JP2663776B2 - 凝縮器 - Google Patents

凝縮器

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JP2663776B2
JP2663776B2 JP34538491A JP34538491A JP2663776B2 JP 2663776 B2 JP2663776 B2 JP 2663776B2 JP 34538491 A JP34538491 A JP 34538491A JP 34538491 A JP34538491 A JP 34538491A JP 2663776 B2 JP2663776 B2 JP 2663776B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数の冷却管を配設す
る凝縮器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種凝縮器は、例えば特公昭6
0−51024号公報に示されているように、上部側に
冷媒ガスの入口部を、下部側に冷媒液の出口部を設けた
凝縮器本体内に複数の冷却管を配設すると共に、前記凝
縮器本体内の液面高さをコントロ−ルして、前記凝縮器
本体内を通過する冷媒液に過冷却を付けるようにしたも
のが知られている。そして、以上のように使用される冷
却管としては、例えば特公昭60−11800号公報に
記載され、かつ、図3に示したように、管Aの外周部に
スパイラル状のフィンBを一体形成すると共に、該フィ
ンBにそのリード角とは逆方向にカッターCを介して切
り目Dを入れ、前記フィンBにより前記管Aの有効伝熱
面積を増大させ、また、前記フィンBに設けた切り目D
で、ガス凝縮域において前記管Aの外周部に付着する冷
媒液の液膜厚さを薄くして液落下性能を向上し、ガス凝
縮域における熱交換効率を高めて凝縮能力を高めるよう
にしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】所が、以上のように管
Aの外周部にフィンBを設け、かつ、該フィンBに切り
目Dを形成した伝熱管は凝縮性能を向上できる反面高価
であるため、斯かる伝熱管を前記凝縮器本体内に配設す
る全ての冷却管として使用する場合には、凝縮器の製作
コストが非常に高くなるし、また過冷却をつける場合、
この液中に浸漬する伝熱管を前記した構造によれば、冷
媒液の流速が非常に低く、また伝熱面積も小さいことか
ら冷媒液と前記伝熱管を流れる冷却液との熱交換が充分
行えず、従って、限られた伝熱管長さにおいては過冷却
をつけることが難しい問題も有している。
【0004】本発明は以上のような問題に鑑みてなした
もので、その目的は、製作コストを低減化できながら、
冷媒液に所定の過冷却をつけることができる凝縮器を提
供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明では、複数の冷却管2を配設し、上部に冷媒
ガスの入口部3を、下部に冷媒液の出口部4を設けてい
る凝縮器において、基準液面上に配設する上部冷却管2
1を、液落下性能の大きい伝熱管とし、基準液面下に配
設する下部冷却管22を、伝熱面積の大きい伝熱管とし
たことを特徴とするものである。
【0006】また、前記下部冷却管22としては、外周
にフィン22aが連設されたフィンチューブを用いるこ
とが好ましい。
【0007】尚、基準液面は、最大冷却能力を出すとき
の液面である。
【0008】
【作用】以上のように、基準液面下に配設する下部冷却
管22として、フィンなどを備えた伝熱面積の大きい伝
熱管を使用し、また、基準液面上に配設する上部冷却管
21として、液落下性能の大きい伝熱管を使用すること
により、高価なこの伝熱管の使用本数を少なくすること
ができ、それだけ凝縮器の製作コストを低廉にできる。
更に、基準液面上に液落下性能の大きい上部冷却管21
を配設することにより、この冷却管21の外周部に付着
する冷媒液が積極的に落下して、該冷却管21の凝縮性
能が高められ、また、基準液面下にフィンなどを備えた
伝熱面積の大きい下部冷却管22を配設することによ
り、良好な熱交換効率が得られて、冷媒液に所定の過冷
却をつけることができる。
【0009】また、前記下部冷却管22として、外周に
フィン22aが連設されたフィンチューブを用いること
により、基準液面下における前記下部冷却管22の熱交
換効率が高められる。
【0010】
【実施例】図1に示した凝縮器は、凝縮器本体1の内部
に複数の冷却管2を配設すると共に、前記凝縮器本体1
の上部側に冷媒ガスの入口部3を、下部側に冷媒液の出
口部4をそれぞれ設け、入口部3から流入する冷媒ガス
を凝縮すると共に、凝縮器本体1内に溜る冷媒液も冷却
するようにしている。そして、図1に示した液面aの高
さは、冷却水の温度、流量や圧縮機能力等の設計条件
(標準条件)によって決まる基準液面を示し、最大冷却
能力(定格能力)を出せる液面レベルであって、この基
準液面下に位置する冷却管2によって、最大冷却能力時
において必要な過冷却をまかなえるようにしている。
尚、通常の場合冷却能力が小さくなると蒸発器保有冷媒
量増加の為液面は基準液面レベルより低くなるのであ
る。しかしこの場合には、膨張弁能力が小さくてすみ、
必要な過冷却度も小さくなる為問題とならない。
【0011】しかして、以上の凝縮器において、前記凝
縮器本体1における基準液面aの上部側に配設する上部
冷却管21として、液落下性能の大きい伝熱管を用い、
また、前記基準液面aの下部側に配設される下部冷却管
22として、伝熱面積の大きい伝熱管を用いるのであ
る。
【0012】前記凝縮器本体1の基準液面a上に配設す
る液落下性能の大きい上部冷却管21としては、例えば
図3に示したような伝熱管を使用し、この伝熱管を上部
冷却管21として前記凝縮器本体1の基準液面a上に形
成されるガス凝縮域に配設することにより、前記冷却管
21の外周部に熱交換に伴い付着する冷媒液が積極的に
下方側に落下排除されて、該冷却管21の凝縮性能が高
められる。
【0013】また、前記凝縮器本体1の基準液面a下に
配設される伝熱面積の大きい下部冷却管22としては、
例えば図2で示したように、外周にフィン22aをら旋
状に連設されたフィンチューブを使用するのであり、斯
かるフィンチューブを前記凝縮器本体1の基準液面a下
に形成される冷媒液の過冷却域に配設することにより良
好な熱交換効率が得られ、前記上部冷却管21側の凝縮
性能の向上と相俟って冷媒液に所定の過冷却が付けられ
る。更に、前記下部冷却管22として使用するフィンチ
ューブは比較的安価であるから、前記凝縮器全体の製作
コストを低廉にできるし、また、前記上部冷却管21と
して、例えば針状突起を長さ方向に沿って直列状に設け
た伝熱管を使用する場合は、この針状突起をもった伝熱
管も安価であるため、前記凝縮器全体の製作コストを一
層低廉にできる。
【0014】つまり、コスト面を考えながら、ガス冷媒
を凝縮する凝縮性能の大きい管と、冷媒液との熱交換効
率のよい管とを、基準液面aの上下に使い分けることに
より、凝縮器全体の製作コストを低廉にしながら、過冷
却もつけることができるのである。
【0015】また、前記液落下性能の大きい上部冷却管
21としては、図3に示したような伝熱管に限らず、例
えば、外表面に鼓型にわん曲した側面をもつ鋸歯状の突
起を多数一体に設けた伝熱管を使用することも可能であ
り、この伝熱管は高価であるが、この高価な伝熱管は前
記凝縮器本体1の全体に配設されるのではなく、該凝縮
器本体1の基準液面aの上部側だけに配設されるため、
前記凝縮器全体としての製作コストは従来のものと比較
して低廉にできる。
【0016】更に、前記下部冷却管22としては、前述
したフィンチューブ以外に例えば外周面に凹凸状を形成
したコルゲートチューブなども使用できる。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の凝縮器で
は、基準液面上に配設する上部冷却管21として、液落
下性能の大きい伝熱管を用い、かつ、基準液面下に配設
する下部冷却管22として、伝熱面積の大きい伝熱管を
使用するようにしたから、高価な液落下性能の大きい伝
熱管の使用本数を少なくでき、製作コストを低減化でき
ながら、冷媒液に所定の過冷却を確実につけることがで
きる。
【0018】また、前記下部冷却管22として、外周に
フィン22aが連設されたフィンチューブを用いること
により、液面下における前記下部冷却管22の熱交換効
率を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる凝縮器を簡略的に示す断面図で
ある。
【図2】フィンチューブの部分縦断面図である。
【図3】凝縮器全体に従来用いていた高性能伝熱管の一
部切欠正面図である。
【符号の説明】
2 冷却管 21 上部冷却管 22 下部冷却管 3 入口部 4 出口部

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の冷却管2を配設し、上部に冷媒ガ
    スの入口部3を、下部に冷媒液の出口部4を設けている
    凝縮器であって、基準液面上に配設する上部冷却管21
    を、液落下性能の大きい伝熱管とし、基準液面下に配設
    する下部冷却管22を、伝熱面積の大きい伝熱管とした
    ことを特徴とする凝縮器。
  2. 【請求項2】 下部冷却管22を外周にフィン22aを
    連設するフィンチューブ吐出している請求項1記載の凝
    縮器。
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