JP2000107813A - 金属筒状体の成形装置と金属筒状体の成形方法 - Google Patents

金属筒状体の成形装置と金属筒状体の成形方法

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JP2000107813A
JP2000107813A JP10285140A JP28514098A JP2000107813A JP 2000107813 A JP2000107813 A JP 2000107813A JP 10285140 A JP10285140 A JP 10285140A JP 28514098 A JP28514098 A JP 28514098A JP 2000107813 A JP2000107813 A JP 2000107813A
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block
forming
mandrel
bending
cylindrical
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Yasuji Hatano
八州治 波多野
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Calsonic Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コンパクトで安価な設備により従来のロール
によるシーム加工に比べて品質の良い金属筒状体の成形
ができる金属筒状体の成形装置と金属筒状体の成形方法
を提供すること。 【解決手段】 一枚のプレート材Pを円筒状に成形し、
マンドレル1に巻き付けられた端部どうしを折り込むロ
ックシーム加工により継ぎ目を成形して金属筒状体とす
る金属筒状体の成形装置において、プレート材Pをマン
ドレル1に巻き付けることで円筒状に成形するツールと
ロックシーム加工を行なうツールを、いずれもマンドレ
ル長さとほぼ同じ長さを持ち、個別に動きながら加工長
方向に同時加工を行なう複数のブロック2,3,4,
7,8,9,10,11とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車の排気マフ
ラ等として適用される金属筒状体の成形装置と成形方法
の技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】従来、排気マフラ等の金属筒状体の成形
装置と成形方法としては、例えば、特許第252910
9号(特許公報発行日:平成8年8月28日)に記載の
ものが知られている。
【0003】上記公報には、マンドレルに巻き付けられ
た板金の縁部どうしを折り組んで継ぎ目を成形する複段
の成形ローラを有する装置が記載され、この成形ローラ
を円筒状の板金の一端部側から他端部側へ円筒軸方向に
ストロークさせながら継ぎ目を成形する方法が記載され
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
金属筒状体の成形装置と成形方法にあっては、円筒状の
板金の一端部側から他端部側へ円筒軸方向にストローク
させながら継ぎ目が成形されるため、材料の逃げが片側
に寄り、図9に示すように、ラッパ状の筒となってしま
うという問題点がある。
【0005】また、何個も組み合わされたロールを加工
板の端から端まで全て通過させるため、設備の長さが最
小でも加工長の3倍以上の長さが必要となり、加えて、
ロールの形状やクリアランスの調整が非常に難しいとい
う問題点がある。
【0006】本発明が解決しようとする課題は、コンパ
クトで安価な設備により従来のロールによるシーム加工
に比べて品質の良い金属筒状体の成形ができる金属筒状
体の成形装置と金属筒状体の成形方法を提供することに
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】(解決手段1)上記課題
の解決手段1(請求項1)は、一枚のプレート材を円筒
状に成形し、マンドレルに巻き付けられた端部どうしを
折り込むロックシーム加工により継ぎ目を成形して金属
筒状体とする金属筒状体の成形装置において、プレート
材をマンドレルに巻き付けることで円筒状に成形するツ
ールとロックシーム加工を行なうツールを、いずれもマ
ンドレル長さとほぼ同じ長さを持ち、個別に動きながら
加工長方向に同時加工を行なう複数のブロックとしたこ
とを特徴とする。 (解決手段2)上記課題の解決手段2(請求項2)は、
請求項1記載の金属筒状体の成形装置において、前記円
筒状に成形するツールを、マンドレルの半円筒面に合致
する半円筒凹面を有するAブロックと、継ぎ目近傍の一
方のマンドレル形状に合致する部分円筒凹面を有し接線
方向に進退可能なBブロックと、Bブロックと対向配置
で継ぎ目近傍の他方のマンドレル形状に合致する部分円
筒凹面を有し接線方向に進退可能なCブロックとし、前
記ロックシーム加工を行なうツールを、Aブロックを前
進させての円筒成形時にプレート端部に長い折り曲げ部
と短い折り曲げ部を曲げ成形する固定の第1予備折り曲
げブロック及び第2予備折り曲げブロックと、短い折り
曲げ部の幅で対向配置され接線方向に進退可能なDブロ
ック及びEブロックと、Eブロックに積層配置され接線
方向に進退可能なFブロックと、径方向に進退可能なG
ブロックと、Gブロックに一体で設けられ接線方向に進
退可能なHブロックとしたことを特徴とする。 (解決手段3)上記課題の解決手段3(請求項3)は、
一枚のプレート材を円筒状に成形し、マンドレルに巻き
付けられたプレート端部どうしを折り込むロックシーム
加工により継ぎ目を成形して金属筒状体とする金属筒状
体の成形方法において、プレート材を設定するプレート
材設定工程と、マンドレルにプレート材を巻き付けて円
筒に成形する円筒成形工程と、複数のブロックを互いに
組み合わせて用いることでプレート端部どうしを折り込
でシーム加工するロックシーム加工工程と、を備えてい
ることを特徴とする。 (解決手段4)上記課題の解決手段4(請求項4)は、
請求項3記載の金属筒状体の成形方法において、前記プ
レート材設定工程を、固定の第1予備折り曲げブロック
及び第2予備折り曲げブロックと後退位置にあるAブロ
ックとの間にプレート材を設定する工程とし、前記円筒
成形工程を、Aブロックを前進させてマンドレルに半周
巻き付ける第1成形工程と、半周巻き付けられたプレー
ト材に対してBブロックとCブロックを前進させること
によりマンドレルの全周にプレート材を巻き付ける第2
成形工程による工程とし、前記ロックシーム加工工程
を、前記第1成形工程にてプレート端部に長い折り曲げ
部と短い折り曲げ部を曲げ成形する予備折り曲げ工程
と、Fブロックの前進により長い折り曲げ部を直角に折
り曲げる第1折り曲げ工程と、Gブロックの前進により
長い折り曲げ部さらに折り曲げることで3層折り込み部
を形成する第2折り曲げ工程と、第2折り曲げ加工によ
る3層折り込み部をEブロックにより接線方向に折り曲
げる第3折り曲げ工程と、接線方向に折り曲げられた3
層折り込み部をGブロックの前進によりマンドレルに押
し付ける第4折り曲げ工程による工程としたことを特徴
とする。 (解決手段5)上記課題の解決手段5(請求項5)は、
請求項3または請求項4記載の成形方法により製造され
た金属筒状体を、自動車の排気マフラに適用したことを
特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】(実施の形態1)実施の形態1は
請求項1〜請求項5に記載の発明に対応する金属筒状体
の成形装置と金属筒状体の成形方法である。 [金属筒状体の成形装置について]図1は実施の形態1
の金属筒状体の成形装置を示す全体図で、1はマンドレ
ル、2はAブロック、2aは半円筒凹面、3はBブロッ
ク、3aは部分円筒凹面、4はCブロック、4aは部分
円筒凹面、5は第1予備折り曲げブロック、6は第2予
備折り曲げブロック、7はDブロック、8はEブロッ
ク、9はFブロック、10はGブロック、11はHブロ
ック、Pはプレート材である。
【0009】一枚のプレート材を円筒状に成形し、マン
ドレルに巻き付けられたプレート端部どうしを折り込む
ロックシーム加工により継ぎ目を成形して金属筒状体と
する実施の形態1の金属筒状体の成形装置は、プレート
材Pをマンドレル1に巻き付けることで円筒状に成形す
るツールと、ロックシーム加工を行なうツールとが、い
ずれもマンドレル長さとほぼ同じ長さを持ち、個別に動
きながら加工長方向に同時加工を行なう複数のAブロッ
ク2〜Hブロック11とされている。
【0010】前記円筒状に成形するツールは、マンドレ
ル1の下側半円筒面に合致する半円筒凹面2aを有する
Aブロック2と、継ぎ目近傍の一方のマンドレル形状に
合致する部分円筒凹面3aを有し接線方向に進退可能な
Bブロック3と、Bブロック3と対向配置で継ぎ目近傍
の他方のマンドレル形状に合致する部分円筒凹面4aを
有し接線方向に進退可能なCブロック4による構成とさ
れる。
【0011】前記ロックシーム加工を行なうツールは、
Aブロック2を前進させての円筒成形時にプレート端部
に長い折り曲げ部と短い折り曲げ部を曲げ成形する固定
の第1予備折り曲げブロック5及び第2予備折り曲げブ
ロック6と、短い折り曲げ部の幅で対向配置され接線方
向に進退可能なDブロック7及びEブロック8と、Eブ
ロック8に積層配置され接線方向に進退可能なFブロッ
ク9と、継ぎ目の上方位置に配置され径方向に進退可能
なGブロック10と、Gブロック10に一体で設けられ
接線方向に進退可能なHブロック11による構成とされ
る。
【0012】尚、図示していないが、Aブロック2〜H
ブロック11とマンドレル1には、これらの構成部材を
進退動作させるシリンダーが連結されている。 [金属筒状体の成形方法について]図2は実施の形態1
の金属筒状体の成形方法のうち第1成形工程を示す図、
図3は実施の形態1の金属筒状体の成形方法のうち第2
成形工程を示す図、図4は実施の形態1の金属筒状体の
成形方法のうち第1折り曲げ工程を示す図、図5は実施
の形態1の金属筒状体の成形方法のうち第2折り曲げ工
程を示す図、図6は実施の形態1の金属筒状体の成形方
法のうち第3折り曲げ工程を示す図、図7は実施の形態
1の金属筒状体の成形方法のうち第4折り曲げ工程を示
す図、図8は実施の形態1の成形方法で金属筒状体を成
形する場合の各ブロック及びマンドレルのシリンダ位置
のタイムチャートである。
【0013】一枚のプレート材を円筒状に成形し、マン
ドレルに巻き付けられたプレート端部どうしを折り込む
ロックシーム加工により継ぎ目を成形して金属筒状体と
する実施の形態1の金属筒状体の成形方法は、プレート
材Pを設定するプレート材設定工程(図1)と、マンド
レル1にプレート材Pを巻き付けて円筒に成形する円筒
成形工程(図2及び図3)と、第1,第2予備折り曲げ
ブロック5,6並びにDブロック7〜Hブロック11を
互いに組み合わせて用いることでプレート端部どうしを
折り込でシーム加工するロックシーム加工工程(図4〜
図7)とを備えている。以下、各工程について説明す
る。
【0014】前記プレート材設定工程は、図1に示すよ
うに、固定の第1予備折り曲げブロック5及び第2予備
折り曲げブロック6と後退位置にあるAブロック2との
間にプレート材Pを設定する工程である。
【0015】前記円筒成形工程は、図2に示すように、
Aブロック2を前進させてマンドレル1にプレート材P
を半周巻き付ける第1成形工程と、図3に示すように、
半周巻き付けられたプレート材Pに対してBブロック3
とCブロック4を前進させることによりマンドレル1の
全周にプレート材Pを巻き付ける第2成形工程とからな
る。
【0016】前記ロックシーム加工工程は、図2に示す
ように、Aブロック2を前進させる第1成形工程にてプ
レート端部に長い折り曲げ部と短い折り曲げ部を曲げ成
形する予備折り曲げ工程と、図4に示すように、前進さ
せたDブロック7とEブロック8により両端の折り曲げ
部を挟持した状態でFブロック9を前進させることによ
り長い折り曲げ部を直角に折り曲げる第1折り曲げ工程
と、図5に示すように、Dブロック7とFブロック9を
後退させた状態でGブロック10を前進させることによ
り長い折り曲げ部さらに折り曲げることで短い折り曲げ
部の両側を長い折り曲げ部で覆う3層折り込み部を形成
する第2折り曲げ工程と、図6に示すように、Gブロッ
ク10を後退させ第2折り曲げ加工による3層折り込み
部をEブロック8の前進により接線方向に折り曲げる第
3折り曲げ工程と、図7に示すように、Eブロック8を
後退させ接線方向に折り曲げられた3層折り込み部をG
ブロック10の前進によりマンドレル1に押し付けて仕
上げとする第4折り曲げ工程とからなる。
【0017】尚、ロックシーム加工工程の後、マンドレ
ル1を前進させて完成した金属筒状体がマンドレル1か
ら外される。
【0018】以上の金属筒状体の成形方法で各ブロック
(A〜H)及びマンドレル1(I)を動作させるシリン
ダー位置のタイムチャートは図8に示す通りで、この動
作内容をコントローラにプログラムしておくことで、自
動的に金属筒状体の成形を行なうことができる。 [金属筒状体の成形装置と成形方法のメリットについ
て]従来のロールによるシーム加工との対比に基づき実
施の形態1の金属筒状体の成形装置と成形方法のメリッ
トについて下記に列挙する。 (1) 個別に動きながら加工長方向に同時加工を行なう複
数のブロックをツールとするものであるため、加工点が
移動する従来のロール成形のようにラッパ状にならず、
金属筒状体の製品品質が向上する。 (2) 成形・加工ツールが軸方向の移動がないブロックで
あるため、軸方向に移動しながら加工を行なう従来のロ
ール成形のように加工長の3倍以上の長さの設備を要さ
ず、ほぼ加工長と同じ長さの設備とすることができ、設
備をコンパクトにすることができる。 (3) 単純な形状のブロックを用いるものであり、従来の
ように何個も組み合わされた複雑な形状を持つロールを
用いるものではないため、設備が安価である。 (4) 従来のように非常に難しいロールのクリアランスの
調整がいらない。 (5) 製造された金属筒状体を、自動車の排気マフラに適
用した場合、ロール成形製品に比べ、高品質で低コスト
の排気マフラを提供することができる。 (その他の実施の形態)実施の形態1では、製造された
金属筒状体を、自動車の排気マフラに適用する例を示し
たが、金属筒状体が使用される他の用途に適用できるの
はいうまでもない。
【0019】また、具体的なブロックの数や設置の態様
についても、実施の形態1のブロックの数や設置の態様
に限られるものではなく、製品形状等に応じて様々に変
更可能である。
【0020】
【発明の効果】請求項1記載の発明にあっては、一枚の
プレート材を円筒状に成形し、マンドレルに巻き付けら
れた端部どうしを折り込むロックシーム加工により継ぎ
目を成形して金属筒状体とする金属筒状体の成形装置に
おいて、プレート材をマンドレルに巻き付けることで円
筒状に成形するツールとロックシーム加工を行なうツー
ルを、いずれもマンドレル長さとほぼ同じ長さを持ち、
個別に動きながら加工長方向に同時加工を行なう複数の
ブロックとしたため、コンパクトで安価な設備により従
来のロールによるシーム加工に比べて品質の良い金属筒
状体を成形する成形装置を提供することがができる。
【0021】請求項2記載の発明にあっては、請求項1
記載の金属筒状体の成形装置において、円筒状に成形す
るツールを、マンドレルの半円筒面に合致する半円筒凹
面を有するAブロックと、継ぎ目近傍の一方のマンドレ
ル形状に合致する部分円筒凹面を有し接線方向に進退可
能なBブロックと、Bブロックと対向配置で継ぎ目近傍
の他方のマンドレル形状に合致する部分円筒凹面を有し
接線方向に進退可能なCブロックとし、ロックシーム加
工を行なうツールを、Aブロックを前進させての円筒成
形時にプレート端部に長い折り曲げ部と短い折り曲げ部
を曲げ成形する固定の第1予備折り曲げブロック及び第
2予備折り曲げブロックと、短い折り曲げ部の幅で対向
配置され接線方向に進退可能なDブロック及びEブロッ
クと、Eブロックに積層配置され接線方向に進退可能な
Fブロックと、径方向に進退可能なGブロックと、Gブ
ロックに一体で設けられ接線方向に進退可能なHブロッ
クとしたため、請求項1記載の発明の効果に加え、個別
に動く少ない数のブロックにより円筒成形とロックシー
ム加工を行なうことができる。
【0022】請求項3記載の発明にあっては、一枚のプ
レート材を円筒状に成形し、マンドレルに巻き付けられ
たプレート端部どうしを折り込むロックシーム加工によ
り継ぎ目を成形して金属筒状体とする金属筒状体の成形
方法において、プレート材を設定するプレート材設定工
程と、マンドレルにプレート材を巻き付けて円筒に成形
する円筒成形工程と、複数のブロックを互いに組み合わ
せて用いることでプレート端部どうしを折り込でシーム
加工するロックシーム加工工程と、を備えているため、
コンパクトで安価な設備により従来のロールによるシー
ム加工に比べて品質の良い金属筒状体を成形する成形方
法を提供することができる。
【0023】請求項4記載の発明にあっては、請求項3
記載の金属筒状体の成形方法において、プレート材設定
工程を、固定の第1予備折り曲げブロック及び第2予備
折り曲げブロックと後退位置にあるAブロックとの間に
プレート材を設定する工程とし、円筒成形工程を、Aブ
ロックを前進させてマンドレルに半周巻き付ける第1成
形工程と、半周巻き付けられたプレート材に対してBブ
ロックとCブロックを前進させることによりマンドレル
の全周にプレート材を巻き付ける第2成形工程による工
程とし、ロックシーム加工工程を、前記第1成形工程に
てプレート端部に長い折り曲げ部と短い折り曲げ部を曲
げ成形する予備折り曲げ工程と、Fブロックの前進によ
り長い折り曲げ部を直角に折り曲げる第1折り曲げ工程
と、Gブロックの前進により長い折り曲げ部さらに折り
曲げることで3層折り込み部を形成する第2折り曲げ工
程と、第2折り曲げ加工による3層折り込み部をEブロ
ックにより接線方向に折り曲げる第3折り曲げ工程と、
接線方向に折り曲げられた3層折り込み部をGブロック
の前進によりマンドレルに押し付ける第4折り曲げ工程
による工程としたため、請求項3記載の発明の効果に加
え、固定のブロックにより円筒成形工程にて予備折り曲
げを行なうことができると共に、個別に動くブロックを
有効に組み合わせながら整然とロックシーム加工を行な
うことができる。
【0024】請求項5記載の発明にあっては、請求項3
または請求項4記載の成形方法により製造された金属筒
状体を、自動車の排気マフラに適用したため、ロール成
形製品に比べ、高品質で低コストの排気マフラを提供す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1の金属筒状体の成形装置を示す全
体図である。
【図2】実施の形態1の金属筒状体の成形方法のうち第
1成形工程を示す図である。
【図3】実施の形態1の金属筒状体の成形方法のうち第
2成形工程を示す図である。
【図4】実施の形態1の金属筒状体の成形方法のうち第
1折り曲げ工程を示す図である。
【図5】実施の形態1の金属筒状体の成形方法のうち第
2折り曲げ工程を示す図である。
【図6】実施の形態1の金属筒状体の成形方法のうち第
3折り曲げ工程を示す図である。
【図7】実施の形態1の金属筒状体の成形方法のうち第
4折り曲げ工程を示す図である。
【図8】実施の形態1の成形方法で金属筒状体を成形す
る場合の各ブロック及びマンドレルのシリンダ位置のタ
イムチャートである。
【図9】従来のロール成形により金属筒状体を成形した
場合、加工方向により径差が生じることを示す斜視図で
ある。
【符号の説明】
1 マンドレル 2 Aブロック 2a 半円筒凹面 3 Bブロック 3a 部分円筒凹面 4 Cブロック 4a 部分円筒凹面 5 第1予備折り曲げブロック 6 第2予備折り曲げブロック 7 Dブロック 8 Eブロック 9 Fブロック 10 Gブロック 11 Hブロック P プレート材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F01N 7/18 F01N 7/18

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一枚のプレート材(P) を円筒状に成形
    し、マンドレル(1) に巻き付けられたプレート端部どう
    しを折り込むロックシーム加工により継ぎ目を成形して
    金属筒状体とする金属筒状体の成形装置において、 プレート材(P) をマンドレル(1) に巻き付けることで円
    筒状に成形するツールとロックシーム加工を行なうツー
    ルを、いずれもマンドレル長さとほぼ同じ長さを持ち、
    個別に動きながら加工長方向に同時加工を行なう複数の
    ブロック(2),(3),(4),(7),(8),(9),(10),(11) としたこ
    とを特徴とする金属筒状体の成形装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の金属筒状体の成形装置に
    おいて、 前記円筒状に成形するツールを、マンドレル(1) の半円
    筒面に合致する半円筒凹面(2a)を有するAブロック(2)
    と、継ぎ目近傍の一方のマンドレル形状に合致する部分
    円筒凹面(3a)を有し接線方向に進退可能なBブロック
    (3) と、Bブロック(3) と対向配置で継ぎ目近傍の他方
    のマンドレル形状に合致する部分円筒凹面(4a)を有し接
    線方向に進退可能なCブロック(4) とし、 前記ロックシーム加工を行なうツールを、Aブロック
    (2) を前進させての円筒成形時にプレート端部に長い折
    り曲げ部と短い折り曲げ部を曲げ成形する固定の第1予
    備折り曲げブロック(5) 及び第2予備折り曲げブロック
    (6) と、短い折り曲げ部の幅で対向配置され接線方向に
    進退可能なDブロック(7) 及びEブロック(8) と、Eブ
    ロック(8) に積層配置され接線方向に進退可能なFブロ
    ック(9) と、径方向に進退可能なGブロック(10)と、G
    ブロック(10)に一体で設けられ接線方向に進退可能なH
    ブロック(11)としたことを特徴とする金属筒状体の成形
    装置。
  3. 【請求項3】 一枚のプレート材(P) を円筒状に成形
    し、マンドレル(1) に巻き付けられたプレート端部どう
    しを折り込むロックシーム加工により継ぎ目を成形して
    金属筒状体とする金属筒状体の成形方法において、 プレート材(P) を設定するプレート材設定工程と、 マンドレル(1) にプレート材(P) を巻き付けて円筒に成
    形する円筒成形工程と、 複数のブロック(7),(8),(9),(10),(11) を互いに組み合
    わせて用いることでプレート端部どうしを折り込でシー
    ム加工するロックシーム加工工程と、 を備えているこ
    とを特徴とする金属筒状体の成形方法。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の金属筒状体の成形方法に
    おいて、 前記プレート材設定工程を、固定の第1予備折り曲げブ
    ロック(5) 及び第2予備折り曲げブロック(6) と後退位
    置にあるAブロック(2) との間にプレート材(P) を設定
    する工程とし、 前記円筒成形工程を、Aブロック(2) を前進させてマン
    ドレル(1) に半周巻き付ける第1成形工程と、半周巻き
    付けられたプレート材(P) に対してBブロック(3) とC
    ブロック(4) を前進させることによりマンドレル(1) の
    全周にプレート材(P) を巻き付ける第2成形工程による
    工程とし、 前記ロックシーム加工工程を、前記第1成形工程にてプ
    レート端部に長い折り曲げ部と短い折り曲げ部を曲げ成
    形する予備折り曲げ工程と、Fブロック(9) の前進によ
    り長い折り曲げ部を直角に折り曲げる第1折り曲げ工程
    と、Gブロック(10)の前進により長い折り曲げ部さらに
    折り曲げることで3層折り込み部を形成する第2折り曲
    げ工程と、第2折り曲げ加工による3層折り込み部をE
    ブロック(9) により接線方向に折り曲げる第3折り曲げ
    工程と、接線方向に折り曲げられた3層折り込み部をG
    ブロック(10)の前進によりマンドレル(1) に押し付ける
    第4折り曲げ工程による工程としたことを特徴とする金
    属筒状体の成形方法。
  5. 【請求項5】 請求項3または請求項4記載の成形方法
    により製造された金属筒状体を、自動車の排気マフラに
    適用したことを特徴とする金属筒状体の成形方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100420262B1 (ko) * 2001-04-04 2004-03-02 나정구 지지관체의 제작장치
CN103402668A (zh) * 2011-03-10 2013-11-20 阿兰图姆公司 具有高表面积的多孔性金属泡沫锥形组件的制造方法

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