JP2000106134A - 蛍光ランプおよび電球形蛍光ランプ - Google Patents

蛍光ランプおよび電球形蛍光ランプ

Info

Publication number
JP2000106134A
JP2000106134A JP10277341A JP27734198A JP2000106134A JP 2000106134 A JP2000106134 A JP 2000106134A JP 10277341 A JP10277341 A JP 10277341A JP 27734198 A JP27734198 A JP 27734198A JP 2000106134 A JP2000106134 A JP 2000106134A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fluorescent lamp
bulb
tubular
sealed
tubular bulb
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10277341A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiyuki Ikeda
敏幸 池田
Yuichi Sakakibara
裕一 榊原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Lighting and Technology Corp
Original Assignee
Toshiba Lighting and Technology Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Lighting and Technology Corp filed Critical Toshiba Lighting and Technology Corp
Priority to JP10277341A priority Critical patent/JP2000106134A/ja
Publication of JP2000106134A publication Critical patent/JP2000106134A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Discharge Lamp (AREA)
  • Vessels And Coating Films For Discharge Lamps (AREA)
  • Non-Portable Lighting Devices Or Systems Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】蛍光ランプが細径化されても排気やアマルガム
の収容に影響を及ぼすことなく管状バルブをピンチシー
ルで容易に封止することができる蛍光ランプおよび電球
形蛍光ランプを提供する。 【解決手段】本発明の蛍光ランプ8は、内部に放電媒体
が封入され内面に蛍光体層6が形成された鉛ガラスから
なる管状バルブ1と;この管状バルブ1に封装された電
極3と;前記管状バルブ1の少なくとも一端に配設さ
れ、この一端をピンチシールすることによって管状バル
ブに封着されたソーダライムガラスからなる細管2と;
を具備していることを特徴とする。本発明の蛍光ランプ
8によれば、軟化温度の低い鉛ガラスを管状バルブ1に
使用とともに軟化温度の高いソーダライムガラスを細管
2に使用したので、排気能力が低下しないように細管2
の肉厚を小さくして内径を大きくしてもピンチシール封
止の作業性が低下するのを抑制することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、蛍光ランプおよび
電球形蛍光ランプに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、蛍光ランプに用いられる管状バル
ブの封止方法としては、電極および細管などを保持する
ガラス管を加工したいわゆるステムという部品を管状バ
ルブの端部に封着させる方法が一般的であった。また、
近年コンパクト形蛍光ランプや電球型蛍光ランプの開発
が進み、管状バルブの管径は小さくなる方向にあり、こ
のためにステムも小形化が進んできた。
【0003】しかし、ステムの小形化はより精度の高い
加工技術が必要である。また、製造コスト的にも部品点
数を少なくしてコストを抑えることが望まれていること
から、管状バルブの封着にはステムを使用せずに、例え
ば特開平2−132749号公報に記載されているよう
に直接管状バルブと電極リード線および細管を封着する
ピンチシール方式を採用した蛍光ランプが増加しつつあ
る。
【0004】このピンチシール方式による封着を比較的
容易に行うために、管状バルブおよび細管には、一般的
に軟化温度が低くガラス加工のしやすい鉛ガラスが使用
されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】管状バルブの管径は、
一層小さくなる傾向にあり、この管状バルブの細径化に
応じて細管もより細径化する必要がある。しかしなが
ら、細管の管径は蛍光ランプの排気工程におけるコンダ
クタンスに大きく影響を与え、過度の細径化は排気能力
が低下してしまうという問題がある。また、細管内にア
マルガムが収容する場合もあり、細管の内径を小さくす
るとアマルガムの寸法も制限されてしまう。
【0006】本願発明は上記課題に鑑みなされたもので
あり、管状バルブが細径化されても排気やアマルガムの
収容に影響を及ぼすことなく蛍光ランプの管状バルブを
ピンチシールで容易に封止することができる蛍光ランプ
および電球形蛍光ランプを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を達成するための手段】請求項1の蛍光ランプ
は、内部に放電媒体が封入され内面に蛍光体層が形成さ
れた鉛ガラスからなる管状バルブと;この管状バルブに
封装された電極と;前記管状バルブの少なくとも一端に
配設され、この一端をピンチシールすることによって管
状バルブに封着されたソーダライムガラスからなる細管
と;を具備していることを特徴とする。
【0008】本請求項および以下の請求項において、用
語の定義は以下の説明のとおりである。
【0009】管状バルブは、鉛ガラスによって成形され
ており、バルブの少なくとも一端に電極が封着されてい
るものである。バルブ内面には直接または間接的に蛍光
体層が被着されており、内部にアルゴン、ネオン、クリ
プトンなどの不活性ガスおよび水銀等の放電媒体が封入
されている。蛍光体としては、3波長発光形の希土類蛍
光体やハロ燐酸カルシウム蛍光体等を用いることができ
る。電極はフィラメントからなる熱陰極、電子放射物質
が坦持されたセラミック電極、ニッケルなどから形成さ
れた冷陰極などが挙げられる。なお、管状バルブは、水
銀を封入しない希ガス放電を利用したものや電極を外部
に有するものであってもよい。
【0010】細管はソーダライムから成形されており、
管状バルブの電極が封装される端部または電極が封装さ
れない端部に封着される。
【0011】ピンチシールによる封止とは、ステムを使
用せずに管状バルブの端部を加熱溶融して圧潰すること
で直接に電極リード線や細管を封止する方法である。
【0012】ここで、ソーダライムガラスとは軟質ガラ
スの中でも鉛(Pb)成分を含まない、ナトリウム(N
a)などのアルカリ金属とカルシウム(Ca)などのア
ルカリ土類金属とを比較的多く含んだものを意味し、熱
膨張係数および軟化点の高いものが好適である。例えば
熱膨張係数αが約97×10-7/℃、軟化点Tsが約6
92のソーダライムガラスが適用される。
【0013】また、鉛ガラスとは軟質ガラスの中でも鉛
(Pb)を比較的多く含んだものを意味し、熱膨張係数
および軟化点の低いものが好適である。特に、鉛(P
b)成分が酸化物(PbO)換算で20〜30重量%含
まれるものが好ましい。例えば熱膨張係数αが約92×
10-7/℃、軟化点Tsが約615の鉛ガラスが適用さ
れる。
【0014】請求項1記載の蛍光ランプによれば、軟化
温度の低い鉛ガラスを管状バルブに使用とともに軟化温
度の高いソーダライムガラスを細管に使用したので、排
気能力が低下しないように細管の肉厚を小さくして内径
を大きくしてもピンチシール封止の作業性が低下するの
を抑制することができる。
【0015】請求項2は、請求項1記載の蛍光ランプに
おいて、管状バルブの肉厚が、細管の肉厚の1.2〜
2.0倍の範囲内であることを特徴とする。
【0016】請求項2記載の蛍光ランプによれば、管状
バルブの肉厚に対する細管の肉厚の関係を規定すること
で最適なピンチシールによる封止を行うことができる。
【0017】請求項3は、請求項1または2記載の蛍光
ランプにおいて、管状バルブはU字状に屈曲形成された
ものであり、この管状バルブを複数本放電路が連通する
ようにつなぎ形成された発光管を構成していることを特
徴とする請求項1または2記載の蛍光ランプ。
【0018】発光管は、このU字状に屈曲された複数本
の管状バルブが1本の放電路が連通するようにつなぎ形
成したものである。しがってダブルU、トリプルU等の
いろいろな形状を備えた発光管であることを許容する。
【0019】ダブルU形の発光管の場合、U字状バルブ
の一端に電極を封装し、他端側をつなぎ形成することで
2本の管状バルブの各一端に封装された電極間で放電を
生起されることとなる。
【0020】トリプルU形の発光管の場合、2本のU字
状バルブの一端に電極を封装し、他端側を電極が封装さ
れない中間バルブの端部とつなぎ形成することで3本の
管状バルブのうちの両側のU字状バルブの各一端に封装
された電極間で放電を生起されることとなる。
【0021】ダブルU、トリプルUのいずれの場合であ
っても細管がピンチシール封着される箇所は電極が封装
される端部またはつなぎ形成される端部のいずれでも構
わない。
【0022】なお、U字状に屈曲された管状バルブの両
端に電極を封装したいわゆるU字形蛍光ランプに本発明
を適用することもできる。
【0023】請求項3記載の蛍光ランプによれば、複数
本のU字状管状バルブからなる発光管を形成しているの
で、種々の形状、例えばコンパクトな形状の蛍光ランプ
を提供することができる。
【0024】請求項4は、請求項1ないし3いずれか一
記載の蛍光ランプにおいて、細管内にアマルガムが保持
されていることを特徴とする。
【0025】アマルガムは、高温でも効率的な点灯を行
うために封入される純水銀よりも蒸気圧が高い特性を有
するものの他、水銀をバルブ内に封入するためのものど
ちらでも構わない。前者の例としては、ビスマス(I
n)−インジウム(In)−水銀(Hg)、ビスマス
(In)−インジウム(In)−鉛(Pb)−水銀(H
g)などが挙げられるがこれに限らない。後者として
は、亜鉛(Zn)−水銀(Hg)などが挙げられるがこ
れに限らない。また、アマルガムではないが、水銀をセ
ラミックスなどの物質に坦持させたペレット状のものを
細管内に保持させても構わない。
【0026】請求項4記載の蛍光ランプによれば、アマ
ルガムを保持させるために細管の内径を大きくすること
が可能となる。
【0027】請求項5の電球形蛍光ランプは、請求項1
ないし4いずれか一記載の蛍光ランプと;この蛍光ラン
プを保持するとともに内部に蛍光ランプ点灯装置を収納
し、この点灯装置の給電用口金が配設されたカバーと;
を具備していることを特徴とする。
【0028】点灯回路はインバータタイプが好ましい
が、本発明の性質上これに限定されない。点灯回路は、
カバーに対して直接的または間接的に取付けられて収納
されている。
【0029】給電用口金は、E形と称されるねじ込みタ
イプが通常使用されるが、これに限定されない。また、
口金は、カバーに直接装着される必要はなく、間接的に
ケースに装着されるものやカバーの一部が口金を構成す
るものであってもよい。
【0030】カバーは、蛍光ランプを直接的または間接
的に支持するものである。間接的に支持する手段として
は、カバーの口金が取付けられた方向と逆の部位に発光
管の両端部が挿入可能な形状を有するホルダを取付ける
のが好ましい。
【0031】カバーには、蛍光ランプを覆うグローブが
取付けられていてもよい。このグローブは光透過性を有
していれば、光拡散性、透明性のいずれであってもよ
く、模様または着色が施してあるものでもよい。グロー
ブの材質はガラス、プラスチックのいずれでもよい。グ
ローブの形状は任意であるが、一般に普及している球類
似のいわゆるG形と称される形状、先端球形で円筒状の
いわゆるT形と称される形状等を採用することができ
る。
【0032】請求項5の発明によれば、請求項1ないし
4いずれか一記載の蛍光ランプの作用を有する電球形蛍
光ランプを提供できる。
【0033】
【発明の実施の形態】以下、本発明の蛍光ランプおよび
電球形蛍光ランプの一実施の形態を図面を参照して説明
する。
【0034】図1は、第1の実施形態の蛍光ランプの製
造工程を示す概略図であり、(a)はピンチシール封止
前の正面断面図、(b)は同側断面図、(c)はピンチ
シールした後の側断面図である。
【0035】1は管外径が10mm、肉厚Dが0.8m
mの管状バルブであり、鉛成分を酸化鉛(PbO)とし
て28重量%含有する鉛ガラスからなる直線状バルブを
U字状に屈曲して形成されている。
【0036】2は管外径が3.8mm、肉厚dが0.6
mmの細管であり、鉛成分を含まないソーダライムガラ
スから形成されている。細管2は管状バルブ1の一端側
に配設されている。
【0037】3はタングステンフィラメントにエミッタ
が塗布されて構成された電極であり、一対のリード線4
の先端をクランプすることによって支持されている。こ
の一対のリード線4の中間部には、リード線間隔を一定
距離に保つためのガラスビード5が溶着されている。こ
の電極3は管状バルブ1の他端側に配設されている。
【0038】6は蛍光体層であり、管状バルブ1の内面
に塗布形成されるが、ピンチシール予定部分は封止を良
好にするために剥がされる。
【0039】次に、蛍光ランプ8の製造工程について説
明する。
【0040】まず、管状バルブ1に蛍光体層6が被着
し、ピンチシール予定部分の蛍光体層を剥がす。
【0041】そして、(a),(b)に示すように管状
バルブ1の一端に細管2を、他端に電極3を配置する。
この状態で両端をバーナーBを使用して加熱溶融し、U
字状に屈曲された方向がなす面と直交する方向の両側か
らバルブ1の両端を同時にピンチ(図示しない)によっ
て圧潰し、(c)に示すように封止する。このとき、バ
ルブ1の加熱温度は細管のソーダライムガラスの軟化点
以下であるのが好ましい。
【0042】このように封止したU字状の管状バルブ1
を2本と、電極を配設しない以外は同様にして封止した
U字状の管状バルブを1本の計3本を用意する。そし
て、電極を配設しないU字状の管状バルブが中央に、残
りの2本が両側に位置し、かつ3本の屈曲部が正三角形
を形成するように組合わせ、両側の管状バルブ1の一端
と中央の管状バルブの端部とを細管3を利用して吹き破
りによってつなぎ両電極3,3間に放電路を形成可能に
する。
【0043】3本の細管2のうち、電極3が配設された
バルブ1の配設された細管の2本のうち一方にビスマス
(Bi)−インジウム(In)−水銀(Hg)からなる
アマルガムを封入した後焼き切り、他方はそのまま焼き
切る。そして、中央のバルブ1の細管2から内部を排気
した後、アルゴン(Ar)ガスを所定圧力封入後、封止
して蛍光ランプ(発光管)8を構成する。
【0044】図2は、図1で説明した蛍光ランプ8を示
し、(a)は正面図、(b)は底面図である。
【0045】図3は、本発明の第2の実施形態である電
球形蛍光ランプの概略正面図であり、説明のために内部
構造を透視して示している。
【0046】10は電球形蛍光ランプであり、第1の実
施形態で説明した蛍光ランプ(発光管)8を内部に収容
している。電球形蛍光ランプ10は、口金12を有する
カバー14と、このカバー14に収納された点灯回路1
6と、透光性を有するグローブ17とを備え、蛍光ラン
プ8はグローブ17に収納されている。そして、グロー
ブ17とカバー14とから構成される外囲器は、定格電
力60Wの白熱電球の規格寸法に近似する外形に形成さ
れている。すなわち、口金12を含むランプ長Hは12
0mm〜125mm程度、直径すなわちグローブ17の
外形D1は60mm程度、カバー14の最大径D2は4
0mm程度に形成されている。なお、以下、口金12側
を上側、グローブ17側を下側として説明する。
【0047】そして、カバー14は、ポリブチレンテレ
フタレート(PBT)などの耐熱性合成樹脂などにて形
成されたカバー本体21を備えている。そして、このカ
バー本体21は、下方に拡開する略円筒状をなし、上端
部に、エジソンタイプのE26型などの口金12が被せ
られ、接着剤またはかしめなどにより固定されている。
【0048】また、グローブ17は、透明あるいは光拡
散性を有する乳白色などで、ガラスあるいは合成樹脂に
より、白熱電球のガラス球とほぼ同一形状の滑らかな曲
面状に形成されている。
【0049】そして、カバー14に収納される点灯回路
16は、水平状、すなわち蛍光ランプ18の長手方向と
垂直に配置される回路基板(PC板)24を備え、この
回路基板24の両面すなわち口金12側である上面およ
び蛍光ランプ8側である下面に、複数の電気部品が実装
されて、高周波点灯を行うインバータ回路(高周波点灯
回路)が構成されている。この回路基板24は、略円板
状で、直径寸法は、40mmの略円より小さく形成され
ている。そして、この回路基板24から導出された図示
しない給電用リード線が、カバー14の口金12に接続
されている。
【0050】蛍光ランプ8は、蛍光ランプ固定部材であ
りまた点灯回路固定部材であるホルダとしての仕切板
(図示しない)に取り付けられ、この仕切板がカバー1
4に固定されている。すなわち、仕切板には取付孔が形
成されており、蛍光ランプ8の各端部を挿入したうえ接
着剤にて接着などして固定されている。
【0051】蛍光ランプの電極3は、フィラメントコイ
ルが一対のリード線4に支持されているが、このリード
線4はフィラメントコイルを支持するインナーウエル
ズ、管状バルブ1の端部にピンチシール封止されるジュ
メット線、このジュメット線を介して外部に導出される
アウターウエルズから構成されている。このリード線4
のアウターウエルズが、回路基板24の電気接続端子ピ
ン(図示しない)に電気的に接続されている。なお、一
方のインナーウエルズには、必要に応じて補助アマルガ
ムが設けられている。
【0052】そして、このように構成された電球形蛍光
ランプ10は、入力電力定格14Wで、発光管18に
は、12.5Wの電力の高周波で加わり、ランプ電流は
280mA、ランプ電圧は65Vとなり、3波長発光形
蛍光体の使用により全光束810lmとなっている。
【0053】本実施形態の電球形蛍光ランプは、口金1
2の近傍部分、例えば、口金12近傍から30mmの部
分を小径化していわゆる一般PS形電球サイズに近付
け、また、ランプ長の短縮を図り、白熱電球相当のラン
プ形状を実現できる。そこで、この電球形蛍光ランプ1
0は、白熱電球用の照明器具に広く装着することが可能
になり、汎用性を向上できるとともに、装着時の違和感
もなくなり、外観を向上できる。
【0054】なお、本実施形態では、U字状の管状バル
ブ1を3本接続して蛍光ランプ8を構成したが、蛍光ラ
ンプ8の形状はこれに限られず、例えば、U字状あるい
はH字状の管体を2本、3本、あるいは4本など並列さ
せて、すなわち、長手方向に沿って4軸、6軸、あるい
は8軸の放電路を形成し、ランプ長の短縮を図ることも
できる。
【0055】また、点灯回路16は、1枚の回路基板2
4を水平に配置したが、複数枚の回路基板を設けること
もできる。
【0056】そして、上記各構成の電球形蛍光ランプ1
0を白熱電球用などのソケットを備えた器具本体に装着
することにより、照明器具が構成される。そして、この
構成では、上記の電球形蛍光ランプ10の各効果を備え
た照明器具を構成できる。
【0057】図4は、本発明の第3の実施形態であるコ
ンパクト形蛍光ランプを示す斜視図である。
【0058】なお、上記実施形態と同一構成については
同一符号を付し、重複する部分についてはその詳細な説
明を省略する。
【0059】管状バルブ1は、管外径が17.5mm、
肉厚Dが1.1mmであり、鉛成分を酸化鉛PbOとし
て22重量%含有する鉛ガラスからなる直線状バルブを
U字状に屈曲して形成されている。
【0060】細管2は、管外径が4.3mm、肉厚dが
0.7mmであり、鉛成分を含まないソーダライムガラ
スから形成されている。
【0061】第1の実施形態と同様にして細管2をピン
チシール封止した2本のU字状管状バルブ1,1を吹き
破りによりつなぎ、細管の内の1本にはビスマス(B
i)−錫(Sn)−水銀(Hg)からなるアマルガムを
封入、残りの1本は排気のための細管とした。これに口
金12を装着して、FDLタイプのコンパクト形蛍光ラ
ンプを製作した。
【0062】
【発明の効果】請求項1の蛍光ランプによれば、軟化温
度の低い鉛ガラスを管状バルブに使用とともに軟化温度
の高いソーダライムガラスを細管に使用したので、排気
能力が低下しないように細管の肉厚を小さくして内径を
大きくしてもピンチシール封止の作業性が低下するのを
抑制することができる。
【0063】請求項2の蛍光ランプによれば、管状バル
ブの肉厚に対する細管の肉厚の関係を規定することで最
適なピンチシールによる封止を行うことができる。
【0064】請求項3の蛍光ランプによれば、複数本の
U字状管状バルブからなる発光管を形成しているので、
種々の形状、例えばコンパクトな形状の蛍光ランプを提
供することができる。
【0065】請求項4の蛍光ランプによれば、アマルガ
ムを保持させるために細管の内径を大きくすることが可
能となる。
【0066】請求項5の発明によれば、請求項1ないし
4いずれか一記載の蛍光ランプの効果を有する電球形蛍
光ランプを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態の蛍光ランプの製造工
程を示す概略図であり、(a)はピンチシール封止前の
正面断面図、(b)は同側断面図、(c)はピンチシー
ルした後の側断面図。
【図2】図1の蛍光ランプを示す(a)正面図、(b)
底面図。
【図3】本発明の第2の実施形態である電球形蛍光ラン
プの概略正面図。
【図4】本発明の第3の実施形態であるコンパクト形蛍
光ランプを示す斜視図。
【符号の説明】
1…管状バルブ、2…細管、3…電極、6…蛍光体層、
8…蛍光ランプ、10…電球形蛍光ランプ、12…口
金、16…点灯装置。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に放電媒体が封入され内面に蛍光体
    層が形成された鉛ガラスからなる管状バルブと;この管
    状バルブに封装された電極と;前記管状バルブの少なく
    とも一端に配設され、この一端をピンチシールすること
    によって管状バルブに封着されたソーダライムガラスか
    らなる細管と;を具備していることを特徴とする蛍光ラ
    ンプ。
  2. 【請求項2】 管状バルブの肉厚が、細管の肉厚の1.
    2〜2.0倍の範囲内であることを特徴とする請求項1
    記載の蛍光ランプ
  3. 【請求項3】 管状バルブはU字状に屈曲形成されたも
    のであり、この管状バルブを複数本放電路が連通するよ
    うにつなぎ形成された発光管を構成していることを特徴
    とする請求項1または2記載の蛍光ランプ。
  4. 【請求項4】 細管内にアマルガムが保持されているこ
    とを特徴とする請求項1ないし3いずれか一記載の蛍光
    ランプ。
  5. 【請求項5】請求項1ないし4いずれか一記載の蛍光ラ
    ンプと;この蛍光ランプを保持するとともに内部に蛍光
    ランプ点灯装置を収納し、この点灯装置の給電用口金が
    配設されたカバーと;を具備していることを特徴とする
    電球形蛍光ランプ。
JP10277341A 1998-09-30 1998-09-30 蛍光ランプおよび電球形蛍光ランプ Pending JP2000106134A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10277341A JP2000106134A (ja) 1998-09-30 1998-09-30 蛍光ランプおよび電球形蛍光ランプ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10277341A JP2000106134A (ja) 1998-09-30 1998-09-30 蛍光ランプおよび電球形蛍光ランプ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000106134A true JP2000106134A (ja) 2000-04-11

Family

ID=17582184

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10277341A Pending JP2000106134A (ja) 1998-09-30 1998-09-30 蛍光ランプおよび電球形蛍光ランプ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000106134A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012160441A (ja) * 2011-01-31 2012-08-23 Liquidleds Lighting Corp 多管led電球

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012160441A (ja) * 2011-01-31 2012-08-23 Liquidleds Lighting Corp 多管led電球

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3599094B2 (ja) 放電ランプおよび電球形蛍光ランプ
JP4099702B2 (ja) 電球形蛍光ランプおよび照明装置
JP2000106134A (ja) 蛍光ランプおよび電球形蛍光ランプ
US7635949B2 (en) Compact high-pressure discharge lamp and method of manufacturing
JP2003059452A (ja) 電球形蛍光ランプおよび照明器具
JP4304605B2 (ja) 電球形蛍光ランプおよび照明装置
JPH113682A (ja) 環形蛍光ランプおよび照明器具
JP4196668B2 (ja) 電球形蛍光ランプ及び照明器具
JP3861602B2 (ja) 電球形蛍光ランプおよび照明器具
JP4139997B2 (ja) 電球形蛍光ランプおよび照明器具
JP2003059307A (ja) 電球形蛍光ランプおよび照明器具
JP4221654B2 (ja) 電球形蛍光ランプおよび照明装置
JP2003203607A (ja) 蛍光ランプおよび電球形蛍光ランプ
JP4310676B2 (ja) 蛍光ランプおよび照明器具
JP2002110095A (ja) 電球形蛍光ランプ
JP4822078B2 (ja) 電球形蛍光ランプおよび照明器具
JPH0446366Y2 (ja)
JPH0515025B2 (ja)
JP2004303662A (ja) 電球形蛍光ランプ
JPH0138342B2 (ja)
JP2009158438A (ja) 電球形蛍光ランプ
JP2002008402A (ja) 電球形蛍光ランプ
JP2001076673A (ja) 蛍光ランプ
JP2004303661A (ja) 蛍光ランプ、電球形蛍光ランプおよび照明器具
JPH04212256A (ja) 放電灯