到達し、残りの50%
は第3の全反射ミラー30cで反射されて第4の凹レンズ
34dに到達する。
【0011】同様に、第2のレーザ発振機14から出力さ
れたレーザ光L2は、第4の半透過ミラー28dに導か
れ、その中約50%の成分は反射されて第4の全反射ミラ
ー30dに到達し、残りの約50%は透過して第5の半透過
ミラー28eに到達する。第4の全反射ミラー30dに入射
したレーザ光は、そこで反射されて第6の半透過ミラー
28fに導かれる。この第6の半透過ミラー28fに入射し
たレーザ光の中、約50%は第5の全反射ミラー30eで反
射されて第5の凹レンズ34eに到達し、残りの約50%は
そのまま透過して第5の凹レンズ34fに到達する。ま
た、第5の半透過ミラー28eに入射したレーザ光の中、
約50%は第6の全反射ミラー30fで反射されて第7の凹
レンズ34gに到達し、残りの約50%はそのまま透過して
第8の凹レンズ34hに到達する。
【0012】上記のように、各レーザ発振機12,14から
出力されたレーザ光L1,L2は、複数の全反射ミラー28
a〜28fと半透過ミラー30a〜30fの段階的な組合せよ
りなる光学系によって8本に分岐され、それぞれ凹レン
ズ34a〜34hに到達する。各凹レンズ34a〜34hに入射
した分岐レーザ光は、これらを透過することによって光
径が拡大された後、それぞれ第1のシリンドリカルレン
ズ36a〜第8のシリンドリカルレンズ36hに導かれる。
各シリンドリカルレンズ36a〜36hに入射したレーザ光
は、図2及び図3(第8の凹レンズ34h及びシリンドリ
カルレンズ36hの側面図)に示すように、細長い長方形
状に整形された上で、被照射面40に到達する。しかも、
各分岐レーザ光の一部が隣接する他の分岐レーザ光と重
複するように整列されているため、途中に切れ目がな
く、幅広に線状化されたビーム形状が得られる。ここで
は、一本の分岐レーザ光の横幅が40mmに、奥行きが1mm
となるように設定されているが、これらの寸法は、各シ
リンドリカルレンズ36a〜36hと被照射面40との距離を
変化させることによって調整することが可能である。
【0013】つぎに、この残渣除去装置10の処理対象で
ある金型16について説明する。この金型16は、いわゆる
半導体チップの樹脂封止用金型であり、図4に示すよう
に、可動上金型16aと固定下金型16bより構成される。
図5に示すように、可動上金型16aの型面18aには、所
定の凹部パターン42が複数形成されている。この凹部パ
ターン42は、円形のカル(湯溜まり)44と、該カル44の
両側に配置された矩形状の上キャビティ46と、各上キャ
ビティ46とカル44間を連通するランナ(湯道)48と、各
上キャビティ46に連通されたエアベント50とからなる。
上キャビティ46、及びカル44の底面には貫通孔51が形成
されており、この貫通孔51内にはエジェクタ・ピン52が
伸縮自在に配置されている(図4)。
【0014】図6に示すように、固定下金型16bの型面
18bには、上記上キャビティ46に対応する複数の下キャ
ビティ53が形成されている。一対の下キャビティ53,53
間には、上記カル44に対応する位置にポット54が形成さ
れている。図4に示すように、上記ポット54内には、粉
末状のエポキシ樹脂を円柱状に加圧整形させたタブレッ
ト56が装填される。また、このタブレット56の下方に
は、押圧用のプランジャ58が伸縮自在に配置される。下
キャビティ53の底面にも、上記と同様の貫通孔51が形成
されており、この貫通孔51内にはエジェクタ・ピン52が
伸縮自在に配置されている。
【0015】しかして、図4に示すように、上金型16a
と下金型16bとを対向配置させ、両者間にリードフレー
ム58がセットされる。各リードフレーム58には、複数の
半導体チップ60が一定の間隔をおいて配置されており、
各半導体チップ60が上キャビティ46及び下キャビティ53
間に形成される空間に対応するよう位置決めされる。こ
の状態で、上金型16aを下方に移動させて型締めし、図
示しないヒータによって上記タブレット56を加熱しなが
らプランジャ58を上昇させ、溶融した樹脂を上金型16a
のカル44側に押圧する。この結果、溶融樹脂はカル44及
びランナ48を経由して上キャビティ46−下キャビティ53
間の空間に充填される。この際、空間内の空気はエアベ
ント50を介して外部に排出される。この状態で数分間加
熱を続けると、熱硬化性のエポキシ樹脂が固化する。つ
ぎに、上金型16aを上昇させて型開きを行い、樹脂封止
が完了したリードフレーム58を取り出す。この際、各エ
ジェクタ・ピン52を伸張させることにより、容易に型抜
きを行うことができる。
【0016】上記のように、上金型16a及び下金型16b
の型面18a,18bには、微細かつ複雑な凹部(上キャビ
ティ46、カル44、ランナ48、エアベント50、下キャビテ
ィ53、ポット54)が形成されているため、上記樹脂封止
工程を複数ショット連続して実行すると、樹脂残渣が各
凹部内に発生する。そこで、上金型16a及び下金型16b
を図示しない金型取付台より取り外し、図1に示したよ
うに、可動テーブル22上に載置する。つぎに、第1のレ
ーザ発振機12及び第2のレーザ発振機14を稼働させ、レ
ーザ光L1,L2を出力する。各レーザ発振機12,14から
出力されたレーザ光L1,L2は、所定の光学系を介して
レーザ照射部20に導かれ、そこで線状化された上で型面
18に照射される。同時に、可動テーブル22が所定の速度
で線状化レーザ光と直交する方向に移動を開始する。こ
の結果、型面18の凹部内に付着していた樹脂残渣が、線
状化レーザ光の走査によって除去されていく。この際、
気体吹付機構24から供給される圧縮空気によって煤煙や
樹脂飛沫が吹き飛ばされると共に、集塵吸引機構26の吸
引作用によってこれらが回収されるため、樹脂残渣の二
次的付着が有効に防止される。
【0017】金型16の型面18に形成された凹部は非常に
微細かつ複雑な形状を備えており、特にエアベント50は
スリット幅が0.05mm以下であるため、内部に詰まった樹
脂を機械的な方法で取り除くことは極めて困難である
が、レーザ光であればエアベント50内部に確実に到達で
き、樹脂残渣を除去することができる。
【0018】上記においては、残渣除去処理の対象物と
して、半導体チップ60をマウントしたリードフレーム58
を樹脂封止するための金型16を例示したが、他の一般的
な射出成型用金型にも適用できることはいうまでもな
い。また、金型16を可動テーブル22上に載置して移動さ
せる代わりに、線状化レーザ光側を移動させることによ
って型面18の走査を行うよう構成してもよい。上記にお
いては、2台のレーザ発振機を用いる例を示したが、1
台のレーザ発振機から出力されたレーザ光を線状化させ
るよう構成してもよい。また、レーザ光の線状化手段も
上記に限定されるものではなく、他の方式や機構によっ
て線状化を実現することができる。
【0019】
【発明の効果】この発明に係る金型の残渣除去方法及び
残渣除去装置にあっては、線状化されたレーザ光を用い
て樹脂残渣等の異物を除去する仕組みであるため、人手
に頼る必要がなく、また金型の型面を損なう危険性もな
く、金型の型面に付着・堆積した異物を極めて効率的か
つ完全に除去することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る金型の残渣除去装置を示すブロ
ック図である。
【図2】レーザ照射部の内部構造を示す模式図である。
【図3】凹レンズ及びシリンドリカルレンズを示す側面
図である。
【図4】金型を示す分解断面図である。
【図5】可動上金型を示す斜視図である。
【図6】固定下金型を示す斜視図である。
【符号の説明】
10 残渣除去装置 12 第1のレーザ発振機 14 第2のレーザ発振機 16 金型 18 型面 20 レーザ照射部 22 可動テーブル 24 気体吹付機構 26 集塵吸引機構 28a〜28f 半透過ミラー 30a〜30f 全反射ミラー 32 分光機構 34a〜34h 凹レンズ 36a〜36h シリンドリカルレンズ 38 線状化機構
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B23K 26/08 B23K 26/08 A 26/14 26/14 A B29C 45/26 B29C 45/26

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】金型の型面に付着した異物を除去する残渣
    除去方法であって、 レーザ発振機から出力されたレーザ光を線状化する工程
    と、 この線状化されたレーザ光によって金型の型面を走査
    し、上記異物を消失させる工程とからなることを特徴と
    する金型の残渣除去方法。
  2. 【請求項2】レーザ発振機から出力されたレーザ光を、
    複数の全反射ミラー及び半透過ミラーの組合せよりなる
    光学系を介して複数本のレーザ光に分岐させると共に、
    各分岐レーザ光を、凹レンズを透過させることで拡大し
    た後、シリンドリカルレンズ又は多面体プリズム型レン
    ズを透過させて細長い長方形状に整形し、以てレーザ光
    の線状化を実現することを特徴とする請求項1に記載の
    金型の残渣除去方法。
  3. 【請求項3】上記レーザ光による型面の走査に際し、一
    方向から気体を吹き付けて残渣の飛沫を吹き飛ばすと共
    に、反対方向においてこれを吸引し、以て残渣の二次付
    着を防止することを特徴とする請求項1または2に記載
    の金型の残渣除去方法。
  4. 【請求項4】金型の型面に付着した異物を除去する残渣
    除去装置であって、 レーザ発振機から出力されたレーザ光を、線状化して金
    型の型面に照射するレーザ照射部と、 該レーザ照射部及び上記金型の少なくとも一方を移動さ
    せることにより、線状化レーザ光による型面の走査を実
    現させる移動手段を備えたことを特徴とする金型の残渣
    除去装置。
  5. 【請求項5】上記レーザ照射部が、レーザ発振機から出
    力されたレーザ光を、複数の全反射ミラー及び半透過ミ
    ラーの組合せよりなる光学系を介して複数本のレーザ光
    に分岐させるレーザ光分光機構と、 各分岐レーザ光を、凹レンズを透過させることで拡大し
    た後、シリンドリカルレンズ又は多面体プリズム型レン
    ズを透過させて細長い長方形状に整形するレーザ光線状
    化機構とを備えていることを特徴とする、請求項4に記
    載の金型の残渣除去装置。
  6. 【請求項6】金型の型面に一方向から気体を吹き付けて
    残渣の飛沫を吹き飛ばす気体吹付機構と、反対方向にお
    いてこれを吸引する集塵吸引機構とを備えたことを特徴
    とする請求項4または5に記載の金型の残渣除去装置。
JP10300394A 1998-10-07 1998-10-07 金型の残渣除去方法及び残渣除去装置 Pending JP2000108141A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10300394A JP2000108141A (ja) 1998-10-07 1998-10-07 金型の残渣除去方法及び残渣除去装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10300394A JP2000108141A (ja) 1998-10-07 1998-10-07 金型の残渣除去方法及び残渣除去装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000108141A true JP2000108141A (ja) 2000-04-18

Family

ID=17884269

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10300394A Pending JP2000108141A (ja) 1998-10-07 1998-10-07 金型の残渣除去方法及び残渣除去装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000108141A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002127151A (ja) * 2000-10-19 2002-05-08 Towa Corp 金型クリーニング装置及び金型クリーニング方法
JP2003145548A (ja) * 2001-11-16 2003-05-20 Towa Corp 樹脂成形用金型のクリーニング方法及び装置
JP2008149705A (ja) * 2006-11-22 2008-07-03 Apic Yamada Corp 樹脂モールド装置および樹脂モールド方法
JP2008246492A (ja) * 2007-03-29 2008-10-16 Toppan Printing Co Ltd フェムト秒レーザ加工による針状体アレイの製造方法
JP2008272830A (ja) * 2007-05-02 2008-11-13 Eo Technics Co Ltd レーザ加工装置
JP2008279503A (ja) * 2007-05-09 2008-11-20 Eo Technics Co Ltd マルチレーザシステム
JP2015502255A (ja) * 2011-10-24 2015-01-22 シェフラー テクノロジーズ ゲー・エム・ベー・ハー ウント コー. カー・ゲーSchaeffler Technologies GmbH & Co. KG レーザで金属製の摩擦面を加工する方法;相応の金属薄板部材

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002127151A (ja) * 2000-10-19 2002-05-08 Towa Corp 金型クリーニング装置及び金型クリーニング方法
JP4630442B2 (ja) * 2000-10-19 2011-02-09 Towa株式会社 樹脂成形装置及び樹脂成形方法
JP2003145548A (ja) * 2001-11-16 2003-05-20 Towa Corp 樹脂成形用金型のクリーニング方法及び装置
JP2008149705A (ja) * 2006-11-22 2008-07-03 Apic Yamada Corp 樹脂モールド装置および樹脂モールド方法
JP2008246492A (ja) * 2007-03-29 2008-10-16 Toppan Printing Co Ltd フェムト秒レーザ加工による針状体アレイの製造方法
JP2008272830A (ja) * 2007-05-02 2008-11-13 Eo Technics Co Ltd レーザ加工装置
JP2008279503A (ja) * 2007-05-09 2008-11-20 Eo Technics Co Ltd マルチレーザシステム
JP2015502255A (ja) * 2011-10-24 2015-01-22 シェフラー テクノロジーズ ゲー・エム・ベー・ハー ウント コー. カー・ゲーSchaeffler Technologies GmbH & Co. KG レーザで金属製の摩擦面を加工する方法;相応の金属薄板部材

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6483809B2 (ja) 多波長レーザによる選択領域における高速成形システム及びその方法
US6841482B2 (en) Laser machining of semiconductor materials
US5876550A (en) Laminated object manufacturing apparatus and method
NL2001029C2 (nl) Harsvormmachine en werkwijze voor het vormen van hars.
JP4599631B2 (ja) 板状部材の分割方法及び分割装置
US6417481B2 (en) Method and a device for heating at least two elements by means of laser beams of high energy density
JP2006315017A (ja) レーザ切断方法および被切断部材
ES2149637T3 (es) Procedimiento de ensamblaje por laser y dispositivo para unir distintas piezas de plastico o plastico con otros materiales.
JP7012824B2 (ja) ポリマー樹脂モールド化合物ベースの基板の切断方法およびそのシステム
US5961860A (en) Pulse laser induced removal of mold flash on integrated circuit packages
JP2000108141A (ja) 金型の残渣除去方法及び残渣除去装置
KR101865594B1 (ko) 반도체 장비 부품의 세정 장치 및 방법
US7909596B2 (en) Resin molding machine and method of resin molding
JP4435880B2 (ja) 走査型レーザによる眼科レンズ成形品の取り出し装置および方法
JPH01122417A (ja) 合成樹脂モールド用金型の清掃方法
KR100433174B1 (ko) 레이저를 이용한 방사노즐 건식세정 장치 및 방법
KR102167896B1 (ko) 성형 형 클리닝 장치 및 방법, 수지 성형 장치, 그리고 수지 성형품 제조 방법
JP2006114938A (ja) 半導体基板の切断方法
US6528757B2 (en) Apparatus processing a gate portion in a semiconductor manufacturing apparatus, which remove a gate correspondence portion from a semiconductor package connected to a lead frame, and a resin burr deposited on a lead portion associated with the semiconductor package
JP2003088989A (ja) レーザ割断方法およびその方法を使用したレンズまたはレンズ型を製造する方法ならびにその製造方法によって成形されたレンズ、レンズ型
JP2004126377A (ja) 樹脂製部品の製造方法
KR19990074698A (ko) 금형 클리닝 장치
KR102249069B1 (ko) 반도체 금형 레이저 세정 장치
JP2020006601A (ja) 成形型クリーニング装置、成形型クリーニング方法、樹脂成形装置、及び樹脂成形品製造方法
JP2005205833A (ja) 金型クリーニング装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees