JP2004275335A - 閃光パルスによる光殺菌方法及びその装置 - Google Patents

閃光パルスによる光殺菌方法及びその装置 Download PDF

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Abstract

【課題】本発明は、小型化が可能で、熱の放射がなく、省エネルギーの閃光パルスによる装置を提供することを目的とする。
【解決手段】本発明に係る閃光パルスによる光殺菌装置は、閃光パルスを殺菌対象物に照射して殺菌対象物を殺菌する閃光パルスによる光殺菌装置において、殺菌対象物に所定の距離を話して対峙させた青色発光ダイオードアレイ3と、この青色発光ダイオードアレイ3を所定間隔のパルス信号で駆動する駆動回路5とを備えたものである。この青色発光ダイオードアレイ3から近紫外線を殺菌対象物Sに照射して殺菌を行う。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、閃光パルスを殺菌対象物に照射して殺菌対象物を殺菌する閃光パルスによる光殺菌方法及びその装置に関するものである。
【0002】
【従来技術】
現在、微生物による食中毒の多発等を受け、HACCP(Hazard Analysys Control Point evaluation)の導入が世界的に普及してきており、主流である加熱殺菌や薬剤使用殺菌に代わって、非加熱・非接触で殺菌可能な技術への要求が高まっている。
【0003】
図10は、上述した非加熱・非接触で殺菌可能な従来の閃光パルスによる光殺菌装置を示すブロック図である。
この図10において、従来の閃光パルスによる光殺菌装置101は、閃光パルス殺菌対象物に照射できるストロボ装置103と、前記ストロボ装置103と距離Dだけ離して配置され殺菌対象物Sを前記ストロボ装置103の下の殺菌場所に搬送し殺菌が完了した殺菌対象物Sを別な場所に搬送する搬送手段105とから構成されている(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
ここで、前記ストロボ装置103は、ストロボライト131と、これを駆動する駆動回路133とから構成れさている。前記ストロボライト131は、反射傘131aの中央部に、例えばキセノンランプ等の放電管131bが設けられ、その反射傘131aの前にガラス板131cが設けられている。前記駆動回路133は、放電管131bを直接駆動する充放電回路133aと、前記充放電回路133aに電力を供給する電源回路133bと、閃光回数・照射時間・発光タイミング等を制御する制御回路133cとから構成されている。
前記搬送手段105は、制御回路133cからのタイミング信号に基づき、駆動装置151によって駆動され、殺菌対象物Sをストロボライト131の直下に連続して搬送する装置である。
【0005】
このような閃光パルスによる光殺菌装置101による閃光パルスによる光殺菌方法によれば、閃光時間が1/500[秒]〜1/17000[秒]の範囲で、放電管131bから発光させる光の波長を250[nm]〜1100[nm]の範囲に保って、閃光パルスを殺菌対象物Sに照射することにより、殺菌対象物Sを非加熱・非接触で殺菌している。これにより、殺菌対象物の菌は、パルス光を光を吸収して温度が上昇し死滅し、殺菌対象物は熱容量が大きいため、吸収された熱が放散されて殺菌対象物の組成変形がないという利点がある。
【特許文献1】特開2000−107262号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の閃光パルスによる光殺菌装置及びによれば、装置が大型化し、かつ、熱の放射も大きく、しかも、エネルギー消費が大きいという不都合があった。
本発明は、上述した欠点を解消し、小型化が可能で、熱の放射がなく、かつ、省エネルギーの閃光パルスによる光殺菌方法及びその装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明に係る閃光パルスによる光殺菌方法は、閃光パルスを殺菌対象物に照射して殺菌対象物を殺菌する閃光パルスによる光殺菌方法において、所定の条件のパルス信号で青色発光ダイオードアレイを駆動し、青色発光ダイオードアレイから閃光パルスを発生させて殺菌対象物に照射して殺菌することを特徴とするものである。
上記目的を達成するため、請求項2記載の発明に係る閃光パルスによる光殺菌装置は、閃光パルスを殺菌対象物に照射して殺菌対象物を殺菌する閃光パルスによる光殺菌装置において、殺菌対象物に所定の距離を離して対峙させた青色発光ダイオードアレイと、前記青色発光ダイオードアレイを所定間隔のパルス信号で駆動する駆動回路とを備えたことを特徴とするものである。
【0008】
【発明の実施の形態及び実施例】
以下、本発明の実施の形態及び実施例について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の実施の形態及び実施例に係る閃光パルスによる光殺菌方法を実現する装置を示す図である。
この図1において、閃光パルスによる光殺菌装置1は、閃光パルスを殺菌対象物に照射して殺菌対象物を殺菌する閃光パルスによる光殺菌装置であって、殺菌対象物Sに所定の距離を離して対峙させた青色発光ダイオードアレイ3と、前記青色発光ダイオードアレイ3を所定間隔のパルス信号で駆動する駆動回路5とを備えたものである。
【0009】
図2は、本発明の実施の形態及び実施例に係る閃光パルスによる光殺菌方法を実現する装置に使用される青色発光ダイオードアレイの構成例を示す側面図である。図3は、本発明の実施の形態及び実施例に係る閃光パルスによる光殺菌方法を実現する装置に使用される青色発光ダイオードアレイの構成例を示す平面図である。図4は、本発明の実施の形態及び実施例に係る閃光パルスによる光殺菌方法を実現する装置に使用される青色発光ダイオードアレイの回路構成を示す回路図である。
【0010】
本発明の実施の形態に係る閃光パルスによる光殺菌装置1で用いる青色発光ダイオードアレイ3は、図2及び図3に示すように、例えば37個の青色発光ダイオード3a,…を六角形状に基板3bの上に配置固定したものであって、図4に示すように各ダイオード3a,…のアノード同士とカソード同士をそれぞれ並列に接続してなるものである。これら各ダイオード3a,…アノードと、カソードに前記駆動回路5から駆動パルスを供給するようになっている。この駆動パルスは、例えばパルス幅が10[mS]、デューティー比が1/10、電圧が4.5[[V]、パルス順電流が青色発光ダイオード1個当たり100[mA]のものを採用している。
【0011】
このような閃光パルスによる光殺菌装置1によって実現される閃光パルスによる光殺菌方法では、前記駆動回路5から所定の条件のパルス信号を青色発光ダイオードアレイ3の青色発光ダイオード3a,…のアノードとカソードに供給して青色発光ダイオードアレイ3を駆動し、青色発光ダイオードアレイ3から閃光パルスを発生させて殺菌対象物Sに照射することにより殺菌している。
【0012】
(検証)
このような閃光パルスによる光殺菌装置1による殺菌方法が有効か否かを確認するため、被検細菌を選択し、かつ、閃光パルスを発生できる光源を幾つか選択して、殺菌状態を確認した。
【0013】
<選択した被検細菌について>
選択した被検細菌としては、Bacillus subtilis(IAM 1069 冷凍芽胞菌 5.6×10−7[個/ml]を用いた。この菌は、グラム陽性桿に属し胞子を形成する芽胞形成菌であり、枯草菌や納豆菌と分類学上で近縁種である。また、炭疽菌も枯草菌の一種であるが、ここで用いた菌は人体に無害である。
この菌の最大の特徴は、細胞分裂で細胞自体が増殖し、過酷な環境下でも一般に菌自体より強い胞子を形成し、その環境に耐えられることである。芽胞が固い殻で覆われているため、熱や薬品等の外的因子に対する抵抗力が高く、100[℃]、5[分]間の熱湯中でも死滅しないと報告されている。
一般的に安全性の高い菌でもあるので、加熱殺菌の指標菌として広く利用されている。Bacillus属のように、あらゆるストレスに強い芽胞菌が殺菌可能であれば、将来的な応用を考えた場合、その他の菌(大腸菌等)の処理も充分に可能である。
【0014】
<選択した光源について>
本発明が有効であることを検証するために、他の光源による殺菌状態とを比較する。以下、本発明において、比較のために選択した光源について以下に説明する。
(1)他の光源の一つとして、National製、殺菌灯「GL−6型」(以下、「GL−6」という)を採用した。
(2)他の光源の一つとして、東西電気産業株式会社製、ゼノンフラッシャランプ「OC90A型」、発光間隔が1/1.3[秒](以下、「OC90A」という)と、ゼノンフラッシャランプ「MS90A型」、発光間隔が1/7[秒](以下、「MS90A」という)を採用した。
(3)他の光源の一つとして、日亜化学製、白色発光ダイオード(白色LED)、「NSPW500BS」(以下、「白色LED」という)、消費電力9[W]を採用した。
なお、本発明に係る閃光パルスによる光殺菌装置で用いる光源には、三洋電機製、「LP−03B36A−81」の青色発光ダイオード(以下、「青色LED」という)を採用した。
【0015】
<光殺菌の原理>
殺菌の原理は殺菌方法により様々であるが、本発明では光を用いて殺菌を行っている。
光殺菌では主に紫外線(200[nm]〜400[nm])が用いられ、中でも殺菌力相対値が高い波長は、250[nm]〜260[nm]付近である。吸収された紫外線は、生命維持と遺伝情報の伝達に必要なDNA(菌体ゲノム)を破壞し、チミンタイマーを誘起して2つの隣り合ったチミン分子が共有結合させて、再生を妨害し、細菌等の活動を停止させ死滅させる。
350[nm]以上の可視領域波長の光による殺菌のメカニズムは、菌体をとりまく分子、例えば酸素、光増感分子の関与する間接効果が考えられる。また、光合成菌やクロレラは別として、多くの微生物にとっては光は不必要ばかりか、むしろ有害である。
【0016】
閃光パルス殺菌のメカニズムとして、次の二つのことが考えられる。
前述した紫外線殺菌のメカニズムと同様の効果が考えられ、閃光パルスが発する瞬間的な光により、菌の細胞膜等の紫外線吸収がある物質が存在する場合でも、奥深くまで光が到達することにより殺菌効果が得られると考えられる。
一方、可視光や赤外線を照射することにより、殺菌対象物の表面で吸収された光が熱に変換され、温度上昇が起こり、殺菌効果が生じている。非常に短時間の照射であるため、瞬間的で、かつ、殺菌対象物の極表面のみで急激な温度上昇が発生している。前述の紫外線によるDNA損傷と、可視・赤外線による急激な温度上昇が同時に発生する効果により、高い殺菌効果が得られると考えられる。
【0017】
<特性試験概要>
次に、本発明の有効性を確認するため、次のような特性試験を行った。細菌を用いる上で、菌を肉眼で確認することが不可能なため、また、細菌の大きさが1[μm]〜100[μm]と小さく、通常の光学顕微鏡でも確認が難しく、生死の判別ができないため、特殊な方法により計測を行った。
【0018】
微生物の増殖過程を測定するには、様々な方法がある。
まず、総菌計数法は、細菌や酵母などの菌数を顕微鏡下で直接数える方法で、Petroff−Hauserの菌計数盤やThomaの血球計数器を用いる。
次に、分光学的方法では、比濁計や比色計を用いた吸光法がある。光電比色計を用いて菌体を含む培地の光吸度を測定する方法や、培地中の微生物濃度を測定するレーザー法がある。このレーザー法は、半導体レーザーにより780[nm]の光を、菌体を含有する懸濁液に照射したとき、減衰する光を受光部で受け、電圧に変換して吸光度として表したものである。光吸度とは、入射光、透過光の強さ及び散乱光の計数によって決定するようにしたものである。
さらに、生菌計数法は、菌液を適当に希釈してコロニーを発生させ、生きている菌だけを測定する方法である。
本発明の有効性を検証するために、本発明では、生菌計数法を基にコロニーカウント法を採用して計測することにした。
【0019】
<コロニーカウント法>
コロニーとは細菌の集落のことで、一つのコロニーに約1億匹の菌が存在する。一つの細菌が分裂を繰り返し、一つのコロニーを作成することから、コロニーを形成させることにより、菌の発生の有無、及びその数の測定が可能である。
次に、コロニーカウント法について具体的に説明をする。
シャーレに栄研化学株式会社製の普通寒天培地(菌の発育を促すため栄養入りの寒天)を用いて寒天平板培地を作成して、寒天培地が固まるまでシャーレに蓋を閉めて、20〜30[分]放置する。このとき、菌を培養するには、適度な栄養と温度が必要である。本来、培地精製は、培地調整薬を水に溶かし、PHを調整後、粉末寒天を65[% ]添加して加圧殺菌する過程を踏む必要があるが、今回、使用した普通寒天培地は減菌済みかつPH調整済みなのものである。
【0020】
寒天培地が固まった後に、電気恒温槽内で蓋を僅かにずらして、無菌的に15〜20[分]間水滴を乾かす。
さらに、形成したコロニーが重複しないように、白金線で希釈した殺菌対象物(試料寒天平板)上に塗布する。また、白金線を使う前後は必ず、白金線を火炎減菌しておく。このとき、菌体のついた白金線の先端は、まず温度の低い内炎に入れ、次に高温の外炎で焼く。なぜなら、いきなり外炎にいれると、周囲に菌体が飛び散る恐れがあるからである。
【0021】
このように、コロニーが発生した少なくとも4つの殺菌対象物(試料寒天平板)に対して、本発明の実施の形態に係る閃光パルスによる光殺菌装置装置1による閃光パルスによる光殺菌方法と、上述した他の3つの光源による閃光パルスを含む光殺菌方法とによって、それぞれを光殺菌をする。
上述した本発明の実施の形態に係る閃光パルスによる光殺菌装置装置1による閃光パルスによる光殺菌方法によって殺菌した殺菌対象物(試料寒天平板)と、上述した他の3つの光源による閃光パルスを含む光殺菌方法とによって殺菌した3つの殺菌対象物(試料寒天平板)を37[℃]で24時間の間、電気恒温槽で培養する。このときに、頻繁に扉を開閉すると温度が変化してしまうので、注意する必要がある。
24時間後に電気恒温槽から取り出した各殺菌対象物(試料寒天平板)のコロニーの数を計数する。このとき、計数する各殺菌対象物(試料寒天平板)は、1シャーレ当たりのコロニー数が30〜300[個]程度の場合が最も信頼度が高く望ましい。
【0022】
<殺菌効果の定義>
殺菌効率を泥状的に調べるため、次のように定義する。光を照射しなかったときに発生した菌の個数をA、t時間光を照射した後に残っていた菌の個数をrとしたときの殺菌効率をPとすると、
P={(A−r)/A}×100 …(1)
と定義する。
ただし、一回のデータではコロニー同士が重なり合ってしまったり、空気中の雑菌が混入してしまったり、菌の発育の違いによる誤差がでてくるため、A、rは数回の実行してデータの平均値を用いた。
【0023】
<試験装置>
以上の試験を行うため、次のような装置を用いた。
(1)波長分布測定を行うため、光スペクトルナアライザを用いた。
(2)CW光の光強度測定を行うため、光パワーメータを用いた。
(3)パルス光の光強度を測定するため、光強度測定器を用いた。
図5は、本発明の実施の形態及び実施例に係る閃光パルスによる光殺菌装置による光殺菌方法の有効性を検証するために、他の光源と同様に行った試験装置の一例を示す図である。
【0024】
この図3において、符号11は光源であり、この光源11は、本発明の実施の形態及び実施例に係る閃光パルスによる光殺菌装置による光源、または、他の3つの光源のことを差す。
また、上述した図5において、符号Sは殺菌対象物(試料寒天平板)である。
さらに、上述した図5において、符号13は光強度測定器であり、光強度測定器13は、光を電気に変換するフォトダイオード(PD)13aと、このPD13aからの電気信号のうち最大値を保持するピークホールド回路13bと、前記ピークホールド回路13bを制御する制御部13cとからなる。
【0025】
各光源(他の4つの光源(「GL−6」、「OC90A」、「MS90A」、「白色LED」と、本発明に係る閃光パルスによる光殺菌方法に用いる「青色LED」)11の光強度は、当然光源11から遠くなるにしたがって弱くなってゆくので、光強度による殺菌効率の測定を行うためには、距離に対する光強度の測定をおこない、それらの値を把握する必要がある。そのため、光パワーメータ及び光強度測定器13を用いて測定を行った。
図6は、光強度測定器で測定した他の光源(「GL−6」)のスペクトルを示す特性図であって、横軸に波長[nm]を、縦軸に強度[dBm]を、それぞれとったものである。
【0026】
図7は、光強度測定器で測定した他の光源(「OC90A」及び「MS90A」)のスペクトルを示す特性図であって、横軸に波長[nm]を、縦軸に強度[dBm]を、それぞれとったものである。
図8は、光強度測定器で測定した他の光源(「白色LED」)のスペクトルを示す特性図であって、横軸に波長[nm]を、縦軸に強度[dBm]を、それぞれとったものである。
図9は、光強度測定器で測定した本発明に係る閃光パルスによる光殺菌装置の光源(「青色LED」)のスペクトルを示す特性図であって、横軸に波長[nm]を、縦軸に強度[dBm]を、それぞれとったものである。
こられの特性図の結果を表1に示す。
【0027】
【表1】
Figure 2004275335
【0028】
この表1からわかるように、「GL−6」は波長が330[nm]〜700[nm]でピーク波長は435[nm]であった。また、「OC90A」及び「MS90A」は波長が320[nm]〜1150[nm]でピーク波長は845[nm]であった。「白色LED」は波長が330[nm]〜800[nm]でピーク波長は468[nm]であった。
本発明の実施の形態に係る閃光パルスによる光殺菌装置1で用いる「青色LED」は波長が419[nm]〜519[nm]でピーク波長は466[nm]であった。
【0029】
【表2】
Figure 2004275335
【0030】
次に、光源11と殺菌対象物(試料寒天平板)Sとの距離を変化させて測定を行った。表2は、各他の3つの光源(「GL−6」、「OC90A」及び「MS90A」、「白色LED」)と、本発明の実施の形態に係る閃光パルスによる光殺菌装置で用いる光源(「青色LED」)における光源の距離と、光強度との関係を示すものである。
【0031】
この表2に示すように、「GL−6」は、1[cm]で7.47[w/m]、2[cm]で5.77[w/m]、…、20[cm]で0.31[w/m]の特性であった。
この表2に示すように、「OC90A」及び「MS90A」は、1[cm]で2.10×10−4[w/m]、2[cm]で1.19×10−4[w/m]、…、20[cm]で1.63×10−4[w/m]であった。
この表2に示すように、「白色LED」は、1[cm]で243.19[w/m]、2[cm]で208.81[w/m]、…、20[cm]で12.73[w/m]であった。
【0032】
この表2に示すように、本発明に係る閃光パルスによる光殺菌装置で用いる光源の「青色LED」は、1[cm]で48.50[w/m]、2[cm]で45.30[w/m]、…、20[cm]で7.30[w/m]であった。
本発明の実施の形態に係る閃光パルスによる光殺菌装置で用いる光源(「青色LED」)と、その他の光源(「GL−6」、「OC90A」及び「MS90A」、「白色LED」)の特徴を表3に示す。
【0033】
【表3】
Figure 2004275335
【0034】
表3において、他の光源である「GL−6」はピーク波長(Wavelength(Peak))が435[nm]で、近紫外線から可視光までの波長を有し、光強度が5[cm]離れて2.18[w/m]であるという特性を有する。
表3において、他の光源である「OC90A」及び「MS90A」はピーク波長(Wavelength(Peak))が845[nm]で、近紫外線から近赤外線までの波長を有し、光強度が5[cm]離れて8.2×10−4[w/m]であるという特性を有する。
【0035】
表3において、他の光源である「白色LED」はピーク波長(Wavelength(Peak))が468[nm]で、近紫外線から可視光までの波長を有し、光強度が5[cm]離れて120.93[w/m]であるという特性を有する。
表3において、本発明に係る閃光パルスによる光殺菌装置で使用する光源の「青色LED」はピーク波長(Wavelength(Peak))が466[nm]で、近紫外線の波長を有し、光強度が5[cm]離れて39.50[w/m]であるという特性を有する。
【0036】
各光源11と殺菌対象物(試料寒天平板)Sとの距離を1[cm],3[cm],5[cm]と変えて、光強度に対する各光照射時間の殺菌効率の測定と、この結果を比較するために光源11からの距離に対する光強度の測定を行った。
照射距離/照射時間における殺菌効率の結果について、光源(「GL−6」)11については表4に、光源(「OC90A」)11については表5に、光源(「MS90A」)11については表6に、光源(「白色LED」)11については表7に、本発明に係る閃光パルスによる光殺菌装置で用いた光源(「青色LED」)11については表8に、それぞれ示している。
【0037】
【表4】
Figure 2004275335
【0038】
【表5】
Figure 2004275335
【0039】
【表6】
Figure 2004275335
【0040】
【表7】
Figure 2004275335
【0041】
【表8】
Figure 2004275335
【0042】
本発明の実施の形態に係る閃光パルスによる光殺菌装置による光殺菌方法に関しては、表8に示すように、空気中の雑菌が混入したり、菌がうまく発育しなかったりと問題が生じたため、他の光源の結果と比較してデータが少なくなっている。
また、試験結果により、本発明の実施の形態に係る閃光パルスによる光殺菌方法で用いた光源(「青色LED」)も、他の光源(「GL−6」、「OC90A」及び「MS90A」、「白色LED」)とも、殺菌効率は認められるが、殺菌対象物(試料寒天平板)Sの菌の根絶までには至らなかった。
【0043】
まず、表4〜表8に示す結果について考察すると、全ての結果において、殺菌効果及び菌の発育の抑制は認められたが、菌の根絶までには至らなかった。
また、表4、表5、表6よりフラッシュランプ(「OC90A」及び「MS90A」)と殺菌灯(「GL−6」)の動条件を比較してみると、フラッシュランプ(「OC90A」及び「MS90A」)のほうが殺菌効率が低いことがわかる。この結果より、波長が短くパワーが強いほど、より高効率がえられる傾向を確認できた。
【0044】
また、結果だけみると、フラッシュランプ(「OC90A」及び「MS90A」)は、殺菌灯(「GL−6」)よりも殺菌効率が低いため、あまり実用に向いていないと考えられるが、波長・光強度ともに、他の光源の中で最弱であるにも関わらず、菌の発育を抑える効果が認められたことから、閃光パルス殺菌の有効性と発展の可能性が確認できる。また、フラッシュランプ(「OC90A」及び「MS90A」)よりも強いパルス光源を用いれば、菌の減菌を可能だと考えられる。
【0045】
表4、表7及び表8の結果については、本発明の実施の形態に係る閃光パルスによる光殺菌装置で用いる光源(「青色LED」)及び他の光源のうちの一つの光源(「白色LED」)は、他の光源のうちの一つの光源である殺菌灯(「GL−6」)よりは殺菌効率が低いという結果となった。
しかしながら、本発明の実施の形態に係る閃光パルスによる光殺菌装置で用いる光源(「青色LED」)では、データが少ないが、殺菌灯(「GL−6」)とほぼ同様の殺菌効率を得ることができた。
【0046】
この結果は、光源(「白色LED」)と、本発明の実施の形態に係る閃光パルスによる光殺菌装置で用いた光源(「青色LED」)とともに近紫外域に波長をある程度有しているが、本発明の実施の形態に係る閃光パルスによる光殺菌装置で用いた光源(「青色LED」)のほうがより多くの近紫外域に波長を有しているため、殺菌効率が高くなったと思われる。
【0047】
また、光殺菌において、光強度も重要な要素であるが、その光源のスペクトルに紫外域(近紫外域)の波長をより多く含んでいるほうが、より高い殺菌効果がえられる傾向があると考えられる。
上述したことから、閃光パルスと、青色LEDとを組み合わせた本発明の実施の形態に係る閃光パルスによる光殺菌装置によれば、通常の殺菌灯よりも、高効率、低消費電力、低コストで小型化できるという利点があるほか、人体に影響のない殺菌装置を得ることができる。
【0048】
本発明の実施の形態に係る閃光パルスによる光殺菌装置では、閃光パルスによる光殺菌装置1を青色発光ダイオードアレイ3と駆動回路5とから構成し、単に青色発光ダイオードアレイ3から殺菌対象物Sにパルス光を照射するという方法であったが、これに限定されることなく、次のような構成であってもよい。
【0049】
まず、第1の変形例は、青色発光ダイオードアレイ3の大型化し、これからの光をレンズや鏡を利用して効率的に殺菌対象物Sに導くようにしてもよい。
第2の変形例としては、青色発光ダイオードアレイ3の大型化し、これからの光を光ファイバーを用いて光ファイバーの先端から殺菌対象物Sにパルス光を照射するようにしてもよい。
第3の変形例としては、青色発光ダイオードアレイ3で殺菌対象物Sを囲み殺菌するようにしてもよい。
【0050】
また、本発明の実施の形態に係る閃光パルスによる光殺菌装置1は、レストランや老人ケアセンターの紙製使い捨ておしぼりや、水の殺菌や、スーパー等のカウンターディスプレイの生もの・新鮮物の殺菌に応用できる。
また、本発明の実施の形態に係る閃光パルスによる光殺菌装置は、病院内感染などへの消毒液などで濡らす必要のない消毒に応用できる。
さらに、本発明の実施の形態に係る閃光パルスによる光殺菌装置は、洗濯機内の洗濯かごや、食器洗浄器の内部や、洗浄水、掃除機内の殺菌に応用できる。
【0051】
また、本発明の実施の形態に係る閃光パルスによる光殺菌装置は、冷蔵庫内部や、製氷機の貯水タンクにおける水、フィルタの殺菌に応用できる。
加えて、本発明の実施の形態に係る閃光パルスによる光殺菌装置は、エアコンのフィルターの殺菌に応用できる。
さらに、本発明の実施の形態に係る閃光パルスによる光殺菌装置に光ファイバーを併用して、手の届かないような狭部いや隙間の殺菌に応用できる。
また、本発明の実施の形態に係る閃光パルスによる光殺菌装置は、浴槽などの殺菌に応用できるほか、小型化が可能なので、家庭用の小型な殺菌装置や、携帯用殺菌装置に応用できる。
【0052】
【発明の効果】
以上説明したように本発明の閃光パルスによる光殺菌方法及びその装置によれば、所定のパルス信号で青色発光ダイオードアレイを駆動し、青色発光ダイオードアレイから閃光パルスを発生させて殺菌対象物に照射して殺菌することがてきるので、高効率、低消費電力、低コストで小型化できるという利点があるほか、熱放射がなく、かつ、人体に影響のない殺菌ができるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態及び実施例に係る閃光パルスによる光殺菌方法を実現する装置を示す図である。
【図2】本発明の実施の形態及び実施例に係る閃光パルスによる光殺菌方法を実現する装置に使用される青色発光ダイオードアレイの構成例を示す側面図である。
【図3】本発明の実施の形態及び実施例に係る閃光パルスによる光殺菌方法を実現する装置に使用される青色発光ダイオードアレイの構成例を示す平面図である。
【図4】本発明の実施の形態及び実施例に係る閃光パルスによる光殺菌方法を実現する装置に使用される青色発光ダイオードアレイの回路構成を示す回路図である。
【図5】本発明の実施の形態及び実施例に係る閃光パルスによる光殺菌装置による光殺菌方法の有効性を検証するために、他の光源と同様に行った試験装置の一例を示す図である。
【図6】光強度測定器で測定した他の光源(「GL−6」)のスペクトルを示す特性図である。
【図7】光強度測定器で測定した他の光源(「OC90A」及び「MS90A」)のスペクトルを示す特性図である。
【図8】光強度測定器で測定した他の光源(「白色LED」)のスペクトルを示す特性図である。
【図9】光強度測定器で測定した本発明に係る閃光パルスによる光殺菌装置の光源(「青色LED」)のスペクトルを示す特性図である。
【図10】非加熱・非接触で殺菌可能な従来の閃光パルスによる光殺菌装置を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 閃光パルスによる光殺菌装置
3 青色発光ダイオードアレイ
3a 青色発光ダイオード
3b 基板
5 駆動回路
11 光源(「GL−6」、「OC90A」、「MS90A」、「白色LED」、「青色LED」)
13 光強度測定器
13a PD
13b ピークホールド回路
13c 制御部

Claims (2)

  1. 閃光パルスを殺菌対象物に照射して殺菌対象物を殺菌する閃光パルスによる光殺菌方法において、
    所定のパルス信号で青色発光ダイオードアレイを駆動し、青色発光ダイオードアレイから閃光パルスを発生させて殺菌対象物に照射して殺菌することを特徴とする閃光パルスによる光殺菌方法。
  2. 閃光パルスを殺菌対象物に照射して殺菌対象物を殺菌する閃光パルスによる光殺菌装置において、
    殺菌対象物に所定の距離を離して対峙させた青色発光ダイオードアレイと、
    前記青色発光ダイオードアレイを所定間隔のパルス信号で駆動する駆動回路と
    を備えたことを特徴とする閃光パルスによる光殺菌装置。
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