JP2000105036A - 氷蓄熱式熱交換器のエバポレータ - Google Patents

氷蓄熱式熱交換器のエバポレータ

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JP2000105036A
JP2000105036A JP10291519A JP29151998A JP2000105036A JP 2000105036 A JP2000105036 A JP 2000105036A JP 10291519 A JP10291519 A JP 10291519A JP 29151998 A JP29151998 A JP 29151998A JP 2000105036 A JP2000105036 A JP 2000105036A
Authority
JP
Japan
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ice
pipe
evaporator
heat exchanger
spiral
Prior art date
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Pending
Application number
JP10291519A
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English (en)
Inventor
Haruzo Uno
治三 宇野
Koji Narita
浩司 成田
Koji Kitagawa
浩次 北川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyo Radiator Co Ltd
Original Assignee
Toyo Radiator Co Ltd
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Publication date
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  • Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 飲料ディスペンサ等に用いられる氷蓄熱式熱
交換器のエバポレータであって、パイプを螺旋状に形成
したものにおいて、螺旋の各部で均一に氷が生成できる
ようにすること。 【解決手段】 螺旋のピッチを冷媒の入口側ほど大に形
成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、氷蓄熱式の飲料デ
ィスペンサ等に用いられる熱交換器のエバポレータに関
する。
【0002】
【従来の技術】氷蓄熱式の飲料ディスペンサとして、実
開平1−106985号、その他の考案が知られてい
た。その飲料ディスペンサは、冷却用水槽内にエバポレ
ータを配置して冷却水を冷却し、さらにその冷却水中に
配置された飲料供給用パイプを冷却するものである。そ
のエバポレータは、気液二層状態で冷媒を流通させるパ
イプが螺旋状で且つ、全体が筒状に形成されていた。そ
してそのパイプの外周に氷を付着させ、冷却水を冷却す
ると共に、そのエバポレータの外周に配置された飲料用
パイプを冷却水で冷却し、結果といてその内部に流通す
る飲料を冷却していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のエバポレータ
は、図5の略図の如く、冷媒流通用のパイプ2が螺旋状
に形成され、その螺旋の各ピッチは均一に形成されてい
た。そして冷媒は、入口4からパイプ2内を螺旋状に下
方に流下する。このとき、液体で入口から流入した冷媒
は蒸発しながら気液二層状態で流通し、パイプ2の最下
端部においては完全に気相状態になる。このような冷媒
の流れにおいて、冷媒温度はその入口側である上方ほど
低温である。また冷却水は4℃の水温のものが比重が最
も大であるからそれが水槽の下層に位置し、上方に0℃
の水が位置する。そのため氷の生成は上方ほど大きくな
り、それが半径方向に成長し、結果として螺旋状のパイ
プ2に図6のような不均一な状態で氷が付着される。す
ると、冷却水の循環を迅速に行い難いと共に、氷と冷却
水との熱交換性能が悪くなる欠点があった。そこで本発
明は、このような氷蓄熱式熱交換器のエバポレータにお
いて、氷の付着を均一にすることを課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明
は、気液二層状態で冷媒を流通させるパイプ2が、冷却
用水槽1内に螺旋状に懸回された氷蓄熱式熱交換器のエ
バポレータにおいて、そのパイプ2の冷媒入口4側部分
の螺旋ピッチP1 を出口5側のそれP4 よりも大きくし
たことを特徴とする氷蓄熱式熱交換器のエバポレータで
ある。この本発明によれば、パイプ2が螺旋状に懸回さ
れたものにおいて、その冷却用水槽1の冷媒入口4側部
分の螺旋ピッチP1 を出口5側のそれP4 よりも大きく
したから、冷却用水槽1の各部分に付着する氷の厚さを
均一にすることができる。即ち、最も低温な冷媒入口側
により多くの氷が生成しがちであるが、本発明ではその
部分の螺旋ピッチが大きくなっているため、その冷媒入
口側の氷の成長を抑制し、全体として均一な氷の成長を
促し、冷却効率を向上することができる。そして、その
氷による冷却水の温度分布を可及的に均一にすることが
できる。
【0005】請求項2記載の本発明は、請求項1におい
て、前記パイプ2の螺旋ピッチが、前記冷媒入口4から
出口5に向かって次第に小くなるように形成されると共
に、その螺旋の軸線が冷却水の水面に略垂直に配置さ
れ、螺旋ピッチの小さなパイプの部分が下方に位置され
た氷蓄熱式熱交換器のエバポレータである。この発明に
よれば、さらに確実にエパポレータ各部の氷の生成を均
一にできる。請求項3記載の本発明は、請求項1または
請求項2において、上下方向に位置したパイプ材または
棒材からなるステー7によって隣り合う螺旋部の外面間
が連結された氷蓄熱式熱交換器のエバポレータである。
この発明によれば、ステー7によって隣り合う螺旋部分
の外周面が連結されたので、夫々の螺旋ピッチを正確に
維持することができる。即ち、エバポレータに外力が加
わっても、螺旋ピッチが変化することがない。
【0006】
【発明の実施の形態】次に、図面に基づいて本発明の実
施の形態につき説明する。図1は氷蓄熱式飲料ディスペ
ンサとしての熱交換器のエバポレータであって、その正
面説明図、図2は同側面説明図、図3は同平面説明図で
あり、図4はその氷付着状況を示す説明図である。この
例の冷媒流通用パイプ2は、平面が図3の如く略矩形で
その四隅部が円弧状に滑らかに曲折された形状で、全体
が筒状の螺旋型に形成されている。その螺旋のピッチは
下方ほど次第に小になっている。そして最上端に位置す
る螺旋部の先端に入口4が形成され、最下部から上方に
立ち上げられた先端部に出口5が形成されている。さら
にこの例では、三本の直線状のステー7が螺旋コイルの
軸線に平行で且つ螺旋外周に接触し、その接触部がろう
付け固定されている。そしてステー7の両端は、夫々閉
塞された閉塞部7aとなっている。
【0007】このような螺旋状のパイプ2が冷却用水槽
1内に収納される。また、冷却用水槽1内には、冷却水
3が収納されると共に、その冷却水3内に図示しない飲
料パイプが配置される。そして入口4及び出口5は、冷
媒循環路に連結され、入口4から流入した冷媒は、上方
から下方に螺旋状に流下し出口5より流出する。その間
にパイプ2内で蒸発し、パイプ2の外周に氷を付着させ
るものである。次に、螺旋状のパイプ2の各段における
ピッチは、概略図4の如く、上方から下方に夫々のピッ
チP1 〜P4 がP1 >P2 >P3 >P4 の如く形成され
ている。冷媒温度及び冷却水の温度は上方ほど低温であ
るため(冷却用水槽の底部の水は4℃,上端部の水は0
℃)、上方ほど氷が生成し易い。しかしながら、パイプ
2の螺旋ピッチは上方が大であるため、その分だけ上方
の氷の生成が抑制される。その結果、図4の如く、氷6
は上方から下方へほぼ均一に筒状に形成される。
【0008】
【発明の作用・効果】本発明の氷蓄熱式熱交換器のエバ
ポレータは、パイプ2が螺旋状に懸回されたものにおい
て、その冷却用水槽1の冷媒入口4側部分の螺旋ピッチ
1 を出口5側のそれP4 よりも大きくしたから、冷却
用水槽1の各部分に付着する氷の厚さを均一にすること
ができる。即ち、最も低温な冷媒入口側により多くの氷
が生成しがちであるが、本発明ではその部分の螺旋ピッ
チが大きくなっているため、その冷媒入口側の氷の成長
を抑制し、全体として均一な氷の成長を促し、冷却効率
を向上することができる。そして、その氷による冷却水
の温度分布を可及的に均一にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の氷蓄熱式飲料ディスペンサとしての熱
交換器のエバポレータであって、その正面説明図。
【図2】同側面説明図。
【図3】同平面説明図。
【図4】本発明の氷蓄熱式飲料ディスペンサとしての熱
交換器のエバポレータであって、その氷付着状況を示す
説明図。
【図5】従来の氷蓄熱式飲料ディスペンサとしての熱交
換器のエバポレータの略図。
【図6】同従来型エバポレータの氷付着状況を示す説明
図。
【符号の説明】
1 冷却用水槽 2 パイプ 3 冷却水 4 入口 5 出口 6 氷 7 ステー 7a 閉塞部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 気液二層状態で冷媒を流通させるパイプ
    2が、冷却用水槽1内に螺旋状に懸回された氷蓄熱式熱
    交換器のエバポレータにおいて、 そのパイプ2の冷媒入口4側部分の螺旋ピッチP1 を出
    口5側のそれP4 よりも大きくしたことを特徴とする氷
    蓄熱式熱交換器のエバポレータ。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記パイプ2の螺旋ピッチが、前記冷媒入口4から出口
    5に向かって次第に小くなるように形成されると共に、
    その螺旋の軸線が冷却水の水面に略垂直に配置され、螺
    旋ピッチの小さなパイプの部分が下方に位置された氷蓄
    熱式熱交換器のエバポレータ。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2において、 上下方向に位置したパイプ材または棒材からなるステー
    7によって隣り合う螺旋部の外面間が連結された氷蓄熱
    式熱交換器のエバポレータ。
JP10291519A 1998-09-29 1998-09-29 氷蓄熱式熱交換器のエバポレータ Pending JP2000105036A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002216827A (ja) * 2001-01-12 2002-08-02 Tokyo Gas Co Ltd 燃料電池用改質系におけるco変成器
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WO2016203801A1 (ja) * 2015-06-18 2016-12-22 住友電気工業株式会社 誘導加熱装置、及び発電システム

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