JP2000107262A - 光照射による殺菌方法 - Google Patents
光照射による殺菌方法Info
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Abstract
く、殺菌することができる光照射による殺菌方法および
その光殺菌装置を提供することを目的とする。 【解決手段】 殺菌対象物4にストロボ光を照射して、
前記殺菌対象物4の表面に付着する細菌または混入する
細菌を殺菌することを特徴とするストロボ光照射による
殺菌方法であり、この構成によれば、ストロボ光照射に
よる閃光によるパルス光を細菌が吸収して急激な温度上
昇し、通常の高温短時間殺菌法では達成し得ない程の短
時間で温度上昇して、殺菌対象物表面に付着する細菌を
死滅させることができる。
Description
体,気体等の殺菌対象物にストロボ光等のパルス状の光
を照射して、殺菌対象物に付着あるいは混入する細菌を
殺菌する光照射による殺菌方法およびその光殺菌装置に
関する。
方法とに大別分類される。物理的方法には、煮沸法,蒸
気滅菌法,高圧滅菌法,紫外線照射や放射線による滅菌
法等がある。化学的方法には、アルコール,過酸化水
素、クレンゾール等の殺菌剤を用いる方法である。食品
の殺菌では、煮沸法,蒸気滅菌法が主流であり、近年で
は、高温短時間殺菌法があるが、例えば、鶏卵では、水
洗いを行った後、オゾン中に晒して殺菌する方法等があ
る。
による殺菌方法は、長時間高温に晒されると対象物の組
成変成をきたすことがあり、対象物によっては、好まし
くない。同様に紫外線照射やオゾンによる殺菌方法にお
いても対象物によっては、同様に好ましくないし、皮膚
や目等、人体に悪影響を与えるおそれがあり、取り扱い
に注意を要する欠点がある。また、殺菌剤は、通常加熱
殺菌に不適切な樹脂やゴム製品等の殺菌に用いられてお
り、食品の殺菌には、好ましくないことは明らかであ
る。無論、放射線照射による殺菌方法もあるが、その取
り扱いは注意を要し、一般的な殺菌方法ではない。
面に付着する細菌を除去して、さらにオゾンに晒して殺
菌する方法が採られているが、オゾンは酸化性ガスであ
り、金属等を酸化して腐食等の問題が発生する。また、
従来の殺菌方法である短時間高温に晒して殺菌する場合
は、卵白等に変質を与える可能性があり、必ずしも好ま
しい殺菌方法ではなく、殺菌対象物によっては、さらに
他の殺菌方法が望まれている。
あって、殺菌対象物の組成に損傷を与えることなく、殺
菌することができる光照射による殺菌方法およびその光
殺菌装置を提供することを目的とする。
成したものであり、請求項1の発明は、殺菌対象物に光
をパルス状に照射して、前記殺菌対象物に付着あるいは
混入する細菌を殺菌することを特徴とする光照射による
殺菌方法である。この発明では、閃光よる光照射によっ
て、通常の高温短時間殺菌法では達成し得ない程、短い
時間で殺菌対象物に付着あるいは混入する細菌に、可視
光線から近赤外線を含む光を照射して、死滅させる殺菌
方法である。
ンランプによるストロボ光であることを特徴とする請求
項1に記載の光照射による殺菌方法である。この発明で
は、ストロボ光による閃光が、通常の高温短時間殺菌法
では困難な程度に短い時間で、殺菌対象物の表面に付着
する細菌や混入する細菌に照射することによって、急激
な温度上昇により細菌を死滅させる殺菌方法である。前
記キセノンランプの分光分布は、連続スペクトルの部分
が多く、可視範囲(約380〜760nm)でも自然光
に似た波長領域を有しており、あらゆる吸収特性を有す
る細菌に対応することが可能であって、細胞を壊すのに
十分なエネルギーを与えることができる。なお、キセノ
ンランプによるストロボ光が最も殺菌に適した波長であ
るが、種々の波長を組合せたストロボ光であってもよ
い。
から放射される紫外線をガラス板等で遮断したパルス光
であることを特徴とする請求項2に記載の光照射による
殺菌方法である。この発明は、ストロボライトの前面
に、ガラス板を設けることによって、ストロボ光を殺菌
対象物に均一に照射し得る作用を有する。
送する搬送手段と、前記搬送手段により搬送された殺菌
対象物にパルス光を照射する発光手段と、所定位置に前
記殺菌対象物を搬送させ、前記発光手段を操作して前記
パルス光を照射するタイミングを設定する制御手段と、
を具備することを特徴とする光殺菌装置である。この発
明は、殺菌対象物に対して最適な回数のパルス光を照射
し得る光殺菌装置であり、殺菌対象物に短い閃光時間で
パルス光を最適な回数照射して細菌を殺菌する。なお、
前記制御手段は、発光手段を操作して、ストロボ光の出
力等や前記搬送手段の制御が可能であり、また、前記搬
送手段は、殺菌対象が液体または気体等の流体であれ
ば、流量調整装置や送風機等が含まれる。
方法および光殺菌装置の実施の形態について、図面と表
を参照して説明する。本発明の光照射による殺菌方法
は、光を殺菌対象物に照射して細菌を殺菌する方法であ
り、この光の波長は、紫外線波長域から赤外線波長域で
ある250nmから1100nmまでの波長の光を用い
て、食品や食器などの殺菌対象物に照射して、殺菌する
方法である。殊に、この光源としては、可視光から近赤
外線を含む光を発光するストロボライトが最も好まし
く、この光源の光の閃光時間は、1/500〜1/17
000秒の範囲とする。好ましくは、閃光時間が1/5
000〜1/16000秒の範囲の立ち上がりの急峻な
光が望ましい。また、殺菌には、照射時間が、例えば8
Hzの周波数で約1秒間で行う。無論、単位秒当たりの
閃光回数(周波数)、照射時間は、これに限定すること
なく、殺菌照射対象物に応じて設定すればよい。
について、図1を参照して詳細に説明する。図1は、本
実施形態で使用される光殺菌装置の概略図であり、スト
ロボ装置と搬送手段5とから構成され、ストロボ装置
は、ストロボライト1とその回路装置とから構成されて
いる。ストロボライト1は、反射傘の中央部に、例えば
キセノンランプ等の放電管2が設けられ、ストロボライ
ト1の前面にはガラス板3が設けられている。ストロボ
ライト1の光の波長によっては、ガラス板3を設ける必
要はない。ストロボライト1の回路装置は、キャパシタ
ーやトリガー回路等からなる充放電回路6と、充放電回
路6のキャパシターを充電するための電源回路7と、閃
光回数、照射時間、そして発光のタイミング等を設定す
る制御回路8とから構成されている。
に基づき、駆動装置9により駆動し、殺菌対象物4をス
トロボライト1の直下に連続的に搬送するための装置で
ある。殺菌対象物4がストロボライト1の直下まで搬送
されると、ストロボライト1からの閃光(以下、パルス
光と称する)が殺菌対象物4に照射される。ストロボ光
は、パルス光が連続する光であり、ストロボ光が殺菌対
象物4の表面や内部に照射される。パルス光が照射され
ると、細菌に吸収されてその温度が瞬時に上昇し、細菌
の細胞に損傷を与えることによって殺菌される。
れ、殺菌対象物4がパルス光が照射されている間、搬送
手段5を停止してもよいし、図4に示したように、集中
したエネルギーを殺菌対象物に照射するに際し、閃光時
間が1/16000秒と非常に短い閃光時間の光を照射
しているので、所定の搬送速度を維持した状態で殺菌対
象物4にパルス光を照射して殺菌を行ってもよい。
ボ光の出力や単位秒当たりの照射回数、また照射時間の
設定、駆動装置9によって操作される搬送手段5の搬送
速度の設定、ストロボライト1の照射タイミングの設
定、駆動装置9による搬送手段5の駆動・停止等の操作
とが制御信号に基づいて行われる。無論、搬送手段5に
よって、殺菌対象物4が搬送される搬送速度を調整し
て、実質的にパルス光が照射される照射時間を設定して
もよい。
送方向に複数配置して、殺菌対象物4を搬送させて殺菌
するようにしてもよい。ストロボ光の照射数回、例えば
1秒間に1回以上とし、好ましくは2回から20回程度
を照射して、殺菌対象物4に付着または混入する細菌を
死滅させる。無論、殺菌対象物4によっては、その表面
に、紫外線を照射した後に、ストロボ光を数回照射して
殺菌してもよい。
に配置してもよいし、さらに左右にも配置してもよい。
また、ストロボライト1が照射される領域は、ストロボ
光が外部に漏れないように、全体を反射板で覆うように
してもよい。
について、図2(a),(b)を参照して説明する。図
2(a)は、ストロボ装置の記載を省略したが、殺菌対
象物4aは流体であり、供給装置から液状または気体状
の殺菌対象物4aを流路10に流す間に、ストロボ光を
上記で説明した発光条件で殺菌対象物4aを照射するこ
とによって、殺菌対象物4aに混入する細菌を殺菌する
ことができる。また、流路10を流れる殺菌対象物4a
は、ストロボ光が透過する厚さで流して、光が十分に透
過するように調整する。なお、流路10が管状の場合
は、ストロボ光が透過するように、ガラスまたは樹脂等
の透明な材質を用いるとよい。また、これらを流路10
を反射板で覆ってもよい。さらに、液体を殺菌する場合
に、流体を光殺菌装置に循環させながら殺菌することも
可能である。
気などの気体である場合の光殺菌装置である。この光殺
菌装置は、送風機12を備える風路11の一端にフィル
タ13と、他端にフィルタ14とが設けられ、風路11
の途中にストロボライト1が設けられている。送風機1
2を駆動すると、殺菌対象である空気がフィルタ13を
通過して、風路11内に送り込まれる。送風機12が駆
動して、風路11の空気がフィルタ14を通過する。殺
菌対象物4bである空気が風路11を通過する間に、ス
トロボ光が照射されて殺菌対象物4bを殺菌する。スト
ロボ光は、所定の周波数で連続的に発光させる。
いし、ストロボライト1から送り込まれる冷却用空気を
利用して流れを形成してもよい。なお、フィルタ13,
14は、必ずしも必要としない。また、図2(a),
(b)の光殺菌装置は、上記実施形態で説明したものが
用いられる。なお、この光殺菌装置は、空気清浄機など
に装着する場合、パルス光を、例えば8Hzで連続的に
発光させて殺菌するとよい。
殺菌方法による殺菌効果を検証するための試験につい
て、図3と表を参照して説明する。先ず、本実施形態の
光照射による殺菌方法について説明する。殺菌対象物4
としてシャーレの培地表面に供試菌〜を塗布した試
料を用いて行った。この試料の表面にストロボ光を照射
して、ストロボ光照射による殺菌効果を確認した。この
ストロボ装置は、図3(a),(b)に示したストロボ
ライト1a,1bが用いられた。
トロボ光を発光するマルチタイプのストロボライト1a
であり、キセノンランプが用いられた。このマルチタイ
プのストロボライトの光波形の閃光時間は、図4に示し
たように、その光波形の半値巾が64μsであるので、
1/15625秒である。図3(b)は、可視光と近赤
外線を含むストロボ光を発光する主に写真撮影用に用い
られるストロボライト1bであり、図3(a)のマルチ
タイプのストロボライト1aと比較して、光パルスの立
ち上がりが緩慢で、5秒間で8回程度の発光間隔で照射
された。
た。図3(a)のマルチタイプのストロボライト1a
(MULT−200)は、1回の出力が25Wsであ
り、8Hzの周波数で1秒間(1秒間に8回閃光)スト
ロボ光の照射を行った。光照射に際し、ストロボライト
1aの前面に紫外線を遮断するガラス板3を設けた場合
と、設けない場合とで行った。一方、図3(b)のスト
ロボライト1b(CA−1600)は、出力50Wsの
ものを用い、5秒間に8回照射する方法と、出力400
Wsのものを1回照射する方法で行われた。
イプのストロボライト1aの分光分布特性を示し、この
ストロボライト1aは、キセノンランプ(ヘルカル型)
であり、発光条件は915Vである。図5は、350〜
1100nmの波長域におけるストロボライト1aの分
光分布であり、550nmの光強度を100%として、
その横軸が各波長を示し、縦軸が相対的強度を示してい
る。図5の実線がガラス板を設けない場合であり、点線
がガラス板を設けた場合の光強度を示している。また、
図6は、200〜400nmの領域の光強度を示し、図
の実線がガラス板を設けない場合であり、点線がガラス
板を設けた場合の光強度を示している。
表面には、4種の細菌を選択してそれぞれ別々の培地に
塗布された。供試菌株としては、大腸菌(グラム陰性
菌)、サルモネラ菌(グラム陰性菌)、黄色ブドウ
状球菌(グラム陽性菌)、枯草菌芽胞が選択された。
先ず、シャーレに〜の菌を、それぞれ異なったシャ
ーレの培地に塗布して、ストロボ光を照射した。その
後、ストロボ光を照射したシャーレを無菌恒温槽にて培
養を行って、所定時間経過した後に、コロニーの発生数
を数えて、ストロボ光照射による殺菌効果を確認した。
代継代し、試験前日に1昼夜培養したものを供試液とし
た。また、枯草菌については、斜面培地で数週間培養し
たものを80℃で加熱処理を行って、芽胞形成を顕微鏡
で確認したものを供試菌液とした。これらの調整した菌
液を菌液整理食塩液を用いて105 CFU/mlになるよう
に希釈した。この供試液0.1mlをトリプチケースソ
イアガー(BBL)上に塗布した。各供試菌株5枚ずつ
制作し、1枚は、照射前のものを培養し、残り4枚を被
照射試料とした。
たように、マルチタイプのストロボライト1aの発光部
を下向きとして、その直下に培地(照射対象物4)を置
いて照射した。発光部と照射対象物4との距離Dは、そ
の面に照射される光の明るさが一定となるようにフラッ
シュメータでEV値を測定して設定した。表1に示すよ
うに、距離Dは、図3(a)の場合、60mm、図3
(b)の場合、90mmに設定した。
ついて説明する。発光条件A1は、図3(a)に示すガ
ラス板付のストロボライト1aを用いた場合であり、そ
の出力が25Ws,8Hzで1秒間照射し、距離Dを6
0mmとした実験条件を示している。発光条件A2は、
図3(a)のストロボライト1aにガラス板を用いない
場合であり、距離Dを60mmに設定し、その出力が2
5Ws,8Hzで1秒間照射した実験条件を示してい
る。発光条件B1は、距離Dを90mmとし、図3
(b)に示したストロボライト1bを用い、その出力が
50Wsであり、5秒間に8回照射を行った実験条件を
示している。発光条件B2は、図3(b)のストロボラ
イト1bであり、その出力を400Wsとし、1回照射
を行った実験条件を示している。
試験結果を示している。表2から明らかなように、非照
射の場合では、105 CUF 以上であった。表中の○印
は、殺菌効果が認められた例であり、×印は殺菌効果を
認められなかった例を示し、△印はシャ−レ表面を目視
して多少効果が認められるものを示している。枯草菌の
場合は、総ての条件で菌数の減少は認められなかった。
タイプのストロボライト1a(A1)のガラス付の発光
条件A1では効果が認められた。大腸菌が、8.8×1
02CFUに、サルモネラ菌が、3.5×102CFUとなり、殺
菌効果が認められた。発光条件A2では、黄色ブドウ球
菌に対して、8.8×102CFUに減少し、殺菌効果が認めら
れたが、他の菌に対しては効果が認められなかった。
て、2.4×102CFUに減少し、殺菌効果が認められた。他
の菌に対しては顕著な効果が認められなかったが、△印
で示したサルモネラ菌と大腸菌に対しては、シャ−レの
培地表面に育成がまばらな箇所が認められ、多少の効果
が認められた。発光条件B2では、総ての菌に対して効
果が認められなかった。なお、枯草菌に対して、何れの
発光条件の場合も効果が認められなかったが、枯草菌芽
胞は、栄養型に比較して消毒剤や加熱、紫外線等の物理
的作用に対して高い抵抗性があり、当然の結果と思われ
る。
の殺菌が可能であることが明らかになった。すなわち、
ストロボ光による殺菌は、極めて短時間(発光条件A1
では、閃光時間が1/15625秒)で、キセノンラン
プによる広い波長分布を有する光を殺菌対象物に集中し
て照射することにより、細菌を死滅させることができる
ことが明確になった。一方、パルス光の閃光時間は、極
めて短い時間であるので、殺菌対象物の表面の熱による
組成変成が生じない。無論、殺菌対象物に応じて、パル
ス光の閃光時間、光照射回数、あるいは出力を調整する
ことにより、種々の殺菌対象物に組成変成を与えること
なく、殺菌することが可能である。
したように、1秒間に8回といった回数に限定されるこ
となく、ストロボライトの発光条件を、例えば電圧を高
くして充放電のためのコンデンの容量を少なくすること
により、閃光時間を短くすることが可能であり、このよ
うな条件で、照射回数を1回としても殺菌効果を得るこ
とも可能である。また、表2からも明らかなように、閃
光時間は、短い方が殺菌効果を高めることができる。
対象物の表面またはパルス光が透過する液体や気体に照
射したとしても同様の殺菌効果を有するので、液状の食
品や気体等の流体の殺菌も可能であり、光殺菌装置を空
気清浄機に装着することにより、空気の殺菌も可能であ
る。
て、ストロボ光を用いたが、他のガス放電による放射光
を利用してもよいことは明らかである。
光が近紫外線と可視光線および近赤外線を含む波長の光
であって、極めて立ち上がりの早いパルス光を細菌に照
射して、殺菌する光殺菌方法およびその光殺菌装置であ
って、パルス光を細菌に照射することによって、細菌
は、パルス光を吸収して、温度が急峻に上昇し、細胞が
損傷を受けて死滅するが、パルス光の照射時間が短いの
で、殺菌対象物は、その熱容量が大きく、吸収された熱
が散逸して、殺菌対象物に組成変成を与えることがない
利点がある。
て殺菌するものであり、ストロボ光は扱い易く、人体に
影響を与えることもなく、極めて有効な殺菌方法であ
る。
物とし、鶏卵、肉等の食品の表面に付着する細菌や空気
中に含まれる細菌、飲料水等の液体に混入する細菌の殺
菌に極めて効果的である。
置を説明するための図である。
(b)は、他の光殺菌装置の例を示す図である。
トを示し、(b)は、比較例のストロボライトを示す図
である。
る。
す図である。
6)
成したものであり、請求項1の発明は、区画した領域内
に液体、気体又は固体である殺菌対象物を搬送させると
ともに、前記領域内を搬送する殺菌対象物に、250〜
1100nmの波長を含む光であって、かつ半値幅が1
/500〜1/17000秒のパルス光を照射して殺菌
するに際し、前記領域内を通過する前記殺菌対象物の搬
送速度に応じて、前記パルス光が照射される間隔を調整
して照射することにより、前記液体に混入する細菌、気
体に浮遊する細菌、又は固体表面に付着する細菌に急峻
な温度上昇を与えて殺菌することを特徴とする光照射に
よる殺菌方法である。この発明では、例えばストロボ光
による閃光(パルス光)による光照射によって、通常の
高温短時間殺菌法では達成し得ない程、短い時間で殺菌
対象物に付着あるいは混入する細菌に、可視光線から近
赤外線を含む光を照射して、急激な温度上昇により細菌
を死滅させる殺菌方法である。この閃光は、例えばキセ
ノンランプによる光であって、その分光分布は、連続ス
ペクトルの部分が多く、可視範囲(約380〜760n
m)でも自然光に似た波長領域を有しており、あらゆる
吸収特性を有する細菌に対応することが可能であって、
細胞を壊すのに十分なエネルギーを与えることができ
る。なお、キセノンランプによるストロボ光が最も殺菌
に適した波長であるが、種々の波長を組合せたストロボ
光であってもよい。
固体である殺菌対象物を区画された領域内に搬送させる
搬送手段と、前記区画された領域内で前記搬送手段によ
り搬送される殺菌対象物に、250〜1100nmの波
長の光であって、半値幅が1/500〜1/17000
秒のパルス光を所定の間隔で照射する発光手段と、前記
区画された領域内を通過する前記殺菌対象物の搬送速度
に応じて、前記発光手段によるパルス光の照射間隔を制
御して、液体に混入する細菌,気体に浮遊する細菌、又
は固体表面に付着する細菌の温度を急峻に上昇させて殺
菌するために、前記発光手段から所定の間隔でパルス光
を照射するように制御する制御手段と、を具備すること
を特徴とする光殺菌装置である。この発明は、液体,気
体又は固体である殺菌対象物が区画された領域内を搬送
する殺菌対象物に対して、制御手段に基づいて、発光手
段から最適な回数のパルス光を照射し得る光殺菌装置で
あり、この光殺菌装置は、区画された領域を通過する殺
菌対象物の搬送速度に応じて、短い閃光時間でパルス光
を最適な回数照射して細菌に急峻な上昇温度を与えて殺
菌するものである。なお、前記制御手段は、発光手段を
操作して、ストロボ光の出力等や前記搬送手段の制御が
可能であり、また、前記搬送手段は、殺菌対象が液体ま
たは気体等の流体であれば、流量調整装置や送風機等が
含まれる。 ─────────────────────────────────────────────────────
30)
体,気体等の殺菌対象物にストロボ光等のパルス状の光
を照射して、殺菌対象物に付着あるいは混入する細菌を
殺菌する光照射による殺菌方法に関する。
あって、殺菌対象物の組成に損傷を与えることなく、殺
菌することができる光照射による殺菌方法を提供するこ
とを目的とする。
成したものであり、請求項1の発明は、区画した領域内
に液体、気体又は固体である殺菌対象物を搬送させると
ともに、前記領域内を搬送する殺菌対象物に、250〜
1100nmの波長を含む光であって、かつ閃光時間が
1/500〜1/17000秒の光の立ち上がりが急峻
なパルス光を照射して殺菌するに際し、前記領域内を通
過する前記殺菌対象物の搬送速度を設定し、前記パルス
光の単位時間当たりの閃光回数を設定して照射すること
により、前記液体に混入する細菌、気体に浮遊する細
菌、又は固体表面に付着する細菌に急峻な温度上昇を与
えて殺菌することを特徴とする光照射による殺菌方法で
ある。この発明では、例えばストロボ光による閃光(パ
ルス光)による光照射によって、通常の高温短時間殺菌
法では達成し得ない程、短い時間で殺菌対象物に付着あ
るいは混入する細菌に、可視光線から近赤外線を含む光
を照射して、急峻な温度上昇により細菌を死滅させる殺
菌方法である。この閃光は、例えばキセノンランプによ
る光であって、その分光分布は、連続スペクトルの部分
が多く、可視範囲(約380〜760nm)でも自然光
に似た波長領域を有しており、あらゆる吸収特性を有す
る細菌に対応することが可能であって、細胞を破壊する
のに十分なエネルギーを与えることができる。なお、キ
セノンランプによるストロボ光が最も細菌に適した波長
であるが、種々の波長を組み合わせたストロボ光であっ
てもよい。
は、殺菌対象物に対して最適な回数のパルス光を照射し
得る光殺菌装置によってなされており、殺菌対象物を搬
送する搬送手段と、前記搬送手段により搬送された殺菌
対象物にパルス光を照射する発光手段と、所定位置に前
記殺菌対象物を搬送させ、前記発光手段を操作して前記
パルス光を照射するタイミングを設定する制御手段とを
具備した光殺菌装置による。 この光殺菌装置は、殺菌対
象物に対して最適な回数のパルス光を照射し得る光殺菌
装置であり、殺菌対象物に短い閃光時間でパルス光を最
適な回数照射して細菌を殺菌する。なお、前記制御手段
は、発光手段を操作して、ストロボ光の出力等や前記搬
送手段の制御が可能であり、また、前記搬送手段は、殺
菌対象物が液体または気体等の流体であれば、流量調整
装置や送風機等が含まれる。
方法の実施の形態について、図面と表を参照して説明す
る。本発明の光照射による殺菌方法は、光を殺菌対象物
に照射して細菌を殺菌する方法であり、この光の波長
は、紫外線波長域から赤外線波長域である250nmか
ら1100nmまでの波長の光を用いて、食品や食器な
どの殺菌対象物に照射して、殺菌する方法である。殊
に、この光源としては、可視光から近赤外線を含む光を
発光するストロボライトが最も好ましく、この光源の光
の閃光時間は、1/500〜1/17000秒の範囲と
する。好ましくは、閃光時間が1/5000〜1/16
000秒の範囲の立ち上がりの急峻な光が望ましい。ま
た、殺菌には、照射時間が、例えば8Hzの周波数で約
1秒間で行う。無論、単位秒当たりの閃光回数(周波
数)、照射時間は、これに限定することなく、殺菌照射
対象物に応じて設定すればよい。
態について、図2(a),(b)を参照して説明する。
図2(a)は、ストロボ装置の記載を省略したが、殺菌
対象物4aは流体であり、供給装置から液状または気体
状の殺菌対象物4aを流路10に流す間に、ストロボ光
を上記で説明した発光条件で殺菌対象物4aを照射する
ことによって、殺菌対象物4aに混入する細菌を殺菌す
ることができる。また、流路10を流れる殺菌対象物4
aは、ストロボ光が透過する厚さで流して、光が十分に
透過するように調整する。なお、流路10が管状の場合
は、ストロボ光が透過するように、ガラスまたは樹脂等
の透明な材質を用いるとよい。また、これらを流路10
を反射板で覆ってもよい。さらに、液体を殺菌する場合
に、流体を光殺菌装置に循環させながら殺菌することも
可能である。
の図である。
示し、(b)は、他の光殺菌装置の例を示す図である。
ボライトを示し、(b)は、比較例のストロボライトを
示す図である。
る。
す図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 殺菌対象物に光をパルス状に照射して、
前記殺菌対象物に付着あるいは混入する細菌を殺菌する
ことを特徴とする光照射による殺菌方法。 - 【請求項2】 前記光がキセノンランプによるストロボ
光であることを特徴とする請求項1に記載の光照射によ
る殺菌方法。 - 【請求項3】 前記ストロボ光から放射される紫外線を
ガラス板等で遮断した放射光であることを特徴とする請
求項2に記載の光照射による殺菌方法。 - 【請求項4】 殺菌対象物を搬送する搬送手段と、 前記搬送手段により搬送された殺菌対象物にパルス光を
照射する発光手段と、 所定位置に前記殺菌対象物を搬送させ、前記発光手段を
操作して前記パルス光を照射するタイミングを設定する
制御手段と、 を具備することを特徴とする光殺菌装置。
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