JP2000106613A - デ―タ処理装置及びデ―タ処理システムの制御方法 - Google Patents

デ―タ処理装置及びデ―タ処理システムの制御方法

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JP2000106613A
JP2000106613A JP11197473A JP19747399A JP2000106613A JP 2000106613 A JP2000106613 A JP 2000106613A JP 11197473 A JP11197473 A JP 11197473A JP 19747399 A JP19747399 A JP 19747399A JP 2000106613 A JP2000106613 A JP 2000106613A
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Yuji Ishikawa
祐司 石川
Masao Kiguchi
雅夫 木口
Atsushi Otani
篤志 大谷
Masaya Kondo
正弥 近藤
Motoaki Yoshino
元章 吉野
Kazuomi Oishi
和臣 大石
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 情報処理端末と接続可能なデータ処理装置に
おいて、該データ処理装置をどのように機能させている
かに応じて操作部もしくは表示部を制御すること。 【解決手段】 ファクシミリ装置が接続されている情報
処理端末からのデータに基づく画像をプリンタ部で記録
させるためのプリンタモードが設定されているか否かに
応じて操作部2-8で操作できる内容及び操作部2-8に表示
させる内容を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報処理端末と接
続可能なデータ処理装置及び該データ処理装置と情報処
理端末とを有するデータ処理システムの制御方法に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、ホストコンピュータとファク
シミリ装置とを接続したシステムが提案されている。
【0003】そして、このようなシステムにおいてファ
クシミリ装置の記録部をホストコンピュータから受信し
たデータに基づく画像の記録用にを用いることが望まれ
る。
【0004】つまり、既存のファクシミリ装置としての
機能の他にホストコンピュータからのデータの記録のた
めの機能を持たせるわけである。
【0005】
【発明が解決しようとしている課題】既存のファクシミ
リ装置として機能させたい場合とホストコンピュータ用
のプリンタとして機能させたい場合とでは、ファクシミ
リ装置を操作したい内容や表示させるべき内容は異なっ
ていることが望ましい。
【0006】しかしながら、従来ではその区別を行うこ
とがなかった。
【0007】本発明は、上述の問題点に鑑みなされたも
ので、情報処理端末に接続されたデータ処理装置の操作
部もしくは表示部を該データ処理装置をどう機能させて
いるかに応じて制御可能とすることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明のデータ処理装置は以下の構成を備える。
【0009】即ち、通信回線を介して行うデータの通信
を管理及び制御する管理部と、情報処理端末と接続する
接続手段と、前記管理部の制御に基づき通信回線を介し
て受信したデータ及び前記接続手段を介して情報処理端
末から送られてくるデータに基づく画像を記録する記録
部と、マニュアル指示を入力する操作部と、前記接続手
段で接続された情報処理端末から送られてくるデータに
基づく画像を前記記録部で記録させるためのプリンタモ
ードを設定する設定手段と、前記設定手段でプリンタモ
ードが設定されているか否かに応じて前記操作部を制御
する制御手段とを有する。
【0010】また、通信回線を介して行うデータの通信
を管理及び制御する管理部と、情報処理端末と接続する
接続手段と、前記管理部の制御に基づき通信回線を介し
て受信したデータ及び前記接続手段を介して情報処理端
末から送られてくるデータに基づく画像を記録する記録
部と、表示部と、前記接続手段で接続された情報処理端
末から送られてくるデータに基づく画像を前記記録部で
記録させるためのプリンタモードを設定する設定手段
と、前記設定手段でプリンタモードが設定されているか
否かに応じて前記表示部を制御する制御手段とを有す
る。
【0011】
【発明の実施の形態】図1は、本システムの基本構成を
示す図である。
【0012】ファクシミリ制御部1−1は、通信回線に
アクセスして通信動作を管理したり、I/F部1−2を
通してデータ変換部1−3とコマンド、データ等の授受
を行う。また、プリンタ部1−4への、ビデオI/Fも
そなえており、直接記録動作を制御できる。
【0013】I/F部1−2は、ファクシミリ制御部1
−1とデータ変換部1−3との間で通信されるデータ、
コマンドの制御を管理する。
【0014】データ変換部1−3は、情報処理端末1−
5とコマンド、データ等のやり取りをしたり、プリンタ
部1−4への、ビデオI/F(後述)をそなえており、
記録動作を制御する。また、情報処理端末1−5からキ
ャラクタデータを、ビットマップにイメージ展開する動
作もする。
【0015】プリンタ部1−4は、データ変換部1−3
からの、ビットマップにイメージ展開された、印字デー
タを記録する。
【0016】情報処理端末1−5は、パーソナルコンピ
ュータ(PC)等のホストであり、データ変換部1−3
に、例えばページ記述言語(PDL)で記述された画像
データを出力する。
【0017】図2はFAX制御部のブロック図である。
【0018】2−1は、ファクシミリ制御部1−1を管
理するCPUである。
【0019】2−2は、CPU2−1の動作プログラム
が記憶されるROMである。
【0020】2−3は、CPU2−1のワークエリアと
して使用されるRAMである。
【0021】2−4は、通信データを変復調するMOD
EMである。
【0022】2−5は、通信回線を管理するNCUであ
る。
【0023】2−6は、スキャナ2−7で原稿をスキャ
ンして得た画像データを加工する画像処理部である。
【0024】2−8は、キーからコマンドを入力した
り、本体の状態を表示する操作部である。
【0025】2−9は、I/F部1−2とのイメージデ
ータを一次格納するラインバッファである。
【0026】2−10は、図示しないセンサー等からの
入力や周辺部への出力を管理するI/Oポートである。
【0027】2−11は、画像データを格納する蓄積メ
モリである。
【0028】2−12は、ファクシミリ制御部11で処
理される画像データの解像度と、データ変換部1−3で
処理される画像データの解像度が解像度を合わせる解像
度変換処理部である。
【0029】2−13は、画像データの符号化復号化処
理部であり、画像データを符号化する符号化処理部2−
13a、画像データを復号する復号化処理部2−13b
及び画像データを内蔵する内蔵ラインバッファ2−13
cから構成されている。
【0030】2−14は、データ変換部1−3と画像デ
ータをやりとりするビデオインターフェース(I/F)
である。
【0031】次に、図3はI/F部1−2のブロック図
である。
【0032】同図において、3−1はコマンド用レジス
タ、3−2はコマンド応答用レジスタ、3−3は応答デ
ータ用レジスタ、3−4はキーデータ用レジスタ、3−
5はデータ変換制御部からFAX制御部への画データ用
レジスタ、3−6はFAX制御部からデータ変換制御部
への画データ用レジスタ、3−7はReady/Emp
ty出力バッファ、3−8はバスA制御部、3−9はセ
レクタ、3−10は双方向バッファ、3−11はバスB
制御部、3−12はセレクタ、3−13は双方向バッフ
ァである。
【0033】レジスタ3−1は、複数ビットのD−F/
Fからなり、データ変換制御部から、FAX制御部へコ
マンドデータを渡す。
【0034】またレジスタ3−2は、複数ビットのD−
F/Fからなり、FAX制御部から、データ変換制御部
へコマンド応答する。
【0035】レジスタ3−3は、複数ビットのD−F/
Fからなり、データ変換制御部から、FAX制御部へ、
操作部表示データを渡す。
【0036】レジスタ3−4は、複数ビットのD−F/
Fからなり、FAX制御部から、データ変換制御部へ、
操作部のキー入力データを渡す。
【0037】レジスタ3−5は、複数ビットのD−F/
Fからなり、データ変換制御部から、FAX制御部へ、
画像データを渡す画像データのダウンロードするために
用いられる。
【0038】レジスタ3−6は、複数ビットのD−F/
Fからなり、FAX制御部から、データ変換制御部へ、
画像データを渡す画像データのアップロードするために
用いられる。
【0039】バッファ制御部3−7は、上記レジスタ3
−1から3−6のそれぞれについて、送信側がデータを
書き込むごとに、受信側に読み出し可能なことを通知す
るReady信号、及び書き込んだデータを受信側が読
み出すごとに、送信側に対して新たなデータの書き込み
が可能なことを示すEmpty信号を作成、出力する。
【0040】バスA制御部3−8は、図1におけFAX
制御部からの、読み出し信号、書き込み信号及び所定の
アドレス信号とを入力し、アクセス対象のバッファを選
択する信号c、d、fを作成する。
【0041】セレクタ3−9は、レジスタ3−1からの
コマンドデータ、レジスタ3−3からの表示データ、レ
ジスタ3−5からの画像データ、及びレジスタ3−7か
らの各バッファのステータスデータ等から、アドレス入
力ADD_Aに従って、いずれか一つを選択する。
【0042】双方向バッファ3−10は、FAX制御部
のデータバスに接続する。
【0043】バスB制御部3−11は、図1のデータ変
換制御部につながり、バスA制御部3−8と同様に動作
する。
【0044】セレクタ3−12は、レジスタ3−2から
のコマンド応答データ、レジスタ3−4からのキー入力
データ、レジスタ3−6からの画像データ、及びレジス
タ3−7からの各バッファのステータスデータ等から、
アドレス入力ADD_Bに従って、いずれか一つを選択
する。
【0045】双方向バッファ3−13は、データ変換制
御部のデータバスに接続する。
【0046】信号aは、FAX制御部のデータバスから
の入力データであり、信号bはFAX制御部のデータバ
スへの出力データであり、信号cはセレクタ3−9を制
御する選択信号であり、アドレス入力ADD_A及びバ
ス制御信号CNT_Aから確定する読み出し対象バッフ
ァの選択信号である。
【0047】また、同時にバッファ制御部において、F
AX制御部へのEmpty信号の作成が行われる。
【0048】信号dは、バッファ3−2、−4、−6い
ずれに対する書き込み動作かを選択する書き込み信号で
あり、この信号により各バッファへの書き込みを行うと
同時に、バッファ制御部においてデータ変換制御部への
Ready信号の作成が行われる。
【0049】信号eはFAX制御部に対する各レジスタ
のReady信号及びEmpty信号である。
【0050】信号fは双方向バッファ3−10の出力バ
ッファを制御する信号である。
【0051】信号gはデータ変換制御部のデータバスか
らの入力データであり、信号hはデータ変換制御部のデ
ータバスへの出力データであり、信号iはセレクタ3−
12を制御する選択信号であり、アドレス入力ADD_
B及びバス制御信号CNT_Bから確定する読み出し対
象バッファの選択信号である。また、同時にバッファ制
御部において、データ変換制御部へのEmpty信号の
作成を行う。
【0052】信号jはレジスタ3−1、3−3、3−5
のいずれに対する書き込み動作かを選択する、書き込み
信号であり、この信号により各バッファへの書き込みを
行うと同時に、バッファ制御部においてFAX制御部へ
のReady信号の作成を行う。
【0053】信号kはデータ変換制御部に対する各レジ
スタのReady信号及びEmpty信号である。
【0054】信号lは双方向バッファ3−13の出力バ
ッファを制御する信号である。
【0055】データ変換制御部とFAX制御部とはこれ
らのバッファを通して、後述のように、データをやり取
りをする。
【0056】図4は、データ変換制御部であり、PC4
−9より受信したファイルデータをイメージデータに変
換する。
【0057】同図において、4−1は変換制御部の動作
制御やファイルデータからイメージデータに変換する制
御を実行するCPU、4−3はキャラクタデータのフォ
ントを格納するROM、4−4はCPU4−1が動作す
るためのプログラムを格納するROM、4−5はPC等
のホストコンピュータと接続する為のI/F制御部(E
X.セントロ、RS232C)、4−7はR/W可能な
メモリ(ex.DRAM/SRAM)、4−6はメモリ
4−7に対するアクセスを制御するメモリ制御部、4−
8は図4のプリンタ部との間で制御データをやり取りし
たり、メモリ4−7に格納されたイメージデータを読み
出し、シリアルに転送する制御を行うビデオI/Fであ
る。
【0058】図5は、プリンタ部を示し、このプリンタ
部はイメージデータを印字用紙に印字する。
【0059】同図において、5−2は図4のデータ変換
部との間で制御データをやり取りしたり、シリアルに転
送されてくるイメージデータを受信する制御を行うビデ
オI/F、5−1はROM、RAM、IO等を内蔵した
1チップマイコンであり、図4のデータ変換部を制御す
るCPU4−1からの制御データに従い印字動作を行
う。
【0060】5−3はレーザドライバ部であり、レーザ
ダイオードを発光させ、ビデオI/F5−2より送出さ
れる駆動信号に従いレーザビームを発生する。
【0061】レーザビームは、コリメータレンズ5−4
により平行光に変換された後、スキャナモータ5−5に
より一定速度で回転している多面体ミラー5−6に入射
される多面体ミラー5−6から反射されたレーザビーム
は、多面体ミラー5−6に前に配設された結像レンズ5
−7により感光ドラム5−9上に焦点を結ぶ。多面体ミ
ラーが一定速度で回転するとレーザビームが一定速度で
感光ドラム上を走査する。また、ビーム位置検出部5−
8は、ビームを一走査毎に検出しライン同期信号を形成
する。
【0062】以下に簡単な印字動作の流れを説明する。
まず回転駆動される感光ドラム5−9の表面を一次帯電
ローラ5−10で帯電し、次に帯電した部分にレーザビ
ームの走査を行い、レーザビームを照射された部分のマ
イナス電荷を除去する。除去されなかった電荷に対して
は現像部5−11において、トナーがジャンプしてドラ
ム表面に付着する。さらに転写帯電ローラ5−12は、
給紙制御部5−14により搬送されるプリント用紙をプ
ラス帯電させて感光ドラム5−9上のトナーをプリント
用紙に転写する。プリント用紙に転写されたトナーは定
着部5−13において熱と圧力を与えることにより、プ
リント用紙に容着する。
【0063】感光ドラム5−9、一次帯電ローラ5−1
0、転写帯電ローラ5−12、及び給紙制御部5−14
はメインモータ5−15によって駆動される。
【0064】本実施形態は、プリンタとしての機能とフ
ァクシミリとしての機能を合わせ持っており、以下各機
能における動作を説明する。
【0065】・プリンタとして動作する場合の説明 本実施形態においてプリンタとして機能する際の動作概
要を図1を用いて説明する。
【0066】パーソナルコンピュータ等の情報処理端末
1−5(以下ホストと呼ぶことにする)からデータ変換
部1−3に送られるファイルデータは、データ変換部に
おいてイメージデータに変換され、データ変換部からプ
リンタ部1−4へ送られる。プリンタ部では、データ変
換部より受信したイメージデータが印字用紙に印字され
る。
【0067】次に図6と図7のフローチャートをもと
に、ホストとデータ変換部とのやり取りを説明し、次に
データ変換部とプリンタ部とのやり取りを説明する。
【0068】図6を用いて、ホストとデータ変換部との
やり取りを説明する。データ変換部に対してホストより
データ転送要求すなわち印字要求があると(6−1)、
データ変換部はファクシミリ制御部に対してP_RDY
信号をOFFにし(6−2)、プリンタ部に対して印字
要求を送出する(6−3)。プリンタ部からデータ変換
部に対して印字が可能であると応答があった場合(6−
4)は、データ変換部はホストに対してデータ転送要求
受付可能を通知する(6−5)。印字不可能であると応
答があった場合(6−4)、データ転送要求受付不可能
を通知し(6−6)、ホストとデータ変換部との間のや
り取りは終了する。ホストがデータ転送要求受付可能の
通知を受け取ると、ホストとデータ変換部との間でデー
タ転送が行われる(6−7)。データ変換部は1ページ
分のデータの受信を終了した後(6−8)、受信したデ
ータをイメージデータに展開する処理を開始し(6−
9)、イメージデータへの展開処理が終了する(6−1
0)と、プリンタ部に対してイメージデータの転送要求
を送出する(6−11)。データ変換部は、プリンタ部
よりデータ転送受付可能との応答があった場合(6−1
2)、イメージデータの転送を開始する(6−13)。
イメージデータはライン同期信号に従いシリアルデータ
としてプリンタ部に転送される。データ変換部は1ペー
ジ分のイメージデータの転送を終了する(6−14)
と、ホストに対して1ページ印字終了を通知する(6−
15)。ホストからデータ変換部に対して次のページの
データ転送要求があれば6−7に戻り(6−16)、次
のページのデータ転送要求がなければ(6−16)、プ
リンタ部に対してデータ転送要求終了を通知し(6−1
7)、ファクシミリ制御部に対してP_RDY信号をO
Nにして(6−18)、データ変換・転送の制御を終了
する。
【0069】次に、図7を用いてデータ変換部とプリン
タ部の間のやり取りを説明する。データ変換部よりプリ
ンタ部に対して印字要求がある(7−1)と、プリンタ
部はプリンタ部における内部状態をセンスする(7−
2)。具体的には定着ローラの温度検知等を行い、定着
ローラがある定められた温度領域にありその他の異常が
なければ印字可能と判断し、そうでなければ印字不可能
と判断する(7−3)。印字可能であればプリンタ部は
データ変換部に対して印字要求受付可能を通知する(7
−4)。印字不可能であれば印字要求受付不可能を通知
し(7−5)、データ変換部とプリンタ部とのやり取り
は終了する。プリンタ部は印字要求受付可能を通知した
ならば、データ変換部からのデータ転送開始要求を待つ
(7−6)。プリンタ部に対してデータ転送開始要求が
あると、イメージデータを受付可能であれば(7−7)
スキャナモータ、メインモータを駆動し、印字動作に備
え、データ変換部に対してイメージデータ受付可能を通
知する(7−8)。イメージデータを受付不可能ならば
(7−7)データ変換部に対してイメージデータ受付不
可能を通知し(7−9)、データ変換部とプリンタ部と
のやり取りは終了する。データ変換部よりシリアルイメ
ージデータが転送されてくると、プリンタ部は印字動作
を開始する(7−10)。1ページの印字動作が終了す
る(7−11)と、スキャナモータ、メインモータを停
止し、印字動作を終了して、印字動作終了をデータ変換
部に通知する(7−12)。
【0070】・(受信時の)ファクシミリとしての動作
する場合の説明 図8および図9のフローチャートに従い、本実施形態の
ファクシミリ受信動作について説明する。
【0071】まず、本実施形態における受信動作の概要
について説明する。受信動作は、画像データを受信する
受信制御部と、受信した画像データを記録する受信記録
制御により構成されるものである。受信制御は、ファク
シミリ制御部により行われ、受信した画像データを、い
ったんファクシミリ部1−1内の蓄積メモリ2−11に
蓄積する。受信記録制御は、受信した画像データを、順
次ファクシミリ部1−1より、データ変換制御部1−3
に転送し、データ変換制御部1−3からプリンタ部1−
4を制御し、記録制御を行うものである。本実施形態に
おける受信動作は、受信制御と受信記録制御は、非同期
でそれぞれ独立に動作を行っている。このため、受信制
御を行いながら受信記録制御を行う記録紙受信において
も、受信制御において画像データをいったん蓄積メモリ
2−11にメモリ蓄積を行う必要が生じるのである。
【0072】次に本実施形態における受信動作の詳細に
ついて説明する。
【0073】図8のフローチャートは、本実施形態にお
ける受信制御の動作を示すものである。まず、ファクシ
ミリ制御部内のNCU(網制御装置)2−5において、
CI(呼出信号)の検出を行う(S801)。CI信号
を検出した場合、受信制御を開始するため、NCU2−
5により通信回線を捕捉する(S802)。
【0074】通信回線捕捉後、まず、ファクシミリ制御
部が使用中であることを示す、ファクシミリ制御部内の
I/Oポート2−10のF_RDY信号を0にセットす
る。次に、プリンタ部の使用状況を把握するために、デ
ータ変換制御部に対し、プリンタ部のステータス要求を
行う(S803)。プリンタ部からの返送ステータス
は、I/F部を介して受信され、このステータス(プリ
ンタ部の使用状態やプリンタ部、エラー状態等)により
記録紙受信が可能であるか否かの判定を行う(S80
4)。なお、本実施形態において、プリンタ部の使用状
況は、データ変換部内のI/Oポート4−2とファクシ
ミリ制御部内のI/Oポート2−10間に接続されてい
る、P_RDY信号と、プリンタ部の状況の詳細および
データ制御部の状況の詳細が格納されている返送ステー
タスにより判断されるものである。
【0075】プリンタ部が使用中または、記録紙無し等
のエラー状態で、記録紙受信が行えない場合は、代行受
信可能であるか否かの判定を行う(S805)。代行受
信の可否の判定は、ファクシミリ部の蓄積メモリ2−1
1のメモリ残量により行われる。メモリ残量が少ない場
合は、代行受信を行うことができないため、受信制御処
理を行い(S813)、受信制御を終了する。
【0076】記録紙受信または代行受信が可能である場
合は、受信制御を開始する(S806)。
【0077】受信制御開始後、通信を行う際の主走査幅
・副走査線密度・通信速度・符号化方式等の通信モード
の設定を行う(S807)。
【0078】受信制御における画像データは、通信回線
からファクシミリ制御部内のNCU2−5を介し、MO
DEM2−4に格納される。この時点の画像データは、
通信モードで定められた符号化方式で符号化されたデー
タである。この画像をデータを1ラインごとに、復号化
部2−13bを用いて、内蔵ラインバッファ2−13c
にいったん復号化処理を行う。さらに、内蔵ラインバッ
ファ2−13cに格納されている復号化された画像デー
タを符号化部2−13aを用いて、あらかじめ定められ
た符号化方式に従い、符号化処理を行う(S808)。
さらに、この符号化復号化処理が行われた1ラインの受
信画像データを、画像データを格納する蓄積メモリ2−
11に順次格納する(S809)。
【0079】次に、1ページ分の受信制御の終了を判定
し(S810)、終了しない場合はステップS808に
移行し、1ページの受信制御を継続する。
【0080】1ページの受信終了後、蓄積メモリ2−1
1のメモリ残量のチェックを行い(S811)、次ペー
ジの受信が可能か否かの判定を行う。メモリ残量が少な
い場合は、次ページの受信が不可能として、受信終了処
理を行い(S812)、受信制御を終了する。
【0081】次ページの受信制御が可能な場合は、次ペ
ージの有無の判定を行う(S812)。次ページがある
場合は、ステップS807に移行し、次ページの受信制
御を行う。受信制御を終了する場合は、受信制御終了制
御を行い(S813)、通信回線を解放し受信制御を終
了する。受信制御が終了した場合は、ファクシミリ制御
部が待機中になることを示す、ファクシミリ制御部内の
I/Oポート2−10のF_RDY信号を1にセットす
る。
【0082】次に、受信した画像データの記録を行う受
信記録制御について説明する。
【0083】図9のフローチャートは、本実施形態にお
ける受信記録制御の動作を示すものである。
【0084】まず、ファクシミリ制御部内の蓄積メモリ
2−11の受信画像データの格納状況を監視し、記録す
べき受信画像データの有無を判断する(S901)。受
信画像データがない場合は、受信画像データの格納状況
の監視を継続する。
【0085】記録すべき受信画像データが、蓄積メモリ
2−11に格納されている場合は、プリント部の使用状
況を把握するために、データ変換制御部に対し、プリン
タ部のステータス要求を行う(S902)。プリンタ部
からの返送ステータスは、I/F部を介して受信され、
このステータスは、プリンタ部の使用状態やプリンタ
部、エラー状態等の情報が格納されているものである。
プリンタ部のステータスおよび、PC/FAX切替機能
の設定状況により、受信画像の記録制御の可否を判断す
る(S903)。
【0086】ここで、本実施形態におけるPC/FAX
切替機能について説明する。PC/FAX切替機能と
は、状況に応じてプリンタモード(情報処理端末1−5
からの記録)とファクシミリモード(ファクシミリ制御
部1−1からの記録)を、あらかじめ設定されたモード
に従い、切り替え制御を行うものである。
【0087】本実施形態におけるPC/FAX切替機能
は、PC/FAX自動切替モード(AUTOモード/P
C優先モード/FAX優先モード)とPC/FAX手動
切替モード(PC占有モード/FAX占有モード)の各
モードであり、これらの各モードをあらかじめ選択し、
設定することにより行われるものである。以下にPC/
FAX切替機能の各モードの動作例について説明する。
なお、図10は、各モードの動作の概略を示したもので
ある。
【0088】1.PC/FAX自動切替モード(AUT
Oモード) ファクシミリ制御部または情報処理端末からの記録要求
が生じた場合、プリンタ部が待機中であれば、記録制御
を開始する。また、プリンタ部が動作中である場合は、
記録制御終了後、ファクシミリモードまたはプリンタモ
ードに自動的に切り替え、記録制御を行う(図10
(a)参照)。
【0089】2.PC/FAX自動切替モード(FAX
優先モード) ファクシミリ制御部からの記録要求が生じた時、プリン
タ部がプリンタモードで動作中である場合は、その動作
をいったんページ間で停止し、ファクシミリモードに自
動的に切り替えて記録制御を行う。ファクシミリモード
の記録制御の終了後、再度プリンタモードに自動的に切
り替えて、プリンタモードの記録を再開する。
【0090】また、情報処理端末から記録要求が生じた
時に、プリンタ部がファクシミリモードで動作中の場合
は、ファクシミリモードの記録制御終了後に自動的にプ
リンタモードに切り替えて、記録制御を行う(図10
(b)参照)。
【0091】3.PC/FAX自動切替モード(PC優
先モード) 情報処理端末からの記録要求が生じた時、プリンタ部が
ファクシミリモードで動作中である場合は、その動作を
いったんページ間で停止し、プリンタモードに自動的に
切り替えて記録制御を行う。プリンタモードの記録制御
の終了後、再度ファクシミリモードに自動的に切り替え
て、ファクシミリモードの記録を再開する。
【0092】また、ファクシミリ制御部から記録要求が
生じた時に、プリンタ部がプリンタモードで動作中の場
合は、プリンタモードの記録制御終了後に自動的にファ
クシミリモードに切り替えて、記録制御を行う(図10
(c)参照)。
【0093】4.PC/FAX手動切替モード(FAX
占有モード) ファクシミリ制御部からの記録要求があった場合のみ、
プリンタ部は記録制御を行う。情報処理端末からの記録
要求があった場合は、記録制御を行わず、情報処理端末
に対し、プリンタ部がプリンタモードでの動作が行えな
い状態であることを知らせる(図10(d)参照)。
【0094】5.PC/FAX手動切替モード(PC占
有モード) 情報処理端末からの記録要求があった場合のみ、プリン
タ部は記録制御を行う。
【0095】ファクシミリ制御部からの記録要求があっ
た場合は、記録制御を行わず、ファクシミリ制御部に対
し、プリンタ部がファクシミリモードでの動作が行えな
い状態であることを知らせ、代行受信を行う(図10
(e)参照)。
【0096】なお、以下の説明では、受信記録制御は、
PC/FAX自動切替モード(AUTOモード)をあら
かじめ選択設定されているものとして説明する。
【0097】ステップS903で、プリンタ部からの返
送ステータスにより、プリンタ部が待機状態でない場
合、プリンタ部のエラー状態の判断を行う(S90
4)。プリンタ部のエラー状態とは、プリンタ部が記録
紙無し状態や記録紙ジャム状態などの記録制御が行えな
い状態である。プリンタ部がエラー状態である場合は、
受信記録制御が行えないと判断し、代行受信状態である
ことを示す代行受信フラグを設定し(S917)、受信
記録制御を終了する。
【0098】プリンタ部がエラー状態でない場合は、プ
リンタ部がプリンタモードで使用中であると判断し、あ
らかじめ設定されているPC/FAX切替制御が、自動
切替モード等のファクシミリ受信に基づく記録が可能な
モードか否かの判断を行う(S905)。手動切替モー
ド(PCモード)である場合は、受信記録制御が行えな
いと判断し、代行受信フラグを設定し(S917)、受
信記録制御を終了する。
【0099】自動切替モード等のファクシミリ受信に基
づく記録が可能である場合は、ステップS902に移行
し、再度プリンタ部のステータス要求を行い、プリンタ
部が待機状態(ファクシミリモード)になるまで待つ。
【0100】プリンタ部が待機状態である場合は、受信
記録制御を開始する(S906)。受信記録制御を開始
する際、まず、受信記録モードの設定を行う。受信記録
モードの設定とは、受信画像データの受信画像サイズ・
解像度等の情報と、プリンタ部の記録紙サイズ・解像度
等の情報等から、受信画像の縮小率・解像度変換等を行
うための各種設定を行うことである。
【0101】まず、受信制御において蓄積メモリ2−1
1内の受信画像データを1ラインごとに、CPU2−1
を用いて復号化処理を行う(S908)。復号化処理が
行われた受信画像データを、受信記録モード設定で設定
された縮小率および解像度にみあうように、縮小処理
(S909)および解像度変換処理(S910)を行
う。本実施形態において、縮小処理および解像度変換処
理は、解像度変換処理部2−12で同時に行われるもの
とする。
【0102】これらの処理が行われた1ラインの受信画
像データは、ラインバッファ2−9の空状況を確認後
(S911)、順次転送される(S912)。ラインバ
ッファ2−9に格納された受信画像データは、データ変
換処理部よりI/F部を介して順次引き抜かれていくも
のとする。
【0103】次に1ページ分の受信画像データの転送が
終了したか否かの判断を行い(S913)、終了してい
ない場合は、ステップS908に移行し、受信画像デー
タの転送制御を継続する。
【0104】1ページ分の受信記録制御後、蓄積メモリ
2−11内に格納されている、受信記録制御が終了した
受信画像データのメモリ解放処理を行う(S914)。
【0105】次ページの受信画像データの有無を判定し
(S915)、次ページがある場合は、ステップS90
2に移行し、次ページの受信記録制御を行う。次ページ
がない場合は、受信記録制御の終了処理を行い(S91
6)を行い、受信記録制御を終了する。
【0106】・PCからの制御でPCデータをFAX送
信する動作の場合の説明 図11、図12、図13を用いて、図1のPC1−5等
の情報処理端末(以下PC)と、データ変換制御部1−
3(以下データ変換部)とFAX制御部1−1(以下F
AX)との、データのやり取りを説明する。
【0107】ここで、PCとデータ変換部のコマンドの
やり取りは、ページ記述言語に基づいているのでデータ
変換部は、PCからのコマンドを経由してFAXへ出す
時は、FAXに適したコマンドに変換してから出す。
【0108】まず、PCが、PC上の[Fileデー
タ](画データとTEL番号の情報データ)をFAXを
使用して送信する時(C001)、(PCからキャラク
タデータとして)、PCよりデータ変換部にページ記述
言語(PDL)体系における1つのコマンドとして[送
信要求コマンド]を出す。
【0109】ポストスクリプトを採用した場合には、例
えば「FAX PAGE」を送ることにより、メモリ4
−7上に展開されたビットマップ画像データをファクシ
ミリ送信するようにしてもよい。[送信要求コマンド]
をデータ変換部が検出すると(C002)、次にデータ
変換部はFAXが送信動作可能であることを、FAXか
らの[FAX_RDY]ステイタスにより確認する(C
003)。
【0110】ここで、FAXが、[NOT_RDY]の
時は送信動作不可なので、PCに対してFAX送信動作
不可の通知をして(C007)動作を終了する。
【0111】また、C003で[FAX_RDY]の時
は、FAXに送信モードに入る事を指示し(C00
4)、さらにPCに対しても、送信許可の通知をする
(C006)。
【0112】次に、データ変換部はPCから送信のため
の、TEL番号、略称、親展、同報、中継などの情報デ
ータと、画データ(PDL)を分けて転送してもらう
(C008)。例えば、前記情報データは[送信要求コ
マンド]をオペレータとするオペランドとして転送され
る。情報データに続いて画データが1ページ分転送終了
すると(C009)データ変換部はPC用のキャラクタ
データをFAX用のイメージデータ(生データ)に変換
する(C010)(例えば300DPI)。
【0113】更に、画データの変換が、1ページ分終了
すると(C011)、一旦、データ変換部はPCを切り
離してFAXとのハンドシェイクを開始する。
【0114】FAXに対して、送信要求コマンド(TE
L番号等の情報データを含む)を出し(C012)、更
に、ページの属性(サイズ、解像度)を指示する(C0
14)。
【0115】次に、データ変換部は先のC010で変換
した生の画データ(300DPI)をFAXに転送す
る。この時、FAXは図3のI/F部3−5を介して貰
った生データを、図2の2−13Aの符号化部で、1ラ
インずつFAX用の符号データに変換して、すみやかに
2−11の蓄積メモリに格納する(C016)。
【0116】ここで、1ページの符号、蓄積が終了する
と(C017)、データ変換部はPCに対して、1ペー
ジの画データがFAXに格納された事を通知する(C0
18)。
【0117】また、PCよりの画データが、マルチペー
ジの時(C019)、先のC006に戻り、以下同様に
PCデータを転送する。C019でページエンドの時
は、データ変換部は、FAXにその事をコマンドで通知
し、かつその後の送信動作を任せて、一旦、ハンドシェ
イクを終了する(C022)。
【0118】C021でFAXは、図2のNCU2−5
を起動し、先のPCからのTEL番号に従って相手局を
呼び出す。
【0119】次に、FAXは図2のMODEM2−4を
制御して送信制御(プロトコル)を始める。(C02
2)、相手側からの応答により(C023)、符号化モ
ード、解像度、サイズ等を確認して画データを相手のフ
ォーマットに合わせて変換処理する(C024)。
【0120】特に、相手側の記録部が持っている解像度
がデータ変換部のものと同じ時は良いが、違う時は相手
側の解像度に合わせて変換する処理が必要(例えば30
0DPIから200/400DPIに変換)。
【0121】相手側の解像度が300DPI以外の時
は、図2の復号部2−13Bで、生データに変換して更
に、図2の解像度変換部2−12で相手側に合わせて変
換する(例えば200/400DPI)。
【0122】その後、図2の符号部2−13Aで同様に
相手側の符号化モード、サイズに合わせて画データを再
び変換し、1ライン単位でモデム2−4に転送する(C
025)。
【0123】そして、FAXは、モデムを制御して送信
を開始する(C026)。
【0124】送信が、終了すると(C027)、PCに
その事を通知して(C028)、以上のPC_FAX送
信の処理を終了する。
【0125】・複写機として動作する場合の説明 本実施形態におけるコピー動作について図14のフロー
チャートをもとに説明する。
【0126】オペレータは原稿をスキャナー部2−7に
セットし、操作部2−8からのキー操作によってコピー
動作を指示する(S1401)。ファクシミリ制御部1
−1はこれに応答して、プリンタ部1−4が使用可能な
状態かをチェックし(S1402)、プリンタ部1−4
が使用可能ならば、処理を継続し、使用できない場合は
初期の状態に復帰する。次に、ファクシミリ制御部1−
1はオペレータに対して、コピー枚数を指示するように
LCDに表示をする。枚数指示がある一定時間以内にな
かった場合は、初期の状態に復帰し、枚数指示があった
場合には読み取り動作を開始する。読み取り動作は、以
下のようにして行う。
【0127】(A)原稿の副走査方向走査に同期して、
1ラインの走査、読み取る処理。
【0128】(B)読み取ったデータを二値化処理後、
符号復号部2−13によって符号データに変換して、蓄
積メモリ2−11へ蓄積する処理。上記(A)(B)の
処理を、1ページ分読み取るまで交互に繰り返す(S1
408)。1ページ分の原稿の読み取りが終了すると、
ファクシミリ制御部1−1はデータ変換部1−3にデー
タ印字要求信号を送出し、この要求が受け付けられる
と、転送画像の解像度/サイズ/印字枚数等の情報をデ
ータ変換部1−3に転送し(S1411)、蓄積メモリ
2−11に格納された、画像データを読みだし、符号復
号部2−13での復号処理を行い、生データに変換後、
ラインバッファ2−9に格納、必要ならば解像度変換を
して、I/F部1−2を通して、データ変換部1−3に
転送する(S1413)。1ページ分のデータの転送が
終了すると、データ変換部1−3はプリンタ部1−4に
起動をかけ、画像の印字を行う。画像が正常に出力され
なかった時は、再度、画像印字の処理を行う。印字が正
常終了したときは、蓄積メモリ2−11の画像ファイル
は消去し、次のページの原稿がある場合は、もう一度、
読み取り蓄積の処理(S1407)に戻って、一連の処
理を繰り返し行う。
【0129】全ページ蓄積後にコピーを行う指示がなさ
れた時や、複数ページの原稿の印字順の制御を行う時
や、複数部数の印字時に、同一ページの印字を続けて行
わずに、ページ順に複数部数印字する時には、一旦、全
ページの画像データをメモリに格納後、印字することに
なる。以下に、この時の処理について説明する。
【0130】通常は、1ページ目の画像データはメモリ
4−7に展開するが、ファクシミリ制御部1−1の設定
もしくは情報端末1−5指示で、全ページの読み取り/
メモリ格納後印字する指示が与えられた時、もしくは、
印字順の制御を行うことが指示され、かつ、オペレータ
が複数ページの原稿を指示した場合に、全ページの画像
データを蓄積メモリ2−11に蓄積を行う。全ページの
読み取り/蓄積が終了してから、必要ならば、印字順の
制御を行い、印字出力する。
【0131】オペレータが複数ページの原稿の指示を行
わなかった時には、1枚の原稿と判断し、印字順の制御
は行わない。
【0132】・(原稿送信時の)ファクシミリとして動
作する場合の説明 本実施形態における原稿送信の動作概要を図1及びファ
クシミリ制御部を表す図2を用いて説明する。ファクシ
ミリ制御部2−1のCPUは、操作部2−8から入力さ
れた指示に従いスキャナ2−7から原稿を読み取る。読
み取られた原稿情報は、CPU2−1の制御のもとで必
要に応じて画像処理・解像度変換・符号化・復号化・変
調・記録等の処理を行われ、NCU2−5を介して回線
から送信される。
【0133】次に本実施形態における動作制御例を図1
5のフローチャートにより説明する。ただし、本実施形
態においては、原稿送信の動作のみが行われる場合を想
定した説明を行うものとし、他の状況における動作につ
いては他の実施例に譲るものとする。CPUに対して原
稿送信要求があると(15−1)、F_RDY信号をO
FFにし、ファクシミリ制御部における内部状態をセン
スして原稿送信可能か否かを判断する(15−2)。原
稿送信可能ならば(15−3)、原稿送信要求で指定さ
れた送信モードを設定する。原稿送信不可能ならば、原
因に応じたエラーメッセージ処理が行われ(15−
4)、原稿送信制御は終了する。送信モードを設定した
ならば、スキャナにおいて1Line分の画像を読み取
り電気信号に変換する(15−5)。次に電気信号を画
処理部においてイメージデータに変換し(15−6)、
それをあらかじめ定められた符号化方式に従い符号器に
より符号化し(15−7)、蓄積メモリに格納する(1
5−8)。1Line毎に以上の処理を繰り返し行い
(15−9)、最終ラインまで処理を行った後、通信制
御処理を開始する(15−10)。通信制御処理によっ
て被呼機と接続されたCPUは通信モードの設定を行う
(15−11)。次にCPUは蓄積メモリ内の符号化さ
れたデータを1Line分復号し(15−12)、解像
度変換部においてその復号データを要求される解像度に
変換する(15−13)。そして、解像度変換されたデ
ータを、要求される符号化方式に従い符号器により符号
化する(15−14)。この符号化されたデータをMO
DEMにより変調し(15−15)、NCUを介して回
線に送出する(15−16)。以上の処理を送信すべき
画像データに対して繰り返し行う(15−17)。全て
の画像データを送信し(15−17)、通信制御処理を
終了した後(15−18)、F_RDY信号をONにし
(15−19)、原稿送信制御を終了する。
【0134】・PCからの制御でスキャナデータをPC
に格納/FAX送信する動作の場合の説明 図16、図17、図18、図19を用いて、PC等の情
報処理端末(以下PC)と、データ変換制御部(以下デ
ータ変換部)とFAX制御部(以下FAX)とのデータ
のやり取りを説明する。
【0135】ここで、PCとデータ変換部のコマンドの
やりとりは、ページ記述言語に基づいているのでデータ
変換部は、PCからのコマンドを経由してFAXへ出す
時は、FAXに適したコマンドに変換してから出す。ま
ず、PCからのリモート操作により、スキャナに原稿を
セットし読み取った画データを (1)FAX、データ変換部を経由してPCに格納す
る。 (2)FAXが直接に送信する。 動作について実施形態例を説明する。
【0136】スキャナに原稿をセットした事を確認して
から、PCからページ記述言語に基づいたコマンドを発
行し、それぞれの動作を指示する(F001)。データ
変換部はPCからページ記述言語に基づいたコマンドが
来るかどうかチェックする(F002)。PCからのコ
マンドを検出したら(F002)、 (1)FAX、データ変換部を経由してPCに格納する (2) FAXが直接に送信する 等、スキャナから読み取った画データを取り扱う事を、
識別したら、次の動作を進める。まずデータ変換部は、
コマンドの指示がスキャナを使用する事からスキャナ
(FAX)の状態を確認して(F003)、もしRDY
であればFAXに前記(1)(2)の内容のコマンドを
それぞれ出す。
【0137】ここで、PCからのコマンドをそれを解析
して(F004)、そのコマンドが前記(1)の内容を
表わすコマンドである時は[読み取りデータPC格納コ
マンド]を発行し(F005)、(2)の内容を表わす
コマンドである時は[読み取りデータFAX送信コマン
ド]を発行する(F006)。
【0138】(1)F005で[読み取りデータPC格
納コマンド]を発行した時に、FAXのステイタスがN
OT_RDY(F007)であれば、FAXは読み取り
動作が不可能なので、PCにその事を通知して、ここで
フローは終了する。
【0139】FAXはF005でコマンドを受けた後、
スキャナからの[OK]を確認する(F007)画デー
タの読み取りを開始する(F008)。FAXはスキャ
ナからの生データを図2の符号部2−13AでMR等に
符号化して1ライン毎にメモリ2−11に蓄積する(F
009)。FAXへの蓄積が、1ページ終了すると(F
010)FAXは、画データが1ページ分FAXのメモ
リに格納された事をデータ変換部にステイタスで知らせ
る(F011)。データ変換部はそれを受けてFAXに
画データ転送コマンドを出す(F012)。OKであれ
ば(F013)FAXは、データ変換部に画データのペ
ージの属性を(サイズ/DPI)を指示して(F01
4)OKであれば(F015)、スキャナデータの転送
を開始する(F016)。
【0140】ここで、FAXは、データ変換部に適合し
たデータフォーマットに(EX.生データ、300DP
I、サイズ等)に変換して転送する必要がある。そのた
め、FAXは、図2の蓄積メモリ2−11に格納された
画データを1ラインずつ、再び復号してから、解像度変
換部2−12でデータ変換部に合った解像度に変換して
生データの状態で転送する必要がある。転送が1ページ
終了して、図4のメモリ4−7に格納されると(F01
7)、データ変換部は、PCにスキャナデータの転送可
能を通知する(F018)。PCが[RDY]であれば
(F019)、データ変換部はスキャナデータの転送を
開始する(F020)。1ページ分の転送が終了すると
(F021)、データ変換部は、FAXに次ページがあ
るか確認して(F022)、もし無ければ、PCに終了
を通知する(F023)。ここで、次ページがある時
は、F008にもどり、前述と同様の処理を行う。
【0141】(2)F006で[読み取りデータFAX
送信コマンド](TEL番号等の情報データを含む)を
発行した時は、同様にFAXのステイタスがNOT_R
DY(F024)であれば、FAXは読み取り動作が不
可能なのでコマンドが受け付けられない事をPCに対し
て通知してフローは終了する。
【0142】FAXはF006でコマンドを受けた後、
スキャナからの[OK]を確認すると(F024)画デ
ータの読み取りを開始する(F025)。FAXはスキ
ャナからの生データを図2の符号部2−13でMR等に
符号化して1ライン毎にメモリ2−11に蓄積する(F
026)。FAXへの蓄積が、1ページ終了すると(F
027)FAXは、図2のNCU2−5を起動し、先の
PCからのTEL番号に従って相手局を呼び出す(F0
28)。次に、FAXは図2のMODEM2−4を制御
して送信制御(プロトコル)を始める。(F029)、
相手側からの応答により(F030)、符号化モード、
解像度、サイズ等を確認して画データを相手のフォーマ
ットに合わせて変換処理する(F031)。
【0143】特に、相手側の記録部が持っている解像度
がスキャナのものと同じ時は良いが、違う時は相手側の
解像度に合わせて変換する処理が必要(EX.300D
PI…>200/400DPI)。
【0144】相手側の解像度が300DPI以外の時
は、図2の復号部2−13Bで、再び生データに変換し
て更に、図2の解像度変換部2−12で相手側に合わせ
て変換する(EX.200/400DPI)。その後、
図2の符号部2−13Aで同様に相手側の符号化モー
ド、サイズに合わせて画データを再び変換し、1ライン
単位でモデム2−4に転送する(F032)。
【0145】そして、FAXは、モデムを制御して送信
を開始する(F033)送信が、終了すると(F03
4)、PCにその事を通知して(F035)、以上の処
理を終了する。
【0146】・受信したファクシミリあるいはデータ通
信で得たデータをPCにアップロードする動作の場合の
説明 図20および図21のフローチャートに従い、本実施形
態のファクシミリ受信画像を情報処理端末に転送する場
合の動作であるPC転送受信動作について説明する。
【0147】まず、本実施形態におけるPC転送受信動
作の概要について説明する。PC転送受信動作は、画像
データを受信する受信制御部と、受信した画像データを
情報処理端末1−5に転送またはプリンタ部1−4で記
録する受信画像転送/記録制御により構成されるもので
ある。受信制御は、ファクシミリ制御部により行われ、
受信した画像データを、いったんファクシミリ部1−1
内の蓄積メモリ2−11に蓄積する。受信画像転送/記
録制御は、受信した画像データを、情報処理端末1−5
にデータ転送するか、プリンタ部1−4で受信記録制御
を行うかの判断を行い、順次ファクシミリ部1−1よ
り、データ変換制御部1−3に転送する。
【0148】次に本実施形態におけるPC転送受信動作
の詳細について説明する。
【0149】図20のフローチャートは、本実施形態に
おける受信制御の動作を示すものである。受信動作開始
後(S2001)、受信画像の出力先の設定を行う(S
2002)。本実施形態における受信画像の出力先は、
プリンタ部または情報処理端末であり、あらかじめ定め
られた受信画像に対する記録/転送切替モードに従い、
決定されるものである。
【0150】ここで、本実施形態における受信画像記録
/転送切替機能について説明する。受信画像記録/転送
切替機能とは、受信画像の出力先をプリンタ部・情報処
理端末などから選択し、受信画像データの出力を行うも
のである。本実施形態においては、出力先を決定する受
信出力モードを、以下の3種類のモードからあらかじめ
選択設定し、受信制御を行うものである。 1.受信記録モード:プリンタ部へ出力 2.PC転送モード:情報処理端末へ出力 3.受信記録/PC転送モード:プリンタ部へ出力後、
情報処理端末に出力
【0151】また、受信時の受信相手先情報(相手先電
話番号・略称などの情報)により、相手先を限定し、あ
らかじめ定められた受信相手先である指定相手先と、そ
れ以外の非指定相手先で、異なる出力先の設定を行うこ
とが可能である。
【0152】受信開始後、受信命令信号(DCS等)な
どから、受信相手先情報(相手先電話番号・略称等)の
設定を行う(S2003)。この受信相手先情報から受
信相手先が、あらかじめ設定された指定相手先か否かの
判定を行う(S2004)。受信相手先が指定相手先で
ある場合は、指定相手先受信フラグをセットし(S20
05)、非指定相手先の場合は、指定相手先受信フラグ
をリセットする。
【0153】次に、受信出力モードが受信記録モードか
否かの判定を行い(S2006)、受信記録モードであ
る場合は、受信記録開始フラグの設定行う(S200
7)。ここで、受信出力モードは、指定相手先と非指定
相手先でそれぞれ独立に選択されるものであり、ステッ
プS2005で設定された指定相手先受信フラグによ
り、現在の受信出力モードは決定されるものである。ま
た、受信記録/PC転送モードは、受信記録モードとP
C転送モードの2種類のモードを持つものである。
【0154】さらに、受信出力モードがPC転送モード
か否かの判定を行い(S2008)、PC転送モードで
ある場合は、PC転送開始フラグの設定を行う(S20
09)。
【0155】各受信出力モードの設定終了後、1ページ
の受信制御を行う(S2010)。受信した画像は、符
号化部2−13aおよび復号化部2−13bにより、あ
らかじめ定められた符号化方式で、順次蓄積メモリ2−
11に格納されるものである。
【0156】1ページの受信制御終了後、次ページの有
無を判断し(S2011)、次ページがある場合は、ス
テップS2010に移行し、次ページの受信制御を行
う。次ページがない場合は、受信終了処理を行い(S2
012)、受信制御を終了する。
【0157】次に、受信した画像データを情報処理端末
1−5に転送またはプリンタ部1−4で記録する受信画
像転送/記録制御について説明する。
【0158】図21のフローチャートは、本実施形態に
おける受信画像転送/記録制御の動作を示すものであ
る。
【0159】なお、本実施形態において、受信画像の記
録制御は、1ページ目の受信制御が終了後に自動的に動
作を開始するものである。また、受信画像転送制御は、
受信制御が終了し、受信記録制御の終了後に、自動的に
動作を開始するものである。
【0160】まず、受信出力モードが受信記録モードで
あるか否かの判定を、前記記録開始フラグにより行う
(S2101)。受信出力モードが受信記録モードでな
い場合は、受信記録制御を行わない。
【0161】受信記録モードである場合は、データ変換
部を介してプリンタ部のステイタス要求を行い、プリン
タ部が記録制御開始可能か否かの判定を行う(S210
2)。記録制御が開始できない場合は、プリンタ部が記
録紙なし状態や記録紙ジャム状態等のエラー状態である
か否かの判定を行う(S2103)。エラー状態である
場合は、受信記録制御が行うことができないと判断し、
記録終了フラグをリセットし(S2104)、記録制御
を終了する。プリンタ部がエラー状態でない場合は、現
在プリンタ部が使用中であると判断し、ステップS21
02に移行し、プリンタ部が待機中になるのを待つ。
【0162】記録制御が開始可能な場合は、プリンタ部
にデータ変換部を介して、1ラインごと画像データを転
送する(S2105)。次に、1ページの受信記録制御
が終了したか否かを判定し、終了していない場合は、ス
テップS2105に移行し、1ページの受信記録制御を
継続する。
【0163】1ページの受信記録制御終了後、その画像
データを情報処理端末に転送するか否かを、PC転送開
始フラグにより判定する(S2107)。PC転送フラ
グがセットされていない場合は、PC転送制御を行う必
要がないため、蓄積メモリ2−11内に格納されている
受信記録制御が終了した1ページ分の受信画像メモリを
解放する(S2108)。
【0164】次に、次ページの有無を判定し(S210
9)、次ページがある場合は、ステップS2102に移
行し、次ページの受信記録制御を行う。次ページがない
場合は、受信記録制御が終了したと判断し、記録終了フ
ラグをセットする。
【0165】次に、受信出力モードがPC転送モードで
あるか否かの判定を、前記PC転送開始フラグにより行
う(S2111)。受信出力モードがPC転送モードで
ない場合は、PC転送制御を終了する。
【0166】受信した受信画像データを情報処理端末に
送信する場合、まず、情報処理端末に対し、受信が終了
したことを伝達するため、PC転送開始要求をデータ変
換部を介して、情報処理端末に送出する(S211
2)。PC転送開始要求送出後、情報処理端末のPC転
送準備完了を示すPC転送開始命令が、情報処理端末よ
りデータ変換部を介して送信されたか否かの判断を行う
(S2113)。PC転送開始命令の監視は、あらかじ
め定められたPC転送開始時間内で行われる。この時間
内にPC転送開始命令がない場合は、情報処理端末によ
る制御が行われないと判断し、受信画像転送制御を終了
する(S2114)。
【0167】PC転送開始命令受信後、I/F部および
データ変換部を介して情報処理端末へ、受信画像データ
を1ラインごとに転送する(S2115)。
【0168】次に1ページの受信画像転送制御が終了し
たか否かの判定を行い(S2116)、終了していない
場合は、ステップS2115に移行し1ページの受信画
像転送制御を継続する。
【0169】1ページの受信画像転送制御終了後、受信
記録制御で設定された、記録終了フラグの設定状態の判
定を行う(S2117)。記録終了フラグが設定されて
いる場合は、受信画像記録制御および受信画像転送終了
が終了したと判断し、蓄積メモリ2−11内に格納され
ている1ページ分の受信画像メモリを解放する(S21
18)。記録終了フラグがリセットされている場合は、
受信画像記録制御が終了していないと判断し、メモリ解
放制御は行わない。
【0170】次に次ページの有無を判定し(S211
9)、次ページがある場合はステップS2113に移行
し、受信画像転送制御を継続する。次ページがない場合
は、受信画像の転送/記録制御を終了する。
【0171】・FAXレポートを出力する場合の説明 図22のフローチャートに従い、本実施形態のキャラク
タデータの受信画像の出力動作およびFAXレポートの
出力動作について説明する。
【0172】まず、本実施形態におけるキャラクタデー
タの受信画像の出力およびFAXレポート出力動作の概
要について説明する。
【0173】キャラクタデータの受信画像とは、ASC
IIコードなどのキャラクタデータで構成される受信画
像であり、パソコン通信などのデータ通信に用いられる
ものである。
【0174】FAXレポートとはファクシミリ部1−1
内のRAM2−3に記憶されている各種の設定データお
よび通信の記録等の各種管理情報を読み出し、必要な情
報をあらかじめ定められたフォーマットに従い構成され
たレポートである。なお、FAXレポートはファクシミ
リ部1−1内のRAM2−3の一部に設けたキャラクタ
コード用バッファに、所定のキャラクタコードに展開
し、作成されるためキャラクタデータの画像となる。
【0175】本実施形態において、キャラクタデータの
受信画像の出力制御およびFAXレポートの出力制御
は、以下の3種類のキャラクタ画像出力モードから出力
モード選択し、出力制御を行うものである。
【0176】・モード1 ファクシミリ部1−1内のROM2−2に内蔵されたフ
ォントデータに基づいてファクシミリ部1−1内の符号
化復号化部2−13内の内蔵ラインバッファ2−13c
にビットパターンに展開した後、符号化復号化部2−1
3内の符号化部2−13bを使用して、受信画像データ
と全く同じ形式の符号化データに変換して、ファクシミ
リ部1−1内の蓄積メモリ2−11に格納する。
【0177】フォントデータが副走査方向が24ドット
で構成される場合には、キャラクタコード1行に対して
本符号化動作を24回実行するとともに、行間の空白に
関する符号化処理を数ライン分実行する。最終行の処理
が終了した後のプリンタによる実際の記録処理に関して
は前述の受信動作と同様である。
【0178】なお、本方式のファクシミリ制御部内での
キャラクタデータ/イメージデータの変換動作は通常の
単機能LBPファクシミリ装置において実施されている
方式と同じである。
【0179】・モード2 I/F部1−2を介して、RAM2−3の一部に設けた
キャラクタコード用文字に設定されたキャラクタコード
データを、そのままデータ変換部に転送し、データ変換
部1−3によりビットパターンに展開した後、プリンタ
部1−4により記録する。この場合にはデータ変換部1
−3に内蔵されているフォントデータを使用することに
なるが、情報処理端末1−5からの印字出力に使用され
るプリンタ制御言語と同一の制御コード(コマンド)を
キャラクタコードデータに付加することにより、文字サ
イズ・書体・行ピッチ・スペーシング等のきめ細かい印
字制御を行うことが可能である。
【0180】また、いわゆる不達通知等にみられる文字
と画像との合成レポートについてもグラフィックコマン
ドにより容易に実現できる。
【0181】・モード3 I/F部1−2を介して文字コード行バッファに設定さ
れた文字コードデータを、そのままデータ変換部に転送
し、さらにデータ変換部1−3から情報処理端末1−5
へと転送する。この場合には、受信画像およびFAXレ
ポートは、ハードコピーとして出力されるのではなく、
情報処理端末1−5のアプリケーションソフトウエアの
処理により画面上に表示されるのみである。
【0182】なお、情報処理端末1−5のアプリケーシ
ョンソフトウエアの制御によっては、画面上にいったん
表示された後に、プリンタ部で出力することも可能であ
る。
【0183】なお、本実施形態におけるキャラクタ画像
出力モードの設定は、受信画像の出力とFAXレポート
の出力で、それぞれ異なる設定方法がとられているもの
とする。
【0184】キャラクタデータの受信画像は、指定相手
先ごとに、それぞれキャラクタ出力モードをあらかじめ
設定し、出力制御を行うものである。また、FAXレポ
ートは、出力開始時に、ファクシミリ制御部1−1また
は情報処理端末1−4で出力モードを設定し、出力制御
を行うものである。
【0185】次に、本実施形態におけるキャラクタデー
タの受信画像の出力およびFAXレポート出力動作の詳
細について説明する。
【0186】まず、出力制御を行う画像データが、キャ
ラクタモードの受信画像データまたはFAXレポートの
画像データであるか否かの判定を行う(S2201)。
【0187】キャラクタモードの出力である場合は、そ
の画像データが受信画像であるか、FAXレポートであ
るかの判定を行う(S2202)。受信画像である場合
は、受信データ出力要求をキャラクタ画像出力モードに
従い、データ変換部に送出する(S2203)。FAX
レポートである場合は、キャラクタ画像出力モードの出
力モードを決定するために、データ変換部を介して情報
処理端末に対し、レポート出力モード設定要求を送出す
る(S2204)。
【0188】次に、キャラクタ画像出力制御開始可能か
否かの判定を行う(S2205)。出力開始可能の判定
方法は、キャラクタ画像データ出力モードにより異な
り、プリンタ部の使用状況・情報処理端末の使用状況な
どの情報から、それぞれのモードに必要な情報を選択
し、判断を行うものである。
【0189】キャラクタ画像出力制御が行えない場合
は、出力を中止するか否かの判断を行う(S220
6)。出力の中止とは、プリンタ部がエラー状態にある
場合や、情報処理端末が接続されていない場合などの状
況において、出力不可能であると判断し出力処理を中止
することである。
【0190】次に、キャラクタ画像出力モードの選択状
況によりモードを決定する(S2207)。
【0191】キャラクタ画像出力モードがモード1であ
る場合は、ファクシミリ制御部でキャラクタ画像データ
をイメージ画像データに変換するために、CG展開を行
う(S2208)。ファクシミリ制御部内のCG展開
は、キャラクタ画像データをROM2−2に内蔵された
フォントデータにより、符号化復号化部2−13内の内
蔵ラインバッファ2−13cにビットパターンに展開
し、イメージデータに変換することにより行われる。イ
メージデータに変換後、符号化復号化部2−13内の符
号化部2−13bを使用して、あらかじめ定められた符
号化方式に符号化処理を行い、蓄積メモリ2−11に格
納する。
【0192】CG展開制御終了後、データ変換部に対し
画像データの転送制御を行う(S2209)。画像デー
タの転送制御は、まず、蓄積メモリからイメージデータ
に変換された、画像メモリを1ラインごとに、CPU2
−1を用いて復号化し、さらに解像度変換部2−12に
より、解像度変換を行い、ラインバッファ2−9に格納
する。ラインバッファに格納後、I/F部を介してデー
タ変換部に、イメージデータに変換されたキャラクタ画
像データの転送を行い、プリンタ部において記録制御を
開始する(S2210)。
【0193】キャラクタ画像出力モードがモード2であ
る場合は、データ変換部でキャラクタ画像データをイメ
ージデータに変換するために、キャラクタ画像データの
データ変換部への転送制御を行う(S2211)。転送
制御は、蓄積メモリ2−11内に格納されているキャラ
クタ画像データをI/F部1−2を介して、そのままデ
ータ変換部に転送する。
【0194】データ変換部にキャラクタ画像データ転送
後、キャラクタデータをデータ変換部内のフォントRO
M4−3を用いてCG展開を行い(S2212)、イメ
ージデータに変換する。この場合にはフォントROM4
−3に内蔵されているフォントデータを使用することに
なるが、情報処理端末からの印字出力に使用されるプリ
ンタ制御言語と同一の制御コード(コマンド)をキャラ
クタコードデータに付加することにより、文字サイズ・
書体・行ピッチ・スペーシング等のきめ細かい印字制御
を行うことが可能である。
【0195】データ変換部においてイメージデータに変
換後、プリンタ部において記録制御を開始する。
【0196】キャラクタ画像出力モードがモード3であ
る場合は、キャラクタ画像をイメージデータに変換する
ことなく、情報処理端末に転送するために、蓄積メモリ
2−11内に格納されているキャラクタ画像データを、
そのままデータ変換部へ転送する転送制御を行う(S2
214)。さらに、このキャラクタ画像データをそのま
ま情報処理端末に転送する(S2215)。この場合に
は、キャラクタ画像データは、情報処理端末のアプリケ
ーションソフトウエアの処理により、処理が行われる。
【0197】キャラクタ画像データの出力制御終了後、
出力制御終了処理を行い(S2216)、出力制御を終
了する。
【0198】・操作部を用いて制御指示を行う動作の場
合の説明 本実施形態における装置の操作部は、ファクシミリ制御
部1−1内の操作部2−8にあり、この操作部により、
データ変換部1−3とファクシミリ制御部の操作を行う
ものである。このため、操作部はファクシミリ制御部1
−1で管理することになる。しかし、操作部はファクシ
ミリ制御部1−1専用のものではなく、装置の動作によ
っては、データ変換部1−3の操作にも用いられるもの
である。このため、本実施形態における操作部の制御
は、装置の動作に応じて以下の制御を自動的に切り替え
ることにより行うものである。
【0199】制御1.ファクシミリ制御部で操作部を占
有し、制御を行う。 制御2.データ変換部で操作部を占有し、制御を行う。
この場合、ファクシミリ制御部内の操作部は、データ変
換部をI/F部を介して接続し、ファクシミリ制御部内
でのデータの加工は行われずに、データ変換部で直接制
御を行う。 制御3.データ変換部の状態をファクシミリ制御部で監
視し、制御を行う。この場合データ変換部の使用状況な
どの情報を、I/F部を介してファクシミリ制御部で監
視し、データ変換部の状態をファクシミリ制御部内で加
工し、ファクシミリ制御部で操作部の制御を行う。
【0200】次に、本実施形態における操作部の構成に
ついて、図23を用いて説明する。
【0201】23−1は、ファクシミリ制御部における
ダイヤル発呼制御や各種登録制御などに用いられるテン
キーである。
【0202】23−2は、ファクシミリ制御部における
短縮ダイヤル制御、リダイヤル制御、トーン切替制御を
行うキーである。
【0203】23−3は、データ変換部における記録制
御の各種設定やオンライン/オフライン制御などに用い
られるデータ変換部専用のプリンタキーである。
【0204】23−4は、各種動作の起動、停止などの
制御やコピー制御を行うためのキーである。
【0205】23−5は、ワンタッチダイヤルを行うワ
ンタッチキーである。
【0206】23−6は、各種情報を表示するためのL
CD表示部である。この表示部は、ファクシミリ制御部
により表示制御されるものであるが、動作によっては、
データ変換部からのデータを表示するものである。
【0207】23−7は、各種状態を示す、LED制御
部である。なお、本実施形態においてプリンタキーはプ
リンタモード時のみ有効であり、その他のモードの時は
無効となる。逆にプリントモード時は、プリンタキー以
外のキーの受け付けは行われない。
【0208】以下に、本実施形態における各種動作にお
ける操作部の使用形態について説明する。
【0209】まず、LED制御部23−7内のモード切
替LED制御部23−7aについて説明する。モード切
替とは、本装置をファクシミリ・プリンタ・スキャナの
3種類の動作モードを選択することである。モード切替
LED制御部23−7aは、選択されたモードに対応す
る位置のLEDを点灯するものであり、モード切替キー
を押下することにより、サイクリックに切り替わるもの
である。なお、前述の受信制御におけるPC/FAX自
動切替などの自動的にモードが切り替わる制御を行う場
合は、現在実行中のモードに対応するモードLEDを点
滅させるものとする。
【0210】次に、プリンタキー23−3について説明
する。プリンタキー23−2は、データ変換部専用のキ
ーであり、モード切替LED制御部23−7a内のプリ
ンタLEDが点灯している場合にのみ有効となるもので
ある。プリンタLEDが点灯していない場合は、ファク
シミリ制御部で操作部の制御を行っているため、プリン
タキー23−2が押下されても無視されるものとする。
【0211】さらに、LCD表示部23−6について説
明する。LCD表示部23−6は、あらかじめ定められ
た文字情報に従い、入力データを表示文字に変換し、表
示を行うものである。本実施形態において、文字の入力
データは、ファクシミリ制御部からの入力データと、デ
ータ変換部からI/F部を介して入力される入力データ
があり、これらは、モード切替LED制御部23−7a
のLEDの点灯状況により判断し、どちらの入力データ
をLCD表示部23−6に表示するかを判定し表示制御
を行うものである。
【0212】次に、各種動作におけるLCD表示部23
−6およびモード切替LED制御部23−7aのLED
の表示例を図24を用いて説明する。
【0213】図24(a)は、ファクシミリモードの待
機状態を示すものであり、この表示画面の入力データ
は、ファクシミリ制御部内で作成されたものである。
【0214】図24(b)は、プリンタモードの待機状
態を示すものであり、この表示画面の入力データは、デ
ータ変換部内で作成されたものである。
【0215】図24(c)は、スキャナモードの待機状
態を示すものであり、スキャナはファクシミリ制御部内
にあるため、この表示画面は、ファクシミリ制御部で作
成されたものである。
【0216】図24(d)は、ファクシミリモードで原
稿送信制御を行っている場合の表示状態を示すものであ
る。
【0217】図24(e)は、プリンタモードにおいて
情報処理端末からのプリント制御を行っている場合の表
示状態を示すものである。
【0218】図24(f)は、スキャナモードにおい
て、スキャナ読取制御を行っている場合の表示状態を示
すものである。
【0219】図24(g)は、受信制御におけるFAX
優先モードのPC/FAX自動切替制御を行っている場
合に、情報処理端末からのプリント制御を行っている時
の表示状態を示すものである。この場合、プリンタLE
Dは点滅状態にあり、表示画面はファクシミリ制御部
で、データ変換部の状態を監視し、適切な情報をLCD
に表示するものである。なお、この場合、待機状態で
は、ファクシミリモードとなっているものとする。
【0220】図24(h)は、受信制御におけるPC優
先モードのPC/FAX自動切替制御を行っている場合
に、ファクシミリ制御部において受信制御を行っている
場合の表示状態である。この場合、ファクシミリLED
は点滅状態にあり、表示画面はデータ変換部ではなく、
ファクシミリ制御部で適切な情報をLCDに表示するも
のである。なお、この場合、待機状態では、プリンタモ
ードとなっているものとする。
【0221】図30は、データ変換制御部がコマンドを
送信するときの制御フローである。
【0222】J051:コマンド送信バッファの空きを
確認するため、対応するEmpty信号をチェックす
る。空きでなければ、待機する。
【0223】J052:コマンド応答バッファの状態を
確認する為、対応するReady信号をチェックする。
空きでなければ、待機する。
【0224】シングルタスクシステムならば上記ふたつ
のステップは必要ないが、マルチタスクで動作する場合
には、他のタスクがコマンド送受を行っている可能性が
あるので、必要となる。
【0225】J053:目的のコマンドを送信バッファ
に書き込む。
【0226】J054:コマンド応答データが、受信バ
ッファに書き込まれるのを待つ。
【0227】J055:コマンド応答データを読み出
す。
【0228】図31はFAX制御部のコマンド応答フロ
ーである。当フローはコマンド受信により生成されるR
eady信号の変化による割り込み処理あるいは、この
信号を定時的に監視することにより起動する。
【0229】J061:コマンド受信バッファからコマ
ンドデータを読み出す。
【0230】J062:コマンドに対応した処理を行
う。
【0231】J063:コマンド応答バッファのEmp
ty信号をチェックする。空きでなかったら、J065
に進む。
【0232】J064:正規のコマンド応答データを返
送する。
【0233】J065:コマンド送受に何らかの異常が
あるものとし、コマンド応答バッファの内容を、エラー
を表すデータに書き換える。
【0234】(1)コマンド/コマンド応答 データ変換制御部とFAX制御部との協調動作を行うた
めには、両者間での制御コマンドとその応答の受け渡し
が必要である。
【0235】コマンドの受け渡しは、必ずデータ変換制
御部がまず前記コマンドバッファに所定のフォーマット
に従ったデータを書き込むことにより開始し、FAX制
御部はこの一つのコマンドデータを受け取るごとに、そ
のコマンドに応じたコマンド応答データを一つ返送す
る。
【0236】したがって、コマンドとコマンド応答と
は、必ず1対1で対応する。
【0237】(2)操作部のキー入力データ/表示デー
タの受け渡し 操作部はFAX制御部が管理をする。しかし装置の動作
によってはデータ変換制御部が必要とするキー入力また
は表示を行う必要がある。
【0238】そこで、操作部の各キーはあらかじめFA
X制御部専用のものと、データ変換制御部専用のものと
に区分し、FAX制御部は、データ変換制御部用のキー
が入力された時のみ、キー入力バッファにそのデータを
書き込みデータ変換制御部に渡す。
【0239】一方、データ変換制御部が表示しようとす
る表示データは、表示データバッファを通してFAX制
御部に渡す。このデータはFAX制御部のメモリに用意
した仮想表示バッファに常に格納する。仮想表示バッフ
ァはもう一つ、FAX制御部用にも用意し、実際の操作
部への表示は、操作部上にもうけられた表示切り替えキ
ーにより選択的に、前記ふたつの仮想表示バッファのい
ずれかの内容を表示する。
【0240】なお、キーデータバッファ、及び表示デー
タバッファについては前記コマンド、コマンド応答のよ
うな1対1対応は必要とせず、それぞれ独立して動作す
る。
【0241】(3)画像データの受け渡し データ変換制御部とFAX制御部間の画像データのやり
取りは、1ページ単位で片方向固定で行われる。データ
の受け渡し制御は前述のEmpty、Readyを用い
た方法で行う。この信号をDMAのリクエスト信号とし
て用いれば、高速でのデータ転送を行うことができる。
【0242】図25、図26、図3におけるバッファ制
御部において、それぞれのバッファに対するReady
信号、Empty信号を作成する回路例とその動作タイ
ミングを示すものである。
【0243】初めに、レジスタバッファへの書き込み信
号WRによりD−F/F J11の出力Qが1に変化す
る。この出力はクロックにより次段のD−F/F J1
2に伝わり、その出力Qも1に変化する。この結果、J
11はリセット、次段のJK−F/Fはセットされ、R
eady信号RDY=1、Empty信号EMP=0に
なる。
【0244】次に、このレジスタバッファからの読みだ
し時、読みだし信号RDのエッジで D−F/FJ15 がまず1になり、クロックのサンプリングで次段のD−
F/F J14が1になる。この結果、すでにセット状
態にあったJK−F/F J13は反転し RDY=0、EMP=1 に変化し、元の状態に復帰する。
【0245】以上は、データ変換制御部とFAX制御部
間のデータ受け渡しを行うレジスタについて説明した
が、これ以外に両制御部のI/Oポートを用いて直接互
いのシステムに情報を与える以下の信号がある。これを
図32に示す。
【0246】データ変換制御部からFAX制御部 P_PW_RDY:データ変換制御部の電源が入り、シ
ステムが動作していることを表す。
【0247】P_RDY:データ変換制御部は待機状態
にあり、FAX制御部から何らかの動作要求があれば、
それに答えられる状態にあることを表す。
【0248】P_PAGE:データ変換制御部からFA
X制御部への画像データの転送1ページごとに正の値を
出力し続ける信号であり、FAX制御部はこの信号の正
から負への変化を検出することで1ページの終端を認識
する。
【0249】FAX制御部からデータ変換制御部 F_PW_RDY:FAX制御部の電源が入り、システ
ムが動作していることを表す。
【0250】F_RDY:FAX制御部は待機状態にあ
り、データ変換制御部から何らかの動作要求があれば、
それに答えられる状態にあることを表す。
【0251】F_PAGE:FAX制御部からデータ変
換制御部への画像データの転送1ページごとに正の値を
出力し続ける信号であり、データ変換制御部はこの信号
の正から負への変化を検出することで1ページの終端を
認識する。
【0252】S_REQ:FAX制御部において、何ら
かの障害が発生し、それをデータ変換制御部に通知しよ
うとする場合、あるいはデータ変換制御部に何らかの動
作を要求する場合などに、その内容を伝えるため、デー
タ変換制御部からポーリングコマンドを発行するように
してもらうための要求信号である。FAX制御部からの
要求内容はこのポーリングコマンドに対するコマンド応
答として、データ変換制御部に通知する。
【0253】前述したように、データ変換制御部とFA
X制御部間のコマンド/コマンド応答は、そのハンドシ
ェイクを確実にするため、必ず最初にデータ変換制御部
からコマンドを発行しFAX制御部がそれに答えること
を基本とするため、FAX制御部からデータ変換制御部
に何らかの働きかけができるようにするため、信号S_
REQが必要となる。
【0254】(他の実施例)以下は上述の実施形態を改
良した他の実施例である。以下に述べる実施例1から実
施例5までは、(受信時の)ファクシミリとして動作す
る場合の、実施例6から実施例11までは、PCからの
制御でPCデータをFAX送信する場合の動作の、実施
例12は、複写機として動作する場合の、実施例13か
ら実施例17までは、PCからの制御でスキャナデータ
をPCに格納/FAX送信する場合の、実施例18から
実施例19までは、受信したファクシミリあるいはデー
タ通信で得たデータをPCにアップロードする場合の、
実施例20から実施例21までは、FAXレポートを出
力する場合の説明であり、実施例22は、インターフェ
イス部の説明である。
【0255】(受信時の)ファクシミリとして動作する
場合の説明を、以下の実施例1から実施例5に述べる。
【0256】〔実施例1〕実施形態の受信動作におい
て、PC/FAX切替機能は、あらかじめ定められたモ
ードに従い動作するものであるが、これに限られるもの
ではない。例えば、受信制御時にファクシミリ制御部1
−1内の蓄積メモリ2−11のメモリ残量が少ない場合
は、あらかじめ設定されている。PC/FAX切替モー
ドに従わずに強制的に、受信画像の出力制御を行っても
構わない。以下にその動作の詳細について説明する。
【0257】まず、受信動作における受信制御は、実施
形態と同様の方法により、受信画像データを順次蓄積メ
モリ2−11内に、符号化復号化処理を行い格納するも
のである。受信画像データを蓄積メモリ2−11に格納
する際、蓄積メモリ2−11のメモリ残量を監視し、メ
モリ残量が少なくなった場合は、その時点でFAX受信
画像出力フラグをセットする。なお、この場合において
も受信制御は、継続されるものとする。
【0258】次に、受信動作における受信記録制御は、
実施形態と同様の方法により、あらかじめ設定されたP
C/FAX切替モードに従い記録制御を行うものであ
る。記録制御の開始は、PC/FAX切替モードにより
異なるが、受信制御においてFAX受信画像出力フラグ
が設定されている場合は、FAX優先のPC/FAX自
動切替モードとして、受信記録制御は行われる。これ
は、受信制御におけるファクシミリ制御部内の蓄積メモ
リ2−11のメモリオーバーフローによる通信エラーを
防止するために行われるものである。強制的にFAX優
先とすることにより、受信画像データの出力制御の起動
タイミングを早め、受信画像データのメモリ解放を行
い、蓄積メモリ2−11のメモリオーバーフローを防ぐ
ものである。
【0259】〔実施例2〕実施形態のファクシミリ制御
部1−1からの受信画像のプリントや情報処理端末1−
5からのプリントなどの画像出力制御を行う場合、プリ
ンタ部1−4内の給紙制御部5−14において、画像出
力のモードにより、選択する記録紙カセットの切替をお
こなっても構わない。以下にその動作の詳細について説
明する。
【0260】実施例2において、プリンタ部内の給紙制
御部は、複数の記録紙カセットを有するものとする。ま
た、プリンタ部において、記録制御を行う画像データ
は、ファクシミリ制御部からの受信画像データや情報処
理端末からのプリントデータなどである。
【0261】まず、画像データの種類ごとに、選択する
記録紙カセットをあらかじめ設定する。なお、選択する
カセットは、複数のカセットを選択しても構わず、ま
た、重複して設定しても構わないものとする。
【0262】このように、あらかじめカセットを選択す
ることにより、例えば、受信データは再生紙に出力し、
プリントデータは上質紙に出力する制御や、記録紙の色
を変えてカセットを装着することにより受信画像データ
とプリントデータを容易に分離する制御が可能となる。
また、プリントデータに対し、出力不可能なカセットを
設定し、受信データ専用の記録紙カセットを設けること
により、プリンタ部の記録紙なし状態のために、受信制
御において代行受信となることを防止することが可能で
ある。
【0263】画像データの記録制御は、データ変換部か
ら、プリンタ部に対し記録開始要求を送出することによ
り、開始されるものである。まず、データ変換部におい
て画像データの属性を判断し、画像データの属性に従い
あらかじめ設定された記録紙カセットを選択する。記録
紙カセットを選択後、データ変換部からプリンタ部に対
し、記録紙カセットの設定コマンドを送出する。プリン
タ部は、記録紙カセットの設定コマンドに従い、プリン
タ部内の給紙制御部5−14から記録紙の供給を行い、
記録制御を行う。
【0264】〔実施例3〕実施形態のファクシミリ制御
部1−1からの受信画像のプリントや情報処理端末1−
5からのプリントなどの画像出力制御を行う際、プリン
タ部1−4において複数の排紙部を有し、画像出力のモ
ードにより、プリンタ部1−4内の排紙部5−16を切
り替えて記録制御を行っても構わない。以下にその動作
の詳細について説明する。
【0265】実施例3において、プリンタ部の排紙部5
−16は、記録紙ソーターなどの様に複数の排出部があ
るものとする。また、プリンタ部において、記録制御を
行う画像データは、ファクシミリ制御部からの受信画像
データや情報処理端末からのプリントデータなどであ
る。
【0266】まず、画像データの種類ごとに、記録紙の
排出部をあらかじめ設定する。
【0267】このように、画像データにより排出部を分
離することにより、受信画像データとプリントデータを
容易に分離する制御が可能となる。また、受信画像デー
タに対し、受信相手先や受取人ごとに、排出部をそれぞ
れ設定したり、プリントデータに対し、情報処理端末の
利用者ごとに排出部をそれぞれ設定することにより、記
録制御を行った画像データの分離が容易になる。
【0268】画像データの記録制御は、データ変換部か
ら、プリンタ部に対し記録開始要求を送出することによ
り、開始されるものである。まず、データ変換部におい
て画像データの属性や、受信相手先情報または情報処理
端末利用者などの情報を判断し、あらかじめ設定された
記録紙の排出部を選択する。排出部を選択後、データ変
換部からプリンタ部に対し、記録紙の排出部の設定コマ
ンドを送出する。プリンタ部は、記録紙の排出部の設定
コマンドに従い、プリンタ部内の給紙制御部5−14か
ら記録紙の供給を行い、記録制御を行い、指定された排
出部に記録紙を出力する。
【0269】〔実施例4〕実施形態において、ファクシ
ミリ制御部1−1からの受信画像や情報処理端末1−5
からのプリント画像などの記録制御は、プリンタ部1−
4への画像データ転送経路がデータ変換部1−3からプ
リンタ部1−4への1つの経路のみを用いて行われてい
るため、データ変換部1−3において、どちらか一方の
記録制御を選択することにより行われている。しかし、
これに限られるものではなく、プリンタ部1−4への画
像データの転送経路を複数持っていても構わない。この
場合、例えば、情報処理端末1−5からデータ変換部1
−3にプリントデータ転送中に、プリンタ部1−4と直
接接続されているファクシミリ部1−1内のビデオI/
F2−14を介して、受信データなどのファクシミリ制
御部1−1からの記録制御が可能となる。以下にこの詳
細について説明する。
【0270】まず、情報処理端末からデータ変換部に対
し、記録開始要求を行い記録制御を開始する。このと
き、データ変換部はファクシミリ端末に対し、プリンタ
部の待機中状態を示すP_RDY信号を0にセットし、
プリンタ部動作中とする。このとき、ファクシミリ制御
部から受信画像などの記録開始要求があった場合は、デ
ータ変換部が使用中であるため、記録要求は受け付けな
い。
【0271】情報処理端末からのプリントデータは、デ
ータ変換部に順次転送され、データ変換部内のフォント
ROM2−4のフォントデータに従い、イメージデータ
に変換され、情報処理端末より改ページコマンドを受け
付け後、プリンタ部において記録制御を開始するもので
ある。
【0272】この時、ファクシミリ制御部において、記
録制御を行う場合は、プリンタ部の使用状況監視し、プ
リンタ部の空状況を判定する。情報処理端末からデータ
転送中である場合は、プリンタ部のビデオI/F5−2
と接続されているファクシミリ制御部内のI/F2−1
4から、受信画像などの受信データをプリンタ部に直接
転送し、記録制御を開始する。この制御を用いることに
より、プリンタ部の稼働率は向上することになる。
【0273】この場合、プリンタ部に複数の排出部など
を設け、ファクシミリ制御部からのプリントと情報処理
端末からのプリントを分離することにより、より高機能
なタイムシェアリング記録制御が可能となる。
【0274】〔実施例5〕実施形態の受信制御のPC/
FAX自動切替モードにおいて、ページ単位の割込制御
により記録制御を行い、割込処理終了後に、記録制御を
再開する制御を用いていたが、これに限られるものでは
ない。たとえば、ページ単位の割込制御の要求を受け付
け後に、記録制御を中止しても構わない。また、受信画
像データのメモリ解放のタイミングや、受信画像出力開
始のタイミングなどは、これに限られるものではない。
【0275】PCからの制御でPCデータをFAX送信
する場合の動作の説明を、以下の実施例6から実施例1
1に述べる。
【0276】〔実施例6〕PCからTEL番号やユーザ
ー略称等の情報データをFAXへ転送する時にデータ変
換部を経由しないで、直接RS I/F等でFAXへ転
送する事も可能である。
【0277】〔実施例7〕PCからデータ変換部を経由
して画像データを送信する時、同時に図1のプリンタ部
1−4にも同時にデータ変換部のメモリから並列処理で
出力して印字する事が可能である。
【0278】〔実施例8〕実施形態では、データ変換部
からのコマンドを、送信要求コマンドに限定したが、デ
ータ変換部が、コマンドを解析する手段を持って、識別
しても良い。
【0279】〔実施例9〕PCからデータ変換部に転送
するデータをデータ変換部は識別して 1.ビットマップイメージに変換し、記録部で記録する
(画データ) 2.ビットマップイメージに変換し、データ通信手段か
ら通信する(画データ) 3.ビットマップイメージに変換せず、データ通信手段
に転送する(TEL番号) に別けてそれぞれに出力することも可能である。
【0280】〔実施例10〕データ変換部で識別してF
AXに転送されたTEL番号、略称等の情報データはF
AXのパネルから入力されるデータと同じ形式でも可能
である。
【0281】〔実施例11〕FAXから、通信するビッ
トマップイメージに展開された画データと、TEL番号
等情報データをデータ変換部からも、同時に印字出力す
る事も可能である。
【0282】複写機として動作する場合の説明を、以下
の実施例12に述べる。
【0283】〔実施例12〕前記実施形態では、1ペー
ジ単位の、ファクシミリ制御部1−1による読み取り/
蓄積/転送、データ変換部1−3による印字を行った
が、画像データの取扱いはページ単位である必要はな
く、読み取り/転送の方法として、他に以下の方法があ
る。
【0284】(1)読み取り/転送の制御をライン単位
で行い、読み取ったデータを蓄積メモリ2−11に格納
する処理と、蓄積メモリ2−11からデータを読みだ
し、データ変換部1−3に転送する処理を同時に行うよ
うにしてもよい。
【0285】(2)ファクシミリ制御部1−1で読み取
った画像データを符号化し、蓄積メモリ2−11に蓄積
する処理を行わず、読み取ったデータを、直接、データ
変換部1−3に転送/蓄積する。
【0286】(3)蓄積するデータを符号化せずに、生
のデータのまま、蓄積メモリ2−11に格納するように
する。
【0287】(4)読み取ったデータの蓄積を、ファク
シミリ制御部1−1で行わず、データ変換部1−3にデ
ータを転送し、データ変換部1−3または情報端末1−
5のメモリに蓄積する。
【0288】(5)ファクシミリ制御部1−1からデー
タ変換部1−3や情報端末1−5に転送するデータを符
号化データとする。
【0289】(4)、(5)の方法では、コピー印字を
行う時は、符号化データを再度、ファクシミリ制御部1
−1し、復号化して印字を行うか、データ変換部1−3
または情報端末1−5に復号処理の機能を持たせ、復号
化して印字の処理を行う。
【0290】前記実施例においては、複数ページの原稿
の印字順の制御を行う時や、複数部数の印字時に、同一
ページの印字を続けて行わずに、ページ順に複数部数印
字する時の制御で、原稿が複数ページあるという、オペ
レータの指示のあった時のみ、全ページの画像データを
蓄積メモリ2−11に蓄積し、印字順の制御を行う処理
を説明したが、印字順制御を行うか否かの判定及び画像
の蓄積方法として、下記の様な方法をとってもよい。
【0291】まず、全ページの画像データをメモリに格
納する方法として、下記の方法がある。
【0292】1.読み取ったデータをすべて、外部情報
端末のメモリに格納する。
【0293】2.読み取ったデータが所定の枚数に達す
るまでは、蓄積メモリに画像データの蓄積を行い、前記
所定の枚数以上の画像データは、前記情報端末のメモリ
に格納する。
【0294】3.読み取ったデータが所定のデータ量に
達するまでは、蓄積メモリに画像データの蓄積を行い、
前記所定のデータ量以上の画像データは、前記情報端末
のメモリに格納する。以下に印字順制御の例を述べる。
【0295】(制御例1)通常は、1ページ目の画像デ
ータはメモリ4−7に展開するが、ファクシミリ制御部
1−1の設定もしくは情報端末1−5指示で、印字順の
制御を行うことが指示された時には、原稿の枚数によら
ずに、前記設定もしくは前記指示によって指定される方
法によって、全ページの画像データをメモリに格納を
し、その後、原稿が複数ページであった時には、各ペー
ジの印字順番の制御を行って、印字出力する。
【0296】(制御例2)制御例1では、単数/複数ペ
ージの原稿によらず、1〜3の方法により画像データを
メモリに格納したが、原稿枚数の検知手段を備え、単数
ページの原稿時には、メモリ4−7に画像データの展開
を行い、原稿が複数ページの時には、1〜3の方法によ
り画像データをメモリに格納するようにすることもでき
る。
【0297】(制御例3)前記設定により、印字順の制
御を行う設定になっていて、原稿か複数ページであるか
どうか、わからない場合には、次の方法をとり、印字順
の制御を行う。
【0298】1ページ目の画像データをメモリ4−7に
展開し、次ページがあった時には、メモリ4−7のデー
タの印字は行わず、メモリ4−7からデータを読みだ
し、指定された1〜3の方法により画像データをメモリ
に格納し、以後のページの読み取り蓄積処理を行う。
【0299】(制御例4)制御例3の画像データのメモ
リの格納方法を以下のようにしてもよい。
【0300】1ページ目の画像データをメモリ4−7に
展開と並行して、指定された1〜3の方法により画像デ
ータをメモリに格納し、次ページが存在した時には、メ
モリ4−7のデータの印字は行わず、以後のページの読
み取り蓄積処理を行う。
【0301】コピー動作中に、FAX受信、情報端末1
−5からのプリンタ使用要求があったときの処理は以下
のように行う。
【0302】まず、システムのモードとして、FAX優
先モード/プリンタ優先モードの2モードを設定する。
システムのモード設定状態によって、異なった処理を行
う。
【0303】(A)FAX優先モード このモード設定時には、コピー中に情報端末1−5から
の印字要求は受け付けない。コピー中にFAX受信があ
った場合は、処理中のページの出力終了後、コピー処理
を止めて、受信印字の処理を行う。メモリ代行受信を行
う設定になっている場合は、受信データの蓄積メモリ2
−11への格納を行い、システムに充分な処理能力があ
れば、コピー動作を並行して、処理するようにしてもよ
い。
【0304】(B)プリンタ優先モード このモード設定時には、コピー中の情報端末1−5から
の印字要求は受け付け、処理中のページの出力終了後、
コピーの処理を止めて、情報端末1−5からの印字の処
理を行い、この処理終了後、コピー処理を再開する。コ
ピー中のFAX受信の処理は前記モード時と同様に行
う。
【0305】コピー処理の指示は情報端末1−5からの
指示によって行うこともできる。
【0306】前記実施形態では、蓄積メモリ2−11に
格納された画像データの消去は、印字出力の終了を待っ
て、実行したが、データ転送の終了後、すぐに行うよう
にすることもできる。
【0307】PCからの制御でスキャナデータをPCに
格納/FAX送信する場合の説明を、以下の実施例13
から実施例17に述べる。
【0308】〔実施例13〕FAX送信時、PCからT
EL番号やユーザー略称等の情報データ、宛先情報、同
報、親展等の機能情報データをFAXへ転送する時にデ
ータ変換部を経由しないで、直接RS I/F等でFA
Xへ転送する事も可能である。
【0309】または、データ変換部が、コマンドを解析
して、FAXへ、宛先情報、機能情報として、コマンド
として出力する。
【0310】〔実施例14〕FAX送信時、スキャナか
らTEL番号やユーザー略称等の宛先情報、同報、親展
等の機能情報データを画データとともに、入力する事も
可能である。
【0311】〔実施例15〕スキャナから、データ変換
部を経由しないで、画データを送信する時でも、データ
変換部のメモリに画データを転送して図1のプリンタ部
1−4からも同時に並列処理で出力して印字したり、P
Cに転送する事が可能である。
【0312】更に、上記モードの切換えを設定可能であ
る。
【0313】〔実施例16〕実施形態では、データ変換
部からのコマンドを、FAX送信/PC格納コマンドに
限定したが、データ変換部が、コマンドを解析する手段
を持って、識別しても良い。
【0314】〔実施例17〕PCからの指示により、ス
キャナからFAX送信する時、PCから設定した送信部
数と、実際スキャンした部数を照合して、PCに通知す
る。
【0315】その時PCは、警告を発生する。
【0316】受信したファクシミリあるいはデータ通信
で得たデータをPCにアップロードする場合の説明を、
以下の実施例18から実施例19に述べる。
【0317】〔実施例18〕実施形態のPC転送受信動
作において、情報処理端末1−5への受信画像の転送方
法は、これに限られるものではない。たとえば、情報処
理端末1−5が周期的にファクシミリ制御部1−1の受
信状態を監視し、ファクシミリ処理部1−1から、受信
画像を引き抜く制御を行っても構わない。
【0318】また、受信画像の記録制御と情報処理端末
1−5への転送制御は、同期して動作しなくても構わな
い。たとえば、受信画像データをデータ変換部1−3に
転送し、データ変換部1−3から情報処理端末1−5と
プリンタ部1−3に受信画像データの転送を行っても構
わない。
【0319】〔実施例19〕実施形態のPC転送受信動
作において、指定相手先ごとに受信出力モードを設定し
ていたが、これに限られるものではなく、たとえば、時
間帯により受信出力モードを設定しても構わないし、情
報処理端末1−5のオンライン状態により設定を行って
も構わない。
【0320】FAXレポートを出力する場合の説明を、
以下の実施例20から実施例21に述べる。
【0321】〔実施例20〕実施形態のFAXレポート
の出力制御において、あらかじめ定められた出力モード
に従い、出力制御を行っていたが、通信制御の制御の指
示先に自動的に、通信結果情報であるFAXレポートに
対し、出力を行っても構わない。
【0322】例えば、情報処理端末1−5から要求され
た通信制御と、ファクシミリ制御部1−1内の操作部2
−8から要求された通信制御を自動的に判断し、情報処
理端末1−5からの通信制御の場合は、通信結果のFA
Xレポートを情報処理端末1−5に出力し、ファクシミ
リ制御部1−1からの通信制御の場合は、FAXレポー
トをプリンタ部1−3に自動的に出力する。
【0323】〔実施例21〕実施形態のFAXレポート
の出力制御において、あらかじめ定められた出力モード
に従い、出力制御を行っていたが、FAXレポートの種
類により、出力モードを自動的に切り替えても構わな
い。
【0324】通信結果のFAXレポートは、キャラクタ
データのみで構成される通信結果レポートとエラー画像
などのイメージデータを通信結果レポートに付加した不
達レポートがある。
【0325】不達レポートは、イメージデータとキャラ
クタデータで構成されるもので、この2種類の画像デー
タをデータ変換部1−3に出力し、データ変換部1−3
内で合成処理などを行うことも可能であるが、合成処理
などの処理時間がかかってしまう。このため、不達レポ
ートは、ファクシミリ制御部1−1内でイメージデータ
に変換し、データ変換部1−3に出力する。また、通信
結果レポートは、キャラクタデータのみで構成されるた
め、転送の効率が高いキャラクタデータのまま、データ
変換部1−3に出力する。
【0326】インターフェイス部の説明を、以下の実施
例22に述べる。
【0327】〔実施例22〕図27は、図3の実施形態
における画像データの受け渡しレジスタ3−5、3−6
の部分を、シフトレジスタで構成した2本のラインバッ
ファとした場合の実施例である。当実施例の特徴は、前
記データ変換制御部のアクセスするラインバッファと、
前記FAX制御部のアクセスするラインバッファとを別
々とし、主走査1ラインの受け渡しごとにアクセス対象
ラインバッファを交互に切り替えることで、両制御部の
データアクセスに要する時間を短縮するものである。
【0328】J30、J31:シリアルINシリアルO
UTの1主走査長分のシフトレジスタ J32、J36:2入力1出力のセレクタであり、S=
1の時、入力1が出力され、S=0の時、入力0が出力
される。 J33、J35:1入力2出力のセレクタであり、 S=1の時、出力0は固定、出力1は入力INを出力 S=0の時、出力0は入力INを出力、出力1は固定 J34:選択信号S0、S1により制御される2入力2
出力のセレクタであり、下表の様に動作する。
【0329】
【表1】
【0330】J37:選択信号SELを生成する選択制
御部であり、1ライン処理の終了パルスEND_A及び
END_Bを受けると反転する。構成を図28に、動作
タイミングチャートを図29に示す。本図中の各外部入
出力信号のシンボルの末尾(_*)は接続先の制御部を
表し、AはFAX制御部、Bはデータ変換制御部を示
す。 DOUT_*:本回路へのシリアル画像データ入力 DIN_*:本回路からのシリアル画像データ出力 CK_*:シリアル画像のデータクロック入力 END_*:1ライン処理の終了を現すパルス入力 STS_*:選択制御部のつくる選択信号のモニタ出力 DIR_B:データ変換制御部とFAX制御部間の画像
データの転送方向を決める入力信号
【0331】以上の構成において、DIR_B、SEL
の両選択信号によりラインバッファ0、1は下表のよう
に動作する。
【0332】
【表2】
【0333】図28は前記図27中の選択制御部J37
を説明する回路例である。
【0334】データ変換制御部からの1ライン終了信号
END_B、FAX制御部からの1ライン終了信号EN
D_Aがともに入力されるとJK−F/F J43が反
転し、選択信号SELの論理が反転する。
【0335】図29はこの動作を表したタイミングチャ
ートである。
【0336】図33は、前記実施形態におけるコマンド
/コマンド応答の通信レジスタをパラレルI/Fでな
く、シリアルデータとそのデータクロックによるシリア
ルI/Fとした場合の構成図である。この場合、前記実
施形態のようなデータ変換制御部とFAX制御部との間
に位置するI/F部の変わりに、両制御部の内部それぞ
れにS/P変換部、P/S変換部及びそれらの制御部と
を備える。
【0337】このような構成をとることにより、データ
変換制御部とFAX制御部とはわずか4本の信号のみの
シンプルな接続が可能となる。
【0338】J91:コマンドをP/S変換するP/S
変換部 J92:シリアルコマンドを受信するS/P変換部 J93:コマンド応答データをP/S変換するP/S変
換部 J94:シリアルコマンド応答データを受信するS/P
変換部 J95:データ変換制御部側のI/F制御部 J96:FAX制御部側のI/F制御部 CMD_TX:送信するパラレルコマンドデータ CMD_WR:J91への書き込み信号 CMD_EMP:J91の状態を表す信号 ANS_WAIT:コマンド応答データの未受信を示す
信号 ANS_RDY:コマンド応答データの受信済みを示す
信号 ANS_RD:コマンド応答データの読みだし信号 ANS_RX:パラレル変換したコマンド応答データ CMD:シリアルコマンドデータ信号 CMD_CK:シリアルコマンドデータのデータクロッ
ク信号 ANS:シリアルコマンド応答データ信号 ANS_CK:シリアルコマンドデータのデータクロッ
ク信号 CMD_RX:パラレル変換したコマンドデータ CMD_RDY:コマンド受信済みを示す信号 ANS_EMP:J93の状態を表す信号 ANS_WR:J93へのコマンド応答データの書き込
み信号 ANS_TX:J93へのパラレルコマンド応答データ
【0339】図34は、図33の動作タイミングチャー
トである。
【0340】T1:J91へ送信するコマンドデータを
書き込むことによりCMD_EMP信号は、0に変化す
る。 T2:CMDラインに、CMD_CKの立ち下がりに同
期してシリアルデータを出力する。
【0341】全ビットの出力が終わると、CMD_EM
Pは1に復帰し、代わりに応答待ちであることを示すA
NS_WAITが1となる。
【0342】一方、FAX制御部側ではシリアルデータ
をクロックの立ち上がりでサンプリングし所定ビットの
受信が終わるとCMD_RDYを1にする。 T3:CMD_RDによりパラレル変換したコマンドデ
ータを読み出すことにより、CMD_RDYは0に復帰
する。 T4:コマンド応答データをJ93に書き込むことによ
り、ANS_EMPは0に変化する。 T5:前記T2期間と同様にして、ANS、ANS_C
Kが出力される。所定ビットの出力により、ANS_E
MPは1に復帰する。
【0343】一方、データ変換制御部では所定ビットの
受信によりANS_RDYが1に変化するとともに、A
NS_WAITは0に復帰する。 T6:パラレル変換したコマンド応答データを読み出す
ことにより、ANS_RDYは0に復帰する。
【0344】こうして、一つのコマンドデータとその応
答データの通信を完了する。
【0345】前記図3の実施形態のキーデータレジス
タ、表示データレジスタについても同様に、それぞれ単
純なP/S、S/P変換を用いることもできるし、ある
いは、上記のシリアル信号ラインを用いて、CMD信号
上のデータが、コマンドデータか表示データかを示す信
号ラインANS信号上のデータが、コマンド応答データ
かキーデータかを示す信号ラインを追加することで、同
一シリアルデータラインを用いて、属性の異なるデータ
の通信を行うこともできる。
【0346】
【発明の効果】以上説明した様に本発明によれば、情報
処理端末からのデータを記録させるためのプリンタモー
ドが設定されているか否かに応じて、操作部もしくは表
示部を制御することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態におけるデータ処理装置の全
体のシステムの構成図である。
【図2】本発明の実施形態におけるデータ処理装置のフ
ァクシミリ制御部の構成図である。
【図3】本発明の実施形態におけるデータ処理装置のI
/F部の構成図である。
【図4】本発明の実施形態におけるデータ処理装置のデ
ータ変換部の構成図である。
【図5】本発明の実施形態におけるデータ処理装置のプ
リンタ部の構成図である。
【図6】本発明の実施形態におけるプリンタとしての動
作のフローチャートである。
【図7】本発明の実施形態におけるプリンタとしての動
作のフローチャートである。
【図8】本発明の実施形態におけるファクシミリ文書受
信動作のフローチャートである。
【図9】本発明の実施形態におけるファクシミリ文書受
信動作のフローチャートである。
【図10】本発明の実施形態におけるファクシミリ文書
受信時の情報処理端末/ファクシミリ切替動作の概略図
である。
【図11】本発明の実施形態における情報処理端末で作
成した文書等をファクシミリとして送信する動作のフロ
ーチャートである。
【図12】本発明の実施形態における情報処理端末で作
成した文書等をファクシミリとして送信する動作のフロ
ーチャートである。
【図13】本発明の実施形態における情報処理端末で作
成した文書等をファクシミリとして送信する動作のフロ
ーチャートである。
【図14】本発明の実施形態におけるローカルコピー動
作のフローチャートである。
【図15】本発明の実施形態におけるファクシミリ単独
動作として原稿を読み取って、送信する動作のフローチ
ャートである。
【図16】本発明の実施形態において、情報処理端末の
指示によりスキャナから原稿を読み取って、送信もしく
情報処理端末へのアップロード処理を行なう際の動作の
フローチャートである。
【図17】本発明の実施形態において、情報処理端末の
指示によりスキャナから原稿を読み取って、送信もしく
情報処理端末へのアップロード処理を行なう際の動作の
フローチャートである。
【図18】本発明の実施形態において、情報処理端末の
指示によりスキャナから原稿を読み取って、送信もしく
情報処理端末へのアップロード処理を行なう際の動作の
フローチャートである。
【図19】本発明の実施形態において、情報処理端末の
指示によりスキャナから原稿を読み取って、送信もしく
情報処理端末へのアップロード処理を行なう際の動作の
フローチャートである。
【図20】本発明の実施形態におけるファクシミリ文書
等受信の受信データを情報処理端末にアップロードする
動作のフローチャートである。
【図21】本発明の実施形態におけるファクシミリ文書
等受信の受信データを情報処理端末にアップロードする
動作のフローチャートである。
【図22】本発明の実施形態においてファクシミリの各
種レポートを出力する動作のフローチャートである。
【図23】本発明の実施形態における操作部の概観図で
ある。
【図24】本発明の実施形態における操作部のファクシ
ミリ制御部とデータ変換部とによる共有制御の表示例を
示す図である。
【図25】図3中のバッファ制御部3−7における各バ
ッファの制御信号の生成回路である。
【図26】図25の動作タイミングチャートを示す図で
ある。
【図27】他の実施例であるラインバッファを用いた画
像データの受け渡し回路を示す図である。
【図28】図25中の選択制御部の構成図である。
【図29】図24の動作タイミングチャートを示す図で
ある。
【図30】データ変換部におけるコマンド送信/コマン
ド応答受信動作のフローチャートである。
【図31】ファクシミリ制御部におけるコマンド送信/
コマンド応答受信動作のフローチャートである。
【図32】データ変換部−ファクシミリ制御部間の信号
のやり取りを示す図である。
【図33】コマンド/コマンド応答レジスタのシリアル
I/Fを示す図である。
【図34】図33のタイミングチャートを示す図であ
る。
【符号の説明】
1−1 ファクシミリ制御部 1−2 I/F部 1−3 データ変換部 1−4 プリンタ部 1−5 情報処理端末 2−1 ファクシミリ制御部用CPU 2−2 ファクシミリ制御プログラム格納用ROM 2−3 RAM 2−4 MODEM 2−5 NCU(網制御装置) 2−6 画像処理部 2−7 スキャナ 2−8 操作部 2−9 ラインバッファ 2−10 I/Oポート 2−11 蓄積メモリ 2−12 解像度変換処理部 2−13a 符号化処理部 2−13b 復号化処理部 2−13c 内蔵ラインバッファ 2−14 ビデオI/F 3−1 コマンド用レジスタ 3−2 コマンド応答用レジスタ 3−3 応答データ用レジスタ 3−4 キーデータ用レジスタ 3−5 データ変換制御部からFAX制御部への画デー
タ用レジスタ 3−6 FAX制御部からデータ変換制御部への画デー
タ用レジスタ 3−7 Ready/Empty 出力バッファ 3−8 バスA制御部 3−9 セレクタ 3−10 FAX制御部に接続される双方向バッファ 3−11 バスA制御部 3−12 セレクタ 3−13 データ変換部に接続される双方向バッファ 4−1 変換制御部用CPU 4−2 I/Oポート 4−3 キャラクラデータのフォントを格納するROM 4−4 変換制御部プログラム格納用ROM 4−5 情報処理端末との接続用のI/F制御部(セン
トロニクスI/F,RS232C I/F等) 4−6 メモリ4−7のアクセスを制御するメモリ制御
部 4−7 随時書込読出可能なメモリ 4−8 プリンタ部との間のビデオI/F 5−1 プリンタ部制御用の1チップマイコン 5−2 データ変換制御部との間のビデオI/F 5−3 レーザドライバ部 5−4 コリメータレンズ 5−5 スキャナモータ 5−6 多面体ミラー 5−7 結像レンズ 5−8 ビーム位置検出部 5−9 感光ドラム 5−10 一次帯電ローラ 5−11 現像部 5−12 転写帯電ローラ 5−13 定着部 5−14 給紙制御部 5−15 メインモータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04M 11/00 302 H04L 13/00 305B (72)発明者 大谷 篤志 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 (72)発明者 近藤 正弥 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 (72)発明者 吉野 元章 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 (72)発明者 大石 和臣 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信回線を介して行うデータの通信を管
    理及び制御する管理部と、 情報処理端末と接続する接続手段と、 前記管理部の制御に基づき通信回線を介して受信したデ
    ータ及び前記接続手段を介して情報処理端末から送られ
    てくるデータに基づく画像を記録する記録部と、 マニュアル指示を入力する操作部と、 前記接続手段で接続された情報処理端末から送られてく
    るデータに基づく画像を前記記録部で記録させるための
    プリンタモードを設定する設定手段と、 前記設定手段でプリンタモードが設定されているか否か
    に応じて前記操作部を制御する制御手段とを有するデー
    タ処理装置。
  2. 【請求項2】 前記操作部はファクシミリ用操作部とプ
    リンタ用操作部を有し、前記制御手段は前記設定手段で
    プリンタモードが設定された場合に前記プリンタ用操作
    部からのマニュアル指示が有効となるよう制御すること
    を特徴とする請求項1に記載のデータ処理装置。
  3. 【請求項3】 前記ファクシミリ用操作部は前記管理部
    によりファクシミリ通信を実行するための指示を入力す
    ることを特徴とする請求項2に記載のデータ処理装置。
  4. 【請求項4】 さらに、原稿上の画像を読み取り該画像
    に対応した画像データを発生する読取部を有し、前記管
    理部は前記読取部の処理を制御することを特徴とする請
    求項1乃至3のいずれかに記載のデータ処理装置。
  5. 【請求項5】 さらに、前記設定手段で設定されている
    モードを区別して表示する表示手段を有することを特徴
    とする請求項1乃至4のいずれかに記載のデータ処理装
    置。
  6. 【請求項6】 前記制御手段は前記管理部の制御を行う
    ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載のデ
    ータ処理装置。
  7. 【請求項7】 さらに、プリンタモードで前記記録部に
    よる記録を行うための処理を管理及び制御する記録管理
    部を有し、前記制御手段は前記記録管理部の制御を行う
    ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載のデ
    ータ処理装置。
  8. 【請求項8】 前記制御手段は前記記録管理部からの情
    報に基づき前記操作部を制御することを特徴とする請求
    項7に記載のデータ処理装置。
  9. 【請求項9】 通信回線を介して行うデータの通信を管
    理及び制御する管理部と、 情報処理端末と接続する接続手段と、 前記管理部の制御に基づき通信回線を介して受信したデ
    ータ及び前記接続手段を介して情報処理端末から送られ
    てくるデータに基づく画像を記録する記録部と、 表示部と、 前記接続手段で接続された情報処理端末から送られてく
    るデータに基づく画像を前記記録部で記録させるための
    プリンタモードを設定する設定手段と、 前記設定手段でプリンタモードが設定されているか否か
    に応じて前記表示部を制御する制御手段とを有すること
    を特徴とするデータ処理装置。
  10. 【請求項10】 前記制御手段は前記設定手段でプリン
    タモードが設定されている場合、前記記録部の状態を前
    記表示部に表示させるよう制御することを特徴とする請
    求項9に記載のデータ処理装置。
  11. 【請求項11】 前記制御手段はは前記設定手段でプリ
    ンタモードが設定されている場合、前記接続手段で接続
    されている情報処理端末から送られてくる前記記録部で
    記録されるべきデータを受信可能な状態であるか否かを
    示す情報を前記表示部で表示させるよう制御することを
    特徴とする請求項9または10に記載のデータ処理装
    置。
  12. 【請求項12】 前記設定手段は前記管理部の制御に基
    づきファクシミリ処理を行うファクシミリモードを設定
    可能であり、前記制御手段は前記設定手段でファクシミ
    リモードが設定されている場合、前記管理部の制御に基
    づく通信回線を介した通信に関する情報を前記表示部に
    表示させるよう制御することを特徴とする請求項9乃至
    11に記載のデータ処理装置。
  13. 【請求項13】 前記制御手段は前記設定手段でファク
    シミリモードが設定されている場合に前記接続手段を介
    して情報処理端末から送られてくるデータを前記記録部
    で記録させる場合、その旨を前記表示部に表示させるよ
    う制御することを特徴とする請求項12に記載のデータ
    処理装置。
  14. 【請求項14】 前記制御手段は前記表示部に前記設定
    手段で設定されているモードを区別可能に表示すること
    を特徴とする請求項9乃至13に記載のデータ処理装
    置。
  15. 【請求項15】 さらに、原稿上の画像を読み取り該画
    像に対応した画像データを発生する読取部を有し、前記
    制御手段は前記読取部に関する情報を前記表示部に表示
    させることを特徴とする請求項9乃至14のいずれかに
    記載のデータ処理装置。
  16. 【請求項16】 前記制御手段は前記管理部の制御を行
    うことを特徴とする請求項9乃至15のいずれかに記載
    のデータ処理装置。
  17. 【請求項17】 さらに、プリンタモードで前記記録部
    による記録を行うための処理を管理及び制御する記録管
    理部を有し、前記制御手段は前記記録管理部の制御を行
    うことを特徴とする請求項9乃至16のいずれかに記載
    のデータ処理装置。
  18. 【請求項18】 前記制御手段は前記記録管理部からの
    情報に基づき前記表示部を制御することを特徴とする請
    求項17に記載のデータ処理装置。
  19. 【請求項19】 通信回線を介して行うデータの通信を
    管理及び制御する管理部と、入力されたデータに基づく
    画像を記録する記録部とを備えたデータ処理装置及び該
    データ処理装置に接続された情報処理端末を有するデー
    タ処理システムの制御方法において、 前記情報処理端末から入力されたデータに基づく画像を
    前記記録部で記録させる第1の処理工程と、 前記管理部の制御に基づき通信回線を介して受信したデ
    ータに基づく画像を前記記録部で記録させる第2の処理
    工程と、 前記第2の処理工程で前記記録部を動作させるためのプ
    リンタモードを設定する設定工程と、 前記設定工程でプリンタモードが設定されているか否か
    に応じてマニュアル指示を入力するための操作部を制御
    する制御工程とを有するデータ処理システムの制御方
    法。
  20. 【請求項20】 通信回線を介して行うデータの通信を
    管理及び制御する管理部と、入力されたデータに基づく
    画像を記録する記録部とを備えたデータ処理装置及び該
    データ処理装置に接続された情報処理端末を有するデー
    タ処理システムの制御方法において、 前記情報処理端末から入力されたデータに基づく画像を
    前記記録部で記録させる第1の処理工程と、 前記管理部の制御に基づき通信回線を介して受信したデ
    ータに基づく画像を前記記録部で記録させる第2の処理
    工程と、 前記第2の処理工程で前記記録部を動作させるためのプ
    リンタモードを設定する設定工程と、 表示部に所定の情報を表示させる表示工程と、 前記設定工程でプリンタモードが設定されているか否か
    に応じて前記表示工程を制御する制御工程とを有するこ
    とを特徴とするデータ処理システムの制御方法。
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JP2006224539A (ja) * 2005-02-18 2006-08-31 Noritsu Koki Co Ltd 画像形成装置およびそのプログラム

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JP4582313B2 (ja) * 2005-02-18 2010-11-17 ノーリツ鋼機株式会社 画像形成装置およびそのプログラム

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