JP2000105341A - 顕微鏡用架台 - Google Patents
顕微鏡用架台Info
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- JP2000105341A JP2000105341A JP10275076A JP27507698A JP2000105341A JP 2000105341 A JP2000105341 A JP 2000105341A JP 10275076 A JP10275076 A JP 10275076A JP 27507698 A JP27507698 A JP 27507698A JP 2000105341 A JP2000105341 A JP 2000105341A
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Abstract
きる顕微鏡用架台を提供する事を目的とする。 【解決手段】 試料載置面を有する架台基部(1)と、
試料を載置する部分を囲むように架台基部に着脱可能に
設けられたハンドレスト(6)とを有する顕微鏡用架台
であって、ハンドレスト(6)は、試料載置面から下方
へ向かって傾斜しているとともに、観察者から見て左右
方向斜め観察者側に張り出した張り出し部(6a、6
b)を有する。
Description
るもので、詳しくは実体顕微鏡のように試料を観察、操
作する時に使用する顕微鏡用架台に関するもので、特に
架台基部に透過照明装置を有し、架台基部が厚く試料ス
テージ位置が高い顕微鏡用架台に有効な発明である。
ようなものがあった。図4において、架台基部101に
は支柱102が固設されている。顕微鏡104はマウン
ト部103に取り付けられている。マウント部103に
回転可能に設けられた焦準ノブ105の軸(不図示)に
は不図示のピニオンギアが形成され、支柱102に固設
された不図示のラックと噛み合っている。従って、焦準
ノブ105を回転させ、マウント部103を上下動させ
ることにより、透明な試料ステージ106上の試料にピ
ントを合わせることができる。
07が設けられ、ランプハウス内の不図示のランプから
発せられた照明光は架台基部101内の反射ミラー10
8によりほぼ90度偏向され、透明な試料ステージ10
6を透過し試料を照明する。ノブ109を回転させると
反射ミラー108の角度が変わり、照明状態が変化す
る。
10が設けられている。ハンドレスト110の表面は試
料ステージ106の試料載置面より下方に位置し、観察
者から見て架台基部101から左右方向に張り出し、更
に下方に傾斜している。観察者はハンドレストに手を置
き、試料を観察したり操作する。
この種の装置においてはハンドレストが左右方向に張り
出しており、操作性が悪いという問題があった。図5に
おいて試料操作時のハンドレスト上の手の位置を示す。
観察者111は顕微鏡に正対し、肘から先がほぼ45度
の角度で腕を伸ばし、手をハンドレスト110に置く。
ハンドレストは左右方向に延びるとともに下方に傾斜し
ているため、特に手をつく位置は試料の真横に近い方が
安定する。しかしながらこの場合、図5のように手首を
大きく曲げることになり、指先の微妙な動きを妨げ、長
時間の作業では疲労が問題となっていた。また、ハンド
レストが反射ミラーを操作するノブ109上を覆ってい
るため、ノブが見えにくくノブの操作性が悪いという問
題もあった。
されたもので、より自然な形で試料の操作を行なうこと
ができる顕微鏡用架台を提供する事を目的とする。
試料載置面を有する架台基部(1)と、試料を載置する
部分を囲むように架台基部に着脱可能に設けられたハン
ドレスト(6)とを有する顕微鏡用架台であって、ハン
ドレスト(6)は、試料載置面から下方へ向かって傾斜
しているとともに、観察者から見て左右方向斜め観察者
側に張り出した張り出し部(6a,6b)を有すること
を特徴とするものである。
て左右斜め方向に張り出した張り出し部(6a,6b)
を有するため、操作者は手を自然な形でハンドレスト上
に置いて試料の操作ができる。請求項2記載の本発明
は、左右の張り出し部(6a,6b)の間(6c)がそ
の張り出し部よりも顕微鏡光軸側に窪んでいることを特
徴とするものであるこのような窪み(6c)を有するこ
とにより、操作者が顕微鏡に接近して操作する場合で
も、ハンドレストは操作者の身体に干渉することがな
く、邪魔にならない。
(6)が透明な材料よりなる板状部材であることを特徴
とするものである。ハンドレスト(6)が透明な板状部
材であるため、ハンドレストの下部の様子が確認できる
ため、例えば顕微鏡基台部に設けられた操作つまみや、
テーブルの上に置いてあるものを認識することができ
る。
実施形態を図1に示す。架台基部1には支柱2が固設さ
れている。顕微鏡4は支柱2に沿って上下に移動するマ
ウント部3に取り付けられている。架台基部1の内部に
は、ランプハウス8からの照明光を偏向させる偏向ミラ
ー(不図示)が設けられ、架台基部1の側面には、偏向
ミラーを回転させるノブ5が設けられている。ハンドレ
スト6は、架台基部1に取付けられており、試料を載置
する部分(試料ステージ)9の手前側(観察者側)を囲
むようなU字形状をしている。
向斜め観察者側に張り出した張り出し部(6a,6b)
を有する。この張り出し部6a,6bは、顕微鏡光軸4
aから観察者に向かう方向に対して左右各々ほぼ45度
方向に張り出している。さらに、左右の張り出し部6
a,6bの間の中央部には顕微鏡光軸4a方向に窪んだ
凹部6cが形成されている。
AA断面を示す図である。図2に示すように、ハンドレ
スト6の表面6dは、試料ステージ9の試料載置面に対
して下方にθ度の角度をもった斜面となっている。尚θ
は10度前後が好ましい。また、図2に示す以外のハン
ドレストの表面6dも、顕微鏡光軸4aを通る任意の断
面においてAA断面(図2)とほぼ同角度を有する。す
なわち、ハンドレストの表面6dは顕微鏡光軸4a上に
頂点を有する円錐の表面となるよう形成されている。
のねじ7にて固定されている。このねじを着脱すること
により、ハンドレスト6は架台基部1より着脱可能とな
っている。ハンドレスト6は透明なポリプロピレンを材
料とし、射出成形により形成されている。ポリプロピレ
ンは耐薬品性に優れ、安価で、成形も容易で、高い透明
性を有するという特徴がある。この他、ポリエチレン
や、アクリルなども透明性の高い材料であり、ハンドレ
スト6の材料に適している。
操作している状態を示す図である。観察者10は肘を軽
く曲げ、左右の肘がほぼ90度の角度をなすようハンド
レスト6上に手を置くことができる。従って、手首を殆
ど曲げることなく試料を操作できる。左右の肘の角度が
変わっても、ハンドレスト表面6dは顕微鏡光軸4aに
頂点を有する円錐面となっているので、試料に向かって
安定して手を置くことができるので、無理に手を曲げる
必要がない。
に凹部6cが設けられているため、観察者が顕微鏡に接
近して試料を操作しても、ハンドレスト6が観察者10
の体に接触することが無く、邪魔にならない。本実施形
態のハンドレスト6は、顕微鏡光軸を中心にして観察者
側に放射状に延びて設けられているため、観察者がどの
ような方向から試料を操作しても操作し易い。また、試
料載置面より下方に傾斜しているため、より自然な形で
手をハンドレスト6上に置くことができる。さらに、右
手用のハンドレスト部と左手用のハンドレスト部とが一
体的に形成されているため、部品点数が1つで済む。
い。例えば、右手用と左手用のハンドレストに分割され
ていても良い。また、ハンドレスト6の架台基部1への
取付けは、複数のねじ7以外にも、例えばはめ込み式の
ようなものであっても良い。
然な形でハンドレスト上に置いて試料の操作ができるの
で、指先の微妙な操作が容易で、長時間にわたって作業
をしても疲労が少ない。また、ハンドレストは着脱可能
なので不要な時は取り外しておけるので、顕微鏡回りの
作業スペースが有効に使えるようになる。
作者が顕微鏡に接近してもハンドレストは操作者の身体
に干渉することがなく、邪魔にならない。更に、請求項
3記載の本発明によれば、ハンドレストを透明な材料で
形成したのでハンドレスト下部の陰になる部分の視認性
に優れる。
す斜視図である。
る状態を示す図である。
ている状態を示す図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 試料載置面を有する架台基部と、前記試
料を載置する部分を囲むように前記架台基部に着脱可能
に設けられたハンドレストとを有する顕微鏡用架台であ
って、前記ハンドレストは、前記試料載置面から下方へ
向かって傾斜しているとともに、観察者から見て左右方
向斜め観察者側に張り出した張り出し部を有することを
特徴とする顕微鏡用架台。 - 【請求項2】 前記左右の張り出し部の間は、前記張り
出し部よりも顕微鏡光軸側に窪んでいることを特徴とす
る請求項1記載の顕微鏡用架台。 - 【請求項3】 前記ハンドレストは、透明な材料よりな
る板状部材であることを特徴とする請求項1に記載の顕
微鏡用架台。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27507698A JP4239252B2 (ja) | 1998-09-29 | 1998-09-29 | 顕微鏡用架台 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27507698A JP4239252B2 (ja) | 1998-09-29 | 1998-09-29 | 顕微鏡用架台 |
Publications (3)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000105341A true JP2000105341A (ja) | 2000-04-11 |
JP2000105341A5 JP2000105341A5 (ja) | 2005-10-27 |
JP4239252B2 JP4239252B2 (ja) | 2009-03-18 |
Family
ID=17550497
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27507698A Expired - Fee Related JP4239252B2 (ja) | 1998-09-29 | 1998-09-29 | 顕微鏡用架台 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4239252B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
1998
- 1998-09-29 JP JP27507698A patent/JP4239252B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP4239252B2 (ja) | 2009-03-18 |
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