JP2000102501A - ポンプ - Google Patents

ポンプ

Info

Publication number
JP2000102501A
JP2000102501A JP10273666A JP27366698A JP2000102501A JP 2000102501 A JP2000102501 A JP 2000102501A JP 10273666 A JP10273666 A JP 10273666A JP 27366698 A JP27366698 A JP 27366698A JP 2000102501 A JP2000102501 A JP 2000102501A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
discharge port
impeller
scroll
valve plate
pump
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10273666A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyuki Sudo
宏之 須藤
Yoshinobu Uchimura
好信 内村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toto Ltd
Original Assignee
Toto Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toto Ltd filed Critical Toto Ltd
Priority to JP10273666A priority Critical patent/JP2000102501A/ja
Publication of JP2000102501A publication Critical patent/JP2000102501A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Washing And Drying Of Tableware (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 排水経路の揚程や圧力損失の増加に対して排
水流量の低下及び排出不能な残水の量の少ない排水洗浄
共用ポンプ、及び排水流量を従来より向上させた排水洗
浄共用ポンプを提供する。 【解決手段】 スクロールと羽根車と正逆回転可能なモ
ータと、モータ正転時に洗浄水が吐出される第一の吐出
口と、スクロール内面と羽根車の外周から形成される流
路に開口部を有する第二の吐出口と、第二の吐出口に開
閉可能に取り付けた弁板を有し、弁板は正転時にはその
水流で第二の吐出口を閉鎖し、逆転時には第二の吐出口
を開放するようになされたポンプにおいて、スクロール
内面の第一の吐出口近傍に突出部を設けたので、第二の
吐出口から洗浄水を排水する場合、羽根車の外周からス
クロール内面に衝突して第一の吐出口に向く流れを突出
部が阻害するため、排水時に第一の吐出口に分流される
比率を低く維持し残水量を低減する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は食器洗浄機用の洗
浄、排水共用ポンプに係り、良好な排水性能を与えるも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来の食器洗浄機用のポンプとして、ス
クロールと、羽根車と、正逆回転可能なモータと、モー
タが正転した際に洗浄水が吐出される第一の吐出口と、
スクロール内面と羽根車の外周から形成される流路に入
口部を有する第二の吐出口と、第二の吐出口にはその入
口部を塞ぐように回転開閉可能に取り付けられた弁板を
有し、弁板は羽根車が正転した場合にはその水流を受け
第二の吐出口を閉鎖し、羽根車が逆転した場合には第二
の吐出口を開放するように形成された食器洗浄機用の洗
浄排水共用ポンプがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の洗浄排水共用ポ
ンプでは羽根車を逆転させて第二の吐出口から洗浄水を
排水する場合、第二の吐出口の弁が開き洗浄水を槽外に
排出するものの洗浄槽に対して第一の吐出口は常に開い
ているためスクロール内を流れる洗浄水の一部は第一の
吐出口にも分流されて洗浄槽内に噴射される。ここで第
二の吐出口の下流の排水経路が高く持上げられたり詰ま
ったりして排水経路の揚程や圧力損失が大きくなった場
合、第一の吐出口に分流される比率が大きくなり排水さ
れる流量が低下し製品の性能低下を招くこととなる。ま
た、排水が進んで洗浄槽内の水位が下がりポンプが空気
を吸い始めてそれ以上排水できなくなった水位に達した
ときにも第一の吐出口からは幾分かの洗浄水が吐出さ
れ、それが吸い込み口に戻るという循環を行なうため第
一の吐出口への分流の比率が高いほど排水終了時にポン
プが停止した際に排出しきれない水が多くなるという欠
点を有していた。
【0004】また、従来の洗浄排水共用ポンプでは排水
時に弁の開度を特に規制するものがなく弁の取付け面と
対峙する面に弁の先端があたるまで開度する。このため
排水時にはスクロール内面と羽根車外周で形成される流
路を弁が塞ぐこととなる。このため弁の近傍では他の部
分より流速が速くなりベルヌーイの定理により弁の近傍
の静圧の低下を招く結果となる。この近傍の静圧は第二
の吐出口へ吐出するための駆動力となるため大きい方が
より大きな排水流量を得られるので、排水中にスクロー
ル内面と羽根車外周で形成される流路を塞ぐ割合が少な
く第二の吐出口近傍の静圧の低下がない方が望ましい
が、羽根車が正転中すなわち洗浄中に排水されることの
ないようこの弁は必須のものであるためやむなく排水流
量が少ない状況で使用せざるを得なかった。
【0005】本発明は、上記課題を解決するためになさ
れたもので、本発明の第1の目的は排水経路の揚程や圧
力損失の増加に対して排水流量の低下および排出不能な
残水の量の増加のない排水洗浄共用ポンプを提供するこ
とにある。また、第2の目的は、排水流量を従来のもの
より向上させた排水洗浄共用ポンプを提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1は、スクロールと、羽根車と、正逆回転可能
なモータと、モータが正転した際に洗浄水が吐出される
第一の吐出口と、スクロール内面と羽根車の外周から形
成される流路に入口部を有する第二の吐出口と、第二の
吐出口にはその入口部を塞ぐように回転開閉可能に取り
付けられた弁板を有し、弁板は羽根車が正転した場合に
はその水流を受け第二の吐出口を閉鎖し、羽根車が逆転
した場合には第二の吐出口を開放するようになされた食
器洗浄機用の洗浄排水共用ポンプにおいて、スクロール
内面の第一の吐出口の近傍の羽根車外周の開口部と対峙
する面に突出部を設けのたので、羽根車を逆転させて第
二の吐出口から洗浄水を排水する場合、羽根車の外周か
ら羽根車の外周面に対峙するスクロール内面に衝突した
洗浄水の流れの内第一の吐出口に向く流れを第一の吐出
口近傍に設けた突出部により阻害するため排水時に第一
の吐出口に分流される比率を低く維持し、排水後の槽内
の残水量を低減できる。
【0007】請求項2は、スクロールと羽根車と、正逆
回転可能なモータと、モータが正転した際に洗浄水が吐
出される第一の吐出口と、スクロール内面と羽根車の外
周から形成される流路に入口部を有する第二の吐出口
と、第二の吐出口にはその入口部を塞ぐように回転開閉
可能に取り付けられた弁板を有し、弁板は羽根車が正転
した場合にはその水流を受け第二の吐出口を閉鎖し、羽
根車が逆転した場合には第二の吐出口を開放するように
なされた食器洗浄機用の洗浄排水共用ポンプにおいて、
第二の吐出口に設けられた弁板の開度を規制する措置を
講じたため、モータの逆転時の水流を受けて第二の吐出
口を開放するように開く弁が羽根車外周とスクロール内
面で形成される流路を塞ぐ割合が、上記措置を講じない
当該ポンプに比べて少なくなるため、排水時の弁近傍の
流速の増加が少なくなり水を排出する駆動力となる静圧
の低下が抑えられ排水時の吐出流量の低下を抑えられ
る。
【0008】請求項3は、スクロールと羽根車と、正逆
回転可能なモータと、モータが正転した際に洗浄水が吐
出される第一の吐出口と、スクロール内面と羽根車の外
周から形成される流路に入口部を有する第二の吐出口
と、第二の吐出口にはその入口部を塞ぐように回転開閉
可能に取り付けられた弁板を有し、弁板は羽根車が正転
した場合にはその水流を受け第二の吐出口を閉鎖し、羽
根車が逆転した場合には第二の吐出口を開放するように
なされた食器洗浄機用の洗浄排水共用ポンプにおいて、
羽根車外周の開口部と対峙するスクロール内面の第一の
吐出口近傍の面に突出部を設け、さらに、第二の吐出口
に設けられた弁板の開度を規制する措置を講じたため、
請求項1のポンプと請求項2のポンプの特徴を併せ持
ち、残水量の低減と排水流量減少の防止を行うものであ
る。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を説明する。
図1に示すように食器洗浄機Aの底部に食器洗浄機用ポ
ンプ1が配設されている。食器洗浄機用ポンプ1はスク
ロール2とスクロール2の内部に配設された羽根車3
と、羽根車3を回転駆動する正逆回転可能なモータ4を
備えている。図2、図3に示すごとく、モータ4が正転
した際に通常の渦巻ポンプと同様動作するように、羽根
車3の正転回転方向の水流がスムーズに流れ込むように
スクロール2の周面に第一の吐出口8が形成されてい
る。羽根車3の外周3aと、スクロール内面2aの間に
流路2bが形成されている。流路2bには、第二の吐出
口5が形成され、第二の吐出口の入口部5aには、モー
タ4により羽根車3が正転した際には、羽根車3の回転
方向の水流によって弁板6が閉じる方向に力を受け、モ
ータ4により羽根車3が逆転した際には羽根車3の回転
方向の水流により弁板6が開く方向に力を受けるような
位置に回転可能に弁板6が取り付けられている。弁板6
が閉じた際に外部との水密を保つ為の弁体5bが配設さ
れている。また、図2に示すように、羽根車3の外周3
aの開口部と対峙する第一の吐出口の近傍のスクロール
内面には、突出部7が形成されている。更に、図3に示
すように、第二の吐出口5と対峙するスクロールの内面
から弁板6に向かって弁板6の開度の規制措置9が配設
されている。
【0010】なお、図9に突出部7の位置の決定の目安
を示す。図9に示すように羽根車3の外周3aから引か
れた接線でかつ水切り11の先端部に接する破線12上
に突出部7の頂点を位置させるとほぼ最良の効果が得ら
れる。実施にあたっては、この位置を目安に突出部7の
位置を修整し効果が最大となるよう調整すればよい。
【0011】食器洗浄機用ポンプ1の動作を以下に説明
する。食器洗浄機用ポンプ1おいてはモータ4により羽
根車3が図2の白抜き矢印で示す方向へ正転する循環動
作時には、ポンプの吸入口を通過して羽根車3の中央開
口3bへ流入した洗浄水が羽根車3の翼間流路を通って
羽根車3の外周部3aから吐出し流路2b内を第一の吐
出口に向かって流れる。弁板6は、図3(a)の矢印で
示す洗浄水循環時の流路2b内の水流方向に関して第二
の吐出口5よりも上流側に回動部が取り付けられ、弁板
6の自由端は、第二の吐出口5よりも下流側に位置する
ように配設されている為、流路2b内の水流により弁板
6に発生する流体力によって弁体5bの方へ回動し、第
二の吐出口を閉鎖する。この結果、流路2b内を流れる
洗浄水は、第二の吐出口から本体外へ排出されることな
く第一の吐出口から吐出され洗浄に供される。
【0012】モータ4により羽根車3が図2で二重白抜
き矢印で示す方向へ逆転する排水動作時には、羽根車3
の外周部3aから吐出した洗浄水は、流路2b内を循環
時とは逆方向へ流れる。排水時には、弁板6は、図3
(b)の二重矢印で示す洗浄水排水時の流路2b内の水
流方向に関して第二の吐出口5よりも下流側に回動部が
取り付けられ、弁板6の自由端は、第二の吐出口5より
も上流側に位置するように配設されている為、流路2b
内の水流により弁板6に発生する流体力によって弁体5
bから離れる方向に回動し、第二の吐出口を開放する。
この結果、流路2b内を流れる洗浄水は、第二の吐出口
5から本体外へ排出されることとなるが、図4(a)に
示すように突出部7がない場合、羽根車3から吐出され
た洗浄水のうち第一の吐出口8近傍のスクロール内面2
aに衝突する流れ10は、第二の吐出口に向かう流れ1
0bと第一の吐出口に向かう流れ10aに別れる。第一
の吐出口に向かう流れ10aは、第一の吐出口8から洗
浄槽内に戻ることとなる。食器洗浄機の排水工程におい
ては第二の吐出口をから第二の吐出口に接続された排水
ホースを経て洗浄槽外へ洗浄水が排出されるが、水位が
ある程度低下したところでポンプが吸い込み口から空気
を吸い込む為ポンプの吐出能力が極端に低下する。この
排水ホースが第一の吐出口に接続された洗浄ノズルより
も高い位置に持上げられていると、揚程が大きい第二の
吐出口からの吐水が先に停止する。一方、揚程が低い第
一の吐出口からは、先に述べたように第一の吐出口8か
ら洗浄槽内に戻る流れがあるために第二の吐出口からの
排水がなされなくなっても洗浄水が第一の吐出口から洗
浄槽内に戻り循環し続ける。この循環し続ける洗浄水が
排水工程終了時に排出しきれず槽内に残る残水となる
が、本発明による食器洗浄機用ポンプ1では、羽根車3
の外周3aと対峙する第一の吐出口の近傍のスクロール
内面には、突出部7が形成されているため、図4(b)
に示すように、羽根車3から吐出された洗浄水のうち第
一の吐出口8近傍のスクロール内面2aに衝突する流れ
10は、突出部7があるため第一の吐出口へ向かうこと
を阻害された流れ10cとなる。そのため排水時にポン
プが空気を吸い込み、排水不能となった時点での第一の
吐出口8から吐出され洗浄槽を経て循環し続ける洗浄水
の量を減少させることができ、ポンプ停止時の残水を低
減させることができる。
【0013】本発明の食器洗浄機用ポンプ1には、図3
に示すように第二の吐出口5と対峙するスクロールの内
面から弁板6に向かって弁板6の開度の規制措置9が配
設されている。この規制措置9は、弁板6により塞がれ
る流路2bの断面積を小さく抑えて、流路2bの流路断
面積を減少させないよう紙面垂直方向の厚みが十分薄く
設定されている。排水動作時には弁板6は、流路2b内
の水流により弁板6に発生する流体力によって弁体5b
から離れる方向に回動し、第二の吐出口を開放するが、
弁板6の開度の規制措置9によって流路2bを塞がずに
開放されるため、流路2bの流路断面積を減少させる割
合が少なくなる。この状況を図3(b)に示す。図3
(b)において実線が本発明の弁板6開放状況、破線が
規制措置9がない場合の弁板6の開放状況である。この
ように流路2bの流路断面積の減少割合が少なくなれ
ば、排水時における弁板6近傍の流速の増加が緩和さ
れ、ひいては、第二の吐出口5へ洗浄水を押し出す駆動
力となる弁板6近傍の静圧の低下を緩和でき、弁板6の
開度の規制措置9がない場合のポンプよりも大きな排水
流量を実現できる。
【0014】以上に本発明の実施の形態を説明したが、
本発明は上記実施の形態に限定されず、種々の変形例が
考えられる。図2に示す突出部7の第二の吐出口側の面
7bとスクロール内面2aとがなす角θは羽根車の正転
時に第一の吐出口から吐出される洗浄水の抵抗と、第一
の吐出口に向く流れの阻止能力との兼ね合いで適切に選
定される。図5(a)に示すように、第一の吐出口近傍
の突出部7は、7aのようなリブ状のものであっても構
わない。また、図5(b)に示すように、第一の吐出口
近傍の突出部7の第二の吐出口側の面7bは第一の吐出
口の方へ凸となる曲面でも構わない。突出部の突出量、
形状は、羽根車の正転時に第一の吐出口から吐出される
洗浄水の抵抗と、第一の吐出口に向く流れの阻止能力と
の兼ね合いで上記の説明によらず適切に選定される。
【0015】また、弁板6の開度の規制措置9は、図6
(a)に示すように弁板6先端に突き当てられる紙面垂
直方向に十分薄いリブ状の突起9aでも良い。また、図
6(b)に示すように、弁板6の回転軸を挟んで第二の
吐出口と反対側に弁板6を延長して形成したストッパー
でも構わない。また、図7は、排水時の流路2b内の流
れの上流側から弁板6の近傍を見た図であるが、弁板6
の先端に流路2bの断面積を減少させないように十分細
い延長部6cにより弁板6の開度の範囲を規制する構造
であっても良い。なお、開度の規制の範囲は、弁板6の
開放の度合いが減少することによる第二の吐出口へ向か
う流れの圧力損失の増加と、弁板6の開度を規制するこ
とによる第二の吐出口近傍の静圧の増加との兼ね合いに
より適切に決められる。
【0016】なお、本発明の実施においては、弁体5b
の材質がゴム材とされることが一般的であるが、ゴムに
は粘着性があるため、弁板6が常時押し当てられている
と弁板と弁体が固着してしまい、羽根車3の逆転時の水
流を弁板6が受けても第二の吐出口を開放できなくなる
恐れがある。これを防止するために弁板6の表面をフッ
素樹脂で覆ったり、弁板6自体をゴムと固着しない樹
脂、たとえばフッ素樹脂としたりすることがある。ま
た、弁体5bの材質を粘着性を有しない弾性体材料たと
えばシリコンゴム、エラストマー等とすることもある。
なお、この実施の形態では、弁板6は、羽根車3が正転
時の水流により発生する流体力のみによって弁体5bに
押し当てられるため羽根車3が正転時以外には弁体5b
に対して弁板6が押し当てられる力が発生しないので固
着が起こりにくい構造となっている。また、弁板6と弁
体5の接触時間を最小限にし固着を起しにくくするため
に、ポンプの取付け姿勢や、第二の吐出口の位置や、弁
板6の回転軸の位置を適切に選定して弁板6の自重で羽
根車3の正転時以外は、弁板6が第二の吐出口を開放す
る方向に回動するようにすることもある。また、図8に
示すように弁板6が常時弁体5bに接触しないようにコ
イルばねなどの弾性体5cで支持し、この弾性体5cの
反力を、羽根車3水流で弁板6に発生する流体力よりも
充分小さく設定しておくことで、羽根車正転時には、弁
体5bに弁板6が水密状態を維持しつつ押し当てられ、
ポンプ停止時には弾性体5cの反力により弁板6が弁体
5bから離れた位置に支持されるようにすることもあ
る。図8では弾性体が弁板の先端部を支持しているが、
図示しない弾性体によって第二の吐出口と対峙する面か
ら弁板6を引っ張るようにしても良い。また、弾性体5
cの形状および取付け方法は上記説明に限定せず板ば
ね、ねじりばね等をその形態に応じて使用することもあ
る。
【0017】なお、以上の説明では、突出部7と、弁板
6の開度の規制措置9との両方を備えたポンプの実施の
形態を説明したが、そのうち一方のみを備えたポンプに
おいても、それぞれ本発明の請求項1あるいは請求項2
と同じ効果を奏することができる。
【0018】
【発明の効果】本発明は上記構成により次の効果を発揮
する。請求項1では、羽根車の外周と対峙する第一の吐
出口近傍の内面に突出部を設けたことにより、排水時に
第一の吐出口から洗浄槽内に戻る洗浄水を減少させるこ
とができ、ポンプ停止時に槽内に排出しきれないで残る
洗浄水の量を少なくすることができる洗浄排水共用ポン
プが得られる。
【0019】請求項2では、弁板6の開度を規制し、羽
根車外周とスクロール内面で形成される流路断面積の減
少を少なくしたため、排水時に第二の吐出口近傍の静圧
の低下が抑えられ、その結果排水流量が大きい洗浄排水
共用ポンプが得られる。
【0020】請求項3では、請求項1と請求項2の効果
を併せ持つ、残水量を少なくでき、排水流量の大きな洗
浄排水共用ポンプを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る食器洗浄機用ポンプの側面図であ
る。
【図2】図1のa−a矢視図である。
【図3】図2のb−b矢視図であり、(a)は羽根車正
転時、(b)は羽根車逆転時の状態を示す。
【図4】本発明及び従来のポンプの、第一の吐出口近傍
の突出部の働きを比較説明する図である。(a)は、第
一の吐出近傍の突出部がない従来の第一の吐出口近傍の
流れを示す。(b)は、第一の吐出近傍の突出部がある
本発明の第一の吐出口近傍の流れを示す。
【図5】本発明の変形例の図2に相当する図である。
【図6】本発明の、別の変形例の図3に相当する図であ
る。
【図7】本発明の、さらに別の変形例を示す図である。
【図8】本発明の、また別の変形例における弁板周辺の
形態を示す図である。
【図9】ポンプ内の突出部の位置の目安を示す図であ
る。
【符号の説明】
A … 食器洗浄機 1 … 食器洗浄機用ポンプ 2 … スクロール 2a … スクロール内面 2b … 流路 3 … 羽根車 4 … モータ 5 … 第二の吐出口 6 … 弁板 7 … 突出部 8 … 第一の吐出口 9 … 開度の規制措置 10 … 排水時に第一の吐出口近傍のスクロール内面
に向かう流れ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スクロールと、羽根車と、正逆回転可能
    なモータと、モータが正転した際に洗浄水が吐出される
    第一の吐出口と、スクロール内面と羽根車の外周から形
    成される流路に入口部を有する第二の吐出口と、第二の
    吐出口にはその入口部を塞ぐように回転開閉可能に取り
    付けられた弁板を有し、弁板は羽根車が正転した場合に
    はその水流を受け第二の吐出口を閉鎖し、羽根車が逆転
    した場合には第二の吐出口を開放するようになされた食
    器洗浄機用の洗浄排水共用ポンプにおいて、羽根車外周
    の開口部と対峙するスクロール内面の第一の吐出口近傍
    の面に突出部を設けたことを特徴とするポンプ。
  2. 【請求項2】 スクロールと、羽根車と、正逆回転可能
    なモータと、モータが正転した際に洗浄水が吐出される
    第一の吐出口と、スクロール内面と羽根車の外周から形
    成される流路に入口部を有する第二の吐出口と、第二の
    吐出口にはその入口部を塞ぐように回転開閉可能に取り
    付けられた弁板を有し、弁板は羽根車が正転した場合に
    はその水流を受け第二の吐出口を閉鎖し、羽根車が逆転
    した場合には第二の吐出口を開放するようになされた食
    器洗浄機用の洗浄排水共用ポンプにおいて、第二の吐出
    口に設けられた弁板の開度を規制する措置を講じたこと
    を特徴とするポンプ。
  3. 【請求項3】 スクロールと、羽根車と、正逆回転可能
    なモータと、モータが正転した際に洗浄水が吐出される
    第一の吐出口と、スクロール内面と羽根車の外周から形
    成される流路に入口部を有する第二の吐出口と、第二の
    吐出口にはその入口部を塞ぐように回転開閉可能に取り
    付けられた弁板を有し、弁板は羽根車が正転した場合に
    はその水流を受け第二の吐出口を閉鎖し、羽根車が逆転
    した場合には第二の吐出口を開放するようになされた食
    器洗浄機用の洗浄排水共用ポンプにおいて、羽根車外周
    の開口部と対峙するスクロール内面の第一の吐出口近傍
    の面に突出部を設け、第二の吐出口に設けられた弁板の
    開度を規制する措置を講じたことを特徴とするポンプ。
JP10273666A 1998-09-28 1998-09-28 ポンプ Pending JP2000102501A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10273666A JP2000102501A (ja) 1998-09-28 1998-09-28 ポンプ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10273666A JP2000102501A (ja) 1998-09-28 1998-09-28 ポンプ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000102501A true JP2000102501A (ja) 2000-04-11

Family

ID=17530864

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10273666A Pending JP2000102501A (ja) 1998-09-28 1998-09-28 ポンプ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000102501A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100776594B1 (ko) * 2006-07-05 2007-11-15 삼성전자주식회사 배수펌프를 구비한 세탁기
CN111973121A (zh) * 2020-07-24 2020-11-24 宁波方太厨具有限公司 一种用于清洗机的喷淋系统及清洗机

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100776594B1 (ko) * 2006-07-05 2007-11-15 삼성전자주식회사 배수펌프를 구비한 세탁기
CN111973121A (zh) * 2020-07-24 2020-11-24 宁波方太厨具有限公司 一种用于清洗机的喷淋系统及清洗机

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4313557B2 (ja) ポンプ
CN104736032A (zh) 用于真空吸尘器的清洁器头
JP5669719B2 (ja) 船舶用のウォータージェット推進システムの方法およびシステム
JP2000102501A (ja) ポンプ
JP3338297B2 (ja) 食器洗い機用ポンプ
JP3124994B2 (ja) 食器洗い機用ポンプ
US20040163689A1 (en) Dishwasher
JPH02264192A (ja) 可逆タービンポンプ
JP2000345996A (ja) ポンプ
KR102555838B1 (ko) 세탁기
JP2006220034A (ja) ポンプ及び食器洗い機
US3692053A (en) Liquid discharge device
JP4143360B2 (ja) 配管システム及びポンプ
CN221029145U (zh) 洗衣机
JP2003003995A (ja) ポンプおよびこれを備える食器洗い機
JPH0747088Y2 (ja) 食器洗浄器
JP2534142B2 (ja) 渦巻ポンプ及び自動給水装置
KR0135837Y1 (ko) 세탁기용 투웨이펌프
JPH0765598B2 (ja) 給排水ポンプ
GB2308621A (en) Two-way pump
KR101939084B1 (ko) 세탁물 처리장치용 체크밸브 및 이를 포함하는 세탁물 처리장치
JP2002276592A (ja) 食器洗い機
JP2021036168A (ja) 湯水混合バルブ装置
AU739023B2 (en) Automatic swimming pool cleaning device
JPH10295620A (ja) 食器洗浄機用ポンプ