JP2000106915A - バックル - Google Patents

バックル

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JP2000106915A
JP2000106915A JP10278602A JP27860298A JP2000106915A JP 2000106915 A JP2000106915 A JP 2000106915A JP 10278602 A JP10278602 A JP 10278602A JP 27860298 A JP27860298 A JP 27860298A JP 2000106915 A JP2000106915 A JP 2000106915A
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buckle
belt
rod
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engaged
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JP10278602A
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Ryoichiro Uehara
亮一郎 上原
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YKK Corp
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Publication date
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    • A44B11/00Buckles; Similar fasteners for interconnecting straps or the like, e.g. for safety belts
    • A44B11/25Buckles; Similar fasteners for interconnecting straps or the like, e.g. for safety belts with two or more separable parts
    • A44B11/26Buckles; Similar fasteners for interconnecting straps or the like, e.g. for safety belts with two or more separable parts with push-button fastenings
    • A44B11/266Buckles; Similar fasteners for interconnecting straps or the like, e.g. for safety belts with two or more separable parts with push-button fastenings with at least one push-button acting parallel to the main plane of the buckle and perpendicularly to the direction of the fastening action
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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    • Y10T24/45225Separable-fastener or required component thereof [e.g., projection and cavity to complete interlock] including member having distinct formations and mating member selectively interlocking therewith
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    • Y10T24/45545Projection having movable connection between components thereof or variable configuration including resiliently biased projection component or surface segment forming total external surface of projection
    • Y10T24/45581Projection having movable connection between components thereof or variable configuration including resiliently biased projection component or surface segment forming total external surface of projection having inserted end formed by oppositely biased surface segments
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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    • Y10T24/47Strap-end-attaching devices
    • Y10T24/4736Buckle connected

Abstract

(57)【要約】 【課題】 バックル本体と差込体とが係合しているとき
でもベルトの緊締状態を目視して長さ調整が容易にで
き、しかもバックル内でベルトが無闇に膨らみ弛むのを
防ぐ。 【解決手段】 バックル本体1は上板3、下板4、側壁
5から形成された扁平な筒状体で、一端に差込口6、他
端にベルト取付部7を設け、側壁5に開口部8を設けて
被係合部9を形成し、上板3の差込口6側の中央部分に
差込体2のベルト通路24の上方まで突出する突出部1
0を設け、差込体2は外側から係止杆21、折返杆2
2、ベルト通路24を挟んで基杆23を側枠20に架設
し、基杆23には可撓性の操作杆25を両側に設け、中
間に係合部28を設けてバックル本体1に係脱可能に形
成し、差込体2にベルトを挿通して取付け、バックルの
使用中にベルトが弛んでも突出部10によってベルトの
弛緩を抑止し、また係合したままバックル本体1を斜め
に持ち上げれば容易に長さ調整できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、雌雄部材すなわ
ちバックル本体と差込体との差込形式によるバックルで
あって、一般には被服、鞄、ヘルメット、ベビーカー、
あるいはスポーツ用具などに用いられるベルト緊締用の
バックルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のバックル本体と差込体と
から形成されたバックルは、図14に示すように扁平な
筒体から形成され、両側面に開口部を設けたバックル本
体と、ベルト折返部と係止杆とを有するベルト取付部を
一端側に設け、ベルト取付部から他端側へ一対の可撓性
のある操作杆を両側に突設し、この操作杆の外側面に係
合部を設けて前記バックル本体の開口部に係合させるバ
ックルにおいて、バックル本体の上板を延長して延出部
を設け、バックル本体と差込体とが係合したとき、ベル
トを折返杆に引掛け、折返した状態のベルトの上面へバ
ックル本体の上板の延出部を圧接し、ベルトの緊締が緩
むのを阻止する形態のバックルが米国特許第53096
10号明細書に開示されている。
【0003】また図15に示すように、扁平な筒体から
形成され、両側面に開口部を設けたバックル本体と、ベ
ルト係止杆、その内方に段部を設けたベルト折返杆、そ
の内方に基杆を設け、ベルト折返杆の段部に向け付勢さ
れた弾性突起を弾接させ、基杆の内方側へ外側面に係合
部を設けた一対の操作杆を突設した差込体から形成され
たバックルにおいて、ベルトを折返杆に引掛けて折返し
た状態のベルトに対し、弾性突起を段部に向け弾出させ
ることによって、ベルトを圧接し、ベルトの緊締が緩む
のを阻止する形態のバックルが特開平9−135709
号公報に開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前項で述べた図14に
示すバックルは、バックル本体と差込体との係合時にお
いては、折返杆と係止杆におけるベルトの係止状態が目
視することができないので、係合時においてはベルトの
長さ調整が円滑に行えない。しかもバックル本体の上板
が完全に差込体の折返杆および係止杆を覆い、かつ折返
杆に引掛けられたベルトを圧接しているため、バックル
の係合時においてはベルトの長さ調整ができないなど問
題点がある。
【0005】また図15に示すバックルは、バックル本
体と差込体との係合時および非係合時においても、ベル
トの長さ調整は必ず弾性突起を折返杆から離すように傾
動しなければならないので、調整操作が煩わしい。しか
も差込体にベルトを取付ける際も、必ず弾性突起を傾動
操作をしなければならので、ベルト挿通操作も面倒であ
る。そのうえ差込体における折返杆と弾性突起との関連
で一体成形が難しいなど問題点がある。
【0006】この発明は、上述の問題点を考慮して発明
されたものであり、この発明のうち請求項1記載の発明
は、バックル本体と差込体とから形成されたバックルに
おいて、バックルを使用しているときベルトがバックル
内で無闇に膨らみ弛むのを防止するとともに、バックル
本体と差込体とが係合しているときでも、ベルトの長さ
調整が簡単にでき、ベルトの緊締状態を目視して容易に
調整することができ、しかも簡単な構造でベルトの弛緩
を容易に抑止できるバックルを提供することが主な目的
である。
【0007】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明の目的に加え、バックルに使用するベルトが多少厚い
場合、また硬直性のあるベルトであっても、ベルトの弛
緩を抑止するとともに、ベルトの長さ調整が容易に行え
るバックルを提供することが目的である。
【0008】請求項3記載の発明は、請求項1記載の発
明の目的に加え、バックルに使用しているベルトの弛緩
をバックルの全幅において抑止できる形態のバックルを
提供することが目的である。
【0009】請求項4記載の発明は、請求項1、2また
は3記載の発明の目的に加え、バックルに使用している
ベルトの弛緩をより的確に効率よく抑止できる形態のバ
ックルを提供することが目的である。
【0010】請求項5記載および6記載の発明は、それ
ぞれ請求項1、2、3または4記載の発明の目的に加
え、それぞれバックル本体と差込体との係合形態を特定
したバックルにおいて、ベルトの弛緩を抑止し、ベルト
の長さ調整が容易にできるバックルを提供することが目
的である。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
め、この発明のうち請求項1記載の発明は、バックル本
体1は上板3、下板4、両側壁5から形成され、バック
ル本体1の一端に差込口6、他端にベルト取付部7を設
け、両側壁5に開口部8を設け、かつ被係合部9を備え
た扁平なバックル本体1と、差込体2の一端側にベルト
係止杆21、その内方にベルト折返杆22、その内方に
ベルト通路24を挟んで基杆23とを横設し、基杆23
の両側に係合部28を備えた可撓性のある操作杆25を
他端側へ突設した差込体2とからなるバックルにおい
て、バックルの係合時においてバックル本体1の差込口
6における上板3に下板4よりも突出し、差込体2のベ
ルト通路24上へ向けて突出する突出部10を上板3が
延長する形で設け、ベルト折返杆22に引掛けたベルト
の弛緩を抑止するバックルを主な構成とするものであ
る。
【0012】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明の構成に加え、バックル本体1の上板3に設けた突出
部10は、両側よりも中央が最も突出する弧状に形成し
たバックルである。
【0013】請求項3記載の発明は、請求項1記載の発
明の構成に加え、バックル本体1の上板3に設けた突出
部10は、全体が平均的に突出し、下板4の端部と平行
状に形成したバックルである。
【0014】請求項4記載の発明は、請求項1、2また
は3記載の発明の構成に加え、バックル本体1の上板3
に設けた突出部10は、バックルの係合時において、折
返杆22の先端縁31すなわち基杆23より側へ向けて
突出するように形成したバックルである。
【0015】請求項5記載の発明は、請求項1、2、3
または4記載の発明の構成に加え、差込体2の基杆23
に突設した一対の操作杆25の外側面に係合部28を設
け、バックル本体1の側壁5に設けた開口部8の一端す
なわち差込口6側に、差込体2の係合部28と係合する
被係合部9を設け、バックル本体1と差込体2とを係脱
可能に形成したバックルである。
【0016】請求項6記載の発明は、請求項1、2、3
または4記載の発明の構成に加え、差込体2の基杆23
に突設した一対の操作杆25の先端における上下面に係
合部28を設け、バックル本体1の上板3および下板4
における内面すなわち裏面に、差込体2の係合部28と
係合する被係合部9を設け、バックル本体1と差込体2
とを係脱可能に形成したバックルである。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、この発明のバックルの実施
の形態について、図面を参照しながら具体的に説明す
る。
【0018】この発明のバックルは、図1に示すように
バックル本体1と差込体2とから形成され、バックル本
体1に差込体2を差込む係脱自在なバックルである。バ
ックル本体1および差込体2は、ポリアセタール、ポリ
アミド、ポリプロピレン、ポリプチレンテレフタレート
などの熱可塑性樹脂を用いて射出成形加工または押出成
形加工によって一体成形したバックルである。
【0019】図1から7に示す第1実施例のバックル
は、バックル本体1が上板3、下板4、側壁5から形成
された扁平な筒状体であって、一端に差込口6、他端に
ベルト取付部7を設け、両側壁5には弧状にカットした
開口部8が設けられ、この開口部8の差込口6側に、可
撓性の操作杆25の係合部28と係合する被係合部9が
形成されている。また両側壁5間は差込口6側が幅広
く、開口部8側が幅狭く形成され、係合時に差込体2の
操作杆25を押圧したとき、差込体2がバックル本体1
から自動的に抜脱できるように形成されている。
【0020】上板3の差込口6側には、中央部分が最も
突出する弧状の突出部10が形成され、この突出部10
はバックル本体1に差込体2を差込み係合させたとき、
図2に示すように差込体2の折返杆22と基杆23の間
のベルト通路24の上方まで突出し、かつ折返杆22の
先端縁31に向けて突出し、ベルトBが弛み膨らむのを
抑止する。
【0021】バックル本体1の内部形態は、図3および
図4に示すように上板3および下板4の内面における中
央部分に隆起する突条部13を上下対向状に設け、この
突条部13の差込口6側は差込体2の基杆23に突設さ
れた一対の突片29間に形成された挿入溝30に嵌入す
る。下板4の内面には突条部13の両側が平坦で突片2
9と操作杆25が滑動および揺動できるように形成され
ている。上板3の内面は下板4の内面と多少異なり、図
4に示すように突条部13の両側に突片29をガイドす
る深い凹状の凹溝12が形成され、凹溝12の両側に凹
溝12よりは浅い操作杆25が滑動および揺動できるよ
うに空洞部11が形成されている。
【0022】バックル本体1の一端に設けたベルト取付
部7は、図5に示すように両側壁5間の最も外側に断面
形状が逆樋状のベルト係止杆21、その内方に断面形状
が逆三角形のベルト折返杆22が架設され、折返杆22
の内方にはベルト挿通用の挿通孔14が設けられ、この
ベルト取付部はベルトBの長さ調整ができる形態に形成
されている。
【0023】一方差込体2は、一端外側にベルトBを係
止できる係止杆21を両側枠20間に架設し、係止杆2
1の内方にベルトBを引掛けて折返すための折返杆22
を架設し、この折返杆22とベルト通路24を挟んで基
杆23を側枠20に架設する。係止杆21は断面形状が
逆樋状を呈し、折返杆22に対向する先端を鋭角状に形
成しベルトBを係止できる係止部32が形成され、また
ベルト折返杆22は断面形状が逆三角形を呈し、基杆2
3に対向する先端縁31が鋭角状に形成され、表面には
適宜形状の凹凸条33が形成されてベルトBがスリップ
するのを防いでいる。
【0024】差込体2の基杆23の外面すなわち折返杆
22とは反対面の両側に操作杆25を突設し、この操作
杆25は基杆23への取付け部分の脚部26が細く形成
して操作杆25に可撓性を付与し、脚部26の先端に側
面が膨出し先端が先細状の膨頭部27を設けることによ
って、脚部26と膨頭部27の境界にバックル本体1の
被係合部9に係合できるフック状の係合部28が形成さ
れている。そして操作杆25の内方で中央に挿入溝30
が形成された一対の突片29を基杆23から突設し、突
片29は操作杆25より丈が高く長さは短く形成されて
いる。
【0025】差込体2にベルトBを取付けるには、図6
に示すようにベルトBを差込体2の下面矢印方向からベ
ルト通路24に挿通し、折返杆22を迂回して引掛けた
後、係止杆21の係止部32を通して反矢印方向へ引張
ることによってベルトBを差込体2に装着する。またバ
ックル本体1も差込体2と同様にベルトBをベルト取付
部7の下面から挿通孔14を通して折返杆22に引っ掛
けた後、係止杆21の係止部32を通してベルトBを屈
折して装着する。
【0026】次に差込体2をバックル本体1に差込み係
合させるには、まず操作杆25の膨頭部27をバックル
本体1の差込口6における側壁5に当接させて押圧する
と、操作杆25が可撓して空洞部11に挿入され、また
突片29を上板3の内面に設けた凹溝12に挿入される
と同時に上板3、下板4の内面に設けた突条部13を挿
入溝30に挿入してガイドした後に、操作杆25の膨頭
部27が開口部8から突出し、係合部28と被係合部9
とが係合してバックル本体1と差込体2とは係止してセ
ットされる。
【0027】差込体2をバックル本体1から抜脱させる
には、操作杆25の膨頭部27を内側へ押圧し可撓させ
ると、係合部28と被係合部9との係合が解除され、膨
頭部27は差込口6側が拡張している側壁5に沿って自
動的に脱出し、バックル本体1と差込体2とは抜脱分離
する。
【0028】バックル本体1と差込体2とが係合した状
態でベルトBが弛んだ場合、たとえば図7に示すように
差込体2の下側を通されたベルトBが矢印方向へ移動し
弛むと、ベルトBは上板3の突出部10と折返杆22の
先端縁31との間までが弛み、そして突出部10が存在
するため折返杆22の上面での膨らみを少なくすること
ができ、突出部10によってベルトの弛緩が抑止され
る。
【0029】さらにバックル本体1と差込体2とが係合
した状態でベルトを弛ませたい場合は、たとえば図5に
示すように差込体2を矢印方向へバックル本体1のベル
ト取付部7の端部を支点として持ち上げれば、ベルトB
は係止杆21と折返杆22との間で平行状態になり、す
なわちベルトBが係止杆21の係止部32で屈折されず
直線状に配すればベルトは自動的に弛み、またベルトを
引き締めたいときは、前記のとおり差込体2を持ち上げ
た状態で、上側のベルト端部を引張ればベルトを引き締
めることが容易にできる。
【0030】図8、9に示す第2実施例のバックルは、
第1実施例と異なるところは、バックル本体1における
ベルト取付部7の形態が異なる以外は前例と全く同じ形
態である。ベルト取付部7はバックル本体1の最外端に
断面方形状のベルト取付杆15を両側壁5間に架設し、
取付杆15の内方にベルトを挿通する挿通孔14が設け
られ、上板3の端部が挿通孔14の一部を覆う形に形成
されている。ベルトBは取付杆15を下方から巻回し、
端部を縫着してベルトBをバックル本体1に取付けたも
のであり、バックルの使用態様は前例と全く同一であ
る。
【0031】図10から13に示す第3実施例のバック
ルは、バックル本体1が上板3、下板4および側壁5か
ら形成された扁平な筒状体であって、一端に差込口6、
他端にベルト取付部7を設け、両側壁5には弧状にカッ
トした開口部8が設けられ、上板3の差込口6側には下
板4の縁部よりも全体的に突出する突出部10を平行状
に設け、突出量は差込体2をバックル本体1に差込んだ
とき、差込体2に設けた折返杆22と基杆23との間の
ベルト通路24の上方まで突出するように形成し、ベル
トが弛み膨らむのを抑止する。
【0032】バックル本体1の内部形態は図11に示す
ように、上板3、下板4の中央縦方向に隆起する突条部
13を上下対向状に設けて、差込体2における一対の突
片29間の挿入溝30に挿入し、この突条部13の両側
に突片29をガイドする深い凹状の凹溝12が形成さ
れ、この凹溝12の両側に凹溝12よりは浅い操作杆2
5が滑動し揺動できる空洞部11が幅広く形成されてい
る。この空洞部11の奥部に凹溝12へ向うフック状の
被係合部9をベルト取付部7側から突出する形で上下対
向状に設け、差込体2の操作杆25の先端に設けた係合
部28と係合できるように形成されている。ベルト取付
部7は、終端の両側壁5間に断面方形の取付杆15を架
設し、ベルトBの一端を取付杆15に巻回して縫着して
固定する。なお下板4にはフック状の被係合部9を形成
するための中子孔16が形成されている。
【0033】差込体2は図13に示すように、一端外側
にベルトBを係止できる係止杆21を両側枠20間に架
設し、係止杆21の内方にベルトBを引掛けて折返すた
めの折返杆22を架設し、この折返杆22とベルト通路
24を挟んで基杆23を側枠20に架設している。係止
杆21は断面が逆樋状で一端に鋭角状のベルトBを係止
できる係止部32が形成され、折返杆22は断面が略扇
形で前後にベルトBがスリップするのを防ぐフ字状の突
条35を食い違い状に形成されている。
【0034】差込体2は図11に示すように、基杆23
の外面すなわち折返杆22とは反対面の両側に操作杆2
5を突設し、この操作杆25は基杆23への取付部分の
脚部26が細く形成して操作杆25に可撓性を付与し、
脚部26の先端にバックル本体1の開口部8へ突出する
膨頭部27が形成され、この膨頭部27の先端に膨頭部
27より薄板状で内側へ湾曲した延出部34を設け、延
出部34の内側先端に小突起の係合部28が上下面に形
成してバックル本体1のフック状の被係合部9と係合で
きるように形成されている。
【0035】差込体2へのベルトの取付け、および長さ
調整は、第1実施例のバックルと同様の手段で行えばよ
い。そしてバックル本体1に対する差込体2の係合操作
は、まず差込体2の操作杆25をバックル本体1の側壁
5に沿って内側へ可撓して挿入し、同時に延出部34に
設けた係合部28をフック状の被係合部9の外面にガイ
ドされながら挿入し、開口部8に膨頭部27が突出する
と同時に係合部28がフック状の被係合部9に係合し、
バックル本体1と差込体2とが係合する。この際一対の
突片29は凹溝12と突条部13にガイドされ、横ぶれ
を防ぎながら的確に係合する。
【0036】バックル本体1から差込体2を抜脱する操
作は、バックル本体1の開口部8から表出している操作
杆25の膨頭部27を両側から押圧し、操作杆25の延
出部34に設けられた係合部28をフック状の被係合部
9から外し、膨頭部27を両側壁5内へ押し込むことに
よってバックル本体1から差込体2を抜脱させることが
できる。
【0037】
【発明の効果】この発明のバックルは、以上説明したと
おりの構成であり、この構成によって下記の効果を奏す
る。
【0038】この発明のうち請求項1記載の発明は、上
板、下板、両側壁から形成され、一端に差込口、他端に
ベルト取付部を設け、両側壁に開口部を設け、かつ被係
合部を備えた扁平なバックル本体と、一端に係止杆、そ
の内方に折返杆、その内方にベルト通路を挟んで基杆を
横設し、基杆の両側に係合部を備えた可撓性の操作杆を
突設した差込体とからなるバックルにおいて、係合時に
バックル本体の差込口における上板に下板よりも突出
し、差込体のベルト通路上へ向けて突出する突出部を設
け、ベルト折返杆に掛けたベルトの弛緩を抑止したこと
によって、使用時にベルトがバックル内で無闇に膨らみ
弛むのを防止し、係合時においてもベルトの緊締状態を
目視して長さ調整が簡単に行え、しかも簡単な構造でベ
ルトの弛緩を容易に抑止できる効果がある。
【0039】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明の効果に加え、バックル本体の上板に設けた突出部
は、中央が最も突出する弧状に形成したことによって、
使用するベルトが多少厚く、また硬直性のあるベルトで
あっても、ベルトの弛緩をバックルの中央で抑止し、か
つ長さ調整をバックルの両側で容易に操作できる効果が
ある。
【0040】請求項3記載の発明は、請求項1記載の発
明の効果に加え、バックル本体の上板に設けた突出部
は、全体に突出し下板の端部と平行状に形成してたこと
によって、ベルトの弛緩をバックルの全幅にわたって確
実かつ左右にずれ動くことなく平均的に抑止できる効果
がある。
【0041】請求項4記載の発明は、請求項1、2また
は3記載の発明の効果に加え、バックル本体の上板に設
けた突出部は、係合時折返杆の先端縁へ向けて突出する
形に形成したことによって、ベルトの弛緩をより一層的
確かつ効率よく抑止することができる効果がある。
【0042】請求項5および6記載の発明は、それぞれ
請求項1、2、3または4記載の発明の効果に加え、差
込体の基杆に突設した操作杆の外側面に係合部を設け、
バックル本体の側壁に設けた開口部の一端に被係合部を
設け、バックル本体と差込体とを係脱可能に形成したこ
と、あるいは差込体の基杆に突設した操作杆の先端上下
面に係合部を設け、バックル本体の上板および下板の内
面に被係合部を設け、バックル本体と差込体とを係脱可
能に形成したことによって、それぞれタイプの異なるバ
ックル本体と差込体であっても、ベルトの弛緩を抑止す
る機構、また目視してベルトの長さ調整ができる機構を
容易に適用できる効果があるなど、この発明の奏する効
果がきわめて顕著である。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例のバックルにおける抜脱状態のバッ
クル本体と差込体の斜視図である。
【図2】同上バックルのバックル本体と差込体の係合状
態を示す平面図である。
【図3】同上バックルのバックル本体と差込体の係合時
におけるバックル本体の一部を切断した平面図である。
【図4】同上バックルのバックル本体の一部を切断した
裏面図である。
【図5】同上図2におけるA−A断面図である。
【図6】同上バックルの差込体に対するベルト取付状態
を示す長手方向の中央で切断した断面図である。
【図7】同上バックルのバックル本体と差込体との係合
時におけるベルト取付状態を示す長手方向の中央で切断
した断面図である。
【図8】第2実施例のバックルにおけるバックル本体と
差込体との係合状態を示す平面図である。
【図9】同上図8におけるB−B断面図である。
【図10】第3実施例のバックル本体と差込体の係合状
態を示す平面図である。
【図11】同上バックルのバックル本体と差込体の係合
時におけるバックル本体の一部を切断した平面図であ
る。
【図12】図11におけるC−C断面図である。
【図13】図11におけるD−D断面図である。
【図14】公知のバックルのバックル本体と差込体から
形成されたバックルの断面図である。
【図15】他の公知のバックルのバックル本体と差込体
から形成されたバックルの平面図である。
【符号の説明】
1 バックル本体 2 差込体 3 上板 4 下板 5 側壁 6 差込口 7 ベルト取付部 8 開口部 9 被係合部 10 突出部 21 係止杆 22 折返杆 23 基杆 24 ベルト通路 25 操作杆 28 係合部 31 先端縁
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年11月30日(1999.11.
30)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 バックル
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、雌雄部材すなわ
ちバックル本体と差込体との差込形式によるバックルで
あって、一般には被服、鞄、ヘルメット、ベビーカー、
あるいはスポーツ用具などに用いられるベルト緊締用の
バックルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のバックル本体と差込体と
から形成されたバックルは、図14に示すように扁平な
筒体から形成され、両側面に開口部を設けたバックル本
体と、ベルト折返部と係止杆とを有するベルト取付部を
一端側に設け、ベルト取付部から他端側へ一対の可撓性
のある操作杆を両側に突設し、この操作杆の外側面に係
合部を設けて前記バックル本体の開口部に係合させるバ
ックルにおいて、バックル本体の上板を延長して延出部
を設け、バックル本体と差込体とが係合したとき、ベル
トを折返杆に引掛け、折返杆上に配された折返状のベル
トの上面へバックル本体の上板の延出部を圧接し、ベル
トの緊締が緩むのを阻止する形態のバックルが米国特許
第5309610号明細書に開示されている。
【0003】また図15に示すように、扁平な筒体から
形成され、両側面に開口部を設けたバックル本体と、ベ
ルト係止杆、その内方に段部を設けたベルト折返杆、そ
の内方に基杆を設け、ベルト折返杆の段部に向け付勢さ
れた弾性突起を弾接させ、基杆の内方側へ外側面に係合
部を設けた一対の操作杆を突設した差込体から形成され
たバックルにおいて、ベルトを折返杆に引掛けて折返し
た状態のベルトに対し、弾性突起を段部に向け弾出させ
ることによって、ベルトを圧接し、ベルトの緊締が緩む
のを阻止する形態のバックルが特開平9−135709
号公報に開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前項で述べた図14に
示すバックルは、バックル本体と差込体との係合時にお
いては、折返杆と係止杆におけるベルトの係止状態が目
視することができないので、係合時においてはベルトの
長さ調整が円滑に行えない。しかもバックル本体の上板
が完全に差込体の折返杆および係止杆を覆い、かつ折返
杆に引掛けられたベルトを圧接しているため、バックル
の係合時においてはベルトの長さ調整ができないなど問
題点がある。
【0005】また図15に示すバックルは、バックル本
体と差込体との係合時および非係合時においても、ベル
トの長さ調整は必ず弾性突起を折返杆から離すように傾
動しなければならないので、調整操作が煩わしい。しか
も差込体にベルトを取付ける際も、必ず弾性突起を傾動
操作をしなければならので、ベルト挿通操作も面倒であ
る。そのうえ差込体における折返杆と弾性突起との関連
で一体成形が難しいなど問題点がある。
【0006】この発明は、上述の問題点を考慮して発明
されたものであり、この発明のうち請求項1記載の発明
は、バックル本体と差込体とから形成されたバックルに
おいて、バックルを使用しているときベルトがバックル
内で無闇に膨らみ弛むのを防止するとともに、バックル
本体と差込体とが係合しているときでも、ベルトの長さ
調整が簡単にでき、ベルトの緊締状態を目視して容易に
調整することができ、しかも簡単な構造でベルトの弛緩
を容易に抑止できるバックルを提供することが主な目的
である。
【0007】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明の目的に加え、バックルに使用するベルトが多少厚い
場合、また硬直性のあるベルトであっても、ベルトの弛
緩を特にバックルの中央部分において抑止するととも
に、ベルトの長さ調整が容易に行えるバックルを提供す
ることが目的である。
【0008】請求項3記載の発明は、請求項1記載の発
明の目的に加え、バックルに使用しているベルトの弛緩
特にバックルの全幅にわたって平均的に抑止できる形
態のバックルを提供することが目的である。
【0009】請求項4記載の発明は、請求項1、2また
は3記載の発明の目的に加え、バックルに使用している
ベルトの弛緩をより的確に効率よく抑止できる形態のバ
ックルを提供することが目的である。
【0010】請求項5記載および6記載の発明は、それ
ぞれ請求項1、2、3または4記載の発明の目的に加
え、それぞれバックル本体と差込体との係合形態を特定
したバックルにおいて、ベルトの弛緩を抑止し、ベルト
の長さ調整が容易にできるバックルを提供することが目
的である。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
め、この発明のうち請求項1記載の発明は、バックル本
体1は上板3、下板4、両側壁5から形成され、バック
ル本体1の一端に差込口6、他端にベルト取付部7を設
け、両側壁5に開口部8を設け、かつ被係合部9を備え
た扁平なバックル本体1と、差込体2の一端側にベルト
係止杆21、その内方にベルト折返杆22、その内方に
ベルト通路24を挟んで基杆23とを横設し、基杆23
の両側に係合部28を備えた可撓性のある操作杆25を
他端側へ突設した差込体2とからなるバックルにおい
て、バックル本体1と差込体2との係合時におけるバ
クル本体1の差込口6側の上板3に下板4よりも突出
差込体2のベルト通路24上すなわちベルト折返点
の近傍へ向けて突出する突出部10を上板3が延長する
形で設け、ベルト折返杆22に引掛けたベルトの弛緩を
抑止するバックルを主な構成とするものである。
【0012】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明の構成に加え、バックル本体1の上板3に設けた突出
部10は、係合時に差込体2の基杆23よりも突出し、
特に両側よりも中央が最も突出する弧状に形成したバッ
クルである。
【0013】請求項3記載の発明は、請求項1記載の発
明の構成に加え、バックル本体1の上板3に設けた突出
部10は、係合時に差込体2の基杆23よりも突出し、
略ベルト通路24の全幅にわたって平均的に突出し、下
板4の端部と平行状に形成したバックルである。
【0014】請求項4記載の発明は、請求項1、2また
は3記載の発明の構成に加え、バックル本体1の上板3
に設けた突出部10は、バックルの係合時において、
込体2の折返杆22の先端縁31すなわち折返杆22に
おける基杆23より側へ向けて突出するように形成した
バックルである。
【0015】請求項5記載の発明は、請求項1、2、3
または4記載の発明の構成に加え、差込体2の基杆23
の両側に突設した一対の操作杆25の外側面に係合部2
8を設け、バックル本体1の側壁5に設けた開口部8の
一端すなわち差込口6側に、差込体2の係合部28と係
合する被係合部9を設け、バックル本体1と差込体2と
を係脱可能に形成したバックルである。
【0016】請求項6記載の発明は、請求項1、2、3
または4記載の発明の構成に加え、差込体2の基杆23
の両側に突設した一対の操作杆25の先端における上下
面に係合部28を設け、バックル本体1の上板3および
下板4における内面すなわち裏面に、差込体2の係合部
28と係合する被係合部9を設け、バックル本体1と差
込体2とを係脱可能に形成したバックルである。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、この発明のバックルの実施
の形態について、図面を参照しながら具体的に説明す
る。
【0018】この発明のバックルは、図1に示すように
バックル本体1と差込体2とから形成され、バックル本
体1に差込体2を差込む係脱自在なバックルである。バ
ックル本体1および差込体2は、ポリアセタール、ポリ
アミド、ポリプロピレン、ポリプチレンテレフタレート
などの熱可塑性樹脂を用いて射出成形加工または押出成
形加工によって一体成形したバックルである。
【0019】図1から7に示す第1実施例のバックル
は、バックル本体1が上板3、下板4、側壁5から形成
された扁平な筒状体であって、一端に差込口6、他端に
ベルト取付部7を設け、両側壁5には弧状にカットした
開口部8が設けられ、この開口部8の差込口6側に、可
撓性の操作杆25の係合部28と係合する被係合部9が
形成されている。また両側壁5間は図3に示すように
込口6側が幅広く、開口部8側が幅狭く形成され、バッ
クル本体1と差込体2との係合時に差込体2の操作杆
25を内側へ押圧したとき、差込体2がバックル本体1
から自動的に抜脱できるように形成されている。
【0020】上板3の差込口6側には、係合時に差込体
2の基杆23よりも突出し、特に両側よりも中央部分が
最も突出する弧状の突出部10が形成され、この突出部
10はバックル本体1に差込体2を差込み係合させたと
き、図2に示すように差込体2の折返杆22と基杆23
の間のベルト通路24の上方まで突出し、かつ折返杆2
2の先端縁31に向けて突出させ、ベルトBを折返杆2
2に引掛けて挿通したとき、ベルトBが弛み膨らむのを
抑止する。
【0021】バックル本体1の内部形態は、図3および
図4に示すように上板3および下板4の内面における中
央部分に隆起する凸状の突条部13を、差込口6の近傍
からベルト挿通孔14まで上下対向状に設け、この突条
部13の差込口6側は差込体2の基杆23に突設された
一対の突片29間に形成された挿入溝30に嵌入する。
下板4の内面には突条部13の両側が平坦で突片29と
操作杆25が滑動および揺動できるように形成されてい
る。上板3の内面は下板4の内面と多少異なり、図4に
示すように突条部13の両側に突片29をガイドする深
い凹状の凹溝12が形成され、凹溝12の両側に凹溝1
2よりは浅い操作杆25が滑動および揺動できるように
空洞部11が形成されている。
【0022】バックル本体1の一端に設けたベルト取付
部7は、図5に示すように両側壁5間の最も外側に断面
形状が逆樋状のベルト係止杆21、その内方に断面形状
が逆三角形のベルト折返杆22が架設され、折返杆22
の内方にはベルト挿通用の挿通孔14が設けられ、この
ベルト取付部はベルトBの長さ調整ができる形態に形
成されている。
【0023】一方差込体2は、図3、5に示すように
端外側にベルトBを係止できる係止杆21を両側枠20
間に架設し、係止杆21の内方にベルトBを引掛けて折
返すための折返杆22を架設し、この折返杆22とベル
ト通路24を挟んで基杆23を側枠20に架設する。係
止杆21は断面形状が逆樋状を呈し、折返杆22に対向
する先端を鋭角状に形成しベルトBを係止できる係止部
32が形成され、またベルト折返杆22は断面形状が逆
三角形を呈し、基杆23に対向する先端縁31が鋭角状
に形成され、表面には適宜形状の凹凸条33が形成され
てベルトBがスリップするのを防いでいる。
【0024】差込体2は図3に示すように、基杆23の
外面すなわち折返杆22とは反対面の両側に操作杆25
を突設し、この操作杆25は基杆23への取付け部分の
脚部26が細く形成して操作杆25に可撓性を付与し、
脚部26の先端に側面が膨出し先端が先細状の膨頭部2
7を設けることによって、脚部26と膨頭部27の境界
にバックル本体1の被係合部9に係合できるフック状の
係合部28が形成されている。そして操作杆25の内方
で中央に挿入溝30が形成された一対の突片29を基杆
23から突設し、突片29は操作杆25より丈が高く長
さは短く形成されている。
【0025】差込体2にベルトBを取付けるには、図6
に示すようにベルトBを差込体2の下面矢印方向からベ
ルト通路24に挿通し、折返杆22を迂回して引掛けた
後、係止杆21の係止部32を通して反矢印方向へ引張
ることによってベルトBを差込体2に装着する。またバ
ックル本体1も差込体2と同様にベルトBをベルト取付
部7の下面から挿通孔14を通して折返杆22に引っ掛
けた後、係止杆21の係止部32を通してベルトBを屈
折して装着する。
【0026】次に差込体2をバックル本体1に差込み係
合させるには、まず操作杆25の膨頭部27をバックル
本体1の差込口6における側壁5に当接させて押圧する
と、操作杆25が可撓して空洞部11に挿入され、また
突片29を上板3の内面に設けた凹溝12に挿入される
と同時に上板3、下板4の内面に設けた凸状の突条部1
3を挿入溝30に挿入してガイドした後に、操作杆25
の膨頭部27が開口部8から外方へ突出し、係合部28
と被係合部9とが係合してバックル本体1と差込体2と
は係止してセットされる。
【0027】差込体2をバックル本体1から抜脱させる
には、バックル本体1の開口部8から外側へ現出してい
操作杆25の膨頭部27を内側へ押圧し可撓させる
と、係合部28と被係合部9との係合が解除され、膨頭
部27は差込口6側が拡張している側壁5に沿って自動
的に移動し脱出し、バックル本体1と差込体2とは抜
脱分離する。
【0028】バックル本体1と差込体2とが係合した状
態でベルトBが弛んだ場合、たとえば図7に示すように
差込体2の下側を通されたベルトBが矢印方向へ移動し
弛むと、ベルトBは上板3の突出部10と折返杆22の
先端縁31との間までが弛み、そして突出部10が存在
するため折返杆22の上面での膨らみを少なくすること
ができ、突出部10によってベルトの弛緩が抑止され
る。
【0029】さらにバックル本体1と差込体2とが係合
した状態でベルトを弛ませたい場合は、たとえば図5に
示すように差込体2を矢印方向へバックル本体1のベル
ト取付部7の端部を支点として持ち上げれば、ベルトB
は係止杆21と折返杆22との間で平行状態になり、す
なわちベルトBが係止杆21の係止部32で屈折されず
直線状に配すればベルトは自動的に弛み、またベルトを
引き締めたいときは、前記のとおり差込体2を持ち上げ
た状態で、上側のベルト端部を引張ればベルトを引き締
めることが容易にできる。
【0030】図8、9に示す第2実施例のバックルは、
第1実施例と異なるところは、バックル本体1における
ベルト取付部7の形態が異なる以外は前例と全く同じ形
態である。ベルト取付部7はバックル本体1の最外端に
断面方形状のベルト取付杆15を両側壁5間に架設し、
取付杆15の内方にベルトを挿通する挿通孔14が設け
られ、上板3の端部が挿通孔14の一部を覆う形に形成
されている。ベルトBは取付杆15を下方から巻回し、
端部を縫着してベルトBをバックル本体1に取付けたも
のであり、バックルの使用態様は前例と全く同一であ
る。
【0031】図10から13に示す第3実施例のバック
ルは、バックル本体1が上板3、下板4および側壁5か
ら形成された扁平な筒状体であって、一端に差込口6、
他端にベルト取付部7を設け、両側壁5には弧状にカッ
トした開口部8が設けられ、上板3の差込口6側には下
板4の縁部よりも全体的に突出する突出部10を平行状
に設け、突出量は差込体2をバックル本体1に差込んだ
とき、差込体2の基杆23よりも突出し、折返杆22と
基杆23との間のベルト通路24の上方まで、通路24
の略全幅にわたって突出するように形成し、ベルトが弛
み膨らむのを抑止する。
【0032】バックル本体1の内部形態は図11に示す
ように、上板3、下板4の中央縦方向に隆起する凸状の
突条部13を差込口6の近傍からベルト挿通孔14まで
上下対向状に設けて、差込体2における一対の突片29
間の挿入溝30に挿入し、この突条部13の両側に突片
29をガイドする深い凹状の凹溝12が形成され、この
凹溝12の両側に凹溝12よりは浅い操作杆25が滑動
し揺動できる空洞部11が幅広く形成されている。この
空洞部11の奥部に凹溝12へ向うフック状の被係合部
9をベルト取付部7側から突出する形で上下対向状に設
け、差込体2の操作杆25の先端に設けた係合部28と
係合できるように形成されている。ベルト取付部7は、
終端の両側壁5間に断面方形の取付杆15を架設し、ベ
ルトBの一端を取付杆15に巻回して縫着して固定す
る。◇なお下板4にはフック状の被係合部9を形成する
ための中子孔16が形成されている。
【0033】差込体2は図13に示すように、一端外側
にベルトBを係止できる係止杆21を両側枠20間に架
設し、係止杆21の内方にベルトBを引掛けて折返すた
めの折返杆22を架設し、この折返杆22とベルト通路
24を挟んで基杆23を側枠20に架設している。係止
杆21は断面が逆樋状で一端に鋭角状のベルトBを係止
できる係止部32が形成され、折返杆22は断面が略扇
形で前後にベルトBがスリップするのを防ぐフ字状の突
条35を食い違い状に形成されている。
【0034】差込体2は図11に示すように、基杆23
の外面すなわち折返杆22とは反対面の両側に操作杆2
5を突設し、この操作杆25は基杆23への取付部分の
脚部26が細く形成して操作杆25に可撓性を付与し、
脚部26の先端にバックル本体1の開口部8へ突出する
膨頭部27が形成され、この膨頭部27の先端に膨頭部
27より薄板状で内側へ湾曲した延出部34を設け、延
出部34の内側先端に小突起の係合部28が上下面に形
成してバックル本体1のフック状の被係合部9と係合で
きるように形成されている。
【0035】差込体2へのベルトの取付け、および長さ
調整は、第1実施例のバックルと同様の手段で行えばよ
い。そしてバックル本体1に対する差込体2の係合操作
は、まず差込体2の操作杆25をバックル本体1の側壁
5に沿って内側へ可撓して挿入し、同時に延出部34に
設けた係合部28をフック状の被係合部9の外面にガイ
ドされながら挿入し、開口部8に膨頭部27が突出する
と同時に係合部28がフック状の被係合部9に係合し、
バックル本体1と差込体2とが係合する。この際一対の
突片29は凹溝12と突条部13にガイドされ、横ぶれ
を防ぎながら的確に係合する。
【0036】バックル本体1から差込体2を抜脱する操
作は、バックル本体1の開口部8から出している操作
杆25の膨頭部27を両側から押圧し、操作杆25の延
出部34に設けられた係合部28をフック状の被係合部
9から外し、膨頭部27を両側壁5内へ押し込むことに
よってバックル本体1から差込体2を抜脱させることが
できる。
【0037】
【発明の効果】この発明のバックルは、以上説明したと
おりの構成であり、この構成によって下記の効果を奏す
る。
【0038】この発明のうち請求項1記載の発明は、上
板、下板、両側壁から形成され、一端に差込口、他端に
ベルト取付部を設け、両側壁に開口部を設け、かつ被係
合部を備えた扁平なバックル本体と、一端に係止杆、そ
の内方に折返杆、その内方にベルト通路を挟んで基杆を
横設し、基杆の両側に係合部を備えた可撓性の操作杆を
突設した差込体とからなるバックルにおいて、バックル
本体と差込体との係合時にバックル本体の差込口におけ
る上板に下板よりも突出し差込体のベルト通路上へ
向けて突出する突出部を設け、ベルト折返杆に掛けた
ベルトの弛緩を抑止したことによって、バックル使用時
にベルトがバックル内で無闇に膨らみ弛むのを防止し、
バックル本体と差込体との係合時においてもベルトの緊
締状態を目視して長さ調整が簡単に行え、しかも簡単な
構造でベルトの弛緩を容易に抑止できる効果がある。
【0039】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明の効果に加え、バックル本体の上板に設けた突出部
は、係合時に差込体の基杆よりも突出し、その中央が最
も突出する弧状に形成したことによって、使用するベル
トが多少厚く、また硬直性のあるベルトであっても、ベ
ルトの弛緩をバックルの中央で抑止し、かつ長さ調整を
バックルの両側で容易に操作できる効果がある。
【0040】請求項3記載の発明は、請求項1記載の発
明の効果に加え、バックル本体の上板に設けた突出部
、係合時に差込体の基杆よりも突出し、略ベルト通路
の全幅にわたって突出し下板の端部と平行状に形成し
てたことによって、ベルトの弛緩をバックルの全幅にわ
たって確実かつ左右にずれ動くことなく平均的に抑止で
きる効果がある。
【0041】請求項4記載の発明は、請求項1、2また
は3記載の発明の効果に加え、バックル本体の上板に設
けた突出部は、係合時に差込体の折返杆の先端縁へ向け
て突出する形に形成したことによって、ベルトの弛緩を
より一層的確かつ効率よく抑止することができる効果が
ある。
【0042】請求項5および6記載の発明は、それぞれ
請求項1、2、3または4記載の発明の効果に加え、差
込体の基杆の両側に突設した操作杆の外側面に係合部を
設け、バックル本体の側壁に設けた開口部の一端に被係
合部を設け、バックル本体と差込体とを係脱可能に形成
したこと、あるいは差込体の基杆の両側に突設した操作
杆の先端上下面に係合部を設け、バックル本体の上板お
よび下板の内面に被係合部を設け、バックル本体と差込
体とを係脱可能に形成したことによって、それぞれタイ
プの異なるバックル本体と差込体であっても、ベルトの
弛緩を簡単に抑止する機構、また目視してベルトの長さ
調整ができる機構を容易に適用できる効果があるなど、
この発明の奏する効果がきわめて顕著である。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例のバックルにおける抜脱状態のバッ
クル本体と差込体の斜視図である。
【図2】同上バックルのバックル本体と差込体の係合状
態を示す平面図である。
【図3】同上バックルのバックル本体と差込体の係合時
におけるバックル本体の一部を切断した平面図である。
【図4】同上バックルのバックル本体の一部を切断した
裏面図である。
【図5】同上図2におけるA−A断面図である。
【図6】同上バックルの差込体に対するベルト取付状態
を示す長手方向の中央で切断した断面図である。
【図7】同上バックルのバックル本体と差込体との係合
時におけるベルト取付状態を示す長手方向の中央で切断
した断面図である。
【図8】第2実施例のバックルにおけるバックル本体と
差込体との係合状態を示す平面図である。
【図9】同上図8におけるB−B断面図である。
【図10】第3実施例のバックル本体と差込体の係合状
態を示す平面図である。
【図11】同上バックルのバックル本体と差込体の係合
時におけるバックル本体の一部を切断した平面図であ
る。
【図12】図11におけるC−C断面図である。
【図13】図11におけるD−D断面図である。
【図14】公知のバックルのバックル本体と差込体から
形成されたバックルの断面図である。
【図15】他の公知のバックルのバックル本体と差込体
から形成されたバックルの平面図である。
【符号の説明】 1 バックル本体 2 差込体 3 上板 4 下板 5 側壁 6 差込口 7 ベルト取付部 8 開口部 9 被係合部 10 突出部 21 係止杆 22 折返杆 23 基杆 24 ベルト通路 25 操作杆 28 係合部 31 先端縁
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図3
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上板3、下板4、両側壁5から形成さ
    れ、一端に差込口6、他端にベルト取付部7を設け、両
    側壁5に開口部8を設け、かつ被係合部9を備えた扁平
    なバックル本体1と、一端側にベルト係止杆21、その
    内方にベルト折返杆22、その内方にベルト通路24を
    挟んで基杆23とを横設し、基杆23の両側に係合部2
    8を備えた可撓性の操作杆25を他端側へ突設した差込
    体2とからなるバックルにおいて、係合時にバックル本
    体1の差込口6における上板3に下板4よりも突出し、
    差込体2のベルト通路24上へ向けて突出する突出部1
    0を設け、ベルト折返杆22に掛けたベルトの弛緩を抑
    止することを特徴とするバックル。
  2. 【請求項2】 バックル本体1の上板3に設けた突出部
    10は、中央が最も突出する弧状に形成してなる請求項
    1記載のバックル。
  3. 【請求項3】 バックル本体1の上板3に設けた突出部
    10は、全体に突出し下板4の端部と平行状に形成して
    なる請求項1記載のバックル。
  4. 【請求項4】 バックル本体1の上板3に設けた突出部
    10は、係合時折返杆22の先端縁31へ向けて突出す
    る形に形成してなる請求項1、2または3記載のバック
    ル。
  5. 【請求項5】 差込体2の基杆23に突設した操作杆2
    5の外側面に係合部28を設け、バックル本体1の側壁
    5に設けた開口部8の一端に係合部28と係合する被係
    合部9を設け、バックル本体1と差込体2とを係脱可能
    に形成してなる請求項1、2、3または4記載のバック
    ル。
  6. 【請求項6】 差込体2の基杆23に突設した操作杆2
    5の先端上下面に係合部28を設け、バックル本体1の
    上板3および下板4の内面に係合部28と係合する被係
    合部9を設け、バックル本体1と差込体2とを係脱可能
    に形成してなる請求項1、2、3または4記載のバック
    ル。
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