JP2000106358A - 半導体製造装置および半導体基板の処理方法 - Google Patents

半導体製造装置および半導体基板の処理方法

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JP2000106358A
JP2000106358A JP10275293A JP27529398A JP2000106358A JP 2000106358 A JP2000106358 A JP 2000106358A JP 10275293 A JP10275293 A JP 10275293A JP 27529398 A JP27529398 A JP 27529398A JP 2000106358 A JP2000106358 A JP 2000106358A
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wafer
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Toru Yasuda
徹 安田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 人間の手を入れることなく内部を洗浄でき、
複雑な形状の部品や入り組んだ部分の洗浄度が高く、洗
浄作業の効率がよい半導体製造装置を提供する。 【解決手段】 ウェハ処理プロセスで用いられる物質が
通る経路を洗浄時には遮断して内部に超臨界流体を流し
込む機構を半導体製造装置に組み込む。ECRプラズマ
エッチング装置D1の場合、可動式隔壁110を上昇さ
せウェハ処理槽100aをプロセスガス排気口106か
ら遮断し、切り替えバルブ108によりガス導入口10
3を高圧ガス導入配管105と導通させプロセスガス導
入配管104から遮断する機構を備えている。コンプレ
ッサー121で例えば二酸化炭素の高圧ガスをウェハ処
理槽100aの内部に送り込み、ヒータ109によって
加熱すれば高圧ガスは超臨界流体状態となり、しばらく
放置するだけでウェハ処理槽100aの内部を洗浄でき
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体装置を製造
する半導体製造装置および半導体基板の処理方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】半導体装置を製造する半導体製造装置の
うち、例えばプラズマエッチング装置について考える。
プラズマエッチング装置の内部では半導体ウェハに対し
てフォトレジストをマスクとしたドライエッチングが行
われるので、フォトレジスト、半導体ウェハ材料および
プラズマガス成分等の微粉を原料とした高分子物質が生
じ、装置の内壁や内部部品の表面に付着してしまう。例
えば、プラズマにより分解されたフォトレジスト成分が
温度の低い部分で再結合して、ハロゲン化ポリカーボネ
イトが生じることがある。このような付着物が生じると
装置の内部の化学的雰囲気が変化し、それによってプロ
セス条件が変動してしまうため再現性のよいプロセスが
行えない。したがって再現性のよいプロセスを実現する
ためには装置の内部を定期的に洗浄する必要がある。
【0003】このような洗浄は、プラズマエッチング装
置に限らず、CVD装置やエピタキシャル成長装置など
の他の半導体製造装置においても必要な作業である。
【0004】従来は装置の内部を洗浄するために、装置
を開放して内部部品を装置外へ取り出した上で、洗浄用
の有機溶媒を浸した不織布で装置の内壁を拭き、また、
取り出した内部部品は純水により超音波洗浄するなどの
方法を採っていた。そして洗浄後は、内部部品を装置内
に再び組み込み、装置を密閉して数時間の真空ポンプに
よる減圧を行い、所望の真空度を達成したかどうか確認
して装置の内壁や内部部品の表面に残留した洗浄用の溶
媒を完全に蒸発させて、装置の内部の洗浄度を高めてい
た。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の半導体
製造装置では複雑な形状の部品や装置内の入り組んだ部
分を洗浄することが難しかった。また、装置の内部の洗
浄度を高めるために長時間の真空ポンプによる減圧を洗
浄後に行う必要があり、洗浄作業の効率を上昇させるに
は限界があった。また、洗浄作業者が洗浄作業中に有機
溶媒の蒸気を吸引しないようガスマスクを着用しなけれ
ばならないという煩わしさがあったり、あるいは作業者
ごとの洗浄技術のばらつきによって洗浄度が異なった
り、また、内部部品の取り外し時および組み込み時に作
業ミスが起こりやすいといった問題もあった。
【0006】本発明は以上の問題点に鑑み、直接人間の
手を入れることなく内部を洗浄でき、かつ、複雑な形状
の部品や入り組んだ部分の洗浄度が高く、洗浄作業の効
率もよい半導体製造装置を提供することを目的とする。
この目的の実現のために、本発明にかかる半導体製造装
置は洗浄溶媒を装置の内部に導入する機構を備える。ま
た、洗浄溶媒として超臨界流体を採用する。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明のうち請求項1
にかかるものは、半導体基板を保持し得る基板保持部を
内部に備えた、密閉可能な処理槽と、前記処理槽の前記
内部に、前記半導体基板に対し処理を施すための処理物
質を送入する第1の送入手段と、前記処理槽の前記内部
に、前記処理槽の前記内部を洗浄するための洗浄溶媒を
送入する第2の送入手段と、前記処理物質及び前記洗浄
溶媒を排出する排出手段と、前記洗浄溶媒で前記内部の
洗浄を行う際に、前記排出手段と前記処理槽とを隔絶す
る隔絶手段とを備える半導体製造装置である。
【0008】この発明のうち請求項2にかかるものは、
前記洗浄溶媒は超臨界流体である、請求項1記載の半導
体製造装置である。
【0009】この発明のうち請求項3にかかるものは、
前記処理槽を加熱することで前記洗浄溶媒の温度を制御
し、前記洗浄溶媒を超臨界流体の状態にすることが可能
な温度制御手段をさらに備える請求項1記載の半導体製
造装置である。
【0010】この発明のうち請求項4にかかるものは、
前記洗浄溶媒は、二酸化炭素と水分との混合物である、
請求項2または3記載の半導体製造装置である。
【0011】この発明のうち請求項5にかかるものは、
前記排出手段は、前記処理槽の前記内部に連通した排気
口を備え、前記隔絶手段は、前記処理槽を密閉して覆う
ことで前記処理槽の前記内部と前記排気口との連通を遮
断する隔壁と、前記隔壁の位置を変化させる機構とを有
し、前記隔壁に前記基板保持部が固着されている、請求
項1記載の半導体製造装置である。
【0012】この発明のうち請求項6にかかるものは、
半導体基板を保持し得る基板保持部を内部に備えた、密
閉可能な処理槽と、前記処理槽の前記内部に、前記半導
体基板に対し処理を施すための処理物質を送入する第1
の送入手段と、前記処理槽の前記内部に、前記処理槽の
前記内部を洗浄するための洗浄溶媒を送入する第2の送
入手段と、前記処理物質及び前記洗浄溶媒を排出する排
出手段と、前記洗浄溶媒で前記内部の洗浄を行う際に、
前記排出手段と前記処理槽とを隔絶する隔絶手段とを備
える半導体製造装置において、(a)前記半導体基板
を、前記処理槽の前記内部の前記基板保持部に保持させ
る第1の工程と、(b)前記第1の送入手段により、前
記処理物質を前記処理槽の前記内部に送入する第2の工
程と、(c)前記排出手段により、前記処理物質を排出
する第3の工程と、(d)前記隔絶手段により、前記排
出手段と前記処理槽とを隔絶する第4の工程と、(e)
前記第2の送入手段により、前記洗浄溶媒を前記処理槽
の前記内部に送入する第5の工程とを備える半導体基板
の処理方法である。
【0013】
【発明の実施の形態】実施の形態1.本実施の形態にか
かる半導体製造装置は、超臨界流体を用いた洗浄機構を
組み込んだECRプラズマエッチング装置である。超臨
界流体とは、物質の温度と圧力を臨界温度以上かつ臨界
圧力以上にしたときにその物質がふるまう、液体とも気
体とも呼べない物理状態の流体のことである。臨界温度
と臨界圧力は物質によって固有であり、例えば二酸化炭
素の臨界温度は304.2K、臨界圧力は7.37MP
aである。このような臨界状態においては、密度、拡散
係数、溶解力の各値は、気体と液体の中間の値となる。
また、超臨界流体は高い反応性を有するため、有機高分
子物質を分解することもできる。これらの性質は温度、
圧力の条件によって程度が異なるため所望の物質を選択
的に溶解、抽出、分解することも可能である。また、超
臨界流体は狭小な隙間にまで入り込むので装置の洗浄に
適している。このような超臨界流体を用いた洗浄自体に
ついては、例えば特表昭59−502137号公報、特
開平10−94767号公報、特開平10−24270
号公報、特開平8−181050号公報、特開平9−4
3857号公報に開示されている。
【0014】本実施の形態にかかるECRプラズマエッ
チング装置D1は、ウェハに対しドライエッチングを行
えるウェハ処理時の状態と、超臨界流体を内部に導入し
て洗浄を行える洗浄時の状態との二状態を採り得る。図
1にこの装置D1のウェハ処理時の状態を、図2にこの
装置D1の洗浄時の状態をそれぞれ示す。
【0015】図1および図2においてECRプラズマエ
ッチング装置D1は、ウェハ処理槽100aを中心に構
成される。ウェハ処理槽100aには、ウェハ処理時に
プラズマエッチャントとして機能するプロセスガスを導
入して内部でECRプラズマ状態を作り出す機構と、洗
浄時に洗浄溶媒として機能する高圧ガスを導入して内部
でその温度を上昇させ超臨界流体状態にする機構とが付
加される。ウェハ処理槽100aは、ウェハ処理時には
内部の圧力が数Pa程度に減圧された状態で用いられる
ので外部の大気圧に耐え得る強度が要求され、また、洗
浄時には超臨界流体となる物質を高圧の状態でその内部
に収めるので内部からの高い圧力に耐え得る強度も要求
される。そのためウェハ処理槽100aの壁を厚くした
り、強度の高い材料を壁に用いたりすることが望まし
い。
【0016】外部とガスの送受を行うために、ウェハ処
理槽100aはプロセスガスまたは超臨界流体となる高
圧ガスを導入するガス導入口103と、超臨界流体とな
った高圧ガスを排出する超臨界流体排出口113とを備
える。ガス導入口103は、プロセスガス導入配管10
4および高圧ガス導入配管105に接続されており、切
り替えバルブ108によっていずれかの配管と導通す
る。もちろん、ガス導入口103および切り替えバルブ
108なしに、プロセスガス導入配管104および高圧
ガス導入配管105をそれぞれ別個にウェハ処理槽10
0aに直結してもよい。ただしその場合は、それぞれの
配管に開閉を司るバルブが必要となる。
【0017】さて、プロセスガス導入配管104の先に
はプロセスガスを送り込む機構が接続されている(図示
せず)。つまり、このプロセスガスを送り込む機構と、
プロセスガス導入配管104と、切り替えバルブ108
と、ガス導入口103とが一体となって、プロセスガス
をウェハ処理槽100aの内部へと送入する手段となっ
ている。高圧ガス導入配管105の先には高圧ガスを送
り込む機構が接続される。つまり、この高圧ガスを送り
込む機構と、高圧ガス導入配管105と、切り替えバル
ブ108と、ガス導入口103とが一体となって、高圧
ガスをウェハ処理槽100aの内部へと送入する手段と
なっている。本実施の形態においては、一度ウェハ処理
槽100aの内部に導入された高圧ガスを、ドレインバ
ルブ114を備えた超臨界流体排出口113から超臨界
流体状態のまま排出させ汚染物から分離して再び用いる
還流機構RMが高圧ガスを送り込む機構である。還流機
構RMについては後述する。
【0018】またさらにウェハ処理槽100aは、EC
Rプラズマ発生用のマイクロ波を導入するマイクロ波導
波管116をも備えている。マイクロ波導波管116の
一端にはマイクロ波発生装置が接続され(図示せず)、
他端はウェハ処理槽100aの内部に開口してマイクロ
波を送り込むことができるようになっている。なお、そ
の開口部には石英ガラス製のカバー118が取り付けら
れており、マイクロ波はウェハ処理槽100aの内部に
送り込むことができるがプロセスガスはマイクロ波導波
管116の内部に侵入しないよう配慮されている。この
カバー118は、洗浄時の超臨界流体状態の高圧ガスを
も遮断する必要があるため、耐圧性の高いことが望まし
い。カバー118の耐圧性が充分に得られない場合に
は、洗浄時にのみカバー118を覆う耐圧性の高いスラ
イド式のプレートをウェハ処理槽100a内部に設ける
などの方法も考えられる。
【0019】ウェハ処理槽100aはその下部にウェハ
ロード槽100bを備えており、両者は互いに連通して
いる。ウェハロード槽100bは、プロセスガスを(還
流機構RMを作動させない場合は洗浄溶媒も)排出する
プロセスガス排気口106と、ウェハ102の出し入れ
を行えるようゲートバルブと呼ばれる開閉可能な扉(図
示せず)とを備えている。ゲートバルブはウェハロード
槽100bの側面に設けられているが、ウェハ処理槽1
00aにゲートバルブが設けられない理由は、ウェハ処
理槽100aの外部に取り付けられている機器を阻害し
ないようにするためである。また、プロセスガス排気口
106には使用済みのプロセスガスおよび高圧ガスを引
き抜くための真空ポンプなどの排気装置が接続されてい
る(図示せず)。つまり、この図示しない排気装置とプ
ロセスガス排気口106とが一体となって、ウェハ処理
槽100a内部に導入されたプロセスガス及び高圧ガス
をウェハロード槽100bを介して排出する手段になっ
ているといえる。
【0020】ウェハ処理槽100aの外部には、ヒータ
109がウェハ処理槽100aを取り囲むようにして設
けられている。ヒータ109は、洗浄時にウェハ処理槽
100aを加熱することで、内部の高圧ガスの温度を臨
界温度以上になるよう制御して高圧ガスを超臨界流体状
態にすることが可能な温度制御手段である。
【0021】さらにウェハ処理槽100aの外部には、
ウェハ処理時に内部の電子に磁界をかけるためのコイル
115も設けられている。
【0022】一方、ウェハ処理槽100aの内部には、
直径0.5〜1mm程度の小さい穴が多数設けられたシ
ャワープレート107と、処理対象となるウェハ102
を保持するためのウェハ保持台101と、図示しない排
気装置及びプロセスガス排気口106からウェハ処理槽
100aを隔絶するための可動式隔壁110とが設けら
れている。ここでシャワープレート107は、ウェハ処
理槽100a内部でのプロセスガスの各成分の濃度を均
一にし、かつウェハ102の表面全体にプロセスガスが
行き渡るようにするために設けられる。また、ウェハ保
持台101は支柱117により可動式隔壁110に固着
されており、可動式隔壁110はジャッキ支柱112を
介して駆動力の強い油圧ジャッキ111に接続されてい
る。この油圧ジャッキ111によって、ウェハ保持台1
01および可動式隔壁110の位置を変化させることが
できる。位置を変化させる目的は、第一にウェハ102
を出し入れする場合にウェハ保持台101の高さをウェ
ハロード槽100bの側面に設けられた図示しないゲー
トバルブの高さに合わせるためであり、第二にウェハ処
理時にウェハ102が最適な位置になるようウェハ保持
台101の高さを調整するためであり、第三に可動式隔
壁110が洗浄時にウェハ処理槽100aとウェハロー
ド槽100bとの境界に存在する角部191へ密着する
ことによって、図示しない排気装置及びプロセスガス排
気口106からウェハ処理槽100aを隔絶するためで
ある。第三の上記目的について換言すれば、ウェハ処理
槽100aがウェハロード槽100bに向かって開口し
た部分(角部191のある部分)を可動式隔壁110が
密閉して覆うことで、ウェハ処理槽100aの内部とプ
ロセスガス排気口106との連通を遮断するためという
こともできる。駆動力の強い油圧ジャッキ111が採用
される理由は、超臨界流体となる高圧ガスがウェハ処理
槽100aの内部に導入された場合に、可動式隔壁11
0が角部191と共に高圧に耐えてウェハ処理槽100
aの密閉を保持する必要があるからである。なお本実施
の形態において、第一及び第二の上記目的を達成するウ
ェハ保持台101の可動機構と、第三の上記目的を達成
する可動式隔壁110の可動機構とが別々に設けられて
いてもよい。
【0023】還流機構RMについては、超臨界流体排出
口113の先に配管を介して設けられた密閉可能な分離
槽119が中心となっている。分離槽119では内部に
収容した超臨界流体の温度および圧力のうち少なくとも
一方を調整して、超臨界流体を気体に戻し、汚染物は液
体または固体にして超臨界流体中に溶け込んだ汚染物質
を超臨界流体と分離する。分離槽119には、分離した
汚染物質を排出するためのバルブ120が設けられてい
る。このバルブ120は、超臨界流体となる物質を分離
槽119に最初に充填するときにも用いられる。また、
分離槽119には超臨界流体から気体に戻った物質を再
び高圧ガスにするコンプレッサー121が接続されてい
る。そしてコンプレッサー121は高圧ガス導入配管1
05と接続されている。
【0024】この装置のウェハ処理時における動作を、
図1を用いて説明する。換言すれば、この装置を用いた
ウェハの処理方法の説明である。まず、プロセスガスを
送り込む機構はまだ操作せずプロセスガスを送り込まな
い状態で、プロセスガス導入配管104とガス導入口1
03とが導通するように切り替えバルブ108をセット
し、ドレインバルブ114は閉じておく。次に油圧ジャ
ッキ111によりウェハ保持台101が最も下になるま
で下げて、図示しないゲートバルブを開きウェハ102
をウェハ保持台101にセットする。その後ゲートバル
ブを閉め、ウェハ102をドライエッチングするのに最
適な位置、例えばウェハ処理槽100a内に入り込んだ
位置へとウェハ保持台101を上昇させる。この状態を
示すのが図1である。この状態では可動式隔壁110が
完全に上がっておらずウェハ処理槽100aの内部とプ
ロセスガス排気口106とが連通しており、図示しない
排気装置及びプロセスガス排気口106がウェハ処理槽
100aから隔絶されていないので、ウェハ処理槽10
0a内部の気体をウェハロード槽100bを介してプロ
セスガス排気口106から排気できる。そこで次にプロ
セスガス排気口106に接続された図示しない排気装置
を作動させ、ウェハ処理槽100aの内部の圧力が数P
a程度になるまで排気する。
【0025】所望の真空度に達したら、次にプロセスガ
スを送り込む機構を操作してプロセスガス導入配管10
4にプロセスガスを送り込み、コイル115を通電し、
マイクロ波導波管116からマイクロ波を照射する。ウ
ェハ処理槽100aの内部に導入されたプロセスガス
は、マイクロ波導波管116から入射されるマイクロ波
と通電されたコイル115による磁界とによりサイクロ
トロン共鳴状態となった電子と反応してプラズマ状態に
なる。そして、このプラズマによってウェハ保持台10
1に保持されたウェハ102に対しドライエッチングが
行える。その後、役目を終えたプロセスガスはプロセス
ガス排気口106から排気される。
【0026】一方、この装置の洗浄時における動作を、
図2を用いて説明する。換言すれば、この装置の内部の
洗浄方法の説明である。まず、バルブ120を介して分
離槽119の内部に超臨界流体となる物質を満たしてお
く。このときはまだ高圧ガス導入配管105とガス導入
口103とは導通させないようにし、またドレインバル
ブ114は閉めておく。次に、図1のように可動式隔壁
を下げた状態でプロセスガス排気口106に接続された
図示しない排気装置を作動させ、ウェハ処理槽100a
の内部を排気する。ある程度の真空度に達したら、この
状態で可動式隔壁110を油圧ジャッキ111により角
部191に当接するまで上げ、ウェハ処理槽100aを
図示しない排気装置及びプロセスガス排気口106から
隔絶する。次にコンプレッサー121を作動させ、分離
槽119に満たされていた物質を高圧ガスにする。そし
て、切り替えバルブ108により高圧ガス導入配管10
5とガス導入口103とを導通させウェハ処理槽100
aの内部に高圧ガスを送り込む。この状態を示すのが図
2である。そして、ウェハ処理槽100aの内部に導入
された高圧ガスをヒータ109により温度制御して、超
臨界流体の状態へと変化させる。そしてこの状態でしば
らく放置する。超臨界流体でウェハ処理槽100aの内
部を満たすと、超臨界流体は槽内の狭小な隙間にまで入
り込み、付着した高分子物質をウェハ処理槽100aか
ら引き剥がし自己の溶質としてしまうので、放置するだ
けでウェハ処理槽100aの内部が洗浄できる。
【0027】ここで、付着した高分子物質が常温で気体
となる低分子物質に分解できることが予め判明している
場合には、高分子物質が低分子物質に分解するよう槽内
の温度、圧力を設定しておく。そうすれば、コンプレッ
サー121およびヒータ109をOFFしてウェハ処理
槽100aの内部を常温常圧に戻し、超臨界流体を常温
常圧の気体に戻した後、可動式隔壁110を下げてウェ
ハ処理槽100aとウェハロード槽100bとを連通さ
せることにより、上記低分子物質となった分解物および
超臨界流体は気体となってプロセスガス排気口106か
ら排気できる。この場合は、還流機構RMの経路に超臨
界流体を通さず、超臨界流体は使い捨てとなる。
【0028】一方、高分子物質が常温で気体となる低分
子物質に分解できない場合は、可動式隔壁110は動か
さずにドレインバルブ114を開け、高分子物質が溶け
込んだ超臨界流体を分離槽119に導く。そしてこの分
離槽119において、超臨界流体の温度もしくは圧力又
はその両方を調整して、超臨界流体を気体に戻し、高分
子物質は液体または固体にして超臨界流体と高分子物質
とを分離する。そして、超臨界流体であった気体のみを
コンプレッサー121に送り高圧ガスにしてウェハ処理
槽100aに還流させる。一方、高分子物質はバルブ1
20を開けることで、その自重により排出させることが
できる。このようにして高圧ガスをウェハ処理槽100
aの内部で超臨界流体にすることを繰り返せば、超臨界
流体となる物質をリサイクルできる。
【0029】ここで、超臨界流体となる物質として、例
えば二酸化炭素を採用するとよい。二酸化炭素は、その
臨界温度が比較的低く、常温で気体であり水素等のよう
に爆発する危険性もないので扱いやすく、また、それほ
どコストもかからず、フロンガスのようにオゾン層を破
壊することもない、と利点が多いからである。上記のE
CRプラズマエッチング装置D1の超臨界流体に二酸化
炭素を採用した場合、ウェハ処理槽100a内部に二酸
化炭素が導入されて放置される際には、例えば320
K、15MPa程度の温度と圧力で15分以上保持され
れば、槽内の付着物は超臨界流体状態の二酸化炭素に溶
解する。また、分離槽119においては、二酸化炭素の
臨界温度304.2Kをやや下回る温度か、臨界圧力
7.37MPaをやや下回る内部圧力に調整することで
高分子物質と二酸化炭素とを分離できる。
【0030】またウェハ処理槽100a内部の洗浄の際
に、エッチング終了後の使用済みレジストが付着したウ
ェハをウェハ保持台101にセットしたまま洗浄すれ
ば、レジストも同時に除去されるので、ECRプラズマ
エッチング装置D1はレジスト除去機能をも有すること
になる。このレジスト除去法ならば、ウェハ処理槽10
0aにウェハを複数枚収めれば短時間で効率よくレジス
トを除去できる。また、バッチ式プラズマアッシング装
置を用いた場合に生じやすい帯電によるダメージも全く
ない。また、エッチング後のレジストは変質しておりプ
ラズマアッシングだけでは除去できない場合がしばしば
あるが、超臨界流体は変質したレジストであっても分解
できるため、従来のように変質したレジストを除去する
ための強アルカリ溶液による湿式処理も必要がない。
【0031】またこのことから、上で説明したウェハの
処理方法によりウェハのエッチングを行った後、そのウ
ェハをウェハ保持台101にセットしたまま引き続き、
上で説明した装置内部の洗浄方法により洗浄を行えば、
ウェハを外部に取り出すことなくエッチング工程とレジ
スト除去工程とを連続して行えることになる。
【0032】よって、このようなECRプラズマエッチ
ング装置D1を用いたウェハの処理方法を用いれば、同
一の装置でエッチング工程とレジスト除去工程とを連続
して行うことができウェハの出し入れの手間が省け、作
業能率を向上させることができる。
【0033】なお本実施の形態では、導入された高圧ガ
スをヒータ109により温度制御してウェハ処理槽10
0aの内部において超臨界流体状態にしたが、高圧ガス
導入配管105の先に接続される高圧ガスを送り込む機
構または還流機構RMにおいて、高圧ガスをはじめから
超臨界流体の状態にして高圧ガス導入配管105に導入
してもよい。その場合はヒータ109は不要となる。
【0034】本実施の形態にかかる半導体製造装置を用
いれば、半導体基板への処理機構のみならず装置内部の
洗浄機構をも備えるので、直接人間の手を入れることな
く内部を洗浄できる。よって、洗浄作業者がガスマスク
を着用する必要がなく、しかも作業者ごとの洗浄技術の
ばらつきによって洗浄度が異なることはない。また、内
部部品の取り外し時および組み込み時に作業ミスが起こ
りやすいといった問題もない。また、狭小な隙間にまで
入り込む性質を持つ超臨界流体を用いて内部を洗浄する
ので、複雑な形状の部品や入り組んだ部分の洗浄度が高
い。超臨界流体は高い反応性を有するため有機高分子物
質を分解することもでき、特にレジスト等の有機物質を
備えた半導体基板を処理する処理槽の内部を高い洗浄度
で洗浄できる。また、洗浄後の超臨界流体は温度または
圧力を制御することで汚染物質を含んだ気体に変化させ
られるため液体として内部に残留することはなく、洗浄
後の残留溶媒を蒸発させるための長時間の減圧が必要な
い。よって洗浄作業の効率もよい。また、半導体基板上
の使用済みのレジストを容易に効率よく除去することも
できる。また、超臨界流体となる物質をリサイクルでき
るため資源の使用効率がよい。
【0035】実施の形態2.本実施の形態にかかる半導
体製造装置は、超臨界流体を用いた洗浄機構を組み込ん
だ平行平板電極型プラズマエッチング装置である。本実
施の形態にかかる平行平板電極型プラズマエッチング装
置D2も実施の形態1に示したECRプラズマエッチン
グ装置D1と同様、ウェハに対しドライエッチングを行
えるウェハ処理時の状態と、超臨界流体を内部に導入し
て洗浄を行える洗浄時の状態との二状態を採り得る。図
3にこの装置のウェハ処理時の状態を、図4にこの装置
の洗浄時の状態をそれぞれ示す。
【0036】図3および図4において平行平板電極型プ
ラズマエッチング装置D2は、ウェハ処理槽200を中
心に構成される。このウェハ処理槽200も実施の形態
1に示したECRプラズマエッチング装置D1のウェハ
処理槽100aと同様に、ウェハ処理時にプロセスガス
を導入して内部でプラズマ状態を作り出す機構と、洗浄
時に洗浄溶媒として機能する高圧ガスを導入して内部で
超臨界流体状態にする機構とが付加される。そのためウ
ェハ処理槽200は、ウェハ処理槽100aと同様に外
部の大気圧に耐え、かつ内部からの高圧にも耐え得る強
度を要求され、その壁は厚く作られるか、または強度の
高い材料で作られることが望ましい。
【0037】外部とガスの送受を行うために、ウェハ処
理槽200はガス導入口203を有し、また排気口20
6が付設される。ガス導入口203は、プロセスガス導
入配管204および高圧ガス導入配管205に接続され
ており、切り替えバルブ208によっていずれかの配管
と導通する。もちろん、ガス導入口203および切り替
えバルブ208なしに、プロセスガス導入配管204お
よび高圧ガス導入配管205をそれぞれ別個にウェハ処
理槽200に直結してもよい。ただしその場合は、それ
ぞれの配管に開閉を司るバルブが必要となる。
【0038】また、プロセスガス導入配管204の先に
はプロセスガスを送り込む機構が接続されている(図示
せず)。つまり、このプロセスガスを送り込む機構と、
プロセスガス導入配管204と、切り替えバルブ208
と、ガス導入口203とが一体となって、プロセスガス
をウェハ処理槽200の内部へと送入する手段となって
いる。また、高圧ガス導入配管205の先には高圧ガス
を送り込む機構が接続されている(図示せず)。つま
り、この高圧ガスを送り込む機構と、高圧ガス導入配管
205と、切り替えバルブ208と、ガス導入口203
とが一体となって、高圧ガスをウェハ処理槽200の内
部へと送入する手段となっている。また、排気口206
には使用済みのプロセスガスおよび高圧ガスを引き抜く
ための排気装置が接続されている(図示せず)。つま
り、この図示しない排気装置と、排気口206とが一体
となって、ウェハ処理槽200内部に導入されたプロセ
スガス及び高圧ガスを排出する手段になっているともい
える。
【0039】なお他にウェハ処理槽200は、ウェハ2
02の出し入れを行えるようにするためのゲートバルブ
213も備えている。
【0040】ウェハ処理槽200の外部には、ヒータ2
09がウェハ処理槽200を取り囲むようにして設けら
れている。ヒータ209は、洗浄時にウェハ処理槽20
0を加熱することで、内部の高圧ガスの温度を臨界温度
以上になるよう制御して高圧ガスを超臨界流体状態にす
ることが可能な温度制御手段である。
【0041】一方、ウェハ処理槽200の内部には、上
部電極の機能も併せ持つシャワープレート207と、ウ
ェハ202を保持し、下部電極の機能も併せ持つウェハ
保持台201と、図示しない排気装置及び排気口206
からウェハ処理槽200を隔絶するための可動式隔壁2
10とが設けられている。また、可動式隔壁210はア
クチュエータ支柱212を介してアクチュエータ211
に接続されており、これによってウェハ保持台201お
よび可動式隔壁210の位置を変化させることができ
る。位置を変化させる目的は、ウェハ202を出し入れ
する場合にウェハ保持台201の高さをゲートバルブ2
13の高さに合わせるため、および、ウェハ処理時にウ
ェハ202が最適な位置になるようウェハ保持台201
の高さを調整するため、および、洗浄時に可動式隔壁2
10をウェハ処理槽200と排気口206との境界に存
在する角部291に当接させることによって、ウェハ処
理槽200を図示しない排気装置及び排気口206と隔
絶するため、の三つである。上記目的の最後のものにつ
いて換言すれば、ウェハ処理槽200が排気口206に
向かって開口した部分(角部291のある部分)を可動
式隔壁210が密閉して覆うことで、ウェハ処理槽20
0の内部と排気口206との連通を遮断するためという
こともできる。実施の形態1と異なり、駆動力の強い油
圧ジャッキではなくそれよりも駆動力の劣るアクチュエ
ータ211を採用し得る理由は、超臨界流体となる高圧
ガスがウェハ処理槽200の内部に導入された場合に、
可動式隔壁210はウェハ処理槽200の内部から外部
へ向かう圧力を受けて角部291に押し付けられる格好
になるので、外部からは強い駆動力で可動式隔壁210
を保持しなくともよいためである。
【0042】この装置のウェハ処理時における動作を、
図3を用いて説明する。換言すれば、この装置を用いた
ウェハの処理方法の説明である。まず、プロセスガスを
送り込む機構はまだ操作せずプロセスガスを送り込まな
い状態で、プロセスガス導入配管204とガス導入口2
03とが導通するように切り替えバルブ208をセット
しておく。次にアクチュエータ211によりウェハ保持
台201がゲートバルブ213の高さになるよう調整し
て、ゲートバルブ213を開きウェハ202をウェハ保
持台201にセットする。その後ゲートバルブ213を
閉め、ウェハ202をドライエッチングするのに最適な
位置になるようにウェハ保持台201を上昇させる。こ
の状態を示すのが図3である。この状態では可動式隔壁
210が完全に下がっておらずウェハ処理槽200の内
部と排気口206とが連通しており、図示しない排気装
置及び排気口206がウェハ処理槽200から隔絶され
ていないので、ウェハ処理槽200内部の気体を排気口
206から排気できる。そこで次に排気口206に接続
された図示しない排気装置を作動させ、ウェハ処理槽2
00の内部の圧力が100Pa程度になるまで排気す
る。
【0043】所望の真空度に達したら、次にプロセスガ
スを送り込む機構を操作してプロセスガス導入配管20
4にプロセスガスを送り込み、上部電極であるシャワー
プレート207と下部電極であるウェハ保持台201と
の間に高周波電力を印加する。ウェハ処理槽200の内
部に導入されたプロセスガスは、シャワープレート20
7とウェハ保持台201との間に生じた電界によりプラ
ズマ状態になる。そして、このプラズマによってウェハ
保持台201に保持されたウェハ202に対しドライエ
ッチングが行える。その後、役目を終えたプロセスガス
は排気口206から排気される。
【0044】一方、この装置の洗浄時における動作を、
図4を用いて説明する。換言すれば、この装置の内部の
洗浄方法の説明である。まず図3のように、プロセスガ
ス導入配管204とガス導入口203とが導通するよう
に切り替えバルブ208をセットし可動式隔壁210を
上げた状態で、排気口206に接続された図示しない排
気装置を作動させ、ウェハ処理槽200の内部の気体を
抜く。ある程度の真空度に達したら、この状態で可動式
隔壁210をアクチュエータ211により最も下になる
まで下げ、ウェハ処理槽200を図示しない排気装置及
び排気口206から隔絶する。次に図示しない高圧ガス
を送り込む機構を作動させ、切り替えバルブ208によ
り高圧ガス導入配管205とガス導入口203とを導通
させウェハ処理槽200の内部に高圧ガスを送り込む。
この状態を示すのが図4である。そして、ウェハ処理槽
200の内部に導入された高圧ガスをヒータ209によ
り温度制御して、超臨界流体の状態へと変化させる。そ
してこの状態でしばらく放置する。
【0045】本実施の形態では実施の形態1と異なり、
平行平板電極型プラズマエッチング装置D2が超臨界流
体の還流機構を備えていないので、超臨界流体は使い捨
てとなる。つまり、図示しない高圧ガスを送り込む機構
およびヒータ209をOFFし超臨界流体を常温常圧の
気体に戻した後、可動式隔壁210を上げて、排気口2
06から汚染物質もろとも排出させて、ウェハ処理槽2
00の内部の洗浄が完了することになる。
【0046】ここで、超臨界流体となる物質として、例
えば水分を重量にして10%程度添加した二酸化炭素を
採用するとよい。このような水分を加えた二酸化炭素
は、超臨界流体状態において溶解した高分子物質を加水
分解して低分子物質にすることができるからである。こ
のとき生成した低分子物質は常温での蒸気圧が高いため
に常温常圧で気体になりやすい。よって、ウェハ処理槽
から洗浄済みの二酸化炭素を排出する際に一緒に排出さ
れやすいので、ウェハ処理槽内部の洗浄度を高くするこ
とができる。
【0047】添加した水分は、反応せずウェハ処理槽の
内部に残留することもあるが、微量であり、また平行平
板電極型プラズマエッチング装置の場合はウェハ処理時
の内部圧力がECRプラズマエッチング装置などに比べ
て高く、水分の蒸気圧が相対的に低いのでウェハ処理に
対してそれほどの悪影響はない。
【0048】上記の平行平板電極型プラズマエッチング
装置D2の超臨界流体に水分を添加した二酸化炭素を採
用した場合、ウェハ処理槽200内部に二酸化炭素が導
入されて放置される際には、例えば350K、20MP
a程度の温度と圧力で15分以上保持されれば、槽内の
付着物は超臨界流体状態の二酸化炭素に溶解する。実施
の形態1における数値と若干異なる理由は水分による加
水分解を促進させるためであり、もし二酸化炭素のみの
場合は実施の形態1におけると同様の値でよい。
【0049】また実施の形態1におけるECRプラズマ
エッチング装置D1と同様、平行平板電極型プラズマエ
ッチング装置D2もレジスト除去機能を有している。
【0050】またこのことから、上で説明したウェハの
処理方法によりウェハのエッチングを行った後、そのウ
ェハをウェハ保持台201にセットしたまま引き続き、
上で説明した装置内部の洗浄方法により洗浄を行えば、
ウェハを外部に取り出すことなくエッチング工程とレジ
スト除去工程とを連続して行えることになる。
【0051】よって、このような平行平板電極型プラズ
マエッチング装置D2を用いたウェハの処理方法を用い
れば、同一の装置でエッチング工程とレジスト除去工程
とを連続して行うことができウェハの出し入れの手間が
省け、作業能率を向上させることができる。
【0052】なお本実施の形態でも、導入された高圧ガ
スをヒータ209により温度制御してウェハ処理槽20
0の内部において超臨界流体状態にしたが、高圧ガスを
送り込む機構において高圧ガスをはじめから超臨界流体
の状態にして高圧ガス導入配管205に導入してもよ
い。その場合はヒータ209は不要となる。
【0053】本実施の形態にかかる半導体製造装置を用
いれば、実施の形態1と同様の効果がある。また、水分
を添加した二酸化炭素を用いることで高分子物質の加水
分解反応が生じるので、汚染物質が気体となって排出さ
れやすくウェハ処理槽内部の洗浄度がより高くなる。
【0054】実施の形態3.本実施の形態にかかる半導
体製造装置は、超臨界流体を用いた洗浄機構を組み込ん
だTCP(Transformer Coupled Plasma)型誘導結合プ
ラズマエッチング装置である。本実施の形態にかかるT
CP型誘導結合プラズマエッチング装置D3は、実施の
形態1に示したECRプラズマエッチング装置D1また
は実施の形態2に示した平行平板電極型プラズマエッチ
ング装置D2と同様、ウェハに対しドライエッチングを
行えるウェハ処理時の状態と、超臨界流体を内部に導入
して洗浄を行える洗浄時の状態との二状態を採り得る。
図5にこの装置のウェハ処理時の状態を、図6にこの装
置の洗浄時の状態をそれぞれ示す。
【0055】図5および図6においてTCP型誘導結合
プラズマエッチング装置D3は、ウェハ処理槽300を
中心に構成される。このウェハ処理槽300も実施の形
態1におけるウェハ処理槽100aまたは実施の形態2
におけるウェハ処理槽200と同様に、ウェハ処理時に
プロセスガスを導入して内部でプラズマ状態を作り出す
機構と、洗浄時に洗浄溶媒として機能する高圧ガスを導
入して内部で超臨界流体状態にする機構とが付加され
る。そのため、ウェハ処理槽300は、ウェハ処理槽1
00aまたは200と同様に外部の大気圧に耐え、かつ
内部からの高圧にも耐え得る強度を要求され、その壁は
厚くされたり強度の高い材料で作られたりすることが望
ましい。また、TCP型誘導結合方式であるため外部の
渦巻きコイル状電極315への電界を遮断しないよう、
ウェハ処理槽300の上部は誘電体314となってい
る。よって、この誘電体314も耐圧性を備えることが
望ましい。
【0056】外部とガスの送受を行うために、ウェハ処
理槽300はガス導入口303を備え、また排気口30
6が付設される。ガス導入口303は、プロセスガス導
入配管304および高圧ガス導入配管305に接続され
ており、切り替えバルブ308によっていずれかの配管
と導通する。もちろん、ガス導入口303および切り替
えバルブ308なしに、プロセスガス導入配管304お
よび高圧ガス導入配管305をそれぞれ別個にウェハ処
理槽300に直結してもよい。ただしその場合は、それ
ぞれの配管に開閉を司るバルブが必要となる。
【0057】また、プロセスガス導入配管304の先に
はプロセスガスを送り込む機構が接続されている(図示
せず)。つまり、このプロセスガスを送り込む機構と、
プロセスガス導入配管304と、切り替えバルブ308
と、ガス導入口303とが一体となって、プロセスガス
をウェハ処理槽300の内部へと送入する手段となって
いる。また、高圧ガス導入配管305の先には高圧ガス
を送り込む機構が接続されている(図示せず)。つま
り、この高圧ガスを送り込む機構と、高圧ガス導入配管
305と、切り替えバルブ308と、ガス導入口303
とが一体となって、高圧ガスをウェハ処理槽300の内
部へと送入する手段となっている。また、排気口306
には使用済みのプロセスガスおよび高圧ガスを引き抜く
ための排気装置が接続されている(図示せず)。つま
り、この図示しない排気装置と、排気口306とが一体
となって、ウェハ処理槽300内部に導入されたプロセ
スガス及び高圧ガスを排出する手段になっているともい
える。
【0058】なお他にウェハ処理槽300は、ウェハ3
02の出し入れを行えるようにするためのゲートバルブ
313も備えている。
【0059】ウェハ処理槽300の外部には、ヒータ3
09がウェハ処理槽300を取り囲むようにして設けら
れている。ヒータ309は、洗浄時にウェハ処理槽30
0を加熱することで、内部の高圧ガスの温度を臨界温度
以上になるよう制御して高圧ガスを超臨界流体状態にす
ることが可能な温度制御手段である。
【0060】ウェハ処理槽300の外部にはさらに、ウ
ェハ処理槽300の内部に磁界を発生させ、かつ平行平
板電極としての役割をも有する渦巻きコイル状上部電極
315も誘電体314の上部に設けられている。
【0061】一方、ウェハ処理槽300の内部には、シ
ャワープレート307と、下部電極の機能も併せ持つウ
ェハ保持台301とが設けられている。また排気口30
6に、油圧ジャッキ支柱312を介して油圧ジャッキ3
11に接続された可動式隔壁310が設けられている。
可動式隔壁310は、これによって可動式隔壁310の
位置を変化させることができる。洗浄時に可動式隔壁3
10を排気口306とウェハ処理槽300との境界に存
在する角部391に当接させることによってウェハ処理
槽300を図示しない排気装置及び排気口306と隔絶
するためである。換言すれば、ウェハ処理槽300が排
気口306に向かって開口した部分(角部391のある
部分)を可動式隔壁310が密閉して覆うことで、ウェ
ハ処理槽300の内部と排気口306との連通を遮断す
るためということもできる。
【0062】この装置のウェハ処理時における動作を、
図5を用いて説明する。換言すれば、この装置を用いた
ウェハの処理方法の説明である。まず、プロセスガスを
送り込む機構はまだ操作せずプロセスガスを送り込まな
い状態で、プロセスガス導入配管304とガス導入口3
03とが導通するように切り替えバルブ308をセット
しておく。また、可動式隔壁310は下げておき、排気
口306とウェハ処理槽300とを連通させておく。次
に、ゲートバルブ313を開きウェハ302をウェハ保
持台301にセットし、ゲートバルブ313を閉める。
この状態を示すのが図5である。この状態では可動式隔
壁310が下がっており、図示しない排気装置及び排気
口306がウェハ処理槽300から隔絶されていないの
で、ウェハ処理槽300内部の気体を排気口306から
排気できる。そこで次に排気口306に接続された図示
しない排気装置を作動させ、ウェハ処理槽300の内部
の圧力が数Pa程度になるまで排気する。
【0063】所望の真空度に達したら、次にプロセスガ
スを送り込む機構を操作してプロセスガス導入配管30
4にプロセスガスを送り込み、渦巻きコイル状上部電極
315の渦の中心と渦の末端との間に高周波電力を印加
し、渦巻きコイル状上部電極315と下部電極であるウ
ェハ保持台301との間にも高周波電力を印加する。ウ
ェハ処理槽300の内部に導入されたプロセスガスは、
渦巻きコイル状上部電極315により発生した誘導磁界
による誘導電界と、渦巻きコイル状上部電極315とウ
ェハ保持台301との間に生じた電界とにより密度の高
いプラズマ状態になる。そして、このプラズマによって
ウェハ保持台301に保持されたウェハ302に対しド
ライエッチングが行える。その後、役目を終えたプロセ
スガスは排気口306から排気される。
【0064】一方、この装置の洗浄時における動作を、
図6を用いて説明する。換言すれば、この装置の内部の
洗浄方法の説明である。まず図5のように、プロセスガ
ス導入配管304とガス導入口303とが導通するよう
に切り替えバルブ308をセットし可動式隔壁310を
下げた状態で、排気口306に接続された図示しない排
気装置を作動させ、ウェハ処理槽300の内部の気体を
抜く。ある程度の真空度に達したら、この状態で可動式
隔壁310を油圧ジャッキ311により上げて角部39
1に当接させ、ウェハ処理槽300を図示しない排気装
置及び排気口306と隔絶する。次に図示しない高圧ガ
スを送り込む機構を作動させ、切り替えバルブ308に
より高圧ガス導入配管305とガス導入口303とを導
通させウェハ処理槽300の内部に高圧ガスを送り込
む。この状態を示すのが図6である。そして、ウェハ処
理槽300の内部に導入された高圧ガスをヒータ309
により温度制御して、超臨界流体の状態へと変化させ
る。そしてこの状態でしばらく放置する。
【0065】本実施の形態においても、TCP型誘導結
合プラズマエッチング装置D3が超臨界流体の還流機構
を備えていないので、超臨界流体は使い捨てとなる。つ
まり、図示しない高圧ガスを送り込む機構およびヒータ
309をOFFし超臨界流体を常温常圧の気体に戻した
後、可動式隔壁310を下げて、排気口306から汚染
物質もろとも排出させて、ウェハ処理槽300の内部の
洗浄が完了することになる。
【0066】また、本実施の形態においても、超臨界流
体となる物質として例えば二酸化炭素を採用するとよ
い。
【0067】また、本実施の形態にかかるTCP型誘導
結合プラズマエッチング装置D3もレジスト除去機能を
有している。
【0068】またこのことから、上で説明したウェハの
処理方法によりウェハのエッチングを行った後、そのウ
ェハをウェハ保持台301にセットしたまま引き続き、
上で説明した装置内部の洗浄方法により洗浄を行えば、
ウェハを外部に取り出すことなくエッチング工程とレジ
スト除去工程とを連続して行えることになる。
【0069】よって、このようなTCP型誘導結合プラ
ズマエッチング装置D3を用いたウェハの処理方法を用
いれば、同一の装置でエッチング工程とレジスト除去工
程とを連続して行うことができウェハの出し入れの手間
が省け、作業能率を向上させることができる。
【0070】なお本実施の形態でも、導入された高圧ガ
スをヒータ309により温度制御してウェハ処理槽30
0の内部において超臨界流体状態にしたが、高圧ガスを
送り込む機構において高圧ガスをはじめから超臨界流体
の状態にして高圧ガス導入配管305に導入してもよ
い。その場合はヒータ309は不要となる。
【0071】本実施の形態にかかる半導体製造装置を用
いれば、実施の形態1と同様の効果がある。
【0072】その他.実施の形態1〜3では、プラズマ
エッチング装置を例にして本発明にかかる半導体製造装
置の例を説明したが、本発明は上記の実施の形態にのみ
限定されるものではなく、他方式のプラズマエッチング
装置はもちろん、CVD装置やエピタキシャル成長装置
等にも適用可能である。特に、半導体装置製造プロセス
においてレジスト等の有機物を用いる半導体製造装置に
対して本発明は有効である。
【0073】また、超臨界流体となる物質として実施の
形態1〜3では二酸化炭素を例として挙げたが、二酸化
炭素の代わりに一酸化炭素またはジメチルエーテルまた
はメタン等を用いても同様の効果が得られる。
【0074】
【発明の効果】この発明のうち請求項1にかかる半導体
製造装置を用いれば、第1の送入手段により送入された
処理物質によって、処理槽において半導体基板への処理
が行える。さらに、排出手段と処理槽とを隔絶した状態
で第2の送入手段により送入された洗浄溶媒を処理槽内
部に密閉して収容できるので、直接人間の手を入れるこ
となく、半導体基板への処理によって汚染された装置内
部を洗浄できる。よって、洗浄作業者がガスマスクを着
用する必要がなく、しかも作業者ごとの洗浄技術のばら
つきによって洗浄度が異なることはない。また、内部部
品の取り外し時および組み込み時に作業ミスが起こりや
すいといった問題もない。また、使用済みのレジストが
のったままの半導体基板を基板保持部に置いて洗浄溶媒
を処理槽内部に送入すれば、半導体基板上の使用済みの
レジストを容易に効率よく除去することもできる。
【0075】この発明のうち請求項2にかかる半導体製
造装置を用いれば、狭小な隙間にまで入り込む性質を持
つ超臨界流体を用いて内部を洗浄するので、複雑な形状
の部品や入り組んだ部分の洗浄度が高い。また、超臨界
流体は高い反応性を有するため有機高分子物質を分解す
ることもでき、特にレジスト等の有機物質を備えた半導
体基板を処理する処理槽の内部を高い洗浄度で洗浄でき
る。
【0076】この発明のうち請求項3にかかる半導体製
造装置を用いれば、処理槽を加熱して処理槽内部に送入
された洗浄溶媒の温度を制御することで、狭小な隙間に
まで入り込む性質を持つ超臨界流体に洗浄溶媒を変化さ
せて内部を洗浄するので、複雑な形状の部品や入り組ん
だ部分の洗浄度が高い。また、超臨界流体は高い反応性
を有するため有機高分子物質を分解することもでき、特
にレジスト等の有機物質を備えた半導体基板を処理する
処理槽の内部を高い洗浄度で洗浄できる。また、洗浄後
の超臨界流体は温度または圧力を制御することで汚染物
質を含んだ気体に変化させて排出手段により排出するこ
とができるので液体として内部に残留することはなく、
洗浄後の残留溶媒を蒸発させるための長時間の減圧が必
要ない。よって洗浄作業の効率もよい。
【0077】この発明のうち請求項4にかかる半導体製
造装置を用いれば、水分を加えた二酸化炭素を洗浄溶媒
に採用するので、汚染物質が高分子物質を含む場合に高
分子物質を加水分解して低分子物質にすることができ
る。このとき生成した低分子物質は常温常圧で気体にな
りやすいため処理槽から排出されやすく、処理槽内部の
洗浄度を高くすることができる。
【0078】この発明のうち請求項5にかかる半導体製
造装置を用いれば、隔壁と基板保持部とが固着されてい
るので、隔壁の位置を変化させるとそれに伴って基板保
持部の位置も変化させることができる。よって隔壁の位
置を変化させる機構が、半導体基板の出し入れの際に基
板保持部の位置を変化させる機能や、半導体基板に対し
て処理をする際に半導体基板が最適な位置になるよう基
板保持部の位置を変化させる機能をも兼ね備えているの
で、基板保持部の位置を変化させるための機構を新たに
設ける必要がない。
【0079】この発明のうち請求項6にかかる半導体基
板の処理方法を用いれば、半導体基板への処理工程と半
導体基板上の使用済みレジストの除去工程とを連続して
行うことができるので、半導体基板の出し入れの手間が
省け、作業能率を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1にかかる半導体製造装
置の構造を示す断面図である。
【図2】 本発明の実施の形態1にかかる半導体製造装
置の構造を示す断面図である。
【図3】 本発明の実施の形態2にかかる半導体製造装
置の構造を示す断面図である。
【図4】 本発明の実施の形態2にかかる半導体製造装
置の構造を示す断面図である。
【図5】 本発明の実施の形態3にかかる半導体製造装
置の構造を示す断面図である。
【図6】 本発明の実施の形態3にかかる半導体製造装
置の構造を示す断面図である。
【符号の説明】
100a,200,300 ウェハ処理槽、102,2
02,302 ウェハ、103,203,303 ガス
導入口、104,204,304 プロセスガス導入配
管、105,205,305 高圧ガス導入配管、10
6 プロセスガス排気口、206,306 排気口、1
08,208,308 切り替えバルブ、109,20
9,309 ヒータ、110,210,310 可動式
隔壁、111,311 油圧ジャッキ、211 アクチ
ュエータ、113 超臨界流体排出口、114 ドレイ
ンバルブ、119 分離槽、120 バルブ、121
コンプレッサー、RM 還流機構。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5F004 AA13 AA14 AA15 BA04 BA08 BA11 BA14 BA16 BB11 BB18 BB26 BB28 BC08 BD01 BD07 CA01 CA09 DA00 DB23 DB26 FA08 5F045 AA08 AA10 AA13 CB06 DP01 DP02 DP03 EB06 EF05 EH03 EH05 EH11 EH13 EH16 EH17 EK06 HA22 5F103 BB45 BB46 BB57 HH03 PP01 PP18 RR01 RR02

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板を保持し得る基板保持部を内
    部に備えた、密閉可能な処理槽と、 前記処理槽の前記内部に、前記半導体基板に対し処理を
    施すための処理物質を送入する第1の送入手段と、 前記処理槽の前記内部に、前記処理槽の前記内部を洗浄
    するための洗浄溶媒を送入する第2の送入手段と、 前記処理物質及び前記洗浄溶媒を排出する排出手段と、 前記洗浄溶媒で前記内部の洗浄を行う際に、前記排出手
    段と前記処理槽とを隔絶する隔絶手段とを備える半導体
    製造装置。
  2. 【請求項2】 前記洗浄溶媒は超臨界流体である、請求
    項1記載の半導体製造装置。
  3. 【請求項3】 前記処理槽を加熱することで前記洗浄溶
    媒の温度を制御し、前記洗浄溶媒を超臨界流体の状態に
    することが可能な温度制御手段をさらに備える請求項1
    記載の半導体製造装置。
  4. 【請求項4】 前記洗浄溶媒は、二酸化炭素と水分との
    混合物である、請求項2または3記載の半導体製造装
    置。
  5. 【請求項5】 前記排出手段は、前記処理槽の前記内部
    に連通した排気口を備え、 前記隔絶手段は、前記処理槽を密閉して覆うことで前記
    処理槽の前記内部と前記排気口との連通を遮断する隔壁
    と、前記隔壁の位置を変化させる機構とを有し、 前記隔壁に前記基板保持部が固着されている、請求項1
    記載の半導体製造装置。
  6. 【請求項6】 半導体基板を保持し得る基板保持部を内
    部に備えた、密閉可能な処理槽と、 前記処理槽の前記内部に、前記半導体基板に対し処理を
    施すための処理物質を送入する第1の送入手段と、 前記処理槽の前記内部に、前記処理槽の前記内部を洗浄
    するための洗浄溶媒を送入する第2の送入手段と、 前記処理物質及び前記洗浄溶媒を排出する排出手段と、 前記洗浄溶媒で前記内部の洗浄を行う際に、前記排出手
    段と前記処理槽とを隔絶する隔絶手段とを備える半導体
    製造装置を用い、(a)前記半導体基板を、前記処理槽
    の前記内部の前記基板保持部に保持させる第1の工程
    と、(b)前記第1の送入手段により、前記処理物質を
    前記処理槽の前記内部に送入する第2の工程と、(c)
    前記排出手段により、前記処理物質を排出する第3の工
    程と、(d)前記隔絶手段により、前記排出手段と前記
    処理槽とを隔絶する第4の工程と、(e)前記第2の送
    入手段により、前記洗浄溶媒を前記処理槽の前記内部に
    送入する第5の工程とを備える半導体基板の処理方法。
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