JP2000105702A - 印刷システム、情報処理装置、印刷装置、制御方法、及び、記憶媒体 - Google Patents

印刷システム、情報処理装置、印刷装置、制御方法、及び、記憶媒体

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JP2000105702A
JP2000105702A JP10275230A JP27523098A JP2000105702A JP 2000105702 A JP2000105702 A JP 2000105702A JP 10275230 A JP10275230 A JP 10275230A JP 27523098 A JP27523098 A JP 27523098A JP 2000105702 A JP2000105702 A JP 2000105702A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 例えば、プリンタ、スキャナー、コピー、フ
ァクス、等の機能をプリンタ上で実現しようとするだけ
でも、かなり巨大なプログラムとなり、内部のモジュー
ルも互いに関連しあって動作も複雑となり、その分、障
害も発生しやすくなる。しかも、巨大なプログラムをR
OMに焼き込むために、障害発生時にも、修正プログラ
ムROMの再セットが容易でない。よって、本発明の目
的は、プリンタのプログラムの修正を容易に行なうこと
にある。 【解決手段】 情報処理装置と印刷装置とからなる印刷
システムであって、前記情報処理装置は、複数のプログ
ラムを記憶する記憶手段と、指定されたプログラムを印
刷装置にダウンロードする手段とを有し、前記印刷装置
は、情報処理装置よりダウンロードされるプログラムを
受信し、起動させるためのブートプログラムを記憶する
第1記憶手段と、受信したプログラムを記憶する第2記
憶手段とを有することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、印刷装置にプログ
ラムをダウンロードする印刷システム、情報処理装置、
印刷装置、制御方法、及び、記憶媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ページプリンタ等では、プリンタ
として動作させるためのプログラムは、コントローラ部
に内蔵されているリードオンリーメモリ(以下、ROM
と呼ぶ)に記録されていた。そして、プリンタの電源立
ち上げと同時に動作を開始していた。
【0003】また、単一のプリンタの解析可能なプリン
タコマンドとしては、1種類のこともあれば、3、4種
類は解析可能な場合もある。プリンタコマンドは具体的
には、例えば、LIPS、ESC/P、PS、PCL、
WPS等がある。最近では、インターネットのホームペ
ージで用いられているHTMLのコードを直接解析し
て、用紙に印刷出力するプリンタもあり、この場合は、
HTMLのコードそのものが、プリンタコマンドに相当
することになる。
【0004】ところで、プリンタ側で、多種類のプリン
タコマンドを解析可能とするには、ホストコンピュータ
から送られてくるプリントデータの先頭に、プリンタコ
マンドの種類を記載した切替えコマンドをセットする方
法か、あるいは、切替えコマンドがない場合は、プリン
タ内でプリンタコマンドを分析して、プリンタ側がプリ
ンタコマンドの種類を判断してから、プリンタコマンド
データの印刷のための解析処理を開始する方法がある。
【0005】いずれにしても、上記プログラムは、RO
M内にセットされている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記従来例で、多種類
のプリンタコマンドを解析可能とすれば、プログラムは
巨大になる。しかも、すべてはROMにセットされてい
るので、プログラムの動作に障害が発見されたとして
も、プログラムの修正は容易ではなかった。
【0007】つまり、メーカー側の開発環境でプログラ
ムを修正して、それをROMに焼き、修正済みのROM
をユーザー先のプリンタに持ってゆき、プリンタを分解
して、コントローラボード上のROMをソケットからは
ずして、ROMを交換し、プリンタを元に戻す、と行っ
た手順が必要であった。
【0008】また、プリンタによっては、コスト削減の
ために、コントローラボード上にソケットがなく、RO
Mがボードに直接ハンダで固定されていることもあり、
その場合、コントローラボードそのものを作り直さない
限り、プリンタの障害は修正できなかった。コントロー
ラボードを作り直すには、工場において、少なくとも
2、3ヶ月の製作工程を必要とする。
【0009】つまり、従来のプリンタでは、パーソナル
コンピュータ(以下、パソコンと呼ぶ)のように、修正
プログラムを、フロッピーディスクやインターネットで
簡単にやり取りし、ほとんど即時に障害が直せる、とい
ったことはできない。
【0010】一方、当然のことながら、プリンタは、R
OMに内蔵されているプログラム以外の動作は、行なう
ことはできない。プリンタは、通常、ホストコンピュー
タから受け取ったプリンタコマンドを解析して、用紙に
印刷出力する以外のことはできない。
【0011】パソコンのように、非常に多数の種類のア
プリケーションプログラムをインストールして、日常的
に複数のアプリケーションを動作させて、業務を進め
る、と行ったことも、従来のプリンタではできない。
【0012】例えば、プリンタ、スキャナー、コピー、
ファクス、等、何役もの作業をこなせるプリンタを、マ
ルチファンクションプリンタ(省略してMFPと呼
ぶ)、あるいは、単に、複合機、と呼ぶが、上記4つの
機能をプリンタ上で実現しようとするだけでも、かなり
巨大なプログラムとなり、内部のモジュールも互いに関
連しあって動作も複雑となり、その分、障害も発生しや
すくなる。開発時の工数も、莫大なものとなり、開発作
業はかなり困難である。
【0013】しかも、巨大なプログラムをROMに焼き
込むために、前述のように、障害発生時にも、修正プロ
グラムROMの再セットが容易でない。
【0014】よって、本発明の目的は、プリンタのプロ
グラムの修正を容易に行なうこと、多数の多種類のプロ
グラムをプリンタ上で動作させる仕組みを作ることにあ
る。
【0015】なお、上記プログラムは、必ずしも、「用
紙へ印字処理する」と言うプリンタ本来の機能に限定さ
れたものではない。つまり、パソコンで動作する多数の
アプリケーションプログラムと同様の機能も含むもので
ある。
【0016】また、本発明の目的は、プリンタ上で動作
するプログラムの選択と、プリンタへのプログラムのセ
ットをユーザーに直接行わせることなく、プログラムの
ダウンロードを自動化することにもある。
【0017】つまり、ユーザーの明確な指示無しに、プ
リンタ上へのプログラムのセットと、動作するプログラ
ムの切替えを行なえるようにすることにある。
【0018】また、本発明の目的は、ホストコンピュー
タからプリンタにプリントデータを送信した際に、プリ
ンタは、プリントデータに基づいて用紙に文字を印字す
る代わりに、プリントデータ内の文字コードに基づいて
音声で出力することにある。
【0019】また、本発明の目的は、プリンタ内蔵のデ
ータ伸長回路を利用して、ホストコンピュータ上の圧縮
された画像データを、高速でデータ伸長し、伸長した生
の画像データを、即、ホストコンピュータに戻すことに
より、ホストコンピュータ上で、高速の動画の再生等を
行なうことにある。
【0020】また、本発明の目的は、プリンタ内蔵のデ
ータ圧縮回路を利用して、ホストコンピュータ上の生の
画像データを、高速でデータ圧縮し、圧縮した画像デー
タを即、ホストコンピュータに戻すことにより、ホスト
コンピュータ上で、動画を再生中に、同時平行して画像
データの圧縮作業を行なうことを可能とすることにあ
る。
【0021】また、本発明の目的は、プリンタに接続し
たスキャナーパーツを用いて読み込んだ画像データを、
ホストコンピュータに取り込むことにより、プリンタを
スキャナーとして使用することにある。
【0022】また、本発明の目的は、プリンタに接続し
たスキャナーパーツを用いて読み込んだ画像データを、
用紙に印刷して排出することにより、プリンタをコピー
マシンとして使用することにある。
【0023】また、本発明の目的は、プリンタに接続し
たファクス受信パーツを用いて読み込んだ画像データ
を、用紙に印刷して排出することにより、プリンタをフ
ァクス受信マシンとして使用することにある。
【0024】また、本発明の目的は、プリンタに接続し
たスキャナーパーツを用いて読み込んだ画像データを、
プリンタに接続したファクス送信パーツを用いて、電話
線上の相手先にファクス送信することにより、プリンタ
をファクス送信マシンとして使用することにある。
【0025】また、本発明の目的は、プリンタ機能、ス
キャナー機能、コピー機能、ファクス機能等を併せ持っ
た、いわゆる、マルチファンクションプリンタ、あるい
は、複合機を実現することにある。
【0026】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の印刷システムは、情報処理装置と印刷装置と
からなる印刷システムであって、前記情報処理装置は、
複数のプログラムを記憶する記憶手段と、指定されたプ
ログラムを印刷装置にダウンロードする手段とを有し、
前記印刷装置は、情報処理装置よりダウンロードされる
プログラムを受信し、起動させるためのブートプログラ
ムを記憶する第1記憶手段と、受信したプログラムを記
憶する第2記憶手段とを有することを特徴とする。
【0027】また、本発明の情報処理装置は、印刷装置
に接続される情報処理装置であって、印刷装置にプログ
ラムのダウンロードが行われているか否かを判定する判
定手段と、前記判定手段によりダウンロードがされてい
ないと判定された場合、印刷装置にプログラムのダウン
ロードを行うダウンロード手段とを有することを特徴と
する。
【0028】また、本発明の印刷装置は、情報処理装置
に接続される印刷装置であって、情報処理装置からプロ
グラムがダウンロードされるか否かを判別する判別手段
と、前記判別手段によりダウンロードされると判別され
た場合、動作中のプログラムの動作を中止させ、初期化
し、ダウンロードされるプログラムを記憶させる手段を
有することを特徴とする。
【0029】また、本発明の情報処理装置は、印刷装置
のプログラムを認識する認識手段と、前記認識手段によ
り認識されたプログラムが動作中のプリンタドライバに
対応しているか否かを判別する判別手段と、前記判別手
段により対応していないと判別された場合、動作中のプ
リンタドライバに対応したプログラムをダウンロードす
る手段とを有することを特徴とする。
【0030】また、本発明の印刷装置は、プリントデー
タを受信する受信手段と、前記受信手段により受信した
プリントデータを音声データに変換する変換手段と、前
記変換手段により変換された音声データに基づき音声を
出力する手段とを有することを特徴とする。
【0031】また、本発明の印刷装置は、情報処理装置
より伸長プログラムを受信する手段と、情報処理装置よ
りデータを受信する手段と、情報処理装置より受信した
データを情報処理装置より受信した伸長プログラムによ
り伸長されたデータに変換する手段と、前記変換手段に
より変換された伸長されたデータを情報処理装置に送信
する送信手段とを有することを特徴とする。
【0032】また、本発明の印刷装置は、前記受信手段
は、印刷プログラムを受信可能であり、前記変換手段
は、伸長プログラムがダウンロードされている場合、受
信したデータを伸長プログラムにより伸長されたデータ
に変換し、印刷プログラムがダウンロードされている場
合、受信したデータを印刷プログラムによりイメージデ
ータに変換することを特徴とする。
【0033】また、本発明の印刷装置は、情報処理装置
より圧縮プログラムを受信する手段と、情報処理装置よ
りデータを受信する手段と、情報処理装置より受信した
データを圧縮プログラムにより圧縮データに変換する手
段と、前記変換手段により変換された圧縮データを情報
処理装置に送信する送信手段とを有することを特徴とす
る。
【0034】また、本発明の印刷装置は、情報処理装置
よりスキャナプログラムを受信する手段と、前記受信し
たスキャナプログラムにより、接続されているスキャナ
手段よりデータを入力し、入力したデータを情報処理装
置に送信する手段とを有することを特徴とする。
【0035】また、本発明の印刷装置は、情報処理装置
よりコピープログラムを受信する手段と、前記受信した
コピープログラムにより、接続されているスキャナ手段
よりデータを入力し、入力したデータを印刷手段に印刷
させる手段とを有することを特徴とする。
【0036】また、本発明の印刷装置は、情報処理装置
よりファックスプログラムを受信する手段と、前記受信
したファックスプログラムにより、公衆回線よりデータ
を入力し、入力したデータを印刷手段に印刷させる手段
とを有することを特徴とする。
【0037】また、本発明の印刷装置は、情報処理装置
よりファックスプログラムを受信する手段と、前記受信
したファックスプログラムにより、接続されているスキ
ャナ手段よりデータを入力し、入力したデータを公衆回
線に出力する手段とを有することを特徴とする。
【0038】また、本発明の印刷装置は、情報処理装置
よりスキャナプログラム、コピープログラム、または、
ファックスプログラムを受信する手段と、スキャナプロ
グラムを受信した場合、接続されているスキャナ手段よ
りデータを入力し、入力したデータを情報処理装置に送
信する手段と、コピープログラムを受信した場合、接続
されているスキャナ手段よりデータを入力し、入力した
データを印刷手段に印刷させる手段と、ファックスプロ
グラムを受信した場合、公衆回線よりデータを入力し、
入力したデータを印刷手段に印刷させるか、または、前
記受信したファックスプログラムにより接続されている
スキャナ手段よりデータを入力し、入力したデータを公
衆回線に出力する手段とを有することを特徴とする。
【0039】
【発明の実施の形態】〔第1の実施の形態〕次に、図を
用いて、第1の実施の形態を説明する。
【0040】(a)図1は、システム全体を説明するた
めのブロック構成図である。1は、ユーザーが、文書を
作成編集し、さらに印刷を指示した場合は、文書データ
をプリンタのコマンドに変換したプリントデータを作成
し、プリンタへ転送する、不図示のキーボード、表示
器、インターフェース、CPU、ROM、RAM、ハー
ドディスクドライブ等で構成されるホストコンピュータ
としてのパソコンである。
【0041】2はプリンタ本体、3はプリンタ内のコン
トローラ部、4はプリンタ内のエンジン部を示してい
る。コントローラ部3は、ホストコンピュータ1から送
られてくるプリントデータを受信し、受信したデータか
らページイメージを生成し、それを元にビデオ信号を生
成して、エンジン部4に送る役目を負っている。エンジ
ン部4は、コントローラ部3から受け取ったビデオ信号
を用紙に転写して印刷し、排紙する役目を持つ。
【0042】ホストコンピュータ1は、パソコンであ
り、ハードウェアとしての構造は公知であるので、詳し
い説明は省略する。ただし、本実施の形態に関連したソ
フトウェア10は、ダウンロードプログラム11、各種
プリンタプログラム12、13、14、15、文書アプ
リケーション20、各種プリンタドライバ21、22、
23、24、等で構成される。
【0043】まず、ダウンロードプログラム11は、ユ
ーザーの指示によって、プリンタプログラム12、1
3、14、15のうちのひとつを、プリンタにダウンロ
ードする。ダウンロードされたプリンタプログラムは、
プリンタのコントローラ部3で、動作を開始する。
【0044】そのあと、ユーザーは、文書アプリケーシ
ョン20上で、文書を作成し編集し、さらに、ユーザー
が、プリンタドライバ21、22、23、24のうち、
すでにプリンタにダウンロードしたプリンタプログラム
の種類に一致するプリンタドライバを選択した上で、ユ
ーザーが、文書アプリケーション20からの印刷を指示
した場合は、プリンタドライバは、文書データをプリン
タのコマンドに変換して(この1回の印刷の単位をジョ
ブと呼ぶ。)、プリンタ2ヘ転送する。
【0045】コントローラ部3は、コントローラ部3全
体を制御する中央処理装置(以下、CPUと呼ぶ)3
1、ランダム・アクセス・メモリ(以下、RAMと呼
ぶ)32、ブートプログラム51の入っているリード・
オンリー・メモリ(以下、ROMと呼ぶ)33、ホスト
コンピュータ1からプリントデータを受信し、受信した
データをRAM32内にある受信バッファ41にセット
する受信部34、プリンタ2内のページイメージデータ
をビデオ信号に変換してエンジン部4へ転送するため
の、ビデオ転送回路35、で構成されている。
【0046】ROM33内のブートプログラム51は、
ホストコンピュータ1からダウンロードされるプリンタ
プログラムをRAM32上のプリンタプログラム領域4
4に受信、セットして、セットが完了したならば、セッ
トしたばかりのプリンタプログラムを起動する。以後
は、起動したプリンタプログラムによって、プリンタ2
のコントローラ部が動作することになる。
【0047】なお、コントローラ部3で、すでに以前ダ
ウンロードしたプリンタプログラムが動作していて、新
たにホストコンピュータから別の種類のプリンタプログ
ラムのダウンロードの要請があった場合は、ブートプロ
グラム51は、まず、動作中のプリンタプログラムの動
作を止めてから、新たなプリンタプログラムのダウンロ
ード処理を開始する。そして、新たなプリンタプログラ
ムのダウンロードが完了したならば、そのプログラムを
起動することになる。これによって、ダウンロードプロ
グラム間の混乱を避けている。ブートプログラム51
は、以上のようなダウンロードと起動の処理しか行なわ
ず、プリンタ2としての全体制御は、ダウンロード後起
動されたプリンタプログラムに、すべてがまかされるこ
とになる。
【0048】プリンタプログラムは、本実施の形態で
は、コントローラ部3上では、同時にはひとつのプログ
ラムしか動作しない仕組みになっているが、RAM32
の容量に余裕があるのであれば、複数のプリンタプログ
ラムをダウンロードして、広いプリンタプログラム領域
44上に複数セットしておき、ブートプログラム51が
必要に応じて、そのうちのひとつのプリンタプログラム
を起動するような、切替え機能を持つことも考えられ
る。その場合は、ホストコンピュータからいちいちプリ
ンタプログラムをダウンロードする必要性が少なくなる
ので、プリンタとしての動作が機敏になる。
【0049】RAM32上には、ホストコンピュータか
らのプリントデータを蓄える受信バッファ41、プリン
トデータを解析した結果としてページイメージを展開す
るためのフレームメモリ42、プリンタプログラムが動
作中に用いるワーク領域43、プリンタプログラムをセ
ットするためのプリンタプログラム領域44、等が存在
する。
【0050】ところで、RAM32上のフレームメモリ
42は、1ページ分の大きさの領域をもつが、ダウンロ
ードされるプリンタプログラムによっては、フレームメ
モリの代わりに、ふたつかそれ以上の数のバンドメモリ
を設ける場合もある。バンドメモリの大きさは、フレー
ムメモリの大きさよりかなり小さい。RAM容量の節約
になる。
【0051】ここで、バンドメモリがふたつ必要な理由
を説明する。例えば、バンドメモリA、バンドメモリB
があると仮定して、バンドメモリAにあるイメージを、
ビデオ転送回路35でエンジン部4へ転送中に、バンド
メモリBへの、ページイメージの展開を行っておくこと
で、バンドメモリAのビデオ転送が完了した直後に、バ
ンドメモリBのイメージを、ビデオ転送回路35でエン
ジン部4に転送開始することができる。バンドメモリB
のビデオ転送中は、バンドメモリAへのイメージデータ
のセットを行なう。
【0052】このように、ふたつのバンドメモリを用い
て、イメージデータの展開とビデオ転送を交互に繰り返
すことで、1ページ分のページイメージのビデオ転送
を、途切れることなく、完了することができる。
【0053】次に、エンジン部4の説明を行なう。エン
ジン部4にも、CPU61やメモリ62があり、メモリ
62にはエンジン部4の制御プログラムの入ったROM
63や、プログラムのワーク領域としてのRAM64が
含まれる。ビデオ受信部65は、コントローラ部3から
のビデオ信号を受信し、現像定着部67で用紙に画像を
転写する。給紙部66は、未使用の白い用紙を用紙カセ
ット等から取り込む役目をし、現像定着部67は、上述
のように用紙に画像を転写して定着し、排紙部68は印
刷済みの用紙を排出する。
【0054】なお、図1の中の太い矢印は、プリントデ
ータやページイメージのデータ、ビデオ信号の流れ、あ
るいは、エンジン部4では、用紙の流れを示している。
また、細い矢印は、各部分間の制御のやりとりを示して
いる。コントローラ部3のCPU31と、エンジン部4
のCPU61も、互いに情報のやり取りを行なう。ビデ
オの転写や、用紙の搬送等の、印刷処理のタイミング制
御にかかわる情報である。図2は、「ダウンロードプリ
ンタ」としての本実施の原理の説明図である。
【0055】まず、ユーザーがプリンタ2を電源オンす
ると、ブートプログラム51が自動的に動作を開始し
て、プリンタプログラムがホストコンピュータ1からダ
ウンロードされるのを待つ形になる。
【0056】次に、ホストコンピュータ1が電源オンさ
れると、ダウンロードプログラム11が自動的に立ち上
がるが、最初に立ち上がった場合は、ユーザーの指示無
しに、ディフォルトのプリンタプログラムであるLIP
Sプリンタプログラム12を、プリンタ2へダウンロー
ドする。もちろん、その後、ユーザーが特定のプリンタ
プログラムのダウンロードを指示すれば、そのプリンタ
プログラムをプリンタ2にダウンロードすることにな
る。
【0057】ブートプログラム51は、まず、コントロ
ーラ部3で、自分自身以外に、動作中のプリンタプログ
ラムがないかチェックし、あったならあらかじめ動作を
終了させてから、ホストコンピュータ1からダウンロー
ドを要請されているプリンタプログラムを、プリンタプ
ログラム領域44にダウンロード、セットする。
【0058】プリンタプログラムのセットが完了したな
らば、ブートプログラム51は、セットが完了したプリ
ンタプログラムを起動する。
【0059】そのあとで、ユーザーが、ホストコンピュ
ータ1上の文書アプリケーション20上で文書の作成・
編集作業の後、文書データの印刷を指示した場合は、ユ
ーザーの指示したプリンタドライバを用いて、文書デー
タをプリンタコマンドに変換して、そのプリントデータ
をプリンタ2へ転送する。
【0060】すると、プリンタ2で動作中のプリンタプ
ログラムは、ホストコンピュータ1からのプリントデー
タを受信バッファ41に受信し、受信データを解析した
結果として、フレームメモリ42上にページイメージを
展開し、フレームメモリ42上のページイメージをビデ
オ信号に変換してエンジン部4に送り、用紙への印刷作
業を完了する。
【0061】なお、ユーザーが用いるプリンタドライバ
は、プリンタ2に前もってダウンロードされているプリ
ンタプログラムの種類と一致するものでなければならな
い。例えば、プリンタ2にLIPSプリンタプログラム
12がダウンロードされて動作中なら、ユーザーは、ド
ライバとしてLIPSドライバ21を選択して印刷を指
示しなければならない。
【0062】なお、図2の中に、イメージプリンタプロ
グラム15、イメージドライバ24が記載されている
が、イメージドライバ24を用いて文書の印刷を指示し
た場合は、出力されるプリンタコマンドは、すべてイメ
ージデータとして作成されたものである。
【0063】つまり、ホストコンピュータ1のイメージ
ドライバ24の内部に、1ページの大きさのフレームメ
モリが設けられ、文書データの文字にしろ、図形にし
ろ、イメージとしてまずここに展開される。1ページ
分、展開作業が完了したら、イメージデータの圧縮を行
なって、それをプリンタコマンドとして形を整え、プリ
ントデータとしてプリンタ2に送ることになる。このプ
リントデータの中には、文字コードは一切含まれていな
い。
【0064】そして、プリンタ2側で動作中の、イメー
ジプリンタプログラム15は、受け取ったプリントデー
タ内の圧縮されたイメージデータを、データ伸長して、
ビデオ転送回路35にビデオ信号の出力を指示する。こ
れで、印刷作業が完了する。
【0065】イメージプリンタプログラム15は、圧縮
されたイメージデータの伸長と、ビデオ信号の出力の指
示以外、ほとんど、何も行なわない。
【0066】第3図は、プリンタプログラムの一般的な
内部構造を説明したものである。
【0067】受信プログラム71は、プリンタプログラ
ムの起動と同時に立ち上がり、ホストコンピュータ1か
らのプリントデータの受信と、受信データの受信バッフ
ァ41へのセットを行なう。実際の受信作業は、受信部
34との共同作業で行われる。まず、受信部34にプリ
ントデータが到着すると、受信部34は、プリントデー
タの到着を受信プログラム71に知らせる。知らせを受
けた受信プログラム71は、受信バッファ41上に、連
続した空き領域があるかチェックし、ないなら受信バッ
ファ上を整理したり、あるいは、受信データの解析が完
了して受信データの削除が発生し、空きができるのを待
つなどして、とにかく連続した空き領域を作る。
【0068】そして、受信部34に、受信バッファ41
上の連続した空き領域への、受信データの直接書込みを
指示する。
【0069】これによって、受信したプリントデータの
受信バッファ41へのセットが進むが、その後、受信部
34から「連続した空き領域への書込みがフルになっ
た」との知らせがあれば、受信プログラム71は、再
度、受信バッファ上を整理したり、あるいは、受信デー
タの解析が完了して受信データの削除が発生し、空きが
できるのを待つなどして、とにかく連続した空き領域を
作る。
【0070】以上の動作を繰り返して、プリントデータ
の受信作業を進める。
【0071】解析・展開プログラム72も、プリンタプ
ログラムの起動と同時に立ち上がり、受信プログラム7
1、及び、受信部34の働きによって受信したプリント
データが、受信バッファ41上にあるかどうかチェック
し、あるならば、プリントデータ内の個々のプリンタコ
マンドを解析して、そのコマンドの指示に従って、文字
や図形、イメージ等を、フレームメモリ42上にページ
イメージとして展開する。フレームメモリ42の大きさ
は、1ページ分の生のページイメージを展開できる大き
さである。
【0072】1ページ分のプリンタコマンドの解析が完
了すれば、出力プログラムをコールして、フレームメモ
リ42上のページイメージの印刷処理を実行する。
【0073】解析処理の済んだ受信バッファ41上のプ
リントデータは、その都度、削除される。これによっ
て、受信バッファ41上に空きができ、ホストコンピュ
ータ1からの次のプリントデータが受信可能となる。
【0074】出力プログラム73は、上述したように解
析・展開プログラム72からコールされ、ビデオ転送回
路を35を用いて、フレームメモリ42上のページイメ
ージをビデオ信号に変換してエンジン部4へ転送する。
【0075】エンジン部は、受け取った1ページ分のビ
デオ信号を用紙に転写・定着して排紙し、そのページの
印刷作業を完了する。
【0076】図4は、ホストコンピュータ1からプリン
タ2へ、プリンタプログラムがダウンロードされるとき
のデータの構造を説明したものである。
【0077】先頭にダウンロード開始コマンドがあり、
次にダウンロードプログラムの大きさのデータがあり、
そのあとに、ダウンロードプログラム本体のデータが続
く。ここでダウンロードプログラムとは、ダウンロード
されるプリンタプログラムを指している。
【0078】動作の上では、次のように処理が進む。ま
ず、受信部34が、最初にダウンロード開始コマンドを
受け取ると、ブートプログラム51に対して、「プリン
タプログラムのダウンロードが開始された」ことを知ら
せる。すると、ブートプログラム51は、ダウンロード
プログラム、つまり、ダウンロードされるプリンタプロ
グラムの大きさのデータを要求する。
【0079】これに応えて、受信部34は、ダウンロー
ドプログラムの大きさのデータをホストコンピュータ1
から受け取り、大きさのデータをブートプログラム51
へ連絡する。
【0080】すると、ブートプログラム51は、受信部
34に対して、ダウンロードプログラム、つまり、ダウ
ンロードされるプリンタプログラムの受信と、プリンタ
プログラム領域44への書込みを指示する。書込む大き
さは、上記「ダウンロードプログラムの大きさ」であ
る。
【0081】以後、受信部34によるプリンタプログラ
ムの書込みが完了すれば、ブートプログラム51は受信
したプリンタプログラムを起動して、ダウンロード作業
は完了する。
【0082】なお、前のプリンタプログラムが動作中に
「ダウンロード開始コマンド」が到着した場合は、「ダ
ウンロード開始コマンド」は受信バッファ41に取り込
まれることはない。「ダウンロード開始コマンド」が、
受信部34に到着した時点で、受信部34から直接、ブ
ートプログラム51に知らせが届き、ブートプログラム
51は、前のプリンタプログラムの動作を中止させてか
ら、上述したように、次のプリンタプログラムのダウン
ロード処理を行なう。
【0083】受信部34が「ダウンロード開始コマン
ド」の到着を判別するには、「ダウンロード開始コマン
ド」は、いかなる種類のプリンタプログラムのプリンタ
コマンドとも異なる、特異な形式である必要がある。
【0084】図5は、一般的なプリンタプログラム用の
プリントデータの、構造を説明したものである。
【0085】先頭にプリントデータの開始コマンドがあ
り、次に、プリントデータの本体がある。
【0086】図4で説明したダウンロードデータの構造
との違いは、データの大きさの項目がない点である。
【0087】プリントデータは、動作中のプリンタプロ
グラム、及び、受信部34によって、受信バッファ41
上に、受信、セットされる。
【0088】(b)次に、本発明の第1の実施の形態の
動作を、フローチャートを用いて説明する。
【0089】図6は、ホストコンピュータ1上のソフト
ウエアとしてのダウンロードプログラム11の動作を説
明するためのフローチャートである。
【0090】前述したように、ダウンロードプログラム
11は、ユーザーの指示に従って、ホストコンピュータ
1上に蓄積されているプリンタプログラム12、13、
14、15、のうちの一つを、プリンタ2へダウンロー
ドする役目を持つ。
【0091】まず、ステップS1で、ユーザーがホスト
コンピュータ1を電源オフしたかチェックし、YESな
ら、このプログラムの動作を終了する。NOなら、ステ
ップS2で、ユーザーがこのプログラムの終了を指示し
たかチェックし、YESなら、このプログラムの動作を
終了する。
【0092】ステップS2で、NOなら、ステップS3
で、プリンタ2には、すでにプリンタプログラム12、
13、14、15、のうちの一つが、ダウンロード済み
かどうかチェックし、NOなら、ステップS4で、プリ
ンタ2は通電状態かチェックし、NOなら、何もせずに
ステップS1の直前に戻ってループを形成し、プリンタ
2が通電状態になるまで待つ形になる。
【0093】ステップS4でYESなら、ステップS5
で、ディフォルトのプリンタプログラムであるLIPS
プリンタプログラム12のダウンロード処理を行なう。
その後は、ステップS1の直前に戻ってループを形成
し、ユーザーからの新たなダウンロード指示等を待つ形
になる。
【0094】ステップS3でYESなら、つまり、プリ
ンタ2へは何らかのプリンタプログラムをダウンロード
済みなら、ステップS6に移って、ユーザーから、新た
なプリンタプログラムのダウンロード指示があったかチ
ェックし、YESなら、ステップS7で、ユーザーに指
示されたプリンタプログラムのダウンロード作業を行な
って、その後は、ステップS1の直前に戻ってループを
形成し、ユーザーからの次のダウンロード指示等を待つ
形になる。
【0095】図7は、プリンタ2上のコントローラ部3
内のROM33上にあるに、ブートプログラム51の動
作を説明するためのフローチャートである。
【0096】前述したように、ブートプログラム51
は、ホストコンピュータ1上のダウンロードプログラム
11によって、ダウンロードされるプリンタプログラム
を受け取って、RAM32上のプリンタプログラム領域
44にセットし、セットを完了した時点で、プリンタプ
ログラムを起動する役目を持つ。
【0097】まず、ステップS11で、ユーザーがプリ
ンタ2を電源オフしたかチェックし、YESなら、この
プログラムの動作を終了する。NOなら、ステップS1
2で、受信部34から、「ダウンロード開始コマンドが
到着した」との知らせがあったかチェックし、NOな
ら、ステップS11の直前に戻ってループを形成し、受
信部34からの知らせがあるまで待つ形になる。
【0098】ステップS12でYESなら、ステップS
13で、動作中のプリンタプログラムの動作を中止さ
せ、ステップS14で、受信バッファ41、フレームメ
モリ42、もデータクリアし、ステップS15で、受信
部34から、「ダウンロードプログラムの大きさ」を得
て、ステップS16で、受信部に、受信データの、プリ
ンタプログラム領域44へのセットを指示する。セット
する大きさは、ステップS15で得た大きさである。こ
こで言う受信データとは、プリンタプログラム本体を示
している。
【0099】そして、ステップS17で単純なループを
形成して、受信部によるダウンロード作業が完了するま
で待ち、ダウンロード作業が完了したなら、ステップS
18で、ダウンロードしたプリンタプログラムを起動し
た後、ステップS11の直前に戻ってループを形成し、
受信部34からの次の知らせがあるまで待つ形になる。
【0100】図8は、プリンタドライバ21、22、2
3、24、の一般的な動作を説明するためのフローチャ
ートである。
【0101】まず、ステップS21で、ユーザーが文書
アプリケーション内で印刷を指示した文書データを、プ
リンタコマンドに変換してプリントデータを作成する。
そして、ステップS22で、上記プリントデータを、プ
リンタ2へ転送して、プリンタドライバの動作は終了す
る。
【0102】なお、前述のように、ユーザーは、プリン
タ2へダウンロードしたプリンタプログラムと一致する
種類のプリンタドライバを選択しておいて、文書の印刷
を行なうことになる。
【0103】図9は、受信部34の動作を説明するため
のフローチャートである。
【0104】受信部34は、プログラムではなく電子回
路であるが、フローチャートを用いた方が説明しやすい
ので、フローチャートで説明する。
【0105】前述したように、受信部34は、ブートプ
ログラム51や受信プログラム71の指示にしたがっ
て、ダウンロードプログラムのプリンタプログラム領域
44へのセットや、プリントデータの受信バッファ41
へのセットを行なう。
【0106】まず、ステップS31で、ユーザーがプリ
ンタ2を電源オフしたかチェックし、YESなら、受信
部34の動作を終了する。
【0107】NOなら、ステップS32で、ダウンロー
ド開始コマンドが受信部34に到着したかチェックし、
YESなら、ブートプログラム51へ、ダウンロード開
始コマンドが到着したことを知らせてから、ステップS
46に飛ぶ。
【0108】ステップS32でNOなら、ステップS3
4で、プリントデータ開始コマンドが受信部34に到着
したかチェックし、YESなら、ステップS35で、受
信プログラム71がプリンタプログラム領域44上にあ
るかどうかチェックし、NOなら、S36で、プリント
データ開始コマンドを読み飛ばしてから、ステップS3
1の直前に戻って、ループを形成して、ホストコンピュ
ータからの次のデータの到着を待つ形になる。
【0109】ステップS35でYESなら、ステップS
37で、受信プログラムに、プリントデータ開始コマン
ドの到着を知らせ、ステップS38で、単純なループを
形成して、受信プログラム71からの指示があるまで待
つ。
【0110】受信プログラム71からの指示があったな
ら、ステップS39で、受信バッファ41上の連続した
空き領域への書込み作業を開始する。その後は、ステッ
プS31の直前に戻って、ループを形成して、ホストコ
ンピュータ1からの次のデータの到着を待つ形になる。
【0111】ステップS34でNOならば、ステップS
40で、受信部34に到着したデータが、プリントデー
タかチェックし、YESなら、ステップS41で、受信
プログラム71があるかチェックし、NOなら、ステッ
プS42で、受信したデータを読み飛ばし、ステップS
31の直前に戻って、ループを形成して、ホストコンピ
ュータからの次のデータの到着を待つ形になる。
【0112】ステップS41でYESなら、つまり、受
信プログラム71があるならば、ステップS43で、受
信バッファ34がフルの状態かチェックする。つまり、
ステップS39で指示された、連続した空き領域への書
込み作業が、満杯になったかチェックし、YESなら、
ステップS44で、単純なループを形成して、受信プロ
グラムからの新たな指示があるまで待つ。つまり、受信
プログラム71が、受信バッファ41上に新たな連続し
た空き領域を作成し、受信部34に対して、受信データ
の書込みを指示するまで待つ。
【0113】ステップS43でNOか、あるいは、ステ
ップS49で、受信プログラム71から新たな指示があ
ったなら、ステップS45で、受信バッファ41上の連
続した空き領域上に、到着したデータの書込み作業を続
行する。そして、ステップS31の直前に戻って、ルー
プを形成して、ホストコンピュータ1からの次のデータ
の到着を待つ形になる。
【0114】ステップS33のあとは、図10のステッ
プS46に移るが、ステップS46では、単純なループ
を形成して、ブートプログラム51からの「ダウンロー
ドするプログラムの大きさ」の情報の要求があるまで待
つ。
【0115】情報要求があったなら、ステップS47
で、単純なループを形成して、ホストコンピュータ1か
ら、「ダウンロードするプログラムの大きさ」の情報が
到着するまで待ち、情報が到着したなら、ステップS4
8で、ブートプログラム51に「ダウンロードするプロ
グラムの大きさ」の情報を伝える。
【0116】そして、ステップS49で単純なループを
形成して、ブートプログラム51からの、ダウンロード
するプログラムデータのプリンタプログラム領域44へ
の書込み指示があるまで待ち、書込み指示があったな
ら、ステップS50で、プリンタプログラム領域44へ
の、受信したプログラム本体の書込みを実行し、ステッ
プS50で、ブートプログラム51へ、プリンタプログ
ラムのプリンタプログラム領域への書込みが完了したこ
とを知らせる。
【0117】その後は、ステップS31の直前に戻っ
て、ループを形成して、ホストコンピュータ1からの次
のデータの到着を待つ形になる。
【0118】図11は、一般的なプリンタプログラム内
には、通常存在する、受信プログラム71の一般的動作
を説明するための、フローチャートである。
【0119】前述したように、受信プログラム71は、
受信部34を使用して、プリントデータの受信と、受信
バッファ41への書込みを行なう。
【0120】まず、ステップS61で、ユーザーがプリ
ンタを電源オフしたかチェックし、YESなら、このプ
ログラムの動作を終了する。
【0121】NOなら、ステップS62で、ブートプロ
グラム51からプログラムの動作終了を指示されたかチ
ェックし、YESなら、このプログラムの動作を終了す
る。
【0122】ステップS62でNOなら、ステップS6
3で、受信部34から、プリントデータの開始コマンド
の到着の知らせがあったかチェックし、YESなら、ス
テップS64で、受信部34に対して、受信バッファ4
1上の連続した空き領域を知らせ、その部分への受信デ
ータの書込みを指示する。
【0123】そして、ステップS61の直前に戻り、ル
ープを形成して、受信部34からの次の知らせを待つ形
になる。
【0124】ステップS63でNOなら、ステップS6
5で、受信部34から、受信バッファ41フルの知らせ
があったかチェックし、YESなら、ステップS66
で、受信バッファ41を整理し、ステップS67で、連
続した空き領域ができたかチェックし、NOなら、ステ
ップS66の直前に戻ってループを形成し、連続した空
き領域ができるまで待つ形になる。待っている間には、
解析・展開プログラム72による、プリントデータの解
析と、解析後の受信バッファ41上からのプリントデー
タの消去が発生して、受信バッファ41上に空きができ
ることになる。
【0125】ステップS67で、連続した空き領域がで
きたと判断したなら、ステップS64に飛んで、受信部
34に、連続した空き領域を知らせ、受信データの書込
みを指示する。その後は、ステップS61の直前に戻
り、ループを形成して、受信部34からの次の知らせを
待つ形になる。
【0126】ステップS65でNOの場合も、ステップ
S61の直前に戻り、ループを形成して、受信部34か
らの次の知らせを待つ形になる。
【0127】図12は、一般的なプリンタプログラム内
には、通常存在する、解析・展開プログラム72の一般
的動作を説明するための、フローチャートである。
【0128】前述したように、解析・展開プログラム7
2は、受信バッファ41内のプリントデータを解析し
て、フレームメモリ42上にページイメージを展開し、
展開し終わったら、出力プログラム73をコールして、
ページイメージの印刷処理を行なう。
【0129】まず、ステップS71で、ユーザーがプリ
ンタ2を電源オフしたかチェックし、YESなら、この
プログラムの動作を終了する。
【0130】NOなら、ステップS72で、ブートプロ
グラム51から、このプログラムの動作の中止を指示さ
れたかチェックし、YESなら、このプログラムの動作
を中止する。
【0131】ステップS72でNOなら、ステップS7
3で、受信バッファ41上に、ページ単位で受信を完了
したプリントデータがあるかチェックし、YESなら、
ステップS74で、受信バッファ41上のプリントデー
タ内の、個々のプリンタコマンドをコマンド解析し、1
ページの大きさのあるフレームメモリ42上に、文字、
図形、イメージ矩形の貼り付け、等の展開を行なう。
【0132】そして、1ページ分の展開が終わったら、
ステップS75で、出力プログラム73をコールして、
フレームメモリ42上のページイメージを印刷する。そ
のあと、ステップS76で、受信バッファ41上の解析
済みプリントデータを、消去してから、ステップS71
の直前に戻り、ループを形成して、次のページのプリン
トデータの解析作業に移る。
【0133】図12のフローチャートでは、受信バッフ
ァ41上に1ページ分のプリントデータが溜まるまで、
解析処理を待つ形にしているが、個々のプリンタコマン
ドが受信された時点で解析処理をしてしまい、個々のプ
リンタコマンドの指示する文字、図形、イメージ矩形の
貼り付け、等を順次フレームメモリ上に展開する形も、
当然考えられる。こうすれば、1ページ分のプリントデ
ータの受信完了まで待つ必要がなく、解析処理を前もっ
て行なうことができるので、1ページ目の印刷・排紙処
理が、より速くなる。
【0134】図13は、一般的なプリンタプログラム内
には、通常存在する、出力プログラム73の一般的動作
を説明するための、フローチャートである。
【0135】このプログラムは、解析・展開プログラム
72によってコールされるが、ただ一つのステップの動
作で、即、リターンする。
【0136】つまり、ステップS81で、ビデオ転送回
路35に対して、フレームメモリ42上のページイメー
ジをビデオデータに変換して、エンジン部に転送するこ
とを指示するだけである。
【0137】エンジン部4は、このビデオ信号を受け取
って、用紙に転写し、印刷作業を完了することになる。
【0138】(c) 〔第1の実施の形態特有の効果〕 (1)本実施の形態では、複数のプリンタプログラムを
ホストコンピュータ上に蓄積しておき、ユーザが選択し
てプリンタにダウンロードして動作させる仕組みなの
で、非常に多くの種類のプリンタプログラムをそろえて
おくことができる。従来は、プリンタ内のROMに焼き
込まれたプログラムのみが、動作可能なプログラムであ
った。
【0139】(2)本実施の形態では、上記(1)のプ
リンタプログラムの処理動作としては、「用紙への印刷
処理」だけでなく、「印刷処理以外の処理」も、可能で
ある。
【0140】(3)本実施の形態では、プリンタプログ
ラムに障害があったとしても、修正したプリンタプログ
ラムを、ホストプログラム上の対策前のプリンタプログ
ラムと置き換えるだけですむので、障害対策が非常にや
りやすい。従来は、プリンタのROMの中に、修正した
プリンタプログラムを焼き込んで、プリンタを分解して
ROMを交換しなければならず、非常に厄介だった。
【0141】(4)本実施の形態では、プリンタ内のR
OM上のプログラムは、ブートプログラムだけなので、
ROMの容量は、非常に小さくて済む。コストを削減で
きる。
【0142】(5)本実施の形態では、プリンタ内のメ
モリは、ブートプログラムのある小さなROM以外に
は、RAMだけである。高価なフラッシュRAM等の不
揮発性のメモリは不要なので、コストを削減できる。
【0143】(6)本実施の形態には直接記載されてい
ないが、本実施の形態のプリンタには、電源スイッチが
ない。ユーザーがプリンタのコンセントを電源に差し込
んだ時点で、電源オンとなる。それ以後、通常、ユーザ
ーは、プリンタを電源オンのままとする。よって、本実
施の形態のように、プリンタプログラムをダウンロード
する方式では、一度ダウンロードすれば、プリンタプロ
グラムはRAM上にずっと残り、動作を続けることにな
る。「電源スイッチをオンするごとに、プログラムのダ
ウンロードのために長時間待たされる」と言ったことは
ない。
【0144】なお、本実施の形態のプリンタのエンジン
部についても、実施の形態には記載されていないが、印
刷処理を行なうときだけ加熱処理を行なう方式であり、
通常、必要とする電力は、非常にわずかなものであっ
て、その意味でも、プリンタに電源スイッチが省いてあ
る。
【0145】(7)本実施の形態では、受信部は、受信
したデータをCPUを経由せず、直接、受信バッファや
プリンタプログラム領域に書込む。このため、受信動作
が非常に高速である。
【0146】〔第2の実施の形態〕次に、図を用いて、
第2の実施の形態を説明する。
【0147】(a)図14は、システム全体を説明する
ためのブロック構成図である。
【0148】しかし、第1の実施の形態の図1との違い
は、わずかである。まずは、ホストコンピュータ1上の
ソフトウェア10のひとつとして存在した、ダウンロー
ドプログラム11が省略された点と、プリンタ2のコン
トローラ部3に送信部36、及び、ROM33上に、送
信プログラム52が追加された点だけである。送信プロ
グラム52は、プリンタ2内で動作中のプリンタプログ
ラムの種類を、送信部36経由で、ホストコンピュータ
1に送信する役目を負う。
【0149】図15は、本実施の形態である第2の発明
の原理の説明図である。
【0150】第1の実施の形態では、ユーザーの選択に
よって、ダウンロードプログラム11の働きにより、プ
リンタプログラム12、13、14、15のうちのひと
つを、プリンタ2へダウンロードしていた。しかし、本
実施の形態では、ユーザーが、文書アプリケーション2
0上で文書の印刷を指示したあと、プリンタドライバ2
1、22、23、24のうちのひとつが、プリントデー
タをプリンタ2に転送しようとした時点で、プリンタ2
にダウンロードされているプリンタプログラムをチェッ
クする。チェック結果として、プリンタドライバと種類
が一致しないのなら、プリンタドライバが、種類の一致
するプリンタプログラムを、プリンタ2にまずダウンロ
ードしておいてから、最終的に、プリントデータをプリ
ンタ2に送信するようにした。
【0151】この方式によって、プリンタプログラムの
ダウンロード処理を自動化したわけである。
【0152】(b)次に、本出願の第2の実施の形態の
動作を、フローチャートを用いて説明する。なお、大部
分のプログラムの動作は、第1の実施の形態と一致する
ので、新たに追加された送信プログラム52の動作と、
働きに違いのある、プリンタドライバの動作についてだ
け、説明する。
【0153】図16は、送信プログラム52の動作を説
明するためのフローチャートである。送信プログラム5
2は、プリンタの電源オンと同時に立ち上がるが、ま
ず、ステップS91で、ユーザーがプリンタ2を電源オ
フしたかチェックし、YESなら、このプログラムの動
作を終了する。
【0154】NOなら、ステップS92で、受信部34
から、「ダウンロード済みプリンタプログラム名の要求
あり」の知らせがあったかチェックし、YESなら、さ
らに、ステップS93で、ダウンロード済みのプリンタ
プログラムがあるかチェックし、ここでYESなら、ス
テップS94で、ダウンロード済みプリンタプログラム
名を、送信部36経由で、ホストコンピュータ1へ送信
する。
【0155】ステップS93でNOなら、ステップS9
5で、プリンタプログラムは、プリンタ2にダウンロー
ドされていないと、送信部36経由で、ホストコンピュ
ータ1に送信する。
【0156】ステップS94、ステップS95のあと
は、ステップS91の直前に戻りループを形成して、受
信部34から、次の、「ダウンロード済みプリンタプロ
グラム名の要求あり」の知らせが来るまで待つ形にな
る。
【0157】なお、第2の実施の形態では、第1の実施
の形態と比べ、受信部34の機能として、ホストコンピ
ュータ1から「ダウンロード済みプリンタプログラム名
の要求」コマンドが届いた際は、「ダウンロード済みプ
リンタプログラム名の要求あり」の知らせを、送信プロ
グラム52に伝える役目が加わる。これによって、送信
プログラム52の、ホストコンピュータ1への応答動作
が可能になっている。
【0158】図17は、第2の実施の形態における、プ
リンタドライバ21、22、23、24、の一般的な動
作を説明するフローチャートである。
【0159】ユーザーが、文書アプリケーション20の
中から、プリンタドライバに対して文書の印刷を指示す
ると、プリンタドライバが動作を開始する。
【0160】まず、ステップS101で、プリンタ2に
対して、「ダウンロード済みプリンタプログラム名」を
要求し、ステップS102で、単純なループを形成し
て、プリンタ2内の送信プログラム52からの回答を待
つ。プリンタ2からの回答が届いたならば、ステップS
103で、この動作中のプリンタドライバの種類と、プ
リンタ2内で動作中のプリンタプログラムの種類が一致
するかチェックし、NOなら、ステップS104で、こ
のプリンタドライバの種類と一致するプリンタプログラ
ムをプリンタ2へダウンロードする。
【0161】プリンタ2内にプリンタドライバがダウン
ロードされていない場合も、ステップS103でNOと
判断され、ステップS104で、このプリンタドライバ
の種類と一致するプリンタプログラムが、プリンタ2へ
ダウンロードされる。
【0162】そして、ステップS104のあと、あるい
は、ステップS103でYESの場合は、ステップS1
05で、ユーザーが文書アプリケーション20の上から
印刷を指示した文書データを、個々のプリンタコマンド
の群に変換したプリントデータを作成し、ステップS1
06で、作成したプリントデータをプリンタ2に転送し
て、プリンタドライバの動作を終了する。
【0163】第1の実施の形態に比べ、第2の実施の形
態では、プリントデータの転送の前に、プリンタ2で動
作中のプリンタプログラムのチェックと、プリンタプロ
グラムのダウンロードを行なう点が、異なっている。
【0164】なお、上述の記載で「種類の一致するプリ
ンタドライバとプリンタプログラム」とは、プリンタプ
ログラムで作成するプリントデータが、プリンタプログ
ラムで解析できる組み合わせを指している。例えば、プ
リンタドライバがLIPSドライバ21の場合は、プリ
ンタプログラムはLIPSプリンタプログラム12との
組み合わせが、種類が一致していることになる。同様
に、PCLドライバ22とPCLプリンタプログラム1
3、あるいは、PSドライバ23とPSプリンタプログ
ラム14、あるいは、イメージドライバ24とイメージ
プリンタプログラム15、のそれぞれの組み合わせが、
種類が一致していることになる。
【0165】(c) 〔第2の実施の形態特有の効果〕 (1)本実施の形態では、第1の実施の形態ではホスト
コンピュータ上にあったダウンロードプログラムを廃止
して、プリンタドライバ上に、プリンタ内のダウンロー
ド済みプリンタプログラムのチェックと、プリンタプロ
グラムのダウンロード機能を取り込んだので、ホストコ
ンピュータからプリンタへのダウンロードが、自動化で
きる。
【0166】第1の実施の形態では、ユーザーが、プリ
ンタプログラムを選択して、ダウンロードプログラムに
対してダウンロードを命令する、と言った、明確なダウ
ンロード指示が必要だったが、第2の実施の形態では不
要である。ユーザーは、任意のプリンタドライバを選択
して、文書アプリケーション上から文書の印刷を指示す
るだけで良い。
【0167】(2)第1の実施の形態では、プリンタド
ライバの種類と、プリンタ内のプリンタプログラムの種
類は、ユーザーの責任で一致させる必要があったが、第
2の実施の形態では、上述の種類のチェックはドライバ
内で自動的に行なわれるので、「ユーザのミスによっ
て、ドライバとプリンタプログラムの種類が一致せず、
大量の文字化け印字の用紙が、プリンタから排紙され
る」と言った現象も、発生を防げる。
【0168】(3)第2の実施の形態では、プリンタ内
のRAM上のプリンタプログラム領域にセットできるプ
リンタプログラムは、ただひとつとして記述されている
が、RAM容量が大きいのであれば、プリンタプログラ
ム領域を広くして、複数のプリンタプログラムをダウン
ロードしておくのも可能になる。その場合、プリンタド
ライバの動作としては、まず、プリンタ内にダウンロー
ドされた複数のプリンタプログラム名をチェックし、そ
の中にプリンタドライバと種類の一致するプリンタプロ
グラムがあるなら、プリンタ内で動作するプログラム
を、その種類の一致するプリンタプログラムに切り替え
るよう指示するだけ、と言う仕組みも考えられる。
【0169】このようにすれば、プリンタへ、プリンタ
プログラムをダウンロードする機会も少なくなり、印刷
処理がすばやくなる。
【0170】〔第3の実施の形態〕次に、図を用いて、
第3の実施の形態を説明する。
【0171】(a)図18は、システム全体を説明する
ためのブロック構成図である。
【0172】しかし、第1の実施の形態の図1との違い
は、わずかである。まず、ホストコンピュータ1上に
は、ソフトウェア10のプリンタプログラムファイルの
ひとつとして、文字解析・音声出力プログラム16が追
加されている。文字解析・音声出力プログラム16は、
ユーザーの指示により、ダウンロードプログラム11に
よって、プリンタ2内のプリンタプログラム領域44に
ダウンロードされ、プリンタ2内で動作を開始する。
【0173】一方、プリンタ2のコントローラ部3で
は、ROM33上にインターフェースプログラム53が
あり、さらに、コントローラ部3にインターフェース部
37が追加され、このインターフェース部37にはスピ
ーカ38が接続されている。
【0174】インターフェースプログラム53は、プリ
ンタ2の電源オンと同時に立ち上がるが、インターフェ
ース部37に、スピーカ38等のパーツ部品が接続でき
るように、インターフェース部37を制御する単純なプ
ログラムである。
【0175】その他の要素については、第1の実施の形
態の図1で説明した各要素と同一なので、細かな説明は
省略する。
【0176】図19は、本実施の形態である第3の発明
の原理の説明図である。
【0177】まず、ユーザーが、プリンタプログラムの
ひとつとして文字解析・音声出力プログラム16を選ん
で、ダウンロードプログラム11にプリンタ2へのダウ
ンロードを指示する。すると、プリンタ2内では、文字
解析・音声出力プログラム16が、ブートプログラム5
1によって、プリンタ2内のプリンタプログラム領域4
4上へダウンロード、セットされ、起動される。実際に
は、文字解析・音声出力プログラム16の構成要素であ
る、文字解析プログラム74が起動され、その後、文字
解析プログラム74の中で処理が行なわれれば、文字解
析プログラム74によって、音声出力プログラム75が
起動されることになる。
【0178】ダウンロードのあと、ユーザーが、プリン
タドライバ21、22、23、24、のうちのひとつを
選んで、文書アプリケーション20から、文書の印刷を
指示したとすると、プリンタドライバは、まず、文書デ
ータをプリンタコマンドの群に変換する。プリンタコマ
ンドの群は、すなわち、プリントデータであるが、プリ
ンタドライバは、プリントデータをプリンタ2へ転送す
る。
【0179】プリントデータは、一旦受信バッファ41
に蓄積されるが、動作中の文字解析プログラム74は、
受信バッファ41中のプリントデータから、文字コード
部分を抜き出してきて、文節単位に区切りを入れ、さら
に、文節単位に読みの文字列を音素の列に変換する。
【0180】このようにして得られた音素の列のデータ
を、音声出力プログラム75で、音の波形に変換して、
インターフェースプログラム53の働きによって、イン
ターフェース部37経由で、スピーカーに、音声として
出力する。
【0181】図20は、文字解析・音声出力プログラム
16の構成図である。文字解析プログラム74、音声出
力プログラム75は、図19ですでに説明済みだが、こ
れ以外に、受信プログラム71も、文字解析・音声出力
プログラム16に含まれる。
【0182】受信プログラム71の動作は、第1の実施
の形態の図11のフローチャートで説明した動作とまっ
たく一致するので、ここでの詳細な説明は、省略する。
【0183】(b)次に、本出願の第3の実施の形態の
動作を、フローチャートを用いて説明する。なお、大部
分のプログラムの動作は、第1の実施の形態と一致する
ので、新たに追加された文字解析・音声出力プログラム
16の中の、文字解析プログラム74、及び、音声出力
プログラム75、の動作についてだけ説明する。
【0184】図21は、文字解析プログラム74の動作
を説明するためのフローチャートである。
【0185】このプログラムは、ブートプログラム51
によって、プリンタプログラム領域44に、文字解析・
音声出力プログラム16全体のダウンロード、セットが
完了した時点で、起動される。
【0186】なお、文字解析・音声出力プログラム16
ではなく、プリンタプログラムがダウンロード、セット
され起動されている場合は、図11、図12、図13の
プログラムが動作する。
【0187】まず、ステップS111で、ユーザーがプ
リンタを電源オフしたかチェックし、YESなら、この
プログラムの動作を終了する。NOなら、ステップS1
12で、ブートプログラム51から動作終了の指示があ
ったかチェックし、YESなら、このプログラムの動作
を終了する。
【0188】ステップS112で、NOなら、ステップ
S113で、受信バッファ41上に、ページ単位での受
信が完了したプリントデータがあるかチェックし、NO
なら、ステップS111の直前に戻って、ループを形成
し、プリントデータが1ページ分溜まるまで待つ形にな
る。
【0189】ステップS113でYESなら、ステップ
S114で、1ページ分のプリントデータから、文字コ
ード部分を抜き出し、ステップS115で、文字コード
データを文節ごとに区切り、ステップS116で、文節
ごとに、かな漢字の列から、読みを得て、ステップS1
17で、文節ごとの読みから、音素の列を作成する。
【0190】ステップS117の後は、ステップS11
8で単純なループを形成して、音声出力プログラム75
からの以前の音声の出力作業が終わるまで待ち、以前の
音声出力が終わったならば、ステップS119で、音素
の列のデータをパラメータとして、音声出力プログラム
75を起動する。
【0191】そして、ステップS120で、受信バッフ
ァ41上から、解析済みのページ単位のプリントデータ
を削除してから、ステップS111の直前に戻って、ル
ープを形成して、次のページのプリントデータの音声出
力処理に移る。
【0192】なお、イメージドライバ24の出力するプ
リントデータは、すべてイメージデータだけしか含まな
いので、文字コード部分がなく、文字解析プログラム7
4の解析の対象としては、適さない。単に、受信バッフ
ァ41上から、プリントデータが削除されるだけとな
る。
【0193】図22は、音声出力プログラム75の動作
を説明するフローチャートである。
【0194】図21で説明したように、音声出力プログ
ラム75は、文字解析プログラム74の中から起動され
る。
【0195】まず、ステップS121で、文字解析プロ
グラム74から与えられた音素の列のデータから、音の
波形データを作成し、ステップS122で、音の波形デ
ータをデータ圧縮して、ワーク領域43に一時的に保存
する。
【0196】そして、ステップS123で、ワーク領域
に音の圧縮データの残りがあるかチェックし、NOな
ら、音声出力プログラム75の動作を終了する。
【0197】YESなら、ステップS124で、先頭部
分の音の圧縮データから、フレームメモリ42上にデー
タ伸長し、ステップS125で、伸長した音の波形デー
タを、インターフェース部37に転送して、スピーカ3
8から音を出し、ステップS126で、出力済みの音の
圧縮データを、ワーク領域から削除して、ステップS1
23の直前に戻ってループを形成し、音の圧縮データの
残りがあれば、次の音の出力作業を継続する。
【0198】(c) 〔第3の実施の形態特有の効果〕 (1)本実施の形態では、任意のプリンタドライバの出
力するプリントデータを解析して文字コードを抜き出
し、音声に変換してスピーカーから音を出力している。
ホストコンピュータ側に、特別な音声出力用のプリンタ
ドライバは不要である。
【0199】もちろん、ホストコンピュータ側に、音声
出力用のプリンタドライバを設けて、プリンタ側のプリ
ンタプログラムとしての文字解析・音声出力プログラム
と、ペアで考えて、効率的な音声出力処理を行なうこと
はできる。
【0200】例えば、ホストコンピュータ側の音声出力
プリンタドライバで、文書データの音素の列のデータま
での変換処理を完了し、そのデータをプリンタに転送
し、プリンタ側の音声出力プリンタプログラムでは、受
信した音素の列のデータを、音の波形に変換してスピー
カーに出力するだけ、とすれば、処理はより効率的にな
る。
【0201】(2)プリンタ側のプログラムとしては、
ブートプログラムとインターフェースプログラムだけな
ので、非常に小さい。ROMの容量の節約になる。
【0202】〔第4の実施の形態〕次に、図を用いて、
第4の実施の形態を説明する。
【0203】(a)図23は、システム全体を説明する
ためのブロック構成図である。
【0204】しかし、第1の実施の形態の図1との違い
は、わずかである。まず、ホストコンピュータ1上に
は、ソフトウェア10のプリンタプログラムファイルの
ひとつとして、高速画像伸長プログラム17が追加され
ている。高速画像伸長プログラム17は、ユーザーの指
示により、ダウンロードプログラム11によって、プリ
ンタ2内のプリンタプログラム領域44にダウンロード
され、プリンタ2内で動作を開始する。
【0205】また、ホストコンピュータ上1には、動画
アプリケーション25も存在する。このプログラムが、
圧縮された画像データの、高速なデータ伸長処理を必要
とするアプリケーションプログラムである。
【0206】一方、プリンタ2のコントローラ部3で
は、図1のフレームメモリ42の代わりに、バンドメモ
リA45、バンドメモリB46、が設けられている。こ
のメモリは、用紙印刷時にページイメージの展開領域と
して使用されるだけでなく、圧縮イメージデータのデー
タ伸長後の展開領域としても用いられる。
【0207】また、コントローラ3上には、データ伸長
回路39も設けられている。受信バッファ41に受信し
た圧縮されたイメージデータは、この回路によって、高
速にデータ伸長が行なわれ、伸長したデータは、バンド
メモリA45、あるいは、バンドメモリB46に一時的
にセットされる。
【0208】通常の印刷時には、ホストコンピュータ1
上のイメージドライバ24で作成された、圧縮されたペ
ージイメージデータとしてのプリントデータが、プリン
タ2の受信バッファ41に受信されたあと、その圧縮デ
ータが、データ伸長回路39によって、バンドメモリA
45、あるいは、バンドメモリB46にデータ伸長後の
生の画像データとしてセットされ、バンドメモリA4
5、あるいは、バンドメモリB46上の生の画像データ
が、ページイメージとして、ビデオ転送回路35でビデ
オ信号に変換後、エンジン部4に転送されて、用紙に印
刷出力される。
【0209】さらに、コントローラ部3上には、送信部
36がある。バンドメモリA45、あるいは、バンドメ
モリB46に一時的にセットされた伸長データは、送信
部36によって、ホストコンピュータ1に転送される。
【0210】その他の要素については、第1の実施の形
態の図1で説明した各要素と同一なので、細かな説明は
省略する。
【0211】図24は、本実施の形態である第4の発明
の原理の説明図である。
【0212】まず、ユーザーが、プリンタプログラムの
ひとつとして高速画像伸長プログラム17を選んで、ダ
ウンロードプログラム11にプリンタ2へのダウンロー
ドを指示する。すると、プリンタ2内では、高速画像伸
長プログラム17が、ブートプログラム51によって、
プリンタ2内のプリンタプログラム領域44上へダウン
ロード、セットされ、起動される。実際には、高速画像
伸長プログラム17の構成要素である、画像伸長プログ
ラム76、及び、画像送信プログラム77が起動され
る。
【0213】ダウンロードのあと、ユーザーが、ホスト
コンピュータ1上で、動画アプリケーション25を起動
すると、動画アプリケーション25は、ユーザーに指示
された圧縮された画像データファイルから、画像圧縮デ
ータを取り出して、プリンタ2へ転送し、圧縮データの
伸長作業を依頼する。
【0214】画像圧縮データを受け取った、プリンタ2
内の画像伸長プログラム76は、データ伸長回路39を
用いて圧縮データの伸長作業を行ない、その結果として
の伸長したデータを、画像送信プログラム77が、送信
部36経由で、ホストコンピュータ1上の動画アプリケ
ーション25に送信する。
【0215】すると、動画アプリケーション25は、受
け取った伸長データをもとに、ホストコンピュータ1上
のディスプレイに、生の画像を表示する。
【0216】上記手順を高速に繰り返すことで、ホスト
コンピュータ1上のディスプレイに、動画のスムーズな
再生が行われることになる。
【0217】なお、この場合は、動画の再生を例として
取り上げたが、必ずしも、動画の処理にこだわる必要は
なく、高速に、圧縮された画像データの伸長作業が必要
な場合に、本実施の形態である第4の発明を用いること
ができる。
【0218】ところで、本実施の形態では、ホストコン
ピュータ1とプリンタ2間の送受信のデータ転送速度
は、非常に高速であることを前提としている。このよう
な高速データ転送の規格の例としては、「IEEE13
94」等があるが、公知のことであるので、詳細な説明
は省略する。
【0219】図25は、高速画像伸長プログラム17の
構成図である。画像伸長プログラム76、画像送信プロ
グラム77は、図24ですでに説明済みだが、これ以外
に、受信プログラム71も、高速画像伸長プログラム1
7に含まれる。
【0220】受信プログラム71の動作は、第1の実施
の形態の図11のフローチャートで説明した動作とまっ
たく一致するので、ここでの詳細な説明は、省略する。
【0221】(b)次に、本出願の第4の実施の形態の
動作を、フローチャートを用いて説明する。なお、大部
分のプログラムの動作は、第1の実施の形態と一致する
ので、新たに追加された高速画像伸長プログラム17の
中の、画像伸長プログラム76、及び、画像送信プログ
ラム77、の動作についてだけ説明する。
【0222】図26は、画像伸長プログラム76の動作
を説明するためのフローチャートである。
【0223】このプログラムは、ブートプログラム51
によって、プリンタプログラム領域44に、高速画像伸
長プログラム17全体のダウンロード、セットが完了し
た時点で、起動される。
【0224】なお、高速画像伸長プログラム17ではな
く、プリンタプログラムがダウンロード、セットされ起
動されている場合は、図11、図12、図13のプログ
ラムが動作する。
【0225】まず、ステップS131で、ユーザーがプ
リンタを電源オフしたかチェックし、YESなら、この
プログラムの動作を終了する。NOなら、ステップS1
32で、ブートプログラム51から動作終了の指示があ
ったかチェックし、YESなら、このプログラムの動作
を終了する。
【0226】ステップS132で、NOなら、ステップ
S133で、受信バッファ41上に、圧縮されたイメー
ジデータがあるかチェックし、NOなら、ステップS1
31の直前に戻って、ループを形成し、圧縮されたイメ
ージデータが受信されるまで待つ形になる。
【0227】ステップS133でYESなら、ステップ
S134で、データ伸長回路39を用いて、データ伸長
作業が可能な圧縮形式かチェックし、YESなら、ステ
ップS135で、データ伸長回路39に対して、伸長デ
ータのセット先は、バンドメモリA45、あるいは、バ
ンドメモリB46、と指定して、圧縮データの伸長処理
を依頼する。
【0228】そして、ステップS136で単純なループ
を形成して、データ伸長回路136での伸長作業が完了
するまで待ち、伸長作業が完了したら、ステップS13
7で、画像送信プログラム77に対して、「バンドメモ
リA45、あるいは、バンドメモリB46へのデータ伸
長作業が完了した」ことを知らせ、ステップS138
で、伸長作業の完了した圧縮イメージデータを、受信バ
ッファ41上から消去する。その後は、ステップS13
1の直前に戻り、次の圧縮されたイメージデータが、受
信バッファ41に到着するのを待つ形になる。
【0229】ステップS134でNOなら、つまり、デ
ータ伸長回路39が使えないのなら、ステップS139
で、画像伸長プログラム76内に内蔵されている伸長サ
ブルーチンを用いれば、伸長できる圧縮形式かどうかチ
ェックし、YESなら、ステップS140で、上記伸長
サブルーチンを用いて、圧縮されたイメージデータの伸
長処理を行ない、バンドメモリA45、あるいは、バン
ドメモリB46へ伸長データをセットする。その後は、
ステップ137以降の処理を続ける。
【0230】伸長サブルーチンの伸長処理は、データ伸
長回路39を用いた場合よりは遅いものの、伸長作業に
特化したソフトウェア構造を持っているので、それなり
に高速な伸長処理が可能になっている。
【0231】ステップS133でNOの場合は、ステッ
プS131の直前に戻りループを形成して、圧縮された
イメージデータが、受信バッファ41に到着するのを待
つ形になる。
【0232】図27は、画像送信プログラム77の動作
を説明するフローチャートである。
【0233】まず、ステップS151で、ユーザーがプ
リンタを電源オフしたかチェックし、YESなら、この
プログラムの動作を終了する。NOなら、ステップS1
52で、ブートプログラム51から動作終了の指示があ
ったかチェックし、YESなら、このプログラムの動作
を終了する。
【0234】ステップS152で、NOなら、ステップ
S153で、画像伸長プログラム76から「バンドメモ
リA45、あるいは、バンドメモリB46へのデータ伸
長作業が完了した」との知らせがあったかチェックし、
YESなら、ステップS154で、送信部36に対し
て、バンドメモリA45、あるいは、バンドメモリB4
6上の伸長されたイメージデータの、ホストコンピュー
タ1への送信を指示し、ステップS155で単純なルー
プを形成して、ホストコンピュータ1への送信が完了す
るまで待ち、その後は、ステップS151の直前に戻
り、ループを形成して、次の画像伸長プログラム76か
らの、伸長作業完了の知らせを待つ形になる。
【0235】(c) 〔第4の実施の形態特有の効果〕 (1)本実施の形態では、プリンタ内にある圧縮画像デ
ータの伸長回路を用いて、高速にデータ伸長を行なうの
で、ホストコンピュータ上のアプリケーションは、ホス
トコンピュータ上のCPUに負荷をかけずに、圧縮デー
タの伸長処理を行なうことができる。
【0236】例えば、動画のアプリケーションであれ
ば、高速で画像の圧縮データを伸長処理できるので、ス
ムーズな動画の再生が可能となる。
【0237】(2)本実施の形態では、プリンタを、高
速な圧縮画像データ伸長装置として用いる方法を示した
が、通常のプリンタプログラムをダウンロードすれば、
通常の印刷装置としてのプリンタに、簡単に戻すことが
できる。
【0238】(3)本実施の形態では、一般的なプリン
タに比べ、プリンタの構造として、プログラムはブート
プログラムだけしかなく、また、データ伸長回路、送信
部が追加されただけなので、構造が非常に単純であり、
安価である。
【0239】〔第5の実施の形態〕次に、図を用いて、
第5の実施の形態を説明する。
【0240】(a)図28は、システム全体を説明する
ためのブロック構成図である。
【0241】しかし、第1の実施の形態の図1との違い
は、わずかである。まず、ホストコンピュータ1上に
は、ソフトウェア10のプリンタプログラムファイルの
ひとつとして、高速画像圧縮プログラム18が追加され
ている。高速画像圧縮プログラム18は、ユーザーの指
示により、ダウンロードプログラム11によって、プリ
ンタ2内のプリンタプログラム領域44にダウンロード
され、プリンタ2内で動作を開始する。
【0242】また、ホストコンピュータ上1には、動画
アプリケーション25も存在する。このプログラムが、
生の画像データの、高速なデータ圧縮処理を必要とする
アプリケーションプログラムである。
【0243】一方、プリンタ2のコントローラ部3で
は、図1のフレームメモリ42の代わりに、展開用バン
ドメモリ47が設けられている。このメモリは、用紙印
刷時には、ページイメージの一時的展開領域として使用
される。
【0244】また、コントローラ3上には、データ圧縮
回路40も設けられている。高速画像圧縮プログラム1
8の動作時には、受信バッファ41に受信した生のイメ
ージデータは、この回路によって、高速にデータ圧縮が
行なわれる。
【0245】通常の印刷時には、ホストコンピュータ1
上のプリンタドライバで作成されたプリントデータが、
プリンタ2の受信バッファ41に受信されたあと、解析
展開プログラム78によって、ひとつしかない展開用バ
ンドメモリ47上に、ページイメージとして展開され
る。展開されたページイメージは、データ圧縮回路40
によってデータ圧縮され、ワーク領域43上にページご
とに蓄積される。そして、圧縮されたページデータは、
ビデオ転送回路35で、データ伸長、及び、ビデオ信号
に変換後、エンジン部4に転送されて、用紙に印刷出力
される。
【0246】さらに、コントローラ部3上には、送信部
36がある。高速画像圧縮プログラム18の動作時に
は、データ圧縮回路40で圧縮されたデータは、直接、
送信部36によって、ホストコンピュータ1に転送され
る。
【0247】その他の要素については、第1の実施の形
態の図1で説明した各要素と同一なので、細かな説明は
省略する。
【0248】図29は、本実施の形態である第5の発明
の原理の説明図である。
【0249】まず、ユーザーが、プリンタプログラムの
ひとつとして高速画像圧縮プログラム18を選んで、ダ
ウンロードプログラム11にプリンタ2へのダウンロー
ドを指示する。すると、プリンタ2内では、高速画像圧
縮プログラム18が、ブートプログラム51によって、
プリンタ2内のプリンタプログラム領域44上へダウン
ロード、セットされ、起動される。実際には、高速画像
圧縮プログラム18の構成要素である、画像圧縮送信プ
ログラム81が起動される。
【0250】ダウンロードのあと、ユーザーが、ホスト
コンピュータ1上で、動画アプリケーション25を起動
すると、動画アプリケーション25は、ユーザーに指示
された機器から生データを受け取って、動画の再生を行
なうと同時に、生の画像圧縮データをプリンタ2へ転送
し、特定の圧縮形式を指定して、生データのデータ圧縮
作業を依頼する。なお、生データをホストコンピュータ
1に送ってくる機器としては、デジタルビデオカメラ、
等が考えられる。
【0251】生の画像データを受け取った、プリンタ2
内の画像圧縮送信プログラム81は、データ圧縮回路4
0を用いて生データの圧縮作業を行ない、その結果とし
ての圧縮データを、送信部36経由で、ホストコンピュ
ータ1上の動画アプリケーション25に送信する。
【0252】すると、動画アプリケーション25は、受
け取った圧縮データを、ホストコンピュータ1上のハー
ドディスク等の外部記憶装置に蓄積する。
【0253】蓄積した圧縮画像データについては、その
後、画像編集に用いたり、前述の第5の実施の形態で示
した、第4の発明を用いて、再度、スムーズな動画の再
生を行なったりできる。
【0254】なお、図29の説明では、動画の表示と平
行したデータ圧縮作業を例として取り上げたが、必ずし
も、動画の処理にこだわる必要はなく、高速に、イメー
ジデータの圧縮作業が必要な場合に、本実施の形態であ
る第5の発明を用いることができる。
【0255】ところで、本実施の形態でも第5の実施の
形態と同様に、ホストコンピュータ1とプリンタ2間の
送受信のデータ転送速度は、非常に高速であることを前
提としている。
【0256】図30は、データ圧縮回路40等を用いる
など、圧縮機能を含む場合の一般的なプリンタプログラ
ムの構成図である。
【0257】第1の実施の形態と比べると、圧縮プログ
ラム79が追加された点が異なるが、解析・展開プログ
ラム78と出力プログラム79の動作も多少異なる。動
作の詳細は、後述のフローチャートで説明する。
【0258】なお、受信プログラム71の動作は、第1
の実施の形態の場合とまったく一致するので、説明は省
略する。
【0259】図31は、高速画像圧縮プログラム18の
構成図である。画像圧縮送信プログラム81は、図29
ですでに説明済みだが、これ以外に、受信プログラム7
1も、高速画像圧縮プログラム18に含まれる。
【0260】受信プログラム71の動作は、第1の実施
の形態の図11のフローチャートで説明した動作とまっ
たく一致するので、ここでの詳細な説明は、省略する。
【0261】(b)次に、本出願の第5の実施の形態の
動作を、フローチャートを用いて説明する。なお、大部
分のプログラムの動作は、第1の実施の形態と一致する
ので、第1の実施の形態と比べて動作に変更のあったプ
ログラム、及び、新たに追加されたプログラムの動作
等、についてだけ説明する。
【0262】図32は、圧縮工程のある解析・展開プロ
グラム78の動作を説明するためのフローチャートであ
る。
【0263】このプログラムは、プリンタプログラムが
プリンタにダウンロードされた直後に、ブートプログラ
ム51によって起動されるが、まず、ステップS161
で、ユーザーが電源オフしたかチェックし、YESな
ら、このプログラムの動作を終了する。
【0264】NOなら、ステップS162で、ブートプ
ログラム51から動作終了の指示があったかチェック
し、YESなら、このプログラムの動作を終了する。
【0265】ステップS162でNOなら、ステップS
163で、受信バッファ41上にページ単位で受信を完
了したプリントデータがあるかチェックし、YESな
ら、ステップS164で、変数mに全バンド数をセット
する。ここで、全バンド数とは、ページイメージの高さ
を、展開用バンドメモリ47の高さで割った値である。
つまり、1ページ分の展開のために、何回、バンド上へ
の展開が必要か、を表わしている。
【0266】そして、ステップS165で、変数nに1
をセットし、ステップS166で、展開用バンドメモリ
47上に、nバンド目の位置のページイメージを展開
し、ステップS167で、圧縮プログラム79をコール
する。
【0267】圧縮プログラム79の動作が完了すれば、
ステップS168で、変数nに1を加算し、ステップS
169で、変数nが変数mに1を加算した値より小さい
かチェックし、YESなら、ステップS166の直前に
戻ってループを形成し、次のバンド位置のページイメー
ジの展開と圧縮作業を行なう。
【0268】ステップS169で、NOなら、すなわ
ち、1ページ分の処理が完了したなら、ステップS17
0で、受信バッファ41上の、処理済みのページ単位の
プリントデータを消去してから、ステップS161の直
前に戻ってループを形成し、次のページの処理に移る。
【0269】ステップS163でNOの場合も、ステッ
プS161の直前に戻ってループを形成し、ページ単位
のプリントデータの受信を待つ形になる。
【0270】図33は、圧縮工程のあるプリンタプログ
ラムを構成する、圧縮プログラム79の動作を説明する
ためのフローチャートである。
【0271】圧縮プログラム79は、図32で説明した
ように、解析・展開プログラム78によってコールされ
る。
【0272】コールされると、まず、ステップS171
で、変数nを調べて、処理しようとしているのは1バン
ド目かチェックし、YESなら、ステップS172で、
ワーク領域上にページの開始マークをセットしてから、
ステップS173に移る。
【0273】ステップS171でNOの場合も、ステッ
プS173に移るが、ステップS173では、データ圧
縮回路40に対して、圧縮後のデータの出力位置を、ワ
ーク領域43上のページデータの位置と指定し、ステッ
プS174で、データ圧縮回路に、展開用バンドメモリ
47上のイメージの圧縮作業開始を指示する。
【0274】そして、ステップS175で単純なループ
を形成して、圧縮作業が完了するまで待ち、圧縮作業が
完了したら、このプルグラムからリターンする。
【0275】図34は、圧縮工程のあるプリンタプログ
ラムを構成する、出力プログラム80の動作を説明する
ためのフローチャートである。
【0276】このプログラムは、プリンタプログラムが
プリンタにダウンロードされた直後に、ブートプログラ
ム51によって起動されるが、まず、ステップS181
で、ユーザーが電源オフしたかチェックし、YESな
ら、このプログラムの動作を終了する。
【0277】NOなら、ステップS182で、ブートプ
ログラム51から動作終了の指示があったかチェック
し、YESなら、このプログラムの動作を終了する。
【0278】ステップS182でNOなら、ステップS
183で、ワーク領域43上に圧縮作業の完了したペー
ジのデータがあるかチェックし、YESなら、ステップ
S184で、ビデオ転送回路35に、圧縮されたページ
データのデータ伸長と、伸長したデータをビデオ信号に
変換して、そのビデオ信号をエンジン部4へ出力するこ
とを指示する。
【0279】そして、ステップS185で単純なループ
を形成して、エンジン部4へのビデオ出力が完了するま
で待ち、ビデオ信号の出力が完了したなら、ステップS
186で、ワーク領域43上から、ビデオ信号出力済み
のページデータを消去する。
【0280】その後は、ステップS181の直前に戻り
ループを形成して、ワーク領域43にある次のページデ
ータの出力処理に移る。
【0281】ステップS183でNOの場合も、ステッ
プS181の直前に戻りループを形成して、ワーク領域
43上に圧縮されたページのデータが作成されるまで待
つことになる。
【0282】図35は、ビデオ転送回路35の動作を説
明するためのフローチャートである。ビデオ転送回路3
5は、プログラムではないが、動作の説明のためにフロ
ーチャートを用いる。第1の実施の形態のビデオ転送回
路35との違いは、ビデオ信号の出力の前に、圧縮デー
タの伸長処理工程が含まれることである。
【0283】ビデオ転送回路35は、出力プログラム8
0の指示により動作を開始するが、まず、ステップS1
91で、変数mに、ページイメージの総ライン数をセッ
トし、ステップS192で、変数nに1をセットする。
【0284】そして、ステップS193で、nライン目
の圧縮データを、ラインバッファA、あるいは、ライン
バッファBにデータ伸長・展開し、ステップS194で
単純なループを形成して、エンジン部4からビデオ信号
の要求があるまで待ち、要求があったなら、ステップS
195で、伸長・展開したばかりのラインバッファ上の
データを、ビデオ信号に変換して、エンジン部4に出力
する作業を開始する。
【0285】そして、ステップS196で、変数nに1
を加算して、ステップS197で、変数nが変数mに1
を加えた値より小さいかチェックし、YESなら、ステ
ップS193の直前に戻り、ループを形成して、次のラ
インのデータ伸長と、ビデオ信号への変換、エンジン部
への出力処理、に移る。
【0286】ステップS197でNOなら、ビデオ転送
回路35の動作は終了する。
【0287】なお、ステップS195では、ビデオ信号
の出力の開始を指示するが、それ以後、ビデオ信号の出
力動作と、ステップS196以降の次のラインの準備作
業は、同時並行して処理が進む。
【0288】ラインバッファが、ラインバッファAとラ
インバッファBのふたつある理由も、一方のラインバッ
ファがビデオ出力中に、もう一方のラインバッファ上に
次のラインの伸長・展開作業を行なうためである。これ
を繰り返すことで、エンジン部4に対し、わずかでも空
き時間を作ることなく、連続的にビデオ信号を出力し続
けることができる。
【0289】ところで、ビデオ転送回路35の扱える圧
縮形式は、ライン単位の圧縮を行なった形式を前提とし
ているが、データ圧縮回路40の出力できる圧縮形式
は、ライン単位の圧縮形式である。
【0290】図36は、画像圧縮送信プログラム81の
動作を説明するためのフローチャートである。
【0291】このプログラムは、ブートプログラム51
によって、プリンタプログラム領域44に、高速画像圧
縮プログラム18全体のダウンロード、セットが完了し
た時点で、起動される。
【0292】なお、高速画像圧縮プログラム18ではな
く、プリンタプログラムがダウンロード、セットされ起
動されている場合は、図11、図12、図13のプログ
ラムが動作する。
【0293】まず、ステップS201で、ユーザーがプ
リンタを電源オフしたかチェックし、YESなら、この
プログラムの動作を終了する。NOなら、ステップS2
02で、ブートプログラム51から動作終了の指示があ
ったかチェックし、YESなら、このプログラムの動作
を終了する。
【0294】ステップS202で、NOなら、ステップ
S203で、受信バッファ41上に、生のイメージデー
タがあるかチェックし、NOなら、ステップS201の
直前に戻ってループを形成し、生のイメージデータが受
信されるまで待つ形になる。
【0295】ステップS203でYESなら、ステップ
S204で、ホストコンピュータ1からのデータ圧縮形
式の指示が、データ圧縮回路40を用いてデータ圧縮作
業が可能な圧縮形式かチェックし、YESなら、ステッ
プS205で、データ圧縮回路40に対して、圧縮後の
データのセット先は、送信部36である 、と指定し
て、ステップS206で、送信部36に対して、データ
がデータ圧縮回路40から届いたら、即、ホストコンピ
ュータ1に送信することを指示し、ステップS207
で、データ圧縮回路40に対して、データ圧縮作業の開
始を指示する。
【0296】そして、ステップS208で単純なループ
を形成して、圧縮作業が完了するまで待ち、圧縮作業が
完了したなら、ステップS209で、圧縮作業の完了し
た生のイメージデータを、受信バッファ41上から消去
し、そのあとは、ステップS201の直前に戻ってルー
プを形成して、次の生のイメージデータの圧縮作業に移
る。
【0297】ステップS204でNOの場合は、ステッ
プS210で、プログラムに内蔵している圧縮サブルー
チンで圧縮可能な圧縮形式かチェックし、YESなら、
ステップS211で、送信部36に対して、圧縮サブル
ーチンからデータが届いたら、即、ホストコンピュータ
1に送信することを指示しておいて、ステップS212
で、上記圧縮サブルーチンを用いて、生のイメージデー
タの圧縮処理を行ない、圧縮データを直接送信部36へ
送る。その後は、ステップ209以降の処理を続ける。
【0298】圧縮サブルーチンの圧縮処理は、データ圧
縮回路40を用いた場合よりは遅いものの、圧縮作業に
特化したソフトウェア構造を持っているので、それなり
に高速な圧縮処理が可能になっている。
【0299】ステップS210でNOの場合は、ステッ
プS213で、生のイメージデータを受信バッファ41
上から削除することになる。そのあとは、ステップS2
01の直前に戻って、次の生データの処理に移るが、ホ
ストコンピュータ1からの圧縮形式の指示が、データ圧
縮回路40、あるいは、内蔵の圧縮サブルーチンでも対
応できない形式なら、受信バッファ41上からの生デー
タの消去が続くことになる。
【0300】(c) 〔第5の実施の形態特有の効果〕 (1)本実施の形態では、プリンタ内にある生のイメー
ジデータの圧縮回路を用いて、高速にデータ圧縮を行な
うので、ホストコンピュータ上のアプリケーションは、
ホストコンピュータ上のCPUに負荷をかけずに、生の
イメージデータの圧縮処理を行なうことができる。
【0301】例えば、動画のアプリケーションであれ
ば、他の機器からの生のイメージデータを用いての動画
再生処理と、同時平行して、高速で生のイメージデータ
の圧縮処理が可能となる。
【0302】上述の圧縮された画像データの利用方法と
しては、あとで画像編集したり、あるいは、本出願の第
4の発明を用いて、再度、動画のスムーズな再生を行な
う、等が考えられる。
【0303】(2)本実施の形態では、プリンタを、高
速な画像データ圧縮装置として用いる方法を示したが、
通常のプリンタプログラムをダウンロードすれば、通常
の印刷装置としてのプリンタに、簡単に戻すことができ
る。
【0304】(3)本実施の形態では、一般的なプリン
タに比べ、プリンタの構造として、プログラムはブート
プログラムだけしかなく、また、データ圧縮回路、送信
部が追加されただけなので、構造が非常に単純であり、
安価である。
【0305】(4)本実施の形態では、通常のプリンタ
として用いる場合、ひとつの展開用バンドメモリ上で展
開したページイメージを、一旦、データ圧縮回路でデー
タ圧縮して貯蔵してから、用紙に印刷出力するので、R
AMの容量が節約できる。コストの低下をはかれる。
【0306】(5)本実施の形態では、通常のプリンタ
として用いる場合、ひとつの展開用バンドメモリ上で展
開したページイメージを、一旦、データ圧縮回路でデー
タ圧縮して貯蔵してから、用紙に印刷出力する方式なの
で、用紙出力処理と、ページイメージ展開処理ががまっ
たく独立して行なえる。これにより、連続ページの高速
な印刷出力が可能になる。
【0307】〔第6の実施の形態〕次に、図を用いて、
第6の実施の形態を説明する。
【0308】(a)図37は、システム全体を説明する
ためのブロック構成図である。
【0309】しかし、第1の実施の形態の図1との違い
は、わずかである。まず、ホストコンピュータ1上に
は、ソフトウェア10のプリンタプログラムファイルの
ひとつとして、スキャンマシンプログラム19が追加さ
れている。スキャンマシンプログラム19は、ユーザー
の指示により、ダウンロードプログラム11によって、
プリンタ2内のプリンタプログラム領域44にダウンロ
ードされ、プリンタ2内で動作を開始する。
【0310】また、ホストコンピュータ上1には、画像
アプリケーション26も存在する。このプログラムが、
プリンタ2側で読み取ったスキャンデータを、ホストコ
ンピュータ1側で受け取るアプリケーションプログラム
である。
【0311】一方、プリンタ2のコントローラ部3で
は、ROM33内のプログラムとして、第3の実施の形
態で使用したインターフェースプログラム53がセット
されており、さらには、第3の実施の形態で使用したイ
ンターフェース部37も設置されている。また、第3の
実施の形態では、インターフェース部37には、スピー
カ38が接続されていたが、本実施の形態では、スピー
カ38の代わりに、スキャナーパーツ101が接続され
ている。
【0312】インターフェースプログラム53、及び、
インターフェース部37の働きについては、第3の実施
の形態で説明した内容と同一なので、ここでの説明は省
略する。スキャナーパーツ101は、プリンタ2内で動
作中の読み取り・送信プログラム82の指示を、インタ
ーフェース部37経由で受けて、印刷物上のイメージ
を、読み取る働きを持つ。
【0313】さらに、コントローラ部3上には、送信部
36がある。スキャナーパーツ101で読み取ったスキ
ャンデータは、インターフェース部37経由で、直接、
送信部36によって、ホストコンピュータ1に転送され
る。
【0314】その他の要素については、第1の実施の形
態の図1で説明した各要素と同一なので、細かな説明は
省略する。
【0315】図38は、本実施の形態である第6の発明
の原理の説明図である。
【0316】まず、ユーザーが、プリンタプログラムの
ひとつとしてスキャンマシンプログラム19を選んで、
ダウンロードプログラム11にプリンタ2へのダウンロ
ードを指示する。すると、プリンタ2内では、スキャン
マシンプログラム19が、ブートプログラム51によっ
て、プリンタ2内のプリンタプログラム領域44上へダ
ウンロード、セットされ、起動される。実際には、スキ
ャンマシンプログラム19の構成要素である、読み取り
・送信プログラム82が起動される。
【0317】ダウンロードのあと、ユーザーが、ホスト
コンピュータ1上で、画像アプリケーション26を起動
し、イメージの読み取りを指示すると、画像アプリケー
ション26は、プリンタ2に対して、イメージ読み取り
開始の指示コマンドを出す。この指示コマンドは、プリ
ンタ2側では、受信バッファ41に受け取ることにな
る。読み取り指示コマンドを受けたプリンタ2内の読み
取り・送信プログラム82は、インターフェースプログ
ラム53、及び、インターフェース部37経由で、スキ
ャナーパーツ101からの、イメージの読み取り開始を
指示する。その後、読み取り・送信プログラム82は、
読み取った生のイメージデータであるスキャンデータ
を、送信部36を経由して、ホストコンピュータの画像
アプリケーション26に転送する。
【0318】画像アプリケーション26は、受け取った
スキャンデータをディスプレイ上に表示して、この画像
に対して、各種の加工・編集作業等を行なう。
【0319】なお、図38の説明では、画像アプリケー
ション26からのイメージの読み取りを例として取り上
げたが、画像アプリケーション26にこだわる必要はな
く、イメージの取り込み作業が必要な場合一般に、本実
施の形態である第6の発明を用いることができる。
【0320】図39は、スキャンマシンプログラム19
の構成図である。読み取り・送信プログラム82は、図
38ですでに説明済みだが、これ以外に、受信プログラ
ム71も、スキャンマシンプログラム19に含まれる。
【0321】受信プログラム71の動作は、第1の実施
の形態の図11のフローチャートで説明した動作とまっ
たく一致するので、ここでの詳細な説明は、省略する。
【0322】ただし、本実施の形態の場合、受信プログ
ラム71が受信バッファ41に受け取るデータは、画像
アプリケーション26からの、イメージ読み取りの指示
コマンドだけである。一般的なプリンタプログラムの場
合のように、プリントデータを受け取るわけではない。
【0323】読み取り・送信プログラム82は、受信バ
ッファ41上に、イメージ読み取りの指示コマンドがあ
ることを確認してから、スキャナーパーツ101からの
イメージ読み取り作業を開始する。もちろん、イメージ
読み取り作業が完了した時点で、受信バッファ41上の
イメージ読み取り指示コマンドは、読み取り・送信プロ
グラム82によって、消去される。
【0324】(b)次に、本出願の第6の実施の形態の
動作を、フローチャートを用いて説明する。なお、大部
分のプログラムの動作は、第1の実施の形態の場合と一
致するので、新規な読み取り・送信プログラム82の動
作についてだけ説明する。
【0325】図40は、読み取り・送信プログラム82
の動作を説明するためのフローチャートである。
【0326】このプログラムは、ブートプログラム51
によって、プリンタプログラム領域44に、スキャンマ
シンプログラム19全体のダウンロード、セットが完了
した時点で、起動される。
【0327】なお、スキャナマシンプログラム19では
なく、プリンタプログラムがダウンロード、セットされ
起動されている場合は、図11、図12、図13のプロ
グラムが動作する。
【0328】まず、ステップS211で、ユーザーがプ
リンタを電源オフしたかチェックし、YESなら、この
プログラムの動作を終了する。NOなら、ステップS2
12で、ブートプログラム51から動作終了の指示があ
ったかチェックし、YESなら、このプログラムの動作
を終了する。
【0329】ステップS212で、NOなら、ステップ
S213で、ホストコンピュータ1から、イメージ読み
取り指示コマンドが受信バッファ41に到着したかチェ
ックし、YESなら、ステップS214で単純なループ
を形成して、ユーザーが、スキャナーパーツ101の用
紙挿入口に、読み取り用のイメージの記載されている複
数のページの用紙をセットするまで待つ。この場合、ス
キャナーパーツ101は、複数ページの用紙読み込み対
応型と仮定している。
【0330】そして、用紙がセットされたなら、ステッ
プS215で、インターフェース部37に対して、スキ
ャンデータの転送先は送信部36であると指示し、ステ
ップS216で、送信部36に対して、スキャンデータ
が届いたら、即、ホストコンピュータ1に転送すること
を指示し、ステップS217で、インターフェース部3
7を介して、スキャナーパーツ101に対し、スキャン
データの読み込み作業の開始を指示する。
【0331】そのあと、ステップS218で単純なルー
プを形成して、読み取り作業が完了するまで待ち、完了
したならば、ステップS219で、受信バッファ41か
らイメージ読み取り指示コマンドを消去して、ステップ
S211の直前に戻ってループを形成し、ホストコンピ
ュータ1からの次のイメージ読み取り指示コマンドを待
つ形になる。
【0332】ステップS213でNOの場合も、ステッ
プS211の直前に戻ってループを形成し、ホストコン
ピュータ1からのイメージ読み取り指示コマンドの到着
を待つ。
【0333】(c) 〔第6の実施の形態特有の効果〕 (1)本実施の形態では、インターフェース部経由で、
プリンタにスキャナーパーツを接続することができる。
これで、プリンタをイメージスキャナーとして使用する
ことができる。
【0334】ホストコンピュータに直接接続する単体の
イメージスキャナーは、必要ない。
【0335】(2)本実施の形態では、プリンタを、イ
メージスキャナーとして用いる方法を示したが、通常の
プリンタプログラムをダウンロードすれば、通常の印刷
装置としてのプリンタに、簡単に戻すことができる。
【0336】(3)本実施の形態では、一般的なプリン
タに比べ、プリンタの構造として、コントローラ部に
は、プログラムはブートプログラム、インターフェース
プログラムだけしかなく、また、インターフェース部、
送信部が追加されただけなので、構造が非常に単純であ
り、安価である。
【0337】〔第7の実施の形態〕次に、図を用いて、
第7の実施の形態を説明する。
【0338】(a)図41は、システム全体を説明する
ためのブロック構成図である。
【0339】しかし、第1の実施の形態の図1との違い
は、わずかである。まず、ホストコンピュータ1上に
は、ソフトウェア10のプリンタプログラムファイルの
ひとつとして、コピーマシンプログラム111が追加さ
れている。コピーマシンプログラム111は、ユーザー
の指示により、ダウンロードプログラム11によって、
プリンタ2内のプリンタプログラム領域44にダウンロ
ードされ、プリンタ2内で動作を開始する。
【0340】また、ホストコンピュータ上1には、コピ
ー枚数等指示プログラム112も存在する。このプログ
ラムは、ホストコンピュータ1上で動作し、プリンタ2
がコピーマシンとして動作中に、ユーザーの指示によ
り、コピー枚数等の指示コマンドをプリンタ2側に送
る。あるいは、すでに、コピー枚数が指示済みの場合
は、コピー枚数指示のクリアコマンドを、プリンタ2側
に送る場合もある。
【0341】なお、コピー枚数等指示プログラム112
による指示がなければ、プリンタ2側のコピーマシンプ
ログラムは、コピー枚数を1枚として、コピー処理を行
なう。
【0342】一方、プリンタ2のコントローラ部3で
は、ROM33内のプログラムとして、第3の実施の形
態で使用したインターフェースプログラム53がセット
されており、さらには、第3の実施の形態で使用したイ
ンターフェース部37も設置されている。また、第3の
実施の形態では、インターフェース部37には、スピー
カ38が接続されていたが、本実施の形態では、スピー
カ38の代わりに、スキャナーパーツ101が接続され
ている。この点は、第6の実施の形態と同様である。た
だし、第6の実施の形態にあった、ホストコンピュータ
1へデータを送信するための、送信部36は、省かれて
いる。
【0343】インターフェースプログラム53、及び、
インターフェース部37の働きについては、第3の実施
の形態で説明した内容と同一なので、ここでの説明は省
略する。スキャナーパーツ101は、プリンタ2内で動
作中の読み取り・出力プログラム83の指示を、インタ
ーフェース部37経由で受けて、印刷物上のイメージ
を、読み取る働きを持つ。
【0344】その他の要素については、第1の実施の形
態の図1で説明した各要素と同一なので、細かな説明は
省略する。
【0345】図42は、本実施の形態である第7の発明
の原理の説明図である。
【0346】まず、ユーザーが、プリンタプログラムの
ひとつとしてコピーマシンプログラム111を選んで、
ダウンロードプログラム11にプリンタ2へのダウンロ
ードを指示する。すると、プリンタ2内では、スキャン
マシンプログラム111が、ブートプログラム51によ
って、プリンタ2内のプリンタプログラム領域44上へ
ダウンロード、セットされ、起動される。実際には、コ
ピーマシンプログラム111の構成要素である、読み取
り・出力プログラム83が起動される。
【0347】ダウンロードのあと、ユーザーが、ホスト
コンピュータ1上で、コピー枚数等指示プログラム11
2を起動し、コピー枚数の指示をすると、コピー枚数等
指示プログラム112は、プリンタ2に対して、コピー
枚数の指示コマンドを送る。この指示コマンドは、プリ
ンタ2側では、受信バッファ41に受け取ることにな
る。ただし、ユーザーが、コピー枚数等指示プログラム
112を立ち上げなかったり、あるいは、立ち上げたと
しても、コピー枚数の指示動作を行なわなかった場合
は、プリンタ側は、コピー枚数を1枚として、コピー処
理を進める。
【0348】その後、プリンタ2内の読み取り・出力プ
ログラム83は、インターフェースプログラム53、及
び、インターフェース部37を用いて、スキャナーパー
ツ101の用紙挿入口に、ユーザーが、読み取りイメー
ジの印刷された用紙をセットしたかチェックし、用紙が
セットされたなら、スキャナーパーツ101に対して、
イメージの読み取り開始を指示する。
【0349】その後、読み取り・出力プログラム83
は、読み取った生のイメージデータであるスキャンデー
タを、インターフェース部37を経由して、フレームメ
モリ42に転送・書き込みを続け、1ページ分のイメー
ジが溜まった時点で、通常の印刷装置としてのプリンタ
の動作と同じく、ビデオ転送回路35に対して、フレー
ムメモリ42上のページイメージのビデオ信号への変換
と、エンジン部4へのビデオ信号の転送を指示し、エン
ジン部4での用紙への印刷処理と、排紙を行なう。これ
によって、コピーマシンとしての処理が実行される。
【0350】図43は、コピーマシンプログラム111
の構成図である。読み取り・出力プログラム83は、図
42ですでに説明済みだが、これ以外に、受信プログラ
ム71も、コピーマシンプログラム111に含まれる。
【0351】受信プログラム71の動作は、第1の実施
の形態の図11のフローチャートで説明した動作とまっ
たく一致するので、ここでの詳細な説明は、省略する。
【0352】ただし、本実施の形態の場合、受信プログ
ラム71が受信バッファ41に受け取るデータは、コピ
ー枚数等指示プログラム112からの、コピー枚数関連
の指示コマンドだけである。一般的なプリンタプログラ
ムの場合のように、プリントデータを受け取るわけでは
ない。
【0353】読み取り・出力プログラム83は、受信バ
ッファ41上に、コピー枚数指示コマンドがあるかどう
か確認して、コピー枚数を決定し、スキャナーパーツ1
01のイメージ読み取り作業で得たスキャンデータとし
てのページイメージの、用紙への出力を行なう。受信バ
ッファ41上のコピー枚数指示コマンドは、コピー枚数
等指示プログラム112から、プリンタ2側に、コピー
枚数のクリアコマンドが送られることで、消去される。
【0354】(b)次に、本出願の第7の実施の形態の
動作を、フローチャートを用いて説明する。なお、大部
分のプログラムの動作は、第1の実施の形態の場合と一
致するので、新規な読み取り・出力プログラム83の動
作についてだけ説明する。
【0355】図44は、読み取り・出力プログラム83
の動作を説明するためのフローチャートである。
【0356】このプログラムは、ブートプログラム51
によって、プリンタプログラム領域44に、コピーマシ
ンプログラム111全体のダウンロード、セットが完了
した時点で、起動される。
【0357】なお、コピーマシンプログラム111では
なく、プリンタプログラムがダウンロード、セットされ
起動されている場合は、図11、図12、図13のプロ
グラムが動作する。
【0358】まず、ステップS221で、ユーザーがプ
リンタを電源オフしたかチェックし、YESなら、この
プログラムの動作を終了する。NOなら、ステップS2
22で、ブートプログラム51から動作終了の指示があ
ったかチェックし、YESなら、このプログラムの動作
を終了する。
【0359】ステップS222で、NOなら、ステップ
S223で、ユーザーが、スキャナーパーツ101の用
紙挿入口に、読み取り用のイメージの記載されている複
数のページの用紙をセットするまで待つ。待っている間
は、ループを形成して、ステップS221、S222、
S223、のチェックを繰り返す。なお、スキャナーパ
ーツ101は、複数ページの用紙読み込み対応型と仮定
している。
【0360】そして、ステップS223で、用紙がセッ
トされたと判断されたなら、ステップS224で、イン
ターフェース部37に対して、スキャンデータの転送先
はフレームメモリ42であり、フレームメモリ42への
直接書込みを指示し、ステップS225で、インターフ
ェース部37を介して、スキャナーパーツ101に対
し、スキャンデータの読み込み作業の開始を指示する。
【0361】そのあと、ステップS226で単純なルー
プを形成して、ページ単位の読み込み作業が完了するま
で待ち、完了したならば、ステップS227で、受信バ
ッファ41上に、コピー枚数指示コマンドがあるかチェ
ックし、NOなら、ステップS230で、変数mに1を
セットする。
【0362】ステップS227でYESなら、ステップ
S228で、受信バッファ41上に、コピー枚数指示の
クリアコマンドがあるかチェックし、YESなら、ステ
ップS229で、受信バッファ41をクリアした後、ス
テップS230で、変数mに1をセットする。
【0363】ステップS228でNOなら、ステップS
231で、ユーザーからの最新のコピー枚数指示コマン
ドで指示された、コピー枚数の値を、変数mにセットす
る。
【0364】ステップS230、あるいは、ステップS
231のあとは、ステップS232で、変数nに1をセ
ットし、ステップS233で、ビデオ転送回路35に対
して、フレームメモリ42上のページイメージの、ビデ
オ信号への変換と、ビデオ信号のエンジン部4への出力
を指示する。
【0365】そして、ステップS234で単純なループ
を形成して、ビデオ転送回路35からのビデオ信号の出
力作業が完了するまで待ち、出力作業が完了したなら、
ステップS235で、変数nに1を加算して、ステップ
S236で、変数nが変数mに1を加えた値より小さい
かチェックし、YESなら、ステップS233の直前に
戻り、ループを形成して、ユーザーから指示されたコピ
ー枚数になるまで、用紙の出力を続けることになる。
【0366】ステップS236でNOなら、ステップS
237で、スキャナーパーツ101の用紙挿入口に、イ
メージを読み込む次の用紙が残っているかチェックし、
YESなら、ステップS224の直線に戻りループを形
成して、次の用紙の読み込み作業に移る。
【0367】ステップS237でNOなら、スキャナー
パーツ101からの読み取り作業が完了したことを表わ
すので、ステップS221の直前に戻ってループを形成
し、ユーザーが、次の用紙をスキャナーパーツ101の
用紙挿入口にセットするまで待つことになる。
【0368】(c) 〔第7の実施の形態特有の効果〕 (1)本実施の形態では、インターフェース部経由で、
プリンタにスキャナーパーツを接続することができる。
これに、プリンタとしての本来の用紙出力機能を組み合
わせれば、プリンタをコピーマシンとして使用すること
ができる。
【0369】(2)本実施の形態では、プリンタを、コ
ピーマシンとして用いる方法を示したが、通常のプリン
タプログラムをダウンロードすれば、通常の印刷装置と
してのプリンタに、簡単に戻すことができる。
【0370】(3)本実施の形態では、一般的なプリン
タに比べ、プリンタの構造として、コントローラ部に
は、プログラムはブートプログラム、インターフェース
プログラムだけしかなく、また、インターフェース部が
追加されただけなので、構造が非常に単純であり、安価
である。
【0371】〔第8の実施の形態〕次に、図を用いて、
第8の実施の形態を説明する。
【0372】(a)図45は、システム全体を説明する
ためのブロック構成図である。
【0373】しかし、第1の実施の形態の図1との違い
は、わずかである。まず、ホストコンピュータ1上に
は、ソフトウェア10のプリンタプログラムファイルの
ひとつとして、ファクス受信プログラム113が追加さ
れている。ファクス受信プログラム113は、ユーザー
の指示により、ダウンロードプログラム11によって、
プリンタ2内のプリンタプログラム領域44にダウンロ
ードされ、プリンタ2内で動作を開始する。
【0374】具体的には、ファクス受信プログラム11
3を構成する、ファクスデータ読み込み・出力プログラ
ム84が、起動する。
【0375】一方、プリンタ2のコントローラ部3で
は、ROM33内のプログラムとして、第3の実施の形
態で使用したインターフェースプログラム53がセット
されており、さらには、第3の実施の形態で使用したイ
ンターフェース部37も設置されている。また、第3の
実施の形態では、インターフェース部37には、スピー
カ38が接続されていたが、本実施の形態では、スピー
カ38の代わりに、ファクス受信パーツ102が接続さ
れている。
【0376】インターフェースプログラム53、及び、
インターフェース部37の働きについては、第3の実施
の形態で説明した内容と同一なので、ここでの説明は省
略する。ファクス受信パーツ102は、プリンタ2内で
動作中のファクスデータ読み込み・出力プログラム84
の指示を、インターフェース部37経由で受けて、相手
先からのファクス呼び出しを着信して、相手先から送ら
れてくるファクスイメージを、受信する働きを持つ。受
信したファクスデータは、インターフェース部37を経
由して、フレームメモリ42上に生のイメージが展開さ
れるが、符号化圧縮されたファクスデータを生のイメー
ジデータに変換する役目は、ファクス受信パーツ102
自身が持つ。
【0377】その他の要素については、第1の実施の形
態の図1で説明した各要素と同一なので、細かな説明は
省略する。
【0378】図46は、本実施の形態である第8の発明
の原理の説明図である。
【0379】まず、ユーザーが、プリンタプログラムの
ひとつとしてファクス受信プログラム113を選んで、
ダウンロードプログラム11にプリンタ2へのダウンロ
ードを指示する。すると、プリンタ2内では、ファクス
受信プログラム113が、ブートプログラム51によっ
て、プリンタ2内のプリンタプログラム領域44上へダ
ウンロード、セットされ、起動される。実際には、ファ
クス受信プログラム113の構成要素である、ファクス
データ読み込み・出力プログラム84が起動される。
【0380】ダウンロードのあと、ユーザーは、プリン
タ2に対して、いかなる指示も行なう必要はない。
【0381】起動後のプリンタ2内のファクスデータ読
み込み・出力プログラム84は、インターフェースプロ
グラム53、及び、インターフェース部37を用いて、
ファクス受信パーツ102に対して、電話線を通した相
手先からのファクス呼び出しの着信と、相手先からのフ
ァクスデータの受信と、生データへの変換、を指示す
る。その後、ファクスデータ読み込み・出力プログラム
84は、ファクス受信パーツ102からの生データを、
インターフェース部37を経由して、フレームメモリ4
2に転送・書き込みを続け、1ページ分のイメージが溜
まった時点で、通常の印刷装置としてのプリンタの動作
と同じく、ビデオ転送回路35に対して、フレームメモ
リ42上のページイメージのビデオ信号への変換と、エ
ンジン部4へのビデオ信号の転送を指示し、エンジン部
4での用紙への印刷処理と、排紙を行なう。
【0382】これによって、ファクス受信マシンとして
の処理が実行される。
【0383】図47は、ファクス受信プログラム113
の構成図である。ファクスデータ読み込み・出力プログ
ラム84は、図46ですでに説明済みだが、これ以外に
は、構成プログラムはない。第7の実施の形態では、受
信プログラム71も、コピーマシンプログラム111に
含まれていたが、第8の実施の形態では、プログラムの
ダウンロード後は、ホストコンピュータ1からの指示も
一切不要なので、受信プログラム71は、含まれていな
い。
【0384】(b)次に、本出願の第8の実施の形態の
動作を、フローチャートを用いて説明する。なお、大部
分のプログラムの動作は、第1の実施の形態の場合と一
致するので、新規なファクスデータ読み込み・出力プロ
グラム84の動作についてだけ説明する。
【0385】図48は、ファクスデータ読み込み・出力
プログラム83の動作を説明するためのフローチャート
である。
【0386】このプログラムは、ブートプログラム51
によって、プリンタプログラム領域44に、ファクス受
信プログラム113全体のダウンロード、セットが完了
した時点で、起動される。
【0387】なお、ファクス受信プログラム113では
なく、プリンタプログラムがダウンロード、セットされ
起動されている場合は、図11、図12、図13のプロ
グラムが動作する。
【0388】まず、ステップS241で、ユーザーがプ
リンタ2を電源オフしたかチェックし、YESなら、こ
のプログラムの動作を終了する。NOなら、ステップS
242で、ブートプログラム51から動作終了の指示が
あったかチェックし、YESなら、このプログラムの動
作を終了する。
【0389】ステップS242で、NOなら、ステップ
S243で、ファクス受信パーツ102に、電話線を通
して相手先からのファクスの着信があったかチェック
し、NOなら、ステップS241の直前に戻りループを
形成して、ファクスの着信を待つ形になる。
【0390】ステップS243でYESなら、ステップ
S244で、インターフェース部37に対して、ファク
ス受信データの転送先はフレームメモリ42であり、フ
レームメモリ42への直接書込みを指示し、ステップS
245で、インターフェース部37を介して、ファクス
受信パーツ102に対し、ファクスデータの読み込み
と、生データへの変換作業の開始を指示する。
【0391】そのあと、ステップS246で単純なルー
プを形成して、ページ単位の読み込み作業が完了するま
で待ち、完了したならば、ステップS247で、ビデオ
転送回路35に対して、フレームメモリ42上のページ
イメージの、ビデオ信号への変換と、ビデオ信号のエン
ジン部4への出力を指示する。
【0392】そして、ステップS248で単純なループ
を形成して、ビデオ転送回路35からのビデオ信号の出
力作業が完了するまで待ち、出力作業が完了したなら、
ステップS249で、ファクス受信パーツ102に、次
のページの着信があるかチェックし、YESなら、ステ
ップS244の直前に戻り、ループを形成して、次のペ
ージデータの受信と印刷、排紙を繰り返す。
【0393】ステップS249でNOなら、すべてのペ
ージのファクス受信が終わったことを示すので、ステッ
プS241の直前に戻りループを形成して、次の相手先
からのファクス着信を待つことになる。
【0394】(c) 〔第8の実施の形態特有の効果〕 (1)本実施の形態では、インターフェース部経由で、
プリンタにファクス受信パーツを接続することができ
る。これに、プリンタとしての本来の用紙出力機能を組
み合わせれば、プリンタをファクス受信マシンとして使
用することができる。
【0395】(2)本実施の形態では、プリンタを、フ
ァクス受信マシンとして用いる方法を示したが、通常の
プリンタプログラムをダウンロードすれば、通常の印刷
装置としてのプリンタに、簡単に戻すことができる。
【0396】(3)本実施の形態では、一般的なプリン
タに比べ、プリンタの構造として、コントローラ部に
は、プログラムはブートプログラム、インターフェース
プログラムだけしかなく、また、インターフェース部が
追加されただけなので、構造が非常に単純であり、安価
である。
【0397】〔第9の実施の形態〕次に、図を用いて、
第9の実施の形態を説明する。
【0398】(a)図49は、システム全体を説明する
ためのブロック構成図である。
【0399】しかし、第1の実施の形態の図1との違い
は、わずかである。まず、ホストコンピュータ1上に
は、ソフトウェア10のプリンタプログラムファイルの
ひとつとして、ファクス送信プログラム114と、ファ
クス相手先電話番号指示プログラム115が追加されて
いる。ファクス送信プログラム114は、ユーザーの指
示により、ダウンロードプログラム11によって、プリ
ンタ2内のプリンタプログラム領域44にダウンロード
され、プリンタ2内で動作を開始する。
【0400】具体的には、ファクス送信プログラム11
4を構成する、スキャンデータ読み込み・ファクス出力
プログラム85が、起動する。
【0401】また、ファクス相手先電話番号指示プログ
ラム115は、ホストコンピュータ1上で動作し、ユー
ザーの指示によって、相手先番号をプリンタ2へ送信す
る。相手先番号は、プリンタ2の受信バッファ41上に
セットされる。
【0402】一方、プリンタ2のコントローラ部3で
は、ROM33内のプログラムとして、第3の実施の形
態で使用したインターフェースプログラム53がセット
されており、さらには、第3の実施の形態で使用したイ
ンターフェース部37も設置されている。また、第3の
実施の形態では、インターフェース部37には、スピー
カ38が接続されていたが、本実施の形態では、スピー
カ38の代わりに、スキャナーパーツ101、ファクス
送信パーツ103が接続されている。
【0403】インターフェースプログラム53、及び、
インターフェース部37の働きについては、第3の実施
の形態で説明した内容と同一なので、ここでの説明は省
略する。スキャナーパーツ101は、プリンタ2内で動
作中のスキャンデータ読み込み・ファクス出力プログラ
ム85の指示を、インターフェース部37経由で受け
て、印刷物上のイメージを、読み取る働きを持つ。
【0404】ファクス送信パーツ102は、プリンタ2
内で動作中のスキャンデータ読み込み・出力プログラム
85の指示を、インターフェース部37経由で受けて、
相手先へのファクス呼び出しを行ない、相手先へファク
スイメージを、送信する働きを持つ。この時、フレーム
メモリ42上の生のイメージを、インターフェース部経
由でファクス送信パーツ103に送るが、ファクス送信
パーツ103は、生データを符号化圧縮してファクスデ
ータに変換し、相手先に送信する。
【0405】その他の要素については、第1の実施の形
態の図1で説明した各要素と同一なので、細かな説明は
省略する。
【0406】図50は、本実施の形態である第9の発明
の原理の説明図である。
【0407】まず、ユーザーが、プリンタプログラムの
ひとつとしてファクス送信プログラム114を選んで、
ダウンロードプログラム11にプリンタ2へのダウンロ
ードを指示する。すると、プリンタ2内では、ファクス
送信プログラム114が、ブートプログラム51によっ
て、プリンタ2内のプリンタプログラム領域44上へダ
ウンロード、セットされ、起動される。実際には、ファ
クス送信プログラム114の構成要素である、スキャン
データ読み込み・ファクス出力プログラム85が起動さ
れる。
【0408】ダウンロードのあと、ユーザーは、ホスト
コンピュータ1上でファクス相手先電話番号指示プログ
ラム115を立ち上げ、相手先番号をプリンタ2に知ら
せる。その後、プリンタ2内のスキャンデータ読み込み
・ファクス出力プログラム85は、インターフェースプ
ログラム53、及び、インターフェース部37を用い
て、スキャナーパーツ101の用紙挿入口に、ユーザー
が、読み取りイメージの印刷された用紙をセットしたか
チェックし、用紙がセットされたなら、スキャナーパー
ツ101に対して、イメージの読み取り開始を指示す
る。
【0409】その後、スキャンデータ読み込み・ファク
ス出力プログラム85は、読み取った生のイメージデー
タであるスキャンデータを、インターフェース部37を
経由して、フレームメモリ42に転送・書き込みを続
け、1ページ分のイメージが溜まった時点で、まず、フ
ァクス送信パーツ103を用いて相手先への電話番号の
発呼を行ない、次に、フレームメモリ42上のページイ
メージのファクス送信パーツ103経由での、相手先へ
のファクス送信が行われる。
【0410】以後、上述のスキャンデータ読み取りとフ
ァクス送信の動作を、毎ページ繰り返すことで、全ペー
ジのファクス送信が完了する。
【0411】なお、ファクス送信パーツ103は、ペー
ジイメージをファクス送信する際に、生データの符号化
圧縮によるファクスデータへの変換作業を行なう。これ
によって、CPU31によるデータ圧縮作業が、省略で
きる。
【0412】以上によって、ファクス送信マシンとして
の処理が実行される。
【0413】図51は、ファクス送信プログラム114
の構成図である。スキャンデータ読み込み・ファクス出
力プログラム85は、図50ですでに説明済みだが、こ
れ以外に、受信プログラム71も、ファクス送信プログ
ラム114に含まれる。
【0414】受信プログラム71の動作は、第1の実施
の形態の図11のフローチャートで説明した動作とまっ
たく一致するので、ここでの詳細な説明は、省略する。
【0415】ただし、本実施の形態の場合、受信プログ
ラム71が受信バッファ41に受け取るデータは、ファ
クス相手先電話番号指示プログラム115からの、相手
先電話番号の指示コマンドだけである。一般的なプリン
タプログラムの場合のように、プリントデータを受け取
るわけではない。
【0416】スキャンデータ読み込み・ファクス出力プ
ログラム85は、受信バッファ41上の相手先電話番号
の指示を確認して、ファクスの相手先に発呼してから、
ファクスデータの相手先への送信を行なう。
【0417】(b)次に、本出願の第9の実施の形態の
動作を、フローチャートを用いて説明する。なお、大部
分のプログラムの動作は、第1の実施の形態の場合と一
致するので、新規なスキャンデータ読み込み・ファクス
出力プログラム85の動作についてだけ説明する。
【0418】図52は、スキャンデータ読み込み・ファ
クス出力プログラム85の動作を説明するためのフロー
チャートである。
【0419】このプログラムは、ブートプログラム51
によって、プリンタプログラム領域44に、ファクス送
信プログラム114全体のダウンロード、セットが完了
した時点で、起動される。
【0420】なお、ファクス送信プログラム114では
なく、プリンタプログラムがダウンロード、セットされ
起動されている場合は、図11、図12、図13のプロ
グラムが動作する。
【0421】まず、ステップS251で、ユーザーがプ
リンタ2を電源オフしたかチェックし、YESなら、こ
のプログラムの動作を終了する。NOなら、ステップS
252で、ブートプログラム51から動作終了の指示が
あったかチェックし、YESなら、このプログラムの動
作を終了する。
【0422】ステップS252で、NOなら、ステップ
S253で、ユーザがスキャナーパーツ101の用紙挿
入口に、読み取り用のイメージの記載されている複数の
ページの用紙をセットするまで待つ。待っている間は、
ループを形成して、ステップS251、S252、S2
53、のチェックを繰り返す。なお、スキャナーパーツ
101は、複数ページの用紙読み込み対応型と仮定して
いる。
【0423】そして、ステップS253で、用紙がセッ
トされたと判断されたなら、ステップS254で、受信
バッファ41上にすでに相手先電話番号の指示コマンド
が到着しているかチェックし、NOなら、ステップS2
51の直前に戻りループを形成して、ユーザーが、ホス
トコンピュータ1上のファクス相手先電話番号指示プロ
グラム115によって、相手先番号を指示するまで待つ
形になる。
【0424】ステップS254でYESなら、ステップ
S255で、インターフェース部37に対して、スキャ
ンデータの転送先はフレームメモリ42であり、フレー
ムメモリ42への直接書込みを指示し、ステップS25
6で、インターフェース部37を介して、スキャナーパ
ーツ101に対し、スキャンデータの読み込み作業の開
始を指示する。
【0425】そのあと、ステップS257で単純なルー
プを形成して、ページ単位の読み込み作業が完了するま
で待ち、完了したならば、ステップS258で、読み込
んだのは1ページ目かチェックし、YESなら、ステッ
プS259で、インターフェース部37を介して、受信
バッファ41上にある相手先番号の指示に従って、相手
先への発呼を指示し、接続が完了するまで待つ。接続が
完了したなら、ステップS260へ進むが、ステップS
258でNOの場合もステップS260へ進み、インタ
ーフェース部37を介して、ファクス送信パーツ103
に対して、フレームメモリ42上のページイメージの、
符号化圧縮によるファクスデータへの変換と、相手先へ
のファクス出力を指示する。
【0426】そして、ステップS261で単純なループ
を形成して、ファクス出力が完了するまで待ち、ファク
ス出力が完了したなら、ステップS262で、スキャナ
ーパーツ101上に、次のページの用紙がまだ残ってい
るかチェックし、YESなら、ステップS255の直前
に戻ってループを形成し、次のページのイメージ読み込
みと、ファクス出力作業を続けることになる。
【0427】ステップS262でNOなら、すべてのペ
ージのファクス出力が完了したことを示すので、ステッ
プS263で、インターフェース部37を介して、ファ
クス送信パーツ103に対して、相手先との電話接続の
切断を指示し、ステップS264で、受信バッファ41
上の相手先電話番号の指示コマンドを消去してから、ス
テップS251の直前に戻ってループを形成し、ユーザ
ーからの、次のファクス送信の指示を待つ形になる。
【0428】(c) 〔第9の実施の形態特有の効果〕 (1)本実施の形態では、インターフェース部経由で、
プリンタにスキャナーパーツとファクス送信パーツを接
続することができる。このふたつの組み合わせで、プリ
ンタを、ファクス送信マシンとして使用することができ
る。
【0429】(2)本実施の形態では、プリンタを、フ
ァクス送信マシンとして用いる方法を示したが、通常の
プリンタプログラムをダウンロードすれば、通常の印刷
装置としてのプリンタに、簡単に戻すことができる。ス
キャナーパーツとファクス送信パーツは、パーツとして
プリンタ本体に接続したままで良い。
【0430】(3)本実施の形態では、一般的なプリン
タに比べ、プリンタの構造として、コントローラ部に
は、プログラムはブートプログラム、インターフェース
プログラムだけしかなく、また、インターフェース部が
追加されただけなので、構造が非常に単純であり、安価
である。
【0431】〔第10の実施の形態〕第1の実施の形態
から、第9の実施の形態までに説明してきた各発明を組
み合わせることで、単純な構造ながら、いわゆる、マル
チファンクションプリンタ、あるいは、複合機を構成す
ることができる。
【0432】具体的には、第1の実施の形態で説明した
実施の形態、及び、第2の実施の形態で説明したプリン
タ機能、第6の実施の形態で説明したスキャナー機能、
第7の実施の形態で説明したコピー機能、第8の実施の
形態で説明したファクス受信機能、第9の実施の形態で
説明したファクス送信機能、を組み合わせることで、プ
リンタ、スキャナー、コピー、ファクス、の1台4役
の、マルチファンクションプリンタ、複合機が、簡単に
構成できる。
【0433】以上説明したように、本発明の実施の形態
では、ホストコンピュータ上には、多数のプリンタ上で
動作するプログラムのファイルを蓄積しておく。そし
て、ユーザーの指示によって、上記蓄積したプリンタプ
ログラムファイルを、プリンタにダウンロードできるプ
ログラムを設けておく。このダウンロードプログラム
は、ホストコンピュータ上で動作する。
【0434】一方、プリンタのコントローラ部には、ブ
ートプログラムを設ける。このブートプログラムは、ホ
ストコンピュータからダウンロードされるプログラムデ
ータを受信し、受信したプログラムデータをRAM上に
セットし、セットが完了したら、ダウンロードプログラ
ムを起動する働きを持つ。
【0435】以上の仕組みによって、ホストコンピュー
タ上に蓄積されている多数の種類のプリンタプログラム
を、ユーザーは自由に選択して、プリンタ上で動作させ
ることが可能、と言う効果がある。
【0436】プリンタプログラムに障害が発見された場
合も、ホストコンピュータ上のプリンタプログラムを、
障害対応したプリンタプログラムに交換するだけで良い
ので、障害対策が容易、と言う効果もある。
【0437】また、ユーザーの明確な指示によって、ホ
ストコンピュータ上のプリンタプログラムファイルを、
プリンタにダウンロードしていたが、本出願に係る第2
の発明では、例えばユーザーが文書を印刷しようとした
場合、ホストコンピュータ上のプリンタドライバが、前
もって、そのプリンタドライバの発行するプリンタコマ
ンドの種類を、プリンタで動作中のプリンタプログラム
が解析可能かどうかチェックする。
【0438】解析可能なら、そのまま、文書データをプ
リンタコマンドに変換して、プリンタに転送する。
【0439】しかし、プリンタで現在動作中のプリンタ
プログラムが、そのプリンタドライバの発行するプリン
タコマンドを解析できないと判断できれば、ホストコン
ピュータ上に蓄積されている多数のプリンタプログラム
ファイルのうち、そのプリンタコマンドを解析可能なプ
リンタプログラムのファイルを、プリンタにダウンロー
ドしてから、文書データをプリンタコマンドに変換し
て、プリンタに転送する。また、これによって、ユーザ
ーの明確な指示無しに、プリンタ上へのプリンタプログ
ラムのダウンロードと、動作するプリンタプログラムの
切替えを、自動的に行なうことが可能、と言う効果があ
る。
【0440】また、プリンタ上のコントローラ部に、イ
ンターフェース部を設け、インターフェース部にスピー
カをセットしておく。そして、ホストコンピュータ上に
蓄積するプリンタプログラムファイルのうちのひとつと
して、文字解析・音声出力プログラムのファイルを設け
る。
【0441】文字解析・音声出力プログラムファイル
は、プリンタにダウンロードされて動作を開始すると、
ホストコンピュータ上のプリンタドライバ経由で送られ
てきたプリンタコマンドのデータから、文字コードだけ
を抜き出し、文章解析を行なって文節ごとに分解し、さ
らに、文節ごとに音の要素を割り当て、そして、最終的
に音の波形に直して、インターフェース部経由で、音声
をスピーカーから出力する。
【0442】また、ホストコンピュータからプリンタに
プリントデータを送信した際に、プリンタは、プリント
データに基づいて用紙に文字を印字する代わりに、プリ
ントデータ内の文字コードに基づいて音声で出力するこ
とが可能、と言う効果がある。
【0443】また、圧縮されたイメージデータの伸長回
路と、ホストコンピュータにデータを送信するための送
信部を設け、そして、ホストコンピュータ上に蓄積する
プリンタプログラムファイルのうちのひとつとして、高
速画像伸長プログラムを設ける。このプログラムファイ
ルがプリンタにダウンロードされて動作を開始すると、
ホストコンピュータから送られてくる圧縮された画像デ
ータを受信した際には、前記のデータ伸長回路を用い
て、圧縮データのデータ伸長を行って、即、送信部から
ホストコンピュータに送り返すことにより、プリンタ
が、高速画像伸長装置としての、役割をになうことが可
能、と言う効果がある。
【0444】なお、ホストコンピュータ上に動画アプリ
ケーションが動作中の場合、圧縮されたそれぞれのコマ
の画像データを、上記「高速画像伸長装置」として動作
中のプリンタに送ることで、高速に伸長されたデータを
即時に、連続的に、得ることができる。
【0445】この伸長された画像データを用いれば、ホ
ストコンピュータ上の動画の再生は、スムーズに行なう
ことができる、と言う効果もある。
【0446】また、イメージデータ圧縮回路と、ホスト
コンピュータにデータを送信するための送信部を設け、
そして、ホストコンピュータ上に蓄積するプリンタプロ
グラムファイルのうちのひとつとして、高速画像圧縮プ
ログラムを設ける。
【0447】このプログラムファイルがプリンタにダウ
ンロードされて動作を開始すると、ホストコンピュータ
から送られてくる生の画像データを受信した際には、前
記のデータ圧縮回路を用いて、生データのデータ圧縮を
行って、即、送信部からホストコンピュータに送り返す
ことにより、プリンタが、高速画像圧縮装置としての、
役割をになうことが可能、と言う効果がある。
【0448】なお、ホストコンピュータ上に動画アプリ
ケーションが動作中の場合、動画の再生と同時平行し
て、それぞれのコマの生の画像データを、上記「高速画
像圧縮装置」として動作中のプリンタに送ることで、高
速に圧縮されたデータを即時に、連続的に、得ることが
できる。
【0449】つまり、動画の再生と、圧縮データの獲得
が、同時に行なえる、と言う効果もある。
【0450】また、プリンタ上のコントローラ部に、イ
ンターフェース部を設け、インターフェース部にスキャ
ナーパーツをセットしておく。また、コントローラ部に
は、ホストコンピュータにデータを送信するための、送
信部も設ける。そして、第1の発明で記載した、ホスト
コンピュータ上に蓄積するプリンタプログラムファイル
のうちのひとつとして、スキャンマシンプログラムのフ
ァイルを設ける。
【0451】スキャンマシンプログラムファイルは、プ
リンタにダウンロードされて動作を開始すると、スキャ
ナーパーツから読み込んだ画像データをインターフェー
ス部、送信部、を経由して、ホストコンピュータに送る
ことにより、プリンタをスキャナーとして使用すること
が可能、と言う効果がある。
【0452】また、プリンタ上のコントローラ部に、イ
ンターフェース部を設け、インターフェース部にスキャ
ナーパーツをセットしておく。そして、ホストコンピュ
ータ上に蓄積するプリンタプログラムファイルのうちの
ひとつとして、コピーマシンプログラムのファイルを設
ける。
【0453】コピーマシンプログラムファイルは、プリ
ンタにダウンロードされて動作を開始すると、スキャナ
ーパーツから読み込んだ画像データを、インターフェー
ス部、フレームメモリ、ビデオ転送回路を経由して、ビ
デオ信号としてエンジン部に送り、用紙に印刷して出力
することにより、プリンタをコピーマシンとして使用す
ることが可能、と言う効果がある。
【0454】また、プリンタ上のコントローラ部に、イ
ンターフェース部を設け、インターフェース部にファク
ス受信パーツをセットしておく。そして、ホストコンピ
ュータ上に蓄積するプリンタプログラムファイルのうち
のひとつとして、ファクス受信プログラムのファイルを
設ける。
【0455】ファクス受信プログラムファイルは、プリ
ンタにダウンロードされて動作を開始すると、電話線上
の相手先からファクスの着信があった場合、ファクス受
信パーツからファクス画像データを読み込み、読み込ん
だファクス画像データを、インターフェース部、フレー
ムメモリ、ビデオ転送回路を経由して、ビデオ信号とし
てエンジン部に送り、用紙に印刷して出力することによ
り、プリンタをファクス受信マシンとして使用すること
が可能、と言う効果がある。
【0456】また、プリンタ上のコントローラ部に、イ
ンターフェース部を設け、インターフェース部に、スキ
ャナーパーツ、及び、ファクス送信パーツをセットして
おく。そして、ホストコンピュータ上に蓄積するプリン
タプログラムファイルのうちのひとつとして、ファクス
送信プログラムのファイルを設ける。
【0457】ファクス送信プログラムファイルは、プリ
ンタにダウンロードされて動作を開始すると、スキャナ
ーパーツから読み込んだ画像データを、インターフェー
ス部、フレームメモリ、インターフェース部、ファクス
送信部を経由して、電話線にファクス出力することによ
り、プリンタをファクス送信マシンとして使用すること
が可能、と言う効果がある。
【0458】また、プリンタ機能、スキャナー機能、コ
ピー機能、ファクス受信機能、ファクス送信機能、を組
み合わせることで、プリンタ機能、スキャナー機能、コ
ピー機能、ファクス機能等を併せ持った、いわゆる、マ
ルチファンクションプリンタを実現することが可能、と
言う効果がある。
【0459】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、プ
リンタのプログラムの修正を容易に行なうこと、多数の
多種類のプログラムをプリンタ上で動作させる仕組みを
作ることが可能となる。
【0460】なお、上記プログラムは、必ずしも、「用
紙へ印字処理する」と言うプリンタ本来の機能に限定さ
れたものではない。つまり、パソコンで動作する多数の
アプリケーションプログラムも含むものである。
【0461】プリンタ上で動作するプログラムの選択
と、プリンタへのプログラムのセットをユーザーに直接
行わせることなく、プログラムのダウンロードを自動化
することもできる。
【0462】つまり、ユーザーの明確な指示無しに、プ
リンタ上へのプログラムのセットと、動作するプログラ
ムの切替えを行なえるようできる。
【0463】また、ホストコンピュータからプリンタに
プリントデータを送信した際に、プリンタは、プリント
データに基づいて用紙に文字を印字する代わりに、プリ
ントデータ内の文字コードに基づいて音声で出力するこ
とが可能となる。
【0464】また、プリンタ内蔵のデータ伸長回路を利
用して、ホストコンピュータ上の圧縮された画像データ
を、高速でデータ伸長し、伸長した生の画像データを、
即、ホストコンピュータに戻すことにより、ホストコン
ピュータ上で、高速の動画の再生等を行なうことが可能
となる。
【0465】また、プリンタ内蔵のデータ圧縮回路を利
用して、ホストコンピュータ上の生の画像データを、高
速でデータ圧縮し、圧縮した画像データを即、ホストコ
ンピュータに戻すことにより、ホストコンピュータ上
で、動画を再生中に、同時平行して画像データの圧縮作
業を行なうことが可能となる。
【0466】また、プリンタに接続したスキャナーパー
ツを用いて読み込んだ画像データを、ホストコンピュー
タに取り込むことにより、プリンタをスキャナーとして
使用することが可能となる。
【0467】また、プリンタに接続したスキャナーパー
ツを用いて読み込んだ画像データを、用紙に印刷して排
出することにより、プリンタをコピーマシンとして使用
することが可能となる。
【0468】また、プリンタに接続したファクス受信パ
ーツを用いて読み込んだ画像データを、用紙に印刷して
排出することにより、プリンタをファクス受信マシンと
して使用することが可能となる。
【0469】また、プリンタに接続したスキャナーパー
ツを用いて読み込んだ画像データを、プリンタに接続し
たファクス送信パーツを用いて、電話線上の相手先にフ
ァクス送信することにより、プリンタをファクス送信マ
シンとして使用することが可能となる。
【0470】また、プリンタ機能、スキャナー機能、コ
ピー機能、ファクス機能等を併せ持った、いわゆる、マ
ルチファンクションプリンタ、あるいは、複合機を実現
することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態の、システム全体を説明する
ためのブロック構成図である。
【図2】原理の説明図である。
【図3】プリンタプログラムの内部構造の説明図であ
る。
【図4】ダウンロードデータの構造の説明図である。
【図5】プリントデータの構造の説明図である。
【図6】ダウンロードプログラムの動作を説明するため
のフローチャートである。
【図7】ブートプログラムの動作を説明するためのフロ
ーチャートである。
【図8】プリンタドライバの動作を説明するためのフロ
ーチャートである。
【図9】受信部の動作を説明するためのフローチャート
である。
【図10】受信部の動作を説明するためのフローチャー
トである。
【図11】受信プログラムの動作を説明するためのフロ
ーチャートである。
【図12】解析・展開プログラムの動作を説明するため
のフローチャートである。
【図13】出力プログラムの動作を説明するためのフロ
ーチャートである。
【図14】第2の実施の形態の、システム全体を説明す
るためのブロック構成図である。
【図15】原理の説明図である。
【図16】送信プログラムの動作を説明するためのフロ
ーチャートである。
【図17】プリンタドライバの動作を説明するためのフ
ローチャートである。
【図18】第3の実施の形態の、システム全体を説明す
るためのブロック構成図である。
【図19】原理の説明図である。
【図20】文字解析・音声出力プログラムの構成図であ
る。
【図21】文字解析プログラムの動作を説明するための
フローチャートである。
【図22】音声出力プログラムの動作を説明するための
フローチャートである。
【図23】第4の実施の形態の、システム全体を説明す
るためのブロック構成図である。
【図24】原理の説明図である。
【図25】高速画像伸長プログラムの構成図である。
【図26】画像伸長プログラムの動作を説明するための
フローチャートである。
【図27】画像送信プログラムの動作を説明するための
フローチャートである。
【図28】第5の実施の形態の、システム全体を説明す
るためのブロック構成図である。
【図29】原理の説明図である。
【図30】プリンタプログラムの構成図である。
【図31】高速画像圧縮プログラムの構成図である。
【図32】解析・展開プログラムの動作を説明するため
のフローチャートである。
【図33】圧縮プログラムの動作を説明するためのフロ
ーチャートである。
【図34】出力プログラムの動作を説明するためのフロ
ーチャートである。
【図35】ビデオ転送回路の動作を説明するためのフロ
ーチャートである。
【図36】画像圧縮送信プログラムの動作を説明するた
めのフローチャートである。
【図37】第6の実施の形態の、システム全体を説明す
るためのブロック構成図である。
【図38】原理の説明図である。
【図39】スキャンマシンプログラムの構成図である。
【図40】読み取り・送信プログラムの動作を説明する
ためのフローチャートである。
【図41】第7の実施の形態の、システム全体を説明す
るためのブロック構成図である。
【図42】原理の説明図である。
【図43】コピーマシンプログラムの構成図である。
【図44】読み取り・出力プログラムの動作を説明する
ためのフローチャートである。
【図45】第8の実施の形態の、システム全体を説明す
るためのブロック構成図である。
【図46】原理の説明図である。
【図47】ファクス受信プログラムの構成図である。
【図48】ファクスデータ読み込み・出力プログラムの
動作を説明するためのフローチャートである。
【図49】第9の実施の形態の、システム全体を説明す
るためのブロック構成図である。
【図50】原理の説明図であるである。
【図51】ファクス送信プログラムの構成図である。
【図52】スキャンデータ読み込み・ファクス出力プロ
グラムの動作を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
1 ホストコンピュータ 2 プリンタ 3 コントローラ部 4 エンジン部 11 ダウンロードプログラム 12 LIPSプリンタプログラム 13 PCLプリンタプログラム 14 PSプリンタプログラム 15 イメージプリンタプログラム 20 文書アプリケーション 21 LIPSドライバ 22 PCLドライバ 23 PSドライバ 24 イメージドライバ 31 CPU 32 RAM 33 ROM 34 受信部 35 ビデオ転送回路 41 受信バッファ 42 フレームメモリ 43 ワーク領域 51 ブートプログラム 61 CPU 62 メモリ 63 ROM 64 RAM 65 ビデオ受信回路 66 給紙部 67 現像定着部 68 排紙部 71 受信プログラム 72 解析・展開プログラム 73 出力プログラム 52 送信プログラム 16 文字解析・音声出力プログラム 37 インターフェース部 38 スピーカ 53 インターフェースプログラム 74 文字解析プログラム 75 音声出力プログラム 17 高速画像伸長プログラム 25 動画アプリケーション 36 送信部 39 データ伸長回路 45 バンドメモリA 46 バンドメモリB 76 画像伸長プログラム 77 画像送信プログラム 18 高速画像圧縮プログラム 40 データ圧縮回路 47 展開用バンドメモリ 78 解析・展開プログラム 79 圧縮プログラム 80 出力プログラム 81 画像圧縮送信プログラム 19 スキャンマシンプログラム 26 画像アプリケーション 101 スキャナーパーツ 82 取り込み・送信プログラム 111 コピーマシンプログラム 112 コピー枚数等指示プログラム 83 読み取り・出力プログラム 113 ファックス受信プログラム 102 ファックス受信パーツ 84 ファックスデータ読み込み・出力プログラム 114 ファックス送信プログラム 115 ファックス相手先電話番号指示プログラム 103 ファックス送信パーツ 85 スキャンデータ読み込み・ファックス出力プログ
ラム

Claims (75)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報処理装置と印刷装置とからなる印刷
    システムであって、前記情報処理装置は、複数のプログ
    ラムを記憶する記憶手段と、指定されたプログラムを印
    刷装置にダウンロードする手段とを有し、前記印刷装置
    は、情報処理装置よりダウンロードされるプログラムを
    受信し、起動させるためのブートプログラムを記憶する
    第1記憶手段と、受信したプログラムを記憶する第2記
    憶手段とを有することを特徴とする印刷システム。
  2. 【請求項2】 印刷装置に接続される情報処理装置であ
    って、印刷装置にプログラムのダウンロードが行われて
    いるか否かを判定する判定手段と、前記判定手段により
    ダウンロードがされていないと判定された場合、印刷装
    置にプログラムのダウンロードを行うダウンロード手段
    とを有することを特徴とする情報処理装置。
  3. 【請求項3】 印刷装置に電源が入っているか否かを判
    別する判別手段を有し、前記ダウンロード手段は、前記
    判別手段により電源が入っていると判別され、前記判定
    手段によりダウンロードがされていないと判定された場
    合、印刷装置にプログラムのダウンロードを行うことを
    特徴とする請求項2記載の情報処理装置。
  4. 【請求項4】 情報処理装置に接続される印刷装置であ
    って、情報処理装置からプログラムがダウンロードされ
    るか否かを判別する判別手段と、前記判別手段によりダ
    ウンロードされると判別された場合、動作中のプログラ
    ムの動作を中止させ、初期化し、ダウンロードされるプ
    ログラムを記憶させる手段を有することを特徴とする印
    刷装置。
  5. 【請求項5】 印刷装置のプログラムを認識する認識手
    段と、前記認識手段により認識されたプログラムが動作
    中のプリンタドライバに対応しているか否かを判別する
    判別手段と、前記判別手段により対応していないと判別
    された場合、動作中のプリンタドライバに対応したプロ
    グラムをダウンロードする手段とを有することを特徴と
    する情報処理装置。
  6. 【請求項6】 前記判別手段により対応していると判別
    された場合、プリントデータを送信する送信手段を有す
    ることを特徴とする請求項5記載の情報処理装置。
  7. 【請求項7】 前記認識手段は、印刷装置にダウンロー
    ドされているプログラムの問い合わせを行うことにより
    認識することを特徴とする請求項5記載の情報処理装
    置。
  8. 【請求項8】 プリントデータを受信する受信手段と、
    前記受信手段により受信したプリントデータを音声デー
    タに変換する変換手段と、前記変換手段により変換され
    た音声データに基づき音声を出力する手段とを有するこ
    とを特徴とする印刷装置。
  9. 【請求項9】 前記変換手段は、音声出力プログラムが
    ダウンロードされている場合、音声データに変換し、音
    声出力プログラムがダウンロードされていない場合、イ
    メージデータに変換することを特徴とする請求項8記載
    の印刷装置。
  10. 【請求項10】 情報処理装置より伸長プログラムを受
    信する手段と、情報処理装置よりデータを受信する手段
    と、情報処理装置より受信したデータを情報処理装置よ
    り受信した伸長プログラムにより伸長されたデータに変
    換する手段と、前記変換手段により変換された伸長され
    たデータを情報処理装置に送信する送信手段とを有する
    ことを特徴とする印刷装置。
  11. 【請求項11】 前記変換手段は、伸長回路を含むこと
    を特徴とする請求項10記載の印刷装置。
  12. 【請求項12】 前記受信手段は、印刷プログラムを受
    信可能であり、前記変換手段は、伸長プログラムがダウ
    ンロードされている場合、受信したデータを伸長プログ
    ラムにより伸長されたデータに変換し、印刷プログラム
    がダウンロードされている場合、受信したデータを印刷
    プログラムによりイメージデータに変換することを特徴
    とする印刷装置。
  13. 【請求項13】 情報処理装置より圧縮プログラムを受
    信する手段と、情報処理装置よりデータを受信する手段
    と、情報処理装置より受信したデータを圧縮プログラム
    により圧縮データに変換する手段と、前記変換手段によ
    り変換された圧縮データを情報処理装置に送信する送信
    手段とを有することを特徴とする印刷装置。
  14. 【請求項14】 前記変換手段は、圧縮回路を含むこと
    を特徴とする請求項10記載の印刷装置。
  15. 【請求項15】 前記受信手段は、印刷プログラムを受
    信可能であり、前記変換手段は、圧縮プログラムがダウ
    ンロードされている場合、受信したデータを圧縮プログ
    ラムにより圧縮データに変換し、印刷プログラムがダウ
    ンロードされている場合、受信したデータを印刷プログ
    ラムによりイメージデータに変換することを特徴とする
    印刷装置。
  16. 【請求項16】 情報処理装置よりスキャナプログラム
    を受信する手段と、前記受信したスキャナプログラムに
    より、接続されているスキャナ手段よりデータを入力
    し、入力したデータを情報処理装置に送信する手段とを
    有することを特徴とする印刷装置。
  17. 【請求項17】 前記受信手段は、印刷プログラムを受
    信可能であり、印刷プログラムを受信した場合、受信し
    たデータを印刷手段に印刷させる手段を有することを特
    徴とする請求項16記載の印刷装置。
  18. 【請求項18】 情報処理装置よりコピープログラムを
    受信する手段と、前記受信したコピープログラムによ
    り、接続されているスキャナ手段よりデータを入力し、
    入力したデータを印刷手段に印刷させる手段とを有する
    ことを特徴とする印刷装置。
  19. 【請求項19】 前記受信手段は、印刷プログラムを受
    信可能であり、印刷プログラムを受信した場合、受信し
    たデータを印刷手段に印刷させる手段を有することを特
    徴とする請求項18記載の印刷装置。
  20. 【請求項20】 情報処理装置よりファックスプログラ
    ムを受信する手段と、前記受信したファックスプログラ
    ムにより、公衆回線よりデータを入力し、入力したデー
    タを印刷手段に印刷させる手段とを有することを特徴と
    する印刷装置。
  21. 【請求項21】 前記受信手段は、印刷プログラムを受
    信可能であり、印刷プログラムを受信した場合、受信し
    たデータを印刷手段に印刷させる手段を有することを特
    徴とする請求項20記載の印刷装置。
  22. 【請求項22】 情報処理装置よりファックスプログラ
    ムを受信する手段と、前記受信したファックスプログラ
    ムにより、接続されているスキャナ手段よりデータを入
    力し、入力したデータを公衆回線に出力する手段とを有
    することを特徴とする印刷装置。
  23. 【請求項23】 前記受信手段は、印刷プログラムを受
    信可能であり、印刷プログラムを受信した場合、受信し
    たデータを印刷手段に印刷させる手段を有することを特
    徴とする請求項22記載の印刷装置。
  24. 【請求項24】 情報処理装置よりスキャナプログラ
    ム、コピープログラム、または、ファックスプログラム
    を受信する手段と、スキャナプログラムを受信した場
    合、接続されているスキャナ手段よりデータを入力し、
    入力したデータを情報処理装置に送信する手段と、コピ
    ープログラムを受信した場合、接続されているスキャナ
    手段よりデータを入力し、入力したデータを印刷手段に
    印刷させる手段と、ファックスプログラムを受信した場
    合、公衆回線よりデータを入力し、入力したデータを印
    刷手段に印刷させるか、または、前記受信したファック
    スプログラムにより接続されているスキャナ手段よりデ
    ータを入力し、入力したデータを公衆回線に出力する手
    段とを有することを特徴とする印刷装置。
  25. 【請求項25】 前記受信手段は、印刷プログラムを受
    信可能であり、印刷プログラムを受信した場合、受信し
    たデータを印刷手段に印刷させる手段を有することを特
    徴とする請求項24記載の印刷装置。
  26. 【請求項26】 情報処理装置と印刷装置とからなる印
    刷システムの制御方法であって、前記情報処理装置は、
    複数のプログラムを記憶しており、指定されたプログラ
    ムを印刷装置にダウンロードし、前記印刷装置は、ブー
    トプログラムを記憶しており、情報処理装置よりダウン
    ロードされるプログラムを受信し、メモリに記憶させ、
    起動させることを特徴とする印刷システムの制御方法。
  27. 【請求項27】 印刷装置に接続される情報処理装置の
    制御方法であって、印刷装置にプログラムのダウンロー
    ドが行われているか否かを判定する判定ステップと、前
    記判定ステップによりダウンロードがされていないと判
    定された場合、印刷装置にプログラムのダウンロードを
    行うダウンロードステップとを有することを特徴とする
    情報処理装置の制御方法。
  28. 【請求項28】 印刷装置に電源が入っているか否かを
    判別する判別ステップを有し、前記ダウンロードステッ
    プは、前記判別ステップにより電源が入っていると判別
    され、前記判定ステップによりダウンロードがされてい
    ないと判定された場合、印刷装置にプログラムのダウン
    ロードを行うことを特徴とする請求項27記載の情報処
    理装置の制御方法。
  29. 【請求項29】 情報処理装置に接続される印刷装置の
    制御方法であって、情報処理装置からプログラムがダウ
    ンロードされるか否かを判別する判別ステップと、前記
    判別ステップによりダウンロードされると判別された場
    合、動作中のプログラムの動作を中止させ、初期化し、
    ダウンロードされるプログラムを受信するステップを有
    することを特徴とする印刷装置の制御方法。
  30. 【請求項30】 印刷装置のプログラムを認識する認識
    ステップと、前記認識ステップにより認識されたプログ
    ラムが動作中のプリンタドライバに対応しているか否か
    を判別する判別ステップと、前記判別ステップにより対
    応していないと判別された場合、動作中のプリンタドラ
    イバに対応したプログラムをダウンロードするステップ
    とを有することを特徴とする情報処理装置の制御方法。
  31. 【請求項31】 前記判別ステップにより対応している
    と判別された場合、プリントデータを送信する送信ステ
    ップを有することを特徴とする請求項30記載の情報処
    理装置の制御方法。
  32. 【請求項32】 前記認識ステップは、印刷装置にダウ
    ンロードされているプログラムの問い合わせを行うこと
    により認識することを特徴とする請求項30記載の情報
    処理装置の制御方法。
  33. 【請求項33】 プリントデータを受信する受信ステッ
    プと、前記受信ステップにより受信したプリントデータ
    を音声データに変換する変換ステップと、前記変換ステ
    ップにより変換された音声データに基づき音声を出力す
    るステップとを有することを特徴とする印刷装置の制御
    方法。
  34. 【請求項34】 前記変換ステップは、音声出力プログ
    ラムがダウンロードされている場合、音声データに変換
    し、音声出力プログラムがダウンロードされていない場
    合、イメージデータに変換することを特徴とする請求項
    32記載の印刷装置の制御方法。
  35. 【請求項35】 情報処理装置より伸長プログラムを受
    信するステップと、情報処理装置よりデータを受信する
    ステップと、情報処理装置より受信したデータを情報処
    理装置より受信した伸長プログラムにより伸長されたデ
    ータに変換するステップと、前記変換ステップにより変
    換された伸長されたデータを情報処理装置に送信する送
    信ステップとを有することを特徴とする印刷装置の制御
    方法。
  36. 【請求項36】 前記変換ステップは、伸長回路に伸長
    させることを特徴とする請求項34記載の印刷装置の制
    御方法。
  37. 【請求項37】 前記受信ステップは、印刷プログラム
    を受信可能であり、前記変換ステップは、伸長プログラ
    ムがダウンロードされている場合、受信したデータを伸
    長プログラムにより伸長されたデータに変換し、印刷プ
    ログラムがダウンロードされている場合、受信したデー
    タを印刷プログラムによりイメージデータに変換するこ
    とを特徴とする請求項34記載の印刷装置の制御方法。
  38. 【請求項38】 情報処理装置より圧縮プログラムを受
    信するステップと、情報処理装置よりデータを受信する
    ステップと、情報処理装置より受信したデータを圧縮プ
    ログラムにより圧縮データに変換するステップと、前記
    変換ステップにより変換された圧縮データを情報処理装
    置に送信する送信ステップとを有することを特徴とする
    印刷装置の制御方法。
  39. 【請求項39】 前記変換ステップは、圧縮回路に圧縮
    させることを特徴とする請求項38記載の印刷装置の制
    御方法。
  40. 【請求項40】 前記受信ステップは、印刷プログラム
    を受信可能であり、前記変換ステップは、圧縮プログラ
    ムがダウンロードされている場合、受信したデータを圧
    縮プログラムにより圧縮データに変換し、印刷プログラ
    ムがダウンロードされている場合、受信したデータを印
    刷プログラムによりイメージデータに変換することを特
    徴とする請求項38記載の印刷装置の制御方法。
  41. 【請求項41】 情報処理装置よりスキャナプログラム
    を受信するステップと、前記受信したスキャナプログラ
    ムにより、接続されているスキャナ手段よりデータを入
    力し、入力したデータを情報処理装置に送信するステッ
    プとを有することを特徴とする印刷装置の制御方法。
  42. 【請求項42】 前記受信ステップは、印刷プログラム
    を受信可能であり、印刷プログラムを受信した場合、受
    信したデータを印刷手段に印刷させるステップを有する
    ことを特徴とする請求項41記載の印刷装置の制御方
    法。
  43. 【請求項43】 情報処理装置よりコピープログラムを
    受信するステップと、前記受信したコピープログラムに
    より、接続されているスキャナ手段よりデータを入力
    し、入力したデータを印刷手段に印刷させるステップと
    を有することを特徴とする印刷装置の制御方法。
  44. 【請求項44】 前記受信ステップは、印刷プログラム
    を受信可能であり、印刷プログラムを受信した場合、受
    信したデータを印刷手段に印刷させるステップを有する
    ことを特徴とする請求項43記載の印刷装置の制御方
    法。
  45. 【請求項45】 情報処理装置よりファックスプログラ
    ムを受信するステップと、前記受信したファックスプロ
    グラムにより、公衆回線よりデータを入力し、入力した
    データを印刷手段に印刷させるステップとを有すること
    を特徴とする印刷装置の制御方法。
  46. 【請求項46】 前記受信ステップは、印刷プログラム
    を受信可能であり、印刷プログラムを受信した場合、受
    信したデータを印刷手段に印刷させるステップを有する
    ことを特徴とする請求項45記載の印刷装置の制御方
    法。
  47. 【請求項47】 情報処理装置よりファックスプログラ
    ムを受信するステップと、前記受信したファックスプロ
    グラムにより、接続されているスキャナ手段よりデータ
    を入力し、入力したデータを公衆回線に出力するステッ
    プとを有することを特徴とする印刷装置の制御方法。
  48. 【請求項48】 前記受信ステップは、印刷プログラム
    を受信可能であり、印刷プログラムを受信した場合、受
    信したデータを印刷手段に印刷させるステップを有する
    ことを特徴とする請求項47記載の印刷装置の制御方
    法。
  49. 【請求項49】 情報処理装置よりスキャナプログラ
    ム、コピープログラム、または、ファックスプログラム
    を受信するステップと、スキャナプログラムを受信した
    場合、接続されているスキャナ手段よりデータを入力
    し、入力したデータを情報処理装置に送信するステップ
    と、コピープログラムを受信した場合、接続されている
    スキャナ手段よりデータを入力し、入力したデータを印
    刷手段に印刷させるステップと、ファックスプログラム
    を受信した場合、公衆回線よりデータを入力し、入力し
    たデータを印刷手段に印刷させるか、または、前記受信
    したファックスプログラムにより接続されているスキャ
    ナ手段よりデータを入力し、入力したデータを公衆回線
    に出力するステップとを有することを特徴とする印刷装
    置の制御方法。
  50. 【請求項50】 前記受信ステップは、印刷プログラム
    を受信可能であり、印刷プログラムを受信した場合、受
    信したデータを印刷手段に印刷させるステップを有する
    ことを特徴とする請求項49記載の印刷装置の制御方
    法。
  51. 【請求項51】 複数のプログラムを有し、指定された
    プログラムをダウンロードする情報処理装置に接続され
    る印刷装置のブートプログラムを記憶する記憶媒体であ
    って、前記ブートプログラムは、情報処理装置よりダウ
    ンロードされるプログラムを受信し、メモリに記憶さ
    せ、起動させることを特徴とする印刷装置のブートプロ
    グラムを記憶する記憶媒体。
  52. 【請求項52】 印刷装置に接続される情報処理装置の
    制御プログラムを記憶する記憶媒体であって、印刷装置
    にプログラムのダウンロードが行われているか否かを判
    定する判定ステップと、前記判定ステップによりダウン
    ロードがされていないと判定された場合、印刷装置にプ
    ログラムのダウンロードを行うダウンロードステップと
    を有することを特徴とする情報処理装置の制御プログラ
    ムを記憶する記憶媒体。
  53. 【請求項53】 印刷装置に電源が入っているか否かを
    判別する判別ステップを有し、前記ダウンロードステッ
    プは、前記判別ステップにより電源が入っていると判別
    され、前記判定ステップによりダウンロードがされてい
    ないと判定された場合、印刷装置にプログラムのダウン
    ロードを行うことを特徴とする請求項52記載の情報処
    理装置の制御プログラムを記憶する記憶媒体。
  54. 【請求項54】 情報処理装置に接続される印刷装置の
    制御プログラムを記憶する記憶媒体であって、情報処理
    装置からプログラムがダウンロードされるか否かを判別
    する判別ステップと、前記判別ステップによりダウンロ
    ードされると判別された場合、動作中のプログラムの動
    作を中止させ、初期化し、ダウンロードされるプログラ
    ムを受信するステップを有することを特徴とする印刷装
    置の制御プログラムを記憶する記憶媒体。
  55. 【請求項55】 印刷装置のプログラムを認識する認識
    ステップと、前記認識ステップにより認識されたプログ
    ラムが動作中のプリンタドライバに対応しているか否か
    を判別する判別ステップと、前記判別ステップにより対
    応していないと判別された場合、動作中のプリンタドラ
    イバに対応したプログラムをダウンロードするステップ
    とを有することを特徴とする情報処理装置の制御プログ
    ラムを記憶する記憶媒体。
  56. 【請求項56】 前記判別ステップにより対応している
    と判別された場合、プリントデータを送信する送信ステ
    ップを有することを特徴とする請求項55記載の情報処
    理装置の制御プログラムを記憶する記憶媒体。
  57. 【請求項57】 前記認識ステップは、印刷装置にダウ
    ンロードされているプログラムの問い合わせを行うこと
    により認識することを特徴とする請求項55記載の情報
    処理装置の制御プログラムを記憶する記憶媒体。
  58. 【請求項58】 プリントデータを受信する受信ステッ
    プと、前記受信ステップにより受信したプリントデータ
    を音声データに変換する変換ステップと、前記変換ステ
    ップにより変換された音声データに基づき音声を出力す
    るステップとを有することを特徴とする印刷装置の制御
    プログラムを記憶する記憶媒体。
  59. 【請求項59】 前記変換ステップは、音声出力プログ
    ラムがダウンロードされている場合、音声データに変換
    し、音声出力プログラムがダウンロードされていない場
    合、イメージデータに変換することを特徴とする請求項
    58記載の印刷装置の制御プログラムを記憶する記憶媒
    体。
  60. 【請求項60】 情報処理装置より伸長プログラムを受
    信するステップと、情報処理装置よりデータを受信する
    ステップと、情報処理装置より受信したデータを情報処
    理装置より受信した伸長プログラムにより伸長されたデ
    ータに変換するステップと、前記変換ステップにより変
    換された伸長されたデータを情報処理装置に送信する送
    信ステップとを有することを特徴とする印刷装置の制御
    プログラムを記憶する記憶媒体。
  61. 【請求項61】 前記変換ステップは、伸長回路に伸長
    させることを特徴とする請求項60記載の印刷装置の制
    御プログラムを記憶する記憶媒体。
  62. 【請求項62】 前記受信ステップは、印刷プログラム
    を受信可能であり、前記変換ステップは、伸長プログラ
    ムがダウンロードされている場合、受信したデータを伸
    長プログラムにより伸長されたデータに変換し、印刷プ
    ログラムがダウンロードされている場合、受信したデー
    タを印刷プログラムによりイメージデータに変換するこ
    とを特徴とする請求項60記載の印刷装置の制御プログ
    ラムを記憶する記憶媒体。
  63. 【請求項63】 情報処理装置より圧縮プログラムを受
    信するステップと、情報処理装置よりデータを受信する
    ステップと、情報処理装置より受信したデータを圧縮プ
    ログラムにより圧縮データに変換するステップと、前記
    変換ステップにより変換された圧縮データを情報処理装
    置に送信する送信ステップとを有することを特徴とする
    印刷装置の制御プログラムを記憶する記憶媒体。
  64. 【請求項64】 前記変換ステップは、圧縮回路に圧縮
    させることを特徴とする請求項63記載の印刷装置の制
    御プログラムを記憶する記憶媒体。
  65. 【請求項65】 前記受信ステップは、印刷プログラム
    を受信可能であり、前記変換ステップは、圧縮プログラ
    ムがダウンロードされている場合、受信したデータを圧
    縮プログラムにより圧縮データに変換し、印刷プログラ
    ムがダウンロードされている場合、受信したデータを印
    刷プログラムによりイメージデータに変換することを特
    徴とする請求項63記載の印刷装置の制御プログラムを
    記憶する記憶媒体。
  66. 【請求項66】 情報処理装置よりスキャナプログラム
    を受信するステップと、前記受信したスキャナプログラ
    ムにより、接続されているスキャナ手段よりデータを入
    力し、入力したデータを情報処理装置に送信するステッ
    プとを有することを特徴とする印刷装置の制御プログラ
    ムを記憶する記憶媒体。
  67. 【請求項67】 前記受信ステップは、印刷プログラム
    を受信可能であり、印刷プログラムを受信した場合、受
    信したデータを印刷手段に印刷させるステップを有する
    ことを特徴とする請求項66記載の印刷装置の制御プロ
    グラムを記憶する記憶媒体。
  68. 【請求項68】 情報処理装置よりコピープログラムを
    受信するステップと、前記受信したコピープログラムに
    より、接続されているスキャナ手段よりデータを入力
    し、入力したデータを印刷手段に印刷させるステップと
    を有することを特徴とする印刷装置の制御プログラムを
    記憶する記憶媒体。
  69. 【請求項69】 前記受信ステップは、印刷プログラム
    を受信可能であり、印刷プログラムを受信した場合、受
    信したデータを印刷手段に印刷させるステップを有する
    ことを特徴とする請求項68記載の印刷装置の制御プロ
    グラムを記憶する記憶媒体。
  70. 【請求項70】 情報処理装置よりファックスプログラ
    ムを受信するステップと、前記受信したファックスプロ
    グラムにより、公衆回線よりデータを入力し、入力した
    データを印刷手段に印刷させるステップとを有すること
    を特徴とする印刷装置の制御プログラムを記憶する記憶
    媒体。
  71. 【請求項71】 前記受信ステップは、印刷プログラム
    を受信可能であり、印刷プログラムを受信した場合、受
    信したデータを印刷手段に印刷させるステップを有する
    ことを特徴とする請求項70記載の印刷装置の制御プロ
    グラムを記憶する記憶媒体。
  72. 【請求項72】 情報処理装置よりファックスプログラ
    ムを受信するステップと、前記受信したファックスプロ
    グラムにより、接続されているスキャナ手段よりデータ
    を入力し、入力したデータを公衆回線に出力するステッ
    プとを有することを特徴とする印刷装置の制御プログラ
    ムを記憶する記憶媒体。
  73. 【請求項73】 前記受信ステップは、印刷プログラム
    を受信可能であり、印刷プログラムを受信した場合、受
    信したデータを印刷手段に印刷させるステップを有する
    ことを特徴とする請求項72記載の印刷装置の制御プロ
    グラムを記憶する記憶媒体。
  74. 【請求項74】 情報処理装置よりスキャナプログラ
    ム、コピープログラム、または、ファックスプログラム
    を受信するステップと、スキャナプログラムを受信した
    場合、接続されているスキャナ手段よりデータを入力
    し、入力したデータを情報処理装置に送信するステップ
    と、コピープログラムを受信した場合、接続されている
    スキャナ手段よりデータを入力し、入力したデータを印
    刷手段に印刷させるステップと、ファックスプログラム
    を受信した場合、公衆回線よりデータを入力し、入力し
    たデータを印刷手段に印刷させるか、または、前記受信
    したファックスプログラムにより接続されているスキャ
    ナ手段よりデータを入力し、入力したデータを公衆回線
    に出力するステップとを有することを特徴とする印刷装
    置の制御プログラムを記憶する記憶媒体。
  75. 【請求項75】 前記受信ステップは、印刷プログラム
    を受信可能であり、印刷プログラムを受信した場合、受
    信したデータを印刷手段に印刷させるステップを有する
    ことを特徴とする請求項74記載の印刷装置の制御プロ
    グラムを記憶する記憶媒体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100503484B1 (ko) * 2002-08-27 2005-07-25 삼성전자주식회사 화상형성장치
JP2006011665A (ja) * 2004-06-23 2006-01-12 Ricoh Co Ltd 画像処理制御装置
US7187459B2 (en) 2001-07-19 2007-03-06 Seiko Epson Corporation Printing system in which programs required for printer operation are downloaded from computer

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